JP2003301971A - 硬質塩化ビニル系樹脂管 - Google Patents

硬質塩化ビニル系樹脂管

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JP2003301971A
JP2003301971A JP2002110681A JP2002110681A JP2003301971A JP 2003301971 A JP2003301971 A JP 2003301971A JP 2002110681 A JP2002110681 A JP 2002110681A JP 2002110681 A JP2002110681 A JP 2002110681A JP 2003301971 A JP2003301971 A JP 2003301971A
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vinyl chloride
chloride resin
hard
resin pipe
weight
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JP2002110681A
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Yoshiaki Okusako
芳明 奥迫
Hiroshi Tomita
博司 富田
Yukio Shibazaki
行雄 柴崎
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、太陽光等が照射されても反り又は
湾曲しがたいあるいは反り又は湾曲量の小さい硬質塩化
ビニル系樹脂管を提供する。 【解決手段】 JIS K7171に準拠し測定した6
0℃の曲げ弾性率が2158MPa以上であることを特
徴とする硬質塩化ビニル系樹脂管及び塩化ビニル系樹脂
が、塩化ビニル単独重合体または塩化ビニルを主成分と
する複合塩化ビニル系樹脂100重量部に対し、タルク
が2重量部以上添加されてなることを特徴とする硬質塩
化ビニル系樹脂管。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、硬質塩化ビニル系
樹脂管に関する。
【0002】
【従来の技術】塩化ビニル系樹脂は機械的強度、耐薬品
性などに優れており、管工機材や住宅資材等に広く使用
されている。
【0003】しかし、硬質塩化ビニル系樹脂管を太陽光
が照射されるような状況下で保管した場合、塩化ビニル
系樹脂管に反りや湾曲することがあった。大きな反りや
湾曲の発生した塩化ビニル系樹脂管は、管内を流れる流
体の流動性が低下したり、水溜まり部が発生したりして
衛生上の問題が発生する等の問題があった。
【0004】この様な反りや湾曲を防止する方法とし
て、例えば、特開平5−141574号公報には円形か
つ硬質性の塩化ビニル管の両端周縁面に山形状の突起部
を形成した塩化ビニルパイプ本体を設け、該塩化ビニル
パイプ本体の突起部間に鉄製の線材を連着して、塩化ビ
ニルパイプ本体に発生する反りを防止する方法が記載さ
れているが、非常に製造が困難であり、コストが高くな
り実用化するのは不可能であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記欠点に
鑑み、太陽光等が照射されても反り又は湾曲しがたいあ
るいは反り又は湾曲量の小さい硬質塩化ビニル系樹脂管
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明(以
下、発明1)の硬質塩化ビニル系樹脂管は、JISK7
171に準拠し測定した60℃の曲げ弾性率が2158
MPa以上であることを特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明(以下、発明2)の硬
質塩化ビニル系樹脂管は、塩化ビニル系樹脂が、塩化ビ
ニル単独重合体または塩化ビニルを主成分とする複合塩
化ビニル系樹脂100重量部に対し、タルクが2重量部
以上添加されてなることを特徴とする請求項1に記載の
硬質塩化ビニル系樹脂管である。
【0008】以下に本発明を詳述する。
【0009】本発明1の硬質塩化ビニル系樹脂管は、J
IS K7171に準拠し測定した60℃の曲げ弾性率
が2158MPa以上でなくてはならない。60℃での
曲げ弾性率が2158MPa未満であると、特に夏場、
太陽光の照射される環境下に保管した場合湾曲量が大き
くなり、管体としての性能を発揮できなくなるため、こ
の範囲に限定される。
【0010】上記塩化ビニル系樹脂としては、塩化ビニ
ル単独重合体または塩化ビニルを主成分とする複合塩化
ビニル系樹脂が挙げられる。これらは単独で用いられて
も良く、2種類以上併用して用いても良い。
【0011】上記塩化ビニルを主成分とする複合塩化ビ
ニル系樹脂としては、塩化ビニルモノマーと共重合可能
なモノマーや重合体との共重合体等が挙げられる。
【0012】上記塩化ビニルモノマーと共重合可能なモ
ノマーとしては、例えば、エチレン、プロピレン、ブチ
レン等のαオレフィン類;プロピオン酸ビニル等のビニ
ルエステル類;エチルビニルエーテル、ブチルビニルエ
ーテル等のビニルエーテル類;メチル(メタ)アクリレ
ート、ブチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシエチル
(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリレート類;ス
チレン、α−メチルスチレン等の芳香族ビニル類;フッ
化ビニル、フッ化ビニリデン、塩化ビニリデン等のハロ
ゲン化ビニル類;N−フェニルマレイミド、N−シクロ
ヘキシルマレイミド等のN−置換マレイミド類等が挙げ
られる。これらのその他の共重合性モノマーは、単独で
用いられても良いし、2種類以上が併用されても良い。
【0013】又、上記塩化ビニルモノマーと共重合可能
な重合体としては、例えば、アルキル(メタ)アクリレ
ートモノマーなどからなるアクリル系共重合体等が挙げ
られ、これらのその他の共重合性重合体は、単独で用い
られても良いし、2種類以上が併用されても良い。尚、
ここで言う(メタ)アクリレートとはアクリレート又は
メタクリレートを意味する。
【0014】塩化ビニルモノマーと、上記その他の共重
合性モノマーや重合体とを併用する場合、その他の共重
合性モノマーや重合体の使用量は、硬質塩化ビニル系樹
脂管に付与したい性能や目的に応じて適宜設定されれば
良く、特に限定されるものではない。
【0015】塩化ビニル単独重合体や塩化ビニルを主成
分とする複合塩化ビニル系樹脂の重合方法としては従来
公知の方法で良く、例えば、懸濁重合法等が挙げられ
る。
【0016】上記塩化ビニル系樹脂の平均重合度は60
0〜3000が好ましく、更に好ましくは800〜20
00である。平均重合度が600未満であると機械的強
度が不足する可能性があり、逆に平均重合度が3000
を超えると成形が困難になることがある。
【0017】尚、上記平均重合度とは、塩化ビニル単独
重合体や複合塩化ビニル系樹脂をテトラヒドロフラン
(THF)に溶解させ、濾過により不溶成分を除去した
後、濾液中のTHFを乾燥除去して得た樹脂を試料と
し、JIS K−6721「塩化ビニル樹脂試験方法」
に準拠して測定した平均重合度を意味する。
【0018】本発明2の硬質塩化ビニル系樹脂管は、塩
化ビニル系樹脂が、塩化ビニル単独重合体または塩化ビ
ニルを主成分とする複合塩化ビニル系樹脂100重量部
に対し、タルクが2重量部以上添加されてなることが必
要があり、好ましくは3〜10重量部である。
【0019】タルクの添加量が2重量部未満であると、
60℃での曲げ弾性率が十分でなく、太陽光の照射され
る環境下に保管した場合湾曲量が大きくなってしまうた
め、この範囲に限定される。
【0020】本発明の硬質塩化ビニル系樹脂管を得る場
合には、必要に応じて、硬質塩化ビニル系樹脂管の製造
の際に一般に使用されている熱安定剤、安定化助剤、滑
剤、加工助剤、酸化防止剤、光安定剤、顔料、充填剤等
が添加されてもよい。
【0021】上記熱安定剤としては、硬質塩化ビニル系
樹脂管の製造の際に一般に使用されている熱安定剤であ
れば特に限定されず、例えば、ジメチル錫メルカプト、
ジブチル錫メルカプト、ジオクチル錫メルカプト、ジブ
チル錫マレート、ジブチル錫マレートポリマー、ジオク
チル錫マレート、ジオクチル錫マレートポリマー、ジブ
チル錫ラウレート、ジブチル錫ラウレートポリマー等の
有機錫安定剤、ステアリン酸鉛、二塩基性亜リン酸鉛、
三塩基性硫酸鉛等の鉛系安定剤、カルシウム−亜鉛系安
定剤、バリウム−亜鉛系安定剤、バリウム−カドミウム
系安定剤等が挙げられる。これらは単独で用いてもよ
く、2種以上を併用してもよい。
【0022】上記安定化助剤としては、硬質塩化ビニル
系樹脂管の製造の際に一般に使用されている安定化助剤
であれば特に限定されず、例えば、エポキシ化大豆油、
エポキシ化アマニ豆油、エポキシ化テトラヒドロフタレ
ート、エポキシ化ポリブタジエン、リン酸エステル等が
挙げられる。これらは単独で用いてもよく、2種以上を
併用してもよい。
【0023】上記滑剤としては、内部滑剤、外部滑剤等
が挙げられる。上記内部滑剤は、成形加工時の溶融樹脂
の流動粘度を下げ、摩擦発熱を防止する目的で使用され
る。上記内部滑剤としては、硬質塩化ビニル系樹脂管の
製造の際に一般に使用されている内部滑剤であれば特に
限定されず、例えば、ブチルステアレート、ラウリルア
ルコール、ステアリルステアレート、エポキシ化大豆
油、グリセリンモノステアレート、ステアリン酸、ビス
アミド等が挙げられる。これらは単独で用いてもよく、
2種以上を併用してもよい。
【0024】上記外部滑剤は、成形加工時の溶融樹脂と
金属面との滑り効果を上げる目的で使用される。上記外
部滑剤としては、硬質塩化ビニル系樹脂管の製造の際に
一般に使用されている外部滑剤であれば特に限定され
ず、例えば、モンタン酸ワックス、パラフィンワック
ス、ポリオレフィンワックス、エステルワックス等が挙
げられる。これらは単独で用いてもよく、2種以上を併
用してもよい。
【0025】上記加工助剤としては、硬質塩化ビニル系
樹脂管の製造の際に一般に使用されている加工助剤であ
れば特に限定されず、例えば、重量平均分子量10万〜
200万のアルキルアクリレート/アルキルメタクリレ
ート共重合体であるアクリル系加工助剤が挙げられ、具
体例としては、n−ブチルアクリレート/メチルメタク
リレート共重合体、2−エチルヘキシルアクリレート/
メチルメタクリレート/ブチルメタクリレート共重合体
等が挙げられる。これらは単独で用いてもよく、2種以
上を併用してもよい。
【0026】上記酸化防止剤としては、硬質塩化ビニル
系樹脂管の製造の際に一般に使用されている酸化防止剤
であれば特に限定されず、例えば、フェノール系抗酸化
剤等が挙げられる。これらは単独で用いてもよく、2種
以上を併用してもよい。
【0027】上記光安定剤としては、硬質塩化ビニル系
樹脂管の製造の際に一般に使用されている光安定剤であ
れば特に限定されず、例えば、サリチル酸エステル系、
ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、シアノアク
リレート系等の紫外線吸収剤、あるいはヒンダードアミ
ン系の光安定剤等が挙げられる。これらは単独で用いて
もよく、2種以上を併用してもよい。
【0028】上記顔料としては、硬質塩化ビニル系樹脂
管の製造の際に一般に使用されている顔料であれば特に
限定されず、例えば、アゾ系、フタロシアニン系、スレ
ン系、染料レーキ系等の有機顔料、酸化物系、クロム酸
モリブデン系、硫化物・セレン化物系、フェロシアン化
物系等の無機顔料等が挙げられる。これらは単独で用い
てもよく、2種以上を併用してもよい。
【0029】上記充填剤としては、硬質塩化ビニル系樹
脂管の製造の際に一般に使用されている充填剤であれば
特に限定されず、例えば、炭酸カルシウム、フライアッ
シュ等が挙げられる。これらは単独で用いてもよく、2
種以上を併用してもよい。
【0030】上記した各種配合剤を、上記塩化ビニル系
樹脂に混合する方法としては、特に限定されず、例え
ば、ホットブレンドによる方法、コールドブレンドによ
る方法等が挙げられる。
【0031】本発明の硬質塩化ビニル系樹脂管の成形方
法は、従来公知の任意の成形方法が採用されて良く、例
えば押出成形方法が好適に用いられる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下に実施例を挙げて、具体的に
本発明の効果を説明するが、本発明はこれら実施例のみ
に限定されるものではない。
【0033】(実施例1)塩化ビニル系樹脂組成物の作製 塩化ビニル系単独重合体(徳山積水工業社製、商品名
「TS−1000R」)100重量部、有機錫系安定剤
(三共有機社製、商品名「ONZ−142F」)1重量
部、ポリエチレンワックス系滑剤(三井石油化学工業社
製、商品名「Hiwax220MP」)0.5重量部、
ステアリン酸(花王社製、商品名「S−30」)0.5
重量部、カーボンブラック0.2重量部、酸化チタン
(堺化学社製、商品名「R−3L」)1重量部及びタル
ク(富士タルク社製、商品名「LSM100」)5重量
部をスーパーミキサー(カワタ社製、商品名「100
L」)に供給し、攪拌混合して塩化ビニル系樹脂組成物
を得た。
【0034】硬質塩化ビニル系樹脂管の成形 得られた塩化ビニル系樹脂組成物を直径50mmの2軸
異方向回転押出機(長田製作所社製、商品名「SLM−
50」)に供給し、押出成形して外径60mm、肉厚
4.5mm、長さ1mの本発明の硬質塩化ビニル系樹脂
管を得た。
【0035】硬質塩化ビニル系樹脂管の物性評価 上記で得られた塩化ビニル系樹脂管について、60℃に
おける曲げ弾性率及び湾曲量を以下の方法で評価し、そ
の結果を表1に示した。 (1)曲げ弾性率 JIS K7171に準拠して評価を行った。
【0036】(2)湾曲量 外気温15℃の雰囲気下において、赤外線ランプを用
い、40cmの距離から熱量4kw/m2 の赤外線を硬
質塩化ビニル系樹脂管に3時間照射した。
【0037】照射後、一昼夜放置し最も湾曲している部
位のパイプの両端間にピアノ線を張り、ピアノ線とパイ
プとの距離を測定した。上記作業を5回行い、測定した
ピアノ線とパイプとの距離のうち最大のものを湾曲量と
した。
【0038】(実施例2)塩化ビニル単独重合体を用い
る代わりに、下記要領で作成した複合塩化ビニル系樹脂
を用いたこと以外は実施例1と同様にして硬質塩化ビニ
ル系樹脂管を得、物性評価を行い、結果を表1に示し
た。
【0039】アクリル系共重合体の作製 アクリル系モノマー成分としてn−ブチルアクリレート
(単独重合体のTg:−54℃)95重量%及び多官能
性モノマー成分としてトリメチロールプロパントリアク
リレート重量5%を含有してなるアクリル系混合モノマ
ー2.36kg、乳化分散剤(第一工業製薬社製、商品
名「ハイテノールN−08」)の10%水溶液50g及
び純水1.5kgからなる乳化モノマー液を予め調製し
た。
【0040】攪拌機及び温度調整機を備えた重合反応器
(内容積10リットル)内に、純水4kg、重合開始剤
として過硫酸アンモニウムの10重量%水溶液24gを
仕込み、重合容器内を窒素ガスで置換した後、攪拌下、
重合反応器内を75℃に昇温した。
【0041】次いで、予め調製した上記乳化モノマー液
を昇温後の重合反応器内に一定の滴下速度で滴下した。
乳化モノマー液の全量の滴下を3時間で終了し、その
後、1時間攪拌を続けた後、重合反応を終了し、固形分
の濃度が30重量%のアクリル系共重合体エマルジョン
を作製した。
【0042】複合塩化ビニル系樹脂の作製 攪拌機及び温度調整機を備えた重合反応器(内容積15
リットル)内に、純水7.5kg、上記で得られたアク
リル系共重合体エマルジョン0.5kg(固形分0.1
5kg)、乳化分散剤として部分鹸化ポリビニルアルコ
ール(クラレ社製、商品名「クラレポバールL−8」)
の3重量%水溶液330g、重合開始剤としてt−ブチ
ルパーオキシデカネート及びα−クミルパーオキシネオ
デカネート1.1gを仕込み、重合反応器内の空気を真
空ポンプで排出した後、攪拌下、塩化ビニルモノマー
3.0kgを添加した。
【0043】次いで、重合反応器内を50℃に昇温し
て、グラフト重合反応を開始した。重合反応器内の圧力
の低下でグラフト重合反応の終了を確認した後、未反応
の塩化ビニルモノマーを排出して、複合塩化ビニル系樹
脂を作製した。得られた複合塩化ビニル系樹脂中の塩化
ビニルのグラフト量は94重量%であり、アクリル系共
重合体の含有量は6重量%であった。
【0044】又、得られた複合塩化ビニル系樹脂の平均
重合度をJIS K−6721に準拠して測定したとこ
ろ、平均重合度は1400であった。
【0045】(実施例3、4)タルクの添加量を表1に
示したように変更したこと以外は実施例1と同様にして
硬質塩化ビニル系樹脂管を得、物性評価を行い、結果を
表1に示した。
【0046】(実施例5)タルクの代わりにマイカ(山
口雲母工業所社製、商品名「A−21」)を7重量部添
加したこと以外は実施例1と同様にして硬質塩化ビニル
系樹脂管を得、物性評価を行い、結果を表1に示した。
【0047】(実施例6)タルクを5重量部及びマイカ
を5重量部添加したこと以外は実施例1と同様にして硬
質塩化ビニル系樹脂管を得、物性評価を行い、結果を表
2に示した。
【0048】(実施例7)塩化ビニル系樹脂組成物にM
BS樹脂(呉羽化学社製、商品名「BTA751」)5
重量部添加したこと以外は実施例1と同様にして硬質塩
化ビニル系樹脂管を得、物性評価を行い、結果を表2に
示した。
【0049】(比較例1)タルクの添加量を0重量部と
したこと以外は実施例1と同様にして硬質塩化ビニル系
樹脂管を得、物性評価を行い、結果を表2に示した。
【0050】(比較例2)タルクの添加量を1重量部と
したこと以外は実施例1と同様にして硬質塩化ビニル系
樹脂管を得、物性評価を行い、結果を表2に示した。
【0051】
【表1】
【0052】
【表2】
【0053】
【発明の効果】以上述べたように、本発明により、太陽
光等の照射による反りや湾曲がしにくいあるいは反り量
又は湾曲量の小さい硬質塩化ビニル系樹脂管を得ること
が出来る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H111 AA01 BA15 BA31 BA34 CB02 CB14 DA12 DB01 DB18 EA04 4J002 BD031 DJ046 FD016 GL00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 JIS K7171に準拠し測定した6
    0℃の曲げ弾性率が2158MPa以上であることを特
    徴とする硬質塩化ビニル系樹脂管。
  2. 【請求項2】 塩化ビニル系樹脂が、塩化ビニル単独重
    合体または塩化ビニルを主成分とする複合塩化ビニル系
    樹脂100重量部に対し、タルクが2重量部以上添加さ
    れてなることを特徴とする請求項1に記載の硬質塩化ビ
    ニル系樹脂管。
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