JP2003307969A - 電子写真装置の定着部温度制御方法 - Google Patents

電子写真装置の定着部温度制御方法

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JP2003307969A
JP2003307969A JP2002116229A JP2002116229A JP2003307969A JP 2003307969 A JP2003307969 A JP 2003307969A JP 2002116229 A JP2002116229 A JP 2002116229A JP 2002116229 A JP2002116229 A JP 2002116229A JP 2003307969 A JP2003307969 A JP 2003307969A
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JP
Japan
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heating roll
temperature
printing
surface temperature
roll
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Application number
JP2002116229A
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English (en)
Inventor
Takashi Nagasu
剛史 長洲
Katsuhiro Akinaga
勝博 明永
Haruyuki Honda
春之 本多
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Ricoh Printing Systems Ltd
Original Assignee
Hitachi Printing Solutions Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、印刷起動時の加熱ロール表面温度
の低下を防止し、定着不良の障害を防ぐことを目的とす
る。 【解決手段】 本発明は、用紙上に転写されたトナー像
を加圧・加熱することにより定着するための加熱ロール
及び加圧ロールと、前記加熱ロールを加熱するためのヒ
ータランプ、及び前記加熱ロールの表面温度を検出する
手段を用いた電子写真方式印刷装置において、印刷待機
中及び印刷中の加熱ロール表面温度に対して、印刷起動
時の加熱ロール表面温度を変化させることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式を用
いた印刷装置の定着機構部における温度制御方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図2は、電子写真装置の定着機構部の概
略構成を示した図である。図2に示すように電子写真装
置の定着機構部は、用紙上のトナー像を加熱するための
加熱ロール1と用紙上のトナー像を加圧し、搬送するた
めの加圧ロール6、加熱ロール1に熱を与えるためのヒ
ータランプ2、加熱ロール1の中心部に実装され、加熱
ロール表面温度を検出するための温度検出部3、温度検
出部3の出力電圧を認識してヒータランプ2の点灯、消
灯を制御するためのマイコン4、マイコン4からの指示
によりヒータランプ2に給電する電源5により構成され
ている。
【0003】次に電子写真装置定着機構部の温度制御方
法について説明する。電子写真装置の電源5を投入する
と、加熱ロール1の表面温度を印刷可能な温度にするた
めにヒータランプ2の給電を開始する。ヒータランプ2
の給電は、温度検出部3の出力電圧をマイコン4により
読み込み、加熱ロール1の表面温度が規定温度になるま
で給電する。加熱ロール1の表面温度が印刷可能な規定
温度に達すると、電子写真装置は印刷待機状態となる。
【0004】図3は、従来の電子写真装置定着機構部の
温度制御方法を示す図の一例である。図3に示す加熱ロ
ール表面温度の縦軸は、加熱ロール1の表面温度を温度
検出部3の出力電圧からマイコン4により温度換算した
ものである。横軸は経過時間を示す。ヒータランプ2
は、図3のタイムチャートに示すヒータランプON信号
が“1”のときに点灯し、“0”のときに消灯する。図
3に示すように、印刷待機状態では、加熱ロール1の表
面温度を印刷可能な規定温度Aに保つために、マイコン
4は加熱ロール1の表面温度がAより低くなった場合は
ヒータランプ2を点灯し、加熱ロール1の表面温度がA
より高くなった場合はヒータランプ2を消灯する。上位
装置から印刷起動信号が送られ印刷を実行中も加熱ロー
ル1の表面温度が規定温度Aとなるように制御する。
【0005】次に印刷起動から終了までの加圧ロール6
の動作について説明する。図4は、印刷時の加圧ロール
の動作を示すタイムチャートである。印刷待機中の加圧
ロール6は、加熱ロール1と接触していない状態であ
る。上位装置から印刷起動信号が送られてくると、TA
時間経過後に加圧ロール6を閉じて加熱ロール1と接触
させることで用紙上のトナーを加熱、加圧し定着する。
上位装置から印刷終了信号が送られてくるとTB時間経
過後に加圧ロール6を開き、加熱ロール1と加熱ロール
6は接触していない状態となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では、加熱ロ
ールの温度を一定温度で制御していたため発熱容量が小
さいヒータランプを用いた電子写真装置の場合、印刷開
始時に加圧ロールを閉じて加熱ロールと加圧ロールを接
触させたときに加熱ロールの表面の熱が加圧ロールに奪
われ、加熱ロール表面温度が急激に低下し、印刷起動か
ら数頁の間、定着が弱くなるという問題が発生した。上
記課題は、加熱ロールの温度を上昇させることにより解
決が可能であるが、印刷中に加熱ロールの表面温度を上
昇させた場合、用紙に過大な熱を与えるため、用紙が収
縮し用紙の反りが大きくなり、用紙ジャム等の障害を発
生させてしまう。また、定着不良を防止するためにヒー
タランプの発熱容量を大きくしたり、ヒータランプを追
加する手段があるが、定着機構部及び電源が大型になる
ため、小型で低コストの電子写真装置を実現することが
困難であった。
【0007】本発明の目的は上記課題を解決し、小型で
低コストの電子写真装置を提供することである。
【0008】
【課題を達成するための手段】本発明は、用紙上に転写
されたトナー像を加圧・加熱することにより定着するた
めの加熱ロール及び加圧ロールと、加熱ロールを加熱す
るためのヒータランプ、及び前記加熱ロールの表面温度
を検出する手段を用いた電子写真装置において、印刷待
機中及び印刷中の加熱ロール表面温度に対して、印刷起
動時の加熱ロール表面温度を変化させることを特徴とす
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明における電子写真装置の温
度制御方法の実施例を図1、図2を用いて説明する。図
1は、本発明における印刷起動時の加熱ロール表面温度
勾配及び温度制御のタイムチャートを示したものであ
る。図2は、電子写真装置の定着機構部の概略構成を示
した図である。図2についての説明は、従来の技術と同
一の構成であるため、本実施例では省略する。また電子
写真装置は、定着部以外の構成要件として、例えば感光
体、帯電器、光学部、現像機、転写器、清掃器等を備え
ている。
【0010】図1に示す加熱ロール表面温度の縦軸は、
加熱ロール1の表面温度を温度検出部3の出力電圧をマ
イコン4により温度換算したものである。横軸は経過時
間を示す。ヒータランプ2は、図1のタイムチャートに
示すヒータランプON信号が“1”のときに点灯し、
“0”のときに消灯する。
【0011】本実施例では、印刷起動時の加熱ロール1
の制御温度を3段階に切り替えた場合について説明す
る。印刷待機中の加熱ロール1の表面温度は、従来の技
術と同じように温度検出部3の出力電圧により、ヒータ
ランプ2の点灯、消灯を繰り返し、規定温度Aになるよ
うに制御している。上位装置から印刷起動信号が送られ
てくると、マイコン4は加熱ロール1の制御温度をAか
らDに変更する。これにより、温度検出部3の出力電圧
の温度換算値がDに達するまでヒータランプON信号
を"1"とし、ヒータランプ2を給電する。マイコン4は
加熱ロール1の制御温度をDに変更してからT1の期間
は、加熱ロール表面温度がDとなるように、ヒータラン
プ2の点灯、消灯を繰り返し制御する。また、上位装置
から印刷起動信号が送られてくると、マイコン4はT4
経過後に加圧ロール6を閉じて、用紙搬送を指示する。
加熱ロール1の制御温度をDに変更してからT1経過す
ると、マイコン4は制御温度をCに変更する。これによ
り、温度検出部3の出力電圧の温度換算値がCに下がる
までヒータランプON信号を"0"とし、ヒータランプ2
を消灯する。マイコン4は加熱ロール1の制御温度をC
に変更してからT2の期間は、加熱ロール表面温度がC
となるように、ヒータランプ2の点灯、消灯を繰り返し
制御する。加熱ロール1の制御温度をCに変更してから
T2経過するとマイコン4は制御温度をBに変更する。
これにより、温度検出部3の出力電圧の温度換算値がB
に下がるまでヒータランプON信号を"0"とし、ヒータ
ランプ2を消灯する。マイコン4は加熱ロール1の制御
温度をBに変更してからT3の期間は、加熱ロール表面
温度がBとなるように、ヒータランプ2の点灯、消灯を
繰り返し制御する。加熱ロール1の制御温度をBに変更
してからT3経過するとマイコン4は制御温度をAに変
更する。これにより、温度検出部3の出力電圧の温度換
算値がAに下がるまでヒータランプON信号を"0"と
し、ヒータランプ2を消灯する。温度検出部3の出力電
圧の温度換算値がAに達すると、マイコン4は印刷が終
了するまで加熱ロール表面温度がAとなるようにヒータ
ランプ2の点灯、消灯を繰り返し制御する。上位装置か
ら印刷終了信号が送られ、印刷が終了した後もAの温度
で制御する。本実施例では、T1を41sec,T2を3
9sec,T3を39sec,T4を10secとした。
【0012】用紙上のトナーを加熱、加圧するために加
熱ロール1と加圧ロール6を閉じたときに加圧ロール6に
加熱ロール1の熱が奪われ、加熱ロール表面温度が急激
に低下し、定着不良となることを防ぐために、印刷起動
時に予め加熱ロール1の制御温度をDまで上昇させてお
く。加熱ロール1の制御温度をDに上昇させてからT
1、T2、T3経過毎に加熱ロール1の制御温度をC、
B、Aと下降させることで、用紙に過大な熱量を与えず
に加圧ロール6の温度が冷えた状態から安定するまでの
間、用紙に加わる熱量をより一定とする。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、印刷起動時の加熱ロー
ル温度制御において、加熱ロールの表面温度を一定期間
上昇させることで、用紙に過大な熱量を与えずに用紙を
搬送するため、安定した用紙走行で、定着不良の障害を
防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電子写真装置の加熱ロール温度勾
配図及び温度制御タイムチャートである。
【図2】電子写真装置の定着機構部概略構成図である。
【図3】従来技術の印刷装置の加熱ロール温度勾配図及
び温度制御タイムチャートである。
【図4】印刷起動から終了までの加圧ロールの動作を示
すタイムチャートである。
【符号の説明】
1は加熱ロール、2はヒータランプ、3は温度検出部、
4はマイコン、5は電源、6は加圧ロールである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本多 春之 茨城県ひたちなか市武田1060番地 日立工 機株式会社内 Fターム(参考) 2H033 AA03 BA30 BB00 CA03 CA28 CA30 CA48 3K058 AA01 BA18 CA12 CA22 CB02 CB22 DA02 GA06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙上に転写されたトナー像を加圧・加
    熱することにより定着するための加熱ロール及び加圧ロ
    ールと、加熱ロールを加熱するためのヒータランプ、及
    び加熱ロールの表面温度を検出する手段を用いた電子写
    真装置において、 印刷待機中及び印刷中の加熱ロール表面温度に対して、
    印刷起動時の加熱ロール表面温度を変化させることを特
    徴とする電子写真装置の定着部温度制御方法。
  2. 【請求項2】 印刷起動時に加熱ロールの表面温度を上
    昇させることを特徴とする請求項1に記載の電子写真装
    置の定着部温度制御方法。
  3. 【請求項3】 印刷起動時に加熱ロールの表面温度を上
    昇させた後、一定期間毎に加熱ロールの温度を徐々に下
    降させ、規定温度まで下げることを特徴とする請求項2
    記載の電子写真装置の定着部温度制御方法。
JP2002116229A 2002-04-18 2002-04-18 電子写真装置の定着部温度制御方法 Pending JP2003307969A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7324770B2 (en) 2004-06-09 2008-01-29 Samsung Electronics Co., Ltd. Printing apparatus, fusing apparatus, and method of controlling fusing temperature of printing apparatus
JP2019139249A (ja) * 2019-05-07 2019-08-22 キヤノン株式会社 走査光学装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7324770B2 (en) 2004-06-09 2008-01-29 Samsung Electronics Co., Ltd. Printing apparatus, fusing apparatus, and method of controlling fusing temperature of printing apparatus
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