JP2003310090A - 繊維強化熱可塑性樹脂製ネット状物およびその製造方法 - Google Patents

繊維強化熱可塑性樹脂製ネット状物およびその製造方法

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JP2003310090A
JP2003310090A JP2002117136A JP2002117136A JP2003310090A JP 2003310090 A JP2003310090 A JP 2003310090A JP 2002117136 A JP2002117136 A JP 2002117136A JP 2002117136 A JP2002117136 A JP 2002117136A JP 2003310090 A JP2003310090 A JP 2003310090A
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信次 太田
Shigehiro Matsuno
繁宏 松野
Takayoshi Nakasone
隆義 中曽根
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コストが安く、取り扱いが容易で、耐久性に
優れたネット状物の提供。 【解決手段】 ネット状物は、複合繊維の複数本を束ね
た複合繊維束1から作製される。複合繊維は、マトリッ
クス樹脂を構成する熱可塑性樹脂からなる低融点成分
と、補強繊維を構成する熱可塑性樹脂からなる高融点成
分とを備えている。複数本の複合繊維を複合繊維束1に
する際には、撚りを掛けて、離脱してバラバラになるこ
とが防止される。複合繊維束中間線状体1は、網撚合機
の線状物供出ボビンに巻かれて編網されて、メッシュ状
体3に形成される。メッシュ状体3は、低融点成分の融
点以上、高融点成分の融点以下に加熱して、低融点成分
を溶融した後冷却して、補強繊維(高融点成分)を低融
点成分で一体的に結着した繊維強化熱可塑性樹脂製ネッ
ト状物とされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鯛、ヒラメ、ハマ
チなど魚介類の養殖に使用される養殖用ネット、或い
は、河川、沼沢、湖、海岸等の護岸、水中構造物の根固
め、法面、河床の保護等の各種土木工事に於いて用いら
れる蛇篭等に好適に使用される繊維強化熱可塑性樹脂製
ネット状物およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、鯛,ヒラメ,ハマチなど魚介類の
養殖に使用される養殖用ネットは、鉄等の金属線もしく
は合成繊維条を用いて任意の目合いを有するメッシュ状
体を作成し、任意な所要の大きさに切断した後、立体形
状の面構成材として用いていた。
【0003】金属線を用いたネットは、保形性は優れて
いるものの、経時的な腐食が進行しネットの脆化や破損
により、数年で使用不能になる。破損に伴い、当然、魚
介類が散逸することになる。
【0004】また、腐食した廃棄物の環境汚染等の問題
を有している。さらには重量が大きく、柔軟性に欠ける
為、網の交換作業など、効率上大きな問題を有してい
た。
【0005】一方、合成繊維条を用いて作成されたメッ
シュ体を面構成材として用いたものは、以上の様な諸問
題は少ないものの、著しく剛性に欠ける為、施工時及び
施工後の形態保持性に欠けるといった問題を有してい
た。
【0006】また、各種土木工事に於いて内部に石塊等
を中詰して用いられている蛇篭等も同様に、鉄等の金属
線もしくは合成繊維条を用いて任意の目合いを有するメ
ッシュ状体を作成し、任意な所要の大きさに切断した
後、上記における多面の立体形状の面構成材として用い
られており同様の課題を有していた。
【0007】そこで、本発明者らは、施工時及び施工後
の養殖用ネット、蛇篭などの形態を保持するに足る充分
な剛性を有し、経時的な腐食の進行による脆化や破損、
破損に伴う人体損傷、腐食による環境汚染等が無く、軽
量で施工性、作業効率の良いネット状物として、先に、
未硬化状熱硬化性樹脂が含浸された長繊維の外周を、熱
可塑性樹脂によって被覆した連続繊維強化熱硬化性樹脂
製線状物の中間体を用いて、任意の目合いを有するメッ
シュ体を作成し、このメッシュ体を加熱硬化させたネッ
ト状物及びこれを面構成材とした養殖用ネット、蛇篭を
提案した。
【0008】この提案にかかるネット状物は、具体的に
は、ポリエステル繊維を補強材とし、エポキシアクリレ
ート樹脂などをマトリックス樹脂とした未硬化のFRP
を、ポリエチレン(PE)樹脂で被覆した未硬化素線を
ネット状に編み、張力下で、硬化させた物である。
【0009】この様な構成のネット状物は、上記の様に
優れた特性を有するものの、未だ、以下の様な技術的な
課題を有していた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、上述した従
来のネット状物の製造方法では、中間体の作成後、ネッ
トにするまでの時間の経過により、使用している未硬化
の熱硬化性樹脂が経時変化をきたすことである。
【0011】これを防止するためには、例えば、保管を
低温でするとか、或いは、特に、経時変化の少ないモノ
マー成分を用いるといった対策が講じられているが、こ
れらはいずれもコストアップの要因になるなどの課題が
あった。
【0012】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、その目的とするところは、コ
ストが安く、取り扱いが容易で、耐久性に優れた繊維強
化熱可塑性樹脂製ネット状物およびその製造方法を提供
することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、マトリックス樹脂を構成する熱可塑性樹
脂からなる低融点成分と、補強繊維を構成する熱可塑性
樹脂からなる高融点成分とを備えた複合繊維で構成した
線状体によるネット状物であって、前記線状体は、前記
複合繊維を収束した複合繊維束中間線状体を、所定目合
いのメッシュ状体に編網した後、緊張下に、前記低融点
成分を溶融固化させて、前記補強繊維を前記低融点成分
で一体的に結着した。
【0014】前記複合繊維束中間線状体の前記複合繊維
は、前記低融点成分を構成する鞘部と、前記高融点成分
を構成する芯部とを備えた鞘芯型複合繊維であって、前
記鞘部の融点が、前記芯部の融点より10℃以上低く設
定することができる。
【0015】前記複合繊維束中間線状体は、前記複合繊
維で構成する複合繊維束の外周に熱可塑性樹脂被覆層を
有することができる。
【0016】前記メッシュ状体は、無結節編とすること
ができる。
【0017】前記複合繊維は、引張強度を4.0cN/
dtex以上とすることができる。
【0018】前記複合繊維束は、前記鞘部の融点(軟化
点)以上で、前記芯部の融点(軟化点)以下で、延伸と
同時に融合した1本或いは複数本の繊維束よりなりその
繊度が5,550dtex以下にすることができる。
【0019】前記ネット状物は、各辺の構成要素の引張
強力を49N以上とすることができる。
【0020】前記複合繊維は、前記芯部がポリプロピレ
ン、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン、芳香族ポ
リエステル(LCP)樹脂のうち、単一或いは複数の混
合樹脂から構成することができる。
【0021】この場合、芯成分に芳香族ポリエステル用
いたものは、非常に高い強度が得られる。
【0022】また、鞘成分の素材としては芯成分樹脂よ
り融点、軟化点が低い樹脂であれば良く、ポリエチレ
ン、αオレフィン等の共重合ポリプロピレン、結晶性ポ
リプロピレン、低融点PET等が望ましい。芯部をポリ
プロピレン、鞘部をポリエチレンとしたものは、価格的
に非常に有利である。また芯鞘成分樹脂には必要に応じ
て、公知の耐光剤、顔料等の着色剤を添加することがで
きる。
【0023】また、芯成分の芳香族ポリエステルとし
て、例えば融点が310℃のポリアリレートを用い、鞘
部を融点が270℃のポリエチレンナフタレートとすれ
ばより高強度で耐熱性の高い複合繊維束、ネット状物が
得られる。
【0024】前記ネット状物は、これを面構成材として
用い、複数の面を有する多面立体的形状に形成し、魚介
類などの養殖用ネット、或いは、土木工事用蛇篭などと
して用いることができる。
【0025】前記ネット状物は、これを面構成材と内部
の仕切り材として用い、複数の面を有し、内部に仕切り
部が設けられた多面立体的形状に形成し、魚介類などの
養殖用ネット、或いは、土木工事用蛇篭などとして用い
ることができる。
【0026】また、本発明は、マトリックス樹脂を構成
する熱可塑性樹脂からなる低融点成分と、補強繊維を構
成する熱可塑性樹脂からなる高融点成分とを備えた複合
繊維で構成した線状体によるネット状物の製造方法であ
って、複数本の前記複合繊維を撚り掛けて収束させた複
合繊維束中間線状体とし、前記複合繊維束中間線状体を
10mm以上の目合いのメッシュ状体に編網し、しかる
後、前記メッシュ状体を一定の緊張状態で、前記低融点
成分の融点以上、前記高融点成分の融点以下に加熱して
前記低融点成分を溶融した後冷却して、前記補強繊維を
前記低融点成分で一体的に結着したネット状物を形成す
るようにした。
【0027】さらに、本発明は、マトリックス樹脂を構
成する熱可塑性樹脂からなる低融点成分と、補強繊維を
構成する熱可塑性樹脂からなる高融点成分とを備えた複
合繊維で構成した線状体によるネット状物の製造方法で
あって、複数本の前記複合繊維を収束した後に、前記低
融点成分よりも高融点の熱可塑性樹脂により被覆して、
被覆複合繊維束中間線状体とし、前記被覆複合繊維束中
間線状体を10mm以上の目合いのメッシュ状体に編網
し、しかる後、前記メッシュ状体を一定緊張状態で、前
記複合繊維の低融点成分の融点以上、高融点成分、また
は、前記被覆複合繊維束の被覆樹脂の融点以下に加熱し
て、前記低融点成分を溶融した後冷却して、前記補強繊
維を前記低融点成分で一体的に結着したネット状物を形
成するようにした。
【0028】さらにまた、本発明は、前記複合繊維は、
前記鞘部の融点(軟化点)以上で、前記芯部の融点(軟
化点)以下の温度で延伸しつつ、鞘部を融合させて、引
張強度が4.0cN/dtex以上の複合繊維束を得、
該複合繊維束を1本或いは複数本集束して繊度が、5,
550dtex以下の複合繊維中間体を得、複数の前記
複合繊維束中間体を、10mm以上の目合いのメッシュ
状体に編網し、しかる後、前記メッシュ状体を一定緊張
状態で、前記複合繊維の低融点成分の融点以上、高融点
成分の融点以下に加熱して、前記低融点成分を溶融した
後冷却して、前記補強繊維を前記低融点成分で一体的に
結着したネット状物を形成するようにした。
【0029】前記複合繊維を収束させた複合繊維束とし
ては、1本1本が独立している場合には、5,550d
tex〜55,550dtex程度が好ましく、繊度が
これより小さいとネット状物の強度が不足し、繊度がこ
れより大きいと編網加工が困難になる。
【0030】また、1本1本が独立している複合繊維束
の場合には、各複合繊維がバラバラになるのを防ぐため
撚りを掛ける必要がある。この際の撚りの数は、例え
ば、(0.5〜3)回/cm程度が好ましい。
【0031】撚りの数が、これより少ないとバラバラに
なりやすく、多いと繊維の強度が低下する。複合繊維束
に撚りをかけない場合には、一括して、熱可塑性樹脂で
被覆する。
【0032】被覆樹脂材料としては、柔軟性を有するポ
リオレフィン、ポリエステル、ポリアミド樹脂等が上げ
られる。
【0033】芯部をポリプロピレン、鞘部をポリエチレ
ンとして、例えば、高温・高圧蒸気などで、ポリエチレ
ンの融点以上、ポリプロピレンの融点未満の温度で高延
伸した場合、鞘部であるポリエチレンが、延伸状態で融
合一体化する。
【0034】複合繊維束の収束体の全てが融合すると、
剛性が高くなり過ぎる場合には、編網が困難になるの
で、延伸槽内で、複合繊維束の繊度が、5、550dt
ex以下になるように分割してやる必要がある。
【0035】この様な連続状態の複合繊維束を用いた中
間線状体でネット状物を形成する際には、複合繊維束中
間線状体を所定目合いに編網してメッシュ状体を形成し
た後、これをピンなどで型に固定し、又はメッシュ体の
縦横を展張して、鞘部の熱可塑性樹脂の融点以上に加熱
して鞘部を相互に融合する。
【0036】融合後の線状体内部に空隙を発生させない
ためには、内部加圧が可能な加熱装置を用いると良い。
加熱と同時に加圧する方法によると、線状体の密度の高
いものが得られる。
【0037】メッシュ体の中間線状体を加熱融合した
後、冷却し、得られたネット状物は、所定大きさの矩形
状に切断する。切断されたネット状物は、端部を必要に
応じて加熱ドライヤー等で加熱し折り返す事で二重にす
ると、補強が容易に行える。
【0038】矩形状のネット状物は、例えば、これを6
枚使用して、端部をバインドすることにより立方体形状
とし、魚介類の養殖用ネット、土木工事用蛇篭等として
使用することができる。この様なネット状物の内部を、
同じネット状物を使用して、適宜仕切ることも同様にで
きる。
【0039】以上のようなネット状物は、特に、芯部を
ポリプロピレン、鞘部をポリエチレンとした場合には、
材料コスト、加工コストが安く、取り扱いが容易で、耐
久性に優れた物となる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を、図面
を参考にして説明する。図1から図4は、本発明にかか
る繊維強化熱可塑性樹脂製ネット状物およびその製造方
法の一実施例を示している。
【0041】図1(A)は、本発明にかかる繊維強化熱
可塑性樹脂製ネット状物およびその製造方法に用いる複
合繊維束中間線状体1の断面状態を模式的に示す外観図
であり、図1(B)は、複合繊維1の断面状態を示す外
観図であり、図2は、図1(A)に示した複合繊維束中
間線状体1により編網したメッシュ状体の直線部分の外
観図と断面図である。
【0042】また、図3は、図1(A)に示した複合繊
維束中間線状体1を複数本使用し、所定目合いに編網し
たメッシュ状体3の外観図であり、図4は、図3に示し
たメッシュ状体3から形成したネット状物4の外観図と
断面図である。
【0043】複合繊維2は、マトリックス樹脂を構成す
る熱可塑性樹脂からなる低融点成分2aと、補強繊維を
構成する熱可塑性樹脂からなる高融点成分2bとを備え
ていて、中央に配置した高融点成分2bの外周を、低融
点成分2aで被覆する形態の同心円状の鞘芯構造になっ
ている。
【0044】すなわち、本実施例の場合には、複合繊維
2は、低融点成分2aが鞘部となっていて、高融点成分
2bが芯部となる鞘芯型構造になっている。この複合繊
維2は、多数本、収束した複合繊維束中間線状体1とさ
れる。複数本の複合繊維2を複合繊維束中間線状体1に
する際には、撚りを掛けることによって、離脱してバラ
バラになることが防止される。
【0045】この撚りは、複合繊維2の直径や、本数に
よっても異なるが、例えば、(0.5〜3)回/cm程
度が好ましい。複合繊維束中間線状体1は、連続状態で
製作され、編網可能な柔軟性を有した中間体であって、
網撚合機の線状物供出ボビンに巻かれて編網され、図3
に示すメッシュ状体3に形成される。
【0046】メッシュ状体3の目合いは、例えば、10
mm以上とされる。図3には、無結節網とした状態の一
部が示されている。このように形成されたメッシュ状体
3は、一定の緊張状態で、低融点成分2aの融点以上
で、高融点成分2bの融点以下に加熱して、低融点成分
2aを溶融した後冷却して、補強繊維(高融点成分2
b)を低融点成分2aで一体的に結着した繊維強化熱可
塑性樹脂製ネット状物4とされる。
【0047】また、低融点成分2aが溶融して、補強繊
維(高融点成分2b)を一体的に結着したネット状物4
では、低融点成分2a同士が溶融して一体化するので、
図4に示すように、複合繊維束中間線状体1の撚り構造
が、外見上確認できない形態になる場合もある。
【0048】充分な柔軟性を有し、製網された無結節網
形態のメッシュ状体3は、は、製網後加熱処理されるこ
とによって充分な剛性を有する無結節網となる。蛇篭を
形成する際にも、同様の構成が使用される。
【0049】この場合、メッシュ状体3の一例として無
結節網を例示して説明したが、本発明の目的が達せられ
るならば、例えば、結節網,ラッセル網等いかなる方法
によってもメッシュ状体を作成することができる。ま
た、形状についても、例えば円柱状、円錐状等いかなる
形状の養殖用ネット、蛇篭の面構成材としても本発明の
ネット状物4を用いることが可能である。
【0050】図5は、本発明にかかるネット状物および
その製造方法の他の実施例を示しており、上記実施例と
同一もしくは相当する部分には、同一符号を付してその
説明を省略するとともに、以下にその特徴点についての
み説明する。
【0051】図5(A)は、上記実施例の図1に示した
中間線状体1に相当する複合繊維中間線状体1'を示し
ている。本実施例の場合、複合繊維束中間線状体1'に
は、上記実施例と同様に複合繊維2が用いられている。
【0052】複合繊維2は、上記実施例と同様に、マト
リックス樹脂を構成する熱可塑性樹脂からなる低融点成
分2aと、補強繊維を構成する熱可塑性樹脂からなる高
融点成分2bとを備えていて、中央に配置した高融点成
分2bの外周を、低融点成分2aで被覆する形態の同心
円状の鞘芯構造になっている。
【0053】本実施例の場合には、複合繊維束中間線状
体1'を形成する際には、各複合繊維2に撚りを加えな
いで、縦添えし、その外周を熱可塑性樹脂製の被覆層1
aで覆うことにより、複数本の複合繊維2が離脱してバ
ラけることを防止している。
【0054】このような形態の複合繊維束中間線状体
1'は、上記実施例と同様に、複数本が編網されてメッ
シュ状体(図5(B)にその直線部分を示し、図5
(C)に断面を示している。)とされた後に、一定の緊
張状態で、低融点成分2aの融点以上で、高融点成分2
bの融点以下に加熱して、低融点成分2aを溶融した後
冷却して、補強繊維(高融点成分2b)を低融点成分2
aで一体的に結着したネット状物とされる。
【0055】なお、実施例では、同心形状の鞘芯型複合
繊維を使用してネット状物を形成する場合を例示した
が、本発明の実施は、これに限定されることはなく、例
えば、図6に示すように、低融点成分2aと高融点成分
2bとで、偏芯型ないしは並列型の複合繊維を構成する
構造であってもよい。
【0056】次に、本発明のより具体的な実施例につい
て説明する。 (具体的実施例1) *繊維強化熱可塑性樹脂製ネット状物4の製造 芯部にPP(ポリプロピレン)、鞘部にPE(ポリエチ
レン)を用い、PP/PEの体積比率が、6:4、単糸
の繊度が23.6dtexの複合延伸長繊維を1600
フィラメント集合(トータル繊度37,800dte
x)し、これに1cm当たり1回の撚りを加え、ボビン
に巻き取り複合繊維束中間線状体1とした。
【0057】この複合繊維束中間線状体1を使用して、
目合いが50mmの無結節網となるように編網機で製網
してメッシュ状体3を得、このメッシュ状体3を、緊張
下で熱処理して、ネット状物4を形成した。
【0058】なお、このネット状物4の線状体の強度を
確認するため複合繊維束中間線状体1を直線状で、14
0℃で加熱融着したものの引張強力は0.89KN、見
かけの直径は、約2.9mmであった。
【0059】*立方体の養殖ネットの製作 上記工程により製作されたネット状物4は、縦、横、高
さがそれぞれ5m×5m×5mと大きさプラス折り曲げ
分(二目分)に加熱溶断することにより切断した後、縦
横の端部を把持して緊張状態として、135℃の高圧蒸
気雰囲気中に3分間放置して加熱融着させ、養殖ネット
面構成材を5枚作成した。
【0060】縦横の端部を把持による固定作業は端部を
折り曲げる必要がなく、端部は、融着しているためより
がほどけることがないので容易であった。融着後、端部
より二目の所をドライヤーで加熱しつつ折り曲げること
で端部を強化した。折り曲げ作業は容易であった。
【0061】このように作成された面構成材は、図7に
示すように、所定の立方体になるように組み合わせた
後、上面を除いたそれぞれの面構成材の互いに接する側
辺同士を、ポリプロピレンロープ10を用いてかがり留
めし、上部に開口面を有する養殖ネットとした。
【0062】(具体的実施例2)実施例1に示した複合
延伸長繊維の1,600フィラメントを、撚りを掛ける
ことなく、そのまま被覆ダイスに導入し、0.15mm
厚みのポリエチレン樹脂の被覆層1aを設けて、被覆複
合繊維束中間線状体1'を作製し、ボビンに巻き取っ
た。外径は、約3.2mmであった。この被覆複合繊維
束中間線状体1を使用して、実施例1と同一の条件によ
り繊維強化合成樹脂製ネット状物を作製した。
【0063】このネット状物4の線状体の強度を確認す
るため被覆複合繊維束中間体1'を直線状で、140℃
で加熱融着したものの引張強力は0.94kN、見かけ
の直径は、約3.2mmであった。
【0064】(具体的実施例3)PP(芯部)/PE
(鞘部)の体積比率が、6:4で単糸の繊度が444d
tex×50フィラメントの未延伸糸を得、この未延伸
糸を、155℃)(絶対圧5.7kg/cm2)の高圧
蒸気で20倍延伸し、鞘部のPEが融合したトータル繊
度1,110dtexで50フイラメントの扁平状PP
繊維束を得た(引張強度5.1cN/dtex)。
【0065】これを21本集束し(トータルデニール2
3,310dtex)、1cm当たり1回の撚りを加え
ボビンに巻き取った。この中間体を定長下、140℃の
オーブン中で加熱融着したものの引張強力は、1.13
kN、見かけの直径は、約2mmであった。
【0066】(比較例1)1,110dtexの高強力
ポリエステル繊維束を12本使用し、三井化学製H20
00HVと中村化学製NKエステル3Gを混合し触媒を
加えた未硬化状熱硬化性樹脂を含浸させ、それをポリエ
チレン系熱可塑性樹脂で被覆した。外形は、2.05m
mで、110℃で6分間硬化したものの引張強力は、9
0kgであった。
【0067】また、この中間体の材料費は、実施例1の
それと比較し約2倍となった。この中間体を用いて、目
合い50mmの無結節網を製網した。縦、横、高さがそ
れぞれ5m×5m×5mとなる立方体を形成すべく各面
の大きさに切断した。
【0068】端部を折り曲げた状態で円筒形状のピンテ
ンターに固定する作業には熟練と時間を要した。その
後、湿熱110℃の雰囲気中に6分間放置して硬化さ
せ、養殖ネットの面構成材を5枚作成した。
【0069】このように作成された面構成材を、図7に
示したような、所定の立方体になるように組み合わせた
後、上面を除いたそれぞれの面構成材の互いに接する側
辺同士をポリプロピレンロープを用いてかがり留めし、
上部に開口面を有する5m×5m×5mの大きさの養殖
ネットを作成した。
【0070】(具体的実施例4)芯成分樹脂として定法の
固相重合法で分子量調整した固有粘度(IV)1.22の
ポリエチレンテレフタレート(PET)を使用し、紡糸温
度295℃、紡糸繊度(複合ノズル125H)111dt
exで紡糸し、延伸倍率5.5倍とした以外は、実施例
1と同じ条件で中間体を得た(引張強度5.3N/dt
ex)。この中間体を12本集束(35,000dte
x)し、定長下140℃で加熱融着したものの引張強力
は、1.18kN、見かけの直径は、約2.4mmであ
った。
【0071】(具体的実施例5)芯成分樹脂として定法の
固相重合法で分子量調整した固有粘度(IV)1.22の
ポリエチレンテレフタレート(PET)を使用し、紡糸温
度295℃、紡糸繊度(複合ノズル50H)167dte
xで紡糸した以外は、実施例3と同じ条件で紡糸し、延
伸後200℃熱風で3%緩和の下、7.5倍延伸した以
外は、実施例3と同じ条件で延伸と同時にPEでフィラ
メント間を融合したトータルデニール1,110dte
x、PETフィラメント数:50フィラメント(理論P
ET単繊維デニール:15.2dtex)の扁平状のP
Eで融着したPET繊維束中間体を得た(引張強度5.
0CN/dtex)。
【0072】これを21本集束し(トータルデニール2
3,310dtex)、1cm当たり1回の撚りを加え
ボビンに巻き取った。この中間体を定長下、140℃の
オーブン中で加熱融着したものの引張強力は、1.14
kN、見かけの直径は、約1.8mmであった。
【0073】(具体的実施例6)芯成分樹脂として硫酸相
対粘度(RV)2.7のナイロン66(PA66)を使用
し、紡糸温度290℃、紡糸繊度(複合ノズル125H)
89dtexで紡糸し、延伸倍率4.3倍とした以外
は、実施例1と同じ条件で中間体を得た(引張強度4.
4cN/dtex)。
【0074】この中間体を11本集束(35,200d
tex)し、定長下140℃で加熱融着したものの引張
強力は、0.88kN、見かけの直径は、約2.3mm
であった。
【0075】(具体的実施例7)芯成分樹脂として硫酸相
対粘度(RV)2.7のナイロン66(PA66)を使用
し、紡糸温度290℃、紡糸繊度(複合ノズル50H)1
28dtexで紡糸した以外は、実施例3と同じ条件で
紡糸し、延伸後200℃熱風で6%緩和の下、6倍延伸
した以外は、実施例3と同じ条件で延伸と同時にPEで
フィラメント間を融合したトータルデニール1,110
dtex、ナイロンフィラメント数:50フィラメント
(理論PA66単繊維デニール:14.2dtex)の
扁平状のPEで融着したナイロン66繊維束中間体を得
た(引張強度5.4cN/dtex)。
【0076】これを21本集束し(トータルデニール2
3,310dtex)、1cm当たり1回の撚りを加え
ボビンに巻き取った。この中間体を定長下、140℃の
オーブン中で加熱融着したものの引張強力は、1.22
kN、見かけの直径は、約1.9mmであった。
【0077】
【発明の効果】以上、実施例および具体例で詳細に説明
したように、本発明にかかる繊維強化熱可塑性樹脂製ネ
ット状物は、従来の金属製のネット状物に比較して、経
時的な腐食の進行がほとんどないため、長寿命であり、
環境汚染や脆化に伴う破損による魚介類の散逸、人体損
傷等の危険はない。また、従来の合成繊維製のネット状
物に比較して、高い剛性を有するために、形状保持性に
おいて格段に優れている。養殖網として使用された場合
には網なりが良い。
【0078】土木用蛇篭として使用された場合には、地
盤の凹凸に順応出来、共に施工時の作業効率を格段に向
上させることできる。更に、経済性にも優れたネット状
物である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる繊維強化熱可塑性樹脂製ネット
状物の製造に用いる複合繊維束中間線状体及び複合繊維
の外観図である。
【図2】本発明にかかる繊維強化熱可塑性樹脂製ネット
状物の製造に用いるメッシュ状物の直線部の外観図と要
部断面図である。
【図3】本発明にかかる繊維強化熱可塑性樹脂製ネット
状物の製造に用いるメッシュ状体の外観図である。
【図4】本発明にかかる繊維強化熱可塑性樹脂製ネット
状物の外観図と要部断面図である。
【図5】本発明にかかる繊維強化熱可塑性樹脂製ネット
状物の製造に用いる複合繊維束中間線状体の他の例を示
す外観図と要部断面図である。
【図6】本発明にかかる繊維強化熱可塑性樹脂製ネット
状物の製造に用いる複合繊維の他の例を示す断面図であ
る。
【図7】本発明にかかる繊維強化熱可塑性樹脂製ネット
状物を用いて製作された養殖ネットの一例を示す説明図
である。
【符号の説明】
1、1' 複合繊維束中間線状体 1a 熱可塑性樹脂被覆 2 複合繊維 2a 低融点成分(鞘部) 2b 高融点成分(芯部) 3 メッシュ状体 4 ネット状物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中曽根 隆義 東京都中央区東日本橋1−1−7 宇部日 東化成株式会社内 Fターム(参考) 2B104 CC25

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリックス樹脂を構成する熱可塑性樹
    脂からなる低融点成分と、補強繊維を構成する熱可塑性
    樹脂からなる高融点成分とを備えた複合繊維で構成した
    線状体によるネット状物であって、 前記線状体は、前記複合繊維を収束した複合繊維束中間
    線状体を、所定目合いのメッシュ状体に編網した後、緊
    張下に、前記低融点成分を溶融固化させて、前記補強繊
    維を前記低融点成分で一体的に結着したことを特徴とす
    る繊維強化熱可塑性樹脂製ネット状物。
  2. 【請求項2】 前記複合繊維は、前記低融点成分を構成
    する鞘部と、前記高融点成分を構成する芯部とを備えた
    鞘芯型複合繊維であって、 前記鞘部の融点が、前記芯部の融点より10℃以上低い
    ことを特徴とする請求項1記載の繊維強化熱可塑性樹脂
    製ネット状物。
  3. 【請求項3】前記複合繊維束中間線状体は、複合繊維束
    の外周に熱可塑性樹脂被覆層を有することを特徴とする
    請求項1または2記載の繊維強化熱可塑性樹脂製ネット
    状物。
  4. 【請求項4】 前記メッシュ状体は、無結節編であるこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の繊維
    強化熱可塑性樹脂製ネット状物。
  5. 【請求項5】 前記複合繊維は、前記鞘部の融点(軟化
    点)以上で、前記芯部の融点(軟化点)以下の温度で延
    伸してなり、引張強度が4.0cN/dtex以上であ
    ることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の
    繊維強化熱可塑性樹脂製ネット状物。
  6. 【請求項6】 前記複合繊維束は、前記鞘部の融点(軟
    化点)以上で、前記芯部の融点(軟化点)以下で、延伸
    と同時に融合した1本或いは複数本の繊維束の繊度が
    5,550dtex以下であることを特徴とする請求項
    3〜5のいずれか1項記載の繊維強化熱可塑性樹脂製ネ
    ット状物。
  7. 【請求項7】 前記ネット状物は、各辺の構成要素の線
    状体の引張強力が49N以上であることを特徴とする請
    求項1〜4のいずれか1項記載の繊維強化熱可塑性樹脂
    製ネット状物。
  8. 【請求項8】 前記複合繊維は、前記芯部がポリプロピ
    レン、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン、芳香族
    ポリエステル(LCP)樹脂のうち、単一或いは複数の
    混合樹脂からなることを特徴とする請求項1〜7のいず
    れか1項記載の繊維強化熱可塑性樹脂製ネット状物。
  9. 【請求項9】 前記ネット状物は、これを面構成材とし
    て用い、複数の面を有する多面立体的形状に形成し、魚
    介類などの養殖用ネット、或いは、土木工事用蛇篭など
    として用いることを特徴とする請求項1〜8のいずれか
    1項記載の繊維強化熱可塑性樹脂製ネット状物。
  10. 【請求項10】 前記ネット状物は、これを面構成材と
    内部の仕切り材として用い、複数の面を有し、内部に仕
    切り部が設けられた多面立体的形状に形成し、魚介類な
    どの養殖用ネット、或いは、土木工事用蛇篭などとして
    用いることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項記
    載の繊維強化熱可塑性樹脂製ネット状物。
  11. 【請求項11】 マトリックス樹脂を構成する熱可塑性
    樹脂からなる低融点成分と、補強繊維を構成する熱可塑
    性樹脂からなる高融点成分とを備えた複合繊維で構成し
    た線状体によるネット状物の製造方法であって、 複数本の前記複合繊維を撚り掛けて収束させた複合繊維
    束中間線状体とし、 複合繊維束中間線状体を10mm以上の目合いのメッシ
    ュ状体に編網し、 しかる後、前記メッシュ状体を一定の緊張状態で、 前記低融点成分の融点以上、前記高融点成分の融点以下
    に加熱して前記低融点成分を溶融した後冷却して、 前記補強繊維を前記低融点成分で一体的に結着したネッ
    ト状物を形成することを特徴とする繊維強化熱可塑性樹
    脂製ネット状物の製造方法。
  12. 【請求項12】 マトリックス樹脂を構成する熱可塑性
    樹脂からなる低融点成分と、補強繊維を構成する熱可塑
    性樹脂からなる高融点成分とを備えた複合繊維で構成す
    るネット状物の製造方法であって、 複数本の前記複合繊維を収束した後に、前記低融点成分
    よりも高融点の熱可塑性樹脂により被覆して、被覆複合
    繊維束中間線状体を得、 複数の前記被覆複合繊維束中間線状体を、10mm以上
    の目合いのメッシュ状体に編網し、 しかる後、前記メッシュ状体を一定緊張状態で、前記複
    合繊維の低融点成分の融点以上、高融点成分、または、
    前記被覆複合繊維束中間線状体の被覆樹脂の融点以下に
    加熱して、前記低融点成分を溶融した後冷却して、 前記補強繊維を前記低融点成分で一体的に結着したネッ
    ト状物を形成することを特徴とする繊維強化熱可塑性樹
    脂製ネット状物の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記複合繊維は、前記鞘部の融点(軟
    化点)以上で、前記芯部の融点(軟化点)以下の温度で
    延伸しつつ、鞘部を融合させて、引張強度が4.0cN
    /dtex以上の複合繊維束を得、該複合繊維束を1本
    或いは複数本集束して繊度が、5,550dtex以下
    の複合繊維中間線状体を得、複数の前記複合繊維束中間
    線状体を、10mm以上の目合いのメッシュ状体に編網
    し、 しかる後、前記メッシュ状体を一定緊張状態で、前記複
    合繊維の低融点成分の融点以上、高融点成分の融点以下
    に加熱して、前記低融点成分を溶融した後冷却して、 前記補強繊維を前記低融点成分で一体的に結着したネッ
    ト状物を形成することを特徴とする繊維強化熱可塑性樹
    脂製ネット状物の製造方法。
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