JP2003298912A - 電子制御回路基板を有する携帯型光学装置 - Google Patents

電子制御回路基板を有する携帯型光学装置

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JP2003298912A JP2002102396A JP2002102396A JP2003298912A JP 2003298912 A JP2003298912 A JP 2003298912A JP 2002102396 A JP2002102396 A JP 2002102396A JP 2002102396 A JP2002102396 A JP 2002102396A JP 2003298912 A JP2003298912 A JP 2003298912A
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Masami Shirai
雅実 白井
Koji Funatsu
剛治 舩津
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内部主フレーム、光学系搭載板及び電子制御
回路基板を具備する光学装置であって、できるだけ多く
の部品や部品ユニットを内部主フレームに直接取り付け
得るように光学系搭載板及び電子制御回路基板について
の内部主フレームに対する取付配置を工夫した携帯型光
学装置を提供する。 【解決手段】 携帯型光学装置は内部主フレーム10
と、光学系搭載板12と、電子主制御回路基板14とを
具備する。内部主フレームには、光学系搭載板を支持す
るための第1の支持手段(241、242、243、2
4)と、電子制御回路基板を支持するための第2の支
持手段(281、282、283、284)とが設けられ、
第1及び第2の支持手段が光学系搭載板を内部主フレー
ムと電子制御回路基板との間に配置させるように構成さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光学装置に関し、詳
しくは電子制御回路基板を有する携帯型光学装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】上述したような携帯型光学装置の一例と
しては、固体撮像素子を搭載した所謂デジタルカメラや
ビデオカメラ或いは自動焦点機構を持つ単眼鏡や双眼鏡
等が挙げられる。
【0003】このような光学装置のケーシング内には、
内部主フレームや種々の部品や部品ユニット、電子回路
基板などが収納されていて、内部主フレームに或る部品
若しくは部品ユニットを取り付け、その部品若しくは部
品ユニットにその他の部品や部品ユニットを取り付ける
ということが行われている。このような場合には、個々
の部品や部品ユニットの取付誤差が累積して、多くの部
品や部品ユニットの取付精度が悪くなるだけでなく、そ
の全体構造の強度も低下し得る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように部品や部品
ユニットに対しその他の部品や部品ユニットを取り付け
ざるを得ない状況に追い込まれる要因としては、比較的
大きな寸法形状を持つ部品、例えば、撮影光学系や観察
光学系を搭載するための光学系搭載板や電子主制御回路
基板等についての内部主フレームに対する取付配置の問
題が挙げられる。このような大きな寸法形状の取付配置
を誤ると、ある種の部品や部品ユニットについての内部
主フレームに対する直接取付が困難若しくは不可能とな
る。
【0005】特に、眼幅調整のためにケーシングをスラ
イドさせるようになったスライド式双眼鏡にあっては、
一対の観察光学系を搭載する光学系搭載板は互いに相対
的に移動し得るようになった2つのスライド板から構成
されるためにその光学系搭載板の構成は複雑化するの
で、内部主フレームにできるだけ多くの部品や部品ユニ
ットを内部主フレームに直接取り付け得るようにするた
めには、該光学系搭載板についての内部主フレームに対
する取付配置は電子主制御回路基板の取付配置との関連
において工夫することが必要となる。
【0006】従って、本発明の目的は、上述したような
タイプの光学装置であって、できるだけ多くの部品や部
品ユニットが内部主フレームに直接取り付け得るように
光学系搭載板及び電子主制御回路基板についての内部主
フレームに対する取付配置を工夫した光学装置を提供す
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による携帯型光学
装置は、内部主フレームと、光学系搭載板と、電子制御
回路基板とを具備して成る。本発明によれば、このよう
な携帯型光学装置において、内部主フレームには、光学
系搭載板を支持するための第1の支持手段と、電子制御
回路基板を支持するための第2の支持手段とが設けら
れ、第1及び第2の支持手段は光学系搭載板を内部主フ
レームと電子制御回路基板との間に配置させるように構
成される。
【0008】好ましい実施形態では、第1及び第2の支
持手段のそれぞれは内部主フレームから光学系搭載板お
よび制御回路基板の厚み方向に延びた複数の柱状要素か
ら成り、第2の支持手段の柱状要素の端面は内部主フレ
ームから電子制御回路基板に向かって光学系搭載板を越
えた箇所に位置させられる。各柱状要素の端面にはねじ
孔が形成され、光学系搭載板には第1の支持手段の柱状
要素のそれぞれのねじ孔に対応したねじ挿通孔が形成さ
れ、電子制御回路基板には第2の支持手段の柱状要素の
それぞれのねじ孔に対応したねじ挿通孔が形成される。
各ねじ挿通孔に止めねじを通してその該当ねじ孔に螺着
させることにより、内部主フレームに対する光学系搭載
板と電子制御回路基板とが互いに平行に取付られる。
【0009】また、好ましい実施形態では、内部主フレ
ームは中央本体部分と、この中央本体部分の少なくとも
一方の側辺から光学系搭載板と略平行な方向へ延びる翼
状部分と、この翼状部分の縁辺から屈曲して形成された
壁部分とから成る。第1の支持手段の柱状要素は中央本
体部分から延び、第2の支持手段の柱状要素の一部は中
央本体部分から延びる。第2の支持手段の柱状要素は光
学系搭載板の周囲縁の外側に配置されてもよいし、或い
は第2の支持手段の柱状要素の少なくとも一部が光学系
搭載板を貫通させられてもよい。
【0010】本発明による携帯型光学装置については双
眼鏡として構成することが可能であり、この場合には、
光学系搭載板には一対の観察光学系が搭載される。この
ような双眼鏡に眼幅調整機能を与える場合には、光学系
搭載板は互いに相対的に移動可能な2つの板部材から構
成され、一対の観察光学系の一方が該板部材の一方に搭
載され、その他方の観察光学系が他方の板部材に搭載さ
れる。2つの板部材の相対的移動により、一対の観察光
学系の光軸間距離即ち眼幅が調整されることになる。
【0011】また、一対の観察光学系に合焦機能を与え
ることも可能であり、この場合には、各観察光学系の一
部がその他の部分に対して相対的に移動可能とされる。
好ましくは、内部主フレームには転輪軸が回転自在に保
持され、転輪軸の回転運動を観察光学系の一部の合焦運
動に変換するための運動変換機構が該転輪軸と該観察光
学系の一部との間に設けられる。
【0012】本発明による携帯型光学装置が双眼鏡とし
て構成されるとき、その双眼鏡に撮影機能を付与するこ
ともできる。この場合には、好ましくは、転輪軸が転輪
軸筒として構成され、この転輪軸筒内に撮影光学系が設
置される。撮影機能付双眼鏡の好ましい実施形態では、
撮影光学系は転輪軸筒内に配置されたレンズ鏡筒内に設
置され、撮影光学系に合焦を行わせるべく転輪軸筒の回
転運動をレンズ鏡筒の合焦運動に変換させるための運動
変換機構が転輪軸筒とレンズ鏡筒との間に設けられる。
また、好ましくは、内部主フレームの中央本体部分には
転輪軸筒とレンズ鏡筒とから成る筒状組立体を収容する
ための略U字形窪み部が形成される。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して、本発
明による携帯型光学装置の一実施形態について説明す
る。なお、本実施形態においては、本発明による携帯型
光学装置は撮影機能付双眼鏡として構成される。
【0014】先ず、図1を参照すると、撮影機能付双眼
鏡の内部主フレームが参照符号10で全体的に示され、
この内部主フレーム10には光学系搭載板12、電子主
制御回路基板14及び電源回路基板16が直接取り付け
られるようになっている。図2を参照すると、光学系搭
載板12、電子主制御回路基板14及び電源回路基板1
6が内部主フレーム10に取り付けられた状態で示され
る。
【0015】内部主フレーム10に光学系搭載板12、
電子主制御回路基板14、電源回路基板16及びその他
の部品や部品ユニット(図2では図示されない)が取り
付けられた後、その全体の組立体は撮影機能付双眼鏡の
ケーシング内に収容される。図2では、ケーシングが想
像線(二点鎖線)で描かれ、参照符号18で全体的に示
されている。ケーシング18は略直方形を呈し、図2で
は、その横断面形状の輪郭が想像線で表されている。
【0016】ケーシング18はケーシング本体部分18
Aと可動ケーシング部分18Bとから構成され、可動ケ
ーシング部分18Bはケーシング本体部分18Aから左
方側(図2において)に引き出し得るように該ケーシン
グ本体部分18Aに対して摺動自在に係合させられる。
即ち、可動ケーシング部分18Bは、図2に示す収納位
置と、そこから左方側に引き出された最大引出し位置と
の間で左右方向に移動自在とされる。可動ケーシング部
分18Bとケーシング本体部分18Aとの間の摺動係合
面には或る程度の摩擦力が働くようになっており、この
ためケーシング本体部分18Aに対して可動ケーシング
部分18Bを移動させる際には双方の部分18A及び1
8B間に所定以上の引出し力或いは押込み力を及ぼすこ
とが必要となる。要するに、可動ケーシング部分18B
はその収納位置(図2)と最大引出し位置との間の任意
の位置で摩擦力で留めておくことが可能である。
【0017】図3を参照すると、内部主フレーム10が
平面図として図示され、図4には内部主フレーム10が
底面図として底面図が示される。
【0018】内部主フレーム10は、中央本体部分10
Cと、この中央本体部分10Cから右方に一体的に張り
出した右側翼状部分10Rと、この右側翼状部分10R
の右縁辺から屈曲して吊下された吊下壁部分10Sと、
中央本体部分10Cから左方に一体的に張り出した左側
翼状部分10Lとから成る。内部主フレーム10自体は
適当な軽量合金材料或いは適当な硬質合成樹脂材料等か
ら形成され得る。図1、図2及び図3から明らかなよう
に、中央本体部分10Cには略U字形横断面形状の窪み
部20が形成され、この窪み部20内には筒状組立体2
2が収容される。なお、筒状組立体22については後で
詳しく説明する。
【0019】図4に最もよく図示するように、内部主フ
レーム10の中央本体部分10Cの底部には4本の柱状
要素241、242、243及び244が一体的に形成さ
れ、これら柱状要素241、242、243及び244は該
底部から同じ長さで吊下させられ、各柱状要素の端面に
はねじ孔26が形成される。柱状要素241及び242
中央本体部分10Cの長手軸線方向に沿って整列させら
れ、同様に柱状要素24 3及び244も該長手軸線方向に
沿って整列させられる。4本の柱状要素241、242
243及び244は光学系搭載板12を吊下支持するため
に使用されるが、その詳細については後で詳しく説明す
る。要するに、柱状要素241、242、243及び244
は光学系搭載板12に対する吊下支持手段として機能す
る。
【0020】また、中央本体部分10Cの底部には2つ
の柱状要素281及び282が一体的に形成され、これら
柱状要素281及び282は同じ長さで該底部から吊下さ
せられる。柱状要素281及び282はそれぞれ柱状要素
241及び242に隣接して配置され、しかも中央本体部
分10Cの長手軸線方向に沿って整列させられる。柱状
要素281及び282は柱状要素241及び242よりも長
く、このため内部主フレーム10、光学系搭載板12及
び電子主制御回路基板16が図2に示すように組み立て
られたとき、柱状要素281及び282の端面は内部主フ
レーム10から電子主制御回路基板14に向かって光学
系搭載板12を越えた箇所に位置させられる。
【0021】一方、内部主フレーム10の吊下壁部分1
0Sの下端縁辺には2つの柱状要素283及び284が一
体的に形成され、これら柱状要素283及び284は該下
端縁辺から同じ長さで吊下させられ、それら端面は柱状
要素281及び282の端面によって決定される平面内に
含まれる。かくして、内部主フレーム10、光学系搭載
板12及び電子主制御回路基板16が図2に示すように
組み立てられたときには、柱状要素281及び282の場
合と同様に、柱状要素283及び284の端面も内部主フ
レームから電子主制御回路基板14に向かって光学系搭
載板を越えた箇所に位置させられる。
【0022】柱状要素281、282、283及び284
各々の端面にはねじ孔30が形成され、電子主制御回路
基板14には柱状要素281、282、283及び284
配置に対応した箇所にねじ挿通孔が形成される。図2に
示すように、それらねじ挿通孔に止めねじ32を挿通さ
せてその該当ねじ孔30に螺着することにより、電子主
制御回路基板14は柱状要素281、282、283及び
284でもって内部主フレーム10から吊下支持され、
このとき光学系搭載板12と電子主制御回路基板14、
内部主フレーム10の両側翼状部分10R、10Lとは
互いに略平行となる。
【0023】図1ないし図4から明らかなように、内部
主フレーム10の吊下壁部分10Sには2つの短軸要素
341及び342が一体的に形成され、これら短軸要素3
1及び342は吊下壁部分10Sの上方縁辺の両端側か
ら同じ長さで延びる。短軸要素341及び342は中央本
体部分10Cの長手軸線方向に沿って互いに整列させら
れ、電源回路基板16を取付支持するために使用され
る。即ち、端軸要素341及び342の各々の端面にはね
じ孔36が形成され、電源回路基板16には端軸要素3
1及び342の配置に対応した箇所にねじ挿通孔が形成
される。図2に示すように、それらねじ挿通孔に止めね
じ38を挿通させてその該当ねじ孔36に螺着すること
により、電源回路基板16は柱状要素341及び342
もって吊下壁部16の側面に取付支持される。
【0024】図5に示すように、本実施形態では、光学
系搭載板12は矩形状板部材12Aと、この矩形状板1
2A上に摺動自在に配置されたスライド板部材12Bと
から構成され、スライド板部材12Bは矩形状板部材1
2Aとほぼ同じ幅の矩形状部12B1と、矩形状部12
1から右方側(図5において)に一体的に延在した延
在部12B2とから成る。矩形状板部材12Aには4つ
のねじ挿通孔40が形成され、これらねじ挿通孔40は
上述した柱状要素241、242、243及び244の配置
に対応して配置される。即ち、図2に示すように、各ね
じ挿通孔40に止めねじ42を挿通させてその該当ねじ
孔26に螺着することにより、光学系搭載板12は柱状
要素柱状要素241、242、243及び244でもって内
部主フレーム10の中央本体部分10Cから吊下支持さ
れる。
【0025】矩形状板部材12Aはケーシング本体部分
18Aに対して固着され、このような固着のために、矩
形状板部材12Aの上側縁辺(図5において)からは張
出し部44が延在し、そこには直立取付片46が折曲げ
加工される。図5では、直立取付片46は横断面で図示
され、そこには2つの貫通孔481及び482が形成され
る。また、矩形状板部材12Aの下側縁(図5におい
て)からも張出し部50が延在し、そこには直立取付片
52が折曲げ加工される。直立取付片52も横断面で図
示され、そこには貫通孔54が形成される。要するに、
双方の直立取付片46及び52のそれぞれの貫通孔48
1及び54に止めねじ(図示されない)を挿通させてケ
ーシング本体部分18A側に螺着させることにより、ケ
ーシング本体部分18Aに対する矩形状板部材12Aの
固着が行われる。なお、直立取付片46のもう一方の貫
通孔482については後述するように別の目的で使用さ
れる。
【0026】スライド板部材12Bは可動ケーシング部
分18Bに対して固着され、このような固着のために、
スライド板部材12Bの矩形状部12B1の左側上隅
(図5において)からは張出し部56が延在し、そこに
は直立取付片58が折曲げ加工される。図5では、直立
取付片58は横断面で図示され、そこには貫通孔60が
形成される。また、スライド板部材12Bの矩形状部1
2B1の上側縁(図3において)からも張出し部62が
延在し、そこには直立取付片64が折曲げ加工される。
直立取付片64も横断面で図示され、そこには貫通孔6
1及び662が形成される。要するに、双方の直立取付
片58及び64のそれぞれの貫通孔60及び661に止
めねじ(図示されない)を挿通させて可動ケーシング部
分18B側に螺着させることにより、可動ケーシング部
分18Bに対するスライド板部材12Bの固着が行われ
る。なお、直立取付片64のもう一方の貫通孔662
後述するように別の目的で使用される。
【0027】スライド板部材12Bの矩形状部12B1
には2つの案内スロット681が形成され、またその延
在部12B2には1つの案内スロット681が形成され、
これら案内スロット681は左右方向(図5において)
に互いに平行に同じ長さだけ延在する。一方、固定板1
2B2には上記3つの案内スロット681のそれぞれに摺
動自在に収容された案内ピン682が植設される。各案
内スロット681の長さについては、ケーシング本体部
分18Aに対する可動ケーシング部分18Bの移動距
離、即ち可動ケーシング部分18Bの収納位置(図2)
と可動ケーシング部分18Bの最大引出し位置との間の
距離に対応する。要するに、可動ケーシング部分18B
がケーシング本体部分18Aに対して左右方向に移動さ
せられたとき、その移動に連動してスライド板部材12
Bも矩形状板部材12Aに対して移動せられる。
【0028】図6に示すように、光学系搭載板12は双
眼鏡としての一対の観察光学系70R及び70Lを搭載
するために使用され、この一対の観察光学系は左右対象
な構成とされる。観察光学系70Rは観察者に対して右
側観察光学系を成し、この右側観察光学系70Rは矩形
状板部材12A上に搭載され、右側観察光学系70Rに
は対物レンズ系72R、正立プリズム系74R及び接眼
レンズ系76Rが含まれる。観察光学系70Lは観察者
に対して左側観察光学系を成し、この左側観察光学系7
0Lはスライド板部材12Bの矩形状部12B1上に搭
載され、左側観察光学系70Lには対物レンズ系72
L、正立プリズム系74L及び接眼レンズ系76Lが含
まれる。上述の構成から明らかなように、ケーシング本
体部分18Aに対して可動ケーシング部分18Bが相対
的に移動させられると、スライド板部材12Bも矩形状
板部材12Aに対して相対的に摺動運動し、これにより
一対の観察光学系70R及び70Lの光軸間距離、即ち
眼幅距離が調整される。
【0029】なお、以下の記載では、説明の便宜上、前
方側及び後方側とはそれぞれ一対の観察光学系(70
R、70L)に対して対物側及び接眼側として定義され
る。
【0030】本実施形態では、右側観察光学系70Rの
対物レンズ系72Rは矩形状板部材12A上で固定位置
に設置されるが、その正立プリズム系74R及び接眼レ
ンズ系76Rは対物レンズ系72Rに対して前後方向に
移動可能であり、これにより右側観察光学系70Rの合
焦(フォーカシング)が行われる。同様に、左側観察光
学系70Lの対物レンズ系72Lはスライド板部材12
Bの矩形状部12B1上で固定位置に設置されるが、そ
の正立プリズム系74L及び接眼レンズ系76Lは対物
レンズ系72Lに対して前後方向に移動可能であり、こ
れにより左側観察光学系70Lの合焦(フォーカシン
グ)が行われる。
【0031】一対の観察光学系70R及び70Lに上述
したような合焦動作を行わせるために、図7に示すよう
な右側マウント板78R及び左側マウント板78Lが使
用される。右側マウント板78Rは矩形状板部材12A
上で前後方向に移動自在に設置され、図6に示すよう
に、右側マウント板78R上には右側観察光学系70R
の正立プリズム系74Rが搭載される。図7及び図8か
ら明らかなように、右側マウント板78Rの後方側縁辺
に沿って直立板80Rが設けられ、この直立板80Rは
図6に示すように右側接眼レンズ系76Rの取付座とし
て用いられる。同様に、左側マウント板78Lはスライ
ド板部材12B上で前後方向に移動自在に設置され、図
6に示すように、左側マウント板78L上には左側観察
光学系70Lの正立プリズム系74Lが搭載される。ま
た、左側マウント板78Lの後方側縁辺に沿って直立板
80Lが設けられ、この直立板80Lは図6に示すよう
に左側接眼レンズ系76Lの取付座として用いられる。
【0032】図7及び図8に示すように、右側マウント
板78Rの底面にはその右側縁辺のほぼ中央に沿って案
内シュー82Rが固着され、この案内シュー82Rには
図1及び図2に示すように矩形状板部材12Aの右側端
縁を摺動自在に受け入れる溝84Rが形成される。ま
た、右側マウント板78Rの左側縁辺に沿って側壁86
Rが設けられ、この側壁86Rの底部側は肥大部88R
として形成され、この肥大部88Rには案内ロッド90
Rを摺動自在に挿通させるボアが形成される。
【0033】図6に示すように、案内ロッド90Rは矩
形状板部材12Aの前後方向に沿って延び、その前方側
端部は矩形状板部材12Aに対して固定支持される。即
ち、案内ロッド90Rの前方側端面には雌ねじ孔が形成
され、直立取付片46の貫通孔482(図5)に止めね
じ92R(図6)を挿通させて該雌ねじ孔に螺着するこ
とにより、案内ロッド90Rの前方側端部の矩形状板部
材12Aに対する固定支持が行われる。
【0034】一方、案内ロッド90Rの後方側端部も同
様な態様で矩形状板部材12Aに対して固定支持され
る。詳述すると、図5に示すように、矩形状板部材12
Aの下側縁辺からは張出し部94が延在し、そこには直
立取付片96が折曲げ加工される。図5では、直立取付
片96は横断面で図示され、そこには直立取付片44の
貫通孔482と整列した貫通孔98が形成される。要す
るに、案内ロッド90Rの後方側端面にも雌ねじ孔が形
成され、直立取付片96の貫通孔98(図5)に止めね
じ100R(図6)を挿通させて該雌ねじ孔に螺着する
ことにより、案内ロッド90Rの後方側端部の矩形状板
部材12Aに対する固定支持が行われる。
【0035】かくして、右側マウント板78Rは案内ロ
ッド90Rに沿って前後に移動可能であり、これにより
対物レンズ系72Rに対する正立プリズム系74R及び
接眼レンズ系76Rの距離が調節されるので、右側観察
光学系70Rの合焦動作が可能となる。
【0036】同様に、図7及び図8に示すように、左側
マウント板78Lの底面にもその左側縁辺のほぼ中央に
沿って案内シュー82Lが固着され、この案内シュー8
2Lには図1及び図2に示すようにスライド板部材12
Bの左側端縁を摺動自在に受け入れる溝84Lが形成さ
れる。また、左側マウント板78Lの右側縁辺に沿って
側壁86Lが設けられ、この側壁86Lの底部側は肥大
部88Lとして形成され、この肥大部88Lには案内ロ
ッド90Lを摺動自在に挿通させるボアが形成される。
【0037】図6に示すように、案内ロッド90Lはス
ライド板部材12Bの前後方向に沿って延び、その前方
側端部はスライド板部材12Bの矩形状部12B1に固
定支持される。即ち、案内ロッド90Lの前方側端面に
は雌ねじ孔が形成され、直立取付片62の貫通孔662
(図5)に止めねじ92L(図6)を挿通させて該雌ね
じ孔に螺着することにより、案内ロッド90Lの前方側
端部の矩形状部12B 1に対する固定支持が行われる。
【0038】一方、案内ロッド90Lの後方側端部も同
様な態様でスライド板部材12Bの矩形状部12B1
固定支持される。詳述すると、図5に示すように、スラ
イド板部材12Bの矩形状部12B1の下側縁辺からは
張出し部102が延在し、そこには直立取付片104が
折曲げ加工される。図5では、直立取付片104は横断
面で図示され、そこには直立取付片62の貫通孔662
と整列した貫通孔106が形成される。要するに、案内
ロッド90Lの後方側端面にも雌ねじ孔が形成され、直
立取付片104の貫通孔106(図5)に止めねじ10
0L(図6)を挿通させて該雌ねじ孔に螺着することに
より、案内ロッド90Lの後方側端部の矩形状部12B
1に対する固定支持が行われる。
【0039】かくして、左側マウント板78Lは案内ロ
ッド90Lに沿って前後に移動可能であり、これにより
対物レンズ系72Lに対する正立プリズム系74L及び
接眼レンズ系76Lの距離が調節されるので、左側観察
光学系70Lの合焦動作が可能となる。
【0040】右側マウント板78R及び左側マウント板
78Lをそれぞれの案内ロッド90R及び90Lに沿っ
て同期して移動させると共に右側マウント板78Rと左
側マウント板78Lとの間の左右方向の相対的移動を許
容させるために、図7に最もよく図示するように、右側
マウント板78R及び左側マウント板78Lは伸縮自在
の連結手段108によって互いに連結させられる。
【0041】詳述すると、本実施形態では、連結手段1
08は、右側マウント板78R側の肥大部88Rの前方
端部の底部に固着されて左方側に延びた横断面矩形状の
ロッド部材108Rと、このロッド部材108Rを摺動
自在に受け入れるべく左側マウント板78L側の肥大部
88Lの前方端部の底部に固着されて右方側に延びた二
股部材108Lとから成る。ロッド部材108R及び二
股部材108Lの長さについては、可動ケーシング部分
18Bが収納位置(図2)から最大引出し位置まで引き
出された際にもロッド部材108Rと二股部材108L
との摺動係合が維持され得るようなものとされる。
【0042】かくして、可動ケーシング部分18Bがケ
ーシング本体部分18Aに対してどのような引出し位置
にあっても、右側マウント板78R及び左側マウント板
78Lはそれぞれの案内ロッド90R及び90Lに沿っ
て同期して移動することができる。なお、ロッド部材1
08Rには横断面矩形状の孔110が形成されるが、こ
の孔110の機能については後で説明する。
【0043】既に述べたように、内部主フレーム10の
中央本体部分10Cには略U字形の窪み部20が形成さ
れ、この窪み部20内には筒状組立体22が収容され
る。図9に最もよく図示するように、筒状組立体22は
転輪軸筒112と、この転輪軸筒112内に同心状に配
置されたレンズ鏡筒114とから成る。なお、後で詳し
く説明するが、窪み部20内では、転輪軸筒112は回
転自在に保持され、一方レンズ鏡筒114は非回転状態
に維持されるが、しかしその中心軸線に沿って移動自在
とされる。
【0044】転輪軸筒112には転輪部116が形成さ
れ、この転輪部116は転輪軸筒112の周囲から一体
的に拡張された周囲拡張部118と、この環状突出部1
18に装着された環状ゴムカバー120とから成る。ま
た、転輪軸筒112の周囲にはヘリコイドねじ122が
切られ、このヘリコイドねじ122には環状体124が
螺着される。即ち、図10に示すように、環状体124
の内側壁面には転輪軸筒112のヘリコイドねじ122
に係合するようになった3つの突起要素126が等間隔
に配置され、環状体124はその突起要素126でもっ
て転輪軸筒112のヘリコイドねじ122に螺着され
る。
【0045】また、図10に示すように、環状体124
の外周面の一部には平坦面128が形成され、環状体1
24からは舌状片130が突出させられ、平坦面128
と舌状片130とは環状体124に対して互いに直径方
向に配置される。図4に最もよく図示するように、内部
主フレーム10の中央本体部分10Cの底部には矩形状
開口132が形成され、筒状組立体22が中央本体部分
10Cの窪み部20内に収容されるとき、環状体124
の舌状片130は該矩形状開口132を貫通させられ
る。
【0046】筒状組立体22が中央本体部分10Cの窪
み部20内に収容された後、窪み部20は、図9に示す
ように、転輪軸筒112の外周面に部分的に適合するよ
うに彎曲した彎曲板部材134によって塞がれるが、し
かし輪転部116の一部及びヘリコイドねじ122の一
部については外部に露出される。即ち、彎曲板部材13
4には2つの矩形状開口部136及び138が形成さ
れ、矩形状開口部136からは転輪部116の一部が露
出されてそこから突出させられ、矩形状開口部138か
らはヘリコイドねじ122の一部が露出される。
【0047】要するに、筒状組立体22が中央本体部分
10Cの窪み部20内に収容されて、該窪み部20が彎
曲板部材134によって塞がれるとき、図9に示すよう
に、環状体124はその平坦面128が矩形状開口部1
38から露出されるように位置決めされ、このとき転輪
軸筒112自体は窪み部20内で回転自在とされる。な
お、図9には図示されないが、彎曲板部材134は適当
な固定手段例えば止めねじ等によって中央本体部分10
Cに対して適宜固定される。
【0048】先に述べたように、内部主フレーム10に
光学系搭載板12、電子主制御回路基板14、電源回路
基板16及びその他の部品や部品ユニット(図2では図
示されない)が取り付けられた後、その全体の組立体は
撮影機能付双眼鏡のケーシング18内に収容されること
になるが、このとき転輪部116の一部は露出された儘
とされるが、しかし矩形状開口部138はケーシング本
体部分18Aの頂部壁(図9では、その一部が参照符号
18A′で示される)によって覆われ、このとき環状体
124の平坦面128は該頂部壁18A′の内側壁面に
摺動自在に接触係合させられる。従って、撮影機能付双
眼鏡の観察者が例えば人指し指によって転輪部116の
露出部に触れて転輪軸筒112を回転させたとき、環状
体124の回転はその平坦面128と頂部壁18A′と
の接触係合のために阻止されているので、環状体124
はヘリコイドねじ122との螺着のために転輪軸筒11
2の中心軸線に沿って移動させられ、その移動方向は転
輪軸筒112の回転方向に依存する。
【0049】図9に示すように、レンズ鏡筒114内に
は撮影光学系140が設けられ、この撮影光学系140
は第1のレンズ群142と第2のレンズ群144とから
成る。レンズ鏡筒114の前方側端部には一対のキー溝
146及び148が直径方向に形成され、各キー溝(1
46、148)はレンズ鏡筒114の前方端縁からその
長手軸線方向に沿って所定長さだけ延びる。中央本体部
分10Cの略U字形横断面形状の窪み部20の前方側底
部中心には盲孔150が形成され、この盲孔150には
ピン要素152が挿入され、このピン要素152はキー
溝146に摺動自在に係合させられる。一方、彎曲板部
材134の前方側端部には貫通孔154が形成され、こ
の貫通孔154にはピン要素156が挿入させられ、ピ
ン要素156はキー溝148に摺動自在に係合させられ
る。かくして、レンズ鏡筒114はその中心軸線の回り
で非回転状態とされるが、しかし一対のキー溝146及
び148の長さに対応した距離だけその中心軸線に沿っ
て移動自在とされる。
【0050】図9に図示するように、中央本体部分10
Cの前方側の先端部158はスリーブ状部分として一体
的に形成され、このスリーブ状部分158はレンズ鏡筒
114に対して同心状に配置される。即ち、スリーブ状
部分158の中心軸線はレンズ鏡筒114内に設けられ
た撮影光学系140の光軸に一致させられ、スリーブ状
部分158は撮影光学系140に対する光入射口として
機能する。
【0051】また、図9に示すように、中央本体部分1
0Cの後方側の後端部160には段付円形開口部162
が形成され、この段付円形開口部162の中心軸線はレ
ンズ鏡筒114内の撮影光学系140の光軸に一致させ
られる。段付円形開口部162には撮像素子保持体16
4が嵌め込まれ、撮影素子保持体164は撮影光学系1
40に対して整列させられる。撮影素子保持体164
は、適当な固体撮像素子例えばCCD(charge-coupled
device)撮像素子166とその動作を制御するCCD動
作回路基板168とから成る組立体を保持し、しかもC
CD撮像素子166の受光面から適当な間隔を置いて支
持された光学的ローパスフィルタ170を備える。要す
るに、本実施形態では、撮影機能付双眼鏡には所謂デジ
タルカメラとしての撮影機能が与えられ、被写体は撮影
光学系140によって光学的ローパスフィルタ170を
通してCCD撮像素子166の受光面に結像させられ
る。
【0052】図1及び図2では、撮影光学系140の光
軸がOSで示され、また右側及び左側観察光学系70R
及び70Lのそれぞれの光軸が参照符号OR及びOLで
示される。勿論、右側及び左側観察光学系70R及び7
0Lの光軸OR及びOLは互いに平行であり、しかも撮
影光学系140の光軸OSとも平行である。図2に示す
ように、右側及び左側観察光学系70R及び70Lの光
軸OR及びOLは撮影光学系140の光軸OSに平行な
平面Pを決定し、右側及び左側観察光学系70R及び7
0Lは該平面Pに対して平行に移動することによりその
光軸間距離即ち眼幅の調節がなされる。
【0053】内部主フレーム10に光学系搭載板12が
取りけられるとき、環状体124の舌状片130の先端
は図9に最もよく図示するように連結手段108のロッ
ド部材108Rの孔110に嵌入される。従って、上述
したように、転輪部116によって転輪軸筒112が回
転されて環状体124が転輪軸筒112の中心軸線に沿
って移動させられたとき、環状体124の移動に伴い、
右マウント板78R及び左マウント板78Lも同期して
移動させられる。即ち、転輪部116の回転により、対
物レンズ系72R及び72Lのそれぞれに対する接眼レ
ンズ系76R及び76Lとの距離が調整され、かくして
一対の観察光学系70R及び70Lの合焦動作が行われ
ることになる。
【0054】本実施形態では、一対の観察光学系70R
及び70Lについては、例えば、接眼レンズ系76R及
び76Lのそれぞれに対する対物レンズ系72R及び7
2Lの距離が最も短いときに40メール先から無限遠まで
の観察対象物の合焦が得られるような設計とされ、2メ
ートル先から40メートル先までの観察対象物を観察する
とき、接眼レンズ76R及び76Lをそれぞれ対物レン
ズ系72R及び72Lから引き離して観察対象物像の合
焦が行われる。勿論、接眼レンズ系76R及び76Lが
それぞれ対物レンズ系72R及び72Lから最大距離ま
で引き離されたとき、2メートル先の観察対象物像の合
焦が得られることになる。
【0055】要するに、本発明による撮影機能付双眼鏡
では、転輪軸筒112の回転運動を一対の観察光学系7
0R及び70Lの合焦運動に変換させる運動変換機構の
一部分が内部主フレーム10側に設けられ、その他の部
分が光学系搭載板12側に設けられ、内部主フレーム1
0に光学系搭載板12が取り付けられると、その双方の
部分が互いに係合させられ、これにより該運動変換機構
が機能させられることとなる。
【0056】撮影光学系140が適当な距離の近景被写
体から無限遠の遠景被写体までの合焦が得られるような
パンフォーカス設計とされ、しかもその合焦可能範囲内
だけで撮影を行うことが前提とされている場合には、レ
ンズ鏡筒114に合焦機構を組み込むことは必要とされ
ない。しかしながら、本実施形態では、撮影機能付双眼
鏡を通常のカメラの場合と同様に、例えば2メール先の
近景被写体についても撮影が行われるようにされるの
で、レンズ鏡筒114にも合焦機構が必要となる。
【0057】そこで、本実施形態では、転輪軸筒112
の内周壁面にはヘリコイドねじが雌ねじとして形成さ
れ、一方レンズ鏡筒114の外周壁面には転輪軸筒11
2の内側壁面と螺合するようになったヘリコイドねじが
雄ねじとして形成される。転輪軸筒112の回転時、レ
ンズ鏡筒114の回転は上述したようにキー溝(14
6、148)とピン要素(152、156)との係合に
よって阻止されているので、レンズ鏡筒114は撮影レ
ンズ系140の光軸に沿って移動させられ、その移動方
向は転輪軸筒112の回転方向に依存する。要するに、
転輪軸筒112の内周壁面とレンズ鏡筒114の外周壁
面との間に形成された双方のヘリコイドねじは転輪軸筒
112の回転運動をレンズ鏡筒114の直線運動即ち合
焦運動に変換するための運動変換機構を成すことにな
る。
【0058】転輪軸筒112の外周壁面に形成されるヘ
リコイドねじ122とその内周壁面に形成されるヘリコ
イドねじとは互いに逆向きとされ、このため転輪軸筒1
12が接眼レンズ系76R及び76Lをそれぞれ対物レ
ンズ系72R及び72Lから引き離すように回転させら
れるとき、レンズ鏡筒114はCCD撮像素子166か
ら遠のくように移動させられ、これにより比較的近景の
被写体についてもCCD撮像素子166の受光面に合焦
された状態で結像され得る。勿論、転輪軸筒112の外
周壁面のヘリコイドねじピッチ及びその内周壁面のヘリ
コイドねじピッチのそれぞれについては、一対の観察光
学系70R及び70Lの光学特性及び撮影光学系140
の光学特性に応じて異なったものとされる。
【0059】図1及び図2に示すように、電子主制御回
路基板14の下面にはCFカードホルダ172が搭載さ
れ、このCFカードホルダ172にはケーシング本体部
分18Aの底部側に形成された開口(図示されない)を
通してCFカード(即ち、メモリカード)として抜差し
自在に挿入し得るようになっている。勿論、CFカード
にはCCD撮像素子166で得られる撮影画像データが
格納される。なお、図1及び図2には特に図示されない
が、電子主制御回路基板14の上下面には種々の電子部
品、例えばプロセッサ、メモリ、半導体、トランジスタ
等が搭載される。
【0060】一方、電源回路基板16には種々の電子部
品等が搭載され、このような電源回路基板16は周知の
ように比較的重量のある部品となる。かくして、ケーシ
ング本体部分18Aの外側端部側に大きな加重が偏って
掛かり、このため撮影機能付双眼鏡の使い勝手が悪いも
のとなり得る。そこで、可動ケーシング部分18Bの外
側端部の内側スペースはバッテリ充填室として利用さ
れ、撮影機能付双眼鏡の全体の重量バランスを図ること
ができる。
【0061】上述の実施形態においては、撮影機能付双
眼鏡の全体構造をできるだけコンパクトに構成するため
に、撮影光学系140が転輪軸筒112内に設置されて
いるが、本発明では、撮影光学系140については必ず
しも転輪軸筒112内に設置させる必要はなく、その場
合には転輪軸筒112については細身の中実転輪軸とし
て構成することができる。
【0062】
【発明の効果】以上の記載から明らかなように、本発明
による光学装置にあっては、比較的大きな寸法形状を持
つ構成部品、即ち光学系搭載板、電子主制御回路基板及
び電源基板は全て内部主フレームに直接取り付けられ、
しかも光学系搭載板は内部主フレームと電子主制御回路
基板との間に配置されるので、その他の部品や部品ユニ
ットについては必要に応じて内部主フレームに直接取り
付けることが可能となる。例えば、上述したような実施
形態では、一対の観察光学系の眼幅調整及び合焦制御に
係わる種々の構成部品のうち光学搭載板側に設ける必然
性のないものについては、電子主制御回路基板に邪魔さ
れることなく内部主フレーム側に直接取り付けることが
可能である。かくして、内部主フレームに取り付けられ
るべき部品や部品ユニットの取付精度については内部主
フレームが基準となって、それら部品や部品ユニットの
取付精度が向上させられる。また、多くの部品や部品ユ
ニットが内部主フレームと一体化されるので、その全体
構造が強固なものとなり得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による撮影機能付双眼鏡の光学系搭載
板、電子主制御回路基板及び電源回路基板をその内部主
フレームに対する取付前の状態で示す立面図である。
【図2】図1と同様な立面図であって、光学系搭載板、
電子主制御回路基板及び電源回路基板を内部主フレーム
に取り付けた状態で示す図である。
【図3】図1及び図2に示す内部主フレームの平面図で
ある。
【図4】図1及び図2に示す内部主フレームの底面図で
ある。
【図5】図1及び図2に示す光学系搭載板の平面図であ
る。
【図6】図5と同様な平面図であって、光学系搭載板上
に一対の観察光学系を設置した状態を示す図である。
【図7】一対の観察光学系のうちの正立プリズム系及び
接眼光学系を搭載するために用いられる一対の左右のマ
ウント板を示す平面図である。
【図8】図7のVIII-VIII線に沿う矢視立面図である。
【図9】図2のIX-IX線に沿う縦断面図である。
【図10】転輪軸筒の外周壁面に形成されたヘリコイド
ねじに螺合される環状体の立面図である。
【符号の説明】
10 内部主フレーム 10C 中央本体部分 10R 右側翼状部 10S 吊下壁部 10L 左側翼状部 12 光学系搭載板 12A 矩形状板部材 12B スライド板部材 14 電子主制御回路基板 16 電源回路基板 18 ケーシング 18A ケーシング本体部分 18B 可動ケーシング部分 20 窪み部 22 筒状組立体 241・242・243・244 柱状要素 26 ねじ孔 281・282・283・284 柱状要素 30 ねじ孔 32 止めねじ 341・342 短軸要素 36 ねじ孔 38 止めねじ 40 ねじ挿通孔 42 止めねじ 70R・70L 観察光学系 78R・78L マウント板 82R・82L 案内シュー 90R・90L 案内ロッド 108 連結手段 108R ロッド部材 108L 二股部材 112 転輪軸筒 114 レンズ鏡筒 116 転輪部 124 環状体 140 撮影光学系 166 CCD撮像素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 舩津 剛治 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 (72)発明者 堀田 啓一 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 Fターム(参考) 2H039 AA04 AB12 AB22 AB42 AC04 5C022 AA13 AC70 AC77 AC78

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部主フレームと、光学系搭載板と、電
    子制御回路基板とを具備して成る携帯型光学装置におい
    て、 前記内部主フレームには、前記光学系搭載板を支持する
    ための第1の支持手段と、前記電子制御回路基板を支持
    するための第2の支持手段とが設けられ、前記第1及び
    第2の支持手段が前記光学系搭載板を前記内部主フレー
    ムと前記電子制御回路基板との間に配置させるように構
    成されることを特徴とする携帯型光学装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の携帯型光学装置におい
    て、前記第1及び第2の支持手段のそれぞれが前記内部
    主フレームから前記光学系搭載板および制御回路基板の
    厚み方向に延びた複数の柱状要素から成り、前記第2の
    支持手段の柱状要素の端面が前記内部主フレームから前
    記電子制御回路基板に向かって前記光学系搭載板を越え
    た箇所に位置させられ、各柱状要素の端面にはねじ孔が
    形成され、前記光学系搭載板には前記第1の支持手段の
    柱状要素のそれぞれのねじ孔に対応したねじ挿通孔が形
    成され、前記電子制御回路基板には前記第2の支持手段
    の柱状要素のそれぞれのねじ孔に対応したねじ挿通孔が
    形成され、各ねじ挿通孔に止めねじを通してその該当ね
    じ孔に螺着させることにより、前記内部主フレームに対
    する前記光学系搭載板と前記電子制御回路基板とが互い
    に平行に取付られるを特徴とする携帯型光学装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の携帯型光学装置におい
    て、前記内部主フレームが中央本体部分と、この中央本
    体部分の少なくとも一方の側辺から前記光学系搭載板と
    略平行な方向へ延びる翼状部分と、この翼状部分の縁辺
    から屈曲して形成された壁部分とから成り、前記第1の
    支持手段の柱状要素が前記中央本体部分から延び、前記
    第2の支持手段の柱状要素の一部が前記中央本体部分か
    ら延び、その他の柱状要素が前記壁部分から延びること
    を特徴とする携帯型光学装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3に記載の携帯型光学装
    置において、前記第2の支持手段の柱状要素が前記光学
    系搭載板の周囲縁の外側に配置されることを特徴とする
    携帯型光学装置。
  5. 【請求項5】 請求項2または3に記載の携帯型光学装
    置において、前記第2の支持手段の柱状要素の少なくと
    も一部が前記光学系搭載板を貫通させられることを特徴
    とする携帯型光学装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から5までのいずれか1項に記
    載の携帯型光学装置において、双眼鏡としての機能を付
    与すべく前記光学系搭載板には一対の観察光学系が搭載
    されることを特徴とする携帯型光学装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の携帯型光学装置におい
    て、前記光学系搭載板が互いに相対的に移動可能な2つ
    の板部材から成り、前記一対の観察光学系の一方が前記
    板部材の一方に搭載され、その他方の観察光学系が前記
    板部材の他方に搭載され、前記2つの板部材の相対的移
    動により前記一対の観察光学系の光軸間距離が調整され
    ることを特徴とする携帯型光学装置。
  8. 【請求項8】 請求項6または7に記載の携帯型光学装
    置において、前記各観察光学系に合焦機能を与えるため
    に該観察光学系の一部がその他の部分に対して相対的に
    移動可能とされることを特徴とする光学装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の携帯型光学装置におい
    て、前記内部主フレームには転輪軸が回転自在に保持さ
    れ、前記転輪軸の回転運動を前記観察光学系の一部の合
    焦運動に変換するための運動変換機構が該転輪軸と前記
    観察光学系の一部との間に設けられることを特徴とする
    携帯型光学装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の携帯型光学装置にお
    いて、前記転輪軸が転輪軸筒として構成され、この転輪
    軸筒内に撮影光学系が設置されることを特徴とする携帯
    型光学装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の携帯型光学装置に
    おいて、前記撮影光学系が前記転輪軸筒内に配置された
    レンズ鏡筒内に設置され、前記撮影光学系に合焦を行わ
    せるべく前記転輪軸筒の回転運動を前記レンズ鏡筒の合
    焦運動に変換させるための運動変換機構が該転輪軸筒と
    該レンズ鏡筒との間に設けられることを特徴とする携帯
    型光学装置。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の携帯型光学装置に
    おいて、前記内部主フレームの中央本体部分には前記転
    輪軸筒と前記レンズ鏡筒とから成る筒状組立体を収容す
    るための略U字形窪み部が形成されることを特徴とする
    携帯型光学装置。
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