JP2003310973A - 弾球遊技機の枠基体 - Google Patents

弾球遊技機の枠基体

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JP2003310973A
JP2003310973A JP2002118356A JP2002118356A JP2003310973A JP 2003310973 A JP2003310973 A JP 2003310973A JP 2002118356 A JP2002118356 A JP 2002118356A JP 2002118356 A JP2002118356 A JP 2002118356A JP 2003310973 A JP2003310973 A JP 2003310973A
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JP
Japan
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cover plate
frame base
guide rail
outer guide
frame
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JP2002118356A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Suzuki
勝彦 鈴木
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Naito Shokai KK
Original Assignee
Naito Shokai KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各パチンコ機メーカーに合った枠基体が効率
良く取り揃えられ、製品管理も容易にでき、また、遊技
の興趣が一段と高められる弾球遊技機の枠基体を提供す
る。 【解決手段】 額縁状に成形され、その内側に覆板部3
0を張設すると共に該覆板部30に遊技盤5が臨む窓開
口4を開設し、前記窓開口4の内周縁には外側ガイドレ
ール18を取着してなる弾球遊技機Pの枠基体2であっ
て、前記覆板部30の外側ガイドレール18が取付けら
れる部位に対応する部分を分離して分割覆板30a,3
0bを成形しかつ該分割覆板30a,30bを交換自在
に取付け、また、前記分割覆板30a,30bには装飾
部45,46等を設けるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、額縁状に成形さ
れ、その内側に覆板部を張設すると共に該覆板部に遊技
盤が臨む窓開口を開設し、前記窓開口の内周縁には外側
ガイドレールを取着してなる弾球遊技機の枠基体に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】弾球遊技機の一種であるパチンコ遊技機
として、例えば、縦長方形枠状に成形される機枠の前側
に枠基体が取付けられると共に該枠基体に遊技盤が装着
され、また、前記枠基体の前面に遊技盤を覆うガラス扉
枠及び打球供給皿が装着される前面板がそれぞれ回動自
在に装着されており、前記枠基体は、合成樹脂材により
額縁状に成形されると共にその内側に覆板部が一体に張
り出して張設され、該覆板部には遊技盤が臨む窓開口が
成形され、また、該窓開口の弧状の内周縁に外側ガイド
レールが取着されているものが有る。このように、枠基
体側に外側ガイドレールを取着するのは、外側ガイドレ
ールの取り付け作業が簡単になり、しかも、新機種への
変更に伴い遊技盤を新しいものと交換する場合も、取付
けられていた外側ガイドレールがそのまま使用でき、経
済的であるばかりか遊技盤を廃棄処分するときの分別作
業も容易になるという利点があるからである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、通常、前記
枠基体における外側ガイドレールが取付けられる窓開口
の弧状の内周縁は、その曲率半径が各パチンコ機メーカ
ーによって異なっている。例えば、複数のパチンコ機メ
ーカーから枠基体等の注文を受けると、各パチンコ機メ
ーカー毎に前記弧状の内周縁の曲率半径が異なる枠基体
を製作しなければならず、製作が面倒であり製作コスト
が嵩むばかりか製品管理も簡単ではなく、また、枠基体
を各パチンコ機メーカー毎に合わせて製作すると、仮に
取引がなくなる等の理由が生じた場合、それらがそのま
ま在庫として残ってしまい処分に苦慮して経済上も好ま
しくなく、引いてはゴミ問題にもつながるという課題が
ある。
【0004】そこで、本発明は上記課題に鑑みなされた
もので、覆板部の外側ガイドレールが取付けられる部位
に対応する部分を分離して分割覆板を成形しかつ該分割
覆板を交換自在に取付けるようにすることにより、各パ
チンコ機メーカーに合った枠基体が効率良く取り揃えら
れ、製作が簡単であり製作コストが低廉になし得、製品
管理も容易にでき、また、取引がなくなる等の理由が生
じても、分割覆板のみ処分すればよく経済上好ましく、
更には、遊技盤を交換する場合に装飾部等を交換する必
要が無く、このため装飾部等を高級化できて遊技の興趣
が一段と高められる弾球遊技機の枠基体を提供すること
を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明に係る弾球遊技機の枠基体は、額縁状に成形
され、その内側に覆板部を張設すると共に該覆板部に遊
技盤が臨む窓開口を開設し、前記窓開口の内周縁には外
側ガイドレールを取着してなる弾球遊技機の枠基体であ
って、前記覆板部の外側ガイドレールが取付けられる部
位に対応する部分を分離して分割覆板を成形しかつ該分
割覆板を交換自在に取付け、また、前記分割覆板には前
側から視認でき遊技の興趣を高める装飾部を設けるよう
にした。
【0006】また、額縁状に成形され、その内側に覆板
部を張設すると共に該覆板部に遊技盤が臨む窓開口を開
設し、前記窓開口の内周縁には外側ガイドレールを取着
してなる弾球遊技機の枠基体であって、前記覆板部の外
側ガイドレールが取付けられる部位に対応する部分を分
離して分割覆板を成形しかつ該分割覆板を交換自在に取
付け、また、前記分割覆板には前側から視認でき遊技者
に遊技情報を知らせる情報表示部を設けるようにした。
【0007】このように、覆板部の外側ガイドレールが
取付けられる部位に対応する部分を分離して分割覆板を
成形しかつ該分割覆板を交換自在に取付けるようにする
ことにより、枠基体は共通とし、分割覆板を各パチンコ
機メーカーに合わせて各種製作しておけば、各パチンコ
機メーカーに合わせた枠基体が効率良く取り揃えられ、
製作が簡単であり製作コストも低廉になし得る。しか
も、主として枠基体よりも小さい分割覆板を管理すれば
よいから、製品管理も容易にできる。また、取引がなく
なる等の理由が生じた場合は、分割覆板のみ処分すれば
よい。更には、遊技盤を交換する場合には装飾部等を交
換する必要が無く、このため装飾部等の高級化が可能と
なる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る弾球遊技機の
枠基体の実施の形態を図面に基づき説明する。なお、弾
球遊技機には、例えばパチンコ遊技機、アレンジボール
または雀球遊技機があるが、本発明にあっては、一例と
してパチンコ遊技機について説明する。図1は、本発明
が適用されるパチンコ遊技機の正面図、図2はガラス扉
枠と前面板及び下部前板を外した状態のパチンコ遊技機
の斜視図である。図において、1はパチンコ遊技機Pの
機枠であって縦長方形枠状に形成されており、その前側
に枠基体2がその一側上下部を前記機枠1の一側上下部
に設けた軸支部3によって軸支され、回動自在に装着さ
れている。この枠基体2の上部中央に窓開口4が開設さ
れ、その裏面には遊技盤5が配置され、その前面の遊技
部5aが前記窓開口4に臨むようになっている。
【0009】本発明における枠基体2とは、本実施の形
態のように機枠1の前側に回動自在に装着される後記す
る支持枠体2aと該支持枠体2aの裏側に遊技盤5を装
着するための後記する取付枠部41が一体的に成形され
るもの、または、取付枠部41が別体に設けられるも
の、更には、支持枠体2aがなく直接機枠1に装着され
る取付枠部41をも含むものである。枠基体2が、機枠
1に回動自在に装着されていても、されてなくても良
い。また、この枠基体2は、合成樹脂または金属により
成形され、前記支持枠体2aと取付枠部41とから構成
されるときは、共に同じ材質により一体に成形されるこ
とが望ましい。この方が成形上または廃棄上好ましいか
らである。
【0010】前記枠基体2の前面には、遊技盤5前面の
遊技部5aを覆い2枚のガラス板6を備えたガラス扉枠
7及び遊技盤5の下部を覆う前面板8とが、いずれもそ
の一側上下部を枠基体2の一側上下間に所定の間隔離し
て設けた複数の軸支部10に軸支され、回動自在に装着
されている。前記前面板8の前面に、貯留される弾球で
あるパチンコ球を後記する打球発射部Aに供給するため
の打球供給皿11が装着されている。また、前記枠基体
2の下部に軸支される下部前板9の前面には、前記打球
供給皿11から溢れるパチンコ球を貯留する下部球受皿
12が装着されている。13は、下部前板9の前面一側
に設けられ、打ち出されるパチンコ球の打球力の強弱を
調節する操作ハンドルである。
【0011】前記遊技盤5の前面に遊技部5aを囲う内
側ガイドレール17が取り付けられ、前記枠基体2の窓
開口4の内周縁に外側ガイドレール18が取り付けられ
る。これら内側・外側ガイドレール17,18は、ステ
ンレス製の金属帯板からなり、遊技盤5の前面に渦巻き
状に配設される。内側ガイドレール17と外側ガイドレ
ール18との間には、球飛走通路19が形成されると共
にその内側ガイドレール17の終端位置に前記遊技部5
aと連なる球放出口20が形成される。
【0012】前記遊技部5aには、そのほぼ中央に表示
部21aを備えた表示装置21が装着され、その下方に
パチンコ球の入賞により前記表示部21aの文字、数
字、図形等の表示を変動表示させる始動入賞口22が配
設される。更に、その下方に、前記変動した表示が一定
の時間経過後に停止して特定の表示(例えば「77
7」)を示し、遊技者にとって有利な特別遊技状態にな
ったとき、一定の条件の下で開閉扉23aを所定回数開
成させ一度に多くの入賞球が得られる入賞装置23が配
設されている。前記始動入賞口22は、パチンコ球が入
賞し難い起立またはパチンコ球が入賞し易い傾動位置に
自在に変換可能な一対の可動翼片22a,22aを有し
ている。
【0013】更に、前記表示装置21の両側やや下方位
置に一般入賞口24が配設され、これら一般入賞口24
の上方位置にはパチンコ球が通過することによりそれを
検知し、前記始動入賞口22の一対の可動翼片22a,
22aをパチンコ球が受入れ易いように傾動させるため
の通過チャッカー25が配設されている。26は、前記
遊技部5aの適宜位置に回転自在に装着され流下するパ
チンコ球の流れを変えて遊技の面白みを出させるための
風車であり、27は障害釘である。更にまた、遊技部5
aの下部には、遊技部5aを流下して前記始動入賞口2
2、一般入賞口24などに入賞しなかったパチンコ球を
アウト球として遊技盤5の後方へ回収するアウト球口2
8が開設されている。
【0014】次に、図3乃至図7に基づき枠基体2につ
いて説明する。この枠基体2は合成樹脂材により一体的
に成形され、縦長の長方形であって額縁状の支持枠体2
aとその裏面に設けられ遊技盤5が嵌まり込んで取付け
られる取付枠部41とからなる。そして、支持枠体2a
の周縁には枠部29が設けられ、その内側に覆板部30
が張設されており、この覆板部30に前記窓開口4が開
設されることになる。前記覆板部30は、外側ガイドレ
ール18が取付けられる部位に対応する部分が分離さ
れ、上部の分割覆板30aと側部の分割覆板30bとが
成形されている。そして、各分割覆板30a,30bが
前記支持枠体2aの枠部29の内側に交換自在に取付け
られる。
【0015】前記覆板部30の前面下部には、その平坦
な取付面31に発射レール32と該発射レール32の打
球発射部Aに供給されるパチンコ球を発射させるための
発射装置33が取付けられている。前記発射レール32
は、取付板34の前面にレール本体35と該レール本体
35の打球発射部Aにパチンコ球を位置決めする保持部
材36とを設けて構成されている。発射装置33は、取
付板37の前面に先端が前記発射レール32の打球発射
部Aに臨みパチンコ球をレール本体35に沿って打ち出
すための打球槌38が回動自在に軸装されている。ま
た、前記取付板37の前面に、前記操作ハンドル13の
ハンドル軸13aが挿通される軸筒部39が設けられ
る。一方、取付板37の裏面には、前記打球槌38を往
復回動させるための駆動モータ40が設けられる。
【0016】前記支持枠体2aの裏面には、図4に示す
ように窓開口4を囲うようにして方形枠状の取付枠部4
1が一体に設けられ、下部の棚部41a上面に遊技盤5
を載置して嵌め込むようになっている。この状態で遊技
部5aが窓開口4に臨む。なお、遊技盤5は取付枠部4
1から脱落しないように固定具(図示せず。)により、
しっかりと固定されることになる。
【0017】前記上部の分割覆板30aは、図3、図5
に示すように枠部29で囲まれる内側のほぼ上半部を覆
う大きさを有し、上辺と両側辺が枠部29の上辺と両側
辺に沿った形状にそれぞれ成形され、下辺が円弧状に窪
んでいる。また、前記上辺と両側辺に後方へ折れ曲がる
折曲辺部42が設けられ、下辺にはレール案内溝43が
形成される。そして、上部の分割覆板30aの左右両側
に所定の大きさの透孔44が開設され、各透孔44の内
側には赤、緑、青を一組とした装飾部としての複数の発
光ダイオード45aが前面に配される発光装置45が配
置固定されている。46は、透光性を有し前記各透孔4
4を覆う装飾部としてのレンズ部材であり、前記発光ダ
イオード45aが発光することによりレンズ部材46を
介してその前側から視認できるようになっている。前記
各発光装置45は、その各隅角部に設けられた通孔14
を介して前記各レンズ部材46の裏面に各通孔14と対
応して設けられた螺子孔15に螺子16を螺締めして取
付けられる。また、上部の分割覆板30aの裏面の所定
位置には、後端面に螺子孔47aが開設されるボス47
が複数個突設されている。
【0018】前記側部の分割覆板30bは、図3、図5
に示すように枠部29で囲まれる内側の一側部を覆う略
直角三角形状を有し、一側辺と下辺とに後方へ折れ曲が
る折曲辺部42が設けられ、斜辺が円弧状に窪むと共に
この斜辺に前記上部の分割覆板30aと同様にレール案
内溝43が設けられる。そして、側部の分割覆板30b
に所定の大きさの透孔48が開設され、該透孔48の内
側にドットマトリックス型の情報表示部としての情報表
示装置49が配置固定される。透孔48には、透明で所
望の色に着色された情報表示部としてのレンズ部材46
が覆着され、前側から前記情報表示装置49前面の表示
面49aに表示される各種文字、数字(例えば「いらっ
しゃいませ」「大当たり」等)が視認できるようになっ
ている。前記情報表示装置49も、その一側に設けられ
た複数の通孔14を介して前記レンズ部材46の裏面に
各通孔14と対応して設けられた螺子孔15に螺子16
を螺締めして取付けられる。また、側部の分割覆板30
bにも、その裏面の所定位置に後端面に螺子孔47aが
開設されるボス47が複数個突設されている。
【0019】一方、前記枠部29の内周側における所定
個所に、前記各螺子孔47aに対応するようにして螺子
用孔50を有する突片51が設けられる。そして、上部
の分割覆板30aと側部の分割覆板30bとを覆板部3
0の所定位置にそれぞれ配置し、前記各螺子孔47aに
各螺子用孔50を合致させる。次に、支持枠体2aの裏
側から各螺子用孔50を介し各螺子孔47aに螺子52
を螺締めすることにより、図6乃至図8に示すように上
部の分割覆板30aと側部の分割覆板30bとが交換自
在に取り付けられる。各発光装置45の発光ダイオード
45aは、遊技盤5のデザインや遊技内容によって各種
の色が発光されるようになっており、これにより遊技の
興趣を高めることができる。また、情報表示装置49の
表示面49aに各種情報を表示することにより遊技者に
遊技情報を知らせることができ、しかも遊技者の視点に
近いことから見易くなっている。なお、前記覆板部30
は上部の分割覆板30aと側部の分割覆板30bとの二
個に分離したが、これに限られることはなく、三個また
は四個に分離しても良い。
【0020】このように、上部の分割覆板30aと側部
の分割覆板30bを支持枠体2aに取付けることにより
窓開口4の内周面に成形されるレール案内溝43は、そ
の前側縁部の長手方向に沿って、外側ガイドレール18
のレール幅の約3分の1の幅を有しかつレール案内溝4
3面よりも突出する弧状の支持段部53が成形される。
また、前記上部の分割覆板30aと側部の分割覆板30
bは連続せず分離されており、上部の分割覆板30aの
一側下端と側部の分割覆板30bの上端との間に所定幅
の曲率調整空間Mが形成される。同様に、前記レール案
内溝43及び支持段部53も長手方向における略中間位
置で切除されることとなる。また、レール案内溝43の
始端側と終端側には、覆板部30と上部の分割覆板30
aとの裏面に位置してそれぞれ螺子孔54を有する突起
55が突設されている。
【0021】前記外側ガイドレール18は、始端部が外
側下方へU字状に屈曲されると共にその先端に螺子用孔
56を有する取付片57が一体に設けられ、終端部には
外側ガイドレール18の長手方向と平行に伸びる長孔5
8を有する取付片59が一体に設けられている。
【0022】そして、前記外側ガイドレール18を前記
レール案内溝43に沿わせ、始端部側の取付片57の螺
子用孔56をレール案内溝43の始端側に設けられた突
起55の螺子孔54に合致させ、図9に示すように螺子
用孔56を介して螺子孔54に螺子60を螺締めする。
次に、外側ガイドレール18の裏面縁側を前記支持段部
53に当接し、そのまま終端部側の取付片59の長孔5
8をレール案内溝43の終端側に設けられた突起55の
螺子孔54に合致させ、図10に示すように長孔58を
介して螺子孔54に螺子60を螺締めする。これによ
り、図11に示すように上部の分割覆板30a及び側部
の分割覆板30bの円弧状の内周面であって、レール案
内溝43面より僅かに突出する弧状縁部61と遊技盤5
の前面との間に挟まれて外側ガイドレール18が取り付
けられる。そして、その表面は所定の弾道軌跡を形成す
るような弧面をなす。また、外側ガイドレール18は、
一旦発射されるも飛走力が弱い等の理由により戻ってく
るパチンコ球を下部球受皿12に導くための戻り球排出
口62を介して前記レール本体35の先端部と連なるこ
ととなる。
【0023】このように、前記外側ガイドレール18
は、始端部と終端部の2点のみで固定できるので、簡単
に取り付けできる。また、外側ガイドレール18は、図
11に示すようにその前縁側のみが前記支持段部53に
当接して支持され、支持されない部分はその裏面に、前
記始端部と終端部との間の全体に亘りレール幅方向の少
なくとも中央部に沿って空間Sが形成される。これによ
り、外側ガイドレール18に、所要の弾力性が付与され
ることとなり、飛走するパチンコ球は、特に発射レール
32から飛び出して外側ガイドレール18の表面に着地
するときもその衝撃が吸収され、飛走中にパチンコ球が
無用に跳ね返ることがなくなり、球飛び状態が極めて良
好となる。
【0024】本実施の形態では、支持段部53をレール
案内溝43の前縁側のみに設けたが、前・後縁側の両方
に設けるようにしても良く、外側ガイドレール18のレ
ール幅方向の少なくとも中央部裏面に沿って空間Sが形
成され、これにより飛走するパチンコ球の衝撃を吸収で
きるようになっておればよい。
【0025】前記外側ガイドレール18は、その終端部
の取付片59に長孔58を設け、その取付位置を自在に
調節できるようにしている。これは、外側ガイドレール
18を成形する上において当然寸法誤差が生ずることに
なるが、仮に、レール案内溝43に対し外側ガイドレー
ル18の長さ寸法が短いと支持段部53に外側ガイドレ
ール18の裏面が当接しなくなって取付が不可能となる
ことから、誤差が生じていても取付に支障が生じないよ
うにするためである。
【0026】前記上部の分割覆板30aと側部の分割覆
板30bとの間に曲率調整空間Mを形成しているが、通
常、上部の分割覆板30aと側部の分割覆板30bとの
内周面、すなわちレール案内溝43の曲率半径は異なっ
ている。よって、製作された段階で一定の曲率半径に設
定された外側ガイドレール18をレール案内溝43に取
り付けたとき、外側ガイドレール18の上部側と下部側
とで曲率半径が異なることから、歪みが生じてその表面
がうねり、結果、球飛び状態が安定しなくなる。そこ
で、前記歪みを自由に湾曲できる曲率調整空間M内で逃
すことによって、外側ガイドレール18の表面を滑らか
な面とし、安定した球飛び状態を確保しようとするもの
である。
【0027】以上説明したように本発明では、前記上部
の分割覆板30aと側部の分割覆板30bとを分離しか
つこれらを支持枠体2aに交換可能に取り付けるように
しているので、上部の分割覆板30aの内周面、すなわ
ちレール案内溝43の曲率半径が各パチンコ機メーカー
によって異なっていても、上部の分割覆板30aのみ各
パチンコ機メーカーに合ったものを揃えておけば、枠基
体2を共通して使用でき、要求に効率良く対応できる。
また、このように支持枠体2a、すなわち、枠基体2を
分割できるようにすれば、部材が小型化して設計変更が
し易いばかりか製作も簡単となる。
【0028】また、装飾部等を前記上部の分割覆板30
aと側部の分割覆板30bとに設け、遊技盤5側には設
けないようにしているので、遊技盤5を交換する場合で
も同時に上部の分割覆板30a等も交換する必要はな
く、このため装飾部等の高級化が可能となる。更に、遊
技盤5を廃棄する場合も上部の分割覆板30a等までも
廃棄処分する必要が無く、その分別処理がし易い。
【0029】
【発明の効果】以上、説明したように本発明に係る弾球
遊技機の枠基体は、覆板部の外側ガイドレールが取付け
られる部位に対応する部分を分離して分割覆板を成形し
かつ該分割覆板を交換自在に取付け、また、前記分割覆
板には装飾部等を設けるようにしたので、分割覆板を各
パチンコ機メーカーに合わせて各種製作しておけば、各
パチンコ機メーカーに合わせた枠基体が効率良く取り揃
えられ、製作が簡単であり製作コストも低廉になし得
る。しかも、主として枠基体よりも小さい分割覆板を管
理すればよいから、製品管理も容易にできる。また、取
引がなくなる等の理由が生じた場合は、分割覆板のみ処
分すればよく、経済的に好ましいばかりか廃棄量も少な
くなりゴミ問題に寄与する。更に、遊技盤を交換する場
合、装飾部等を交換する必要が無く、このため装飾部等
を高級化でき、遊技の興趣を一段と盛り上げることがで
きるという多くの効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるパチンコ遊技機の正面図。
【図2】ガラス扉枠と前面板及び下部前板を外した状態
のパチンコ遊技機の斜視図。
【図3】発射レールと上部・側部の分割覆板を分解した
状態の枠基体の表面斜視図。
【図4】外側ガイドレールを分解した枠基体の裏面斜視
図。
【図5】上部・側部の分割覆板の分解した裏面斜視図。
【図6】枠基体の正面図。
【図7】図6におけるV−V線断面図。
【図8】図6におけるW−W線断面図。
【図9】図6におけるX−X線断面図。
【図10】図6におけるY−Y線断面図。
【図11】図6におけるZ−Z線断面図。
【符号の説明】
2 枠基体 2a 支持枠体 4 窓開口 5 遊技盤 5a 遊技部 18 外側ガイドレール 30 覆板部 30a 上部の分割覆板 30b 側部の分割覆板 45 装飾部(発光装置) 46a 装飾部(レンズ部材) 46b 情報表示部(レンズ部材) 49 情報表示部(情報表示装置) P 弾球遊技機(パチンコ遊技機)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 額縁状に成形され、その内側に覆板部を
    張設すると共に該覆板部に遊技盤が臨む窓開口を開設
    し、前記窓開口の内周縁には外側ガイドレールを取着し
    てなる弾球遊技機の枠基体であって、 前記覆板部の外側ガイドレールが取付けられる部位に対
    応する部分を分離して分割覆板を成形しかつ該分割覆板
    を交換自在に取付け、また、前記分割覆板には前側から
    視認でき遊技の興趣を高める装飾部を設けるようにした
    ことを特徴とする弾球遊技機の枠基体。
  2. 【請求項2】 額縁状に成形され、その内側に覆板部を
    張設すると共に該覆板部に遊技盤が臨む窓開口を開設
    し、前記窓開口の内周縁には外側ガイドレールを取着し
    てなる弾球遊技機の枠基体であって、 前記覆板部の外側ガイドレールが取付けられる部位に対
    応する部分を分離して分割覆板を成形しかつ該分割覆板
    を交換自在に取付け、また、前記分割覆板には前側から
    視認でき遊技者に遊技情報を知らせる情報表示部を設け
    るようにしたことを特徴とする弾球遊技機の枠基体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008079761A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Samii Kk 弾球遊技機の枠構造
JP2008307078A (ja) * 2007-06-12 2008-12-25 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2009119174A (ja) * 2007-11-19 2009-06-04 Sophia Co Ltd 遊技機
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