JP2003301544A - 集合住宅の廊下側の外壁の構造 - Google Patents

集合住宅の廊下側の外壁の構造

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JP2003301544A JP2002103995A JP2002103995A JP2003301544A JP 2003301544 A JP2003301544 A JP 2003301544A JP 2002103995 A JP2002103995 A JP 2002103995A JP 2002103995 A JP2002103995 A JP 2002103995A JP 2003301544 A JP2003301544 A JP 2003301544A
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Norihide Arakane
仙英 荒金
Kazunori Shibazaki
和則 柴崎
Yukio Kurita
幸雄 栗田
Kenji Koto
健二 古藤
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 工事が簡単且つ正確にでき、しかも塵埃や騒
音の発生がない集合住宅の廊下側の外壁の構造を提供す
る。 【解決手段】 ブロック1に配管や配線を通すための挿
通穴2を貫通するように設けた外壁ベースブロックAを
集合住宅の住戸3と廊下4との間の床スラブ5上に載置
する。この外壁ベースブロックAと天井スラブ6との間
に外壁7を立設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マンションのよう
な集合住宅で住戸と廊下との間に設ける外壁の構造に関
し、詳しくは配管や配線を通すための外壁の構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄筋コンクリートのマンションの
ような集合住宅では廊下側の外壁はコンクリート製の床
スラブや天井スラブと一緒にコンクリートにて形成して
あった。ところで、廊下側の外壁では住戸内と廊下との
間に配管や配線を通す必要があるため、外壁の床面近く
に内外に貫通するように挿通穴を穿孔し、この挿通穴に
配管や配線を通す必要がある。
【0003】従来、この挿通穴をあける場合、次の2つ
の手段がとられていた。前者の手段は、外壁下部の配
管、配線が通る必要な箇所に、ホールソー等で穴を開
け、通線、通管後に隙間を耐火性や防水性のあるパテで
塞いでいる。後者の手段は、コンクリートを打設する前
に丸或いは四角のスリーブを入れておき、コンクリート
を打設してコンクリートが硬化した後、通線、通管用の
穴が形成されるように工事し、通線、通管後に隙間を耐
火性や防水性のあるパテで塞いでいる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来例
の前者にあっては、強固な外壁にしかも床面に近いとこ
で穴をあけるため、穴あけ加工は非常に困難で時間がか
かるという問題がある。また竣工後の穴あけ変更は不可
能に近い。また現場穴あけ作業のため、塵埃、騒音等が
発生して近隣に迷惑をかけるという問題がある。また上
記従来例の後者にあっては、スリーブの位置決め、寸法
出しに事前の詳細な調整が必要で、余分に穴をあけてし
まうと、後の穴埋め処理が非常に手間になるという問題
がある。また上記従来例の前者及び後者ともに、現場で
の作業のために、寸法サイズ、位置、水平等精度が出に
くいという問題がある。
【0005】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、工事が簡単且つ正確にでき、しかも塵埃や騒音の
発生がない集合住宅の廊下側の外壁の構造を提供するに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の集合住宅の廊下の側の外壁の構造は、ブロッ
ク1に配管や配線を通すための挿通穴2を貫通するよう
に設けた外壁ベースブロックAを集合住宅の住戸3と廊
下4との間の床スラブ5上に載置し、この外壁ベースブ
ロックAと天井スラブ6との間に外壁7を立設して成る
ことを特徴とする。外壁ベースブロックAを工場で予め
形成しておけば、外壁7を施工するとき床スラブ5の上
に外壁ベースブロックAを並べて載置するだけで外壁7
の下部に配管や配線を通すための挿通穴2を形成でき
る。これにより簡単且つ精度よく挿通穴2を所定位置に
形成でき、また穴をあけるもののように塵埃や騒音を発
生するおそれがない。
【0007】また外壁ベースブロックAを正方形状に形
成し、外壁7の幅方向に複数個並べた外壁ベースブロッ
クAの向きを90°変えることにより挿通穴2を外壁7
の厚さ方向に貫通する向きに向けたり、外壁7の厚さ方
向に貫通しない向きに向けたりし得るようにして成るこ
とを特徴とすることも好ましい。この場合、外壁ベース
ブロックAを並べるとき外壁ベースブロックAの向きを
90°変えることにより穴あり穴なしの施工に簡単に対
応でき、必要な箇所にだけに穴を設けることができる。
【0008】また挿通穴2を閉塞し得る閉塞部材8を挿
通穴2に着脱自在に挿入したことを特徴とすることも好
ましい。この場合、配管や配線を通す必要のない挿通穴
2に閉塞部材8を挿入することで挿通穴2を容易に閉塞
して耐火性や防水性が得られる。また閉塞部材8を抜く
ことで配管や配線を容易に通すことができる。
【0009】また閉塞部材8の外面は閉塞部材8の一端
の径が大きく他端の径が小さくなるようにテーパーを設
けてあることを特徴とすることも好ましい。この場合、
閉塞部材8を容易に挿入できると共に挿入した状態で密
閉的に閉塞でき、また閉塞部材8を抜くもの容易にでき
る。
【0010】また複数個の外壁ベースブロックAを床ス
ラブ5の上に外壁7の幅方向に並ぶように載置し、隣り
合う外壁ベースブロックAを凹凸嵌合にて位置決めした
ことを特徴とすることも好ましい。複数個の外壁ベース
ブロックAを並べるとき凹凸嵌合で位置決めすることに
より外壁ベースブロックAを容易に揃えて並べることが
できる。
【0011】また外壁ベースブロックAの下面の凹部9
と床スラブ5に設けた凸部10とを嵌合して位置決めし
たことを特徴とすることも好ましい。この場合、床スラ
ブ5上に位置決めして外壁ベースブロックAを設置でき
て外壁ベースブロックAを所定位置に正確且つ容易に設
置できる。
【0012】また外壁ベースブロックAは挿通穴2を境
にして上下または左右に2分割したことを特徴とするこ
とも好ましい。この場合、外壁ベースブロックAを2分
割した状態で配管や配線や閉塞部材8を通すことがで
き、穴に差し込むように通すのに比べて施工が容易にで
きる。
【0013】また外壁ベースブロックAの四周の側面の
うち少なくとも直角に隣り合う2つの側面に防水塗膜処
理を施したことを特徴とすることが好ましい。複数個の
外壁ベースブロックAを並べたとき外壁ベースブロック
Aの向きを変えても、必ず外壁ベースブロックAを並べ
る方向の全長に亙って防水塗膜層11にて防水面が確保
される。
【0014】
【発明の実施の形態】マンションのような集合住宅では
屋外側に共用の廊下4が設けてあるが、本発明ではこの
廊下4と住戸3との間の外壁部分は次のように施工され
る。外壁部分のベースを形成する外壁ベースブロックA
は工場で予め製造されるもので、コンクリート製の矩形
板状のブロック1に挿通穴2を貫通するように設けてあ
る。この外壁ベースブロックAは例えばプレキャストコ
ンクリート製である。図1や図2に示す例では挿通穴2
は断面半円状で長手方向に貫通すると共に下面に開口し
ている。廊下4と住戸3との間の部分でコンクリート製
の床スラブ5の上には外壁ベースブロックAが図2に示
すように載置される。このとき、複数個の外壁ベースブ
ロックAが外壁7の幅方向に並べて設置される。
【0015】外壁ベースブロックAと天井スラブ6との
間には図1に示すように外壁7が立設される。本例の場
合、外壁7は工場で予め形成した外壁パネル7aを垂直
に立設することで形成されている。外壁パネル7aはプ
レキャストコンリート板、ALC板等で形成されてい
る。上記外壁7は現場でコンクリートを打設することで
も形成することもできる。住戸3内では床スラブ5の上
に床板13を貼ってあり、二重床構造にしてある。廊下
4では床スラブ5の上面が住戸3内より高くなっている
が、外壁7のある壁際では床スラブ5の上面が住戸3内
と略面一になっており、この部分が廊下4の排水を行う
トレンチ14となっており、トレンチ14が竪樋24に
連通している。トレンチ14の上面開口はトレンチ蓋1
5を被着してある。
【0016】給水や排水のための配管や給電や通信のた
めの配線は住戸3の床下からトレンチ14内に亙って配
管されるが、外壁部分では外壁ベースブロックAの挿通
穴2に配管や配線が通される。挿通穴2に配管や配線を
挿通したとき、必要に応じて配管や配線と挿通穴2の間
には耐火性や防水性のあるパテが充填される。かかる配
管や配線を挿通穴2に挿通するのは外壁7を施工した後
でも外壁ベースブロクAを設置するときでもよい。図1
や図3や図4の例では排水等を行うパイプ16を配管し
た状態が示されている。図3や図4でBはトレンチゾー
ン、Cは梁下ゾーン(外壁設置範囲)である。また図3
や図4で18はパイプスペース、19は出窓または花台
等、20は住戸3の入口である。
【0017】上記のように工場で予め作られた外壁ベー
スブロックAを設置することで配管や配線を通す挿通穴
2を設けるため、外壁ベースブロックAを並べるだけで
配管や配線を通す穴を形成でき、工事が簡単になり、ま
た穴を設けるのに塵埃、騒音の発生がない。外壁ベース
ブロックAが工場で予め作られるため、寸法精度、位
置、水平の精度が高く、後の通管や通線作業が簡単にな
り、また外壁ベースブロックAの上に立設する外壁7も
垂直に建て易くなる。
【0018】次に図5に示す例について述べる。本例の
場合、外壁ベースブロックAは平面から見て正方形状に
なるように形成してある。つまり、外壁ベースブロック
Aの縦横の長さLを同じにしてある。このように形成さ
れた外壁ベースブロックAは90°向きを変えることに
より、挿通穴2の長手方向が外壁7の厚さ方向を向くよ
うに設置したり、挿通穴2の長手方向が外壁7の幅方向
を向くように設置したりできる。これにより配管や配線
を通す必要な部分は挿通穴2の長手方向が外壁7の厚さ
方向を向くように外壁ベースブロックAを設置し、配管
や配線を通す必要のない部分は挿通穴2の長手方向が外
壁7の幅方向を向くように設置する。このようにするこ
とで同じ外壁ベースブロックAを並べ替えるだけで穴あ
りと穴なしに容易に対応できる。
【0019】次に図6に示す例について述べる。外壁ベ
ースブロックAには複数個の挿通穴2が形成されるが、
配管や配線を通す必要のない挿通穴2は閉塞部材8にて
閉塞できるようになっている。この閉塞部材8は挿通穴
2に合致する柱状に形成されている。閉塞部材8は外壁
ベースブロックAと同じ材料で形成されていることが望
ましい。そして配線や配管を通す必要のない挿通穴2に
は閉塞部材8が着脱自在に挿入される。また挿通穴2に
配管や配線を通す必要が生じたときは閉塞部材8が抜き
とられる。このように配管や配線を通す必要のない挿通
穴2は閉塞部材8を挿入して閉塞することで耐火性や防
水性を維持できる。
【0020】次に図7に示す例について述べる。外壁ベ
ースブロックAに挿通穴2が設けられるが、本例の場
合、挿通穴2の長手方向の両端だけ開口した断面円状の
穴で形成されている。この挿通穴2の内面は挿通穴2の
一端の径が大きく他端の径が小さくなるようにテーパー
状にしてある。また柱状の閉塞部材8も一端の径が大き
く他端の径が小さくなるテーパー状にしてある。この閉
塞部材8を挿通穴2に挿入するとき挿通穴2及び閉塞部
材8のテーパーにより閉塞部材8をスムーズに挿入する
ことができると共に挿入したとき閉塞部材8で密閉的に
閉塞できる。また上記テーパーにより閉塞部材8を抜く
とき容易に抜くことができる。
【0021】次に図8に示す例について述べる。本例の
場合、外壁ベースブロックAの一端に突起20を設けて
あり、外壁ベースブロックAの他端に突起20が嵌合し
得る凹所21を設けてある。図8(a)では突起20及
び凹所21が半円状になっており、図8(b)では突起
20及び凹所21が角形になっている。この外壁ベース
ブロックAを並べて設置したとき隣り合う外壁ベースブ
ロックAが突起20と凹所21の嵌合にて接合される。
これにより、隣り合う外壁ベースブロックAが相互に位
置決めされ、外壁ベースブロックAが真っ直ぐに並べら
れる。
【0022】次に図9に示す例について述べる。床スラ
ブ5の上面の外壁ベースブロックAを設置する部分には
上方に突出する凸部10を外壁7の幅方向に突設してあ
り、外壁ベースブロックAの下面には凹部9を外壁7の
幅方向に凹設してあり、床スラブ5に外壁ベースブロッ
クAを載置したとき、凸部10に凹部9が嵌合して外壁
ベースブロックAが位置決めされるようになっている。
これにより、外壁ベースブロックAが床スラブ5の上に
位置決めして設置され、外壁ベースブロックAを所定位
置に簡単且つ正確に位置決めして取り付けることができ
る。
【0023】次に図10に示す例について述べる。外壁
ベースブロックAの上面に外壁7の幅方向に長い突条2
2を突設してあり、外壁7を構成する外壁パネル7aの
下端には凹条23を外壁パネル7aの幅方向に凹設して
あり、外壁ベースブロックAの上に外壁パネル7aを設
置したとき、突条22に凹条23が嵌合して外壁パネル
7aを所定位置に位置決めして立設できる。
【0024】次に図11に示す例について述べる。外壁
ベースブロックAに断面円状の挿通穴2を設けてある
が、この外壁ベースブロックAを上下に2分割して上部
ブロックA1と下部ブロックA2としてある。この外壁
ベースブロックAの場合、下部ブロックA2を床スラブ
5上に載置し、下部ブロックA2の挿通穴2に配管や配
線または閉塞部材8を通し、配管や配線または閉塞部材
8を挟むように下部ブロックA2に上部ブロックA1を
被せて施工できるようになっている。この場合、配管や
配線または閉塞部材8を通すのが容易にできる。本例の
場合、外壁ベースブロックAを上下に分割したが左右に
分割しても配管や配線または閉塞部材8を通すのが容易
にできる。
【0025】次に図12に示す例について述べる。本例
の場合、外壁ベースブロックAの四周の側面のうち少な
くとも直角に隣り合う2つの側面に防水塗膜処理を施し
て防水塗膜層11を形成してある。このようにしてある
と、複数個の外壁ベースブロックAを並べたとき外壁ベ
ースブロックAの向きを変えても、必ず外壁ベースブロ
ックAを並べる方向の全長に亙って防水塗膜層11にて
防水面が確保される。
【0026】
【発明の効果】本発明の請求項1の発明は、ブロックに
配管や配線を通すための挿通穴を貫通するように設けた
外壁ベースブロックを集合住宅の住戸と廊下との間の床
スラブ上に載置し、この外壁ベースブロックと天井スラ
ブとの間に外壁を立設しているので、外壁ベースブロッ
クを工場で予め形成しておけば、外壁を施工するとき床
スラブの上に外壁ベースブロックを並べて載置するだけ
で外壁の下部に配管や配線を通すための挿通穴を形成で
きるものであって、簡単且つ精度よく挿通穴を所定位置
に形成でき、また穴をあけるもののように塵埃や騒音を
発生するおそれがないものである。
【0027】また本発明の請求項2の発明は、請求項1
において、外壁ベースブロックを正方形状に形成し、外
壁の幅方向に複数個並べた外壁ベースブロックの向きを
90°変えることにより挿通穴を外壁の厚さ方向に貫通
する向きに向けたり、外壁の厚さ方向に貫通しない向き
に向けたりし得るようにしてあるので、外壁ベースブロ
ックを並べるとき外壁ベースブロックの向きを90°変
えることにより穴あり穴なしの施工に簡単に対応でき、
必要な箇所にだけに穴を設けることができるものであ
る。
【0028】また本発明の請求項3の発明は、請求項1
または請求項2において、挿通穴を閉塞し得る閉塞部材
を挿通穴に着脱自在に挿入したので、配管や配線を通す
必要のない挿通穴に閉塞部材を挿入することで挿通穴を
容易に閉塞して耐火性や防水性が得られるものであり、
また閉塞部材を抜くことで配管や配線を容易に通すこと
ができるものである。
【0029】また本発明の請求項4の発明は、請求項3
において、閉塞部材の外面は閉塞部材の一端の径が大き
く他端の径が小さくなるようにテーパーを設けてあるの
で、閉塞部材を容易に挿入できると共に挿入した状態で
密閉的に閉塞できるものであり、また閉塞部材を抜くの
も容易にできるものである。
【0030】また本発明の請求項5の発明は、請求項1
乃至請求項4のいずれかにおいて、複数個の外壁ベース
ブロックを床スラブの上に外壁の幅方向に並ぶように載
置し、隣り合う外壁ベースブロックを凹凸嵌合にて位置
決めしたので、複数個の外壁ベースブロックを並べると
き凹凸嵌合で位置決めすることにより外壁ベースブロッ
クを容易い揃えて並べることができるものである。
【0031】また本発明の請求項6の発明は、請求項1
乃至請求項5のいずれかにおいて、外壁ベースブロック
の下面の凹部と床スラブに設けた凸部とを嵌合して位置
決めしたので、床スラブ上に位置決めして外壁ベースブ
ロックを設置できて外壁ベースブロックを所定位置に正
確且つ容易に設置できるものである。
【0032】また本発明の請求項7の発明は、請求項1
乃至請求項6のいずれかにおいて、外壁ベースブロック
は挿通穴を境にして上下または左右に2分割したので、
外壁ベースブロックを2分割した状態で配管や配線や閉
塞部材を通すことができ、穴に差し込むように通すのに
比べて施工が容易にできるものである。
【0033】また本発明の請求項8の発明は、請求項2
において、外壁ベースブロックの四周の側面のうち少な
くとも直角に隣り合う2つの側面に防水塗膜処理を施し
たので、複数個の外壁ベースブロックを並べたとき外壁
ベースブロックの向きを変えても、必ず外壁ベースブロ
ックを並べる方向の全長に亙って防水塗膜層にて防水面
が確保されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の縦断面図である。
【図2】同上の床スラブに外壁ベースブロックを載置し
た状態の斜視図である。
【図3】同上の配管のレイアウトを示す横断面図であ
る。
【図4】同上の外壁のレイアウトを示す横断面図であ
る。
【図5】同上の他の例を説明するための斜視図である。
【図6】同上の他の例を説明するための斜視図である。
【図7】同上の他の例を説明するもので、(a)は斜視
図、(b)は正面図である。
【図8】(a)(b)は同上の他の例を説明するための
斜視図である。
【図9】同上の他の例を説明するための斜視図である。
【図10】同上の他の例を説明するための斜視図であ
る。
【図11】(a)(b)は同上の他の例を説明するため
の斜視図である。
【図12】同上の他の例を説明するための斜視図であ
る。
【符号の説明】
A 外壁ベースブロック 1 ブロック 2 挿通穴 3 住戸 4 廊下 5 床スラブ 6 天井スラブ 7 外壁 8 閉塞部材 9 凹部 10 凸部 11 防水塗膜層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 栗田 幸雄 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 古藤 健二 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 2E002 KA01 MA47

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブロックに配管や配線を通すための挿通
    穴を貫通するように設けた外壁ベースブロックを集合住
    宅の住戸と廊下との間の床スラブ上に載置し、この外壁
    ベースブロックと天井スラブとの間に外壁を立設して成
    ることを特徴とする集合住宅の廊下側の外壁の構造。
  2. 【請求項2】 外壁ベースブロックを正方形状に形成
    し、外壁の幅方向に複数個並べた外壁ベースブロックの
    向きを90°変えることにより挿通穴を外壁の厚さ方向
    に貫通する向きに向けたり、外壁の厚さ方向に貫通しな
    い向きに向けたりし得るようにして成ることを特徴とす
    る請求項1記載の集合住宅の廊下側の外壁の構造。
  3. 【請求項3】 挿通穴を閉塞し得る閉塞部材を挿通穴に
    着脱自在に挿入したことを特徴とする請求項1または請
    求項2記載の集合住宅の廊下側の外壁の構造。
  4. 【請求項4】 閉塞部材の外面は閉塞部材の一端の径が
    大きく他端の径が小さくなるようにテーパーを設けてあ
    ることを特徴とする請求項3記載の集合住宅の廊下側の
    外壁の構造。
  5. 【請求項5】 複数個の外壁ベースブロックを床スラブ
    の上に外壁の幅方向に並ぶように載置し、隣り合う外壁
    ベースブロックを凹凸嵌合にて位置決めしたことを特徴
    とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の集合住
    宅の廊下側の外壁の構造。
  6. 【請求項6】 外壁ベースブロックの下面の凹部と床ス
    ラブに設けた凸部とを嵌合して位置決めしたことを特徴
    とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の集合住
    宅の廊下側の外壁の構造。
  7. 【請求項7】 外壁ベースブロックは挿通穴を境にして
    上下または左右に2分割したことを特徴とする請求項1
    乃至請求項6のいずれかに記載の集合住宅の廊下側の外
    壁の構造。
  8. 【請求項8】 外壁ベースブロックの四周の側面のうち
    少なくとも直角に隣り合う2つの側面に防水塗膜処理を
    施したことを特徴とする請求項2記載の集合住宅の廊下
    側の外壁の構造。
JP2002103995A 2002-04-05 2002-04-05 集合住宅の廊下側の外壁の構造 Withdrawn JP2003301544A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014114664A (ja) * 2012-12-12 2014-06-26 Asahi Kasei Construction Materials Co Ltd プレキャストブロック

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014114664A (ja) * 2012-12-12 2014-06-26 Asahi Kasei Construction Materials Co Ltd プレキャストブロック

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