JP2003314672A - 変速機構の潤滑装置 - Google Patents

変速機構の潤滑装置

Info

Publication number
JP2003314672A
JP2003314672A JP2002120226A JP2002120226A JP2003314672A JP 2003314672 A JP2003314672 A JP 2003314672A JP 2002120226 A JP2002120226 A JP 2002120226A JP 2002120226 A JP2002120226 A JP 2002120226A JP 2003314672 A JP2003314672 A JP 2003314672A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
rotating member
shaft
oil passage
passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002120226A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4158404B2 (ja
Inventor
Masahiro Ida
将宏 井田
Masahiro Hayabuchi
正宏 早渕
Masaaki Nishida
正明 西田
Satoru Kasuya
悟 糟谷
Hiroshi Kato
博 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin AW Co Ltd filed Critical Aisin AW Co Ltd
Priority to JP2002120226A priority Critical patent/JP4158404B2/ja
Publication of JP2003314672A publication Critical patent/JP2003314672A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4158404B2 publication Critical patent/JP4158404B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
    • F16H57/042Guidance of lubricant
    • F16H57/043Guidance of lubricant within rotary parts, e.g. axial channels or radial openings in shafts
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
    • F16H57/048Type of gearings to be lubricated, cooled or heated
    • F16H57/0482Gearings with gears having orbital motion

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 潤滑部位への潤滑油の供給過多を防ぎ、引き
摺りロスを低減する。 【解決手段】 変速機構の潤滑装置は、潤滑油の放出口
Aaを有する第1の回転部材1と、その外周側に位置す
る第2の回転部材2と、それに支持され、所要潤滑量が
異なる部位に潤滑油を供給する軸内油路B,Cをそれぞ
れが有する軸25C,25Dを備える。第2の回転部材
の一側に、第1の回転部材の放出口から放出される潤滑
油を捕集する捕集路Dと、捕集路とそれぞれの軸内油路
をつなぐ導入路E,Fからなる供給油路を設け、それぞ
れの導入路が捕集路に連通する部分の開口面積を、所要
潤滑量の比率に合わせた面積比に設定する。これによ
り、潤滑部位の潤滑過多が防がれ、変速機構の引き摺り
ロスが低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変速機構の潤滑装
置に関し、特に、自動変速機の変速機構を構成するプラ
ネタリギヤセットのピニオンギヤの回転支持部を潤滑す
るに適する潤滑装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動変速機の変速機構の軸支持部、歯車
の支持部及び噛合い部、摩擦係合部材の当接部、スプラ
イン係合部等の相対摺動部は、摩耗防止や冷却のために
潤滑される。自動変速機における潤滑は、トルクコンバ
ータのタービン出力軸の回転で駆動されるオイルポンプ
を油圧源とし、その吐出圧を調圧して生成される摩擦係
合要素の油圧サーボ作動のためのライン圧と、その余剰
圧により生成されるトルクコンバータへの供給のための
セカンダリ圧を生成させた残余の低圧の油圧の供給によ
りなされる。こうした潤滑用の油の機構各部への供給
は、バルブボディから変速機ケース内油路を通り、変速
機構の中心軸部を通る動力伝達軸内油路、その軸周に開
口する径方向油孔を経て、軸の回転による遠心力で外径
方向に放出されることでなされる。
【0003】上記のような潤滑油の供給経路において、
プラネタリギヤセットのピニオンギヤのように変速機構
の中心軸に対して平行軸となるピニオンシャフトに支持
されて回転する部材の支持部への潤滑油の供給には、一
般に、変速機構の中心軸部を通る動力伝達軸の径方向油
孔に軸周方向の溝を介して通じるキャリア内油路の形成
を必要とする。また、キャリアの外部から潤滑油を供給
する構成とする場合、変速機構の中心軸部を通る動力伝
達軸の径方向油孔から放出される油を捕集してピニオン
シャフトの軸内油路に導く油の捕捉手段を必要とする。
こうした油の捕捉手段は、一般に、キャリアの一側に添
設され、内周側が開いたレシーバで構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、構造が複雑
になるキャリア内油路の形成を避けて、前記のようなレ
シーバを供給油路とする構成では、キャリアの一側にレ
シーバ配設のための軸方向スペースを必要とし、そのス
ペース確保のために変速機構の軸方向寸法の増加や他の
部材配置の制約の要因となる。また、前記のようなレシ
ーバで囲われる単一の環状空間に捕集された油を直接ピ
ニオンシャフトの軸内油路に導く構成では、各軸内油路
の孔径が同様とすると、各軸内油路に同様の油量が供給
されることになり、所要潤滑部位に達する油量も同様と
なる。これに対して各軸内油路に対応する潤滑部位の所
要潤滑量が異なる場合、全ての潤滑部位に達する油量が
十分になるようにレシーバでの捕集油量を確保した場
合、所要潤滑量が少ない部位への供給油量が過多にな
り、潤滑装置の効率の低下につながる。
【0005】そこで、本発明は、変速機構の中心軸に対
して平行軸となる軸を介して潤滑油を所要潤滑部位に供
給する潤滑装置において、実質的な軸方向スペースを必
要としない供給油路を構成することを第1の目的とす
る。次に本発明は、上記の潤滑装置において、各潤滑部
位の所要潤滑量に合わせた油量の配分を可能とする供給
油路を構成することを第2の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の第1の目的は、請
求項1に記載のように、潤滑油の放出口を有する第1の
回転部材と、該第1の回転部材の外周側に位置する第2
の回転部材と、該第2の回転部材に支持され、所要潤滑
部位に潤滑油を供給するそれぞれの軸内油路を有する複
数の軸と、前記第2の回転部材に隣接する摩擦係合要素
を備える変速機構の潤滑装置において、前記第2の回転
部材と摩擦係合要素を連結する連結部材に、前記第1の
回転部材の放出口から放出される潤滑油を捕集してそれ
ぞれの前記軸内油路に供給する供給油路が形成されたこ
とを特徴とする構成により達成される。
【0007】また、前記第2の目的は、請求項2に記載
のように、潤滑油の放出口を有する第1の回転部材と、
該第1の回転部材の外周側に位置する第2の回転部材
と、該第2の回転部材に支持され、少なくとも2つの所
要潤滑量が異なる部位に潤滑油を供給する軸内油路をそ
れぞれが有する少なくとも2つの軸を備える変速機構の
潤滑装置において、前記第2の回転部材の一側に、第1
の回転部材の放出口から放出される潤滑油を捕集して前
記軸内油路に供給する供給油路が形成され、該供給油路
にはそれぞれの前記軸内油路につながる導入路が設けら
れ、それぞれの前記導入路の径方向内周側の開口面積
が、所要潤滑量の比率に合わせた面積比に設定されたこ
とを特徴とする構成により達成される。
【0008】また、前記第2の目的は、プラネタリギヤ
セットを対象とする場合、請求項3に記載のように、潤
滑油の放出口を有する第1の回転部材と、該第1の回転
部材の外周側に位置するプラネタリギヤセットのキャリ
アと、該キャリアに支持され、かつ、ロングピニオンギ
ヤを支持する軸と、ロングピニオンギヤより軸方向長さ
の短いショートピニオンギヤを支持する軸と、該軸内に
それぞれ設けられた潤滑油を供給する軸内油路を備える
変速機構の潤滑装置において、前記キャリアの一側に、
第1の回転部材の放出口から放出される潤滑油を捕集し
て前記軸内油路に供給する供給油路が形成され、該供給
油路にはそれぞれの前記軸内油路につながる導入路が設
けられ、前記ロングピニオンギヤを支持する軸の軸内油
路に連通する導入路の径方向内周側の開口面積は、前記
ショートピニオンギヤを支持する軸の軸内油路に連通す
る導入路の径方向内周側の開口面積より大きくされたこ
とを特徴とする構成により達成される。
【0009】これらの場合、具体的には、請求項4に記
載のように、前記供給油路は、前記導入路の内周側に第
1の回転部材の放出口から放出される潤滑油を捕集する
捕集路を有し、該捕集路は、第1の回転部材の放出口に
対向する内周側が開放された環状油路であり、前記導入
路は、環状油路とそれぞれの軸内油路に連通する放射方
向油路とされる。
【0010】前記いずれかの構成において、請求項5に
記載のように、前記第2の回転部材は、プラネタリギヤ
セットのキャリアであり、それぞれの前記軸は、ピニオ
ンギヤをキャリアに回転自在に支持するピニオンシャフ
トである構成とすることができる。この場合、前記第1
の特徴に従うときは、請求項6に記載のように、前記供
給油路は、キャリアと隣接する摩擦係合要素とを連結す
る連結部材に形成された構成を採ることができる。これ
らの場合、請求項7に記載のように、前記連結部材は、
摩擦係合要素の内周側を支持するハブであり、前記供給
油路は、ハブをキャリアに固定支持する径方向フランジ
部のキャリアへの当接面に形成された溝である構成を採
るのが有効である。
【0011】前記の各構成におけるそれぞれの前記軸
は、ラビニョタイプのプラネタリギヤセットのロングピ
ニオンギヤとショートピニオンギヤのピニオンシャフト
であると共に、前記軸内油路とロングピニオンギヤ又は
ショートピニオンギヤの内周側に連通する径方向軸内油
路を有し、ロングピニオンギヤとショートピニオンギヤ
をそれぞれ軸にベアリングを介して支持する構成とする
ことができる。
【0012】
【発明の作用及び効果】前記請求項1記載の構成では、
第1の回転部材の放出口から放出される潤滑油を捕集し
てそれぞれの軸内油路に供給する供給油路が、第2の回
転部材と摩擦係合要素を連結する連結部材に形成されて
いるため、第2の回転部材と摩擦係合要素との間に、実
質的な軸方向スペースを必要としない供給油路を構成す
ることができる。したがって、この構成によれば、供給
油路の配設に伴う変速機構の軸方向寸法の増加や他の部
材配置の制約をなくすことができる。
【0013】次に、請求項2記載の構成では、供給油路
において、それぞれの軸内油路につながる導入路の径方
向内周側の部分で、油量が開口面積比に応じて配分され
るため、所要潤滑量が異なる潤滑部位に達する油量が最
適化され、特に、所要潤滑量が少ない部位への油供給の
過多をなくすことができる。したがって、この構成によ
れば、潤滑過多による引き摺りロスを低減して、変速機
構の動力伝達効率の低下を防ぐことができる。
【0014】また、請求項3記載の構成では、供給油路
において、ショートピニオンギヤ側の軸内油路につなが
る導入路の径方向内周側の部分で、ロングピニオンギヤ
側の軸内油路につながる導入路の径方向内周側の部分よ
り油量が開口面積の違いにより絞られるため、特に、相
対的に所要潤滑量が少ないショートピニオンギヤ側への
油供給の過多をなくすことができる。したがって、この
構成によれば、ショートピニオン側の潤滑過多による引
き摺りロスを低減して、変速機構の動力伝達効率の低下
を防ぐことができる。
【0015】更に、請求項4記載の構成では、捕集路に
おいて、捕集された油の分布が第2の回転部材の回転に
より周方向に均一化され、それにより開口面積比に応じ
た放射方向油路への油の導入配分が適正化される。ま
た、導入路が放射方向に指向するため、第2の回転部材
の回転による遠心力で軸内油路への油の供給が促進さ
れ、油路断面積の小さな油路によっても十分な油の供給
が可能となる。
【0016】また、請求項5記載の構成によれば、第2
の回転部材をプラネタリギヤセットのキャリアとし、そ
れぞれの軸をピニオンギヤをキャリアに回転自在に支持
するピニオンシャフトとする変速機構において、前記の
各効果を達成することができる。
【0017】次に、請求項6記載の構成によれば、前記
供給油路の配設に伴う変速機構の軸方向寸法の増加や他
の部材配置の制約をなくすことができる効果と、所要潤
滑量が異なる潤滑部位に達する油量が最適化され、特
に、所要潤滑量が少ない部位への油供給の過多をなくす
ことができ、それにより変速機構の動力伝達効率の低下
を防ぐことができる効果とを併せて達成することができ
る。
【0018】更に、請求項7記載の構成では、供給油路
が、本来連結部材をキャリアに連結するに必須の径方向
フランジ部を利用して形成されるため、供給油路配設ス
ペースの削減効果が一層増大する。また、この構成によ
れば、キャリアの端面と径方向フランジ部により供給油
路が画成されるため、従来のレシーバに比べて複雑にな
る油路配置を、連結部材の径方向フランジ部への溝形成
により、簡単な加工でしかも低コストで実現することが
できる。
【0019】更に、請求項8記載の構成では、ラビニョ
タイプのプラネタリギヤセットにおいて、回転負荷が大
きく異なるロングピニオンギヤとショートピニオンギヤ
をそれぞれキャリアに支持するベアリングの潤滑を効率
良く適正化して、それらの耐久性を確保することができ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿い、本発明の実施
形態を説明する。図1は本発明の適用に係る変速機構の
一例としての自動変速機におけるラビニョタイプのプラ
ネタリギヤセットとその関連部分の部分断面を示す。こ
の変速機構は、その中心軸線上に配置された第1の回転
部材としての入力軸1と、その外周に配置され、第2の
回転部材としてのキャリア25と所要潤滑部位に潤滑油
を供給するそれぞれの軸内油路B,Dを有する複数の軸
としてのピニオンシャフト25C,25Dを備えるラビ
ニョタイプのプラネタリギヤセット2と、それに隣接す
る摩擦係合要素としてのクラッチ3とを構成要素として
備える。
【0021】この機構の入力軸1は、機構各部への潤滑
油の供給のために、その軸心に沿って延びる軸内油路A
を備えており、この軸内油路Aは、従来の一般的自動変
速機の場合と同様に、図示しないバルブボディの潤滑油
圧供給油路に連結されており、潤滑部位に応じた軸方向
位置に形成された多数の径方向油孔を経て軸周に開口し
ている。これら径方向油孔のうち、符号Aaで示す油孔
が、本発明に係る第1の回転部材の放出口を構成する。
【0022】プラネタリギヤセット2は、大径のサンギ
ヤ21と、小径のサンギヤ22と、互いに噛合して且つ
小径のサンギヤ22に噛合するショートピニオンギヤ2
3と、大径のサンギヤ21に噛合するロングピニオンギ
ヤ24からなる3対のピニオンギヤと、それら3対のピ
ニオンギヤを支持するキャリア25と、各ロングピニオ
ンギヤ24に噛合するリングギヤ26から構成されてい
る。そして、小径のサンギヤ22は、その内周面をブッ
シュ41を介して入力軸1の外周面に支持され、大径の
サンギヤ21は、同様に内周面をブッシュ42を介して
小径のサンギヤ22の延長軸部の外周面に支持されてい
る。
【0023】キャリア25は、その本体25Aと、その
一端を閉じるキャリアカバー25Bと、それらに両端を
支持され、ロングピニオンギヤ24を複列のニードルベ
アリング51を介して回転自在に支持する周方向等間隔
配置の3本のピニオンシャフト25C、ショートピニオ
ンギヤ23をニードルベアリング52を介して回転自在
に支持する周方向等間隔配置の3本のピニオンシャフト
25Dとから構成されている。また、各ピニオンギヤ2
3,24の端面とキャリア本体25Aの内端面及びキャ
リアカバー25Bの内端面の間には、各ピニオンギヤ2
3,24を軸方向支持するサイドワッシャ43,44が
配置されている。そして、キャリア25は、キャリアカ
バー25B側では、キャリアカバーのボス部内周面をブ
ッシュ45を介して入力軸1の外周面に支持され、キャ
リア本体25A側では、本体のボス部内周面をブッシュ
46を介して大径のサンギヤ21の延長軸部の外周面に
支持されている。
【0024】ロングピニオンギヤ24の各ピニオンシャ
フト25Cは、キャリアカバー25B側を入口として軸
長を概ね全通する軸内油路Bを有し、その中央部から径
方向に開く径方向軸内油路としての油孔Baが複列のベ
アリング51の間に出口を形成している。ショートピニ
オンギヤ23の各ピニオンシャフト25Dは、同じくキ
ャリアカバー25B側を入口として軸長の概ね半分まで
延びる軸内油路Cを有し、その終端部手前で径方向に開
く径方向軸内油路としての油孔Caが単列のベアリング
52の中央に出口を形成している。
【0025】図示されていないが、プラネタリギヤセッ
ト2の小径のサンギヤ22は、入力軸1の回転を減速し
て出力する減速プラネタリギヤの出力要素にクラッチを
介して連結され、大径のサンギヤ21は、他のクラッチ
を介して減速プラネタリギヤの同じく出力要素に連結さ
れている。キャリア25は、更に他のクラッチとしての
前記クラッチ3を介して入力軸1に連結されている。ま
た、リングギヤ26は、出力軸に連結されている。
【0026】クラッチ3は、ディスク31とセパレータ
プレート32を交互に軸方向に並べた摩擦部材30と、
摩擦部材30を内周側でスプライン係合支持するハブ3
3と、摩擦部材30を外周側でスプライン係合支持する
ドラム34と、図示しないクラッチ操作機構としての油
圧サーボで構成されている。このクラッチ3は、前述の
ようにプラネタリギヤセット2のキャリア25と入力軸
1を連結するクラッチであることから、クラッチ3のハ
ブ33は、それを連結部材としてプラネタリギヤセット
2のキャリア25にボルト止め連結されている。
【0027】こうした構成からなる変速機構において、
本発明に従い、キャリア25とクラッチ3の摩擦部材3
0を連結するハブ33に、入力軸1の放出口Aaから放
出される潤滑油を捕集してそれぞれの軸内油路A,Bに
供給する供給油路が形成されている。この供給油路は、
キャリア25の一側に設けられており、入力軸1の放出
口Aaから放出される潤滑油を捕集する捕集路Dと、捕
集路Dとそれぞれの軸内油路B,Cをつなぐ導入路E,
Fからなる。詳しくは、捕集路Dは、入力軸1の放出口
Aaに対向する内周側が開放された環状油路とされ、導
入路E,Fは、環状油路とそれぞれの軸内油路B,Cに
連通する放射方向油路とされている。そして、それぞれ
の導入路E,Fが捕集路Dに連通する部分の開口面積
が、所要潤滑量の比率に合わせた面積比に設定されてい
る。
【0028】この形態においては、プラネタリギヤセッ
ト2のロングピニオンギヤ24をピニオンシャフト25
Cに支持するベアリング51がギヤの長さに合わせて複
列配置とされ、プラネタリギヤセット2のショートピニ
オンギヤ23をピニオンシャフト25Dに支持するベア
リング52が単列配置とされていることから、所要潤滑
量が2対1の関係になる。また、図の断面形状からも分
かるように、ロングピニオンギヤ24側のピニオンシャ
フト25Cは、ショートピニオンギヤ23側のピニオン
シャフト25Dより外径が大きいことから、これに合わ
せて両ベアリング51,52のニードルローラのコロ数
もロングピニオンギヤ24側が多く、更に、両ピニオン
ギヤ23,24の空転時の回転数が、ロングピニオンギ
ヤ24側の方が大きくなる。これらの条件を総合する
と、本形態の場合、所要潤滑量は、3対1の関係にな
る。
【0029】こうした条件から、ハブ33を径方向フラ
ンジ部33a側からみた正面を図2に示すように、この
形態において、ハブ33をキャリア25に固定支持する
径方向フランジ部33aのキャリア25への当接面に形
成された溝と、キャリア25の端面とで画成される供給
油路は、ロングピニオンギヤ24側のピニオンシャフト
25Cの軸内油路Bに通じる導入路Eが捕集路Dに連通
する部分の開口面積を3として、ショートピニオンギヤ
23側のピニオンシャフト25Dの軸内油路Cに通じる
導入路Fが捕集路Dに連通する部分の開口面積を1とす
る3対1の比率に設定されている。この形態では、各導
入路E,Fの軸方向幅すなわち溝の深さが等しく設定さ
れているため、開口部の周方向幅すなわち溝の幅We,
Wfによりこの比率が設定されており、これにより流量
比率が定まることから、図示のように、ロングピニオン
ギヤ24側のピニオンシャフト25Cの軸内油路Bに通
じる導入路Eについては、軸内油路Bにつながる側の溝
幅を軸内油路Bの直径に実質上対応する幅として、開口
部から放射方向に順次直線的に狭まる溝幅とし、ショー
トピニオンギヤ23側のピニオンシャフト25Dの軸内
油路Cに通じる導入路Fついては、軸内油路Cの直径に
実質上対応する一定幅としている。
【0030】以上のように構成された潤滑装置では、入
力軸1の放出口Aaから軸の回転による遠心力で放出さ
れる油が、ブッシュ45の開口を通してキャリアカバー
25Bのボス部内周の溝に入り、径方向油孔から排出さ
れる。こうして排出された油は、捕集路Dに捕捉されて
周方向に環状に溜まり、キャリア2の回転につれて開口
面積比に見合った流量で各導入路E,Fに流れ込み、各
ピニオンシャフト25C,25Dの軸内油路B,Cの入
口に導かれる。各軸内に溜まる油は、それにかかる遠心
油圧で出口Ba,Caから排出され、軸方向両側に流れ
て各ベアリング51,52を潤滑し、更に径方向に流れ
て、下流側の各サイドワッシャ43,44の摺動部を潤
滑し、最終的に外部に放出される。こうした一連の流れ
から、各軸内油路B,Cに供給される油量が、ベアリン
グ51,52の潤滑油量となり、サイドワッシャ43,
44の潤滑油量ともなる。
【0031】かくしてこの実施形態の潤滑装置によれ
ば、入力軸1の放出口Aaから放出される潤滑油を捕集
してそれぞれの軸内油路B,Cに供給する供給油路が、
キャリア25とクラッチ3を連結するハブ33に形成さ
れていることで、キャリア25とクラッチ3との間に、
実質的な軸方向スペースを必要としない供給油路が構成
される。したがって、この構成により、供給油路の配設
に伴う変速機構の軸方向寸法の増加や他の部材配置の制
約をなくすことができる。
【0032】また、供給油路において、捕集路Dから導
入路E,Fにつながる部分で、油量が開口面積比に応じ
て配分されるため、所要潤滑量が異なる潤滑部位に達す
る油量が最適化され、特に、所要潤滑量が少ないショー
トピニオン23側への油供給の過多がなくなる。したが
って、この構成により、ショートピニオン23側の潤滑
過多による引き摺りロスを低減して、変速機構の動力伝
達効率の低下を防ぐことができる。また、これにより相
対的に負荷の大きなロングピニオン24側の潤滑量を増
すことができるため、基となる捕集路Dへの油の供給量
が同じとしたときのロングピニオン24側の潤滑量の確
保も容易となる。
【0033】更に、捕集路Dにおいて、捕集された油の
分布がキャリア25の回転により周方向に均一化され、
それにより開口面積比に応じた放射方向油路への油の導
入配分が適正化される。また、導入路E,Fが放射方向
に指向するため、キャリア25の回転による遠心力で軸
内油路B,Cへの油の供給が促進され、油路断面積の小
さな油路によっても十分な油の供給が可能となる。
【0034】更に、供給油路が、本来ハブ33をキャリ
ア25に連結するに必須の径方向フランジ部33aを利
用して形成されるため、供給油路配設スペースの削減効
果が一層増大する。また、この構成により、キャリア2
5の端面と径方向フランジ部33aにより供給油路が画
成されるため、従来のレシーバに比べて複雑になる油路
配置を、ハブ33の径方向フランジ部33aへの溝形成
により、簡単な加工でしかも低コストで実現することが
できる。
【0035】以上、本発明を実施形態を挙げて詳説した
が、本発明の思想は例示の形態に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載の事項に基づく種々の具体的
構成の変更を包含するものである。例えば、第1の回転
部材は、入力軸に限らず中間軸や出力軸とすることがで
きる。また、例示の形態では、第2の回転部材としての
キャリアのボス部が、第1の回転部材としての入力軸の
放出口に被さることから、捕集路の内周側がボス部の外
周で閉じられた空間となっているが、一般にはこの空間
は開放空間とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用に係る実施形態の変速機構の軸方
向部分断面図である。
【図2】実施形態の供給油路の形状を示す連結部材の正
面図である。
【符号の説明】
Aa 放出口 B,C 軸内油路 Ba,Ca 油孔(径方向軸内油路) D 捕集路(供給油路) E,F 導入路(供給油路) 1 入力軸(第1の回転部材) 2 プラネタリギヤセット 3 クラッチ(摩擦係合要素) 23 ショートピニオンギヤ 24 ロングピニオンギヤ 25 キャリア(第2の回転部材) 25C,25D ピニオンシャフト(軸) 33 ハブ(連結部材) 33a 径方向フランジ部 43,44 サイドワッシャ 51,52 ニードルベアリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西田 正明 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 糟谷 悟 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 加藤 博 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 Fターム(参考) 3J063 AA01 AB12 AC04 BA11 CA01 CB02 XD42 XD43 XE15

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潤滑油の放出口を有する第1の回転部材
    と、該第1の回転部材の外周側に位置する第2の回転部
    材と、該第2の回転部材に支持され、所要潤滑部位に潤
    滑油を供給するそれぞれの軸内油路を有する複数の軸
    と、前記第2の回転部材に隣接する摩擦係合要素を備え
    る変速機構の潤滑装置において、 前記第2の回転部材と摩擦係合要素を連結する連結部材
    に、前記第1の回転部材の放出口から放出される潤滑油
    を捕集してそれぞれの前記軸内油路に供給する供給油路
    が形成されたことを特徴とする変速機構の潤滑装置。
  2. 【請求項2】 潤滑油の放出口を有する第1の回転部材
    と、該第1の回転部材の外周側に位置する第2の回転部
    材と、該第2の回転部材に支持され、少なくとも2つの
    所要潤滑量が異なる部位に潤滑油を供給する軸内油路を
    それぞれが有する少なくとも2つの軸を備える変速機構
    の潤滑装置において、 前記第2の回転部材の一側に、第1の回転部材の放出口
    から放出される潤滑油を捕集して前記軸内油路に供給す
    る供給油路が形成され、該供給油路にはそれぞれの前記
    軸内油路につながる導入路が設けられ、 それぞれの前記導入路の径方向内周側の開口面積が、所
    要潤滑量の比率に合わせた面積比に設定されたことを特
    徴とする変速機構の潤滑装置。
  3. 【請求項3】 潤滑油の放出口を有する第1の回転部材
    と、該第1の回転部材の外周側に位置するプラネタリギ
    ヤセットのキャリアと、該キャリアに支持され、かつ、
    ロングピニオンギヤを支持する軸と、ロングピニオンギ
    ヤより軸方向長さの短いショートピニオンギヤを支持す
    る軸と、該軸内にそれぞれ設けられた潤滑油を供給する
    軸内油路を備える変速機構の潤滑装置において、 前記キャリアの一側に、第1の回転部材の放出口から放
    出される潤滑油を捕集して前記軸内油路に供給する供給
    油路が形成され、該供給油路にはそれぞれの前記軸内油
    路につながる導入路が設けられ、 前記ロングピニオンギヤを支持する軸の軸内油路に連通
    する導入路の径方向内周側の開口面積は、前記ショート
    ピニオンギヤを支持する軸の軸内油路に連通する導入路
    の径方向内周側の開口面積より大きくされたことを特徴
    とする変速機構の潤滑装置。
  4. 【請求項4】 前記供給油路は、前記導入路の内周側に
    第1の回転部材の放出口から放出される潤滑油を捕集す
    る捕集路を有し、該捕集路は、第1の回転部材の放出口
    に対向する内周側が開放された環状油路であり、前記導
    入路は、環状油路とそれぞれの軸内油路に連通する放射
    方向油路である、請求項2又は3記載の変速機構の潤滑
    装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の回転部材は、プラネタリギヤ
    セットのキャリアであり、それぞれの前記軸は、ピニオ
    ンギヤをキャリアに回転自在に支持するピニオンシャフ
    トである、請求項1又は2記載の変速機構の潤滑装置。
  6. 【請求項6】 前記供給油路は、キャリアと隣接する摩
    擦係合要素とを連結する連結部材に形成された、請求項
    3又は5記載の変速機構の潤滑装置。
  7. 【請求項7】 前記連結部材は、摩擦係合要素の内周側
    を支持するハブであり、前記供給油路は、ハブをキャリ
    アに固定支持する径方向フランジ部のキャリアへの当接
    面に形成された溝である、請求項6記載の変速機構の潤
    滑装置。
  8. 【請求項8】 それぞれの前記軸は、ラビニョタイプの
    プラネタリギヤセットのロングピニオンギヤとショート
    ピニオンギヤのピニオンシャフトであると共に、前記軸
    内油路とロングピニオンギヤ又はショートピニオンギヤ
    の内周側に連通する径方向軸内油路を有し、ロングピニ
    オンギヤとショートピニオンギヤをそれぞれ軸にベアリ
    ングを介して支持する、請求項1〜7のいずれか1項記
    載の変速機構の潤滑装置。
JP2002120226A 2002-04-23 2002-04-23 変速機構の潤滑装置 Expired - Fee Related JP4158404B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002120226A JP4158404B2 (ja) 2002-04-23 2002-04-23 変速機構の潤滑装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002120226A JP4158404B2 (ja) 2002-04-23 2002-04-23 変速機構の潤滑装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008074966A Division JP4650509B2 (ja) 2008-03-24 2008-03-24 変速機構の潤滑装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003314672A true JP2003314672A (ja) 2003-11-06
JP4158404B2 JP4158404B2 (ja) 2008-10-01

Family

ID=29536509

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002120226A Expired - Fee Related JP4158404B2 (ja) 2002-04-23 2002-04-23 変速機構の潤滑装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4158404B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005016717A (ja) * 2003-06-02 2005-01-20 Nsk Ltd 無段変速装置
JP2005351294A (ja) * 2004-06-08 2005-12-22 Nsk Ltd 無段変速装置
JP2007040334A (ja) * 2005-08-01 2007-02-15 Nsk Ltd 針状ころ軸受
JP2010038357A (ja) * 2008-07-10 2010-02-18 Ntn Corp インホイールモータ駆動装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005016717A (ja) * 2003-06-02 2005-01-20 Nsk Ltd 無段変速装置
JP4547968B2 (ja) * 2003-06-02 2010-09-22 日本精工株式会社 無段変速装置
JP2005351294A (ja) * 2004-06-08 2005-12-22 Nsk Ltd 無段変速装置
JP4547999B2 (ja) * 2004-06-08 2010-09-22 日本精工株式会社 無段変速装置
JP2007040334A (ja) * 2005-08-01 2007-02-15 Nsk Ltd 針状ころ軸受
JP2010038357A (ja) * 2008-07-10 2010-02-18 Ntn Corp インホイールモータ駆動装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4158404B2 (ja) 2008-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100988189B1 (ko) 유성기어세트의 윤활장치
KR100870219B1 (ko) 차량용 자동변속기
KR100876192B1 (ko) 플래니터리 기어의 윤활장치
US20080268997A1 (en) Lubrication path in a planetary gear unit for a transmission
US20110124461A1 (en) Lubricating structure of speed change mechanism
US9803742B1 (en) Stacked planetary gear assembly with improved lubrication
JP4048950B2 (ja) 自動変速機用プラネタリギヤ
JP2018197577A (ja) 変速機のブレーキ装置
JP4367182B2 (ja) 遊星歯車装置
CN114877033A (zh) 一种传动机构
JPH0548376B2 (ja)
US7097582B2 (en) Planetary gear
EP3034908B1 (en) Multistage transmission
JP2003314672A (ja) 変速機構の潤滑装置
CN105473902A (zh) 动力传递装置
JP4650509B2 (ja) 変速機構の潤滑装置
JPS59106761A (ja) 歯車装置の潤滑油導入装置
JP6333613B2 (ja) オイルレシーバ
JP3511423B2 (ja) 自動変速機の油潤滑構造
JP2008089078A (ja) ピニオンシャフト及び自動変速機
WO2024127930A1 (ja) 遊星歯車装置
JP2005249052A (ja) 遊星歯車装置
JP2001182802A (ja) 圧入フランジ部材の流路構造
JP2007040334A (ja) 針状ころ軸受
JPH0280816A (ja) ボールベアリング及びエクステンションハウジング軸受部の潤滑装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20041227

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050323

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080111

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080324

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080624

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080707

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4158404

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110725

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110725

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120725

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120725

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130725

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees