JP2003314027A - 外断熱構造における外装材固定構造 - Google Patents

外断熱構造における外装材固定構造

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JP2003314027A
JP2003314027A JP2002120019A JP2002120019A JP2003314027A JP 2003314027 A JP2003314027 A JP 2003314027A JP 2002120019 A JP2002120019 A JP 2002120019A JP 2002120019 A JP2002120019 A JP 2002120019A JP 2003314027 A JP2003314027 A JP 2003314027A
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Hiroshi Inaba
博 稲葉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接着剤を使用せずに化粧用外壁材を外壁下地
材の表面に対し容易且つ確実に固定でき、しかも耐久性
が高く且つ耐用年数の大きなものとする。 【解決手段】 躯体壁B面に取り付け固着する断熱性を
有する発泡合成樹脂材製の外壁下地材1に、化粧用外壁
材11を掛架保持させて上下方向に隣接配置すべく当該
外壁下地材1表面に対し突出方向が仰角傾斜状となるよ
うに、一枚構造もしくは複数枚が積層された構造の鉄板
・鋼板等の帯板状剛性部材によって形成した掛架支持部
材21を離間配置する。外壁下地材1には、縦長の溝部
3を形成し、外壁下地材1に挿入配置している掛架支持
部材21の端部と溝部3の奥部面との間に隙間を設け
る。化粧用外壁材11の上下の端縁面夫々には、隣接配
置する化粧用外壁材11相互を噛み合い状に結合する噛
み合い突部13を、隣接する同士のものでは互いに逆向
きにして設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は主として一般家屋の
構築時における外断熱工法においての躯体壁・屋根等を
形成するに際し、躯体壁・屋根等の下地構造材として使
用され、躯体壁・屋根への簡易な固定、隣接配置の施工
の容易性等が得られる外断熱構造における外装材固定構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建築構造物用の躯体壁の構造部材
として例えばコンクリートモルタル材製による外壁下地
材が使用されている。すなわち躯体壁面に形成されたコ
ンクリートモルタル材製の外壁下地材の表面に横長の係
合突起を形成しておき、化粧用外壁材の裏面に形成した
横長の溝部に接着剤を塗布しておいてから当該溝部に係
合突起を係合させて固着させることで化粧用外壁が形成
されるのである。また建築構造物の躯体外壁は、その外
表面に固着した壁下地材表面にコンクリートモルタル材
を付着塗布し、また塗装することで適宜な化粧仕上げを
施している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところがこうした接着
剤を使用して化粧用外壁材を外壁下地材の表面に固定す
る場合、施工に対し非常に手間が掛かるのに加えて、施
工後の経年変化によって接着剤自体が脆弱化して剥離し
てしまうことがあり、そのため化粧用外壁材を外壁下地
材から落下させてしまう事故が多発するケースが多く見
られる。またコンクリートモルタル材の使用では、水分
膨張して脆くなると共に非常に高価なものとなってしま
う。すなわちコンクリートモルタル材の塗布等による化
粧仕上げは、コンクリートモルタル材内の水分調整その
他によっての凝固養生期間の長短、塗布厚、部分的に異
なる乾燥凝固の時間差等によってその全域が均一に凝固
せず、時間を経るに従い部分的なひび割れ、クラック、
剥離等が発生し、非常に不体裁なものとなることが多
い。
【0004】また壁下地部材自体は所定の幅員、高さを
備えたほぼ矩形板状に形成されていて、その躯体壁面上
での固着に際し連続配置されるから、隣接配置される相
互間ではしっかりと連続された状態で結合され、しかも
躯体壁面には強固に固着される必要がある。ただ従来か
ら提案されているこの種の壁下地部材にあっては端面が
平坦面に形成されているから、その平坦面同士、また躯
体壁面に対する結合には前述のように接着剤を使用して
いる。しかしながらこうした接着剤の使用は現場におい
て面倒な作業を要求するばかりでなく、接合面相互の強
力な接着は再度の現場施工、修正、調整、さらには既設
の躯体壁のリフォーム施工その他が非常に面倒となる欠
点を有する。特にリフォーム施工時には、接着剤によっ
て強固に固着されている化粧用外壁材を躯体壁面からド
リル等で剥離・破壊しなければならず、かなりの時間と
労働力を要するものであった。
【0005】そこで本発明は叙上のような従来存した諸
事情に鑑み創出されたもので、従来のように接着剤を使
用しなくても化粧用外壁材を外壁下地材の表面に対し容
易且つ確実に固定することができて耐久性が高く且つ耐
用年数の大きなものとすることができ、しかも建築構造
物における躯体壁面に化粧仕上げを施工するか、あるい
は既設の躯体壁のリフォーム施工に際し、従来の如き接
着剤の使用におけるような経年変化による脆弱化によっ
て化粧用外壁材の外壁下地材からの剥離等が生ぜず、こ
れにより外壁下地材からの化粧用外壁材の落下事故を未
然に防止することができるとようにしたものである。ま
た、従来のようなコンクリートモルタル材を使用しなく
ても良いものとなるため、解体廃棄時もしくはリフォー
ム施工後に分別して廃棄したりあるいは再利用したりす
ることも容易であり、さらに従来の煉瓦積み工法であっ
ても薄い煉瓦を使用することができ、しかも煉瓦が少な
くても良いものとなり、また施工後の美麗な状態を長期
に亙って維持でき、躯体壁面に対する取り付け、その連
続する隣接施工も容易で簡単に取り扱うことができる体
裁が良好で且つ安価な外断熱構造における外装材固定構
造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため本発明にあっては、躯体壁B面に固着される断熱性
を有する発泡合成樹脂材製の外壁下地材1と、煉瓦・タ
イル・サイデイング、または空気流通層Pを形成可能な
溝部3を有するブロック等の化粧用外壁材11と、化粧
用外壁材11を外壁下地材1に掛架保持させて上下方向
に隣接配置すべく当該外壁下地材1表面に対し突出方向
が仰角傾斜状となるように上下方向に離間配置させた掛
架支持部材21とを備えて成るものである。また、躯体
屋根面に固着される断熱性を有する発泡合成樹脂材製の
屋根下地材と、屋根下地材に隣接配置される屋根瓦と、
屋根瓦を屋根下地材に掛架保持すべく当該屋根下地材表
面に対し突出方向が仰角傾斜状となるように離間配置さ
せた掛架支持部材21とを備えて成るものとできる。さ
らに、既設の躯体壁B面に対し突出方向が仰角傾斜状と
なるように上下方向に離間配置させた第1の掛架支持部
材31Aと、第1の掛架支持部材31Aに掛架保持させ
て躯体壁B面に付設配置された断熱性を有する発泡合成
樹脂材製の外壁下地材1と、煉瓦・タイル・サイデイン
グ、または空気流通層Pを形成可能な溝部3を有するブ
ロック等の化粧用外壁材11を外壁下地材1に掛架保持
させて上下方向に隣接配置すべく当該外壁下地材1表面
に対し突出方向が仰角傾斜状となるように上下方向に離
間配置させた第2の掛架支持部材31Bとを備えて成る
ものとできる。掛架支持部材21は、一枚構造もしくは
複数枚が積層された構造の鉄板・鋼板等の帯板状剛性部
材によって形成されているものとできる。掛架支持部材
21は、化粧用外壁材11に横方向に穿設した蟻溝条1
2に係合するよう外壁下地材1に対し横方向に突設した
係合突起2の上方向に傾斜している上側端面に沿って挿
入配置されているものとできる。外壁下地材1には、鉛
直方向に沿う縦長の溝部3を形成し、外壁下地材1に挿
入配置されている掛架支持部材21の端部と溝部3の奥
部面との間に隙間を設けることができる。化粧用外壁材
11・屋根瓦の上下の端縁面夫々には、隣接配置される
化粧用外壁材11・屋根瓦相互を噛み合い状に結合する
断面で略L字形を呈する噛み合い突部13が、隣接する
同士のものでは互いに逆向きにして設けることができ
る。
【0007】以上のように構成された本発明に係る外断
熱構造における外装材固定構造にあって、断熱性を有す
る発泡合成樹脂材製の外壁下地材1表面に対し突出方向
が仰角傾斜状となって配置された掛架支持部材21は、
煉瓦・タイル・サイデイング、または空気流通層Pを形
成可能な溝部3を有するブロック等の化粧用外壁材11
を外壁下地材1に対して確実に掛架固定させ、外壁下地
材1からの化粧用外壁材11自体の脱落を阻止させる。
断熱性を有する発泡合成樹脂材製の屋根下地材表面に対
し突出方向が仰角傾斜状となって配置された掛架支持部
材21は、屋根瓦を屋根下地材に対して確実に掛架固定
させ、屋根下地材上からの屋根瓦自体の脱落を阻止させ
る。既設の躯体壁B面に対し突出方向が仰角傾斜状とな
るように上下方向に離間配置させた第1の掛架支持部材
31Aは、躯体壁B面のリフォーム施工に際し、断熱性
を有する発泡合成樹脂材製の外壁下地材1の簡易な付設
作業を可能にさせると共に、躯体壁B面からの外壁下地
材1自体の剥離・脱落を阻止させる。また、第2の掛架
支持部材31Bは、化粧用外壁材11を外壁下地材1に
対して確実に掛架固定させ、外壁下地材1からの化粧用
外壁材11自体の脱落を阻止させる。一枚構造もしくは
複数枚が積層された構造の帯板状剛性部材による掛架支
持部材21は、外壁下地材1自体に付与される化粧用外
壁材11による静的荷重等に伴なう座屈等を阻止させ、
掛架支持部材21自体の曲がり、折損その他の発生を防
止し、構築後における化粧用外壁材11の設置安定性を
向上させる。外壁下地材1の横方向に突設した係合突起
2の斜上方向に傾斜している上側端面に沿って挿入配置
されている掛架支持部材21は、外壁下地材1の係合突
起2と共に化粧用外壁材11に横方向に穿設した蟻溝条
12に挿入された際に、蟻溝条12の上方向に傾斜して
いる上側内壁面を掛架保持させ、これによって外壁下地
材1の係合突起2自体に付与される化粧用外壁材11に
よる静的荷重等に伴なう座屈等を阻止させる。外壁下地
材1に挿入配置されている掛架支持部材21の端部と溝
部3の奥部面との間に設けた隙間は、外壁下地材1と化
粧用外壁材11との間に縦長の空気流通層Pを形成さ
せ、躯体本体の外側に断熱空気層を形成させる。化粧用
外壁材11・屋根瓦の上下端面夫々で、隣接するもの同
士では逆向きとなる噛み合い突部13は、多数で連続配
置される化粧用外壁材11・屋根瓦相互を結合させ、ま
た結合後でその噛み合い部分を含め全体として面一状と
なし、構築後の化粧用外壁・屋根の外面形成を容易にさ
せる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を説明すると、図1、図2において示される第1
の実施の形態における符号1は断熱性を有する発泡合成
樹脂材製の外壁下地材であり、建築構造物として構築さ
れる躯体壁B表面に固着されるに必要な肉厚、高さ、幅
員等を備えた例えば高さが1800mm、幅員が900
mmの略矩形板状に形成される。この外壁下地材1にお
いての躯体壁B面に取り付け固定後における外壁下地材
1表面には、鉛直方向に沿って複数列に離間配置した状
態に断面略コ字形状の溝部3を配列形成してある。
【0009】そして外壁下地材1表面には、複数の溝部
3相互間に跨がるようにして斜下方向に沿ってスリット
状の挿入部4を上下方向に離間配置させてあり、この上
下方向に配列した挿入部4それぞれに例えば一枚構造、
もしくは複数枚が積層した補強された構造の鉄板・鋼板
等の帯板状剛性部材によって形成されている掛架支持部
材21を挿入固定し、外壁下地材1表面からの掛架支持
部材21の突出方向が仰角傾斜状となるように配置させ
てある。
【0010】外壁下地材1表面の挿入部4に取り付けら
れた掛架支持部材21の突出部位には例えば煉瓦・タイ
ル・サイデイング等の化粧用外壁材11を掛架保持させ
るようにしてある。すなわち外壁下地材1表面に接合す
る化粧用外壁材11の裏面には、外壁下地材1表面から
斜上方向に突出配置されている掛架支持部材21が挿入
されて自体を掛架保持するために裏面から斜上方向に沿
って穿設された掛架用挿入部14が形成されている。こ
のとき外壁下地材1における縦長の溝部3の奥面部と、
外壁下地材1に挿入配置される掛架支持部材21の端部
との間に若干隙間が形成されるように挿入部4の深さを
適宜設定してあり、これにより外壁下地材1と化粧用外
壁材11との間に縦長の空気流通層Pを形成してある。
【0011】また化粧用外壁材11の上下の端縁面夫々
には、隣接配置される化粧用外壁材11相互を噛み合い
状に結合するために断面で略L字形を呈する噛み合い突
部13が、隣接する同士のものでは互いに逆向きにして
設けてある。このとき上側の噛み合い突部13の長さ
は、下側の噛み合い突部13の長さよりも若干長くして
あり、化粧用外壁材11を外壁下地材1に順次掛架保持
させて上下方向に隣接配置した際には化粧用外壁材11
相互間に凹状の隙間が形成されこの隙間に目地モルタル
材15を充填して当該隙間を閉塞すべく成してある。し
たがって隣接する化粧用外壁材11が噛み合い突部13
を介して結合されたとき化粧用外壁材11同士での面夫
々は段差が生じていない同一面を呈する。
【0012】尚、図示を省略したが、この外壁下地材1
は各種の外装材等を貼付する下地処理構造としての使用
を可能にする。また、構築された躯体壁Bの表面で施さ
れる外壁下地材1と化粧用外壁材11との付着一体性を
図るために必要に応じて外壁下地材1表面にコンクリー
トモルタル材等を塗布しても良い。さらに、外壁下地材
1自体によって躯体壁Bを構築することも可能である。
すなわち構築後の躯体壁Bの表面に外壁下地材1を取り
付け固着したり、外壁下地材1自体を立枠配置して壁体
自体としたりすると共に、屋外側で煉瓦・タイル・サイ
デイング等の化粧用外壁材11を掛架支持部材21によ
って固定する場合の外壁下地材1面ではコンクリートモ
ルタル材を、必要があればラス金網材を配置した後に化
粧用外壁材11を掛架施工する。また図示を省略した
が、屋内側に位置される外壁下地材1における屋内側面
で石膏ボードその他の各種の内装材を貼付する場合、外
壁下地材1における屋内側面で木材、プラスチック材、
金属材等の棒材状の各種の下地材を嵌め入れるようにし
た嵌め入れ溝等を形成することもできる。
【0013】外壁下地材1表面における挿入部4や溝部
3等の加工は、例えば加工すべき素材である発泡合成樹
脂材の外壁下地材1平面の前後あるいは左右で架け渡し
た電熱線を表面から押入れて切断することで形成する。
またこれらの挿入部4や溝部3等自体の配置、形状等は
上記の説明例、図示例のものに限らないことは勿論であ
り、要は、外壁下地材1自体が躯体壁B表面に固着使用
されるときの座屈等が防止されるものとなっていればよ
い。
【0014】次に以上のように構成された実施の形態に
おける使用の一例を説明するに、例えば一般住宅として
構築すべき建築構造物においての壁体壁Bの外表面部位
に外壁下地材1自体を連続配置すると共に、その隣接す
るもの同士での上下、左右端面夫々を例えば相互の噛み
合い等によって結合する。そして外壁下地材1表面に縦
長に形成した複数の溝部3相互間に跨がるようにして斜
下方向に沿って穿設形成したスリット状の挿入部4に例
えば一枚構造、もしくは複数枚が積層した補強された構
造の帯板状剛性部材によって形成されている掛架支持部
材21を挿入固定し、外壁下地材1表面からの掛架支持
部材21の突出方向が仰角傾斜状となるように配置させ
ておく。
【0015】掛架支持部材21の突出部位に例えば煉瓦
・タイル・サイデイング等の化粧用外壁材11裏面に形
成した掛架用挿入部14が掛架されることで外壁下地材
1に化粧用外壁材11が固定される。このとき外壁下地
材1における鉛直方向に沿う縦長の溝部3の奥面部と、
外壁下地材1に挿入配置される掛架支持部材21の端部
との間には若干隙間が形成されることで外壁下地材1と
化粧用外壁材11との間に縦長の空気流通層Pが形成さ
れる。また外壁下地材1に掛架支持部材21を介して化
粧用外壁材11が下段から上段にかけて順次掛架配列さ
せてゆくに際し、隣接配置される化粧用外壁材11相互
を化粧用外壁材11の上下の端縁面夫々に設けた噛み合
い突部13によって噛み合い状に結合した後、化粧用外
壁材11相互間に形成された凹状の隙間に目地モルタル
材15を充填して当該隙間を閉塞する。
【0016】また、図3乃至図5には本発明に係る第2
の実施の形態が示されており、図1、図2に示す第1の
実施の形態と同じ部位には同じ符号を付してあることで
その詳細な説明を省略してある。すなわち、本実施の形
態における掛架支持部材21は、化粧用外壁材11に水
平方向である横方向に穿設した蟻溝条12に係合するよ
う外壁下地材1表面から外方へ行くに従って次第に幅広
となる係合突起2の斜上方向に傾斜している上側端面に
沿って挿入配置されている。外壁下地材1に対する化粧
用外壁材11の掛架支持部材21を介しての配列施工に
際し、掛架支持部材21は外壁下地材1の係合突起2と
共に化粧用外壁材11の蟻溝条12に挿入され、蟻溝条
12の斜上方向に傾斜している上側内壁面を掛架保持さ
せることによって外壁下地材1の係合突起2自体に付与
される化粧用外壁材11による静的荷重等に伴なう座屈
等を阻止させるものとしてある。
【0017】また、図6乃至図7には本発明に係る第3
の実施の形態が示されており、図1、図2に示す第1の
実施の形態と同じ部位には同じ符号を付してあることで
その詳細な説明を省略してある。すなわち本実施の形態
における化粧用外壁材11としては、空気流通層Pを形
成可能な例えば複数に隣接した溝部3を有するブロック
等を使用している。具体的には、矩形平面状の一対の板
面の間を3つのウエブで連結して成るブロックの各ウエ
ブ中央を縦割りすることで板面から3つの互いに平行な
縦リブ16が突出して上面から見て略E形状を呈するブ
ロック半割体を採用してある。そして外壁下地材1表面
は凹凸のない平滑面状に形成され、この面に対し上下方
向に離間配置させるようにして斜下方向に沿ってスリッ
ト状の挿入部4を穿設してある。この上下方向に配列し
た挿入部4それぞれに例えば一枚構造、もしくは複数枚
が積層した補強された構造の鉄板・鋼板等の帯板状剛性
部材によって形成されている掛架支持部材21を挿入固
定し、外壁下地材1表面からの掛架支持部材21の突出
方向が仰角傾斜状となるように配置させてある。
【0018】一方、ブロック半割体の3つの縦リブ16
の略中央部位にはそれぞれ掛架用挿入部14が穿設さ
れ、この掛架用挿入部14に外壁下地材1表面から突出
している掛架支持部材21の端部側を挿入掛架させるこ
とで外壁下地材1に化粧用外壁材11が固定されるもの
としてある。このとき掛架用挿入部14の長さは縦リブ
16の長さよりも若干短くしてあり、これにより外壁下
地材1の表面に化粧用外壁材11の各縦リブ16先端が
当接配置された状態では各縦リブ16の間に挟まれて形
成されている溝部3の奥面部と、外壁下地材1に挿入配
置された掛架支持部材21の突出端部との間には若干隙
間が形成されることで外壁下地材1と化粧用外壁材11
との間に縦長の空気流通層Pが形成されるものとしてあ
る。また外壁下地材1に掛架支持部材21を介して化粧
用外壁材11を例えば下段から上段にかけて互い違いと
なるように横に順次ずらして掛架配列させてゆくに際
し、隣接配置される化粧用外壁材11相互間に形成され
た隙間に目地モルタル材15を充填して当該隙間を閉塞
する。
【0019】また、図8には本発明に係る第4の実施の
形態が示されており、図1、図2に示す第1の実施の形
態と同じ部位には同じ符号を付してあることでその詳細
な説明を省略してある。すなわち本実施の形態において
は、リフォーム施工において、既設の躯体壁B面にスリ
ット状の挿入部34Aを上下方向に離間配置させ、この
上下方向に配列した挿入部34Aそれぞれに例えば一枚
構造、もしくは複数枚が積層した補強された構造の鉄板
・鋼板等の帯板状剛性部材によって形成されている第1
の掛架支持部材31Aを挿入固定し、躯体壁B面からの
第1の掛架支持部材31Aの突出方向が仰角傾斜状とな
るように配置させてある。そして、第1の掛架支持部材
31Aの突出先端側を、断熱性を有する発泡合成樹脂材
製の外壁下地材1の後面に斜上方向に穿設した掛架用挿
入部34Bに掛架保持させて躯体壁B面に外壁下地材1
が付設配置されるものとしてある。
【0020】また、外壁下地材1表面の挿入部4に取り
付けられた第2の掛架支持部材31Bの突出部位には、
例えば煉瓦・タイル・サイデイング等の化粧用外壁材1
1を掛架保持させるようにしてある。すなわち外壁下地
材1表面に接合する化粧用外壁材11の裏面には、外壁
下地材1表面から斜上方向に突出配置されている第2の
掛架支持部材31Bが挿入されて自体を掛架保持するた
めに裏面から斜上方向に沿って穿設された掛架用挿入部
14が形成されている。
【0021】尚、本実施の形態では、化粧用外壁材11
を外壁下地材1表面に固定支持するために第2の掛架支
持部材31Bを使用しているが、この第2の掛架支持部
材31Bを使用しなくて、従来のような例えばコンクリ
ートモルタル施工または接着剤等を使用して化粧用外壁
材11を外壁下地材1表面に固着するようにしても良
い。このような場合には、再度のリフォーム施工に際
し、化粧用外壁材11を外壁下地材1表面に固着したま
まの状態で、外壁下地材1を取り外せば簡単に解体撤去
できるのである。
【0022】また、図示による説明を省略したが本発明
に係る他の実施の形態として、例えば躯体屋根面に固着
される断熱性を有する発泡合成樹脂材製の屋根下地材に
屋根瓦を隣接配置して敷設させるに際し、傾斜面となっ
ている屋根下地材に対し例えば上段から下段にかけて屋
根瓦を順次掛架保持するための掛架支持部材21を当該
屋根下地材表面に突出配置させても良い。この掛架支持
部材21の配列形態としては、傾斜している屋根下地材
表面対し突出方向が仰角傾斜状となって離間配置される
ように構成する。尚、屋根下地材には、表面に沿って上
下方向に沿う縦長の溝部3を形成し、屋根下地材に挿入
配置されている掛架支持部材21の端部と溝部3の奥部
面との間に隙間を設けるこで、屋根下地材と屋根瓦との
間に空気流通層Pが形成されるものとしてある。また屋
根瓦の上下の端縁面夫々には、隣接配置される屋根瓦相
互を噛み合い状に結合する断面で略L字形を呈する噛み
合い突部13が、隣接する同士のものでは互いに逆向き
にして設けてあっても良い。
【0023】尚、場合によっては装架支持部材21によ
って、外装下地材3を介さずに化粧用外壁材21と躯体
壁Bとを直接に装架支持させるようにすることもでき、
この場合は、躯体壁Bに仰角傾斜状に装入配置させた装
架支持部材21に化粧用壁材21を直接に支持させるの
である。また、断熱構造とするときには化粧用外壁材2
1と躯体壁Bとの間に介在させた外装下地材3の前後面
で貫挿させるようにして装架支持材21を配置するので
あり、この場合には、火災その他の何らかの事情で外装
下地材3が消失しても化粧用外装材21を躯体壁Bにし
っかりと支持させた状態のものとすることができる(い
ずれも図示せず)。
【0024】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているた
め、従来のように接着剤を使用しなくても化粧用外壁材
11を外壁下地材1の表面に対し容易且つ確実に固定す
ることができ、耐久性が高く且つ耐用年数の大きなもの
とすることができる。しかも建築構造物における躯体壁
B面に化粧仕上げを施工するか、あるいは既設の躯体壁
B面のリフォーム施工を行うに際し、従来の如き接着剤
の使用におけるような経年変化による脆弱化によって化
粧用外壁材11の外壁下地材1からの剥離等が生ぜず、
これにより外壁下地材1からの化粧用外壁材11の落下
事故を未然に防止することができる。また施工後の美麗
な状態を長期に亙って維持でき、躯体壁B面に対する取
り付け、その連続する隣接施工も容易で簡単に取り扱う
ことができ、体裁が良好で且つ安価な外装材固定構造と
することができる。
【0025】すなわちこれは、本発明において、躯体壁
B面に固着される断熱性を有する発泡合成樹脂材製の外
壁下地材1表面に対し突出方向が仰角傾斜状となるよう
に上下方向に離間配置させた掛架支持部材21に、煉瓦
・サイデイング、または空気流通層Pを形成可能な溝部
3を有するブロック等の化粧用外壁材11を掛架保持さ
せて上下方向に隣接配置すべく成したからであり、これ
により従来の如き接着剤の使用によらなくても化粧用外
壁材11を外壁下地材1にしっかりと掛架固定させてお
くことができ、化粧用外壁材11自体の外壁下地材1か
らの脱落を未然に防止することができる。また、従来の
ようなコンクリートモルタル材を使用しなくても良いも
のとなるため、解体廃棄時に分別して廃棄したりあるい
は再利用したりすることも容易である。
【0026】また、躯体屋根面に固着される断熱性を有
する発泡合成樹脂材製の屋根下地材表面に対し突出方向
が仰角傾斜状となるように離間配置させた掛架支持部材
21それぞれに屋根瓦を掛架保持すべく成したので、従
来の如き接着剤の使用によらなくても屋根瓦を屋根下地
材にしっかりと掛架固定させておくことができ、屋根瓦
自体の屋根下地材からの脱落を未然に防止することがで
きる。
【0027】さらに、既設の躯体壁B面に対し突出方向
が仰角傾斜状となるように上下方向に離間配置させ、断
熱性を有する発泡合成樹脂材製の外壁下地材1を掛架保
持させる第1の掛架支持部材31Aと、化粧用外壁材1
1を外壁下地材1に掛架保持させて上下方向に隣接配置
すべく当該外壁下地材1表面に対し突出方向が仰角傾斜
状となるように上下方向に離間配置させた第2の掛架支
持部材31Bとを備えて成るので、従来のように接着剤
を使用しなくても短時間で容易にリフォーム施工を行う
ことができ、しかも再度のリフォーム施工に際し解体作
業も容易に行える。さらに、解体廃棄時もしくはリフォ
ーム施工後に分別して廃棄したりあるいは再利用したり
することも容易となる。
【0028】掛架支持部材21は、一枚構造もしくは複
数枚が積層された構造の鉄板・鋼板等の帯板状剛性部材
によって形成されているので、外壁下地材1自体に付与
される化粧用外壁材11による静的荷重等に伴なう座屈
等を阻止でき、掛架支持部材21自体の曲がり、折損そ
の他の発生を防止し、構築後における化粧用外壁材11
の設置安定性を一層向上可能であるばかりでなく、体裁
の良好な躯体壁Bを長期にわたって維持できる。
【0029】掛架支持部材21は、化粧用外壁材11に
横方向に穿設した蟻溝条12に係合するよう外壁下地材
1に対し横方向に突設した係合突起2の上方向に傾斜し
ている上側端面に沿って挿入配置されているので、蟻溝
条12の上方向に傾斜している上側内壁面を係合突起2
の傾斜している上側端面にしっかりと掛架保持させてお
くことができる。しかも、これによって外壁下地材1の
係合突起2自体に付与される化粧用外壁材11による静
的荷重等に伴なう座屈等を防止し、外壁下地材1自体の
曲がり、折損その他を防止できるから、化粧仕上げ後に
おける設置安定性を一層向上可能であるばかりでなく、
体裁の良好な躯体壁Bを長期にわたって維持できる。
【0030】外壁下地材1には、縦長の溝部3を形成
し、外壁下地材1に挿入配置されている掛架支持部材2
1の端部と溝部3の奥部面との間に隙間を設けてあるの
で、外壁下地材1と化粧用外壁材11との間に縦長の空
気流通層Pを容易に形成させることができ、これにより
室内の湿気を外部へ容易に排出させることができる。
【0031】化粧用外壁材11・屋根瓦の上下の端縁面
夫々には、隣接配置される化粧用外壁材11・屋根瓦相
互を噛み合い状に結合する断面で略L字形を呈する噛み
合い突部13が、隣接する同士のものでは互いに逆向き
にして設けてあるので、外壁下地材1・屋根下地材に対
する化粧用外壁材11・屋根瓦の取り付けに際し、外壁
下地材1・屋根下地材の上下端面に設けた噛み合い突起
を隣接するもの同士で相互に噛み合わせることにより、
結合連結作業を簡単に遂行できる。また隣接するもの相
互間で噛み合い突起は逆向きであるから、隣接するもの
同士で噛み合い突起を噛み合わせるとき、結合後でその
噛み合い部分を含め全体として面一状となすことがで
き、そのため化粧仕上げ後の外側面においての凹凸のな
い美麗な壁面を形成できる。また従来の煉瓦積み工法で
あっても薄い煉瓦を使用することができしかも煉瓦が少
なくても良いものとなり、更に現場施工においての修
正、調整その他も容易であるから、便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における外壁下地材
に化粧用外壁材を連続配置したときの一部を省略した斜
視図である。
【図2】同じく外壁下地材に化粧用外壁材を連続配置し
たときの縦断面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態における外壁下地材
に化粧用外壁材を連続配置したときの一部を省略した斜
視図である。
【図4】同じく外壁下地材に化粧用外壁材を連続配置し
たときの縦断面図である。
【図5】同じく連続配置したときの横断面図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態における外壁下地材
に化粧用外壁材を連続配置したときの一部を省略した斜
視図である。
【図7】同じく外壁下地材に化粧用外壁材を連続配置し
たときの縦断面図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態における外壁下地材
に化粧用外壁材を連続配置したときの一部を省略した斜
視図である。
【符号の説明】
B…躯体壁 P…空気流通層 1…外壁下地材 2…係合突起 3…溝部 4…挿入部 11…化粧用外壁材 12…蟻溝条 13…噛み合い突部 14…掛架用挿
入部 15…目地モルタル材 16…縦リブ 21…掛架支持部材 31A…第1の掛架支持部材 31B…第2の
掛架支持部材 34A…挿入部 34B…掛架用
挿入部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E001 DB02 DD01 FA04 GA01 GA07 GA16 GA59 HA01 HB02 HD01 LA07 ND12 2E110 AA02 AA09 AA42 AB04 AB22 BC13 BD23 CA04 CA17 CA25 CC03 CC15 DA12 DA22 DB14 DB23 DB27 DC02 GA24Y GA34W GB02Z GB42Y

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 躯体壁面に固着される断熱性を有する発
    泡合成樹脂材製の外壁下地材と、煉瓦・タイル・サイデ
    イング、または空気流通層を形成可能な溝部を有するブ
    ロック等の化粧用外壁材と、化粧用外壁材を外壁下地材
    に掛架保持させて上下方向に隣接配置すべく当該外壁下
    地材表面に対し突出方向が仰角傾斜状となるように上下
    方向に離間配置させた掛架支持部材とを備えて成ること
    を特徴とする外断熱構造における外装材固定構造。
  2. 【請求項2】 躯体屋根面に固着される断熱性を有する
    発泡合成樹脂材製の屋根下地材と、屋根下地材に隣接配
    置される屋根瓦と、屋根瓦を屋根下地材に掛架保持すべ
    く当該屋根下地材表面に対し突出方向が仰角傾斜状とな
    るように離間配置させた掛架支持部材とを備えて成るこ
    とを特徴とする外断熱構造における外装材固定構造。
  3. 【請求項3】 既設の躯体壁面に対し突出方向が仰角傾
    斜状となるように上下方向に離間配置させた第1の掛架
    支持部材と、第1の掛架支持部材に掛架保持させて躯体
    壁面に付設配置された断熱性を有する発泡合成樹脂材製
    の外壁下地材と、煉瓦・タイル・サイデイング、または
    空気流通層を形成可能な溝部を有するブロック等の化粧
    用外壁材を外壁下地材に掛架保持させて上下方向に隣接
    配置すべく当該外壁下地材表面に対し突出方向が仰角傾
    斜状となるように上下方向に離間配置させた第2の掛架
    支持部材とを備えて成ることを特徴とする外断熱構造に
    おける外装材固定構造。
  4. 【請求項4】 掛架支持部材は、一枚構造もしくは複数
    枚が積層された構造の鉄板・鋼板等の帯板状剛性部材に
    よって形成されている請求項1乃至3のいずれか記載の
    外断熱構造における外装材固定構造。
  5. 【請求項5】 掛架支持部材は、化粧用外壁材に横方向
    に穿設した蟻溝条に係合するよう外壁下地材に対し横方
    向に突設した係合突起の上方向に傾斜している上側端面
    に沿って挿入配置されている請求項1乃至4のいずれか
    記載の外断熱構造における外装材固定構造。
  6. 【請求項6】 外壁下地材には、縦長の溝部を形成し、
    外壁下地材に挿入配置されている掛架支持部材の端部と
    溝部の奥部面との間に隙間を設けた請求項1乃至5のい
    ずれか記載の外断熱構造における外装材固定構造。
  7. 【請求項7】 化粧用外壁材・屋根瓦の上下の端縁面夫
    々には、隣接配置される化粧用外壁材・屋根瓦相互を噛
    み合い状に結合する断面で略L字形を呈する噛み合い突
    部が、隣接する同士のものでは互いに逆向きにして設け
    てある請求項1乃至6のいずれか記載の外断熱構造にお
    ける外装材固定構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101437429B1 (ko) * 2012-10-31 2014-09-05 명문석재주식회사 건물 외장재 및 외부 단열재 설치 브라켓
CN104712078A (zh) * 2013-12-12 2015-06-17 谷玉花 一体化自保温复合外墙
CN110242001A (zh) * 2019-05-09 2019-09-17 新疆京奥宏博节能科技有限公司 一种发泡混凝土复合板及生产方法

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