JP2003301382A - 皮革様シート - Google Patents

皮革様シート

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JP2003301382A JP2002104671A JP2002104671A JP2003301382A JP 2003301382 A JP2003301382 A JP 2003301382A JP 2002104671 A JP2002104671 A JP 2002104671A JP 2002104671 A JP2002104671 A JP 2002104671A JP 2003301382 A JP2003301382 A JP 2003301382A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 凹凸表現豊かな天然皮革調の外観、柔軟性と
高い表面強度を持ち、通気性に優れた皮革様シートを提
供する。 【解決手段】 本発明は、基体層とその少なくとも片面
に被覆層が形成されており、該被覆層は実質的に不連続
な層であり、かつ該被覆層は発泡した状態であることを
特徴とする皮革様シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天然皮革調の優れ
た外観、折れ皺感、ソフトな表面タッチ感および柔軟
性、さらには通気性を兼ね備えた皮革様シートに関する
ものであり、靴、ボール、鞄、衣料、インテリア、車両
座席等の用途に広く使用することができる皮革様シート
およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、合成皮革や人工皮革は、天然皮革
の代替品として靴、衣料、手袋、鞄、ボール、インテリ
アなどのあらゆる分野に多く利用されている。これら
は、より高い品質と感性が要求されており、とりわけ優
美な天然皮革調の外観、柔軟性、および通気性に優れた
ものが強く望まれている。
【0003】従来、銀面を有する皮革様シートの製造方
法に関して多くの提案がなされてきた。それら提案の多
くは、繊維質シートの一面に弾性重合体からなる湿式凝
固層あるいは乾式凝固層を付与し銀面を形成する方法で
ある。また通気・透湿性を有する銀付皮革様シートの製
造方法についても多くの提案がなされてきた。それらの
方法は、繊維質表面に、発泡剤、添加剤、凝固調節剤等
を添加して湿式凝固法または乾式凝固法により形成され
た通気性多孔質層を付与する方法、あるいはレーザー光
線等により表面の銀面層に穴をあける方法等である。
【0004】天然皮革調の外観を有し、さらに通気・透
湿性を有する皮革様シートの製造方法として、例えば特
公昭48ー535号公報、特公昭48ー536号公報、
および特公昭48ー537号公報等に記載されているよ
うに、弾性重合体を含有する繊維質シートの表面を熱溶
融する方法、表面に繊維または弾性重合体の溶剤を付与
して、該シートの表面を構成する繊維或いは弾性重合体
を溶かして表面を平滑化し銀面を形成する方法が提案さ
れている。さらに繊維絡合体の表面に極細繊維立毛面を
形成し、繊維の溶剤或いは膨潤剤を付与し熱プレスで繊
維を接合して表面を平滑化し、さらにその表面に弾性重
合体の被覆層を設ける皮革様シートの製造方法も知られ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来提
案されている方法のうち、繊維シート表面に弾性重合体
からなる多孔質層を付与する方法の場合には、得られる
シートは通気性の点で満足できるものではない。またこ
の方法の場合には、銀面はゴム反発感が強いこと、表面
の折れシワ形態の不良、さらには表面が汚れて連通孔が
つまることによって通気性が低下する等の問題も発生し
やすい。表面の被覆層にレーザー等により穴をあける方
法の場合には、通気性については満足できるものの外観
の高級感に欠ける。また繊維質シートを構成する繊維及
び弾性重合体を熱溶融或いは溶剤等により溶解して平滑
化し銀面を形成する方法の場合には、通気・透湿性に関
しては満足できるものの、表面が硬くなり、充実感に欠
け、外観のいらつき感が発生し、さらには細かの折れシ
ワが得られず高級感に欠けるものとなる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するため鋭意検討の結果、天然皮革調の優美な外
観、柔軟性と高い表面強度および通気性に優れた靴、ボ
ール、鞄等の用途に広く使用することができる皮革様シ
ートが得られることを見出した。すなわち、本発明は、
基体層とその少なくとも片面に被覆層が形成されてなる
皮革様シートにおいて、該被覆層は実質的に不連続で、
かつ発泡した状態であることを特徴とする皮革様シート
である。そして、好ましくは該被覆層の空隙率が10〜
60%の状態で発泡しているものであり、また、基体層
が繊度0.2デシテックス以下の繊維からなる3次元絡
合不織布とその内部に高分子弾性体が含浸されてなる繊
維質基材である皮革様シートである。さらには、基体層
が繊維質基材の少なくとも片面に連通多孔質銀面層を有
する皮革様シートであることが好ましい。そして、基体
層を構成する主たる繊維が繊度0.01〜0.0001
デシテックスの極細繊維であることが好ましい。また本
発明は、表面に凹凸が形成された支持体の実質的に凹部
のみに発泡した、または発泡する高分子弾性体液を塗布
し、基体層表面に転写することを特徴とする皮革様シー
トの製造方法である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明を詳細に説明する。ま
ず本発明で使用する基体層は一般に人工皮革もしくは合
成皮革の基体層として利用されている繊維質基材若しく
は該繊維質基材の少なくとも片面に連通多孔質銀面層を
有するものであれば特に限定されるものではないが、最
終製品の優美さを特に問題とするのであれば極細繊維か
らなる3次元絡合不織布とその内部に高分子弾性体を含
浸し、湿式凝固させた繊維質基材を用いることが望まし
い。特に平均単繊維繊度が好ましくは0.2デシテック
ス以下、より好ましくは0.0001〜0.01デシテ
ックスの極細繊維の束からなる三次元絡合不織布とその
絡合空間に存在する高分子弾性体とからなる表面平滑な
繊維質基材若しくは該繊維質基材の少なくとも片面に連
通多孔質銀面層を有する基体層が好ましく用いられる。
【0008】単繊維繊度0.2デシテックス以下の極細
繊維の束は、従来公知の方法で作られる。例えば、少な
くとも2種類のポリマーからなる極細繊維発生型繊維か
ら少なくとも1成分を溶解若しくは分解除去することに
より、または機械的若しくは化学的な処理により2成分
の界面で剥離することにより得ることができる。得られ
る極細繊維の束を構成する極細繊維の単繊維繊度を0.
2デシテックス以下、より好ましくは0.0001〜
0.01デシテックスとするためには、張り合わせ型の
極細繊維発生型繊維を用いるよりは繊維断面が海島構造
となっている極細繊維発生型繊維を用いることが工程上
有利である。
【0009】極細繊維発生型繊維中で極細繊維を構成す
るポリマーとしては特に制限は無く公知のポリマーが用
いられる。例えば、6−ナイロン、66−ナイロンをは
じめとする溶融紡糸可能なポリアミド類、ポリエチレン
テレフタレート、ポリプロピレンテレフタレート、ポリ
ブチレンテレフタレート、カチオン可染型変性ポリエチ
レンテレフタレートをはじめとする溶融紡糸可能なポリ
エステル類などから選ばれた少なくとも1種類のポリマ
ーが好ましく挙げられる。また溶解若しくは分解除去さ
れる成分としてしても、特に制限は無く公知のポリマー
が用いられる。例えば、極細繊維成分および高分子弾性
体と溶剤若しくは分解剤に対する溶解性または分解性を
異にし、極細繊維成分との相溶性の低いポリマーであ
り、かつ紡糸条件下で極細繊維成分より溶融粘度が小さ
いかあるいは表面張力が小さいポリマーであり、例え
ば、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリエチレンプロピ
レン共重合体、変性ポリエステルなどのポリマーから選
ばれた少なくとも1種類のポリマーが好ましく挙げられ
る。
【0010】極細繊維発生型繊維は、カードで解繊し、
ウェッバーを通してウェッブを形成し、得られた繊維ウ
ェッブは、所望の重さ、厚さに積層し、次いで、ニード
ルパンチ、高速水流などの公知の方法で絡合処理を行っ
て三次元絡合不織布とする。ウェッブには必要に応じて
織編物等を積層することもできる。三次元絡合不織布
は、表面が極細繊維発生型繊維になっていればよいが、
得られるシートの風合いの点から繊維シート全体が極細
繊維発生型繊維または極細繊維からなっている場合が好
ましい。三次元絡合不織布は、表面平滑な基体層とする
ため、弾性重合体の含浸前にプレス処理などにより表面
平滑化することが好ましい。
【0011】三次元絡合不織布、あるいはプレスして得
られる不織布の厚みは、得られる皮革様シートの用途等
によって任意に選択でき、特に制限されるものではない
が、0.2〜10mm程度であることが好ましく、0.
4〜5mm程度であることがより好ましい。密度は0.
15〜0.50g/cmが好ましく、0.20〜0.
40g/cmがより好ましい。0.15g/cm
満であると含浸する樹脂が多くなりゴムライクな風合い
となり、さらに剥離強力も低下する。0.50g/cm
を越えると得られる皮革様シートの風合いが硬くなる
傾向がある。
【0012】次に該三次元絡合不織布とその内部に高分
子弾性体を含浸し、または含浸した後連通多孔質銀面層
を付与する。本発明で使用する高分子弾性体および連通
多孔質銀面層を構成する樹脂とは皮革様シートに用いら
れる公知の樹脂が用いられ、例えばポリウレタン、ポリ
エステルエラストマー、スチレン−イソプレンブロック
共重合体の水素添加物等の高分子弾性体、アクリル系の
樹脂なども挙げられる。またこれらを混合した高分子弾
性体組成物でもよい。しかしながら柔軟性、弾性回復
性、スポンジ形成性、耐久性等に優れることからポリウ
レタンが好ましく用いられる。そしてポリウレタン溶液
または分散液を三次元絡合不織布中に含浸したのち凝固
する。また必要に応じて多孔質銀面層を該ポリウレタン
を含浸した直後あるいは含浸・凝固した後に形成する。
含浸および多孔質銀面層を形成するポリウレタンの好ま
しい代表例としては、ポリエステル系ジオール、ポリエ
ーテル系ジオール、ポリエステル・エーテル系ジオー
ル、ポリカーボネート系ジオールなどの高分子ジオール
の1種以上と、有機ポリイソシアネート、好ましくは脂
肪族系、芳香族系あるいは脂環族系の有機ジイソシアネ
ートの1種以上と、低分子ジオール、低分子ジアミン、
ヒドラジンなどの活性水素原子を2個有する鎖伸長剤と
から得られるポリウレタンが挙げられる。
【0013】中でも、ポリウレタン全重量に対する、該
ポリウレタンを合成するのに用いた有機ポリイソシアネ
ート中のイソシアネート基を構成する窒素原子の重量百
分率(以下N%と称す)が2.5〜5%であるようなポ
リウレタンエラストマーまたはこのポリウレタンエラス
トマーを主体とするポリマー混合物が好ましい。N%が
2.5%未満の場合には、得られる表面多孔質層や基体
層は耐摩耗性や耐引っ掻き強さにおいて劣る傾向にあ
り、またN%が5%を越える場合には、折り曲げシワが
粗くなり、風合いも硬く、得られる皮革様シートが安っ
ぽくなると同時に、耐屈曲性においても劣ったものとな
る傾向が見られる。
【0014】これらのポリウレタンは、基体層のソフト
性を発現できるようにソフトなポリウレタンを使用す
る。例えば、100%モジュラスが、20〜100kg
/cm 、好ましくは、30〜60kg/cmのポリ
ウレタンが用いられる。また、ソフト性と剥離強力を重
視し、全体のバランスを損なわない範囲の量を充填す
る。その充填量は、充填する不織布の極細繊維化後の繊
維重量に対して、固型分で0.3〜3.0倍、好ましく
は、0.8〜2.0倍で設定する。極細繊維化後の不織
布の繊維重量に対して0.3倍未満では、繊維とのバイ
ンダー効果が弱くなり易く必要な剥離強力が得られにく
い傾向がある。3.0倍を越える場合には繊維を固定し
易くまた密度が高くなり易いため基体層のソフト性を損
なう傾向がある。
【0015】ポリウレタンの凝固方法としては、水で代
表されるポリウレタンの非溶剤を含む液、例えば、水と
ジメチルホルムアミドの混合溶液等に浸漬して湿式凝固
方法とするか、あるいは感熱ゲル化あるいはゲル化させ
た後加熱乾燥する乾式凝固方法などが挙げられるが、基
体層および連通多孔質銀面層がソフトで多孔構造を形成
し易いことから湿式凝固方法が好ましく用いられる。ま
た、ポリウレタン溶液には、必要に応じて着色剤、凝固
調節剤、酸化防止剤、分散剤等の添加剤を配合する。そ
して、発明の効果が変わらない範囲内で少量他の高分子
弾性体を添加しても良い。
【0016】次いで不織布を構成する繊維が極細繊維発
生型繊維の場合には、極細繊維発生型繊維を少なくとも
1成分の溶解剤若しくは分解剤で処理して、または機械
的若しくは化学的処理により2成分の界面で剥離して極
細繊維束または極細繊維に変性する。極細繊維発生型繊
維を極細繊維束に変性する処理は高分子弾性体の付与前
であってもよいが、極細繊維束に変性後に高分子弾性体
を含浸・凝固すると、高分子弾性体が極細繊維に接着し
風合いが硬くなりやすいため、高分子弾性体付与後に変
性することが好ましい。高分子弾性体付与前に変性処理
を行った場合は、極細繊維と弾性重合体が接着しないよ
うにポリビニルアルコールなどの溶解除去可能な仮充填
剤を付与した後に高分子弾性体を付与し、その後に該仮
充填剤を除去することが好ましい。
【0017】得られた繊維質機材の厚みとしては、0.
3〜2.0mmが天然皮革調のものが得られやすいこと
から好ましい。また、目付としては、皮革様の風合いお
よび充実感の点で好ましくは120g/m〜1600
g/m、さらに好ましくは200g/m〜1200
g/mの範囲である。
【0018】基体層表面に連通多孔質銀面層を形成する
方法としては特に限定するものではないが、後の不連続
発泡層の形成にあたって十分な平滑面が得られるものが
好ましい。そのような方法として、例えばポリウレタン
の湿式凝固法による多孔質銀面層を形成し、その後に最
表面層(スキン層ともいう)をバフして連通多孔質銀面
層を形成する方法、ジメチルホルムアミド(以下DMFと
称す)などのポリウレタン良溶媒を多孔質銀面層の厚み
に応じて適正量グラビアあるいはナイフコート塗布して
乾燥する方法が一般的に行われている。また、特開20
01−303445号公報に開示されており、発泡コー
ト法によっても連通多孔層が繊維質基材表面に形成され
る。その他の方法としては熱溶融性の不織布を基体層上
にラミネートする方法などが挙げられる。連通多孔質銀
面層の好ましい厚みは、5〜300μmである。5μm
未満の場合には、付着量が安定せず凸凹斑が発生し易い
ため、その上に発泡層を付与することが困難となる場合
がある。また、300μmを超えた場合には該連通多孔
質銀面層の風合いが支配的になりゴムライクな風合いと
なり易い。なお、本発明の連通多孔質銀面層とは、層の
最表面と繊維質基材と接する面の間に存在する孔が連通
しているものをいう。
【0019】発泡層を形成する樹脂としては、皮革様シ
ートを構成する公知の高分子弾性体が使用できる。例え
ばポリウレタン、ポリエステルエラストマー、スチレン
−イソプレンブロック共重合体の水素添加物等の高分子
弾性体およびアクリル系等の高分子弾性体なども挙げら
れる。またこれらを混合した高分子弾性体組成物でもよ
い。しかし、本発明の効果である柔軟性、弾性回復性、
発泡形成性等の効果をより発現させるためポリウレタン
が好ましく使用される。また、本発明の樹脂を発泡させ
る方法としては、公知の発泡方法を使用することができ
る。そして、例えば機械発泡、化学発泡等が好ましく用
いられる。そして表面樹脂の耐光・耐久性の点から機械
発泡がより好ましく用いられる。
【0020】この時の発泡した被覆層の状態は最終的な
空隙率が10〜60%の状態であることが好ましい。1
0%未満の空隙率となっている場合には、離型紙や離型
布等の支持体から基体層に、発泡したまたは発泡する高
分子弾性体液の転写が不十分となり易いことによって、
狙いとしていた凹凸表現が出にくい傾向があり、シャー
プな絞や柄の模様の輪郭が得られにくい傾向がある。特
に人工皮革の製造工程において被覆層や仕上げ層等の最
表面層を形成した後に柔軟剤の付与や製品巾の熱セット
のために熱処理を加えることがあり、絞流れといわれる
絞や模様が崩れる率が高まる傾向がある。また、60%
を越えた空隙率では転写後の表面にピンホールが発生し
易く外観およびソフトな表面タッチが低下する傾向があ
り、また表面強度についても同様に低下し易い傾向があ
る。そして、20〜50%の空隙率であることが立体感
の有る模様、ソフトな表面タッチ、表面物性を兼ね備え
た皮革様シートを得る点でより好ましい。発泡状態を1
0〜60%の空隙率にするためには、例えば、機械発泡
であれば原液の粘度と攪拌発泡後の粘度を規定して制御
すること、化学発泡の場合は発泡剤の量を調整すること
等公知の方法により可能となる。また、本発明の被覆層
の空隙率は、得られた皮革様シートを被覆層部分のみに
なるようスライス分割し、その体積をa(cm)と
し、該被覆層部分をアルコールの入った目盛り付き容器
中に浸漬した時の、目盛りの上昇分から求められる真の
体積をb(cm)としたとき、下記式で求められる。 空隙率(%)=(1−b/a)×100
【0021】本発明の実質的に不連続かつ発泡した状態
の被覆層は、凹凸模様を形成した離型布若しくは離型紙
等で代表される支持体からの転写により好適に得ること
ができる。それら離型布若しくは離型紙等の支持体は、
実質的に不連続かつ発泡した転写被膜を作成する際の溶
媒や熱に耐えうるものであれば特に限定されるものでは
なく、彫刻したロールや転写ベルト、型をとった板など
を用いてもよい。その場合の離型面の材質は自由に選択
することができるが、ポリプロピレン等で代表されるオ
レフィン系樹脂、アクリル系樹脂、金属類、テフロン
(登録商標)系樹脂、シリコン系樹脂等が好適に用いら
れる。これら支持体を用いて、該支持体の凹凸面に対し
実質的に凹部のみに発泡したまたは発泡する高分子弾性
体液を塗布することによって実質的に不連続な皮膜を形
成し、これを基体層上に転写することで実質的に不連続
な皮膜が得られる。転写の方法としては特に限定される
ものではないが、好適には接着層を介して該被膜と基体
層を張り合わせる方法、あるいは該被膜がウェットな状
態のままで直接基体表面に張り合わせる方法が用いられ
る。接着層を介して該被膜と基体層を張り合わせる方法
としては、例えば基体層および/または該支持体上に熱
溶融樹脂を少量塗布しておいて熱をかけながら熱転写す
る方法、基体層および/または該支持体上に少量の接着
剤を塗布してラミネートする方法が挙げられる。また、
ウェットな状態のままで直接基体層表面に張り合わせる
方法としては、例えば被膜凝固途上の溶融状態もしくは
溶媒を含む状態にて基体層に圧着する方法などが挙げら
れる。
【0022】本発明で言う不連続とは、基体層表面の全
面に被覆層が付与されていない状態をいい、例えば点
状、線状、面状、天然皮革の絞模様状、図柄状およびそ
の組み合わせを意味する。なお、本発明の効果を損なわ
ない限りそれらの組み合わせが一部つながっていても良
い。また、本発明において任意の3mm四方の皮革様シ
ートを切り出した場合に、基体層表面に被覆層が存在し
ている部分と被覆層が存在していない部分が常に共存し
ているような被覆層の形成状態が好ましい。被覆層が存
在していない部分と存在している部分の面積比としては
1:1〜100が好ましく、1:10〜50がより好ま
しく、さらには1:20〜30が通気性、ソフトな表面
タッチ、凹凸表現豊かな模様の形成および細かい折れ皺
を両立しやすい点から特に好ましい。被覆層が存在して
いる部分の面積が存在していない部分の面積の10倍未
満の場合には、通気性および凹凸表現豊かな模様の形成
は良好であるが、ソフトな表面タッチおよび細かい折れ
皺感が低下傾向となり、50倍を越えた場合には、ソフ
トな表面タッチは得られるものの、通気性、細かい折れ
シワ感および凹凸表現豊かな模様を有する外観が低下す
る傾向にある。得られた実質的に不連続、かつ発泡して
いる被覆層の好ましい厚みは10μm〜300μmであ
る。10μm未満の場合には、転写面を形成するのに困
難であり安定的な転写状態となりにくく欠損部を発生し
やすい傾向があり、凹凸表現豊かな模様の外観が得られ
にくい。また、300μmを越えた場合には、細かい折
れシワ感が得られにくく外観を損なう傾向がある。
【0023】なお、本発明の被覆層には顔料、耐光剤、
安定剤、酸化防止剤、増量剤などの添加物が添加されて
いても良く、また、該被覆層の最表面に本発明の効果を
損なわない程度に撥水、撥油、耐傷性能、タック性等の
機能を有する仕上げ樹脂層を設けても良い。このように
して得られた皮革様シートは天然皮革調の凹凸表現豊か
でソフトな表面タッチを有し、かつシャープな輪郭を持
った優美な外観、柔軟性と高い表面強度、および通気性
に優れたものであり、靴、ボール、鞄等の用途に広く使
用することができる皮革様シートであった。
【0024】本発明の皮革様シートの一例を模式図とし
て図1、図2、図3、および図4に示す。これらは本発
明の皮革様シートの断面を示すものであるが、図1は、
皮革様シートの表面から被覆層(1)、接着層(3)、
繊維質基材(5)の順に積層される。図2は、(1)、
(3)、(4)、(5)、の構成や、図3のように
(1)、(3)、(5)の構成や、図4のように(1)
(5)といった組み合わせが可能である。また所望によ
り接着層(3)や連通多孔質銀面層(4)の層は省略す
ることができる。そして基体層(2)は、(5)あるい
は(4)と(5)を積層したものである。
【0025】
【実施例】次に本発明を具体的に実施例で説明するが、
本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。な
お、実施例中の部及び%は断わりのない限り重量に関す
るものである。単繊維繊度の測定方法は、繊維束の断面
の顕微鏡写真から、繊維束を構成する極細繊維の本数を
数え、繊維束のトータル繊度を該本数で割った値であ
る。通気度の測定方法は、JIS P8117に従って
B型ガーレ式デンソメーター(東洋精機社製)にて測定
した。
【0026】製造例1 (繊維質基材Aの製造)ナイロン−6を押し出し機によ
り溶融紡糸し、延伸、捲縮、カットして2デシテック
ス、51mm長の短繊維を作製し、ウエーバーでクロス
ラップを作りニードルパンチング機を用いて700パン
チ/cmのニードルパンチングを施して3次元絡合不
織布を得た。この3次元絡合不織布にポリ3メチルペン
タンアジペート/ポリエチレングリコール共重合系ポリ
ウレタン樹脂のDMF溶液(以下、ポリウレタン溶液と
略す)を含浸して水中で湿式凝固させ、目付480g/
、厚み1.3mm、繊維とポリウレタン樹脂との比率
が68/32の繊維質基材Aを得た。得られた繊維質基
材をB型ガーレ式デンソメーター(東洋精機社製)にて
通気度を測定した所、13.4cc/cm/secで
あった。
【0027】製造例2 (繊維質基材Bの製造)ナイロン−6とポリエチレンを
チップの状態で50:50の重量比で混合して押し出し
機により溶融紡糸し、ナイロン−6が島成分でポリエチ
レンが海成分の海島型混合紡糸繊維を紡糸し、延伸、捲
縮、カットして4デシテックス、51mm長の短繊維を
作製し、ウエーバーでクロスラップを作りニードルパン
チング機を用いて700パンチ/cmのニードルパン
チングを施して3次元絡合不織布を得た。この3次元絡
合不織布に製造例1で用いたポリウレタン溶液を含浸
し、水中で湿式凝固させた後、海成分であるポリエチレ
ンを80℃のトルエンで抽出除去し、目付450g/m
、厚み1.3mm、繊維とポリウレタン樹脂との比率
が63/37の繊維質基材Bを得た。得られた繊維質基
材のナイロン極細繊維の繊度は、0.006デシテック
スであった。繊維質基材Bの通気度は12.7cc/c
/secであった。
【0028】実施例1 ウレタンディスパージョンインプラニールDLS(バイ
エル社製)100重量部に対して架橋剤としてヘキサメ
チレンジイソシアネート3.0重量部を加え、酸化チタ
ン2.0重量部、ポリアクリル酸アンモニウム1.5重
量部、ステアリン酸アンモニウム3.0重量部とともに
高速攪拌して気泡を含んだポリウレタン溶液を得た。こ
のポリウレタン溶液を離型紙AR−121(旭ロール社
製)上にナイフコーターにてナイフが離型紙の凸部に付
着したポリウレタン溶液をかき取りながら塗布し乾燥し
た。この時、乾燥後に離型紙凸部において、バックライ
トで観察した時に離型紙の色が視認できるように離型紙
のテンションを調整して実質的に不連続な被覆層を離型
紙上に得た。更に製造例1で得られた繊維質基材A上に
エーテル系樹脂TC−4010(大日精化社製)を14
0メッシュのグラビアロールにて点状に塗布した後に1
60℃の熱ロールにて離型紙とプレス圧3.5kg/c
で圧着して乾燥した。さらに140℃の乾燥機中で
3分間余熱した後冷却後に離型紙を除去することにより
実質的に不連続な厚さ約20μmの被覆層が付与された
皮革様シート(A)を得た。得られた皮革様シートは、
天然皮革調の凹凸表現豊かで、かつシャープな輪郭を持
った優美な外観、ソフトな表面タッチ、優れた柔軟性、
高い表面強度、および通気性に優れた皮革様シートであ
った。また、特性を表1に示す。
【0029】実施例2 ウレタンディスパージョンインプラニールDLS(バイ
エル社製)100重量部に対して架橋剤としてヘキサメ
チレンジイソシアネート3.0重量部を加え、酸化チタ
ン2.0重量部、ポリアクリル酸アンモニウム1.5重
量部、ステアリン酸アンモニウム3.0重量部とともに
高速攪拌して気泡を含んだポリウレタン溶液を得た。こ
のポリウレタン溶液を実施例1と同様の離型紙上にコン
マコーターにてコーターが離型紙の凸部に付着したポリ
ウレタン溶液をかき取りながら塗布し乾燥した。この
時、乾燥後に離型紙凸部において、バックライトで観察
した時に離型紙の色が視認できるようにコンマコーター
とバックロール間のクリアランスを調整して実質的に不
連続な被覆層を離型紙上に得た。更に製造例2で得られ
た繊維質基材B上にエーテル系樹脂TC−4010(大
日精化社製)を140メッシュのグラビアロールにて点状
に塗布した後160℃の熱ロールにて離型紙とプレス圧
3.5kg/cmで圧着して乾燥した。さらに140
℃の乾燥機中で3分間余熱した後冷却後に離型紙を除去
することにより実質的に不連続な厚さ約20μm被覆層
が付与された皮革様シート(B)を得た。得られた皮革
様シートは、天然皮革調の凹凸表現豊かで、かつシャー
プな輪郭を持った優美な外観、ソフトな表面タッチ、実
施例1よりもさらに優れた柔軟性、高い表面強度、およ
び通気性に優れた皮革様シートであった。また、特性を
表1に示す。
【0030】実施例3 製造例1で得られた繊維質基材A上に、製造例1で用い
たポリウレタン溶液を50g/m塗布した後DMF2
0%水溶液に浸漬し湿式凝固し、多孔質銀面層を形成し
た。この表面を#600番のサンドペーパーによって最
表面層(スキン層ともいう)をバフ処理し除去し、表面
に開口部を形成することによって厚さ125μmの連通
多孔質銀面層を繊維質基材A上に形成した。ウレタンデ
ィスパージョンインプラニールDLS(バイエル社製)
100重量部に対して架橋剤としてヘキサメチレンジイ
ソシアネート3.0部を加え、酸化チタン2.0重量
部、ポリアクリル酸アンモニウム1.5重量部、ステア
リン酸アンモニウム3.0重量部とともに高速攪拌して
気泡を含んだポリウレタン溶液を得た。このポリウレタ
ン溶液を実施例2と同様に離型紙上にコンマコーターに
て塗布し乾燥した。この時に、乾燥後に離型紙凸部にお
いて、バックライトで観察した時に離型紙の色が視認で
きるようにクリアランスを調整して実質的に不連続な厚
さ約25μmの被覆層を離型紙上に得た。離型紙上にス
プレー用ポリウレタン溶液LU−380SP(大日精化
社製)100重量部にジメチルホルムアミド30重量部
とメチルエチルケトン30重量部を混合したものを溶液
の塗布量として15g/cmとなるように噴霧した。
これを連通多孔質銀面層に張り合わせて乾燥させ、離型
紙ごと捲き取って60℃の恒温室にて24時間保管し
た。そして冷却後に離型紙を除去することにより皮革様
シート(C)を得た。得られた皮革様シートは、天然皮
革調の凹凸表現豊かで、かつシャープな輪郭を持った優
美な外観、ソフトな表面タッチ、優れた柔軟性、高い表
面強度、および通気性に優れた皮革様シートであった。
また、特性を表1に示す。
【0031】比較例1 ポリウレタン樹脂ME8105(大日精化社製)100
重量部に対して黒顔料(DUTシリーズ:大日精化社製)
20重量部を加え、粘度調整後にフローティングナイフ
を用いて実施例1と同様の離型紙上に塗布し、乾燥して
非発泡の被覆層を作成した。乾燥後に離型紙凸部におい
て、バックライトで観察した時に離型紙の色が視認でき
るように離型紙のテンションを調整し、実質的に不連続
な被覆層を離型紙上に得た。更に製造例2で得られた繊
維質基材B上にエーテル系樹脂TC−4010(大日精
化社製)をグラビアロールにて点状に塗布した後160
℃の熱ロールにて離型紙とプレス圧3.5kg/cm
で圧着して乾燥した。さらに140℃の乾燥機中で3分
間余熱した後冷却後に離型紙を除去することにより実質
的に不連続な非発泡の厚さ約7μmの被覆層が付与され
た皮革様シート(D)を得た。得られた皮革様シート
は、高い表面強度、通気性および柔軟性に優れたもので
あった。しかしながら天然皮革調の凹凸感に乏しく、か
つ模様の輪郭の崩れた外観、表面タッチの硬い皮革様シ
ートであった。また、特性を表1に示す。
【0032】比較例2 ウレタンディスパージョンインプラニールDSL(バイ
エル社製)100重量部に対して架橋剤としてヘキサメ
チレンジイソシアネート3.0重量部を加え、酸化チタ
ン2.0重量部、ポリアクリル酸アンモニウム1.5重
量部、ステアリン酸アンモニウム3.0重量部とともに
高速攪拌して気泡を含んだポリウレタン溶液を得た。そ
して実施例1と同様の離型紙上にコンマコーターにて塗
布し乾燥した。乾燥後に離型紙凸部において、クリアラ
ンスを離型紙厚みよりも0.50mm厚めに調整して連
続な厚さ約200μmの被覆層を離型紙上に得た。更に
製造例1で得られた繊維質基材A上に実施例1と同様の
方法にて張り合わせ後離型紙を除去することにより皮革
様シート(E)を得た。得られた皮革様シートは、高い
表面強度、ソフトな表面タッチおよび柔軟性に優れたも
のであった。しかしながら単調な凹凸感、細かい折れ皺
感に欠けた、通気性が低下した皮革様シートであった。
また、特性を表1に示す。
【0033】作成した皮革様シート(A)〜(D)の被
覆層の不連続の状態は3mm四方のサンプルを任意10
点無作為にサンプリングし、基体層表面に被覆層が存在
していない部分(X)と被覆層が存在している部分(Y)
の面積比(X:Y)の平均により示した。また、面感の評
価は特に人工皮革の開発製造に携わる者を10名選出
し、以下の見た目の判断基準で一番多い評価のものとし
た。凹凸感に優れシャープな輪郭模様のものを○、単調
なものを△、面感をとどめない場合を×として○、○
△、△、△×、×の5段階にて評価した。折れ皺感の評
価に関しても、細かい折れ皺を有するもの○、大きく荒
い折れ皺を有するもの×を評価基準とし、同様に○、○
△、△、△×、×の5段階にて評価した。柔軟性および
ソフトなタッチ感についても同様に5段階の評価を行っ
た。
【0034】
【表1】
【0035】
【発明の効果】本発明の皮革様シートは天然皮革調の凹
凸表現豊かで、かつシャープな輪郭を持った優美な外
観、柔軟性、ソフトな表面タッチ、高い表面強度および
通気性に優れた皮革様シートであり、靴、ボール、鞄等
の用途に広く使用できる。
【0036】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1、2で得られた皮革様シート
の断面模式図。
【図2】本発明の実施例3で得られた皮革様シートの断
面模式図
【図3】本発明の別の例の皮革様シートの断面模式図
【図4】本発明の別の例の皮革様シートの断面模式図
【符号の説明】
1 被覆層 2 基体層 3 接着層 4 連通多孔質銀面層 5 繊維質基材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体層とその少なくとも片面に被覆層が
    形成されてなる皮革様シートにおいて、該被覆層は実質
    的に不連続で、かつ発泡した状態であることを特徴とす
    る皮革様シート。
  2. 【請求項2】 被覆層の空隙率が10〜60%の状態で
    発泡している請求項1に記載の皮革様シート。
  3. 【請求項3】 基体層が繊度0.2デシテックス以下の
    繊維からなる3次元絡合不織布とその内部に高分子弾性
    体が含浸されてなる繊維質基材である請求項1または2
    に記載の皮革様シート。
  4. 【請求項4】 基体層が繊維質基材の少なくとも片面に
    連通多孔質銀面層を有する請求項1〜3いずれかに記載
    の皮革様シート。
  5. 【請求項5】 基体層を構成する主たる繊維が繊度0.
    01〜0.0001デシテックスの極細繊維である請求
    項1〜4いずれかに記載の皮革様シート。
  6. 【請求項6】 表面に凹凸が形成された支持体の実質的
    に凹部のみに発泡した、または発泡する高分子弾性体液
    を塗布し、基体層表面に転写することを特徴とする皮革
    様シートの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007138313A (ja) * 2005-11-16 2007-06-07 Kuraray Co Ltd 銀付き調皮革様シート
JP2014214390A (ja) * 2013-04-24 2014-11-17 日本バイリーン株式会社 成形用表皮材

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JP2007138313A (ja) * 2005-11-16 2007-06-07 Kuraray Co Ltd 銀付き調皮革様シート
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