JP2013122728A - 電力監視システム、電力監視装置および電力監視方法。 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電力監視装置1は、複写機2〜5から動作許可申請を受け付けると、受け付けたプリントジョブの分割された工程を順次実行した場合の消費電力を算出し、総電力消費量が上限値を超えない範囲で、かつ、待機時に発生する消費電力量の総和が最小になるように各工程の実行順を決定する(P4)。そして、上記決定された実行順に、各工程を実行リストに登録し(P5)、当該実行リストに登録された順番にしたがって動作許可通知を、当該動作許可申請の送信元の複写機に通知する(P6)。この動作許可通知を受けた複写機2〜5は、当該通知された工程を実施する(P7)。
【選択図】図4
Description
例えば、特許文献1では、一般的な家庭の電気製品の場合についてではあるが、複数の電気製品の使用が重なるような場合、ネットワークを介して優先順位の低い電気機器への電力の供給を停止ないしは低減して総消費電力が許容量を超えないように制御する電力監視システムが開示されている。
そこで、特許文献2に係る電力監視システムでは、電力監視装置と複数の画像形成装置とをネットワークを介して接続し、各画像形成装置がプリントジョブを受け付けると、電力監視装置に対して一連のジョブを分割した工程単位で、電力使用権の許可を申請するようにしている。
これによれば、たとえば、一の画像形成装置のプリントジョブについて、定着処理を含む画像形成工程を許可し、別の画像形成装置については、画像読取工程を許可することが可能となり、消費電力を上限値以下に抑えつつ、各画像形成装置が並行してプリントジョブを処理できるので、特定の画像読取装置にプリントジョブを発行したユーザーがそのジョブの実行を極端に待たされるという不都合がなくなる。
ここで、前記動作順序決定手段は、前記各画像形成装置の実行すべき画像形成ジョブの各工程の動作順序を仮決定する第1の決定手段と、前記仮決定された動作順序で各画像形成装置が画像形成ジョブを実行した場合の合計消費電力が前記上限値を超えるか否かを判定する電力超過判定手段と、前記電力超過判定手段において電力が前記上限値を超えると判定された場合に、所定の画像形成装置における工程を待機させるように前記仮決定された動作順序を変更して本決定する第2の決定手段とを備え、前記第2の決定手段は、待機中の工程により生じる電力消費量の総量がより少なくなるように前記動作順序を変更するようにしても構わない。
また、前記第2の決定手段は、給紙工程の待機による電力消費量の累積値を最小にすることを2番目に優先して前記動作順序を変更することが望ましい。
また、前記第2の決定手段は、一の画像形成装置における画像形成工程が、他の画像形成装置における画像読取工程によって待機させられている場合に、前記画像形成工程が、前記画像読取工程よりも優先的に実行されるように動作順序を変更することが望ましい。
また、前記第2の決定手段は、他の画像形成装置の前記画像読取工程によって前記給紙工程を待機させる場合、前記給紙工程と、他の画像形成装置の前記画像読取り工程との動作順序を変更することが望ましい。
また、本発明に係る別の態様は、複数の画像形成装置と接続され、それら複数台の画像形成装置の総消費電力を監視する電力監視装置であって、前記複数もしくは一部の画像形成装置において実行すべき画像形成ジョブに関する情報を取得して、各画像形成装置における画像形成ジョブの工程間の動作順序を決定する動作順決定手段と、前記決定された動作順序にしたがって各画像形成ジョブの工程を実行するように該当する画像形成装置に指示する指示手段とを備え、前記動作順序決定手段は、各画像形成装置が、画像形成ジョブを実行する際に、それらの総消費電力が所定の上限値を超えず、かつ、いずれかの画像形成装置における特定の工程の実行を待機させる際に生じる消費電力量の総量がより少なくなるように、前記各画像形成ジョブにおける工程の実行順序を決定することを特徴とする。
<実施の形態1>
1.電力監視システムの全体構成
図1は、本実施の形態に係る電力監視システム100の全体構成を示す図である。
後述するように各複写機2〜5は、自装置でプリントジョブ等の動作を実行する際、事前に動作許可申請を電力監視装置1に対して送信する。電力監視装置1は、動作許可申請を受け付けると、その情報に基づき当該システムに許容されている上限電力を超えない範囲で、複数の複写機の工程が並行して実行できるように、複写機2〜5に対して工程単位で動作許可通知を行う。この際、待機時の消費電力の大きな工程について待ち時間ができるだけ少なくなるように実行順位を決定する。詳しくは後述する。
2.複写機の構成
複写機2〜5は、ほぼ同じ構成となっているため、代表して複写機2についてのみ説明する。
同図に示すように複写機2は、画像読取部10、画像形成部20、給紙部30、後処理部40とからなる。
画像読取部10は、原稿トレイに載置された複数枚の原稿を1枚ずつ搬送する原稿自動搬送部(ADF)11とスキャナー部12を備えている。スキャナー部12は、原稿自動搬送部11から搬送されてくる原稿を読み取るシートスルースキャンモードと、原稿が載置されたプラテンガラスの下側に沿って光源と反射ミラーを搭載したキャレッジ13を移動させて原稿を走査するミラースキャンモードを選択的に実行する。原稿からの反射光は、CCDイメージセンサ14により電気信号に変換され、画像データが生成される。
画像プロセス部21は、感光体ドラム22、露光器23、現像器24、転写チャージャ25などからなり、一様に帯電された感光体ドラム22の表面を、露光器23により、上記画像データに基づき駆動変調されたレーザで露光走査して静電潜像を形成し、これに現像器24からトナーを供給してトナー像を形成する。このトナー像は転写位置にて転写チャージャ25による静電力により給紙部30から給紙されてきた記録シート上に転写される。
給紙部30は、給紙カセット31〜33のうち選択された給紙カセットから記録シートを繰り出し、一旦タイミングローラー34で停止させた後、画像形成部20で画像準備が整ったタイミングでタイミングローラー34を駆動して上記転写位置まで送出する。
後処理部40は、記録シートにパンチ穴を開けるパンチ処理部41、記録シートを2つ折りする折り曲げ部42、記録シートの折り曲げ部(中央部)にステープル処理を施す中綴じ部43、記録シートの端部分にステープル処理を施す端綴じ部44などを備える公知のものであって、画像形成部20から送出されてきた記録シートにユーザーから指示された後処理を施した後、排出トレイ45上に排出する。
図3は、本電力監視システム100における各装置の制御部を示すシステムブロック図である。ここでも複写機については代表として複写機2についてのみを示している。
電力監視装置1は、CPU101、ROM102、RAM103、EEPROM104を有している。
RAM103は、揮発性のメモリであり、CPU101が上記制御プログラムをROM102から読み出して実行する際におけるワークエリアとなる。
EEPROM104は、上記制御に必要なテーブル等を記憶する。例えば、各複写機2〜5からプリントジョブの動作許可申請を受け付けて、各プリントジョブについて1枚の処理ごとに実行される工程とその消費電力とを実行時間を対応付けて格納した工程情報参照テーブル(不図示)を記憶する。
システムコントローラ部50は、主な構成要素としてCPU251を備え、電力監視装置1とLAN6を介して通信すると共に、不図示のROMからプログラムを読み出して、画像読取部10、画像形成部20、後処理部40の各制御部と通信して、それらで実行する工程について動作タイミングなどを指示することにより、一連のプリントジョブを画像読取り工程、給紙工程、画像形成工程、後処理工程の各工程に分割して実行させることができるようになっている。
画像読取部10における制御部は、主な構成要素としてCPU211を備えており、不図示のROMからプログラムを読み出し原稿自動搬送部11における原稿搬送動作やスキャナー部12におけるキャレッジ13の移動動作、CCDイメージセンサ14等についてタイミングを取って制御して、一連の画像読取動作を実行させる。
ROM222には、画像形成部20における画像形成処理の実行に関するプログラム等、各種プログラムが格納されている。
RAM223は、CPU221におけるプログラム実行時のワークエリアとなる。
CPU221は、ROM222から必要なプログラムを読み出して、上述のように画像プロセス部21や定着器26における各動作を統一的に制御し、記録シート上に画像を形成させる。また、画像読取部10や後処理部40がオプションとして新たに接続、もしくは交換された際に、それらのCPUと通信して、それぞれ画像読取り工程や後処理工程に関する工程情報を取得し、EEPROM224内の工程情報テーブルを更新する。
CPU241は、画像形成部20内のCPU221と接続され、CPU221から指示を受けて、タイミングを取って、各ユニットにおいて記録シートに必要な後処理を施すように制御する。
なお、図3においては、電力監視装置1と複写機2〜5の各制御部をLAN6と接続するためのLANボードなどの通信インターフェースの図示は省略している。
<電力監視処理の概要>
図4は、本実施の形態に係る電力監視システム100で実行される電力監視処理において、複写機2〜5と電力監視装置1との間で行われる通信の概要を示すシーケンス図である。
各複写機2〜5における画像形成部20のEEPROM224には、1枚の記録シートについて各分割工程を実行するのに必要な消費電力、実行時間に関する情報が、記録シートのサイズや、後処理の内容ごとの予め求められて工程情報テーブル(不図示)として格納されており、システムコントローラ部50は、受け付けたプリントジョブからプリント条件に関する情報を抽出し、これに基づき上記工程情報テーブルから対応する情報を読み出し、当該ジョブを実行する際における工程情報を生成する。
プリントジョブA〜Cはそれぞれ、複写機2〜5のうち、例えば複写機2、3、4で受け付けたジョブを示している。
給紙工程は、給紙部30において、給紙カセット31〜33のうち選択された給紙カセットの給紙口から記録シートを繰り出してタイミングローラー34まで搬送する工程を示す。
後処理工程は、画像形成部20から出力された記録シートに対し、上述したパンチ処理や折処理、中綴じ処理、端綴じ工程などの工程を示す(本例ではパンチ処理)。
仮に、プリントジョブAが、複写機2で受け付けたジョブである場合、そのプリント条件と複写機2自身の工程情報テーブルに基づき、図5(a)のような工程情報を作成して、自装置の識別情報と共に電力監視装置1に動作許可申請を送信する。
そして、受け付けた各プリントジョブの工程を順次並行して実行した場合の消費電力を算出し、総消費電力が上限値を超えない範囲で、かつ、待機時に発生する消費電力量の総和が最小になるように各工程の実行順を決定する(P4)。
この動作許可通知を受けた複写機2〜5は、当該通知の対象となる工程を実施し(P7)、実行が完了すると、当該実行した工程について動作許可権利を返納する通知を電力監視装置1に送る(P8)。
複写機2〜5の全てのプリントジョブが終了するまで、上記処理が行われる。
<電力監視システムで実行されるフローチャート>
以下、具体的なフローチャート基づき、上記電力監視システム100で実行される電力監視処理の内容をより詳しく説明する。
図6は、各複写機2〜5において実行される動作許可申請処理のフローチャートであり、不図示の複写機全体の制御に係るメインフローチャートのサブルーチンとして実行される。このフローチャートは、システムコントローラ部50を中心にして実行される。
「要求なし」の場合は要求があるまで待機し、プリントジョブの実行要求があった場合には、ステップS2以降の処理を実行する。
動作許可申請を通知には、受け付けたプリントジョブに関する工程情報、自装置の識別情報が含まれる。上記のように工程情報には、当該プリントジョブの工程数がいくつあるかの情報と、待機工程を含む各工程での電力消費量、実行時間、及び、各工程間での待機時消費電力に関する情報が含まれている(図5(a)〜(c)参照)。
中断指示がある場合には(ステップS3:「中断要求あり」)、プリントジョブの残りの実行動作に対する動作許可申請を取り下げる旨を、電力監視装置1へ通知し(ステップS14)、不図示のメインフローチャートにリターンする。
ステップS6でエラーが発生したと判定された場合には、ステップS11にて、当該工程の中断処理を実施する。例えば、プリントジョブの給紙工程でジャムなどの給紙ミスのエラーが発生した場合には、駆動停止等の処理を実施する。これらのエラーの検知方法自体は公知であるので、説明を省略する。
その後、メインフローチャートにリターンし、処理が循環してステップS1にて、次のプリントジョブ実行要求があるまで待機状態となる。
自装置の工程情報にはその実行時間が予め決定されているので、その時間を経過しても当該工程が完了しなければ(ステップS7:「時間経過」)、ステップS6でエラーが検出された場合と同様にしてステップS11以降のジョブ中断処理を行う。ここで「時間経過」とは、例えば給紙工程において、選択した給紙カセット内の記録シートが無くなった場合などの理由により給紙開始後、レジストローラ34への到着が通紙センサにより所定時間内に検知されない場合等のことを示す。
そして、プリントジョブの全工程が完了するまで、ステップS3からの処理を繰り返す(ステップS10:「未完了」→ステップS3〜S9)。
(II)電力監視装置1で実行される電力監視処理
次に、電力監視装置1で実行される電力監視処理について説明するが、以下で、説明する各フローチャートは、特記しない限り、電力監視装置1におけるCPU101で実行されるものである。
図7は、電力監視装置1における電力監視処理の制御内容を示すメインフローチャートである。
まず、各複写機2〜5から受け付けた動作許可申請に基づき、申請リストに工程情報を登録/削除する申請リスト登録処理を実行する(ステップS21)。
(2)申請リスト登録処理
図8は、図7におけるステップS21の申請リスト登録処理のサブルーチンにおける制御内容を示すフローチャートである。
もし、動作許可申請を受信しておれば(ステップS101:「あり」)、動作順序を更新すべく、すでに受け付けていた動作許可申請により動作順序が登録済みの実行リストを一旦申請リストにコピーして(ステップS102)、実行リストを初期化する(ステップS103)。
上記実行リストおよび申請リストは、電力監視装置1の例えば、EEPROM104内に記憶されている。
図9(a)は、既に受信していたプリントジョブAに関して生成されている実行リストの例を示すものであり、各工程とその開始時刻が対応付けられて登録されている。
仮に、図9(a)の実行リストにおいて、工程A(2)の完了直後に、プリントジョブBの動作許可申請を受信すると(ステップS101で「あり」)、実行リストを更新すべく、残りのプリントジョブAの工程(3)、(4)と、プリントジョブBの工程(1)〜(4)が、申請リストに登録され、図9(b)に示すようになる(以下、第1モデルケースという。なお、実行済みの工程A(1)、(2)が、実行リストから削除される処理については、後述の図15の実行リスト登録処理におけるステップS403参照)。
もし、動作許可申請取下げ要求を受け付けていなければ(ステップS105:「なし」)、図7のメインフローチャートにリターンし、処理が循環してステップS101で新たな動作許可申請の受付けを待つ。
(3)動作シミュレート処理
図10は、図7の動作シミュレート処理のサブルーチンの内容を示すフローチャートである。
工程情報参照テーブルには、工程ごとの工程情報(消費電力、実行時間)の他に、実行開始済みの工程についての残り実行時間を格納する欄があり、当該工程情報参照テーブルから、ステップS202で、現在実行リストに登録された該当する工程についての工程情報と残り実行時間に関する情報を取得する(ステップS203)。これらの情報は、例えば、ワークエリアであるRAM103に一旦記憶される。なお、実行が開始されていない工程については、その工程情報における実行時間がそのまま残り実行時間として記憶されることになる。
ここで、仮に、申請リストに、プリントジョブAの工程しか登録されていなければ(図9(a)と同じ状態)、ステップS202では、工程A(1)が、現在実行リストにまず登録され、ステップS205においては、上限電力以下と判定される。
そして、すでに実行が開始されている工程があれば、その実行時間から周期時間(シミュレーション用に設定した時間であり、後述のステップS220において、例えば、初期値を「0」として、0.1秒単位で加算されて更新される。)を減算することで、実行中の工程の残り実行時間を算出し、現在実行リストの残り実行時間の欄に記憶される(ステップS207)。
上記の例では、現在実行リストにプリントジョブAの最初の工程A(1)のみしか登録されていないので、ステップS214で「なし」と判断され、図11のステップS216に移り、実行時間を経過した工程があるか否かを判定する。
今、複写機2において工程A(2)の実行が終了したのと同時に、電力監視装置1が複写機3からプリントジョブBの動作許可申請を受け付けたとすると、このときに申請リストの登録状況は、図9(b)に示すようになる。
もし、その総消費電力の値が、上限電力を超過していなければ(ステップS204:「以下」)、並行して実行させるべく2つの対象工程に同開始時刻を設定して記憶させ、ステップS207以降の処理を繰り返すことになるが、本例では、工程A(3)とB(1)の消費電力は、それぞれ1100Wと500Wなので(図5(a)(b)参照)、その総和は1600Wとなり、ステップS205で「超過」と判定される。
次に、工程A(3)が待機する待機時間を算出する(ステップS208)。図5(b)によれば、工程B(1)の次の工程B(2)では、消費電力が、400Wなので工程A(3)を同時に実行しても上限電力を超えない。したがって、A(5)の待機時間は、B(1)の実行時間(B(1)が既に開始されている場合には、その残り実行時間)となる。
そして、次のステップS209において、当該待機時間が所定の第1の時間以上であるか否かを判定する。本実施の形態においては、この第1の時間は、例えば1秒に設定している。
そして、ステップS218において、全ての工程に対して動作シミュレートが完了した場合は、申請リストに登録されていた全ての工程について現在実行リストへの登録が完了したことになるので、本フローチャートを終了し、図7のメインフローチャートにリターンする。
(4)工程順序変更処理
図14は、図10のステップS210における工程順序変更処理の制御内容を示すフローチャートである。
ここで取得する情報は、動作シミュレート中に待機状態と想定されている工程(以下、「待機対象工程」という。上記の例では工程A(3))の待機時消費電力、その際に実行していると想定されている他のプリントジョブの工程(現在、待機対象工程が、待機状態となっている要因となる他のプリントジョブの工程。以下、「待機要因元工程」という。上記の例では工程B(1))の残り実行時間(この残り実行時間は、図10のステップS208で求められてRAM103等に記憶されている)などである。
また、ステップS302にて、待機対象工程が画像形成工程であると判定された場合、ステップS303〜S309までの処理にて実行順序の入れ替えを実施していく。
そして、待機要因元工程が画像読取り工程である場合には、無条件で当該画像読取り工程と、待機対象工程の画像形成工程の順序入れ替えを行う(ステップS307)。
画像形成工程の方が待機時における消費電力が大きく、また、他のプリントジョブの画像読取り工程を先に実行させてしまうと、当該他のプリントジョブにおいて、それ以降の待機時の消費電力が大きい工程(給紙工程、画像形成工程)の前で待機状態となる可能性が増すからである。
図12(a)の例の場合、待機対象工程A(3)の待機要因元工程はB(1)(画像読取り工程)なので(時刻t11〜t12間)、順序変更がなされ、図12(b)に示すように工程A(3)を先に実行して工程B(1)を待機させる順序となる(時刻t21〜t23)。
もし、ステップS304で、待機要因元工程の残り実行時間が、第2の時間以上であると判定された場合には、待機要因元の給紙工程と、待機対象工程である画像形成工程の実行順序を入れ替える(ステップS307)。
もし、ステップS304で、残り実行時間が第2の時間未満であった場合には、待機要因元工程の残り実行時間情報と、待機対象工程の待機時消費電力との情報から、現状の実行順序で動作させた場合に待機時電力消費量がどれくらいになるかを算出すると共に、待機対象工程の実行時間と、待機要因元工程の待機時消費電力との情報から、実行順序を入れ替えた場合の待機時電力消費量を算出する(ステップS305)。
反対に、現状の順序の方が、電力消費量が小さいと判定された場合には、順序変更を行わず(ステップS309)、本フローチャートを終了する。
すなわち、待機要因元の画像形成工程と待機対象となっている画像形成工程がそれぞれ互いに待機状態となったときの待機消費電力量をそれぞれ算出し(ステップS305)、それらの比較結果に基づき、現在のままの順序でよいのか、順番を入れ替えるべきかの判定を行い(ステップS306)、その判定結果に基づき、ステップS307、ステップS309に移行する。この処理は、待機要因元工程が給紙工程のときにステップS304で待機要因元工程の残り実行時間が第2の時間未満と判定された場合と同様なので、これ以上の説明を省略する。
後処理工程の場合には、待機時の消費電力は小さいので、順序変更して後処理工程の方を待機させてもよいのであるが、本実施の形態では、後処理工程はプリントジョブの最後の工程なので先に実行させて、他のジョブの早期終了を優先させている。もっとも、待機時の消費電力量の最小化の観点からは、この場合にも順序を変更することが望ましい。
(5)実行リスト登録処理
上記のように動作シミュレート処理を実行して、申請リストに登録された全ての工程について動作シミュレーションが終了して、各工程の開始時刻が決定され、申請リストに記憶されると、次に、実行リスト登録処理を実行する(図7のステップS24)。
まず、上記動作シミュレート処理において最終的に作成された申請リストのうち開始時刻が最も早い工程を検索して(ステップS401)、これを実行リストに登録し(ステップS402)、実行リストに登録した工程を申請リストから削除する(ステップS403)。
上述のように実行リストを作成した後は、申請リストは不要なので削除し(図7のステップS25)、当該実行リストに従って、画像形成装置に対して動作許可を通知する動作許可通知処理を実行する(ステップS26)。
図16は、当該動作許可通知処理における制御内容を示すフローチャートである。
上述したように、動作許可権利返納申請は、実行中の工程が終了した場合に各複写機2〜5から通知される申請である(図6のステップS9参照)。
動作許可権利返納申請がない場合には(ステップS502:NO)、ステップS503、S504をスキップする。
もし、実行開始時刻になった工程があれば(ステップS505:YES)、当該工程について、動作許可申請元の複写機に対し動作許可通知を行った後(ステップS506)、図7のメインフローチャートにリターンする。動作許可申請元の複写機は、動作許可申請受付時にEEPROM104に記憶された識別情報に基づき特定される。
図13(b)は、上述のモデルケース、すなわち、工程A(2)完了と同時に、プリントジョブBの動作許可申請を受け付けた場合について、動作シミュレーションを実行した結果、図15の実行リスト登録処理で作成された最終的な実行リストの例である。
このモデルケースにおいて、従来のように動作許可申請の通知を受けた順に順次分割工程を許可する場合だと、図12(a)に示すように時刻t11〜t12の間にプリントジョブAの待機工程A(5)が発生すると共に、時刻t13〜t14との間にプリントジョブBの待機工程B(5)が発生するため、プリントジョブA、Bが完了するまでに発生した総待機消費電力量は、0.66667Whであった。
なお、上記実施の形態においては、説明の便宜上プリントジョブA、Bは、それぞれ1枚ずつのジョブとしたが、実際には、複数枚に対するプリントジョブがほとんどであり、この場合には、それぞれのプリントジョブにおいて工程(1)〜(4)の対する動作許可通知申請が、その枚数分繰り返されて連続して電力監視装置1に通知され、電力監視装置1は各工程について上記動作シミュレーションを実行して動作順序を決定し、該当する複写機2〜5に動作許可通知を発行することになる。
また、各プリントジョブに、上記工程(1)〜(4)の全てが含まれる必要はない。複写機2〜5にLAN6を介してパーソナルコンピュータからなる複数の端末が接続されて、当該端末からプリントジョブを受け付けるような場合には、通常分割工程(1)(画像読取り工程)は含まれない。
上記では、便宜上、後処理工程も1枚毎に実行されることを前提に説明したが、例えば中綴じ処理や端綴じ処理(以下、「ステープル工程」と総称)においては、ユーザーから操作パネル60などを介して指定された枚数毎に実行されるので、ステープル工程に関する動作許可申請は、1枚のプリントジョブ毎に毎回送信されるのではなく、当該指定枚数毎に電力監視装置1に送信されることになる。
本実施の形態2においても、電力監視システム100や電力監視装置1、複写機2〜5のハードウェアの構成は実施の形態1と全く同じであり、電力監視装置1のCPU101で実行される工程順序変更処理のサブルーチン(図11、図12)の内容が異なるだけなので、以下では、当該サブルーチンを示すフローチャートについてのみ説明し、他のフローチャートについての説明は省略する。
図17、図18は、本実施の形態にかかる工程順序変更処理の制御内容を示すフローチャートであり、図10に示した動作シミュレート処理において、対象工程の待機時間が第1の時間以上となった場合に、ステップS210のサブルーチンとして実行されるものである。本実施の形態においても、特記がない限り、電力監視装置1のCPU101により実行される。
簡単に説明すると、ステップS601において、図10のステップS202で登録した現在実行リストの情報を取得し、待機対象工程が、画像形成工程であるかの判定を行う(ステップS602)。
ステップS603では、さらに、待機要因元の工程が何であるかの判定を行い、待機要因元工程が、画像読取り工程である場合には、無条件で待機要因元工程の画像読取り工程と、待機対象工程の画像形成工程の順序入れ替え(ステップS607)、順序変更ありとして(ステップS608)、図10のフローチャートにリターンする。
ステップS604において、残り実行時間が第2の時間未満であった場合および、ステップS603において、待機要因元工程が画像形成工程であると判定された場合には、ステップS605にて待機要因元工程の残り実行時間情報と、待機対象工程の待機時消費電力との情報から、現状の実行順序で動作させた場合における待機時電力消費量を算出し、また、待機対象工程の実行時間と、待機要因元工程の待機時消費電力との情報から、実行順序を入れ替えた場合における待機時電力消費量を算出する。
反対に、現状順序の方が待機時の消費電力量が小さいと判定した場合は順序変更を行わず(ステップS609)、図10のフローチャートにリターンする。
このように、ステップS603〜S609までは、ステップS602において、待機対象工程が、画像形成工程と判定された場合に、要因元工程の種類に応じて、順序変更の要否を判定している。
すなわち、図17のステップS602において、待機対象工程が、画像形成工程以外であると判定された場合には、図18のステップS610に移って、さらに待機対象工程が給紙工程であるか否かを判定している。
ステップS611にて、待機要因元工程が画像読取り工程である場合、無条件で待機要因元工程の画像読取り工程と、待機対象工程の給紙工程の順序入れ替えを行い(S614)、順序変更ありとして(ステップS615)、図10のフローチャートにリターンする。
また、ステップS611にて、待機要因元工程が画像形成工程もしくは給紙工程である場合には、待機要因元工程の残り実行時間情報と、待機対象工程の待機時消費電力との情報から、現状の実行順序で動作させた場合に待機時電力消費量がどれくらいになるかを算出すると共に、待機対象工程の実行時間と、待機要因元工程の待機時消費電力との情報から、実行順序を入れ替えた場合に待機時電力消費量を算出する(ステップS612)。
ステップS613において、現状の順序の方が待機消費電力量が小さいと判定された場合は順序変更を行わずに(ステップS616)、本フローチャートを終了して、図10のフローチャートにリターンする。
これは、後処理工程を優先的に実施させて、1つのジョブを先に終了させた方がユーザーにとっても有利であるからである。もっとも、待機時の消費電力量を最優先にするため、順序を変更しても構わない。
(2)具体的な事例
本実施の形態における効果を説明するため、複写機2でプリントジョブAの工程A(1)(画像読取り工程)完了と同時に、プリントジョブC(図5参照)の動作許可申請を電力監視装置1が受け付けた場合をモデルケースにして、図19(a)(b)を参照しながら説明する。
本例では、プリントジョブCの給紙工程(2)が、プリントジョブAの画像形成工程(3)の実行によって待機状態となる期間(時刻t33〜t34の2秒間)が発生する。これは、図18のフローチャートにおいてステップS610で待機対象が給紙工程と判定され、ステップS611において待機要因工程が、画像形成工程と判定された場合に該当する。
そこで、ステップS612における待機消費電力算出を実行すると、プリントジョブCの給紙(2)が、プリントジョブAの画像形成工程(3)の実行により待機状態(工程C(5))となる期間(時刻t33〜t34の2秒間)には、工程C(5)の待機消費電力は400W(図5(c)参照)であるから、約0.222Wh(400W×2/3600)の待機消費電力量が発生する。順序を変えて、工程A(3)よりも工程C(2)(1秒間)を優先的に実行すると待機工程A(5)が1秒間発生するので、約0.111Whの待機消費電力量が発生することになる。両者を比較すると(図18のステップS613)、順序を入れ替えた方が、待機消費電力量が減少するので、ステップS614でその順序を変更する処理を実行することになる。
その結果、順序入替前の総待機消費電力量0.66667Whを、順序入替後には、0.02778Whまで減少することができた。
<変形例>
本発明は上述のような実施の形態に限られるものではなく、次のような変形例も実施することができる。
(2)また、上記各実施の形態では、複写機2〜5から電力監視装置1に対し動作許可申請を送信する際に、自装置の工程情報と共に送信していたが、各複写機における詳細な工程情報を予め電力監視装置1のEEPROM104などに登録しておき、複写機2〜5からプリントジョブについて許可申請があったときに電力監視装置の方で当該申請を送信してきた複写機ごとに対応する工程情報を読み出すように構成してもよい。
(5)上記電力監視装置1における電力監視処理の内容は、CPU101で実行されるプログラムに関する発明として捉えることが可能である。
この場合、当該プログラムは、例えば、磁気テープ、フレキシブルディスク等の磁気ディスク、DVD、CD−ROM、CD−R、MO、PDなどの光記録媒体、Smart Media(登録商標)、COMPACTFLASH(登録商標)などのフラッシュメモリ系記録媒体等、コンピュータ読み取り可能な各種記録媒体に記録することが可能であり、当該記録媒体の形態で生産、譲渡等がなされる場合もあるし、プログラムの形態で、インターネットを含む有線、無線の各種ネットワーク、放送、電気通信回線、衛星通信等を介して伝送、供給される場合もある。
2〜5 複写機
6 LAN
10 画像読取部
20 画像形成部
30 給紙部
40 後処理部
100 電力監視システム
101、211、221、241 CPU
Claims (15)
- 複数の画像形成装置と、それら複数台の画像形成装置の総消費電力を監視する電力監視装置とが接続されてなる電力監視システムであって、
各画像形成装置は、
一連の画像形成ジョブを複数の工程に分割して実行可能な画像形成ジョブ実行手段と、
前記電力監視装置からの指示に基づき、前記複数の工程の実行を制御する制御手段と
を有し、
前記電力監視装置は、
前記複数もしくは一部の画像形成装置において実行すべき画像形成ジョブに関する情報を取得して、各画像形成装置における画像形成ジョブの工程間の動作順序を決定する動作順決定手段と、
前記決定された動作順序にしたがって各画像形成ジョブの工程を実行するように該当する画像形成装置に指示する指示手段と
を備え、
前記動作順序決定手段は、
各画像形成装置が、画像形成ジョブを実行する際に、それらの総消費電力が所定の上限値を超えず、かつ、いずれかの画像形成装置における特定の工程の実行を待機させる際に生じる消費電力量の総量がより少なくなるように、前記各画像形成ジョブにおける工程間の動作順序を決定する
ことを特徴とする電力監視システム。 - 前記動作順序決定手段は、
前記各画像形成装置の実行すべき画像形成ジョブの各工程の動作順序を仮決定する第1の決定手段と、
前記仮決定された動作順序で各画像形成装置が画像形成ジョブを実行した場合の合計消費電力が前記上限値を超えるか否かを判定する電力超過判定手段と、
前記電力超過判定手段において電力が前記上限値を超えると判定された場合に、所定の画像形成装置における工程を待機させるように前記仮決定された動作順序を変更して本決定する第2の決定手段と、
を備え、
前記第2の決定手段は、待機中の工程により生じる電力消費量の総量がより少なくなるように前記動作順序を変更する
ことを特徴とする請求項1に記載の電力監視システム。 - 前記第2の決定手段は、
定着動作を含む画像形成工程の待機による電力消費量の累積値を最小にすることを最優先して前記動作順序を変更する
ことを特徴とする請求項2に記載の電力監視システム。 - 前記第2の決定手段は、
給紙工程の待機による電力消費量の累積値を最小にすることを2番目に優先して前記動作順序を変更する
ことを特徴とする請求項3に記載の電力監視システム。 - 前記第2の決定手段は、
一の画像形成装置における画像形成工程が、他の画像形成装置における画像読取工程によって待機させられている場合に、前記画像形成工程が、前記画像読取工程よりも優先的に実行されるように動作順序を変更する
ことを特徴とする請求項3または4に記載の電力監視システム。 - 前記第2の決定手段は、
一の画像形成装置における第1の画像形成工程が、他の画像形成装置における第2の画像形成工程により待機させられている場合において、第1の画像形成工程の待機させた場合に生じる第1の待機消費電力量と、
優先順序を変更して、第2の画像形成工程を第1の画像形成工程によって待機させた場合に生じる第2の待機消費電力量を比較して、第2の待機消費電力量が第1の待機消費電力量よりも小さい場合に、前記第1の画像形成工程が前記第2の画像形成工程よりも優先して実行されるように動作順序を変更する
ことを特徴とする請求項3または4に記載の電力監視システム。 - 前記第2の決定手段は、
一の画像形成装置における画像形成工程が、他の画像形成装置における給紙工程により待機させられている場合において、画像形成工程の待機させた場合に生じる第1の待機消費電力量と、
優先順序を変更して、前記給紙工程を前記画像形成工程によって待機させた場合に生じる第2の待機電力量を比較して、第2の待機電力量が第1の待機消費電力量よりも小さい場合に、前記画像形成工程が前記給紙工程よりも優先して実行されるように動作順序を変更する
ことを特徴とする請求項2に記載の電力監視システム。 - 前記第2の決定手段は、
前記画像形成工程が、前記給紙工程により待機させられる場合における待機時間を取得する待機時間取得手段を備え、
取得された待機時間が、所定時間以上である場合には、第1と第2の待機消費電力を比較することなく、前記画像形成工程が前記給紙工程よりも優先して実行されるように動作順序を変更する
ことを特徴とする請求項7に記載の電力監視システム。 - 前記第2の決定手段は、
一の画像形成装置における画像形成工程が、他の画像形成装置における後処理工程によって待機させられている場合には、当該動作順序を変更しない
ことを特徴とする請求項2に記載の電力監視システム。 - 前記第2の決定手段は、
他の画像形成装置の前記画像読取工程によって前記給紙工程を待機させる場合、
前記給紙工程と、他の画像形成装置の前記画像読取り工程との動作順序を変更する
ことを特徴とする請求項2から9までのいずれかに記載の電力監視システム。 - 前記第2の決定手段は、
一の画像形成装置における給紙工程が、他の画像形成装置における画像形成工程により待機させられている場合において、給紙工程を待機させた場合に生じる第1の待機消費電力量と、
優先順序を変更して、画像形成工程を給紙工程によって待機させた場合に生じる第2の待機消費電力量を比較して、第2の待機消費電力量が第1の待機消費電力量よりも小さい場合に、前記給紙工程が前記画像形成工程よりも優先して実行されるように動作順序を変更する
ことを特徴とする請求項2から9までのいずれかに記載の電力監視システム。 - 前記第2の決定手段は、
一の画像形成装置における第1の給紙工程が、他の画像形成装置における第2の給紙工程により待機させられている場合において、第1の給紙工程を待機させた場合に生じる第1の待機消費電力量と、
優先順序を変更して、第2の給紙工程を第1の給紙工程によって待機させた場合に生じる第2の待機消費電力量を比較して、第2の待機消費電力量が第1の待機消費電力量よりも小さい場合に、前記第1の給紙工程が前記第2の給紙工程よりも優先して実行されるように動作順序を変更する
ことを特徴とする請求項2から9までのいずれかに記載の電力監視システム。 - 前記第2の決定手段は、
一の画像形成装置における給紙工程が、他の画像形成装置における後処理工程によって待機させられている場合には、当該動作順序を変更しない
ことを特徴とする請求項2から9までのいずれかに記載の電力監視システム。 - 複数の画像形成装置と接続され、それら複数台の画像形成装置の総消費電力を監視する電力監視装置であって、
前記複数もしくは一部の画像形成装置において実行すべき画像形成ジョブに関する情報を取得して、各画像形成装置における画像形成ジョブの工程間の動作順序を決定する動作順決定手段と、
前記決定された動作順序にしたがって各画像形成ジョブの工程を実行するように該当する画像形成装置に指示する指示手段と
を備え、
前記動作順序決定手段は、
各画像形成装置が、画像形成ジョブを実行する際に、それらの総消費電力が所定の上限値を超えず、かつ、いずれかの画像形成装置における特定の工程の実行を待機させる際に生じる消費電力量の総量がより少なくなるように、前記各画像形成ジョブにおける工程の実行順序を決定する
ことを特徴とする電力監視装置。 - 複数の画像形成装置と接続され、それら複数台の画像形成装置の総消費電力を監視する電力監視装置で実行される電力監視方法であって、
前記複数もしくは一部の画像形成装置において実行すべき画像形成ジョブに関する情報を取得する取得ステップと、
取得した各画像形成装置における画像形成ジョブの工程間の動作順序を決定する動作順決定ステップと、
前記決定された動作順序にしたがって各画像形成ジョブの工程を実行するように該当する画像形成装置に指示する指示ステップと
を含み、
前記動作順序決定ステップは、
各画像形成装置が、画像形成ジョブを実行する際に、それらの総消費電力が所定の上限値を超えず、かつ、いずれかの画像形成装置における特定の工程の実行を待機させる際に生じる消費電力量の総量がより少なくなるように、前記各画像形成ジョブにおける工程の実行順序を決定する
ことを特徴とする電力監視方法。
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