JP2000015160A - 接着剤塗布装置 - Google Patents

接着剤塗布装置

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JP2000015160A
JP2000015160A JP18273298A JP18273298A JP2000015160A JP 2000015160 A JP2000015160 A JP 2000015160A JP 18273298 A JP18273298 A JP 18273298A JP 18273298 A JP18273298 A JP 18273298A JP 2000015160 A JP2000015160 A JP 2000015160A
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nozzle head
adhesive
rotation
temperature
nozzle
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Toru Hiramatsu
徹 平松
Eiji Fukui
英司 福井
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Juki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明の目的は、ノズルヘッドのエンドレ
スな回転を可能とし、更に、ノズルヘッドの回転による
リード線の移動がなく、リード線を整然と保つことの出
来る接着剤塗布装置を提供することである。 【解決手段】 基板上に接着剤を吐出するノズルを有す
るノズルヘッド14と、該ノズルヘッド14を前記基板
の垂線を中心としたθ回転方向に回転させるθ回転手段
15,16と、前記ノズルヘッド14およびθ回転手段
15,16を保持する機枠10とを備えた接着剤塗布装
置である。前記ノズルヘッド14を固定することなく該
ノズルヘッド14の周側面を囲むように前記機枠10に
固定される金属ブロック61と、該金属ブロック61を
所定温度に制御するヒータ62や温度センサ63とを備
えた構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、プリン
ト基板の所定の箇所に接着剤を塗布する接着剤塗布装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】実装部品を基板上に表面実装する場合、
実装部品の仮止めのためにプリント基板上の所望の位置
に接着剤を塗布することがある。このような作業を行う
装置として、例えば、特開平5−185004号公報に
開示の接着剤塗布装置がある。接着剤塗布装置は、一般
に、基板を搬送する基板搬送手段や、接着剤を微少量ず
つ吐出するディスペンサ、および、該ディスペンサをX
−Y方向に移動するX−Y移動機構等から構成され、搬
入された基板に対してディスペンサをX−Y方向に移動
させて接着剤を吐出させていくことで、基板上の所望の
位置に接着剤を塗布する装置である。
【0003】接着剤塗布装置に備わる一般的なディスペ
ンサは、接着剤の注入されたシリンジや、接着剤を吐出
するノズルが設けられたノズルヘッド、これらシリンジ
とノズルヘッドをZ方向(鉛直方向)に昇降させる昇降
機構、並びに、ノズルヘッドをθ回転方向(基板の垂線
を中心とした回転方向)に回転させる回転機構等から構
成される。そして、ディスペンサがX−Y方向に移動し
ている間にシリンジとノズルヘッドを上昇させておき、
接着剤を吐出する位置にきたらシリンジとノズルヘッド
を降下させて接着剤を吐出させる。また、ノズルヘッド
には2個のノズルが並んで設けられるのが一般であり、
上記回転機構により、このようなノズルヘッドをθ回転
方向に回転させて回転角度を制御することで、実装部品
の長手方向に並ぶ2点に接着剤を吐出する。この2点の
吐出により、実装部品をその長手方向の2箇所接着する
2点止めが行われ、1点止めに較べて確実な部品の固定
を図ることが出来る。
【0004】図5には、従来のディスペンサの要部の分
解斜視図を示す。同図中、P2はシリンジ、P5は止め
具、P15はシリンジP2を保持するブラケット、P2
0はX−Yテーブルに固定される機枠である。回転機構
や昇降機構は、機枠P20の図示略の箇所に取り付けら
れており、軸受けP20aに支持されたブラケット軸P
15aを回転および昇降させることで、シリンジP2と
ノズルヘッドP4を回転および昇降させる。ところで、
接着剤を吐出する際には、接着剤を適度な温度に制御す
る必要がある。この温度制御により、接着剤が所定の粘
度に保たれてノズルから吐出される量を一定に保つこと
が出来る。また、吐出後の接着剤の硬化時間を適宜調整
すことも出来る。そこで、従来では、ノズルヘッドP4
を固定するノズルホルダP6にヒータP10と温度セン
サP11とを取り付けて、ノズルホルダP6ごとノズル
ヘッドP4を熱して温度制御することで、吐出される接
着剤の温度調整を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のディスペンサの温度制御機構は、ノズルホルダP6
を熱するヒータP10や温度センサP11がノズルヘッ
ドP4に対して固定的に取り付けられ、ヒータP10や
温度センサP11がノズルヘッドP4と共に回転する構
成であったため、ヒータP10や温度センサP11から
伸びるリード線がノズルヘッドP4の自由な回転を阻害
して、ノズルヘッドP4の回転可能な角度範囲が制限さ
れるといった課題を有していた。
【0006】そのため、例えば、接着剤の塗布パターン
の流れ図である図6に示すように、接着剤の塗布パター
ンが、順次、θ回転方向の角度で「0°」〜「300
°」〜「0°」と変更する場合では、先ず「0°」から
「300°」に移行する際にノズルヘッドP4を「30
0°」左回転させ、次いで「300°」から「0°」に
移行する際にノズルヘッドP4を「300°」右回転さ
せる必要があった。つまり、「300°」から「0°」
に移行する際、「60°」左回転でいければ回転量が少
なくなり回転時間の削減およびタクトアップを図れるの
であるが、上記ヒータP10や温度センサP11のリー
ド線が邪魔をして、この最短の回転制御を行うことが出
来なかった。
【0007】また、上記従来のディスペンサの温度制御
機構では、ヒータP10や温度センサP11から伸びる
リード線がノズルヘッドP4と共に回転する構成であっ
たため、該リード線が他の機構に引っかかったりして断
線するなどの不具合を生じる場合もあった。
【0008】この発明は、上記実状に鑑みてなされたも
ので、ノズルヘッドのエンドレスな回転を可能とし、更
に、ノズルヘッドの回転によるリード線の移動がなく、
リード線を整然と保つことの出来る接着剤塗布装置を提
供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、基板上に接着剤を吐出する
ノズルを有するノズルヘッドと、該ノズルヘッドを前記
基板の垂線を中心としたθ回転方向に回転させるθ回転
手段と、前記ノズルヘッドおよびθ回転手段を保持する
機枠とを備えた接着剤塗布装置において、前記ノズルヘ
ッドを固定することなく該ノズルヘッドの周側面を囲む
ように前記機枠に固定される熱伝達体と、該熱伝達体を
所定温度に制御する温度制御手段(ヒータや温度センサ
など)とを備えた構成とした。
【0010】この請求項1記載の発明によれば、吐出さ
れる接着剤の温度制御を行う構成が、機枠に固定される
熱伝達体と該熱伝達体を温度制御する温度制御手段とか
らなり、ノズルヘッドの回転に伴って動くことがないの
で、該熱伝達体や温度制御手段によりノズルヘッドの回
転が阻害されることがなく、ノズルヘッドのエンドレス
な回転制御を行うことが出来る。従って、接着剤の様々
な塗布パターンに対し最小限の回転で対応することが可
能となり、延いては処理スピードの向上を図ることが出
来る。また、熱伝達体や温度制御手段(ヒータや温度セ
ンサなど)から伸びるリード線も、ノズルヘッドの回転
に伴って動くことがないので、これらリード線を整然と
保つことができ、他の機構にリード線を引っ掛けて断線
させるといった不具合を回避することが出来る。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の接
着剤塗布装置において、前記熱伝達体が金属ブロック
(例えば、アルミ、ステンレス、銅などのブロック)で
ある構成とした。
【0012】この請求項2記載の発明によれば、ノズル
ヘッドの周側面を囲む熱伝達体として熱容量の大きい金
属ブロックを用いているので、熱伝達体がノズルヘッド
に直接接触しなくても、例えば放射によりノズルヘッド
を十分に温められ温度制御を行うことが出来る。また、
熱容量が大きいので温度も安定しばらつくことがなく、
安定した温度制御を行うことが出来る。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の接着剤塗布装置において、前記熱伝達体が断熱材を
介して前記機枠に取り付けられている構成とした。
【0014】この請求項3記載の発明によれば、熱伝達
体の温度が機枠側に逃げないので、余分な電力消費が回
避され、且つ、安定した温度制御が出来る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図1〜図4の図面を参照しながら説明する。図1
は、本発明の実施の形態の接着剤塗布装置のディスペン
スヘッド1を示す斜視図、図2は、ディスペンスヘッド
1の要部を示す分解斜視図である。この実施の形態の接
着剤塗布装置は、ディスペンスヘッド1、該ディスペン
スヘッド1をX−Y方向に移動するX−Yテーブル(図
示略)、および、プリント基板を搬送する搬送装置(図
示略)等を備えて構成される。ディスペンスヘッド1
は、上記X−Yテーブルに取り付けられており、搬送装
置により搬送されてきた基板100上をX−Y方向に移
動する。なお、X−Yテーブルと搬送装置については従
来周知な構成であるため詳細な説明は省略する。
【0016】ディスペンスヘッド1は、上記X−Yテー
ブルに取り付けられる機枠10、接着剤12が貯留され
る複数のシリンジ11a,11b,11c、各シリンジ
11a,11b,11cを昇降運動させる昇降機構、各
シリンジ11a,11b,11cをZ軸(X−Y平面の
垂線)を中心としたθ回転方向に回転させる回転機構、
および、各シリンジ11a,11b,11cに取り付け
られているノズルヘッド14…の温度を制御する温度制
御手段等を備えている。
【0017】各シリンジ11a〜11cには、上端部に
シリンジ内部にエアーを供給して空気圧で接着剤を吐き
出させるための空気供給口13…、下端部には接着剤を
吐出する2個のノズルを有したノズルヘッド14…が設
けられている。また、ノズルヘッド14には、ノズルヘ
ッド14の位置決め及び取付け向きを決定する嵌合部1
4aが設けられている。機枠10には、水平方向に張り
出したシリンジ支持部10a…が設けられており、各シ
リンジ11a〜11cはそれぞれシリンジホルダ15…
に収容され且つメタルブッシュ16…を介してシリンジ
支持部10a…に支持されている。シリンジホルダ15
はシリンジ支持部10aに対してθ方向の回転とZ方向
(X−Y平面に直交する方向)の移動が可能な状態で支
持されている。シリンジホルダ15の底部には、ノズル
ヘッド14…の嵌合部14aと嵌合される嵌合穴15b
が設けられている。
【0018】回転機構は、駆動源であるθ駆動サーボモ
ータ20、回転軸(駆動軸)22、第1ネジ歯車17,
17,17、および、第2ネジ歯車24,24,24等
から構成される。これらの内、第1ネジ歯車17…と第
2ネジ歯車24…とは、複数のシリンジ11a〜11c
の各々に対応して1個ずつ備わっている。シリンジ支持
部10aの中断部には溝10bが設けられており、この
溝10b中に第1ネジ歯車17が摺動可能な状態に挿入
されている。第1ネジ歯車17は、メタルブッシュ16
を介してシリンジホルダ15と係合されており、シリン
ジホルダ15のθ方向の回転に対して係止し、Z方向の
移動に対して可動な状態で係合している。θ駆動サーボ
モータ20のモータ軸20aは、傘歯歯車21,23を
介して回転軸22に連結されており、θ駆動サーボモー
タ20の回転駆動が回転軸22に伝達される。また、各
シリンジ11a〜11cに対応する1組の第1ネジ歯車
17と第2ネジ歯車24とは、互いに噛み合わされた状
態にあり、回転軸22を中心とした第2ネジ歯車24の
回転が伝達されて、Z軸を中心とした第1ネジ歯車17
の回転へと伝達される。そして、この第1ネジ歯車17
の回転によりシリンジ11a〜11cがθ回転方向に回
転する。
【0019】図3は、ノズルヘッドを昇降させる昇降機
構を主に示す側面図であり、(a)はノズルヘッドが下
がっている状態、(b)はノズルヘッドが上がっている
状態である。昇降機構は、図1と図3に示すように、コ
ロ腕31…、コロ腕軸30、コロ32…,34…、Z軸
駆動サーボモータ40、カム軸42、偏芯カム44…、
クラッチ駆動モータ50、クラッチ軸52、クラッチ板
54a,54b,54c等から構成される。コロ腕31
の腕部31a,31aにはコロ32,32が取り付けら
れており、このコロ32,32はシリンジホルダ15の
コロ案内溝15aに摺動可能に係合されている。そし
て、コロ腕31がコロ腕軸30を中心に回動することで
一対の腕部31a,31aがシリンジホルダ15を上下
に昇降させる。
【0020】Z軸駆動サーボモータ40は、シリンジホ
ルダ15を昇降駆動させるモータである。該モータが所
定量回転することで傘歯歯車41,43を介して運動が
伝わりカム軸42が回転する。そして、図3(a)に示
すように、カム軸42の回転に伴い偏芯カム44も回転
して、該偏芯カム44がコロ34を押したり戻したりし
てコロ腕31を回動させる。クラッチ駆動モータ50
は、複数のシリンジホルダ15…の中から昇降駆動する
シリンジホルダ15を選択するためのものである。クラ
ッチ駆動モータ50は、歯車51,53を介してクラッ
チ軸52に連結されており、クラッチ軸52に固定され
たクラッチ板54a〜54cを回転させる。図3
(a),(b)に示すように、クラッチ板54a〜54
cには、それぞれ切欠き部54a1〜54a3が形成さ
れており、コロ腕31に設けられたコロ35がクラッチ
板54a〜54cに当接して押し下げられるか、或い
は、コロ35が切欠き部54a1〜54a3によりクラ
ッチ板54a〜54cに当接されず自由な状態にあるか
で、昇降駆動するシリンジホルダ15…が選択される。
【0021】すなわち、クラッチ板54a〜54cにコ
ロ35が当接した状態では、コロ腕31が大きく回動し
てシリンジホルダ15を大きく引き上げられると共に偏
芯カム44とコロ34との間が大きく引き離される(図
3(b))。それゆえ、偏芯カム44が回転してもこの
運動がコロ34やコロ腕31に伝達されず昇降動作が行
われない。一方、クラッチ板54a〜54cの切欠き部
54a1〜54a3にコロ35が逃げている状態では、
偏芯カム44とコロ34とが当接する(図3(a))。
それゆえ、偏芯カム44の運動がコロ34およびコロ腕
31に伝達されて偏芯カム44の回転によりシリンジホ
ルダ15の昇降動作が行われる。クラッチ板54a〜5
4cは、それぞれ角度をずらしてクラッチ軸52に固定
されており、切欠き部54a1〜54a3にコロ35が
逃げる状態をクラッチ板54a〜54cの中から択一的
に選択できる。
【0022】接着剤の温度制御を行うため、図2と図3
に示すように、熱伝達体としてのヒータブロック61
と、温度制御手段としての電熱器等のヒータ62、サー
ミスタ又は熱伝対等の温度センサ63および制御装置
(不図示)、並びに、断熱材64等を備えている。制御
装置を除くこれら1組の温度制御手段が、ディスペンス
ヘッド1の複数のシリンジ11a〜11cに対応して複
数設けられている。ヒータブロック61は、例えば、ア
ルミやステンレスなどの金属ブロックで、比較的に高い
熱伝導率と、ノズルヘッド14に対して十分大きな熱容
量とを有し、シリンジ支持部10aの底面部に断熱材6
4を介してネジ65,65により止着される。
【0023】ヒータブロック61には、上記ヒータ62
と温度センサ63とが取り付けられており、温度センサ
63からのセンサ出力を個別に制御装置(CPU)で監
視し、必要によりそれぞれのヒータ62の電流を制御し
て、各ヒータブロック61の温度を一定に保つように電
流を制御する。ヒータブロック61は、例えば、塗布す
る接着剤に適度な温度(例えば40℃)と同温に制御さ
れる。ヒータ62と温度センサ63とから伸びるリード
線62a,63aは、他の機構に引っかからないように
機枠10に外面に沿わせて固定する。ヒータブロック6
1には、ノズルヘッド14の周側面を囲む貫通孔61a
が設けられている。この貫通孔61aは、ノズルヘッド
14を挿入した場合に僅かなクリアランスが開く径をし
ており、ノズルヘッド14に接触することなく放射によ
りノズルヘッド14を温める。図3(a),(b)に示
すように、シリンジホルダ15の昇降に伴って、ノズル
ヘッド14はヒータブロック61の貫通孔61aを通っ
て上下動する。なお、ノズルヘッド14が貫通孔61a
に摺動されるように構成しても良い。
【0024】次に、上記構成の接着剤塗布装置の動作に
ついて説明する。先ず、予め温度制御を行い、ヒータブ
ロック61を所定の温度(例えば40℃)に保持してお
く。この温度制御により、ノズルヘッド14も温められ
てノズルヘッド14や該ヘッド内部の接着剤の温度が適
温(例えば40℃)に保たれる。そして、温度制御が安
定した後に、接着剤の塗布処理を開始する。すなわち、
搬送装置により基板100を中央に搬送し、その後、予
め設定されたプログラムに従ってX−Yテーブルを移動
してディスペンスヘッド1を基板100上の接着剤塗布
位置上方に移動する。更に、予め設定されたプログラム
に従って、θ駆動サーボモータ20を所定量回転し、シ
リンジ11a,11b,11cを所定量回転させて、所
定のノズルヘッド14の向きを実装部品の長手方向に合
わせる。向きを合わせたら、上述の昇降機構により、該
向きを合わせたシリンジ11a(11b,11c)を降
下させた後、シリンジ11a(11b,11c)内にエ
アーを送ってノズルヘッド14の2個のノズル穴から所
定量の接着剤を基板100上に吐出する。そして、以上
のような処理を繰り返すことで、基板100上の所望の
箇所に所望の方向を向いた2点の接着剤を塗布していく
ことが出来る。
【0025】図4には、上記構成の接着剤塗布装置によ
り行われる接着剤の塗布パターンの流れ図を示す。同図
中、sは塗布された接着剤を示す。例えば、2点の接着
剤を塗布していく塗布パターンの向きが、図4に示すよ
うに、θ回転方向の角度で、順次「0°」〜「300
°」〜「0°」と変化する場合では、先ず「0°」から
「300°」に移行する際にノズルヘッド14を「30
0°」左回転させ、次いで「300°」から「0°」に
移行する際にノズルヘッドP4を「60°」左回転させ
ることで、この塗布パターンを実現できる。
【0026】以上のように、この実施の形態の接着剤塗
布装置によれば、接着剤の温度制御を行う構成(ヒータ
ブロック61、ヒータ62、温度センサ63)が、ノズ
ルヘッド14の回転により動く構成でないので、ノズル
ヘッド14のエンドレスな回転制御を行うことが出来
る。従って、接着剤の様々な塗布パターンに対し最小限
の回転で対応することが可能となり、処理スピードの向
上を図ることが出来る。また、ヒータ62や温度センサ
63から伸びるリード線62a,63aも、ノズルヘッ
ド14の回転に伴って動くことがないので、これらリー
ド線62a,63aを整然と保つことができ、他の機構
にリード線62a,63aを引っ掛けて断線してしまう
といった不具合を回避することが出来る。
【0027】また、ノズルヘッド14の周側面を囲む熱
伝達体として熱容量の大きいヒータブロック61を用い
ているので、ノズルヘッド14を十分に温められ、安定
した温度制御を行うことが出来る。また、断熱材64を
介在させることでヒータブロック61の温度が機枠10
側に逃げないので、余分な電力消費が回避され、且つ、
安定した温度制御が出来る。
【0028】なお、本発明は、この実施の形態の接着材
塗布装置に限られず、例えば、基板を搬送する搬送手段
やディスペンスヘッドをX−Y方向に移動するX−Yテ
ーブル、ノズルヘッドを昇降させる昇降機構やノズルヘ
ッドを回転させる回転機構など、この実施の形態で具体
的に示した細部構造等は、発明の主旨を逸脱しない範囲
で適宜変更可能である。
【0029】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、接着剤の
温度制御を行う構成が、ノズルヘッドの回転に伴って動
くことがないので、ノズルヘッドのエンドレスな回転制
御を行うことが出来る。従って、接着剤の様々な塗布パ
ターンに対し最小限の回転で対応することが可能とな
り、処理スピードの向上を図ることが出来る。また、接
着剤の温度制御を行う構成から伸びるリード線も、ノズ
ルヘッドの回転に伴って動くことがないので、これらリ
ード線を整然と保つことができ、他の機構にリード線を
引っ掛けて断線してしまうといった不具合を回避するこ
とが出来る。
【0030】請求項2記載の発明によれば、ノズルヘッ
ドの周側面を囲む熱伝達体として熱容量の大きい金属ブ
ロックを用いているので、ノズルヘッドを十分に温めら
れ、安定した温度制御を行うことが出来る。
【0031】請求項3記載の発明によれば、熱伝達体の
温度が機枠側に逃げないので、余分な電力消費が回避さ
れ、且つ、安定した温度制御が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の接着剤塗布装置のディス
ペンスヘッドを示す斜視図である。
【図2】同、ディスペンスヘッドの要部を示す分解斜視
図である。
【図3】ノズルヘッドを昇降させる昇降機構を主に示す
側面図であり、(a)はノズルヘッドが下がっている状
態、(b)はノズルヘッドが上がっている状態である。
【図4】図1のディスペンスヘッドにより行われる接着
剤の塗布パターンを示す流れ図である。
【図5】従来のディスペンサの要部を示す分解斜視図で
ある。
【図6】従来のディスペンサにより行われる接着剤の塗
布パターンを示す流れ図である。
【符号の説明】
1 ディスペンスヘッド 11a〜11c シリンジ 14… ノズルヘッド 17… 第1ネジ歯車 20 θ駆動サーボモータ(駆動部) 22 回転軸(駆動軸) 24… 第2ネジ歯車 61… ヒータブロック 62… ヒータ 62a… リード線 63… 温度センサ 63a… リード線 64… 断熱材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に接着剤を吐出するノズルヘッド
    と、 該ノズルヘッドを前記基板の垂線を中心としたθ回転方
    向に回転させるθ回転手段と、 前記ノズルヘッドおよびθ回転手段を保持する機枠とを
    備えた接着剤塗布装置において、 前記ノズルヘッドを固定することなく該ノズルヘッドの
    周側面を囲むように前記機枠に固定される熱伝達体と、 該熱伝達体を所定温度に制御する温度制御手段とを備え
    たことを特徴とする接着剤塗布装置。
  2. 【請求項2】 前記熱伝達体は金属ブロックであること
    を特徴とする請求項1記載の接着剤塗布装置。
  3. 【請求項3】 前記熱伝達体は断熱材を介して前記機枠
    に取り付けられていることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の接着剤塗布装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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