JP2003307921A - 現像ロール - Google Patents

現像ロール

Info

Publication number
JP2003307921A
JP2003307921A JP2002115142A JP2002115142A JP2003307921A JP 2003307921 A JP2003307921 A JP 2003307921A JP 2002115142 A JP2002115142 A JP 2002115142A JP 2002115142 A JP2002115142 A JP 2002115142A JP 2003307921 A JP2003307921 A JP 2003307921A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developing roll
carbon black
silica
component
binder polymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002115142A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3589231B2 (ja
Inventor
Shoji Arimura
昭二 有村
Hirobumi Okuda
博文 奥田
Masanori Ishida
政典 石田
Naoki Yamaguchi
直樹 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Riko Co Ltd filed Critical Sumitomo Riko Co Ltd
Priority to JP2002115142A priority Critical patent/JP3589231B2/ja
Publication of JP2003307921A publication Critical patent/JP2003307921A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3589231B2 publication Critical patent/JP3589231B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】導電制御性およびトナー帯電性に優れ、良好な
画像を得ることができる現像ロールを提供する。 【解決手段】軸体1と、この軸体1の外周面に形成され
る構成層2,3,4とを備えた現像ロールであって、上
記構成層2,3,4のなかの表層4が、下記の(A)お
よび(B)を含有する導電性組成物を用いて構成されて
いる。 (A)バインダーポリマー。 (B)シリカが表面に固定されたカーボンブラック。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機,プリンタ
ー,ファクシミリ等の電子写真装置に用いられる現像ロ
ールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、現像ロールとしては、軸体の
外周面にベース層が形成され、その外周面に中間層が形
成され、さらにその外周面に表層が形成された構造のも
のが用いられている。上記表層用材料としては、ウレタ
ンポリマー等の塗料用バインダーが主成分として用いら
れ、この溶剤溶液中に、導電性付与のため、導電性カー
ボンブラック(一般にDBP吸収量が100cm3 /1
00g以上のもの)を分散させたものが用いられてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記塗
料用バインダー中での導電性カーボンブラックの分散性
は、製造の初期には良好であるが、経時により、カーボ
ンブラックが凝集して沈降するため、それを用いると、
狙いとする電気抵抗値に対して電気抵抗のばらつきが大
きくなり、電気抵抗の再現性がとれない等の導電制御性
が劣るという難点が生じる。一方、このような導電性カ
ーボンブラックに代えて、塗料用カーボンブラック(一
般にDBP吸収量が100cm3 /100g未満のも
の)を用いると、導電性カーボンブラックを用いる場合
に比べて、電気抵抗のばらつきは小さくなるが、塗料用
カーボンブラック自体、帯電性が劣るため、バインダー
の帯電性を利用することとなるが、バインダーのみの帯
電性では、トナー帯電性が不充分となり、良好な画像を
得ることができないという難点がある。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、導電制御性およびトナー帯電性に優れ、良好な
画像を得ることができる現像ロールの提供をその目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の現像ロールは、軸体と、この軸体の外周面
に形成される構成層とを備えた現像ロールであって、上
記構成層のなかの表層が、下記の(A)および(B)を
含有する導電性組成物を用いて形成されているという構
成をとる。 (A)バインダーポリマー。 (B)シリカが表面に固定されたカーボンブラック。
【0006】すなわち、本発明者らは、導電制御性およ
びトナー帯電性に優れ、良好な画像を得ることができる
現像ロールを得るため、現像ロールの表層用材料を中心
に鋭意研究を重ねた。そして、上記表層用材料の主成分
となるバインダーポリマー液中に分散させる、カーボン
ブラックについて研究を続けた結果、導電性カーボンブ
ラックに比べてバインダーポリマー液中への分散性が良
好であると思われていた塗料用カーボンブラックでも、
バインダーポリマーとの相互作用(親和性)が不充分で
バインダーポリマーとの絡み合いが弱いため、経時によ
り塗料用カーボンブラックが凝集沈降し、電気抵抗のば
らつきが生じることを突き止めた。そこで、上記カーボ
ンブラックについてさらに研究を重ねた結果、カーボン
ブラックの表面をシリカで処理し、表面にシリカを固定
した上記カーボンブラックを用いると、バインダーポリ
マーとの相互作用(親和性)が良くなり、バインダーポ
リマー液中でのカーボンブラックの分散性が向上し、経
時によるカーボンブラックの凝集を抑制できるため、そ
れを用いると、電気抵抗のばらつきが小さくなり、導電
制御性に優れた現像ロールが得られることを見いだすと
ともに、カーボンブラックの表面にシリカが露出するた
め、シリカの正帯電性により、トナーに対する帯電付与
性能が上がり、画質がさらに向上することを見いだし、
本発明に到達した。なお、シリカとカーボンブラックを
別々に使用すると、チキソ性が高くなりすぎ、塗料とし
ての粘度が高くなるため使用し難くなり、実用性が著し
く劣るようになる。
【0007】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態につ
いて説明する。
【0008】本発明の現像ロールの一例を図1に示す。
この現像ロールは、軸体1の外周面に沿ってベース層2
が形成され、上記ベース層2の外周面に中間層3が形成
され、さらに上記中間層3の外周面に表層4が形成され
て構成されている。本発明の現像ロールでは、上記表層
4が特殊な導電性組成物を用いて形成されていることが
最大の特徴である。
【0009】上記軸体1は特に制限するものではなく、
例えば、金属製の中実体からなる芯金や、内部を中空に
くり抜いた金属製の円筒体等が用いられる。そして、そ
の材料としては、ステンレス、アルミニウム、鉄にメッ
キを施したもの等があげられる。なお、必要に応じて、
上記軸体1上に接着剤、プライマー等を塗布してもよ
く、また上記接着剤、プライマー等は必要に応じて導電
化してもよい。
【0010】上記軸体1の外周面に形成されるベース層
2用材料としては、特に限定はなく、例えば、シリコー
ンゴム、エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPD
M)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、ポリウレ
タン系エラストマー等があげられる。これらのなかで
も、低硬度でへたりが少ないという点から、シリコーン
ゴムが特に好ましい。なお、ベース層2用材料としてシ
リコーンゴムを用いた場合には、シリコーンゴム表面を
コロナ放電、プラズマ等により活性化させる工程や、さ
らにその後、プライマーを塗布する工程を行ってもよ
い。
【0011】上記ベース層2用材料には導電剤を適宜に
添加してもよい。上記導電剤としては、従来から用いら
れているカーボンブラック、グラファイト、チタン酸カ
リウム、酸化鉄、c−TiO2 、c−ZnO、c−Sn
2 、イオン導電剤(第四級アンモニウム塩、ホウ酸
塩、界面活性剤等)等があげられる。なお、上記「c
−」は、導電性を有するという意味である。
【0012】また、上記ベース層2の外周面に形成され
る中間層3用材料としては、特に限定はなく、例えば、
アクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)、水素化
アクリロニトリル−ブタジエンゴム(H−NBR)、ポ
リウレタン系エラストマー、クロロプレンゴム(C
R)、天然ゴム、ブタジエンゴム(BR)、ブチルゴム
(IIR)、ヒドリンゴム(ECO,CO)、ナイロン
等があげられる。なかでも、接着性およびコーティング
液等の安定性の点から、H−NBRが好適に用いられ
る。
【0013】なお、上記中間層3用材料には、必要に応
じて、導電剤、架橋剤、架橋促進剤、ステアリン酸、Z
nO(亜鉛華)、軟化剤等を配合することも可能であ
る。上記導電剤としては、前記ベース層2用材料で例示
したものと同様のものが用いられる。
【0014】上記中間層3の外周面に形成される表層4
用材料としては、上記特殊な導電性組成物が用いられ
る。上記特殊な導電性組成物は、バインダーポリマー
(A成分)と、シリカが表面に固定されたカーボンブラ
ック(B成分)とを用いて得ることができる。
【0015】上記バインダーポリマー(A成分)として
は、特に限定はないが、溶剤可溶性のものが好ましく、
例えば、ウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、フッ素系樹
脂、ポリアミド系樹脂、エポキシ系樹脂、ウレア系樹
脂、ゴム系ポリマー、熱可塑性エラストマー等があげら
れる。これらは単独でもしくは2種以上併せて用いられ
る。これらのなかでも、トナー帯電性に優れ、かつB成
分との相溶性に優れる点で、ウレタン系樹脂、ポリアミ
ド系樹脂、アクリル系樹脂が好適に用いられる。
【0016】なお、本発明において、溶剤可溶性とは、
溶剤に完全に溶解するか、もしくは懸濁状態(サスペン
ション)にある場合をいう。
【0017】上記ウレタン系樹脂としては、例えば、エ
ーテル系、エステル系、ポリカーボネート系、脂肪族系
等のウレタンやそれにシリコーン系ポリオール、フッ素
系ポリオールを共重合させたもの等があげられる。
【0018】上記アクリル系樹脂としては、例えば、ポ
リメチルメタクリレート(PMMA)、ポリエチルメタ
クリレート、ポリメチルアクリレート、ポリエチルアク
リレート、ポリヒドロキシメタクリレート、アクリルシ
リコーン系樹脂、アクリルフッ素系樹脂等があげられ
る。
【0019】上記フッ素系樹脂としては、例えば、ポリ
ビニリデンフルオライド(PVDF)、フッ化ビニリデ
ン−四フッ化エチレン共重合体、フッ化ビニリデン−四
フッ化エチレン−六フッ化プロピレン共重合体等があげ
られる。
【0020】上記ポリアミド系樹脂としては、例えば、
アルコール可溶性メトキシメチル化ナイロン等があげら
れる。
【0021】上記エポキシ系樹脂としては、例えば、ビ
スフェノールA型、エポキシノボラック樹脂、臭素化
型、ポリグリコール型、ポリアミド併用型、シリコン変
性、アミノ樹脂併用型、アルキッド樹脂併用型等があげ
られる。
【0022】上記ゴム系ポリマーとしては、例えば、天
然ゴム(NR)、ブタジエンゴム(BR)、アクリロニ
トリルブタジエンゴム(NBR)、水素添加NBR(H
−NBR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、イソ
プレンゴム(IR)、ウレタンゴム、クロロプレンゴム
(CR)、エピクロロヒドリンゴム(ECO)、エチレ
ンプロピレンジエンポリマー(EPDM)、アクリルゴ
ム(ACM)、クロロスルホン化ポリエチレン(CS
M)、多硫化ゴム、フッ素系ゴムや、スチレン−ブタジ
エン−スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレン
−イソプレン−スチレンブロック共重合体(SIS)、
SBSを水素添加したSEBS等の熱可塑性ポリマー等
があげられる。
【0023】上記バインダーポリマー(A成分)の数平
均分子量(Mn)は、5,000〜200,000の範
囲内が好ましく、特に好ましくは10,000〜10
0,000の範囲内である。
【0024】上記バインダーポリマー(A成分)のなか
でも、B成分との相溶性に優れ、B成分の分散性が向上
する点で、分子構造中に、下記の式(1)、式(2)、
式(3)および式(4)からなる群から選ばれた少なく
とも一つの構成単位を有するものが好適に用いられる。
【0025】
【化2】
【0026】上記バインダーポリマー(A成分)ととも
に用いられるB成分としては、シリカが表面に固定され
たカーボンブラック(シリカ処理済みカーボンブラッ
ク)が用いられる。なお、本発明において、シリカ処理
の対象となるカーボンブラックとは、広義のカーボンブ
ラックを意味し、ファーネス法や衝撃法によって製造さ
れる全てのものを含む趣旨であり、具体的には、ファー
ネスブラック、ランプブラック(直燃式ブラック)、サ
ーマルブラック(不活性ブラック)、アセチレンブラッ
ク、硬質ブラック、軟質ブラック、チャンネルブラック
(活性ブラック)、ローラーブラック、ディスクブラッ
ク、粒状ブラック、デンスブラック、ペレットブラック
等があげられる。
【0027】上記シリカ処理済みカーボンブラック(B
成分)は、例えば、つぎのようにして製造することがで
きる。すなわち、まず、カーボンブラックを水中に分散
させ、分散剤(例えば、メタノール、各種界面活性剤)
を添加して均一なスラリーとする。つぎに、このスラリ
ーをpH6以上、好ましくはpH10〜11に調節し、
温度70℃以上、好ましくは85〜95℃に保ちなが
ら、けい酸ナトリウムを加水分解させ、カーボンブラッ
ク粒子表面上に無定形シリカを付着または沈着させるこ
とによって製造することができる。
【0028】上記シリカ処理済みカーボンブラック(B
成分)中のシリカ(Si)量は、B成分全体の1〜10
重量%の範囲内が好ましく、特に好ましくは3〜8重量
%の範囲内である。すなわち、上記シリカ量が1重量%
未満であると、帯電性の向上効果が少なくなり、バイン
ダーポリマー(A成分)に対する相互作用が弱まる傾向
がみられ、逆に10重量%を超えると、導電性への効果
が減少する傾向がみられるからである。
【0029】上記シリカ処理済みカーボンブラック(B
成分)の平均粒径は、0.01〜0.3μmの範囲内が
好ましく、特に好ましくは0.02〜0.1μmの範囲
内である。
【0030】なお、上記導電性組成物としては、上記シ
リカ処理済みカーボンブラック(B成分)とともに、シ
リカ処理していない通常のカーボンブラックを併用して
も差し支えない。
【0031】また、上記導電性組成物としては、上記A
成分およびB成分とともに架橋剤を配合することが好ま
しい。このように架橋剤を併用すると、表面塗膜の強度
が向上するため好ましい。
【0032】上記架橋剤は、上記バインダーポリマー
(A成分)の種類に応じて最適なものを選択すればよ
く、例えば、イソシアネート、ブロックイソシアネー
ト、ヒドロシリル架橋剤、メラミン等の尿素樹脂、エポ
キシ硬化剤、ポリアミン硬化剤、パーオキサイド、硫
黄、シラノール基含有化合物等があげられる。これらは
単独でもしくは2種以上併せて用いられる。
【0033】上記架橋剤の配合割合は、上記バインダー
ポリマー(A成分)100部に対して、0.1〜100
部の範囲内が好ましく、特に好ましくは1〜50部の範
囲内である。
【0034】また、上記導電性組成物においては、上記
各成分とともに、アクリルシリコーンを配合することが
好ましい。
【0035】上記アクリルシリコーンとしては、特に限
定はなく、例えば、シリコーン主鎖にアクリル側鎖がグ
ラフト化したポリマー(アクリルグラフトシリコーンポ
リマー)や、アクリルブロックとシリコーンブロックが
共重合したポリマー(アクリル−シリコーンブロック共
重合体)等があげられる。これらは単独でもしくは2種
以上併せて用いられる。
【0036】上記アクリルシリコーンの配合割合は、上
記バインダーポリマー(A成分)100部に対して0.
1〜30部の範囲内が好ましく、特に好ましくは0.1
〜20部の範囲内である。すなわち、上記アクリルシリ
コーンが0.1部未満であると、トナー帯電性が悪くな
る傾向がみられ、逆に30部を超えると、表層が硬くな
りすぎて、耐摩耗性が悪くなる傾向がみられるからであ
る。
【0037】なお、上記導電性組成物には、上記各成分
に加えて、炭酸カルシウム,マイカ,シリカ,グラファ
イト等の充填剤、可塑剤、オイル、架橋促進剤、架橋遅
延剤、老化防止剤、酸化亜鉛や酸化チタン等の着色剤等
を適宜配合しても差し支えない。
【0038】本発明の現像ロールは、例えば、つぎのよ
うにして作製することができる。すなわち、まず、前記
ベース層2用の各成分をニーダーやロール等の混練機を
用いて混練し、ベース層2用材料を調製する。また、前
記中間層3用の各成分をニーダーやロール等の混練機を
用いて混練し、中間層3用材料を調製する。さらに、前
記A成分,B成分および必要に応じて架橋剤、アクリル
シリコーン等の各成分を混練し、表層4用材料である特
殊な導電性組成物を調製する。
【0039】ついで、軸体1となる芯金をセットした射
出成形用金型内に、上記ベース層2用材料を充填し、所
定の条件で加熱架橋を行う。その後、脱型して、軸体1
の外周面に沿ってベース層2が形成されたベースロール
を製造する。ついで、上記ベース層2の外周面に、上記
中間層3用材料を塗布して中間層3を形成する。さら
に、上記中間層3の外周面に、上記表層4用材料である
特殊な導電性組成物を塗布して表層4を形成する。この
ようにして、ベース層2の外周面に中間層3が形成さ
れ、さらにその外周面に表層4が形成された3層構造の
現像ロール(図1参照)を作製することができる。
【0040】なお、上記ベース層2の成形方法は、射出
成形法に限定されるものではなく、注型成形法やプレス
成形後、研磨する方法により作製しても差し支えない。
また、上記層形成用材料の塗布方法は、特に制限するも
のではなく、従来公知のディッピング法、スプレーコー
ティング法、ロールコート法等があげられる。
【0041】このようにして得られる本発明の現像ロー
ルにおいて、各層の厚みは、特に限定はないが、ベース
層2の厚みは、0.5〜10mmの範囲内に設定するの
が好ましく、特に好ましくは3〜6mmの範囲内であ
る。また、中間層3の厚みは、通常、1〜90μmの範
囲内に設定され、好ましくは3〜30μmの範囲内であ
り、表層4の厚みは、通常、3〜100μmの範囲内に
設定され、好ましくは5〜50μmの範囲内である。
【0042】なお、本発明の現像ロールは、前記図1に
示したような3層構造に限定されるものではなく、単層
構造、2層構造、もしくは4層以上の構造であっても差
し支えない。ただし、上記構成層のなかの表層は、前記
特殊な導電性組成物を用いて形成されている必要があ
る。そして、本発明の現像ロールが、単層構造の場合
は、その構成層が前記特殊な導電性組成物を用いて形成
されている必要がある。
【0043】つぎに、実施例について比較例と併せて説
明する。
【0044】まず、実施例および比較例に先立ち、現像
ロールの表層用材料として、下記に示す材料を準備し
た。
【0045】〔バインダーポリマー〕ポリカーボネート
系ウレタン(日本ポリウレタン工業社製、ニッポラン5
199)
【0046】〔バインダーポリマー〕アクリル樹脂(綜
研化学社製、サーモラックSU28)
【0047】〔バインダーポリマー〕NBR(日本ゼオ
ン社製、ニポールDN101)
【0048】〔バインダーポリマー〕エステル系ウレタ
ン(日本ミラクトラン社製、P22S)
【0049】〔シリカ処理済みカーボンブラックa〕カ
ーボンブラック(三菱化学社製、ダイアブラック♯30
30)を500部計り取り、メタノールと水の混合溶液
〔メタノール:水=1:9(重量比)〕1000部で湿
潤させ、さらに4000部の水を加えスチールボールを
充填したアトライターで均一で粘稠なスラリーになるま
で充分に分散させた。つぎに、スラリーを篩を通してス
チールボールと分離し、水10,000部に相当する容
量まで希釈した。そして、スラリーを90℃に加熱した
後、水酸化ナトリウム溶液の添加により、pHを10.
0に調節した。つぎに2種類の溶液を別個に調製した。 (イ)3号けい酸ナトリウム溶液167部を、水100
0部に相当する容量まで水で希釈した。 (ロ)2.50%硫酸溶液1000部。
【0050】その後、上記pHを10.0に調節したス
ラリーに、(イ)の希釈けい酸ナトリウム溶液50部を
30秒以内で加え、スラリーのpHを11.0に調節し
た。このpHに保ったまま10分間攪拌を続けた後、
(ロ)の硫酸溶液50部を30秒以内で加え、スラリー
のpHを8.5に調節した。この添加方法を20回繰り
返し、(イ)、(ロ)の両液を添加し終えた。さらに1
時間攪拌を続け、希硫酸を加えpHを6.5〜7.0に
調節した。スラリーを濾過し、可溶性塩がなくなるまで
洗浄し乾燥することにより、目的とするシリカ処理済み
カーボンブラックa(Si含有量10重量%)を作製し
た。
【0051】〔シリカ処理済みカーボンブラックb〕 (イ)3号けい酸ナトリウム溶液を83.3部に変更
し、かつ、(ロ)2.50%硫酸溶液を500部に変更
する以外は、上記と同様にしてシリカ処理済みカーボン
ブラックb(Si含有量5.0重量%)を得た。
【0052】〔シリカ処理済みカーボンブラックc〕 (イ)3号けい酸ナトリウム溶液を16.7部に変更
し、かつ、(ロ)2.50%硫酸溶液を100部に変更
する以外は、上記と同様にしてシリカ処理済みカーボン
ブラックc(Si含有量1.0重量%)を得た。
【0053】〔塗料用カーボンブラック〕三菱化学社
製、MA220
【0054】〔導電性カーボンブラック〕三菱化学社
製、ダイアブラック♯3030(シリカ未処理品)
【0055】〔アクリルシリコーン〕アクリルグラフト
シリコーンポリマー(東亞合成社製、アロンGS−3
0)
【0056】〔イソシアネート〕日本ポリウレタン工業
社製、コロネートHX
【0057】〔加硫助剤〕酸化亜鉛
【0058】〔加硫剤〕硫黄
【0059】〔加硫促進剤〕スルフェンアミド系加硫
促進剤(三新化学社製、サンセラーCZ−G)
【0060】〔加硫促進剤〕チウラム系加硫促進剤
(川口化学社製、アクセルTBT)
【0061】
【実施例1】〔中間層用材料の調製〕H−NBR(アク
リロニトリル量:50重量%、ヨウ素価:23mg/1
00mg)100部と、ステアリン酸0.5部と、亜鉛
華(ZnO)5部と、カーボンブラック(電気化学工業
社製、デンカブラックHS−100)40部と、ジチオ
カルバミン酸塩系架橋促進剤(BZ)1部と、スルフェ
ンアミド系架橋促進剤(CZ)2部と、硫黄1部とを、
ロールを用いて混練した後、これらを有機溶剤(ME
K)に分散させて中間層用材料を調製した。
【0062】〔表層用材料の調製〕後記の表1に示す各
成分を同表に示す割合で配合し、これらをロールを用い
て混練して、表層用材料を調製した。
【0063】〔現像ロールの作製〕軸体となる芯金(直
径10mm、SUS304製)をセットした金型内に、
ベース層用材料として導電性シリコーンゴム(信越化学
工業社製、X34−264A/B)を充填した後、所定
の条件で加熱架橋を行った。その後、脱型して、軸体の
外周面に沿ってベース層が形成されたベースロールを作
製した。ついで、上記ベース層の外周面に、上記中間層
用材料を塗布して中間層を形成した。さらに、上記中間
層の外周面に沿って上記表層用材料を塗布した後、15
0℃×30分の条件で加熱架橋を行い、表層を形成し
た。このようにして、軸体の外周面にベース層が形成さ
れ、その外周面に中間層が形成され、さらにその外周面
に表層が形成された3層構造の現像ロールを作製した。
なお、ベース層の厚みは5mm、中間層の厚みは25μ
m、表層の厚みは10μmであった。
【0064】
【実施例2〜10、比較例1〜4】表層用材料として、
下記の表1〜表3に示す材料を用いる以外は、実施例1
と同様にして、現像ロールを作製した。
【0065】
【表1】
【0066】
【表2】
【0067】
【表3】
【0068】このようにして得られた各現像ロールを用
いて、下記の基準に従い、各特性の評価を行った。これ
らの結果を、後記の表4〜表6に併せて示した。
【0069】〔塗膜電気抵抗〕各表層用材料を用いて厚
み100μmの塗膜を3回(N=1〜3)作製し、10
Vの電圧を印加した時の電気抵抗(体積固有抵抗)を、
SRIS 2304に準じて測定した。
【0070】〔粒度分布〕各表層用材料を用いて、初期
と30日後のカーボンブラックの粒度分布(メジアン
径)を、マイクロトラックUPA(日機装社製)を用い
て測定した。
【0071】〔塗膜硬さ〕各表層用材料を用いて塗膜
(厚み100μm)を作製し、この塗膜の硬さ(モジュ
ラス50%)を、JIS K 6251に準じて測定し
た。
【0072】〔ロール電気抵抗〕現像ロールの電気抵抗
を、図2(A),(B)に示すように、印加電圧と電流
を測定することにより求めた。すなわち、図2(A)に
示す形状の電極11を、図2(B)に示すロール10表
面上に20箇所形成し、図2(B)に示す測定系により
測定した。図において、11aは主電極、11bはガー
ド電極である。なお、電気抵抗は20箇所の測定値の中
央値であり、印加電圧は100Vとした。
【0073】〔トナー帯電量〕図3に示すように、現像
ロール30表面上に現像剤(トナー)32層を形成した
後、吸引ポンプ33により上記現像剤32を吸引し、フ
ァラデーケージ34を用いてトナー帯電量を測定した
(ファラデーケージ法)。なお、測定条件は、20℃×
50%RHであった。図において、35はフィルター、
36は絶縁体パイプ、37は電位計、38,39は導体
で互いに分離している。
【0074】〔耐摩耗性〕各現像ロールをベンチ試験機
に組み込み、20℃×50%RHの条件下において、3
時間空まわし試験を行った。評価は、空まわし試験後、
ロール表面に全く傷のなかったものを○、ロール表面に
若干傷がみられるものの、画像には現れないものを△、
ロール表面に傷が多く発生し、画像に現れるものを×と
した。
【0075】〔複写画質〕各現像ロールを電子写真複写
機に組み込み、20℃×50%RHの環境下で画像出し
を行った後、複写画質の評価を行った。評価は、画像む
らや白斑点ぬけ等が何ら認められないものを○、画像む
らや白斑点ぬけ等が一部認められたものを△、画像むら
や白斑点ぬけ等が明確に認められたものを×とした。
【0076】〔耐久複写画質〕各現像ロールを電子写真
複写機に組み込み、20℃×50%RHの環境下で50
00枚画像出しを行った後、耐久複写画質の評価を行っ
た。評価は、画像むらや白斑点ぬけ等の画像不良が無
く、画像が良好なものを○、表層に微細な割れが発生
し、その箇所にのみ画像の乱れが発生したものを△、画
像むら、白斑点等の画像不良がみられ、実用に供しがた
いものを×とした。
【0077】
【表4】
【0078】
【表5】
【0079】
【表6】
【0080】上記結果から、実施例品は、初期および経
時のカーボンブラックの分散性が優れ、電気抵抗のばら
つきが小さく、トナー帯電性にも優れており、良好な画
像および耐久画像が得られることがわかる。特に、シリ
カ含有量が多いシリカ処理済みカーボンブラックa,b
を用いた実施品は、シリカ含有量が少ないシリカ処理済
みカーボンブラックcを用いた実施品に比べて、トナー
帯電性がより優れていることがわかる。また、イソシア
ネートを用いた実施例品は、バインダーポリマーである
ウレタンの残存水酸基と、イソシアネートとが反応する
ため、塗膜強度が向上することがわかる。
【0081】これに対して、比較例品は、経時によるカ
ーボンブラックの凝集が激しいため、カーボンブラック
の分散性が悪く、電気抵抗のばらつきも大きいことがわ
かる。また、比較例品は、トナー帯電性に劣るため、良
好な画像および耐久画像が得られないこともわかる。
【0082】
【発明の効果】以上のように、本発明の現像ロールは、
軸体と、この軸体の外周面に形成される構成層とを備え
た現像ロールであって、上記構成層のなかの表層が、バ
インダーポリマー(A成分)およびシリカが表面に固定
されたカーボンブラック(B成分)を含有する導電性組
成物を用いて構成されている。そのため、シリカが表面
に固定されたカーボンブラック(B成分)とバインダー
ポリマー(A成分)との相互作用(親和性)が良くな
り、バインダーポリマー(A成分)液中でのカーボンブ
ラック(B成分)の分散性が向上し、経時によるカーボ
ンブラック(B成分)の凝集を抑制できるため、電気抵
抗のばらつきが小さくなり、導電制御性に優れるという
効果を奏する。また、シリカ処理済みカーボンブラック
(B成分)を用いると、カーボンブラックの表面にシリ
カが露出するため、シリカの正帯電性により、トナーに
対する帯電付与性能が上がり、画質が向上するという効
果も奏する。さらに、シリカが表面に固定されたカーボ
ンブラック(B成分)を用いると、シリカ処理していな
い通常のカーボンブラックに比べて、シリカによる補強
効果により強度が大きくなり、耐摩耗性や耐傷性が向上
する。その結果、画像すじ等の不良を抑制できるととも
に、カーボンブラックの脱落による画質低下を抑制でき
るため、耐久画質も向上するという効果を奏する。
【0083】また、シリカ量が全体の1〜10重量%の
範囲内に設定されたカーボンブラック(B成分)を用い
ると、トナー帯電性、耐摩耗性等が向上するため好まし
い。さらに、前記式(1)〜(4)で示される構成単位
を有するバインダーポリマー(A成分)を用いると、B
成分との相溶性が良好となり、塗料の安定性が向上す
る。また、上記架橋剤を併用すると、現像ロールの表層
表面の強度が向上する。そして、上記アクリルシリコー
ンを、上記バインダーポリマー(A成分)100部に対
して0.1〜30部の範囲内で併用すると、強度やトナ
ー帯電性がさらに良好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の現像ロールの一例を示す断面図であ
る。
【図2】(A)は現像ロールの電気抵抗を測定する際に
ロール表面に形成する電極の形状を示す説明図、(B)
はそれを用いての現像ロールの電気抵抗値の測定系を示
す説明図である。
【図3】トナー帯電量を測定するファラデーケージ法の
測定状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 軸体 2 ベース層 3 中間層 4 表層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16C 13/00 F16C 13/00 A E (72)発明者 石田 政典 愛知県小牧市東三丁目1番地 東海ゴム工 業株式会社内 (72)発明者 山口 直樹 愛知県小牧市東三丁目1番地 東海ゴム工 業株式会社内 Fターム(参考) 2H077 AD06 FA13 FA27 3J103 AA02 FA14 FA18 GA57 GA58 GA60 HA20 HA41 HA52 4J002 AC001 AC011 AC031 AC071 AC081 BB151 BD121 BG031 BG041 BG051 BG061 BG071 BG081 BP011 CC161 CC182 CD001 CD002 CK021 CK031 CK041 CK051 CL001 CM012 CP163 CP173 DA036 DA047 EK007 EX047 FB076 FD016 FD142 FD147 GM00 GQ02 GT00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸体と、この軸体の外周面に形成される
    構成層とを備えた現像ロールであって、上記構成層のな
    かの表層が、下記の(A)および(B)を含有する導電
    性組成物を用いて形成されていることを特徴とする現像
    ロール。 (A)バインダーポリマー。 (B)シリカが表面に固定されたカーボンブラック。
  2. 【請求項2】 上記(B)中のシリカ量が、(B)全体
    の1〜10重量%の範囲内である請求項1記載の現像ロ
    ール。
  3. 【請求項3】 上記(A)のバインダーポリマーが、分
    子構造中に、下記の式(1)、式(2)、式(3)およ
    び式(4)からなる群から選ばれた少なくとも一つの構
    成単位を有するものである請求項1または2記載の現像
    ロール。 【化1】
  4. 【請求項4】 上記導電性組成物が、上記(A)および
    (B)に加えて、架橋剤を含有している請求項1〜3の
    いずれか一項に記載の現像ロール。
  5. 【請求項5】 上記導電性組成物が、上記(A)および
    (B)に加えて、アクリルシリコーンを含有している請
    求項1〜4のいずれか一項に記載の現像ロール。
  6. 【請求項6】 上記アクリルシリコーンの配合量が、上
    記(A)100重量部に対して0.1〜30重量部の範
    囲内に設定されている請求項5記載の現像ロール。
JP2002115142A 2002-04-17 2002-04-17 現像ロール Expired - Fee Related JP3589231B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002115142A JP3589231B2 (ja) 2002-04-17 2002-04-17 現像ロール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002115142A JP3589231B2 (ja) 2002-04-17 2002-04-17 現像ロール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003307921A true JP2003307921A (ja) 2003-10-31
JP3589231B2 JP3589231B2 (ja) 2004-11-17

Family

ID=29396626

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002115142A Expired - Fee Related JP3589231B2 (ja) 2002-04-17 2002-04-17 現像ロール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3589231B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005290322A (ja) * 2004-04-05 2005-10-20 Duskin Co Ltd 耐候性に優れたゴム組成物及びマット
JP2016034999A (ja) * 2014-08-01 2016-03-17 Dic株式会社 ポリアリーレンスルフィド樹脂組成物、その製造方法、成形体、フィルム又はシート、電子写真用転写ベルトおよび画像形成装置
CN109251505A (zh) * 2010-12-14 2019-01-22 卡博特公司 控制填料-聚合物组合物中的电阻率的方法以及与其相关的产品

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005290322A (ja) * 2004-04-05 2005-10-20 Duskin Co Ltd 耐候性に優れたゴム組成物及びマット
JP4551686B2 (ja) * 2004-04-05 2010-09-29 株式会社ダスキン マット
CN109251505A (zh) * 2010-12-14 2019-01-22 卡博特公司 控制填料-聚合物组合物中的电阻率的方法以及与其相关的产品
JP2016034999A (ja) * 2014-08-01 2016-03-17 Dic株式会社 ポリアリーレンスルフィド樹脂組成物、その製造方法、成形体、フィルム又はシート、電子写真用転写ベルトおよび画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3589231B2 (ja) 2004-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3531211B1 (en) Developing member, electrophotographic process cartridge, and electrophotographic image forming apparatus
JP6929110B2 (ja) 現像部材、プロセスカートリッジおよび電子写真画像形成装置
WO2012049814A1 (ja) 帯電部材
WO2016158813A1 (ja) 電子写真機器用導電性部材
US11619890B2 (en) Electro-conductive member, manufacturing method thereof, process cartridge, and electrophotographic image forming apparatus
US6853820B2 (en) Method for regenerating charging member, charging member and device for regenerating charging member
JP2007127777A (ja) 弾性ローラ、現像装置及び画像形成装置
JP7114409B2 (ja) 現像ローラ、電子写真プロセスカートリッジおよび電子写真画像形成装置
JP3646754B2 (ja) 半導電性ゴムロール
JPH01142569A (ja) 導電性ロール
JP3589231B2 (ja) 現像ロール
JP2003342481A (ja) 導電性組成物およびそれを用いた電子写真機器用部材
JP2008299120A (ja) 帯電部材
JP2007163574A (ja) 導電性ゴムローラ
JP2002268398A (ja) 転写ベルト及びその製造方法
JP3646753B2 (ja) 半導電性部材
JP6520458B2 (ja) 帯電部材、帯電装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置
JP3120540B2 (ja) 導電性ロール
JP4477192B2 (ja) 導電性部材
JP4244740B2 (ja) 帯電ロール及びそれを用いた画像形成装置
JP2003345090A (ja) 導電性ローラ
JP2001323160A (ja) 導電性部材
WO1991010942A1 (en) Conductive roll and process for producing the same
JP2002108064A (ja) 帯電部材
JP4233691B2 (ja) 現像剤担持体及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040708

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040727

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040809

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3589231

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080827

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080827

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090827

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090827

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100827

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110827

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110827

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120827

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120827

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130827

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees