JP2003305566A - ハンダ付け用コテ部材及びハンダ付け装置 - Google Patents

ハンダ付け用コテ部材及びハンダ付け装置

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JP2003305566A JP2002110224A JP2002110224A JP2003305566A JP 2003305566 A JP2003305566 A JP 2003305566A JP 2002110224 A JP2002110224 A JP 2002110224A JP 2002110224 A JP2002110224 A JP 2002110224A JP 2003305566 A JP2003305566 A JP 2003305566A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハンダ付け箇所の突起部材が6列以上ある場
合でも、ハンダ付け不良のない均一なハンダ付けを一括
して行うことができるハンダ付け用コテ部材及びハンダ
付け装置を提供する。 【解決手段】 リード201の3列分を囲み且つリード
の列方向に沿って延在するとともにその延在方向の両端
部が開口した凹部310A、310Bが、コテ先31の
該延在方向と直交する方向に複数形成され、上記凹部の
延在方向における少なくとも一方の端部側で各凹部に隣
接する外側面に、各凹部のそれぞれに対応する複数のハ
ンダ供給面311A、311Bを有し、互いに隣り合う
ハンダ供給面の境界部に、各ハンダ供給面で溶融したハ
ンダがその隣りのハンダ供給面へ流れようとするのを阻
止する溝状の凹部からなるハンダ流阻止部315が形成
されているコテ部材32を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品やコネク
タ等の部品が取り付けられた基板等のハンダ付け対象物
に対してハンダ付けを行うハンダ付け装置及び該装置に
用いるハンダ付け用コテ部材に関するものである。詳し
くは、ハンダ付け対象物から突出部材が突出した複数の
ハンダ付け箇所にハンダ付けするハンダ付け装置及び該
装置に用いるハンダ付け用コテ部材に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のハンダ付け装置として、
ハンダ付け用コテ部材のコテ先に糸状のハンダを供給し
ながら、ハンダ付け用コテ部材をハンダ付け箇所に沿っ
て移動させる自動ハンダ付け装置(ハンダ付けロボッ
ト)が知られている。このハンダ付け装置において、ハ
ンダ付け用コテ部材のコテ先が加熱され、ハンダ供給手
段によりコテ先にハンダが供給されると、コテ先に接触
したハンダが溶融する。この溶融したハンダが、コテ先
に隣接するハンダ付け箇所に到達してハンダ付けされ
る。また、このハンダ付け装置を用いて、ハンダ付け対
象物上の直線状に並んだ複数のハンダ付け箇所に対して
ハンダ付けをする場合は、上記ハンダ付け用コテ部材の
コテ先を複数のハンダ付け箇所の並び方向に沿って移動
させることにより、ハンダ付け箇所を連続的にハンダ付
けすることができる。ところが、上記従来のハンダ付け
装置で複数列に並んだ複数のハンダ付け箇所をハンダ付
けするときは、上記ハンダ付け用コテ部材をハンダ付け
箇所の並びに沿って複数回移動させる必要があった。例
えば、上記ハンダ付け箇所が2列並んでいる場合は、ハ
ンダ付け箇所が並んでいる距離を2回移動させる必要が
あった。このように少なくともハンダ付け箇所の列の数
だけ、ハンダ付け用コテ部材を移動させる必要があるた
め、ハンダ付け工程の効率を向上させることが難しかっ
た。
【0003】なお、上記ハンダ付け用コテ部材の一回の
移動で2列のハンダ付け箇所をハンダ付けできるものと
して、2列のハンダ付け箇所を囲むように形成された門
型のコテ先が知られている。図7は門型のコテ先の一例
を示す部分断面図である。この門型のコテ先500の先
端部は、ハンダ付け対象物である部品装着済み基板20
0上の2列のリード201が突出しているハンダ付け箇
所を2つの脚部500a、500bで挟む込むように形
成されている。このコテ先500の脚部500a、50
0b間の溝状の空間であるハンダ保持部(凹部)500
cには、コテ先500内のハンダ供給路500dを通し
て溶融したハンダが供給される。そして、このハンダ溜
め部500cに溶融したハンダ40’が充填された状態
で、コテ先500をリード201の列方向に移動させる
ことにより、該リード201が突出した2列のハンダ付
け箇所に該溶融したハンダ40’を次々と接触させ、該
2列のハンダ付け箇所をハンダ付けすることができる。
【0004】しかしながら、上記従来の門型のコテ先を
用いて上記リードが突出した4列のハンダ付け箇所をハ
ンダ付けするときは、コテ先をハンダ付け箇所に沿って
2回移動させる必要があるため、ハンダ付け工程の効率
化の点では不十分であった。なお、上記コテ先の一回の
移動で済むように、コテ先のハンダ保持部を4列のリー
ドを囲むように形成することが考えられるが、ハンダ付
け箇所に必要以上のハンダが付いたり、不必要な箇所に
ハンダが付いたりすることにより、ハンダ付け不良が発
生しやすくなるという不具合があった。
【0005】そこで、本出願人は、上記リードの2列分
を囲むように凹部がコテ先に形成されたハンダ付け用コ
テ部材を提案した(特開平14−066733号公報参
照)。このハンダ付け用コテ部材の凹部は、リードの列
方向に沿って延在するとともに、その延在方向の両端部
が開口したものであり、コテ先の上記延在方向と直交す
る方向に複数形成されている。そして、このハンダ付け
用コテ部材のコテ先が加熱され、コテ先の上記凹部の延
在方向における少なくとも一方の端部側で各凹部に隣接
する外側面にあるハンダ供給面(ハンダ供給面)に、ハ
ンダが供給される。このハンダ付け用コテ部材を用いる
と、リードが突出したハンダ付け箇所の列に沿ってコテ
先を1回移動させることにより、リードが突出した4列
以上のハンダ付け箇所を一括してハンダ付けすることが
できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、本発明者ら
が、上記コテ先に複数の凹部を有するハンダ付け用コテ
部材を、リードが突出した6列のハンダ付け箇所の一括
ハンダ付けに適用しようとしたところ、次のような問題
点があることがわかった。図8に示すように、基板20
0上のリード201が6列であるハンダ付け箇所を一括
ハンダ付けしようとすると、上記コテ先31の各凹部3
10A、310Bはそれぞれ3列のリード201を囲む
ように形成される。この場合、ハンダ供給ヘッド34
A、34Bからハンダ供給面に供給されて溶融したハン
ダ40’は、上記各凹部310A、310Bの内面に沿
って流下する。そのため、各凹部310A、310B内
の溶融ハンダ40’は、凹部の内面に近い領域に存在し
やすい。従って、各凹部内の3本のリードのうち真中の
リード201(2)、201(5)のハンダ付け箇所へ
のハンダ供給量が少なく、ハンダ付け不良になるおそれ
があるという問題点があった。しかも、上記6本のリー
ド201のハンダ付け箇所に対するハンダ供給量すなわ
ちハンダののり具合は、各リード201周辺の部品の配
置や基板200の回路配線パターンの影響を受けやすか
った。そのため、ハンダ供給面で溶融して流下する溶融
ハンダ40’が、ハンダがのりやすいハンダ付け箇所を
囲んでいる凹部のほうに移動してしまう傾向があった。
例えば、図8中の6本のリード201のうち右側3本の
リードに対するハンダ付け箇所が、左側3本のリードに
対するハンダ付け箇所よりもハンダがのりやすいと、溶
融ハンダ40’が右側の凹部310Bに移動しやすくな
る。このように右側の凹部310Bに溶融ハンダが移動
しやすいと、各ハンダ供給面に予め予想される適正量の
ハンダを同量ずつ供給したとしても、図8のように左側
の凹部310A内のハンダ量が少なくなってしまうとい
う問題点があった。以上のように、各リード201周辺
の部品配置や回路配線パターンの影響により、一部の凹
部へのハンダ供給量が不足し、その凹部の中央部に位置
するリードのハンダ付け箇所にハンダ付け不良が発生す
るおそれがあるという問題点があった。
【0007】なお、かかるハンダ付け不良の問題点は、
上記凹部が3つ以上形成されている場合や、各凹部が4
つ以上のリード(突出部材)を囲むように形成されてい
る場合にも、同様に発生し得るものである。
【0008】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的は、ハンダ付け箇所の突起部材が6列
以上ある場合でも、ハンダ付け不良のない均一なハンダ
付けを一括して行うことができるハンダ付け用コテ部材
及びハンダ付け装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、ハンダ付け対象物の表面から所
定の間隔で突出している複数列の突出部材をハンダ付け
するためのハンダ付け用コテ部材であって、該突出部材
の複数列分を囲み且つ該突出部材の列方向に沿って延在
するとともに該延在方向の両端部が開口した凹部が、コ
テ先の該延在方向と直交する方向に複数形成され、該凹
部の延在方向における少なくとも一方の端部側で各凹部
に隣接する外側面に、各凹部のそれぞれに対応する複数
のハンダ供給面を有し、互いに隣り合う該ハンダ供給面
の境界部に、各ハンダ供給面で溶融したハンダがその隣
りのハンダ供給面へ流れようとするのを阻止するハンダ
流阻止部が形成されていることを特徴とするものであ
る。請求項1のハンダ付け用コテ部材では、ハンダ付け
対象物の突出部材を複数列ずつ各凹部で囲むようにコテ
先を配置する。このコテ先を加熱して各凹部に対応した
ハンダ供給面にハンダを供給しながら、コテ先を凹部の
延在方向に沿って移動させることにより、突出部材が突
出した4列以上のハンダ付け箇所を一括してハンダ付け
する。そして、互いに隣り合うハンダ供給面の境界部に
形成したハンダ流阻止部により、各ハンダ供給面で溶融
したハンダがその隣りのハンダ供給面へ流れようとする
のを阻止する。このようにハンダ流を阻止することによ
り、コテ先の各凹部に供給されるハンダ量の偏りを防止
することができる。従って、各凹部が3列以上の突起部
材を囲んで6列以上の突起部材のハンダ付け箇所をハン
ダ付けする場合でも、凹部内のハンダ量不足による中央
部の突起部材に対するハンダ付け不良を回避することが
できる。
【0010】請求項2の発明は、請求項1のハンダ付け
用コテ部材において、上記ハンダ流阻止部が、上記隣り
合うハンダ供給面を仕切るように延在する凸部又は凹部
で形成されていることを特徴とするものである。請求項
2のハンダ付け用コテ部材では、上記隣り合うハンダ供
給面を仕切るように延在する凸部又は凹部により、ハン
ダ供給面に供給されて溶融したハンダが隣りのハンダ供
給面に移動しにくくなる。
【0011】請求項3の発明は、請求項2のハンダ付け
用コテ部材において、上記ハンダ流阻止部を形成する上
記凸部又は上記凹部の表面が、溶融したハンダが付着し
にくい材料で形成されていることを特徴とするものであ
る。請求項3のハンダ付け用コテ部材では、上記凸部又
は上記凹部の表面が、溶融したハンダが付着しにくい材
料で形成されているので、ハンダ供給面の溶融ハンダが
隣りのハンダ供給面にますます移動しにくくなる。特
に、上記ハンダ流阻止部が上記凹部である場合は、ハン
ダ供給面上の溶融ハンダが凹部の表面に接する機会が、
上記凸部の場合よりも少なくなる。従って。上記溶融し
たハンダが付着しにくい材料が、溶融ハンダが接触する
ことによる損傷を受けにくい。
【0012】請求項4の発明は、請求項1のハンダ付け
用コテ部材において、上記ハンダ流阻止部が、上記隣り
合うハンダ供給面を仕切るように延在する凹部と、該凹
部に埋め込まれた埋め込み部材とで形成され、該埋め込
み部材が、該ハンダ供給面の材料よりも熱を伝えにくい
材料で形成されていることを特徴とするものである。請
求項4のハンダ付け用コテ部材では、上記凹部に埋め込
まれた埋め込み部材の材料が上記ハンダ供給面の材料よ
りも熱を伝えにくいため、コテ先を加熱したとしても上
記埋め込み部材の温度上昇が抑制される。この埋め込み
部材の温度上昇の抑制により、埋め込み部材の近くに移
動してきた溶融ハンダの温度が低下して移動しにくくな
る。従って、ハンダ供給面の溶融ハンダが隣りのハンダ
供給面にますます移動しにくくなる。
【0013】請求項5の発明は、ハンダ付け用コテ部材
と、該ハンダ付け用コテ部材のコテ先を加熱する加熱手
段と、該コテ先にハンダを供給するハンダ供給手段とを
備えたハンダ付け装置であって、該ハンダ付け用コテ部
材として、請求項1、2、3又は4のハンダ付け用コテ
部材を用いたことを特徴とするものである。請求項5の
ハンダ付け装置では、加熱手段でハンダ付け用コテ部材
のコテ先を加熱する。この加熱されたコテ先を、ハンダ
付け対象物の突出部材を各凹部で囲むようにを配置す
る。そして、ハンダ供給手段によってコテ先の各凹部に
溶融ハンダを供給しながら、コテ先を凹部の延在方向に
沿って移動させる。これにより、突出部材が突出した4
列以上のハンダ付け箇所を一括してハンダ付けする。
【0014】請求項6の発明は、請求項5のハンダ付け
装置において、上記ハンダ供給手段を、上記コテ先の複
数の凹部のそれぞれに対応させて複数設けたことを特徴
とするものである。請求項6のハンダ付け装置では、上
記各ハンダ供給手段により上記コテ先の複数の凹部のそ
れぞれに対してハンダを選択的に供給し、各凹部に対応
するハンダ付け箇所の有無に応じてハンダを供給するこ
とが可能となる。
【0015】請求項7の発明は、請求項6のハンダ付け
装置において、ハンダ付け対象物上のハンダ付け箇所に
関する情報を記憶しておく記憶手段と、該ハンダ付け対
象物と上記ハンダ付け用コテ部材との間の相対的な位置
関係を変化させる相対位置可変手段と、該記憶手段に記
憶されている該ハンダ付け箇所の情報に基づいて、該ハ
ンダ付け対象物と該ハンダ付け用コテ部材との間の相対
的な位置関係を変化させるように該相対位置可変手段を
制御するとともに、上記コテ先の各凹部へのハンダ供給
を切り換えるように上記ハンダ供給手段を制御する制御
手段とを設けたことを特徴とするものである。ここで、
上記ハンダ付け対象物と上記ハンダ付け用コテ部材との
間の相対的な位置関係は、ハンダ付け対象物とハンダ付
け用コテ部材との間の直線的な距離を表す位置関係だけ
でなく、両者間の相対的な回転角度を表す回転位置関係
も含むものである。また、上記相対的な位置関係を変化
させる相対位置可変手段は、上記ハンダ付け対象物及び
上記ハンダ付け用コテ部材の少なくとも一方を移動させ
たり回転させたりする手段を含むものである。請求項7
のハンダ付け装置では、ハンダ付け対象物上のハンダ付
け箇所に関する情報を予め記憶手段に記憶しておく。そ
して、この記憶手段に記憶されているハンダ付け箇所に
関する情報に基づいて、ハンダ付け対象物上のハンダ付
け箇所の位置を制御手段で判断し、ハンダ付け用コテ部
材のコテ先の各凹部が上記ハンダ付け箇所を囲むように
上記相対位置可変手段を制御する。また、上記情報に基
づいて、ハンダ付け動作を開始する前にハンダ付け用コ
テ部材のコテ先のどの凹部がハンダ付け箇所に対応して
いるかを上記制御手段で判定する。この判定結果に基づ
いて制御手段で上記ハンダ供給手段を制御することによ
り上記コテ先の各凹部へのハンダ供給へのハンダ供給を
切り換える。このようにハンダ供給を切り換えることに
より、各凹部に対応するハンダ付け箇所の有無に応じ
て、ハンダ付け箇所が対応している凹部のみに、ハンダ
を自動的に供給する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明をハンダ付け装置と
してのハンダ付けロボットに適用した実施形態について
説明する。このハンダ付けロボットは、ハンダ付け対象
物としての基板(PCB)に対して自動的にハンダ付け
するものである。図2は本実施形態に係るハンダ付けロ
ボットの概略構成を示す正面図である。このハンダ付け
ロボットは、上部に作業台101を有する装置本体10
0と、該装置本体100の両側部に取り付けられたスタ
ンド部材102、103と、該スタンド部材102、1
03の上部において両スタンド部材間に架け渡すように
取り付けられたX軸ガイド部材104と、該X軸ガイド
部材104に対してX軸方向(図中の左右方向)に移動
可能に取り付けれたハンダ付けユニット10とを備えて
いる。
【0017】上記作業台101の中央部には、Y軸方向
(図中の前後方向)に延びた2本のガイドレール10
5、106が形成され、該ガイドレールに沿って可動ブ
ラケット107、108がY軸方向に移動可能に取り付
けられている。この可動ブラケット107、108上に
は作業テーブル109が取り付けられ、該作業テーブル
109に基板支持スタンド110、111を介してハン
ダ付け対象物としての基板200が装着される。上記可
動ブラケット107、108のY軸方向の駆動は、基板
上のハンダ付け箇所に関する情報に基づいて後述の制御
部で制御される。この基板上のハンダ付け箇所に関する
情報のデータは前もって実行されるデータ取り込み作業
(ティーチング作業)で取得され、ハンダ付け時の各種
パラメータ等のデータとともに、メモリーカードスロッ
ト112に挿入されているメモリカード113に記憶さ
れる。
【0018】上記ハンダ付けユニット10は、ユニット
本体11と、該ユニット本体11の両側に取り付けられ
た1組のハンダ供給サブユニット20A、20Bと、該
ユニット本体11から下方に延びた昇降スライド軸12
に中継部材13や揺動アーム14等を介して取り付けら
れたハンダ付けヘッド30とを備えている。上記ユニッ
ト本体11の背面側には図示しない可動ブラケットを有
し、この可動ブラケットがX軸ガイド部材104側に形
成されているガイドレール(不図示)にガイドされるこ
とにより、ハンダ付けユニット10をX軸方向に移動さ
せることができる。
【0019】上記ユニット本体10から下方に延びた昇
降スライド軸12は、Z軸方向(図中上下方向)に移動
するように駆動制御するとともに、そのZ軸方向の中心
軸を中心として回転するように回転駆動することができ
るようになっている。この昇降スライド軸12に連結さ
れた中継部材13には、ハンダ付けヘッド30の先端の
コテ先を所定の圧力で基板200に押圧できるように、
図示しないエア加圧機構が組み込まれている。また、中
継部材13に連結されている揺動アーム14は、ハンダ
付けヘッド30を所定の角度に傾けて固定できるように
構成されている。
【0020】上記ハンダ付けヘッド30は、加熱手段と
してのヒータを内蔵するとともに先端部にコテ先31を
有するハンダ付け用コテ部材(以下「コテ部材」とい
う。)32と、該コテ部材32の両側に固定アーム部材
33A、33Bで固定された1組のハンダ供給ヘッド3
4A、34Bとを備えている。このハンダ供給ヘッド3
4A、34Bのコテ先31側の先端部には、糸状ハンダ
が通過できるように中空構造のニードル部材35A、3
5Bを備えている。また、このハンダ供給ヘッド34
A、34Bには、それぞれ独立にハンダ供給制御可能な
上記ハンダ供給サブユニット20A、20Bからハンダ
供給チューブ21A、21Bを介して、糸状ハンダが供
給される。なお、上記ハンダ供給ヘッド34A、34B
には、上記糸状ハンダ40をニードル部材35A、35
Bから吐出させる前に予備的に加熱する予備加熱部を設
けてもよい。
【0021】上記ハンダ供給サブユニット20A、20
Bは、送出ローラ対22A、22B及びモータ(不図
示)を有するハンダ供給装置23A、23Bと、糸状ハ
ンダ40を一定量巻き付けたハンダリール24A、24
Bとを備えている。上記送出ローラ対22A、22Bは
糸状ハンダ40を挾持しながら回転することにより該ハ
ンダ40をハンダ供給チューブ21A、21B側に送り
出すものであり、該ローラ対の一方のローラがモータで
駆動される駆動ローラ、もう一方のローラが従動ローラ
となっている。また、両ローラの間隔は糸状ハンダ40
を所定の圧力で挾持するように調整され、上記駆動ロー
ラは糸状ハンダ40を所定の速度で送出するとともに糸
状ハンダの送出を選択的にオン/オフできるように回転
制御される。このハンダ供給サブユニット20A、20
Bと、上記ハンダ供給チューブ21A、21B及び上記
ハンダ供給ヘッド34A、34Bとにより、コテ部材3
2のコテ先31にハンダを供給するハンダ供給手段が構
成されている。なお、上記ハンダ供給装置23A、23
Bには、適宜、ハンダ切れを検知するセンサやハンダ詰
まりを検知するセンサなどを設けてもよい。また、上記
ハンダ供給装置23A、23Bは、上記送出ローラ対2
2A、22Bを用いたものに限定されるものではなく、
他の機構で糸状ハンダを送出するように構成してもよ
い。
【0022】図1(a)は上記コテ部材32の先端部で
あるコテ先31の拡大斜視図であり、図1(b)は図1
(a)のコテ先31の切断面A−A’を矢印方向からみ
た断面図である。また、図3(a)はハンダ付け中のコ
テ先31の拡大正面図であり、図3(b)は図3(a)
のコテ先31の切断面B−B’を矢印方向からみた断面
図である。コテ部材32のコテ先31は、2つの凹部
(ハンダ保持部)310A、310Bが形成されてい
る。このコテ先31の凹部310A、310Bは、部品
202が取り付けられた基板200上のハンダ付け箇所
から突出している突出部材であるリード201の列方向
(コテ先の移動方向)と直交する方向に並べて形成され
ている。また、この凹部310A、310Bは、リード
201の3列分を囲み且つリード201の列方向に延在
するとともに、リード201が通過し得るように該延在
方向の両端部が開口したものとなっている。なお、本実
施形態では、コテ先移動方向と直交する面内における上
記凹部310A、310Bの内壁面の断面形状を「コ」
の字の形状としているが、この形状に限定されるもので
はない。たとえば、半円形状や「く」の字の形状にして
もよい。また、上記凹部310A、310Bの断面形状
の面積がコテ先移動方向で変化するように形成してもよ
い。
【0023】また、上記コテ先31の各凹部310A、
310Bに隣接する外側面に、各凹部310A、310
Bにハンダ40を供給するためのハンダ供給面311
A、311Bを有している。各ハンダ供給面311A、
311Bには、上記ハンダ供給ヘッド34A、34Bの
ニードル部材35A、35Bの先端が近接して対向する
ように配置されている。ニードル部材35A、35Bの
先端から吐出した糸状ハンダ40はそれぞれ、各ハンダ
供給面311A、311Bに接触して溶融し、各ハンダ
供給面に沿って重力で流下する。このように流下した溶
融ハンダ40’が、各列のリード201を覆うように供
給される。なお、上記ハンダ供給面311A、311B
の表面には、溶融ハンダがのりやすく下方に流下しやす
いように、ハンダメッキ層312が形成されている。
【0024】また、図1(a)及び(b)に示すよう
に、互いに隣り合うハンダ供給面311A、311Bの
境界部にハンダ流阻止部としての溝状の凹部315が形
成されている。この溝状の凹部315は、各ハンダ供給
面で溶融したハンダがその隣りのハンダ供給面へ流れよ
うとするのを阻止するものである。また、溝状の凹部3
15の表面は溶融ハンダが付着しにくい材料(例えばC
r)からなるメッキ層316が形成されている。上記各
ハンダ供給面311A、311Bに供給されて溶融ハン
ダ40’の一部は、溝状の凹部315に向って移動しよ
うとする。ところが、溝状の凹部315の表面にハンダ
がのりにくいメッキ層316が形成されているため、溶
融ハンダ40’自体の表面張力により、溶融ハンダ4
0’は溝状の凹部315内に落下することがない。この
ようにハンダ付けを行っても溶融ハンダ40’が溝状の
凹部315の表面に接触しないので、溶融ハンダ40’
によって溝状の凹部315のメッキ層が損傷を受けるの
を防止することができる。
【0025】また、図1(a)に示すように上記コテ先
31の先端面(底面)はコテ部材32の中心軸に対して
所定の角度で傾いた面に加工されている。これにより、
コテ部材32を傾けて図中Y方向に移動させる場合でも
コテ先31の先端面と基板200の面とがほぼ平行にな
って両者が確実に接する。このようにコテ部材32を傾
けることにより、コテ部材32を基板200上でスムー
ズに移動させることができるとともに、コテ部材32の
駆動負荷も低減させることができる。
【0026】図4は、上記ハンダ付けロボットの制御系
の主要部を示すブロック図である。制御手段としての制
御部300は、CPU、RAM、ROM、I/Oインタ
ーフェース等を用いて構成されている。この制御部30
0には上記メモリーカード113に対するデータ書き込
み及び読み出しを行うメモリカードドライブ装置30
1、及び各種モータ駆動回路302A、302B、30
3〜305が接続されている。この各種モータ駆動回路
302A、302B、303〜305、各回路に接続さ
れたモータ、各モータで駆動される可動ブラケット、該
可動ブラケットをガイドするガイドレール等により、基
板200とコテ部材32との間の相対的な位置関係(直
線的な距離及び回転角度)を変化させる相対位置可変手
段が構成されている。
【0027】また、前述のようにハンダ付け対象の基板
200のハンダ付け箇所に関するデータや、ハンダ付け
時の各種パラメータ(糸状ハンダの吐出量、コテ部材の
移動速度など)のデータはメモリカード113に記憶さ
れている。このメモリカード113内のデータがメモリ
カードドライブ301を介して制御部300内に取り込
まれる。このデータに基づいて各モータ駆動部に対する
指令信号が生成され、送信される。各モータ駆動部は該
指令信号に基づいて、それぞれ対応するパルスモータ3
06A、306B、307〜309を回転駆動する。な
お、上記ハンダ付け箇所に関するデータ等は、フレキシ
ブルディスク、ハードディスク等の他の記憶媒体に記憶
させて用いるように構成してもよい。また、装置本体1
00に接続されたパソコン等の外部装置から、上記ハン
ダ付け箇所に関するデータ等を取り込むように構成して
もよい。
【0028】上記構成のハンダ付けロボットを用いて基
板200上の6列に並んだ複数のハンダ付け箇所をハン
ダ付けするときは、まず、作業テーブル109上の基板
支持スタンド110に基板200をセットする。次に、
作業テーブル109のY軸方向の位置、ハンダ付けヘッ
ド30の回転角度、ハンダ付けユニット10のX軸方向
の位置とを制御することにより、基板200上の6列に
並んだリード201の列の一方の端部に、コテ先31を
位置させる。次に、ハンダ付けヘッド30をZ軸下方に
移動させてコテ先31を基板200に接触させるととも
に、作業テーブル109をY軸手前側に移動させること
により、コテ先31を基板200に対して相対移動させ
ながらコテ先31のハンダ供給面311にハンダを供給
し、コテ先31の凹部310A,310B内に位置する
6列のハンダ付け箇所についてハンダ付けを行う。そし
て、コテ先31がリードの列のもう一方の端部まで相対
移動したところでコテ先31へのハンダ供給を停止し、
ハンダ付けヘッド30をZ軸上方に移動させる。このコ
テ先31の一回の移動により、6列のリード201を一
括してハンダ付けすることができる。
【0029】なお、上記コテ先31を使って3列のハン
ダ付け箇所(リード挿入箇所)についてハンダ付けを行
う場合は、上記2つの凹部310A,310Bのうちリ
ードを囲んでいる凹部の上方にだけハンダを供給するよ
うに制御する。この制御を行うことにより、基板200
上の不要なハンダ付着や無駄なハンダ供給を回避するこ
とができる。
【0030】以上、本実施形態によれば、リード201
が突出したハンダ付け箇所の列に沿ってコテ先31を1
回移動させることにより、6列のハンダ付け箇所を一括
してハンダ付けすることができるので、6列のハンダ付
け箇所に対するハンダ付けを効率的に行うことができ
る。しかも、上記ハンダ流阻止部としての溝状の凹部3
15により、各ハンダ供給面間の溶融ハンダ40’の移
動を阻止することにより、コテ先31の各凹部310
A、310Bに供給されるハンダ量の偏りを防止するこ
とができる。よって、各凹部310A、310Bが3列
以上のリード201を囲んで6列以上のリード201の
ハンダ付け箇所をハンダ付けする場合でも、各凹部31
0A、310B内の溶融ハンダ40’が不足することが
ない。従って、凹部凹部310A、310B内のハンダ
量不足による凹部中央のリード201に対するハンダ付
け不良を回避することができる。
【0031】なお、上記実施形態では、上記ハンダ流阻
止部として、各ハンダ供給面311A、311Bの境界
部に溝状の凹部315を形成しているが、図5に示すよ
うに上記境界部に凸部317を形成してもよい。そし
て、この場合も、凸部317の表面に、溶融ハンダが付
着しにくい材料(例えばCr)からなるメッキ層316
を形成するのが好ましい。
【0032】また、上記ハンダ流阻止部は、図6に示す
ように上記ハンダ供給面311A、311Bの境界部に
形成した溝状の凹部315に、コテ先31とは異なる材
料からなる埋め込み部材318を埋め込むように構成し
てもよい。この埋め込み部材318の材料としては、コ
テ先31のハンダ供給面の材料(鉄)よりも熱を伝えに
くい材料が好ましい。このような材料としては、ガラス
エポキシやセラミック等を挙げることができる。このよ
うに上記埋め込み部材318を埋め込んだ場合は、コテ
先31を加熱したとしても埋め込み部材318の温度上
昇が抑制される。この埋め込み部材318の温度上昇の
抑制により、埋め込み部材318の近くに移動してきた
溶融ハンダ40’の温度が低下して移動しにくくなる。
従って、ハンダ供給面の溶融ハンダが隣りのハンダ供給
面にますます移動しにくくなる。
【0033】また、上記実施形態では、コテ先31に3
列用の凹部310をそれぞれ2つずつ備えた場合につい
て説明したが、上記凹部を3つ以上備えたコテ先を用い
てもよい。この場合は、7列以上のハンダ付け箇所を一
括してハンダ付けすることができる。また、上記コテ先
31の凹部310は2列のリードや4列以上のリードを
囲むように形成してもよい。
【0034】
【発明の効果】請求項1乃至7の発明によれば、コテ先
の各凹部における溶融ハンダ不足を回避できる。従っ
て、ハンダ付け箇所の突起部材が6列以上ある場合で
も、ハンダ付け不良のない均一なハンダ付けを一括して
行うことができるができるという効果がある。
【0035】特に、請求項6の発明によれば、各凹部に
対応するハンダ付け箇所の有無に応じてハンダを供給す
ることが可能となるので、各凹部に対応するハンダ付け
箇所に対して自在にハンダ付けすることができるように
なる。しかも、対応するハンダ付け箇所がない凹部には
不要なハンダ供給を停止することができるので、無駄な
ハンダ消費を防止することができるという効果がある。
【0036】特に、請求項7の発明によれば、ハンダ付
け対象物上のハンダ付け箇所にハンダ付け用コテ部材を
自動的に移動させることができる。更に、上記各凹部に
対応するハンダ付け箇所の有無に応じたハンダ供給を、
自動的に行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の一実施形態に係るハンダ付
け装置におけるコテ部材の先端部の拡大斜視図。(b)
は、図1(a)のコテ先31の切断面A−A’を矢印方
向からみた断面図。
【図2】同ハンダ付け装置の概略構成を示す正面図。
【図3】(a)は、ハンダ付け中のコテ先31の拡大正
面図。(b)は、図3(a)のコテ先31の切断面B−
B’を矢印方向からみた断面図。
【図4】同ハンダ付け装置の制御系の要部を示すブロッ
ク図。
【図5】他の実施形態に係るハンダ付け装置におけるコ
テ部材の先端部の断面図。
【図6】更に他の実施形態に係るハンダ付け装置におけ
るコテ部材の先端部の断面図。
【図7】従来例に係るコテ先の部分断面図。
【図8】他の従来例に係るコテ先の正面図。
【符号の説明】
10 ハンダ付けユニット 11 ユニット本体 12 昇降スライド軸 13 中継部材 14 揺動アーム 20A、20B ハンダ供給サブユニット 21A、21B ハンダ供給チューブ 22A、22B 送出ローラ対 23A、23B ハンダ供給装置 24A、24B ハンダリール 30 ハンダ付けヘッド 31 コテ先 310A、310B 凹部(ハンダ保持部) 311A、311B ハンダ供給面 312A、312B 凹部(リード貫通部) 315 溝状の凹部(ハンダ流阻止部) 316 ハンダが付着しにくいメッキ層 317 凸部(ハンダ流阻止部) 318 埋め込み部材 32 コテ部材 320 ハンダ供給面 33A、33B 固定アーム部材 34A、34B ハンダ供給ヘッド 35A、35B、35C、35D ニードル部材 40 糸状ハンダ 40’ 溶融したハンダ 100 装置本体 101 作業台 102、103 スタンド部材 104 X軸ガイド部材 112 メモリカード 200 基板 201 リード 202 部品 300 制御部 301 メモリカードドライブ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年9月26日(2002.9.2
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、ハンダ付け対象物の表面から所
定の間隔で突出している複数列の突出部材をハンダ付け
するためのハンダ付け用コテ部材であって、該突出部材
の複数列分を囲み且つ該突出部材の列方向に沿って延在
するとともに該延在方向の両端部それぞれのコテ先側面
に開口するよう、該ハンダ付け対象物の表面に対向する
対向面に形成された凹部、コテ先の該延在方向と直交
する方向に複数備え、該凹部の延在方向における少なく
とも一方の端部側の該コテ先側面上に、複数の部そ
ぞれに対応する複数の箇所でハンダを供給するための
ンダ供給面を有し、該ハンダ供給面上の各凹部に対応し
た箇所で溶融して流下するハンダが該箇所に対応する凹
部の隣りに位置する凹部へ該ハンダ供給面に沿って流れ
ようとするのを阻止するハンダ流阻止部が、該コテ先側
面に形成されていることを特徴とするものである。請求
項1のハンダ付け用コテ部材では、ハンダ付け対象物の
突出部材を複数列ずつ各凹部で囲むようにコテ先を配置
する。このコテ先を加熱してハンダ供給面の各凹部に対
応した箇所にハンダを供給しながら、コテ先を凹部の延
在方向に沿って移動させることにより、突出部材が突出
した4列以上のハンダ付け箇所を一括してハンダ付けす
る。そして、上記突出部材を囲む凹部の延在方向におけ
る少なくとも一方の端部側のコテ先側面に形成したハン
ダ流阻止部により、ハンダ供給面上の各凹部に対応した
箇所で溶融して流下するハンダが該箇所に対応する凹部
の隣りに位置する凹部へハンダ供給面に沿って流れよう
とするのを阻止する。このようにハンダ流を阻止するこ
とにより、コテ先の各凹部に供給されるハンダ量の偏り
を防止することができる。従って、各凹部が3列以上の
突起部材を囲んで6列以上の突起部材のハンダ付け箇所
をハンダ付けする場合でも、凹部内のハンダ量不足によ
る中央部の突起部材に対するハンダ付け不良を回避する
ことができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】請求項2の発明は、請求項1のハンダ付け
用コテ部材において、上記ハンダ流阻止部が、上記ハン
ダ供給面上の互いに隣り合う箇所のそれぞれでハンダが
溶融して流下する部分を仕切るように該ハンダの流下方
向に延在する凹部で形成されていることを特徴とするも
のである。請求項4の発明は、請求項1のハンダ付け用
コテ部材において、上記ハンダ流阻止部が、上記ハンダ
供給面上の互いに隣り合う箇所のそれぞれでハンダが溶
融して流下する部分を仕切るように該ハンダの流下方向
に延在する凸部で形成されていることを特徴とするもの
である。請求項2及び4のハンダ付け用コテ部材では、
上記ハンダ供給面上の互いに隣り合う箇所のそれぞれで
ハンダが溶融して流下する部分を仕切るようにハンダの
流下方向に延在する凸部又は凹部により、ハンダ供給面
に供給されて溶融したハンダが隣りのハンダ供給面に移
動しにくくなる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】請求項3の発明は、請求項2のハンダ付け
用コテ部材において、上記ハンダ流阻止部を形成する上
記凹部の表面が、溶融したハンダが付着しにくい材料で
形成されていることを特徴とするものである。請求項5
の発明は、請求項4のハンダ付け用コテ部材において、
上記ハンダ流阻止部を形成する上記凸部の表面が、溶融
したハンダが付着しにくい材料で形成されていることを
特徴とするものである。請求項3及び5のハンダ付け用
コテ部材では、上記凸部又は上記凹部の表面が、溶融し
たハンダが付着しにくい材料で形成されているので、ハ
ンダ供給面の溶融ハンダが隣りのハンダ供給面にますま
す移動しにくくなる。特に、上記ハンダ流阻止部が上記
凹部である場合は、ハンダ供給面上の溶融ハンダが凹部
の表面に接する機会が、上記凸部の場合よりも少なくな
る。従って上記溶融したハンダが付着しにくい材料
が、溶融ハンダが接触することによる損傷を受けにく
い。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】請求項の発明は、請求項1のハンダ付け
用コテ部材において、上記ハンダ流阻止部が、上記ハン
ダ供給面上の互いに隣り合う箇所のそれぞれでハンダが
溶融して流下する部分を仕切るように該ハンダの流下方
に延在する凹部と、該凹部に埋め込まれた埋め込み部
材とで形成され、該埋め込み部材が、該ハンダ供給面の
材料よりも熱を伝えにくい材料で形成されていることを
特徴とするものである。請求項のハンダ付け用コテ部
材では、上記凹部に埋め込まれた埋め込み部材の材料が
上記ハンダ供給面の材料よりも熱を伝えにくいため、コ
テ先を加熱したとしても上記埋め込み部材の温度上昇が
抑制される。この埋め込み部材の温度上昇の抑制によ
り、埋め込み部材の近くに移動してきた溶融ハンダの温
度が低下して移動しにくくなる。従って、ハンダ供給面
の各凹部に対応する箇所に供給された溶融ハンダが隣り
凹部にますます移動しにくくなる。請求項7の発明
は、請求項1乃至6のいずれかのハンダ付け用コテ部材
において、上記ハンダ付け対象物の表面から突出してい
る突出部材の列の一方の端部でコテ先を下方に移動させ
て該ハンダ付け対象物に接触させた後、該コテ先のハン
ダ供給面にハンダを供給しながら該コテ先を該ハンダ付
け対象物に対して相対移動させ、該コテ先が該突出部材
の列のもう一方の端部まで移動した位置で該コテ先を上
方に移動させることにより、該ハンダ付け対象物の複数
列の突出部材をハンダ付けするものであることを特徴と
するものである。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】請求項の発明は、ハンダ付け用コテ部材
と、該ハンダ付け用コテ部材のコテ先を加熱する加熱手
段と、該コテ先にハンダを供給するハンダ供給手段とを
備えたハンダ付け装置であって、該ハンダ付け用コテ部
材として、請求項1乃至7のいずれかのハンダ付け用コ
テ部材を用いたことを特徴とするものである。請求項
のハンダ付け装置では、加熱手段でハンダ付け用コテ部
材のコテ先を加熱する。この加熱されたコテ先を、ハン
ダ付け対象物の突出部材を各凹部で囲むようにを配置す
る。そして、ハンダ供給手段によってコテ先の各凹部に
溶融ハンダを供給しながら、コテ先を凹部の延在方向に
沿って移動させる。これにより、突出部材が突出した4
列以上のハンダ付け箇所を一括してハンダ付けする。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】請求項の発明は、請求項のハンダ付け
装置において、上記ハンダ供給手段を、上記コテ先の
記突出部材を囲む複数の凹部のそれぞれに対応させて複
数設けたことを特徴とするものである。請求項のハン
ダ付け装置では、上記各ハンダ供給手段により上記コテ
先の上記突出部材を囲む複数の凹部のそれぞれに対して
ハンダを選択的に供給し、各凹部に対応するハンダ付け
箇所の有無に応じてハンダを供給することが可能とな
る。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】請求項10の発明は、請求項のハンダ付
け装置において、ハンダ付け対象物上のハンダ付け箇所
に関する情報を記憶しておく記憶手段と、該ハンダ付け
対象物と上記ハンダ付け用コテ部材との間の相対的な位
置関係を変化させる相対位置可変手段と、該記憶手段に
記憶されている該ハンダ付け箇所の情報に基づいて、該
ハンダ付け対象物と該ハンダ付け用コテ部材との間の相
対的な位置関係を変化させるように該相対位置可変手段
を制御するとともに、上記コテ先の各凹部へのハンダ供
給を切り換えるように上記ハンダ供給手段を制御する制
御手段とを設けたことを特徴とするものである。ここ
で、上記ハンダ付け対象物と上記ハンダ付け用コテ部材
との間の相対的な位置関係は、ハンダ付け対象物とハン
ダ付け用コテ部材との間の直線的な距離を表す位置関係
だけでなく、両者間の相対的な回転角度を表す回転位置
関係も含むものである。また、上記相対的な位置関係を
変化させる相対位置可変手段は、上記ハンダ付け対象物
及び上記ハンダ付け用コテ部材の少なくとも一方を移動
させたり回転させたりする手段を含むものである。請求
10のハンダ付け装置では、ハンダ付け対象物上のハ
ンダ付け箇所に関する情報を予め記憶手段に記憶してお
く。そして、この記憶手段に記憶されているハンダ付け
箇所に関する情報に基づいて、ハンダ付け対象物上のハ
ンダ付け箇所の位置を制御手段で判断し、ハンダ付け用
コテ部材のコテ先の各凹部が上記ハンダ付け箇所を囲む
ように上記相対位置可変手段を制御する。また、上記情
報に基づいて、ハンダ付け動作を開始する前にハンダ付
け用コテ部材のコテ先のどの凹部がハンダ付け箇所に対
応しているかを上記制御手段で判定する。この判定結果
に基づいて制御手段で上記ハンダ供給手段を制御するこ
とにより上記コテ先の各凹部へのハンダ供給へのハンダ
供給を切り換える。このようにハンダ供給を切り換える
ことにより、各凹部に対応するハンダ付け箇所の有無に
応じて、ハンダ付け箇所が対応している凹部のみに、ハ
ンダを自動的に供給する。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】以上、本実施形態によれば、リード201
が突出したハンダ付け箇所の列に沿ってコテ先31を1
回移動させることにより、6列のハンダ付け箇所を一括
してハンダ付けすることができるので、6列のハンダ付
け箇所に対するハンダ付けを効率的に行うことができ
る。しかも、上記ハンダ流阻止部としての溝状の凹部3
15により、ハンダ供給面の各凹部に対応した箇所で溶
融したハンダ40’が、該箇所に対応する凹部の隣りに
位置する凹部に移動するのを阻止することにより、コテ
先31の各凹部310A、310Bに供給されるハンダ
量の偏りを防止することができる。よって、各凹部31
0A、310Bが3列以上のリード201を囲んで6列
以上のリード201のハンダ付け箇所をハンダ付けする
場合でも、各凹部310A、310B内の溶融ハンダ4
0’が不足することがない。従って、各凹部310A、
310B内のハンダ量不足による凹部中央のリード20
1に対するハンダ付け不良を回避することができる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】
【発明の効果】請求項1乃至10の発明によれば、コテ
先の各凹部における溶融ハンダ不足を回避できる。従っ
て、ハンダ付け箇所の突起部材が6列以上ある場合で
も、ハンダ付け不良のない均一なハンダ付けを一括して
行うことができるができるという効果がある。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】特に、請求項の発明によれば、各凹部に
対応するハンダ付け箇所の有無に応じてハンダを供給す
ることが可能となるので、各凹部に対応するハンダ付け
箇所に対して自在にハンダ付けすることができるように
なる。しかも、対応するハンダ付け箇所がない凹部には
不要なハンダ供給を停止することができるので、無駄な
ハンダ消費を防止することができるという効果がある。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】特に、請求項10の発明によれば、ハンダ
付け対象物上のハンダ付け箇所にハンダ付け用コテ部材
を自動的に移動させることができる。更に、上記各凹部
に対応するハンダ付け箇所の有無に応じたハンダ供給
を、自動的に行うことができるという効果がある。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハンダ付け対象物の表面から所定の間隔で
    突出している複数列の突出部材をハンダ付けするための
    ハンダ付け用コテ部材であって、 該突出部材の複数列分を囲み且つ該突出部材の列方向に
    沿って延在するとともに該延在方向の両端部が開口した
    凹部が、コテ先の該延在方向と直交する方向に複数形成
    され、 該凹部の延在方向における少なくとも一方の端部側で各
    凹部に隣接する外側面に、各凹部のそれぞれに対応する
    複数のハンダ供給面を有し、 互いに隣り合う該ハンダ供給面の境界部に、各ハンダ供
    給面で溶融したハンダがその隣りのハンダ供給面へ流れ
    ようとするのを阻止するハンダ流阻止部が形成されてい
    ることを特徴とするハンダ付け用コテ部材。
  2. 【請求項2】請求項1のハンダ付け用コテ部材におい
    て、 上記ハンダ流阻止部が、上記隣り合うハンダ供給面を仕
    切るように延在する凸部又は凹部で形成されていること
    を特徴とするハンダ付け用コテ部材。
  3. 【請求項3】請求項2のハンダ付け用コテ部材におい
    て、 上記ハンダ流阻止部を形成する上記凸部又は上記凹部の
    表面が、溶融したハンダが付着しにくい材料で形成され
    ていることを特徴とするハンダ付け用コテ部材。
  4. 【請求項4】請求項1のハンダ付け用コテ部材におい
    て、 上記ハンダ流阻止部が、上記隣り合うハンダ供給面を仕
    切るように延在する凹部と、該凹部に埋め込まれた埋め
    込み部材とで形成され、 該埋め込み部材が、該ハンダ供給面の材料よりも熱を伝
    えにくい材料で形成されていることを特徴とするハンダ
    付け用コテ部材。
  5. 【請求項5】ハンダ付け用コテ部材と、該ハンダ付け用
    コテ部材のコテ先を加熱する加熱手段と、該コテ先にハ
    ンダを供給するハンダ供給手段とを備えたハンダ付け装
    置であって、 該ハンダ付け用コテ部材として、請求項1、2、3又は
    4のハンダ付け用コテ部材を用いたことを特徴とするハ
    ンダ付け装置。
  6. 【請求項6】請求項5のハンダ付け装置において、 上記ハンダ供給手段を、上記コテ先の複数の凹部のそれ
    ぞれに対応させて複数設けたことを特徴とするハンダ付
    け装置。
  7. 【請求項7】請求項6のハンダ付け装置において、 ハンダ付け対象物上のハンダ付け箇所に関する情報を記
    憶しておく記憶手段と、 該ハンダ付け対象物と上記ハンダ付け用コテ部材との間
    の相対的な位置関係を変化させる相対位置可変手段と、 該記憶手段に記憶されている該ハンダ付け箇所の情報に
    基づいて、該ハンダ付け対象物と該ハンダ付け用コテ部
    材との間の相対的な位置関係を変化させるように該相対
    位置可変手段を制御するとともに、上記コテ先の各凹部
    へのハンダ供給を切り換えるように上記複数のハンダ供
    給手段を制御する制御手段とを設けたことを特徴とする
    ハンダ付け装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009004636A (ja) * 2007-06-22 2009-01-08 Tsutsumi Denki:Kk フラックス塗布具
JP2009514685A (ja) * 2005-11-11 2009-04-09 エミテック ゲゼルシヤフト フユア エミツシオンス テクノロギー ミツト ベシユレンクテル ハフツング 排気処理装置におけるハニカム体
JP2016221544A (ja) * 2015-05-29 2016-12-28 株式会社山本自動車 はんだごて及びそれを用いた板金修理方法

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