JP2003302575A - ズームレンズ及びそれを用いた電子撮像装置 - Google Patents
ズームレンズ及びそれを用いた電子撮像装置Info
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Abstract
学仕様性能を有しながらもレンズ枚数の少ないズームレ
ンズ。 【解決手段】 正の屈折力を有し広角端から望遠端にか
けて変倍する際に物体側にのみ移動する移動レンズ群B
(G2)と、移動レンズ群Bよりも物体側に配され負の
屈折力を有し変倍時に固定である変倍時固定レンズ群A
(G1)と、移動レンズ群Bの像側に変倍時に移動レン
ズ群Bとは異なる軌跡で移動する第3のレンズ群C(G
3)とを有し、変倍時固定レンズ群Aは、物体側より順
に、負レンズと、反射光学素子Pと、負レンズよりも屈
折力の絶対値が小さい正レンズとにて構成されているズ
ームレンズ。
Description
それを用いた電子撮像装置に関し、特に、ズームレンズ
等の光学系部分の工夫により奥行き方向の薄型化を実現
した、ビデオカメラやデジタルカメラを始めとする電子
撮像装置に関するものである。
ォーマット)カメラに代わる次世代カメラとしてデジタ
ルカメラ(電子カメラ)が注目されてきている。さら
に、それは業務用高機能タイプからポータブルな普及タ
イプまで幅広い範囲でいくつものカテゴリーを有するよ
うになってきている。
タイプのカテゴリーに注目し、高画質を確保しながら奥
行きが薄く使い勝手の良好なビデオカメラ、デジタルカ
メラを実現する技術を提供することをねらっている。カ
メラの奥行き方向を薄くするのに最大のネックとなって
いるのは、光学系、特にズームレンズ系の最も物体側の
面から撮像面までの厚みである。
流は、撮影時には光学系がカメラボディ内から突出して
いるが、携帯時には収納するいわゆる沈胴式鏡筒を採用
することである。沈胴式鏡筒を採用して効果的に薄型化
できる可能性を有する光学系の例としては、特開平11
−194274、特開平11−287953、特開20
00−9997等のものがある。これらは、物体側から
順に、負の屈折力を有する第1群、正の屈折力を含む第
2群を有しており、共に変倍時には移動する。しかし、
沈胴式鏡筒を採用するとレンズ収納状態から使用状態に
立ち上げるための時間が掛かり使い勝手上好ましくな
い。また、最も物体側のレンズ群を可動とすると、防水
・防塵上好ましくない。
のような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的
は、沈胴式鏡筒に見られるようなカメラの使用状態への
立ち上げ時間(レンズのせり出し時間)がなく、防水・
防塵上も好ましく、また、奥行き方向が極めて薄いカメ
ラとするために、光学系の光路(光軸)をミラー等の反
射光学素子で折り曲げる構成がとりやすく、高ズーム
比、広画角、小さいF値、少ない収差等、高い光学仕様
性能を有しながらもレンズ枚数の少ないズームレンズを
提供することである。
の本発明の1つのズームレンズは、正の屈折力を有し広
角端から望遠端にかけて変倍する際に物体側にのみ移動
する移動レンズ群Bと、前記移動レンズ群Bよりも物体
側に配され負の屈折力を有し前記変倍時に固定である変
倍時固定レンズ群Aと、前記移動レンズ群Bの像側に前
記変倍時に前記移動レンズ群Bとは異なる軌跡で移動す
る第3のレンズ群Cとを有し、前記変倍時固定レンズ群
Aは、物体側より順に、負レンズと、反射光学素子と、
前記負レンズよりも屈折力の絶対値が小さい正レンズと
にて構成されていることを特徴とするものである。
屈折力を有し広角端から望遠端にかけて変倍する際に物
体側にのみ移動する移動レンズ群Bと、前記移動レンズ
群Bよりも物体側に配され負の屈折力を有し前記変倍時
に固定である変倍時固定レンズ群Aと、前記移動レンズ
群Bの像側に前記変倍時に前記移動レンズ群Bとは異な
る軌跡で移動する第3のレンズ群Cとを有し、前記変倍
時固定レンズ群Aは、物体側より順に、負レンズ、反射
光学素子、非球面を有するプラスチックからなるメニス
カスレンズにて構成されていることを特徴とするもので
ある。
由と作用について説明する。
ては、正の屈折力を有し広角端から望遠端にかけて変倍
する際に物体側にのみ移動する移動レンズ群Bと、その
移動レンズ群Bよりも物体側に配され負の屈折力を有し
変倍時に固定である変倍時固定レンズ群Aと、移動レン
ズ群Bの像側に変倍時に移動レンズ群Bとは異なる軌跡
で移動する第3のレンズ群Cとを有するズームレンズを
採用している。
とすることで、第1レンズ群を固定とした場合でも、高
い光学仕様性能を有しながらも、レンズ枚数の少ない光
学系を実現している。
に、1枚の負レンズと、光路を折り曲げるための反射光
学素子と、弱い屈折力の正レンズにて構成されている。
て、レンズ群Aの負レンズよりも屈折力の絶対値が小さ
い正レンズとして規定している。
群Aとの間に他のレンズ群が配されていても構わない。
全長短縮を行うためには、移動レンズ群Bと変倍時固定
レンズ群Aとが可変の空気間隔を挟んで構成されること
がより好ましい。また、変倍時固定レンズ群Aが、ズー
ムレンズ中の最も物体側に位置する構成とすることで、
ズームレンズの入射面の肥大化を抑えることができ、よ
り好ましい。
面以上の非球面を有する正レンズと負レンズにて構成さ
れている。
ズにて構成されている。
されるように、レンズ群Aの最も像面側に配置されてい
るレンズは屈折力が弱いため、温度や湿度による物理変
化が大きいプラスチックレンズでも温度や湿度による性
能劣化が少なくて済むので、プラスチックレンズで構成
できる。また、プラスチックを使用すると、非球面レン
ズとしての加工もしやすいため、より安価で高性能なズ
ームレンズが実現できる。
つ奥行きを薄くするには、光路折り曲げを撮影光学系の
出来るだけ物体側の位置で、しかも、光線高が低い部位
で実施するのが好ましい。また、沈胴式鏡枠の廃止や防
水といった観点から、移動群は折り曲げ位置よりも像側
とするのがよい。
は、折り曲げ部近傍での結像に寄与する全ての光線高が
低いのがよいことを考えると、折り曲げ部の存在する最
も物体側のレンズから変倍時に可動な群の直前までの部
分系の合成焦点距離が負であることが望ましい。
光路を折り曲げることは、本発明のように負の屈折力を
有する最も物体側に位置するレンズ群Aが固定であるズ
ームレンズが実施しやすい。特に、レンズ群A内に反射
光学素子を挿入して光路を折り曲げるのがよい。その場
合、レンズ群Aは、負レンズ、光路を折り曲げるための
反射光学素子、正レンズにて構成するのがよい。
子よりも物体側に配置されたレンズの最も像面側の面か
ら、反射光学素子よりも像面側に配置されたレンズの最
も物体側の面までの空気換算光路長dを以下のようにす
るのがよい。
子よりも物体側に配された負レンズの最も像側の面から
反射光学素子よりも像側に配置された正レンズの最も物
体側の面までの空気換算光路長、Lは電子撮像素子の有
効撮像領域(略矩形)の対角長である。なお、電子撮像
素子については、広角端画角が55°以上を含むように
使用することが前提である。
ると、反射光学素子のプリズムを含めた物体側の光学素
子が大型化しやすく、収差補正上も不利であるし、第2
レンズ群以降の群の合成倍率が低くなり、レンズ群Bの
移動量が増大するか、高いズーム比を確保することが困
難となる。下限値の1.0を越えると、画像周辺部の結
像に寄与する光束が満足に像面に達しないし、あるいは
ゴーストが発生しやすい。
るのが、プリズムを含めた物体側の光学素子の小型化や
収差補正上有利である。すなわち、 (2) 1.5<npri ただし、npri はプリズムのd線に対する媒質の屈折率
である。
合、その屈折率は高い方が好ましく、条件式(2)の下
限値の1.5を越えると、プリズムを含めた物体側の光
学素子が大型化しやすく、収差補正上も不利であるし、
レンズ群B以降の群の合成倍率が低くなり、レンズ群B
の移動量が増大するか、高いズーム比を確保することが
困難となる。なお、条件式(2)に上限値を定める場
合、屈折率が1.90を越えないことが望ましい。その
上限値を越えると、全反射によるゴーストが発生しやす
くなる。さらには、上限値を1.87、さらには1.8
4とすることがより好ましい。
ために反射面を平面以外で構成してもよい。また、反射
面の形状を自由に変えることのできる制御系を設け、そ
れでもって変倍の際に発生する焦点位置や収差の変動を
補正したり、フォーカスをしたり、変倍をするために形
状制御可能な形状可変ミラーにするのがより好ましい。
これとは別に、反射光学素子としてプリズム平面部に平
凹レンズを接合したり、プリズムの有効光線通過面ある
いは反射面を曲面で構成してもよい。また、レンズ群A
の最も物体側のレンズは変倍時固定とするが、最も像面
側のレンズは移動することが比較的容易なため可動とし
てもよい。その場合、変倍時に像側に凸の軌跡を描きつ
つ移動するのがよい。
レンズ群A、Bについて以下の条件を満足するとよい。
離、fW 、fT はそれぞれズームレンズ全系の広角端、
望遠端の焦点距離、γ、γB はそれぞれ、 γ=fT /fW γB =望遠端におけるレンズ群Bの倍率/広角端におけ
るレンズ群Bの倍率とする。
距離の範囲を示したものである。その上限値の2.4を
越えると、十分な変倍比を確保することが困難になり、
下限値の1.2を越えると、歪曲収差等の軸外収差補正
が困難になる。
距離の範囲を示したものである。その上限値の1.8を
越えると、光学系全長が長くなり、下限値の1.0を越
えると、球面収差やコマ収差の補正が困難になる。
する際のレンズ群Bの変倍比について規定したものであ
る。その上限値の1.1を越えると、変倍時のレンズ群
Bの移動量が増大し、下限値の0.4を越えると、レン
ズ群B以外の変倍作用のある群に負担がかかり、全体と
してレンズ構成枚数増加につながる。
上あるいは全てを以下のようにするとよりよい。
ようにするとさらによい。特に全てを以下のようにする
と最もよい。
合、以下の限定を加えると、より一層高い仕様性能・簡
素な構成の折り曲げズームレンズを得ることができ、撮
像装置のさらなる薄型化に寄与する。
おける反射光学素子よりも物体側の負レンズ、像側の正
レンズの焦点距離である。
3何れを越えても、折り曲げ光学素子が大型化しやす
い。
満たすとよい。
も像側のレンズ成分における最物体側面、最像側面の光
軸上の曲率半径であり、ここでレンズ成分とは、光路に
沿って物体側と像側のみで空気と接したレンズを1単位
とし、単レンズ又は接合レンズを意味する。
系収差の球面収差・コマ収差・非点収差の補正には有利
だが、レンズ群B内の2つのレンズによる相対的な偏心
感度が大きくなり組み立てが困難となる。下限の0.5
を越えると、全系収差の球面収差・コマ収差・非点収差
の補正が困難になりやすい。
い。
レンズ、像側レンズの媒質のd線基準でのアッベ数であ
る。
と、軸上色収差が補正不足になりやすい。この条件
(8)にあえて上限を設けるとすれば、70を越えない
ことにすると、材料を低価格に構成できて好ましい。
体側レンズ成分における最物体側面、最像側面の光軸上
の曲率半径であり、Lは電子撮像素子の有効撮像領域の
対角長、f22は移動レンズ群Bの像側レンズ成分の焦点
距離である。ここでレンズ成分とは、光路に沿って物体
側と像側のみで空気と接したレンズを1単位とし、単レ
ンズ又は接合レンズを意味する。
を有することで、レンズ群Bに発散光束が入射する関係
上、物体側正レンズ成分の光軸近傍での形状ファクター
条件(9)は、その上限の0.4、下限の−1.0どち
らを越えた場合でも、レンズ群Bの物体側に複数の非球
面を導入すしても球面収差が補正困難になる。
と、射出瞳位置が像面に接近してシェーディングを引き
起こしやすく、また、レンズ群B内の2つの成分間の偏
心敏感度が大きくなりやすい。上限値の−0.2を越え
ると、小型で高いズーム比を確保し難い。
いは両方を以下のようにするとよりよい。
以下のようにするとさらによい。特に両方を以下のよう
にすると最もよい。
とよい。
撮像素子の有効撮像領域の対角長である。
ると、広角端での射出瞳位置が像面に近づきやすく、ま
た、上限値の0.8を越えると、変倍時の射出瞳位置の
変動量が大きくなりすぎ、何れもシェーディングの原因
となりやすい。
り大であり5.0よりも小であることが望ましい。1.
8を越えると、変倍比が小さくなり一般的に要求される
変倍比がとはならず、一方、上限の5.0を越えると、
レンズ移動量が大となり、光路を折り曲げた方向でのコ
ンパクト化が難しくなる。
側から順に、変倍時固定レンズ群A、移動レンズ群B、
第3のレンズ群Cの3つのレンズ群から構成することが
できる。このように3つのレンズ群にて構成すること
で、コンパクト化が達成される。
カスについては、レンズ群Bの移動でも可能だが、望遠
端におけるフォーカシングスペースの余裕上、第3のレ
ンズ群Cで行う方が好ましい。
の上限値のみの限定、あるいは、下限値のみの限定でも
当然に適用できる。また、後記の各実施例のこれの条件
式に対応する値も、各条件式の上限又は下限まで変更し
得るものである。
施例1〜3について説明する。実施例1〜3の無限遠物
点合焦時の広角端(a)、望遠端(b)でのレンズ断面
図をそれぞれ図1〜図3に示す。各図中、第1レンズ群
はG1、絞りはS、第2レンズ群はG2、第3レンズ群
はG3、光学的ローパスフィルターはLF、電子撮像素
子であるCCDのカバーガラスはCG、CCDの像面は
Iで示してある。また、第1レンズ群中G1中の光路折
り曲げプリズムを展開した平行平板はPで示してある。
なお、近赤外シャープカットコートについては、例えば
光学的ローパスフィルターLFに直接コートを施こして
もよく、また、別に赤外カット吸収フィルターを配置し
てもよく、あるいは、透明平板の入射面に近赤外シャー
プカットコートしたものを用いてもよい。
例えば実施例2のズームレンズの広角端無限遠物点合焦
時の折り曲げ時における光路図を図4に示すように、光
路を90°折り曲げる反射プリズムとして構成される。
うに、両凹負レンズと、光路折り曲げプリズムPと、物
体側に凸の正メニスカスレンズとからなる第1レンズ群
G1、開口絞りS、両凸正レンズと、両凹負レンズとか
らなる第2レンズ群G2、両凸正レンズ1枚からなる第
3レンズ群G3からなり、広角端から望遠端に変倍する
際は、第1レンズ群G1は固定で、第2レンズ群G2は
開口絞りSと共に物体側へ移動し、像面側へ移動する。
ズの像面側の面、第2レンズ群G2の両凸正レンズの物
体側の面、両凹負レンズの両面、第3レンズ群G3の像
面側の面の5面に用いられている。
うに、平凹負レンズと、光路折り曲げプリズムPと、物
体側に凸の正メニスカスレンズとからなる第1レンズ群
G1、開口絞りS、両凸正レンズと、物体側に凸の負メ
ニスカスレンズとからなる第2レンズ群G2、像面側に
凸の正メニスカスレンズ1枚からなる第3レンズ群G3
からなり、広角端から望遠端に変倍する際は、第1レン
ズ群G1は固定で、第2レンズ群G2は開口絞りSと共
に物体側へ移動し、像面側へ移動する。
スレンズの両面、第2レンズ群G2の両凸正レンズの両
面、第3レンズ群G3の像面側の面の5面に用いられて
いる。
うに、物体側に凸の負メニスカスレンズと、光路折り曲
げプリズムPと、物体側に凸のメニスカスレンズとから
なる第1レンズ群G1、開口絞りS、両凸正レンズと、
物体側に凸の負メニスカスレンズとからなる第2レンズ
群G2、平凸正レンズ1枚からなる第3レンズ群G3か
らなり、広角端から望遠端に変倍する際は、第1レンズ
群G1は固定で、第2レンズ群G2は開口絞りSと共に
物体側へ移動し、像面側へ移動する。
げプリズムP直後のメニスカスレンズの両面、第2レン
ズ群G2の両凸正レンズの両面の4面に用いられてい
る。
G1が本発明のレンズ群Aを、第2レンズ群G2が本発
明のレンズ群Bを、第3レンズ群G3が本発明のレンズ
群Cを構成している。
が、記号は上記の外、fは全系焦点距離、ωは半画角、
FNOはFナンバー、WEは広角端、STは中間状態、T
Eは望遠端、r1 、r2 …は各レンズ面の曲率半径、d
1 、d2 …は各レンズ面間の間隔、nd1、nd2…は各レ
ンズのd線の屈折率、νd1、νd2…は各レンズのアッベ
数である。なお、非球面形状は、xを光の進行方向を正
とした光軸とし、yを光軸と直交する方向にとると、下
記の式にて表される。
1)(y/r)2 }1/2 ]+A4y4 +A6y6 +A8y8 +
A10y10 ただし、rは近軸曲率半径、Kは円錐係数、A4、A6、
A8、A10 はそれぞれ4次、6次、8次、10次の非球面
係数である。
図を図5に示す。この収差図において、(a)は広角
端、(b)は中間状態、(c)は望遠端における球面収
差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差を示す。
〜(11)に関する値を示す。
長Lと画素間隔aについて説明しておく。図6は、電子
撮像素子の画素配列の1例を示す図であり、画素間隔a
でR(赤)、G(緑)、B(青)の画素あるいはシア
ン、マゼンダ、イエロー、グリーン(緑)の4色の画素
(図9)がモザイク状に配されている。有効撮像面は撮
影した映像の再生(パソコン上での表示、プリンターに
よる印刷等)に用いる撮像素子上の光電変換面内におけ
る領域を意味する。図中に示す有効撮像面は、光学系の
性能(光学系の性能が確保し得るイメージサークル)に
合わせて、撮像素子の全光電変換面よりも狭い領域に設
定されている。有効撮像面の対角長Lは、この有効撮像
面の対角長である。なお、映像の再生に用いる撮像範囲
を種々変更可能としてよいが、そのような機能を有する
撮像装置に本発明のズームレンズを用いる際は、その有
効撮像面の対角長Lが変化する。そのような場合は、本
発明における有効撮像面の対角長Lは、Lのとり得る範
囲における最大値とする。
像側には、近赤外カットフィルター又は近赤外カットコ
ート面を入射面側に施した光学的ローパスフィルターL
Fを有している。この近赤外カットフィルター、近赤外
カットコート面は、波長600nmでの透過率が80%
以上、波長700nmでの透過率が10%以下となるよ
うに構成されている。具体的には、例えば次のような2
7層の層構成からなる多層膜である。ただし、設計波長
は780nmである。
率特性は図7に示す通りである。また、ローパスフィル
ターLFの射出面側には、図8に示すような短波長域の
色の透過を低滅する色フィルターを設けるか若しくはコ
ーティングを行うことで、より一層電子画像の色再現性
を高めている。
ティングにより、波長400nm〜700nmで透過率
が最も高い波長の透過率に対する420nmの波長の透
過率の比が15%以上であり、その最も高い波長の透過
率に対する400nmの波長の透過率の比が6%以下で
あることが好ましい。
と、撮像及び再生される画像の色とのずれを低減させる
ことができる。言い換えると、人間の視覚では認識され
難い短波長側の色が、人間の目で容易に認識されること
による画像の劣化を防止することができる。
%を越えると、人間の目では認識され難い単波長城が認
識し得る波長に再生されてしまい、逆に、上記の420
nmの波長の透過率の比が15%よりも小さいと、人間
の認識し得る波長城の再生が低くなり、色のバランスが
悪くなる。
ザイクフィルターを用いた撮像系においてより効果を奏
するものである。
長400nmにおける透過率を0%、420nmにおけ
る透過率を90%、440nmにて透過率のピーク10
0%となるコーティングとしている。
作用の掛け合わせにより、波長450nmの透過率99
%をピークとして、400nmにおける透過率を0%、
420nmにおける透過率を80%、600nmにおけ
る透過率を82%、700nmにおける透過率を2%と
している。それにより、より忠実な色再現を行ってい
る。
投影時の方位角度が水平(=0°)と±45°方向にそ
れぞれ結晶軸を有する3種類のフィルターを光軸方向に
重ねて使用しており、それぞれについて、水平にaμ
m、±45°方向にそれぞれSQRT(1/2) ×aだけずらす
ことで、モアレ抑制を行っている。ここで、SQRTは
前記のようにスクエアルートであり平方根を意味する。
す通り、シアン、マゼンダ、イエロー、グリーン(緑)
の4色の色フィルターを撮像画素に対応してモザイク状
に設けた補色モザイクフィルターを設けている。これら
4種類の色フィルターは、それぞれが略同じ数になるよ
うに、かつ、隣り合う画素が同じ種類の色フィルターに
対応しないようにモザイク状に配置されている。それに
より、より忠実な色再現が可能となる。
図9に示すように少なくとも4種類の色フィルターから
構成され、その4種類の色フィルターの特性は以下の通
りであることが好ましい。
光強度のピークを有し、イエローの色フィルターYe は
波長YP に分光強度のピークを有し、シアンの色フィル
ターCは波長CP に分光強度のピークを有し、マゼンダ
の色フィルターMは波長MP1とMP2にピークを有し、以
下の条件を満足する。
それぞれの分光強度のピークに対して波長530nmで
は80%以上の強度を有し、マゼンダの色フィルターは
その分光強度のピークに対して波長530nmでは10
%から50%の強度を有することが、色再現性を高める
上でより好ましい。
の一例を図10に示す。グリーンの色フィルターGは5
25nmに分光強度のビークを有している。イエローの
色フィルターYe は555nmに分光強度のピークを有
している。シアンの色フイルターCは510nmに分光
強度のピークを有している。マゼンダの色フィルターM
は445nmと620nmにピークを有している。ま
た、530nmにおける各色フィルターは、それぞれの
分光強度のピークに対して、Gは99%、Ye は95
%、Cは97%、Mは38%としている。
ないコントローラー(若しくは、デジタルカメラに用い
られるコントローラー)で、電気的に次のような信号処
理を行い、 輝度信号 Y=|G+M+Ye +C|×1/4 色信号 R−Y=|(M+Ye )−(G+C)| B−Y=|(M+C)−(G+Ye )| の信号処理を経てR(赤)、G(緑)、B(青)の信号
に変換される。
コートの配置位置は、光路上のどの位置であってもよ
い。また、ローパスフィルターLFの枚数も前記した通
り2枚でも1枚でも構わない。
は、ズームレンズ等の結像光学系で物体像を形成しその
像をCCDや銀塩フィルムといった撮像素子に受光させ
て撮影を行う撮影装置、とりわけデジタルカメラやビデ
オカメラ、情報処理装置の例であるパソコン、電話、特
に持ち運びに便利な携帯電話等に用いることができる。
以下に、その実施形態を例示する。
系をデジタルカメラの撮影光学系41に組み込んだ構成
の概念図を示す。図11はデジタルカメラ40の外観を
示す前方斜視図、図12は同後方斜視図、図13はデジ
タルカメラ40の構成を示す断面図である。デジタルカ
メラ40は、この例の場合、撮影用光路42を有する撮
影光学系41、ファインダー用光路44を有するファイ
ンダー光学系43、シャッター45、フラッシュ46、
液晶表示モニター47等を含み、カメラ40の上部に配
置されたシャッター45を押圧すると、それに連動して
撮影光学系41、例えば実施例2の光路折り曲げズーム
レンズを通して撮影が行われる。撮影光学系41によっ
て形成された物体像が、近赤外カットフィルターと光学
的ローパスフィルターLFを介してCCD49の撮像面
上に形成される。このCCD49で受光された物体像
は、処理手段51を介し、電子画像としてカメラ背面に
設けられた液晶表示モニター47に表示される。また、
この処理手段51には記録手段52が接続され、撮影さ
れた電子画像を記録することもできる。なお、この記録
手段52は処理手段51と別体に設けてもよいし、フロ
ッピー(登録商標)ディスクやメモリーカード、MO等
により電子的に記録書込を行うように構成してもよい。
また、CCD49に代わって銀塩フィルムを配置した銀
塩カメラとして構成してもよい。
ァインダー用対物光学系53が配置してある。このファ
インダー用対物光学系53によって形成された物体像
は、像正立部材であるポロプリズム55の視野枠57上
に形成される。このポリプリズム55の後方には、正立
正像にされた像を観察者眼球Eに導く接眼光学系59が
配置されている。なお、撮影光学系41及びファインダ
ー用対物光学系53の入射側、接眼光学系59の射出側
にそれぞれカバー部材50が配置されている。
は、撮影光学系41が広画角で高変倍比であり、収差が
良好で、明るく、フィルター等が配置できるバックフォ
ーカスの大きなズームレンズであるので、高性能・低コ
スト化が実現できる。
して平行平面板を配置しているが、パワーを持ったレン
ズを用いてもよい。あるいは、省いてもよい。
して内蔵された情報処理装置の一例であるパソコンが図
14〜図16に示される。図14はパソコン300のカ
バーを開いた前方斜視図、図15はパソコン300の撮
影光学系303の断面図、図16は図14の状態の側面
図である。図14〜図16に示されるように、パソコン
300は、外部から繰作者が情報を入力するためのキー
ボード301と、図示を省略した情報処理手段や記録手
段と、情報を操作者に表示するモニター302と、操作
者自身や周辺の像を撮影するための撮影光学系303と
を有している。ここで、モニター302は、図示しない
バックライトにより背面から照明する透過型液晶表示素
子や、前面からの光を反射して表示する反射型液晶表示
素子や、CRTディスプレイ等であってよい。また、図
中、撮影光学系303は、モニター302の右上に内蔵
されているが、その場所に限らず、モニター302の周
囲や、キーボード301の周囲のどこであってもよい。
上に、本発明による例えば実施例2の光路折り曲げズー
ムレンズからなる対物レンズ112と、像を受光する撮
像素子チップ162とを有している。これらはパソコン
300に内蔵されている。
的ローパスフィルターLFが付加的に貼り付けられて撮
像ユニット160として一体に形成され、対物レンズ1
12の鏡枠113の後端にワンタッチで嵌め込まれて取
り付け可能になっているため、対物レンズ112と撮像
素子チップ162の中心合わせや面間隔の調整が不要で
あり、組立が簡単となっている。また、鏡枠113の先
端(図示略)には、対物レンズ112を保護するための
カバーガラス114が配置されている。なお、鏡枠11
3中のズームレンズの駆動機構等は図示を省いてある。
は、端子166を介して、パソコン300の処理手段に
入力され、電子画像としてモニター302に表示され
る、図14には、その一例として、操作者の撮影された
画像305が示されている。また、この画像305は、
処理手段を介し、インターネットや電話を介して、遠隔
地から通信相手のパソコンに表示されることも可能であ
る。
して内蔵された情報処理装置の一例である電話、特に持
ち運びに便利な携帯電話が図17に示される。図17
(a)は携帯電話400の正面図、図17(b)は側面
図、図17(c)は撮影光学系405の断面図である。
図17(a)〜(c)に示されるように、携帯電話40
0は、操作者の声を情報として入力するマイク部401
と、通話相手の声を出力するスピーカ部402と、操作
者が情報を入力する入力ダイアル403と、操作者自身
や通話相手等の撮影像と電話番号等の情報を表示するモ
ニター404と、撮影光学系405と、通信電波の送信
と受信を行うアンテナ406と、画像情報や通信情報、
入力信号等の処理を行う処理手段(図示せず)とを有し
ている。ここで、モニター404は液晶表示素子であ
る。また、図中、各構成の配置位置は、特にこれらに限
られない。この撮影光学系405は、撮影光路407上
に配置された本発明による例えば実施例2の光路折り曲
げズームレンズからなる対物レンズ112と、物体像を
受光する撮像素子チップ162とを有している。これら
は、携帯電話400に内蔵されている。
的ローパスフィルターLFが付加的に貼り付けられて撮
像ユニット160として一体に形成され、対物レンズ1
12の鏡枠113の後端にワンタッチで嵌め込まれて取
り付け可能になっているため、対物レンズ112と撮像
素子チップ162の中心合わせや面間隔の調整が不要で
あり、組立が簡単となっている。また、鏡枠113の先
端(図示略)には、対物レンズ112を保護するための
カバーガラス114が配置されている。なお、鏡枠11
3中のズームレンズの駆動機構等は図示を省いてある。
は、端子166を介して、図示していない処理手段に入
力され、電子画像としてモニター404に、又は、通信
相手のモニターに、又は、両方に表示される。また、通
信相手に画像を送信する場合、撮像素子チップ162で
受光された物体像の情報を、送信可能な信号へと変換す
る信号処理機能が処理手段には含まれている。
いた電子撮像装置は例えば次のように構成することがで
きる。
端にかけて変倍する際に物体側にのみ移動する移動レン
ズ群Bと、前記移動レンズ群Bよりも物体側に配され負
の屈折力を有し前記変倍時に固定である変倍時固定レン
ズ群Aと、前記移動レンズ群Bの像側に前記変倍時に前
記移動レンズ群Bとは異なる軌跡で移動する第3のレン
ズ群Cとを有し、前記変倍時固定レンズ群Aは、物体側
より順に、負レンズと、反射光学素子と、前記負レンズ
よりも屈折力の絶対値が小さい正レンズとにて構成され
ていることを特徴とするズームレンズ。
端にかけて変倍する際に物体側にのみ移動する移動レン
ズ群Bと、前記移動レンズ群Bよりも物体側に配され負
の屈折力を有し前記変倍時に固定である変倍時固定レン
ズ群Aと、前記移動レンズ群Bの像側に前記変倍時に前
記移動レンズ群Bとは異なる軌跡で移動する第3のレン
ズ群Cとを有し、前記変倍時固定レンズ群Aは、物体側
より順に、負レンズ、反射光学素子、非球面を有するプ
ラスチックからなるメニスカスレンズにて構成されてい
ることを特徴とするズームレンズ。
1面以上の非球面を有する正レンズと負レンズにて構成
されていることを特徴とする上記1又は2記載のズーム
レンズ。
レンズにて構成されることを特徴とする上記1から3の
何れか1項記載のズームレンズ。
(2)を満足するプリズムにて構成されることを特徴と
する上記1から4の何れか1項記載のズームレンズ。
である。
物体側に配したことを特徴とする上記1から5の何れか
1項記載のズームレンズ。
面から前記移動レンズ群Bの直前のレンズ面までの合成
焦点距離が負であることを特徴とする上記1から6の何
れか1項記載のズームレンズ。
足することを特徴とする上記1乃至7の何れか1項記載
のズームレンズ。
離、fW 、fT はそれぞれズームレンズ全系の広角端、
望遠端の焦点距離である。
とを特徴とする上記8記載のズームレンズ。
端、望遠端の焦点距離とし、γ、γB はそれぞれ、 γ=fT /fW γB =望遠端におけるレンズ群Bの倍率/広角端におけ
るレンズ群Bの倍率とする。
ことを特徴とする上記1から9の何れか1項記載のズー
ムレンズ。
おける反射光学素子よりも物体側の負レンズ、像側の正
レンズの焦点距離である。
ことを特徴とする上記1から10の何れか1項記載のズ
ームレンズ。
も像側のレンズ成分における最物体側面、最像側面の光
軸上の曲率半径であり、ここでレンズ成分とは、光路に
沿って物体側と像側のみで空気と接したレンズを1単位
とし、単レンズ又は接合レンズを意味する。
ンズと像側レンズの2つのレンズで構成され、以下の条
件式(8)を満足することを特徴とする上記1から11
の何れか1項記載のズームレンズ。
レンズ、像側レンズの媒質のd線基準でのアッベ数であ
る。
5.0よりも小であることを特徴とする上記1から12
の何れか1項記載のズームレンズ。
定レンズ群A、前記移動レンズ群B、前記第3のレンズ
群Cの3つのレンズ群からなることを特徴とする上記1
から13の何れか1項記載のズームレンズ。
載のズームレンズと、その像側に配された電子撮像素子
とを有することを特徴とする電子撮像装置。
以下の条件(1)を満足することを特徴とする上記15
記載の電子撮像装置。
子よりも物体側に配された負レンズの最も像側の面から
反射光学素子よりも像側に配置された正レンズの最も物
体側の面までの空気換算光路長、Lは電子撮像素子の有
効撮像領域の対角長である。
が55°以上であることを特徴とする上記16記載の電
子撮像装置。
ンズ群Bが物体側レンズ成分と像側レンズ成分の2つの
レンズ成分からなり、以下の条件式(9)、(10)を
満足することを特徴とする上記15記載の電子撮像装
置。
体側レンズ成分における最物体側面、最像側面の光軸上
の曲率半径であり、Lは電子撮像素子の有効撮像領域の
対角長、f22は移動レンズ群Bの像側レンズ成分の焦点
距離である。
ることを特徴とする上記15記載の電子撮像装置。
撮像素子の有効撮像領域の対角長である。
ラー等の反射光学素子を光路中に挿入してズームレンズ
系の光路(光軸)を折り曲げる構成とし、諸々の工夫を
入れることにより、高ズーム比、広画角、小さいF値、
少ない収差等、高い光学仕様性能を確保しながらもレン
ズ枚数が少なく、沈胴式鏡筒に見られるようなカメラの
使用状態への立ち上げ時間(レンズのせり出し時間)が
なく、防水・防塵上も好ましく、奥行き方向が極めて薄
いカメラとすることが可能となる。
合焦時の広角端(a)、中間状態(b)、望遠端(c)
でのレンズ断面図である。
断面図である。
断面図である。
焦時の折り曲げ時における光路図である。
の対角長について説明するための図である。
性を示す図である。
ルターの一例の透過率特性を示す図である。
示す図である。
示す図である。
み込んだデジタルカメラの外観を示す前方斜視図であ
る。
る。
物光学系として組み込れたパソコンのカバーを開いた前
方斜視図である。
物光学系として組み込れた携帯電話の正面図、側面図、
その撮影光学系の断面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 正の屈折力を有し広角端から望遠端にか
けて変倍する際に物体側にのみ移動する移動レンズ群B
と、前記移動レンズ群Bよりも物体側に配され負の屈折
力を有し前記変倍時に固定である変倍時固定レンズ群A
と、前記移動レンズ群Bの像側に前記変倍時に前記移動
レンズ群Bとは異なる軌跡で移動する第3のレンズ群C
とを有し、 前記変倍時固定レンズ群Aは、物体側より順に、負レン
ズと、反射光学素子と、前記負レンズよりも屈折力の絶
対値が小さい正レンズとにて構成されていることを特徴
とするズームレンズ。 - 【請求項2】 正の屈折力を有し広角端から望遠端にか
けて変倍する際に物体側にのみ移動する移動レンズ群B
と、前記移動レンズ群Bよりも物体側に配され負の屈折
力を有し前記変倍時に固定である変倍時固定レンズ群A
と、前記移動レンズ群Bの像側に前記変倍時に前記移動
レンズ群Bとは異なる軌跡で移動する第3のレンズ群C
とを有し、 前記変倍時固定レンズ群Aは、物体側より順に、負レン
ズ、反射光学素子、非球面を有するプラスチックからな
るメニスカスレンズにて構成されていることを特徴とす
るズームレンズ。 - 【請求項3】 前記移動レンズ群Bは少なくとも1面以
上の非球面を有する正レンズと負レンズにて構成されて
いることを特徴とする請求項1又は2記載のズームレン
ズ。 - 【請求項4】 前記第3のレンズ群Cが1枚の正レンズ
にて構成されることを特徴とする請求項1から3の何れ
か1項記載のズームレンズ。 - 【請求項5】 請求項1から4の何れか1項記載のズー
ムレンズと、その像側に配された電子撮像素子とを有す
ることを特徴とする電子撮像装置。
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