JP2009063780A - 消費電力管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】停電回避のために行う画像形成装置の省電力モードへの移行をジャムの発生および画質の劣化を抑えて可能にする消費電力管理システムを提供する。
【解決手段】インテリジェントブレーカ10は宅内電力線2bでの総消費電力量を監視し、閾値を超えたとき、その上昇傾度に応じて停電対策の緊急度を判定し、緊急度を示す情報を含む省電力モードへの移行指示を稼動中の複合機30に送信する。複合機30はプリント中に移行指示を受信した場合は、プリント中の記録紙の排紙を完了させてから省電力モードへ移行すると共に、その間の定着装置に対する通電制御を、移行指示が示す緊急度に応じて切り替える。たとえば、緊急度高ならヒータオフ、中なら50%通電、低なら通常制御にする。
【選択図】図1

Description

本発明は、消費電力オーバによる停電を防止する消費電力管理システムに関する。
突然の停電は機器に悪影響を与えることが多い。たとえば、ディジタル複合機などの画像形成装置では、画像データ記憶用のハードディスク装置が突然の停電によって破損しないようにする必要がある。また、プリント中に突然停電してジャムが発生すると、その記録紙の除去作業が面倒であるばかりか、除去する過程で記録紙の一部が破れて機内に残ったり、トナー像が未定着のために機内や作業者の手を汚してしまったりする場合がある。
そこで、無停電電源装置(UPS…Uninterruptible Power Supply)を搭載すると共に、停電後の無停電電源装置による電力供給で動作する際の消費電力を少なくして無停電電源装置の給電時間を引き延ばしてその間に停電をユーザに通知し、コピー中の記録紙を機内に残さないように排出し、感光体に悪影響をおよぼさないように感光体を初期化し、停電復帰後の再開時に以前のジョブを続行できるように各種情報を不揮発メモリに退避し、これらの措置が完了してから無停電電源装置による給電を停止させるようにシャットダウン動作を行う装置が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
また、消費電力オーバによる停電の発生自体を防止するために、ブレーカの配下で消費される電力量を監視し、ある閾値になると配下の各機器に、省電力モードへの移行を指示する信号や電源オフを指示する信号を送信するシステムがある(たとえば、特許文献2参照。)。
特開平5−72844号公報 特開2003−263249号公報
無停電電源装置を使用すれば突然の停電に対応することができるが、無停電電源装置は高価である。特に、トナー像を加圧加熱定着させる定着装置を使用する画像形成装置では、定着装置の消費電力が大きいので大容量の無停電電源装置が必要になり装置価格が高騰してしまう。
停電防止のためにブレーカから各機器へ省電力モードへの移行や電源オフを指示するシステムでは、システム全体の停電は抑制できるが、プリント中の画像形成装置がこの指示を受けて即座に電源オフなどの措置を実行すると記録紙のジャムが発生してしまう。
また、停電回避のために機器を省電力モードに強制移行させる場合には、ジャム発生を回避させるだけでなく、ジャムを回避させて排紙される記録紙に形成される画像の画質劣化を極力少なくすることが望ましい。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、停電回避のために行う画像形成装置の省電力モードへの移行をジャムの発生および画質の劣化を抑えて可能にする消費電力管理システムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]電力線に介装された監視装置と前記監視装置の下流で前記電力線から電力供給を受ける画像形成装置との間で通信して消費電力オーバによる停電を防止する消費電力管理システムにおいて、
前記監視装置は、
当該監視装置の下流の前記電力線における総消費電力量を監視する総消費電力量監視手段と、
前記総消費電力量が予め定めた閾値を超えたときの前記総消費電力量の上昇傾きから停電対策の緊急度を示す緊急度情報を生成する緊急度判定手段と、
前記総消費電力量が前記閾値を超えた場合に、前記緊急度情報を含む省電力モードへの移行指示を前記画像形成装置に送信する送信手段と、
を有し、
前記画像形成装置は、
記録紙上に画像を熱定着させる定着装置と、
前記移行指示を受信する受信手段と、
画像形成中に前記移行指示が受信された場合は、搬送中の記録紙を排紙させてから当該画像形成装置を省電力モードに移行させると共に、その間の前記定着装置に対する通電制御を、前記移行指示に含まれる前記緊急度情報の示す緊急度に応じて切り替える制御部と、
を有する
ことを特徴とする消費電力管理システム。
上記発明では、監視装置は総消費電力量を監視し、閾値を超えるとき、その上昇傾度に応じて停電対策の緊急度を判定し、該緊急度を示す緊急度情報を含む省電力モードへの移行指示を画像形成装置に送信する。画像形成装置は、プリント中に移行指示を受信したときは、通知された緊急度に応じて定着制御の通電制御を切り替えた上で搬送中の記録紙の排紙を完了させてジャムを回避してから省電力モードへ移行する。緊急度に応じて定着装置への通電制御を切り替えることで、停電に至らない範囲内で定着装置を通常に近い状態で稼動させる制御が可能となり、ジャム回避動作を、そのジャム回避させた記録紙に形成される画像の画質劣化を抑えながら実現することができる。
[2]前記監視装置は、前記移行指示の送信先にする画像形成装置を予め設定された優先度に基づいて選択し、該選択した画像形成装置に前記移行指示を送信する
ことを特徴とする[1]に記載の消費電力管理システム。
上記発明では、省電力モードへ移行させる候補の画像形成装置が複数ある場合に、予め設定した優先度に基づいて移行対象の画像形成装置が選択される。たとえば、省電力モードに移行すると色調が変化する可能性のあるカラー機の優先度をモノクロ機より低くするといった設定が可能になる。
[3]前記画像形成装置は、自機の現在の消費電力量の値を前記監視装置に通知する消費電力量通知手段を備え、
前記監視装置は、前記移行指示の送信先にする画像形成装置を、各画像形成装置から通知された消費電力量の値を加味して選択する
ことを特徴とする[1]または[2]に記載の消費電力管理システム。
上記発明では、省電力モードへ移行させる画像形成装置の候補が複数ある場合に、各画像形成装置の現在の消費電力量の値に基づいて移行対象の画像形成装置が選択される。たとえば、現在の消費電力量の大きいものが優先的に移行対象に選択される、あるいは消費電力量の小さいものが優先的に選択される。
[4]前記監視装置は、前記総消費電力量が前記閾値より低い第2閾値を下回ったとき、前記移行指示に従って省電力モードになっている画像形成装置の中で省電力モードから復帰させる画像形成装置を、予め設定された第2優先度に基づいて選択する
ことを特徴とする[1]乃至[3]のいずれか1つに記載の消費電力管理システム。
上記発明では、省電力モードから復帰させる画像形成装置の候補が複数ある場合に、予め設定した優先度に基づいて復帰対象の画像形成装置が選択される。たとえば、省電力モードからの復帰に長い時間を要する機種の第2優先度を低くするといった設定が可能になる。
[5]前記画像形成装置は、前記移行指示を受けて入った省電力モードから復帰した場合の自機の消費電力量の予測値を前記監視装置に送信する復帰後消費電力量通知手段を備え、
前記監視装置は、前記総消費電力量が前記閾値より低い第2閾値を下回ったとき、前記移行指示に従って省電力モードになっている画像形成装置の中で省電力モードから復帰させる画像形成装置を、前記画像形成装置から受信した前記予測値を加味して選択する
ことを特徴とする[1]乃至[4]のいずれか1つに記載の消費電力管理システム。
上記発明では、省電力モードから復帰させた場合に総消費電力量が閾値を超えてしまう画像形成装置を復帰対象から除外するといった選択が可能になる。
[6]前記画像形成装置は、通常モードより消費電力が少なくかつ前記省電力モードより消費電力が多い限定モードを有すると共に、前記移行指示を受けて入った省電力モードから前記通常モードへ復帰した場合の自機の消費電力量の予測値を前記監視装置に送信する復帰後消費電力量通知手段を備え、
前記監視装置は、画像形成装置を省電力モードから前記限定モードへ移行させるか否かをその画像形成装置から受信した前記予測値に基づいて決定する
ことを特徴とする[1]乃至[4]のいずれか1つに記載の消費電力管理システム。
上記発明では、画像形成装置を省電力モードから通常モードに復帰させると総消費電力量が閾値を再び超えてしまう場合は、その画像形成装置を通常モードより消費電力量が少ない限定モードに復帰させる。
[7]前記限定モードでは、新たなジョブの投入は受けるがプリント動作は保留にされる
ことを特徴とする[6]に記載の消費電力管理システム。
上記発明によれば、限定モードでは消費電力の大きいプリント動作は実行されずに保留にされる。
[8]前記画像形成装置は、前記限定モードで動作中であることを示す表示手段を有する
ことを特徴とする[6]または[7]に記載の消費電力管理システム。
上記発明では、限定モードで動作していることをユーザが理解でき、誤動作や故障と勘違いすることが防止される。
[9]前記画像形成装置は、前記定着装置を経て排紙される記録紙に所定のスタンプを押す押印手段をさらに備え、
前記制御部は、画像形成中に前記移行指示が受信されてから省電力モードへ移行するまでの間に前記定着装置を経て排紙される記録紙に前記押印手段で前記スタンプを押すと共に、前記移行指示が受信された時点で実行されていたジョブを省電力モードから復帰した後に再開させるための情報を記憶手段に記憶しておき、省電力モードから復帰させるときは前記記憶手段に記憶されている情報に基づいて前記ジョブを再開させる
ことを特徴とする[1]乃至[8]のいずれか1つに記載の消費電力管理システム。
上記発明では、プリント中に省電力モードへの移行した場合でもジャム回避されることに加え、省電力モードから復帰後は中断したプリントジョブが再開される。すなわち、ユーザが気付かぬうちに、省電力モードへの移行と復帰が行われることがあるが、ユーザはプリント中に省電力モードへ入ったことおよびそのときのジャム回避動作で排紙された記録紙をその記録紙に押下されたスタンプによって後から認識することができる。
[10]前記通信を、電力線を通信回線として利用するPLCモデムを用いて行うことを特徴とする[1]乃至[9]のいずれか1つに記載の消費電力管理システム。
上記発明では、電力線を通じて通信できるので、監視装置と画像形成装置との間の通信回線を容易に確保することができる。
[11]前記監視装置は下流の電力線への通電を遮断するブレーカの機能を有する
ことを特徴とする[1]乃至[10]のいずれか1つに記載の消費電力管理システム。
上記発明では、監視装置はブレーカと一体に構成される。
本発明によれば、監視装置は、総消費電力が閾値を超える場合に、停電対策の緊急度を示す情報を含む省電力モードへの移行指示を画像形成装置へ送信し、画像形成装置は画像形成中に移行指示を受信した場合は、画像形成中の記録紙を排紙してから省電力モードへ移行すると共に、その間の定着装置に対する通電制御を通知された緊急度に応じて切り替えるので、停電に至らない範囲内で定着装置を通常に近い状態で稼動させながら画像形成中の記録紙の排紙を完了させることができ、画像形成中であってもジャム発生および画質の劣化を極力抑えて省電力モードへ移行することができる。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る消費電力管理システム5のシステム構成例を示している。消費電力管理システム5は、外部からの電力線2に介挿されて監視装置として機能するインテリジェントブレーカ10と、インテリジェントブレーカ10の下流側(配下)の電力線(宅内電力線2b)に接続されて該宅内電力線2bから電力供給を受ける1または複数の複合機30とから構成される。
インテリジェントブレーカ10および複合機30は、宅内電力線2bを通信回線として通信するPLC(Power Line Communication)モデム3をそれぞれ備え、宅内電力線2bを通じて各種の情報を互いに送受信可能に構成されている。
インテリジェントブレーカ10は、宅内電力線2bでの総消費電力量を監視し、総消費電力量が閾値を超えた場合に所定の基準で選択される複合機30に対して省電力モードへの移行指示を送信したり、総消費電力量が先の閾値より低い第2の閾値を下回った場合に既に移行指示に従って省電力モードに入っている複合機30に対して省電力モードからの復帰指示を送信したりすることで、消費電力オーバによる停電を防止する機能を果たす。またインテリジェントブレーカ10は総消費電力量が許容値(契約電力量)をオーバした場合には、外部の電力線2から宅内電力線2bを切断する保安器としての機能を果たす。
複合機30は、原稿画像を光学的に読み取ってその複製画像を記録紙に印刷するコピー機能、読み取った原稿の画像データをファイルにして保存したり外部端末へ送信したりするスキャン機能、外部端末から受信した印刷データに基づいてラスタライズして得た画像を記録紙に印刷して出力するプリンタ機能、画像データを送受信するファクシミリ機能などを備えた画像形成装置である。
図2は、複合機30の内部の機械的概略構成を示している。複合機30は、原稿画像を光学的に読み取って画像データを取得する読取部31と、画像データに基づく画像を記録紙上に形成して出力する記録部32とを備えている。読取部31は、原稿に光を照射する光源33と、その反射光を受けて原稿を幅方向に1ライン分読み取るラインイメージセンサ34と、原稿からの反射光をラインイメージセンサ34に導いて結像させるレンズ35やミラー36などからなる光学経路のほか、ミラー36aや光源33を移動させてライン単位の読取位置を原稿の長さ方向に順次移動させる図示省略の移動機構などを備えて構成される。
記録部32は、電子写真プロセスによって記録紙上に画像を形成する。記録部32は多数の記録紙が収容される給紙トレー41と、給紙トレー41から記録紙を繰り出して排紙トレー42に向けて搬送する搬送路43を備えている。搬送路43は、多数の搬送ローラ(給紙側搬送ローラ43aや排紙側搬送ローラ43bなど)を備えている。
また記録部32は、搬送路43上を搬送される記録紙と近接対面するように配置された図中の矢印D方向に回転する感光体ドラム44と、画像データに応じたレーザ光を感光体ドラム44に照射する画像・レーザ変調処理部45と、感光体ドラム44の周囲に配置された帯電装置46、現像装置47、転写分離装置48、クリーニング装置49と、感光体ドラム44の下流側の搬送路43の途中に設けられ、搬送される記録紙が通過する定着装置51などを備えている。
さらに、定着装置51の下流に配置されて排紙トレー42へ排紙される記録紙に対して所定のスタンプを押印するスタンプ押印部52、感光体ドラム44の直前で搬送路43から記録紙を離脱させて未記録排紙トレー53へ搬送する回収搬送機構54を備えている。回収搬送機構54は、横向きUの字状に曲げられて記録紙の進路を変える誘導板54aを備えている。この誘導板54aは図示省略の駆動部により上下に進退制御される。誘導板54aは常時は下降しているが記録紙を未記録排紙トレー53へ回収するときは上側先端が搬送路43の途中に進出して搬送中の記録紙を受け止め、該記録紙の進路を反転させて未記録排紙トレー53へ誘導する機能を果たす。
感光体ドラム44は帯電装置46のコロナ放電によって表面が一様に帯電された後、画像・レーザ変調処理部45からレーザ光の照射を受けて静電潜像が表面に形成される。この静電潜像は現像装置47によってトナー像として顕像化され、該トナー像は搬送中の記録紙に転写分離装置48と対向する位置において転写される。転写後に感光体ドラム44の表面に残ったトナーはクリーニング装置49により除去される。転写後の記録紙は定着装置51を通過する際に加圧および加熱されてトナー像が記録紙に固着される。
図3は、複合機30の電気的概略構成を示している。複合機30は、当該複合機30の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)61にバス62を通じて、読取部31、記録部32、ROM(Read Only Memory)63、RAM(Random Access Memory)64、表示部65、操作部66、画像処理部67、通信制御部68、モデム69、ネットワーク制御部71などを接続して構成される。モデム69の配下にはNCU(Network Control Unit)70が接続される。
ROM63には各種プログラムや固定データが格納され、CPU61はこれらのプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM64はCPU61がプログラムを実行する際に各種のデータを一時的に格納するワークメモリや画像メモリとして使用される。
表示部65はユーザに各種の操作画面や設定画面、案内画面を表示するための液晶ディスプレイなどで構成される。操作部66は液晶ディスプレイの表面に設けられて押下された座標位置を検出するタッチパネルやテンキー、スタートボタンなどの各種操作スイッチで構成され、ユーザから各種の操作を受け付ける。
画像処理部67は、画像データに対して拡大、縮小、セル平均化、解像度変換、γ変換、スクリーン処理などの画像処理を施す回路である。通信制御部68は、ファクシミリ通信に関するプロトコル制御などを行う。モデム69は、ディジタル信号をアナログ信号で伝送可能とするための変調やその復調を行い、NCU70は公衆電話回線と接続されて発呼や着呼に関する制御や検出を行う。
ネットワーク制御部71は、LAN(Local Area Network)を通じて外部装置と各種のデータを送受信する機能を果たす。さらにネットワーク制御部71はPLCモデム3の機能を含み、宅内電力線2bを通じてインテリジェントブレーカ10と通信する機能を果たす。
CPU61は、プログラムを実行することで電源制御手段としての機能や消費電力量通知手段、復帰後消費電力量通知手段としての機能を果たす。電源制御手段は、インテリジェントブレーカ10からの指示に従って当該複合機30の動作モードを、通常モードと該通常モードに比べて消費電力を抑えた省電力モードとの間で移行を制御する機能を果たす。また、省電力モードからの復帰制御も行う。復帰には通常モードへ復帰させる完全復帰と、ジョブの実行が一部制限された限定モードへ復帰させる限定復帰とがある。なお、限定モードは省電力モードの一種として扱われ、復帰対象の候補にされる。
限定モードでは、ジョブの設定や投入操作、読取部31での読取動作など消費電力量の少ない動作は実行されるが、消費電力量が大きい動作は制限される。ここでは消費電力が大きい定着装置51の稼動を要するプリント動作は保留にされる。 以下に限定モードでの動作例を示す。
(1)コピージョブ
ジョブの設定・投入は受け付ける。ジョブ投入後、読取部31による読取動作を実行し、その画像データを保存した後、記録部32による印刷は保留にされる。保留された印刷は通常モードへ完全復帰した後に実行される。
(2)ファクシミリ受信ジョブ
受信したデータはメモリに保存され、印刷は保留にされる。保留された印刷は通常モードへ完全復帰した後に実行される。
(3)ファクシミリ送信ジョブ
ジョブの設定・投入は受け付け、読取部31による読取動作を実行し、相手機へ送信する動作は実行するが、通信レポートの出力は保留にされる。保留された通信レポートの印刷は通常モードへ完全復帰した後に実行される。また、通信レポートの印刷指示ボタンなどは操作できない状態(操作拒否、非表示、グレーアウトなど)にされる。
消費電力量通知手段は、自機で消費される現在の消費電力量(現在消費電力)を監視してインテリジェントブレーカ10に通知する機能である。本実施の形態では、現時点の実際の消費電力を求めるのではなく、現時点の直後の未来(たとえば、1秒後)における消費電力量の予測値を求めて通知する。
すなわち、CPU61は複合機30におけるジョブの実行をすべて制御・管理しているので、ジョブの実行状態が変化する前にジョブの実行状態が次にどのように変化するかを認識している。たとえば、コピーの設定がされた後、スタート釦が押下された時点でその直後に読取部31の動作状態となることや、出力すべき画像データが揃った時点でその直後に記録部32でプリント動作が開始されることを認識している。そこで、このようにして認識した直後の未来のジョブの実行状態からその未来の実行状態での消費電力量を予測してインテリジェントブレーカ10に通知する。たとえば、複合機30の動作状態(ジョブの実行状態)別に消費電力量を予め測定あるいは算出し、動作状態毎の消費電力量を示すテーブルを記憶しておき、これを参照して消費電力量の予測値を求める。同様の方法で後述する復帰後予測消費電力を求めることができる。なお、現在の消費電力量については、消費電力量を電力計で実測してもよい。
インテリジェントブレーカ10への通知は、通常モード、限定モードでは、たとえば、1秒〜数秒毎に定期的に行われる。省電力モードについては定期的に通知してもよいし、省電力モードに入ったときに1回だけ通知する構成でもよい。また、ジョブの動作状態が変化する場合にのみその直前に通知するように構成されてもよい。
復帰後消費電力量通知手段は、省電力モード(もしくは限定モード)から完全復帰した場合の消費電力量の予測値(復帰後予測消費電力)をインテリジェントブレーカ10に対して通知する機能を果たす。インテリジェントブレーカ10への復帰後の予測値の通知は、省電力モードや限定モードに入っている間、たとえば、1秒〜数秒毎に定期的に行われる。なお、省電力モード中の定期的な通知を省略し、省電力モードに入る際にのみ復帰後の予測値を通知する構成としてもよい。
図4は、インテリジェントブレーカ10の電気的概略構成を示している。インテリジェントブレーカ10は当該インテリジェントブレーカ10の動作を統括制御するCPU11にバス12を通じて、ROM13、RAM14、表示部15、操作部16、総消費電力監視部17、ネットワーク制御部18などを接続して構成される。また、宅内電力線2bでの総消費電力量が許容値(契約電力量)を超えた場合に外部の電力線2から宅内電力線2bを切断するブレーカ部21を備えている。
ROM13には各種プログラムや固定データが格納され、CPU11はこれらのプログラムに従って停電防止などに関する各種の制御を実行する。RAM14はCPU11がプログラムを実行する際に各種のデータを一時的に格納するワークメモリなどとして使用される。RAM14には後述する端末管理テーブル80(図5参照)が記憶される。
表示部15は小型の液晶ディスプレイやLED表示器で構成されて、現在の設定状態の表示などに使用される。操作部16は後述する移行優先度85や復帰優先度86(図5参照)の設定操作などを受ける操作スイッチで構成される。
総消費電力監視部17は、宅内電力線2bでの総消費電力量の計測、監視を行う。総消費電力監視部17は宅内電力線2bを流れる電流量に基づいて総消費電力量を電力計で実測する方法と、各複合機30から通知される現在消費電力の合計として総消費電力量を求める方法を備えている。電圧ネットワーク制御部18は各複合機30との間でデータを送受信する機能を果たす。ここでは、ネットワーク制御部18はPLCモデム3の機能を含み、宅内電力線2bを通じて複合機30と通信する。
CPU11は、プログラムを実行することで端末情報の管理機能、電力量判定機能、指示機能などを果たす。端末情報の管理機能は、図5に示すような端末管理テーブル80の登録・更新を管理する。図5に示す端末管理テーブル80では、6台の複合機30(複合機(1)〜複合機(6))が登録されており、各複合機30について、管理対象の複合機30の識別情報である管理端末ID81と、その稼動状態82と、現在消費電力83と、復帰後予測消費電力84と、移行優先度85と、復帰優先度86とが記憶されている。
稼動状態82が「Sleep」の場合はインテリジェントブレーカ10からの移行指示に従って省電力モードに入っていることを示す。「稼動」は通常モードで動作中であることを示す。「部分稼動」は限定モードで動作中であることを示す。「オフ」は複合機30から通知がない状態、すなわち、複合機30が電源オフ状態にあることを示す。なお、複合機30が自主的に省電力モードに入っているときの稼動状態82は「稼動」であるが、そのときの現在消費電力83が十分小さい値になる。
現在消費電力83および復帰後予測消費電力84は、各複合機30から通知される現在消費電力量や復帰後予想消費電力量に基づいて逐次更新される。
移行優先度85は、省電力モードへ移行させる複合機30を選択する際の優先度を示す。復帰優先度86は移行指示に従って省電力モードに入っている複合機30の中で省電力モード(限定モードも含まれる)から復帰させる複合機30を選択する際の優先度を示す。移行優先度85および復帰優先度86は、予め操作部16を通じてユーザや管理者により設定される。なお、優先度の設定・変更はネットワークを通じてパーソナルコンピュータなどの外部端末から受け付けることも可能になっている。たとえば、省電力モードに移行すると色調が変化する可能性のあるカラー機の移行優先度85をモノクロ機より低くするといった設定が可能になる。
電力量判定機能は、宅内電力線2bでの総消費電力量が閾値を超えたか、あるいは下回ったかなどの判定や、閾値を超えたときの総消費電力量の上昇傾度を求め、該上昇傾度から停電対策の緊急度を判定し、該判定結果を示す緊急度情報を生成する機能である。
図6は、消費電力量の判定に使用される各種の閾値と総消費電力量の時系列な変化の一例を示している。ここでは、閾値として、契約電力量(v)に対して予め定めた余裕量だけ低い設定上限消費電力量(x)、設定上限消費電力量(x)より所定量低い警戒消費電力量(y)、警戒消費電力量(y)よりさらに低く停電の可能性がほぼ無い消費電力量である安全消費電力量(z)が予め定められている。これらの閾値は、操作部16やネットワークを通じて任意に設定変更可能になっている。
電力量判定機能は、総消費電力量を監視し、総消費電力量が設定上限消費電力量(x)を超えたことを検出する。さらに設定上限消費電力量(x)を超えたときの総消費電力量の上昇傾度を計測し、その上昇傾度に応じて停電対策の緊急度を決定する。ここでは、上昇傾度が70度以上の場合は緊急度「高」と判定し、上昇傾度が45度以上70度未満の場合は緊急度「中」と判定し、45度未満の場合は緊急度「低」と判定する。判定基準の角度は例示したものに限定されない。該判定基準の角度は、操作部16やネットワークを通じて任意に設定変更可能になっている。
指示機能では、移行指示、復帰指示(完全復帰させる完全復帰指示、限定復帰させる限定復帰指示)の出力制御を行う。ここでは、総消費電力量が設定上限消費電力量(x)を超えた場合に省電力モードへの移行指示を複合機30へ送信する。移行指示には、総消費電力量が設定上限消費電力量(x)を超えたときの総消費電力量の上昇傾度に応じて決定された緊急度を示す緊急度情報が含まれる。
移行指示の送信先とされる複合機30は、端末管理テーブル80の登録内容に基づいて選択される。詳細には、端末管理テーブル80に登録されている移行優先度85と稼動状態82に基づいて、あるいは現在消費電力83をさらに加味して選択される。たとえば、移行優先度85の高い(数値が小さいほど高いとする)複合機30から順に検索し、稼動状態82が「稼動」となっている複合機30を移行指示の送信先に選択する。あるいは稼動状態82が「稼動」でかつ現在消費電力83が規定値(たとえば200W(ワット))以上であるという条件に合致する複合機30を移行指示の送信先に選択する。選択基準や選択方法は例示したものに限定されるものではなく、任意の条件で選択されてもよい。
また、総送信電力量が警戒消費電力量(y)を下回った(警戒消費電力量(y)より多い状態から警戒消費電力量(y)より少ない状態に変化した)とき、既に移行指示に従って省電力モードに入っている複合機30の中から所定の基準で選択された複合機30に対して復帰指示を送信する。復帰指示の送信先とされる複合機30は、端末管理テーブル80の登録内容に基づいて選択される。詳細には、端末管理テーブル80に登録されている復帰優先度86、稼動状態82、復帰後予測消費電力84に基づいて選択される。たとえば、復帰優先度86の高い複合機30から順に検索し、稼動状態82が「Sleep」となっているものを選択する。
また、選択した複合機30の復帰後予測消費電力84を現在の総消費電力量に加算した消費電力量が設定上限消費電力量(x)を超える場合は、限定モードへ復帰させる限定復帰指示を送信し、加算後の消費電力量が設定上限消費電力量(x)を超えない場合は、通常モードへ復帰させる完全復帰指示を送信するようになっている。復帰指示の送信先とする複合機30の選択基準や選択方法は例示したものに限定されるものではなく、他の条件で選択されてもよい。
次に、インテリジェントブレーカ10および複合機30の動作を流れ図に基づいて説明する。
図7は、インテリジェントブレーカ10が行うメイン処理を示している。インテリジェントブレーカ10は、個別電力管理処理(ステップS101)と総消費電力管理処理(ステップS102)とを常に繰り返し実行する。
図8は、インテリジェントブレーカ10が行う個別電力管理処理の詳細を示している。インテリジェントブレーカ10は各複合機30から消費電力量の通知が受信されるのを待機しており(ステップS111;N)、複合機30から消費電力量の通知を受信すると(ステップS111;Y)、その複合機30に対する端末管理テーブル80内の現在消費電力83および復帰後予測消費電力84の値を更新して(ステップS112)、本処理を終了する(リターン)。
たとえば、複合機(1)から現在消費電力の値の通知を受信した場合は、端末管理テーブル80内の複合機(1)に対応する現在消費電力83の値を通知された現在消費電力の値に更新する。また、複合機(1)から復帰後予測消費電力の値が通知された場合は、端末管理テーブル80内の複合機(1)に対応する復帰後予測消費電力84の値を通知された復帰後予測消費電力の値に更新する。このほか、端末管理テーブル80内の現在消費電力83の合計で総消費電力量を求める場合には、合計値を再計算して総消費電力量の値を更新する。
なお、インテリジェントブレーカ10から各複合機30に対して一定周期で消費電力量の返送を要求し、この要求に応じて複合機30が消費電力量の通知を返送するように構成されてもよい。
図9は、インテリジェントブレーカ10が行う総消費電力管理処理の詳細を示している。総消費電力量が設定上限消費電力量(x)を超えるか否かを調べ(ステップS121)、超える場合は(ステップS121;Y)、総消費電力量の上昇傾度を確認し、停電対策の緊急度を決定する(ステップS122)。次に、省電力モードへ移行させる複合機30を、端末管理テーブル80に登録されている移行優先度85および稼動状態82に基づいて、あるいはこれらに現在消費電力83を加味して選択し(ステップS123)、選択した複合機30に対して、先に決定した緊急度を示す緊急度情報を含む移行指示を送信する(ステップS124)。そして、移行指示を送信した複合機30に対応する端末管理テーブル80内の稼動状態82を「Sleep」に更新して(ステップS131)、処理を終了する(リターン)。
総消費電力量が設定上限消費電力量(x)を超えていない場合は(ステップS121;N)、総消費電力量の変化の終了値を確認し(ステップS125)、変化終了値の総消費電力量が警戒消費電力量(y)を下回ったか否かを判断する(ステップS126)。総消費電力量が変化していない場合あるいは変化の終了値が警戒消費電力量(y)を下回らない場合は(ステップS126;N)、本処理を終了する(リターン)。
警戒消費電力量(y)を下回った場合は(ステップS126;Y)、省電力モード(限定モードも含まれる)から復帰させる複合機30を端末管理テーブル80内の移行優先度85および稼動状態82に基づいて選択する(ステップS127)。すなわち、復帰優先度86の高い複合機30から順に検索し、稼動状態82が「Sleep」もしくは「部分稼動」となっている最初の複合機30を選択する。
次に、現時点の総消費電力量とその選択した複合機30に対応付けて端末管理テーブル80に登録されている復帰後予測消費電力84との合計を求め、この合計値が設定上限消費電力量(x)を超えるか否かを判定する(ステップS128)。超える場合は(ステップS128;Y)、この選択した複合機30に対して限定復帰指示を送信し(ステップS130)、超えない場合は(ステップS128;N)、この選択した複合機30に対して完全復帰指示を送信する(ステップS129)。
なお、図9では図示省略するが、ステップS128で「Y」と判定されかつその選択されている複合機30の稼動状態82が「部分稼動」の場合には限定復帰指示の送信は行わず、ステップS127に戻って別の複合機30を復帰対象に選択し直すようになっている。
限定復帰指示もしくは完全復帰指示を送信した後、この送信内容が反映されるように端末管理テーブル80を更新して(ステップS131)、本処理を終了する(リターン)。すなわち、限定復帰指示を送信した場合はその送信先の複合機30に対応する端末管理テーブル80内の稼動状態82を「部分稼動」に変更し、完全復帰指示を送信した場合は同箇所を「稼動」に変更する。
なお、個別電力管理処理を所定の周期(たとえば、1秒)毎に繰り返し実行させると共に、総消費電力管理処理をメイン処理から切り離して常時稼動させ、総消費電力量の変化に対してリアルタイム処理可能となるように構成してもよい。
図10は、複合機30の動作の流れを示している。複合機30のCPU61は現在消費電力や復帰後予測消費電力をインテリジェントブレーカ10に対して通知する(ステップS201)。インテリジェントブレーカ10から何らかの指示を受信した場合は(ステップS202;Y)、その指示の内容に応じて以下の各処理を行う。
移行指示を受信した場合は(ステップS203;Y)、自機がプリント中(プリントジョブ実行中)か否かを調べ(ステップS204)、プリント中の場合は(ステップS204;Y)、移行指示に含まれている緊急度情報の示す緊急度が「高」、「中」、「低」のいずれであるかを調べる(ステップS205、S206)。
緊急度が「高」の場合は(ステップS205;Y)、定着装置51のヒータを即時オフする(ステップS207)。緊急度が「中」の場合は(ステップS206;Y)、定着装置51のヒータを50%オフし定着装置51での消費電力量を通常の50%に減少させる(ステップS208)。50%オフの通電制御では、最大瞬時電力値が最大時の50%となるように制御してもよいし、平均消費電力が通常の50%となるように制御してもよい。緊急度が「低」の場合は(ステップS206;N)、定着装置51のヒータを通常モードの場合と同様に通電制御し、特に消費電力を下げるための制御は行わない(ステップS209)。
上記のように定着装置51の通電制御を行う状態下で、ジャム回避制御としてプリント停止処理を行い(ステップS210)、さらに省電力モードから通常モードに復帰した場合に今回停止させたプリントジョブを再開させるための各種情報を再開情報として記憶する(ステップS211)。
プリント停止処理では、感光体ドラム44への新たな画像形成を停止させると共に感光体ドラム44を(排紙パス長分−1回転)分回転させて、感光体ドラム44上の残像を消す。感光体ドラム44よりも排紙トレー42側の記録紙はそのまま搬送して排紙トレー42へ出力させる。このとき、この記録紙に、出力途中で省電力モードに入ったことを示す所定のスタンプをスタンプ押印部52で押印する。また、感光体ドラム44より給紙トレー41側の搬送路43上に進出している記録紙に対しては誘導板54aを上げて未記録排紙トレー53に回収する。
なお、感光体ドラム44から排紙トレー42へ至るパスA(図2参照)と、感光体ドラム44の手前で誘導板54aにより搬送路43から記録紙が離脱する位置から未記録排紙トレー53へ至るパスBが同じ長さの場合は、その長さ分だけ固定的に紙送りを行えば、搬送途中の記録紙は排紙トレー42か未記録排紙トレー53のいずれかに排紙され、搬送路43の途中に記録紙が残ることはない。ただし、誘導板54aの上方を記録紙が通過中のときは誘導板54aを上昇させないように制御する。
スタンプ押印部52が押印するスタンプは丸印のような単なるマークであってもよいし、プリントジョブ内でのページ位置が分かる情報、たとえば、ページ番号/総ページ数、現在の部数番号/総部数などであってもよい。また、感光体ドラム44より給紙トレー41側の記録紙については搬送方向を逆転させて給紙トレー41に送り返すように構成されてもよい。
プリント停止処理(ステップS210)および再開情報の記憶処理(ステップS211)を行った後、複合機30は省電力モードから復帰した場合の復帰後予測消費電力量を求めてインテリジェントブレーカ10に通知し(ステップS212)、省電力モードに移行する(ステップS213)。そして、ステップS201へ戻って当該処理を繰り返す。なお、復帰後予測消費電力量を定期的に通知している場合はステップS212での通知は省略されてもよい。
インテリジェントブレーカ10から受信した指示が限定復帰指示の場合は(ステップS214;Y)、省電力モードから限定モードへ復帰した後(ステップS215)、ステップS201へ戻って当該処理を繰り返す。
なお、限定モードで動作中、複合機30は、限定モードで動作中であることをユーザに通知する。ここでは、表示部65に限定モードで動作中であることを示す表示を行う。たとえば、限定モードになっている状態でユーザがジョブ投入操作など何らかの操作を行うと「限定モード動作中、プリント動作は後ほど行います。」といった表示を行う。また、限定モード中にジョブ実行の待機状態(たとえば、プリント動作の待機状態)へ移行する時にも上記のような表示を行う。これにより、ユーザはプリント動作が待機状態になる理由を理解でき、故障と誤認することがなく、安心して使用することができる。
インテリジェントブレーカ10から受信した指示が完全復帰指示の場合は(ステップS216;Y)、省電力モードまたは限定モードから通常モードへ復帰した後(ステップS217)、中断中のジョブがあるか否かを再開情報などに基づいて判断し(ステップS218)、中断中のジョブがない場合は(ステップS218;N)ステップS201へ戻って当該処理を繰り返す。中断中のジョブがある場合は(ステップS218;Y)、中断中のそのジョブを再開情報に基づいて再開させ(ステップS219)、ステップS201へ戻って当該処理を繰り返す。
次に、消費電力管理システム5の具体的な動作例を図6に基づいて説明する。
前提条件として、各複合機30の電力消費量は、複合機(1)>複合機(2)>複合機(3)の大小関係にあり、移行優先度は複合機(1)が「1」、複合機(2)が「2」、複合機(3)が「3」であり、インテリジェントブレーカ10による総消費電力の監視は1秒毎に行われるものとする。なお、図中の一点波線は各複合機30から通知される現在消費電力の合計を計算で求めた場合の総消費電力量の遷移を示している。
1.複合機(1)、複合機(2)、複合機(3)が順にプリントジョブの実行を開始して次第に総消費電力量が増加し、時刻T1に総消費電力量が設定上限消費電力量(x)を超える。インテリジェントブレーカ10のCPU11はこれを検知すると共に、そのときの総消費電力量の上昇傾度から停電対策の緊急度を判定する。そして、端末管理テーブル80の移行優先度85に従って選択した特定の複合機30(この例では複合機(1))に対して緊急度情報を含む省電力モードへの移行指示を送信する。たとえば、上昇経度が70度以上の急峻と判定した場合は、緊急度=「高」の緊急度情報が移行指示に付加される。
2.上記移行指示を受信した複合機(1)は、プリント中であればジャム回避制御および再開情報の記憶処理を行ってから省電力モードに移行する。またジャム回避制御中における定着装置51の通電制御(加熱制御)をその移行指示に付加されている緊急度情報が示す停電対策の緊急度に応じて切り替える。たとえば、緊急度「高」ならば定着装置51のヒータへの通電をオフし、緊急度[中]ならば通常の50%の消費電力となるように通電制御し、緊急度「低」ならば通常と同じ通電制御を行う。すなわち、停電を引き起こさない範囲で定着装置51の通電制御を通常モードでの制御状態に近づける。これによりジャムを回避させて排紙した記録紙に形成された画像の定着不良による画質低下を極力少なく抑えることができる。
3.複合機(1)が移行指示に従って省電力モードへ移行したことにより時刻T2に総消費電力量が警戒消費電力量(y)を下回る。インテリジェントブレーカ10のCPU11はこれを検知すると、移行指示に従って省電力モードに入っている複合機30の中から復帰優先度86に基づいて選択した複合機30に対して復帰指示を送信する。この例では複合機(1)が復帰対象に選択されるが、複合機(1)にはプリントジョブが残っており、この複合機(1)から通知された復帰後予測消費電力84を現在の総消費電力量に加算すると、設定上限消費電力量(x)を再び超える。そこで、インテリジェントブレーカ10は複合機(1)に対して、限定モードに復帰させる限定復帰指示を送信する。
4.複合機(1)は限定復帰指示に従って省電力モードから限定モードへ移行する。この移行により時刻T3には総消費電力量が警戒消費電力量(y)をわずかに上回る値に上昇する。
5.その後時刻T4に他の複合機30(たとえば複合機(2))がプリントジョブを完了して、総消費電力量が再び警戒消費電力量(y)を下回る。インテリジェントブレーカ10のCPU11はこれを検知すると、既に移行指示に従って省電力モード(もしくは限定モード)に入っている複合機30の中から復帰優先度86に基づいて復帰対象の複合機30を選択し、この選択した複合機30に対して復帰指示を送信する。ここでは、複合機(1)にはプリントジョブが残っているが、複合機(1)から通知された復帰後予測消費電力84を現在の総消費電力量に加算しても設定上限消費電力量(x)を超えないので、複合機(1)に対して、通常モードに復帰させる完全復帰指示を送信する。
6.完全復帰指示を受信した複合機(1)は限定モードから通常モードに復帰した後、残っていたプリントジョブを実行する。これにより時刻T5には総消費電力量が上昇するが設定上限消費電力量(x)は超えない。その後、時刻T6には複合機(1)のプリントジョブが完了し、総消費電力量が安全消費電力量(z)以下に低下している。
このように制御することで、消費電力オーバによる停電が防止される。また、プリント中に移行指示を受けた場合でもジャム回避制御が行われ、かつ緊急度に応じて定着装置51の通電制御が切り替えられるので、ジャムが発生せず、しかもジャムを回避させて排紙した記録紙に形成された画像の定着不良による画質低下は極力少なく抑えられる。
なお、総消費電力量が設定上限消費電力量(x)を超えているか否かを判定する際の総消費電力量は、宅内電力線2bを流れる電流量などの実測で求める。このほか、各複合機30から逐次通知されて端末管理テーブル80に登録されている現在消費電力83の合計から総消費電力量を計算で求めてもよい。ただし、実測では設定上限消費電力量(x)を超えるが計算で求めた総消費電力量は誤差により設定上限消費電力量(x)を超えないといった事態が発生し得るので、設定上限消費電力量(x)を超えたか否かの判定には実測値を使用することが好ましい。
また、完全復帰させるか限定復帰させるかの判定は、現在の総消費電力量と復帰対象の複合機の復帰後予測消費電力84との合計が設定上限消費電力量(x)を超えるか否かで判定するほか、契約電力量(v)を超えるか否かで判定してもよい。また、上記の例では総消費電力量が警戒消費電力量(y)を下回った場合に復帰指示を送信するか否かの判断を行ったが、安全消費電力量(z)を下回るか否かを基準に判断してもよい。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
たとえば、緊急度に応じて定着装置51の通電制御を、オフと50%通電と通常制御とに切り替えるようにしたが、通電制御の内容はこれに限定されず、緊急度が高いほど定着装置51での消費電力が少なくなるように制御されればよい。また、緊急度は「高」、「中」、「低」の3段階に限定されず、任意数の段階に区分してもよい。
実施の形態では移行優先度85と稼動状態82とに基づいて、あるいはさらに現在消費電力83を加味して省電力モードに移行させる複合機30を選択するようにしたが、移行優先度85を勘案せずに選択してもよい。たとえば、稼動状態82が「稼動」になっている複合機30の中で最も現在消費電力83の値が大きいもの、あるいは逆に現在消費電力83が小さいものを優先的に選択してもよい。また、停電対策の緊急度に応じて選択してもよい。たとえば、緊急度が高い場合ほど、現在消費電力83の値が大きいものが優先的に選択されてもよい。省電力モードへ移行させる複合機30の選択基準は任意に定めてよい。
また、省電力モードから復帰させる複合機30を稼動状態82と復帰優先度86に基づいて選択したが、復帰優先度86を勘案せずに選択してもよい。たとえば、先に省電力モードに移行した複合機30を先に復帰させるという規則で、復帰させる複合機30を選択する構成でもよい。また、完全復帰可能な複合機30が優先的に選択されるようにされてもよい。省電力モードから復帰させる複合機30の選択基準は任意に定めてよい。
実施の形態では省電力モードからの復帰に限定復帰と完全復帰とを設けたが、限定モードを設けずに、復帰方法として通常モードへの完全復帰のみが設けられた構成でもかまわない。逆に、消費電力量が異なる限定モードを複数種類設定し、現時点の総消費電力量と復帰後予測消費電力との合計値に応じて復帰先の限定モードがより細かく選択されるように構成されてもよい。
実施の形態では移行優先度85と復帰優先度86とを個別に設定できるように構成したが、一方の優先度を移行優先度と復帰優先度に兼用する構成としてもよい。
実施の形態ではインテリジェントブレーカ10と複合機30との間の通信をPLCモデム3を用いて行うようにしたが、他の通信方法(たとえば、LANや無線LAN)でもかまわない。
このほか、複合機30からインテリジェントブレーカ10への消費電力量や復帰後予測消費電力を通知する機能を有しないシンプルなシステム構成としてもよい。この場合、インテリジェントブレーカ10は実測によって総消費電力量を計測し、総消費電力量が閾値(たとえば、設定上限消費電力量(x))を超えた場合に省電力モードに移行させる複合機30を、たとえば、稼動状態82と移行優先度85に基づいて選択するように構成する。また、復帰の基準となる第2の閾値を省電力モードへの移行の判定基準となる閾値より十分低い値に設定する。すなわち、中断されていたプリント動作が復帰後に再開されても総消費電力量が閾値を超えない値に第2の閾値を十分余裕を持って低く設定する。これにより、複合機30から復帰後予測消費電力が通知されなくとも省電力モードからの復帰を適切に制御することができる。この場合、たとえば、稼動状態82と復帰優先度86により復帰対象の複合機30が選択される。
インテリジェントブレーカ10はブレーカ部21と他の部分(監視装置の部分)とを切り離して別体に構成されてもよいし、ブレーカ部21を具備しない構成でもよい。
本発明の実施の形態に係る消費電力管理システムのシステム構成を示す説明図である。 複合機の機械的概略構成を示す説明図である。 複合機の電気的概略構成を示すブロック図である。 インテリジェントブレーカの電気的概略構成を示すブロック図である。 端末管理テーブルの一例を示す説明図である。 消費電力量の判定に使用される各種の閾値と総消費電力量の時系列な変化の一例を示す説明図である。 インテリジェントブレーカが行うメイン処理を示す流れ図である。 インテリジェントブレーカが行う個別管理処理を示す流れ図である。 インテリジェントブレーカが行う総消費電力管理処理を示す流れ図である。 複合機が行う処理を示す流れ図である。
符号の説明
2…電力線
2b…宅内電力線
3…PLCモデム
5…消費電力管理システム
10…インテリジェントブレーカ
11…CPU
12…バス
13…ROM
14…RAM
15…表示部
16…操作部
17…総消費電力監視部
18…ネットワーク制御部
21…ブレーカ部
30…複合機
31…読取部
32…記録部
33…光源
34…ラインイメージセンサ
35…レンズ
36、36a…ミラー
41…給紙トレー
42…排紙トレー
43…搬送路
43a…給紙側搬送ローラ
43b…排紙側搬送ローラ
44…感光体ドラム
45…画像・レーザ変調処理部
46…帯電装置
47…現像装置
48…転写分離装置
49…クリーニング装置
51…定着装置
52…スタンプ押印部
53…未記録排紙トレー
54…回収搬送機構
54a…誘導板
61…CPU
62…バス
63…ROM
64…RAM
65…表示部
66…操作部
67…画像処理部
68…通信制御部
69…モデム
70…NCU
71…ネットワーク制御部
80…端末管理テーブル
81…管理端末ID
82…稼動状態
83…現在消費電力
84…復帰後予測消費電力
85…移行優先度
86…復帰優先度
D…感光体ドラムの回転方向
(v)…契約電力量
(x)…設定上限消費電力量
(y)…警戒消費電力量
(z)…安全消費電力量

Claims (11)

  1. 電力線に介装された監視装置と前記監視装置の下流で前記電力線から電力供給を受ける画像形成装置との間で通信して消費電力オーバによる停電を防止する消費電力管理システムにおいて、
    前記監視装置は、
    当該監視装置の下流の前記電力線における総消費電力量を監視する総消費電力量監視手段と、
    前記総消費電力量が予め定めた閾値を超えたときの前記総消費電力量の上昇傾きから停電対策の緊急度を示す緊急度情報を生成する緊急度判定手段と、
    前記総消費電力量が前記閾値を超えた場合に、前記緊急度情報を含む省電力モードへの移行指示を前記画像形成装置に送信する送信手段と、
    を有し、
    前記画像形成装置は、
    記録紙上に画像を熱定着させる定着装置と、
    前記移行指示を受信する受信手段と、
    画像形成中に前記移行指示が受信された場合は、搬送中の記録紙を排紙させてから当該画像形成装置を省電力モードに移行させると共に、その間の前記定着装置に対する通電制御を、前記移行指示に含まれる前記緊急度情報の示す緊急度に応じて切り替える制御部と、
    を有する
    ことを特徴とする消費電力管理システム。
  2. 前記監視装置は、前記移行指示の送信先にする画像形成装置を予め設定された優先度に基づいて選択し、該選択した画像形成装置に前記移行指示を送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の消費電力管理システム。
  3. 前記画像形成装置は、自機の現在の消費電力量の値を前記監視装置に通知する消費電力量通知手段を備え、
    前記監視装置は、前記移行指示の送信先にする画像形成装置を、各画像形成装置から通知された消費電力量の値を加味して選択する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の消費電力管理システム。
  4. 前記監視装置は、前記総消費電力量が前記閾値より低い第2閾値を下回ったとき、前記移行指示に従って省電力モードになっている画像形成装置の中で省電力モードから復帰させる画像形成装置を、予め設定された第2優先度に基づいて選択する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の消費電力管理システム。
  5. 前記画像形成装置は、前記移行指示を受けて入った省電力モードから復帰した場合の自機の消費電力量の予測値を前記監視装置に送信する復帰後消費電力量通知手段を備え、
    前記監視装置は、前記総消費電力量が前記閾値より低い第2閾値を下回ったとき、前記移行指示に従って省電力モードになっている画像形成装置の中で省電力モードから復帰させる画像形成装置を、前記画像形成装置から受信した前記予測値を加味して選択する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の消費電力管理システム。
  6. 前記画像形成装置は、通常モードより消費電力が少なくかつ前記省電力モードより消費電力が多い限定モードを有すると共に、前記移行指示を受けて入った省電力モードから前記通常モードへ復帰した場合の自機の消費電力量の予測値を前記監視装置に送信する復帰後消費電力量通知手段を備え、
    前記監視装置は、画像形成装置を省電力モードから前記限定モードへ移行させるか否かをその画像形成装置から受信した前記予測値に基づいて決定する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の消費電力管理システム。
  7. 前記限定モードでは、新たなジョブの投入は受けるがプリント動作は保留にされる
    ことを特徴とする請求項6に記載の消費電力管理システム。
  8. 前記画像形成装置は、前記限定モードで動作中であることを示す表示手段を有する
    ことを特徴とする請求項6または7に記載の消費電力管理システム。
  9. 前記画像形成装置は、前記定着装置を経て排紙される記録紙に所定のスタンプを押す押印手段をさらに備え、
    前記制御部は、画像形成中に前記移行指示が受信されてから省電力モードへ移行するまでの間に前記定着装置を経て排紙される記録紙に前記押印手段で前記スタンプを押すと共に、前記移行指示が受信された時点で実行されていたジョブを省電力モードから復帰した後に再開させるための情報を記憶手段に記憶しておき、省電力モードから復帰させるときは前記記憶手段に記憶されている情報に基づいて前記ジョブを再開させる
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1つに記載の消費電力管理システム。
  10. 前記通信を、電力線を通信回線として利用するPLCモデムを用いて行うことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1つに記載の消費電力管理システム。
  11. 前記監視装置は下流の電力線への通電を遮断するブレーカの機能を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1つに記載の消費電力管理システム。
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