JP4071605B2 - 情報記録再生装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録情報として少なくとも外部の音声を記録できるディスク装置を備えた情報記録再生装置における内部温度の上昇を抑制する技術に係り、また消費電力の低減に好適な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
音声・映像信号をデジタル符号化して記録再生する装置として、カメラ内蔵型パソコン、ディスクカメラなどに代表される、磁気あるいは光あるいはその複合技術によるディスク記録再生装置(以下、単にディスク記録再生装置と記載する)の応用製品が、種々登場している。
【0003】
これらの製品にとって、小型化は製品価値を決定する重要な要素であるが、その一方で、熱容量および放熱面積の低下による装置の内部温度上昇の要因となっている。殊に、ディスク記録再生装置は、温度変化によりリード/ライト性能の低下を招き易く、内部温度が上昇の一途を辿れば、システム全体の破綻に至る。
【0004】
そこで、(1)装置内に冷却手段を具備し、動作状態に応じて冷却レベルを調節して、装置内の温度を適正に保つ技術(特許文献1参照)、(2)記録あるいは再生時の消費電力を削減して、装置の発熱そのものを抑える技術(特許文献2参照)、などが提案されている。
【0005】
(1)の例として、特許文献1(特開平10−312668号公報)に記載のハードディスク装置においては、ディスクアクセス時(即ち、ディスク駆動モータがONしている状態)には、冷却ファンの制御部がモータ駆動制御信号に応答して、冷却ファンの回転数を上げるように指示することによって、冷却効果を高め、装置内の温度上昇の抑制を図るようにしている。一方、冷却ファンの動作する音が、騒音になることについても同時に指摘しており、非ディスクアクセス期間(ディスクアクセス期間に比べて発熱が少なく、ディスクにアクセスしないために冷却ファンの発する騒音が、より強調される期間)については、冷却ファンの回転数を下げることで、低騒音化を図るといった技術も提案されている。
【0006】
また、(2)の例として、特許文献2(特開平11−110917号公報)に記載の技術では、実際に記録再生したい音声や映像信号の時間軸の長さに比較して、ディスク装置の記録再生時間の方が短いことを利用し、記録時にはバッファメモリの蓄積量が所定量を上回るまで、また、再生時にはバッファメモリ蓄積量が所定量を下回るまで、ディスクドライブを停止させるようにしている。そして、このように、装置内のバッファメモリを利用してドライブを間欠的に動作させることによって、記録および再生時の消費電力を削減するようにしている。
【0007】
【特許文献1】
特開平10−312668号公報
【0008】
【特許文献2】
特開平11−110917号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した2つの従来技術には以下に示す問題点があり、情報記録再生のすべての動作状態について、装置の性能を損なわずに、装置の内部温度上昇を抑制する点については、特段の考慮はされていなかった。
【0010】
即ち、ディスクアクセス時には冷却ファンの回転数を上げ、非アクセス時には冷却ファンの回転数を下げる方法は、集音マイクを使い音声を記録する機能のない情報記録再生装置では有効であるが、集音マイクと集音した音声信号を符号化して記録情報を得る情報化手段を有する構成のディスク記録再生装置おいては、記録中(ディスクアクセス期間)に冷却ファンの回転速度を上げてしまうと、集音マイクを通じて、冷却ファンの騒音が記録媒体に記録されてしまうという問題がある。
【0011】
また、上記したバッファメモリを利用した間欠記録再生動作を行う方法では、ファンによる冷却手段を排除し騒音の問題を解決できるが、定期的にドライブの停止期間を必要とするため、記録及び再生に要する時間は長くなり、情報の転送速度が低下するという問題がある。特に、音声や映像信号を符号化しながら記録あるいは再生しながら復号する機能を主体に指向する装置において、一度記録した音声、映像情報を他の媒体に記録するための再生動作、もしくは、他の媒体から記録し直すための記録動作、もしくは、再生専用媒体との互換性のある媒体として仕上げるために、媒体の未記録領域に適当な情報を書き込んで既記録領域とするための書き込み処理時に、顕著となる。
【0012】
また、小型化を指向する装置においては、上記の間欠駆動動作のための制御回路は比較的内蔵可能であるが、冷却ファンに関しては、取り付け位置を容易に捻出することが難しいといった問題もある。
【0013】
本発明の目的は、符号化されたデジタル情報は時間軸方向に圧縮操作ができる性質を利用して、記録媒体のドライブ部を間欠的に動作することにより消費電力低減する間欠駆動とを、装置の使用目的に応じて使い分けることにより、装置の性能を損なうことなく、装置内の温度上昇を抑止できる情報記録再生装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記した目的を達成するため、一例として特許請求の範囲記載の構成を用いる。
【0015】
具体的には、撮像手段と、音声を電気信号に変換する音声電気変換手段と、前記撮像手段および前記音声電気変換手段によって得られた映像および音声信号を符号化する符号化手段と、符号化された映像音声情報を第1の記録媒体に記録および再生する第1の記録再生手段と、符号化された映像音声情報を第2の記録媒体に記録および再生する第2の記録再生手段と、前記符号化手段により符号化された映像音声情報を蓄えるメモリ手段と、前記手段を制御する制御手段とを具備し、
前記撮像手段および前記音声電気変換手段を経由して入力される映像信号および音声信号を前記第1の記録媒体に記録する場合、前記制御手段により第2の記録再生手段を休止させ、更に前記メモリ手段に前記映像音声情報を蓄積している期間は、前記制御手段により前記第1の記録再生手段の消費電力を抑制し、
前記第1の記録媒体上の符号化された情報を再生し前記第2の記録媒体へ記録する場合には、第1の記録再生手段から前記メモリ手段に映像音声記録情報を転送することと前記メモリ手段から映像音声情報を第2の記録再生手段に転送することを繰り返し、第1の記録再生手段から前記メモリ手段に映像音声情報を転送している期間は、前記制御手段により第2の記録再生手段を休止させることを特徴とする情報記録再生装置を用いる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による実施の形態を、図面を用いて詳細に説明する。
【0017】
図3に示した本実施形態は、カメラ部と、光ディスク記録再生部と、磁気ディスク記録再生部とを一体型化した、カメラ一体型記録再生装置への適用例を示している。なお、図3における光ディスクドライブの詳細は、図1に示す。
本実施形態のカメラ一体型記録再生装置は、カメラ部38と、光ディスクドライブ部39と、磁気ディスクドライブ部59とから構成され、情報の記録に関しては、取り扱う情報の性質及び入力ソースより、
(1)内蔵カメラにて撮影した外部の映像音声を記録するモード
(2)外部機器からの入力を記録するモード
(3)装置内ドライブに既に格納された情報をドライブ間で相互に交換して記録するモード
という、上記の3つのモードに分類される。
【0018】
まず、(1)のモードについて説明する。ユーザからの要求は、キーボード入力インターフェイス回路53、もしくは、図示しないキーボード上の記録再生制御スイッチを介して、アプリケーションプログラム51に入力される。アプリケーションプログラム51は、ユーザからの要求を解析し、要求された内容が、記録であった場合、システムコントローラ17を介して、映像の撮像手段と音声電気変換手段を有効にする。
【0019】
次に、映像の撮像手段と音声電気変換手段の構成について説明する。被写体の映像は、システムコントローラ17からの命令に従いレンズ位置制御回路12によって駆動されるレンズユニット7を介して、CCD(Charge Coupled Device)等に代表される個体撮像センサ8上に合焦されて電気信号化された後、映像信号処理回路9にて映像信号に変換される。また、音声は集音マイク1によって集音され、音声信号処理回路2にて音声信号に変換される。これら映像信号および音声信号は、圧縮/伸張回路3にて符号化され、記録媒体に記録される圧縮情報となる。一方、映像信号は、映像表示/出力回路10を介して、装置本体にて映像を確認するためのLCD(Liquid Crystal Display)15と、外部機器への映像出力端子11とに出力され、音声信号は、オーディオ出力回路4を介して、装置本体にて音声を確認するためのスピーカー6と、外部機器への音声出力端子5とに出力される。
【0020】
次に、カメラ部38で生成した映像音声情報が、ドライブ部39へ転送されるまでの構成について説明する。
【0021】
圧縮/伸張回路3にて符号化された映像音声情報は、一旦カメラ部38上のD−RAM(Dynamic Random Access Memory)等に代表されるカメラバッファ13に記憶され、後述する間欠記録動作にしたがって、カメラバッファ13の情報蓄積量が所定量に達した段階で読み出される。カメラバッファ13への情報蓄積指令や読み出し制御指令は、システムコントローラ17によって制御される。読み出された映像音声情報は、切替回路23を介し、パケットインターフェイス回路24を通じてドライブ部39の信号処理回路35に送信される。
【0022】
次に、図1を用いて光ディスクドライブ部39の記録・再生手段の構成について説明する。
【0023】
上記の通り、カメラ部本体より送信される情報は、カメラ部38とドライブ部39の情報交換を行うパケットインターフェイス回路24を介して信号処理回路35に送られ、そのうちの指令情報はドライブコントローラ36に通知され、記録情報はドライブ部39のD−RAM等に代表されるドライブバッファ37に記憶される。その後、記録指示を受けたドライブコントローラ36はサーボ制御回路31に指示して、スピンドルモータ28によるディスクの回転と、ピックアップ29内に配置される図示しないレーザダイオードの発光と、図示しないレンズアクチュエータを駆動することによってディスク面へのレーザ光の合焦およびトラッキングとを行い、スライダモータ32によって記録指示位置へピックアップ29を移動させ、記録媒体27への記録動作が可能な状態への、メカ制御を行う。
【0024】
ドライブ部39が記録可能な状態に至ると、ドライブコントローラ36は信号処理回路35に指示して、先にドライブバッファ37に記憶された記録情報を記録媒体27の種別に応じた記録フォーマットに準じた情報形式に変換しつつ、順次、記録回路34に送る。記録回路34は送られた記録情報に応じてレーザダイオードの発光パワーを可変して記録を行う。
【0025】
再生時は記録時とは、ほぼ逆の経路を辿る。まず、パケットインターフェイス回路24を介して再生指令を受けたドライブコントローラ36は、上記記録動作の場合と同様に、サーボ制御回路31に指示して、再生したい情報が記録されている位置に対して上記メカ制御動作を行わせる。その結果、ピックアップ29上に配置される図示しない光電変換素子により、先のレーザパワーの変化に応じて形成された記録情報に応じて反射光の強弱が検出される。この情報を再生回路33にて増幅ならびに波形等価して信号処理回路35に送る。信号処理回路35は、記録媒体27の種別に応じた記録フォーマットの情報形式を解除して再生情報を復元し、ドライブバッファ37へ記憶する。更に、ドライブコントローラ36は、信号処理回路35に指示してドライブバッファ37に記憶された再生情報を、順次、図3に示すパケットインターフェイス回路24を介してカメラ部38のカメラバッファ13もしくは外部機器の何れかに送る。
【0026】
外部機器に送られた再生情報は、例えばPCであれば、PC上の他のディスク装置によって他の媒体に記録されたり、あるいは、映像情報を復元するアプリケーションソフトウェアにPCのディスプレイ上に表示されるなど様々である。
【0027】
一方、カメラ部38のカメラバッファ13に送信された再生情報は、圧縮/伸張回路3にて符号化された映像音声情報は伸張され、映像信号および音声信号として復元され、映像信号は映像表示/出力回路10を介して、装置本体にて映像を確認するためのLCD15と、外部機器への映像出力端子11に出力され、音声信号はオーディオ出力回路4を介して、装置本体にて音声を確認するためのスピーカー6と、外部機器への音声出力端子5に出力される。
【0028】
情報記録再生装置、特に、本実施形態で示すカメラ一体型光ディスク記録・再生装置は、年毎に小型化と高性能化が進み、装置の発熱による装置内部の温度上昇が避けられない状況となっている。本実施形態では、装置内部の温度上昇を2つの方法を利用して抑制する。その一つは、現行のテレビジョン信号を情報化して記録再生する場合、記録あるいは再生したい映像音声信号の実時間に対して、上記圧縮/伸長回路3により圧縮された映像音声情報を記録再生する実時間は圧倒的に短いことを利用して、カメラ部38とドライブ部36の間にメモリ手段としてカメラバッファ13を介在させ、上記符号化された映像音声情報を、一旦、カメラバッファ13に蓄積することで、ドライブ部39が完全に待機状態となる機会を与えて、電力を節約することで装置内の温度上昇の抑制する方法(以下、この省電力方法を間欠動作による省電力と記載する)である。以下、間欠動作による省電力について説明する。
【0029】
図2を用いて、間欠動作による省電力について詳しく説明する。
【0030】
まず、ユーザからの記録・再生の指示を待っている状態(REC PAUSE)にあるとする(期間101)。この状態では、ドライブ部39は何ら動作する必要がないので、ドライブコントローラ36はサーボ制御回路31に指示して、メカ動作およびレーザ発光を停止させ、更に記録回路34、再生回路33への通電も抑制する。また、ドライブコントローラ36は、信号処理回路35についても、カメラ部38のシステムコントローラ17からの指令を受ける回路部分を除き動作を抑制する。このようなドライブ部39の状態を待機状態と記載する。
【0031】
ここで、ユーザから記録開始の命令を受けると、カメラ部38のシステムコントローラ17は、現在撮影中の符号化された映像音声情報を、カメラバッファ13に順次、転送して蓄積する(期間102)。この間、ドライブ部39は待機状態を継続しているため、消費電力、内部温度ともに、変化は見られない。そして、カメラバッファ13の情報蓄積量が上限閾値に達すると、システムコントローラ17は、ドライブ部39に対して、記録動作開始を要求する(以下、この要求をW.STARTと記載する)。この時、初めてドライブ部39は先に説明した記録動作を開始し、カメラバッファ13に蓄積された符号化された映像音声情報を、ドライブバッファ37に順次読み出して、ドライブコントローラ36の制御に基づき、記録媒体27への書き込みを行う(期間103)。この間の消費電力は最大となり、それに伴い内部温度も上昇する。
【0032】
ドライブ部39が書き込み作業を行っている間も、現在撮影中の映像音声情報は継続してカメラバッファ13に蓄積されるが、先に説明したとおり、撮像した映像音声信号の実時間よりもドライブによる記録時間の方が短いため、カメラバッファ13に蓄積された情報は徐々に減少の方向に向かう。そして、カメラバッファ13の情報蓄積量が下限閾値に達すると、システムコントローラ17は、ドライブ部39に対して記録停止を要求する(以下、この要求をW.STOPと記載する)。
【0033】
W.STOPを受けると、ドライブコントローラ36はドライブ部39を待機状態に移行させ、次回、カメラバッファの蓄積量が再び上限閾値に達し、カメラ部38よりW.STARTの要求が発行されるまでの期間、省電力状態となる(期間104)。
【0034】
本実施形態では、このようにドライブ部39の待機期間を一定周期で設けることで、電力を節約し、内部温度上昇の抑制を実現している。
【0035】
なお、再生時の動作も概ね似たような動作となるので、図2を利用してその異なる部分を説明する。初め、ドライブ部39がカメラ部38からのユーザ指令を待っている待機状態(期間101)にあった場合、ユーザからの再生指令があると、システムコントローラ17はドライブコントローラ36に対して即再生要求を指令する(以下、この要求をR.STARTと記載する)。
【0036】
記録時は、カメラバッファ13の情報蓄積量が上限閾値を超えてからW.STARTが指令されるのに対し、再生時はカメラバッファ13の情報蓄積量が下限閾値を下回る状態にある場合にR.STARTが指令される。
【0037】
そして、ドライブ部39で再生された映像音声情報は、次々とカメラバッファ13に転送されるが、再生する映像および音声信号の実時間よりもドライブ部39の映像音声情報の再生実時間の方が短いので、徐々にカメラバッファ13の情報蓄積量が増加する。カメラバッファ13の情報蓄積量の増加に伴い、カメラバッファ13の情報蓄積量の上限閾値超えを検出したシステムコントローラ17は、ドライブコントローラ36に対し再生の一時停止要求(図2のR.STOP)を指令する。ドライブコントローラ36は、この指令を受けてドライブ部39を待機状態に移行させる。これにより、カメラバッファ13の情報蓄積量が減少し、再びR.START命令が指令されるまでの期間、ドライブ部39は省電力状態となる。
【0038】
この結果、記録時と同様に、周期的にドライブ部39が電力を消費する期間と省電力状態の期間が交互に発生し、ドライブ部39の温度上昇が抑制される。なお、図2のドライブ状態、ドライブの消費電力、内部温度を示す模式波形は、記録動作時の状態を代表して示している。再生開始要求前および再生停止要求後の期間は記録/再生時とも同様であるが、記録/再生期間中は、上記の説明から分かるとおり、それぞれ逆相動作となる。
【0039】
以上のように、カメラ部38がドライブ部39に対するホストとして動作する場合は、カメラバッファ13の介在によって、ドライブ部39が間欠的に動作させられ、装置の内部温度上昇が抑制される。
【0040】
次に、(2)のモードについて説明する。
【0041】
まず、待機状態にある装置に対して、例えばパーソナルコンピュータ(以下、PCと記載する)に代表される外部機器が、図3のカメラ部38の外部機器接続端子21に接続されると、外部機器インターフェイス回路22の状態を常に監視しているシステムコントローラ17は、接続イベントを検出し、切替回路23を外部機器入力の側へONする。
【0042】
これにより、固体撮像センサ8と集音マイク1から出力される信号の経路は絶たれ、集音マイクは無効の状態になる。同時に、システムコントローラ17は、パケットI/F回路24を介して磁気ディスクドライブ部59を制御し、磁気ディスクドライブ部59を停止させるかあるいは消費電力の低い状態にさせる。
【0043】
続いて、接続中の外部機器から、記録要求、及び符号化された映像音声情報が外部機器インターフェイス回路22に入力されると、システムコントローラ17は、ドライブ部39に記録開始を要求する。この時点で、ドライブ部39の記録動作は開始するが、一般的に外部入力は、室内環境で使われ、屋外に比べると高温環境にはならないことと、磁気ドライブ部59の消費電力が前記動作により小さくなっているため、ドライブ部39の間欠動作による省電力は行わない。これにより、ドライブ部39の連続稼動が可能となり、記録に要する時間が短縮される。
【0044】
続いて、記録が終了して、接続中の外部機器から、記録停止要求が外部機器インターフェイス回路22に入力されると、システムコントローラ17は、ドライブ部39に記録停止を要求する。
【0045】
続いて、接続中の外部機器が、外部機器接続端子21より切断されると、外部機器インターフェイス回路22の状態を常に監視しているシステムコントローラ17が、切断イベントを検出し、切替回路23をカメラ記録側へ切替える。以降、装置は待機状態へと移行する。
【0046】
このように、本実施形態では、一般的に温度使用条件が厳しいカメラ記録時は、ドライブ部39の間欠駆動により発熱を抑制し装置の内部温度上昇を回避し、外部機器接続時における外部機器との情報の転送レート低下回避とを、同時に実現できるようにしている。
【0047】
次に、(3)のモードについて説明する。ここでは、情報の転送元となるドライブが磁気ディスクドライブ部59で、情報の転送先となるドライブが光ディスクドライブ部39である場合について説明する。アプリケーションプログラム51はシステムコントローラ17を介して、情報の転送元となるドライブから対象となる情報を読み出す手順を踏む。
【0048】
まず、アプリケーションプログラム51は、システムコントローラ17を介して記録再生装置切替回路54を、情報の転送元となる磁気ディスクドライブ部59が選択される方向に切替えて、ハードディスク56から再生回路33及び信号処理回路35を経由して得た情報を、パケットインターフェイス回路24を介してD−RAMに代表されるPCバッファ13に蓄積する。PCバッファ13の情報蓄積量が規定量に達すると、読み出しを中断し、記録再生装置切替回路54を、情報の転送先となる光ディスクドライブ部39が選択されるように切替える。
【0049】
そして、PCバッファ13に蓄積された情報を、順次、ドライブバッファ37上に転送し、ドライブコントローラ36の制御に基づいて、記録媒体へ書き込みを行う。やがてPCバッファ13が空になると、光ディスクドライブ部39を停止し消費電力を下げ、再び記録再生装置切替回路54を、情報の転送元となる磁気ディスクドライブ部59が選択される方向に切替える。
【0050】
以降、転送元ドライブからの情報の読み出しと、転送元ドライブへの情報の書き込みが、PCバッファ13を介して交互に繰り返される。また、光ディスクドライブ部39を停止している期間は、磁気ディスクドライブ部59からPCバッファ13に情報の転送が行われていて、PCバッファ13から光ディスクドライブ部39への転送ができない期間であるので、転送速度の低下は少ない。
【0051】
これにより光ディスクドライブ部39と磁気ディスクドライブ部59が同時に動作することが無くなり、消費電力を抑え、装置内の温度上昇を抑制できる。
【0052】
続いて、アプリケーションプログラム51は、情報の転送が終了したと判断すると、システムコントローラ17を介して、ドライブを停止させるように指示を出して、この(3)のモードを終了する。
【0053】
以上に述べた本実施形態では、光ディスクドライブ、磁気ディスクドライブの組み合わせを例に挙げて説明したが、本発明の適用は、カメラと、複数のドライブ構成であれば、その組み合わせの如何は問わない。
【0054】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、装置内の温度上昇を抑制しつつ、転送レートを低下させずに既符号化情報を記録再生することが可能であり、機能性に優れた情報記録再生装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係るカメラ一体型光ディスク記録・再生装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の実施形態における、間欠駆動動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図3】 本発明の実施形態に係る、カメラ部と光ディスク記録再生部と磁気ディスク記録再生部とを一体型化したカメラ一体型記録再生装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…集音マイク、2…音声信号処理回路、3…圧縮/伸張回路、8…固体撮像センサ(CCD)、9…映像信号処理回路、10…映像表示/出力回路、13…カメラバッファ、14…バッテリー、15…LCD、16…操作部、17…システムコントローラ、19…冷却ファン制御回路、20…外部電源入力端子、21…外部機器接続端子、22…外部機器接続インターフェイス回路、23…切替回路、24…パケットインターフェイス回路、26…冷却ファン、27…記録媒体(光ディスク)、33…再生回路、34…記録回路、35…信号処理回路、36…ドライブコントローラ、37…ドライブバッファ、38…カメラ部、39…ドライブ部(光ディスクドライブ部)、40…冷却ファン部、[J1]53…キーボード入力インターフェイス回路、54…記録再生装置切替回路、56…記録媒体(ハードディスク)、[J2]59…磁気ディスクドライブ部、201…冷却ファンの筐体、204…装置本体の筐体
Claims (4)
- 撮像手段と、音声を電気信号に変換する音声電気変換手段と、前記撮像手段および前記音声電気変換手段によって得られた映像および音声信号を符号化する符号化手段と、符号化された映像音声情報を第1の記録媒体に記録および再生する第1の記録再生手段と、符号化された映像音声情報を第2の記録媒体に記録および再生する第2の記録再生手段と、前記符号化手段により符号化された映像音声情報を蓄えるメモリ手段と、前記手段を制御する制御手段とを具備し、
前記撮像手段および前記音声電気変換手段を経由して入力される映像信号および音声信号を前記第1の記録媒体に記録する場合、前記制御手段により第2の記録再生手段を休止させ、更に前記メモリ手段に前記映像音声情報を蓄積している期間は、前記制御手段により前記第1の記録再生手段の消費電力を抑制し、
前記第1の記録媒体上の符号化された情報を再生し前記第2の記録媒体へ記録する場合には、第1の記録再生手段から前記メモリ手段に映像音声記録情報を転送することと前記メモリ手段から映像音声情報を第2の記録再生手段に転送することを繰り返し、第1の記録再生手段から前記メモリ手段に映像音声情報を転送している期間は、前記制御手段により第2の記録再生手段を休止させることを特徴とする情報記録再生装置。 - 請求項1記載の情報記録再生装置において、
前記第1の記録媒体と、前記第2の記録媒体のうちひとつはレーザ光によるディスク面上の反射率変化により記録する光ディスクであり、他方は磁気ヘッドにより磁性体への記録を行うハードディスクであることを特徴とする情報記録再生装置。 - 請求項1または2記載の情報記録再生装置において、
外部より供給される符号化された情報を前記メモリ手段の出力と切り替えて第1の記録再生手段に入力する切替手段を具備し、
前記切替手段を経由し外部より入力される前記情報を記録する場合、前記制御手段により第2の記録再生手段を休止させ、前記制御手段により前記第1の記録再生手段を連続的に動作させることを特徴とする情報記録再生装置。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報記録再生装置において、
前記記録媒体の未記録領域の少なくとも一部に適当な情報を記録して既記録領域化することによって、再生専用媒体と同一のフォーマットを形成するための記録動作を行う場合、前記記録再生手段を連続的に動作させることを特徴とする情報記録再生装置。
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