JP2003310424A - 炊飯釜 - Google Patents

炊飯釜

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JP2003310424A
JP2003310424A JP2002120101A JP2002120101A JP2003310424A JP 2003310424 A JP2003310424 A JP 2003310424A JP 2002120101 A JP2002120101 A JP 2002120101A JP 2002120101 A JP2002120101 A JP 2002120101A JP 2003310424 A JP2003310424 A JP 2003310424A
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JP
Japan
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pot
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JP2002120101A
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English (en)
Inventor
Kunitada Kamatani
邦忠 鎌谷
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LIFE PROPORTION CENTER Inc
LIFE PROPORTION CT Inc
Original Assignee
LIFE PROPORTION CENTER Inc
LIFE PROPORTION CT Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】吹きこぼれが急に生じないようにする。 【解決手段】底部4から周壁5を立設した釜本体2と、
周壁5の上面開口部5dを閉塞する着脱可能な蓋3を備
え、蓋3は、釜本体2の周壁5の内側へ完全に没入する
蓋本体6を備え、釜本体2は、周壁5の内周面5aに環
状の係止段部8が設けられ、没入した蓋本体6の周縁部
6aを係止段部8へ載せるようにしたこと。 【効果】炊き込みの進行に伴って吹き上がった煮汁が、
蓋3を押し上げて段部8と蓋本体6との隙間から出て
も、周壁5の内側に一旦溜まるため、周壁5を乗り越え
ない限り釜本体2の外側へ吹きこぼれることはなく、周
壁5の内側に溜める間的な余裕を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炊飯時に吹き上が
る煮汁を吹きこぼれ難くする炊飯釜に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、釜飯は、昔ながらの素朴な料理と
して人気があり、外食産業等において頻繁に提供されて
いる。この釜飯を炊きあげに用いる炊飯釜は、底部から
周壁を立設した釜本体と、この周壁の上面開口部を閉塞
する着脱可能な蓋とを備え、周壁の上端面に蓋を載せて
使用するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】釜飯を作るきには、釜
内に米と肉や野菜などの具と味付け用汁が一人分いれら
れ、蓋を載せた状態で炊いている。この際、炊飯釜は、
炊き込みの進行に伴って吹き上がった煮汁が、蓋を押し
上げて周壁の上端面と蓋との隙間から急に吹きこぼれる
とがある。しかし、この吹きこぼれは、急に生じるため
に、火力を弱めて吹きこぼれを無くするまでの間に多量
に生じて、炊飯釜の回りを汚したり、出来上がった釜飯
の味を損なうことになる。
【0004】そこで、本発明は、上記問題を解決するた
めに、吹きこぼれが急に生じないようにして、火力を弱
める時間的な余裕が得られる炊飯釜を提供せんとするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】吹きこぼれが急に生じな
いようにするために請求項1記載の本発明が採用した手
段は、底部から周壁を立設した釜本体と、この周壁の上
面開口部を閉塞する着脱可能な蓋を備えた炊飯釜におい
て、前記蓋は、前記釜本体の周壁の内側へ完全に没入す
る蓋本体を備え、前記釜本体は、周壁の内周面に環状の
係止段部が設けられ、没入した蓋本体の周縁部をこの係
止段部へ載せるようにしたことを特徴とする炊飯釜であ
る。なお、蓋を陶器製とし、吹き上がった煮汁で押し上
げ難くすることもある。また、釜本体及び蓋を陶器製と
し、蓄熱量を多くして冷め難くすることもある。
【0006】請求項1記載の本発明にあっては、炊き込
みの進行に伴って吹き上がった煮汁が、蓋を押し上げて
段部と蓋本体との隙間から出ても、周壁の内側に一旦溜
まるため、周壁を乗り越えない限り釜本体の外側へ吹き
こぼれることはなく、周壁の内側に溜める間的な余裕を
得ることができる。
【0007】持ち運びを簡単にするために請求項2記載
の本発明が採用した手段は、前記釜本体ヘ着脱できる把
手を備え、前記釜本体は、周壁に、上方へ突出して対向
する山部と、これら山部の間で対向する谷部が形成さ
れ、これら山部の各々に、周壁の直径方向へ貫通する係
止開口部が設けられ、前記把手は、前記釜本体の上面開
口部の上方からこれら係止開口部ヘ各端部を差し込んで
係合できる請求項1記載の炊飯釜である。
【0008】請求項2記載の本発明にあっては、持ち運
ぶときに、上面開口部の上方から両係止開口部ヘ把手の
各端部を差し込んで係合し、把手を持ち上げることで運
搬することができる。また、蓋を取り外した釜本体の内
部から釜飯を杓文字で掬い出すとき、谷部を利用するこ
とで容易に掬い出すことができる。
【0009】省エネルギーを図るために請求項3記載の
本発明が採用した手段は、前記釜本体は、底面に環状凸
部を形成した請求項1又は2記載の炊飯釜である。な
お、環状凸部は、その複数を同心状に形成するか、一条
又は複数条を渦巻き状に形成することもある。
【0010】請求項3記載の本発明にあっては、加熱す
る底面に環状凸部があるため、環状凸部の無い場合に比
べて伝熱のための表面積が増大する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る炊飯釜(以
下、「本発明釜」)を図1乃至図4に示す実施の形態に
基づいて説明する。
【0012】本発明釜1は、図1乃至図4に示す如く、
底部4から周壁5を立設した釜本体2と、この周壁5の
上面開口部5dを閉塞する着脱可能な蓋3を備えてい
る。釜本体2は、底部4と周壁5の境界部に、環状の鍔
部(羽)10を設けてある。蓋3は、釜本体2の周壁4
の内側へ完全に没入する蓋本体6と、蓋本体6の上面に
設けた摘み7を備えている。釜本体2は、周壁5の内周
面5aの下方に環状の係止段部8が設けられ、没入した
蓋本体6の周縁部6aをこの係止段部8へ載せるように
している。釜本体2及び蓋3は、陶器又は鋳物で作ら
れ、蓄熱量を多くして冷め難くしてある。
【0013】前記蓋3は、陶器又は鋳物で重く作ること
で、吹き上がった煮汁で押し上げ難くしてある。なお、
蓋本体6の周縁部6aと係止段部8の間には、図示は省
略したが、ゴム又は木質の環状パッキンを挟み込ませて
気密性を向上させ、炊きあげ中の釜本体2の内圧を高く
維持させるようにすることもある。
【0014】本発明釜1を使用するときには、釜本体2
内に米と肉や野菜などの具と味付け用汁が一人分いれら
れ、蓋3を載せた状態で炊かれる。この際、本発明釜1
は、炊き込みの進行に伴って吹き上がった煮汁が、蓋3
を押し上げて係止段部8と蓋本体6の周縁部6aとの隙
間から出ると、釜本体2の起立した周壁5の内側に一旦
溜まるため、周壁5を乗り越えない限り釜本体2の外側
へ吹きこぼれることはなく、周壁5の内側に吹き上がっ
た煮汁を溜める間的な余裕を得ることができる。この余
裕時間を利用して火力を弱めることで、釜本体2から溢
れ出る吹きこぼれを抑制することが可能となり、釜本体
2の回りを汚すこともなく、また出来上がった釜飯の味
を損なうこともない。
【0015】本発明釜1は、運びを簡単にするために、
釜本体2ヘ着脱できる把手9を備えている。釜本体2
は、把手9が着脱できるように、周壁5に、上方へ突出
して対峙する山部5b,5bと、これら山部5b,5b
との間の谷部5c,5cとが形成され、これら山部5
b,5bとの各々に、周壁5の直径方向へ貫通する係止
開口部11が設けられている。把手9は、両端部9a,
9aの各々に係止溝9bが設けられ、両端部9a,9a
の間に上方へ隆起する握り部9cが形成されている。把
手9は、木質から作られ、陶器製の釜本体2と衝突して
も、釜本体2を破損させないようになっている。握り部
9cは、図4に示すように、下方が開く略C字状となる
ように形成して、内側に形成される指挿入空間9dを大
きくして、握り易くすることもある。
【0016】前記把手9は、釜本体2が鋳物製のときに
は、木質又は金属で作られる。把手9を装着するときに
は、周壁5の上面開口部5dの上方からこれら係止開口
部11ヘ各端部9aを差し込んで、係止開口部11に係
止溝9bを係合させる。蓋付きの釜本体2は、係合した
把手9の握り部9cを握って運ぶことができる。また、
炊き上がった釜本体2の内部から釜飯を杓文字(図示
略)で掬い出すとき、谷部5cのへこみを利用すること
で容易に掬い出すことができる。
【0017】本発明釜1は、省エネルギーを図るため
に、釜本体2の底部4の底面に、環状凸部12を形成
し、伝熱のための表面積を増大させている。環状凸部1
2は、その複数を同心状に形成するか、一条又は複数条
を渦巻き状に形成してある。なお、釜本体2は、図4に
示すように、底部4の平面的に広がる着座面4aを大き
く形成し、この着座面4aに環状凸部12を形成するこ
ともある。
【0018】
【発明の効果】請求項1記載の本発明釜は、吹き上がっ
た煮汁を壁の内側に溜める間的な余裕が得られるため、
この余裕時間を利用して火力を弱めることで、吹きこぼ
れを抑制することが可能となり、釜本体の回りを汚すこ
ともなく、また出来上がった釜飯の味を損なうこともな
い。
【0019】請求項2記載の本発明釜は、上面開口部の
上方から両係止開口部ヘ把手の各端部を差し込んで係合
する簡単な操作で、熱い蓋付きの釜本体を安全に持ち運
ぶことができる。また、周壁の谷部を利用することで、
釜本体の内部から釜飯を杓文字で容易に掬い出すことが
でき、使い勝手の向上が図れる。
【0020】請求項3記載の本発明釜は、加熱する底面
の伝熱のための表面積が増大するため、炊きあがり時間
が短縮して省エネルギーを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明釜の実施の形態を示すものであって、断
面した正面図である。
【図2】同実施の形態を示すものであって、正面上方か
ら見た斜視図である。
【図3】同実施の形態を示すものであって、把手を着脱
する状態の途中を示す斜視図である。
【図4】別態様の実施の形態を示すものであって、断面
した正面図である。
【符号の説明】
2…釜本体、3…蓋、4…底部、5…周壁、5a…内周
面、5d…上面開口部、6…蓋本体、6a…周縁部、8
…係止段部、11…係止開口部、12…環状凸部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底部から周壁を立設した釜本体と、この周
    壁の上面開口部を閉塞する着脱可能な蓋を備えた炊飯釜
    において、前記蓋は、前記釜本体の周壁の内側へ完全に
    没入する蓋本体を備え、前記釜本体は、周壁の内周面に
    環状の係止段部が設けられ、没入した蓋本体の周縁部を
    この係止段部へ載せるようにしたことを特徴とする炊飯
    釜。
  2. 【請求項2】前記釜本体ヘ着脱できる把手を備え、前記
    釜本体は、周壁に、上方へ突出して対向する山部と、こ
    れら山部の間で対向する谷部が形成され、これら山部の
    各々に、周壁の直径方向へ貫通する係止開口部が設けら
    れ、前記把手は、前記釜本体の上面開口部の上方からこ
    れら係止開口部ヘ各端部を差し込んで係合できる請求項
    1記載の炊飯釜。
  3. 【請求項3】前記釜本体は、底面に環状凸部を形成した
    請求項1又は2記載の炊飯釜。
JP2002120101A 2002-04-23 2002-04-23 炊飯釜 Pending JP2003310424A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008072572A1 (ja) * 2006-12-13 2008-06-19 Kazuyo Kimura 自動炊飯モードつき電子レンジ
JP2009293806A (ja) * 2008-06-02 2009-12-17 Nagatani Seito Kk 加熱調理器とそれを構成するカバー部材
USD891647S1 (en) * 2018-01-22 2020-07-28 The Procter & Gamble Company Warmer

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