JP2003307307A - 気体流量制御弁及びこの気体流量制御弁付き燃焼装置 - Google Patents
気体流量制御弁及びこの気体流量制御弁付き燃焼装置Info
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- JP2003307307A JP2003307307A JP2002113254A JP2002113254A JP2003307307A JP 2003307307 A JP2003307307 A JP 2003307307A JP 2002113254 A JP2002113254 A JP 2002113254A JP 2002113254 A JP2002113254 A JP 2002113254A JP 2003307307 A JP2003307307 A JP 2003307307A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 複数種類の気体のうちから択一的に選択され
た気体の流量を精度良く制御可能な気体流量制御弁を提
供する。 【解決手段】 燃料ガス通路43を流れる燃料ガスの流
量を調整可能なガス比例制御弁32において、弁体41
を駆動する駆動機構42は、ステッピングモータ50
と、このステッピングモータ50の回転駆動力を弁体4
1に伝達する駆動力伝達系に介装されるギヤ比の異なる
2組のギヤ機構53,54であって、複数種類の気体に
夫々対応する2組のギヤ機構53,54を有するので、
ある1種類の燃料ガスが選択されたときに、その選択さ
れた燃料ガスの流量を制御するのに最適なギヤ比を有す
るギヤ機構に切換えて、燃料ガスの流量を精度良く調整
することができる。
た気体の流量を精度良く制御可能な気体流量制御弁を提
供する。 【解決手段】 燃料ガス通路43を流れる燃料ガスの流
量を調整可能なガス比例制御弁32において、弁体41
を駆動する駆動機構42は、ステッピングモータ50
と、このステッピングモータ50の回転駆動力を弁体4
1に伝達する駆動力伝達系に介装されるギヤ比の異なる
2組のギヤ機構53,54であって、複数種類の気体に
夫々対応する2組のギヤ機構53,54を有するので、
ある1種類の燃料ガスが選択されたときに、その選択さ
れた燃料ガスの流量を制御するのに最適なギヤ比を有す
るギヤ機構に切換えて、燃料ガスの流量を精度良く調整
することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、気体流量制御弁
及びこの気体流量制御弁付き燃焼装置に関し、特に、複
数種類の気体のうちから択一的に選択された気体の流量
を精度良く制御可能なものに関する。
及びこの気体流量制御弁付き燃焼装置に関し、特に、複
数種類の気体のうちから択一的に選択された気体の流量
を精度良く制御可能なものに関する。
【0002】
【従来の技術】 一般的に、給湯器等の燃焼装置の燃料
制御は、その燃焼装置に供給される燃料ガスの流量を流
量制御弁で調整することにより行われることが多い。こ
のような燃料ガスの流量制御弁には電磁比例弁が広く用
いられており、この場合には、弁体を駆動する為の電磁
コイルへ通電する電流値を制御することにより燃料ガス
の流量を調整する。
制御は、その燃焼装置に供給される燃料ガスの流量を流
量制御弁で調整することにより行われることが多い。こ
のような燃料ガスの流量制御弁には電磁比例弁が広く用
いられており、この場合には、弁体を駆動する為の電磁
コイルへ通電する電流値を制御することにより燃料ガス
の流量を調整する。
【0003】ここで、燃焼装置に供給される燃料ガスは
1種類とは限らず、例えば、メタンを主体とする都市ガ
ス13A(総発熱量40〜50MJ/m3N、以下13Aガス
という)や、プロパンを主体とする液化石油ガス(総発
熱量100〜110MJ/m3N、以下LPガスという)な
ど、単位体積当たりの発熱量の異なる複数種類の燃料ガ
スのうちから1種類の燃料ガスが選択されて燃焼装置に
供給されることもある。
1種類とは限らず、例えば、メタンを主体とする都市ガ
ス13A(総発熱量40〜50MJ/m3N、以下13Aガス
という)や、プロパンを主体とする液化石油ガス(総発
熱量100〜110MJ/m3N、以下LPガスという)な
ど、単位体積当たりの発熱量の異なる複数種類の燃料ガ
スのうちから1種類の燃料ガスが選択されて燃焼装置に
供給されることもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、電磁
比例弁からなる流量制御弁では、運転中は常に電磁コイ
ルに通電しておく必要があり、この電磁コイルへの通電
による発熱によりコイルの温度が上昇して、所定の電流
値での実際の弁体移動量が、予め設定されている電流と
弁体移動量との関係から求まる値からずれて、燃料ガス
の流量制御の精度が低下することがあるし、消費電流も
多くなる。そのため、この問題を解決するために、例え
ば、電磁コイルを用いず、ステッピングモータにより弁
体を駆動するように流量制御弁を構成することが考えら
れる。この場合には、流量を変化させるときにのみモー
タに通電すればよく、消費電流を抑えることができる。
しかし、このようにステッピングモータにより弁体を駆
動する場合には、以下のような問題が考えられる。
比例弁からなる流量制御弁では、運転中は常に電磁コイ
ルに通電しておく必要があり、この電磁コイルへの通電
による発熱によりコイルの温度が上昇して、所定の電流
値での実際の弁体移動量が、予め設定されている電流と
弁体移動量との関係から求まる値からずれて、燃料ガス
の流量制御の精度が低下することがあるし、消費電流も
多くなる。そのため、この問題を解決するために、例え
ば、電磁コイルを用いず、ステッピングモータにより弁
体を駆動するように流量制御弁を構成することが考えら
れる。この場合には、流量を変化させるときにのみモー
タに通電すればよく、消費電流を抑えることができる。
しかし、このようにステッピングモータにより弁体を駆
動する場合には、以下のような問題が考えられる。
【0005】即ち、複数種類の燃料ガスのどの燃料ガス
を供給する場合でも、ステッピングモータの1ステップ
の制御量に対する弁体移動量(以下、1ステップ当たり
の弁体移動量という)が一定であれば、図8に示すよう
に、ある所定の熱量Qを供給する必要がある場合に、L
Pガス等の発熱量の高い燃料ガスでこの熱量Qを供給す
る場合のステッピングモータのステップS1は小さくな
り、13Aガス等の発熱量の低い燃料ガスで熱量Qを供
給する場合のステップS2は大きくなる。
を供給する場合でも、ステッピングモータの1ステップ
の制御量に対する弁体移動量(以下、1ステップ当たり
の弁体移動量という)が一定であれば、図8に示すよう
に、ある所定の熱量Qを供給する必要がある場合に、L
Pガス等の発熱量の高い燃料ガスでこの熱量Qを供給す
る場合のステッピングモータのステップS1は小さくな
り、13Aガス等の発熱量の低い燃料ガスで熱量Qを供
給する場合のステップS2は大きくなる。
【0006】従って、1ステップ当たりの弁体移動量を
13Aガスに合わせて設定した場合では、LPガスを供
給する場合に、1ステップで多くの熱量が供給されてし
まい、所定の熱量Qを供給するように精度良く流量を調
整することが難しい。逆に、1ステップ当たりの弁体移
動量をLPガスに合わせて設定した場合では、13Aガ
スを供給する場合に、1ステップで供給される熱量が少
ないために所定の熱量Qを供給する状態に移行するのに
時間がかかり、制御の遅れが大きくなる。本発明の目的
は、複数種類の気体のうちから択一的に選択された気体
の流量を精度良く制御可能な気体流量制御弁を提供する
こと、この気体流量制御弁を用いて燃焼装置に供給され
る燃料ガスの流量を精度良く制御すること、等である。
13Aガスに合わせて設定した場合では、LPガスを供
給する場合に、1ステップで多くの熱量が供給されてし
まい、所定の熱量Qを供給するように精度良く流量を調
整することが難しい。逆に、1ステップ当たりの弁体移
動量をLPガスに合わせて設定した場合では、13Aガ
スを供給する場合に、1ステップで供給される熱量が少
ないために所定の熱量Qを供給する状態に移行するのに
時間がかかり、制御の遅れが大きくなる。本発明の目的
は、複数種類の気体のうちから択一的に選択された気体
の流量を精度良く制御可能な気体流量制御弁を提供する
こと、この気体流量制御弁を用いて燃焼装置に供給され
る燃料ガスの流量を精度良く制御すること、等である。
【0007】
【課題を解決するための手段】 請求項1の気体流量制
御弁は、弁座を有する弁ケースと、弁座との間の気体通
路の通路面積を変更可能な弁体と、この弁体を駆動する
駆動手段とを備え、気体通路を流れる気体の流量を調整
可能な気体流量制御弁において、前記駆動手段は、ステ
ッピングモータの駆動力で弁体を駆動するように構成さ
れたことを特徴とするものである。
御弁は、弁座を有する弁ケースと、弁座との間の気体通
路の通路面積を変更可能な弁体と、この弁体を駆動する
駆動手段とを備え、気体通路を流れる気体の流量を調整
可能な気体流量制御弁において、前記駆動手段は、ステ
ッピングモータの駆動力で弁体を駆動するように構成さ
れたことを特徴とするものである。
【0008】この気体流量制御弁においては、弁体を弁
座との間の気体通路の通路面積を変化させる方向に駆動
することにより、気体の流量を所定の制御目標値に調整
する。ここで、駆動手段において、ステッピングモータ
の駆動力がギヤ機構等の駆動力伝達系を介して弁体に伝
達されて弁体が駆動される。従って、電磁弁からなる気
体流量制御弁のように電磁コイルの温度上昇等による制
御精度の悪化が生じず、精度良く気体の流量を調整する
ことができる。
座との間の気体通路の通路面積を変化させる方向に駆動
することにより、気体の流量を所定の制御目標値に調整
する。ここで、駆動手段において、ステッピングモータ
の駆動力がギヤ機構等の駆動力伝達系を介して弁体に伝
達されて弁体が駆動される。従って、電磁弁からなる気
体流量制御弁のように電磁コイルの温度上昇等による制
御精度の悪化が生じず、精度良く気体の流量を調整する
ことができる。
【0009】請求項2の気体流量制御弁は、請求項1の
発明において、前記駆動手段は、ステッピングモータの
回転駆動力を弁体に伝達する駆動力伝達系に介装される
ギヤ比の異なる複数組のギヤ機構を有することを特徴と
するものである。
発明において、前記駆動手段は、ステッピングモータの
回転駆動力を弁体に伝達する駆動力伝達系に介装される
ギヤ比の異なる複数組のギヤ機構を有することを特徴と
するものである。
【0010】ステッピングモータの回転駆動力を弁体に
伝達する駆動力伝達系には、複数種類の気体に夫々対応
する複数組のキヤ機構が介装されている。ここで、例え
ば、複数組のギヤ機構に、気体流量制御弁で制御される
複数種類の気体を夫々対応させておけば、複数種類の気
体のうちから1種類の気体が選択された場合に、その選
択された気体に対応するギヤ機構を介してステッピング
モータの回転駆動力は弁体に伝達される。ここで、これ
ら複数組のギヤ機構のギヤ比は異なるので、複数種類の
気体に対してステッピングモータの1ステップ当たりの
弁体移動量も異なることになる。つまり、各気体の流量
を調整するのに適切なギヤ機構のギヤ比を設定すること
で、どの気体の流量も精度良く制御することができる。
伝達する駆動力伝達系には、複数種類の気体に夫々対応
する複数組のキヤ機構が介装されている。ここで、例え
ば、複数組のギヤ機構に、気体流量制御弁で制御される
複数種類の気体を夫々対応させておけば、複数種類の気
体のうちから1種類の気体が選択された場合に、その選
択された気体に対応するギヤ機構を介してステッピング
モータの回転駆動力は弁体に伝達される。ここで、これ
ら複数組のギヤ機構のギヤ比は異なるので、複数種類の
気体に対してステッピングモータの1ステップ当たりの
弁体移動量も異なることになる。つまり、各気体の流量
を調整するのに適切なギヤ機構のギヤ比を設定すること
で、どの気体の流量も精度良く制御することができる。
【0011】請求項3の気体流量制御弁は、請求項2の
発明において、複数種類の気体のうちから選択された気
体に対応するギヤ機構に切換える切換手段を有すること
を特徴とするものである。従って、複数種類の気体のう
ちからある1種類の気体が選択されたときに、切換手段
によりその選択された気体に対応したギヤ機構に切換え
ることができる。ここで、切換手段を、切換レバー等に
より手動でギヤ機構を切換えるように構成してもよい
し、選択された気体を判別して自動的にギヤ機構を切換
えるように構成してもよい。
発明において、複数種類の気体のうちから選択された気
体に対応するギヤ機構に切換える切換手段を有すること
を特徴とするものである。従って、複数種類の気体のう
ちからある1種類の気体が選択されたときに、切換手段
によりその選択された気体に対応したギヤ機構に切換え
ることができる。ここで、切換手段を、切換レバー等に
より手動でギヤ機構を切換えるように構成してもよい
し、選択された気体を判別して自動的にギヤ機構を切換
えるように構成してもよい。
【0012】請求項4の気体流量制御弁付き燃焼装置
は、請求項3に記載の気体流量制御弁を備え、前記複数
種類の気体としての複数種類の燃料ガスのうちから選択
される燃料ガスを燃焼させるようにしたことを特徴とす
るものである。気体流量制御弁においては、複数種類の
燃料ガスのうちから選択された燃料ガスの流量を制御す
る際の、ステッピングモータの1ステップ当たりの弁体
移動量は、その選択された燃料ガスに対応するギヤ機構
のギヤ比により定まる。
は、請求項3に記載の気体流量制御弁を備え、前記複数
種類の気体としての複数種類の燃料ガスのうちから選択
される燃料ガスを燃焼させるようにしたことを特徴とす
るものである。気体流量制御弁においては、複数種類の
燃料ガスのうちから選択された燃料ガスの流量を制御す
る際の、ステッピングモータの1ステップ当たりの弁体
移動量は、その選択された燃料ガスに対応するギヤ機構
のギヤ比により定まる。
【0013】従って、13AガスやLPガス等、単位体
積当たりの発熱量が異なる複数種類の燃料ガスのうちか
ら1種類が選択されて燃焼装置に供給される場合に、切
換手段により、その燃料ガスの流量を制御するに際して
最適な1ステップ当たりの弁体移動量となるようにギヤ
比が決定されたギヤ機構に切換えることができる。例え
ば、LPガス等の比較的発熱量の高い燃料ガスの場合に
は、燃焼装置に供給する熱量を所定の値に制御する際に
流量を細かく制御する必要があるが、1ステップ当たり
の弁体移動量を小さくすることにより、1ステップ当た
りの流量の変化量を小さくして、精度良く流量を調整す
ることが可能になる。一方、13Aガス等の比較的発熱
量の低い燃料ガスの場合は、熱量を所定の値に制御する
際に、流量の変化量が大きくなるが、1ステップ当たり
の弁体移動量、つまり1ステップ当たりの流量の変化量
を大きくして制御遅れを小さくすることができる。
積当たりの発熱量が異なる複数種類の燃料ガスのうちか
ら1種類が選択されて燃焼装置に供給される場合に、切
換手段により、その燃料ガスの流量を制御するに際して
最適な1ステップ当たりの弁体移動量となるようにギヤ
比が決定されたギヤ機構に切換えることができる。例え
ば、LPガス等の比較的発熱量の高い燃料ガスの場合に
は、燃焼装置に供給する熱量を所定の値に制御する際に
流量を細かく制御する必要があるが、1ステップ当たり
の弁体移動量を小さくすることにより、1ステップ当た
りの流量の変化量を小さくして、精度良く流量を調整す
ることが可能になる。一方、13Aガス等の比較的発熱
量の低い燃料ガスの場合は、熱量を所定の値に制御する
際に、流量の変化量が大きくなるが、1ステップ当たり
の弁体移動量、つまり1ステップ当たりの流量の変化量
を大きくして制御遅れを小さくすることができる。
【0014】請求項5の気体流量制御弁付き燃焼装置
は、請求項4の発明において、前記切換手段は、複数組
のギヤ機構を手動で切換える切換レバー又は複数組のギ
ヤ機構を切換える電気的アクチュエータを有することを
特徴とするものである。従って、複数種類の燃料ガスの
うち1種類が選択されたときに、切換レバーにより手動
で、あるいは、電気的アクチュエータにより、その選択
された燃料ガスに対応するギヤ機構に切換えることが可
能になる。
は、請求項4の発明において、前記切換手段は、複数組
のギヤ機構を手動で切換える切換レバー又は複数組のギ
ヤ機構を切換える電気的アクチュエータを有することを
特徴とするものである。従って、複数種類の燃料ガスの
うち1種類が選択されたときに、切換レバーにより手動
で、あるいは、電気的アクチュエータにより、その選択
された燃料ガスに対応するギヤ機構に切換えることが可
能になる。
【0015】請求項6の気体流量制御弁付き燃焼装置
は、請求項5の発明において、前記燃焼装置に用いられ
る燃料ガスの種類を判別するガス判別手段と、このガス
判別手段で判別された燃料ガスに対応するギヤ機構に切
換えるように切換手段を制御する切換制御手段とを備え
たことを特徴とするものである。従って、ガス判別手段
により、複数種類の燃料ガスから選択された燃料ガスが
判別されると、その判別結果に基づいて、切換制御手段
はその選択された燃料ガスに対応するギヤ機構に切換え
るように切換手段を制御する。
は、請求項5の発明において、前記燃焼装置に用いられ
る燃料ガスの種類を判別するガス判別手段と、このガス
判別手段で判別された燃料ガスに対応するギヤ機構に切
換えるように切換手段を制御する切換制御手段とを備え
たことを特徴とするものである。従って、ガス判別手段
により、複数種類の燃料ガスから選択された燃料ガスが
判別されると、その判別結果に基づいて、切換制御手段
はその選択された燃料ガスに対応するギヤ機構に切換え
るように切換手段を制御する。
【0016】
【発明の実施の形態】 本発明の実施の形態について説
明する。本実施形態は、供給された燃料ガスをバーナで
燃焼させることにより種々の設備に給湯する給湯器に本
発明を適用したものである。この給湯器は、単位体積当
たりの発熱量が異なる2種類の燃料ガス(LPガスと1
3Aガス)を供給可能に構成されている。
明する。本実施形態は、供給された燃料ガスをバーナで
燃焼させることにより種々の設備に給湯する給湯器に本
発明を適用したものである。この給湯器は、単位体積当
たりの発熱量が異なる2種類の燃料ガス(LPガスと1
3Aガス)を供給可能に構成されている。
【0017】先ず、給湯器1について説明する。図1に
示すように、給湯器1は、給湯器本体2と、給湯器本体
2に給水する給水管3と、給湯器本体2から出湯する出
湯管4と、給湯器本体2をバイパスして給水管3から出
湯管4を接続するバイパス管5と、給湯器本体2に燃料
ガスを供給するガス供給管6と、給湯器1全体の制御を
司るコントロールユニット7(C/U)とを備えてい
る。
示すように、給湯器1は、給湯器本体2と、給湯器本体
2に給水する給水管3と、給湯器本体2から出湯する出
湯管4と、給湯器本体2をバイパスして給水管3から出
湯管4を接続するバイパス管5と、給湯器本体2に燃料
ガスを供給するガス供給管6と、給湯器1全体の制御を
司るコントロールユニット7(C/U)とを備えてい
る。
【0018】給湯器本体2には、給水管3と出湯管4に
接続される熱交換器10と、燃料ガスを燃焼させる複数
の燃焼管を有するバーナ11と、点火プラグ12と、立
消え安全装置13と、バーナ温度センサ14と、燃焼用
空気をバーナ11に送り込む送風ファン15等が設けら
れている。給水管3は給水ポート20に接続されて熱交
換器10まで延び、この給水管3には、給水量センサ2
1、温度センサ22が設けられている。
接続される熱交換器10と、燃料ガスを燃焼させる複数
の燃焼管を有するバーナ11と、点火プラグ12と、立
消え安全装置13と、バーナ温度センサ14と、燃焼用
空気をバーナ11に送り込む送風ファン15等が設けら
れている。給水管3は給水ポート20に接続されて熱交
換器10まで延び、この給水管3には、給水量センサ2
1、温度センサ22が設けられている。
【0019】出湯管4は、熱交換器10から延びて出湯
ポート23に接続され、その出湯ポート23には出湯カ
ラン24が接続されている。出湯管4には、バイパス管
5との合流部より上流側において、熱交換器10から出
た湯水の温度を検出する温度センサ25が設けられ、バ
イパス管5との合流部よりも下流側においては、出湯ポ
ート23からの出湯流量を調節する為の流量調整弁26
と、その出湯温度を検出する温度センサ27とが設けら
れている。
ポート23に接続され、その出湯ポート23には出湯カ
ラン24が接続されている。出湯管4には、バイパス管
5との合流部より上流側において、熱交換器10から出
た湯水の温度を検出する温度センサ25が設けられ、バ
イパス管5との合流部よりも下流側においては、出湯ポ
ート23からの出湯流量を調節する為の流量調整弁26
と、その出湯温度を検出する温度センサ27とが設けら
れている。
【0020】バイパス管5にはバイパス流量調整弁28
が設けられ、このバイパス流量調整弁28により給水管
3から出湯管4への通水量を調整して出湯温度の微調整
を行う。ガス供給管6は、燃料ガス供給源のガス供給ポ
ート29に接続されてバーナ11まで延び、このガス供
給管6には、燃料ガスの供給を遮断するガス元弁30
と、燃料ガスの流量を検出するガス流量センサ31と、
バーナ11の負荷を制御するために燃料ガス流量を調整
する本願特有のガス比例制御弁32(気体流量制御弁に
相当する)とが設けられている。C/U7には、温度セ
ンサ22,25,27、給水量センサ21、流量センサ
31等の検出信号が入力され、C/U7は、これらの信
号に基づいて流量調整弁26,28、ガス比例制御弁3
2を制御したり、バーナ11に対して燃焼管の切換指令
を出力したりする。
が設けられ、このバイパス流量調整弁28により給水管
3から出湯管4への通水量を調整して出湯温度の微調整
を行う。ガス供給管6は、燃料ガス供給源のガス供給ポ
ート29に接続されてバーナ11まで延び、このガス供
給管6には、燃料ガスの供給を遮断するガス元弁30
と、燃料ガスの流量を検出するガス流量センサ31と、
バーナ11の負荷を制御するために燃料ガス流量を調整
する本願特有のガス比例制御弁32(気体流量制御弁に
相当する)とが設けられている。C/U7には、温度セ
ンサ22,25,27、給水量センサ21、流量センサ
31等の検出信号が入力され、C/U7は、これらの信
号に基づいて流量調整弁26,28、ガス比例制御弁3
2を制御したり、バーナ11に対して燃焼管の切換指令
を出力したりする。
【0021】次に、ガス比例制御弁32について説明す
る。尚、図2〜図5における上下左右を上下左右として
以下説明する。図2〜図5に示すように、ガス比例制御
弁32は、弁座40aを有する弁ケース40と、弁座4
0aとの間の燃料ガス通路43の通路面積を変更可能な
弁体41と、この弁体41を駆動する駆動機構42(駆
動手段)とを備えている。弁ケース40の内部には、図
3、図5の点線で示すように右下から右上へ燃料ガスが
通過するように燃料ガス通路43が形成され、この燃料
ガス通路43の途中部には環状の弁座40aが形成され
ている。弁体41はスプリング44により上方へ付勢さ
れており、弁座40aに密着して燃料ガス通路43を開
閉可能である。
る。尚、図2〜図5における上下左右を上下左右として
以下説明する。図2〜図5に示すように、ガス比例制御
弁32は、弁座40aを有する弁ケース40と、弁座4
0aとの間の燃料ガス通路43の通路面積を変更可能な
弁体41と、この弁体41を駆動する駆動機構42(駆
動手段)とを備えている。弁ケース40の内部には、図
3、図5の点線で示すように右下から右上へ燃料ガスが
通過するように燃料ガス通路43が形成され、この燃料
ガス通路43の途中部には環状の弁座40aが形成され
ている。弁体41はスプリング44により上方へ付勢さ
れており、弁座40aに密着して燃料ガス通路43を開
閉可能である。
【0022】駆動機構42は、ステッピングモータ50
と、このステッピングモータ50の回転駆動力を弁体4
1に伝達する駆動力伝達機構51とを備え、ステッピン
グモータ50の駆動力で弁体41を駆動するように構成
されている。ステッピングモータ50は、弁ケース40
に隣接して設けられたギヤボックス52内に配設されて
いる。駆動力伝達機構51には、ギヤ比(歯数比)の異
なる2組のギヤ機構53,54であって、LPガスと1
3Aガスの2種類の燃料ガスに夫々対応する2組のギヤ
機構53,54が介装されている。
と、このステッピングモータ50の回転駆動力を弁体4
1に伝達する駆動力伝達機構51とを備え、ステッピン
グモータ50の駆動力で弁体41を駆動するように構成
されている。ステッピングモータ50は、弁ケース40
に隣接して設けられたギヤボックス52内に配設されて
いる。駆動力伝達機構51には、ギヤ比(歯数比)の異
なる2組のギヤ機構53,54であって、LPガスと1
3Aガスの2種類の燃料ガスに夫々対応する2組のギヤ
機構53,54が介装されている。
【0023】駆動力伝達機構51は、2組のギヤ機構5
3,54と、ギヤ機構53,54から伝達された回転駆
動力をスプライン連結を介して弁体41に伝達する為の
回転伝達機構55と、回転伝達機構55から伝達された
回転駆動力を弁体41の上下方向の駆動力に変換する変
換機構56を備えている。2組のギヤ機構53,54と
回転伝達機構55はギヤボックス52内に配設されてい
る。
3,54と、ギヤ機構53,54から伝達された回転駆
動力をスプライン連結を介して弁体41に伝達する為の
回転伝達機構55と、回転伝達機構55から伝達された
回転駆動力を弁体41の上下方向の駆動力に変換する変
換機構56を備えている。2組のギヤ機構53,54と
回転伝達機構55はギヤボックス52内に配設されてい
る。
【0024】LPガス用のギヤ機構53は、ステッピン
グモータ50の出力軸50aに連結されたギヤ53aと
このギヤ53aに噛合するギヤ53bとを有する。一
方、13Aガス用のギヤ機構54も、ステッピングモー
タ50に連結されたギヤ54aとこのギヤ54aに噛合
するギヤ54bとを有し、LPガス用のギヤ機構53
は、13Aガス用のギヤ機構54に比べてギヤ比が大き
い。ギヤ53bとギヤ54bは連結部材60で連結され
ており、これらギヤ53b,54bは、ギヤ53a,5
4aに対して上下に相対移動可能に構成されている。さ
らに、ギヤ53b,54bには、軸部材61が上下に相
対移動可能且つ回転伝達可能に連結されている。
グモータ50の出力軸50aに連結されたギヤ53aと
このギヤ53aに噛合するギヤ53bとを有する。一
方、13Aガス用のギヤ機構54も、ステッピングモー
タ50に連結されたギヤ54aとこのギヤ54aに噛合
するギヤ54bとを有し、LPガス用のギヤ機構53
は、13Aガス用のギヤ機構54に比べてギヤ比が大き
い。ギヤ53bとギヤ54bは連結部材60で連結され
ており、これらギヤ53b,54bは、ギヤ53a,5
4aに対して上下に相対移動可能に構成されている。さ
らに、ギヤ53b,54bには、軸部材61が上下に相
対移動可能且つ回転伝達可能に連結されている。
【0025】連結部材60には、2組のギヤ機構53,
54を手動で切換える切換レバー62が連結され、図6
に示すように、この切換レバー62はギヤボックス52
に形成されたガイド溝63に係合し、スプリング64で
前方(図2の手前側)へ付勢されている。ガイド溝63
は2本の平行な横溝63a,63bとこれら2本の横溝
63a,63bをつなぐ1本の縦溝63cからなる。駆
動機構42が、ギヤ機構53,54の何れかに切換えら
れている状態では、切換レバー62が横溝63a,63
bと係合しており、ギヤ53b,54bは上下に移動し
ないように規制されている。
54を手動で切換える切換レバー62が連結され、図6
に示すように、この切換レバー62はギヤボックス52
に形成されたガイド溝63に係合し、スプリング64で
前方(図2の手前側)へ付勢されている。ガイド溝63
は2本の平行な横溝63a,63bとこれら2本の横溝
63a,63bをつなぐ1本の縦溝63cからなる。駆
動機構42が、ギヤ機構53,54の何れかに切換えら
れている状態では、切換レバー62が横溝63a,63
bと係合しており、ギヤ53b,54bは上下に移動し
ないように規制されている。
【0026】図2に示すように、LPガス用のギヤ機構
53に切換えられている場合には、図6の実線で示すよ
うに、切換レバー62はガイド溝63の横溝63aの前
端に係合した状態である。この状態から、スプリング6
4の付勢力に抗して手動で切換レバー62を縦溝63c
に係合させてから、図6の鎖線で示すように、切換レバ
ー62を下方に駆動して横溝63bに係合させると、連
結部材60も下方に移動して、図4に示すように、13
Aガス用のギヤ機構54に切換えられる。
53に切換えられている場合には、図6の実線で示すよ
うに、切換レバー62はガイド溝63の横溝63aの前
端に係合した状態である。この状態から、スプリング6
4の付勢力に抗して手動で切換レバー62を縦溝63c
に係合させてから、図6の鎖線で示すように、切換レバ
ー62を下方に駆動して横溝63bに係合させると、連
結部材60も下方に移動して、図4に示すように、13
Aガス用のギヤ機構54に切換えられる。
【0027】前述のように、LPガス用のギヤ機構53
は13Aガス用のギヤ機構54に比べてギヤ比が大き
く、LPガス用のギヤ機構53に切換えた状態では、ス
テッピングモータ50の回転はギヤ機構53により減速
されて軸部材61に伝達されるのに対し、13Aガス用
のギヤ機構54に切換えた場合には、ステッピングモー
タ50の回転はギヤ機構54により加速されて軸部材6
1に伝達される。つまり、LPガス用のギヤ機構53に
切換えた状態では、13Aガス用のギヤ機構54に比べ
て、1ステップ当たりのステッピングモータ50の回転
に対する軸部材61の回転量は小さくなる。
は13Aガス用のギヤ機構54に比べてギヤ比が大き
く、LPガス用のギヤ機構53に切換えた状態では、ス
テッピングモータ50の回転はギヤ機構53により減速
されて軸部材61に伝達されるのに対し、13Aガス用
のギヤ機構54に切換えた場合には、ステッピングモー
タ50の回転はギヤ機構54により加速されて軸部材6
1に伝達される。つまり、LPガス用のギヤ機構53に
切換えた状態では、13Aガス用のギヤ機構54に比べ
て、1ステップ当たりのステッピングモータ50の回転
に対する軸部材61の回転量は小さくなる。
【0028】回転伝達機構55は、軸部材61に連結さ
れたスリーブ部材65と、このスリーブ部材65にスプ
ライン連結した状態で内嵌されたスプライン係合部材6
6とを有する。この回転伝達機構55においては、スリ
ーブ部材65とスプライン係合部材66とが上下に相対
移動可能で、且つスリーブ部材65からスプライン係合
部材66に回転駆動力を伝達可能である。従って、切換
レバー62により連結部材60を上下に移動させてギヤ
機構53,54を切換えた場合でも、軸部材61の回転
はスリーブ部材65からスプライン係合部材66に伝達
される。
れたスリーブ部材65と、このスリーブ部材65にスプ
ライン連結した状態で内嵌されたスプライン係合部材6
6とを有する。この回転伝達機構55においては、スリ
ーブ部材65とスプライン係合部材66とが上下に相対
移動可能で、且つスリーブ部材65からスプライン係合
部材66に回転駆動力を伝達可能である。従って、切換
レバー62により連結部材60を上下に移動させてギヤ
機構53,54を切換えた場合でも、軸部材61の回転
はスリーブ部材65からスプライン係合部材66に伝達
される。
【0029】変換機構56は、スプライン係合部材66
に連結された伝達軸67と、この伝達軸67に設けられ
たネジ部68と、このネジ部68が内嵌状に螺合するナ
ット部材69とを有する。伝達軸67はスプライン係合
部材66の下端に連結され、弁ケース40を貫通して燃
料ガス通路43へ突出し、伝達軸67の下端に弁体41
が当接している。伝達軸67の上端側部分には伝達軸6
7よりも大径のネジ部68が設けられている。ナット部
材69は弁ケース40に固定されている。
に連結された伝達軸67と、この伝達軸67に設けられ
たネジ部68と、このネジ部68が内嵌状に螺合するナ
ット部材69とを有する。伝達軸67はスプライン係合
部材66の下端に連結され、弁ケース40を貫通して燃
料ガス通路43へ突出し、伝達軸67の下端に弁体41
が当接している。伝達軸67の上端側部分には伝達軸6
7よりも大径のネジ部68が設けられている。ナット部
材69は弁ケース40に固定されている。
【0030】スプライン係合部材66にギヤ機構53,
54から回転駆動力が伝達されると、伝達軸67も回転
するが、伝達軸67と一体的に回転するネジ部68はナ
ット部材69に内嵌状に螺合しているため、回転駆動力
が弁体41の上下方向の駆動力に変換されて、弁体41
は上下方向に移動することになる。
54から回転駆動力が伝達されると、伝達軸67も回転
するが、伝達軸67と一体的に回転するネジ部68はナ
ット部材69に内嵌状に螺合しているため、回転駆動力
が弁体41の上下方向の駆動力に変換されて、弁体41
は上下方向に移動することになる。
【0031】次に、ガス比例制御弁32の作用について
説明する。給湯器1にLPガスを供給する場合には、図
2に示すように、手動で切換レバー62を上方へ駆動し
てLPガス用のギヤ機構53に切換える。この状態で、
ステッピングモータ50からギヤ機構53に回転駆動力
が伝達されると、その回転はギヤ機構53により減速さ
れ、回転伝達機構55を介して伝達軸67に伝達され
る。伝達軸67の回転は変換機構56により弁体41の
上下方向の駆動力に変換されて、図3に示すように、弁
体41は上下に所定量移動する。
説明する。給湯器1にLPガスを供給する場合には、図
2に示すように、手動で切換レバー62を上方へ駆動し
てLPガス用のギヤ機構53に切換える。この状態で、
ステッピングモータ50からギヤ機構53に回転駆動力
が伝達されると、その回転はギヤ機構53により減速さ
れ、回転伝達機構55を介して伝達軸67に伝達され
る。伝達軸67の回転は変換機構56により弁体41の
上下方向の駆動力に変換されて、図3に示すように、弁
体41は上下に所定量移動する。
【0032】ここで、1ステップ当たりのステッピング
モータ50の回転は、ギヤ機構53により減速されるた
め、1ステップ当たりの弁体移動量が小さくなる。LP
ガスは単位体積当たりの発熱量が大きく、所定の熱量を
給湯器1に供給する際には細かな流量制御が必要になる
が、1ステップ当たりの弁体41の移動量が小さいため
に、そのような細かな制御も精度良く行うことができ
る。
モータ50の回転は、ギヤ機構53により減速されるた
め、1ステップ当たりの弁体移動量が小さくなる。LP
ガスは単位体積当たりの発熱量が大きく、所定の熱量を
給湯器1に供給する際には細かな流量制御が必要になる
が、1ステップ当たりの弁体41の移動量が小さいため
に、そのような細かな制御も精度良く行うことができ
る。
【0033】一方、給湯器1に13Aガスを供給する場
合には、図4に示すように、手動で切換レバー62を下
方へ駆動して13Aガス用のギヤ機構54に切換える。
この状態で、ステッピングモータ50からギヤ機構54
に回転駆動力が伝達されると、その駆動力は、LPガス
供給時と同様に、ギヤ機構54、回転伝達機構55、変
換機構56を介して弁体41に伝達され、図5に示すよ
うに、弁体41が上下に所定量移動する。
合には、図4に示すように、手動で切換レバー62を下
方へ駆動して13Aガス用のギヤ機構54に切換える。
この状態で、ステッピングモータ50からギヤ機構54
に回転駆動力が伝達されると、その駆動力は、LPガス
供給時と同様に、ギヤ機構54、回転伝達機構55、変
換機構56を介して弁体41に伝達され、図5に示すよ
うに、弁体41が上下に所定量移動する。
【0034】しかし、LPガス供給時とは逆に、1ステ
ップ当たりのステッピングモータ50の回転は、ギヤ機
構54により加速されるため、1ステップ当たりの弁体
41の移動量がLPガス供給時に比べて大きくなる。1
3Aガスは単位体積当たりの発熱量が小さく、所定の熱
量を給湯器1に供給する際に流量の変化量が大きくなる
が、1ステップ当たりの弁体移動量を大きくすること
で、13Aガスの流量制御における制御遅れを小さくす
ることができる。
ップ当たりのステッピングモータ50の回転は、ギヤ機
構54により加速されるため、1ステップ当たりの弁体
41の移動量がLPガス供給時に比べて大きくなる。1
3Aガスは単位体積当たりの発熱量が小さく、所定の熱
量を給湯器1に供給する際に流量の変化量が大きくなる
が、1ステップ当たりの弁体移動量を大きくすること
で、13Aガスの流量制御における制御遅れを小さくす
ることができる。
【0035】以上説明したガス比例制御弁32及びこの
ガス比例制御弁付き給湯器1によれば、次のような効果
が得られる。 1)駆動機構42は、ギヤ比の異なる2組のギヤ機構5
3,54であって、LPガスと13Aガスの2種類の燃
料ガスに夫々対応する2組のギヤ機構53,54を有す
るので、発熱量の高いLPガスを給湯器1に供給する場
合には、ギヤ比の大きいギヤ機構53に切換えて、1ス
テップ当たりの弁体移動量を小さくすることができ、L
Pガスの細かな流量制御を精度良く行うことができる。
一方、発熱量の低い13Aガスを給湯器1に供給する場
合には、ギヤ比の小さいギヤ機構54に切換えて、1ス
テップ当たりの弁体移動量を大きくすることができ、流
量の変化量の大きい13Aガスの流量制御における制御
遅れを小さくすることができる。
ガス比例制御弁付き給湯器1によれば、次のような効果
が得られる。 1)駆動機構42は、ギヤ比の異なる2組のギヤ機構5
3,54であって、LPガスと13Aガスの2種類の燃
料ガスに夫々対応する2組のギヤ機構53,54を有す
るので、発熱量の高いLPガスを給湯器1に供給する場
合には、ギヤ比の大きいギヤ機構53に切換えて、1ス
テップ当たりの弁体移動量を小さくすることができ、L
Pガスの細かな流量制御を精度良く行うことができる。
一方、発熱量の低い13Aガスを給湯器1に供給する場
合には、ギヤ比の小さいギヤ機構54に切換えて、1ス
テップ当たりの弁体移動量を大きくすることができ、流
量の変化量の大きい13Aガスの流量制御における制御
遅れを小さくすることができる。
【0036】2)駆動機構42は、ステッピングモータ
50で弁体41を駆動するように構成されたので、電磁
比例弁を用いた場合のように電磁コイルの温度上昇等に
よる制御精度の悪化が生じず、精度良く燃料ガスの流量
を制御することができる。
50で弁体41を駆動するように構成されたので、電磁
比例弁を用いた場合のように電磁コイルの温度上昇等に
よる制御精度の悪化が生じず、精度良く燃料ガスの流量
を制御することができる。
【0037】次に、前記実施形態に種々の変更を加えた
変更形態について説明する。尚、前記実施形態と同様の
ものについては、同一の符号を付して適宜その説明を省
略する。 1]燃料ガスの流量を検出するガス流量センサ31とし
て、燃料ガスの質量流量を検出する質量流量計を用いる
とともに、ガス比例制御弁32に2組のギヤ機構53,
54を切換える電気的アクチュエータを設け、質量流量
計で検出された値に基づいてC/U7により燃料ガスの
種類を判別して、判別された燃料ガスに対応するギヤ機
構53,54に切換えるようにC/U7によりアクチュ
エータを制御するように構成することもできる。この場
合、質量流量計とC/U7がガス判別手段に相当し、C
/U7が切換制御手段に相当する。
変更形態について説明する。尚、前記実施形態と同様の
ものについては、同一の符号を付して適宜その説明を省
略する。 1]燃料ガスの流量を検出するガス流量センサ31とし
て、燃料ガスの質量流量を検出する質量流量計を用いる
とともに、ガス比例制御弁32に2組のギヤ機構53,
54を切換える電気的アクチュエータを設け、質量流量
計で検出された値に基づいてC/U7により燃料ガスの
種類を判別して、判別された燃料ガスに対応するギヤ機
構53,54に切換えるようにC/U7によりアクチュ
エータを制御するように構成することもできる。この場
合、質量流量計とC/U7がガス判別手段に相当し、C
/U7が切換制御手段に相当する。
【0038】2]給湯器1に供給する燃料ガスは、前記
実施形態のLPガス、13Aガスの2種類に限らず、都
市ガス6A(総発熱量30MJ/m3N前後)等、種々の燃料
ガスを用いることができる。さらに、ガス比例制御弁3
2に、3種類以上の複数種類の燃料ガスに対応する複数
種類のギヤ機構を設けて、複数種類の燃料ガスのうちか
ら選択された燃料ガスに対応するギヤ機構を切換えるよ
うに構成することができる。
実施形態のLPガス、13Aガスの2種類に限らず、都
市ガス6A(総発熱量30MJ/m3N前後)等、種々の燃料
ガスを用いることができる。さらに、ガス比例制御弁3
2に、3種類以上の複数種類の燃料ガスに対応する複数
種類のギヤ機構を設けて、複数種類の燃料ガスのうちか
ら選択された燃料ガスに対応するギヤ機構を切換えるよ
うに構成することができる。
【0039】3]図7に示すように、給湯器1に1種類
の燃料ガスしか供給されない場合には、ガス比例制御弁
32Aにおいて、駆動機構42Aを、ステッピングモー
タ50の駆動力で、1組のギヤ機構70、回転伝達機構
55、変換機構56を介して弁体41を駆動するように
構成してもよい。この場合、電磁弁を用いた場合のよう
に電磁コイルの温度上昇等による制御精度の悪化が生じ
ず、精度良く燃料ガスの流量を制御することができる。
の燃料ガスしか供給されない場合には、ガス比例制御弁
32Aにおいて、駆動機構42Aを、ステッピングモー
タ50の駆動力で、1組のギヤ機構70、回転伝達機構
55、変換機構56を介して弁体41を駆動するように
構成してもよい。この場合、電磁弁を用いた場合のよう
に電磁コイルの温度上昇等による制御精度の悪化が生じ
ず、精度良く燃料ガスの流量を制御することができる。
【0040】4]前記実施形態及びその変更形態におい
ては、給湯器に供給する燃料ガスの流量制御用のガス比
例制御弁に本発明を適用したが、勿論、空気、窒素等、
種々の気体の流量を制御する種々の気体流量制御弁に
も、その使用される分野を問わず、本発明を適用でき
る。
ては、給湯器に供給する燃料ガスの流量制御用のガス比
例制御弁に本発明を適用したが、勿論、空気、窒素等、
種々の気体の流量を制御する種々の気体流量制御弁に
も、その使用される分野を問わず、本発明を適用でき
る。
【0041】
【発明の効果】 請求項1の発明によれば、駆動手段
は、ステッピングモータの駆動力で弁体を駆動するよう
に構成されたので、電磁弁からなる気体流量制御弁のよ
うに電磁コイルの温度上昇等による制御精度の悪化が生
じず、精度良く気体の流量を制御することができる。
は、ステッピングモータの駆動力で弁体を駆動するよう
に構成されたので、電磁弁からなる気体流量制御弁のよ
うに電磁コイルの温度上昇等による制御精度の悪化が生
じず、精度良く気体の流量を制御することができる。
【0042】請求項2の発明によれば、駆動手段は、ス
テッピングモータの回転駆動力を弁体に伝達する駆動力
伝達系に介装されるギヤ比の異なる複数組のギヤ機構を
有するので、例えば、これら複数組のギヤ機構に、気体
流量制御弁で制御される複数種類の気体を夫々対応させ
ておけば、複数種類の気体のうちから1種類の気体が選
択された場合に、その選択された気体に対応するギヤ機
構を介してステッピングモータの回転駆動力は弁体に伝
達される。ここで、これら複数組のギヤ機構のギヤ比は
異なるので、複数種類の気体に対してステッピングモー
タの1ステップ当たりの弁体移動量も異なることにな
る。つまり、各気体の流量を調整するのに適切なギヤ機
構のギヤ比を設定することで、どの気体の流量も精度良
く制御することができる。その他、請求項1と同様の効
果が得られる。
テッピングモータの回転駆動力を弁体に伝達する駆動力
伝達系に介装されるギヤ比の異なる複数組のギヤ機構を
有するので、例えば、これら複数組のギヤ機構に、気体
流量制御弁で制御される複数種類の気体を夫々対応させ
ておけば、複数種類の気体のうちから1種類の気体が選
択された場合に、その選択された気体に対応するギヤ機
構を介してステッピングモータの回転駆動力は弁体に伝
達される。ここで、これら複数組のギヤ機構のギヤ比は
異なるので、複数種類の気体に対してステッピングモー
タの1ステップ当たりの弁体移動量も異なることにな
る。つまり、各気体の流量を調整するのに適切なギヤ機
構のギヤ比を設定することで、どの気体の流量も精度良
く制御することができる。その他、請求項1と同様の効
果が得られる。
【0043】請求項3の発明によれば、複数種類の気体
のうちからある1種類の気体が選択されると、切換手段
によりその選択された気体に対応したギヤ機構に切換え
ることができる。請求項4の発明によれば、燃焼装置
が、請求項3に記載の気体流量制御弁を備え、前記複数
種類の気体としての複数種類の燃料ガスのうちから選択
される燃料ガスを燃焼させるようにしたので、13Aガ
スやLPガス等、単位体積当たりの発熱量が異なる複数
種類の燃料ガスのうちから1種類が選択されて燃焼装置
に供給される場合に、気体流量制御弁は、その選択され
た燃料ガスの流量を制御するのに最適な1ステップ当た
りの弁体移動量となるようにギヤ比が決定されたギヤ機
構に切換える。
のうちからある1種類の気体が選択されると、切換手段
によりその選択された気体に対応したギヤ機構に切換え
ることができる。請求項4の発明によれば、燃焼装置
が、請求項3に記載の気体流量制御弁を備え、前記複数
種類の気体としての複数種類の燃料ガスのうちから選択
される燃料ガスを燃焼させるようにしたので、13Aガ
スやLPガス等、単位体積当たりの発熱量が異なる複数
種類の燃料ガスのうちから1種類が選択されて燃焼装置
に供給される場合に、気体流量制御弁は、その選択され
た燃料ガスの流量を制御するのに最適な1ステップ当た
りの弁体移動量となるようにギヤ比が決定されたギヤ機
構に切換える。
【0044】つまり、LPガス等の比較的発熱量の高い
燃料ガスの場合には、1ステップ当たりの弁体移動量を
小さくすることにより、1ステップ当たりの流量の変化
量を小さくして、所定の熱量を供給するように精度良く
流量を調整することでき、燃焼装置の負荷も精度良く制
御できる。一方、13Aガス等の比較的発熱量の低い燃
料ガスの場合には、1ステップ当たりの弁体移動量、つ
まり、1ステップ当たりの流量の変化量を大きくして制
御遅れを小さくすることができる。
燃料ガスの場合には、1ステップ当たりの弁体移動量を
小さくすることにより、1ステップ当たりの流量の変化
量を小さくして、所定の熱量を供給するように精度良く
流量を調整することでき、燃焼装置の負荷も精度良く制
御できる。一方、13Aガス等の比較的発熱量の低い燃
料ガスの場合には、1ステップ当たりの弁体移動量、つ
まり、1ステップ当たりの流量の変化量を大きくして制
御遅れを小さくすることができる。
【0045】請求項5の発明によれば、複数種類の燃料
ガスのうち1種類が選択されたときに、切換レバーによ
り手動で、あるいは、電気的アクチュエータにより、そ
の選択された燃料ガスに対応するギヤ機構に切換えるこ
とが可能になる。請求項6の発明によれば、ガス判別手
段により複数種類の燃料ガスから選択された燃料ガスが
判別されると、その判別結果に基づいて切換制御手段は
その選択された燃料ガスに対応するギヤ機構に切換える
ように切換手段を制御するので、切換手段が複数組のギ
ヤ機構を切換える電気的アクチュエータを有する場合に
は、燃料ガスの種類を判別したときには自動的にギヤ機
構を切換えることができ、手動によるギヤ機構の切換作
業が不要である。
ガスのうち1種類が選択されたときに、切換レバーによ
り手動で、あるいは、電気的アクチュエータにより、そ
の選択された燃料ガスに対応するギヤ機構に切換えるこ
とが可能になる。請求項6の発明によれば、ガス判別手
段により複数種類の燃料ガスから選択された燃料ガスが
判別されると、その判別結果に基づいて切換制御手段は
その選択された燃料ガスに対応するギヤ機構に切換える
ように切換手段を制御するので、切換手段が複数組のギ
ヤ機構を切換える電気的アクチュエータを有する場合に
は、燃料ガスの種類を判別したときには自動的にギヤ機
構を切換えることができ、手動によるギヤ機構の切換作
業が不要である。
【図1】本発明の実施形態に係る給湯器の概略構成図で
ある。
ある。
【図2】LPガス供給状態のガス比例制御弁(閉状態)
の断面図である。
の断面図である。
【図3】LPガス供給状態のガス比例制御弁(開状態)
の断面図である。
の断面図である。
【図4】13Aガス供給状態の図2相当図である。
【図5】13Aガス供給状態の図3相当図である。
【図6】切換レバーとガイド溝の係合関係を示す図であ
る。
る。
【図7】変更形態の図2相当図である。
【図8】1ステップ当たりの弁体移動量が一定の場合の
ステップと供給熱量との関係を示した説明図である。
ステップと供給熱量との関係を示した説明図である。
1 給湯器
7 コントロールユニット
32,32A ガス比例制御弁
40 弁ケース
40a 弁座
41 弁体
42,42A 駆動機構
43 燃料ガス通路
50 ステッピングモータ
51 駆動力伝達機構
53,54 ギヤ機構
62 切換レバー
70 ギヤ機構
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 3H062 AA02 AA15 BB04 CC02 DD01
DD05 EE08 HH02 HH10
3H063 AA01 BB04 DA14 DB31 DC04
GG03
3K068 AA01 BB12 BB20
3K091 AA06 BB03 BB25 CC06 CC24
DD02
Claims (6)
- 【請求項1】 弁座を有する弁ケースと、弁座との間の
気体通路の通路面積を変更可能な弁体と、この弁体を駆
動する駆動手段とを備え、気体通路を流れる気体の流量
を調整可能な気体流量制御弁において、 前記駆動手段は、ステッピングモータの駆動力で弁体を
駆動するように構成されたことを特徴とする気体流量制
御弁。 - 【請求項2】 前記駆動手段は、ステッピングモータの
回転駆動力を弁体に伝達する駆動力伝達系に介装される
ギヤ比の異なる複数組のギヤ機構を有することを特徴と
する請求項1に記載の気体流量制御弁。 - 【請求項3】 複数種類の気体のうちから選択された気
体に対応するギヤ機構に切換える切換手段を有すること
を特徴とする請求項2に記載の気体流量制御弁。 - 【請求項4】 請求項3に記載の気体流量制御弁を備
え、前記複数種類の気体としての複数種類の燃料ガスの
うちから選択される燃料ガスを燃焼させるようにしたこ
とを特徴とする気体流量制御弁付き燃焼装置。 - 【請求項5】 前記切換手段は、複数組のギヤ機構を手
動で切換える切換レバー又は複数組のギヤ機構を切換え
る電気的アクチュエータを有することを特徴とする請求
項4に記載の気体流量制御弁付き燃焼装置。 - 【請求項6】 前記燃焼装置に用いられる燃料ガスの種
類を判別するガス判別手段と、このガス判別手段で判別
された燃料ガスに対応するギヤ機構に切換えるように切
換手段を制御する切換制御手段とを備えたことを特徴と
する請求項5に記載の気体流量制御弁付き燃焼装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002113254A JP2003307307A (ja) | 2002-04-16 | 2002-04-16 | 気体流量制御弁及びこの気体流量制御弁付き燃焼装置 |
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JP2002113254A JP2003307307A (ja) | 2002-04-16 | 2002-04-16 | 気体流量制御弁及びこの気体流量制御弁付き燃焼装置 |
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JP2003307307A true JP2003307307A (ja) | 2003-10-31 |
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ID=29395488
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JP2002113254A Pending JP2003307307A (ja) | 2002-04-16 | 2002-04-16 | 気体流量制御弁及びこの気体流量制御弁付き燃焼装置 |
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JP (1) | JP2003307307A (ja) |
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