JP2003300370A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003300370A
JP2003300370A JP2002104918A JP2002104918A JP2003300370A JP 2003300370 A JP2003300370 A JP 2003300370A JP 2002104918 A JP2002104918 A JP 2002104918A JP 2002104918 A JP2002104918 A JP 2002104918A JP 2003300370 A JP2003300370 A JP 2003300370A
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JP2002104918A
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English (en)
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Hideo Yamane
秀夫 山根
Yuuho Ho
有宝 彭
Hiroyuki Watanabe
裕之 渡辺
Kazumichi Yamauchi
一道 山内
Tomoshi Sakata
智志 坂田
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の画像形成装置では、部品の耐久性に関
するマージンを大きく取る必要があるためにコスト高と
なっていた。画像形成装置の信頼性を維持向上しながら
コストを下げる。 【解決手段】 駆動部品に低電圧を供給して作動させ、
その出力レベルから部品の出力が警告レベルに入ったか
否かを検知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の画像形成装置に関し、特に、画像
形成装置を構成する部品のうちの電気駆動部品の検査技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】電気により作動する駆動部品の多くは、
使用を重ねるに従って性能が低下するので、各部品の寿
命を設計の段階で予め把握しておき、装置全体の寿命と
調和させて装置が設計される。即ち、装置全体の寿命よ
りも長い寿命を持たせることができる部品については装
置全体の寿命を上回るように部品寿命を設定して、装置
の稼働中に部品寿命に達することがないようにするとと
もに、装置全体の寿命よりも長い寿命を持たせることが
不可能又は困難な部品については、定期交換により部品
性能が維持されるように装置が設計される。また、装置
全体よりも長い寿命を持つ部品については、リユースを
可能とする装置設計が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】装置の信頼性が最優先
されることから部品の選択、設計に当たっては、例えば
装置寿命の2倍以上のように、かなりのマージンを部品
に持たせるのが普通である。このために過剰な耐久性を
持った部品が用いられ、コスト高を招く結果となる。部
品の選択・設計に当たって用いられる手法として、部品
にかかる最大負荷を想定し、最大負荷から寿命を算出す
る方法があるが、実際上は最大負荷での作動が継続する
ことはないので前記のような過剰な耐久性によるコスト
の増加をもたらすことになる。
【0004】本発明はコスト低減を目的とし、従来より
も低い水準の耐久性を持った部品を使用することを可能
にし、このような部品を使用した場合にも安定性、信頼
性において従来と変わらない画像形成装置を提供するこ
とを目的とする。
【0005】また、部品のリユースにおいて、画像形成
装置にリユース可能部品の選別機能を持たせることによ
り、画像形成装置のリサイクルを促進することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、下
記の発明により達成される。
【0007】1.電気により駆動力を出力する駆動部
品、該駆動部品に電力を供給する電源、前記駆動部品の
出力レベルを検知し、検知結果に基づいて判断を行う判
断手段及び、出力装置、を備えた画像形成装置であっ
て、第1の所定電圧を前記駆動部品に供給して前記駆動
部品を作動させ画像形成を行う通常モード及び前記第1
の所定電圧よりも低い第2の所定電圧を前記駆動部品に
供給して前記駆動部品を動作させる検査モードを有し、
前記検査モード時に、前記駆動部品の出力レベルが警告
領域に入ったことを前記判断手段が検知した場合に、前
記出力装置が警告信号を発生することを特徴とする画像
形成装置。
【0008】2.前記第2の所定電圧は、前記駆動部品
の各々について固有の値に設定されていることを特徴と
する前記1に記載の画像形成装置。
【0009】3.前記電源の出力電圧を前記第1の所定
電圧から前記第2の所定電圧に切り換える切換装置を有
することを特徴とする前記1又は2に記載の画像形成装
置。
【0010】4.前記切換装置は、所定のインピーダン
スを有する素子と短絡スイッチとが並列に接続された回
路からなることを特徴とする前記1〜3のいずれか1項
に記載の画像形成装置。
【0011】5.前記判断手段は、前記駆動部品又は前
記駆動部品により駆動される作動部品の作動領域の端部
において、前記駆動部品の前記出力を検知する検知手段
を有することを特徴とする前記1〜4のいずれか1項に
記載の画像形成装置。
【0012】6.前記駆動部品がモータからなり、前記
判断手段は前記モータの回転速度を検知するエンコーダ
を有することを特徴とする前記1〜5のいずれか1項に
記載の画像形成装置。
【0013】7.前記出力装置は、前記警告信号を外部
に送信することを特徴とする前記1〜6のいずれか1項
に記載の画像形成装置。
【0014】8.前記警告信号は画像形成装置において
表示されないことを特徴とする前記1〜7のいずれか1
項に記載の画像形成装置。
【0015】9.前記警告信号の情報を記憶する警告記
憶手段を有することを特徴とする前記1〜8のいずれか
1項に記載の画像形成装置。
【0016】10.前記検査モードはウォームアップ中
に実施されることを特徴とする前記1〜9のいずれか1
項に記載の画像形成装置。
【0017】11.前記検査モードは、メインスイッチ
のオン直後に実施されることを特徴とする前記1〜10
のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【0018】12.前記駆動部品の作動量の累積を検知
する作動量累積手段及び前記駆動部品の寿命を記憶して
いる寿命記憶手段を有し、前記検査モードは、作動量の
累積値>(前記寿命記憶手段に記憶されている部品の寿
命)×1/2、となった前記駆動部品についてのみ実施
されることを特徴とする前記1〜11のいずれか1項に
記載の画像形成装置。
【0019】13.前記第2の所定電圧よりも更に低い
第3の所定電圧を前記電源から前記駆動部品に供給して
前記駆動部品を動作させるリユース検査モードを有する
とともに、前記判断手段は前記第3の所定電圧で作動す
る前記駆動部品の作動の検知からリユース可能な前記駆
動部品を検知することを特徴とする前記1〜12のいず
れか1項に記載の画像形成装置。
【0020】14.前記リユース検査モードに移行する
切換スイッチを有することを特徴とする前記13に記載
の画像形成装置。
【0021】15.前記駆動部品の作動量の累積を検知
する作動量累積手段及び前記駆動部品の寿命を記憶して
いる寿命記憶手段を有し、前記リユース検査モードは、
作動量の累積値<前記寿命記憶手段に記憶されている部
品の寿命、の条件を満たす前記駆動部品についてのみ実
施されることを特徴とする前記13又は14に記載の画
像形成装置。
【0022】16.前記出力装置は、前記リユース検査
モードにおける前記判断手段の判断結果を、画像形成装
置の表示部に表示する、外部に送信する及びプリントア
ウトするの少なくとも一以上により出力することを特徴
とする前記13〜15のいずれか1項に記載の画像形成
装置。
【0023】17.電気により駆動力を出力する駆動部
品、該駆動部品に電力を供給する電源、前記駆動部品の
出力レベルを検知し、検知結果に基づいて判断を行う判
断手段及び、出力装置、を備えた画像形成装置であっ
て、第1の所定電圧を前記駆動部品に供給して前記駆動
部品を作動させ画像形成を行う通常モード及び前記第1
の所定電圧よりも低い第3の所定電圧を前記駆動部品に
供給して前記駆動部品を動作させるリユース検査モード
を有し、前記リユース検査モード時に、前記判断手段
は、前記リユース検査モード時における、前記検知結果
に基づいてリユースの可否を前記駆動部品について判断
することを特徴とする画像形成装置。
【0024】18.前記第3の所定電圧は、前記駆動部
品の各々について固有の値に設定されていることを特徴
とする前記17に記載の画像形成装置。
【0025】19.前記電源の出力電圧を前記第1の所
定電圧から前記第3の所定電圧に切り換える切換装置を
有することを特徴とする前記17又は18に記載の画像
形成装置。
【0026】20.前記切換装置は、所定のインピーダ
ンスを有する素子と短絡スイッチとが並列に接続された
回路からなることを特徴とする前記17〜19のいずれ
か1項に記載の画像形成装置。
【0027】21.前記判断手段は、前記駆動部品又は
前記駆動部品により駆動される作動部品の作動領域の端
部において、前記駆動部品の前記出力を検知することを
特徴とする前記17〜20のいずれか1項に記載の画像
形成装置。
【0028】22.前記駆動部品がモータからなり、前
記判断手段が前記モータの回転速度を検知するエンコー
ダを有することを特徴とする前記17〜21のいずれか
1項に記載の画像形成装置。
【0029】23.前記リユース検査モードに移行する
切換スイッチを有することを特徴とする請求項17〜2
2のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【0030】24.前記駆動部品の作動量の累積を検知
する作動量累積手段及び前記駆動部品の寿命を記憶して
いる寿命記憶手段を有し、前記リユース検査モードは、
作動量の累積値<前記寿命記憶手段に記憶されている部
品の寿命、の条件を満たす前記駆動部品についてのみ実
施されることを特徴とする前記17〜23のいずれか1
項に記載の画像形成装置。
【0031】25.前記出力装置は、前記リユース検査
モードにおける前記判断手段の判断結果を、画像形成装
置の表示部に表示する、外部に送信する及びプリントア
ウトするの少なくとも一以上により出力することを特徴
とする前記17〜24のいずれか1項に記載の画像形成
装置。
【0032】
【発明の実施の形態】<画像形成装置>図1は本発明の
実施の形態に係る画像形成装置を示す。画像形成装置
は、自動原稿搬送装置を有し、多数枚の原稿を自動的に
読取位置に搬送して原稿読取を行い画像データを生成す
る画像読取部A、記録材に画像を形成する画像形成部
B、記録材を画像形成部に供給する給紙部C及び画像が
形成された記録材を排紙する排紙部Dからなる。
【0033】画像形成部Bは電子写真方式により画像を
形成するもので、感光体1、感光体1を帯電する帯電装
置2、感光体を露光する露光装置3、感光体1上の静電
潜像を現像する現像装置4、感光体1上のトナー像を記
録材に転写する転写装置5、転写材を感光体1から分離
する分離装置6、分離後の感光体1をクリーニングする
クリーニング装置7、トナー像を記録材に定着する定着
装置8及び現像装置にトナーを補給するトナー補給部1
5を有する。
【0034】給紙部Cは複数の給紙カセットを有する記
録材収納部9、手差し給紙部10、及び記録材収納部9
から搬出された記録材を画像形成部Bに供給する搬送部
11を有する。
【0035】排紙部Dは排紙搬送部12及び排紙皿13
を有する。 <部品管理システムの構成>図2は本発明の実施の形態
に係る画像形成装置における部品管理システムのブロッ
ク図である。101は電源装置であり、各駆動部品10
2に所定電圧の駆動電力を供給する。通常の動作におい
て電源装置101は、例えば、駆動部品に24Vの直流
を、制御部品(図示せず)に5Vを供給する。駆動部品
102は電源装置101から供給される電力により作動
して画像形成装置の各部を駆動するDCモータ、ステッ
ピングモータ、ソレノイド、クラッチ等である。駆動部
品には、例えば、感光体を駆動するモータ、記録材の搬
送系を駆動するモータ、各種の切換を行うソレノイド、
クラッチ等があり、本実施の形態においては、ブラシモ
ータ、定電圧ステッピングモータ、ソレノイドの性能の
検査が行われる。103は駆動部品の作動を検知する検
知手段としてのセンサであり、駆動部品が所定の水準の
駆動力を有するか否かを検知する。例えば、帯電装置2
や転写装置5のワイヤ清掃用ブラシモータ(図示せず)
では、往復移動する清掃部材の移動範囲の端部にセンサ
103を設け、センサ103により清掃部材が検知され
ない場合には、駆動力不足により清掃部材が所定の範囲
を移動しないので、駆動力不足と判断される。他の例で
は、モータの駆動系に設けたエンコーダにより、モータ
の回転速度を検知する。判断装置106はセンサ103
により検知された回転速度が所定値に達しないときに出
力不足と判断し警告信号を出力する。このように、セン
サ103と判断装置106とは、後に説明する検査モー
ドにおいては駆動部品102の出力が警告レベルに入っ
たことを判断する判断手段を構成し、リユース検査モー
ドにおいてはリユース可能な部品を判断する判断手段を
構成する。
【0036】108は記憶装置であり、109は各駆動
部品の作動量をカウントするカウンタである。カウント
される作動量としては、モータのように、作動時間によ
り作動量を計測することが可能な部品については、作動
時間がカウントされ、ソレノイドの場合には、作動回数
がカウントされる。カウンタ109は装置の電源がオフ
したときにもカウントした作動量を記憶しており、作動
量を累積する。
【0037】駆動部品選択装置104は寿命記憶装置と
しての記憶装置108に記憶されている寿命とカウンタ
109によりカウントされた作動量とを比較して、例え
ば、作動量>各部品の寿命×(1/2)、のように部品
の寿命に対して所定の割合に作動量が達した部品を選択
する。選択の基準となる寿命に乗算される係数は各部品
毎に設定される。106は判断装置であり、センサ10
3の出力に基づいて、駆動部品102の使用の可否を判
断する。制御部105は全体を制御し、駆動部品選択装
置104の信号に基づく駆動部品102の選択駆動、判
断装置106の作動等を制御する。制御部105は、ま
た、電源装置101を制御して、検査モード及びリユー
ス検査において、画像を形成するモードである通常モー
ド時におけるよりも低い所定電圧を各駆動部品に供給す
る制御を行う。画像を形成する通常モードにおいては、
電源装置101は各駆動部品に一定電圧、例えば、24
Vを供給するが、検査モード及びリユース検査モードに
おいては、一律の電圧ではなく、各部品に特有に設定さ
れた駆動電圧が供給され、各部品に供給される電圧は、
記憶装置108に予め設定されており、制御部105は
各部品に特有の電圧を出力するように、電源装置101
を制御する。
【0038】図3は、電源装置101の出力部を構成
し、駆動部品の駆動電圧を変更する切換装置の一例の回
路図である。図3の回路におけるスイッチSW1、SW
2は制御部105により制御される。即ち、通常モード
時は、鎖線で示すを経由して駆動部品102の一例で
あるモータMに電力が供給され、検査モードにおいて
は、点線で示すを経由してモータMに電力が供給され
る。TRは制御信号によりスイッチングするスイッチン
グトランジスタである。
【0039】ではインピーダンスがないので、例え
ば、24Vのように駆動電圧がフルにモータMに印加さ
れるが、ではインピーダンスR1を介してモータMに
電流が供給されるので、モータMの出力は低下する。リ
ユース検査モードにおいては、インピーダンスR1より
高いインピーダンスR0を有するを通してモータMに
電流が供給される。図3に示す切換装置は駆動部品10
2の各々に設けられる。
【0040】以上説明した構成を有する部品管理システ
ムの動作について説明する。 <検査モード>検査モードは駆動部品の能力を検査する
モードであり、各部品の能力が低下して装置の作動が停
止する前に予め出力レベルの低下を検知し、作動可能状
態において部品の交換をすることにより、装置の停止等
の不測の事態の発生を防止するものである。
【0041】検査モードのプログラムは制御部105に
格納されており、制御部105は、例えば、メインスイ
ッチの投入時に、ウォームアップ時、或いは、画像形成
工程の終了時に、等のように画像形成工程の実行中以外
の適宜時間に検査モードを実行する。
【0042】検査モードに入ると駆動部品選択装置10
4は、部品寿命に対して作動量が一定割合を超えた部品
を選択する。駆動部品選択装置104からの選択信号を
受けた制御部105は電圧変動命令を電源装置101に
送り、電源装置101は電圧変動命令信号に基づいて、
特定の駆動部品102の駆動電圧を通常モードよりも低
い第2の所定電圧に設定する。駆動部品102はこのよ
うな低い駆動電圧に基づいて作動し、その動作はセンサ
103により検知される。センサ103のセンサ出力
(検知信号)は判断装置106により判断され、判断装
置106は前記のように駆動部品102の作動が検知さ
れない場合や、検知された駆動部品の回転速度が所定値
に達しない場合には警告信号を出力する。
【0043】警告信号は、電話回線、LAN等のネット
ワークを介してサービスセンタ等の外部に連絡される。
なお、警告信号が画像形成装置の表示部111に表示さ
れることはない。
【0044】図4〜6は駆動部品の通常作動時における
出力と検査モードにおける出力とリユース検査モードに
おける出力を示すグラフである。
【0045】なお、記憶装置108に警告報知すべき部
品の情報を記憶しておき、毎日、一週間毎など定期的に
外部に送信する構成とすることも可能である。また、前
記のように警告信号を表示部111等、画像形成装置に
おいて表示することは望ましくない。 <リユース検査モード>リユース検査モードは、駆動部
品102がリユース可能か否かを検査するモードであ
る。リユースの可否は組み込まれる画像形成装置の寿命
を通じて駆動部品102が使用可能か否か、又は組み込
まれる画像形成装置において定められているメンテナン
スサイクルを通じて部品が作動するか否かを判断するた
めの検査であるので、前記検査モードにおけるよりも厳
しい条件での検査が行われる。即ち、電源装置101の
出力電圧を検査モードにおける電圧よりも更に低い第3
の所定電圧に設定し駆動部品の作動させて検査が行われ
る。リユース検査モードにおける駆動部品102の駆動
電圧も既に説明した前記検査モードにおける駆動電圧と
同様に、各駆動部品について特有な値が設定されてお
り、図3に示す切換回路におけるインピーダンスにより
各駆動部品に電圧が印加される。
【0046】リユース検査モードにおいては、例えば、
駆動部品の作動量>部品の寿命、のように部品の寿命に
対して作動量が所定の関係にある量を超えた部品が駆動
部品選択装置104により選択され、選択された駆動部
品に対して検査が実施される。
【0047】リユース検査モードに入るには、切換スイ
ッチ110が用いられる。切換スイッチ110は一般の
オペレータが操作できない位置に設けられるか又は通常
の操作部からパスワードを入力することにより作動する
ように、特定の管理者のみが操作できるように構成され
る。検査の結果は、リユース検査モードにおいては、画
像形成装置の表示部111に表示される。リユース検査
モードにおいてリユース可能と判断した駆動部品102
の情報は前記のように画像形成装置の表示部111に表
示されるとともに、記憶装置108に記憶され、更に、
外部の出力装置107に送信される。また、検査結果を
画像形成装置の機能を用いてプリントアウトすることも
可能である。
【0048】次に、検査モード及びリユース検査モード
における駆動部品の作動について、図4〜6により説明
する。
【0049】図4はブラシモータの出力特性を示す。図
4において、直線L1はブラシモータの初期出力特性、
即ち、未使用又は使用初期における出力特性であり、L
2は長期間使用後のブラシモータの出力特性である。画
像形成を行う通常作動時においては、モータMに対して
第1の所定電圧である電圧V1が、検査モードにおいて
は、第2の所定電圧である通常作動時よりも低い電圧V
2が、リユース検査モードにおいては、第3の所定電圧
である更に低い電圧V3がブラシモータに対して印加さ
れる。そして、これらの印加電圧に対する初期回転速度
はU1、U2、U3であり、長期間使用後における回転
速度は、W1、W2、W3である。
【0050】回転速度U2、U3及びW2は使用可能と
判断するためのレベルである仕様回転速度Zを上回って
いるので、判断装置106(図2に示す)は使用可能の
判断をする。回転速度W3は仕様回転速度Zを下回って
いるので、判断装置106は使用不可と判断する。即
ち、直線L1で示す特性を有するブラシモータに対して
判断装置106は検査モード及びリユース検査モードに
おいて使用可能と判断し、直線L2で示す特性を有する
ブラシモータに対して判断装置106は検査モードにお
いては使用可能と判断するが、リユース検査モードにお
いては使用不可と判断する。そして、使用不可と判断し
た判断装置106は警告信号を出力し、出力装置107
は、表示部111に表示する、外部に送信する、画像形
成装置の画像形成機能を利用してプリントアウトするの
少なくとも一つを実施する。なお、図4において、通常
電圧における初期時における回転速度U1と仕様回転速
度Zとの差U1−Zは、設計時設定される安全係数とし
てのマージン量である。
【0051】図5は定電圧ステッピングモータの出力特
性を示す。定電圧ステッピングモータは、例えば、図1
におけるトナー補給部13のトナー補給用モータとして
用いられる。図5においても、検査モード時の初期回転
速度U2、リユース検査モード時における初期回転速度
U3及び検査モードにおける初期回転速度W2に対して
は、リユース可能と判断されるが、リユース検査モード
時の長期間使用後の回転速度W3に対しては、リユース
不可と判断される。
【0052】図6はソレノイドの出力特性を示す。図6
では横軸は図4,5と同様に電源装置101からの駆動
電圧であるが、縦軸は吸引時間(τ)を表す。
【0053】図6においては、通常モードにおける初期
吸引時間U1、検査モードにおける初期吸引時間U2、
リユース検査モードにおける初期吸引時間U3、通常モ
ードにおける長期間使用後の吸引時間W1及び検査モー
ドにおける長期間使用後の吸引時間W2は、仕様吸引時
間Zを下回っており、判断装置106はこれらに対して
使用可能と判断するが、リユース検査モードにおいて
は、長期間使用後の吸引時間が測定不能となり、判断装
置106は、リユース不可と判断する。
【0054】
【発明の効果】請求項1、5又は6の発明により、駆動
部品の出力レベルが低下した場合に、使用不能になる前
の段階で出力レベルの低下が検知され対策を採ることが
できるので、設計段階において駆動部品の耐久性を過剰
に設定しなくとも信頼性の高い画像形成装置を作ること
が可能になり、コストを低減することができる。また、
装置が突然停止する等の不測の事故が防止されるので画
像形成装置の信頼性が向上する。
【0055】請求項2又は18の発明により、駆動部品
の各々について適切な検査レベルが設定されるので、信
頼性及び安定性の高い画像形成装置が実現される。
【0056】請求項3、4、19又は20の発明によ
り、従来の電源装置に切換装置を付加するのみで検査用
の出力レベルを設定することができるので、画像形成装
置に検査モードを装備するためのコストの増加が避けら
れる。
【0057】請求項7、8又は9の発明により、オペレ
ータに操作上の負担を架することなく出力レベルの低下
した駆動部品の交換が行われるので、駆動部品の早期交
換等により生ずる可能性がある画像形成装置の信頼性の
低下が避けられる。
【0058】請求項10又は11の発明により、オペレ
ータに操作上の負担を架することなく出力レベルの低下
した駆動部品の検査が行われるので、検査モードの機能
が付加されたことにより、操作が複雑化することはな
い。
【0059】請求項12又は24の発明により、不必要
な検査がなくなるので、検査のための時間が短縮され
る。
【0060】請求項13、14、17、21、22、2
3の発明により、リユース可能な駆動部品を予備選択す
るので、リユースのための部品の回収作業の効率が向上
する。
【0061】請求項15又は24の発明により、リユー
ス可能な部品の選択の時間が短縮され、リユース部品の
回収作業の効率が向上する。
【0062】請求項16又は25の発明により、リユー
スの可能性のある部品の情報を迅速、且つ、正確に取得
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置を示す
図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る画像形成装置におけ
る部品管理システムのブロック図である。
【図3】切換装置の回路図である。
【図4】駆動部品の通常作動時における出力と、検査モ
ードにおける出力と、リユース検査モードにおける出力
を示すグラフである。
【図5】駆動部品の通常作動時における出力と、検査モ
ードにおける出力と、リユース検査モードにおける出力
を示すグラフである。
【図6】駆動部品の通常作動時における出力と、検査モ
ードにおける出力とリユース検査モードにおける出力を
示すグラフである。
【符号の説明】
101 電源装置 102 駆動部品 103 センサ 104 駆動部品選択装置 105 制御部 106 判断装置 107 出力装置 108 記憶装置 109 カウンタ 110 切換スイッチ 111 表示部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 3/12 G06F 3/12 K H04N 1/00 106 H04N 1/00 106C (72)発明者 山内 一道 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 (72)発明者 坂田 智志 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 Fターム(参考) 2C061 AP01 AP03 AP04 AQ06 HK11 HM00 HV18 HV26 HV32 HV35 2H027 DA16 DA21 DA38 DA44 DA45 DE02 DE07 DE09 EC06 EE01 EE04 EE07 EF01 EF04 EJ08 EJ15 FA35 FB19 FC03 GB01 HB02 ZA07 5B021 MM00 NN16 NN17 5C062 AA02 AA05 AB00 AB46 AB49 AC55 AC58 BA00

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気により駆動力を出力する駆動部品、 該駆動部品に電力を供給する電源、 前記駆動部品の出力レベルを検知し、検知結果に基づい
    て判断を行う判断手段及び、 出力装置、 を備えた画像形成装置であって、第1の所定電圧を前記
    駆動部品に供給して前記駆動部品を作動させ画像形成を
    行う通常モード及び前記第1の所定電圧よりも低い第2
    の所定電圧を前記駆動部品に供給して前記駆動部品を動
    作させる検査モードを有し、前記検査モード時に、前記
    駆動部品の出力レベルが警告領域に入ったことを前記判
    断手段が検知した場合に、前記出力装置が警告信号を発
    生することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の所定電圧は、前記駆動部品の
    各々について固有の値に設定されていることを特徴とす
    る請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記電源の出力電圧を前記第1の所定電
    圧から前記第2の所定電圧に切り換える切換装置を有す
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像
    形成装置。
  4. 【請求項4】 前記切換装置は、所定のインピーダンス
    を有する素子と短絡スイッチとが並列に接続された回路
    からなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項
    に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記判断手段は、前記駆動部品又は前記
    駆動部品により駆動される作動部品の作動領域の端部に
    おいて、前記駆動部品の前記出力を検知する検知手段を
    有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に
    記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記駆動部品がモータからなり、前記判
    断手段は前記モータの回転速度を検知するエンコーダを
    有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に
    記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記出力装置は、前記警告信号を外部に
    送信することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項
    に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記警告信号は画像形成装置において表
    示されないことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1
    項に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記警告信号の情報を記憶する警告記憶
    手段を有することを特徴とする請求項1〜8のいずれか
    1項に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記検査モードはウォームアップ中に
    実施されることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1
    項に記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記検査モードは、メインスイッチの
    オン直後に実施されることを特徴とする請求項1〜10
    のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記駆動部品の作動量の累積を検知す
    る作動量累積手段及び前記駆動部品の寿命を記憶してい
    る寿命記憶手段を有し、前記検査モードは、 作動量の累積値>(前記寿命記憶手段に記憶されている
    部品の寿命)×1/2、 となった前記駆動部品についてのみ実施されることを特
    徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の画像形
    成装置。
  13. 【請求項13】 前記第2の所定電圧よりも更に低い第
    3の所定電圧を前記電源から前記駆動部品に供給して前
    記駆動部品を動作させるリユース検査モードを有すると
    ともに、前記判断手段は前記第3の所定電圧で作動する
    前記駆動部品の作動の検知からリユース可能な前記駆動
    部品を検知することを特徴とする請求項1〜12のいず
    れか1項に記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記リユース検査モードに移行する切
    換スイッチを有することを特徴とする請求項13に記載
    の画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記駆動部品の作動量の累積を検知す
    る作動量累積手段及び前記駆動部品の寿命を記憶してい
    る寿命記憶手段を有し、前記リユース検査モードは、 作動量の累積値<前記寿命記憶手段に記憶されている部
    品の寿命、 の条件を満たす前記駆動部品についてのみ実施されるこ
    とを特徴とする請求項13又は請求項14に記載の画像
    形成装置。
  16. 【請求項16】 前記出力装置は、前記リユース検査モ
    ードにおける前記判断手段の判断結果を、画像形成装置
    の表示部に表示する、外部に送信する及びプリントアウ
    トするの少なくとも一以上により出力することを特徴と
    する請求項13〜15のいずれか1項に記載の画像形成
    装置。
  17. 【請求項17】 電気により駆動力を出力する駆動部
    品、 該駆動部品に電力を供給する電源、 前記駆動部品の出力レベルを検知し、検知結果に基づい
    て判断を行う判断手段及び、 出力装置、 を備えた画像形成装置であって、第1の所定電圧を前記
    駆動部品に供給して前記駆動部品を作動させ画像形成を
    行う通常モード及び前記第1の所定電圧よりも低い第3
    の所定電圧を前記駆動部品に供給して前記駆動部品を動
    作させるリユース検査モードを有し、前記リユース検査
    モード時に、前記判断手段は、前記リユース検査モード
    時における、前記検知結果に基づいてリユースの可否を
    前記駆動部品について判断することを特徴とする画像形
    成装置。
  18. 【請求項18】 前記第3の所定電圧は、前記駆動部品
    の各々について固有の値に設定されていることを特徴と
    する請求項17に記載の画像形成装置。
  19. 【請求項19】 前記電源の出力電圧を前記第1の所定
    電圧から前記第3の所定電圧に切り換える切換装置を有
    することを特徴とする請求項17又は請求項18に記載
    の画像形成装置。
  20. 【請求項20】 前記切換装置は、所定のインピーダン
    スを有する素子と短絡スイッチとが並列に接続された回
    路からなることを特徴とする請求項17〜19のいずれ
    か1項に記載の画像形成装置。
  21. 【請求項21】 前記判断手段は、前記駆動部品又は前
    記駆動部品により駆動される作動部品の作動領域の端部
    において、前記駆動部品の前記出力を検知することを特
    徴とする請求項17〜20のいずれか1項に記載の画像
    形成装置。
  22. 【請求項22】 前記駆動部品がモータからなり、前記
    判断手段が前記モータの回転速度を検知するエンコーダ
    を有することを特徴とする請求項17〜21のいずれか
    1項に記載の画像形成装置。
  23. 【請求項23】 前記リユース検査モードに移行する切
    換スイッチを有することを特徴とする請求項17〜22
    のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  24. 【請求項24】 前記駆動部品の作動量の累積を検知す
    る作動量累積手段及び前記駆動部品の寿命を記憶してい
    る寿命記憶手段を有し、前記リユース検査モードは、 作動量の累積値<前記寿命記憶手段に記憶されている部
    品の寿命、 の条件を満たす前記駆動部品についてのみ実施されるこ
    とを特徴とする請求項17〜23のいずれか1項に記載
    の画像形成装置。
  25. 【請求項25】 前記出力装置は、前記リユース検査モ
    ードにおける前記判断手段の判断結果を、画像形成装置
    の表示部に表示する、外部に送信する及びプリントアウ
    トするの少なくとも一以上により出力することを特徴と
    する請求項17〜24のいずれか1項に記載の画像形成
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020023124A (ja) * 2018-08-08 2020-02-13 東芝テック株式会社 プリンタ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020023124A (ja) * 2018-08-08 2020-02-13 東芝テック株式会社 プリンタ
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