JP2003313758A - ストレッチ編地 - Google Patents

ストレッチ編地

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 衣料用や介護衣料、産業資材用途に使用され
るストレッチバック性に優れたストレッチ編地を提供す
る。 【解決手段】 130℃の熱水で30分処理した後の捲
縮率が30%以上の瞬間捲縮弾性率の優れた捲縮を発現
できる潜在捲縮性ポリエステル系長繊維糸の交編率が1
5質量%以上で、編地ループの1ループの編成長が1m
m以上5mm以下の編成条件で編成した経・緯方向の伸
長回復率及び瞬間弾性回復率が共に80%以上であるス
トレッチ編地。伸長回復率と瞬間弾性回復率との差が1
0%以下が好ましい。潜在捲縮性ポリエステル系繊維が
添え糸編で編成されていることが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衣料用途や産業資
材用途に使用されるストレッチ編地に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、高伸縮性能を必要とされる商品と
は、高伸縮性能を有し、弾性糸の代表であるポリウレタ
ン繊維やポリエステル系繊維で弾性性能を有するポリエ
ーテル・エステル繊維を利用して他素材と交編すること
により生産されている。しかし、ポリウレタン繊維は耐
熱性に問題があり、通常のポリエステル繊維と交編した
編地においては、ポリウレタン繊維が染色仕上工程にお
いて劣化したり、融着するといった問題があった。
【0003】また、耐熱性において優れているポリエー
テル・エステル繊維を用いたものも、染色仕上工程にお
ける劣化にいてはポリウレタン繊維と同様であった。ポ
リウレタン繊維やポリエーテル・エステル繊維を単独で
用いて編成された編地は、衣料用途や資材用途で求めら
れる強度物性が低く、商品価値がなかった。そのため
に、これらの弾性糸条は、糸条の段階や編成段階で他の
素材と組み合わせることでしか編地を編成することがで
きず、このようにして得られた編地においては、他の素
材と組み合わせることによりボリュームが付いてしま
い、インナー、シャツ等の比較的薄地の商品には適さな
かった。その上、これらの弾性糸を使って編成した編地
は、伸長して除重後30分〜1時間経過後では高い回復
性を示すものの、除重直後の回復性即ち瞬間弾性回復率
が低く、いわゆるストレッチバック性が悪いという問題
があった。また、ストレッチバック性を向上させるため
に高捲縮型仮撚加工糸等も多く提案されているが、これ
らは瞬間弾性率については良好なものの、伸長回復性に
ついて劣るものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の現状
に鑑みてなされたものであり、ストレッチバック性に優
れた編地を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するもので、130℃熱水処理後の捲縮率が30%以
上、捲縮弾性率が80%以上である潜在捲縮性ポリエス
テル系長繊維糸の交編率が15%質量以上で、編地ルー
プの1ループの編成長が1mm以上5mm以下である編成条
件で編成された編地であって、編地の経方向及び緯方向
の伸長回復率と瞬間弾性回復率が共に80%以上である
こと特徴とするストレッチ編地を要旨とするものであ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明の編地は、経編、横編のいずれでもよい
が、最も本発明の効果が現れるのは、横編である横編
地、丸編地である。また本発明の編地は、潜在捲縮性ポ
リエステル系繊維単独で構成されていることはもとよ
り、潜在捲縮性ポリエステル系繊維と他の繊維糸条と複
合糸で構成されていてもよく、潜在捲縮性ポリエステル
系繊維と他の繊維糸条との交編された編地であってもよ
い。潜在捲縮性ポリエステル系繊維と複合したり、交編
される他の繊維としては、通常のポリエチレンテレフタ
レートからなるポリエステル繊維、ポリエチレンテレフ
タレート単位に金属スルホネート含有エステル単位を共
重合したカチオン染料可染型ポリエステル繊維等のポリ
エステル系繊維、ナイロン6やナイロン66等のポリア
ミド系繊維、綿、麻、羊毛等の天然繊維等が挙げられ
る。また複合糸とする場合、カバーリング、合撚、仮
撚、インターレース等の加工手段で複合加工されたもの
であってもよい。
【0007】本発明で用いる潜在捲縮性ポリエステル系
長繊維糸は、熱収縮の異なる2成分のポリエステルから
なり、130℃熱水処理した後に発現する捲縮の捲縮率
が30%以上、捲縮弾性率が80%以上、瞬間捲縮弾性
率が90%以上である潜在捲縮性フィラメント糸であ
る。2成分のポリマーの熱特性差により、熱処理時に繊
維にスパイラル形状の捲縮が生じ、その優れた捲縮特性
により、編地に優れたストレッチ性をもたらすことがで
きる。捲縮特性において、捲縮率は40%以上であるの
が好ましく、50%以上であるのがより好ましい。ポリ
エステルの組合せとしては、極限粘度の異なるポリエチ
レンテレフタレートの組合せ、スルホン酸塩基を有する
イソフタル酸成分を共重合したポリエステルとポリエチ
レンテレフタレートの組み合せ、ビスフェノールAを共
重合したポリエステルとポリエチレンテレフタレートの
組合せ等が挙げられる。
【0008】なお、本発明における沸騰水処理後の捲縮
率及び捲縮弾性率は、次の方法で測定されるものであ
る。まず、0.0882cN/デシテックス張力下で、
枠に10回巻いて輪になった糸条を0.000147c
N/デシテックス荷重下で30分間放置した後、この状
態を維持したまま高圧下の130℃熱水に入れ、30分
間処理する。その後、30分以上風乾処理を施し、更に
0.00177cN/デシテックス荷重を掛けて長さa
を測定し、次にこの荷重を外して、0.0441cN/
デシテックスの荷重を掛けて長さbを測定する。次に
0.0441cN/デシテックスの荷重を外し、2分間
放置した後に0.00177cN/デシテックスの荷重
を掛けて長さcを測定し、次式により算出する。 捲縮率(%)=〔(b−a)/b〕×100 捲縮弾性率(%)=〔(b−c)/(b−a)〕×10
【0009】本発明で用いられる潜在捲縮性ポリエステ
ル系繊維のラスターは、ブライト、セミダル、フルダル
等のいずれでもよく、特に限定されるものではなく、断
面形状についても、丸断面、異型断面、中空断面等を適
用することができる。
【0010】本発明の編地は、上記の潜在捲縮性ポリエ
ステル系長繊維糸の交編率が15%以上で、編地ループ
の1ループ編成長が1mm以上5mm以下の編成条件で編成
されている。潜在捲縮性ポリエステル系長繊維糸の交編
率が15質量%未満であると、充分なストレッチ性とス
トレッチバック性が得られない。ストレッチ性とストレ
ッチバック性の点から潜在捲縮性ポリエステル系長繊維
糸の交編率は30質量%以上であるのが好ましい。
【0011】本発明でいう編地ループの1ループの編成
長は、図1に示すように実質的に1ループ(A)を構成
する糸条の実測長のことである。潜在捲縮性ポリエステ
ル系繊維のループ編成長が1mm未満の条件で編成された
編地は、糸条の編成長が短すぎてしまい十分な捲縮が発
現できずストレッチ性に欠けた編地になってしまう。ま
た、 ループ編成長が5mmを超える条件で編成された編
地は、ストレッチ性は良好なものの、ストレッチバック
性に欠けた編地となる。
【0012】本発明の編地は、経方向及び緯方向の伸長
回復率と瞬間弾性回復率が共に80%以上であって、優
れた伸縮特性を有していて充分なストレッチ性とストレ
ッチバック性を有した編地である。また、経方向及び緯
方向の伸長回復率と瞬間弾性回復率との差が10%以下
であるのが好ましい。これは瞬間弾性回復率が伸長回復
率に近く、力がかかって伸びていた編地が無緊張状態に
なると瞬間的に回復することを示しており、ストレッチ
バック性の良好な編地であることを示している。伸長回
復率と瞬間弾性回復率の差が10%を上回ると、編地自
体の回復性のパワー不足が感じられ、製品にした場合の
着用感がいわゆるストレッチバック性において劣るよう
に感じるものとなる。
【0013】本発明でいう伸長回復率と瞬間弾性回復率
は、次の方法で測定されたものである。まず予備測定と
して、JIS L−1018に準じて、試料長30c
m、試料幅5cm、初荷重29mNにてつかみ間隔20
cmで試料設定し、引張速度20cm/分で1.47N
荷重時の伸びを測定する。次に試料長30cm、試料幅
5cmの試料に初荷重29mNをかけて20cm間隔の
印をつけ、初荷重29mNにてつかみ間隔20cmで試
料設定し、引張速度20cm/分で1.47N荷重時の
伸びの80%だけ伸長し、1分間放置した時の長さe
(cm)を測定した後除重し、3分間放置後に初荷重2
9mNをかけて印間長f(cm)を測定し、次式で伸長
回復率(%)を算出する。 伸長回復率=((e−f)/(e−20))×100
【0014】瞬間弾性回復率は、上記の測定において、
1.47N荷重時の伸びの80%の伸長をし、1分間放
置した時の長さe(cm)を測定し除重した後の3分間
の放置をせずに直ぐに初荷重29mNをかけて測定し
て、その時の長さをg(cm)とし、次式で算出したも
のである。 瞬間弾性回復率=((e−g)/(e−20))×10
【0015】本発明のストレッチ編地を編成する方法に
ついては、特に限定するものではないが、インレー編の
ようにループを有さない編組織は、充分なストレッチ性
をもたらすことが難しいので避けるのが好ましい。ま
た、ダブルニットの場合は、編地の表裏を連結するため
連結組織が必要であるが、ストレッチ性の点から、連結
組織をタック編のみとするよりも、編地の表裏のいずれ
かにループを有する組織や表裏共にループを有する組織
とするのが好ましい。
【0016】本発明の編地において、潜在捲縮性ポリエ
ステル系長繊維糸とを他の繊維糸条と交編してもよい。
また交編する場合に、潜在捲縮性ポリエステル系長繊維
糸と他の繊維糸条を同一の給糸口に供給して編成しても
よい。潜在捲縮性ポリエステル系長繊維糸と他の繊維糸
条を同一の給糸口に供給して編成する場合において、ス
トレッチ性を失うことなく編地を得るために、潜在捲縮
性ポリエステル系長繊維糸を添え糸編の編成技術を用い
て、ループの内側に位置させるように編成するのが好ま
しい。
【0017】本発明の編地は、編成後にリラックス処理
や液流染色等の無緊張状態での熱処理を受ける染色仕上
加工を経て得られる。この染色仕上加工における無緊張
状態での熱処理による、編組織の編成時の緊張からの解
放と潜在捲縮性ポリエステル系長繊維糸の捲縮の発現に
より優れたストレッチ性とストレッチバック性を有する
ようになる。
【0018】
【作用】本発明のストレッチ編地は、潜在捲縮性ポリエ
ステル系繊維で構成された糸条を、編地全体の15質量
%以上で、1ループの編成長が1mm以上5mm以下で
あるように編成され、染色仕上加工時の無緊張状態での
熱処理により潜在捲縮性複合型ポリエステル系繊維がス
パイラル捲縮形態をとるように捲縮が発現し、編地の経
・緯方向の伸長回復率、及び瞬間弾性回復率が共に80
%以上である優れたストレッチ性とストレッチバック性
を有するストレッチ編地となる。
【0019】
【実施例】次に、本発明を実施例により具体的に説明す
る。実施例における糸条の捲縮率、捲縮弾性率の測定、
及び編地の伸長回復率、瞬間弾性回復率は、前記の方法
により行なった。その他の評価は下記の方法により行っ
た。 (1)1ループの編成長 編地から解編した糸条に1デシッテクス当り0.098
cNの荷重を掛け、1ループの実測長の測定を行った。
【0020】実施例1 福原精機株式会社製両面丸編機(JIL−7型、30″
×18G)を用いて、図2に示す編組織にて、全ての給
糸口に極限粘度〔η〕0.65のポリエチレンテレフタ
レートと、極限粘度〔η〕0.48のポリエチレンテレ
フタレートとを複合比1:1としてサイドバイサイド型
にて複合紡糸された潜在捲縮性ポリエステル長繊維糸1
10デシテックス/24フィラメントを給糸し、生機で
の1ループの編成長を3.4mmとして編成した後、通
常のポリエステルの染色加工を行ってストレッチ編地を
得た。なお、潜在捲縮ポリエステル長繊維糸の捲縮率
は、44.5%、捲縮弾性率は86.9%、仕上り編地
での潜在捲縮ポリエステル長繊維糸の1ループの編成長
は、3.2mmであった。
【0021】実施例2 福原精機株式会社製両面丸編機(JIL−7型、30″
×18G)を用いて、図2に示す編組織にて、給糸口F
3に実施例1で用いた潜在捲縮性ポリエステル長繊維糸
110デシテックス/24フィラメントを給糸し、給糸
口F1、給糸口F2及び給糸口F4に極限粘度〔η〕
0.65のポリエチレンテレフタレートからなる通常の
ポリエステル長繊維糸165デシテックス/48フィラ
メントの仮撚加工糸を給糸して、生機での1ループの編
成長を5.4mmとして編成した後、通常のポリエステ
ルの染色加工を行ってストレッチ編地を得た。仕上り編
地での潜在捲縮ポリエステル長繊維糸の1ループの編成
長は、5.0mmで、交編率は、15.5質量%であっ
た。
【0022】実施例3 実施例2において、生機での1ループの編成長を1.2
mmに変更すること以外は、実施例1と同様にしてスト
レッチ編地を得た。なお、仕上り編地での潜在捲縮ポリ
エステル長繊維糸の1ループの編成長は、1.0mm
で、交編率は、16.2質量%であった。
【0023】比較例1 実施例2において、生機での1ループの編成長を6.0
mmに変更したこと以外は実施例2と同様にして編地を
得た。なお、仕上り編地での潜在捲縮ポリエステル長繊
維糸の1ループの編成長は、5.6mmで、交編率は12.
5質量%であった。
【0024】比較例2 実施例2において、生機での1ループの編成長を1.0
mmに変更したこと以外は実施例2と同様にして編地を
得た。なお、仕上り編地での潜在捲縮ポリエステル長繊
維糸の1ループの編成長は、0.8mmで、交編率は、
15.5質量%であった。
【0025】実施例4 福原精機株式会社製両面丸編機(JIL−7型、30″
×18G)を用いて、図3に示す編組織にて、給糸口F
1に実施例2で用いた潜在捲縮性ポリエステル長繊維糸
110デシテックス/24フィラメント(H)とポリエ
ステル長繊維仮撚加工糸165デシテックス/48フィ
ラメント(G)を添え糸編にて潜在捲縮性ポリエステル
長繊維糸が内側になるように供給し、給糸口F2、給糸
口F3及び給糸口F4には実施例2で用いたポリエステ
ル長繊維仮撚加工糸165デシテックス/48フィラメ
ントを供給して、生機での1ループの編成長を5.4m
mとして編成した後、通常のポリエステルの染色加工を
行ってストレッチ編地を得た。なお、仕上り編地での潜
在捲縮ポリエステル長繊維糸の1ループの編成長は、
4.9mmで、交編率は、18質量%であった。
【0026】実施例5 実施例4において、生機での1ループ編成長を1.2m
mに変更したこと以外は、実施例1と同様にしてストレ
ッチ編地を得た。なお、仕上り編地での潜在捲縮ポリエ
ステル長繊維糸の1ループの編成長は、1.0mmで、
交編率は、15.3質量%であった。
【0027】比較例3 実施例4において、潜在捲縮性ポリエステル長繊維糸1
10デシテックス/24フィラメント(G)に替えてポ
リウレタン繊維44デシテックスを添え糸編みで編成す
ること以外は実施例4と同様にして編地を得た。実施例
及び比較例を、伸長回復率、瞬間弾性回復率、ループ編
成長について評価した結果を得た。
【0028】
【表1】
【0029】表1から分かるように、実施例1〜5の編
地については、伸長回復率及び瞬間弾性回復率に優れて
おり、その差も小さくストレッチバック性に優れたもの
であった。しかしながら、1ループの編成長が大きく、
交編率の小さい比較例1は、瞬間弾性回復率において劣
るものであった。1ループの編成長が小さい比較例2に
ついては、ループの大きさが潜在捲縮糸の機能を十分に
引き出すことができなかったため、伸長回復率及び瞬間
弾性回復率において劣るものであった。潜在捲縮性ポリ
エステル長繊維糸に替えてポリウレタン繊維を用いた比
較例3については、伸長性が大きいためストレッチ性に
おいては良好なものの、伸長回復率と瞬間弾性回復率の
差が大きく、ストレッチバック性において劣るものであ
った。
【0030】
【発明の効果】本発明は、スパイラル等のカール状の捲
縮を有する糸条が編地全体の15%以上を占めていて、
1ループの編成長が1mm以上5mm以下であって、伸
長回復率及び瞬間弾性回復率の大きいストレッチバック
性に優れたストレッチ編地を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】編地の拡大図であり、1ループをAで示す。
【図2】本発明において用いることのできる編成組織図
の一例である。
【図3】本発明において用いることのできる編成組織図
の一例である。
【符号の説明】
A 編地における1ループ C シリンダー針。 D ダイヤル針。 F1〜F4 給糸口 G 潜在捲縮型ポリエステル長繊維糸 H ポリエステル長繊維仮撚加工糸

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 130℃の熱水で30分処理(以後13
    0℃熱水処理)後の捲縮率が30%以上、捲縮弾性率が
    95%以上である潜在捲縮性ポリエステル系長繊維糸の
    交編率が15質量%以上で、編地ループの1ループの編
    成長が1mm以上5mm以下である編成条件で編成され
    た編地であって、編地の経方向及び緯方向の伸長回復率
    と瞬間弾性回復率が共に80%以上であること特徴とす
    るストレッチ編地。
  2. 【請求項2】 伸長回復率と瞬間弾性回復率との差が1
    0%以下であることを特徴とする請求項1記載のストレ
    ッチ編地。
  3. 【請求項3】 潜在捲縮性ポリエステル系繊維が添え糸
    編で編成されていることを特徴とする請求項1または請
    求項2記載のストレッチ編地。
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