JP2003312457A - 車両用ブレーキペダル装置 - Google Patents

車両用ブレーキペダル装置

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JP2003312457A JP2002118209A JP2002118209A JP2003312457A JP 2003312457 A JP2003312457 A JP 2003312457A JP 2002118209 A JP2002118209 A JP 2002118209A JP 2002118209 A JP2002118209 A JP 2002118209A JP 2003312457 A JP2003312457 A JP 2003312457A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搭載スペース的にも問題はなく、ステアリン
グシャフト等との干渉を回避でき、ブレーキペダルのペ
ダルストロークに対するレバー比特性も適当に設定で
き、優れた操作性を実現できる車両用ブレーキペダル装
置を提供する。 【解決手段】 伝達用アーム12を第2支持軸15の軸
線方向に所定長離間した第1伝達用アーム12aと第2
伝達用アーム12bとにより構成し、第1伝達用アーム
12aの先端部を連結リンク9,10に第2伝達用アー
ム12bの先端部を踏み力伝達部材11に連結すること
により、ペダルアーム2の踏み力を加えるポイントと、
踏み力伝達部材11に出力するポイントが車幅方向にオ
フセットし、第2支持軸15の下端部に所定のスペース
が確保できるにも拘わらずペダルアーム2の踏み力を踏
み力伝達部材11に伝え、一般のブレーキペダル装置と
変わりのないマスターバック作動を行なうことを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スペースが十分に
得られない場合でも、ブレーキペダルのペダルストロー
クに対するレバー比特性を適当に設定でき、優れた操作
性を実現できる車両用ブレーキペダル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両用ブレーキペダル装置の特
性は、レバー比により左右される。例えば、大きなレバ
ー比にすると、小さな踏み力で大きな制動力が得られる
が、ブレーキペダルの操作には大きな操作ストロークが
必要になる。逆に、小さなレバー比にすると、大きな踏
み力で制動を掛けなければならないが、小さな操作スト
ロークで良い。つまり、レバー比が大きいと、制動力の
制御を操作ストロークの大小により容易に制御でき、レ
バー比が小さいと、制動力の制御を踏み力の大小により
容易に制御できることになる。
【0003】したがって、ペダルストロークの増加に伴
ってレバー比が変化すれば、好ましいブレーキペダル装
置が得られることになる。かかる点に着目したブレーキ
ペダル装置として、例えば、特開平7−205776号
公報の図3に記載されたブレーキペダル装置がある。
【0004】このブレーキペダル装置は、下端にパッド
が取付けられ上端が回転支軸に連結されたブレーキペダ
ルを「く」の字状に曲げ、この折曲点にプッシュロッド
を連結したものである。
【0005】しかし、このブレーキペダル装置のブレー
キ特性は、ブレーキペダルの操作ストロークが増加する
に伴ってレバー比が低下するという好ましいブレーキ特
性ではない(同公報の図5参照)。
【0006】また、プッシュロッドの揺動角をマスター
バックに対する許容し得るこじりの範囲にしようとすれ
ば、マスターバックをブレーキペダル装置から大きく離
間させなければならず(同公報の図4参照)、逆にマス
ターバックを定位置とすれば、ブレーキペダル自体を長
くしなければならず、実際の車輌ではアッパパネルを貫
通して設けなければならないものとなる。
【0007】かかる点を改良するため、前記公報に記載
されたブレーキペダル装置は、ブレーキペダルの操作ス
トロークが増加するに伴ってレバー比が低下し、かつペ
ダルストロークが極めて小さいアイドル領域において
は、実用域に比べてレバー比の変化率が小さくなるよう
に構成されている。また、その構成特性からプッシュロ
ッドの揺動角抑制についても有利であること等の理由よ
り、従来のブレーキペダル装置に比べて優れた搭載性を
現実したものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成のブレーキペダル装置にあっては、その構成
上、踏み力を伝えるペダルアームとプッシュロッドアー
ムを同軸上でリンクを介して連結しているため、プッシ
ュロッドアーム近傍にステアリングシャフト等が設けら
れる場合においては、ペダルアームとステアリングシャ
フトとの干渉を回避できないという問題点がある。
【0009】特に、車幅に直交する前後方向の搭載スペ
ースが十分に得られない場合には、前後方向に伸びる面
に沿ってブレーキペダル、連結リンク及びプッシュロッ
ドが整列し、狭小な足元がより狭小になる。なお、本明
細書において、前後とは車幅に直交する方向、つまり長
手方向での前後を意味する。
【0010】本発明は、上述した従来技術の課題を解決
するためになされたもので、搭載スペース的にも問題は
なく、ステアリングシャフト等との干渉を回避でき、ブ
レーキペダルのペダルストロークに対するレバー比特性
も適当に設定でき、優れた操作性を実現できる車両用ブ
レーキペダル装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、下記す
る手段により達成される。 (1) 請求項1にあっては、一端部にペダルパッドが
設けられたペダルアームの中間部を位置固定された第1
支持軸により回転自在に軸支し、前記第1支持軸と平行
に設けられた第2支持軸により伝達用アームを軸支し、
前記ペダルアーム(2)の他端部と伝達用アームを連結リ
ンクを介して連結し、前記ペダルアームの踏み力を踏み
力伝達部材に伝達するようにした車両用ブレーキペダル
装置において、前記伝達用アームを、前記第2支持軸の
軸線方向に所定長離間した第1伝達用アームと第2伝達
用アームとにより構成し、各伝達用アームの基端部を前
記第2支持軸に固定的に連結するとともに前記第1伝達
用アームの先端部を連結リンクに第2伝達用アームの先
端部を踏み力伝達部材に連結したことを特徴とする車両
用ブレーキペダル装置。 (2) 請求項2にあっては、前記第2支持軸は、前記
第1支持軸より後方でかつ上部に設けられ、この第2支
持軸に基端部が連結された第1伝達用アームの上端部と
ペダルアームの上端部とを前記連結リンクにより連結
し、前記ペダルアーム上端部の前記第1支持軸を中心と
する後方への変位により第1伝達用アーム上端部が前記
第2支持軸を中心として斜め上方に変位するようにした
ことを特徴とする(1)の車両用ブレーキペダル装置。 (3) 請求項3にあっては、前記第2支持軸は、車幅
方向に伸延された軸線を有し、第1伝達用アームと第2
伝達用アームが離間する長さを少なくともステアリング
シャフトの外径より大きく設定したことを特徴とする前
記(1)又は(2)の車両用ブレーキペダル装置。
【0012】
【発明の効果】請求項1によれば、伝達用アームを第2
支持軸の軸線方向に所定長離間した第1伝達用アームと
第2伝達用アームとにより構成し、第1伝達用アームの
先端部を連結リンクに第2伝達用アームの先端部を踏み
力伝達部材に連結したので、ペダルアームの踏み力が加
わる位置と、踏み力伝達部材に出力する位置が車幅方向
にオフセットでき、第2支持軸の下端部に所定のスペー
スが確保でき、しかもペダルアームの踏み力を踏み力伝
達部材に伝えて、一般のブレーキペダル装置と変わりの
ないマスターバック作動を行なうことができる。特に、
ブレーキペダル装置として前後方向の寸法が極めてコン
パクトになるので、車室内の前席前方という狭小なスペ
ースにも有効に設置でき、搭載性の優れたものとなる。
【0013】請求項2によれば、第2支持軸を第1支持
軸より後方でかつ上部に設け、ペダルアームの上端部と
第1伝達用アームの上端部を連結リンクで連結し、ペダ
ルアーム上端部の第1支持軸を中心とする後方への変位
が、第2支持軸を中心とする第1伝達用アーム上端部を
斜め上方の変位に変換されるようにしたので、ペダルア
ーム及び第1伝達用アームの各上端部をダッシュロアパ
ネル近傍に配置することができ、ダッシュロアパネルか
らペダルアームの回転支軸までの距離を従来の装置に比
べて画期的に短縮でき、従来の装置に比べて優れた搭載
性を実現できる。しかも、ブレーキペダルのペダルスト
ロークに対するレバー比特性も適当に設定でき、ブレー
キペダルの操作ストロークが増加するに伴ってレバー比
が低下し、かつペダルストロークが極めて小さいアイド
ル領域においては、実用域に比べてレバー比の変化率が
小さくなるという優れた操作性も実現できる。
【0014】特にマスターバックを小型化し、エンジン
ルームでのスペースを確保したい場合には、必然的にブ
レーキペダル装置のストロークが大きくなるが、この場
合でも前後方向のコンパクト化から容易に対処でき、結
果的にマスターバックの小型化にも寄与できる。
【0015】請求項3によれば、第2支持軸を車幅方向
に伸延し、第1伝達用アームと第2伝達用アームが離間
する長さを少なくともステアリングシャフトの外径より
大きく設定したので、車両のレイアウトによりブレーキ
ペダル装置の搭載スペースが十分に得られない場合で
も、ステアリングシャフト等との干渉を容易に回避でき
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
実施の形態を説明する。
【0017】図1は本発明の一実施形態を示すもので、
図2の1−1線に沿う断面図、図2は図1の平面相当図
である。図1,2において、本実施形態に係る車両用ブ
レーキペダル装置は、エンジンルームと車室内を仕切る
ダッシュパネルの近傍に設けられている。
【0018】ダッシュパネルは、ロアパネル4とアッパ
パネル5からなり、アッパパネル5は、ロアパネル4と
略直交するように溶着されている。また、3枚のペダル
ブラケット1a,1b,1cが車室内に向けて突出され
て取付けられている。
【0019】ペダルブラケット1a,1b間には、車幅
方向に伸延する第1支持軸3が、ペダルブラケット1
a,1c間には、第2支持軸15が位置固定にそれぞれ
設けられ、これら両支持軸3,15により前記ブレーキ
ペダル装置が支持され、これらを中心として作動する。
この第1支持軸3と第2支持軸15の位置関係は、第2
支持軸15が第1支持軸3の斜め上方に位置するように
ペダルブラケット1に設けられている。
【0020】第1支持軸3には、ブレーキペダル装置に
おいて乗員が踏み力を加えるペダルアーム2の中間部が
回転自在に支持されている。このペダルアーム2の第1
支持軸3による支持位置は、特に、限定されるものでは
ないが、一例を挙げると、上端部2aと下端部2bが略
1:4の比率となるように軸支されている。このように
すれば、搭載性の面でも操作性の面でも都合がよい。
【0021】なお、図中「6」はペダルアーム2の下端
に設けられたペダルパッド6であり、「16」はペダル
ブラケット1とペダルアーム2との間に張設され、ペダ
ルアーム2を常時後方に付勢するリターンスプリングで
ある。
【0022】第2支持軸15には、伝達用アーム12が
軸支されている。この伝達用アーム12は、前記ペダル
アーム2の踏み力が連結リンク9,10を介して伝達さ
れる第1伝達用アーム12aと、第2支持軸15の軸上
で第1伝達用アーム12aより所定長離間して設けられ
た第2伝達用アーム12bとからなり、ペダルアーム2
の作動を、第1伝達用アーム12a、連結リンク9,1
0、第2伝達用アーム12b及び踏み力伝達部材11を
介してマスターバック等の倍力装置(図示せず)に伝達
するようになっている。
【0023】前記連結リンク9,10は、ペダルアーム
2と第1伝達用アーム12aの各上端部を両側から挟持
するように設けられ、ピン7,8により連結されてい
る。また、マスターバックを作動する踏み力伝達部材1
1は、プッシュロッド11aにプッシュロッドピン11
bを介して第2伝達用アーム12bと連結されている。
【0024】特に、本実施形態に係る伝達用アーム12
は、前述のように第2支持軸15の軸線方向において第
1伝達用アーム12aと第2伝達用アーム12bが所定
長離間し、第1伝達用アーム12aを上方に、第2伝達
用アーム12bを下方に、それぞれ突出するように構成
され、各伝達用アーム12a,12bの基端部が第2支
持軸15に固定的に連結されている。
【0025】このように両伝達用アーム12a,12b
を車幅方向にオフセットすれば、ブレーキの操作性に何
等影響を及ぼすことなく、乗員が加える踏み力の位置と
踏み力伝達部材11からの出力位置とをずらすことがで
きる。つまり、一般のブレーキペダル装置と変わりのな
いマスターバック作動を行なうことができるのみでな
く、第2支持軸15の下部に比較的大きな余剰スペース
を形成することができる。
【0026】したがって、第1伝達用アーム12aと第
2伝達用アーム12bが離間する長さを、少なくともス
テアリングシャフト17の外径より大きく設定し、第2
支持軸15の下方に形成されたスペースをステアリング
シャフト17の挿通に利用すれば、ピラーとピラーとの
間に設けられたメンバーMに取付けられているステアリ
ングシャフト17やステアリングブラケット18等とペ
ダルアーム2の干渉を簡単に回避できることになり、好
ましい。
【0027】しかも、本実施形態に係るペダルアーム2
と第1伝達用アーム12aは、ペダルアーム2の上端部
が後方に向かって傾斜され、第1伝達用アーム12aが
前方に向かって傾斜するように所定の角度をもって取付
けられている。
【0028】このため、ペダルアーム2の踏み力を踏み
力伝達部材11に伝達する場合の伝達機構は、前後方向
で極めてコンパクトなものとなり、ペダルアーム2及び
第1伝達用アーム12aの各上端部と、連結リンク9,
10をダッシュロアパネル4近傍に配置することがで
き、ダッシュロアパネル4からペダルアーム2の第1支
持軸3までの距離Lも従来の装置に比べて画期的に短縮
できる。つまり、本実施形態のものは、前後方向が極め
てコンパクトになるため、従来のものに比し優れた搭載
性を実現することになる。
【0029】さらに、第2支持軸15を第1支持軸3よ
り後方でかつ上部に設け、ペダルアーム2の上端部と第
1伝達用アーム12aの上端部を連結リンク9,10で
連結し、ペダルアーム2の上端部が第1支持軸3を中心
として後方に変位する場合、第2支持軸15を中心とす
る第1伝達用アーム12aの上端部が連結リンク9,1
0を介して斜め上方に変位する構成とされている。この
ようにすれば、後述するように優れた操作性を実現でき
る。
【0030】前記連結リンク9,10、第1伝達用アー
ム12a及びペダルアーム2は、同一平面上に位置する
ように構成されているが、ペダルアーム2に関しては、
少なくともペダルアーム2の上半部が同一平面上に位置
すればよく、必ずしも全体である必要はない。また、第
2伝達用アーム12b先端のプッシュロッドピン11
b、第1支持軸3及び踏み力伝達部材11は、同一面上
に配置されているので、入出力のバランスを取りやすい
のみでなく、踏み力伝達部材11を可及的に直線的に変
位させるようにすることができ、好ましい。
【0031】次に、作動を説明する。
【0032】図3は前記実施形態の作動状態を示す説明
図である。図3において、まず、ペダルアーム2の下端
のペダルパッド6を車両前方に踏むと、ペダルアーム2
の上端部が第1支持軸3を回転中心として後方に回動
し、リンク9、10を介して第1伝達用アーム12aを
後方に変位させる。したがって、第2伝達用アーム12
bは、第2支持軸15を回転中心としてその下端が前方
に変位し、下端に連結された踏み力伝達部材11を介し
て図外のマスターバックにペダルアーム2の踏み力を伝
達する。
【0033】ここにおいて、ペダルアーム2は、上端部
2aと下端部2bが、例えば、略1:4という比較的大
きな比率となるように設定しているため、ペダルアーム
2のストロークが大きくても、制動力は小さい。
【0034】さらに踏み込むと、ペダルアーム2の上端
部は、前記同様、第1支持軸3を回転中心として後方に
回動するが、第1伝達用アーム12aの支持軸である第
2支持軸15は第1支持軸3より上方に設けられている
ので、リンク9、10及び第1伝達用アーム12aは後
方に変位する場合、斜め上方に向かって変位することに
なる。したがって、第1伝達用アーム12aの後方回動
する変位量が第2伝達用アーム12bの変位量とはなら
ず、小さなストロークで大きな制動力を生じることにな
る。
【0035】したがって、制動力が小さい場合には操作
ストロークの制御により、大きな制動力の場合には踏み
力の制御により制動力が調整できるという操作性のよい
車両用ブレーキペダル装置となる。
【0036】以上述べたように、本実施形態によれば、
ペダルアーム2を回転自在に支持し、その上端部を第1
支持軸3よりも上方に突出配置し、かつ、第1支持軸3
の後方に平行に設けた第2支持軸15に、その上端部が
第2支持軸15よりも上方に突出された第1伝達用アー
ム12aと、該第1伝達用アーム12aに対し車幅方向
にオフセット配置され、その先端部が第2支持軸15よ
りも下方に突出された第2伝達用アーム12bと、を固
着し、ペダルアーム2の上端部と第1伝達用アーム12
aの上端部を連結リンク9,10を介して連結し、ペダ
ルアーム2の踏み力を踏み力伝達部材11に伝えるよう
にしたので、一般のブレーキペダル装置と変わりのない
マスターバック作動を行なうことができるのは勿論、車
両のレイアウトによりブレーキペダル装置の搭載スペー
スが十分に得られない場合でも、容易に設置でき、しか
も、ステアリングシャフト17やステアリングブラケッ
ト18等との干渉も回避できることになる。
【0037】また、ペダルアーム2の上端部と第1伝達
用アーム12aの上端部を連結する連結リンク9,10
を第1支持軸3及び第2支持軸15の上方に配置したこ
とにより、ペダルアーム2の上端部及び第1伝達用アー
ム12aの上端部をダッシュロアパネル4近傍に配置す
ることができ、ダッシュロアパネル4から第1支持軸3
までの距離を従来の装置に比べて画期的に短縮すること
ができることになり、従来の装置に比べて優れた搭載性
を実現することができる。特に、車両前後方向の寸法を
極めてコンパクトにできるので、ブレーキペダルのスト
ロークも大きくでき、この点から結果的にマスターバッ
クを小型化あるいはマスターバック設計の自由度を増大
できる。
【0038】本発明は、上述した実施の形態のみに限定
されるものではなく、特許請求の範囲内で種々変更使用
することができる。上述した実施形態の第2支持軸15
は、第1支持軸3の後方に設けられているので、スペー
ス的に有利で、搭載性が向上するが、これのみでなく当
該第2支持軸15を第1支持軸3の前方に設けてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を示す断面図である。
【図2】 図1の平面相当図である。
【図3】 同実施形態の作動状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1…ペダルブラケット、 2…ペダルアーム、 3…第1支持軸、 6…ペダルパッド、 9,10…連結リンク、 11…踏み力伝達部材、 12…伝達用アーム、 12a…第1伝達用アーム、 12b…第2伝達用アーム、 15…第2支持軸、 17…ステアリングシャフト。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年5月1日(2002.5.1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松田 知弥 神奈川県横浜市港北区樽町三丁目7番60号 株式会社ヨロズ内 (72)発明者 峯 好英 神奈川県平塚市大神2909番地 株式会社N Sデザイン内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端部にペダルパッド(6)が設けられた
    ペダルアーム(2)の中間部を位置固定された第1支持軸
    (3)により回転自在に軸支し、前記第1支持軸(3)と平行
    に設けられた第2支持軸(15)により伝達用アーム(12)を
    軸支し、前記ペダルアーム(2)の他端部と伝達用アーム
    (12)を連結リンク(9,10)を介して連結し、前記ペダルア
    ーム(2)の踏み力を踏み力伝達部材(11)に伝達するよう
    にした車両用ブレーキペダル装置において、 前記伝達用アーム(12)を、前記第2支持軸(15)の軸線方
    向に所定長離間した第1伝達用アーム(12a)と第2伝達
    用アーム(12b)とにより構成し、各伝達用アームの基端
    部を前記第2支持軸(15)に固定的に連結するとともに前
    記第1伝達用アーム(12a)の先端部を連結リンク(9,10)
    に第2伝達用アーム(12b)の先端部を踏み力伝達部材(1
    1)に連結したことを特徴とする車両用ブレーキペダル装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第2支持軸(15)は、前記第1支持軸
    (3)より後方でかつ上部に設けられ、この第2支持軸(1
    5)に基端部が連結された第1伝達用アーム(12a)の上端
    部とペダルアーム(2)の上端部とを前記連結リンク(9,1
    0)により連結し、前記ペダルアーム上端部の前記第1支
    持軸(3)を中心とする後方への変位により第1伝達用ア
    ーム上端部が前記第2支持軸(15)を中心として斜め上方
    に変位するようにしたことを特徴とする請求項1に記載
    の車両用ブレーキペダル装置。
  3. 【請求項3】 前記第2支持軸(15)は、車幅方向に伸延
    された軸線を有し、第1伝達用アーム(12a)と第2伝達
    用アーム(12b)が離間する長さを少なくともステアリン
    グシャフト(17)の外径より大きく設定したことを特徴と
    する請求項1又は2に記載の車両用ブレーキペダル装
    置。
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JP2007320404A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Nissan Motor Co Ltd 自動車のブレーキペダル装置
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