JP2003304011A - 磁気抵抗効果素子および磁気抵抗効果メモリー素子 - Google Patents

磁気抵抗効果素子および磁気抵抗効果メモリー素子

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JP2003304011A
JP2003304011A JP2002106174A JP2002106174A JP2003304011A JP 2003304011 A JP2003304011 A JP 2003304011A JP 2002106174 A JP2002106174 A JP 2002106174A JP 2002106174 A JP2002106174 A JP 2002106174A JP 2003304011 A JP2003304011 A JP 2003304011A
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JP2002106174A
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English (en)
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Yoshio Kawashima
良男 川島
Akihiro Odakawa
明弘 小田川
Nozomi Matsukawa
望 松川
Yasunari Sugita
康成 杉田
Yasuki Morinaga
泰規 森永
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐熱性に優れた熱的構造安定な特性を示すM
R素子を提供し、このMR素子を用いた磁気抵抗効果メ
モリー(MRAM)を提供する。 【解決手段】 少なくとも2つの磁性層が少なくとも1
つの非磁性層を介して積層された多層膜を含み、前記少
なくとも2つの磁性層における磁化方向の相対角度に応
じて抵抗値が変化する磁気抵抗効果素子であって、前記
多層膜の下地層は粒径が10nm以上では粒の最大高低
差が6nm以下であることを特徴とする磁気抵抗効果素
子。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気抵抗効果素子お
よびそれを用いた磁気抵抗効果メモリー(磁気ランダム
・アクセス・メモリー;以下「MRAM」と略す)に関
する。
【0002】
【従来の技術】磁気抵抗効果は、磁性体に磁界を加える
ことで電気抵抗が変化する現象であり、磁気センサーや
磁気ヘッドとして広く利用されている。近年では、磁性
層と非磁性層を交互に積層した構造を有する多層膜(磁
性層/非磁性層/磁性層/非磁性層/・・・)から大き
な磁気抵抗効果を得ることが知られており、これは巨大
磁気抵抗(GMR)効果と呼ばれている。GMR効果は
非磁性層を介する磁性層の磁化方向の相対的な相違に応
じて電気抵抗が変化する現象である。
【0003】通常、GMR素子では、非磁性層にCu、
Au等の導電性材料が用いられる。この素子は一般に
は、電流を膜面に平行に流して用いられる(CIP−G
MR:Current In Plane−GMR)。
これに対し、電流を膜面垂直方向に流すGMR素子はC
PP−GMR(Current Perpendicu
lar to the Plane−GMR)と呼ばれ
ている。CPP−GMR素子は、CIP−GMR素子と
比較して磁気抵抗変化率(MR比)は大きいが抵抗値が
小さい。
【0004】また、大きな動作磁界を必要としないGM
R素子として、スピンバルブ型素子が知られている。こ
の素子では、非磁性層を介して自由磁性層と固定磁性層
とが積層されており、自由磁性層の磁化回転に応じて生
じる両磁性層の磁化方向が為す角度の相対的な変化が利
用される。スピンバルブ型GMR素子としては、例えば
反強磁性材料であるFe−Mnを磁化回転制御層とし
て、Ni−Fe/Cu/Ni−Fe多層膜に積層した素
子が提案されている。この素子は、動作磁界が小さく、
直線性にも優れているが、MR比が小さい。磁性層にC
oFe強磁性材料、反強磁性層にPtMn,IrMn強
磁性材料をそれぞれ用いることによって、MR比を向上
させたスピンバルブ型GMR素子も報告されている。
【0005】さらに高いMR比を得るために、非磁性層
に絶縁性材料を用いた素子も提案されている。この素子
は垂直方向に電流がながれ、絶縁性材料を用いた非磁性
層(トンネル層)を確率的に透過するトンネル電流を利
用した磁気抵抗効果、いわゆるトンネル磁気抵抗(TM
R)効果と呼ばれている。TMR素子は絶縁層を挟む磁
性層のスピン分極率が高いほど、大きなMR比が期待さ
れる。これに従うと磁性層としては、Fe、Fe−Co
合金、Ni−Fe合金等の磁性金属、ハーフメタリック
強磁性体等が適している。
【0006】また、トンネル層を透過するトンネル電流
を利用しているので素子の抵抗はトンネル層の厚さに依
存する。低抵抗化を図るためにはトンネル層(障壁)の
厚さを薄くすればよい。こうすることで、素子抵抗は小
さくなり、大きな電流を流すことが可能となり、大きな
出力電圧を得ることが可能である。
【0007】しかし、極めて薄いトンネル層とするに
は、トンネル層表面が極めて平滑性がよい面であること
が必要となる。平滑性が悪く薄いトンネル層はピンホー
ルが発生し、ピンホールでリーク電流が発生し大きな出
力を得ることができなくなる。
【0008】また、TMR素子をCMOS上に作成して
MRAMデバイスとして応用する研究が進んでいるが、
CMOSプロセスでは400℃〜450℃の非常に高温
の熱処理行程を行うことが不可避であり、その高温熱処
理によるTMR素子の特性劣化が生ずる。特に固定層に
Fe−MnやIr−Mn、Pt−MnといったMn系反
強磁性膜を用いたスピンバルブ型MR素子においてはM
nが高温熱処理によって拡散し300℃以上で特性が劣
化し、MRAMとして応用するには困難である。
【0009】Mnの拡散のメカニズムは未だ明確には解
明されていないが、薄くて平滑性が悪いトンネル層で
は、トンネル層に発生しているピンホール等によってM
nの拡散がさらに広範囲に広がっていると思われる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、トン
ネル層を薄くしてもピンホールの発生を防ぎ、耐熱性に
優れた熱的構造安定な特性を示すMR素子を提供し、こ
のMR素子を用いた磁気抵抗効果メモリー(MRAM)
を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
に、本発明の磁気抵抗効果素子は、少なくとも2つの磁
性層が少なくとも1つの非磁性層を介して積層された多
層膜を含み、前記少なくとも2つの磁性層における磁化
方向の相対角度に応じて抵抗値が変化する磁気抵抗効果
素子であって、前記多層膜の下地層は粒径が10nm以
上の粒の最大高低差が6nm以下であり、平均高低差が
5nm以下であることを特徴とする。
【0012】また、前記多層膜の下地層の粒径が10n
m以下であることを特徴とする。
【0013】また、本発明によれば、前記下地層は材料
Aであり、前記材料AはCuより原子番号が大きい元素
X(Xは4族から11族の元素)から選ばれた少なくと
も1種の金属または、前記元素Xより選ばれた少なくと
も2種類以上の合金または2種類以上の単元素金属で構
成される混合物であることを特徴とする。
【0014】または、前記下地層は、前記材料Aから選
ばれた少なくとも2種類以上の材料で積層された多層膜
構造であることを特徴とする。
【0015】または、前記下地層は、抵抗率が4μΩc
m以下である低抵抗率材料と前記低抵抗率材料に前記材
料Aより選ばれた少なくとも1種類以上の材料で積層さ
れた多層構造であり、前記材料Aの少なくとも1層の膜
厚が前記低抵抗率材料層の膜厚の10%以上であること
を特徴とする。
【0016】または、前記下地層は、前記低抵抗率材料
層と前記低抵抗率材料層に前記材料Aより選ばれた少な
くとも1種類以上の材料で積層された多層構造であり、
前記材料A層の前記非磁性層側の表面が電子サイクロト
ロン共鳴プラズマ法によって、5nm以上エッチング処
理され、前記材料A層の膜厚が前記低抵抗率材料層の膜
厚の10%以下であることを特徴とする。
【0017】また、前記下地層の膜厚が5〜2000n
mであり、前記下地層が下部電極であることを特徴とす
る。
【0018】また、本発明の磁気抵抗効果メモリーは前
記磁気抵抗効果素子と情報を記録するための情報記録導
体線と前記情報を読み出すための情報読み出し用導体線
を含むことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
を説明する。
【0020】図1は本発明の一実施形態に係る磁気抵抗
効果素子を示す断面図である。
【0021】図1に示す磁気抵抗効果素子は、絶縁性材
料を用いた非磁性層(トンネル層)2を介して積層され
た磁性層1、3、下地層4が基板5の上に積層されてお
り、磁性層1,3に磁界が加わると磁性層1,3の磁化
方向に相対的な相違が生じ、トンネル層2を流れるトン
ネル電流の大きさが変化する、トンネル磁気抵抗効果素
子である。
【0022】下地層4のトンネル層2側の表面、つまり
磁性層3と接する側の下地層4の表面粗さが、粒径が1
0nm以上では粒の最大高低差が6nm以下であり、平
均高低差が5nm以下であることが好ましい。または、
粒径が10nm以下の結晶質であり、XRDにて観察す
ると観察ピークをもち、ピークの半値幅が3°以下であ
ることがより好ましい。
【0023】上記のような表面粗さである下地層4とす
るには、Cuより原子番号が大きい元素X(Xは4族か
ら11族の元素)から選ばれた少なくとも1種の金属ま
たは、前記元素Xより選ばれた少なくとも2種類以上の
合金または2種類以上の単元素金属で構成される混合物
である材料を用いることが好ましい。
【0024】金属をスパッタするときは、原子番号が大
きい金属ほど大きいエネルギーをもつ反跳Arがターゲ
ット面より反射し、基板をたたくことになる。それによ
り基板表面においてターゲット材料の表面拡散が生じや
すくなり、膜質が高密度であり、膜表面は平坦化が図ら
れる。
【0025】よって、Cuより原子番号が大きい元素X
(Xは4族から11族の元素)を下地層4として用いる
ことにより、表面が平坦化された下地層4を得ることが
できる。
【0026】また、前記元素Xより選ばれた少なくとも
2種類以上の合金または2種類以上の単元素金属で構成
される混合物であっても同様の効果が期待できる。
【0027】さらに、下地層4を下部電極とするのであ
れば、前記元素XはNb,Mo,Ru,Rh,Pd,A
g,In,Ta,W,Ir,Pt,Au等、抵抗率が2
0.0×10-6Ωcm以下である元素であることが好ま
しい。
【0028】また、下地層4は前記元素Xから選ばれた
少なくとの2つの異なる元素により、積層された多層構
造であってもよい。
【0029】また、下地層4に抵抗率が4μΩcm以下
である低抵抗率材料を用いて、下地層4を下部電極とす
るのであれば、平坦化させるために前記低抵抗率材料と
前記低抵抗率材料に前記材料Aより選ばれた少なくとも
1種類以上の材料で積層された多層構造であり、前記材
料Aの少なくとも1層の膜厚が前記低抵抗率材料層の膜
厚の10%以上である下地層とすることが好ましい。
【0030】低抵抗率材料として、例えばCuやAlと
すると、下地層4としてCuやAlのみを用いると従来
通り、粒径が10nmであり、最大高低差が6nm以上
であり、平均高低差が5nm以上である非常に荒れた下
地表面となり、トンネル層2にピンホールが発生し、リ
ーク電球が発生するが、低抵抗率材料に前記材料Aより
選ばれた少なくとも1種類以上の材料で積層された多層
構造にすることにより、非常に平坦な下地層表面とな
る。
【0031】しかし、低抵抗率材料の上に積層された材
料の内、少なくとも1種類は低抵抗率材料の膜厚の10
%以上であることが好ましい。この積層膜が平坦化する
のも、原子番号の大きい元素をスパッタすることによる
反跳Ar効果によるものであるが、その膜厚が10%以
下であるならば、その効果は期待できない。
【0032】もし、低抵抗率材料の上に積層する1つ1
つの材料の膜厚を低抵抗率材料の10%未満にするので
あれば、積層する材料の少なくとも1つを成膜後に、電
子サイクロトロン共鳴プラズマ法によって5nm以上エ
ッチング処理し、膜厚を調節することが好ましい。
【0033】また、下地層4と磁性層3の界面が前記材
料Aより選ばれた少なくとも1種類以上の材料を用いた
薄膜層であれば、低抵抗率材料と基板との間に前記材料
Aより選ばれた少なくとも1種類以上の材料が積層され
ていてもよい。
【0034】ここで、高低差とは1つの結晶粒の最大凸
部と、最小凹部の差である。
【0035】以下に本発明の実施例について説明する。
【0036】熱酸化膜付Si基板(3インチφ)上に多
元マグネトロンスパッタリング法を用いて、下地層、P
tMnからなる反強磁性層を20nm、からなる強磁性
層を2nm、Al23からなるトンネル層1nm、Co
Feからなる強磁性層を積層し、素子面積が30μm×
30μmから2μm×2μmまでのTMR素子を作製し
280℃、5kOeの磁界中で3時間熱処理して反強磁
性に一軸異方性を付与した後のMR特性と、引き続き4
00℃で熱処理した後のMR特性を調べた。また、粒径
は高分解能透過電子顕微鏡(TEM)で測定し、表面粗
さは原子間力顕微鏡(AFM)にて測定した。また、粒
径が10nm以下の試料はXDを用いて測定し、回折ピ
ークの半値幅を測定した。
【0037】各下地層を用いたTMR素子の表面粗さお
よび各熱処理後のMR特性を表1に示す。ここでは一例
としてCuより原子番号の大きい元素としてTa、P
t、Au、PdおよびWを用いたTMR素子の特性を示
す。
【0038】
【表1】
【0039】MR特性はTMR素子に最大1kOeの磁
界を印加して直流4端子法を用いて評価し、MR比は最
大抵抗値をRmax、最小抵抗値をRminとし次式に
より求めた。
【0040】MR比={(Rmax−Rmin)/Rm
in}×100(%) 表1において下地層のカッコ内の数値は膜厚を示し(単
位:nm)、表面粗さの単位はnmである。またMR比
の単位は%である。また、試料番号1から3は本発明の
下地層以外の下地層であるTMR素子であり、試料番号
4から34の下地層をもつTMR素子が本発明のTMR
素子である。なお、試料番号12,13の試料は粒径が
10nm以下であり、最大高低差が0.5nm以下であ
り、XRDにて回折ピークを測定すると半値幅が3°以
下であり結晶質であることを確認している。試料番号2
6から30の下地層のCuの上に積層されている材料A
は、材料Aを10nm成膜した後、電子サイクロトロン
共鳴プラズマ法により7nmエッチング処理して作製し
た薄膜である。試料番号1から3までの試料と比べる
と、表面粗さが平坦化されていることがわかる。
【0041】表1により、試料番号1から3は表面も粗
く、400℃におけるMR比の劣化が見られる。試料番
号4から34までの本発明の下地層を用いたTMR素子
は400℃におけるMR比は試料によってやや小さくな
るものがあるが、その割合は95%(400℃のMR比
/280℃のMR比)以上であり、耐熱に優れたTMR
素子であることがわかる。
【0042】ここでは一例としてCuより原子番号の大
きい元素としてTa、Pt、Au、PdおよびWを用い
たが、その他、本発明の範囲にある元素を用いた下地層
をもつTMR素子においても同様の結果が得られた。
【0043】また、反強磁性層をIrMn,NiMn,
FeMn,PtPdMn、synthetic fer
rimagnetを用いた強磁性固定層、強磁性自由層
にFe−Ni−Co系強磁性で構成されるようなTMR
素子であっても、本発明の範囲にある下地層を用いるこ
とにより、同様な結果が得られる。
【0044】
【発明の効果】以上の結果により本発明によれば、40
0℃以上の高温の熱処理を行ってもTMR素子の特性に
劣化は起こらず、CMOSプロセスにも耐えうるTMR
素子であり、MRAMデバイスとして実現可能な磁気抵
抗素子を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気抵抗効果素子の断面図
【符号の説明】
1 磁性層 2 トンネル層 3 磁性層 4 下地層 5 基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松川 望 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 杉田 康成 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 森永 泰規 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5F083 FZ10 GA11 JA37 JA38 JA39

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2つの磁性層が少なくとも1
    つの非磁性層を介して積層された多層膜を含み、前記少
    なくとも2つの磁性層における磁化方向の相対角度に応
    じて抵抗値が変化する磁気抵抗効果素子であって、前記
    多層膜の下地層は粒径が10nm以上では粒の最大高低
    差が6nm以下であり、平均高低差が5nm以下である
    ことを特徴とする磁気抵抗効果素子。
  2. 【請求項2】 前記下地層の粒径が10nm以下である
    ことを特徴とする請求項1に記載の磁気抵抗効果素子。
  3. 【請求項3】 前記下地層は材料Aであり、前記材料A
    はCuより原子番号が大きい元素X(Xは4族から11
    族の元素)から選ばれた少なくとも1種の金属または、
    前記元素Xより選ばれた少なくとも2種類以上の合金ま
    たは2種類以上の単元素金属で構成される混合物である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の磁気抵抗効
    果素子。
  4. 【請求項4】 前記下地層は、前記材料Aから選ばれた
    少なくとも2種類以上の材料で積層された多層膜構造で
    あることを特徴とする請求項1または2に記載の磁気抵
    抗効果素子。
  5. 【請求項5】 前記下地層は、抵抗率が4μΩcm以下
    である低抵抗率材料と前記低抵抗率材料に前記材料Aよ
    り選ばれた少なくとも1種類以上の材料で積層された多
    層構造であり、前記材料Aの少なくとも1層の膜厚が前
    記低抵抗率材料層の膜厚の10%以上であることを特徴
    とする請求項1または2に記載の磁気抵抗効果素子。
  6. 【請求項6】 前記下地層は、前記低抵抗率材料層と前
    記低抵抗率材料層に前記材料Aより選ばれた少なくとも
    1種類以上の材料で積層された多層構造であり、前記材
    料A層の前記非磁性層側の表面が電子サイクロトロン共
    鳴プラズマ法によって、5nm以上エッチング処理さ
    れ、前記材料A層の膜厚が前記低抵抗率材料層の膜厚の
    10%以下であることを特徴とする請求項1または2に
    記載の磁気抵抗効果素子。
  7. 【請求項7】 前記下地層の膜厚が5〜2000nmで
    あることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載
    の磁気抵抗効果素子。
  8. 【請求項8】 前記下地層が下部電極であることを特徴
    とする請求項1から7のいずれかに記載の磁気抵抗効果
    素子。
  9. 【請求項9】 請求項1から8のいずれかに記載の磁気
    抵抗素子と情報を記録するための情報記録導体線と前記
    情報を読み出すための情報読み出し用導体線を含むこと
    を特徴とする磁気抵抗効果メモリー素子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100618372B1 (ko) * 2003-11-24 2006-08-30 샤프 가부시키가이샤 3d rram

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