JP2003309797A - 低消費電力モードを備えたハードディスクビデオカメラ - Google Patents

低消費電力モードを備えたハードディスクビデオカメラ

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JP2003309797A
JP2003309797A JP2002115007A JP2002115007A JP2003309797A JP 2003309797 A JP2003309797 A JP 2003309797A JP 2002115007 A JP2002115007 A JP 2002115007A JP 2002115007 A JP2002115007 A JP 2002115007A JP 2003309797 A JP2003309797 A JP 2003309797A
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recording
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memory
disk drive
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Yasutaka Iijima
康隆 飯島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 HDDを搭載したビデオカメラ装置で、待機
機能によりHDDの消費電力を低減しつつ記録ボタンを
押すと同時にAVデータの記録を実現すること。 【解決手段】 記録データを一時的に格納するメモリ4
を備え、記録動作の期間中はHDD28をアクティブ状
態にするとともに、所定の期間記録動作が行われないと
きはHDDにおけるスピンドルモータを停止させて低消
費電力の待機状態にする機能を備えたハードディスクビ
デオカメラであって、記録開始操作に伴う待機状態から
の復帰指令の発行から、HDDが待機状態からアクティ
ブ状態に戻るまでの最も長い復帰時間である最大復帰時
間が経過するまでの期間は、メモリ4に格納するデータ
量をメモリ4の容量以下に抑えるように記録データの転
送レートを制限し、最大復帰時間経過後は転送レートの
制限を解除すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、AVデータをハー
ドディスクドライブに記録するビデオカメラ装置におい
て、低消費電力化のためにハードディスクドライブのス
ピンドルモータの回転を停止させた待機状態の期間中で
も撮影可能なビデオカメラ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来技術における、記録媒体と
して内蔵型ハードディスクドライブ(以下、HDDと称
する)を用いた携帯型ビデオカメラ装置の全体構成を示
すブロック図である。図7によると、CCDカメラ11
により取り込まれた画像情報は、電気信号に変換されデ
ジタル化された後、画像情報圧縮器7により圧縮され
る。画像情報圧縮の方式としては、MPEG2(Motion
Picture ExpertGroup Phase 2)方式を用いた例を説明
するが、必ずしもこの圧縮方式に限定されるものではな
く、例えば、市販のデジタルビデオカメラ等で一般的な
DV方式などにおいても同様に成立する。MPEG2を
用いた圧縮方式では、元のデジタル映像情報に対して、
離散コサイン変換やフレーム間動き検出、再量子化、2
次元ハフマン符号化などを行い、情報量が圧縮される。
【0003】画像信号と同時に、マイク12から収録さ
れた音声信号もデジタル化され、音声情報圧縮機8によ
り圧縮される。圧縮された画像情報と音声情報は、MU
X6でマルチプレクスされ、AVデータストリームとな
る。
【0004】AVデータストリームはメモリ制御部3に
入力され、ホストマイコン1の指示に従って、一旦ホス
トバッファメモリ4に格納される。ホストバッファメモ
リ4にAVデータストリームがある一定量格納される
と、ホストマイコン1はメモリ制御部3に指示を出し、
ホストバッファメモリ4からHDD28に記録すべきデ
ータを読出し、ホスト側ATA I/F制御部2を介し
て、HDD28に転送するわけであるが、その際、デー
タの転送方式は、ANSI(American NationalStander
ds Institute)が策定したATA(AT-Attachment)規
格に定義された各種の転送プロトコル(PIO,マルチ
ワードDMA,ウルトラDMA等)を用いる。
【0005】HDD28への記録に先立って、ホストマ
イコン1は、ホスト側ATA I/F制御部2に指示を
出し、ATAインターフェース26を介しハードディス
クコントローラ(以下、HDCと称する)25内のAT
Aレジスタに対し、転送制御コマンドやパラメータをセ
ットする。通常はライトコマンドと共に、転送データの
記録開始位置となる論理ブロックアドレスと、その開始
アドレスからのデータ長(セクタ数)をセットする。P
Cカード型等のHDDも含め、一般的なHDDのセクタ
サイズは512byteである。
【0006】HDD28側の準備ができると、ホストバ
ッファメモリ4から読み出されたデータは、ホスト側A
TA I/F制御部2で生成されるATAレジスタへの
書き込み制御信号に同期して、ATAインターフェース
26を介し、HDC25内の所定のATAレジスタに書
き込まれる。
【0007】HDC25では、所定のATAレジスタに
書き込まれたデータを読出し、一旦バッファメモリ21
に格納する。バッファメモリ21に格納されたデータは
1セクタ(512byte)毎に、プリアンブル、シン
クマーク、誤り訂正符合、ポストアンブルを付加し、デ
ータセクタを形成した後、ディスク回転に同期しなが
ら、リードチャネル回路24に転送される。
【0008】リードチャネル回路24では、データセク
タにチャネル符号化を施し、ヘッド17と磁気ディスク
15からなる磁気記録チャネルの特性に適合した2値系
列に変換する。この2値系列は、ヘッドアンプ23によ
り、矩形状の記録電流波形に対応付けられ、ヘッド17
により磁気ディスク15上の磁化反転パターンとして記
録される。ヘッド17はボイスコイルモータ(VCM)
19によって駆動されるアクチュエータ18に支えられ
ており、HDC25とHDDマイコン27がVCMドラ
イバ20を制御することで、目的の物理アドレスに移動
される。
【0009】近年、磁気ヘッドや信号処理技術等の進歩
により、HDDの面記録密度の向上は目覚しい。それに
ともない、ノートブック型コンピュータに搭載されてい
る2.5インチ型HDDに比べさらに小型で薄型のHD
Dが製品化されるようになった。例えば1.8インチ径
で5GBの容量を持ち、PCカードType2のサイズ
におさまるHDDがすでに発売されている。
【0010】従来の小型HDDの多くはポータブルコン
ピュータに利用されることが多かった。ポータブルコン
ピュータでは、HDDの消費電力の低減を目的としてス
ピンドルモータの回転を停止させる動作が広く取り入れ
られている。例えば、ATAインターフェースの規格で
は、自動パワーダウンシーケンスと呼ばれる機能が採用
されている。これは、予めユーザが設定した時間内にホ
ストからのデータ転送要求が来ない場合は、自動的にH
DDのスピンドルモータを停止し、消費電力を下げた状
態で次のデータ転送要求が来るまで待機状態にする機能
である。
【0011】小型HDDを記録媒体としたビデオカメラ
においても、小型の電池で、より長時間の使用を達成す
るために、スピンドルモータの消費電力をいかに低減さ
せるかが重要である。そのためには、ビデオカメラが記
録(撮影)モードに設定されているにもかかわらず、予
め設定した期間、ユーザが記録ボタンを押さない場合に
は、自動的にHDDのスピンドルモータを停止し、次の
データ転送要求が来るまでは消費電力を下げた待機状態
にする機能は、低消費電力化にとって有効である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、待機状
態にあるHDDをアクティブ状態に復帰させるには、デ
ィスク起動時間に長い時間を必要とする。ディスク起動
時間は普通、数秒程度であるが、外部要因によっては、
最大で20秒程度に及ぶものもある。このため、HDD
を記録媒体としたビデオカメラ装置において、HDDが
待機状態である場合、ユーザーが記録ボタンを押し、記
録を開始しようと思っても、HDDがアクティブ状態に
復帰するまでの間は、HDDにAVデータを記録するこ
とができない。
【0013】また、ホスト側に、記録データを一旦蓄え
るバッファメモリを備えるとしても、20秒にもわたる
記録データを蓄えるためには、大容量メモリが必要とな
り、コストの上昇を招いてしまう。
【0014】本発明の目的は、上述した課題を解決する
ために、AVデータを記録再生するビデオカメラ装置に
小型HDDを搭載した場合、待機機能によりHDDの消
費電力を低減しつつ、ユーザが記録ボタンを押すと同時
にAVデータの記録を実現する技術を提供することにあ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は主として次のような構成を採用する。記録
媒体としてのハードディスクを備え、記録するデータを
一時的に格納するメモリを備え、記録動作の期間中はハ
ードディスクドライブをアクティブ状態にするととも
に、所定の期間記録動作が行われないときは前記ハード
ディスクドライブにおけるスピンドルモータを停止させ
て低消費電力の待機状態にする機能を備えたハードディ
スクビデオカメラであって、ユーザによる記録開始操作
に伴う前記待機状態からの復帰指令の発行から、前記ハ
ードディスクドライブが前記待機状態から前記アクティ
ブ状態に戻るまでの最も長い復帰時間である前記ハード
ディスクドライブの最大復帰時間が経過するまでの期間
は、前記メモリに格納するデータ量を前記メモリの容量
以下に抑えるように記録データの転送レートを制限する
制御を行い、前記最大復帰時間経過後は、前記転送レー
トの制限を解除するハードディスクビデオカメラ。
【0016】また、前記ハードディスビデオカメラにお
いて、前記ハードディスクドライブが前記アクティブ状
態に実際に復帰したか否かを監視し、前記監視の結果前
記最大復帰時間に達する以前にアクティブ状態に復帰し
たと判断した場合は、アクティブ状態に復帰した時点で
前記転送レート制限を解除するハードディスクビデオカ
メラ。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態に係るハードデ
ィスクビデオカメラについて、図面を参照しながら以下
詳細に説明する。ここで、以下の実施形態では、代表的
な例として、ATA規格に準拠するインターフェースを
持ったHDDをビデオカメラの記録媒体として使われる
ものについて説明するが、本発明は必ずしもこの種のタ
イプのHDDに限定されるものではなく、例えば、HD
Dが1.8インチ径でPCカード規格に準拠したインタ
ーフェースを持ったHDD等においても本発明は同様に
適用される。
【0018】「第1の実施形態」図1は、本発明の実施
形態に係る、記録媒体として内蔵型HDDを用いた携帯
型ビデオカメラ装置の全体構成を示すブロック図であ
る。図1において、通常の記録動作が行われている状況
下では、CCDカメラ11により取り込まれた画像情報
は、電気信号に変換されデジタル化された後、画像情報
圧縮器7により圧縮される。マイク12から収録された
音声信号もデジタル化され、音声情報圧縮機8により圧
縮される。圧縮された画像情報と音声情報は、MUX6
でマルチプレクスされ、AVデータストリームとなる。
【0019】AVデータストリームはメモリ制御部3に
入力され、ホストマイコン1の指示にしたがって、一旦
ホストバッファメモリ4に格納される。HDD28側の
準備ができると、ホストマイコン1はメモリ制御部3に
指示を出し、ホストバッファメモリ4からHDD28に
記録すべきデータを読出し、ホスト側ATA I/F制
御部26を介して、HDD28に転送する。HDDに転
送されたデータは、前述の「従来の技術」の例で説明し
たのと同様の手法で磁気ディスク15に記録される。
【0020】さて、本発明の第1の実施形態における制
御フローについて、図2を用いて説明する。内蔵型HD
D28を用いた携帯型ビデオカメラ装置において、HD
D28が待機状態(HDDのスピンドルモータを停止
し、次のデータ転送要求が来るまでは消費電力を下げた
状態)にある場合に(ステップS1)、ビデオカメラユ
ーザが記録を開始すると(ステップS2)、まず、ホス
トマイコン1はHDD28に対し復帰命令を出すととも
に、タイマー29をスタートさせ(ステップS3)、メ
モリ制御部3に対しても、記録用のAVデータストリー
ムデータの受け入れを指示する。
【0021】これにより、記録用のAVデータストリー
ムデータがホストバッファメモリ4に格納されていくわ
けであるが、予めホストマイコン1では、書き換え可能
な不揮発性メモリ30に記憶してあるホストバッファメ
モリ4の容量と最大復帰時間(種々の条件が重なり、H
DD28が待機状態からアクティブ状態に戻るまで最も
長くなる復帰時間)を読出し、この2つの値から最大復
帰時間でホストバッファメモリの容量に達するようなデ
ータ転送レートを算出しておく。そして、画像情報圧縮
器7及び音声情報圧縮器8に対し、算出された転送レー
トでデータを出力するようにセットする(ステップS
4)。
【0022】最大復帰時間が経過するとタイマー29か
ら、ホストマイコン1へ、復帰終了が知らされる(ステ
ップS5)。するとホストマイコン1は、画像情報圧縮
器7及び音声情報圧縮器8に対し、転送レート制限を解
除する(ステップS6)とともに、メモリ制御部3に対
し、記録用のAVデータストリームデータをホストバッ
ファメモリ4から読み出すように指示をする。読み出さ
れたデータは、ホスト側ATA I/F制御部2で生成
されるATAレジスタへの書き込み制御信号に同期し
て、ATAインターフェース26を介して、HDD28
に転送され、「従来の技術」で説明したのと同様の手法
で磁気ディスク15に記録される。
【0023】そして、記録動作が終了し(ステップS
7)、一定期間記録動作が無い場合は(ステップS
8)、HDDは自動的にスピンドルモータを停止し、待
機状態になる(ステップS1)。
【0024】このように、本実施形態によれば、記録媒
体であるHDD28が低消費電力モードで待機状態にあ
るビデオカメラ装置において、多少、画質音質が落ちる
場合もあるが、ユーザーが記録動作を開始した瞬間から
の画像及び音声をすべて記録することができ、低消費電
力モードを備えたビデオカメラ装置において、記録時の
高速応答が実現出来る。
【0025】「第2の実施形態」次に、本発明の第2の
実施形態における制御フローを図3に示す。図1に示す
構成ブロックと、図3に示す制御フローを用いて、本発
明の第2の実施形態の動作説明をする。
【0026】HDD28を用いた携帯型ビデオカメラ装
置において、電源を投入すると(ステップS10)直ち
にHDD28は停止状態から待機状態に入る(通常約
0.5秒程度で)。ユーザーが電源を投入したあと直ち
に記録動作に入った場合(ステップS11)、HDD2
8が待機状態にある場合(ステップS12)、まず、ホ
ストマイコン1はHDD28に対し、復帰命令を出すと
ともにタイマー29をスタートさせ(ステップS1
3)、メモリ制御部3に対しても、記録用のAVデータ
ストリームの受け入れを指示する。
【0027】これにより、記録用のAVデータストリー
ムデータがホストバッファメモリ4に格納されていく。
このとき、ホストマイコン1では、予め書き換え可能な
不揮発性メモリ30に記憶してあるホストバッファメモ
リ4の容量とHDDの最大復帰時間を読出し、この2つ
の値から最大復帰時間でホストバッファメモリの容量に
達するようなデータ転送レートを算出し、画像情報圧縮
器7及び音声情報圧縮器8に対し算出された転送レート
でデータを出力するようにセットする(ステップS1
4)。
【0028】最大復帰時間が経過するとタイマー29か
ら、ホストマイコン1へ、復帰終了が知らされる(ステ
ップS15)。するとホストマイコン1は、画像情報圧
縮器7及び音声情報圧縮器8に対し、転送レート制限を
解除するとともに(ステップS16)、メモリ制御部3
に対し、記録用のAVデータストリームデータをホスト
バッファメモリ4から読み出すように指示をする。読み
出されたデータは、ホスト側ATA I/F制御部2で
生成されるATAレジスタへの書き込み制御信号に同期
して、ATAインターフェース26を介して、HDD2
8に転送され、「従来の技術」で説明したのと同様の手
法で磁気ディスク15に記録される。
【0029】そして、記録動作が終了し(ステップS1
7)、一定期間記録動作が無い場合は(ステップS1
8)、HDDは自動的にスピンドルモータを停止し、待
機状態になる(ステップS12)。
【0030】このように、本実施形態によれば、記録媒
体であるHDD28に電源が投入された直後にユーザー
が記録動作を開始した場合でも、多少、画質音質が落ち
る場合もあるが、ユーザーが記録したい瞬間からの画像
及び音声をほぼ記録することができ、低消費電力モード
を備えたビデオカメラ装置において、記録時の高速応答
が実現出来る。
【0031】「第3の実施形態」次に、本発明の第3の
実施形態における制御フローを図4に示す。図1に示す
構成ブロックと、図4に示す制御フローを用いて、本発
明の第3の実施形態の動作説明をする。
【0032】HDD28が待機状態にあるビデオカメラ
装置に対し、ビデオカメラユーザが、記録を開始すると
(ステップS21)、まず、ホストマイコン1はHDD
28に対し、復帰命令を出すとともにタイマー29をス
タートさせ(ステップS22)、メモリ制御部3に対
し、記録用のAVデータストリームデータの受け入れを
指示する。
【0033】これにより、記録用のAVデータストリー
ムデータがホストバッファメモリ4に格納されていくわ
けであるが、このとき、ホストマイコン1では、予め外
部の書き換え可能な不揮発性メモリ30に記憶してある
ホストバッファメモリ4の容量とHDDの最大復帰時間
を読出し、この2つの値から最大復帰時間でホストバッ
ファメモリの容量に達するようなデータ転送レートを算
出し、画像情報圧縮器7及び音声情報圧縮器8に対し、
算出された転送レートでデータを出力するようにセット
する(ステップS23)。
【0034】ところで、最大復帰時間とは、種々の外部
要因がHDD28の復帰動作に対し全てマイナス要因と
して働いた場合の復帰時間であり、通常の環境での記録
動作では、それほど時間を必要としないことが多い。
【0035】そこで、ホストマイコン1はHDD28に
対し、復帰命令を出すとともに、HDD28内のATA
レジスタの状態を常に監視し、最大復帰時間に到達する
前に、アクティブモードに復帰し記録準備が完了したこ
とを検出する。図5に示すATAレジスタ内のStat
usレジスタの最上位ビット(以下、BSY−bitと
称する)を監視し(ステップS25)、BSY−bit
が1の期間は復帰中であると判断し、BSY−bitが
1から0になった時点で、アクティブ状態に復帰したと
判断し(ステップS26)、画像情報圧縮器7及び音声
情報圧縮器8に対し、転送レート制限を解除する(ステ
ップS27)とともに、メモリ制御部3に対し、記録用
のAVデータストリームデータをホストバッファメモリ
4から読み出すように指示をする。
【0036】読み出されたデータは、ホスト側ATA
I/F制御部2で生成されるATAレジスタへの書き込
み制御信号に同期して、ATAインターフェース26を
介して、HDD28に転送され、「従来の技術」で説明
したのと同様の手法で磁気ディスク15に記録される。
【0037】そして、記録動作が終了し(ステップS2
8)、一定期間記録動作が無い場合は(ステップS2
9)、HDDは自動的にスピンドルモータを停止し、待
機状態になる(ステップ30)。
【0038】このように、本実施形態によれば、記録媒
体であるHDD28が低消費電力モードで待機状態にあ
るビデオカメラ装置において、ユーザーが記録動作を開
始した瞬間からの画像及び音声を記録することができ、
HDD28が最大復帰時間より前にアクティブモードに
復帰した場合も、画像情報圧縮器7及び音声情報圧縮器
8に対し、本来の転送レートでデータを出力するように
セットするので、転送レート制限を実施した期間を最小
限に抑えることができ、記録動作を開始した際に高速応
答を実現しつつ、より高画質、高音質での記録が可能と
なる。
【0039】「第4の実施形態」図6は、本発明の第4
の実施形態に係るPCカード型HDDを用いた携帯型ビ
デオカメラ装置における全体構成を示すブロック図であ
る。
【0040】図6に示す携帯型ビデオカメラ装置では、
記録媒体であるハードディスクの外形寸法及びホストマ
イコン側とのインターフェースがPCMCIAとJEI
DA(日本電子工業振興会)が定めたPCカードインタ
ーフェース31であり、取り外し可能である。
【0041】また、ホスト側PCカードI/F制御部3
3からPCカードインターフェース31を介しPCカー
ド型HDD32へのデータ転送はPCカード規格を物理
層とし、その上に定義された各種のプロトコル(PC
Card ATA,TrueIDE)などを用いて実施
する。PCカード型HDD32の場合に於いても、前述
した実施形態1,2,3の制御を適用させることで記録
動作を開始した際に高速応答を実現しつつ、より高画
質、高音質での記録が可能となる。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、低消費電力モードを備
えたビデオカメラ装置において、記録媒体であるHDD
が低消費電力モードで待機状態にあるビデオカメラ装置
において、ユーザーが記録動作を開始した瞬間からの画
像及び音声をすべて記録することができ、記録時の高速
応答が実現出来る。
【0043】また、低消費電力モードを備えたビデオカ
メラ装置において、記録媒体であるHDDに電源が投入
された後直ちにユーザーが記録動作を開始した場合で
も、ユーザーが記録したい瞬間からの画像及び音声をほ
ぼすべて記録することができ、記録時の高速応答が実現
出来る。
【0044】また、低消費電力モードを備えたビデオカ
メラ装置においてHDDが最大復帰時間より前にアクテ
ィブモードに復帰した場合も、画像情報圧縮器及び音声
情報圧縮器に対し、本来の転送レートでデータを出力す
るようにセットするので、転送レート制限を実施した期
間を最小限に抑えることができ、記録動作を開始した際
に高速応答を実現しつつ、より高画質、高音質での記録
が可能となる。
【0045】また、低消費電力モードを備えたビデオカ
メラ装置において、取り外し可能なHDDが最大復帰時
間より前にアクティブモードに復帰した場合も、画像情
報圧縮器及び音声情報圧縮器に対し、本来の転送レート
でデータを出力するようにセットするので、転送レート
制限を実施した期間を最小限に抑えることができ、記録
動作を開始した際に高速応答を実現しつつ、より高画
質、高音質での記録が可能となる。
【0046】また、低消費電力モードを備えたビデオカ
メラ装置において、PCカード規格に準拠したHDDが
最大復帰時間より前にアクティブモードに復帰した場合
も、画像情報圧縮器及び音声情報圧縮器に対し、本来の
転送レートでデータを出力するようにセットするので、
転送レート制限を実施した期間を最小限に抑えることが
でき、記録動作を開始した際に高速応答を実現しつつ、
より高画質、高音質での記録が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る内蔵型HDDを用いた
携帯型ビデオカメラ装置の全体構成を示すブロック図で
ある。
【図2】本発明の第1の実施形態における動作例を示す
フローチャートである。
【図3】本発明の第2の実施形態における動作例を示す
フローチャートである。
【図4】本発明の第3の実施形態における動作例を示す
フローチャートである。
【図5】ATA Readレジスタを示す図である。
【図6】本発明の第4の実施形態に係るPCカード型H
DDを用いた携帯型ビデオカメラ装置における全体構成
を示すブロック図である。
【図7】従来技術における内蔵型HDDを用いた携帯型
ビデオカメラ装置の全体構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 ホストマイコン 2 ホスト側ATA I/F制御部 3 メモリ制御部 4 ホストバッファメモリ 5 DMUX(デマルチプレクス) 6 MUX(マルチプレクス) 7 画像情報圧縮器 8 音声情報圧縮器 9 画像情報伸長器 10 音声情報伸張器 11 CCDカメラ 12 マイク 13 モニタ 14 スピーカ 15 磁気ディスク 16 スピンドルモータ 17 ヘッド 18 アクチュエータ 19 VCM(ボイスコイルモーター) 20 VCM(ボイスコイルモーター)ドライバー 21 バッファメモリ 22 スピンドルモータドライバ 23 ヘッドアンプ 24 リード・ライトチャネル 25 ハードディスクコントローラ 26 ATAインターフェース 27 HDD(ハードディスク)マイコン 28 内蔵型ハードディスクドライブ 29 タイマー 30 不揮発性メモリ 31 PCカードインターフェース 32 PCカード型HDD(ハードディスクドライブ) 33 ホスト側PCカードI/F制御部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 20/10 311 G11B 33/06 M 33/06 H04N 5/781 510C H04N 5/781 510M

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体としてのハードディスクを備
    え、記録するデータを一時的に格納するメモリを備え、
    記録動作の期間中はハードディスクドライブをアクティ
    ブ状態にするとともに、所定の期間記録動作が行われな
    いときは前記ハードディスクドライブにおけるスピンド
    ルモータを停止させて低消費電力の待機状態にする機能
    を備えたハードディスクビデオカメラであって、 ユーザによる記録開始操作に伴う前記待機状態からの復
    帰指令の発行から、前記ハードディスクドライブが前記
    待機状態から前記アクティブ状態に戻るまでの最も長い
    復帰時間である前記ハードディスクドライブの最大復帰
    時間が経過するまでの期間は、前記メモリに格納するデ
    ータ量を前記メモリの容量以下に抑えるように記録デー
    タの転送レートを制限する制御を行い、 前記最大復帰時間経過後は、前記転送レートの制限を解
    除することを特徴とするハードディスクビデオカメラ。
  2. 【請求項2】 記録媒体としてのハードディスクを備
    え、記録するデータを一時的に格納するメモリを備え、
    記録動作の期間中はハードディスクドライブをアクティ
    ブ状態にするとともに、所定の期間記録動作が行われな
    いときは前記ハードディスクドライブにおけるスピンド
    ルモータを停止させて低消費電力の待機状態にする機能
    を備えたハードディスクビデオカメラであって、 ユーザによる電源投入の直後からの記録開始操作に伴う
    前記待機状態からの復帰指令の発行から、前記ハードデ
    ィスクドライブが前記待機状態から前記アクティブ状態
    に戻るまでの最も長い復帰時間である前記ハードディス
    クドライブの最大復帰時間が経過するまでの期間は、前
    記メモリに格納するデータ量を前記メモリの容量以下に
    抑えるように記録データの転送レートを制限する制御を
    行い、 前記最大復帰時間経過後は、前記転送レートの制限を解
    除することを特徴とするハードディスクビデオカメラ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のハードディスビ
    デオカメラにおいて、 前記ハードディスクドライブが前記アクティブ状態に実
    際に復帰したか否かを監視し、前記監視の結果前記最大
    復帰時間に達する以前にアクティブ状態に復帰したと判
    断した場合は、アクティブ状態に復帰した時点で前記転
    送レート制限を解除することを特徴とするハードディス
    クビデオカメラ。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のハードディスビデオカ
    メラにおいて、 前記ハードディスクドライブが取り外し可能なディスク
    装置であることを特徴とするハードディスクビデオカメ
    ラ。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載のハードディスビデオカ
    メラにおいて、 前記ハードディスクドライブの外形寸法及びコネクタ構
    成がPCMCIA/JEIDA(日本電子工業振興協
    会)が定めたPCカード規格に準拠した構成であること
    を特徴とするハードディスクビデオカメラ。
  6. 【請求項6】 記録媒体としてのハードディスクを備
    え、記録するデータを一時的に格納するバッファメモリ
    を備え、記録動作の期間中はハードディスクドライブを
    アクティブ状態にするとともに、所定の期間記録動作が
    行われないときは前記ハードディスクドライブにおける
    スピンドルモータを停止させて低消費電力の待機状態に
    する機能を備えたハードディスクビデオカメラであっ
    て、 前記ハードディスクドライブが前記待機状態から前記ア
    クティブ状態に戻るまでの最も長い復帰時間である前記
    ハードディスクドライブの最大復帰時間と前記バッファ
    メモリの記憶容量とを記憶したメモリを有し、 前記メモリから読み出した前記最大復帰時間と前記バッ
    ファメモリ容量に基づいて前記最大復帰時間で前記バッ
    ファメモリ容量に達するようなデータ転送レートを算出
    し、 入力データの圧縮器に対して前記算出されたデータ転送
    レートでデータ出力するように設定することを特徴とす
    るハードディスクビデオカメラ。
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