JP2003300411A - 風向調整装置 - Google Patents

風向調整装置

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JP2003300411A
JP2003300411A JP2002106125A JP2002106125A JP2003300411A JP 2003300411 A JP2003300411 A JP 2003300411A JP 2002106125 A JP2002106125 A JP 2002106125A JP 2002106125 A JP2002106125 A JP 2002106125A JP 2003300411 A JP2003300411 A JP 2003300411A
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JP
Japan
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conditioning case
opening
air conditioning
air
hinge
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JP2002106125A
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English (en)
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Junya Kogori
淳也 古郡
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Nihon Plast Co Ltd
Original Assignee
Nihon Plast Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 一方(風上側)の開口を送風ダクト4に接続
する筒状の空調ケース1において、前記開口周縁にヒン
ジ(曲げ部)11を介して、外周方向にガイドリブ1
4、15を設け、ヒンジ11によって開口の内方に傾動
させる風向調整装置。 【効果】 筒状空調ケースは、一方の開口周縁の外周方
向にヒンジを介して設けているので、成形においてコア
金型が浅くでき、成形品の離型が容易になり、成形性が
向上し、空調ケースの両側からハウジングを挿入でき、
組み付け作業性が向上する。また、空調ケースと送風ダ
クトとの接続において、ガイドリブがヒンジによって開
口の内方に傾動できるので、ガイドリブがガイドとして
作用し、接続作業が簡易にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空調機や換気装置
等の空気吹出口に設置される風向調整装置において、成
形性の向上や送風ダクトへの接続作業性の向上のために
ガイドリブを設けた風向調整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、空気吹出口の風向調整装置は、
前面に多数の横ルーバーを備えた矩形枠状のハウジング
内に、多数の縦ルーバーのそれぞれが垂直軸線の回りで
回動自在となるように並立されており、各縦ルーバーの
後端縁部に形成されたピン部分には1本のリンク部材が
係着して連結され、一枚の縦ルーバーを左右に回動させ
ることにより、リンク部材を介して全縦ルーバーを一斉
に回動させるようにしている。そして、このハウジング
の両端は空調機などのケース本体に水平軸線の回りを回
動可能となるよう枢支され、縦ルーバーの回動により左
右方向の風向きを調整するとともに、ハウジングの回動
により上下の風向きを調整する。
【0003】このように風向調整装置として、例えば、
実開平5−42951号公報などがある。該公報のよう
に、風向調整装置のハウジングは、ケース体の内部前面
において左右支軸が支承され、回動自在に装着される。
そして、ハウジングの装着後にその前面に表装部材であ
るフィニシャーが添設される。また、ケース体は送風ダ
クトに挿入され、嵌込み固定される。そのため、ケース
体を送風ダクトへ挿入し易くするために、ケース体の通
気路側にダクトガイドを設けているものが存在してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術では、風
向調整装置の車室側において、空調ケース体とハウジン
グとの間に隙間が生じ、外観を損ねるためフィニッシャ
ーを空調ケース体の車室側に設けている。ケース体は、
送風ダクト側にダクトガイドが一体に設けられているた
め、フィニッシャーを一体に設けることができず、別体
のフィニッシャーを空調ケース体に取り付けている。こ
のフィニッシャーは風向調整装置内にアンダーカット部
を有しているため、フィニシャーと空調ケース体とに合
わせ面が存在する。この合わせ面の存在により、気密性
の低下や組み付け作業が煩雑という問題がある。そのた
め、気密性を高める工夫を講じているが、結果としてさ
らに組み付け作業性が悪くなっているという問題があっ
た。
【0005】また、該公報(実開平5−42951号参
照)においては、空調ケース体を成形する上で、コア金
型が長くなる。そのため成形品の離型を考え、金型に抜
きテーパーを設けなければならず、コア金型が長くなる
ほど、空調ケース体のダクトガイド側の開口面積が小さ
くなってしまい、空調ケース体として好ましくないとい
う問題もあった。
【0006】本発明は、このような事情に鑑み、筒状の
空調ケースに一方(風上側)の開口を送風ダクトに接続
し、開口周縁にヒンジ(曲げ部)を介して、外周方向に
ガイドリブを設け、ヒンジによって開口の内方に傾動さ
せて送風ダクトに接続させることによってフィニシャー
と空調ケース体を同一部材として成形することができ、
金型の成形性や組み付け作業の簡易化を図ることができ
る風向調整装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題の解
決を図ったもので、次のような技術手段を採用した。請
求項1記載の発明においては、一方(風上側)の開口を
送風ダクトに接続する筒状の空調ケースにおいて、開口
周縁にヒンジ(曲げ部)を介して、外周方向にガイドリ
ブを設け、ヒンジによって開口の内方に傾動させるとい
う技術手段を採用した。
【0008】請求項2記載の発明においては、請求項1
記載の発明に加えて空調ケースの開口周縁に複数のガイ
ドリブを設け、前記ガイドリブを連結して送風ダクト側
へ突設したダクトリブを形成するという技術手段を採用
した。
【0009】請求項3記載の発明においては、請求項
1、または請求項2記載の発明に加えて筒状の空調ケー
スにおいて、空調ケースの一方(風上側)の開口よりも
風下側の空調ケース内側には、一方の開口寸法よりも径
寸法が小さくなるように突部を設けるという技術手段を
採用した。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面で詳細に
説明する。本発明の風向調整装置の前部には、ヒンジ1
1を介して外側周縁に向かって拡開し、インストルメン
トパネル6の空調ケース取付装置に係止する係止片12
を有している。そして、ヒンジ11と係止片12の間
に、空調ケース1の一方(風上側)の開口寸法よりも径
寸法が小さくなるように突部13を設けている。
【0011】この突部13は、空調ケース1と空調ケー
ス内に収容されるハウジング2との車室側の隙間を塞
ぐ。これは、いわゆるフィニッシャーの機能を有するも
のであり、突条でも部分的な突起でもよい。突部13を
設けない場合は、ハウジング2を前部からでも、後部か
らでも挿入可能となる。
【0012】この風向調整装置の後部には、ヒンジ11
を介して2つのガイドリブ14、15が設けられてい
る。この一方のガイドリブ15は、端部に係止爪17を
有し、他方のガイドリブ14は端部に係止孔16を有
し、互いに係合してダクトガイド3を形成するようにな
っている。
【0013】なお、このガイドリブ14、15は、図2
のように2つの部位を係合させるものだけではなく、空
調ケース1の開口周縁の一方側にガイドリブ15を成形
しておき、ガイドリブ15の係止爪17をこのガイドリ
ブ15と対向する側の空調ケース1の開口周縁に設けた
係止孔に固定するものも考えられる。
【0014】そして、係止片12は、ヒンジ11を介し
て空調ケース1と一体に形成されるとともに、突部13
により、従来のように別部材のフィニシャーを設けるこ
ともないので、合わせ面が存在しない。そのため、気密
性が低下せず、組み付け作業も煩雑とならない。係止片
12は、空調ケース前部から外側周縁に向かって拡開す
るとともに、屈曲しているので、空調ケース1の長手方
向の変形を防止することができるものである。
【0015】また、突部13は、空調ケース内のどこに
設けてもよく、例えば空調ケース内の中央部付近に設け
て、ハウジング2の取付部とすることも可能である。こ
の場合、コア金型が半分の長さとなるので、抜きテーパ
ーの長さも半分となり、抜きテーパーの厚さが薄くな
り、空調ケース内の開口面積を広く確保できる。
【0016】なお、この空調ケース1は、PP(ポリプ
ロピレン)、PE(ポリエチレン)等の合成樹脂を、ハ
ウジング2は、PP、ABS(アクリロニトリル・ブタ
ジェン・スチレン共重合体)などの合成樹脂を射出成形
によって製造した各部品を組み付けてサブアッシーする
ものである。
【0017】次に、本発明である風向調整装置と送風ダ
クトとの接続について説明する。風向調整装置の組付け
は、先ず、図2、図3のようにハウジング2を空調ケー
ス1の後部にある上下2つのガイドリブ側(風上側)か
ら挿入し、空調ケース1の左右壁に設けたハウジング取
付孔18に、ハウジング2の左右壁に設けた左右支軸を
嵌める。なお、本発明の風向調整装置は、空調ケース1
の内部に、従来技術で記載したようなハウジング2を収
納している。
【0018】次に、図2の状態のガイドリブ14、15
を、図1のように2つのガイドリブ14、15を係合さ
せ、ダクトガイド3を形成する。そして、空調ケース1
のダクトガイド側を、送風ダクト4に挿入し、シール材
5を介装して送風ダクト4への接続が行われる。このと
き、空調ケース1のダクトガイド3が、ガイドとして送
風ダクト4への挿入を容易にしている(図4参照)。
【0019】最後に、空調ケース1の前部に設けた係止
片12が、インストルメントパネル6に設けた空調ケー
ス取付位置に外側(乗員側)より係止して、固定される
(図4参照)。
【0020】
【発明の効果】本発明は、以上の構成を採用した結果、
次のような効果を得ることができる。 (1)筒状空調ケースは、一方の開口周縁の外周方向に
ヒンジを介して設けているので、成形においてコア金型
が浅くでき、成形品の離型が容易になり、成形性が向上
する。また、空調ケースの両側からハウジングを挿入で
きるので、組み付け作業性が向上する。 (2)空調ケースと送風ダクトとの接続において、ガイ
ドリブがヒンジによって開口の内方に傾動できるので、
ガイドリブがガイドとして作用し、接続作業が簡易にで
きる。 (3)ガイドリブは互いに連結してダクトガイドを形成
するので、空調ケースの剛性が上がると共に、送風ダク
トとの接続において、挿入作業性が向上する。 (4)空調ケースの内部に開口寸法を絞る突部が設けら
れていると、この突部に金型のPL面を設けることがで
きるので、成形がより確実にできる。 (5)ハウジングと空調ケースとの隙間を隠すフィニッ
シャーを空調ケースと一体に設けられるので、フィニッ
シャーと空調ケースとの合わせ面がなくなり、気密性お
よび組み付け作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の風向調整装置の後方斜視図である。
【図2】本発明の風向調整装置のガイドリブを係止部を
開放した様子を示す斜視図である。
【図3】同じく、図2のA−A断面図である。
【図4】本発明の風向調整装置のインストルメントパネ
ルへ取り付ける様子を示す断面図である。
【図5】本発明の風向調整装置の前方斜視図である。
【符号の説明】
1‥‥空調ケース 2‥‥ハウジ
ング 3・・・・ダクトガイド 4・・・・送風ダ
クト 5・・・・シール材 6・・・・インス
トルメントパネル 11・・・・ヒンジ 12・・・・係止
片 13・・・・突部 14・・・・ガイ
ドリブ 15・・・・ガイドリブ 16・・・・係止
孔 17・・・・係止爪 18・・・・ハウ
ジング取付孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方(風上側)の開口を送風ダクトに接
    続する筒状の空調ケースにおいて、前記開口周縁にヒン
    ジ(曲げ部)を介して、外周方向にガイドリブを設け、
    ヒンジによって開口の内方に傾動させることを特徴とす
    る風向調整装置。
  2. 【請求項2】 空調ケースの開口周縁に複数のガイドリ
    ブを設け、前記ガイドリブを連結して送風ダクト側へ突
    設したダクトリブを形成することを特徴とする請求項1
    記載の風向調整装置。
  3. 【請求項3】 筒状の空調ケースにおいて、空調ケース
    の一方(風上側)の開口よりも風下側の空調ケース内側
    には、一方の開口寸法よりも径寸法が小さくなるように
    突部を設けたことを特徴とする請求項1、または請求項
    2に記載の風向調整装置。
JP2002106125A 2002-04-09 2002-04-09 風向調整装置 Pending JP2003300411A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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