JP2000192519A - 配管固定構造及びその施工方法 - Google Patents

配管固定構造及びその施工方法

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JP2000192519A
JP2000192519A JP10368333A JP36833398A JP2000192519A JP 2000192519 A JP2000192519 A JP 2000192519A JP 10368333 A JP10368333 A JP 10368333A JP 36833398 A JP36833398 A JP 36833398A JP 2000192519 A JP2000192519 A JP 2000192519A
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pipe
piping
floor panel
opening
floor
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Inventor
Hideo Haruhara
英雄 春原
Masaki Muramoto
雅紀 村本
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配管を通すための開口部を形成する作業や、
配管と開口部との間の隙間を埋める作業を簡単にするこ
とができて現場施工を容易にすることができ、さらに、
配管の位置決め作業を容易にすることができる配管固定
構造を提供しようとするものである。 【解決手段】 床下(13)の周囲部材に固定されて配管(4
0)を固定可能な配管固定具(50)と、この配管固定具(50)
に固定されて床下(13)から床パネル(20)の上方にまで延
びる配管(40)と、この配管(40)を通すために予め表裏に
開口した開口部(21)を有する床パネル(20)とを備えた配
管(40)固定構造であって、前記床パネル(20)は、前記開
口部(21)を塞ぐ閉塞部材(30)を備え、この閉塞部材(30)
は、配管(40)を通す位置の表裏に開口されて配管(40)を
挿入可能な配管位置決め挿入口(31)を備えていることを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、床下から床パネ
ルの上方にまで配管が延びる配管固定構造及びその施工
方法に関するものである。
【0002】
【先行技術】従来から、住居には水道水を供給するため
の給水管や、汚水を排出するための排水管が設けられて
いる。図6及び図7は、従来の配管固定構造であって、
図6は、その概略模式図、図7は、その縦断面図をそれ
ぞれ示すものである。
【0003】前記給水管は、図6及び図7に示すよう
に、道路160等に埋設された上水道本管185から建物躯体
110までの敷地120内に埋設される引き込み管180と、建
物躯体110の床下地中に埋設される床下配管115と、前記
床下配管115から建物躯体110内のキッチンや浴室等に設
けた給水栓195等までを接続する屋内配管190とによっ
て、上水道本管185から給水栓195等まで水道水を導く配
管として形成されている。
【0004】また、特に図示しないが、前記排水管は、
キッチンや浴室等に設けた排水口から建物躯体の床下ま
での屋内配管と、建物躯体の床下で地中に埋設される床
下配管と、前記床下配管から下水道本管までを埋設状態
で接続する引き込み管とによって、排水口から下水道本
管まで汚水を導く配管として形成されている。なお、今
日では、屋内又は屋外に、温水を供給するための給湯器
140が設けられることが多い。そして、当該給湯器140か
らキッチンや浴室等に設けた給水栓195まで温水を導く
ための管である給湯管150も、図6に示すように、前記
給水管の床下配管115や屋内配管190と併せて敷設される
ことがある。
【0005】以下、給水管の敷設作業を簡単に説明す
る。従来、床下配管115とされる給水管の敷設作業は、
所定の長さに切断された剛管を組み合わせて、建物躯体
110の床下で基礎スリーブ130が完成する前に、基礎スリ
ーブ130を貫通させるようにして地中に埋設し、所定の
位置で垂直上方に立ち上げるものである。即ち、施工図
面に従って、上水道本管185から敷地120内の所定の位置
に溝を形成し、当該溝の内部に所定の長さに切断された
管状パイプである金属製又は塩化ビニール製の剛性を有
する剛管を、「T」字形や「L」字形等の適宜形状の継
ぎ手部材170を用いて組み合わせつつ建物躯体110の外周
基礎の近くまで引き込み管180を配置していく。同様
に、建物躯体110の床下となる建物躯体110の外周基礎の
内側で溝を形成し、当該溝の内部に所定の長さに切断さ
れた管状パイプである金属製又は塩化ビニール製の剛性
を有する剛管を、「T」字形や「L」字形等の適宜形状
の継ぎ手部材170を用いて組み合わせつつ配置し、当該
組み合わせた剛管の一端を上水道本管185からの引き込
み管180の端部と接続し、また、他端を屋内配管190と接
続される所定場所の近辺で垂直上方に立ち上げる。そし
て、組立現場において、床下配管115を垂直上方に立ち
上げた位置に相当する箇所の床パネル111の表裏に貫通
する開口部112を開ける。そして、垂直上方に立ち上げ
た床下配管115を、その開口部112の内部に通して屋内配
管190と接続させる。
【0006】なお、この床下配管115と接続する屋内配
管190に関しては、金属製又は塩化ビニール製の剛管を
用いる場合のみでなく、可撓性を有するパイプを配管ユ
ニットとして用いることもある(例えば特許第2606
808号)。この屋内配管190に使用される配管ユニッ
トは、主に集合住宅の給水管の屋内配管190として用い
られるものであり、可撓管によって形成されている主
管、及び可撓管によって形成されている複数の枝管を備
え、当該主管と各枝管とが継ぎ手部材170を介して繋が
れているものである。
【0007】そして、前記配管ユニットの敷設方法は、
主管及び枝管を束ねた状態の配管ユニットを施工現場に
搬入し、主管及び各枝管の端部を給水栓195等と接続す
るものである。なお、前記可撓管とは、可撓性を有する
管状パイプであって、弾性プラスチック又は合成ゴム等
を管状に形成したものや、環状又は螺旋状の鋼線を弾性
プラスチック又は合成ゴム等で覆って、管軸方向に波形
又は螺旋形の凹凸を有する管状に形成したもの等があ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の配管固定構造は、現場施工において、すでに敷設され
た床下配管115の位置に合わせて床パネル111に印をつけ
て、かかる床パネル111に床下配管115が通る開口部112
を形成していた。このため、かかる開口部112を形成す
る作業が手間であり、また、開口部112に床下配管115を
通した後、開口部112と床下配管115との間の隙間を埋め
る作業が手間であり、結果として現場施工が大変である
という第一の問題点があった。
【0009】また、屋内における洗面流し台等の給水栓
195等の取り付け位置は、床パネル111に対して、正確に
確定しているため、これに接続するための床下から垂直
上方に室内側に延ばす床下配管115も、かかる給水栓195
等に接続しやすいように所定の位置に正確に床下から立
ち上げるのが望まれる。しかし、かかる配管の取り付け
位置を基礎スリーブ130が完成する前の段階において、
基礎スリーブ130の形成予定位置等からの距離を測定し
て、正確に定めることは、現場における配管敷設作業に
おいて、大変、手間であり、床下配管115の位置決め作
業が容易ではないという第二の問題点があった。
【0010】また、取付時の作業性等を考慮すると、床
下配管115よりも開口部112は大きな断面積を必要とし、
さらに、複数の床下配管115を通す場合には、床下配管1
15同士の間にはある程度の距離が必要となる。このた
め、開口部112と、床下配管115との間に発生した隙間に
より、屋内の断熱効果を損ねてしまわないように、かか
る隙間に断熱材料を充填しなければならない。この断熱
材料を適当な大きさに形成して、かかる隙間に充填する
作業は、大変、手間であるという第三の問題点があっ
た。
【0011】また、従来の配管固定構造において、剛管
によって形成されている配水管や給水管の床下配管115
の固定が、建物躯体110の基礎の施工前に形成される場
合には、キッチンや浴室等の所定位置に立ち上げたつも
りの床下配管115の位置が、その後に形成された基礎等
の建物躯体に対してずれて敷設されることがあり、位置
精度が悪かった。このため、予め床パネル111の開口部1
12の位置を正確に特定することは容易ではないという第
四の問題点があった。
【0012】そこで、請求項1記載の発明は、上記した
従来の技術の有する第一及び第二の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、配管を通す
ための開口部を形成する作業や、配管と開口部との間の
隙間を埋める作業を簡単にすることができて現場施工を
容易にすることができ、さらに、配管の位置決め作業を
容易にすることができる配管固定構造を提供しようとす
るものである。
【0013】これに加え、請求項2記載の発明は、上記
した従来の技術の有する第三の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、開口部と配管と
の間の隙間に断熱材料を容易に形成することができ、現
場施工を容易にすることができる配管固定構造を提供し
ようとするものである。これに加え、請求項3記載の発
明は、防水性や断熱性を高めることができる配管固定構
造を提供しようとするものである。
【0014】これに加え、請求項4記載の発明は、上記
した従来の技術の有する第四の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、配管の取り付け
位置を正確に設定することができる配管固定構造を提供
しようとするものである。これに加え、請求項5記載の
発明は、配管を先端側から通す必要がなく、取り付け作
業を容易にすることができる配管固定構造を提供しよう
とするものである。
【0015】請求項6記載の発明は、現場施工におい
て、正確な位置に配管を容易に固定することができる配
管固定構造を提供しようとするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するためのものである。請求項1記載の発明は、
床下(13)の周囲部材に固定されて配管(40)を固定可能な
配管固定具(50)と、この配管固定具(50)に固定されて床
下(13)から床パネル(20)の上方にまで延びる配管(40)
と、この配管(40)を通すために予め表裏に開口した開口
部(21)を有する床パネル(20)とを備えた配管(40)固定構
造であって、前記床パネル(20)は、前記開口部(21)を塞
ぐ閉塞部材(30)を備え、この閉塞部材(30)は、配管(40)
を通す位置の表裏に開口されて配管(40)を挿入可能な配
管位置決め挿入口(31)を備えていることを特徴とする。
【0017】なお、ここで、「床下の周囲部材に固定さ
れて配管(40)を固定可能」とは、床下の周囲部材に配管
固定具(50)が固定されて、この配管固定具(50)が床下か
ら延びる配管(40)を固定することにより、かかる配管(4
0)を所定の状態に維持することができることを示すもの
である。すなわち、配管(40)は、配管固定具(50)を介し
て床下の周囲部材に固定されているものである。ここ
で、「床下の周囲部材」とは、例えば、床下に配置され
る基礎や、地面から立ち上がる排水管や、基礎周辺の床
パネル若しくは壁パネルや、床下に配管(40)等を固定す
るために別途、特別に形成されて地面から立ち上がるコ
ンクリート塊や金属部材等を含むものである。
【0018】本発明は、床パネル(20)に予め表裏に開口
する開口部(21)を有している。このため、配管(40)を通
す孔を組立現場において形成する必要がなく、孔の形成
位置を計測したり、ドリル等を使用して孔を開ける作業
を不要にすることができ、現場施工を容易にすることが
できる。また、開口部(21)に配管(40)を通した後も、配
管(40)を挿入可能な配管位置決め挿入口(31)を予め有す
る閉塞部材(30)により、配管(40)と開口部(21)との間に
生じた隙間を簡単に塞ぐことができる。これにより、か
かる隙間を埋めるための部材等を組立現場において別途
形成する必要がなく、現場施工を容易にすることができ
る。
【0019】本発明は、閉塞部材(30)に配管位置決め挿
入口(31)が形成されている。この閉塞部材(30)は、床パ
ネル(20)の所定位置の開口部(21)に固定されるものであ
り、床パネル(20)は、建物躯体(10)の特定の位置に固定
されるものである。そして、この配管(40)が接続される
洗面台等の接続先も、その周囲の壁パネル等の建物躯体
(10)に対して特定の位置に正確に定まるものである。こ
のため、閉塞部材(30)に形成された配管位置決め挿入口
(31)は、配管(40)の接続先の位置を考慮した正確な位置
に定めることができる。これにより、配管(40)を閉塞部
材(30)の配管位置決め挿入口(31)に通すだけで、配管(4
0)の建物躯体(10)に対する位置決めを正確に設定するこ
とができ、配管(40)の位置決め作業を容易なものにする
ことができる。
【0020】そして、閉塞部材(30)の配管位置決め挿入
口(31)に配管(40)を通すことにより配管(40)の位置決め
を、床パネル(20)等の建物躯体(10)を基準として正確に
設定することができる。このため、取り付け位置が建物
躯体(10)を基準として正確に設定されている室内の洗面
流し等の給水栓等との接続を、正確、且つ確実に行うこ
とができ、配管の取り付け作業をスムーズに行うことが
できる。
【0021】請求項2記載の発明は、上記した請求項1
記載の特徴点に加え、閉塞部材(30)は、床パネル(20)の
上面側に位置して開口部(21)を塞ぐ上面板部(32)と、こ
の上面板部(32)の下方に位置して断熱作用を有する断熱
部(33)とを備え、前記上面板部(32)及び断熱部(33)に
は、配管位置決め挿入口(31)が上下方向に貫通するよう
に形成されていることを特徴とする。
【0022】本発明は、閉塞部材(30)は、上面板部(32)
及び断熱部(33)とを有し、この上面板部(32)及び断熱部
(33)には配管位置決め挿入口(31)が上下方向に貫通する
ように形成されている。このため、配管(40)を閉塞部材
(30)の配管位置決め挿入口(31)に挿入するだけで、簡単
に配管(40)の位置決めを終了させることができる上に、
配管(40)と開口部(21)との間の空間を断熱作用を有する
断熱部(33)で充填することができる。これにより、配管
(40)を通した後に、その配管(40)の周囲に断熱材料を充
填する作業を簡単にすることができ、かかる隙間に断熱
材料を容易に形成することができる。これにより、現場
施工における取付作業を容易にすることができる。
【0023】請求項3記載の発明は、上記した請求項1
または請求項2記載の特徴点に加え、配管位置決め挿入
口(31)と配管(40)との間には、配管位置決め挿入口(31)
の上部に位置して、両者間の隙間を埋める隙間埋め部材
(34)が形成されていることを特徴とする。なお、ここ
で、「隙間埋め部材(34)」は、配管位置決め挿入口(31)
と配管(40)との間に介在して、両者の隙間を埋めること
ができるものであれば良いものであって、例えば、防水
性を有するコーキング材や、配管(40)の周囲にはめ込ま
れる弾性ゴムや軟質樹脂等からなるリング状のもの等を
含むものである。
【0024】本発明は、配管位置決め挿入口(31)と配管
(40)との間には、両者間の隙間を埋める隙間埋め部材(3
4)が形成されている。このため、両者の間の隙間を介し
て室内と床下との間の空気が行き来することを防止する
ことができ、断熱性を高めることができる。また、かか
る隙間埋め部材(34)は、配管位置決め挿入口(31)の上部
に位置しているため、室内からの水分が、かかる隙間か
ら床パネル(20)等の建物躯体(10)の内部に浸入すること
を抑えることができ、建物の防水性も向上させることが
できる。
【0025】請求項4記載の発明は、上記した請求項
1、請求項2または請求項3記載の特徴点に加え、配管
固定具(50)は、基礎(11)に固定されていることを特徴と
する。本発明は、配管(40)を固定する配管固定具(50)
が、基礎(11)に固定されている。このため、配管(40)の
取付位置が基礎(11)等の建物躯体(10)を基準として正確
に設定される。これにより、配管(40)の取付位置が建物
躯体(10)を基準とした取付予定位置からずれて敷設され
ることを抑えることができ、配管(40)の設置位置の精度
を良好なものにすることができ、配管(40)の取付位置を
正確に設定することができる。
【0026】また、配管(40)の取付位置を正確に特定す
ることができるため、これらの配管(40)を通すために床
パネル(20)に形成する開口部(21)の形成位置も正確に特
定することができ、その寸法形状も必要最小限に抑える
ことができる。そして、開口部(21)の寸法形状を必要最
小限に抑えることができるため、開口部(21)と配管(40)
との間の隙間も最小限に抑えることができ、かかる隙間
を埋める作業を簡単なものにすることができて、使用材
料費を抑えて配管(40)の取り付け作業を容易なものにす
ることができる。
【0027】そして、基礎(11)に配管固定具(50)を固定
しているため、配管(40)の取付位置を、基礎(11)等の建
物躯体(10)を基準として正確に設定することができる。
一方、この配管(40)を接続する室内の洗面流しの給水栓
等は、その位置が壁パネル(15)や床パネル(20)等の建物
躯体(10)を基準とした正確な位置に設定されている。こ
れにより、床下から室内側に向かって延びる配管(40)
と、室内に配置された洗面流し等の給水栓等との接続
を、正確、且つ確実に行うことができ、配管の取り付け
作業をスムーズに行うことができる。
【0028】請求項5記載の発明は、上記した請求項
1、請求項2、請求項3または請求項4記載の特徴点に
加え、配管固定具(50)は、鉛直方向に配置した配管(40)
の途中を配管固定具(50)に向かって押し込んで取り付
け、及び配管固定具(50)から引き離す方向に引っ張って
取り外し可能な配管着脱部(51)を備えたことを特徴とす
る。
【0029】なお、ここで、「鉛直方向に配置した配管
(40)の途中を配管固定具(50)に向かって押し込んで取り
付け、及び配管固定具(50)から引き離す方向に引っ張っ
て取り外し可能な配管着脱部(51)」とは、配管(40)の先
端を通したり、引き抜いたりすることにより、着脱する
のではなく、鉛直方向に配置した配管(40)の途中を押し
込むことにより、或いは引っ張ることにより着脱可能な
ものである。例えば、鉛直方向に配置した配管(40)の途
中を配管固定具(50)の周囲から差し込み可能に配管固定
具(50)の端部から内側に向かってU字状に切り欠かれて
いるようなものや、配管(40)の途中を弾性変形可能な対
向するクリップ片に挟み込むことができるようなもの等
を含むものである。
【0030】本発明は、配管固定具(50)は、鉛直方向に
配置した配管(40)の途中を配管固定具(50)に向かって押
し込んで取り付け、或いは配管固定具(50)から引き離す
方向に引っ張って取り外し可能な配管着脱部(51)を備え
ている。このため、配管(40)の先端から通す必要がな
く、配管(40)の配管固定具(50)への取付作業を容易にす
ることができる。また、配管(40)を配管固定具(50)から
引き離す方向に引っ張って取り外すことができるため、
配管(40)を取り外す際にも、配管(40)を先端まで引き抜
く必要がなく、簡単に取り外すことができる。これによ
り、配管(40)の着脱作業を容易にすることができる。
【0031】請求項6記載の発明は、床下(13)から床パ
ネル(20)の上方にまで配管(40)が延びる配管(40)固定構
造の施工方法であって、床パネル(20)設置前に床パネル
(20)の床面より上方に配管(40)の端部が突出する状態に
予め配管(40)を仮固定する工程と、配管(40)を仮固定し
た後、配管(40)の端部に対応する位置に表裏に開口する
開口部(21)を予め設けた床パネル(20)を、その上方から
被せて配置する工程と、床パネル(20)を配置した後、配
管(40)を通す位置の表裏に開口されて配管(40)を挿入可
能な配管位置決め挿入口(31)を予め有して床パネル(20)
の開口部(21)を塞ぐ閉塞部材(30)を、床パネル(20)の開
口部(21)を塞ぐように配管(40)を配管位置決め挿入口(3
1)に通して床パネル(20)上面に固定する工程とを備えた
ことを特徴とする。
【0032】本発明に係る配管固定構造の施工手順を説
明する。先ず、最初に、床パネル(20)設置前に床パネル
(20)の床面より上方に配管(40)の端部が突出する状態に
予め配管(40)を仮固定する。次に、配管(40)を仮固定し
た後、配管(40)の端部に合わせた位置に表裏に開口する
開口部(21)を予め設けた床パネル(20)を、その上方から
被せて配置する。
【0033】次に、床パネル(20)を配置した後、配管(4
0)を通す位置の表裏に開口されて配管(40)を挿入可能な
配管位置決め挿入口(31)を予め有して床パネル(20)の開
口部(21)を塞ぐ閉塞部材(30)を床パネル(20)上面に固定
する。具体的には、床パネル(20)の開口部(21)を塞ぐよ
うに配管(40)を配管位置決め挿入口(31)に通す。そし
て、この配管位置決め挿入口(31)に配管(40)が通された
閉塞部材(30)を、床パネル(20)上面の開口部(21)に被せ
て固定する。これにより、配管(40)の固定が終了する。
【0034】本発明は、予め開口部(21)を設けた床パネ
ル(20)を、配管(40)を仮固定した後、その上方から被せ
ている。すなわち、配管(40)を通す孔は、床パネル(20)
に予め形成しているため、組立現場において床パネル(2
0)に穴開け作業をする必要がない。このため、製造工場
等の専用の製造設備が充実した生産工場において、熟練
した作業員により、均質かつ効率的に開口部(21)を有す
る床パネル(20)を前もって製造することができ、製造コ
ストを抑えることができる。そして、かかる床パネル(2
0)を使用することにより、組立現場において、それぞれ
個別的に現場作業員がわざわざ開口部(21)を形成する必
要がなく、現場施工を容易なものにすることができる。
【0035】また、最初に配管(40)を予め仮固定した
後、床パネル(20)を上方から被せて、その後、配管(40)
を閉塞部材(30)の配管位置決め挿入口(31)に通してい
る。そして、この配管位置決め挿入口(31)も予め閉塞部
材(30)の所定の位置に形成されているものである。この
ため、配管位置決め挿入口(31)を閉塞部材(30)や、それ
がはめ込まれる床パネル(20)等の建物躯体(10)を基準に
して正確な位置に設定することができる。そして、この
配管位置決め挿入口(31)に配管(40)を通すことにより、
配管(40)を建物躯体(10)を基準とした室内の正確な位置
に床下から案内することができる。一方、かかる配管(4
0)が接続される室内の洗面台等の水栓等の設置位置は、
建物躯体(10)を基準として予め正確に設定されているも
のであるため、両者の接続作業も、正確かつ確実に行う
ことができ、配管(40)の取付作業をスムーズに行うこと
ができる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて、更に詳しく説明する。図1乃至図4は、本
発明の第一の実施の形態であって、図1は配管固定構造
の縦断面図、図2は配管固定具の外観斜視図、図3は配
管固定構造の組立分解斜視図、図4は閉塞部材の外観斜
視図をそれぞれ示す。
【0037】まず、本実施の形態の構成について説明す
る。本実施の形態に係る配管固定構造は、屋外に配置さ
れる上水道本管から室内に水道水を導く給水管や、屋外
に配置された給湯器から室内に温水を導く給湯管等の床
下配管41である配管40を、床下から室内に向かって通し
ているものである。もちろん、床下配管41は、給水管や
給湯管に限定されることはなく、室内12から床下13に形
成される配水管も含むことができるものである。
【0038】具体的には、配管固定構造は、床下13の周
囲部材である基礎11に固定されて床下配管41を固定可能
な縦断面形状が略クランク状の金属からなる配管固定具
50と、この配管固定具50に固定されて床下13から床パネ
ル20の上方にまで延びて可撓性を有する床下配管41と、
この床下配管41を通すために予め表裏に四角形状に開口
した開口部21を有する床パネル20とを備えているもので
ある。なお、この配管固定構造における建物躯体10は、
地面に埋設されるコンクリートからなる縦断面形状が略
T字状の基礎11と、この基礎11の上面に載置される調整
材14及び前記床パネル20と、それらの上に固定される壁
パネル15とを備えている。前記床パネル20及び壁パネル
15は、特に図示しないが、四角枠状の木質の四角枠材
と、その枠内を塞ぐ木質の面材とを備えているものであ
る。
【0039】前記床パネル20は、前記開口部21を塞ぐ閉
塞部材30を備えている。この閉塞部材30は、床下配管41
を通す位置の表裏に開口されて床下配管41を挿入可能な
配管位置決め挿入口31を備えている。具体的には、閉塞
部材30は、床パネル20の上面側に位置して開口部21を塞
ぐ四角薄板状の上面板部32と、この上面板部32の下方に
位置して断熱作用を有する発泡スチロールからなる断熱
部33とを備えている。そして、この上面板部32及び断熱
部33には、三つの配管位置決め挿入口31が上下方向に貫
通するように形成されている。
【0040】前記配管位置決め挿入口31と床下配管41と
の間には、配管位置決め挿入口31の上部に位置して、両
者間の隙間を埋める隙間埋め部材34が形成されている。
この隙間埋め部材34は、防水性を有するコーキング材か
ら形成されているものである。前記配管固定具50は、基
礎11の上面の室内12側にねじ等により固定される平板状
の基礎固定部52と、この基礎固定部52の室内12側の端部
から基礎11の表面に沿って床下13の下方に向かって延び
る連結部53と、この連結部53の下端から建物の中心側に
向かって横方向に延びる配管支持部54とを備えている。
前記基礎固定部52には、ねじ等を差し込むために二個の
表裏に貫通するねじ孔58が形成されている。そして、前
記配管支持部54は、鉛直方向に配置した床下配管41の途
中を配管固定具50に向かって押し込んで取り付け、及び
配管固定具50から引き離す方向に引っ張って取り外し可
能な配管着脱部51を備えている。この配管着脱部51は、
具体的には、配管支持部54の両側端からU字状に切り欠
かれているものであって、床下配管41の先端を通した
り、引き抜いたりすることにより、着脱するのではな
く、鉛直方向に配置した床下配管41の途中を押し込ん
で、或いは引っ張って着脱可能に形成されている。
【0041】次に、本実施の形態に係る配管固定構造の
施工手順を説明する。先ず、最初に、製造工場におい
て、開口部21を有する床パネル20と、この開口部21を塞
ぐ閉塞部材30とを形成する。そして、組立現場まで、閉
塞部材30を有する床パネル20を搬送する。次に、地面上
の所定の位置に基礎11を形成し、この基礎11の上面に配
管固定具50をねじ等により固定する。
【0042】次に、床パネル20を設置する前に床パネル
20の床面となる位置より上方に床下配管41の上端部が突
出する状態となるように床下配管41を配管固定具50に仮
固定する。具体的には、床下配管41を鉛直方向に立ち上
げて、その床下配管41の高さ方向の途中を配管固定具50
の配管着脱部51に横方向から差し込んで仮固定する。次
に、床下配管41を仮固定した後、開口部21を有する床パ
ネル20を、床下配管41の上方から被せて配置する。その
際、床下配管41の上端が、開口部21の内部を通るように
床パネル20を被せる。
【0043】次に、床パネル20を水平に配置した後、閉
塞部材30を床パネル20の開口部21の上方から被せる。そ
の際、床下配管41の上端が、閉塞部材30の表裏に貫通す
る配管位置決め挿入口31に挿入されて、閉塞部材30の上
面板部32から室内12側に向かって突出した状態となるよ
うに設定する。次に、床下配管41を必要な長さだけ引っ
張り上げ、その後、床下配管41と、閉塞部材30の上面板
部32との間の隙間を隙間埋め部材34により埋める。
【0044】次に、床パネル20の上面に洗面台等を形成
し、洗面台の給水栓や給湯栓に引っ張り上げた床下配管
41の上端を連結する。これにより、床下配管41の固定作
業及び接続作業が終了する。次に、上記した実施の形態
の作用及び効果について説明する。本実施の形態は、予
め製造工場において、床パネル20に表裏に開口する開口
部21を形成している。このため、床下配管41を通す孔を
組立現場において形成する必要がなく、孔の形成位置を
計測したり、ドリル等を使用して孔を開ける作業を不要
にすることができ、現場施工を容易にすることができ
る。すなわち、床下配管41を通す孔は、予め形成してい
るため、必ずしも組立現場において形成する必要がな
い。このため、製造工場等の専用の製造設備が充実した
生産工場において、熟練した作業員により、均質かつ効
率的に開口部21を有する床パネル20を前もって製造する
ことができ、製造コストを抑えることができる。そし
て、かかる床パネル20を使用することにより、組立現場
において、それぞれ個別的に現場作業員がわざわざ開口
部21を形成する必要がなく、現場施工を容易なものにす
ることができる。なお、床パネル20に開口部21を形成す
る作業を、製造工場ではなく、組立現場において組立前
に予め形成しても良いものである。
【0045】また、開口部21に床下配管41を通した後
も、床下配管41を挿入可能な配管位置決め挿入口31を予
め有する閉塞部材30により、床下配管41と開口部21との
間に生じた隙間を簡単に塞ぐことができる。これによ
り、かかる隙間を埋めるための部材等を組立現場におい
て別途形成して、隙間内部に充填する作業を行う必要が
なく、現場施工を容易にすることができる。
【0046】本実施の形態によれば、閉塞部材30は、床
パネル20の所定位置の開口部21に固定され、その床パネ
ル20は建物躯体10の特定の位置に固定される。そして、
閉塞部材30には、その特定の位置に配管位置決め挿入口
31が形成され、その配管位置決め挿入口31に床下配管41
の上端が挿入されている。このため、閉塞部材30に形成
された配管位置決め挿入口31は、床下配管41の接続先の
位置を考慮した正確な位置に定めることができる。これ
により、床下配管41を閉塞部材30の配管位置決め挿入口
31に通すだけで、床下配管41の建物躯体10に対する位置
決めを正確に設定することができ、床下配管41の位置決
め作業を容易なものにすることができる。
【0047】そして、基礎11に配管固定具50を固定して
いるため、床下配管41の仮止め位置を、基礎11等の建物
躯体10を基準として正確に設定することができる。さら
に、上述したように、閉塞部材30の配管位置決め挿入口
31に床下配管41を通すことにより床下配管41の位置決め
を、床パネル20等の建物躯体10を基準として正確に設定
することができる。一方、この床下配管41の接続先とな
る室内12の洗面流し等の給水栓や給湯栓等は、その取り
付け位置が床パネル20や壁パネル15等の建物躯体10を基
準として正確に設定されている。これにより、互いに接
続する両者の位置精度を高い精度で合わせることがで
き、室内12の給水栓等と床下配管41との接続を、正確、
且つ確実に行うことができ、床下配管41の取り付け作業
をスムーズに行うことができる。
【0048】また、開口部21を閉じる閉塞部材30には、
床下配管41を通すための配管位置決め挿入口31が形成さ
れているため、可撓性を有する床下配管41であっても、
床下配管41が配管位置決め挿入口31の内部を通り、その
動きが制限されることにより、床下配管41が前後左右に
ずれた移動したり、ぶれたりすることを抑えることがで
きる。これにより、床下配管41がずれることにより、床
下配管41の接続箇所が外れたり、接続不良等が発生する
ことを抑えることができる。
【0049】本実施の形態は、閉塞部材30は、上面板部
32及び断熱部33とを有し、この上面板部32及び断熱部33
には配管位置決め挿入口31が上下方向に貫通するように
形成されている。このため、床下配管41と開口部21との
間の空間を断熱作用を有する断熱部33で充填することが
できる。これにより、床下配管41を通した後に、その床
下配管41の周囲に断熱材料を充填する作業を簡単にする
ことができ、かかる隙間に断熱材料を容易に形成するこ
とができる。これにより、現場施工における取付作業を
容易にすることができる。
【0050】本実施の形態は、配管位置決め挿入口31と
床下配管41との間には、両者間の隙間を埋める隙間埋め
部材34が形成されている。このため、両者の間の隙間を
介して室内12と床下13との間の空気が行き来することを
防止することができ、断熱性を高めることができる。ま
た、かかる隙間埋め部材34は、配管位置決め挿入口31の
上部に位置しているため、室内12からの水分が、両者の
隙間から床パネル20等の建物躯体10の内部に浸入するこ
とを抑えることができ、建物の防水性を向上させること
ができる。
【0051】本実施の形態は、床下配管41の取付位置を
正確に特定することができるため、これらの床下配管41
を通すために床パネル20に形成する開口部21の形成位置
も正確に特定することができ、その寸法形状も必要最小
限に抑えることができる。そして、開口部21の寸法形状
を必要最小限に抑えることができるため、開口部21と床
下配管41との間の隙間も最小限に抑えることができ、か
かる隙間を埋める作業を簡単なものにすることができ
て、使用材料費を抑えて床下配管41の取り付け作業を容
易なものにすることができる。
【0052】本実施の形態は、配管固定具50は、鉛直方
向に配置した床下配管41の途中を配管固定具50に向かっ
て押し込んで取り付け、或いは配管固定具50から引き離
す方向に引っ張って取り外し可能な配管着脱部51を備え
ている。このため、床下配管41の先端から通す必要がな
く、床下配管41の配管固定具50への取付作業を容易にす
ることができる。また、床下配管41を配管固定具50から
引き離す方向に引っ張って取り外すことができるため、
床下配管41を取り外す際にも、床下配管41を先端まで引
き抜く必要がなく、簡単に取り外すことができる。これ
により、床下配管41の着脱作業を容易にすることができ
る。
【0053】次に、第二の実施の形態について説明す
る。図5は、本発明の第二の実施の形態であって、配管
固定具50の外観斜視図を示すものである。本実施の形態
は、配管固定具50が、基礎11の上面にねじ孔58を通るね
じ等を介して固定される薄板状の基礎固定部52と、この
基礎固定部52の室内12側の端部から基礎11の表面を床下
13の下方側に向かって延びる連結部53と、この連結部53
の表面から建物の中央側に向かって延びる二本の配管支
持部54とを備えていることを特徴とするものである。具
体的には、配管支持部54は、連結部53の表面に固定され
て建物の中央側に向かって延びる延設部55と、この延設
部55の先端から延びて床下配管41の外周表面と略同等の
曲率を有する半円状の半円状保持部56と、この半円状保
持部56の先端から延びて開く方向に折り曲げられた差し
込み用折り曲げ片57とを備えている。そして、配管支持
部54は、前記延設部55、半円状保持部56及び差し込み用
折り曲げ片57を、互いに対称であって、対向するように
形成されてあり、対向する半円状保持部56の間に床下配
管41が挟み込み可能に形成されている。また、前記差し
込み用折り曲げ片57は、床下配管41を押し込むことによ
り、床下配管41の表面に沿って外側に向かって押し広げ
られ、半円状保持部56間に床下配管41を押し込み可能に
形成されているものである。その他の構成は、第一の実
施の形態と略同様であって、同一の構成には、同一の部
品番号を付与して説明を省略する。
【0054】本実施の形態によれば、配管支持部54が、
それぞれ互いに対向する延設部55、半円状保持部56及び
差し込み用折り曲げ片57から形成されている。このた
め、床下配管41を配管支持部54の正面側から押し込むこ
とにより、床下配管41の表面に沿って差し込み用折り曲
げ片57が押し広げられ、床下配管41を簡単に半円状保持
部56間に挿入することができる。また、配管支持部54に
固定した床下配管41を取り出す際にも、床下配管41を配
管支持部54の正面側に向かって引っ張るだけで、それぞ
れ対向する延設部55、半円状保持部56及び差し込み用折
り曲げ片57の間隔が弾性変形により、押し広げられ、床
下配管41を簡単に取り出すことができる。
【0055】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。請求項1
記載の発明によれば、配管を通すための開口部を形成す
る作業や、配管と開口部との間の隙間を埋める作業を簡
単にすることができて現場施工を容易にすることがで
き、さらに、配管の位置決め作業を容易にすることがで
きる配管固定構造を提供することができる。
【0056】請求項2記載の発明によれば、開口部と配
管との間の隙間に断熱材料を容易に形成することがで
き、現場施工を容易にすることができる配管固定構造を
提供することができる。請求項3記載の発明によれば、
防水性や断熱性を高めることができる配管固定構造を提
供することができる。
【0057】請求項4記載の発明によれば、配管の取り
付け位置を正確に設定することができる配管固定構造を
提供することができる。請求項5記載の発明によれば、
配管を先端側から通す必要がなく、取り付け作業を容易
にすることができる配管固定構造を提供することができ
る。請求項6記載の発明によれば、現場施工において、
正確な位置に配管を容易に固定することができる配管固
定構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態であって、配管固定
構造を示す縦断面図である。
【図2】本発明の第一の実施の形態であって、配管固定
具を示す外観斜視図である。
【図3】本発明の第一の実施の形態であって、配管固定
構造を示す組立分解斜視図である。
【図4】本発明の第一の実施の形態であって、閉塞部材
を示す外観斜視図である。
【図5】本発明の第二の実施の形態であって、配管固定
具を示す外観斜視図である。
【図6】従来の配管固定構造を示す概略模式図である。
【図7】従来の配管固定構造を示す縦断面図である。
【符号の説明】
10 建物躯体 11 基礎 12 室内 13 床下 14 調整材 15 壁パネル 20 床パネル 21 開口部 30 閉塞部材 31 配管位置決
め挿入口 32 上面板部 33 断熱部 34 隙間埋め部材 40 配管 41 床下配管 50 配管固定具 51 配管着脱部 52 基礎固定部 53 連結部 54 配管支持部 55 延設部 56 半円状保持
部 57 差し込み用折り曲げ片 58 ねじ孔 110 建物躯体 111 床パネル 112 開口部 115 床下配管 120 敷地 130 基礎スリーブ 140 給湯器 150 給湯管 160 道路 170 継ぎ手部材 180 引き込み管 185 上水道本管 190 屋内配管 195 給水栓

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床下の周囲部材に固定されて配管を固定
    可能な配管固定具と、 この配管固定具に固定されて床下から床パネルの上方に
    まで延びる配管と、 この配管を通すために予め表裏に開口した開口部を有す
    る床パネルとを備えた配管固定構造であって、 前記床パネルは、前記開口部を塞ぐ閉塞部材を備え、 この閉塞部材は、配管を通す位置の表裏に開口されて配
    管を挿入可能な配管位置決め挿入口を備えていることを
    特徴とする配管固定構造。
  2. 【請求項2】 閉塞部材は、床パネルの上面側に位置し
    て開口部を塞ぐ上面板部と、 この上面板部の下方に位置して断熱作用を有する断熱部
    とを備え、 前記上面板部及び断熱部には、配管位置決め挿入口が上
    下方向に貫通するように形成されていることを特徴とす
    る請求項1記載の配管固定構造。
  3. 【請求項3】 配管位置決め挿入口と配管との間には、
    配管位置決め挿入口の上部に位置して、両者間の隙間を
    埋める隙間埋め部材が形成されていることを特徴とする
    請求項1または請求項2記載の配管固定構造。
  4. 【請求項4】 配管固定具は、基礎に固定されているこ
    とを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3記載
    の配管固定構造。
  5. 【請求項5】 配管固定具は、鉛直方向に配置した配管
    の途中を配管固定具に向かって押し込んで取り付け、及
    び配管固定具から引き離す方向に引っ張って取り外し可
    能な配管着脱部を備えたことを特徴とする請求項1、請
    求項2、請求項3または請求項4記載の配管固定構造。
  6. 【請求項6】 床下から床パネルの上方にまで配管が延
    びる配管固定構造の施工方法であって、 床パネル設置前に床パネルの床面より上方に配管の端部
    が突出する状態に予め配管を仮固定する工程と、 配管を仮固定した後、配管の端部に対応する位置に表裏
    に開口する開口部を予め設けた床パネルを、その上方か
    ら被せて配置する工程と、 床パネルを配置した後、配管を通す位置の表裏に開口さ
    れて配管を挿入可能な配管位置決め挿入口を予め有して
    床パネルの開口部を塞ぐ閉塞部材を、床パネルの開口部
    を塞ぐように配管を配管位置決め挿入口に通して床パネ
    ル上面に固定する工程とを備えたことを特徴とする配管
    固定構造の施工方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006161271A (ja) * 2004-12-02 2006-06-22 Furukawa Electric Co Ltd:The 可とう性配管の立ち上げ構造
JP2012202514A (ja) * 2011-03-28 2012-10-22 Sanki Eng Co Ltd 柔軟性を有する配管若しくは配線の保留方法と、それに用いる保持具
JP2019000289A (ja) * 2017-06-14 2019-01-10 戸田建設株式会社 洗面ユニットと袖壁用ライニングパーツ、および洗面ユニットの組立工法

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