JP2003306992A - 防汚性パネル建材 - Google Patents

防汚性パネル建材

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JP2003306992A
JP2003306992A JP2002112267A JP2002112267A JP2003306992A JP 2003306992 A JP2003306992 A JP 2003306992A JP 2002112267 A JP2002112267 A JP 2002112267A JP 2002112267 A JP2002112267 A JP 2002112267A JP 2003306992 A JP2003306992 A JP 2003306992A
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panel building
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Narukuni Hirata
成邦 平田
Takaharu Izumimoto
隆治 泉本
Shinichi Iwasaki
眞一 岩崎
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Bridgestone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は建物構造体及び/又はその付属物を構
成するパネル建材の表面に付着する油分等を分解・除去
すること、及びパネル建材の基材の劣化を防止すること
を目的とする。 【解決手段】建物構造体及び/又はその付属物を構成す
るパネル建材であって、その表面に、界面活性材及び/
又は親水材と光触媒機能を有さないアモルファス型過酸
化チタン及び/又はアモルファス型酸化チタンとの混合
物を含有する第1塗膜層、及びこの表面に光触媒能を有
する光触媒体を含有する第2塗膜層、が形成されたこと
を特徴とするもので、パネル建材の表面に、コロナ放電
処理、紫外線処理、プラズマ処理、オゾン処理等を施し
た防汚性パネル建材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は防汚性及び耐久性を
図ったパネル建材に関するものであり、特にFRP製の
パネル建材の表面の改良に係るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、建物構造体及び/又はその付属物
を構成する建材は例えばFRP、ABS、塩化ビニル等
の樹脂製、或いはステンレス製のパネル式のものが広く
用いられている。以下、本発明のパネル建材を水槽組立
用パネルをもって説明すると、高層建物の屋上等に設置
される組立水槽は通常FRP製或いはステンレス製のパ
ネルを順次連結して構成されるものであるが、永年屋外
に晒されている組立水槽にあっては、その表面に汚れが
付着し、特にFRP製のものにあっては太陽光による劣
化が発生する。即ち、従来の組立水槽は大気汚染物質を
含んだ雨だれ等では、ぬぐい切れない汚れが付着する。
又、組立水槽の表面が永年の使用により太陽光により劣
化し、ミクロのクレージング(白化)が発生すると、そ
の汚れの付着はよりひどいものになる。
【0003】このため、汚染が予想される箇所に使用さ
せる建材パネルの表面に、耐候性等を向上させるため、
防汚剤を塗工して表面を防汚性とすることが知られてい
る。防汚剤としては、界面活性剤やボリビニルアルコー
ル系樹脂の有機系親水剤や、シリカ化合物に有機高分子
樹脂を混合するシリコン系樹脂、フッ素系樹脂が知られ
ており、これら防汚剤は耐紫外線・耐酸・耐アルカリ性
とすると共に、親水・撥水機能の効果を発揮する。又、
光触媒能を有する光触媒体を含有する防汚剤も知られて
おり、表面に塗布した光触媒体は、付着した有害物質や
基材に接触した有害ガスを分解する効果や親水機能の効
果を有している。しかし、前者は、その耐候性に寿命が
あり、後者は、光触媒体の分解能という性質上、用いら
れる基材に制限があるという問題がある。
【0004】後者における光触媒体は、その光触媒機能
により、有害物質等を分解・無害化することから様々な
部材に用いられてはいるが、有機高分子材料の表面に光
触媒を担持させてなる光触媒体においては、有機高分子
材料が酸化還元反応等の光触媒作用により劣化されるこ
とから、有機高分子材料の保護が必要である。
【0005】この目的のため、光触媒能を有するアナタ
ーゼ型酸化チタンTiO2 とシリコン系樹脂とからなる
防汚剤が知られている。しかしながら、このシリコン系
樹脂を主体として用いた光触媒体を含有する防汚剤は、
親水性と固定は優れた機能を発揮するが、光触媒の分解
能を十分に発揮することが出来ず、更に、基材に有機樹
脂を用いた場合には光触媒機能による基材の劣化を十分
に抑制することができない。更に、シリカ化合物を主体
とした光触媒が付加された基材は、コロイダルシリカを
はじめとしたシリカを主体とするところから、実質的な
膜強度を得るためにはシリカの溶融温度の500℃以上
に加熱を行わなければならない。このため、この温度に
耐えられない軟化点の低い合成樹脂基材は使用すること
が出来ないという使用基材が制限されるという問題があ
る。又、シリカ溶融温度以下での加熱では実質的な膜強
度が得られないため、特に屋外での使用に問題がある。
【0006】更に、水系のTiO2 含有防汚剤も存在し
ているが、水系塗料であるため、樹脂製の基材に対して
は表面が不活性であるため、上記塗料を均一にかつ強固
に塗工することが困難であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記課題を解決するた
めに、アモルファス型チタン酸化物を含有する防汚剤
が、極めて優れた光触媒分解能、親水性、耐候性等の特
性を付与し得るばかりではなく、シール性、成膜性及び
透明性に優れており、更に、基材としての有機高分子樹
脂材料が光触媒能によって劣化しないことを見出し、本
発明を完成させるに至ったものである。即ち、本発明は
上記組立水槽の例にて分かるように、建物構造体及び/
又はその付属物を構成するパネル建材の表面に付着する
油分等を分解・除去すること、及びパネル建材の基材の
劣化を防止することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は建物構造体及び
/又はその付属物を構成するパネル建材であり、その表
面に親水処理を施し、水系の防汚剤を塗工(第2塗膜
層)することを特徴とするもので、好ましくはこの水系
の防汚剤が光触媒能を有する光触媒体であって、かかる
光触媒体がアナタ−ゼ型酸化チタンである防汚性パネル
建材に関するものである。
【0009】更に言えば、親水処理が施された基材表面
と防汚剤(第2塗膜層)との間に中間層(第1塗膜層)
を設けた防汚性パネル建材であって、この第1塗膜層が
光触媒能を有さないアモルファス型過酸化チタン及び/
又はアモルファス型酸化チタンとの混合物でもよく、場
合によっては、この第1塗膜層が界面活性剤及び/又は
親水剤を含有するものである防汚性パネル建材に関する
ものである。
【0010】上記のパネル建材にあっては、その表面を
親水化しておくことが最もよく、かかる親水処理がコロ
ナ放電処理、プラズマ放電処理、紫外線処理、オゾン処
理でなされるのがよい。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明を最も具現化した形態とし
ては、建物構造体及び/又はその付属物を構成するパネ
ル建材であり、その表面に光触媒機能を有さないアモル
ファス型過酸化チタンを含有する第1塗膜層、及びこの
表面に光触媒能を有する光触媒体を含有する第2塗膜
層、が形成されたことを特徴とするものであり、第1塗
膜層はアモルファス型酸化チタンを含有していてもよ
く、場合によっては、界面活性剤及び/又は親水剤を含
有するものであってもよい。更に好ましくは、パネル建
材の表面を親水化しておくために、コロナ放電処理、紫
外線処理、プラズマ処理、オゾン処理等を施したパネル
建材であると言うことができる。
【0012】以下、本発明について更に言及すると、パ
ネル建材としては樹脂製或いはステンレス製のものが例
示でき、特に樹脂製のものにあっては、不飽和ポリエス
テルによるFRP樹脂、ABS樹脂、塩化ビニル樹脂等
があり、更には、アクリル、PC、PET、PP、P
E、PS樹脂がある。建材パネルの例としては、比較的
平面構成の多いパネル建材が好ましく、具体的には、化
粧台、サイディングボ−ド、水槽組立用パネル、ユニッ
トバス、床パン、壁プレ−ト等である。
【0013】さて、組立水槽を構成するためのパネルに
基づいて説明を続けると、組立水槽用パネルの表面に光
触媒層(第2塗膜層)を形成したもので、光触媒能を有
する酸化物粒子が外気と接触し、有機物分解能と親水性
をもたらす層が形成されている。このため、組立てられ
た水槽の表面に付着した汚れは分解され、更には、水を
もってこれらを容易に取り除くことができるようになっ
たものである。
【0014】即ち、組立水槽用パネル表面へ親水性を付
与するために、組立水槽用パネルの表面に形成する第1
塗膜層は、光触媒機能を有さないアモルファス型過酸化
チタンからなり、場合によっては、アモルファス型酸化
チタンとの混合物を含有する層であり、界面活性剤及び
/又は親水剤を含む層であってもよい。勿論、この表面
に光触媒能を有する光触媒体を含有する第2塗膜層が形
成されるもので、直接太陽の光に反応して親水性をもた
らすものである。
【0015】具体的には、組立水槽用パネルの表面に第
1塗膜層及び光触媒の層(第2塗膜層)を形成すること
により、組立てられた水槽の表面に付着した有機物を分
解すること、親水化により雨水による水洗い或いは水洗
いの掃除により汚れを除去することができることとなっ
たものである。
【0016】第1塗膜層を構成する界面活性剤として
は、ノニオン系界面活性(花王株式会社製「クリンス
ル」、アニオン系界面活性剤(ライオン株式会社製「サ
ンノール」)等があり、親水剤としては、nーメチルピ
ロリドンやコロイダルシリカ等の二酸化珪素、シロキサ
ン類化合物、水ガラス等のケイ素酸化物の含有剤が挙げ
られる。かかる界面活性剤や親水剤を用いることによ
り、光触媒水溶液をより均一に塗布することができるよ
うになり、更に形成される膜の密着性や硬度を高めると
いう効果も奏するものである。
【0017】更に、アモルファス型過酸化チタンTiO
3 やアモルファス型酸化チタンTiO2 は、紫外線によ
って光励起して光触媒能を有するアナターゼ型酸化チタ
ンやルチル型酸化チタンとは異なり光触媒機能はない。
これら光触媒機能を有さないアモルファス型チタン酸化
物の中でも、水を溶媒とするアモルファス型過酸化チタ
ンゾルが膜形成性等の点から好ましい。
【0018】このアモルファス型過酸化チタンゾルの製
造例としては、例えば、四塩化チタンTiCl4 等のチ
タン塩水溶液に、例えば、水酸化ナトリウム等のアルカ
リを加えて生成された無定型の水酸化チタンTi(O
H)4 を洗浄・分離した後、これを過酸化水素水で処理
することにより、アモルファス形態の過酸化チタン液を
得る。上記アモルファス型過酸化チタンゾルは常温では
アモルファス状態で、未だアナターゼ型酸化チタンには
結晶化していないため、密着性に優れ、膜生成性が高
く、均一でフラットな薄膜を形成することができ、乾燥
皮膜は水に溶けないという性質の他に、親水機能性が付
与され、かつ、光触媒に対して安定であるという特性を
有する。
【0019】更に、防汚機能を相乗させるため、その上
に第2塗膜層として光触媒層を設けるものである。この
光触媒能を有する光触媒体を含有する層は、紫外線照射
時には優れた親水機能と光触媒による防汚磯能とを有
し、紫外線非照射時には光触媒による防汚機能は発揮し
得ないが優れた親水機能を有するという特徴をもつ。
【0020】この光触媒能を有する光触媒体を含有する
第2塗膜層を備えた組立水槽用パネルは、紫外線照射時
には優れた親水性と光触媒による防汚機能とを有し、紫
外線の非照射時に光触媒による防汚機能は発揮し得ない
が優れた親水機能を有するという特徴をもつ。そして、
この光触媒能を有する光触媒体を含有する第2塗膜層と
組立水槽用パネルの表面との間には第1塗膜層があるの
で親水作用が劣化することなく、優れた親水性能と防汚
機能が長期にわたって維持される。
【0021】上記光触媒体とは、その結晶の伝導帯と価
電子帯との間のエネルギーギャップよりも大きなエネル
ギーの光を照射したときに、価電子帯中の電子が励起さ
れて自由電子と正孔とを生成して活性化する物質をい
い、紫外線照射時において優れた防汚機能を発揮するこ
とが知られている。
【0022】尚、上記光触媒酸化物としては、上述のア
ナターゼ型酸化チタンやルチル型酸化チタンの他に、酸
化亜鉛、酸化錫、二酸化ビスマス等の酸化物が用いられ
る。中でも、ゾル状のアナターゼ型酸化チタン(TiO
2 )が好ましい。これは、ゾル状のものは接触すると相
手側(ここでは、過酸化チタン層12a)が親水性であ
れば極めて平滑な面を構成することができるからであ
る。尚、この層中にAg、Cu、Znのような金属を添
加することができ、これによって抗菌効果をもたらすこ
とともなる。又、Pt、Pd、Ru、Rh、Irのよう
な白金族金属を添加することができ、この場合には光触
媒の酸化還元活性を増強できることとなり、汚れの分
解、有害気体や悪臭の分解をもたらすことともなる。そ
して、基材表面にコーティング組成物を固着せしめるこ
とによるもので、上記コーティング組成物の塗布方法と
しては、スプレー法、ディップ法、フローコーティング
法、ロール法、刷毛塗り等の公知の方法が採用される。
【0023】光触媒の光励起に用いる光源としては太陽
光がそのまま利用できる。そして、光励起に応じて基材
表面が親水化されるためには、励起光の照度は0.00
1mw/cm2 以上、好ましくは0.01mw/cm2
以上、更に好ましくは0.1mw/cm2 以上とするの
がよい。
【0024】尚、組立水槽用パネルの表面と第1塗膜層
と第2塗膜層との積層には、両者が完全に行われなくて
はならないが、組立水槽用パネルの表面に、コロナ放電
処理、紫外線処理、プラズマ処理、オゾン処理等を施し
て親水化し、第1塗膜層に対しぬれ特性及び/又は反応
性を向上させることが好ましい。
【0025】ここで組立水槽用パネルの表面の親水化処
理の第1例としてコロナ放電処理について説明すると、
組立水槽用パネルの表面をコロナ放電処理する。しかる
に、組立水槽用パネルの表面には上記コロナ放電による
電子の衝突や二次的に発生するオゾンや紫外線の作用に
より、反応性の高い活性基が発生するので、第1塗膜層
とのぬれ特性や反応性を向上させることができることと
なり、この層上に形成される第2塗膜層との接着性が極
めて向上することとなる。
【0026】ここでコロナ放電処理を説明する。図1に
示すように、被処理物であるパネル10の処理面10S
に、コロナ放電装置20により上記処理面10Sをコロ
ナ放電処理する。上記処理面10Sは、上記コロナ放電
による電子の衝突や二次的に発生するオゾンや紫外線の
作用により、反応性の高い活性基が発生するので、上記
処理面10Sのぬれ特性や反応性を向上させることがで
きる。
【0027】尚、コロナ放電処理による当該表面の親水
化は、水の接触角は10〜40度程度がよい。40度以
上であると塗布される水溶液をはじいて均一な塗膜を得
ることが難しくなり、又、10度以上であれば水溶液を
十分に塗膜することができるからである。
【0028】上記コロナ放電処理装置20は、図2に示
すように、上記処理面10Sに近接して設置される第1
の電極21と、上記第1の電極21と被処理物10に対
して同じ側に、上記第1の電極21に近接して設置され
た第2の電極22との間に、高周波発振器23Aと高圧
トランス23Bとを備えた高電圧発生装置23により、
高電圧の高周波電圧を印加して上記電極21、22間に
コロナ放電を発生させるもので、具体的には、上記第1
の電極21は、上記処理面10Sの表面を回転しながら
移動するロール状の被覆部材24により被覆されたステ
ンレス製棒から構成される。又、第2の電極22はステ
ンレス製の平板から構成され、上記被覆部材24の回転
に伴って、上記第1の電極21と所定の距離を保持しな
がら上記処理面10S上を移動する。従って、上記第1
の電極21と第2の電極間でコロナ放電を発生させなが
ら、上記第1の電極21と第2の電極を処理面10S上
に沿って移動させることにより、上記処理面10Sを均
一にコロナ放電処理することができる。尚、被処理物を
互いに対向する放電電極と対向電極との間に設置するタ
イプのコロナ放電処理装置を用いてもよいことは勿論で
ある。
【0029】次に、図3(a)に示すように、上記コロ
ナ放電処理した処理面10Sに防汚剤12Lを塗布し
て、図3(b)に示すように、防汚層12を形成する。
本例では、上記防汚剤として、水とチタン酸化物とを含
む水系の防汚剤を用いて上記防汚層12を形成する。
【0030】この防汚層12としては、例えば、図3
(c)に示すように、上記コロナ放電処理された処理面
10S上に形成された過酸化チタン層12a(第1塗膜
層)と、上記過酸化チタン層12a上に形成された酸化
チタン層12b(第2塗膜層)から構成される。即ち、
上記過酸化チタン層12aは、光触媒能を有さないアモ
ルファス型過酸化チタンからなり、場合によっては、ア
モルファス型酸化チタンとの混合物を含有する光触媒機
能を有さないアモルファス型過酸化チタン(TiO3
から形成され、界面活性剤及び/又は親水剤とを含有し
ていてもよい。
【0031】酸化チタン層12bは光触媒機能を有する
アナターゼ型酸化チタン(TiO2)やルチル型酸化チ
タン(TiO2 )等の光触媒体から形成されるが、光触
媒機能を有さないアモルファス型過酸化チタンゾル等
と、上記光触媒機能を有する光触媒体との混合物を含有
したものであってもよい。
【0032】かかるコロナ放電処理した後に塗布して形
成した上記の第1及び第2塗膜層は、ぬれ性も高く、接
触角も小さいので、優れた防汚効果を得ることができ
る。また、第2塗膜層にあって、水とチタン酸化物とを
光触媒とすることにより、かかる汚染防止効果を更に向
上させることができたものである。
【0033】本発明における表面処理の第2は、紫外線
処理を行うことで被処理表面(通常は樹脂表面)を親水
化するものであり、その紫外線の波長が150〜365
nmであることが好ましい。波長が365nm以上の紫
外線では、樹脂表面の親水化を十分に行うことができ
ず、一方、広範囲で使用されている紫外線ランプから1
50nm以下の波長を得ることは困難だからである。更
に、上記紫外線処理をする際に、空気、水蒸気、オゾン
雰囲気下で行うことが好ましく、空気中の酸素やオゾ
ン、水を反応させることで、表面にカルボニル基、カル
ボキシル基、水酸基等を生成させ、表面を親水化させる
ことによって水系塗料を均一かつ強固に塗工しやすくす
るからである。特に、材料表面に水を付着させ、紫外線
処理を行うと表面の親水化効率を上げることができる。
【0034】紫外線処理は被処理表面を洗浄した後に処
理を行うのが好ましく、被処理表面は紫外線処理による
電子の衝突等により反応性の高い活性基が発生するの
で、ぬれ性や反応性を向上させることができることにな
る。このため、接着性が極めて向上することとなる。
【0035】紫外線処理装置に用いられる紫外線光源と
しては、低圧紫外線ランプが好ましい。低圧紫外線ラン
プは、254nmと184.9nmの光を主成分とし
た、短波長がピークとなっており、照射されるエネルギ
ーは非常に大きく、基材の親水化に適しているからであ
る。即ち、処理する表面に所定の距離を保ちつつ紫外線
を照射していくことにより、表面を均一に処理すること
ができ、被処理物である基材10の処理面10Sを紫外
線処理することとなる。
【0036】上記処理面10Sは、前記コロナ放電処理
と同じくぬれ特性や反応性が向上する。水の接触角につ
いても同様である。又、前例で図3にて説明した防汚層
12の形成等も同様にして行うことができることは言う
までもない。
【0037】本発明の第3の表面処理手段として、プラ
ズマ放電処理が採用されるが、この場合、活性ガス種中
で行うのがよく、ガス種がAr、02 、CO、CO2
2、NO、NO2 、NH3 、空気(O2 +CO2 +N2
等)が用いられ、極性基を表面に導入できるものであ
れば特に限定はない。望ましくは、Ar、O2 、N2
よい。プラズマ処理する際のチャンバー内の真空度は1
0〜0.1torr、好ましくは1〜0.1torrで
ある。これにより、表面を均一に処理することができ
る。処理時間は1〜60分である。
【0038】アーク放電の発生の際に生じる電離したガ
スの電子による自由電子とそれによる陽イオン及び未だ
電離されていない中性ガスからなり、正電荷と負電荷の
夫々の密度が等しく電気的中性状態に有るガスをプラズ
マというが、被処理表面はこのプラズマ放電処理による
電子の衝突や、処理雰囲気中に含まれる気体の作用によ
り、反応性の高い活性基が発生するので、ぬれ性や反応
性を向上させることができるものである。それにより、
前例の処理と同じくこの層上に形成される表面層との接
着性が極めて向上することとなる。
【0039】ここでプラズマ放電処理装置の概要を述べ
ると、図4に示すように、プラズマ放電装置40により
上記基剤10の処理面10Sをプラズマ放電処理する。
上記処理面10Sは、上記プラズマ放電による電子の衝
突や二次的に発生するオゾンや紫外線の作用により、反
応性の高い活性基が発生するので、上記処理面10Sの
ぬれ特性や反応性を向上させることができる。水の接触
角の関係も前記例と同様である。
【0040】図4はプラズマ放電処理装置40の概要も
示すが、チャンバー41内に処理面10Sに近接して設
置される第1の電極42と、上記第1の電極42と上記
処理面10Sに対して反対側に設置された第2の電極4
3と、高圧トランス44を備えた電源装置45を備えた
ものである。チャンバー41は真空ポンプ46と気体ボ
ンベ47を備え、チャンバー41内の雰囲気ガスを入れ
替えるものであり、電極42と43との間に高電圧を印
加して上記電極42、43間にプラズマ放電を発生させ
て、気体を活性化させて処理面10Sを均一に処理する
ものである。図4における処理面10Sへの防汚層12
等の形成も同様である。
【0041】尚、オゾン処理についても特に言及はしな
いが、適当なオゾナイザ−を用いて被処理表面を処理
し、水の接触角を上記のような関係とする処理を行うこ
ととなる。
【0042】第1塗膜層及び第2塗膜層(防汚剤層・光
触媒層)の厚さについて言えば、第1塗膜層としての
(TiO3 保護層)は、0.02〜4.0μm、好まし
くは0.1〜2.0μm、更に好ましくは0.2〜0.
5μmの厚さ、第2塗膜層である光触媒としてのアナタ
ーゼ型TiO2 層は、0.02〜4.0μm、好ましく
は0.1〜2.0μm、更に好ましくは0.3〜1.0
μmの厚さである。いずれも余り薄過ぎるとピンホール
等の塗装の欠陥等の不具合が出やすくなり、厚過ぎても
光の干渉による外観の不具合が生じてしまう。
【0043】従来の光触媒層は、シリコン等の中にアナ
ターゼ型TiO2 粒子を分散させた塗装層を直接有機物
表面に塗るものであったが、TiO2 が母材を分解して
しまうため触媒効果が弱く、光触媒能の持続は比較的短
かった。しかるに、本発明の場合には、例えばコロナ放
電処理をすることによって基材との間で接着性が極めて
良好となり、しかも第1塗装層は基材を分解する機能は
ほとんどなく、第2塗装層の光分解能は基材を分解する
おそれもなく、これらの塗装層が劣化することもないの
で親水能や光分解能が長い間持続することとなる。
【0044】本発明における建材パネルは建物構造体及
び/又はその付属物を構成するパネル建材であって、図
5は組立水槽50及びそのパネル51、図6はサイディ
ングパネル52、図7はユニットバス53、床パン54
及び壁プレ−ト55、図8は化粧台56の各例を示す一
部断面図である。
【0045】図5に示す水槽組立用パネル51を詳しく
説明すると、不飽和ポリエステル樹脂を基材とするFR
P製であり、面板51aとその四周にフランジ51bが
形成されている。そして、フランジ51bが揃えられ、
この部位を図示しないボルト及びナットにて順次固定し
て大きな水槽が形成されることになる。かかる面板51
aの外側面に第1塗膜層及び第2塗膜層が形成されるも
のである。
【0046】
【実施例】以下、実施例をもって更に説明する。 (コロナ放電処理の例)実施例として、ポリエステル不
飽和樹脂を主体としたFRPよりなる組立水槽用パネル
の表面にコロナ放電処理を施した(水の接触角は20
度)。その後、第1塗膜層としてアモルファス型過酸化
チタンゾル(TK100、0.85重量%の過酸化チタ
ンを含む水溶液(TAO社製))を均一にスプレー塗布
し、室温にて乾燥し、これを3回繰り返した。更に第2
塗膜層(光触媒層)としてその上にアモルファス型過酸
化チタンゾルとアナターゼ型過酸化チタンの1:1混合
物(TAK−70、1.70重量%の酸化チタンと過酸
化チタンを含む水溶液、酸化チタン:過酸化チタン=
7:3(TAO社製))を均一にスプレー塗布した。そ
して、室温で乾燥し、これを3回繰り返した。その後、
140℃で1時間焼き付け、表面に親水性を備えた組立
水槽用パネル(建材パネル)を得た。
【0047】比較例として、ポリエステル不飽和樹脂を
主体としたFRPよりなる組立水槽用パネルの表面に上
記塗膜層を形成しなかったものを採用した。
【0048】(比較試験・1)実施例及び比較例のサン
プルをもって水槽を組み立て、これを12か月屋外に放
置し、色差計をもって色差を測定した。実施例のサンプ
ルでは0.8(△E)、比較例のサンプルでは15(△
E)であった。比較例のサンプルではその表面に黒い付
着物が多く見られた。尚、色差の測定はミノルタCM−
508dを用いて測定した。測定方法は汚れる前のE0
を測定しておき、汚れた後のE1 との差△Eの値が大き
い程汚れていることを示す。
【0049】(比較試験・2)実施例及び比較例のサン
プルの表面の粗さを測定した。測定装置はミツトヨ製接
触式粗さ計で測定した。実施例のサンプルでは放置後で
Rmax30μm、比較例のサンプルでは屋外放置前の
ものはRmax28μm、放置後ではRmax180μ
mであった。
【0050】(プラズマ放電処理の例)実施例として、
ポリエステル不飽和樹脂を主体としたFRPよりなる組
立水槽用パネルの表面にプラズマ放電処理を施した。即
ち、パネルをエタノールにて脱脂しチャンバー内に入
れ、チャンバー内を真空引き後、O2 、N2 、Arガス
を夫々充填し、圧力1torrとし100Wの電圧を1
0分かけ放電処理した。
【0051】夫々のパネルの水の接触角は夫々23、3
2、35度であった。未処理パネル(比較例)の接触角
は60度であった。第1塗膜層の塗工及び第2塗膜層の
塗工は前例と同様である。TiO2 の塗工性は実施例の
場合は容易である。
【0052】(比較試験・1)実施例及び比較例のパネ
ルをもって水槽を組み立て、これを12か月屋外に放置
し、色差計をもって色差を測定した。実施例のものは、
夫々1、6、8(△E)であった。
【0053】以上のように、プラズマ放電処理した方が
接触角は小さく、ぬれ性も高いで、優れた塗工性を得る
ことができる。又、塗工性の向上により各塗膜層が強固
に基材に固定し、優れた防汚効果を得ることとなる。
【0054】(紫外線処理の例)実施例として、ポリエ
ステル不飽和樹脂を主体としたFRPよりなる組立水槽
用パネルの表面に紫外線処理を施した。即ち、パネル表
面をエタノールにて脱脂し、センエンジニアリング社製
110W低圧紫外線ランプSUV110GS−36を用
いて、処理面と低圧紫外線ランプとの距離を1.5cm
に保って、常圧にて5分間、紫外線処理を行った。水の
接触角は夫々25、40度(未処理パネル)であった。
各塗膜層の形成は前記と同様に行った。
【0055】(比較試験・1)汚れの指標として20倍
に水で希釈した赤インク(パイロット社製)を表面に塗
布し、UV光を照射し、その色差を測定し、夫々3(△
E)を得た。尚、未処理のパネルは8(△E)であっ
た。
【0056】
【発明の効果】上記実施例にて分かるように、組立水槽
用パネルの表面に施された酸化チタンTiO2 が、表面
に付着した物質を光触媒層(第2塗膜層)にて分解し、
親水性を呈するかかる第2塗膜層が形成されたことによ
り、汚れがパネル表面に固着することはなく、雨水等に
て洗い流せることができることとなったものである。
【0057】即ち、パネル表面の親水化により雨水の流
れがよくなり、雨だれが残りにくくなり、又、表面に有
機物や油分が付着したとしても光触媒効果によりこれが
分解してしまうことになる。そして、表面に施した塗膜
層により紫外線を吸収し、更にパネル表面が直接太陽光
に晒されることがなくなるため、酸化劣化が大きく低減
されることとなったものである。
【0058】以上、本発明を組立水槽用パネルを例にと
って説明したが、図5〜8にて例示したような各種の建
物構造体及び/又はその付属物を構成する建材に本発明
が適用可能であって、その利用価値は極めて高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明のコロナ放電処理による処理法を
示す図である。
【図2】図2は本発明のコロナ放電処理装置の構成を示
す図である。
【図3】図3は本発明の塗膜層の形成工程を示す図であ
る。
【図4】図4は本発明のプラズマ放電処理装置の構成を
示す図である。
【図5】図5は組立水槽及びそのパネルを示す図であ
る。
【図6】図6はサイディングパネルを示す図である。
【図7】図7はユニットバス、床パン及び壁プレ−トを
示す図である。
【図8】図8は化粧台を示す図である。
【符号の説明】
10‥基材、 10S‥処理面、 12‥塗膜層(防汚層)、 12a‥過酸化チタン層(第1塗膜層)、 12b‥酸化チタン層(第2塗膜層)、 12L‥防汚剤、 20‥コロナ放電処理装置、 21‥第1の電極、 22‥第2の電極、 23‥高電圧発生装置、 24‥ロール状の被覆部材、 40‥プラズマ放電処理装置、 41‥チャンバー、 42‥第1の電極、 43‥第2の電極、 44‥高圧トランス、 45‥電源装置、 46‥真空ポンプ、 47‥気体ボンベ、 51、52、53、54、55、56‥各種建材パネ
ル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E04F 13/00 E04F 13/00 Z Fターム(参考) 2E001 DH23 FA09 FA10 FA42 GA11 HD11 HD12 JB01 2E108 CC03 CC07 2E162 CD04 CD05 4F100 AA21B AK12A AK27A AK29A AK44 AL01A AT00A AT00C BA02 BA03 BA07 BA10A BA10B CA18C CA30B DH02A EH46B EJ13A EJ54A EJ55A EJ61A EJ64A GB08 JB05A JB05B JL06 JL08B YY00B YY00C

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物構造体及び/又はその付属物を構成
    するパネル建材であって、その表面に親水処理を施し、
    水系の防汚剤を塗工(第2塗膜層)することを特徴とす
    る防汚性パネル建材。
  2. 【請求項2】 上記水系の防汚剤が光触媒能を有する光
    触媒体である請求項1記載の防汚性パネル建材。
  3. 【請求項3】 上記光触媒能を有する光触媒体がアナタ
    −ゼ型酸化チタンである請求項2記載の防汚性パネル建
    材。
  4. 【請求項4】 上記光触媒体がアモルファス型過酸化チ
    タンを含有するものである請求項3記載の防汚性パネル
    建材。
  5. 【請求項5】 上記親水処理が施されたパネル建材の表
    面と防汚剤(第2塗膜層)との間に中間層(第1塗膜
    層)を設けた請求項1乃至4いずれか1項記載の防汚性
    パネル建材。
  6. 【請求項6】 上記中間層(第1塗膜層)が光触媒能を
    有さないアモルファス型過酸化チタンである請求項1乃
    至5いずれか1項記載の防汚性パネル建材。
  7. 【請求項7】 上記中間層(第1塗膜層)が界面活性剤
    及び/又は親水剤を含有する請求項5乃至6いずれか1
    項記載の防汚性パネル建材。
  8. 【請求項8】 上記防汚剤の層(第2塗膜層)の厚さが
    0.02〜4.0μmである請求項1乃至7いずれか1
    項記載の防汚性パネル建材。
  9. 【請求項9】 上記中間層(第1塗膜層)の厚さが0.
    02〜4.0μmである請求項1乃至8いずれか1項記
    載の防汚性パネル建材。
  10. 【請求項10】 上記親水処理がコロナ放電処理である
    請求項1乃至9いずれか1項記載の防汚性パネル建材。
  11. 【請求項11】 上記親水処理がプラズマ放電処理であ
    る請求項1乃至9いずれか1項記載の防汚性パネル建
    材。
  12. 【請求項12】 上記親水処理が紫外線処理である請求
    項1乃至9いずれか1項記載の防汚性パネル建材。
  13. 【請求項13】 上記親水処理がオゾン処理である請求
    項1乃至9いずれか1項記載の防汚性パネル建材。
  14. 【請求項14】 上記パネル建材がFRP製品からなる
    請求項1乃至13いずれか1項記載の防汚性パネル建
    材。
  15. 【請求項15】 上記パネル建材がABS製品からなる
    請求項1乃至13いずれか1項記載の防汚性パネル建
    材。
  16. 【請求項16】 上記パネル建材が化粧台である請求項
    1乃至15いずれか1項記載の防汚性パネル建材。
  17. 【請求項17】 上記パネル建材がサイディングボ−ド
    である請求項1乃至15いずれか1項記載の防汚性パネ
    ル建材。
  18. 【請求項18】 上記パネル建材が水槽組立用パネルで
    ある請求項1乃至15いずれか1項記載の防汚性パネル
    建材。
  19. 【請求項19】 上記パネル建材がユニットバスである
    請求項1乃至15いずれか1項記載の防汚性パネル建
    材。
  20. 【請求項20】 上記パネル建材が壁プレ−トである請
    求項1乃至15いずれか1項記載の防汚性パネル建材。
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