JP2003309194A - 半導体記憶装置とその製造方法 - Google Patents

半導体記憶装置とその製造方法

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JP2003309194A JP2002116142A JP2002116142A JP2003309194A JP 2003309194 A JP2003309194 A JP 2003309194A JP 2002116142 A JP2002116142 A JP 2002116142A JP 2002116142 A JP2002116142 A JP 2002116142A JP 2003309194 A JP2003309194 A JP 2003309194A
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memory device
semiconductor memory
gate
diffusion layer
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Kenji Saito
賢治 斎藤
Hiroshi Furuta
博伺 古田
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • Y10S257/909Macrocell arrays, e.g. gate arrays with variable size or configuration of cells

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】1セル当たり複数ビットを記憶し、簡易な構成
により、高密度化を可能とする半導体記憶装置の提供。 【解決手段】1つの方向に沿って互いに並行に延在され
ている複数の第1のゲート電極105と、複数の第1の
ゲート電極と交叉する方向に延在されている複数の第2
のゲート電極109を有し、第1のゲート電極と第2の
ゲート電極とでマトリクス状に区分される複数の区画の
基板表面には拡散層が設けられており、1つの前記区画
が独立にアクセス可能な4ビットの記憶ノードを有し、
区画内の拡散層とコンタクト(CT)で接続され、前記
区画の1つの対角線方向に沿って延在されており、マト
リクス状の複数の区画において前記対角線の延長線上に
ある他の区画内の拡散層とコンタクトでそれぞれ接続さ
れている配線112を備え、前記メモリセルアレイ領域
内を斜め方向に、複数本の前記配線が互いに並行に延在
して配設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体記憶装置及
びその製造方法に関し、特に、1セルあたり複数ビット
を記憶する半導体記憶装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明に関連する技術として以下の刊行
物が参照される。
【0003】(1)特開昭64−73761号、 (2)USP6,269,023 B1、 (3)USP5,768,192、 (4)USP6,181,597 B1、 (5)特表2001−512290号
【0004】制御ゲート及び浮遊ゲートの2層のゲート
構造の不揮発性メモリに代わって、酸化シリコン膜、窒
化シリコン膜、酸化シリコン膜をこの順に積層した誘電
体膜(「ONO(oxide nitride oxide)膜」とい
う)を、ゲート絶縁膜として備えたMONOS(Metal
−ONO−Silicon)構造の不揮発性メモリが製品化されて
いる。このMONOS構造の不揮発性メモリは、ゲート
電極直下の酸化シリコン膜で挟まれた電荷捕獲膜に1セ
ルあたり2ビットのデータを記憶することができる。電
荷捕獲膜を備え、1セルあたり2ビットの記憶ノードを
有するEEPROM(Electrically Erasable and Prog
rammable ROM)メモリセルの書き込み、読み出し、消去
の詳細については、例えば刊行物(5)の記載等が参照
される。また刊行物(2)には、電荷捕獲領域に電荷を
捕獲するONO膜を備えた不揮発性メモリにおいて、チ
ャネルに流れ込むホットキャリアの数を制限するリミッ
タを備えた構成が開示されている。
【0005】ゲート絶縁膜としてONO膜を備えた従来
の不揮発性メモリセルについて図18を参照して説明し
ておく。図18は、刊行物(5)のFig.2の記載に
基づく図であり、ONO構造のEEPROMメモリセル
の断面が示されている。電荷捕獲機能を有する非導電性
の誘電体膜220を2層の酸化シリコン膜218、22
2で挟んだゲート構造を備え、2層の酸化シリコン膜2
18、220は絶縁膜として機能し、上層の酸化シリコ
ン膜222の上に重ねて導電性ゲート膜224を有して
いる。2個の個別ビット、すなわち左側ビット221と
右側ビット223が電荷捕獲膜220の空間的に離れた
領域に形成される。2個のビット(記憶ノード)の読み
出しは、それが書き込まれたときの方向とは逆方向の読
み出しで行われる。例えば電荷捕獲膜220の右側ビッ
ト223の書き込みは、ゲート電極224とドレイン
(N+拡散層)216に書き込み用の正電圧を印加しソ
ース(N+拡散層)214を接地させて、十分に加速さ
れたホット・エレクトロンが電荷捕獲膜のドレイン21
6に隣接した領域に注入される。そして、記憶ビットの
読み出しは、書き込みとは逆方向に行われ、ゲート電極
224とソース214にそれぞれ正電圧を印加し、ドレ
イン216を接地して読み出しを行う。左側ビット22
1の書き込み、読み出しは、ソースとドレインがその機
能に関して入れ替わるだけであり、同様にして行われ
る。またメモリセルの消去は、ゲート電極224に適切
な消去電圧を印加し、右側ビット223の消去を行うに
はドレイン216に、左側ビット221の消去を行うに
はソース214に消去用電圧を印加し電荷捕獲膜から電
子を排出させる。このように、所定のゲート電圧、ドレ
イン、ソースの電圧設定により、ゲート電極の直下の電
荷捕獲膜220に左右、独立に2つのビットを記憶する
ことができる。
【0006】MONOS構造の不揮発性メモリのレイア
ウトの一例が、刊行物(4)に示されている。刊行物
(4)においては、2ビットの記憶ノードについて、コ
ンタクトが1個必要とされており、高集積化に適してい
ない。また、刊行物(1)には、2層のポリシリコンを
格子状に配置したEPROM(電気的にプログラム可能
なROM)が開示されている。このEPROMは、第1
のワード線群とこれと立体交差する第2のワード群と、
第1と第2のワード線群の表面に層間絶縁膜を介して立
体交差領域の表面を通って斜め方向に配置され、層間絶
縁膜の開孔部を介してメモリセルトランジスタ群の斜め
方向のソース・ドレイン領域と共通接続されてビット線
群と、を備えている。この刊行物(1)に記載されたメ
モリは、1ゲートあたり1ビットの記憶ノードを有し、
2層ポリシリコンゲート構造であるため、製造方法が複
雑である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
のMONOS構造のメモリでは、1ビットの記憶ノード
について、コンタクトが1/2個必要とされており、高
集積化に適しているとは言い難い。
【0008】したがって、本発明が解決しようとする課
題は、1セル当たり複数ビットを記憶し、簡易な構成に
より、高密度化を可能とする半導体記憶装置を提供する
ことにある。
【0009】本発明が解決しようとする他の課題は、1
セル当たり複数ビットを記憶し、高密度化を可能とし、
製造を容易化する半導体記憶装置の製造方法を提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段を提供する本発明の1つのアスペクト(側面)に
係る半導体記憶装置は、基板上のメモリセルアレイ領域
に、それぞれが第1の方向に沿って互いに並行に延在さ
れている複数の第1のゲート電極と、それぞれが前記複
数の第1のゲート電極と交叉する形態で第2の方向に沿
って互いに並行に延在されている複数の第2のゲート電
極と、を有し、前記メモリセルアレイ領域において、複
数の前記第1のゲート電極と複数の前記第2のゲート電
極とでマトリクス状に区分される複数の区画の基板表面
には拡散層が設けられており、ゲート構造として前記第
1のゲート電極と前記第2のゲート電極をそれぞれ有す
る各セルは、それぞれ、前記ゲート電極の下の絶縁膜が
前記ゲート電極の両側に位置する2つの前記区画の拡散
層に対応して空間的に離間した2つの記憶ノードを有
し、2本の相隣る前記第1のゲート電極と2本の相隣る
前記第2のゲート電極とで4辺が画定される1つの前記
区画が、独立にアクセス可能な4ビットの記憶ノードを
有する。
【0011】本発明において、前記メモリセルアレイ領
域には、前記区画内の拡散層とコンタクトで接続される
配線であって、前記第1のゲート電極と前記第2のゲー
ト電極とがなす格子に対して斜め方向に延在されている
配線が、複数本、互いに並行に配設されており、前記配
線は、前記マトリクス状の複数の区画において斜めに延
在される前記配線直下に位置する複数の区画の拡散層と
コンタクトでそれぞれ接続されている。
【0012】本発明の他のアスペクトに係る製造方法
は、(a)基板全面に電荷捕獲膜を含む第1のゲート絶
縁膜と第1の導電膜と絶縁膜を堆積し、ストライプ状の
第1のゲート電極構造を形成する工程と、(b)前記第
1のゲート電極を覆う絶縁膜を残し、基板全面に電荷捕
獲膜を含む第2のゲート絶縁膜と第2の導電膜を順に堆
積し、前記第1のゲート電極の延在方向に直交する方向
にストライプ状に延在した第2のゲート電極構造を形成
する工程と、(c)不純物イオンを注入し、前記第1、
第2の導電膜が存在しない基板表面に不純物拡散層を形
成する工程と、(d)層間絶縁膜を成膜し前記不純物拡
散層と電気的に接続するためのコンタクトを形成する工
程と、(e)前記層間絶縁膜上に、前記コンタクトを介
して前記拡散層と接続する導電性の配線を形成する工程
と、を含む。以下の説明からも明らかとされるように、
上記課題は、特許請求の範囲の各請求項の発明によって
も同様にして解決される。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について説明
する。本発明は、基板上のメモリセルアレイ領域に、そ
れぞれが第1の方向に沿って互いに並行に延在されてい
る複数の第1のゲート電極(105)と、それぞれが複
数の前記第1のゲート電極と交叉する形態で第2の方向
に沿って互いに並行に延在されている複数の第2のゲー
ト電極(109)と、を有し、前記メモリセルアレイ領
域には、複数の第1のゲート電極と複数の第2のゲート
電極とでマトリクス状に区分される複数の領域(区分さ
れたそれぞれの領域を「区画」という)が形成されてお
り、前記各区画の基板表面には拡散層が設けられてい
る。
【0014】ゲート構造として第1のゲート電極と前記
第2のゲート電極のそれぞれのセルトランジスタは、ゲ
ート電極の直下の絶縁膜が、前記ゲート電極の両側にそ
れぞれ位置する2つの前記区画の基板表面の拡散層に対
応して空間的に離間した2つの記憶ノード(L、R)を
有する。
【0015】そして、2本の相隣る第1のゲート電極
(105)と2本の相隣る第2のゲート電極(109)
とで4辺が画定される1つの領域からなる区画は、1区
画あたり、独立にアクセス可能な4ビットの記憶ノード
を有する。すなわち、図1における、あるトランジスタ
の周辺を模式的に拡大して示した図2のMCi,jのよ
うに、1R、2L、3L、4Rの4辺の領域に1セルト
ランジスタあたり、独立にアクセス可能な4ビットの記
憶ノードを有する。
【0016】本発明において、メモリセルアレイ領域に
は、1つの区画内の拡散層とコンタクト(CT)で接続
される配線(112)であって、第1のゲート電極(1
05)と第2のゲート電極(109)とがなす格子に対
して斜め方向に延在されている配線が(112)、複数
本、互いに並行に配設されており、前記配線(112)
は、前記マトリクス状の複数の区画において斜めに延在
される前記配線直下に位置する複数の区画の拡散層とコ
ンタクト(CT)でそれぞれ接続されている。
【0017】本発明において、複数の第1のゲート電極
(105)は第1群のワード線をなし、複数の第2のゲ
ート電極(109)は第2群のワード線をなし、配線
(112)がビット線をなしている。
【0018】本発明においては、その一実施の形態にお
いて、メモリセルアレイ領域の周縁端部において、配線
の延在される方向に位置し、1本の第1のゲート電極
(例えば図7のW13)と1本の第2のゲート電極(例
えば図7のWQ1)とで2辺が画定される区画の拡散層
と配線(メタル1)がコンタクトで接続されるか、1本
の第1のゲート電極(例えば図7のW13)と相隣る2
本の第2のゲート電極(例えば図7のWQ1、WQ2)
とで3辺が画定される区画の拡散層と前記配線がコンタ
クトで接続されるか、相隣る2本の第1のゲート電極
(例えば図7のW1、W2)と1本の第2のゲート電極
(例えば図7のWQ1)とで3辺が画定される区画の拡
散層と前記配線がコンタクトで接続される構成としても
よい。
【0019】本発明においては、その一実施の形態にお
いて、複数の配線(図7のメタル1)は、メモリセルア
レイの矩形領域内を互いに平行に斜めに配設されてい
る。複数の配線のうちの1つの配線は、メモリセルアレ
イの矩形領域内の一辺端部の上端側の1つの区画(例え
ば図7のP1)から前記一辺に対向する他辺端部の下端
側の1つの区画(例えば図7のP2)まで直線状に配設
されており、この配線と平行に他の複数の配線が配設さ
れており、それぞれの配線は、該配線下に位置する複数
の前記区画の拡散層に、それぞれコンタクト(CT)で
接続されている。
【0020】本発明においては、別の一実施の形態にお
いて、配線(図9のメタル1)は、前記メモリセルアレ
イの矩形領域内の前記マトリクス状の複数の区画を、1
列の移動で複数行移動する飛び順(将棋の桂馬飛び)に
したがって配設されており、該飛び順に該当する行と列
に位置する前記区画の拡散層にそれぞれコンタクトで接
続される。
【0021】本発明においては、さらに別の一実施の形
態において、配線(図8、図10のメタル1)と立体交
叉し、前記メモリセルアレイの矩形領域内の前記一辺端
部のある行の1つの区画から、他辺端部の他の行の1つ
の区画で画定される直線方向に沿って並行に配設される
上層配線(図8、図10のメタル2)を複数備え、上層
配線(メタル2)は、その一端が、前記メモリセルアレ
イの前記一辺端部の区画においてビア(スルーホールT
H)を介して対応する下層の前記配線(メタル1)に接
続され、上層配線は、他の一端が、前記メモリセルアレ
イの前記他辺端部の区画でビア(スルーホールTH)を
介して対応する下層の配線(メタル1)に接続されてい
る。下層の配線(メタル1)は、当該区画で、コンタク
ト(CT)にて拡散層に接続されている(図10の「直
上CT−TH」参照)。
【0022】本発明においては、第1のゲート電極と前
記第2のゲート電極のそれぞれのゲート絶縁膜は、酸化
シリコン膜と電荷捕獲膜を含む積層膜よりなる。この電
荷捕獲膜は、好ましくは、窒化シリコン膜よりなる。あ
るいは、不純物をドープした酸化シリコン膜で構成して
もよい。
【0023】本発明においては、第1のゲート電極(1
05)と第2のゲート電極(109)とは、前記第1の
ゲート電極を含むセルトランジスタと前記第2のゲート
電極を含むセルトランジスタのトランジスタの能力(例
えば電流駆動能力)を同等に設定するため、各ゲート電
極幅と、各ゲート間隔と、ゲート絶縁膜の膜厚とが、各
セルトランジスタ毎に、それぞれ等しい値に設定され
る。これにより、メモリセルの読み出し時の読み出し電
流を各ゲート電極毎に同一としている。
【0024】本発明においては、第2のゲート電極(1
09)は、第1のゲート電極(105)との交叉部で、
第2のゲート電極の上層に位置している。第1のゲート
電極(105)との交叉部では、直下のゲート絶縁膜と
ともに、第1のゲート電極(105)を乗り越えて配設
され、交叉部以外の領域では、基板表面上にゲート絶縁
膜を介して配設される第2のゲート電極(109)は、
第1のゲート電極と同等であるか又はより小さな電気抵
抗を有する。
【0025】本発明の一実施の形態として、第1のゲー
ト電極(105)と第2のゲート電極(109)との交
叉部直下近傍に、拡散層とは逆導電型の不純物を、基板
不純物濃度よりも高い濃度で含む領域(図4、図6の1
02)を設け、この領域を素子分離領域としている。
【0026】本発明においては、別の実施の形態とし
て、第1のゲート電極(図14乃至図16の105)と
第2のゲート電極(図14乃至図16の109)の交叉
部直下の基板表面と、チャネル領域及び前記拡散層の下
の基板内の比較的深い位置とに、前記拡散層とは逆導電
型の不純物を、基板不純物濃度よりも高い濃度で含む領
域(図14乃至図16の102)を設け、この領域を素
子分離領域とする構成としてもよい。
【0027】本発明の一実施の形態において、第1ゲー
ト電極(図6の105)の上には絶縁膜(図6の10
6)が設けられている。この絶縁膜(106)の上に、
第2のゲート絶縁膜(図6の108)が設けられ、第2
のゲート絶縁膜(図6の108)の上に第2のゲート電
極(図6の109)が設けられている。
【0028】本発明の一実施の形態において、第1ゲー
ト電極(図4の105)と第2ゲート電極(図4の10
9)とが交叉する領域において、第1のゲート電極(1
05)の側面の第2ゲート電極長手方向の両端には絶縁
膜よりなるサイドウォール(図4の107)が設けられ
ている。第2のゲート絶縁膜(108)と第2のゲート
電極(109)は、第1のゲート電極(105)との交
叉部で絶縁膜(106)とサイドウォール(107)を
覆って配設される。
【0029】本発明の一実施の形態において、ビット線
をなす配線(図1の112)は、1つの前記区画の拡散
層と1つのコンタクト(CT)によって接続されてい
る。
【0030】本発明の一実施の形態においては、複数の
第1、第2のゲート電極を第1群、第2群のワード線と
し、ロウアドレスをデコードし、第1群、第2群のワー
ド線から選択されたワード線を選択して駆動する第1、
第2のXデコーダ(図11(C)の12、13)を備
え、これらは、メモリセルアレイ(図11(C)の1
1)の矩形領域の4辺のうち、相隣る第1辺と第2辺に
対向してそれぞれ設けられている。またメモリセルアレ
イ(図11(C)の11)の矩形領域の4辺のうち相隣
る第3辺と第4辺からそれぞれ引き出されるビット線に
対応して、カラムアドレスをデコードし選択されたビッ
ト線のYスイッチをオンしてセンスアンプに接続する第
1、第2のYスイッチ選択回路(Yデコーダ)(図11
(C)の14、15)がそれぞれ設けられている。ある
いは、本発明の別の一実施の形態において、配線(図9
のメタル1)を上層配線(図9のメタル2)を介して折
り返す構成とし、前記メモリセルアレイの矩形領域の4
辺のうち第3辺から引き出されるビット線に対応して、
カラムアドレスをデコードし選択されたビット線のYス
イッチをオンしてセンスアンプに接続するYスイッチ選
択回路(図11(B)の14)を備えた構成としてもよ
い。
【0031】本発明の一実施の形態においては、メモリ
セルアレイにおいて、第1のゲート電極(105)と第
2のゲート電極(109)の2つのゲート電極にそれぞ
れ接続されるセル数が同一とされているか、あるいは、
前記メモリセルアレイにおいて、前記第1のゲート電極
に接続されるセル個数が前記第2のゲート電極に接続さ
れるセルの個数よりも少なく設定するようにしてもよ
い。メモリセルアレイの寸法、拡散層の形状、ビット線
の配置(例えば桂馬飛び)等に応じて、第1のゲート電
極(105)と第2のゲート電極(109)の長さを
1:1でなく、所定の比としてもよい。第1のゲート電
極(105)と第2のゲート電極(109)をそれぞれ
駆動するXデコーダのドライバ回路(ワード線ドライ
バ)は、第1、第2のゲート電極の長さ、接続されるセ
ルの個数に応じた駆動能力に設定されている。これによ
り、第1のゲート電極(105)と第2のゲート電極
(109)における長さ、負荷の違いを補償して、各ゲ
ート電極を均一に駆動することができる。
【0032】本発明に係る製造方法の好ましい一実施の
形態を説明すると、基板全面に、酸化シリコン膜、電荷
捕獲膜、酸化シリコン膜を積層してなる第1のゲート絶
縁膜(104)を堆積する工程と、基板全面に、第1の
導電膜(105)と絶縁酸化膜(106)をこの順に堆
積し、ストライプ状の第1のゲート電極構造を形成する
工程と、基板全面に酸化膜を成膜してエッチバックし前
記第1のゲート電極の側壁にサイドウォール(107)
を形成する工程と、基板全面に、酸化シリコン膜、電荷
捕獲膜、酸化シリコン膜を積層してなる第2のゲート絶
縁膜(108)を堆積する工程と、基板全面に第2の導
電膜(109)を堆積し、前記第1のゲート電極の延在
方向に直交する方向にストライプ状に延在した第2のゲ
ート電極構造を形成する工程と、全面に不純物イオンを
注入し、前記第1、第2の導電膜が存在しない基板表面
に不純物拡散層(103)を形成する工程と、を含む。
さらに、層間絶縁膜(110)を成膜した後、不純物拡
散層(103)と電気的に接続するためのコンタクト
(111)を形成する工程と、層間絶縁膜上に、コンタ
クト(111)を介して拡散層(103)と接続する導
電性の配線(112)を、前記第1及び第2の導電膜で
形成される格子に対して斜めに延在して形成する工程
と、を含む。なお、必要に応じて、全面に不純物イオン
を注入する前に、第1、第2の導電膜で覆われていない
第1ゲート電極のサイドウォールを除去する工程を含ん
でもよい。
【0033】
【実施例】上記した本発明の実施の形態についてさらに
詳細に説明すべく、本発明の実施例について図面を参照
して以下に説明する。図1は、本発明の一実施例の半導
体記憶装置におけるメモリセルアレイのレイアウト構成
を模式的に示す平面図である。
【0034】図1を参照すると、この実施例の半導体記
憶装置は、基板上、メモリセルアレイ領域において、第
1のポリシリコン(Poly1)105が、第1の方向
に複数本互いに並行に延在されて配設されており、第2
のポリシリコン(Poly2)109が、複数の第1の
ポリシリコン(Poly1)105の上を交叉して該第
1の方向に直交する第2の方向に複数本互いに並行に延
在されて配設されている。これらの第1、第2のポリシ
リコンゲート105、109は、ワード線を構成してい
る。また、格子状に配設された第1のポリシリコン(P
oly1)105と第2のポリシリコン(Poly2)
109とでマトリクス状に区分される複数の領域(マト
リクス状に区分された矩形形状の領域の1つを「区画」
という)にはそれぞれ拡散層が基板表面に設けられてい
る。そして、基板上層には、ビット線をなす金属配線
(メタル1)112が、第1のポリシリコン(Poly
1)105と第2のポリシリコン(Poly2)109
とがなす格子に対して斜め方向に、複数本、並行に配設
されている。金属配線112は、金属配線112直下の
複数の区画の拡散層とコンタクト(CT)111によっ
てそれぞれ接続されている。第1のポリシリコン(Po
ly1)105と第2のポリシリコン(Poly2)1
09のそれぞれのゲート電極直下のゲート絶縁膜とし
て、酸化シリコン膜で挟まれた窒化シリコン膜等の電荷
捕獲膜を有する。なお、第1、第2のゲート電極をなす
第1、第2のポリシリコン105、109は、第1、第
2のゲート電極あるいは第1、第2のポリシリコンゲー
ト電極ともいう。
【0035】第1のポリシリコンゲート電極(Poly
1)105とその両側の区画の拡散層(図1のCTの領
域)からなるメモリセルと、第2のポリシリコンゲート
電極(Poly2)109とその両側の区画の拡散層
(図1のCTの領域)からなるメモリセルとは、図18
を参照して説明したように、ゲート電極直下の酸化シリ
コン膜で挟まれた電荷捕獲膜に、左右独立に記憶ノード
を有し、ゲート電極に所定の電圧を与え、ゲート電極両
側のソースとドレイン拡散層にそれぞれ所定の電圧を印
加することで、書き込み、読み出し、消去が行われる。
【0036】図2は、図1に示した実施例において、メ
モリセルと記憶ノードとの対応を説明するための説明図
である。図2には、i番目とi+1番目の2本の第1の
ポリシリコンゲート電極(Poly1)105と、j番
目とj+1番目の2本の第2のポリシリコンゲート電極
(Poly2)109とを4辺として画定される区画M
i,jと記憶ノードとの対応が模式的に示されてい
る。なお、MCi,jの拡散層に接続するコンタクト
(CT)は省略されている。
【0037】区画MCi,jの基板表面の拡散層と、区
画MCi−1,jの基板表面の拡散層の間に位置するポ
リシリコンゲート(Poly1)105直下の電荷捕獲
膜には左右2つの記憶ノード(1L、1R)を有する。
ただし、図2では、便宜上、区画MCi,jに対して行
又は列の若い番号側の記憶ノードを左(L)としてい
る。
【0038】区画MCi,jの基板表面の拡散層と区画
MCi,j+1の基板表面の拡散層の間に位置するポリ
シリコンゲート109直下の電荷捕獲膜には左右2つの
記憶ノード(2L、2R)を有する。区画MCi,j
基板表面の拡散層と区画MC i+1,jの基板表面の拡
散層の間に位置するポリシリコンゲート105直下の電
荷捕獲膜には左右2つの記憶ノード(3L、3R)を有
する。区画MCi,jの基板表面の拡散層と区画MC
i,j−1の基板表面の拡散層の間に位置するポリシリ
コンゲート109直下の電荷捕獲膜には左右2つの記憶
ノード(4L、4R)を有する。したがって、1区画の
セルMCi,jあたり、4個の記憶ノード(1R、2
L、3L、4R)を有していることになる。なお、第1
のポリシリコンゲート電極(Poly1)と第2のポリ
シリコンゲート電極(Poly2)の重なる部分の基板
表面には、P+領域が設けられており、各セルトランジ
スタの素子分離が行われている。
【0039】この実施例において、図1に示すように、
1区画あたり、1つのコンタクト(CT)で、ビット線
をなす金属配線112に接続されている。
【0040】1つの区画のセルMCi,jの1つの記憶
ビット1Rへのアクセスは、i番目の第1のポリシリコ
ン105(ワード線)に所定の電圧を印加し、区画MC
i, の拡散層にコンタクトを介して接続される金属配
線112(ビット線)と、区画MCi−1,jの拡散層
にコンタクトを介して接続される金属配線112(ビッ
ト線)に、当該アクセスに対応したソース電圧又はドレ
イン電圧を印加することで行われる。1つの区画のセル
MCi,jの1つの記憶ビット2Lへのアクセスは、j
+1番目の第2のポリシリコン109(ワード線)に所
定の電圧を印加し、区画MCi,jの拡散層にコンタク
トを介して接続される金属配線112(ビット線)と、
区画MCi,j+1の拡散層にコンタクトを介して接続
される金属配線112(ビット線)に、当該アクセスに
対応したソース又はドレイン電圧を印加することで行わ
れる。
【0041】同様にして、1つの区画のセルMCi,j
の1つの記憶ビット3Lへのアクセスは、i+1番目の
第1のポリシリコン105(ワード線)に所定の電圧を
印加し、区画MCi,jの拡散層にコンタクトを介して
接続される金属配線112(ビット線)と、区画MC
i+1,jの拡散層にコンタクトを介して接続される金
属配線112(ビット線)に、当該アクセスに対応した
ソース又はドレイン電圧を印加することで行われる。ま
た、1つの区画のセルMCi,jの1つの記憶ビット4
Rへのアクセスは、i番目の第1のポリシリコン105
(ワード線)に所定の電圧を印加し、区画MCi,j
拡散層にコンタクトを介して接続される金属配線112
(ビット線)と、区画MCi,j−1の拡散層にコンタ
クトを介して接続される金属配線112(ビット線)
に、当該アクセスに対応したソース又はドレイン電圧を
印加することで行われる。
【0042】1つの区画MCi,jの拡散層(1つのコ
ンタクトを有する)が、第1のポリシリコンゲート10
5と2つの拡散層からなるセルトランジスタのソース又
はドレイン拡散層、第2のポリシリコンゲート109と
2つの拡散層からなるセルトランジスタのソース又はド
レイン拡散層に対応している。このように、第1のポリ
シリコン105と第2のポリシリコン109とにより4
辺が画定される1つの区画あたり、4つの記憶ノードに
独立にアクセスできる。1区画1コンタクト構成である
ことから、1コンタクトで4ビットに対応しており、1
ビット当たり1/4コンタクトとなる。
【0043】次に、本発明の一実施例の半導体記憶装置
のメモリセルの構成について図面を参照して説明する。
図3は、図1のA−A’線の断面を模式的に示す図であ
る。図4は、図1のB−B’線に沿って切断した断面を
模式的に示す図である。図5は、図1のC−C’線に沿
って切断した断面を模式的に示す図である。図6は、図
1のD−D’線に沿って切断した断面を模式的に示す図
である。
【0044】図1のA−A’線の断面を示す図3には、
第1ポリシリコンゲート電極105をゲートとするメモ
リセルトランジスタの断面が示されており、図1の区画
のコンタクト(CT)に対応するコンタクトが示されて
いる。より詳細には、図3を参照すると、P型シリコン
基板101の基板表面に、ソース・ドレイン拡散層10
3が形成されており、基板101表面に設けられた第1
のONO膜104の上に、第1のポリシリコンゲート電
極105が形成されており、第1のポリシリコンゲート
電極105の側壁には、サイドウォール107が形成さ
れている。第1のポリシリコンゲート電極105の表面
上には、絶縁酸化膜106が形成されている。そして、
層間絶縁膜110の上に、第1配線層をなす金属配線
(メタル1)112が形成されている。拡散層103と
金属配線112はコンタクト111で接続されている。
【0045】図1のB−B’線に沿った断面を示す図4
を参照すると、第2のポリシリコンゲート109と第1
のポリシリコンゲート105の交差する領域の基板表面
には、P+領域102が設けられている。第2のポリシ
リコンゲート109に沿って、その直下に第2のONO
膜108が形成されている。第2のONO膜108は、
第1のポリシリコンゲート105の交差部において、B
−B’線方向に、第1のポリシリコンゲート電極105
の表面上の絶縁酸化膜106、及びサイドウォール10
7を覆って形成されている。第1のポリシリコンゲート
105の上及び側壁に絶縁酸化膜106とサイドウォー
ル107が設けられており、その上に、第2のONO膜
108を設けることで、第1のポリシリコンゲート10
5と、第2のポリシリコンゲート109との電気的絶縁
が確実なものとされる。そして、第2のポリシリコンゲ
ート109の上には層間絶縁膜110が設けられ、その
上に金属配線(メタル1)112が設けられている。こ
の実施例では、第1、第2のポリシリコンゲート10
5、109の交差部の基板表面のP+領域102がメモ
リセルトランジスタの素子分離を行っている。
【0046】図1のC−C’線を断面を示す図5には、
第2のポリシリコンゲート109をゲートとするメモリ
セルトランジスタの断面が示されいる。より詳細には、
図5には、図1のA−A’線とC−C’線の交点のメモ
リセルトランジスタの断面が示されている。図5を参照
すると、基板101の表面にソース・ドレイン拡散層1
03が形成され、基板表面に設けられている第2のON
O膜108の上に第2のポリシリコンゲート109が形
成されている。層間絶縁膜110の上に金属配線(メタ
ル1)112が形成されている。金属配線112と拡散
層103はコンタクト111で接続される。
【0047】図1の第1のポリシリコンゲート105の
長手方向に対応するD−D’線に沿って切断した断面を
示す図6を参照すると、第1、第2のポリシリコンゲー
ト105、109の交差部の基板表面に素子分離領域
(P+)102が設けられ、第1のONO膜104の上
に第1のポリシリコンゲート電極105が設けられ、第
1のポリシリコンゲート電極105の表面上の絶縁酸化
膜106の上に、第1のポリシリコンゲート電極105
と直交する向きに第2のONO膜108、第2のゲート
ポリシリコン膜109を備え、層間絶縁膜110の上の
第1配線層に配線(メタル1)112が形成されてい
る。
【0048】図3を参照すると、第1のポリシリコンゲ
ート電極105直下の電子捕獲膜において、ソース及び
ドレインをなす拡散層103にコンタクト接続する相隣
る2本の金属配線(メタル1)112により、ソース及
びドレインをなす拡散層103の電位を高電位、接地電
位に設定し、ゲート電極105に所定の電位を印加する
ことで、空間的に離間して2ビットを独立に記憶可能で
ある。この2ビットの記憶ノードを、図3において第1
ONO膜104中のLとRで示している。また、第2の
ポリシリコンゲート電極109直下の第2ONO膜10
9中のL、Rで示す2ビットが独立に記憶可能である。
このように、拡散層103に接続する1つのコンタクト
111についてみると、1つのコンタクト111あたり
2つのメモリセルトランジスタ(MOSFET)を有
し、4ビットの記憶ノードを有する。
【0049】この実施例においては、1つのメモリセル
における第1、第2のMOSトランジスタのトランスコ
ンダクタンス(β)を同等とすることで、第1のポリシ
リコンゲート105と第2のポリシリコンゲート109
に接続されるトランジスタの電流駆動能力が同等とされ
る。例えば第1、第2のMOSトランジスタのゲート
長、ゲート幅、ゲート絶縁膜のうち少なくとも1つを異
なる構成としてもよい。1つのセルにおける2つのMO
Sトランジスタのチャネル長(L)は、第1、第2のポ
リシリコンゲート105、109の線幅で規定され、第
1のポリシリコンゲート105をゲートとするチャネル
幅(W)は第2のポリシリコンゲート109の間隔(ス
ペース)で規定される。第2のポリシリコンゲート10
9をゲートとするチャネル幅(W)は第1のポリシリコ
ンゲート105の間隔(スペース)で規定される。MO
Sトランジスタのトランスコンダクタンス(β)は、W
/Lに比例し、ゲート絶縁膜の厚さに反比例する。
【0050】このように、1つのメモリセルにおける第
1、第2のMOSトランジスタのトランスコンダクタン
ス(β)、すなわち電流駆動能力を同一に設定すること
で、第1、第2のゲートポリシリコン105、109に
それぞれ接続されるセル間の読み出し電流を一定とさせ
るものである。
【0051】図7は、本発明の一実施例の構成を示す図
であり、図1に示した実施例に対応したメモリセルアレ
イのレイアウト構成を示す図である。このメモリセルア
レイにおいて、第1のポリシリコン(Poly1)より
なる13本の第1群のワード線W1〜W13と、第1の
ポリシリコン(Poly1)との交叉部で第1のポリシ
リコン(Poly1)の上層に位置する第2のポリシリ
コン(Poly2)よりなる11本の第2群のワード線
WQ1〜WQ11が設けられており(全体で24本)、
第1群のワード線W1〜W13と第2群のワード線WQ
1〜WQ11でそれぞれマトリクス状に区分される各区
画の拡散層にはそれぞれに1つのコンタクト(CT)が
設けられておる。第1配線層に形成され、ビット線をな
す金属配線B1〜B12、B13〜B23は、ワード線
でマトリクス状に区分される区画の拡散層とコンタクト
(CT)で接続されている。例えば金属配線(メタル
1)B10は、ワード線W1とWQ1の交差部の区画
と、ワード線W11とWQ11の交差部の区画とを結ぶ
直線(対角線)をなすように配線されている。他の金属
配線も、この対角線と並行に設けられている。図7にお
いて、第1群のワード線W1〜W13は、メモリセルア
レイの左辺から引き出され、第2群のワード線WQ1〜
WQ11は、メモリセルアレイの上辺から引き出されて
いる。第1群のワード線(第1のポリシリコン:Pol
y1)と第2群のワード線(第2のポリシリコン:Po
ly2)とがなす格子に対して斜め方向に配設される、
ビット線をなす金属配線B1〜B12は、メモリセルア
レイの右辺から引き出され、金属配線B13〜B23
は、メモリセルアレイの下辺から引き出されている。
【0052】第1群のワード線W1〜W13は、メモリ
セルアレイの左辺側に設けられているワード線ドライバ
(不図示)から駆動され、第2群のワード線WQ〜WQ
11は、メモリセルアレイの上側に設けられているワー
ド線ドライバ(不図示)から駆動される。第1群のビッ
ト線B1〜B12は、メモリセルアレイの右辺側から取
り出され、第2群のビット線B13〜B23は、メモリ
セルアレイの下辺側から取り出される。なお、図7にお
いて、ワード線W13とワード線WQ1とビット線B2
3のコンタクトで画定される端部の区画は、1区画あた
り、2ビットの記憶ノードを有する。ワード線W13
と、WQ11とビット線B13のコンタクトで画定され
る端部の区画(ビット線23にコンタクトで接続する)
は、1区画あたり、2ビットの記憶ノードを有する。ワ
ード線W13と、ワード線WQ2〜WQで画定される端
部の区画は、1区画あたり、3ビットの記憶ノードを有
する。
【0053】図11(A)は、この実施例の半導体記憶
装置の全体の配置を示した図である。半導体記憶装置
は、メモリセルアレイブロック10を複数備え、メモリ
の書き込み、読み出し、消去を制御する制御回路20を
備えている。図11(B)と図11(C)は、図11
(A)のブロック10の構成を示したものである。
【0054】図7に示した構成のメモリブロックは、図
11(C)に示す構成に対応しており、ロウアドレスを
デコードして第1、第2群のワード線から選択されたワ
ード線を駆動する第1、第2のXデコーダ12、13
は、矩形形状のメモリセルアレイ11の上辺と左辺側に
対向してそれぞれ設けられている。またカラムアドレス
をデコードし、選択されたビット線のYスイッチをオン
する制御を行う第1、第2のYデコーダ14、15は下
辺と右辺の2辺に対向して設けられている。
【0055】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。図8は、本発明の第2の実施例をなすレイアウト
構成を示す図である。図8において、図中、右上から左
下方向に沿って複数本並行に延在されている金属配線
(メタル2)は、第2配線層の配線である。図中、左上
から右下方向に沿って複数本並行に延在されている金属
配線(メタル1)は、第1配線層の配線であり、コンタ
クト(CT)を介して各区画の拡散層と接続される。メ
タル1とメタル2は、例えば第1アルミ配線層と第2ア
ルミ配線層の配線よりなる。
【0056】図8において、ビット線B01は、例えば
右辺端部の区画P4でビア(VIA)とコンタクトを介
して拡散層に接続されており、第2配線層の金属配線
(メタル2)でセルアレイ領域を立体的に横切って左辺
端部の区画P3に到り、ビアとコンタクトを介して区画
P3の拡散層に接続されている。左辺端部の区画P3か
らは第1配線層の金属配線(メタル1)でセルアレイ領
域を横切って、対角線上に位置する各区画の拡散層とコ
ンタクトで接続し、右辺端部の区画P2に到り、コンタ
クトを介して拡散層に接続されている。区画P2のビア
を介して第2配線層の金属配線(メタル2)でセルアレ
イ領域を立体的に横切って左辺端部の区画P1に到り、
ビアとコンタクトを介して拡散層に接続されている。
【0057】図8に示す例では、ビット線B01には、
13個の区画のセルが接続されている。他のビット線B
02からB11もそれぞれ13個の区画のセルが接続さ
れている。すなわち、この実施例では、第2配線層の配
線(メタル2)を介してメモリセルアレイの両側端部の
ビット線を接続する構成としたことで、各ビット線の長
さを同一とし、ビット線に接続されるメモリセルの個数
を同一としている。これに対して、図7に示した実施例
では、ビット線間で接続されるセルの個数が相違してい
るものが存在している。
【0058】また、この実施例では、図7に示した構成
と相違して、ビット線B01〜B11は、メモリセルア
レイの下辺から引き出されている。すなわち、図8に示
した構成のメモリブロックは、図11(B)に示す構成
に対応しており、ロウアドレスをデコードして第1、第
2群のワード線から選択されたワード線を駆動する第
1、第2のXデコーダ12、13は、矩形形状のメモリ
セルアレイ11の上辺と左辺にそれぞれ設けられてお
り、カラムアドレスをデコードし、選択されたビット線
のYスイッチをオンする制御を行うYデコーダ14は下
辺に設けられている。
【0059】以下では、図8に示した本実施例におい
て、符号aで示す記憶ノードについて、その読み出し、
書き込み、消去動作について説明する。
【0060】この記憶ノードaの読み出し時、ワード線
W1、W2、W4〜W13はグランド電位、ワード線W
3=4V、ワード線WQ1〜WQ10はグランド電位と
し、ビット線B04=1.6V、ビット線B01〜B0
3、B05〜B11をグランド電位とすることで、記憶
ノードaの電位を読み出す。
【0061】記憶ノードaの書き込み時、ワード線W
1、W2、W4〜W13はグランド電位、ワード線W3
=8V、ワード線WQ1〜WQ10はグランド電位と
し、ビット線B4=5V、ビット線B1〜B3、B5〜
B11をグランド電位とすることで、記憶ノードaに電
子をホットエレクトロン注入する。
【0062】消去時、ワード線W1、W13はグランド
電位、ワード線WQ1〜WQ10はグランド電位とし、
消去対象のビット線、例えばB04に8V、消去対象と
しないビット線をグランド電位とし、ビット線B04に
接続されているコンタクトの周りの記憶ノードa、b、
c、d、eが一括で消去される。
【0063】次に、本発明の第3の実施例について説明
する。図9は、本発明の第3の実施例のレイアウト構成
を示す図である。図9を参照すると、この第3の実施例
においても、第1群のワード線(第1のポリシリコン:
Poly1)W1〜W9と、第2群のワード線(第2の
ポリシリコン:Poly2)WQ1〜WQ11が交叉し
て配置されており、第1、第2のワード線で4辺が画定
される区画の基板表面には拡散層が設けられている。そ
して、第1、第2のワード線がなす格子点に対して斜め
方向に金属配線(メタル1)が設けられている。
【0064】図9を参照すると、この実施例は、斜め方
向に延在されている複数本の金属配線(メタル1)は、
それぞれ、列方向に1区画進む間、行方向に2区画進ん
でいる。すなわち、ビット線をなす金属配線(メタル
1)は、列方向に1区画ごと、行方向に2区画飛び(桂
馬飛び)で、各区画とコンタクト接続する構成としたも
のである。この実施例では、ビット線C1〜C16は、
メモリセルアレイの下辺から引き出され、メモリセルア
レイ内で桂馬飛びで各区画と接続されており、ビット線
C17〜C22は、メモリセルアレイの右辺から引き出
され、メモリセルアレイ内で桂馬飛びで各区画と接続さ
れており、ビット線C23〜C24は1つの区画と接続
している。この実施例において、第1、第2のXデコー
ダとYスイッチ選択回路の配置は、図11(C)に示し
た構成とされる。
【0065】この実施例において、ビット線に接続され
るメモリセル間の素子分離は、フィールドプレート法で
行われている。すなわち、行方向及び列方向についてそ
れぞれ異なる層のゲート電極(絶縁膜とポリシリコンゲ
ート)でセルの素子分離が行われている。このため、基
板表面にセル間分離領域(図4、図6の102)をなく
している。
【0066】ただし、この実施例は、ビット線(メタル
1)を桂馬飛び(行方向のワード線2本に対して列方向
のワード線1本)で配線していることから、ビット線間
のピッチが厳しくなるという制約がある。例えば図9に
おいて、メモリセルアレイの下辺には、メモリセルアレ
イ領域を桂馬飛びで斜め方向に配置されているビット線
(メタル1)のうちC1〜C16の16本が引き出され
ており、図7、図8に示した前記実施例と比較してビッ
ト線がより稠密とされており、そのピッチが縮減されて
いる。
【0067】次に、本発明の第4の実施例について説明
する。図10は、本発明の第4の実施例の構成を示す図
である。この第4の実施例は、図9に示した前記第3の
実施例の構成において、各ビット線の接続されるメモリ
セルを同一の個数としたものである。すなわち、第2配
線層の金属配線(メタル2)を、メモリセルアレイの左
辺から右辺側に立体的に横断させ、対応する第1配線層
の金属配線(メタル1)の端部同士を接続している。す
なわち、メモリセルアレイの左辺の端部と右辺の端部の
区画(図10の「直上CT−TH」参照)において、第
2配線層の金属配線(メタル2)は、スルーホール(ビ
ア)で第1配線層の金属配線(メタル2)と接続し、コ
ンタクトを介して当該区画の拡散層と接続されている。
この実施例において、ビット線C1〜C18は、メモリ
セルアレイの下辺から引き出され、第1、第2のXデコ
ーダとYスイッチ選択回路の配置は図11(B)に示し
た構成とされる。
【0068】なお、図8乃至図10に示した実施例にお
いて、第1、第2群のワード線をなす第1、第2のポリ
シリコン(Poly1、Poly2)の長さは、メモリ
セルアレイのサイズ、形状、各区画の寸法(トランジス
タの設計ルール)等に応じて、同じ長さ、あるいは、任
意の比に設定される。第1、第2群のワード線をなす第
1、第2のポリシリコン(Poly1、Poly2)で
マトリクス状に区分される区画の行方向、列方向の個数
も、同一あるいは、異なった値に適宜設定される。
【0069】次に、本発明の半導体記憶装置の製造方法
について説明する。図12及び図13は、本発明の製造
方法の一実施例の主要部を工程順に示した図である。
【0070】まず、P型シリコン基板101のメモリセ
ル領域にPウエル102を形成する。すなわち、将来、
素子分離域となる領域にマスクを用いてイオン注入し、
P+領域を形成する。なお、Pウエルの濃度によっては
この工程は省略される場合もある。次に、基板全面に第
1のONO膜104を堆積し、つづいて第1のポリシリ
コン(Poly1)105と絶縁酸化膜106(膜厚1
00nm程度)をこの順に堆積する(図12(A)参
照)。
【0071】絶縁酸化膜106及び第1のポリシリコン
105をマスクとして、所定の形状すなわち、1方向に
延在されたストライプ状にエッチングして、ゲート電極
構造を形成する(図12(B)参照)。
【0072】次に、全面に酸化膜を膜厚100nm程度
成膜し、エッチバックを施す。このとき、第1のポリシ
リコン105が存在しない基板上では、第1のONO膜
104がエッチングされてシリコン基板101表面が露
出する。第1のポリシリコン105は、絶縁酸化膜10
6が、好ましくは膜厚50nm程度残るように、エッチ
ングする。この結果、第1のポリシリコン105の側壁
には80nm程度のサイドウォール(絶縁膜側壁)10
7が形成される(図12(C)参照)。
【0073】次に、第2のONO膜108と、第2のポ
リシリコン(Poly2)109を全面に順次成膜す
る。次に、マスクを用いて、第2のポリシリコン109
を第1のポリシリコン105と垂直個方向にストライプ
状に延在するパターンとなるようにエッチングを施す
(図13(A)と図13(B)参照)。図13(A)と
図13(B)は、図1のB−B’線とD−D’線の断面
に対応する。
【0074】さらに、第2のポリシリコン109で覆わ
れていない第1のポリシリコン105の側壁のサイドウ
ォール107をドライエッチングで除去する。
【0075】全面にN型の不純物イオンを注入し、第
1、第2のポリシリコンが存在しないシリコン基板10
1の表面にN+層103を形成する(図13(C)、図
13(D)参照)。
【0076】その後、図3等に示すように、層間絶縁膜
110を成膜したのち、マスクを用いて格子状に設けら
れているN+拡散層103と電気的に接続するためのコ
ンタクトホールを開口し、コンタクトホールに金属材料
を埋め込む。
【0077】その後、金属膜を堆積し、金属配線(メタ
ル1)112を、第1、第2のポリシリコン105、1
06が形成される格子点に対して、斜めに位置するよう
に、パターンニングする。
【0078】次に本発明に係るメモリの製造方法の別の
実施例について説明する。図14は、図1のA−A’
線、図15は図1のB−B’線、図16は、図1のC−
C’線、図17は図1のD−D’線の断面を示す図であ
る。この実施例は、基板内に素子分離領域を備えたもの
である。
【0079】前記実施例の製造方法と同様にして、基板
全面に第1のONO膜104を堆積し、つづいて第1の
ポリシリコン105、絶縁酸化膜106(膜厚100n
m程度)をこの順に堆積する。
【0080】絶縁酸化膜106及び第1のポリシリコン
105をマスクとして、所定の形状(1方向に延在され
たストライプ状)にエッチングして、ゲート電極構造を
形成する。
【0081】次に、全面に酸化膜を膜厚100nm程度
成膜し、エッチバックを施す。このとき、第1のポリシ
リコン105が存在しない基板上では、第1のONO膜
104がエッチングされてシリコン基板が露出し、第1
のポリシリコン105は、好ましくは、絶縁酸化膜が5
0nm程度のこるようにエッチングする。この結果、第
1のポリシリコン105の側壁には、80nm程度のサ
イドウォール107が形成される。
【0082】次に、第2のONO膜108と、第2のポ
リシリコン109を、全面に、順次成膜する。次に、マ
スクを用いて、第2のポリシリコン109を第1のポリ
シリコン105と垂直個方向にストライプ状に延在する
ようにエッチングを施す。ここまでは、図12及び図1
3を参照して説明した前記実施例の製造方法と同様であ
る。この実施例は、次の工程が前記実施例と相違してい
る。
【0083】第1のポリシリコン105と第2のポリシ
リコン109の重なっている領域に素子分離領域を設け
るため、第1のポリシリコン105と第2のポリシリコ
ン109を通過する注入エネルギーで、例えばボロンイ
オン(B+)をイオン注入する。第1のポリシリコン1
05と第2のポリシリコン109の重なっているところ
の基板表面と、第1、第2のポリシリコン105、10
9が存在しない箇所の拡散層形成領域、及びチャネル領
域のシリコン基板101の深いところに、高濃度のボロ
ン(B+)が導入される。第1のポリシリコン105と
第2のポリシリコン109の重なっている領域の基板表
面、及び、拡散層とチャネル領域下の基板の深いところ
に、セルフアライン(自己整合)で、素子分離領域10
2を形成することができる。
【0084】次に、前記実施例と同様にして、全面にN
型の不純物イオンを注入し、第1、第2のポリシリコン
が存在しないシリコン基板表面にN+層103を形成す
る。その後、層間絶縁膜110を成膜する。引き続き、
マスクを用いて格子状に設けられているN+拡散層10
3と電気的に接続するためのコンタクトホールを開口
し、コンタクトホールに金属材料を埋め込みコンタクト
111を形成する。
【0085】その後、金属配線112を第1、第2のポ
リシリコン105、109が形成される格子に対して、
斜めに位置するようにパタン形成する。
【0086】以上本発明を上記実施例に即して説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものでなく、特許
請求の範囲の請求項の発明に範囲内で当業者がなし得る
であろう各種変形、修正を含むことは勿論である。例え
ばゲート電極材料としては、ポリシリコンに限定される
ものでなく、高融点金属あるいはそのシリサイドであっ
てもよい。またビット線をなすメタル配線はアルミ配線
等に限定されるものではない。また、ゲート構造の電荷
捕獲膜としては、酸化シリコン膜で挟まれた窒化シリコ
ン膜に限定されるものでなく、不純物をドープした酸化
シリコン膜等公知の電荷捕獲膜であってもよい。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ゲート構造に電荷捕獲膜を有する半導体記憶装置におい
て、斜め方向に配置されたビット線をコンタクトを介し
て接続した拡散層に対して、第1、第2のゲート電極で
4辺を囲むことで、1つのコンタクトに対して4ビット
を記憶する構成(1ビットあたり1/4コンタクト)と
したことにより、1セル当たり複数ビットを記憶しなが
ら、簡易な構成により、高密度化を可能とする、という
効果を有する。
【0088】また本発明によれば、セルアレイの一辺端
部と該一辺に対向する他辺端部の区画においてビット線
をスルーホールを介して上層配線で接続することで、斜
め配置されたビット線の長さ、接続するセル数を同一と
し、ビット線の抵抗、容量が同一とすることができる。
【0089】また本発明によれば、行及び列方向に異な
る層のゲート電極でセル間を分離することで、LOCO
S(Local Oxidation Of Silicon)あるいはPN接
合による素子分離領域を不要としている。
【0090】また本発明の製造方法によれば、1セル当
たり複数ビットを記憶しながら、簡易な構成により、高
密度化を可能とする、という効果を有する。
【0091】本発明の製造方法によれば、第1、第2の
ゲート電極形成後、イオン注入により、第1、第2のゲ
ート電極の重なっている箇所等にセルフアラインで素子
分離領域が形成され、素子分離をより確実なものとして
いる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のレイアウト構成を説明する
ための図である。
【図2】本発明の一実施例の構成を説明するための図で
ある。
【図3】図1のA−A線の断面を模式的に示す図であ
る。
【図4】図1のB−B線の断面を模式的に示す図であ
る。
【図5】図1のC−C線の断面を模式的に示す図であ
る。
【図6】図1のD−D線の断面を模式的に示す図であ
る。
【図7】図1に示した実施例のメモリセルアレイの構成
を示す図である。
【図8】本発明の第2の実施例のレイアウト構成を説明
するための図である。
【図9】本発明の第3の実施例のレイアウト構成を説明
するための図である。
【図10】本発明の第4の実施例のレイアウト構成を説
明するための図である。
【図11】本発明の一実施例の半導体記憶装置の全体の
構成を示す図である。
【図12】本発明の製造方法の一実施例を説明するため
の工程断面図である。
【図13】本発明の製造方法の一実施例を説明するため
の工程断面図である。
【図14】本発明の製造方法の別の実施例を説明するた
めの図である。
【図15】本発明の製造方法の実施例を説明するための
図である。
【図16】本発明の製造方法の別の実施例を説明するた
めの図である。
【図17】本発明の製造方法の実施例を説明するための
図である。
【図18】電荷捕獲膜を備えたEEPROMの構成を説
明するための図である。
【符号の説明】
1 半導体記憶装置 10 メモリセルアレイブロック 11 メモリセルアレイ 12、13 Xデコーダ 14、15 Yスイッチ選択回路(Yデコーダ) 20 制御回路 101 基板 102 P+領域 103 拡散層 104 第1のONO膜 105 第1のポリシリコン 106 絶縁酸化膜 107 サイドウォール 108 第2のONO膜 109 第2のポリシリコン 110 層間絶縁膜 111 コンタクト 112 金属配線(メタル1) 210 EEPROMメモリセル 212 P型シリコン基板 214 ソース 216 ドレイン 218 酸化シリコン膜 220 電荷捕獲膜 222 酸化シリコン膜 224 導電性ゲート膜 221 左側ビット 223 右側ビット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F083 EP18 EP22 EP75 ER02 ER15 ER21 GA09 JA04 JA32 JA35 JA39 LA05 LA12 LA18 LA26 LA27 NA03 PR29 PR36 ZA21 5F101 BA45 BB02 BC11 BD10 BD33 BD35 BF05 BH09 BH19

Claims (47)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上のメモリセルアレイ領域に、それぞ
    れが第1の方向に沿って互いに並行に延在されている複
    数の第1のゲート電極と、それぞれが複数の前記第1の
    ゲート電極と交叉する形態で第2の方向に沿って互いに
    並行に延在されている複数の第2のゲート電極と、 を有し、 前記メモリセルアレイ領域において、複数の前記第1の
    ゲート電極と複数の前記第2のゲート電極とでマトリク
    ス状に区分される複数の領域(区分された領域を「区
    画」という)の基板表面には拡散層が設けられており、 ゲート構造として前記第1のゲート電極と前記第2のゲ
    ート電極をそれぞれ有する各セルは、それぞれの前記ゲ
    ート電極の下の絶縁膜に、前記ゲート電極の両側に位置
    する2つの前記区画の拡散層に対応して空間的に離間し
    た2つの記憶ノードを有し、 2本の相隣る前記第1のゲート電極と2本の相隣る前記
    第2のゲート電極とで4辺が画定される1つの前記区画
    が、1区画あたり、独立にアクセス可能な4ビットの記
    憶ノードを有する、ことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】前記メモリセルアレイ領域には、前記区画
    の拡散層とコンタクトで接続される配線であって、前記
    第1のゲート電極と前記第2のゲート電極とがなす格子
    に対して斜め方向に延在されている配線が、複数本、互
    いに並行に配設されており、 前記配線は、前記マトリクス状の複数の区画において斜
    めに延在される前記配線の直下に位置する複数の区画の
    拡散層とコンタクトでそれぞれ接続されている、ことを
    特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】基板上のメモリセルアレイ領域に、それぞ
    れが一の方向に沿って互いに並行に延在されている複数
    の第1のゲート電極と、それぞれが前記第1のゲート電
    極と直交する方向に互いに並行に延在されている複数の
    第2のゲート電極と、を有し、 前記メモリセルアレイ領域において、複数の前記第1の
    ゲート電極と複数の前記第2のゲート電極とでマトリク
    ス状に区分される複数の領域(区分された領域を「区
    画」という)の基板表面には拡散層が設けられており、 前記第1及び第2のゲート電極直下のそれぞれのゲート
    絶縁膜は電荷捕獲膜を含み、 前記区画内の拡散層とコンタクトで接続される配線であ
    って、前記第1のゲート電極と前記第2のゲート電極と
    がなす格子に対して斜め方向に延在されている配線が、
    複数本、互いに並行に配設されており、 前記配線は、前記マトリクス状の複数の区画において斜
    めに延在される前記配線の直下に位置する複数の区画の
    拡散層とコンタクトでそれぞれ接続されている、ことを
    特徴とする半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】2本の相隣る前記第1のゲート電極と2本
    の相隣る前記第2のゲート電極とで4辺が囲繞される1
    つの区画が、独立にアクセス可能な4ビットの記憶ノー
    ドを有する、ことを特徴とする請求項3に記載の半導体
    記憶装置。
  5. 【請求項5】複数の前記第1のゲート電極が第1群のワ
    ード線をなし、複数の前記第2のゲート電極が第2群の
    ワード線をなし、 前記配線がビット線をなしている、ことを特徴とする請
    求項2又は3に記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】前記メモリセルアレイ領域が、その周縁端
    部の区画として、2本の相隣る前記第1のゲート電極と
    2本の相隣る前記第2のゲート電極とで4辺が囲繞され
    る区画、 1本の前記第1のゲート電極と1本の前記第2のゲート
    電極とで2辺が画定される区画、 1本の前記第1のゲート電極と相隣る2本の前記第2の
    ゲート電極とで3辺が画定される区画、 相隣る2本の前記第1のゲート電極と1本の前記第2の
    ゲート電極とで3辺が画定される区画のうちのいずれか
    を含み、 前記区画の拡散層は、前記配線の端部とコンタクトで接
    続されており、 前記第1のゲート電極と前記第2のゲート電極とで2辺
    又は3辺が囲繞される前記区画は、1区画あたり2ビッ
    ト又は3ビットの記憶ノードを有する、ことを特徴とす
    る請求項3に記載の半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】前記配線は、前記メモリセルアレイの矩形
    領域内における一辺端部の上端側の1つの区画から前記
    一辺に対向する他辺端部の下端側の1つの区画で画定さ
    れる直線方向に沿って位置する複数の前記区画の拡散層
    に、それぞれコンタクトで接続されており、 前記メモリセルアレイ領域には、前記配線に並行に複数
    本の配線が配設されている、ことを特徴とする請求項5
    に記載の半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】前記配線は、前記メモリセルアレイの矩形
    領域内の前記マトリクス状の複数の区画を、1つの列の
    移動で複数行移動する飛び順にしたがう傾きで配設され
    ており、該飛び順に該当する行と列に位置する前記区画
    の拡散層にそれぞれコンタクトで接続される、ことを特
    徴とする請求項5に記載の半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】前記配線と立体交叉し、前記メモリセルア
    レイの矩形領域内の一辺端部の1つの行の1つの区画か
    ら、他辺端部の他の行の1つの区画で画定される直線方
    向に沿って並行に配設される上層配線を複数備え、 前記上層配線は、その一端が、前記メモリセルアレイの
    一辺端部の1つの区画においてスルーホールを介して対
    応する下層の前記配線に接続され、 前記上層配線の他端は、前記メモリセルアレイの前記他
    辺端部の1つの区画においてスルーホールを介して対応
    する下層の前記配線に接続されている、ことを特徴とす
    る請求項7又は8に記載の半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】前記第1のゲート電極と前記第2のゲー
    ト電極のそれぞれの直下のゲート絶縁膜が、酸化シリコ
    ン膜と電荷捕獲膜を含む積層膜よりなる、ことを特徴と
    する請求項1又は2に記載の半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】前記電荷捕獲膜が、窒化シリコン膜、も
    しくは不純物を添加した酸化シリコン膜よりなる、こと
    を特徴とする請求項3又は10に記載の半導体記憶装
    置。
  12. 【請求項12】ゲート構造として前記第1のゲート電極
    を含むセルトランジスタと、前記第2のゲート電極を含
    むセルトランジスタの能力が同等とされている、ことを
    特徴とする請求項1又は3に記載の半導体記憶装置。
  13. 【請求項13】前記第1のゲート電極と前記第2のゲー
    ト電極のゲート構造は、ゲート電極の幅と、ゲート電極
    の間隔と、ゲート絶縁膜の膜厚の少なくとも1つが互い
    に異なる値に設定され、前記第1のゲート電極を含むセ
    ルトランジスタと前記第2のゲート電極を含むセルトラ
    ンジスタの能力が同等とされている、ことを特徴とする
    請求項12に記載の半導体記憶装置。
  14. 【請求項14】前記第2のゲート電極は、前記第1のゲ
    ート電極との交叉部で、前記第2のゲート電極の上層に
    位置する、ことを特徴とする請求項1又は3に記載の半
    導体記憶装置。
  15. 【請求項15】前記第2のゲート電極は、前記第1のゲ
    ート電極と同等であるか、又は、より小さな電気抵抗を
    有する、ことを特徴とする請求項14に記載の半導体記
    憶装置。
  16. 【請求項16】前記第1のゲート電極と前記第2のゲー
    ト電極との交叉部直下近傍に、前記拡散層と逆導電型の
    不純物を、基板不純物濃度よりも高い濃度で含む領域を
    備え、この領域を素子分離領域としている、ことを特徴
    とする請求項1又は3に記載の半導体記憶装置。
  17. 【請求項17】前記第1のゲート電極と前記第2のゲー
    ト電極の交叉部直下の基板表面と、チャネル領域及び前
    記拡散層の下の基板内の比較的深い位置とに、前記拡散
    層と逆導電型の不純物を、基板不純物濃度よりも高い濃
    度で含む領域を備え、この領域を素子分離領域としてい
    る、ことを特徴とする請求項1又は3に記載の半導体記
    憶装置。
  18. 【請求項18】前記メモリセルアレイの行と列方向に配
    設される互いに異なる層の前記第1のゲート電極及び前
    記第2のゲート電極によってセルの素子分離が行われ
    る、ことを特徴とする請求項8又は9に記載の半導体記
    憶装置。
  19. 【請求項19】前記第1ゲート電極の上には絶縁膜が設
    けられており、 前記第1ゲート電極の上の前記絶縁膜の上に、前記第1
    のゲート電極と交叉する、前記第2のゲート電極のゲー
    ト絶縁膜が設けられ、 前記ゲート絶縁膜の上に前記第2ゲート電極が設けられ
    ている、ことを特徴とする請求項1又は3に記載の半導
    体記憶装置。
  20. 【請求項20】前記第1ゲート電極の前記第2ゲート電
    極によって覆われる領域において、前記第1のゲート電
    極構造の側面のうち、少なくとも前記第2ゲート電極の
    長手方向の両端側面に絶縁膜側壁(サイドウォール)が
    設けられている、ことを特徴とする請求項19に記載の
    半導体記憶装置。
  21. 【請求項21】前記配線は、1つの前記区画の拡散層と
    1つのコンタクトによって接続されている、ことを特徴
    とする請求項1又は3に記載の半導体記憶装置。
  22. 【請求項22】前記複数の第1のゲート電極を第1群の
    ワード線とし、前記複数の第2のゲート電極を第2群の
    ワード線とし、ロウアドレスをデコードし、前記第1、
    及び第2群のワード線から選択されたワード線を選択し
    て駆動する第1、及び第2のXデコーダが、前記メモリ
    セルアレイの矩形領域の4辺のうち相隣る第1辺と第2
    辺に対してそれぞれ設けられている、ことを特徴とする
    請求項1又は3に記載の半導体記憶装置。
  23. 【請求項23】ロウアドレスをデコードし前記第1群、
    及び第2群のワード線から選択されたワード線を選択し
    て駆動する第1、及び第2のXデコーダが、前記メモリ
    セルアレイの矩形領域の4辺のうち相隣る第1辺と第2
    辺に対してそれぞれ設けられており、 前記メモリセルアレイの矩形領域の4辺のうち相隣る第
    3辺と第4辺からそれぞれ引き出されるビット線に対応
    して、カラムアドレスをデコードし選択されたビット線
    のYスイッチをオンしてセンスアンプに接続する第1、
    及び第2のYスイッチ選択回路がそれぞれ設けられてい
    る、ことを特徴とする請求項7又は8に記載の半導体記
    憶装置。
  24. 【請求項24】ロウアドレスをデコードし前記第1群、
    第2群のワード線から選択されたワード線を選択して駆
    動する第1、及び第2のXデコーダが、前記メモリセル
    アレイの矩形領域の4辺のうち相隣る第1辺と第2辺に
    対してそれぞれ設けられており、 前記メモリセルアレイの矩形領域の4辺のうち第3辺か
    ら引き出されるビット線に対応して、カラムアドレスを
    デコードし選択されたビット線のYスイッチをオンして
    センスアンプに接続するYスイッチ選択回路が設けられ
    ている、ことを特徴とする請求項9に記載の半導体記憶
    装置。
  25. 【請求項25】前記メモリセルアレイにおいて、前記第
    1のゲート電極と前記第2のゲート電極の2つのゲート
    電極にそれぞれ接続されるセル数が同一とされている、
    ことを特徴とする請求項1又は3記載の半導体記憶装
    置。
  26. 【請求項26】前記メモリセルアレイにおいて、前記第
    1のゲート電極に接続されるセル個数と前記第2のゲー
    ト電極に接続されるセルの個数が互いに異なる構成とさ
    れる、ことを特徴とする請求項1又は3記載の半導体記
    憶装置。
  27. 【請求項27】前記第1のゲート電極と前記第2のゲー
    ト電極を駆動するドライバ回路は、前記第1のゲート電
    極と前記第2のゲート電極の長さに応じた駆動能力に設
    定されている、ことを特徴とする請求項25又は26に
    記載の半導体記憶装置。
  28. 【請求項28】基板面上に一の方向に互いに並行に延在
    されている複数の第1のゲート電極と、 前記第1のゲート電極と直交する方向に互いに並行に延
    在されている複数の第2のゲート電極と、 基板表面に設けられた拡散層を含む1つの領域(この領
    域を「区画」という)の4辺を、前記第1のゲート電極
    と前記第2のゲート電極とで囲繞し、 1つの前記区画に対して、前記区画の前記拡散層が、前
    記第1のゲート電極に対するソース拡散層又はドレイン
    拡散層となり2ビットの情報を記憶する第1のMOSト
    ランジスタと、前記第2のゲート電極に対するソース拡
    散層又はドレイン拡散層となり2ビットの情報を記憶す
    る第2のMOSトランジスタを有する、ことを特徴とす
    る半導体記憶装置。
  29. 【請求項29】前記第1及び第2のMOSトランジスタ
    のそれぞれのゲート絶縁膜が、酸化シリコン膜と電荷捕
    獲膜とを含む、ことを特徴とする請求項28に記載の半
    導体記憶装置。
  30. 【請求項30】前記電荷捕獲膜が、窒化シリコン膜より
    なるか、又は、不純物を添加した酸化シリコン膜よりな
    る、ことを特徴とする請求項29に記載の半導体記憶装
    置。
  31. 【請求項31】前記第1のMOSトランジスタと前記第
    2のMOSトランジスタのそれぞれのゲート長、ゲート
    幅、及びゲート絶縁膜の組のうち、少なくとも1つを互
    いに異ならせ、前記第1及び第2のMOSトランジスタ
    のトランスコンダクタンスを同等としている、ことを特
    徴とする請求項28に記載の半導体記憶装置。
  32. 【請求項32】前記第2のゲート電極は、前記第1のゲ
    ート電極の上方に位置し、前記第2のゲート電極の電気
    抵抗は、長さの相違に対応して、前記第1のゲート電極
    の電気抵抗と同等またはこれ以下の値とされている、こ
    とを特徴とする請求項28に記載の半導体記憶装置。
  33. 【請求項33】前記第1のMOSトランジスタと前記第
    2のMOSトランジスタのゲート電極の交差部直下の近
    傍の基板表面に、前記各MOSトランジスタのソース拡
    散層、及びドレイン拡散層を構成する不純物は逆導電型
    の不純物が基板の不純物濃度よりも高濃度に形成されて
    いる領域を備え、隣接トランジスタ間のリークあるいは
    隣接する拡散層間のリークを防いでいる、ことを特徴と
    する請求項28に記載の半導体記憶装置。
  34. 【請求項34】前記配線が、前記第1のゲート電極と前
    記第2のゲート電極がなす格子に対して斜めに配置され
    ている、ことを特徴とする請求項28に半導体記憶装
    置。
  35. 【請求項35】前記第1のゲート電極と前記第2のゲー
    ト電極により区分され、基板表面に拡散層を有し、前記
    区画を、行と列方向にマトリクス状に複数有し、 複数の前記配線は、前記マトリクス状の複数の区画のう
    ち一側端部の区画から斜めに位置する他側端部の区画で
    規定される直線に沿って斜めに並設されている、ことを
    特徴とする請求項28に半導体記憶装置。
  36. 【請求項36】前記斜めに配設される前記配線が端部
    で、スルーホールを介して上層配線の一端に接続され、 前記上層配線は、前記斜めに配設される複数の前記配線
    と立体交差し前記マトリクス状の複数の区画を横切って
    配設されており、前記上層配線の他端は、スルーホール
    及びコンタクトを介して下層の配線及び対応する区画の
    拡散層に接続されており、 前記配線にコンタクト接続される区画の個数を、各ビッ
    ト線で同一としている、ことを特徴とする請求項35に
    記載の半導体記憶装置。
  37. 【請求項37】前記第1及び第2のゲート電極方向にそ
    れぞれ形成されるMOSトランジスタの数について、一
    方のゲート電極方向に形成されるMOSトランジスタ
    が、他方のゲート電極方向に形成されるMOSトランジ
    スタよりも数が多い、ことを特徴とする請求項28に記
    載の半導体記憶装置。
  38. 【請求項38】前記第2のゲート電極方向の長さが前記
    第1のゲート電極方向の長さとほぼ同じであるか、又
    は、1以外の所定の比率に設定されている、ことを特徴
    とする請求項28に記載の半導体記憶装置。
  39. 【請求項39】複数の前記第1のゲート電極と複数の前
    記第2のゲート電極とを含むメモリセルアレイの互いに
    対向しない2辺に、複数の前記第1のゲート電極から所
    定の1つを選択する第1のXデコーダと、複数の前記第
    2のゲート電極から所定の1つを選択する第2のXデコ
    ーダを備えている、ことを特徴とする請求項28に記載
    の半導体記憶装置。
  40. 【請求項40】前記第1のXデコーダと前記第2のXデ
    コーダにおいて、前記第1、第2のゲート電極を駆動す
    るドライバ回路は、それぞれに対応するゲート電極の長
    さに応じて駆動能力が異なる値に設定されている、請求
    項39に記載の半導体記憶装置。
  41. 【請求項41】(a)基板全面に電荷捕獲膜を含む第1
    のゲート絶縁膜と第1の導電膜と絶縁膜を堆積し、スト
    ライプ状の第1のゲート電極構造を形成する工程と、 (b)前記第1ゲート電極を覆う絶縁膜を残して、基板
    全面に電荷捕獲膜を含む第2のゲート絶縁膜と第2の導
    電膜を順に堆積し、前記第1のゲート電極の延在方向に
    直交する方向にストライプ状に延在した第2のゲート電
    極構造を形成する工程と、 (c)不純物イオンを注入し、前記第1、第2の導電膜
    が存在しない基板表面に不純物拡散層を形成する工程
    と、 (d)層間絶縁膜を成膜し、前記不純物拡散層と電気的
    に接続するためのコンタクトを形成する工程と、 (e)前記層間絶縁膜上に、前記コンタクトを介して前
    記拡散層と接続する導電性の配線を形成する工程と、 を含む、ことを特徴とする半導体記憶装置の製造方法。
  42. 【請求項42】(a)基板全面に、酸化シリコン膜、電
    荷捕獲膜、酸化シリコン膜を積層してなる第1のゲート
    絶縁膜を堆積する工程と、 (b)基板全面に、第1の導電膜と絶縁酸化膜をこの順
    に堆積し、ストライプ状の第1のゲート電極構造を形成
    する工程と、 (c)基板全面に酸化膜を成膜してエッチバックし前記
    第1のゲート電極の側壁にサイドウォールを形成する工
    程と、 (d)基板全面に、酸化シリコン膜、電荷捕獲膜、酸化
    シリコン膜を積層してなる第2のゲート絶縁膜を堆積す
    る工程と、 (e)基板全面に第2の導電膜を堆積し、前記第1のゲ
    ート電極の延在方向に直交する方向にストライプ状に延
    在した第2のゲート電極構造を形成する工程と、 (f)不純物イオンを注入し、前記第1、第2の導電膜
    が存在しない基板表面に不純物拡散層を形成する工程
    と、 を含む、ことを特徴とする半導体記憶装置の製造方法。
  43. 【請求項43】(g)層間絶縁膜を成膜した後、前記不
    純物拡散層と電気的に接続するためのコンタクトを形成
    する工程と、 (h)前記層間絶縁膜上に、前記コンタクトを介して前
    記拡散層と接続する導電性の配線を、前記第1及び第2
    の導電膜で形成される格子に対して斜めに延在して形成
    する工程と、 を含む、ことを特徴とする請求項42に記載の半導体記
    憶装置の製造方法。
  44. 【請求項44】前記電荷捕獲膜が、窒化シリコン膜より
    なる、ことを特徴とする請求項41又は42に記載の半
    導体記憶装置の製造方法。
  45. 【請求項45】前記工程(a)の前に、前記第1のゲー
    ト電極と前記第2のゲート電極の交差する領域直下の基
    板表面に、素子分離用の不純物拡散領域を形成する工程
    を含む、ことを特徴とする請求項41又は42に記載の
    半導体記憶装置の製造方法。
  46. 【請求項46】前記工程(e)の後、前記工程(f)の
    前に、前記第1のゲート電極と前記第2のゲート電極の
    重なった箇所を通過する注入エネルギーで、基板内に、
    前記拡散層と逆導電型の不純物イオンをイオン注入し、
    基板内に素子分離用の不純物拡散領域を形成する工程を
    含む、ことを特徴とする請求項42に記載の半導体記憶
    装置の製造方法。
  47. 【請求項47】前記第1のゲート電極と前記第2のゲー
    ト電極の交叉部直下の基板表面と、チャネル領域及び前
    記拡散層の下の基板内の比較的深い位置とに、前記拡散
    層と逆導電型の不純物を、基板不純物濃度よりも高い濃
    度で含む領域を設け、この領域を素子分離領域としてい
    る、ことを特徴とする請求項46に記載の半導体記憶装
    置の製造方法。
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