JP2003308640A - ディスク装置のクランプ機構 - Google Patents

ディスク装置のクランプ機構

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JP2003308640A
JP2003308640A JP2002107461A JP2002107461A JP2003308640A JP 2003308640 A JP2003308640 A JP 2003308640A JP 2002107461 A JP2002107461 A JP 2002107461A JP 2002107461 A JP2002107461 A JP 2002107461A JP 2003308640 A JP2003308640 A JP 2003308640A
Authority
JP
Japan
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clamper
turntable
disc
flange
holder
Prior art date
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Pending
Application number
JP2002107461A
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English (en)
Inventor
Kenji Yadokoro
健司 谷所
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Kenwood KK
Original Assignee
Kenwood KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】小さい力でクランパを磁石の吸引力に抗してタ
ーンテーブルから引き離すことができるディスク装置の
クランプ機構を提供する。 【解決手段】クランパ1とターンテーブル2とが磁石2
aの吸引力でディスク10を挾持してディスククランプ
状態となり、クランパホルダ5によりクランパ1をター
ンテーブル2から引き離すことによりアンクランプ状態
となるディスク装置のクランプ機構において、アンクラ
ンプ動作時にクランパ1のフランジ1aと対向するクラ
ンパホルダ5のフランジ5aに設けた突起5bまたは段
差5cがクランパ1の中心からずれた位置を引き上げる
ように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はディスク装置のク
ランプ機構に係わり、特に、磁石を利用したクランプ機
構のアンクランプ動作の負荷を軽減したクランプ機構に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のディスク装置のクランプ機構の例
を図4および図5により説明する。図4はディスク装置
の外観を示しており、図に示すドア6は筐体11の内部
を閉じた位置と開いた位置との間で回動される。図4で
はドア6が開かれた状態を示しており、ドア6が開かれ
状態で筐体内のターンテーブル2が露出する。ドア6を
開くとターンテーブル2にディスクを載置できる。
【0003】ドア6は、図5に示すように、筐体11に
固定された軸7に回動自在に支持され、ドア6に固着さ
れたセグメントギヤ6aとドア駆動ギヤ8との噛み合い
により駆動ギヤ8を回転させる図示していないモータに
より開閉される。
【0004】ドア6が閉じられたときは、クランパ1は
ドア6の内面に固定されたクランパホルダ9から離れ、
ターンテーブル2に設けられた磁石2aに吸引され、デ
ィスク10はターンテーブル2とクランパ1とで挾持さ
れてディスククランプ状態となる。
【0005】図5に示すように、ドア6が開かれるとき
にクランパホルダ9のフランジ9aはクランパ1のフラ
ンジ1aを持ち上げてクランパ1をターンテーブル2か
ら引き離してディスクアンクランプ状態となる。なお、
ターンテーブル2はメカニズムシャーシ4に支持された
ディスクモータ3の回転軸に固着されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のディス
ク装置のクランプ機構では、クランパ1をターンテーブ
ル2の磁石2aから引き離すときに、クランパホルダ9
は水平位置から僅かに回動した状態であり(回動角度
a)、また、クランパホルダ9の回動中心とクランパ1
の中心との距離が遠いため、クランパホルダ9のフラン
ジ9aの傾斜角が小さくクランパ1は略真上に向けて引
き上げられる。すなわち、磁石2aとクランパ1との吸
着面とに対して垂直方向にクランパ1が引き上げられる
ため、クランパ1を磁石から引き離すための力が大きく
なる。
【0007】従来のCDプレーヤではディスクの回転速
度はそれ程速くなく、磁石の吸引力が小さくてもディス
クを保持できたが、最近のCD、CD−R、RW、DV
D等のディスクは従来のCDの回転速度の2倍、4倍、
8倍、32倍あるいは48倍の回転速度で回転させるも
のが主流になりつつあり、クランパを吸引する磁石の吸
引力も回転速度に応じて強くなっている。
【0008】クランパを吸引する磁石の吸引力が大きい
と、クランパを磁石から引き離す力も大きくなり、クラ
ンパホルダを駆動するモータあるいはばねの負荷が大き
くなり、モータが大型となるだけでなく、駆動部分の摩
耗や破損が発生しやすくなるという問題があった。
【0009】この発明は上記した点に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、小さい力でクラ
ンパを磁石の吸引力に抗してターンテーブルから引き離
すことができるディスク装置のクランプ機構を提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明のディスク装置
のクランプ機構は、クランパとターンテーブルとが磁石
の吸引力でディスクを挾持してディスククランプ状態と
なり、クランパホルダにより前記クランパを前記ターン
テーブルから引き離すことによりアンクランプ状態とな
るディスク装置のクランプ機構において、アンクランプ
動作時に前記クランパのフランジと対向する前記クラン
パホルダのフランジに設けた突起または段差が前記クラ
ンパの中心からずれた位置を引き上げるように構成した
したものである。
【0011】また、この発明のディスク装置のクランプ
機構は、クランパとターンテーブルとが磁石の吸引力で
ディスクを挾持してディスククランプ状態となり、クラ
ンパホルダにより前記クランパを前記ターンテーブルか
ら引き離すことによりアンクランプ状態となるディスク
装置のクランプ機構において、アンクランプ動作時に前
記クランパのフランジと対向する前記クランパホルダの
フランジに設けた突起または段差が、前記クランパをタ
ーンテーブルに対して所定角度傾けた状態で引き上げる
ように構成したものである。
【0012】また、前記各ディスク装置のクランプ機構
において、前記クランパホルダが回動するものである。
【0013】また、前記各ディスク装置のクランプ機構
において、前記突起はクランパの直径からずれた位置に
1対配置されているものである。
【0014】また、前記各ディスク装置のクランプ機構
において、前記クランパホルダは前記突起および前記段
差のいずれをも備えており、前記クランパホルダのフラ
ンジの前記突起の設けられた部分より回転中心側の部分
に段差が設けられたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】この発明の実施例であるディスク
装置のクランプ機構を図面に基づいて説明する。図1は
この実施例であるディスク装置のクランプ機構のディス
ククランプ状態示す側面図、図2は同クランプ機構のデ
ィスクアンクランプ状態を示す側面図、図3は同クラン
プ機構のクランプホルダを示す斜視図である。
【0016】実施例のクランプホルダ5は図3に詳しく
示すように、回動中心からターンテーブル中心と対応す
る位置までの距離L1 に対して回動中心からL1 +L2
だけ離れた位置のフランジ5aの上面に球面状の突起5
b、5bが設けられ、フランジ5aの中心から突起5
b、5bと反対側の位置に段差5c、5cが形成され
て、突起5b、5bと反対側の面が低くなっている。他
の構成は従来例で示したものと同様の構成である。従来
例で示したものと同様の機能を有する部分は同一の符号
が付されており、その詳細な説明を省略する。
【0017】図1はディスク10のクランプ状態を示し
ており、この状態ではクランパ1はターンテーブル2の
磁石2aにより吸着されており、クランパホルダ5から
離れている。
【0018】図2に示すように、ドア6と一体のクラン
パホルダ5が回動されると、クランパホルダ5の突起5
bがクランパ1の中心から回動軸と反対側にずれた位置
でクランパ1のフランジ5bを押し上げてクランパ1を
ターンテーブル2の磁石2aから引き離す。図2に示す
ドア6の回動角αに対してクランパ1のフランジ5bは
さらにβの角度だけ傾斜した状態でクランパ1がクラン
パホルダ5の突起5bと段差5cで支えられる。
【0019】このようにクランパ1がターンテーブル2
より傾くようにして磁石2aから引き離されるために、
小さい力でクランパ1をターンテーブル2から離すこと
ができる。このため、ドア6の駆動機構およびモータの
負荷が小さくなり、また、クランパ1が磁石2aから離
れるときの衝撃も小さくなる。
【0020】実施例では突起5b、5bを球面状に形成
してディスク回転時に突起5b、5bがクランパホルダ
に接触した場合の異音の発生や動作不良が起きることを
防止したが、ディスク回転時のクランパとクランパホル
ダとのクリアランスが確実に確保されるものであれば、
突起の形状は球面状でなくてもよい。
【0021】また、クランパホルダに突起のみを設けて
クランパを傾く状態でターンテーブルから離す構成でも
よく、さらに、クランパホルダに段差のみを設けてクラ
ンパを傾く状態でターンテーブルから離す構成としても
よい。
【0022】また、クランパホルダが回動式である場合
は、突起(段差のみ設けられている場合は段差)の位置
はクランパホルダの回動軸から離れる方向にターンテー
ブル中心からずれているのが好ましいが、クランパの回
動軸の位置次第では必ずしも位置ずれの方向は回動軸か
ら離れる方向でなくても本発明の効果が得られる。
【0023】実施例ではモータによりクランパホルダを
回動させたが、ばねによりクランパホルダを回動させて
もよく、さらに、クランパホルダを昇降させる構成でも
本発明の効果が得られる。
【0024】
【発明の効果】この発明のディスク装置のクランプ機構
によれば、駆動機構の負荷が軽減され、モータ等を小型
化することが可能であり、装置の軽量化、耐久性および
信頼性の向上および製造コストの削減が達成される。
【0025】また、ディスクアンクランプ時の衝撃の発
生が防止され、装置の品位を高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この実施例であるディスク装置のクランプ機構
の要部を一部断面として示す側面図である。
【図2】同要部の他の状態を一部断面として示す側面図
である。を示す断面図である。
【図3】同ディスク装置のクランプ機構の部材を示す斜
視図である。
【図4】従来のディスク装置の例を示す斜視図である。
【図5】同ディスク装置のクランプ機構の要部を一部断
面として示す側面図である。
【符号の説明】
1 クランパ、1a フランジ 2 ターンテーブル、2a 磁石 3 ディスクモータ 4 メカニズムャーシ 5 クランパホルダ、5a フランジ、5b 突起 6 ドア、6a セグメントギヤ 7 軸 8 ドア駆動ギヤ 9 クランパホルダ、9a フランジ 10 ディスク 11 筐体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランパとターンテーブルとが磁石の吸
    引力でディスクを挾持してディスククランプ状態とな
    り、クランパホルダにより前記クランパを前記ターンテ
    ーブルから引き離すことによりアンクランプ状態となる
    ディスク装置のクランプ機構において、アンクランプ動
    作時に前記クランパのフランジと対向する前記クランパ
    ホルダのフランジに設けた突起または段差が前記クラン
    パの中心からずれた位置を引き上げるように構成したデ
    ィスク装置のクランプ機構。
  2. 【請求項2】 クランパとターンテーブルとが磁石の吸
    引力でディスクを挾持してディスククランプ状態とな
    り、クランパホルダにより前記クランパを前記ターンテ
    ーブルから引き離すことによりアンクランプ状態となる
    ディスク装置のクランプ機構において、アンクランプ動
    作時に前記クランパのフランジと対向する前記クランパ
    ホルダのフランジに設けた突起または段差が、前記クラ
    ンパをターンテーブルに対して所定角度傾けた状態で引
    き上げるように構成したディスク装置のクランプ機構。
  3. 【請求項3】 前記クランパホルダが回動する請求項1
    または2のディスク装置のクランプ機構。
  4. 【請求項4】 前記突起はクランパの直径からずれた位
    置に1対配置されている請求項1から3のいずれかに記
    載したディスク装置のクランプ機構。
  5. 【請求項5】 前記クランパホルダは前記突起および前
    記段差のいずれをも備えており、前記クランパホルダの
    フランジの前記突起の設けられた部分より回転中心側の
    部分に段差が設けられた請求項3または4のディスク装
    置のクランプ機構。
JP2002107461A 2002-04-10 2002-04-10 ディスク装置のクランプ機構 Pending JP2003308640A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7757246B2 (en) 2005-07-11 2010-07-13 Funai Electric Co., Ltd. Disc apparatus with clamp holder having top surface of first flange higher than top surface of second flange
JP2011070716A (ja) * 2009-09-24 2011-04-07 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> ディスク駆動装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7757246B2 (en) 2005-07-11 2010-07-13 Funai Electric Co., Ltd. Disc apparatus with clamp holder having top surface of first flange higher than top surface of second flange
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