JP2003301009A - 光重合開始剤、ラジカル発生方法、光重合組成物、平版印刷版作成用感光材料及び平版印刷版の作成方法 - Google Patents

光重合開始剤、ラジカル発生方法、光重合組成物、平版印刷版作成用感光材料及び平版印刷版の作成方法

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JP2003301009A
JP2003301009A JP2002108502A JP2002108502A JP2003301009A JP 2003301009 A JP2003301009 A JP 2003301009A JP 2002108502 A JP2002108502 A JP 2002108502A JP 2002108502 A JP2002108502 A JP 2002108502A JP 2003301009 A JP2003301009 A JP 2003301009A
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JP
Japan
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group
ring
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sensitizing dye
photopolymerization initiator
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Application number
JP2002108502A
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English (en)
Inventor
Masahito Nishizeki
雅人 西関
Akio Miura
紀生 三浦
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 488nmまたは532nm付近で書込がで
き、解像度、感度の良好な画像を形成でき、保存性の良
好な光重合開始剤、光重合組成物及び平版印刷版作成用
感光材料を提供すること。 【解決手段】 一般式(A)〜(D)で表されるバルビ
ツール酸またはチオバルビツール酸系のメチン、アゾ、
アゾメチン及びジメチン増感色素とラジカル発生剤を含
有する光重合開始剤、この光重合開始剤とエチレン性不
飽和結合を有する化合物を含む光重合組成物及びこの光
重合開始剤とエチレン性不飽和結合を有する化合物、バ
インダー成分を含有する平版印刷版作成用感光材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な増感色素とラジカ
ル発生剤を用いた光重合開始剤、ラジカル発生方法、光
重合組成物、平版印刷版作成用感光材料及び平版印刷版
の作成方法に関し、更に詳しくは、増感色素としてバル
ビツール酸またはチオバルビツール酸系のメチン、ア
ゾ、アゾメチン及びジメチン増感色素とラジカル発生剤
を用いた光重合開始剤、ラジカル発生方法、ラジカル重
合可能なエチレン性不飽和結合を有する化合物を可視光
線の露光により短時間に重合させ、例えば、インキ、感
光性印刷版、フォトレジスト、ダイレクト刷版材料、製
版用プルーフ材料、ホログラム材料、封止剤、接着剤、
光造形材料等の分野において、良好な物性を持った硬化
物を得るための光重合組成物、平版印刷版作成用感光材
料及び平版印刷版の作成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体レーザ、YAGレーザは、
安定性、小型、メンテナンスの容易性などの点から、画
像記録用の光源として用いられることが多くなってきて
いる。これらのレーザは短波長化がすすんでおり、特
に、YAGレーザ(1064nm)にSHGを組み合わ
せたレーザ(532nm)などが実用化されている。半
導体レーザやYAGレーザなどのレーザを用いて像様露
光を行いラジカル重合させて露光部を硬化し、未露光部
との物性を変化させて現像することにより画像を形成す
る方法が知られている。このようにして画像形成を行う
ためにはレーザ光源の波長に適した感光材料を選択する
必要があり、これら感光材料においてラジカル重合の開
始剤となるラジカル発生剤が数多く研究されてきている
が、いずれも単独では紫外部にしか吸収をもたないもの
が多く、通常は用いる光源の波長にあわせた増感色素が
組み合わされて用いられている。488nmのアルゴン
レーザや532nmのW−YAGレーザを光源として用
いる場合の増感色素とラジカル発生剤の組み合わせ(以
下、増感色素とラジカル発生剤の組み合わせを開始剤系
ということもある。)も、さまざまなものが知られてい
る。例えば、米国特許第2,850,445号明細書に
はある種の光還元性染料が効果的な増感色素として記載
されている。また、特公昭44−20189号公報には
染料とアミンの複合開始系が、特公昭45−37377
号公報にはビイミダゾールとラジカル発生剤及び染料の
系が、特公昭47−2528号公報、特開昭54−15
5292号公報にはビイミダゾールとジアルキルアミノ
ベンジリデンケトンの系が、特開昭58−15503号
公報にはケト置換クマリン化合物と活性ハロゲン化物の
系が、特開昭54−15102号公報には置換トリアジ
ンとメロシアニン色素の系が提案されているが、いずれ
も感度が低く、保存性が悪いなどの問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来技術の問
題点を改良すべく為されたものである。即ち、本発明の
第1の目的は、400nm〜550nmの波長のレーザ
ー光で書込ができ、解像度、感度の良好な画像を形成で
きる光重合開始剤及び光重合組成物を提供することにあ
る。本発明の第2の目的は、保存性の良好な光重合開始
剤及び光重合組成物を提供することにある。本発明の第
3の目的は、400nm〜550nmの波長のレーザー
光の出力に対応する光で、高感度にラジカルを発生する
ラジカル発生方法を提供ことにある。本発明の第4の目
的は400nm〜550nmの波長のレーザー光の波長
域に良好な感光性を有し、且つ、保存安定性に優れた平
版印刷版作成用感光材料及びそれを用いた平版印刷版の
作製方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は以下
の構成により達成される。 (1)ラジカル発生剤及び下記一般式(A)で表される
増感色素を含有することを特徴とする光重合開始剤。
【0005】
【化20】 〔式中、ZA1 、ZA2 、ZA3は協同して6π電子系の5
員環、6員環を形成する原子群を表し、ZA4 、ZA5
A6は協同して6π電子系の5員環、6員環を形成する
原子群を表す。〕 (2)一般式(A)で表される増感色素が下記一般式
(I)で表される増感色素であることを特徴とする上記
(1)に記載の光重合開始剤。
【0006】
【化21】 〔式中、Ra1〜Ra4は水素原子または一価の置換基を表
す。〕 (3)一般式(A)で表される増感色素が下記一般式
(II)で表される増感色素であることを特徴とする上記
(1)に記載の光重合開始剤。
【0007】
【化22】 〔式中、Rb1、Rb2は水素原子または一価の置換基を表
す。〕 (4)一般式(A)で表される増感色素が下記一般式
(III)で表される増感色素であることを特徴とする上
記(1)に記載の光重合開始剤。
【0008】
【化23】 〔式中、Rc1、Rc2は水素原子または一価の置換基を表
し、Xc1、Xc2は酸素原子、硫黄原子、−NH−基また
は−NRc3−基を表す。Rc3はそれぞれさらに置換基を
有していてもよい、アルキル基、シクロアルキル基、ア
ルケニル基、シクロアルケニル基、アルキニル基、アリ
ール基または複素環基を表す。また、Xc1が−NRc3
基である場合、Rc1とRc3はRc1とRc3とが結合して環
を形成するものであってもよく、Xc2が−NRc3−基で
ある場合、Rc2とRc3はRc2とRc3とが結合して環を形
成するものであってもよい。また、Xc1及びXc2が共に
−NRc3−基である場合、2つのRc3は同じでも異なっ
ていてもよい。〕 (5)一般式(A)で表される増感色素が下記一般式
(IV)で表される増感色素であることを特徴とする上記
(1)に記載の光重合開始剤。
【0009】
【化24】 〔式中、Rn1〜Rn6は水素原子または一価の置換基を表
す。また、Rn2とRn3はRn2とRn3とが結合して環を形
成するものであってもよく、Rn5とRn6はRn5とRn6
が結合して環を形成するものであってもよい。Yn1及び
n2は酸素原子または硫黄原子を表す。〕 (6)一般式(A)で表される増感色素が下記一般式
(V)で表される増感色素であることを特徴とする上記
(1)に記載の光重合開始剤。
【0010】
【化25】 〔式中、Ro1〜Ro6は水素原子または一価の置換基を表
す。また、Ro2とRo3はRo2とRo3とが結合して環を形
成するものであってもよく、Ro5とRo6はRo5とRo6
が結合して環を形成するものであってもよい。〕 (7)ラジカル発生剤及び下記一般式(B)で表される
増感色素を含有することを特徴とする光重合開始剤。
【0011】
【化26】 〔式中、RB1、RB2は水素原子または一価の置換基を表
す。ZB1 、ZB2 、ZB3は協同して6π電子系の5員環
を形成する原子群を表し、ZB4 、ZB5 、ZB6は協同し
て6π電子系の5員環を形成する原子群を表す。〕 (8)一般式(B)で表される増感色素が下記一般式
(VI)で表される増感色素であることを特徴とする上記
(7)に記載の光重合開始剤。
【0012】
【化27】 〔式中、Rd1〜Rd6は水素原子または一価の置換基を表
す。また、Rd1とRd2はRd1とRd2とが結合して環を形
成するものであってもよく、Rd1とRd3はRd1とRd3
が結合して環を形成するものであってもよい。また、R
d4とRd5はRd4とRd5とが結合して環を形成するもので
あってもよく、Rd4とRd6はRd4とRd6とが結合して環
を形成するものであってもよい。〕 (9)一般式(B)で表される増感色素が下記一般式
(VII)で表される増感色素であることを特徴とする上
記(7)に記載の光重合開始剤。
【0013】
【化28】 〔式中、Re1〜Re8水素原子または一価の置換基を表
す。また、Re2とRe4はRe2とRe4とが結合して環を形
成するものであってもよく、Re6とRe8はRe6とRe8
が結合して環を形成するものであってよい。また、
e1、Re2、Re3はRe1とRe2及び/またはRe1とRe3
とが結合して環を形成するものであってもよく、Re5
e6、Re7はRe5とRe6及び/またはR e5とRe6とが結
合して環を形成するものであってよい。〕 (10)一般式(B)で表される増感色素が下記一般式
(VIII)で表される増感色素であることを特徴とする上
記(7)に記載の光重合開始剤。
【0014】
【化29】 〔式中、Rf1〜Rf8は水素原子または一価の置換基を表
す。また、Rf2、Rf3、Rf4はRf2とRf3及び/または
f3とRf4とが結合して環を形成するものであってもよ
く、Rf6、Rf7、Rf8はRf6とRf7及び/またはR f7
f8とが結合して環を形成するものであってもよい。ま
た、Rf1とRf2はRf1とRf2とが結合して環を形成する
ものであってもよく、Rf5とRf6はRf5とRf6とが結合
して環を形成するものであってよい。〕 (11)ラジカル発生剤及び下記一般式(C)で表され
る増感色素を含有することを特徴とする光重合開始剤。
【0015】
【化30】 〔式中、RC1、RC2は水素原子または一価の置換基を表
す。ZC1は5員環、6員環を形成する原子群を表し、Z
C2は5員環、6員環を形成する原子群を表す。〕 (12)一般式(C)で表される増感色素が下記一般式
(IX)で表される増感色素であることを特徴とする上記
(11)に記載の光重合開始剤。
【0016】
【化31】 〔式中、Rg1、Rg2は水素原子または一価の置換基を表
す。L1〜L4は窒素原子または=CRg3−基を表し、R
g3は水素原子または一価の置換基を表す。L1とL2が共
に=CRg3−基である場合、2つのRg3は同じでも異な
ってもよく、L3とL4が共に=CRg3−基である場合、
2つのRg3は同じでも異なってもよい。また、隣り合う
g3は結合して環を形成するものであってよい。〕 (13)一般式(C)で表される増感色素が下記一般式
(X)で表される増感色素であることを特徴とする上記
(11)に記載の光重合開始剤。
【0017】
【化32】 〔式中、Rh1〜Rh6は水素原子または一価の置換基を表
す。また、Rh2とRh3はRh2とRh3とが結合して環を形
成するものであってもよく、Rh5とRh6はRh5とRh6
が結合して環を形成するものであってよい。Yh1、Yh2
は酸素原子または硫黄原子を表す。〕 (14)ラジカル発生剤及び下記一般式(D)で表され
る増感色素を含有することを特徴とする光重合開始剤。
【0018】
【化33】 〔式中、ZD1は 5員環、6員環を形成する原子群を表
し、ZD2は 5員環、6員環を形成する原子群を表
す。〕 (15)一般式(D)で表される増感色素が下記一般式
(XI)で表される増感色素であることを特徴とする上記
(14)に記載の光重合開始剤。
【0019】
【化34】 〔式中、Ri1〜Ri4は水素原子または一価の置換基を表
す。また、Ri1とRi2はRi1とRi2とが結合して環を形
成するものであってもよく、Ri3とRi4はRi3とRi4
が結合して環を形成するものであってもよい。〕 (16)一般式(D)で表される増感色素が下記一般式
(XI1)で表される増感色素であることを特徴とする上記
(14)に記載の光重合開始剤。
【0020】
【化35】 〔式中、Rj1、Rj2は水素原子または一価の置換基を表
す。〕 (17)一般式(D)で表される増感色素が下記一般式
(XIII)で表される増感色素であることを特徴とする上
記(14)に記載の光重合開始剤。
【0021】
【化36】 〔式中、Rk1〜Rk4は水素原子またはそれぞれさらに置
換基を有していてもよい、アルキル基、シクロアルキル
基、アルケニル基、シクロアルケニル基、アルキニル
基、アリール基または複素環基を表す。また、Rk1とR
k2はRk1とRk2とが結合して環を形成するものであって
もよく、Rk3とRk4はRk3とRk4とが結合して環を形成
するものであってよい。〕 (18)一般式(D)で表される増感色素が下記一般式
(XIV)で表される増感色素であることを特徴とする上記
(14)に記載の光重合開始剤。
【0022】
【化37】 〔式中、Rm1〜Rm4は水素原子または一価の置換基を表
す。Ym1、Ym2は酸素原子または硫黄原子を表す。〕 (19) 重合促進剤としてアミン化合物を含有するこ
とを特徴とする上記(1)〜(18)のいずれかに記載
の光重合開始剤。 (20)重合促進剤としてイオウ化合物を含有すること
を特徴とする上記(1)〜(19)のいずれかに記載の
光重合開始剤。 (21)ラジカル発生剤がオニウム塩、ハロゲン化トリ
アジン、鉄アレーン錯体、ビスイミダゾール、チタノセ
ン化合物または有機過酸化物から選ばれる少なくとも一
種の化合物であることを特徴とする上記(1)〜(2
0)のいずれかに記載の光重合開始剤。 (22)ラジカル発生剤がチタノセン化合物であること
を特徴とする上記(1)〜(21)のいずれかに記載の
光重合開始剤。 (23)下記一般式(XV)で表されるアミノ酸誘導体を
含有することを特徴とする上記(1)〜(22)のいず
れかに記載の光重合開始剤。
【0023】
【化38】 〔式中、R1〜R5は水素原子または一価の置換基を表
す。R6は水素原子またはそれぞれさらに置換基を有し
ていてもよい、アルキル基、シクロアルキル基、アルケ
ニル基、シクロアルケニル基、アルキニル基、アリール
基または複素環基を表す。R7、R8は水素原子またはそ
れぞれさらに置換基を有していてもよい、アルキル基ま
たはシクロアルキル基を表す。R9は水素原子またはそ
れぞれさらに置換基を有していてもよい、アルキル基、
シクロアルキル基、アルケニル基、シクロアルケニル
基、アルキニル基、アリール基または複素環基を表
す。〕 (24)上記(1)〜(23)のいずれかに記載の光重
合開始剤を400nm〜550nmの波長のレーザー光
で露光することを特徴とするラジカル発生方法。 (25)上記(1)〜(23)のいずれかに記載の光重
合開始剤を488nm±5nmまたは532nm±5n
mの波長のレーザー光で露光することを特徴とするラジ
カル発生方法 。 (26)エチレン性不飽和結合を有する化合物及び上記
(1)〜(23)のいずれかに記載の光重合開始剤を含
有することを特徴とする光重合組成物。 (27)親水性支持体上に感光性層及び保護層を有する
平版印刷版作成用感光材料において、該感光性層にエチ
レン性不飽和結合を少なくとも1つ有する化合物、バイ
ンダー成分及び上記(26)に記載の光重合組成物を含
有していることを特徴とする平版印刷版作成用感光材
料。 (28)上記(27)に記載の平版印刷版作成用感光材
料の感光層を400nm〜550nmの波長のレーザー
光で像様に走査露光を行なった後、保護層及び感光層の
未露光部を溶出除去することを特徴とする平版印刷版の
作成方法。 (29)上記(27)に記載の平版印刷版作成用感光材
料の感光層を488nm±5nmまたは532nm±5
nmの波長のレーザー光で像様に走査露光を行なった
後、保護層及び感光層の未露光部を溶出除去することを
特徴とする平版印刷版の作成方法。
【0024】以下、本発明を詳細に説明する。先ず、一
般式(A)で表される増感色素について説明する。一般
式(A)で表される増感色素において、ZA1 、ZA2
A3で表される原子群で形成される6π電子系の5員
環、6員環及びZA4 、ZA5 、ZA6で表される原子群で
形成される6π電子系の5員環、6員環としては、例え
ば、一般式(I)〜(V)において示されている環が挙
げられる。一般式(A)で表される増感色素としては、
一般式(I)〜(V)で表される増感色素が好ましい。
【0025】先ず、一般式(I)で表される増感色素に
ついて説明する。一般式(I)において、Ra1〜Ra4
表される一価の置換基としては、例えば、それぞれさら
に置換基を有していてもよい、アルキル基(例えば、メ
チル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソプロピ
ル基、イソブチル基、イソペンチル基、tert−ブチル
基、例えば、ベンジル基、フェネチル基などのアラルキ
ル基など)、シクロアルキル基(例えば、シクロプロピ
ル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキ
シル基など)、アルケニル基(例えば、ビニル基、2−
プロペニル基、3−ブテニル基など)、シクロアルケニ
ル基(例えば、シクロペンテニル基、シクロヘキセニル
基など)、アルキニル基(例えば、2−プロピニル基、
3−ブチニル基など)、アリール基(例えば、フェニル
基、ナフチル基など)、複素環基(例えば、ピロール
環、イミダゾール環、ピラゾール環、オキサゾール環、
チアゾール環、オキサジアゾール環、チアジアゾール
環、ベンズイミダゾール環、ピリジン環、フラン環、チ
オフェン環、クロマン環、クマリン環、ピロリジン環、
ピペリジン環、モルホリン環、スルホラン環、テトラヒ
ドロフラン環、テトラヒドロピラン環などの5員または
6員の複素環より誘導される複素環基)、ヒドロキシル
基、アルコキシ基(例えば、メトキシ基、エトキシ基、
イソプロポキシ基、tert−ブトキシ基、エチレンオキシ
もしくはプロピレンオキシ単位を繰り返し含む基な
ど)、アリールオキシ基(例えば、フェノキシ基、ナフ
トキシ基など)、アシルオキシ基(例えば、アセチルオ
キシ基、プロパノイルオキシ基、ベンゾイルオキシ基な
ど)、複素環オキシ基(例えば、ピリジルオキシ基、テ
トラヒドロフラニルオキシ基など)、アシル基(例え
ば、アセチル基、プロパノイル基、ベンゾイル基な
ど)、アルコキシカルボニル基(例えば、メトキシカル
ボニル基、エトキシカルボニル基、イソプロポキシカル
ボニル基など)、アリールオキシカルボニル基(例え
ば、フェノキシカルボニル基、ナフトキシカルボニル基
など)、カルバモイル基(例えば、無置換のカルバモイ
ル基、メチルカルバモイル基、ジメチルカルバモイル
基、エチルカルバモイル基、ブチルカルバモイル基な
ど)、ウレタン基(例えば、メトキシカルボニルアミノ
基、エトキシカルボニルアミノ基など)、カルボキシル
基、イミド基、アミノ基(例えば、無置換のアミノ基、
エチルアミノ基、ジメチルアミノ基、ブチルアミノ基、
アニリノ基、アニシジノ基、トルイジノ基など)、アシ
ルアミノ基(例えば、アセトアミド基、プロパノイルア
ミノ基、ベンゾイルアミノ基など)、スルホンアミド基
(例えば、メタンスルホンアミド基、ブタンスルホンア
ミド基、ベンゼンスルホンアミド基など)、ウレイド
基、チオウレイド基、スルファモイルアミノ基、アルキ
ルチオ基(例えば、メチルチオ基、エチルチオ基、イソ
プロピルチオ基など)、アリールチオ基(例えば、フェ
ニルチオ基、ナフチルチオ基など)、複素環チオ基(例
えば、ベンゾチアゾール−2−イルチオ基、1−フェニ
ルテトラゾール−5−イルチオ基など)、アルキルスル
ホニル基(例えば、メタンスルホニル基、プロパンスル
ホニル基、オクタンスルホニル基など)、アリールスル
ホニル基(例えば、ベンゼンスルホニル基、トルエンス
ルホニル基など)、ハロゲン原子(塩素原子、フッ素原
子、臭素原子など)、シアノ基、ニトロ基などが挙げら
れる。
【0026】Ra1、Ra3で表される一価の置換基として
さらに好ましい基としては、それぞれさらに置換基を有
していてもよい、アルキル基(例えば、メチル基、エチ
ル基、プロピル基、ブチル基、イソプロピル基、イソブ
チル基、イソペンチル基、tert−ブチル基、例えば、ベ
ンジル基、フェネチル基などのアラルキル基など)、シ
クロアルキル基(例えば、シクロプロピル基、シクロブ
チル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基など)、
アルケニル基(例えば、ビニル基、2−プロペニル基、
3−ブテニル基など)、シクロアルケニル基(例えば、
シクロペンテニル基、シクロヘキセニル基など)、アル
キニル基(例えば、2−プロピニル基、3−ブチニル基
など)、アリール基(例えば、フェニル基、ナフチル基
など)、複素環基(例えば、ピロール環、イミダゾール
環、ピラゾール環、オキサゾール環、チアゾール環、オ
キサジアゾール環、チアジアゾール環、ベンズイミダゾ
ール環、ピリジン環、フラン環、チオフェン環、クロマ
ン環、クマリン環、ピロリジン環、ピペリジン環、モル
ホリン環、スルホラン環、テトラヒドロフラン環、テト
ラヒドロピラン環などの5員または6員の複素環より誘
導される複素環基)などが挙げられる。
【0027】また、これらの基がさらに有していてもよ
い好ましい置換基としては、それぞれ置換基を有してい
てもよい、アルキル基(例えば、メチル基、エチル基、
プロピル基、ブチル基、イソプロピル基、イソブチル
基、イソペンチル基、tert−ブチル基など)、アルケニ
ル基(例えば、ビニル基、2−プロペニル基、3−ブテ
ニル基など)、アリール基(例えば、フェニル基、ナフ
チル基など)、ヒドロキシル基、アルコキシ基(例え
ば、メトキシ基、エトキシ基、イソプロポキシ基、tert
−ブトキシ基、エチレンオキシもしくはプロピレンオキ
シ単位を繰り返し含む基など)、アリールオキシ基(例
えば、フェノキシ基、ナフトキシ基など)、アシルオキ
シ基(例えば、アセチルオキシ基、プロパノイルオキシ
基、ベンゾイルオキシ基など)、複素環オキシ基(例え
ば、ピリジルオキシ基、テトラヒドロフラニルオキシ基
など)、アシル基(例えば、アセチル基、プロパノイル
基、ベンゾイル基など)、アルコキシカルボニル基(例
えば、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、
イソプロポキシカルボニル基など)、アリールオキシカ
ルボニル基(例えば、フェノキシカルボニル基、ナフト
キシカルボニル基など)、カルバモイル基(例えば、無
置換のカルバモイル基、メチルカルバモイル基、ジメチ
ルカルバモイル基、エチルカルバモイル基、ブチルカル
バモイル基など)、ウレタン基(例えば、メトキシカル
ボニルアミノ基、エトキシカルボニルアミノ基など)、
カルボキシル基、イミド基、アミノ基(例えば、無置換
のアミノ基、エチルアミノ基、ジメチルアミノ基、ブチ
ルアミノ基、アニリノ基、アニシジノ基、トルイジノ基
など)、アシルアミノ基(例えば、アセトアミド基、プ
ロパノイルアミノ基、ベンゾイルアミノ基など)、スル
ホンアミド基(例えば、メタンスルホンアミド基、ブタ
ンスルホンアミド基、ベンゼンスルホンアミド基な
ど)、ウレイド基、チオウレイド基、スルファモイルア
ミノ基、アルキルチオ基(例えば、メチルチオ基、エチ
ルチオ基、イソプロピルチオ基など)、アリールチオ基
(例えば、フェニルチオ基、ナフチルチオ基など)、複
素環チオ基(例えば、ベンゾチアゾール−2−イルチオ
基、1−フェニルテトラゾール−5−イルチオ基な
ど)、アルキルスルホニル基(例えば、メタンスルホニ
ル基、プロパンスルホニル基、オクタンスルホニル基な
ど)、アリールスルホニル基(例えば、ベンゼンスルホ
ニル基、トルエンスルホニル基など)、ハロゲン原子
(塩素原子、フッ素原子、臭素原子など)、シアノ基、
ニトロ基などが挙げられる。
【0028】また、Ra2、Ra4で表される一価の置換基
としてさらに好ましい基としては、それぞれさらに置換
基を有していてもよい、アルキル基(例えば、メチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソプロピル
基、イソブチル基、イソペンチル基、tert−ブチル基、
例えば、ベンジル基、フェネチル基などのアラルキル基
など)、シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル
基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシ
ル基など)、アルケニル基(例えば、ビニル基、2−プ
ロペニル基、3−ブテニル基など)、シクロアルケニル
基(例えば、シクロペンテニル基、シクロヘキセニル基
など)、アルキニル基(例えば、2−プロピニル基、3
−ブチニル基など)、アリール基(例えば、フェニル
基、ナフチル基など)、複素環基(例えば、ピロリジン
環、ピペリジン環、モルホリン環、スルホラン環、テト
ラヒドロフラン環、テトラヒドロピラン環などの5員ま
たは6員の複素環より誘導される複素環基)、−CO−
ORa5基、−CO−NRa6a7基、−CO−Ra8基、シ
アノ基などが挙げられる。ここで、Ra5〜Ra7は水素原
子またはそれぞれさらに置換基を有していてもよい、ア
ルキル基(例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、
ブチル基、ヘキシル基、オクチル基、デシル基、ドデシ
ル基、イソプロピル基、イソブチル基、イソペンチル
基、tert−ブチル基、2−エチルヘキシル基、例えば、
ベンジル基、フェネチル基などのアラルキル基など)、
シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル基、シクロ
ブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基な
ど)、アルケニル基(例えば、ビニル基、2−プロペニ
ル基、3−ブテニル基、1−メチル−3−プロペニル
基、3−ペンテニル基、1−メチル−3−ブテニル基、
4−ヘキセニル基など)、シクロアルケニル基(例え
ば、シクロペンテニル基、シクロヘキセニル基など)、
アルキニル基(例えば、2−プロピニル基、3−ブチニ
ル基など)、アリール基(例えば、フェニル基、ナフチ
ル基など)、複素環基(例えば、ピロール環、イミダゾ
ール環、ピラゾール環、オキサゾール環、チアゾール
環、オキサジアゾール環、チアジアゾール環、ベンズイ
ミダゾール環、ピリジン環、フラン環、チオフェン環、
クロマン環、クマリン環、ピロリジン環、ピペリジン
環、モルホリン環、スルホラン環、テトラヒドロフラン
環、テトラヒドロピラン環などの5員または6員の複素
環より誘導される複素環基)などを表し、Ra8はそれぞ
れさらに置換基を有していてもよい、アルキル基(例え
ば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキ
シル基、オクチル基、デシル基、ドデシル基、イソプロ
ピル基、イソブチル基、イソペンチル基、tert−ブチル
基、2−エチルヘキシル基、例えば、ベンジル基、フェ
ネチル基などのアラルキル基など)、シクロアルキル基
(例えば、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロ
ペンチル基、シクロヘキシル基など)、アルケニル基
(例えば、ビニル基、2−プロペニル基、3−ブテニル
基、1−メチル−3−プロペニル基、3−ペンテニル
基、1−メチル−3−ブテニル基、4−ヘキセニル基な
ど)、シクロアルケニル基(例えば、シクロペンテニル
基、シクロヘキセニル基など)、アルキニル基(例え
ば、2−プロピニル基、3−ブチニル基など)、アリー
ル基(例えば、フェニル基、ナフチル基など)、複素環
基(例えば、ピロール環、イミダゾール環、ピラゾール
環、オキサゾール環、チアゾール環、オキサジアゾール
環、チアジアゾール環、ベンズイミダゾール環、ピリジ
ン環、フラン環、チオフェン環、クロマン環、クマリン
環、ピロリジン環、ピペリジン環、モルホリン環、スル
ホラン環、テトラヒドロフラン環、テトラヒドロピラン
環などの5員または6員の複素環より誘導される複素環
基)などを表す。また、これらの基が有してもよいとす
る好ましい置換基の例としては、Ra1、Ra3の説明で好
ましい置換基として挙げた置換基が挙げられる。また、
上記のRa2、Ra4で表される一価の置換基が有してもよ
いとする好ましい置換基の例としては、Ra1、Ra3の説
明で好ましい置換基として挙げた置換基が挙げられる。
【0029】次に、上記一般式(II)で表される増感色
素について説明する。一般式(II)において、Rb1、R
b2で表される一価の置換基としては、それぞれさらに置
換基を有していてもよい、アルキル基(例えば、メチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソプロピル
基、イソブチル基、イソペンチル基、tert−ブチル基、
例えば、ベンジル基、フェネチル基などのアラルキル基
など)、シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル
基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシ
ル基など)、アルケニル基(例えば、ビニル基、2−プ
ロペニル基、3−ブテニル基など)、シクロアルケニル
基(例えば、シクロペンテニル基、シクロヘキセニル基
など)、アルキニル基(例えば、2−プロピニル基、3
−ブチニル基など)、アリール基(例えば、フェニル
基、ナフチル基など)、複素環基(例えば、ピロール
環、イミダゾール環、ピラゾール環、オキサゾール環、
チアゾール環、オキサジアゾール環、チアジアゾール
環、ベンズイミダゾール環、ピリジン環、フラン環、チ
オフェン環、クロマン環、クマリン環、ピロリジン環、
ピペリジン環、モルホリン環、スルホラン環、テトラヒ
ドロフラン環、テトラヒドロピラン環などの5員または
6員の複素環より誘導される複素環基)、ヒドロキシル
基、アルコキシ基(例えば、メトキシ基、エトキシ基、
イソプロポキシ基、tert−ブトキシ基、エチレンオキシ
もしくはプロピレンオキシ単位を繰り返し含む基な
ど)、アリールオキシ基(例えば、フェノキシ基、ナフ
トキシ基など)、アシルオキシ基(例えば、アセチルオ
キシ基、プロパノイルオキシ基、ベンゾイルオキシ基な
ど)、複素環オキシ基(例えば、ピリジルオキシ基、テ
トラヒドロフラニルオキシ基など)、アシル基(例え
ば、アセチル基、プロパノイル基、ベンゾイル基な
ど)、アルコキシカルボニル基(例えば、メトキシカル
ボニル基、エトキシカルボニル基、イソプロポキシカル
ボニル基など)、アリールオキシカルボニル基(例え
ば、フェノキシカルボニル基、ナフトキシカルボニル基
など)、カルバモイル基(例えば、無置換のカルバモイ
ル基、メチルカルバモイル基、ジメチルカルバモイル
基、エチルカルバモイル基、ブチルカルバモイル基な
ど)、ウレタン基(例えば、メトキシカルボニルアミノ
基、エトキシカルボニルアミノ基など)、カルボキシル
基、イミド基、アミノ基(例えば、無置換のアミノ基、
エチルアミノ基、ジメチルアミノ基、ブチルアミノ基、
アニリノ基、アニシジノ基、トルイジノ基など)、アシ
ルアミノ基(例えば、アセトアミド基、プロパノイルア
ミノ基、ベンゾイルアミノ基など)、スルホンアミド基
(例えば、メタンスルホンアミド基、ブタンスルホンア
ミド基、ベンゼンスルホンアミド基など)、ウレイド
基、チオウレイド基、スルファモイルアミノ基、アルキ
ルチオ基(例えば、メチルチオ基、エチルチオ基、イソ
プロピルチオ基など)、アリールチオ基(例えば、フェ
ニルチオ基、ナフチルチオ基など)、複素環チオ基(例
えば、ベンゾチアゾール−2−イルチオ基、1−フェニ
ルテトラゾール−5−イルチオ基など)、アルキルスル
ホニル基(例えば、メタンスルホニル基、プロパンスル
ホニル基、オクタンスルホニル基など)、アリールスル
ホニル基(例えば、ベンゼンスルホニル基、トルエンス
ルホニル基など)、ハロゲン原子(塩素原子、フッ素原
子、臭素原子など)、シアノ基、ニトロ基などが挙げら
れる。
【0030】Rb1、Rb2で表される一価の置換基として
さらに好ましい基としては、それぞれさらに置換基を有
していてもよい、アルキル基(例えば、メチル基、エチ
ル基、プロピル基、ブチル基、イソプロピル基、イソブ
チル基、イソペンチル基、tert−ブチル基、例えば、ベ
ンジル基、フェネチル基などのアラルキル基など)、シ
クロアルキル基(例えば、シクロプロピル基、シクロブ
チル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基など)、
アルケニル基(例えば、ビニル基、2−プロペニル基、
3−ブテニル基など)、シクロアルケニル基(例えば、
シクロペンテニル基、シクロヘキセニル基など)、アル
キニル基(例えば、2−プロピニル基、3−ブチニル基
など)、アリール基(例えば、フェニル基、ナフチル基
など)、複素環基(例えば、ピロリジン環、ピペリジン
環、モルホリン環、スルホラン環、テトラヒドロフラン
環、テトラヒドロピラン環などの5員または6員の複素
環より誘導される複素環基)、−CO−ORb3基、−C
O−NRb4b5基、−CO−Rb6基、シアノ基などが挙
げられる。ここで、Rb3〜Rb5は水素原子またはそれぞ
れ置換基を有していてもよい、アルキル基(例えば、メ
チル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル
基、オクチル基、デシル基、ドデシル基、イソプロピル
基、イソブチル基、イソペンチル基、tert−ブチル基、
2−エチルヘキシル基、例えば、ベンジル基、フェネチ
ル基などのアラルキル基など)、シクロアルキル基(例
えば、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペン
チル基、シクロヘキシル基など)、アルケニル基(例え
ば、ビニル基、2−プロペニル基、3−ブテニル基、1
−メチル−3−プロペニル基、3−ペンテニル基、1−
メチル−3−ブテニル基、4−ヘキセニル基など)、シ
クロアルケニル基(例えば、シクロペンテニル基、シク
ロヘキセニル基など)、アルキニル基(例えば、2−プ
ロピニル基、3−ブチニル基など)、アリール基(例え
ば、フェニル基、ナフチル基など)、複素環基(例え
ば、ピロール環、イミダゾール環、ピラゾール環、オキ
サゾール環、チアゾール環、オキサジアゾール環、チア
ジアゾール環、ベンズイミダゾール環、ピリジン環、フ
ラン環、チオフェン環、クロマン環、クマリン環、ピロ
リジン環、ピペリジン環、モルホリン環、スルホラン
環、テトラヒドロフラン環、テトラヒドロピラン環など
の5員または6員の複素環より誘導される複素環基)な
どを表し、Rb6はそれぞれさらに置換基を有していても
よい、アルキル基(例えば、メチル基、エチル基、プロ
ピル基、ブチル基、ヘキシル基、オクチル基、デシル
基、ドデシル基、イソプロピル基、イソブチル基、イソ
ペンチル基、tert−ブチル基、2−エチルヘキシル基、
例えば、ベンジル基、フェネチル基などのアラルキル基
など)、シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル
基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシ
ル基など)、アルケニル基(例えば、ビニル基、2−プ
ロペニル基、3−ブテニル基、1−メチル−3−プロペ
ニル基、3−ペンテニル基、1−メチル−3−ブテニル
基、4−ヘキセニル基など)、シクロアルケニル基(例
えば、シクロペンテニル基、シクロヘキセニル基な
ど)、アルキニル基(例えば、2−プロピニル基、3−
ブチニル基など)、アリール基(例えば、フェニル基、
ナフチル基など)、複素環基(例えば、ピロール環、イ
ミダゾール環、ピラゾール環、オキサゾール環、チアゾ
ール環、オキサジアゾール環、チアジアゾール環、ベン
ズイミダゾール環、ピリジン環、フラン環、チオフェン
環、クロマン環、クマリン環、ピロリジン環、ピペリジ
ン環、モルホリン環、スルホラン環、テトラヒドロフラ
ン環、テトラヒドロピラン環などの5員または6員の複
素環より誘導される複素環基)などを表す。また、これ
らの基が有してもよいとする好ましい置換基の例として
は、Ra1、Ra3の説明で好ましい置換基として挙げた置
換基が挙げられる。また、上記のRb1、Rb2で表される
一価の置換基が有してもよいとする好ましい置換基の例
としては、Ra1、Ra3の説明で好ましい置換基として挙
げた置換基が挙げられる。
【0031】次に、一般式(III)で表される増感色素
について説明する。一般式(III)において、Rc1、R
c2で表される一価の置換基としては、例えば、それぞれ
さらに置換基を有していてもよい、アルキル基(例え
ば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキ
シル基、オクチル基、デシル基、ドデシル基、イソプロ
ピル基、イソブチル基、イソペンチル基、tert−ブチル
基、2−エチルヘキシル基、例えば、ベンジル基、フェ
ネチル基などのアラルキル基など)、シクロアルキル基
(例えば、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロ
ペンチル基、シクロヘキシル基など)、アルケニル基
(例えば、ビニル基、2−プロペニル基、3−ブテニル
基、1−メチル−3−プロペニル基、3−ペンテニル
基、1−メチル−3−ブテニル基、4−ヘキセニル基な
ど)、シクロアルケニル基(例えば、シクロペンテニル
基、シクロヘキセニル基など)、アルキニル基(例え
ば、2−プロピニル基、3−ブチニル基など)、複素環
基(例えば、ピロール環、イミダゾール環、ピラゾール
環、オキサゾール環、チアゾール環、オキサジアゾール
環、チアジアゾール環、ベンズイミダゾール環、ピリジ
ン環、フラン環、チオフェン環、クロマン環、クマリン
環、ピロリジン環、ピペリジン環、モルホリン環、スル
ホラン環、テトラヒドロフラン環、テトラヒドロピラン
環などの5員または6員の複素環より誘導される複素環
基)、−O−Rc4基、−S−Rc5基または−N(Rc7
−Rc6基などが挙げられる。ここで、Rc4〜Rc6はそれ
ぞれさらに置換基を有していてもよい、アルキル基(例
えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘ
キシル基、オクチル基、デシル基、ドデシル基、イソプ
ロピル基、イソブチル基、イソペンチル基、tert−ブチ
ル基、2−エチルヘキシル基、例えば、ベンジル基、フ
ェネチル基などのアラルキル基など)、シクロアルキル
基(例えば、シクロプロピル基、シクロブチル基、シク
ロペンチル基、シクロヘキシル基など)、アルケニル基
(例えば、ビニル基、2−プロペニル基、3−ブテニル
基、1−メチル−3−プロペニル基、3−ペンテニル
基、1−メチル−3−ブテニル基、4−ヘキセニル基な
ど)、シクロアルケニル基(例えば、シクロペンテニル
基、シクロヘキセニル基など)、アルキニル基(例え
ば、2−プロピニル基、3−ブチニル基など)、複素環
基(例えば、ピロール環、イミダゾール環、ピラゾール
環、オキサゾール環、チアゾール環、オキサジアゾール
環、チアジアゾール環、ベンズイミダゾール環、ピリジ
ン環、フラン環、チオフェン環、クロマン環、クマリン
環、ピロリジン環、ピペリジン環、モルホリン環、スル
ホラン環、テトラヒドロフラン環、テトラヒドロピラン
環などの5員または6員の複素環より誘導される複素環
基)などを表し、Rc7は水素原子またはそれぞれさらに
置換基を有していてもよい、アルキル基(例えば、メチ
ル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基、
オクチル基、デシル基、ドデシル基、イソプロピル基、
イソブチル基、イソペンチル基、tert−ブチル基、2−
エチルヘキシル基、例えば、ベンジル基、フェネチル基
などのアラルキル基など)、シクロアルキル基(例え
ば、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチ
ル基、シクロヘキシル基など)、アルケニル基(例え
ば、ビニル基、2−プロペニル基、3−ブテニル基、1
−メチル−3−プロペニル基、3−ペンテニル基、1−
メチル−3−ブテニル基、4−ヘキセニル基など)、シ
クロアルケニル基(例えば、シクロペンテニル基、シク
ロヘキセニル基など)、アルキニル基(例えば、2−プ
ロピニル基、3−ブチニル基など)、複素環基(例え
ば、ピロール環、イミダゾール環、ピラゾール環、オキ
サゾール環、チアゾール環、オキサジアゾール環、チア
ジアゾール環、ベンズイミダゾール環、ピリジン環、フ
ラン環、チオフェン環、クロマン環、クマリン環、ピロ
リジン環、ピペリジン環、モルホリン環、スルホラン
環、テトラヒドロフラン環、テトラヒドロピラン環など
の5員または6員の複素環より誘導される複素環基)な
どを表す。また、これらの基が有してもよいとする好ま
しい置換基の例としては、Ra1、Ra3の説明で好ましい
置換基として挙げた置換基が挙げられる。また、上記の
c1、Rc2で表される一価の置換基が有してもよいとす
る好ましい置換基の例としては、Ra1、Ra3の説明で好
ましい置換基として挙げた置換基が挙げられる。
【0032】Xc1、Xc2で表される−NRc3−基のRc3
はそれぞれさらに置換基を有していてもよい、アルキル
基、シクロアルキル基、アルケニル基、シクロアルケニ
ル基、アルキニル基、アリール基または複素環基を表す
が、これらアルキル基としては、例えば、メチル基、エ
チル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基、オクチル
基、デシル基、ドデシル基、イソプロピル基、イソブチ
ル基、イソペンチル基、tert−ブチル基、2−エチルヘ
キシル基、例えば、ベンジル基、フェネチル基などのア
ラルキル基などが挙げられ、シクロアルキル基として
は、例えば、シクロプロピル基、シクロブチル基、シク
ロペンチル基、シクロヘキシル基などが挙げられ、アル
ケニル基としては、例えば、ビニル基、2−プロペニル
基、3−ブテニル基、1−メチル−3−プロペニル基、
3−ペンテニル基、1−メチル−3−ブテニル基、4−
ヘキセニル基などが挙げられ、シクロアルケニル基とし
ては、例えば、シクロペンテニル基、シクロヘキセニル
基などが挙げられ、アルキニル基としては、例えば、2
−プロピニル基、3−ブチニル基などが挙げられ、アリ
ール基としては、例えば、フェニル基、ナフチル基など
が挙げられ、複素環基としては、例えば、ピロール環、
イミダゾール環、ピラゾール環、オキサゾール環、チア
ゾール環、オキサジアゾール環、チアジアゾール環、ベ
ンズイミダゾール環、ピリジン環、フラン環、チオフェ
ン環、クロマン環、クマリン環、ピロリジン環、ピペリ
ジン環、モルホリン環、スルホラン環、テトラヒドロフ
ラン環、テトラヒドロピラン環などの5員または6員の
複素環より誘導される複素環基が挙げられる。上記のR
c3で表されるアルキル基、シクロアルキル基、アルケニ
ル基、シクロアルケニル基、アルキニル基、アリール基
または複素環基が有してもよいとする好ましい置換基の
例としては、Ra1、Ra3の説明で好ましい置換基として
挙げた置換基が挙げられる。Xc1及びXc2が共に−NR
c3−基である場合、2つのRc3は同じでも異なってもよ
い。また、Rc1とRc3あるいはRc2とRc3とが結合して
形成される環としては、ピロリジン環、ピペリジン環、
ピリジン環、ピラジン環、ピリダジン環、ピリミジン
環、トリアジン環などが挙げられる。
【0033】次に、一般式(IV)で表される増感色素に
ついて説明する。一般式(IV)において、Rn1〜Rn6
表される一価の置換基としては、例えば、それぞれさら
に置換基を有していてもよい、アルキル基(例えば、メ
チル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソプロピ
ル基、イソブチル基、イソペンチル基、tert−ブチル
基、例えば、ベンジル基、フェネチル基などのアラルキ
ル基など)、シクロアルキル基(例えば、シクロプロピ
ル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキ
シル基など)、アルケニル基(例えば、ビニル基、2−
プロペニル基、3−ブテニル基など)、シクロアルケニ
ル基(例えば、シクロペンテニル基、シクロヘキセニル
基など)、アルキニル基(例えば、2−プロピニル基、
3−ブチニル基など)、アリール基(例えば、フェニル
基、ナフチル基など)、複素環基(例えば、ピロール
環、イミダゾール環、ピラゾール環、オキサゾール環、
チアゾール環、オキサジアゾール環、チアジアゾール
環、ベンズイミダゾール環、ピリジン環、フラン環、チ
オフェン環、クロマン環、クマリン環、ピロリジン環、
ピペリジン環、モルホリン環、スルホラン環、テトラヒ
ドロフラン環、テトラヒドロピラン環などの5員または
6員の複素環より誘導される複素環基)、ヒドロキシル
基、アルコキシ基(例えば、メトキシ基、エトキシ基、
イソプロポキシ基、tert−ブトキシ基、エチレンオキシ
もしくはプロピレンオキシ単位を繰り返し含む基な
ど)、アリールオキシ基(例えば、フェノキシ基、ナフ
トキシ基など)、アシルオキシ基(例えば、アセチルオ
キシ基、プロパノイルオキシ基、ベンゾイルオキシ基な
ど)、複素環オキシ基(例えば、ピリジルオキシ基、テ
トラヒドロフラニルオキシ基など)、アシル基(例え
ば、アセチル基、プロパノイル基、ベンゾイル基な
ど)、アルコキシカルボニル基(例えば、メトキシカル
ボニル基、エトキシカルボニル基、イソプロポキシカル
ボニル基など)、アリールオキシカルボニル基(例え
ば、フェノキシカルボニル基、ナフトキシカルボニル基
など)、カルバモイル基(例えば、無置換のカルバモイ
ル基、メチルカルバモイル基、ジメチルカルバモイル
基、エチルカルバモイル基、ブチルカルバモイル基な
ど)、ウレタン基(例えば、メトキシカルボニルアミノ
基、エトキシカルボニルアミノ基など)、カルボキシル
基、イミド基、アミノ基(例えば、無置換のアミノ基、
エチルアミノ基、ジメチルアミノ基、ブチルアミノ基、
アニリノ基、アニシジノ基、トルイジノ基など)、アシ
ルアミノ基(例えば、アセトアミド基、プロパノイルア
ミノ基、ベンゾイルアミノ基など)、スルホンアミド基
(例えば、メタンスルホンアミド基、ブタンスルホンア
ミド基、ベンゼンスルホンアミド基など)、ウレイド
基、チオウレイド基、スルファモイルアミノ基、アルキ
ルチオ基(例えば、メチルチオ基、エチルチオ基、イソ
プロピルチオ基など)、アリールチオ基(例えば、フェ
ニルチオ基、ナフチルチオ基など)、複素環チオ基(例
えば、ベンゾチアゾール−2−イルチオ基、1−フェニ
ルテトラゾール−5−イルチオ基など)、アルキルスル
ホニル基(例えば、メタンスルホニル基、プロパンスル
ホニル基、オクタンスルホニル基など)、アリールスル
ホニル基(例えば、ベンゼンスルホニル基、トルエンス
ルホニル基など)、ハロゲン原子(塩素原子、フッ素原
子、臭素原子など)、シアノ基、ニトロ基などが挙げら
れる。
【0034】Rn1、Rn3、Rn4、Rn6で表される一価の
置換基としてさらに好ましい基としては、それぞれさら
に置換基を有していてもよい、アルキル基(例えば、メ
チル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソプロピ
ル基、イソブチル基、イソペンチル基、tert−ブチル
基、例えば、ベンジル基、フェネチル基などのアラルキ
ル基など)、シクロアルキル基(例えば、シクロプロピ
ル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキ
シル基など)、アルケニル基(例えば、ビニル基、2−
プロペニル基、3−ブテニル基など)、シクロアルケニ
ル基(例えば、シクロペンテニル基、シクロヘキセニル
基など)、アルキニル基(例えば、2−プロピニル基、
3−ブチニル基など)、アリール基(例えば、フェニル
基、ナフチル基など)、複素環基(例えば、ピロール
環、イミダゾール環、ピラゾール環、オキサゾール環、
チアゾール環、オキサジアゾール環、チアジアゾール
環、ベンズイミダゾール環、ピリジン環、フラン環、チ
オフェン環、クロマン環、クマリン環、ピロリジン環、
ピペリジン環、モルホリン環、スルホラン環、テトラヒ
ドロフラン環、テトラヒドロピラン環などの5員または
6員の複素環より誘導される複素環基)などが挙げられ
る。上記のRn1、Rn3、Rn4、Rn6で表される一価の置
換基が有してもよいとする好ましい置換基の例として
は、Ra1、Ra3の説明で好ましい置換基として挙げた置
換基が挙げられる。
【0035】Rn2、Rn5で表される一価の置換基として
さらに好ましい基としては、それぞれさらに置換基を有
していてもよい、アルキル基(例えば、メチル基、エチ
ル基、プロピル基、ブチル基、イソプロピル基、イソブ
チル基、イソペンチル基、tert−ブチル基、例えば、ベ
ンジル基、フェネチル基などのアラルキル基など)、シ
クロアルキル基(例えば、シクロプロピル基、シクロブ
チル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基など)、
アルケニル基(例えば、ビニル基、2−プロペニル基、
3−ブテニル基など)、シクロアルケニル基(例えば、
シクロペンテニル基、シクロヘキセニル基など)、アル
キニル基(例えば、2−プロピニル基、3−ブチニル基
など)、アリール基(例えば、フェニル基、ナフチル基
など)、複素環基(例えば、ピロリジン環、ピペリジン
環、モルホリン環、スルホラン環、テトラヒドロフラン
環、テトラヒドロピラン環などの5員または6員の複素
環より誘導される複素環基)、−CO−ORn7基、−C
O−NRn8n9基、−CO−Rn10基、シアノ基などが
挙げられる。ここで、Rn7〜Rn9は水素原子またはそれ
ぞれさらに置換基を有していてもよい、アルキル基(例
えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘ
キシル基、オクチル基、デシル基、ドデシル基、イソプ
ロピル基、イソブチル基、イソペンチル基、tert−ブチ
ル基、2−エチルヘキシル基、例えば、ベンジル基、フ
ェネチル基などのアラルキル基など)、シクロアルキル
基(例えば、シクロプロピル基、シクロブチル基、シク
ロペンチル基、シクロヘキシル基など)、アルケニル基
(例えば、ビニル基、2−プロペニル基、3−ブテニル
基、1−メチル−3−プロペニル基、3−ペンテニル
基、1−メチル−3−ブテニル基、4−ヘキセニル基な
ど)、シクロアルケニル基(例えば、シクロペンテニル
基、シクロヘキセニル基など)、アルキニル基(例え
ば、2−プロピニル基、3−ブチニル基など)、アリー
ル基(例えば、フェニル基、ナフチル基など)、複素環
基(例えば、ピロール環、イミダゾール環、ピラゾール
環、オキサゾール環、チアゾール環、オキサジアゾール
環、チアジアゾール環、ベンズイミダゾール環、ピリジ
ン環、フラン環、チオフェン環、クロマン環、クマリン
環、ピロリジン環、ピペリジン環、モルホリン環、スル
ホラン環、テトラヒドロフラン環、テトラヒドロピラン
環などの5員または6員の複素環より誘導される複素環
基)などを表し、Rn10はそれぞれさらに置換基を有し
ていてもよい、アルキル基(例えば、メチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基、オクチル基、
デシル基、ドデシル基、イソプロピル基、イソブチル
基、イソペンチル基、tert−ブチル基、2−エチルヘキ
シル基、例えば、ベンジル基、フェネチル基などのアラ
ルキル基など)、シクロアルキル基(例えば、シクロプ
ロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロ
ヘキシル基など)、アルケニル基(例えば、ビニル基、
2−プロペニル基、3−ブテニル基、1−メチル−3−
プロペニル基、3−ペンテニル基、1−メチル−3−ブ
テニル基、4−ヘキセニル基など)、シクロアルケニル
基(例えば、シクロペンテニル基、シクロヘキセニル基
など)、アルキニル基(例えば、2−プロピニル基、3
−ブチニル基など)、アリール基(例えば、フェニル
基、ナフチル基など)、複素環基(例えば、ピロール
環、イミダゾール環、ピラゾール環、オキサゾール環、
チアゾール環、オキサジアゾール環、チアジアゾール
環、ベンズイミダゾール環、ピリジン環、フラン環、チ
オフェン環、クロマン環、クマリン環、ピロリジン環、
ピペリジン環、モルホリン環、スルホラン環、テトラヒ
ドロフラン環、テトラヒドロピラン環などの5員または
6員の複素環より誘導される複素環基)などを表す。ま
た、これらの基が有してもよいとする好ましい置換基の
例としては、Ra1、Ra3の説明で好ましい置換基として
挙げた置換基が挙げられる。また、上記のRn1〜Rn6
表される一価の置換基が有してもよいとする好ましい置
換基の例としては、Ra1、Ra3の説明で好ましい置換基
として挙げた置換基が挙げられる。また、Rn2とRn3
n5とRn6とが結合して形成される環としては、シクロ
ペンテン環、シクロヘキセン環、ベンゼン環、ナフタレ
ン環、フラン環、チオフェン環、ピロール環、ピラン
環、チオピラン環、ピリジン環、ピラジン環、ピリダジ
ン環などが挙げられる。
【0036】次に、一般式(V)で表される増感色素に
ついて説明する。一般式(V)において、Ro1〜Ro6
表される一価の置換基としては、例えば、それぞれさら
に置換基を有していてもよい、アルキル基(例えば、メ
チル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソプロピ
ル基、イソブチル基、イソペンチル基、tert−ブチル
基、例えば、ベンジル基、フェネチル基などのアラルキ
ル基など)、シクロアルキル基(例えば、シクロプロピ
ル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキ
シル基など)、アルケニル基(例えば、ビニル基、2−
プロペニル基、3−ブテニル基など)、シクロアルケニ
ル基(例えば、シクロペンテニル基、シクロヘキセニル
基など)、アルキニル基(例えば、2−プロピニル基、
3−ブチニル基など)、アリール基(例えば、フェニル
基、ナフチル基など)、複素環基(例えば、ピロール
環、イミダゾール環、ピラゾール環、オキサゾール環、
チアゾール環、オキサジアゾール環、チアジアゾール
環、ベンズイミダゾール環、ピリジン環、フラン環、チ
オフェン環、クロマン環、クマリン環、ピロリジン環、
ピペリジン環、モルホリン環、スルホラン環、テトラヒ
ドロフラン環、テトラヒドロピラン環などの5員または
6員の複素環より誘導される複素環基)、ヒドロキシル
基、アルコキシ基(例えば、メトキシ基、エトキシ基、
イソプロポキシ基、tert−ブトキシ基、エチレンオキシ
もしくはプロピレンオキシ単位を繰り返し含む基な
ど)、アリールオキシ基(例えば、フェノキシ基、ナフ
トキシ基など)、アシルオキシ基(例えば、アセチルオ
キシ基、プロパノイルオキシ基、ベンゾイルオキシ基な
ど)、複素環オキシ基(例えば、ピリジルオキシ基、テ
トラヒドロフラニルオキシ基など)、アシル基(例え
ば、アセチル基、プロパノイル基、ベンゾイル基な
ど)、アルコキシカルボニル基(例えば、メトキシカル
ボニル基、エトキシカルボニル基、イソプロポキシカル
ボニル基など)、アリールオキシカルボニル基(例え
ば、フェノキシカルボニル基、ナフトキシカルボニル基
など)、カルバモイル基(例えば、無置換のカルバモイ
ル基、メチルカルバモイル基、ジメチルカルバモイル
基、エチルカルバモイル基、ブチルカルバモイル基な
ど)、ウレタン基(例えば、メトキシカルボニルアミノ
基、エトキシカルボニルアミノ基など)、カルボキシル
基、イミド基、アミノ基(例えば、無置換のアミノ基、
エチルアミノ基、ジメチルアミノ基、ブチルアミノ基、
アニリノ基、アニシジノ基、トルイジノ基など)、アシ
ルアミノ基(例えば、アセトアミド基、プロパノイルア
ミノ基、ベンゾイルアミノ基など)、スルホンアミド基
(例えば、メタンスルホンアミド基、ブタンスルホンア
ミド基、ベンゼンスルホンアミド基など)、ウレイド
基、チオウレイド基、スルファモイルアミノ基、アルキ
ルチオ基(例えば、メチルチオ基、エチルチオ基、イソ
プロピルチオ基など)、アリールチオ基(例えば、フェ
ニルチオ基、ナフチルチオ基など)、複素環チオ基(例
えば、ベンゾチアゾール−2−イルチオ基、1−フェニ
ルテトラゾール−5−イルチオ基など)、アルキルスル
ホニル基(例えば、メタンスルホニル基、プロパンスル
ホニル基、オクタンスルホニル基など)、アリールスル
ホニル基(例えば、ベンゼンスルホニル基、トルエンス
ルホニル基など)、ハロゲン原子(塩素原子、フッ素原
子、臭素原子など)、シアノ基、ニトロ基などが挙げら
れる。
【0037】Ro1、Ro4で表される一価の置換基として
さらに好ましい基としては、それぞれさらに置換基を有
していてもよい、アルキル基(例えば、メチル基、エチ
ル基、プロピル基、ブチル基、イソプロピル基、イソブ
チル基、イソペンチル基、tert−ブチル基、例えば、ベ
ンジル基、フェネチル基などのアラルキル基など)、シ
クロアルキル基(例えば、シクロプロピル基、シクロブ
チル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基など)、
アルケニル基(例えば、ビニル基、2−プロペニル基、
3−ブテニル基など)、シクロアルケニル基(例えば、
シクロペンテニル基、シクロヘキセニル基など)、アル
キニル基(例えば、2−プロピニル基、3−ブチニル基
など)、アリール基(例えば、フェニル基、ナフチル基
など)、複素環基(例えば、ピロール環、イミダゾール
環、ピラゾール環、オキサゾール環、チアゾール環、オ
キサジアゾール環、チアジアゾール環、ベンズイミダゾ
ール環、ピリジン環、フラン環、チオフェン環、クロマ
ン環、クマリン環、ピロリジン環、ピペリジン環、モル
ホリン環、スルホラン環、テトラヒドロフラン環、テト
ラヒドロピラン環などの5員または6員の複素環より誘
導される複素環基)などが挙げられる。また、Ro2、R
o5で表される一価の置換基としてさらに好ましい基とし
ては、それぞれさらに置換基を有していてもよい、アル
キル基(例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブ
チル基、イソプロピル基、イソブチル基、イソペンチル
基、tert−ブチル基、例えば、ベンジル基、フェネチル
基などのアラルキル基など)、シクロアルキル基(例え
ば、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチ
ル基、シクロヘキシル基など)、アルケニル基(例え
ば、ビニル基、2−プロペニル基、3−ブテニル基な
ど)、シクロアルケニル基(例えば、シクロペンテニル
基、シクロヘキセニル基など)、アルキニル基(例え
ば、2−プロピニル基、3−ブチニル基など)、アリー
ル基(例えば、フェニル基、ナフチル基など)、複素環
基(例えば、ピロール環、イミダゾール環、ピラゾール
環、オキサゾール環、チアゾール環、オキサジアゾール
環、チアジアゾール環、ベンズイミダゾール環、ピリジ
ン環、フラン環、チオフェン環、クロマン環、クマリン
環、ピロリジン環、ピペリジン環、モルホリン環、スル
ホラン環、テトラヒドロフラン環、テトラヒドロピラン
環などの5員または6員の複素環より誘導される複素環
基)、アルコキシ基(例えば、メトキシ基、エトキシ
基、イソプロポキシ基、tert−ブトキシ基、エチレンオ
キシもしくはプロピレンオキシ単位を繰り返し含む基な
ど)、アリールオキシ基(例えば、フェノキシ基、ナフ
トキシ基など)、アシルオキシ基(例えば、アセチルオ
キシ基、プロパノイルオキシ基、ベンゾイルオキシ基な
ど)、複素環オキシ基(例えば、ピリジルオキシ基、テ
トラヒドロフラニルオキシ基など)、アシル基(例え
ば、アセチル基、プロパノイル基、ベンゾイル基な
ど)、アルコキシカルボニル基(例えば、メトキシカル
ボニル基、エトキシカルボニル基、イソプロポキシカル
ボニル基など)、アリールオキシカルボニル基(例え
ば、フェノキシカルボニル基、ナフトキシカルボニル基
など)、カルバモイル基(例えば、無置換のカルバモイ
ル基、メチルカルバモイル基、ジメチルカルバモイル
基、エチルカルバモイル基、ブチルカルバモイル基な
ど)、ウレタン基(例えば、メトキシカルボニルアミノ
基、エトキシカルボニルアミノ基など)、カルボキシル
基、イミド基、アミノ基(例えば、無置換のアミノ基、
エチルアミノ基、ジメチルアミノ基、ブチルアミノ基、
アニリノ基、アニシジノ基、トルイジノ基など)、アシ
ルアミノ基(例えば、アセトアミド基、プロパノイルア
ミノ基、ベンゾイルアミノ基など)、スルホンアミド基
(例えば、メタンスルホンアミド基、ブタンスルホンア
ミド基、ベンゼンスルホンアミド基など)、ウレイド
基、チオウレイド基、スルファモイルアミノ基、アルキ
ルチオ基(例えば、メチルチオ基、エチルチオ基、イソ
プロピルチオ基など)、アリールチオ基(例えば、フェ
ニルチオ基、ナフチルチオ基など)、複素環チオ基(例
えば、ベンゾチアゾール−2−イルチオ基、1−フェニ
ルテトラゾール−5−イルチオ基など)、アルキルスル
ホニル基(例えば、メタンスルホニル基、プロパンスル
ホニル基、オクタンスルホニル基など)、アリールスル
ホニル基(例えば、ベンゼンスルホニル基、トルエンス
ルホニル基など)、ハロゲン原子(塩素原子、フッ素原
子、臭素原子など)などが挙げられる。
【0038】また、Ro3、Ro6で表される一価の置換基
としてさらに好ましい基としては、それぞれさらに置換
基を有していてもよい、アルキル基(例えば、メチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソプロピル
基、イソブチル基、イソペンチル基、tert−ブチル基、
例えば、ベンジル基、フェネチル基などのアラルキル基
など)、シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル
基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシ
ル基など)、アルケニル基(例えば、ビニル基、2−プ
ロペニル基、3−ブテニル基など)、シクロアルケニル
基(例えば、シクロペンテニル基、シクロヘキセニル基
など)、アルキニル基(例えば、2−プロピニル基、3
−ブチニル基など)、アリール基(例えば、フェニル
基、ナフチル基など)、複素環基(例えば、ピロリジン
環、ピペリジン環、モルホリン環、スルホラン環、テト
ラヒドロフラン環、テトラヒドロピラン環などの5員ま
たは6員の複素環より誘導される複素環基)、−CO−
OR07基、−CO−NRo8o9基、−CO−Ro10基、
シアノ基などが挙げられる。ここで、Ro7〜Ro9は水素
原子またはそれぞれさらに置換基を有していてもよい、
アルキル基(例えば、メチル基、エチル基、プロピル
基、ブチル基、ヘキシル基、オクチル基、デシル基、ド
デシル基、イソプロピル基、イソブチル基、イソペンチ
ル基、tert−ブチル基、2−エチルヘキシル基、例え
ば、ベンジル基、フェネチル基などのアラルキル基な
ど)、シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル基、
シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基
など)、アルケニル基(例えば、ビニル基、2−プロペ
ニル基、3−ブテニル基、1−メチル−3−プロペニル
基、3−ペンテニル基、1−メチル−3−ブテニル基、
4−ヘキセニル基など)、シクロアルケニル基(例え
ば、シクロペンテニル基、シクロヘキセニル基など)、
アルキニル基(例えば、2−プロピニル基、3−ブチニ
ル基など)、アリール基(例えば、フェニル基、ナフチ
ル基など)、複素環基(例えば、ピロール環、イミダゾ
ール環、ピラゾール環、オキサゾール環、チアゾール
環、オキサジアゾール環、チアジアゾール環、ベンズイ
ミダゾール環、ピリジン環、フラン環、チオフェン環、
クロマン環、クマリン環、ピロリジン環、ピペリジン
環、モルホリン環、スルホラン環、テトラヒドロフラン
環、テトラヒドロピラン環などの5員または6員の複素
環より誘導される複素環基)などを表し、Ro10はそれ
ぞれさらに置換基を有していてもよい、アルキル基(例
えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘ
キシル基、オクチル基、デシル基、ドデシル基、イソプ
ロピル基、イソブチル基、イソペンチル基、tert−ブチ
ル基、2−エチルヘキシル基、例えば、ベンジル基、フ
ェネチル基などのアラルキル基など)、シクロアルキル
基(例えば、シクロプロピル基、シクロブチル基、シク
ロペンチル基、シクロヘキシル基など)、アルケニル基
(例えば、ビニル基、2−プロペニル基、3−ブテニル
基、1−メチル−3−プロペニル基、3−ペンテニル
基、1−メチル−3−ブテニル基、4−ヘキセニル基な
ど)、シクロアルケニル基(例えば、シクロペンテニル
基、シクロヘキセニル基など)、アルキニル基(例え
ば、2−プロピニル基、3−ブチニル基など)、アリー
ル基(例えば、フェニル基、ナフチル基など)、複素環
基(例えば、ピロール環、イミダゾール環、ピラゾール
環、オキサゾール環、チアゾール環、オキサジアゾール
環、チアジアゾール環、ベンズイミダゾール環、ピリジ
ン環、フラン環、チオフェン環、クロマン環、クマリン
環、ピロリジン環、ピペリジン環、モルホリン環、スル
ホラン環、テトラヒドロフラン環、テトラヒドロピラン
環などの5員または6員の複素環より誘導される複素環
基)などを表す。また、これらの基が有してもよいとす
る好ましい置換基の例としては、Ra1、Ra3の説明で好
ましい置換基として挙げた置換基が挙げられる。また、
上記のRo1〜Ro6で表される一価の置換基が有してもよ
いとする好ましい置換基の例としては、Ra1、Ra3の説
明で好ましい置換基として挙げた置換基が挙げられる。
また、Ro2とRo3あるいはRo5とRo6とが結合して形成
される環としては、シクロペンテン環、シクロヘキセン
環、ベンゼン環、ナフタレン環、フラン環、チオフェン
環、ピロール環、ピラン環、チオピラン環、ピリジン
環、ピラジン環、ピリダジン環などが挙げられる。
【0039】次に、一般式(B)で表される増感色素に
ついて説明する。一般式(B)で表される増感色素にお
いて、ZB1 、ZB2 、ZB3で表される原子群で形成され
る6π電子系の5員環、6員環及びZB4 、ZB5 、ZB6
で表される原子群で形成される6π電子系の5員環、6
員環としては、例えば、一般式(VI)〜(VIII)におい
て示されている環が挙げられる。また、RB1、RB2で表
される一価の置換基については以下の説明により明らか
にする。一般式(B)で表される増感色素としては、一
般式(VI)〜(VIII)で表される増感色素が好ましい。
【0040】先ず、一般式(VI)で表される増感色素に
ついて説明する。一般式(VI)において、Rd1〜Rd6
表される一価の置換基としては、例えば、それぞれさら
に置換基を有していてもよい、アルキル基(例えば、メ
チル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソプロピ
ル基、イソブチル基、イソペンチル基、tert−ブチル
基、例えば、ベンジル基、フェネチル基などのアラルキ
ル基など)、シクロアルキル基(例えば、シクロプロピ
ル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキ
シル基など)、アルケニル基(例えば、ビニル基、2−
プロペニル基、3−ブテニル基など)、シクロアルケニ
ル基(例えば、シクロペンテニル基、シクロヘキセニル
基など)、アルキニル基(例えば、2−プロピニル基、
3−ブチニル基など)、アリール基(例えば、フェニル
基、ナフチル基など)、複素環基(例えば、ピロール
環、イミダゾール環、ピラゾール環、オキサゾール環、
チアゾール環、オキサジアゾール環、チアジアゾール
環、ベンズイミダゾール環、ピリジン環、フラン環、チ
オフェン環、クロマン環、クマリン環、ピロリジン環、
ピペリジン環、モルホリン環、スルホラン環、テトラヒ
ドロフラン環、テトラヒドロピラン環などの5員または
6員の複素環より誘導される複素環基)、ヒドロキシル
基、アルコキシ基(メトキシ基、エトキシ基、イソプロ
ポキシ基、tert−ブトキシ基、エチレンオキシもしくは
プロピレンオキシ単位を繰り返し含む基など)、アリー
ルオキシ基(例えば、フェノキシ基、ナフトキシ基な
ど)、アシルオキシ基(例えば、アセチルオキシ基、プ
ロパノイルオキシ基、ベンゾイルオキシ基など)、複素
環オキシ基(例えば、ピリジルオキシ基、テトラヒドロ
フラニルオキシ基など)、アシル基(例えば、アセチル
基、プロパノイル基、ベンゾイル基など)、アルコキシ
カルボニル基(例えば、メトキシカルボニル基、エトキ
シカルボニル基、イソプロポキシカルボニル基など)、
アリールオキシカルボニル基(例えば、フェノキシカル
ボニル基、ナフトキシカルボニル基など)、カルバモイ
ル基(例えば、無置換のカルバモイル基、メチルカルバ
モイル基、ジメチルカルバモイル基、エチルカルバモイ
ル基、ブチルカルバモイル基など)、ウレタン基(例え
ば、メトキシカルボニルアミノ基、エトキシカルボニル
アミノ基など)、カルボキシル基、イミド基、アミノ基
(例えば、無置換のアミノ基、エチルアミノ基、ジメチ
ルアミノ基、ブチルアミノ基、アニリノ基、アニシジノ
基、トルイジノ基など)、アシルアミノ基(例えば、ア
セトアミド基、プロパノイルアミノ基、ベンゾイルアミ
ノ基など)、スルホンアミド基(例えば、メタンスルホ
ンアミド基、ブタンスルホンアミド基、ベンゼンスルホ
ンアミド基など)、ウレイド基、チオウレイド基、スル
ファモイルアミノ基、アルキルチオ基(例えば、メチル
チオ基、エチルチオ基、イソプロピルチオ基など)、ア
リールチオ基(例えば、フェニルチオ基、ナフチルチオ
基など)、複素環チオ基(例えば、ベンゾチアゾール−
2−イルチオ基、1−フェニルテトラゾール−5−イル
チオ基など)、アルキルスルホニル基(例えば、メタン
スルホニル基、プロパンスルホニル基、オクタンスルホ
ニル基など)、アリールスルホニル基(例えば、ベンゼ
ンスルホニル基、トルエンスルホニル基など)、ハロゲ
ン原子(塩素原子、フッ素原子、臭素原子など)、シア
ノ基、ニトロ基などが挙げられる。
【0041】Rd1、Rd4で表される一価の置換基として
さらに好ましい基としては、それぞれさらに置換基を有
していてもよい、アルキル基(例えば、メチル基、エチ
ル基、プロピル基、ブチル基、イソプロピル基、イソブ
チル基、イソペンチル基、tert−ブチル基、例えば、ベ
ンジル基、フェネチル基などのアラルキル基など)、シ
クロアルキル基(例えば、シクロプロピル基、シクロブ
チル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基など)、
アルケニル基(例えば、ビニル基、2−プロペニル基、
3−ブテニル基など)、シクロアルケニル基(例えば、
シクロペンテニル基、シクロヘキセニル基など)、アル
キニル基(例えば、2−プロピニル基、3−ブチニル基
など)などが挙げられる。また、Rd2、Rd3、Rd5、R
d6で表される一価の置換基としてさらに好ましい基とし
ては、それぞれさらに置換基を有していてもよい、アル
キル基(例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブ
チル基、イソプロピル基、イソブチル基、イソペンチル
基、tert−ブチル基など)、アルケニル基(例えば、ビ
ニル基、2−プロペニル基、3−ブテニル基など)、ア
リール基(例えば、フェニル基、ナフチル基など)、ヒ
ドロキシル基、アルコキシ基(例えば、メトキシ基、エ
トキシ基、イソプロポキシ基、tert−ブトキシ基、エチ
レンオキシもしくはプロピレンオキシ単位を繰り返し含
む基など)、アリールオキシ基(例えば、フェノキシ
基、ナフトキシ基など)、アシルオキシ基(例えば、ア
セチルオキシ基、プロパノイルオキシ基、ベンゾイルオ
キシ基など)、複素環オキシ基(例えば、ピリジルオキ
シ基、テトラヒドロフラニルオキシ基など)、アシル基
(例えば、アセチル基、プロパノイル基、ベンゾイル基
など)、アルコキシカルボニル基(例えば、メトキシカ
ルボニル基、エトキシカルボニル基、イソプロポキシカ
ルボニル基など)、アリールオキシカルボニル基(例え
ば、フェノキシカルボニル基、ナフトキシカルボニル基
など)、カルバモイル基(例えば、無置換のカルバモイ
ル基、メチルカルバモイル基、ジメチルカルバモイル
基、エチルカルバモイル基、ブチルカルバモイル基な
ど)、ウレタン基(例えば、メトキシカルボニルアミノ
基、エトキシカルボニルアミノ基など)、カルボキシル
基、イミド基、アミノ基(例えば、無置換のアミノ基、
エチルアミノ基、ジメチルアミノ基、ブチルアミノ基、
アニリノ基、アニシジノ基、トルイジノ基など)、アシ
ルアミノ基(例えば、アセトアミド基、プロパノイルア
ミノ基、ベンゾイルアミノ基など)、スルホンアミド基
(例えば、メタンスルホンアミド基、ブタンスルホンア
ミド基、ベンゼンスルホンアミド基など)、ウレイド
基、チオウレイド基、スルファモイルアミノ基、アルキ
ルチオ基(例えば、メチルチオ基、エチルチオ基、イソ
プロピルチオ基など)、アリールチオ基(例えば、フェ
ニルチオ基、ナフチルチオ基など)、複素環チオ基(例
えば、ベンゾチアゾール−2−イルチオ基、1−フェニ
ルテトラゾール−5−イルチオ基など)、アルキルスル
ホニル基(例えば、メタンスルホニル基、プロパンスル
ホニル基、オクタンスルホニル基など)、アリールスル
ホニル基(例えば、ベンゼンスルホニル基、トルエンス
ルホニル基など)、ハロゲン原子(塩素原子、フッ素原
子、臭素原子など)、シアノ基、ニトロ基などが挙げら
れる。また、上記のRd1〜Rd6で表される一価の置換基
が有してもよいとする好ましい置換基の例としては、R
a1、Ra3の説明で好ましい置換基として挙げた置換基が
挙げられる。また、Rd1とRd2、Rd1とRd3、Rd4とR
d5、Rd4とRd6とが結合して形成される環としては、ピ
ロリジン環、ピペリジン環、ピリジン環、ピラジン環、
ピリダジン環、ピリミジン環、トリアジン環などが挙げ
られる。
【0042】次に、一般式(VII)で表される増感色素
について説明する。一般式(VII)において、Re1〜R
e8で表される一価の置換基としては、例えば、それぞれ
さらに置換基を有していてもよい、アルキル基(例え
ば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソ
プロピル基、イソブチル基、イソペンチル基、tert−ブ
チル基、例えば、ベンジル基、フェネチル基などのアラ
ルキル基など)、シクロアルキル基(例えば、シクロプ
ロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロ
ヘキシル基など)、アルケニル基(例えば、ビニル基、
2−プロペニル基、3−ブテニル基など)、シクロアル
ケニル基(例えば、シクロペンテニル基、シクロヘキセ
ニル基など)、アルキニル基(例えば、2−プロピニル
基、3−ブチニル基など)、アリール基(例えば、フェ
ニル基、ナフチル基など)、複素環基(例えば、ピロー
ル環、イミダゾール環、ピラゾール環、オキサゾール
環、チアゾール環、オキサジアゾール環、チアジアゾー
ル環、ベンズイミダゾール環、ピリジン環、フラン環、
チオフェン環、クロマン環、クマリン環、ピロリジン
環、ピペリジン環、モルホリン環、スルホラン環、テト
ラヒドロフラン環、テトラヒドロピラン環などの5員ま
たは6員の複素環より誘導される複素環基)、ヒドロキ
シル基、アルコキシ基(例えば、メトキシ基、エトキシ
基、イソプロポキシ基、tert−ブトキシ基、エチレンオ
キシもしくはプロピレンオキシ単位を繰り返し含む基な
ど)、アリールオキシ基(例えば、フェノキシ基、ナフ
トキシ基など)、アシルオキシ基(例えば、アセチルオ
キシ基、プロパノイルオキシ基、ベンゾイルオキシ基な
ど)、複素環オキシ基(例えば、ピリジルオキシ基、テ
トラヒドロフラニルオキシ基など)、アシル基(例え
ば、アセチル基、プロパノイル基、ベンゾイル基な
ど)、アルコキシカルボニル基(例えば、メトキシカル
ボニル基、エトキシカルボニル基、イソプロポキシカル
ボニル基など)、アリールオキシカルボニル基(例え
ば、フェノキシカルボニル基、ナフトキシカルボニル基
など)、カルバモイル基(例えば、無置換のカルバモイ
ル基、メチルカルバモイル基、ジメチルカルバモイル
基、エチルカルバモイル基、ブチルカルバモイル基な
ど)、ウレタン基(例えば、メトキシカルボニルアミノ
基、エトキシカルボニルアミノ基など)、カルボキシル
基、イミド基、アミノ基(例えば、無置換のアミノ基、
エチルアミノ基、ジメチルアミノ基、ブチルアミノ基、
アニリノ基、アニシジノ基、トルイジノ基など)、アシ
ルアミノ基(例えば、アセトアミド基、プロパノイルア
ミノ基、ベンゾイルアミノ基など)、スルホンアミド基
(例えば、メタンスルホンアミド基、ブタンスルホンア
ミド基、ベンゼンスルホンアミド基など)、ウレイド
基、チオウレイド基、スルファモイルアミノ基、アルキ
ルチオ基(例えば、メチルチオ基、エチルチオ基、イソ
プロピルチオ基など)、アリールチオ基(例えば、フェ
ニルチオ基、ナフチルチオ基など)、複素環チオ基(例
えば、ベンゾチアゾール−2−イルチオ基、1−フェニ
ルテトラゾール−5−イルチオ基など)、アルキルスル
ホニル基(例えば、メタンスルホニル基、プロパンスル
ホニル基、オクタンスルホニル基など)、アリールスル
ホニル基(例えば、ベンゼンスルホニル基、トルエンス
ルホニル基など)、ハロゲン原子(塩素原子、フッ素原
子、臭素原子など)、シアノ基、ニトロ基などが挙げら
れる。
【0043】Re1、Re5で表される一価の置換基として
さらに好ましい基としては、それぞれさらに置換基を有
していてもよい、アルキル基(例えば、メチル基、エチ
ル基、プロピル基、ブチル基、イソプロピル基、イソブ
チル基、イソペンチル基、tert−ブチル基、例えば、ベ
ンジル基、フェネチル基などのアラルキル基など)、シ
クロアルキル基(例えば、シクロプロピル基、シクロブ
チル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基など)、
アルケニル基(例えば、ビニル基、2−プロペニル基、
3−ブテニル基など)、シクロアルケニル基(例えば、
シクロペンテニル基、シクロヘキセニル基など)、アル
キニル基(例えば、2−プロピニル基、3−ブチニル基
など)などが挙げられるが、Re1、Re5としては水素原
子がより好ましい。Re2〜Re4、Re6〜Re8で表される
一価の置換基としてさらに好ましい基としては、それぞ
れさらに置換基を有していてもよい、アルキル基(例え
ば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソ
プロピル基、イソブチル基、イソペンチル基、tert−ブ
チル基など)、アルケニル基(例えば、ビニル基、2−
プロペニル基、3−ブテニル基など)、アリール基(例
えば、フェニル基、ナフチル基など)、ヒドロキシル
基、アルコキシ基(例えば、メトキシ基、エトキシ基、
イソプロポキシ基、tert−ブトキシ基、エチレンオキシ
もしくはプロピレンオキシ単位を繰り返し含む基な
ど)、アリールオキシ基(例えば、フェノキシ基、ナフ
トキシ基など)、アシルオキシ基(例えば、アセチルオ
キシ基、プロパノイルオキシ基、ベンゾイルオキシ基な
ど)、複素環オキシ基(例えば、ピリジルオキシ基、テ
トラヒドロフラニルオキシ基など)、アシル基(例え
ば、アセチル基、プロパノイル基、ベンゾイル基な
ど)、アルコキシカルボニル基(例えば、メトキシカル
ボニル基、エトキシカルボニル基、イソプロポキシカル
ボニル基など)、アリールオキシカルボニル基(例え
ば、フェノキシカルボニル基、ナフトキシカルボニル基
など)、カルバモイル基(例えば、無置換のカルバモイ
ル基、メチルカルバモイル基、ジメチルカルバモイル
基、エチルカルバモイル基、ブチルカルバモイル基な
ど)、ウレタン基(例えば、メトキシカルボニルアミノ
基、エトキシカルボニルアミノ基など)、カルボキシル
基、イミド基、アミノ基(例えば、無置換のアミノ基、
エチルアミノ基、ジメチルアミノ基、ブチルアミノ基、
アニリノ基、アニシジノ基、トルイジノ基など)、アシ
ルアミノ基(例えば、アセトアミド基、プロパノイルア
ミノ基、ベンゾイルアミノ基など)、スルホンアミド基
(例えば、メタンスルホンアミド基、ブタンスルホンア
ミド基、ベンゼンスルホンアミド基など)、ウレイド
基、チオウレイド基、スルファモイルアミノ基、アルキ
ルチオ基(例えば、メチルチオ基、エチルチオ基、イソ
プロピルチオ基など)、アリールチオ基(例えば、フェ
ニルチオ基、ナフチルチオ基など)、複素環チオ基(例
えば、ベンゾチアゾール−2−イルチオ基、1−フェニ
ルテトラゾール−5−イルチオ基など)、アルキルスル
ホニル基(例えば、メタンスルホニル基、プロパンスル
ホニル基、オクタンスルホニル基など)、アリールスル
ホニル基(例えば、ベンゼンスルホニル基、トルエンス
ルホニル基など)、ハロゲン原子(塩素原子、フッ素原
子、臭素原子など)、シアノ基、ニトロ基などが挙げら
れる。また、上記のRe1〜Re8で表される一価の置換基
が有してもよいとする好ましい置換基の例としては、R
a1、Ra3の説明で好ましい置換基として挙げた置換基が
挙げられる。また、Re1とRe2、Re1とRe3、Re5とR
e6、Re5とRe7とが結合して形成される環としては、ピ
ロリジン環、ピペリジン環、ピリジン環、ピラジン環、
ピリダジン環、ピリミジン環、トリアジン環などが挙げ
られる。Re2とRe4、Re6とRe8とが結合して形成され
る環としては、シクロペンテン環、シクロヘキセン環、
ベンゼン環、ナフタレン環、フラン環、チオフェン環、
ピロール環、ピラン環、チオピラン環、ピリジン環、ピ
ラジン環、ピリダジン環などが挙げられる。
【0044】次に、一般式(VIII)で表される増感色素
について説明する。一般式(VIII)において、Rf1〜R
f8で表される一価の置換基としては、例えば、それぞれ
さらに置換基を有していてもよい、アルキル基(例え
ば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソ
プロピル基、イソブチル基、イソペンチル基、tert−ブ
チル基、例えば、ベンジル基、フェネチル基などのアラ
ルキル基など)、シクロアルキル基(例えば、シクロプ
ロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロ
ヘキシル基など)、アルケニル基(例えば、ビニル基、
2−プロペニル基、3−ブテニル基など)、シクロアル
ケニル基(例えば、シクロペンテニル基、シクロヘキセ
ニル基など)、アルキニル基(例えば、2−プロピニル
基、3−ブチニル基など)、アリール基(例えば、フェ
ニル基、ナフチル基など)、複素環基(例えば、ピロー
ル環、イミダゾール環、ピラゾール環、オキサゾール
環、チアゾール環、オキサジアゾール環、チアジアゾー
ル環、ベンズイミダゾール環、ピリジン環、フラン環、
チオフェン環、クロマン環、クマリン環、ピロリジン
環、ピペリジン環、モルホリン環、スルホラン環、テト
ラヒドロフラン環、テトラヒドロピラン環などの5員ま
たは6員の複素環より誘導される複素環基)、ヒドロキ
シル基、アルコキシ基(例えば、メトキシ基、エトキシ
基、イソプロポキシ基、tert−ブトキシ基、エチレンオ
キシもしくはプロピレンオキシ単位を繰り返し含む基な
ど)、アリールオキシ基(例えば、フェノキシ基、ナフ
トキシ基など)、アシルオキシ基(例えば、アセチルオ
キシ基、プロパノイルオキシ基、ベンゾイルオキシ基な
ど)、複素環オキシ基(例えば、ピリジルオキシ基、テ
トラヒドロフラニルオキシ基など)、アシル基(例え
ば、アセチル基、プロパノイル基、ベンゾイル基な
ど)、アルコキシカルボニル基(例えば、メトキシカル
ボニル基、エトキシカルボニル基、イソプロポキシカル
ボニル基など)、アリールオキシカルボニル基(例え
ば、フェノキシカルボニル基、ナフトキシカルボニル基
など)、カルバモイル基(例えば、無置換のカルバモイ
ル基、メチルカルバモイル基、ジメチルカルバモイル
基、エチルカルバモイル基、ブチルカルバモイル基な
ど)、ウレタン基(例えば、メトキシカルボニルアミノ
基、エトキシカルボニルアミノ基など)、カルボキシル
基、イミド基、アミノ基(例えば、無置換のアミノ基、
エチルアミノ基、ジメチルアミノ基、ブチルアミノ基、
アニリノ基、アニシジノ基、トルイジノ基など)、アシ
ルアミノ基(例えば、アセトアミド基、プロパノイルア
ミノ基、ベンゾイルアミノ基など)、スルホンアミド基
(例えば、メタンスルホンアミド基、ブタンスルホンア
ミド基、ベンゼンスルホンアミド基など)、ウレイド
基、チオウレイド基、スルファモイルアミノ基、アルキ
ルチオ基(例えば、メチルチオ基、エチルチオ基、イソ
プロピルチオ基など)、アリールチオ基(例えば、フェ
ニルチオ基、ナフチルチオ基など)、複素環チオ基(例
えば、ベンゾチアゾール−2−イルチオ基、1−フェニ
ルテトラゾール−5−イルチオ基など)、アルキルスル
ホニル基(例えば、メタンスルホニル基、プロパンスル
ホニル基、オクタンスルホニル基など)、アリールスル
ホニル基(例えば、ベンゼンスルホニル基、トルエンス
ルホニル基など)、ハロゲン原子(塩素原子、フッ素原
子、臭素原子など)、シアノ基、ニトロ基などが挙げら
れる。
【0045】Rf1、Rf5で表される一価の置換基として
さらに好ましい基としては、それぞれさらに置換基を有
していてもよい、アルキル基(例えば、メチル基、エチ
ル基、プロピル基、ブチル基、イソプロピル基、イソブ
チル基、イソペンチル基、tert−ブチル基、例えば、ベ
ンジル基、フェネチル基などのアラルキル基など)、シ
クロアルキル基(例えば、シクロプロピル基、シクロブ
チル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基など)、
アルケニル基(例えば、ビニル基、2−プロペニル基、
3−ブテニル基など)、シクロアルケニル基(例えば、
シクロペンテニル基、シクロヘキセニル基など)、アル
キニル基(例えば、2−プロピニル基、3−ブチニル基
など)などが挙げられるが、Rf1、Rf5としては水素原
子がより好ましい。
【0046】Rf2〜Rf4、Rf6〜Rf8で表される一価の
置換基としてさらに好ましい基としては、それぞれさら
に置換基を有していてもよい、アルキル基(例えば、メ
チル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソプロピ
ル基、イソブチル基、イソペンチル基、tert−ブチル基
など)、アルケニル基(例えば、ビニル基、2−プロペ
ニル基、3−ブテニル基など)、アリール基(例えば、
フェニル基、ナフチル基など)、ヒドロキシル基、アル
コキシ基(例えば、メトキシ基、エトキシ基、イソプロ
ポキシ基、tert−ブトキシ基、エチレンオキシもしくは
プロピレンオキシ単位を繰り返し含む基など)、アリー
ルオキシ基(例えば、フェノキシ基、ナフトキシ基な
ど)、アシルオキシ基(例えば、アセチルオキシ基、プ
ロパノイルオキシ基、ベンゾイルオキシ基など)、複素
環オキシ基(例えば、ピリジルオキシ基、テトラヒドロ
フラニルオキシ基など)、アシル基(例えば、アセチル
基、プロパノイル基、ベンゾイル基など)、アルコキシ
カルボニル基(例えば、メトキシカルボニル基、エトキ
シカルボニル基、イソプロポキシカルボニル基など)、
アリールオキシカルボニル基(例えば、フェノキシカル
ボニル基、ナフトキシカルボニル基など)、カルバモイ
ル基(例えば、無置換のカルバモイル基、メチルカルバ
モイル基、ジメチルカルバモイル基、エチルカルバモイ
ル基、ブチルカルバモイル基など)、ウレタン基(例え
ば、メトキシカルボニルアミノ基、エトキシカルボニル
アミノ基など)、カルボキシル基、イミド基、アミノ基
(例えば、無置換のアミノ基、エチルアミノ基、ジメチ
ルアミノ基、ブチルアミノ基、アニリノ基、アニシジノ
基、トルイジノ基など)、アシルアミノ基(例えば、ア
セトアミド基、プロパノイルアミノ基、ベンゾイルアミ
ノ基など)、スルホンアミド基(例えば、メタンスルホ
ンアミド基、ブタンスルホンアミド基、ベンゼンスルホ
ンアミド基など)、ウレイド基、チオウレイド基、スル
ファモイルアミノ基、アルキルチオ基(例えば、メチル
チオ基、エチルチオ基、イソプロピルチオ基など)、ア
リールチオ基(例えば、フェニルチオ基、ナフチルチオ
基など)、複素環チオ基(例えば、ベンゾチアゾール−
2−イルチオ基、1−フェニルテトラゾール−5−イル
チオ基など)、アルキルスルホニル基(例えば、メタン
スルホニル基、プロパンスルホニル基、オクタンスルホ
ニル基など)、アリールスルホニル基(例えば、ベンゼ
ンスルホニル基、トルエンスルホニル基など)、ハロゲ
ン原子(塩素原子、フッ素原子、臭素原子など)、シア
ノ基、ニトロ基などが挙げられる。また、上記のRf1
f8で表される一価の置換基が有してもよいとする好ま
しい置換基の例としては、Ra1、Ra3の説明で好ましい
置換基として挙げた置換基が挙げられる。また、Rf1
f2、Rf5とRf6とが結合して形成される環としては、
シクロペンテン環、シクロヘキセン環、ベンゼン環、ナ
フタレン環、フラン環、チオフェン環、ピロール環、ピ
ラン環、チオピラン環、ピリジン環、ピラジン環、ピリ
ダジン環などが挙げられる。
【0047】次に、一般式(C)で表される増感色素に
ついて説明する。一般式(C)で表される増感色素にお
いて、ZC1で表される原子群で形成される5員環、6員
環及びZC2で表される原子群で形成される5員環、6員
環としては、例えば、一般式(IX)、(X)において示
されている環が挙げられる。一般式(C)で表される増
感色素としては、一般式(IX)、(X)で表される増感
色素が好ましい。
【0048】先ず、一般式(IX)で表される増感色素に
ついて説明する。一般式(IX)において、Rg1、Rg2
表される一価の置換基、Rg3で表される一価の置換基と
しては、例えば、それぞれさらに置換基を有していても
よい、アルキル基(例えば、メチル基、エチル基、プロ
ピル基、ブチル基、イソプロピル基、イソブチル基、イ
ソペンチル基、tert−ブチル基、例えば、ベンジル基、
フェネチル基などのアラルキル基など)、シクロアルキ
ル基(例えば、シクロプロピル基、シクロブチル基、シ
クロペンチル基、シクロヘキシル基など)、アルケニル
基(例えば、ビニル基、2−プロペニル基、3−ブテニ
ル基など)、シクロアルケニル基(例えば、シクロペン
テニル基、シクロヘキセニル基など)、アルキニル基
(例えば、2−プロピニル基、3−ブチニル基など)、
アリール基(例えば、フェニル基、ナフチル基など)、
複素環基(例えば、ピロール環、イミダゾール環、ピラ
ゾール環、オキサゾール環、チアゾール環、オキサジア
ゾール環、チアジアゾール環、ベンズイミダゾール環、
ピリジン環、フラン環、チオフェン環、クロマン環、ク
マリン環、ピロリジン環、ピペリジン環、モルホリン
環、スルホラン環、テトラヒドロフラン環、テトラヒド
ロピラン環などの5員または6員の複素環より誘導され
る複素環基)、ヒドロキシル基、アルコキシ基(例え
ば、メトキシ基、エトキシ基、イソプロポキシ基、tert
−ブトキシ基、エチレンオキシもしくはプロピレンオキ
シ単位を繰り返し含む基など)、アリールオキシ基(例
えば、フェノキシ基、ナフトキシ基など)、アシルオキ
シ基(例えば、アセチルオキシ基、プロパノイルオキシ
基、ベンゾイルオキシ基など)、複素環オキシ基(例え
ば、ピリジルオキシ基、テトラヒドロフラニルオキシ基
など)、アシル基(例えば、アセチル基、プロパノイル
基、ベンゾイル基など)、アルコキシカルボニル基(例
えば、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、
イソプロポキシカルボニル基など)、アリールオキシカ
ルボニル基(例えば、フェノキシカルボニル基、ナフト
キシカルボニル基など)、カルバモイル基(例えば、無
置換のカルバモイル基、メチルカルバモイル基、ジメチ
ルカルバモイル基、エチルカルバモイル基、ブチルカル
バモイル基など)、ウレタン基(例えば、メトキシカル
ボニルアミノ基、エトキシカルボニルアミノ基など)、
カルボキシル基、イミド基、アミノ基(例えば、無置換
のアミノ基、エチルアミノ基、ジメチルアミノ基、ブチ
ルアミノ基、アニリノ基、アニシジノ基、トルイジノ基
など)、アシルアミノ基(例えば、アセトアミド基、プ
ロパノイルアミノ基、ベンゾイルアミノ基など)、スル
ホンアミド基(例えば、メタンスルホンアミド基、ブタ
ンスルホンアミド基、ベンゼンスルホンアミド基な
ど)、ウレイド基、チオウレイド基、スルファモイルア
ミノ基、アルキルチオ基(例えば、メチルチオ基、エチ
ルチオ基、イソプロピルチオ基など)、アリールチオ基
(例えば、フェニルチオ基、ナフチルチオ基など)、複
素環チオ基(例えば、ベンゾチアゾール−2−イルチオ
基、1−フェニルテトラゾール−5−イルチオ基な
ど)、アルキルスルホニル基(例えば、メタンスルホニ
ル基、プロパンスルホニル基、オクタンスルホニル基な
ど)、アリールスルホニル基(例えば、ベンゼンスルホ
ニル基、トルエンスルホニル基など)、ハロゲン原子
(塩素原子、フッ素原子、臭素原子など)、シアノ基、
ニトロ基などが挙げられる。
【0049】Rg1〜Rg3で表される一価の置換基として
さらに好ましい基としては、それぞれさらに置換基を有
していてもよい、アルキル基(例えば、メチル基、エチ
ル基、プロピル基、ブチル基、イソプロピル基、イソブ
チル基、イソペンチル基、tert−ブチル基、例えば、ベ
ンジル基、フェネチル基などのアラルキル基など)、シ
クロアルキル基(例えば、シクロプロピル基、シクロブ
チル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基など)、
アルケニル基(例えば、ビニル基、2−プロペニル基、
3−ブテニル基など)、シクロアルケニル基(例えば、
シクロペンテニル基、シクロヘキセニル基など)、アル
キニル基(例えば、2−プロピニル基、3−ブチニル基
など)、アリール基(例えば、フェニル基、ナフチル基
など)、複素環基(例えば、ピロリジン環、ピペリジン
環、モルホリン環、スルホラン環、テトラヒドロフラン
環、テトラヒドロピラン環などの5員または6員の複素
環より誘導される複素環基)、−CO−ORg4基、−C
O−NRg5g6基、−CO−Rg7基、シアノ基などが挙
げられる。ここで、Rg4〜Rg6は水素原子またはそれぞ
れさらに置換基を有していてもよい、アルキル基(例え
ば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキ
シル基、オクチル基、デシル基、ドデシル基、イソプロ
ピル基、イソブチル基、イソペンチル基、tert−ブチル
基、2−エチルヘキシル基、例えば、ベンジル基、フェ
ネチル基などのアラルキル基など)、シクロアルキル基
(例えば、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロ
ペンチル基、シクロヘキシル基など)、アルケニル基
(例えば、ビニル基、2−プロペニル基、3−ブテニル
基、1−メチル−3−プロペニル基、3−ペンテニル
基、1−メチル−3−ブテニル基、4−ヘキセニル基な
ど)、シクロアルケニル基(例えば、シクロペンテニル
基、シクロヘキセニル基など)、アルキニル基(例え
ば、2−プロピニル基、3−ブチニル基など)、アリー
ル基(例えば、フェニル基、ナフチル基など)、複素環
基(例えば、ピロール環、イミダゾール環、ピラゾール
環、オキサゾール環、チアゾール環、オキサジアゾール
環、チアジアゾール環、ベンズイミダゾール環、ピリジ
ン環、フラン環、チオフェン環、クロマン環、クマリン
環、ピロリジン環、ピペリジン環、モルホリン環、スル
ホラン環、テトラヒドロフラン環、テトラヒドロピラン
環などの5員または6員の複素環より誘導される複素環
基)などを表し、Rg7はそれぞれ置換基を有していても
よい、アルキル基(例えば、メチル基、エチル基、プロ
ピル基、ブチル基、ヘキシル基、オクチル基、デシル
基、ドデシル基、イソプロピル基、イソブチル基、イソ
ペンチル基、tert−ブチル基、2−エチルヘキシル基、
例えば、ベンジル基、フェネチル基などのアラルキル基
など)、シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル
基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシ
ル基など)、アルケニル基(例えば、ビニル基、2−プ
ロペニル基、3−ブテニル基、1−メチル−3−プロペ
ニル基、3−ペンテニル基、1−メチル−3−ブテニル
基、4−ヘキセニル基など)、シクロアルケニル基(例
えば、シクロペンテニル基、シクロヘキセニル基な
ど)、アルキニル基(例えば、2−プロピニル基、3−
ブチニル基など)、アリール基(例えば、フェニル基、
ナフチル基など)、複素環基(例えば、ピロール環、イ
ミダゾール環、ピラゾール環、オキサゾール環、チアゾ
ール環、オキサジアゾール環、チアジアゾール環、ベン
ズイミダゾール環、ピリジン環、フラン環、チオフェン
環、クロマン環、クマリン環、ピロリジン環、ピペリジ
ン環、モルホリン環、スルホラン環、テトラヒドロフラ
ン環、テトラヒドロピラン環などの5員または6員の複
素環より誘導される複素環基)などを表す。また、これ
らの基が有してもよいとする好ましい置換基の例として
は、Ra1、Ra3の説明で好ましい置換基として挙げた置
換基が挙げられる。また、上記のRg3〜Rg3で表される
一価の置換基が有してもよいとする好ましい置換基の例
としては、Ra1、Ra3の説明で好ましい置換基として挙
げた置換基が挙げられる。
【0050】L1〜L4は窒素原子または=CRg3−基を
表す。Rg3は水素原子または一価の置換基を表す。L1
とL2またはL3とL4が共に=CRg3−基である場合、
複数のRg3は同じでも異なってもよいし、隣り合うRg3
がそれぞれ結合して環を形成してもよい。また、L1
2またはL3とL4において、隣り合うRg3がそれぞれ
結合して形成される環としては、シクロペンテン環、シ
クロヘキセン環、ベンゼン環、ナフタレン環、フラン
環、チオフェン環、ピロール環、ピラン環、チオピラン
環、ピリジン環、ピラジン環、ピリダジン環などが挙げ
られる。
【0051】次に、一般式(X)で表される増感色素に
ついて説明する。一般式(X)において、Rh1〜Rh6
表される一価の置換基としては、例えば、それぞれさら
に置換基を有していてもよい、アルキル基(例えば、メ
チル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソプロピ
ル基、イソブチル基、イソペンチル基、tert−ブチル
基、例えば、ベンジル基、フェネチル基などのアラルキ
ル基など)、シクロアルキル基(例えば、シクロプロピ
ル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキ
シル基など)、アルケニル基(例えば、ビニル基、2−
プロペニル基、3−ブテニル基など)、シクロアルケニ
ル基(例えば、シクロペンテニル基、シクロヘキセニル
基など)、アルキニル基(例えば、2−プロピニル基、
3−ブチニル基など)、アリール基(例えば、フェニル
基、ナフチル基など)、複素環基(例えば、ピロール
環、イミダゾール環、ピラゾール環、オキサゾール環、
チアゾール環、オキサジアゾール環、チアジアゾール
環、ベンズイミダゾール環、ピリジン環、フラン環、チ
オフェン環、クロマン環、クマリン環、ピロリジン環、
ピペリジン環、モルホリン環、スルホラン環、テトラヒ
ドロフラン環、テトラヒドロピラン環などの5員または
6員の複素環より誘導される複素環基)、ヒドロキシル
基、アルコキシ基(例えば、メトキシ基、エトキシ基、
イソプロポキシ基、tert−ブトキシ基、エチレンオキシ
もしくはプロピレンオキシ単位を繰り返し含む基な
ど)、アリールオキシ基(例えば、フェノキシ基、ナフ
トキシ基など)、アシルオキシ基(例えば、アセチルオ
キシ基、プロパノイルオキシ基、ベンゾイルオキシ基な
ど)、複素環オキシ基(例えば、ピリジルオキシ基、テ
トラヒドロフラニルオキシ基など)、アシル基(例え
ば、アセチル基、プロパノイル基、ベンゾイル基な
ど)、アルコキシカルボニル基(例えば、メトキシカル
ボニル基、エトキシカルボニル基、イソプロポキシカル
ボニル基など)、アリールオキシカルボニル基(例え
ば、フェノキシカルボニル基、ナフトキシカルボニル基
など)、カルバモイル基(例えば、無置換のカルバモイ
ル基、メチルカルバモイル基、ジメチルカルバモイル
基、エチルカルバモイル基、ブチルカルバモイル基な
ど)、ウレタン基(例えば、メトキシカルボニルアミノ
基、エトキシカルボニルアミノ基など)、カルボキシル
基、イミド基、アミノ基(例えば、無置換のアミノ基、
エチルアミノ基、ジメチルアミノ基、ブチルアミノ基、
アニリノ基、アニシジノ基、トルイジノ基など)、アシ
ルアミノ基(例えば、アセトアミド基、プロパノイルア
ミノ基、ベンゾイルアミノ基など)、スルホンアミド基
(例えば、メタンスルホンアミド基、ブタンスルホンア
ミド基、ベンゼンスルホンアミド基など)、ウレイド
基、チオウレイド基、スルファモイルアミノ基、アルキ
ルチオ基(例えば、メチルチオ基、エチルチオ基、イソ
プロピルチオ基など)、アリールチオ基(例えば、フェ
ニルチオ基、ナフチルチオ基など)、複素環チオ基(例
えば、ベンゾチアゾール−2−イルチオ基、1−フェニ
ルテトラゾール−5−イルチオ基など)、アルキルスル
ホニル基(例えば、メタンスルホニル基、プロパンスル
ホニル基、オクタンスルホニル基など)、アリールスル
ホニル基(例えば、ベンゼンスルホニル基、トルエンス
ルホニル基など)、ハロゲン原子(塩素原子、フッ素原
子、臭素原子など)、シアノ基、ニトロ基などが挙げら
れる。
【0052】Rh1〜Rh6で表される一価の置換基として
さらに好ましい基としては、それぞれさらに置換基を有
していてもよい、アルキル基(例えば、メチル基、エチ
ル基、プロピル基、ブチル基、イソプロピル基、イソブ
チル基、イソペンチル基、tert−ブチル基、例えば、ベ
ンジル基、フェネチル基などのアラルキル基など)、シ
クロアルキル基(例えば、シクロプロピル基、シクロブ
チル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基など)、
アルケニル基(例えば、ビニル基、2−プロペニル基、
3−ブテニル基など)、シクロアルケニル基(例えば、
シクロペンテニル基、シクロヘキセニル基など)、アル
キニル基(例えば、2−プロピニル基、3−ブチニル基
など)、アリール基(例えば、フェニル基、ナフチル基
など)、複素環基(例えば、ピロリジン環、ピペリジン
環、モルホリン環、スルホラン環、テトラヒドロフラン
環、テトラヒドロピラン環などの5員または6員の複素
環より誘導される複素環基)、−CO−ORh7基、−C
O−NRh8h9基、−CO−Rh10基、シアノ基などが
挙げられる。ここで、Rh7〜Rh9は水素原子またはそれ
ぞれさらに置換基を有していてもよい、アルキル基(例
えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘ
キシル基、オクチル基、デシル基、ドデシル基、イソプ
ロピル基、イソブチル基、イソペンチル基、tert−ブチ
ル基、2−エチルヘキシル基、例えば、ベンジル基、フ
ェネチル基などのアラルキル基など)、シクロアルキル
基(例えば、シクロプロピル基、シクロブチル基、シク
ロペンチル基、シクロヘキシル基など)、アルケニル基
(例えば、ビニル基、2−プロペニル基、3−ブテニル
基、1−メチル−3−プロペニル基、3−ペンテニル
基、1−メチル−3−ブテニル基、4−ヘキセニル基な
ど)、シクロアルケニル基(例えば、シクロペンテニル
基、シクロヘキセニル基など)、アルキニル基(例え
ば、2−プロピニル基、3−ブチニル基など)、アリー
ル基(例えば、フェニル基、ナフチル基など)、複素環
基(例えば、ピロール環、イミダゾール環、ピラゾール
環、オキサゾール環、チアゾール環、オキサジアゾール
環、チアジアゾール環、ベンズイミダゾール環、ピリジ
ン環、フラン環、チオフェン環、クロマン環、クマリン
環、ピロリジン環、ピペリジン環、モルホリン環、スル
ホラン環、テトラヒドロフラン環、テトラヒドロピラン
環などの5員または6員の複素環より誘導される複素環
基)などを表し、Rh10はそれぞれ置換基を有していて
もよい、アルキル基(例えば、メチル基、エチル基、プ
ロピル基、ブチル基、ヘキシル基、オクチル基、デシル
基、ドデシル基、イソプロピル基、イソブチル基、イソ
ペンチル基、tert−ブチル基、2−エチルヘキシル基、
例えば、ベンジル基、フェネチル基などのアラルキル基
など)、シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル
基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシ
ル基など)、アルケニル基(例えば、ビニル基、2−プ
ロペニル基、3−ブテニル基、1−メチル−3−プロペ
ニル基、3−ペンテニル基、1−メチル−3−ブテニル
基、4−ヘキセニル基など)、シクロアルケニル基(例
えば、シクロペンテニル基、シクロヘキセニル基な
ど)、アルキニル基(例えば、2−プロピニル基、3−
ブチニル基など)、アリール基(例えば、フェニル基、
ナフチル基など)、複素環基(例えば、ピロール環、イ
ミダゾール環、ピラゾール環、オキサゾール環、チアゾ
ール環、オキサジアゾール環、チアジアゾール環、ベン
ズイミダゾール環、ピリジン環、フラン環、チオフェン
環、クロマン環、クマリン環、ピロリジン環、ピペリジ
ン環、モルホリン環、スルホラン環、テトラヒドロフラ
ン環、テトラヒドロピラン環などの5員または6員の複
素環より誘導される複素環基)などを表す。また、これ
らの基が有してもよいとする好ましい置換基の例として
は、Ra1、Ra3の説明で好ましい置換基として挙げた置
換基が挙げられる。また、上記のRh1〜Rh6で表される
一価の置換基が有してもよいとする好ましい置換基の例
としては、Ra1、Ra3の説明で好ましい置換基として挙
げた置換基が挙げられる。また、Rh2とRh3、Rh5とR
h6とが結合して形成される環としては、シクロペンテン
環、シクロヘキセン環、ベンゼン環、ナフタレン環、フ
ラン環、チオフェン環、ピロール環、ピラン環、チオピ
ラン環、ピリジン環、ピラジン環、ピリダジン環などが
挙げられる。
【0053】次に、一般式(D)で表される増感色素に
ついて説明する。一般式(D)で表される増感色素にお
いて、ZD1で表される原子群で形成される5員環、6員
環及びZD2で表される原子群で形成される5員環、6員
環としては、一般式(XI)〜(XIV)において示されて
いる環が挙げられる。また、一般式(D)で表される増
感色素としては、一般式(XI)〜(XIV)で表される増
感色素が好ましい。
【0054】先ず、一般式(XI)で表される増感色素に
ついて説明する。一般式(XI)において、Ri1〜Ri4
表される一価の置換基としては、例えば、それぞれさら
に置換基を有していてもよい、アルキル基(例えば、メ
チル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソプロピ
ル基、イソブチル基、イソペンチル基、tert−ブチル
基、例えば、ベンジル基、フェネチル基などのアラルキ
ル基など)、シクロアルキル基(例えば、シクロプロピ
ル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキ
シル基など)、アルケニル基(例えば、ビニル基、2−
プロペニル基、3−ブテニル基など)、シクロアルケニ
ル基(例えば、シクロペンテニル基、シクロヘキセニル
基など)、アルキニル基(例えば、2−プロピニル基、
3−ブチニル基など)、アリール基(例えば、フェニル
基、ナフチル基など)、複素環基(例えば、ピロール
環、イミダゾール環、ピラゾール環、オキサゾール環、
チアゾール環、オキサジアゾール環、チアジアゾール
環、ベンズイミダゾール環、ピリジン環、フラン環、チ
オフェン環、クロマン環、クマリン環、ピロリジン環、
ピペリジン環、モルホリン環、スルホラン環、テトラヒ
ドロフラン環、テトラヒドロピラン環などの5員または
6員の複素環より誘導される複素環基)、ヒドロキシル
基、アルコキシ基(例えば、メトキシ基、エトキシ基、
イソプロポキシ基、tert−ブトキシ基、エチレンオキシ
もしくはプロピレンオキシ単位を繰り返し含む基な
ど)、アリールオキシ基(例えば、フェノキシ基、ナフ
トキシ基など)、アシルオキシ基(例えば、アセチルオ
キシ基、プロパノイルオキシ基、ベンゾイルオキシ基な
ど)、複素環オキシ基(例えば、ピリジルオキシ基、テ
トラヒドロフラニルオキシ基など)、アシル基(例え
ば、アセチル基、プロパノイル基、ベンゾイル基な
ど)、アルコキシカルボニル基(例えば、メトキシカル
ボニル基、エトキシカルボニル基、イソプロポキシカル
ボニル基など)、アリールオキシカルボニル基(例え
ば、フェノキシカルボニル基、ナフトキシカルボニル基
など)、カルバモイル基(例えば、無置換のカルバモイ
ル基、メチルカルバモイル基、ジメチルカルバモイル
基、エチルカルバモイル基、ブチルカルバモイル基な
ど)、ウレタン基(例えば、メトキシカルボニルアミノ
基、エトキシカルボニルアミノ基など)、カルボキシル
基、イミド基、アミノ基(例えば、無置換のアミノ基、
エチルアミノ基、ジメチルアミノ基、ブチルアミノ基、
アニリノ基、アニシジノ基、トルイジノ基など)、アシ
ルアミノ基(例えば、アセトアミド基、プロパノイルア
ミノ基、ベンゾイルアミノ基など)、スルホンアミド基
(例えば、メタンスルホンアミド基、ブタンスルホンア
ミド基、ベンゼンスルホンアミド基など)、ウレイド
基、チオウレイド基、スルファモイルアミノ基、アルキ
ルチオ基(例えば、メチルチオ基、エチルチオ基、イソ
プロピルチオ基など)、アリールチオ基(例えば、フェ
ニルチオ基、ナフチルチオ基など)、複素環チオ基(例
えば、ベンゾチアゾール−2−イルチオ基、1−フェニ
ルテトラゾール−5−イルチオ基など)、アルキルスル
ホニル基(例えば、メタンスルホニル基、プロパンスル
ホニル基、オクタンスルホニル基など)、アリールスル
ホニル基(例えば、ベンゼンスルホニル基、トルエンス
ルホニル基など)、ハロゲン原子(塩素原子、フッ素原
子、臭素原子など)、シアノ基、ニトロ基などが挙げら
れる。
【0055】Ri1〜Ri4で表される一価の置換基として
さらに好ましい基としては、それぞれさらに置換基を有
していてもよい、アルキル基(例えば、メチル基、エチ
ル基、プロピル基、ブチル基、イソプロピル基、イソブ
チル基、イソペンチル基、tert−ブチル基、例えば、ベ
ンジル基、フェネチル基などのアラルキル基など)、シ
クロアルキル基(例えば、シクロプロピル基、シクロブ
チル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基など)、
アルケニル基(例えば、ビニル基、2−プロペニル基、
3−ブテニル基など)、シクロアルケニル基(例えば、
シクロペンテニル基、シクロヘキセニル基など)、アル
キニル基(例えば、2−プロピニル基、3−ブチニル基
など)、アリール基(例えば、フェニル基、ナフチル基
など)、複素環基(例えば、ピロール環、イミダゾール
環、ピラゾール環、オキサゾール環、チアゾール環、オ
キサジアゾール環、チアジアゾール環、ベンズイミダゾ
ール環、ピリジン環、フラン環、チオフェン環、クロマ
ン環、クマリン環、ピロリジン環、ピペリジン環、モル
ホリン環、スルホラン環、テトラヒドロフラン環、テト
ラヒドロピラン環などの5員または6員の複素環より誘
導される複素環基)などが挙げられる。また、上記のR
i1〜Ri4で表される一価の置換基が有してもよいとする
好ましい置換基の例としては、Ra1、Ra3の説明で好ま
しい置換基として挙げた置換基が挙げられる。また、R
i1とRi2、Ri3とRi4とが結合して形成される環として
は、ピラゾリン環、ピラゾリジン環、トリアゾリジン
環、ヘキサヒドロピリダジン環、ジヒドロピリダジン環
などが挙げられる。
【0056】次に、一般式(XII)で表される増感色素
について説明する。一般式(XII)において、Rj1、R
j2で表される一価の置換基としては、例えば、それぞれ
さらに置換基を有していてもよい、アルキル基(例え
ば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソ
プロピル基、イソブチル基、イソペンチル基、tert−ブ
チル基、例えば、ベンジル基、フェネチル基などのアラ
ルキル基など)、シクロアルキル基(例えば、シクロプ
ロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロ
ヘキシル基など)、アルケニル基(例えば、ビニル基、
2−プロペニル基、3−ブテニル基など)、シクロアル
ケニル基(例えば、シクロペンテニル基、シクロヘキセ
ニル基など)、アルキニル基(例えば、2−プロピニル
基、3−ブチニル基など)、アリール基(例えば、フェ
ニル基、ナフチル基など)、複素環基(例えば、ピロー
ル環、イミダゾール環、ピラゾール環、オキサゾール
環、チアゾール環、オキサジアゾール環、チアジアゾー
ル環、ベンズイミダゾール環、ピリジン環、フラン環、
チオフェン環、クロマン環、クマリン環、ピロリジン
環、ピペリジン環、モルホリン環、スルホラン環、テト
ラヒドロフラン環、テトラヒドロピラン環などの5員ま
たは6員の複素環より誘導される複素環基)、ヒドロキ
シル基、アルコキシ基(例えば、メトキシ基、エトキシ
基、イソプロポキシ基、tert−ブトキシ基、エチレンオ
キシもしくはプロピレンオキシ単位を繰り返し含む基な
ど)、アリールオキシ基(例えば、フェノキシ基、ナフ
トキシ基など)、アシルオキシ基(例えば、アセチルオ
キシ基、プロパノイルオキシ基、ベンゾイルオキシ基な
ど)、複素環オキシ基(例えば、ピリジルオキシ基、テ
トラヒドロフラニルオキシ基など)、アシル基(例え
ば、アセチル基、プロパノイル基、ベンゾイル基な
ど)、アルコキシカルボニル基(例えば、メトキシカル
ボニル基、エトキシカルボニル基、イソプロポキシカル
ボニル基など)、アリールオキシカルボニル基(例え
ば、フェノキシカルボニル基、ナフトキシカルボニル基
など)、カルバモイル基(例えば、無置換のカルバモイ
ル基、メチルカルバモイル基、ジメチルカルバモイル
基、エチルカルバモイル基、ブチルカルバモイル基な
ど)、ウレタン基(例えば、メトキシカルボニルアミノ
基、エトキシカルボニルアミノ基など)、カルボキシル
基、イミド基、アミノ基(例えば、無置換のアミノ基、
エチルアミノ基、ジメチルアミノ基、ブチルアミノ基、
アニリノ基、アニシジノ基、トルイジノ基など)、アシ
ルアミノ基(例えば、アセトアミド基、プロパノイルア
ミノ基、ベンゾイルアミノ基など)、スルホンアミド基
(例えば、メタンスルホンアミド基、ブタンスルホンア
ミド基、ベンゼンスルホンアミド基など)、ウレイド
基、チオウレイド基、スルファモイルアミノ基、アルキ
ルチオ基(例えば、メチルチオ基、エチルチオ基、イソ
プロピルチオ基など)、アリールチオ基(例えば、フェ
ニルチオ基、ナフチルチオ基など)、複素環チオ基(例
えば、ベンゾチアゾール−2−イルチオ基、1−フェニ
ルテトラゾール−5−イルチオ基)、アルキルスルホニ
ル基(例えば、メタンスルホニル基、プロパンスルホニ
ル基、オクタンスルホニル基など)、アリールスルホニ
ル基(例えば、ベンゼンスルホニル基、トルエンスルホ
ニル基など)、ハロゲン原子(塩素原子、フッ素原子、
臭素原子など)、シアノ基、ニトロ基などが挙げられ
る。
【0057】Rj1、Rj2で表される一価の置換基として
さらに好ましい基としては、それぞれさらに置換基を有
していてもよい、アルキル基(例えば、メチル基、エチ
ル基、プロピル基、ブチル基、イソプロピル基、イソブ
チル基、イソペンチル基、tert−ブチル基、例えば、ベ
ンジル基、フェネチル基などのアラルキル基など)、シ
クロアルキル基(例えば、シクロプロピル基、シクロブ
チル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基など)、
アルケニル基(例えば、ビニル基、2−プロペニル基、
3−ブテニル基など)、シクロアルケニル基(例えば、
シクロペンテニル基、シクロヘキセニル基など)、アル
キニル基(例えば、2−プロピニル基、3−ブチニル基
など)、アリール基(例えば、フェニル基、ナフチル基
など)、複素環基(例えば、ピロール環、イミダゾール
環、ピラゾール環、オキサゾール環、チアゾール環、オ
キサジアゾール環、チアジアゾール環、ベンズイミダゾ
ール環、ピリジン環、フラン環、チオフェン環、クロマ
ン環、クマリン環、ピロリジン環、ピペリジン環、モル
ホリン環、スルホラン環、テトラヒドロフラン環、テト
ラヒドロピラン環などの5員または6員の複素環より誘
導される複素環基)などが挙げられる。また、上記のR
j1、Rj2で表される一価の置換基が有してもよいとする
好ましい置換基の例としては、Ra1、Ra3の説明で好ま
しい置換基として挙げた置換基が挙げられる。
【0058】次に、一般式(XIII)で表される増感色素
について説明する。一般式(XIII)において、Rk1〜R
k4は水素原子またはそれぞれさらに置換基を有していて
もよい、アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル
基、シクロアルケニル基、アルキニル基、アリール基ま
たは複素環基を表すが、アルキル基としては、例えば、
メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル
基、オクチル基、デシル基、ドデシル基、イソプロピル
基、イソブチル基、イソペンチル基、tert−ブチル基、
2−エチルヘキシル基、例えば、ベンジル基、フェネチ
ル基などのアラルキル基などが挙げられ、シクロアルキ
ル基としては、例えば、シクロプロピル基、シクロブチ
ル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基などが挙げ
られ、アルケニル基としては、例えば、ビニル基、2−
プロペニル基、3−ブテニル基、1−メチル−3−プロ
ペニル基、3−ペンテニル基、1−メチル−3−ブテニ
ル基、4−ヘキセニル基などが挙げられ、シクロアルケ
ニル基としては、例えば、シクロペンテニル基、シクロ
ヘキセニル基などが挙げられ、アルキニル基としては、
例えば、2−プロピニル基、3−ブチニル基などが挙げ
られ、アリール基としては、例えば、フェニル基、ナフ
チル基などが挙げられ、複素環基としては、例えば、ピ
ロール環、イミダゾール環、ピラゾール環、オキサゾー
ル環、チアゾール環、オキサジアゾール環、チアジアゾ
ール環、ベンズイミダゾール環、ピリジン環、フラン
環、チオフェン環、クロマン環、クマリン環、ピロリジ
ン環、ピペリジン環、モルホリン環、スルホラン環、テ
トラヒドロフラン環、テトラヒドロピラン環などの5員
または6員の複素環より誘導される複素環基などが挙げ
られる。また、上記のRi1〜Ri4で表されるアルキル
基、シクロアルキル基、アルケニル基、シクロアルケニ
ル基、アルキニル基、アリール基または複素環基が有し
てもよいとする好ましい置換基の例としては、それぞれ
さらに置換基を有していてもよい、アルキル基(例え
ば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソ
プロピル基、イソブチル基、イソペンチル基、tert−ブ
チル基など)、アルケニル基(例えば、ビニル基、2−
プロペニル基、3−ブテニル基など)、アリール基(例
えば、フェニル基、ナフチル基など)、ヒドロキシル
基、アルコキシ基(例えば、メトキシ基、エトキシ基、
イソプロポキシ基、tert−ブトキシ基、エチレンオキシ
もしくはプロピレンオキシ単位を繰り返し含む基な
ど)、アリールオキシ基(例えば、フェノキシ基、ナフ
トキシ基など)、アシルオキシ基(例えば、アセチルオ
キシ基、プロパノイルオキシ基、ベンゾイルオキシ基な
ど)、複素環オキシ基(例えば、ピリジルオキシ基、テ
トラヒドロフラニルオキシ基など)、アシル基(例え
ば、アセチル基、プロパノイル基、ベンゾイル基な
ど)、アルコキシカルボニル基(例えば、メトキシカル
ボニル基、エトキシカルボニル基、イソプロポキシカル
ボニル基など)、アリールオキシカルボニル基(例え
ば、フェノキシカルボニル基、ナフトキシカルボニル基
など)、カルバモイル基(例えば、無置換のカルバモイ
ル基、メチルカルバモイル基、ジメチルカルバモイル
基、エチルカルバモイル基、ブチルカルバモイル基な
ど)、ウレタン基(例えば、メトキシカルボニルアミノ
基、エトキシカルボニルアミノ基など)、カルボキシル
基、イミド基、アミノ基(例えば、無置換のアミノ基、
エチルアミノ基、ジメチルアミノ基、ブチルアミノ基、
アニリノ基、アニシジノ基、トルイジノ基など)、アシ
ルアミノ基(例えば、アセトアミド基、プロパノイルア
ミノ基、ベンゾイルアミノ基など)、スルホンアミド基
(例えば、メタンスルホンアミド基、ブタンスルホンア
ミド基、ベンゼンスルホンアミド基など)、ウレイド
基、チオウレイド基、スルファモイルアミノ基、アルキ
ルチオ基(例えば、メチルチオ基、エチルチオ基、イソ
プロピルチオ基など)、アリールチオ基(例えば、フェ
ニルチオ基、ナフチルチオ基など)、複素環チオ基(例
えば、ベンゾチアゾール−2−イルチオ基、1−フェニ
ルテトラゾール−5−イルチオ基など)、アルキルスル
ホニル基(例えば、メタンスルホニル基、プロパンスル
ホニル基、オクタンスルホニル基など)、アリールスル
ホニル基(例えば、ベンゼンスルホニル基、トルエンス
ルホニル基など)、ハロゲン原子(塩素原子、フッ素原
子、臭素原子など)、シアノ基、ニトロ基などが挙げら
れる。また、Rk1とRk2、Rk3とRk4とが結合して形成
される環としては、シクロペンタン環、シクロヘキサン
環、テトラヒドロフラン環、テトラヒドロピラン環、ピ
ロリジン環、ピペリジン環などが挙げられる。
【0059】次に、一般式(XIV)で表される増感色素
について説明する。一般式(XIV)において、Rm1〜R
m4で表される一価の置換基としては、例えば、それぞれ
さらに置換基を有していてもよい、アルキル基(例え
ば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソ
プロピル基、イソブチル基、イソペンチル基、tert−ブ
チル基、例えば、ベンジル基、フェネチル基などのアラ
ルキル基など)、シクロアルキル基(例えば、シクロプ
ロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロ
ヘキシル基など)、アルケニル基(例えば、ビニル基、
2−プロペニル基、3−ブテニル基など)、シクロアル
ケニル基(例えば、シクロペンテニル基、シクロヘキセ
ニル基など)、アルキニル基(例えば、2−プロピニル
基、3−ブチニル基など)、アリール基(例えば、フェ
ニル基、ナフチル基など)、複素環基(例えば、ピロー
ル環、イミダゾール環、ピラゾール環、オキサゾール
環、チアゾール環、オキサジアゾール環、チアジアゾー
ル環、ベンズイミダゾール環、ピリジン環、フラン環、
チオフェン環、クロマン環、クマリン環、ピロリジン
環、ピペリジン環、モルホリン環、スルホラン環、テト
ラヒドロフラン環、テトラヒドロピラン環などの5員ま
たは6員の複素環より誘導される複素環基)、ヒドロキ
シル基、アルコキシ基(例えば、メトキシ基、エトキシ
基、イソプロポキシ基、tert−ブトキシ基、エチレンオ
キシもしくはプロピレンオキシ単位を繰り返し含む基な
ど)、アリールオキシ基(例えば、フェノキシ基、ナフ
トキシ基など)、アシルオキシ基(例えば、アセチルオ
キシ基、プロパノイルオキシ基、ベンゾイルオキシ基な
ど)、複素環オキシ基(例えば、ピリジルオキシ基、テ
トラヒドロフラニルオキシ基など)、アシル基(例え
ば、アセチル基、プロパノイル基、ベンゾイル基な
ど)、アルコキシカルボニル基(例えば、メトキシカル
ボニル基、エトキシカルボニル基、イソプロポキシカル
ボニル基など)、アリールオキシカルボニル基(例え
ば、フェノキシカルボニル基、ナフトキシカルボニル基
など)、カルバモイル基(例えば、無置換のカルバモイ
ル基、メチルカルバモイル基、ジメチルカルバモイル
基、エチルカルバモイル基、ブチルカルバモイル基な
ど)、ウレタン基(例えば、メトキシカルボニルアミノ
基、エトキシカルボニルアミノ基など)、カルボキシル
基、イミド基、アミノ基(例えば、無置換のアミノ基、
エチルアミノ基、ジメチルアミノ基、ブチルアミノ基、
アニリノ基、アニシジノ基、トルイジノ基など)、アシ
ルアミノ基(例えば、アセトアミド基、プロパノイルア
ミノ基、ベンゾイルアミノ基など)、スルホンアミド基
(例えば、メタンスルホンアミド基、ブタンスルホンア
ミド基、ベンゼンスルホンアミド基など)、ウレイド
基、チオウレイド基、スルファモイルアミノ基、アルキ
ルチオ基(例えば、メチルチオ基、エチルチオ基、イソ
プロピルチオ基など)、アリールチオ基(例えば、フェ
ニルチオ基、ナフチルチオ基など)、複素環チオ基(例
えば、ベンゾチアゾール−2−イルチオ基、1−フェニ
ルテトラゾール−5−イルチオ基など)、アルキルスル
ホニル基(例えば、メタンスルホニル基、プロパンスル
ホニル基、オクタンスルホニル基など)、アリールスル
ホニル基(例えば、ベンゼンスルホニル基、トルエンス
ルホニル基など)、ハロゲン原子(塩素原子、フッ素原
子、臭素原子など)、シアノ基、ニトロ基などが挙げら
れる。
【0060】Rm1〜Rm4として好ましいものとしては、
水素原子、それぞれさらに置換基を有していてもよい、
アルキル基(例えば、メチル基、エチル基、プロピル
基、ブチル基、イソプロピル基、イソブチル基、イソペ
ンチル基、tert−ブチル基、例えば、ベンジル基、フェ
ネチル基などのアラルキル基など)、シクロアルキル基
(例えば、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロ
ペンチル基、シクロヘキシル基など)、アルケニル基
(例えば、ビニル基、2−プロペニル基、3−ブテニル
基など)、シクロアルケニル基(例えば、シクロペンテ
ニル基、シクロヘキセニル基など)、アルキニル基(例
えば、2−プロピニル基、3−ブチニル基など)、アリ
ール基(例えば、フェニル基、ナフチル基など)、複素
環基(例えば、ピロール環、イミダゾール環、ピラゾー
ル環、オキサゾール環、チアゾール環、オキサジアゾー
ル環、チアジアゾール環、ベンズイミダゾール環、ピリ
ジン環、フラン環、チオフェン環、クロマン環、クマリ
ン環、ピロリジン環、ピペリジン環、モルホリン環、ス
ルホラン環、テトラヒドロフラン環、テトラヒドロピラ
ン環などの5員または6員の複素環より誘導される複素
環基)などが挙げられる。また、上記のRm1〜Rm4で表
される一価の置換基が有してもよいとする好ましい置換
基の例としては、Ra1、Ra3の説明で好ましい置換基と
して挙げた置換基が挙げられる。以下に、本発明の一般
式(A)〜(D)で表される増感色素(本発明の増感色
素)の具体例を示すが、本発明で用いられる一般式
(A)〜(D)で表される増感色素はこれらに限定され
るものではない。
【0061】
【化39】
【0062】
【化40】
【0063】
【化41】
【0064】
【化42】
【0065】
【化43】
【0066】
【化44】
【0067】
【化45】
【0068】
【化46】
【0069】
【化47】
【0070】
【化48】
【0071】
【化49】
【0072】
【化50】
【0073】
【化51】
【0074】
【化52】
【0075】本発明の増感色素は従来公知の方法により
準じて合成することができる。本発明の光重合開始剤を
エチレン性不飽和結合を少なくとも1つ有する化合物の
光重合開始剤として用いる場合、エチレン性不飽和結合
を少なくとも1つ有する化合物100重量部に対して、
0.05〜30重量部の本発明の増感色素を用いること
が好ましい。さらに好ましくは0.1〜20重量部であ
る。本発明の増感色素は単独でまたは2種以上を併用し
て好適に使用することができる。次に、ラジカル発生剤
について説明する。本発明に用いられるラジカル発生剤
としては従来公知の種々のものを用いることができ、例
えば、オニウム塩、ハロゲン化物(例えば、α−ハロア
セトフェノン類、トリクロロメチルトリアジン類等)、
アゾ化合物、芳香族カルボニル化合物(ベンゾインエス
テル類、ケタール類、アセトフェノン類、o−アシルオ
キシイミノケトン類、アシルホスフィンオキサイド類
等)、ビスイミダゾール(例えば、ヘキサアリールビス
イミダゾール)、過酸化物、鉄アレーン錯体、チタノセ
ン化合物などが挙げられが、オニウム塩、ハロゲン化ト
リアジン、鉄アレーン錯体、ビスイミダゾール、チタノ
セン化合物または有機過酸化物が好ましい。
【0076】有機過酸化物としては、特開昭59−15
04号公報ならびに特開昭61−240807号公報に
記載の有機過酸化物を用いることができる。具体的な化
合物としては、メチルエチルケトンパーオキサイド、メ
チルイソブチルケトンパーオキサイド、シクロヘキサノ
ンパーオキサイド、メチルシクロヘキサノンパーオキサ
イド、メチルシクロヘキサノンパーオキサイド、3,
3,5−トリメチルシクロヘキサノンパーオキサイドな
どのケトンパーオキサイド、アセチルパーオキサイド、
プロピオニルパーオキサイド、イソブチルパーオキサイ
ド、オクタノイルパーオキサイド、3,5,5−トリメ
チルヘキサノイルデカノイルパーオキサイド、ウラロイ
ルパーオキサイド、ベンゾイルパーキサイド、ベンゾイ
ルパーオキサイド、p−クロロベンゾイルパーオキサイ
ド、2,4−ジクロロベンゾイルパーオキサイド、アセ
チルシクロヘキサンスルホニルパーオキサイドなどのジ
アシルパーオキサイド類、tert−ブチルヒドロパーオキ
サイド、クメンヒドロパーオキサイド、ジイソプロピル
ベンゼンヒドロパーオキサイド、p−メタンヒドロパー
オキサイド、2,5−ジメチルヘキサン−2,5−ジヒ
ドロパーオキサイド、1,1,3,3−テトラメチルブ
チルヒドロパーオキサイドなどのヒドロパーオキサイド
類、ジ−tert−ブチルパーオキサイド、tert−ブチルク
ミルパーオキサイド、1,3−ビス(tert−ブチルパー
オキシイソプロピル)ベンゼン、2,5−ジメチル−
2,5−ジ(tert−ブチルパーオキシ−3,3,5−ト
リメチルシクロヘキサン、n−ブチル−4,4′−ビス
(tert−ブチルパーオキシ)ブタンなどのパーオキシケ
タール類、tert−ブチルパーオキシアセテート、tert−
ブチルパーオキシイソブチレート、tert−ブチルパーオ
キシオクトエート、tert−ブチルパーオキシピバレー
ト、tert−ブチルパーオキシネオデカネート、tert−ブ
チルパーオキシ−3,5,5−トリメチルヘキサノエー
ト、tert−ブチルパーオキシベンゾエートジ−tert−ブ
チルパーオキシフタレート、tert−ブチルパーオキシイ
ソフタレート、tert−ブチルパーオキシラウレート、
2,5−ジメチル−2,5−ジベンゾイルパーオキシヘ
キサンなどのアルキルパーエステル類、ジ−2−エチル
ヘキシルパーオキシジカーボネート、ジーイソプロピル
パーオキシジカーボネート、ジ−sec−ブチルパーオキ
シカーボネート、ジ−n−プロピルパーオキシジカーボ
ネート、ジーメトキシイソプロピルパーオキシジカーボ
ネート、ジ−3−メトキシブチルパーオキシジカーボネ
ート、ジ−2−エトキシエチルパーオキシジカーボネー
ト、ビス−(4−tert−ブチルシクロヘキシル)パーオ
キシジカーボネートなどのパーオキシカーボネート類、
コハク酸パーオキシキサイドに代表される水溶性パーオ
キサイド類が挙げられる。本発明に特に好ましく用いら
れる有機過酸化物を以下に示す。
【0077】
【化53】 また、本発明で好ましく用いることができる鉄アレーン
錯体としては下記の構造のものが挙げられる。
【0078】
【化54】 また、本発明で用いることができるチタノセン化合物は
特に限定されないが、例えば、特開昭59−15239
6号公報、特開昭61−151197号公報等に記載さ
れている各種チタノセン化合物から適宜選んで用いるこ
とができる。さらに具体的には、ジシクロペンタジエニ
ル−Ti−ジクロライド、ジシクロペンタジエニル−T
i−ビス−フェニル、ジシクロペンタジエニル−Ti−
ビス−2,3,4,5,6−ペンタフルオロフェニ−1
−イル、ジシクロペンタジエニル−Ti−ビス−2,
3,5,6−テトラフルオロフェニ−1−イル、ジシク
ロペンタジエニル−Ti−ビス−2,4,6−トリフル
オロフェニ−1−イル、ジシクロペンタジエニル−Ti
−ビス−2,6−ジフルオロフェニ−1−イル、ジシク
ロペンタジエニル−Ti−ビス−2,4−ジフルオロフ
ェニ−1−イル、ジメチルペンタジエニル−Ti−ビス
−2,3,4,5,6−ペンタフルオロフェニ−1−イ
ル、ジメチルペンタジエニル−Ti−ビス−2,3,
5,6−テトラフルオロフェニ−1−イル、ジメチルペ
ンタジエニル−Ti−ビス−2,6−ジフルオロフェニ
−1−イル、ジシクロペンタジエニル−Ti−ビス−
2,6−ジフルオロ−3−(ピル−1−イル)−フェニ
−1−イル(以下、Ti−1という)が挙げられるが、
これらの中で、特に好ましいものは下記の構造のTi−
1である。
【0079】
【化55】 本発明で好ましく用いることができるオニウム塩として
は、ヨードニウム塩、スルフォニウム塩、ホスフォニウ
ム塩、スタンノニウム塩などが挙げられ、特公昭55−
39162号公報、特開昭59−14023号公報及び
「マクロモレキュルス(Macromolecule
s)、第10巻、第1307頁(1977年)に記載の
各種オニウム化合物を用いることができる。ヨードニウ
ム塩としては、好ましくはジアリールヨードニウム塩を
用いることができる。また、オニウム塩としては、ジフ
ェニルヨードニウム塩、ジトリルヨードニウム塩、フェ
ニル(p−メトキシフェニル)ヨードニウム塩、ビス
(m−ニトロフェニル)ヨードニウム塩、ビス(p−te
rt−ブチルフェニル)ヨードニウム塩、ビス(p−シア
ノフェニル)ヨードニウム塩等のクロリド、ブロミド、
四フッ化ホウ素塩、六フッ化ホウ素塩、六フッ化リン
塩、六フッ化ヒ素塩、六フッ化アントモン塩、過塩素酸
塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸
塩、p−トリフルオロメチルベンゼンスルホン酸塩、n
−ブチルトリフェニルホウ素塩等も挙げられる。本発明
では2,4,5−トリアリールイミダゾール2量体を好
ましく用いることができる。特開昭55−127550
号、特開昭60−202437号に記載されている下記
の構造のものを用いることが好ましい。
【0080】
【化56】 本発明のラジカル発生剤の使用量は、ラジカル発生剤の
種類及び使用形態により異なるが、本発明の光重合開始
剤をエチレン性不飽和結合を少なくとも1つ有する化合
物の光重合開始剤として用いる場合、エチレン性不飽和
結合を少なくとも1つ有する化合物100重量部に対し
て、0.01〜10重量部のラジカル発生剤を用いるこ
とが好ましい。本発明の光重合開始剤及び光重合組成物
には、重合を促進する重合促進剤を含有せしめることが
好ましい。これら重合促進剤の具体例としては、例え
ば、トリエタノールアミン、N、N−ジエチルアニリン
等のアミン類、米国特許第4,414,312号明細書
や特開昭64−13144号公報に記載のチオール類、
特開平2−29161号公報に記載のジスルフィド類、
米国特許第3,558,322号明細書や特開昭64−
17048号公報に記載のチオン類、特開平2−215
60号公報に記載のo−アシルチオヒドロキサメートや
N−アルコキシピリジンチオン類が挙げられる。本発明
において、これら重合促進剤としては、アミン化合物や
イオウ化合物(例えば、チオール、ジスルフィド等)に
代表される重合促進剤や連鎖移動触媒等を用いることが
好ましい。特に好ましいアミン化合物はN、N−ジエチ
ルアニリンであり、イオウ化合物は2−メルカプトベン
ゾチアゾールである。また、本発明の光重合開始剤、光
重合組成物に、例えば、下記一般式(XV)で表される如
きアミノ酸誘導体を含有させることにより感度を高める
ことができる。
【0081】
【化57】 〔式中、R1〜R5は水素原子または一価の置換基を表
す。R6は水素原子またはそれぞれさらに置換基を有し
ていてもよい、アルキル基、シクロアルキル基、アルケ
ニル基、シクロアルケニル基、アルキニル基、アリール
基または複素環基を表す。R7、R8は水素原子またはそ
れぞれさらに置換基を有していてもよい、アルキル基ま
たはシクロアルキル基を表す。R9は水素原子またはそ
れぞれさらに置換基を有していてもよい、アルキル基、
シクロアルキル基、アルケニル基、シクロアルケニル
基、アルキニル基、アリール基または複素環基を表
す。〕
【0082】一般式(XV)において、R1〜R5で表され
る一価の置換基としては、例えば、それぞれさらに置換
基を有していてもよい、アルキル基(例えば、メチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソプロピル
基、イソブチル基、イソペンチル基、tert−ブチル基、
例えば、ベンジル基、フェネチル基などのアラルキル基
など)、アルケニル基(例えば、ビニル基、2−プロペ
ニル基、3−ブテニル基など)、アリール基(例えば、
フェニル基、ナフチル基など)、複素環基(例えば、1
−イミダゾリル基、1−ピラゾリル基、1−ベンズイミ
ダゾリル基、1−インダゾリル基、1−ベンゾトリアゾ
リル基等)、ヒドロキシル基、アルコキシ基(例えば、
メトキシ基、エトキシ基、イソプロポキシ基、tert−ブ
トキシ基、エチレンオキシもしくはプロピレンオキシ単
位を繰り返し含む基など)、アリールオキシ基(例え
ば、フェノキシ基、ナフトキシ基など)、アシルオキシ
基(例えば、アセチルオキシ基、プロパノイルオキシ
基、ベンゾイルオキシ基など)、複素環オキシ基(例え
ば、ピリジルオキシ基、テトラヒドロフラニルオキシ基
など)、アシル基(例えば、アセチル基、プロパノイル
基、ベンゾイル基など)、アルコキシカルボニル基(例
えば、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、
イソプロポキシカルボニル基など)、アリールオキシカ
ルボニル基(例えば、フェノキシカルボニル基、ナフト
キシカルボニル基など)、カルバモイル基(例えば、無
置換のカルバモイル基、メチルカルバモイル基、ジメチ
ルカルバモイル基、エチルカルバモイル基、ブチルカル
バモイル基など)、ウレタン基(例えば、メトキシカル
ボニルアミノ基、エトキシカルボニルアミノ基など)、
カルボキシル基、イミド基、アミノ基(例えば、無置換
のアミノ基、エチルアミノ基、ジメチルアミノ基、ブチ
ルアミノ基、アニリノ基、アニシジノ基、トルイジノ基
など)、アシルアミノ基(例えば、アセトアミド基、プ
ロパノイルアミノ基、ベンゾイルアミノ基など)、スル
ホンアミド基(例えば、メタンスルホンアミド基、ブタ
ンスルホンアミド基、ベンゼンスルホンアミド基な
ど)、ウレイド基、チオウレイド基、スルファモイルア
ミノ基、アルキルチオ基(例えば、メチルチオ基、エチ
ルチオ基、イソプロピルチオ基など)、アリールチオ基
(例えば、フェニルチオ基、ナフチルチオ基など)、複
素環チオ基(例えば、ベンゾチアゾール−2−イルチオ
基、1−フェニルテトラゾール−5−イルチオ基な
ど)、アルキルスルホニル基(例えば、メタンスルホニ
ル基、プロパンスルホニル基、オクタンスルホニル基な
ど)、アリールスルホニル基(例えば、ベンゼンスルホ
ニル基、トルエンスルホニル基など)、ハロゲン原子
(塩素原子、フッ素原子、臭素原子など)、シアノ基、
ニトロ基などが挙げられる。R6は水素原子またはそれ
ぞれさらに置換基を有していてもよい、アルキル基、シ
クロアルキル基、アルケニル基、シクロアルケニル基、
アルキニル基、アリール基または複素環基を表すが、ア
ルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロ
ピル基、ブチル基、ヘキシル基、オクチル基、デシル
基、ドデシル基、イソプロピル基、イソブチル基、イソ
ペンチル基、tert−ブチル基、2−エチルヘキシル基、
例えば、ベンジル基、フェネチル基などのアラルキル基
などが挙げられ、シクロアルキル基としては、例えば、
シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル
基、シクロヘキシル基などが挙げられ、アルケニル基と
しては、例えば、ビニル基、2−プロペニル基、3−ブ
テニル基、1−メチル−3−プロペニル基、3−ペンテ
ニル基、1−メチル−3−ブテニル基、4−ヘキセニル
基などが挙げられ、シクロアルケニル基としては、例え
ば、シクロペンテニル基、シクロヘキセニル基などが挙
げられ、アルキニル基としては、例えば、2−プロピニ
ル基、3−ブチニル基などが挙げられ、アリール基とし
ては、例えば、フェニル基、ナフチル基などが挙げら
れ、複素環基としては、例えば、ピロール環、イミダゾ
ール環、ピラゾール環、オキサゾール環、チアゾール
環、オキサジアゾール環、チアジアゾール環、ベンズイ
ミダゾール環、ピリジン環、フラン環、チオフェン環、
クロマン環、クマリン環、ピロリジン環、ピペリジン
環、モルホリン環、スルホラン環、テトラヒドロフラン
環、テトラヒドロピラン環などの5員または6員の複素
環より誘導される複素環基が挙げられる。
【0083】R7、R8は水素原子またはそれぞれさらに
置換基を有していてもよい、アルキル基またはシクロア
ルキル基を表すが、アルキル基としては、例えば、メチ
ル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基、
オクチル基、デシル基、ドデシル基、イソプロピル基、
イソブチル基、イソペンチル基、tert−ブチル基、2−
エチルヘキシル基などが挙げられ、シクロアルキル基と
しては、例えば、シクロプロピル基、シクロブチル基、
シクロペンチル基、シクロヘキシル基などが挙げられ
る。R9は水素原子またはそれぞれさらに置換基を有し
ていてもよい、アルキル基、シクロアルキル基、アルケ
ニル基、シクロアルケニル基、アルキニル基、アリール
基または複素環基を表すが、アルキル基としては、例え
ば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキ
シル基、オクチル基、デシル基、ドデシル基、イソプロ
ピル基、イソブチル基、イソペンチル基、tert−ブチル
基、2−エチルヘキシル基、例えば、ベンジル基、フェ
ネチル基などのアラルキル基などが挙げられ、シクロア
ルキル基としては、例えば、シクロプロピル基、シクロ
ブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基などが
挙げられ、アルケニル基としては、例えば、ビニル基、
2−プロペニル基、3−ブテニル基、1−メチル−3−
プロペニル基、3−ペンテニル基、1−メチル−3−ブ
テニル基、4−ヘキセニル基などが挙げられ、シクロア
ルケニル基としては、例えば、シクロペンテニル基、シ
クロヘキセニル基などが挙げられ、アルキニル基として
は、例えば、2−プロピニル基、3−ブチニル基などが
挙げられ、アリール基としては、例えば、フェニル基、
ナフチル基などが挙げられ、複素環基としては、例え
ば、ピロール環、イミダゾール環、ピラゾール環、オキ
サゾール環、チアゾール環、オキサジアゾール環、チア
ジアゾール環、ベンズイミダゾール環、ピリジン環、フ
ラン環、チオフェン環、クロマン環、クマリン環、ピロ
リジン環、ピペリジン環、モルホリン環、スルホラン
環、テトラヒドロフラン環、テトラヒドロピラン環など
の5員または6員の複素環より誘導される複素環基が挙
げられる。
【0084】また、これらのR6〜R9がさらに有してい
てもよいとする好ましい置換基としては、例えば、それ
ぞれ置換基を有していてもよい、アルキル基(例えば、
メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソプロ
ピル基、イソブチル基、イソペンチル基、tert−ブチル
基など)、アルケニル基(例えば、ビニル基、2−プロ
ペニル基、3−ブテニル基など)、アルキル基(例え
ば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソ
プロピル基、イソブチル基、イソペンチル基、tert−ブ
チル基など)、ヒドロキシル基、アルコキシ基(例えば
メトキシ基、エトキシ基、イソプロポキシ基、tert−ブ
トキシ基、エチレンオキシもしくはプロピレンオキシ単
位を繰り返し含む基など)、アリールオキシ基(例え
ば、フェノキシ基、ナフトキシ基など)、アシルオキシ
基(例えば、アセチルオキシ基、プロパノイルオキシ
基、ベンゾイルオキシ基など)、複素環オキシ基(例え
ば、ピリジルオキシ基、テトラヒドロフラニルオキシ基
など)、アシル基(例えば、アセチル基、プロパノイル
基、ベンゾイル基など)、アルコキシカルボニル基(例
えば、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、
イソプロポキシカルボニル基など)、アリールオキシカ
ルボニル基(例えば、フェノキシカルボニル基、ナフト
キシカルボニル基など)、カルバモイル基(例えば、無
置換のカルバモイル基、メチルカルバモイル基、ジメチ
ルカルバモイル基、エチルカルバモイル基、ブチルカル
バモイル基など)、ウレタン基(例えば、メトキシカル
ボニルアミノ基、エトキシカルボニルアミノ基など)、
カルボキシル基、イミド基、アミノ基(例えば、無置換
のアミノ基、エチルアミノ基、ジメチルアミノ基、ブチ
ルアミノ基、アニリノ基、アニシジノ基、トルイジノ基
など)、アシルアミノ基(例えば、アセトアミド基、プ
ロパノイルアミノ基、ベンゾイルアミノ基など)、スル
ホンアミド基(例えば、メタンスルホンアミド基、ブタ
ンスルホンアミド基、ベンゼンスルホンアミド基な
ど)、ウレイド基、チオウレイド基、スルファモイルア
ミノ基、アルキルチオ基(例えば、メチルチオ基、エチ
ルチオ基、イソプロピルチオ基など)、アリールチオ基
(例えば、フェニルチオ基、ナフチルチオ基など)、複
素環チオ基(例えば、ベンゾチアゾール1−2−イルチ
オ基、1−フェニルテトラゾール−5−イルチオ基な
ど)、アルキルスルホニル基(例えば、メタンスルホニ
ル基、プロパンスルホニル基、オクタンスルホニル基な
ど)、アリールスルホニル基(例えば、ベンゼンスルホ
ニル基、トルエンスルホニル基など)、ハロゲン原子
(塩素原子、フッ素原子、臭素原子など)、シアノ基、
ニトロ基などが挙げられる。
【0085】本発明の光重合開始剤をエチレン性不飽和
結合を少なくとも1つ有する化合物の光重合開始剤とし
て用いる場合、エチレン性不飽和結合を少なくとも1つ
有する化合物100重量部に対して、0.01〜20重
量部の上記のアミノ酸誘導体を用いることが好ましい。
さらに好ましくは0.1〜20重量部である。含有量が
0.01重量部未満の場合には光硬化性が不充分であ
り、含有量が50重量部を超えると光硬化性がかえって
低下するので好ましくない。このようなアミノ酸誘導体
の具体例としては、例えば、N−フェニルグリシン、N
−(p−メチルフェニル)グリシン、N−(p−アセチ
ルフェニル)グリシン、N−(m−アセチルフェニル)
グリシン、N−(p−トリフルオロメチルフェニル)グ
リシン、N−(m−トリフルオロメチルフェニル)グリ
シン、N−(p−メトキシフェニル)グリシン、N−
(m−メトキシフェニル)グリシン、N−(p−メトキ
シカルボニルフェニル)グリシン、N−(m−クロロフ
ェニル)グリシン、N−(o−クロロフェニル)グリシ
ン、N−(p−フルオロフェニル)グリシン、N−(p
−シアノフェニル)グリシン、N−(m−シアノフェニ
ル)グリシン、N−メチル−N−フェニルグリシン等が
挙げられる。
【0086】次に、本発明の光重合組成物に用いられる
エチレン性不飽和結合を有する化合物について説明す
る。本発明においてエチレン性不飽和二重結合を有する
化合物とは、光重合性組成物が活性光線の照射を受けた
場合、光重合開始剤の作用により付加重合し、硬化する
ようなエチレン性不飽和二重結合を有する化合物であっ
て、例えば、エチレン性不飽和二重結合を有する単量
体、または、側鎖もしくは主鎖にエチレン性不飽和二重
結合を有する重合体が挙げられる。なお、上記単量体の
意味するところは、所謂高分子物質に相対する概念であ
る。従って、狭義の単量体以外に二量体、三量体、オリ
ゴマーをも包含するものである。本発明のエチレン性不
飽和二重結合を有する化合物としては公知のモノマーが
特に制限なく使用することができる。具体的モノマーと
しては、例えば、2−エチルヘキシルアクリレート、2
−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロ
ピルアクリレート等の単官能アクリル酸エステル及びそ
の誘導体あるいはこれらのアクリレートをメタクリレー
ト、イタコネート、クロトネート、マレエート等に代え
た化合物、ポリエチレングリコールジアクリレート、ペ
ンタエリスリトールジアクリレート、ビスフェノールA
ジアクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグ
リコールのε−カプロラクトン付加物のジアクリレート
等の2官能アクリル酸エステル及びその誘導体あるいは
これらのアクリレートをメタクリレート、イタコネー
ト、クロトネート、マレエート等に代えた化合物、トリ
メチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ジペン
タエリスリトールペンタアクリレート、ジペンタエリス
リトールヘキサアクリレート、ピロガロールトリアクリ
レート等の多官能アクリル酸エステル及びその誘導体あ
るいはこれらのアクリレートをメタクリレート、イタコ
ネート、クロトネート、マレエート等に代えた化合物等
を挙げることができる。また、適当な分子量のオリゴマ
ーにアクリル酸、またはメタアクリル酸を導入し、光重
合性を付与した、いわゆるプレポリマーと呼ばれるもの
も好適に使用できる。また、この他に、特開昭58−2
12994号公報、同61−6649号公報、同62−
46688号公報、同62−48589号公報、同62
−173295号公報、同62−187092号公報、
同63−67189号公報、特開平1−244891号
公報等に記載の化合物などを挙げることができ、さら
に、「11290の化学商品」化学工業日報社、p.2
86〜p.294に記載の化合物、「UV・EB硬化ハ
ンドブック(原料編)」高分子刊行会、p.11〜65
に記載の化合物なども本発明においては好適に用いるこ
とができる。これらの中で、分子内に2個以上のアクリ
ル基またはメタクリル基を有する化合物が好ましく、さ
らに分子量が10,000以下、より好ましくは5,0
00以下のものが好ましい。また、本発明ではこれらの
モノマーあるいはプレポリマーのうち1種または2種以
上を混合して用いることができる。上記エチレン性不飽
和基を有する化合物は本発明において感光層中に好まし
くは20〜80重量部、より好ましくは30〜70重量
部含有される。本発明の光重合組成物を感光材料に用い
る場合、その支持体としては、紙、合成紙(例えば、ポ
リプロピレンを主成分とする合成紙)、樹脂フィルムあ
るいはシート、さらには樹脂を2層以上積層してなるプ
ラスチックフィルムあるいはシート、各種高分子材料、
金属、セラミック、木材パルプやセルロースパルプ、サ
ルファイトパルプなどを抄造した紙等に樹脂層を積層し
たフィルムまたはシートなどを用いることができる。上
記樹脂としては、アクリル酸エステル、メタクリル酸エ
ステル等のアクリル樹脂、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタ
レート、ポリカーボネート、ポリアリレート等のポリエ
ステル系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、
ポリフッ化ビニリデン、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリスチレン等のポリオレフィン系樹脂、ナイロ
ン、芳香族ポリアミド等のポリアミド系樹脂、ポリエー
テルエーテルケトン、ポリスルホン、ポリエーテルスル
ホン、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリパラバン
酸、フェノキシ樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、メ
ラミン樹脂、アルキッド樹脂、フェノール樹脂、フッ素
樹脂、シリコーン樹脂などが挙げられる。
【0087】感光材料が平版印刷版作成用感光材料であ
る場合には、感光性層を設ける支持体として、アルミニ
ウム、亜鉛、銅、鋼等の金属板、並びにクロム、亜鉛、
銅、ニッケル、アルミニウム、鉄等がメッキまたは蒸着
された金属板、紙、プラスチックフィルム及びガラス
板、樹脂が塗布された紙、アルミニウム等の金属箔が張
られた紙、親水化処理したプラスチックフィルム等が用
いられる。これらのうち好ましいのは、アルミニウム板
であり、砂目立て処理、陽極酸化処理及び必要に応じて
封孔処理等の表面処理が施されたアルミニウム板を用い
ることがより好ましい。これらの処理には公知の方法を
用いることができる。砂目立て処理の方法としては、例
えば、機械的方法、電解によりエッチングする方法が挙
げられる。機械的方法としては、例えば、ボール研磨
法、ブラシ研磨法、液体ホーニングによる研磨法、バフ
研磨法が挙げられる。アルミニウム材の組成等に応じて
上述の各種方法を単独あるいは組合せて用いることがで
きる。好ましいのは、電解エッチングによる方法であ
る。
【0088】電解エッチングは、燐酸、硫酸、塩酸、硝
酸等の酸の単独ないし2種以上混合した浴で行われる。
砂目立て処理の後、必要に応じてアルカリあるいは酸の
水溶液によってデスマット処理を行い中和して水洗す
る。陽極酸化処理には、電解液として、硫酸、クロム
酸、シュウ酸、燐酸、マロン酸等を1種または2種以上
含む溶液を用いられ、アルミニウム板を陽極として電解
して行われる。形成された陽極酸化皮膜量は1〜50m
g/dm2が適当であり、好ましくは10〜40mg/
dm2である。陽極酸化皮膜量は、例えば、アルミニウ
ム板を燐酸クロム酸溶液に浸積し、酸化皮膜を溶解し、
皮膜の溶解前後の重量変化を測定するなどして求められ
る。封孔処理は、沸騰水処理、水蒸気処理、ケイ酸ソー
ダ処理、重クロム酸塩水溶液処理などが具体例として挙
げられる。この他にアルミニウム板支持体に対して、水
溶性高分子化合物や、フッ化ジルコン等の金属塩水溶液
による下引処理を施すこともできる。支持体には通常3
〜1000μm厚さの支持体が用いられるが、厚さは8
〜300μmがより好ましい。
【0089】感光層にはバインダー樹脂を用いることが
できる。これらバインダー樹脂としては、公知の種々の
ポリマーを使用することができる。具体的なバインダー
の詳細は、米国特許4,072,527号に記載されて
いる。より好ましいバインダーとしては、特開昭54−
98613号公報に記載されているような芳香族性水酸
基を有する単量体、例えば、N−(4−ヒドロキシフェ
ニル)アクリルアミド、N−(4−ヒドロキシフェニ
ル)メタクリルアミド、o−、m−、またはp−ヒドロ
キシスチレン、o−、m−、またはp−ヒドロキシフェ
ニルメタクリレート等と他の単量体との共重合物、米国
特許第4,123,276号明細書中に記載されている
ようなヒドロキシエチルアクリレート単位またはヒドロ
キシエチルメタクリレートを含むポリマー、シェラッ
ク、ロジン等の天然樹脂、ポリビニルアルコール、米国
特許第3,751,257号明細書に記載されているよ
うなポリアミド樹脂、米国特許第3,660,097号
明細書に記載されているような線状ポリウレタン樹脂、
ポリビニルアルコールのフタレー化樹脂、ビスフェノー
ルAとエピクロルヒドリンから縮合されたエポキシ樹
脂、酢酸セルロース、セルロースアセテートフタレート
等のセルロース樹脂が挙げられる。バインダー樹脂とし
ては前述の樹脂の中から、1種または2種以上のものを
組み合わせて用いることができる。中でも、塩化ビニ
ル、塩化ビニル1−酢酸ビニル共重合樹脂、アクリル樹
脂、メタクリル樹脂、ポリスチレン、ポリカーボネー
ト、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリビニル
ブチラール、スチレン−アクリロニトリル、ポリビニル
アセタール、ニトロセルロース、エチルセルロース等の
溶剤可溶性ポリマーが好ましい。これらのバインダー
は、有機溶媒に溶解して、あるいは、ラテックス分散し
て使用することができる。バインダーの使用量は、その
使用目的に応じて、また、単層構成であるか重層構成で
あるかにより異なるが、支持体1m2当たり1.0〜2
0gが好ましい。
【0090】本発明の感光性層には目的を損なわない範
囲であれば、他の増感剤、熱重合禁止剤、熱溶融性化合
物、酸素補足剤、酸素クエンチャー、可塑剤等の他の成
分を含有せしめることができる。増感剤としては、特開
昭64−13140号に記載のトリアジン系化合物、特
開昭64−13141号に記載の芳香族オニウム塩、芳
香族ハロニウム塩、特開昭64−13143号に記載の
有機過酸化物、特公昭45−37377号明や米国特許
第3,652,275号に記載のビスイミダゾール化合
物、チオール類等が用いることができる。増感剤の添加
量は、バインダーとバインダーの合計量100重量部に
対して、10重量部以下であり、好ましくは0.01〜
5重量部程度である。熱重合防止剤としては、キノン
系、フェノール系等の化合物を好ましく用いることがで
き、例えば、ハイドロキノン、ピロガロール、p−メト
キシフェノール、カテコール、β−ナフトール、2,6
−ジ−t−ブチル−p−クレゾール等が用いられる。熱
重合防止剤の添加量は、エチレン性不飽和結合を有する
化合物とバインダーの合計量100重量部に対して、1
0重量部以下であり、好ましくは0.01〜5重量部程
度である。酸素クエンチャーとしては、N,N−ジアル
キルアニリン誘導体が好ましく、例えば、米国特許4,
772,541号の第11カラム58行目から第12カ
ラム35行目に記載の化合物を用いることができる。可
塑剤としては、フタル酸エステル類、トリメリット酸エ
ステル類、アジピン酸エステル類、その他飽和あるいは
不飽和カルボン酸エステル類、クエン酸エステル類、エ
ポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ油、エポキシステア
リン酸エポキシ類、正リン酸エステル類、亜燐酸エステ
ル類、グリコールエステル類などを用いることができ
る。熱溶融性化合物としては、常温で固体であり、加熱
時に可逆的に液体となる化合物が用いられる。前記熱溶
融性物質としては、テルピネオール、メントール、1,
4−シクロヘキサンジオール、フェノール等のアルコー
ル類、アセトアミド、ベンズアミド等のアミド類、クマ
リン、ケイ皮酸ベンジル等のエステル類、ジフェニルエ
ーテル、クラウンエーテル等のエーテル類、カンファ
ー、p−メチルアセトフェノン等のケトン類、バニリ
ン、ジメトキシベンズアルデヒド等のアルデヒド類、ノ
ルボルネン、スチルベン等の炭化水素類、マルガリン酸
等の高級脂肪酸、エイコサノール等の高級アルコール、
パルミチン酸セチル等の高級脂肪酸エステル、ステアリ
ン酸アミド等の高級脂肪酸アミド、ベヘニルアミン等の
高級アミンなどに代表される単分子化合物、蜜ロウ、キ
ャンデリラワックス、パラフィンワックス、エステルワ
ックス、モンタンロウ、カルナバワックス、アミドワッ
クス、ポリエチレンワックス、マイクロクリスタリンワ
ックスなどのワックス類、エステルガム、ロジンマレイ
ン酸樹脂、ロジンフェノール樹脂等のロジン誘導体、フ
ェノール樹脂、ケトン樹脂、エポキシ樹脂、ジアリルフ
タレート樹脂、テルペン系炭化水素樹脂、シクロペンタ
ジエン樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリカプロラクト
ン系樹脂、ポリエチレングリコール、ポリプロピレング
リコールなどのポリオレフィンオキサイドなどに代表さ
れる高分子化合物などを挙げることができる。
【0091】更に必要に応じて感光性層に酸化防止剤、
フィラー、帯電防止剤などを添加してもよい。酸化防止
剤としては、クロマン系化合物、クラマン系化合物、フ
ェノール系化合物、ハイドロキノン誘導体、ヒンダード
アミン誘導体、スピロインダン系化合物、硫黄系化合
物、リン系化合物などを用いることができ、特開昭59
−182785号公報、同60−130735号公報、
同61−159644号公報、特開平1−127387
号公報、「11290の化学商品」化学工業日報社、
p.862〜868等に記載の化合物、写真その他の画
像記録材料に耐久性を改善するものとして公知の化合物
を挙げることができる。フィラーとしては、無機微粒子
や有機樹脂粒子を用いることができる。用いることがで
きる無機微粒子としてはシリカゲル、炭酸カルシウム、
酸化チタン、酸化亜鉛、硫酸バリウム、タルク、クレ
ー、カオリン、酸性白土、活性白土、アルミナ等を挙げ
ることができ、有機樹脂粒子としてはフッ素樹脂粒子、
グアナミン樹脂粒子、アクリル樹脂粒子、シリコン樹脂
粒子等の樹脂粒子が挙げられる。帯電防止剤としては、
カチオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤、非イオ
ン性界面活性剤、高分子帯電防止剤、導電性微粒子など
のほか、「11290の化学商品」化学工業日報社、
p.875〜p.876などに記載の化合物なども好適
に用いることができる。本発明の平版印刷版作成用感光
材料において、感光性層は単層で形成されてもよいし、
二層以上の複数層で構成されてもよい。また、複数層で
構成する場合は組成の異なる感光性層で構成してもよ
く、この場合、着色剤を含有しない感光性層と共に着色
剤を含有する感光性層で構成してもよい。本発明の平版
印刷版作成用感光材料において、感光性層の厚みは0.
2〜10μmが好ましく、より好ましくは0.5〜5μ
mである。
【0092】感光性層は、その形成成分を溶媒に分散あ
るいは溶解して塗工液を調製し、この塗工液を直接積層
塗布し乾燥するかまたは後述するカバーシート上に塗布
し乾燥することにより支持体上に形成される。支持体と
感光清掃の間には中間層を設けてもよい。上記塗工液の
調製に用いる溶媒としては、水、アルコール類(例え
ば、エタノール、プロパノール)、セロソルブ類(例え
ば、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ)、芳香族類
(例えば、トルエン、キシレン、クロルベンゼン)、ケ
トン類(例えば、アセトン、メチルエチルケトン)、エ
ステル系溶剤(例えば、酢酸エチル、酢酸ブチルな
ど)、エーテル類(例えば、テトラヒドロフラン、ジオ
キサン)、塩素系溶剤(例えば、クロロホルム、トリク
ロルエチレン)、アミド系溶剤(例えば、ジメチルホル
ムアミド、N−メチルピロリドン)、ジメチルスルホキ
シド等が挙げられる。塗工液の塗布には、従来から公知
のグラビアロールによる面順次塗り別け塗布法、押し出
し塗布法、ワイヤーバー塗布法、ロール塗布法等を用い
ることができる。
【0093】本発明においては、露光はレーザー走査露
光により行うことが好ましい。走査露光には、一般によ
く知られているルビーレーザー、YAGレーザー、ガラ
スレーザー等の固体レーザー;He−Neレーザー、A
rイオンレーザー、Krイオンレーザー、CO2レーザ
ー、COレーザー、He−Cdレーザー、N2レーザ
ー、エキシマレーザー等の気体レーザー;InGaPレ
ーザー、AlGaAsレーザー、GaAsPレーザー、
InGaAsレーザー、InAsPレーザー、CdSn
2レーザー、GaSbレーザー等の半導体レーザー、
化学レーザー、色素レーザー等を用途に合わせて適宜選
択して使用できるが、400nm〜550nmの波長の
レーザー光を用いることができ、本発明においては、ア
ルゴンレーザー488nm±5nm、W−YAGレーザ
ー532nm±5nmを用いることが好ましい。本発明
の平版印刷版作製用感光材料を用いて平版印刷版を作製
する場合、平版印刷版作製用感光材料の感光性層に40
0nm〜550nmの波長のレーザー光で像様に走査露
光を行なった後、保護層及び感光性層の未露光部分を溶
出除去して平版印刷版を作製することができ、レーザー
光の光源としてアルゴンレーザー488nm±5nm、
W−YAGレーザー532nm±5nmを用いることが
好ましい。なお、レーザー光の波長は、室温(20〜2
5℃)、湿度50%±2%の条件下で測定した値であ
る。レーザー光を用いた露光は、レーザー光をビーム状
に絞り、画像データに応じた走査露光を行うことをによ
り、マスク材料を使用せず、直接書き込みを行うことが
できる。また、レーザー光を光源として用いることで、
露光面積を微小サイズに絞ることが容易となり、高解像
度の画像形成が可能となる。
【0094】
【実施例】以下に、本発明を実施例により具体的に説明
するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるも
のではない。なお、実施例における「部」は、特に断り
ない限り「重量部」を表す。 実施例1 (バインダーの合成)窒素気流下で、三ツ口フラスコに
メタクリル酸12部、メタクリル酸メチル70部、アク
リロニトリル8部、メタクリル酸エチル10部、エタノ
ール500部及びα、α′−アゾビスイソブチロニトリ
ル3部を入れ、80℃のオイルバスで6時間反応させ
た。その後、トリエチルアンモニウムクロライド3部及
びグリシジルメタクリレート2部を加えて3時間反応さ
せ、アクリル系共重合体1を得た。GPCを用いて測定
した重量平均分子量は約50,000、DSC(示差熱
分析法)を用いて測定したガラス転移温度(Tg)は約
85℃であった。 (支持体の作製)厚さ0.24mmのアルミニウム板
(材質1050,調質H16)を65℃に保たれた5%
水酸化ナトリウム水溶液に浸漬し、1分間の脱脂処理を
行った後、水洗した。この脱脂アルミニウム板を、25
℃に保たれた10%塩酸水溶液中に1分間浸漬して中和
した後、水洗した。次いで、このアルミニウム板を、
0.3重量%の硝酸水溶液中で、25℃、電流密度10
0A/dm2の条件下に交流電流により60秒間、電解
粗面化を行った後、60℃に保たれた5%水酸化ナトリ
ウム水溶液中で10秒間のデスマット処理を行った。デ
スマット処理を行った粗面化アルミニウム板を、15%
硫酸溶液中で、25℃、電流密度10A/dm2、電圧
15Vの条件下に1分間陽極酸化処理を行い、更に3%
硅酸ナトリウムを用い90℃で封孔処理を行って支持体
を作製した。 支持体の表面の中心線平均粗さ(Ra)
は0.65μmであった。
【0095】(支持体への下引き層設置)上記支持体上
に、下記組成の下引き層塗工液を乾燥時の塗布量が0.
1g/m 2になるようワイヤーバーで塗布し、90℃で
1分間乾燥し、更に110℃で3分間の加熱処理を行っ
て下引き済み支持体を作成した。 下引き層塗工液 γ−メタクリロキシキシプロピルトリメトキシシラン 1部 メチルエチルケトン 80部 シクロヘキサノン 19部 (平版印刷版材料の作製)上記下引き済み支持体上に、
下記組成の光重合性感光層塗工液を乾燥時の塗布量が
1.4g/m2になるようワイヤーバーで塗布し、95
℃で1.5分間乾燥した。その後、更に該感光層上に、
下記組成のオーバーコート層塗工液を乾燥時の塗布量が
2.0g/m2になるようになるようアプリケーターで
塗布し、75℃で1.5分間乾燥して、感光層上にオー
バーコート層を有する実施例1の平版印刷版材料を作製
した。
【0096】 〈光重合性感光層塗工液〉 アクリル系共重合体1(合成バインダー,分子量Mw=5万)35.0部 増感色素1 4.0部 IRGACURE 784(チバスペシャリティケミカルズ製) 4.0部 EO変性トリス(アクリロキシエチル)イソシアヌル酸(アロニクスM−31 5:東亞合成社製) 35.0部 ポリテトラメチレングリコールジアクリレート(PTMGA−250:共栄社 化学社製) 10.0部 多官能ウレタンアクリレート(U−15HA:新中村化学工業社製) 5.0部 フタロシアニン顔料(MHI454:御国色素社製) 6.0部 2−t−ブチル−6−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルベンジ ル)−4−メチルフェニルアクリレート(スミライザーGS:住友3M社製) 0.5部 弗素系界面活性剤(FC−431;住友スリーエム社製) 0.5部 メチルエチルケトン(沸点=79.6℃) 80部 シクロペンタノン(沸点=129℃) 820部 〈オーバーコート層塗工液〉 ポリビニルアルコール(GL−03:日本合成化学社製) 89部 水溶性ポリアミド(P−70:東レ社製) 10部 界面活性剤(F142D:大日本インキ工業社製) 0.5部 水 900部
【0097】(画像形成)このようにして作製した平版
印刷版材料を、FD−YAGレーザー光源(532n
m)を搭載したCTP露光装置(Tigercat:E
CRM社製)を用いて2540dpiの解像度で画像露
光を行った。次いで、現像前にオーバーコート層を除去
する前水洗部、下記現像液組成の現像液を充填した現像
部、版面に付着した現像液を取り除く水洗部、画線部保
護のためのガム液(SGW−2:コニカ社製を2倍希釈
したもの)を充填した画線部保護部を備えたCTP自動
現像機(PHW23−V:Technigraph社
製)で現像処理を行い、平版印刷版を得た。
【0098】 現像液組成(下記添加剤を含有する水溶液) Aケイ酸カリ 8.0重量% ペレックスNBL:花王(株)製 3.0重量% 苛性カリ pH=12.3となる添加量
【0099】実施例2〜30 実施例1において、増感色素1に代え、表1に示す増感
色素を用いた以外は実施例1の平版印刷版材料と同様に
して実施例2〜30の平版印刷版材料を作製し、実施例
1と同様にして画像を形成した。
【0100】
【化58】
【0101】(平版印刷版の評価)上記のようにして作
製した平版印刷版材料について、以下の評価をした。 ≪感度≫画像部の膜減りが観察されず、かつ、175線
・50%の網点露光部が、作製した平版印刷版面上で5
0%に再現できる露光量を適性露光量とし、その露光量
で感度を評価した。光源としてアルゴンレーザー光源
(488nm)を用いたときの感度も評価した。 ≪耐刷性≫175線の画像を適性露光量で露光、現像し
て作製した平版印刷版を、印刷機(ハイデルGTO:ハ
イデルベルグ社製)で、コート紙、印刷インキ(ハイプ
ラスM紅:東洋インキ製造社製)及び湿し水(SEU−
3:コニカ社製、2.5%水溶液)を用いて印刷を行
い、ハイライト部の点細り、シャドウ部の絡みの発生す
る印刷枚数をもって耐刷性を評価した。 ≪保存性≫露光、現像処理する前の生試料を、55℃・
20%RHの条件で恒温槽(TABI ESPEC:C
ORP製)に3日間保存した後、上記と同様に露光、現
像を行い、印刷時の非画線部の汚れの発生有無を評価し
た。評価基準は以下の通り。 5:非画線部が完全に除去できている。 4:非画線部の所々に除去できない感光層が薄く残る。 3:非画線部の全面に除去できない感光層が薄く残る。 2:非画線部の全面に除去できない感光層が残る。 1:非画線部が全く除去できない。 得られた結果を以下の表1に示す。
【0102】
【表1】 表1の結果から、本発明の光重合開始剤を用いて作製し
た平版印刷版材料は、高い感度と保存性を有しており、
本発明の光重合開始剤は高感度にラジカルを発生してい
ることがわかる。また、本発明の増感色素を用いて作製
した平版印刷版材料は優れた耐刷性を示すこともわか
る。
【0103】実施例31〜63 実施例1の増感色素1に代え、表2に示す増感色素を表
2に示す添加量で用い、また、IRGACURE 784(ラジカル
発生剤) に代え、表2に示すラジカル発生剤を表2に
示す添加量で用い、さらに、表2に示す重合促進剤を表
2に示す添加量で用いた以外は実施例1の平版印刷版材
料と同様にして実施例31〜63の平版印刷版材料を作
製し、実施例1と同様にして画像を形成した。
【0104】
【表2】
【0105】
【化59】
【0106】(平版印刷版の評価)上記のようにして作
製した平版印刷版材料について、以下の評価をした。 ≪感度≫画像部の膜減りが観察されず、かつ、175線
・50%の網点露光部が、作製した平版印刷版面上で5
0%に再現できる露光量を適性露光量とし、その露光量
で感度を評価した。光源としてアルゴンレーザー光源
(488nm)を用いたときの感度も評価した。 (平版印刷版の評価)上記のようにして得られた平版印
刷版について、以下の評価をした。 ≪感度≫画像部の膜減りが観察されず、かつ、175線
・50%の網点露光部が、作製した平版印刷版面上で5
0%に再現できる露光量を適性露光量とし、その露光量
で感度を評価した。光源としてアルゴンレーザー光源
(488nm)を用いたときの感度も評価した。 ≪保存性≫露光、現像処理する前の生試料を、55℃・
20%RHの条件で恒温槽(TABI ESPEC:C
ORP製)に3日間投入した後、上記と同様に露光、現
像を行い、印刷時の非画線部の汚れの発生有無を評価し
た。評価基準は以下の通り。 5:非画線部が完全に除去できている。 4:非画線部の所々に除去できない感光層が薄く残る。 3:非画線部の全面に除去できない感光層が薄く残る。 2:非画線部の全面に除去できない感光層が残る。 1:非画線部が全く除去できない。 得られた結果を以下の表3に示す。
【0107】
【表3】
【0108】表3の結果から、本発明の光重合開始剤を
用いて作製した平版印刷版材料は、高い感度と保存性を
有しており、本発明の光重合開始剤は高感度にラジカル
を発生していることがわかる。また、重合促進剤の併用
によってさらに高い感度が得られることがわかる。
【0109】
【発明の効果】本発明により、400〜550nmの波
長の光で書込ができ、良好な感度で画像を形成できる光
重合開始剤、ラジカル発生方法、光重合性組成物を提供
することができる。これを用いて高感度かつ保存安定性
に優れた平版印刷版作製用感光材料が作製でき、かつ、
本発明の平版印刷版の作製方法により高感度で保存性に
優れた印刷版材料を得ることができる。とりわけ、本発
明の光重合開始剤は488nmまたは532nm付近の
光により高感度にラジカルを発生することができ、解像
度、感度の良好な画像を形成でき、488nmまたは5
32nm付近の波長域に高い感光性を有し、かつ保存安
定性に優れた平版印刷版材料を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C09B 57/00 C09B 57/00 F J Z 57/04 57/04 Fターム(参考) 2H025 AB03 AB20 AC08 AD01 BC13 BC42 CA27 CA28 CA30 CA39 CA41 2H096 AA06 BA05 EA04 EA23 4H056 DD03 DD04 DD06 DD07 DD16 DD19 DD23 DD28 DD29 EA15 FA05 4J011 AA01 AA05 QA03 QA08 QA17 QA18 QA22 QA24 QA26 QB16 SA76 SA78 SA82 SA83 SA86 SA87 SA88 UA02 VA01 WA01 4J015 BA03 DA16 DA23 EA04 EA08 EA10

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラジカル発生剤及び下記一般式(A)で
    表される増感色素を含有することを特徴とする光重合開
    始剤。 【化1】 〔式中、ZA1 、ZA2 、ZA3は協同して6π電子系の5
    員環、6員環を形成する原子群を表し、ZA4 、ZA5
    A6は協同して6π電子系の5員環、6員環を形成する
    原子群を表す。〕
  2. 【請求項2】 一般式(A)で表される増感色素が下記
    一般式(I)で表される増感色素であることを特徴とす
    る請求項1に記載の光重合開始剤。 【化2】 〔式中、Ra1〜Ra4は水素原子または一価の置換基を表
    す。〕
  3. 【請求項3】 一般式(A)で表される増感色素が下記
    一般式(II)で表される増感色素であることを特徴とす
    る請求項1に記載の光重合開始剤。 【化3】 〔式中、Rb1、Rb2は水素原子または一価の置換基を表
    す。〕
  4. 【請求項4】 一般式(A)で表される増感色素が下記
    一般式(III)で表される増感色素であることを特徴と
    する請求項1に記載の光重合開始剤。 【化4】 〔式中、Rc1、Rc2は水素原子または一価の置換基を表
    し、Xc1、Xc2は酸素原子、硫黄原子、−NH−基また
    は−NRc3−基を表す。Rc3はそれぞれさらに置換基を
    有していてもよい、アルキル基、シクロアルキル基、ア
    ルケニル基、シクロアルケニル基、アルキニル基、アリ
    ール基または複素環基を表す。また、Xc1が−NRc3
    基である場合、Rc1とRc3はRc1とRc3とが結合して環
    を形成するものであってもよく、Xc2が−NRc3−基で
    ある場合、Rc2とRc3はRc2とRc3とが結合して環を形
    成するものであってもよい。また、Xc1及びXc2が共に
    −NRc3−基である場合、2つのRc3は同じでも異なっ
    ていてもよい。〕
  5. 【請求項5】 一般式(A)で表される増感色素が下記
    一般式(IV)で表される増感色素であることを特徴とす
    る請求項1に記載の光重合開始剤。 【化5】 〔式中、Rn1〜Rn6は水素原子または一価の置換基を表
    す。また、Rn2とRn3はRn2とRn3とが結合して環を形
    成するものであってもよく、Rn5とRn6はRn5とRn6
    が結合して環を形成するものであってもよい。Yn1及び
    n2は酸素原子または硫黄原子を表す。〕
  6. 【請求項6】 一般式(A)で表される増感色素が下記
    一般式(V)で表される増感色素であることを特徴とす
    る請求項1に記載の光重合開始剤。 【化6】 〔式中、Ro1〜Ro6は水素原子または一価の置換基を表
    す。また、Ro2とRo3はRo2とRo3とが結合して環を形
    成するものであってもよく、Ro5とRo6はRo5とRo6
    が結合して環を形成するものであってもよい。〕
  7. 【請求項7】 ラジカル発生剤及び下記一般式(B)で
    表される増感色素を含有することを特徴とする光重合開
    始剤。 【化7】 〔式中、RB1、RB2は水素原子または一価の置換基を表
    す。ZB1 、ZB2 、ZB3は協同して6π電子系の5員環
    を形成する原子群を表し、ZB4 、ZB5 、ZB6は協同し
    て6π電子系の5員環を形成する原子群を表す。〕
  8. 【請求項8】 一般式(B)で表される増感色素が下記
    一般式(VI)で表される増感色素であることを特徴とす
    る請求項7に記載の光重合開始剤。 【化8】 〔式中、Rd1〜Rd6は水素原子または一価の置換基を表
    す。また、Rd1とRd2はRd1とRd2とが結合して環を形
    成するものであってもよく、Rd1とRd3はRd1とRd3
    が結合して環を形成するものであってもよい。また、R
    d4とRd5はRd4とRd5とが結合して環を形成するもので
    あってもよく、Rd4とRd6はRd4とRd6とが結合して環
    を形成するものであってもよい。〕
  9. 【請求項9】 一般式(B)で表される増感色素が下記
    一般式(VII)で表される増感色素であることを特徴と
    する請求項7に記載の光重合開始剤。 【化9】 〔式中、Re1〜Re8水素原子または一価の置換基を表
    す。また、Re2とRe4はRe2とRe4とが結合して環を形
    成するものであってもよく、Re6とRe8はRe6とRe8
    が結合して環を形成するものであってよい。また、
    e1、Re2、Re3はRe1とRe2及び/またはRe1とRe3
    とが結合して環を形成するものであってもよく、Re5
    e6、Re7はRe5とRe6及び/またはR e5とRe6とが結
    合して環を形成するものであってよい。〕
  10. 【請求項10】 一般式(B)で表される増感色素が下
    記一般式(VIII)で表される増感色素であることを特徴
    とする請求項7に記載の光重合開始剤。 【化10】 〔式中、Rf1〜Rf8は水素原子または一価の置換基を表
    す。また、Rf2、Rf3、Rf4はRf2とRf3及び/または
    f3とRf4とが結合して環を形成するものであってもよ
    く、Rf6、Rf7、Rf8はRf6とRf7及び/またはR f7
    f8とが結合して環を形成するものであってもよい。ま
    た、Rf1とRf2はRf1とRf2とが結合して環を形成する
    ものであってもよく、Rf5とRf6はRf5とRf6とが結合
    して環を形成するものであってよい。〕
  11. 【請求項11】 ラジカル発生剤及び下記一般式(C)
    で表される増感色素を含有することを特徴とする光重合
    開始剤。 【化11】 〔式中、RC1、RC2は水素原子または一価の置換基を表
    す。ZC1は5員環、6員環を形成する原子群を表し、Z
    C2は5員環、6員環を形成する原子群を表す。〕
  12. 【請求項12】 一般式(C)で表される増感色素が下
    記一般式(IX)で表される増感色素であることを特徴と
    する請求項11に記載の光重合開始剤。 【化12】 〔式中、Rg1、Rg2は水素原子または一価の置換基を表
    す。L1〜L4は窒素原子または=CRg3−基を表し、R
    g3は水素原子または一価の置換基を表す。L1とL2が共
    に=CRg3−基である場合、2つのRg3は同じでも異な
    ってもよく、L3とL4が共に=CRg3−基である場合、
    2つのRg3は同じでも異なってもよい。また、隣り合う
    g3は結合して環を形成するものであってよい。〕
  13. 【請求項13】 一般式(C)で表される増感色素が下
    記一般式(X)で表される増感色素であることを特徴と
    する請求項11に記載の光重合開始剤。 【化13】 〔式中、Rh1〜Rh6は水素原子または一価の置換基を表
    す。また、Rh2とRh3はRh2とRh3とが結合して環を形
    成するものであってもよく、Rh5とRh6はRh5とRh6
    が結合して環を形成するものであってよい。Yh1、Yh2
    は酸素原子または硫黄原子を表す。〕
  14. 【請求項14】 ラジカル発生剤及び下記一般式(D)
    で表される増感色素を含有することを特徴とする光重合
    開始剤。 【化14】 〔式中、ZD1は 5員環、6員環を形成する原子群を表
    し、ZD2は 5員環、6員環を形成する原子群を表
    す。〕
  15. 【請求項15】 一般式(D)で表される増感色素が下
    記一般式(XI)で表される増感色素であることを特徴と
    する請求項14に記載の光重合開始剤。 【化15】 〔式中、Ri1〜Ri4は水素原子または一価の置換基を表
    す。また、Ri1とRi2はRi1とRi2とが結合して環を形
    成するものであってもよく、Ri3とRi4はRi3とRi4
    が結合して環を形成するものであってもよい。〕
  16. 【請求項16】 一般式(D)で表される増感色素が下
    記一般式(XI1)で表される増感色素であることを特徴と
    する請求項14に記載の光重合開始剤。 【化16】 〔式中、Rj1、Rj2は水素原子または一価の置換基を表
    す。〕
  17. 【請求項17】 一般式(D)で表される増感色素が下
    記一般式(XIII)で表される増感色素であることを特徴
    とする請求項14に記載の光重合開始剤。 【化17】 〔式中、Rk1〜Rk4は水素原子またはそれぞれさらに置
    換基を有していてもよい、アルキル基、シクロアルキル
    基、アルケニル基、シクロアルケニル基、アルキニル
    基、アリール基または複素環基を表す。また、Rk1とR
    k2はRk1とRk2とが結合して環を形成するものであって
    もよく、Rk3とRk4はRk3とRk4とが結合して環を形成
    するものであってよい。〕
  18. 【請求項18】 一般式(D)で表される増感色素が下
    記一般式(XIV)で表される増感色素であることを特徴と
    する請求項14に記載の光重合開始剤。 【化18】 〔式中、Rm1〜Rm4は水素原子または一価の置換基を表
    す。Ym1、Ym2は酸素原子または硫黄原子を表す。〕
  19. 【請求項19】 重合促進剤としてアミン化合物を含
    有することを特徴とする請求項1〜18のいずれかに記
    載の光重合開始剤。
  20. 【請求項20】 重合促進剤としてイオウ化合物を含有
    することを特徴とする請求項1〜19のいずれかに記載
    の光重合開始剤。
  21. 【請求項21】 ラジカル発生剤がオニウム塩、ハロゲ
    ン化トリアジン、鉄アレーン錯体、ビスイミダゾール、
    チタノセン化合物または有機過酸化物から選ばれる少な
    くとも一種の化合物であることを特徴とする請求項1〜
    20のいずれかに記載の光重合開始剤。
  22. 【請求項22】 ラジカル発生剤がチタノセン化合物で
    あることを特徴とする請求項1〜21のいずれかに記載
    の光重合開始剤。
  23. 【請求項23】 下記一般式(XV)で表されるアミノ酸
    誘導体を含有することを特徴とする請求項1〜22のい
    ずれかに記載の光重合開始剤。 【化19】 〔式中、R1〜R5は水素原子または一価の置換基を表
    す。R6は水素原子またはそれぞれさらに置換基を有し
    ていてもよい、アルキル基、シクロアルキル基、アルケ
    ニル基、シクロアルケニル基、アルキニル基、アリール
    基または複素環基を表す。R7、R8は水素原子またはそ
    れぞれさらに置換基を有していてもよい、アルキル基ま
    たはシクロアルキル基を表す。R9は水素原子またはそ
    れぞれさらに置換基を有していてもよい、アルキル基、
    シクロアルキル基、アルケニル基、シクロアルケニル
    基、アルキニル基、アリール基または複素環基を表
    す。〕
  24. 【請求項24】 請求項1〜23のいずれかに記載の光
    重合開始剤を400nm〜550nmの波長のレーザー
    光で露光することを特徴とするラジカル発生方法 。
  25. 【請求項25】 請求項1〜23のいずれかに記載の光
    重合開始剤を488nm±5nmまたは532nm±5
    nmの波長のレーザー光で露光することを特徴とするラ
    ジカル発生方法 。
  26. 【請求項26】 エチレン性不飽和結合を有する化合物
    及び請求項1〜23のいずれかに記載の光重合開始剤を
    含有することを特徴とする光重合組成物。
  27. 【請求項27】 親水性支持体上に感光性層及び保護層
    を有する平版印刷版作成用感光材料において、該感光性
    層にエチレン性不飽和結合を少なくとも1つ有する化合
    物、バインダー成分及び請求項26に記載の光重合組成
    物を含有していることを特徴とする平版印刷版作成用感
    光材料。
  28. 【請求項28】 請求項27に記載の平版印刷版作成用
    感光材料の感光層を400nm〜550nmの波長のレ
    ーザー光で像様に走査露光を行なった後、保護層及び感
    光層の未露光部を溶出除去することを特徴とする平版印
    刷版の作成方法。
  29. 【請求項29】 請求項27に記載の平版印刷版作成用
    感光材料の感光層を488nm±5nmまたは532n
    m±5nmの波長のレーザー光で像様に走査露光を行な
    った後、保護層及び感光層の未露光部を溶出除去するこ
    とを特徴とする平版印刷版の作成方法。
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