JP2003302938A - 発光表示パネルの駆動装置 - Google Patents
発光表示パネルの駆動装置Info
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- JP2003302938A JP2003302938A JP2002107748A JP2002107748A JP2003302938A JP 2003302938 A JP2003302938 A JP 2003302938A JP 2002107748 A JP2002107748 A JP 2002107748A JP 2002107748 A JP2002107748 A JP 2002107748A JP 2003302938 A JP2003302938 A JP 2003302938A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 例えば昼光下において表示されるディスプレ
イパネルの視認性を向上させることができる駆動装置を
提供すること。 【解決手段】 ドライバーから供給される駆動電力によ
ってR(赤),G(緑),B(青)に対応する各EL素
子が発光駆動される。前記R,G,Bの発光出力効率は
それぞれに異なり、発光出力効率が低い前記Rで、10
0の発光が必要なために、100のドライブ能力を与え
た場合、Bにおいては70程度のドライブ能力、Gにお
いては50程度のドライブ能力で足りることになる。そ
れ故、昼光下において、再現画像の視認性が低下する場
合においては、BおよびGに対応する各EL素子にも1
00のドライブ能力を利用して発光駆動するようになさ
れる。これにより、昼光下における再現画像の視認性を
向上させることができる。
イパネルの視認性を向上させることができる駆動装置を
提供すること。 【解決手段】 ドライバーから供給される駆動電力によ
ってR(赤),G(緑),B(青)に対応する各EL素
子が発光駆動される。前記R,G,Bの発光出力効率は
それぞれに異なり、発光出力効率が低い前記Rで、10
0の発光が必要なために、100のドライブ能力を与え
た場合、Bにおいては70程度のドライブ能力、Gにお
いては50程度のドライブ能力で足りることになる。そ
れ故、昼光下において、再現画像の視認性が低下する場
合においては、BおよびGに対応する各EL素子にも1
00のドライブ能力を利用して発光駆動するようになさ
れる。これにより、昼光下における再現画像の視認性を
向上させることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば有機エレ
クトロルミネッセンス(EL)素子に代表される発光素
子を配列して構成した発光表示パネルの駆動装置に関
し、特に前記発光素子によりパネル面において複数色を
発光させることができるフルカラーまたはマルチカラー
形式の発光表示パネルの駆動装置に関する。
クトロルミネッセンス(EL)素子に代表される発光素
子を配列して構成した発光表示パネルの駆動装置に関
し、特に前記発光素子によりパネル面において複数色を
発光させることができるフルカラーまたはマルチカラー
形式の発光表示パネルの駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置に代わる低消費電力および
高表示品質、並びに薄型化が可能な表示装置として、有
機EL表示パネルが注目されている。これはEL表示パ
ネル二配列されるEL素子の発光層に、良好な発光特性
を期待することができる有機化合物を使用することによ
って、実用に耐えうる高効率化および長寿命化が進んだ
ことも背景にある。
高表示品質、並びに薄型化が可能な表示装置として、有
機EL表示パネルが注目されている。これはEL表示パ
ネル二配列されるEL素子の発光層に、良好な発光特性
を期待することができる有機化合物を使用することによ
って、実用に耐えうる高効率化および長寿命化が進んだ
ことも背景にある。
【0003】この有機EL素子は、発光駆動電圧が印加
されると、先ず、当該素子の電気容量に相当する電荷が
電極に変位電流として流れ込み蓄積される。続いて当該
素子固有の一定の電圧(発光閾値電圧=Vth)を越える
と、電極(ダイオード成分のアノード側)から発光層を
構成する有機層に電流が流れ初め、この電流に比例した
強度で発光すると考えることができる。
されると、先ず、当該素子の電気容量に相当する電荷が
電極に変位電流として流れ込み蓄積される。続いて当該
素子固有の一定の電圧(発光閾値電圧=Vth)を越える
と、電極(ダイオード成分のアノード側)から発光層を
構成する有機層に電流が流れ初め、この電流に比例した
強度で発光すると考えることができる。
【0004】すなわち、有機EL素子は図1(a)に示
すように駆動電圧(V)が発光閾値電圧(Vth)以上の
場合において、急激に電流(I)が流れて発光する。換
言すれば、駆動電圧が発光閾値電圧(Vth)以下の場合
には、EL素子には電流は殆ど流れず発光しない。そし
て、駆動電圧(V)が発光閾値電圧(Vth)以上の場合
においては、図1(b)に示すように駆動電流(I)に
ほぼ比例した輝度(L)で発光することが知られてい
る。
すように駆動電圧(V)が発光閾値電圧(Vth)以上の
場合において、急激に電流(I)が流れて発光する。換
言すれば、駆動電圧が発光閾値電圧(Vth)以下の場合
には、EL素子には電流は殆ど流れず発光しない。そし
て、駆動電圧(V)が発光閾値電圧(Vth)以上の場合
においては、図1(b)に示すように駆動電流(I)に
ほぼ比例した輝度(L)で発光することが知られてい
る。
【0005】この有機EL素子を用いた表示パネルは、
自発光であるという特質を生かし、据え置き型または車
載用機器のディスプレイにとどまらず、例えば携帯型端
末機器または携帯電話機等のディスプレイとして広く利
用し得る可能性を有している。そして、前記した有機E
L素子を発光源として用い、フルカラー画像またはマル
チカラー画像を生成する試みが盛んになされており、既
に一部の商品において実用化されている。
自発光であるという特質を生かし、据え置き型または車
載用機器のディスプレイにとどまらず、例えば携帯型端
末機器または携帯電話機等のディスプレイとして広く利
用し得る可能性を有している。そして、前記した有機E
L素子を発光源として用い、フルカラー画像またはマル
チカラー画像を生成する試みが盛んになされており、既
に一部の商品において実用化されている。
【0006】前記したカラー表示を行う場合の表示方式
としては、大きく別けて(a)三色の発光層を使う方
式、(b)色変換層を使う方式、(c)カラーフィルタ
を使う方式等が提案されている。図2は、前記三つの方
式についての積層構造をそれぞれ説明するものであり、
各表示パネルを断面状態で示している。
としては、大きく別けて(a)三色の発光層を使う方
式、(b)色変換層を使う方式、(c)カラーフィルタ
を使う方式等が提案されている。図2は、前記三つの方
式についての積層構造をそれぞれ説明するものであり、
各表示パネルを断面状態で示している。
【0007】まず、(a)として示す三色の発光層を使
う方式においては、透明な例えばガラス基板11の上
に、順に陽極12、正孔輸送層13、発光層14、電子
輸送層15、陰極16が積層されている。そして、前記
発光層14にそれぞれR(赤),G(緑),B(青)の
各色を発光する有機材料が使用される。これにより、前
記基板11を通してR,G,Bの各色の光が発生する。
う方式においては、透明な例えばガラス基板11の上
に、順に陽極12、正孔輸送層13、発光層14、電子
輸送層15、陰極16が積層されている。そして、前記
発光層14にそれぞれR(赤),G(緑),B(青)の
各色を発光する有機材料が使用される。これにより、前
記基板11を通してR,G,Bの各色の光が発生する。
【0008】また、(b)として示す色変換層を使う方
式においては、同様に透明なガラス基板11の上に、順
に色変換層21、保護層22、陽極23、正孔輸送層2
4、発光層25、電子輸送層26、陰極27が積層され
ている。そして、前記発光層25には青色を発光する有
機材料が使用され、この発光層25において生成される
光B′は、それぞれ色変換層21にもたらされる。前記
色変換層21は、それぞれ青を赤に、青を緑に、青を青
(青を透過させる)に変換するように機能する。これに
より、前記基板11を通してR,G,Bの各色の光が発
生する。
式においては、同様に透明なガラス基板11の上に、順
に色変換層21、保護層22、陽極23、正孔輸送層2
4、発光層25、電子輸送層26、陰極27が積層され
ている。そして、前記発光層25には青色を発光する有
機材料が使用され、この発光層25において生成される
光B′は、それぞれ色変換層21にもたらされる。前記
色変換層21は、それぞれ青を赤に、青を緑に、青を青
(青を透過させる)に変換するように機能する。これに
より、前記基板11を通してR,G,Bの各色の光が発
生する。
【0009】また、(c)として示すカラーフィルタを
使う方式においては、同様に透明な例えばガラス基板1
1の上に、順にフィルタ31、保護層32、陽極33、
正孔輸送層34、発光層35、電子輸送層36、陰極3
7が積層されている。そして、前記発光層35には白色
を発光する有機材料が使用され、この発光層35におい
て生成される光W′は、それぞれ赤、緑、青を通過させ
る機能を有するフィルタ31を介するようになされてい
る。これにより、前記基板11を通してR,G,Bの各
色の光が発生する。
使う方式においては、同様に透明な例えばガラス基板1
1の上に、順にフィルタ31、保護層32、陽極33、
正孔輸送層34、発光層35、電子輸送層36、陰極3
7が積層されている。そして、前記発光層35には白色
を発光する有機材料が使用され、この発光層35におい
て生成される光W′は、それぞれ赤、緑、青を通過させ
る機能を有するフィルタ31を介するようになされてい
る。これにより、前記基板11を通してR,G,Bの各
色の光が発生する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種のカ
ラーディスプレイを例えば携帯電話機に代表される携帯
用端末機器等に採用した場合においては、昼光下(特に
太陽光が差し込むような場合)において使用される機会
が少なくない。この様な環境においては極めて周囲の照
度が高いために、ディスプレイの表示が見にくいという
問題点を抱えている。これは、特に有機ELによるディ
スプレイに限られるものではなく、現在広く普及してい
る液晶ディスプレイにも、同様に言えることである。
ラーディスプレイを例えば携帯電話機に代表される携帯
用端末機器等に採用した場合においては、昼光下(特に
太陽光が差し込むような場合)において使用される機会
が少なくない。この様な環境においては極めて周囲の照
度が高いために、ディスプレイの表示が見にくいという
問題点を抱えている。これは、特に有機ELによるディ
スプレイに限られるものではなく、現在広く普及してい
る液晶ディスプレイにも、同様に言えることである。
【0011】そこで、前記した有機ELディスプレイに
おいては、さらに表示輝度(発光輝度)を上げるため
に、パッシブ駆動方式においては、陽極ドライバーの出
力能力を上げることが考えられる。しかしながら、この
様な手段を採用した場合には、陽極ドライバーのコスト
が上昇するという問題が発生する。
おいては、さらに表示輝度(発光輝度)を上げるため
に、パッシブ駆動方式においては、陽極ドライバーの出
力能力を上げることが考えられる。しかしながら、この
様な手段を採用した場合には、陽極ドライバーのコスト
が上昇するという問題が発生する。
【0012】また、表示輝度(発光輝度)を上げるため
に、アクティブ駆動方式においては、各画素単位ごと
(各EL素子ごと)に配置されるドライブトランジスタ
(TFT)の能力を上げることが考えられるが、この様
な手段を採用した場合には、トランジスタのサイズが大
きくなり、開口率の低下につながる。したがって、開口
率の低下により前記TFTの能力を上げたほどの発光輝
度の上昇度合いを期待することはできない。
に、アクティブ駆動方式においては、各画素単位ごと
(各EL素子ごと)に配置されるドライブトランジスタ
(TFT)の能力を上げることが考えられるが、この様
な手段を採用した場合には、トランジスタのサイズが大
きくなり、開口率の低下につながる。したがって、開口
率の低下により前記TFTの能力を上げたほどの発光輝
度の上昇度合いを期待することはできない。
【0013】ところで、有機EL素子を用いたこの種の
ディスプレイにおいては、前記したパッシブ駆動方式お
よびアクティブ駆動方式を問わず、一般的に赤の発光
は、緑および青に比較して出力効率が低いため、これを
駆動するドライバー回路は、赤の発光出力効率を考慮し
て設計される。この場合、R(赤),G(緑),B
(青)の各色をサブピクセルとして用い、フルカラー表
示を行う場合においては、白表示を行うために必然的に
前記三色の発光割合が決定される。
ディスプレイにおいては、前記したパッシブ駆動方式お
よびアクティブ駆動方式を問わず、一般的に赤の発光
は、緑および青に比較して出力効率が低いため、これを
駆動するドライバー回路は、赤の発光出力効率を考慮し
て設計される。この場合、R(赤),G(緑),B
(青)の各色をサブピクセルとして用い、フルカラー表
示を行う場合においては、白表示を行うために必然的に
前記三色の発光割合が決定される。
【0014】そこで、例えば発光出力効率が低い前記R
(赤)で、100の発光が必要なために、100のドラ
イブ能力を与えた場合、B(青)においては70程度の
ドライブ能力、G(緑)においては50程度のドライブ
能力で足りることになる。図3(a)は、この様子を示
したものであり、ドライバーからそれぞれ6bitのデ
ータにより、各発光素子の発光する時間を制御すること
で階調表現(64階調/各色)を行う例を模式的に示し
ている。そして、それぞれR,G,Bに対応して前記し
た数値、すなわちドライブ能力の利用率を示している。
なお、ダイオードのシンボルマークは、前記R,G,B
に対応したEL発光素子を示している。
(赤)で、100の発光が必要なために、100のドラ
イブ能力を与えた場合、B(青)においては70程度の
ドライブ能力、G(緑)においては50程度のドライブ
能力で足りることになる。図3(a)は、この様子を示
したものであり、ドライバーからそれぞれ6bitのデ
ータにより、各発光素子の発光する時間を制御すること
で階調表現(64階調/各色)を行う例を模式的に示し
ている。そして、それぞれR,G,Bに対応して前記し
た数値、すなわちドライブ能力の利用率を示している。
なお、ダイオードのシンボルマークは、前記R,G,B
に対応したEL発光素子を示している。
【0015】すなわち、現状においては、各色の発光出
力効率に対応して、それぞれにドライバー能力を差を持
たせることはなされておらず、ドライバーはR,G,B
共に同一の能力を有する回路構成とされている。それ
故、青単独、緑単独においてはドライバーとして、さら
に明るく発光させる能力が残されている。図3(b)は
青および緑に対応するドライバーの能力をほぼ最大に利
用した例(駆動能力をいずれも100とした場合)を示
している。
力効率に対応して、それぞれにドライバー能力を差を持
たせることはなされておらず、ドライバーはR,G,B
共に同一の能力を有する回路構成とされている。それ
故、青単独、緑単独においてはドライバーとして、さら
に明るく発光させる能力が残されている。図3(b)は
青および緑に対応するドライバーの能力をほぼ最大に利
用した例(駆動能力をいずれも100とした場合)を示
している。
【0016】この場合、例えばパッシブ駆動方式を採用
する場合においては、後述するように陽極ドライバーに
おける定電流回路の出力電流を、R,G,B共に最大の
電流を出力する輝度ブーストモードに設定することがで
きる。また、アクティブ駆動方式を採用する場合におい
ては、後述するようにデータドライバから供給される画
像データの出力レベルを、R,G,B共に増大させるこ
とで、前記発光素子に供給される駆動電流を、それぞれ
ほぼ最大になるように制御することができる。
する場合においては、後述するように陽極ドライバーに
おける定電流回路の出力電流を、R,G,B共に最大の
電流を出力する輝度ブーストモードに設定することがで
きる。また、アクティブ駆動方式を採用する場合におい
ては、後述するようにデータドライバから供給される画
像データの出力レベルを、R,G,B共に増大させるこ
とで、前記発光素子に供給される駆動電流を、それぞれ
ほぼ最大になるように制御することができる。
【0017】同様にアクティブ駆動方式を採用する場合
においては、後述するように電源供給回路から供給され
る駆動電圧レベルを、R,G,B共に増大させること
で、点灯駆動される前記発光素子に供給される駆動電流
を、それぞれほぼ最大になるように制御することができ
る。
においては、後述するように電源供給回路から供給され
る駆動電圧レベルを、R,G,B共に増大させること
で、点灯駆動される前記発光素子に供給される駆動電流
を、それぞれほぼ最大になるように制御することができ
る。
【0018】また、図4に示すブーストモードは、前記
したパッシブ駆動方式もしくはアクティブ駆動方式の両
者に適用することができるものであり、後述するように
各発光素子が発光する時間を制御することで、階調表現
を行うことができる駆動装置に適用される。この例にお
いては、点灯駆動されるR,G,Bの各発光素子の発光
時間を、ほぼ最大値となるように制御する例を示してお
り、これによっても、輝度ブーストモードを実現するこ
とができる。
したパッシブ駆動方式もしくはアクティブ駆動方式の両
者に適用することができるものであり、後述するように
各発光素子が発光する時間を制御することで、階調表現
を行うことができる駆動装置に適用される。この例にお
いては、点灯駆動されるR,G,Bの各発光素子の発光
時間を、ほぼ最大値となるように制御する例を示してお
り、これによっても、輝度ブーストモードを実現するこ
とができる。
【0019】前記した図3に示す例によると、輝度ブー
ストモードが採用された場合においては、ホワイトバラ
ンスは崩れるものの、ディスプレイパネルの輝度を上げ
ることは可能であり、前記した昼光下においてもパネル
上に再現される画像の認識に耐え得るディスプレ機能を
発揮することが期待できる。
ストモードが採用された場合においては、ホワイトバラ
ンスは崩れるものの、ディスプレイパネルの輝度を上げ
ることは可能であり、前記した昼光下においてもパネル
上に再現される画像の認識に耐え得るディスプレ機能を
発揮することが期待できる。
【0020】この発明は、前記した技術的な観点に基づ
いてなされたものであり、前記したように陽極ドライバ
ーの出力能力を上げる、あるいはTFTの能力を上げる
等のコストアップあるいは開口率の低下につながる問題
点を抱えた手段を採用することなく、高輝度の発光動作
を成すことができる発光表示パネルの駆動装置を提供す
ることを目的とするものである。
いてなされたものであり、前記したように陽極ドライバ
ーの出力能力を上げる、あるいはTFTの能力を上げる
等のコストアップあるいは開口率の低下につながる問題
点を抱えた手段を採用することなく、高輝度の発光動作
を成すことができる発光表示パネルの駆動装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ためになされたこの発明にかかる有機EL表示パネルの
駆動装置においては、異なる発光色をもたらすための複
数の発光素子を配列して構成した表示パネルと、前記各
発光素子に対してそれぞれ駆動電力を供給する発光駆動
手段とを備えた発光表示パネルの駆動装置であって、前
記発光駆動手段は、前記いずれかの発光素子に対してよ
り発光輝度を上昇させる駆動電力を供給するか、もしく
は最大のドライブ能力で駆動電力を供給する輝度ブース
トモードが選択可能となるように構成した点に特徴を有
する。
ためになされたこの発明にかかる有機EL表示パネルの
駆動装置においては、異なる発光色をもたらすための複
数の発光素子を配列して構成した表示パネルと、前記各
発光素子に対してそれぞれ駆動電力を供給する発光駆動
手段とを備えた発光表示パネルの駆動装置であって、前
記発光駆動手段は、前記いずれかの発光素子に対してよ
り発光輝度を上昇させる駆動電力を供給するか、もしく
は最大のドライブ能力で駆動電力を供給する輝度ブース
トモードが選択可能となるように構成した点に特徴を有
する。
【0022】この場合、一つの好ましい実施の形態にお
いては、前記発光駆動手段は、輝度ブーストモードの選
択により、少なくとも発光出力効率が低い発光色に対応
する前記発光素子に対してより発光輝度を上昇させる駆
動電力を供給するか、もしくは最大のドライブ能力で駆
動電力を供給できるように構成される。
いては、前記発光駆動手段は、輝度ブーストモードの選
択により、少なくとも発光出力効率が低い発光色に対応
する前記発光素子に対してより発光輝度を上昇させる駆
動電力を供給するか、もしくは最大のドライブ能力で駆
動電力を供給できるように構成される。
【0023】また、他の好ましい実施の形態において
は、前記発光駆動手段は、輝度ブーストモードの選択に
より、全ての発光色に対応する発光素子に対してより発
光輝度を上昇させる駆動電力を供給するか、もしくは最
大のドライブ能力で駆動電力を供給できるように構成さ
れる。
は、前記発光駆動手段は、輝度ブーストモードの選択に
より、全ての発光色に対応する発光素子に対してより発
光輝度を上昇させる駆動電力を供給するか、もしくは最
大のドライブ能力で駆動電力を供給できるように構成さ
れる。
【0024】そして、前記したいずれの構成を採用する
にしても、前記発光表示パネルに配列される発光素子と
して、有機EL素子を好適に採用することができる。加
えて、前記発光駆動手段は、外来光の照度に応じて前記
輝度ブーストモードを選択するように構成されることが
望ましい。
にしても、前記発光表示パネルに配列される発光素子と
して、有機EL素子を好適に採用することができる。加
えて、前記発光駆動手段は、外来光の照度に応じて前記
輝度ブーストモードを選択するように構成されることが
望ましい。
【0025】この場合、好ましくは外来光の照度を検出
する照度センサが具備され、前記照度センサによるセン
サ出力の値が、予め定められたレベルを所定時間以上継
続した場合に、前記輝度ブーストモードが選択されるよ
うに構成される。さらにこの場合、前記照度センサとし
て、前記表示パネル上に形成され、表示機能として利用
しない有機EL素子を採用した構成とすることが望まし
い。
する照度センサが具備され、前記照度センサによるセン
サ出力の値が、予め定められたレベルを所定時間以上継
続した場合に、前記輝度ブーストモードが選択されるよ
うに構成される。さらにこの場合、前記照度センサとし
て、前記表示パネル上に形成され、表示機能として利用
しない有機EL素子を採用した構成とすることが望まし
い。
【0026】そして、好ましい形態においては、前記照
度センサとして用いられる有機EL素子に、所定の電流
を加えた場合の順方向電圧を照度センサの検出出力とし
て利用するように構成される。一方、前記発光駆動手段
は、ユーザーによるマニュアル設定により、前記輝度ブ
ーストモードが選択できるように構成されていてもよ
い。
度センサとして用いられる有機EL素子に、所定の電流
を加えた場合の順方向電圧を照度センサの検出出力とし
て利用するように構成される。一方、前記発光駆動手段
は、ユーザーによるマニュアル設定により、前記輝度ブ
ーストモードが選択できるように構成されていてもよ
い。
【0027】ここで、実用的に採用し得る前記発光駆動
手段の一つは、各発光素子の発光する時間を制御するこ
とで階調表現を行うものであって、且つ、前記輝度ブー
ストモードの選択を受けた場合、このブーストモードに
より点灯駆動される前記発光素子に対する発光時間をよ
り長時間に設定するか、もしくは最大値に設定するよう
に構成される。
手段の一つは、各発光素子の発光する時間を制御するこ
とで階調表現を行うものであって、且つ、前記輝度ブー
ストモードの選択を受けた場合、このブーストモードに
より点灯駆動される前記発光素子に対する発光時間をよ
り長時間に設定するか、もしくは最大値に設定するよう
に構成される。
【0028】また、前記発光駆動手段の他の一つは、パ
ッシブ駆動方式における陽極ドライバーにおける定電流
回路を制御するように構成され、且つ、前記輝度ブース
トモードの選択を受けた場合、このブーストモードによ
り点灯駆動される前記発光素子に供給する定電流回路か
らの駆動電流をより大きく設定するか、もしくは最大値
に設定するように構成される。
ッシブ駆動方式における陽極ドライバーにおける定電流
回路を制御するように構成され、且つ、前記輝度ブース
トモードの選択を受けた場合、このブーストモードによ
り点灯駆動される前記発光素子に供給する定電流回路か
らの駆動電流をより大きく設定するか、もしくは最大値
に設定するように構成される。
【0029】さらに、前記発光駆動手段の他の一つは、
アクティブ駆動方式におけるデータドライバーから供給
される画像データの出力レベルを制御するように構成さ
れ、且つ、前記輝度ブーストモードの選択を受けた場
合、このブーストモードにより点灯駆動される前記発光
素子に供給される駆動電流がより大きく成されるように
前記画像データの出力レベルを設定するか、もしくは前
記発光素子に供給される駆動電流が最大値に成されるよ
うに前記画像データの出力レベルを設定するように構成
される。
アクティブ駆動方式におけるデータドライバーから供給
される画像データの出力レベルを制御するように構成さ
れ、且つ、前記輝度ブーストモードの選択を受けた場
合、このブーストモードにより点灯駆動される前記発光
素子に供給される駆動電流がより大きく成されるように
前記画像データの出力レベルを設定するか、もしくは前
記発光素子に供給される駆動電流が最大値に成されるよ
うに前記画像データの出力レベルを設定するように構成
される。
【0030】さらにまた、前記発光駆動手段の他の一つ
は、アクティブ駆動方式における電源供給回路から供給
される駆動電圧レベルを制御するように構成され、且
つ、前記輝度ブーストモードの選択を受けた場合、この
ブーストモードにより点灯駆動される前記発光素子に供
給される駆動電流がより大きく成されるように前記駆動
電圧レベルを設定するか、もしくは前記発光素子に供給
される駆動電流が最大値に成されるように前記駆動電圧
レベルを設定するように構成される。
は、アクティブ駆動方式における電源供給回路から供給
される駆動電圧レベルを制御するように構成され、且
つ、前記輝度ブーストモードの選択を受けた場合、この
ブーストモードにより点灯駆動される前記発光素子に供
給される駆動電流がより大きく成されるように前記駆動
電圧レベルを設定するか、もしくは前記発光素子に供給
される駆動電流が最大値に成されるように前記駆動電圧
レベルを設定するように構成される。
【0031】前記した構成の発光表示パネルの駆動装置
によると、輝度ブーストモードが選択された場合におい
ては、発光駆動手段は、発光表示パネルに配列された少
なくともいずれかの発光素子に対してより発光輝度を上
昇させる駆動電力を供給するか、もしくは最大のドライ
ブ能力で駆動電力を供給するようになされる。この場
合、前記したように昼光下においては、好ましくはR,
G,Bの発光色に対応する発光素子に対して、それぞれ
最大のドライブ能力で駆動電力を供給するようになされ
る。
によると、輝度ブーストモードが選択された場合におい
ては、発光駆動手段は、発光表示パネルに配列された少
なくともいずれかの発光素子に対してより発光輝度を上
昇させる駆動電力を供給するか、もしくは最大のドライ
ブ能力で駆動電力を供給するようになされる。この場
合、前記したように昼光下においては、好ましくはR,
G,Bの発光色に対応する発光素子に対して、それぞれ
最大のドライブ能力で駆動電力を供給するようになされ
る。
【0032】したがって、例えばホワイトバランスが崩
れるにしても、昼光下においてもパネル上に再現される
画像を認識することが可能となる。これは発光駆動手段
が備えた駆動能力の範囲で実行するものである。したが
って、前記したようにドライバーの出力能力を格別に上
げるような手段、あるいはTFTの能力を上げる等のコ
ストアップあるいは開口率の低下につながる問題点を抱
えることなく、高輝度の発光動作を達成することができ
る。
れるにしても、昼光下においてもパネル上に再現される
画像を認識することが可能となる。これは発光駆動手段
が備えた駆動能力の範囲で実行するものである。したが
って、前記したようにドライバーの出力能力を格別に上
げるような手段、あるいはTFTの能力を上げる等のコ
ストアップあるいは開口率の低下につながる問題点を抱
えることなく、高輝度の発光動作を達成することができ
る。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかる発光表示
パネルの駆動装置について、図面に基づいて説明する。
図1はこの発明にかかる駆動装置の好ましい例をブロッ
ク図によって示したものである。この駆動装置において
は、外来光を受けてその照度情報を電圧変換して出力す
る照度センサとしての光センサ回路41と、この光セン
サ回路41からの出力電圧(センサ出力)をA/D変換
入力端子に受けて、当該出力電圧に基づいて演算制御を
実行する演算制御回路42と、前記演算制御回路42に
おける発光駆動手段43からの制御信号により、発光輝
度が制御される表示パネル44より構成されている。
パネルの駆動装置について、図面に基づいて説明する。
図1はこの発明にかかる駆動装置の好ましい例をブロッ
ク図によって示したものである。この駆動装置において
は、外来光を受けてその照度情報を電圧変換して出力す
る照度センサとしての光センサ回路41と、この光セン
サ回路41からの出力電圧(センサ出力)をA/D変換
入力端子に受けて、当該出力電圧に基づいて演算制御を
実行する演算制御回路42と、前記演算制御回路42に
おける発光駆動手段43からの制御信号により、発光輝
度が制御される表示パネル44より構成されている。
【0034】そして、図5に示す実施の形態において
は、前記発光駆動手段43は光センサ回路41からの出
力に応じて、輝度ブーストモードが選択されるように構
成されており、輝度ブーストモードに選択された場合に
おいては、後述するようにR,G,Bに対応する少なく
ともいずれかの発光素子に対して、最大のドライブ能力
で駆動電力を供給するようになされる。
は、前記発光駆動手段43は光センサ回路41からの出
力に応じて、輝度ブーストモードが選択されるように構
成されており、輝度ブーストモードに選択された場合に
おいては、後述するようにR,G,Bに対応する少なく
ともいずれかの発光素子に対して、最大のドライブ能力
で駆動電力を供給するようになされる。
【0035】一方、この実施の形態においては、図5に
示す光センサ回路41における照度センサとして、有機
EL素子が用いられている。図6は有機EL素子に投射
される照度をパラメータとした電圧・電流特性を示した
ものである。図6においては縦軸に電流値(μA)が示
され、横軸に1つの有機EL素子における順方向電圧値
(V)が示されており、特性Aは当該EL素子が18L
x(ルックス)の照度を受けた場合を、特性Bは当該E
L素子が930Lxの照度を受けた場合を、さらに、特
性Cは当該EL素子が8300Lxの照度を受けた場合
のそれぞれの電圧・電流特性を示している。
示す光センサ回路41における照度センサとして、有機
EL素子が用いられている。図6は有機EL素子に投射
される照度をパラメータとした電圧・電流特性を示した
ものである。図6においては縦軸に電流値(μA)が示
され、横軸に1つの有機EL素子における順方向電圧値
(V)が示されており、特性Aは当該EL素子が18L
x(ルックス)の照度を受けた場合を、特性Bは当該E
L素子が930Lxの照度を受けた場合を、さらに、特
性Cは当該EL素子が8300Lxの照度を受けた場合
のそれぞれの電圧・電流特性を示している。
【0036】図6に示した特性図から理解できるよう
に、有機EL素子は所定の定電流を印加した場合におい
ては、当該EL素子が受ける外来光(照度)に応じて、
順方向電圧が変化するという特性を有している。この場
合、EL素子が受ける照度が高くなるにしたがい、素子
の順方向電圧が低くなるという特性を呈する。
に、有機EL素子は所定の定電流を印加した場合におい
ては、当該EL素子が受ける外来光(照度)に応じて、
順方向電圧が変化するという特性を有している。この場
合、EL素子が受ける照度が高くなるにしたがい、素子
の順方向電圧が低くなるという特性を呈する。
【0037】図7は、前記した有機EL素子が受ける照
度に対応する順方向電圧の依存性を利用して、光センサ
回路41を構成した例を示している。この場合、光セン
サとして表示機能として利用しない有機EL素子Exが
利用されている。この有機EL素子Exは、発光駆動さ
れる後述する各EL素子の成膜時において同時に成膜さ
れ、発光表示用の各EL素子と共に表示パネル44上に
形成されたものが利用される。そして、前記EL素子E
xのカソードはアース接続され、アノードには一定の電
流をEL素子Exに流す定電流源48が接続された構成
とされている。
度に対応する順方向電圧の依存性を利用して、光センサ
回路41を構成した例を示している。この場合、光セン
サとして表示機能として利用しない有機EL素子Exが
利用されている。この有機EL素子Exは、発光駆動さ
れる後述する各EL素子の成膜時において同時に成膜さ
れ、発光表示用の各EL素子と共に表示パネル44上に
形成されたものが利用される。そして、前記EL素子E
xのカソードはアース接続され、アノードには一定の電
流をEL素子Exに流す定電流源48が接続された構成
とされている。
【0038】このEL素子Exは、表示パネル44の面
上に到来する照度を効果的に測定することができ、その
アノード端子はオペアンプOPの反転入力端子に接続さ
れ、カソード端子はアース接続されると共に、オペアン
プOPの非反転入力端子に接続されている。なお、前記
オペアンプOPは出力端から反転入力端子に対して帰還
抵抗R1 が接続された周知の負帰還増幅器を構成してお
り、したがって、オペアンプOPの出力端には、EL素
子Exの順方向電圧(アノード電圧)に対応する直流電
圧がもたらされる。
上に到来する照度を効果的に測定することができ、その
アノード端子はオペアンプOPの反転入力端子に接続さ
れ、カソード端子はアース接続されると共に、オペアン
プOPの非反転入力端子に接続されている。なお、前記
オペアンプOPは出力端から反転入力端子に対して帰還
抵抗R1 が接続された周知の負帰還増幅器を構成してお
り、したがって、オペアンプOPの出力端には、EL素
子Exの順方向電圧(アノード電圧)に対応する直流電
圧がもたらされる。
【0039】図7に示された回路構成によると、図6に
示したEL素子の特性から理解できるとおり、表示パネ
ル44の面上に到来する照度が増大した場合には、オペ
アンプOPの出力端における直流電圧値が低下し、ま
た、表示パネル44の面上に到来する照度が低下した場
合には、オペアンプOPの出力端における直流電圧値が
増大するように作用する。なお、前記した定電流源4
8、EL素子Ex、およびオペアンプOPにより、図5
に示す光センサ回路41を構成している。
示したEL素子の特性から理解できるとおり、表示パネ
ル44の面上に到来する照度が増大した場合には、オペ
アンプOPの出力端における直流電圧値が低下し、ま
た、表示パネル44の面上に到来する照度が低下した場
合には、オペアンプOPの出力端における直流電圧値が
増大するように作用する。なお、前記した定電流源4
8、EL素子Ex、およびオペアンプOPにより、図5
に示す光センサ回路41を構成している。
【0040】前記オペアンプOPの出力端にもたらされ
る照度に対応する直流電圧は、図5に示す演算制御回路
43に供給される。この演算制御回路43においては、
光センサ回路41からの直流出力をA/D変換回路49
によってデジタルデータとして受け取り、輝度ブースト
モードを選択するか否かの判定が行われる。
る照度に対応する直流電圧は、図5に示す演算制御回路
43に供給される。この演算制御回路43においては、
光センサ回路41からの直流出力をA/D変換回路49
によってデジタルデータとして受け取り、輝度ブースト
モードを選択するか否かの判定が行われる。
【0041】この判定においては、前記照度センサ41
によるセンサ出力の値が、予め定められたレベルを所定
時間以上継続した場合に、輝度ブーストモードが選択さ
れるようになされる。これにより、図5に示す発光駆動
手段43からは、表示パネル44に配列された少なくと
もいずれかの発光素子に対して、より発光輝度を上昇さ
せる駆動電力を供給するか、もしくは最大のドライブ能
力で駆動電力を供給するようになされる。
によるセンサ出力の値が、予め定められたレベルを所定
時間以上継続した場合に、輝度ブーストモードが選択さ
れるようになされる。これにより、図5に示す発光駆動
手段43からは、表示パネル44に配列された少なくと
もいずれかの発光素子に対して、より発光輝度を上昇さ
せる駆動電力を供給するか、もしくは最大のドライブ能
力で駆動電力を供給するようになされる。
【0042】前記した構成によると、発光表示パネルに
形成され、表示機能として利用しない有機EL素子Ex
を、光センサとして利用するように構成されているの
で、格別に光センサを配置する場合に比較すると、コス
トの上昇を伴わず、しかも、発光表示パネルの面上の照
度を効果的に計測することが可能となる。
形成され、表示機能として利用しない有機EL素子Ex
を、光センサとして利用するように構成されているの
で、格別に光センサを配置する場合に比較すると、コス
トの上昇を伴わず、しかも、発光表示パネルの面上の照
度を効果的に計測することが可能となる。
【0043】なお、図8は光センサとして前記した有機
EL素子Exを用いずに、フォトダイオードPDを用い
る場合の回路例を示している。このフォトダイオードP
Dにおけるカソードは、オペアンプOPにより構成され
た帰還増幅器の反転入力端子に接続され、また、フォト
ダイオードPDにおけるアノードは、帰還増幅器の非反
転入力端子に接続される。この構成により、オペアンプ
OPの出力端よりフォトダイオードPDが受ける照度に
対応した直流出力を得ることができる。そして、演算制
御回路41においては、同様に前記直流出力をA/D変
換回路49によってデジタルデータとして受け取るよう
になされる。
EL素子Exを用いずに、フォトダイオードPDを用い
る場合の回路例を示している。このフォトダイオードP
Dにおけるカソードは、オペアンプOPにより構成され
た帰還増幅器の反転入力端子に接続され、また、フォト
ダイオードPDにおけるアノードは、帰還増幅器の非反
転入力端子に接続される。この構成により、オペアンプ
OPの出力端よりフォトダイオードPDが受ける照度に
対応した直流出力を得ることができる。そして、演算制
御回路41においては、同様に前記直流出力をA/D変
換回路49によってデジタルデータとして受け取るよう
になされる。
【0044】なお、前記したように光センサとしてフォ
トダイオードPDを用いる場合においては、フォトダイ
オードPDを、EL表示パネルの発光面に到来する外来
光の照度を効率的に検出できるように、発光面と同一方
向に向けて配置することが望ましい。また、前記したよ
うにフォトダイオードPDを用いる代りに、光電変換機
能を有する例えばフォトトランジスタ、もしくはCdS
等を用いることもできる。
トダイオードPDを用いる場合においては、フォトダイ
オードPDを、EL表示パネルの発光面に到来する外来
光の照度を効率的に検出できるように、発光面と同一方
向に向けて配置することが望ましい。また、前記したよ
うにフォトダイオードPDを用いる代りに、光電変換機
能を有する例えばフォトトランジスタ、もしくはCdS
等を用いることもできる。
【0045】図9は、前記した照度センサが受ける照度
に対応して通常ドライブ動作、または輝度ブーストモー
ドによりドライブされる表示パネル44の構成例を示し
たものである。なお、図9に示す形態はパッシブ駆動方
式を示している。このパッシブ駆動方式は、単純マトリ
クス駆動方式とも呼ばれており、陽極ドライバー51
と、陰極走査ドライバー52と表示パネル44とから構
成される。この単純マトリクス駆動方式における有機E
L素子のドライブ方法には、陰極線走査・陽極線ドライ
ブ、および陽極線走査・陰極線ドライブの2つの方法が
あるが、図9に示す形態は、陰極線走査・陽極線ドライ
ブの形態を示している。
に対応して通常ドライブ動作、または輝度ブーストモー
ドによりドライブされる表示パネル44の構成例を示し
たものである。なお、図9に示す形態はパッシブ駆動方
式を示している。このパッシブ駆動方式は、単純マトリ
クス駆動方式とも呼ばれており、陽極ドライバー51
と、陰極走査ドライバー52と表示パネル44とから構
成される。この単純マトリクス駆動方式における有機E
L素子のドライブ方法には、陰極線走査・陽極線ドライ
ブ、および陽極線走査・陰極線ドライブの2つの方法が
あるが、図9に示す形態は、陰極線走査・陽極線ドライ
ブの形態を示している。
【0046】すなわち、表示パネル44には、n本のド
ライブ線としての陽極線A1 〜Anが縦方向に、またm
本の走査線としての陰極線B1 〜Bm が横方向に配列さ
れ、各々の交差した部分(計n×m箇所)に、有機EL
素子E11〜Enmが配置されている。
ライブ線としての陽極線A1 〜Anが縦方向に、またm
本の走査線としての陰極線B1 〜Bm が横方向に配列さ
れ、各々の交差した部分(計n×m箇所)に、有機EL
素子E11〜Enmが配置されている。
【0047】前記各素子E11〜Enmは格子状に配列さ
れ、縦方向に沿う陽極線A1 〜An と、横方向に沿う陰
極線B1 〜Bm との交差位置に対応してEL素子の陽極
端子が陽極線A1 〜An に、陰極端子が陰極線B1 〜B
m に接続されている。また、各陽極線は陽極ドライバー
51およびリセット回路53に接続され、また、各陰極
線は陰極走査ドライバー52に接続され、それぞれEL
素子E11〜Enmを発光駆動するように構成されている。
れ、縦方向に沿う陽極線A1 〜An と、横方向に沿う陰
極線B1 〜Bm との交差位置に対応してEL素子の陽極
端子が陽極線A1 〜An に、陰極端子が陰極線B1 〜B
m に接続されている。また、各陽極線は陽極ドライバー
51およびリセット回路53に接続され、また、各陰極
線は陰極走査ドライバー52に接続され、それぞれEL
素子E11〜Enmを発光駆動するように構成されている。
【0048】なお、フルカラー画像を再現する構成にお
いては、R,G,Bに対応する各有機EL素子がサブピ
クセルとして機能し、R,G,Bを一組として1つの画
素を構成するようになされる。
いては、R,G,Bに対応する各有機EL素子がサブピ
クセルとして機能し、R,G,Bを一組として1つの画
素を構成するようになされる。
【0049】前記陰極走査ドライバー52には、各陰極
走査線B1 〜Bm に対応する走査スイッチSY1〜SYmが
それぞれ備えられ、逆バイアス電源回路54からの逆バ
イアス電圧VM (例えば10V)およびアース電位(0
V)のうちのいずれか一方を、対応する陰極走査線に接
続するように作用する。また、陽極ドライバー51に
は、各陽極線を通じて駆動電流を個々のEL素子に供給
する定電流回路I1 〜In およびドライブスイッチSX1
〜SXnが備えられ、ドライブスイッチがオン制御される
ことにより、定電流回路I1 〜In からの電流が、陰極
走査線に対応して配置された個々のEL素子に対して供
給されるように作用する。
走査線B1 〜Bm に対応する走査スイッチSY1〜SYmが
それぞれ備えられ、逆バイアス電源回路54からの逆バ
イアス電圧VM (例えば10V)およびアース電位(0
V)のうちのいずれか一方を、対応する陰極走査線に接
続するように作用する。また、陽極ドライバー51に
は、各陽極線を通じて駆動電流を個々のEL素子に供給
する定電流回路I1 〜In およびドライブスイッチSX1
〜SXnが備えられ、ドライブスイッチがオン制御される
ことにより、定電流回路I1 〜In からの電流が、陰極
走査線に対応して配置された個々のEL素子に対して供
給されるように作用する。
【0050】また、この実施の形態においては、陽極ド
ライバー51には、可変電圧源56が配置されており、
この可変電圧源56より出力される電圧に基づいて、前
記各定電流回路I1 〜In からの電流値が逐次制御でき
るように構成されている。これにより、陰極走査線を所
定の周期で走査しながら所望の陽極ドライブ線に定電流
回路I1 〜In からの電流を供給することで、前記各E
L素子を選択的に発光させることができ、また、点灯さ
れる各EL素子の瞬時輝度を制御することができる。
ライバー51には、可変電圧源56が配置されており、
この可変電圧源56より出力される電圧に基づいて、前
記各定電流回路I1 〜In からの電流値が逐次制御でき
るように構成されている。これにより、陰極走査線を所
定の周期で走査しながら所望の陽極ドライブ線に定電流
回路I1 〜In からの電流を供給することで、前記各E
L素子を選択的に発光させることができ、また、点灯さ
れる各EL素子の瞬時輝度を制御することができる。
【0051】前記各陽極ドライブ線は、前記したように
リセット回路53にも接続されており、このリセット回
路53には、陽極ドライブ線毎に設けられたリセットス
イッチSR1〜SRnが具備されている。このリセット回路
53は、1ラインの走査開始にあたって、全てオン動作
されてアース電位に接続されると共に、同時に走査スイ
ッチSY1〜SYmも全てアース電位に接続されることによ
り、各EL素子の寄生容量に蓄積されている電荷を、全
て放電する陰極リセット動作が実行されるようになされ
る。
リセット回路53にも接続されており、このリセット回
路53には、陽極ドライブ線毎に設けられたリセットス
イッチSR1〜SRnが具備されている。このリセット回路
53は、1ラインの走査開始にあたって、全てオン動作
されてアース電位に接続されると共に、同時に走査スイ
ッチSY1〜SYmも全てアース電位に接続されることによ
り、各EL素子の寄生容量に蓄積されている電荷を、全
て放電する陰極リセット動作が実行されるようになされ
る。
【0052】そして、次に発光駆動されるEL素子の寄
生容量に対して、当該素子が接続された陽極ドライブ線
に接続された他のEL素子の寄生容量を介して、前記逆
バイアス電源回路54からの逆バイアス電圧VM による
電流を流すことにより、プリチャージを行うようになさ
れる。これにより、次に発光駆動されるEL素子は、即
座に発光が可能な状態となる。
生容量に対して、当該素子が接続された陽極ドライブ線
に接続された他のEL素子の寄生容量を介して、前記逆
バイアス電源回路54からの逆バイアス電圧VM による
電流を流すことにより、プリチャージを行うようになさ
れる。これにより、次に発光駆動されるEL素子は、即
座に発光が可能な状態となる。
【0053】なお、前記した陽極ドライバー51、陰極
走査ドライバー52、およびリセット回路53は、発光
駆動手段43からもたらされる指令信号によってそれぞ
れ駆動される。また、陽極ドライバー51に配置された
前記可変電圧源56は、発光駆動手段43において輝度
ブーストモードが選択された場合において、この輝度ブ
ーストモードにより点灯駆動されるEL素子に供給する
駆動電流を最大値に設定するようになされる。
走査ドライバー52、およびリセット回路53は、発光
駆動手段43からもたらされる指令信号によってそれぞ
れ駆動される。また、陽極ドライバー51に配置された
前記可変電圧源56は、発光駆動手段43において輝度
ブーストモードが選択された場合において、この輝度ブ
ーストモードにより点灯駆動されるEL素子に供給する
駆動電流を最大値に設定するようになされる。
【0054】これにより、図3(b)に基づいてすでに
説明したように、陽極ドライバー51は、その能力をほ
ぼ最大に利用して、点灯すべき各EL素子に対して最大
値の駆動電流を供給するようになされる。したがって、
R,G,Bに対応する各EL素子は、図1(b)に示し
た電流・輝度特性にしたがって、その点灯輝度が最大と
なるように制御される。
説明したように、陽極ドライバー51は、その能力をほ
ぼ最大に利用して、点灯すべき各EL素子に対して最大
値の駆動電流を供給するようになされる。したがって、
R,G,Bに対応する各EL素子は、図1(b)に示し
た電流・輝度特性にしたがって、その点灯輝度が最大と
なるように制御される。
【0055】また、前記した輝度ブーストモードの制御
形態は、図9に示したパッシブ駆動方式に好適に採用す
ることができるが、このパッシブ駆動方式においては、
例えば図11(a)に示した制御形態を利用することに
よっても、この発明にかかる輝度ブーストモードを実現
することができる。この図11(a)に示した制御形態
は、各EL素子の発光する時間を制御することで階調表
現を行うものである。すなわち、表示の1ラインを示す
ラインシンクLsに同期して、前記した陰極リセット動
作Rsが実行されると共に、陰極リセット動作Rsに続
く残りの期間において階調制御が実行される。
形態は、図9に示したパッシブ駆動方式に好適に採用す
ることができるが、このパッシブ駆動方式においては、
例えば図11(a)に示した制御形態を利用することに
よっても、この発明にかかる輝度ブーストモードを実現
することができる。この図11(a)に示した制御形態
は、各EL素子の発光する時間を制御することで階調表
現を行うものである。すなわち、表示の1ラインを示す
ラインシンクLsに同期して、前記した陰極リセット動
作Rsが実行されると共に、陰極リセット動作Rsに続
く残りの期間において階調制御が実行される。
【0056】ここで、前記した階調制御を示すDRnと
しての制御期間においては、図11(a)に示すように
EL素子は時分割によって点灯制御するようになされ
る。すなわち、表示の1ライン期間における点灯可能期
間が0〜63に分割されており、これらの期間を選択的
に点灯駆動することで、6bitにより64階調を表現
することができる。したがって、前記した輝度ブースト
モードが選択された場合には、点灯されるべきR,G,
Bに対応する各EL素子に対して、その発光時間が最大
(分割された各期間1〜64において全て点灯状態)と
なるように制御される。これにより、R,G,Bに対応
する各EL素子は最大輝度で発光されるようになされ
る。
しての制御期間においては、図11(a)に示すように
EL素子は時分割によって点灯制御するようになされ
る。すなわち、表示の1ライン期間における点灯可能期
間が0〜63に分割されており、これらの期間を選択的
に点灯駆動することで、6bitにより64階調を表現
することができる。したがって、前記した輝度ブースト
モードが選択された場合には、点灯されるべきR,G,
Bに対応する各EL素子に対して、その発光時間が最大
(分割された各期間1〜64において全て点灯状態)と
なるように制御される。これにより、R,G,Bに対応
する各EL素子は最大輝度で発光されるようになされ
る。
【0057】次に図10は、例えば前記した照度センサ
からの情報に基づいて輝度ブーストモードを設定するこ
とができる第2の実施の形態を示したものであり、これ
はアクティブ駆動方式を示している。この図10に示す
実施の形態においては、発光表示パネル44に対して、
データドライバ61および走査ドライバ62、ならびに
電源供給回路63が具備されている。
からの情報に基づいて輝度ブーストモードを設定するこ
とができる第2の実施の形態を示したものであり、これ
はアクティブ駆動方式を示している。この図10に示す
実施の形態においては、発光表示パネル44に対して、
データドライバ61および走査ドライバ62、ならびに
電源供給回路63が具備されている。
【0058】図10に示すように画素部を構成する有機
EL素子を、マトリクス状に配列して構成されると共
に、各有機EL素子を駆動する駆動用TFTと、この駆
動用TFTを制御するための制御用TFTがそれぞれの
有機EL素子に対応して配置されている。すなわち、前
記したデータドライバ61には、多数のデータ電極線S
i1,Si2,……が列方向に配列されており、また、前記
データ電極線に平行して多数の電源供給線Ps1,Ps2,
……も列方向に配列されている。さらに前記した走査ド
ライバ62には多数の走査電極線Gj1,Gj2,……が行
方向に配列されている。そして、各EL素子に対応し
て、制御用TFT、駆動用TFT、キャパシタが具備さ
れている。
EL素子を、マトリクス状に配列して構成されると共
に、各有機EL素子を駆動する駆動用TFTと、この駆
動用TFTを制御するための制御用TFTがそれぞれの
有機EL素子に対応して配置されている。すなわち、前
記したデータドライバ61には、多数のデータ電極線S
i1,Si2,……が列方向に配列されており、また、前記
データ電極線に平行して多数の電源供給線Ps1,Ps2,
……も列方向に配列されている。さらに前記した走査ド
ライバ62には多数の走査電極線Gj1,Gj2,……が行
方向に配列されている。そして、各EL素子に対応し
て、制御用TFT、駆動用TFT、キャパシタが具備さ
れている。
【0059】ここで、1つのEL素子E11について説明
すると、制御用TFT(T1)のゲートGは、走査ドライ
バ62からの行を走査するための走査信号(ゲート制御
信号)が供給される走査電極線Gj1に接続されている。
また、前記制御用TFTのソースSは、データドライバ
61からの映像信号に対応したデータが供給されるデー
タ電極線Si1に接続されている。さらに制御用TFTの
ドレインDは、駆動用TFT(T2)の制御用電極子であ
るゲートGに接続されると共に、キャパシタC1の一端
に接続されている。
すると、制御用TFT(T1)のゲートGは、走査ドライ
バ62からの行を走査するための走査信号(ゲート制御
信号)が供給される走査電極線Gj1に接続されている。
また、前記制御用TFTのソースSは、データドライバ
61からの映像信号に対応したデータが供給されるデー
タ電極線Si1に接続されている。さらに制御用TFTの
ドレインDは、駆動用TFT(T2)の制御用電極子であ
るゲートGに接続されると共に、キャパシタC1の一端
に接続されている。
【0060】また、駆動用TFTのドレインDは電源供
給線Ps1に接続されており、前記キャパシタC1の他端
も電源供給線Ps1に接続されている。さらに、駆動用T
FTの駆動用電極子であるソースSは、有機EL素子E
11のアノード電極に接続され、有機EL素子E11のカソ
ード電極はアースに接続されている。以上の構成は、各
EL素子に対応してそれぞれ同様に構成されている。
給線Ps1に接続されており、前記キャパシタC1の他端
も電源供給線Ps1に接続されている。さらに、駆動用T
FTの駆動用電極子であるソースSは、有機EL素子E
11のアノード電極に接続され、有機EL素子E11のカソ
ード電極はアースに接続されている。以上の構成は、各
EL素子に対応してそれぞれ同様に構成されている。
【0061】前記した構成において、制御用TFT(T
1)のゲートGにオン電圧が供給されると、制御用TFT
はソースSに供給される映像信号データの電圧に対応し
た電流をソースSからドレインDへ流す。この制御用T
FTのゲートGがオン電圧の期間に、ソースSの電圧に
基づいた電流でキャパシタC1が充電される。そして、
その充電電圧が駆動用TFT(T2)のゲートGに供給さ
れて、駆動用TFTはそのゲート電圧と電源供給線Ps1
からの電圧に基づいた電流を有機EL素子E11に流し、
これにより有機EL素子E11は発光する。
1)のゲートGにオン電圧が供給されると、制御用TFT
はソースSに供給される映像信号データの電圧に対応し
た電流をソースSからドレインDへ流す。この制御用T
FTのゲートGがオン電圧の期間に、ソースSの電圧に
基づいた電流でキャパシタC1が充電される。そして、
その充電電圧が駆動用TFT(T2)のゲートGに供給さ
れて、駆動用TFTはそのゲート電圧と電源供給線Ps1
からの電圧に基づいた電流を有機EL素子E11に流し、
これにより有機EL素子E11は発光する。
【0062】一方、制御用TFT(T1)のゲートGがオ
フ電圧となると、制御用TFTはいわゆるカットオフと
なり、制御用TFTのドレインDはオープン状態とな
る。したがって、駆動用TFT(T2)はキャパシタC1
に蓄積された電荷により、ゲートGの電圧が保持され
る。そして、次の走査まで駆動用TFTによる有機EL
素子E11への駆動電流を維持し、これにより有機EL素
子E11の発光も維持される。なお、前記した駆動用TF
T(T2)には、ゲート入力容量が存在するので、前記し
たキャパシタC1を設けなくても、前記と同様な動作を
行わせることも可能である。
フ電圧となると、制御用TFTはいわゆるカットオフと
なり、制御用TFTのドレインDはオープン状態とな
る。したがって、駆動用TFT(T2)はキャパシタC1
に蓄積された電荷により、ゲートGの電圧が保持され
る。そして、次の走査まで駆動用TFTによる有機EL
素子E11への駆動電流を維持し、これにより有機EL素
子E11の発光も維持される。なお、前記した駆動用TF
T(T2)には、ゲート入力容量が存在するので、前記し
たキャパシタC1を設けなくても、前記と同様な動作を
行わせることも可能である。
【0063】ここで、図5に示す光センサ回路41にお
いて照度情報が取得され、輝度ブーストモードに設定さ
れた場合においては、前記したアクティブ駆動方式にお
いては、以下に説明する三つの輝度ブーストモードの実
行手段を採用することができる。その第1は各EL素子
が発光する時間を制御することで階調表現を行う形態に
採用することができる。
いて照度情報が取得され、輝度ブーストモードに設定さ
れた場合においては、前記したアクティブ駆動方式にお
いては、以下に説明する三つの輝度ブーストモードの実
行手段を採用することができる。その第1は各EL素子
が発光する時間を制御することで階調表現を行う形態に
採用することができる。
【0064】図11(b)は、前記したアクティブ駆動
方式において好適に採用される時分割階調表現の例を示
している。すなわち、フレーム同期信号Lsによって定
められる1フレーム期間を、期間が異なる6つのサブフ
レーム(SF1〜SF6)に分割し、各サブフレームに
おいて斜線部分で示すように、時間比として1:2:
4:8:16:32の長さの点灯期間(サスティン期間
とも言う)を設定した構成とされている。したがって、
これらの点灯期間を適宜または組み合わせて選択するこ
とで、6bitにより64階調の表現を行うことができ
る。なお、各サブフレームにおける白抜き部分は、アド
レス期間を示している。
方式において好適に採用される時分割階調表現の例を示
している。すなわち、フレーム同期信号Lsによって定
められる1フレーム期間を、期間が異なる6つのサブフ
レーム(SF1〜SF6)に分割し、各サブフレームに
おいて斜線部分で示すように、時間比として1:2:
4:8:16:32の長さの点灯期間(サスティン期間
とも言う)を設定した構成とされている。したがって、
これらの点灯期間を適宜または組み合わせて選択するこ
とで、6bitにより64階調の表現を行うことができ
る。なお、各サブフレームにおける白抜き部分は、アド
レス期間を示している。
【0065】前記した階調表現を実行することができる
アクティブ駆動方式においては、輝度ブーストモードが
設定された場合には、R,G,Bの各EL素子の発光時
間が最大(各サブフレームに設定されたサスティン期間
が全て点灯)となるように制御される。これにより、
R,G,Bに対応する各EL素子は最大輝度で発光され
るようになされる。
アクティブ駆動方式においては、輝度ブーストモードが
設定された場合には、R,G,Bの各EL素子の発光時
間が最大(各サブフレームに設定されたサスティン期間
が全て点灯)となるように制御される。これにより、
R,G,Bに対応する各EL素子は最大輝度で発光され
るようになされる。
【0066】一方、前記したアクティブ駆動方式におい
て好適に採用される輝度ブーストモードの第2の形態
は、データドライバー61から供給される画像データの
出力レベルを制御するように構成される。すなわち、輝
度ブーストモードが設定された場合においては、データ
ドライバー61に接続されたR,G,Bの全てに対応す
るデータ電極線Si1,Si2,……に対する画像データの
レベルを上昇させるように制御する。
て好適に採用される輝度ブーストモードの第2の形態
は、データドライバー61から供給される画像データの
出力レベルを制御するように構成される。すなわち、輝
度ブーストモードが設定された場合においては、データ
ドライバー61に接続されたR,G,Bの全てに対応す
るデータ電極線Si1,Si2,……に対する画像データの
レベルを上昇させるように制御する。
【0067】これにより、制御用TFT(T1)を介して
キャパシタC1に蓄積される電荷(両端電圧)は、これ
に応じて増大する。したがって、駆動用TFT(T2)を
介してEL素子に供給される駆動電流も増大しR,G,
Bに対応する各EL素子を最大輝度で発光させることが
できる。
キャパシタC1に蓄積される電荷(両端電圧)は、これ
に応じて増大する。したがって、駆動用TFT(T2)を
介してEL素子に供給される駆動電流も増大しR,G,
Bに対応する各EL素子を最大輝度で発光させることが
できる。
【0068】また、前記したアクティブ駆動方式におい
て好適に採用される輝度ブーストモードの第3の形態
は、電源供給回路63から供給される駆動電圧レベルを
制御するように構成される。すなわち、輝度ブーストモ
ードが設定された場合においては、電源供給回路63か
ら出力される駆動電圧のレベルを上昇させるように制御
する。これにより、駆動用TFT(T2)を介してEL素
子に供給される駆動電流も増大し、R,G,Bに対応す
る各EL素子を最大輝度で発光させることができる。
て好適に採用される輝度ブーストモードの第3の形態
は、電源供給回路63から供給される駆動電圧レベルを
制御するように構成される。すなわち、輝度ブーストモ
ードが設定された場合においては、電源供給回路63か
ら出力される駆動電圧のレベルを上昇させるように制御
する。これにより、駆動用TFT(T2)を介してEL素
子に供給される駆動電流も増大し、R,G,Bに対応す
る各EL素子を最大輝度で発光させることができる。
【0069】なお、前記した実施の形態においては、輝
度ブーストモードが設定された場合において、全てのE
L素子に対して与える駆動電力が最大となるように制御
するように説明しているが、これは、いずれかの発光素
子に対してより発光輝度を上昇させる駆動電力を供給す
るようにしても、昼光下における表示パネルの視認性を
高めることに寄与できる。
度ブーストモードが設定された場合において、全てのE
L素子に対して与える駆動電力が最大となるように制御
するように説明しているが、これは、いずれかの発光素
子に対してより発光輝度を上昇させる駆動電力を供給す
るようにしても、昼光下における表示パネルの視認性を
高めることに寄与できる。
【0070】また、前記した実施の形態においては、照
度センサにより得られた照度情報に基づいて、輝度ブー
ストモードを設定するようになされているが、これは、
ユーザーによるマニュアル設定により輝度ブーストモー
ドが選択できるように構成されていてもよい。さらに、
前記した実施の形態においては、R,G,Bによりフル
カラーを再現する例に基づいて説明しているが、この発
明は、例えばRとGなどの二色によりマルチカラー画像
を再現する発光表示パネルの駆動装置にも適用すること
ができる。
度センサにより得られた照度情報に基づいて、輝度ブー
ストモードを設定するようになされているが、これは、
ユーザーによるマニュアル設定により輝度ブーストモー
ドが選択できるように構成されていてもよい。さらに、
前記した実施の形態においては、R,G,Bによりフル
カラーを再現する例に基づいて説明しているが、この発
明は、例えばRとGなどの二色によりマルチカラー画像
を再現する発光表示パネルの駆動装置にも適用すること
ができる。
【0071】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、この発明
にかかる発光表示パネルの駆動装置によると、輝度ブー
ストモードが選択可能となるように構成され、この輝度
ブーストモードが選択された場合に、発光駆動手段より
いずれかの発光素子に対してより発光輝度を上昇させる
駆動電力を供給するか、もしくは最大のドライブ能力で
駆動電力を供給するようになされるので、特に昼光下に
おける表示画像の視認性を向上させることができる。
にかかる発光表示パネルの駆動装置によると、輝度ブー
ストモードが選択可能となるように構成され、この輝度
ブーストモードが選択された場合に、発光駆動手段より
いずれかの発光素子に対してより発光輝度を上昇させる
駆動電力を供給するか、もしくは最大のドライブ能力で
駆動電力を供給するようになされるので、特に昼光下に
おける表示画像の視認性を向上させることができる。
【図1】有機EL素子の電気的な諸特性を示した特性図
である。
である。
【図2】有機EL素子を発光素子としてカラー表示を行
う場合の代表的な構成を示した断面図である。
う場合の代表的な構成を示した断面図である。
【図3】R,G,Bに対応する各EL素子のドライブ能
力と輝度ブーストモードとの関係を説明する模式図であ
る。
力と輝度ブーストモードとの関係を説明する模式図であ
る。
【図4】同じく輝度ブーストモードにおいて輝度階調デ
ータを制御する例を説明する模式図である。
ータを制御する例を説明する模式図である。
【図5】この発明にかかる発光表示パネルの駆動装置の
形態を示したブロック図である。
形態を示したブロック図である。
【図6】有機EL素子が受ける照度をパラメータとした
電圧・電流特性を示した特性図である。
電圧・電流特性を示した特性図である。
【図7】図5に示す駆動装置に好適に利用できる光セン
サ回路の構成を示した結線図である。
サ回路の構成を示した結線図である。
【図8】図5に示す駆動装置に対して利用できる他の光
センサ回路の構成例を示した結線図である。
センサ回路の構成例を示した結線図である。
【図9】この発明をパッシブ駆動型表示パネルの駆動装
置に利用した形態を示す結線図である。
置に利用した形態を示す結線図である。
【図10】この発明をアクティブ駆動型表示パネルの駆
動装置に利用した形態を示す結線図である。
動装置に利用した形態を示す結線図である。
【図11】時分割点灯による階調表現を行う例を示した
タイミング図である。
タイミング図である。
41 光センサ回路
42 演算制御回路
43 発光駆動手段
44 発光表示パネル
51 陽極ドライバー
52 陰極走査ドライバー
53 リセット回路
54 逆バイアス電源回路
56 可変電圧源
61 データドライバー
62 走査ドライバー
63 電源供給回路
A1 〜An 陽極ドライブ線
B1 〜Bm 陰極ドライブ線
C1 キャパシタ
E11〜Enm 表示用有機EL素子
Ex 照度検出用EL素子
I1 〜In 定電流回路
OP オペアンプ
PD フォトダイオード
Ps1〜Ps3 電源供給線
Si1〜Si3 データ電極線
Sj1,Sj2 走査電極線
SX1〜SXn ドライブスイッチ
SY1〜SYm 走査スイッチ
T1 ,T2 TFT
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
G09G 3/20 641 G09G 3/20 641A
641D
642 642D
642P
H05B 33/14 H05B 33/14 A
Claims (13)
- 【請求項1】 異なる発光色をもたらすための複数の発
光素子を配列して構成した表示パネルと、前記各発光素
子に対してそれぞれ駆動電力を供給する発光駆動手段と
を備えた発光表示パネルの駆動装置であって、 前記発光駆動手段は、前記いずれかの発光素子に対して
より発光輝度を上昇させる駆動電力を供給するか、もし
くは最大のドライブ能力で駆動電力を供給する輝度ブー
ストモードが選択可能となるように構成したことを特徴
とする発光表示パネルの駆動装置。 - 【請求項2】 前記発光駆動手段は、輝度ブーストモー
ドの選択により、少なくとも発光出力効率が低い発光色
に対応する前記発光素子に対してより発光輝度を上昇さ
せる駆動電力を供給するか、もしくは最大のドライブ能
力で駆動電力を供給できるように構成した請求項1に記
載の発光表示パネルの駆動装置。 - 【請求項3】 前記発光駆動手段は、輝度ブーストモー
ドの選択により、全ての発光色に対応する発光素子に対
してより発光輝度を上昇させる駆動電力を供給するか、
もしくは最大のドライブ能力で駆動電力を供給できるよ
うに構成した請求項1に記載の発光表示パネルの駆動装
置。 - 【請求項4】 前記発光素子として有機EL素子を用い
た請求項1または請求項2に記載の発光表示パネルの駆
動装置。 - 【請求項5】 前記発光駆動手段は、外来光の照度に応
じて前記輝度ブーストモードを選択するように構成した
請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の発光表示パ
ネルの駆動装置。 - 【請求項6】 外来光の照度を検出する照度センサが具
備され、前記照度センサによるセンサ出力の値が、予め
定められたレベルを所定時間以上継続した場合に、前記
輝度ブーストモードが選択されるように構成した請求項
5に記載の発光表示パネルの駆動装置。 - 【請求項7】 前記照度センサとして、前記表示パネル
上に形成され、表示機能として利用しない有機EL素子
を採用した請求項6に記載の発光表示パネルの駆動装
置。 - 【請求項8】 前記照度センサとして用いられる有機E
L素子に、所定の電流を加えた場合の順方向電圧を照度
センサの検出出力として利用するように構成した請求項
7に記載の発光表示パネルの駆動装置。 - 【請求項9】 前記発光駆動手段は、ユーザーによるマ
ニュアル設定により前記輝度ブーストモードが選択でき
るように構成した請求項1ないし請求項3のいずれかに
記載の発光表示パネルの駆動装置。 - 【請求項10】 前記発光駆動手段は、各発光素子の発
光する時間を制御することで階調表現を行うものであっ
て、且つ、前記輝度ブーストモードの選択を受けた場
合、このブーストモードにより点灯駆動される前記発光
素子に対する発光時間をより長時間に設定するか、もし
くは最大値に設定するように構成した請求項1ないし請
求項9のいずれかに記載の発光表示パネルの駆動装置。 - 【請求項11】 前記発光駆動手段は、パッシブ駆動方
式における陽極ドライバーにおける定電流回路を制御す
るように構成され、且つ、前記輝度ブーストモードの選
択を受けた場合、このブーストモードにより点灯駆動さ
れる前記発光素子に供給する定電流回路からの駆動電流
をより大きく設定するか、もしくは最大値に設定するよ
うに構成した請求項1ないし請求項9のいずれかに記載
の発光表示パネルの駆動装置。 - 【請求項12】 前記発光駆動手段は、アクティブ駆動
方式におけるデータドライバーから供給される画像デー
タの出力レベルを制御するように構成され、且つ、前記
輝度ブーストモードの選択を受けた場合、このブースト
モードにより点灯駆動される前記発光素子に供給される
駆動電流がより大きく成されるように前記画像データの
出力レベルを設定するか、もしくは前記発光素子に供給
される駆動電流が最大値に成されるように前記画像デー
タの出力レベルを設定するように構成した請求項1ない
し請求項9のいずれかに記載の発光表示パネルの駆動装
置。 - 【請求項13】 前記発光駆動手段は、アクティブ駆動
方式における電源供給回路から供給される駆動電圧レベ
ルを制御するように構成され、且つ、前記輝度ブースト
モードの選択を受けた場合、このブーストモードにより
点灯駆動される前記発光素子に供給される駆動電流がよ
り大きく成されるように前記駆動電圧レベルを設定する
か、もしくは前記発光素子に供給される駆動電流が最大
値に成されるように前記駆動電圧レベルを設定するよう
に構成した請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の
発光表示パネルの駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002107748A JP2003302938A (ja) | 2002-04-10 | 2002-04-10 | 発光表示パネルの駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002107748A JP2003302938A (ja) | 2002-04-10 | 2002-04-10 | 発光表示パネルの駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003302938A true JP2003302938A (ja) | 2003-10-24 |
Family
ID=29391686
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002107748A Pending JP2003302938A (ja) | 2002-04-10 | 2002-04-10 | 発光表示パネルの駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003302938A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100452159C (zh) * | 2004-12-31 | 2009-01-14 | 乐金显示有限公司 | 用于电致发光显示装置的驱动系统 |
CN115394216A (zh) * | 2022-10-20 | 2022-11-25 | 季华实验室 | 一种显示装置和显示设备 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH052373A (ja) * | 1991-06-26 | 1993-01-08 | Toshiba Toransupooto Eng Kk | 運転台表示器の輝度調整装置 |
JPH06289812A (ja) * | 1993-04-02 | 1994-10-18 | Fujitsu General Ltd | 画像表示方法およびその装置 |
JP2001100697A (ja) * | 1999-09-28 | 2001-04-13 | Tdk Corp | 表示装置 |
JP2002062856A (ja) * | 2000-06-06 | 2002-02-28 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 表示装置及びその作製方法 |
JP2002072963A (ja) * | 2000-06-12 | 2002-03-12 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 発光モジュールおよびその駆動方法並びに光センサ |
-
2002
- 2002-04-10 JP JP2002107748A patent/JP2003302938A/ja active Pending
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CN115394216A (zh) * | 2022-10-20 | 2022-11-25 | 季华实验室 | 一种显示装置和显示设备 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071101 |