JP2003307686A - 光学装置 - Google Patents

光学装置

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JP2003307686A JP2002114481A JP2002114481A JP2003307686A JP 2003307686 A JP2003307686 A JP 2003307686A JP 2002114481 A JP2002114481 A JP 2002114481A JP 2002114481 A JP2002114481 A JP 2002114481A JP 2003307686 A JP2003307686 A JP 2003307686A
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啓一 堀田
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    • G02B23/00Telescopes, e.g. binoculars; Periscopes; Instruments for viewing the inside of hollow bodies; Viewfinders; Optical aiming or sighting devices
    • G02B23/16Housings; Caps; Mountings; Supports, e.g. with counterweight
    • G02B23/18Housings; Caps; Mountings; Supports, e.g. with counterweight for binocular arrangements

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーシングの壁厚を比較的薄く抑えた儘で雲
台上の設置時に該ケーシングに発生し得る過剰な歪み応
力を軽減し得る光学装置を提供する。 【解決手段】 光学装置は適当な光学系(12R、12
L)を搭載する光学系搭載板20と、この光学系搭載板
を収容するケーシング10とを具備し、ケーシングの底
部には雲台のねじに螺着されるようになったねじ孔形成
部112が設けられている。ねじ孔形成部が雲台のねじ
に螺着して締め付けられる際に該ねじ孔形成部に及ぼさ
れる回転締付け力に対抗するように該ねじ孔形成部と該
ケーシングの底部の少なくとも一箇所とが光学搭載板に
対して係止されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、適当な光学系を搭
載する光学系搭載板と、この光学系搭載板を収容するケ
ーシングとを具備する光学装置に関し、一層詳しくは該
ケーシングの底部には雲台のねじに螺着されるようにな
ったねじ孔形成部が設けられている光学装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上述したような光学装置の一例として
は、双眼鏡、カメラ等が挙げられる。このような光学装
置では、そのケーシング内に光学系搭載板が収容され、
その光学系搭載板上には適当な光学系例えば観察光学系
やカメラ等が搭載される。この種の光学装置は通常は三
脚の雲台上に設置されるように構成される。即ち、光学
装置のケーシングの底部にねじ孔形成部が設けられ、雲
台のねじに該ねじ孔形成部を螺着して締め付けることに
より光学装置が雲台上に設置される。
【0003】一方、上述したような光学装置について
は、その全体の重量を軽量化することが望まれ、このた
めケーシングの材料としては、比較的軽量のアルミニウ
ム材料やアルミニウム合金材料等或いは強化プラスチッ
ク材料等が使用され、しかもケーシングの壁厚をできる
だけ薄くすることが求められる。上述したねじ孔形成部
は一般的にはケーシングの底部に一体的に形成される
が、このとき該ねじ孔成形部はそこにねじ孔を形成する
ために肉厚部とされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、三脚の雲台
上に光学装置を設置するために、該雲台のねじにそのケ
ーシングのねじ孔形成部を螺着して締め付ける際に該ね
じ孔形成部に必要以上の大きな回転締付け力が屡々及ぼ
され得る。そのような大きな回転締付け力がねじ孔形成
部に及ぼされると、ケーシングの底部には過剰な歪み応
力が発生し、このときケーシング自体が該歪み応力のた
めに変形を受けたりすることがあり得る。
【0005】要するに、光学装置の全体の軽量化のため
には、そのケーシングの壁厚を薄くすることが望まれる
が、しかし光学装置の雲台上の設置時にそのケーシング
に発生し得る過剰な歪み応力による変形を防止するため
には該ケーシングの壁厚を無闇に薄くすることはできな
い。
【0006】従って、本発明の目的は、適当な光学系を
搭載する光学系搭載板と、この光学系搭載板を収容する
ケーシングとを具備し、該ケーシングの底部に雲台のね
じに螺着されるようになったねじ孔形成部を設けた光学
装置であって、該ケーシングの壁厚を比較的薄く抑えた
儘で雲台上の設置時に該ケーシングに発生し得る過剰な
歪み応力を軽減し得るように構成された光学装置を提供
することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による光学装置
は、適当な光学系を搭載する光学系搭載板と、この光学
系搭載板を収容するケーシングとを具備し、該ケーシン
グの底部には雲台のねじに螺着されるようになったねじ
孔形成部が設けられる。本発明によれば、このような光
学装置において、ねじ孔形成部が雲台のねじに螺着して
締め付けられる際に該ねじ孔形成部に及ぼされる回転締
付け力に対抗するように該ねじ孔形成部と該ケーシング
の底部の少なくとも一箇所とが光学搭載板に対して係止
されていることが特徴とされる。
【0008】本発明の好適な実施形態にあっては、ねじ
孔形成部に第1の柱状要素が設けられ、ケーシングの底
部の内側には第1の柱状要素から所定距離離れた箇所に
第2の柱状要素が設けられ、第1及び第2の柱状要素の
先端が光学搭載板に係止させられる。好ましくは、ケー
シングは強化プラスチック材料から成形された成形品と
して構成され、ねじ孔形成部と第1及び第2の柱状要素
とが該ケーシングと一体成形される。本発明の更に好適
な実施形態にあては、第1及び第2の柱状要素の先端の
それぞれに突起部が突出させられ、これら突起部の各々
が光学系搭載板に形成された孔に嵌合させられて係止さ
れる。また、好ましくは、第1の柱状要素の突起部の中
心がねじ孔形成部のねじ孔の中心軸線に一致させられ
る。
【0009】本発明による光学装置については双眼鏡と
して構成することが可能であり、この場合には光学系搭
載板には一対の観察光学系が搭載される。本発明による
光学装置が双眼鏡として構成される場合には、好ましく
は、ケーシングはケーシング本体部分と、このケーシン
グ本体部分に対して相対的に伸縮し得るように該ケーシ
ング本体部分に係合させられた可動ケーシング部分とか
ら構成され、このとき光学系搭載板はケーシング本体部
分側に固定された第1の板部材と、可動ケーシング部分
側に固定された第2の板部材とから構成され、一対の観
察光学系の一方は第1の板部材上に搭載され、その他方
の観察光学系は第2の板部材上に搭載される。このよう
な構成によれば、ケーシング本体部分に対する可動ケー
シング部分の相対移動により、一対の観察光学系の光軸
間距離を調節することが可能となり、このときねじ形成
部についてはケーシング本体部分側に設けられる。
【0010】好ましくは、一対の観察光学系の光軸間距
離の調節のために、該一対の観察光学系の光軸が所定の
平面内で移動するような態様で可動ケーシング部分がケ
ーシング本体部分に対して相対的に平行移動させられ
る。
【0011】一対の観察光学系には合焦機能を与えるこ
とが可能であり、この場合には、各観察光学系について
は、該当板部材上の固定位置に設置された第1の光学系
部分と、この第1の光学系部分に対して該観察光学系の
光軸に沿って該当板部材上で移動自在となった第2の光
学系部分とから構成される。好ましくは、一対の観察光
学系の合焦のために、ケーシング本体部分側には、第1
の光学系部分に対する第2の光学系部分の移動を生じさ
せるための合焦機構と、この合焦機構を手動操作するた
めの転輪部とが設けられる。
【0012】好ましくは、転輪部が転輪軸筒の周囲拡張
部として一体的に形成され、上述の合焦機構は転輪部の
回転運動を第1の光学系部分に対する第2の光学系部分
の移動に変換する運動変換機構として構成される。この
ような構成においては、本発明による光学装置即ち双眼
鏡に撮影機能を与えるべく転輪軸筒内に撮影光学系を設
置することができる。好ましくは、転輪軸筒内には撮影
光学系を収容するレンズ鏡筒が該撮影光学系の合焦のた
めにその光軸に沿って移動自在に設けられ、転輪軸筒と
レンズ鏡筒との間には該転輪軸筒の回転運動を撮影光学
系の光軸に沿う該レンズ鏡筒の移動に変換するための合
焦機構が設けられる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して、本発
明による光学装置の一実施形態について説明する。
【0014】先ず、図1を参照すると、本発明による光
学装置の内部構造が示され、この光学装置は撮影機能付
双眼鏡として構成される。図2を参照すると、図1のII
-II線に沿う断面図が示されるが、図示の複雑化を避け
るために構成要素の幾つかの図示については省かれてい
る。本実施形態では、撮影機能付双眼鏡は略直方形を呈
するケーシング10を具備し、このケーシング10はケ
ーシング本体部分10Aと可動ケーシング部分10Bと
から成る。
【0015】ケーシング10内には一対の観察光学系1
2R及び12Lが設けられ、この一対の観察光学系12
R及び12Lは左右対象な構成を有し、それぞれ右眼観
察用及び左眼観察用として使用される。右側観察光学系
12Rはケーシング本体部分10A側に組み込まれ、こ
の右側観察光学系12Rには対物レンズ系13R、正立
プリズム系14R及び接眼レンズ系15Rが含まれる。
ケーシング本体部分10Aの前方壁には観察窓16Rが
形成され、この観察窓16Rは右側観察光学系12Rの
対物レンズ系13Rと整列させられる。また、左側観察
光学系12Lは可動ケーシング部分10B側に組み込ま
れ、この左側観察光学系12Lには対物レンズ系13
L、正立プリズム系14L及び接眼レンズ系15Lが含
まれる。可動ケーシング部分10Bの前方壁には観察窓
16Lが形成され、この観察窓16Lは左側観察光学系
12Lの対物レンズ系13Lと整列させられる。
【0016】なお、以下の記載では、説明の便宜上、前
方側及び後方側とはそれぞれ撮影機能付双眼鏡の観察光
学系(12R、12L)に対して対物側及び接眼側とし
て定義され、また右方側及び左方側とは撮影機能付双眼
鏡の接眼側に向かった際の右方側及び左方側として定義
される。
【0017】可動ケーシング部分10Bはケーシング本
体部分10Aから左方側に引き出し得るように該ケーシ
ング本体部分10Aに対して摺動自在に係合させられ
る。即ち、可動ケーシング部分10Bは図1及び図2に
示す収納位置と図3及び図4に示す最大引出し位置との
間で左右方向に移動自在とされる。可動ケーシング部分
10Bとケーシング本体部分10Aとの間の摺動係合面
には或る程度の摩擦力が働くようになっており、このた
めケーシング本体部分10Aに対して可動ケーシング部
分10Bを移動させる際には双方の部分10A及び10
B間に所定以上の引出し力或いは押込み力を及ぼすこと
が必要となる。要するに、可動ケーシング部分10Bは
その収納位置(図1及び図2)と最大引出し位置(図3
及び図4)との間の任意の位置で摩擦力で留めておくこ
とが可能である。
【0018】図1及び図2と図3及び図4との比較から
明らかなように、可動ケーシング部分10Bがケーシン
グ本体部分10Aから引き出されたとき、左側観察光学
系12Lは可動ケーシング部分10Bと共に移動する
が、しかし右側観察光学系12Rはケーシング本体部分
10A側に留められる。即ち、可動ケーシング部分10
Bをケーシング本体部分10Aに対して任意の引出し位
置に位置決めすることにより、右側観察光学系12Rの
接眼レンズ系15Rと左側観察光学系12Lの接眼レン
ズ系15Lとの光軸間距離即ち眼幅を調節することが可
能である。勿論、可動ケーシング部分10Bがケーシン
グ本体部分10Aに対して収納位置に置かれたとき、右
側及び左側観察光学系12R及び12Lの光軸間距離は
最小値となり(図1及び図2)、可動ケーシング部分1
0Bがケーシング本体部分10Aに対して最大引出し位
置に置かれたとき、右側及び左側観察光学系12R及び
12Lの光軸間距離は最大値となる(図3及び図4)。
【0019】本実施形態においては、右側観察光学系1
2Rの対物レンズ系13Rはレンズ鏡筒17R内に収容
され、このレンズ鏡筒17Rはケーシング本体部分10
Aに対して固定位置に設置されるが、その正立プリズム
系14R及び接眼レンズ系15Rは対物レンズ系13R
に対して前後方向に移動可能であり、これにより右側観
察光学系12Rの合焦(フォーカシング)が行われる。
同様に、左側観察光学系12Lの対物レンズ系13Lは
レンズ鏡筒17L内に収容され、このレンズ鏡筒17L
は可動ケーシング部分10Bに対して固定位置に設置さ
れるが、その正立プリズム系14L及び接眼レンズ系1
5Lは対物レンズ系13Lに対して前後方向に移動可能
であり、これにより左側観察光学系12Lの合焦(フォ
ーカシング)が行われる。
【0020】レンズ鏡筒17Rは対物レンズ系13Rを
収容する円筒部18Rと、この円筒部18Rの下側に一
体的に成形された取付台19Rとから構成される。取付
台19Rは円筒部18Rからケーシング10の中央側に
向かって延びる内側取付部19R1と、円筒部18Rか
らケーシング10の外方側に向かって延びる外側取付部
19R2とから成なり、内側取付部19R1は比較的肉厚
となった側方ブロック部として形成されるのに対して、
外側取付部19R2は平坦な形態とされる。
【0021】同様に、レンズ鏡筒17Lは対物レンズ系
13Lを収容する円筒部18Lと、この円筒部18Lの
下側に一体的に成形された取付台19Lとから構成され
る。また、取付台17Lも円筒部18Lからケーシング
10の中央側に向かって延びる内側取付部19L1と、
円筒部18Lからケーシング10の外方側に向かって延
びる外側取付部19L2とから成り、内側取付部19L1
は比較的肉厚となった側方ブロック部として形成される
のに対して、外側取付部19L2は平坦な形態とされ
る。
【0022】上述した眼幅調節及び合焦動作を行わせる
ために、ケーシング10の底部側には図5に示すような
光学系搭載板20が設けられる。なお、図1及び図3で
は、図示の複雑化を避けるために光学系搭載板20は省
かれている。
【0023】光学系搭載板20は、ケーシング本体部分
10Aに対して適宜固定された矩形状の固定板部材20
Aと、この固定板部材20A上に摺動自在に配置されか
つ可動ケーシング部分10Bに対して適宜固定されたス
ライド板部材20Bとから成る。本実施形態では、固定
板部材20A及びスライド板部材20Bは適当な金属材
料、好ましくは軽量金属材料例えばアルミニウム或いは
アルミニウム合金から形成される。
【0024】スライド板部材20Bは固定板部材20A
の前後方向の幅にほぼ等しい幅を持つ矩形状部22と、
この矩形状部22から右方側に一体的に延在した延在部
24とから成る。対物レンズ系13Rのレンズ鏡筒17
Rはその取付台19Rでもって固定板部材20A上の所
定位置に固定設置され、対物レンズ系13Lのレンズ鏡
筒17Lはその取付台19Lでもってスライド板部材2
0Bの矩形状部22上の所定位置に固定設置させられ
る。なお、図5では、レンズ鏡筒17Rの取付台19R
の固定箇所が固定板部材20A上の二点鎖線25Rで囲
まれた領域として示され、一方レンズ鏡筒17Lの取付
台19Lの固定箇所がスライド板部材10B上の二点鎖
線25Lで囲まれた領域として示される。
【0025】スライド板部材20Bの矩形状部22には
一対の案内スロット26が形成され、またその延在部2
4には案内スロット27が形成される。一方、固定板2
2には、一対の案内スロット26に摺動自在に受け入れ
るようになった一対の案内ピン26′と、案内スロット
27に摺動自在に受け入れるようになった案内ピン2
7′とが植設される。各案内スロット(26、27)は
左右方向に同じ長さだけ延び、その長さはケーシング本
体部分10Aに対する可動ケーシング部分10Bの移動
距離、即ち可動ケーシング部分10Bの収納位置(図1
及び図2)と可動ケーシング部分10Bの最大引出し位
置(図3及び図4)との間の距離に対応する。
【0026】図2及び図4から明らかなように、光学系
搭載板20はケーシング10内にその底部から適当な間
隔を空けて設置され、このとき固定板部材20Aはケー
シング本体部分10A側に適宜固定され、またスライド
板部材20Bは可動ケーシング部分10B側に適宜固定
される。なお、図示の実施形態では、可動ケーシング部
分10Bに対するスライド板部材20Bの固定のため
に、その矩形状部22の左辺縁の一部に沿って取付片2
8が設けられ、この取付片28が可動ケーシング部分1
0Bの仕切り壁29に適宜固着される。
【0027】図6及び図7を参照すると、右側観察光学
系12Rの正立プリズム系14Rを搭載するための右側
マウント板30Rと、左側観察光学系12Lの正立プリ
ズム系14Lを搭載するための左側マウント板30Lが
示される。右側マウント板30R及び左側マウント板3
0Lのそれぞれの後方側縁辺に沿って直立板32R及び
32Lが設けられる。図1及び図3から明らかなよう
に、右側直立板32Rは右側接眼レンズ系15Rの取付
座として用いられ、左側直立板32Lは左側接眼レンズ
系15Lの取付座として用いられる。
【0028】図6及び図7に示すように、右側マウント
板30Rの底面にはその右側縁辺のほぼ中央に沿って案
内シュー34Rが固着され、この案内シュー34Rには
固定板部材20Aの右側端縁を摺動自在に受け入れる溝
36Rが形成される(図7)。同様に、左側マウント板
30Lの底面にはその左側縁辺のほぼ中央に沿って案内
シュー34Lが固着され、この案内シュー34Lにはス
ライド板部材20Bの左側端縁を摺動自在に受け入れる
溝36Lが形成される(図7)。
【0029】なお、図7は図6のVII-VII線に沿う矢視
立面図とされるので、図7には光学系搭載板20につい
ては図示されるべきではないが、しかし説明の便宜上、
図7では光学系搭載板20が図5のVII-VII線に沿う断
面図として図示され、また案内シュー34R及び34L
も同様な断面図として図示される。
【0030】図6及び図7に示すように、右側マウント
板30Rの左側縁辺に沿って側壁38Rが設けられ、こ
の側壁38Rの底部側は肥大部40Rとして形成され、
この肥大部40Rには案内ロッド42Rを摺動自在に挿
通させるボアが形成される。案内ロッド42Rの前方端
部はレンズ鏡筒17Rの取付台19Rの内側取付部即ち
側方ブロック部19R1に形成された孔43Rに挿通さ
せられて適宜固定保持され、一方案内ロッド42Rの後
方端部は固定板部材20Aの後方縁辺側に一体的に形成
された直立支持片44Rに形成された孔45Rに挿通さ
せられて適宜固定保持される。なお、図5では、直立支
持片44Rはその孔45Rが見えるように横断面で図示
され、また図1及び図3では、直立支持片44Rはその
孔45Rに案内ロッド42Rの後方端部を挿通させた状
態で図示されている。
【0031】同様に、左側マウント板30Lの右側縁辺
に沿って側壁38Lが設けられ、この側壁38Lの底部
側は肥大部40Lとして形成され、この肥大部40Lに
は案内ロッド42Lを摺動自在に挿通させるボアが形成
される。案内ロッド42Lの前方端部はレンズ鏡筒17
Lの取付台19Lの内側取付部即ち側方ブロック部19
1に形成された孔43Lに挿通させられて適宜固定保
持され、一方案内ロッド42Lの後方端部はスライド板
部材20Bの矩形状部22の後方縁辺側に一体的に形成
された直立支持片44Lに形成された孔45Lに挿通さ
せられて適宜固定保持される。なお、直立支持片44R
の場合と同様に、図5では、直立支持片44Lはその孔
45Lが見えるように横断面で図示され、また図1及び
図3では、直立支持片44Lはその孔45Lに案内ロッ
ド42Lの後方端部を挿通させた状態で図示されてい
る。
【0032】右側観察光学系12Rの対物レンズ系13
Rは右側マウント板30Rの前方側に配置されているの
で、右側マウント板30Rを案内ロッド42Rに沿って
前後に移動させることにより、対物レンズ系13Rと正
立プリズム系14Rとの距離が調節させられ、このため
右側観察光学系12Rの合焦動作が行われることにな
る。同様に、左側観察光学系12Lの対物レンズ系13
Lは左側マウント板30Lの前方側に配置されているの
で、左側マウント板30Lを案内ロッド42Lに沿って
前後に移動させることにより、対物レンズ系13Lと正
立プリズム系14Lとの距離が調節させられ、このため
左側観察光学系12Lの合焦動作が行われることにな
る。
【0033】右側マウント板30R及び左側マウント板
30Lをそれぞれの案内ロッド42R及び42Lに沿っ
て同期して移動させると共に右側マウント板30Rに対
する左側マウント板30Lの左右方向の移動を許容させ
るために、図6に最もよく示すように、右側マウント板
30R及び左側マウント板30Lは伸縮自在の連結手段
46によって互いに連結させられる。
【0034】詳述すると、本実施形態では、連結手段4
6は、右側マウント板30Rの側壁40Rの肥大部42
Rの前方端部から左方側に延びた横断面矩形状のロッド
部材46Aと、このロッド部材46Aを摺動自在に受け
入れる二股部材46Bとから成る。ロッド部材46A及
び二股部材46Bの長さについては、可動ケーシング部
分10Bが収納位置(図1及び図2)から最大引出し位
置(図3及び図4)まで引き出された際にもロッド部材
46Aと二股部材46Bとの摺動係合が維持される。か
くして、可動ケーシング部分10Bがケーシング本体部
分10Aに対してどのような引出し位置にあっても、右
側マウント板30R及び左側マウント板30Lはそれぞ
れの案内ロッド42R及び42Lに沿って同期して移動
することができる。なお、ロッド部材46Aには横断面
矩形状の孔47が形成されるが、この孔47の機能につ
いては後で説明する。
【0035】図8を参照すると、図1のVIII-VIII線に
沿って切断された縦断面図が示される。図2、図4及び
図8から明らかなように、ケーシング10内には内部フ
レーム構造48が設けられ、この内部フレーム48構造
はケーシング本体部分10Aと固定板部材20Aとに対
して適宜固定される。内部フレーム構造48は中央本体
部分48Cと、この中央本体部分48Cから右方に一体
的に張り出した右側翼状部分48Rと、この右側翼状部
分48Rの右縁辺に沿って一体的に吊下した吊下壁部分
48Sと、中央本体部分48Cから左方に一体的に張り
出した左側翼状部分48Lとから成る。
【0036】図8に示すように、中央本体部分48Cの
前方端部にはボア50が形成され、このボア50はケー
シング本体部分10Aの前方壁部に形成された円形窓5
1整列させられる。また、中央本体部分48Cには該ボ
ア50の後方側に略U字形横断面形状の窪み部52が形
成され、この窪み部52の底部には矩形状開口部54が
形成される。ケーシング本体部分10Aの頂部壁には窪
み部52を露出するようになった開口部が形成され、こ
の開口部は取外し自在の開閉板55によって閉鎖され
る。
【0037】開閉板55が取り外されている状態で窪み
部52内には筒状組立体56は組み付けられる。筒状組
立体56は転輪軸筒57と、この転輪軸筒57内に同心
状に配置されたレンズ鏡筒58とから成る。転輪軸筒5
7は窪み部52内で回転自在に保持され、一方レンズ鏡
筒58は後述するように非回転状態に維持されるが、し
かしその中心軸線に沿って移動自在とされる。筒状組立
体56の組付後、開閉板55は例えば窪み部52を塞ぐ
ようにねじ止めされる。転輪軸筒57にはその周囲拡張
部として転輪部60が形成され、この転輪部60は開閉
板55に形成された開口部62を通してケーシング本体
部分10の頂部壁で外部に露出させられる。
【0038】転輪軸筒57の周囲にはヘリコイドねじ6
4が切られ、このヘリコイドねじ64には環状体66が
螺着される。即ち、環状体66の内側壁面には転輪軸筒
57のヘリコイドねじ64に係合するようになった複数
の突起要素が等間隔に適宜配置され、環状体66はそれ
ら突起要素でもって転輪軸筒57のヘリコイドねじ64
に螺着される。環状体66の外周面の一部には平坦面が
形成され、この平坦面は開閉板55の内側壁面に摺動自
在に係合させられる。即ち、転輪軸筒57が回転させら
れたとき、環状体66はその平坦面と開閉板55の内側
壁面との係合のために転輪軸筒57と連れ回ることなく
非回転自体に維持される。かくして、転輪軸筒57が回
転させられると、環状体66はその内側壁面の突起要素
とヘリコイドねじねじ64との係合のために転輪軸筒5
7の長手方向中心軸線に沿って移動させられ、その移動
方向は転輪軸筒57の回転方向によって決まる。
【0039】環状体66には舌状片67が一体成形さ
れ、この舌状片67は該環状体66の平坦面に対して直
径方向に位置される。図8に最もよく図示するように、
内部フレーム構造48の中央本体部分48Cの矩形状開
口部54から突出させられて連結手段47のロッド部材
46Aの孔47に挿入させられる。従って、撮影機能付
双眼鏡の観察者が例えば人指し指によって転輪部60の
露出部に触れて転輪軸筒57が回転させられると、環状
体66は上述したように転輪軸筒57の転輪軸筒57の
長手方向中心軸線に沿って移動させられ、かくしてマウ
ント板30R及び30Lが一対の観察光学系12R及び
12Lの光軸に沿って移動させられることになる。要す
るに、転輪部60の回転運動が各観察光学系(12R、
12L)の正立プリズム系(14R、14L)と接眼レ
ンズ系(15R、15L)との直線運動に変換させら
れ、これにより該観察光学系(12R、12L)の合焦
が行われることとなる。
【0040】本実施形態では、各観察光学系12R及び
12Lについては、例えば、正立プリズム系(14R、
14L)と接眼レンズ系(15R、15L)とがその対
物レンズ系(13R、13L)に最も接近したときに40
メール先から無限遠までの観察対象物の合焦が得られる
ようなレンズ設計とされ、2メートル先から40メートル
先までの観察対象物を観察するとき、転輪部60の回転
により正立プリズム系と接眼レンズ系とを対物レンズ系
から引き離して観察対象物の合焦が行われる。勿論、正
立プリズム系がそれぞれ対物レンズ系から最大距離まで
引き離されたとき、2メートル先の観察対象物について
合焦が得られることになる。
【0041】転輪軸筒57内に同心状に配置されたレン
ズ鏡筒58内には撮影光学系68が保持され、この撮影
光学系68は第1のレンズ群68Aと第2のレンズ群6
8Bとから構成される。一方、ケーシング本体部分10
Aの後方側壁部の内側壁面には回路基板70が取り付け
られ、この回路基板70上には固体撮像素子例えばCC
D(charge-coupled device)撮像素子72が搭載され、
このCCD撮像素子72はその受光面が撮影光学系68
と整列するように配置される。内部フレーム構造48の
中央本体部分48Cの後方側端部には撮影光学系68の
光軸に沿って整列させられた開口部が形成され、この開
口部には光学的ローパスフィルタ74が装着される。要
するに、本実施形態では、撮影機能付双眼鏡には所謂デ
ジタルカメラとしての撮影機能が与えられ、被写体は撮
影光学系68によって光学的ローパスフィルタ74を通
してCCD撮像素子72の受光面に結像させられる。
【0042】図1ないし図4では、撮影光学系68の光
軸は参照符号OSで示され、また右側及び左側観察光学
系12R及び12Lのそれぞれの光軸が参照符号OR及
びOLで示される。勿論、右側及び左側観察光学系12
R及び12Lの光軸OR及びOLは互いに平行であり、
しかも撮影光学系68の光軸OSとも平行である。図2
及び図4に示すように、右側及び左側観察光学系12R
及び12Lの光軸OR及びOLはいずれも撮影光学系6
8の光軸OSに平行な平面P内にあり、右側及び左側観
察光学系12R及び12Lは該平面Pに対して平行に移
動することによりその光軸間距離即ち眼幅の調節がなさ
れる。
【0043】ところで、撮影光学系68が適当な距離の
近景被写体から無限遠の遠景被写体までの合焦が得られ
るようなレンズ設計とされ、しかもその合焦可能範囲内
だけで撮影を行うことが前提とされている場合には、レ
ンズ鏡筒58に合焦機構を組み込むことは必要とされな
い。しかしながら、本発明による撮影機能付双眼鏡を通
常のデジタルカメラの場合と同様に、例えば2メール先
の近景被写体についても撮影することが望まれる場合に
は、レンズ鏡筒58にも合焦機構を組み込むことが必要
となる。
【0044】そこで、本実施形態では、転輪軸筒57の
内周壁面には雌ねじが形成され、一方レンズ鏡筒58の
外周壁面には雄ねじが形成され、これによりレンズ鏡筒
58は転輪軸筒57内で螺着される。レンズ鏡筒58の
前方端部はボア50内に挿入させられ、該前方端部の底
部側には図8に示すようにキー溝76が形成され、キー
溝76はレンズ鏡筒58の前方端縁からその長手軸線方
向に沿って所定長さだけ延びる。一方、内部フレーム構
造48の前方側端部の底部には孔が形成され、該孔には
キー溝76に係合するようになったピン要素78が植設
される。要するに、キー溝76とピン要素78との係合
により、レンズ鏡筒58の回転が阻止される。
【0045】かくして、転輪軸筒57がその転輪部60
の操作により回転させられると、レンズ鏡筒58はその
光軸に沿って移動させられる。即ち、転輪軸筒57の内
周壁面に形成された雌ねじとレンズ鏡筒58の外周壁面
に形成された雄ねじとは該転輪軸筒57の回転運動をレ
ンズ鏡筒58の直線運動に変換するための運動変換機能
を形成し、この運動変換機構はレンズ鏡筒58の合焦機
構として機能させられる。
【0046】転輪軸筒57の外周壁面に形成されるヘリ
コイドねじ64とその内周壁面に形成される雌ねじとは
互いに逆向きとされ、このため転輪軸筒57が光学プリ
ズム系(14R、14L)と接眼レンズ系(15R、1
5L)とをそれぞれ対物レンズ系(13R、13L)か
ら引き離すように回転させられたとき、レンズ鏡筒58
はCCD撮像素子72から遠のくように移動させられ、
かくして上述の合焦可能範囲から外れた前景被写体がC
CD撮像素子72の受光面に合焦された状態で結像され
る。勿論、転輪軸筒57の外周壁面のヘリコイドねじ6
4のピッチ及びその内周壁面の雌ねじのピッチのそれぞ
れについては、一対の観察光学系12R及び12Lの光
学特性及び撮影光学系68の光学特性に応じて異なった
ものとされる。
【0047】図1ないし図4に示すように、ケーシング
本体部分10Aの右側端部内には電源回路基板80が設
けられ、この電源回路基板80はケーシング本体部分1
0Aに対して適宜保持される。図示はされないが、電源
回路基板80には変圧トランス等が搭載されるためにそ
の全体重量は比較的重いものとなる。図2、図4及び図
8に示すように、ケーシング本体部分10Aの底部壁と
光学系搭載板20との間には主制御回路基板82が設け
られ、この主制御回路基板82はケーシング本体部分1
0Aの底部壁によって適宜支持される。主制御回路基板
82にはマイクロコンピュータやメモリ等の電子部品が
搭載され、CCD搭載用回路基板70及び電源回路基板
80は平坦なフレキシブル配線コード(図示されない)
を介して主制御回路基板82に適宜接続される。
【0048】本実施形態では、図2、図4及び図8に示
すように、ケーシング本体部分10Aの頂部壁の外側壁
面にはLCD(liquid crystal display)表示器84が配
置され、このLCD表示84は平坦な矩形状を呈する。
LCD表示器84はその一方の対向側辺が撮影光学系6
8の光軸に対して直角となるように配置され、しかもそ
の前方側縁辺に沿う回動軸86のまわりで回動自在とさ
れる。LCD表示器84は通常は図8に実線で示す収納
位置に置かれ、このときLCD表示器84の液晶表示画
面はケーシング本体部分10Aの頂部壁の上側壁面に対
して直接対向しかつ平行となるような姿勢とされるの
で、その液晶表示画面は見ることはできない。CCD撮
像素子72によって撮影作動が行われるとき、LCD表
示器84はその収納位置から図8で破線で部分的に示す
ような表示位置まで手動操作により回動させられ、この
ときLCD表示器84の液晶表示画面が接眼レンズ系1
5R及び15Lの側から見ることができるようになって
いる。
【0049】先に述べたように、可動ケーシング部分1
0Bの左側端部内は仕切り壁29によって仕切られ、そ
の内部はバッテリ充填室88として使用される。図2及
び図4に示すように、バッテリ充填室88の底部側には
開閉蓋90が設けられ、この開閉蓋90を開けることに
より、バッテリ充填室88へのバッテリ92の充填或い
はそこからのバッテリ92の取出しが行われる。なお、
開閉蓋90は可動ケーシング部分10Bの一部を成し、
適当な係止手段によって図2及び図4に示すような閉鎖
位置に保持される。
【0050】上述したように、電源回路基板80は比較
的重量のあるものであり、これに対してバッテリ92自
体も比較的重量のあるものである。本実施形態では、こ
のように比較的重量のある2つのものがケーシング10
の両端側にそれぞれ配置されるので、撮影機能付双眼鏡
の全体の重量バランスが良好なものとなる。
【0051】図1及び図3に図示するように、バッテリ
充填室88には2つの電極板94及び96が前後方向に
設けられ、2つのバッテリ92は2つの電極板94及び
96間で交互に充填されて直列に配置される。電極板9
4はフレーム接地され、一方電極板96はバッテリ92
から電源回路基板80への給電のために適当な電源ケー
シング(図示されない)を介して電源回路基板80に接
続される。電源回路基板80はCCD搭載用回路基板7
0上のCCD撮像素子72、主制御回路基板82上のマ
イクロコンピュータやメモリ等の電子部品及びLCD表
示器84のそれぞれに対して所定の電圧で給電を行う。
【0052】図1ないし図4に示すように、電源回路基
板82には適当な外部接続コネクタとして例えばビデオ
出力端子コネクタ出力102を設けることが可能であ
り、ビデオ出力端子コネクタ102に外部コネクタを接
続させるためにケーシング本体部分10Aの前方壁部に
は孔104が形成される。また、図2及び図3に示すよ
うに、ケーシング本体部分10Aの底部には主制御回路
基板84の下側にCFカードホルダ106を設けてもよ
く、このCFカードホルダ106にはCFカードがメモ
リカードとして抜差し自在に挿入し得るようになってい
る。
【0053】本実施形態では、ケーシング10のケーシ
ング本体部分10A及び可動ケーシング部分10Bは共
に補強材として例えばカーボン繊維を含む強化プラスチ
ック材料から成形される。ケーシング本体部分10Aは
2つの部品、即ち頂部側部品10A1と底部側部品10
2とを互いに継ぎ合わせることによって構成され、図
2、図4及び図8では、頂部側部品10A1と底部側部品1
0A2との継合わせ目が参照符号108によって示され
る。要するに、頂部側部品10A1及び底部側部品10
2はそれぞれ強化プラスチック材料から一体成形品と
して形成された後に適当な接着剤で継ぎ合わせられ、こ
れによりケーシング本体部品10Aが得られる。
【0054】図9を参照すると、ケーシング本体部分1
0Aの底部側部品10A2が平面図として示され、図1
0には図9のX-X線に沿う横断面図が示される。
【0055】底部側部品10A2には矩形状窪み部11
0が設けられ、この矩形状窪み部110内にはその中央
からやや右寄りにしかもその前方縁辺に接近してねじ孔
形成部112が一体的に成形される。ねじ孔形成部11
2は横断面円形の肉厚部として形成され、その肉厚部即
ちねじ孔形成部112には図10に示すように底部側部
品10A2の外側底壁面からねじ孔114が形成され
る。ねじ孔形成部112はそのねじ孔114でもって三
脚の雲台のねじに螺着されるようになっている。ねじ孔
形成部112の頂部には柱状要素116が一体的に成形
され、その柱状要素116の先端からは突起部118が
突出させられる。また、矩形状窪み部110内にはねじ
孔形成部112から後方側に所定距離だけ隔てられた箇
所に柱状要素120が一体的に成形され、この柱状要素
120の先端からは突起部122が突出させられる。
【0056】本実施形態では、ねじ孔形成部112の中
心軸線は撮影光学系68の光軸と直交し、柱状要素11
6及び120は撮影光学系68の光軸に沿ってその直下
に配置される。また、図10から明らかなように、突起
部118及び122は矩形状窪み部110の底面から同
じ高さレベルに位置させられる。
【0057】上述したように、ねじ孔形成部112及び
柱状要素120は矩形状窪み部110と一体的に成形さ
れるが、矩形状窪み部110に対するねじ孔形成部11
2と柱状要素120との接続箇所の補強のために該矩形
状窪み部110の底部には複数の補強リブ1241ない
し補強リブ1248が一体的に成形される。図9から明
らかなように、補強リブ1241はねじ孔形成部112
及び柱状要素120の双方中心を通過するように前後方
向に延在し、補強リブ1242はねじ孔形成部112の
右側を通過するように補強リブ1241の右側に沿って
平行に延在する。また、補強リブ1243は補強リブ1
242から左側に突出しかつ補強リブ124 1と直交する
ように延在し、補強リブ1244ないし1248はねじ孔
形成部112から放射状に延在する。
【0058】図8に最もよく図示するように、撮影機能
付双眼鏡が組み立てられたとき、ねじ孔形成部112の
柱状要素116は主制御回路基板82に形成された貫通
孔126を挿通させられ、その突起部118は固定板部
材20Aに形成された係止孔孔128に嵌合させられて
係止される。また、柱状要素120は主制御回路基板8
2に形成された貫通孔130を挿通させられ、その突起
部122は固定板部材20Aに形成された係止孔132
に嵌合させられて係止される。
【0059】かくして、撮影機能付双眼鏡を三脚の雲台
上に設置するとき、ねじ孔形成部112がそのねじ孔1
14でもって該雲台のねじに螺着されて締め付けられる
ことになるが、このとき該ねじ孔形成部112に必要以
上の大きな回転締付け力が及ぼされたとしても、そのよ
うな大きな回転締付け力は固定板部材20Aに係止され
た柱状要素116及び120によって受け止められるの
で、ケーシング本体部分10Aの底部での過剰な歪み応
力の発生が阻止され得る。換言すれば、撮影機能付双眼
鏡の全体の軽量化のために、ケーシング本体部分10A
の壁厚が比較的薄くされていても、ねじ孔形成部112
に及ぼされ得る必要以上の大きな回転締付け力によって
ケーシング本体部分10Aが変形されるというような事
態は回避され得る。
【0060】なお、図2及び図4から明らかなように、
矩形状窪み部110の右側領域、即ち補強リブ1242
から右側の領域はCFカードホルダ106の収納のため
に用いられる。
【0061】上述の実施形態では、光学装置の一例とし
て、撮影機能付双眼鏡が取り上げられたが、その他の光
学装置、例えばデジタルカメラにも本発明を適用するこ
とが可能である。また、上述の実施形態では、ケーシン
グ本体部分10Aはねじ孔形成部112の柱状要素11
6と柱状要素120との二箇所で固定板部材20Aに対
して係止されるが、必要に応じて、その他の箇所にも柱
状要素を設けて、固定板部材20Aに対するケーシング
本体部分10Aの固定を三箇所以上で行うこともでき
る。
【0062】
【発明の効果】以上の記載から明らかなように、本発明
による光学装置にあっては、三脚の雲台上への設置時、
そのケーシング底部のねじ孔形成部に及ぼされ得る必要
以上の大きな回転締付け力については、ねじ孔形成部と
ケーシングの底部の少なくとも一箇所とで該ケーシング
を光学搭載板に対して係止することにより受け止められ
るので、ケーシングでの過剰な歪み応力の発生が阻止さ
れ、このためケーシングの壁厚については従来の場合よ
りも薄くすることが可能であり、その結果として、光学
装置の全体の軽量化に寄与し得ることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光学装置の一実施形態を示す水平
面断面図であって、その可動ケーシング部分を収納位置
で示す図である。
【図2】図1のII-II線に沿う断面図である。
【図3】図1と同様な水平断面図であって、可動ケーシ
ング部分を最大引出し位置で示す図である。
【図4】図2の同様な断面図であって、可動ケーシング
部分を最大引出し位置で示す図である。
【図5】図1の光学装置のケーシング内に設けられる光
学系搭載板の平面図である。
【図6】図5に示す光学系搭載板上に設置される右側マ
ウント板及び左側マウント板の平面図である。
【図7】図6のVII-VII線に沿う矢視立面図であって、
そこに描かれた光学系搭載板を図5のVII-VII線に沿う
断面図として示す図である。
【図8】図1のVIII-VIII線に沿う縦断面図である。
【図9】図1の光学装置のケーシング本体部分の構成部
品の1つである底部側部品を示す平面図である。
【図10】図9のX-X線に沿う横断面図である。
【符号の説明】
10 ケーシング 10A ケーシング本体部分 10A1 頂部側部品 10A2 底部側部品 10B 可動ケーシング部分 12R 右側観察光学系 12L 左側観察光学系 20 光学系搭載板 20A 固定板部材 20B スライド板部材 30R 右側マウント板 30L 左側マウント板 46 連結手段 46A ロッド部材 46B 二股部材 48 内部フレーム構造 48C 中央本体部分 52 窪み部 55 開閉板 56 筒状組立体 57 転輪軸筒 58 レンズ鏡筒 60 転輪部 66 環状体 68 撮影光学系 70 CCD搭載用回路基板 72 CCD撮像素子 74 光学的ローパスフィルタ 80 電源回路基板 82 主制御回路基板 84 LCD表示器 110 矩形状窪み部 112 ねじ孔形成部 114 ねじ孔 116 柱状要素 118 突起部 120 柱状要素 122 突起部 1241〜1248 補強リブ 126 貫通孔 128 係止孔 130 貫通孔132 係止孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 舩津 剛治 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 Fターム(参考) 2H039 AA04 AB12 AB14 AB22 AB41 AB42 AB52 AC04 2H044 CA04

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 適当な光学系を搭載する光学系搭載板
    と、この光学系搭載板を収容するケーシングとを具備
    し、前記ケーシングの底部には雲台のねじに螺着される
    ようになったねじ孔形成部が設けられている光学装置に
    おいて、 前記ねじ孔形成部が前記雲台のねじに螺着して締め付け
    られる際に該ねじ孔形成部に及ぼされる回転締付け力に
    対抗するように該ねじ孔形成部と該ケーシングの底部の
    少なくとも一箇所とが前記光学系搭載板に対して係止さ
    れていることを特徴とする光学装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光学装置において、前
    記ねじ孔形成部に第1の柱状要素が設けられ、前記ケー
    シングの底部の内側には前記第1の柱状要素から所定距
    離離れた箇所に第2の柱状要素が設けられ、前記第1及
    び第2の柱状要素の先端が前記光学系搭載板に係止させ
    られることを特徴とする光学装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の光学装置において、前
    記ケーシングが強化プラスチック材料から成形された成
    形品として構成され、前記ねじ孔形成部と前記第1及び
    第2の柱状要素とが前記ケーシングと一体成形されるこ
    とを特徴とする光学装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3に記載の光学装置にお
    いて、前記第1及び第2の柱状要素の先端のそれぞれに
    突起部が突出させられ、これら突起部の各々が前記光学
    系搭載板に形成された孔に嵌合させられて係止されるこ
    とを特徴とする光学装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から4までのいずれか1項に記
    載の光学装置において、前記第1の柱状要素の突起部の
    中心が前記ねじ孔形成部のねじ孔の中心軸線に一致させ
    られることを特徴とする光学装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から5までのいずれか1項に記
    載の光学装置において、双眼鏡としての機能を与えるべ
    く前記光学系搭載板には一対の観察光学系が搭載される
    ことを特徴とする光学装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の光学装置において、前
    記ケーシングがケーシング本体部分と、このケーシング
    本体部分に対して相対的に伸縮し得るように該ケーシン
    グ本体部分に係合させられた可動ケーシング部分とから
    成り、前記光学系搭載板が前記ケーシング本体部分側に
    固定された第1の板部材と、前記可動ケーシング部分側
    に固定された第2の板部材とから成り、前記一対の観察
    光学系の一方が前記第1の板部材上に搭載され、その他
    方の観察光学系が前記第2の板部材上に搭載され、前記
    ケーシング本体部分に対する前記可動ケーシング部分の
    相対移動により、前記一対の観察光学系の光軸間距離が
    調節され、前記ねじ形成部が前記ケーシング本体部分側
    に設けられることを特徴とする光学装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の光学装置において、前
    記一対の観察光学系の光軸が所定の平面内で移動するよ
    うな態様で前記可動ケーシング部分が前記ケーシング本
    体部分に対して相対的に平行移動させられ、これにより
    該一対の観察光学系の光軸間距離の調節が行われること
    を特徴とする光学装置。
  9. 【請求項9】 請求項7または8に記載の光学装置にお
    いて、前記一対の観察光学系に合焦機能の与えるため
    に、各観察光学系が該当板部材上の固定位置に設置され
    た第1の光学系部分と、この第1の光学系部分に対して
    該観察光学系の光軸に沿って該当板部材上で移動自在と
    なった第2の光学系部分とから成ることを特徴とする光
    学装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の光学装置において、
    前記一対の観察光学系の合焦のために、前記ケーシング
    本体部分側には、前記第1の光学系部分に対する前記第
    2の光学系部分の移動を生じさせるための合焦機構と、
    この合焦機構を手動操作するための転輪部とが設けられ
    ることを特徴とする光学装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の光学装置におい
    て、前記転輪部が転輪軸筒の周囲拡張部として一体的に
    形成され、前記合焦機構が前記転輪部の回転運動を前記
    第1の光学系部分に対する前記第2の光学系部分の移動
    に変換する運動変換機構として構成されることを特徴と
    する光学装置。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の光学装置におい
    て、前記転輪軸筒内には撮影光学系が設置されることを
    特徴とする光学装置。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の光学装置におい
    て、前記転輪軸筒内には前記撮影光学系を収容するレン
    ズ鏡筒が該撮影光学系の合焦のためにその光軸に沿って
    移動自在に設けられ、前記転輪軸筒と前記レンズ鏡筒と
    の間には該転輪軸筒の回転運動を前記撮影光学系の光軸
    に沿う前記レンズ鏡筒の移動に変換するための合焦機構
    が設けられることを特徴とする光学装置。
  14. 【請求項14】 請求項12に記載の光学装置におい
    て、前記ねじ孔形成部がそのねじ孔の中心軸線を前記撮
    影光学系の光軸と直交させるように配置されることを特
    徴とする光学装置。
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