JP2003297906A - 半導体製造装置用部材及びその製造方法 - Google Patents

半導体製造装置用部材及びその製造方法

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JP2003297906A JP2002093192A JP2002093192A JP2003297906A JP 2003297906 A JP2003297906 A JP 2003297906A JP 2002093192 A JP2002093192 A JP 2002093192A JP 2002093192 A JP2002093192 A JP 2002093192A JP 2003297906 A JP2003297906 A JP 2003297906A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハロゲン系腐食性ガスやそのプラズマに対し
て優れた抵抗性を有し、高周波やマイクロ波の吸収が少
なく、取り付け時やハンドリング時において欠けや割れ
が発生しない半導体製造装置用部材およびその製造方法
を提供することにある。 【解決手段】 酸化アルミニウム質焼結体から成るセラ
ミック基材と、このセラミック基材の表面に被着された
YAGを主成分とする焼結体から成る耐食材とを備え、
前記セラミック基材の10MHz〜5GHzにおける誘
電損失が4×10-4以下である半導体製造装置用部材で
ある。また、その製造方法は、前記セラミック基材とな
る酸化アルミニウム質成形体、乾燥体、脱脂体または仮
焼体のいずれかにYAGスラリーまたはY23スラリー
を含浸着肉させて焼成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フッ素系や塩素系
等の腐食性ガスあるいはそのプラズマ雰囲気下で使用す
る真空チャンバーの内壁材、マイクロ波導入窓、フォー
カスリング、クランプリング、サセプタ等に用いる耐食
性に優れた半導体製造装置用部材およびその製造方法に
関するものであり、さらには低誘電損失を有する半導体
製造装置用部材およびその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体製造装置を形成する真空チ
ャンバーの内壁材、マイクロ波導入窓、フォーカスリン
グ、クランプリング、サセプタ等の如き半導体製造装置
用部材には、フッ素や塩素等のハロゲン系腐食性ガスに
対する耐食性に優れるとともに、安価に入手することが
可能な酸化アルミニウム質焼結体が使用されている。
【0003】ところで、上記半導体製造装置では高周波
やマイクロ波を印加してプラズマを発生させている。一
方、この半導体製造装置用部材として使用される酸化ア
ルミニウム質焼結体は、高周波及びマイクロ波の吸収が
多い。この吸収により酸化アルミニウム質焼結体は発熱
し、エネルギーロスが生じてプラズマの発生効率も低下
する。また、酸化アルミニウム質焼結体は、耐食性が不
十分であるといった課題があった。
【0004】そこで、プラズマの発生効率が低下し難
く、発熱が生じ難い部材として、稀土類酸化物及び酸化
アルミニウムのうち少なくとも1種を含むセラミック焼
結体が提案されている(特開2001−28502公報
参照)。また、耐食性に優れた部材として、フッ素系や
塩素系などのハロゲン系腐食性ガス雰囲気下でプラズマ
に曝される表面をイットリウム・アルミニウム・ガーネ
ット(以下、「YAG」と略称する)焼結体により形成
することが提案されている(特開平10−236871
号公報参照)。また、酸化アルミニウム質焼結体の表面
に、周期律表第3a族元素とアルミニウムの複合酸化物
からなる結晶性化合物層を形成することが提案されてい
る(特開2000−103689公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開2
001−28502公報に開示された酸化アルミニウム
焼結体は、高周波やマイクロ波を印加してプラズマを発
生させる半導体製造装置に用いると、誘電損失が10M
Hz〜10GHzの領域で5×10-3程度である。この
値は、従来の酸化アルミニウム質焼結体に比べると小さ
いものの、望まれているほど十分に小さくはない。その
ため、高周波やマイクロ波を印加してプラズマを発生さ
せる半導体製造装置に使用した場合、高周波及びマイク
ロ波の吸収が多く、エネルギーロスが生じてプラズマの
発生効率が低下するばかりでなく、プラズマに曝される
部分が酸化アルミニウム質焼結体であるため耐食性にも
問題がある。
【0006】また、特開2001−28502公報に開
示されたYAG焼結体は、耐食性には優れるものの、高
周波やマイクロ波を印加してプラズマを発生させる半導
体製造装置に用いると、誘電損失が10MHz〜10G
Hzの領域で5×10-3程度である。この値は、従来の
酸化アルミニウム質焼結体に比べると小さいものの、望
まれているほど十分に小さくはない。そのため、高周波
やマイクロ波を印加してプラズマを発生させる半導体製
造装置に使用した場合、高周波及びマイクロ波の吸収が
多く、エネルギーロスが生じてプラズマの発生効率が低
下するばかりでなく、曲げ強度が十分に高くはないた
め、高い応力のかかる部分には形状等の制約がある。ま
た、部品点数を削減し生産性を向上させた大型の構造部
材に用いる場合、重量が重くなり、取り付け時やハンド
リング時において欠けや割れが発生するという課題があ
る。
【0007】また、特開平10−236871号公報に
開示されたYAG焼結体も、前記特開2001−285
02公報に開示されたYAG焼結体と同様の課題があ
る。
【0008】これに対し、特開2000−103689
公報に開示された酸化アルミニウム質焼結体の表面に周
期律表第3a族元素とアルミニウムの複合酸化物からな
る結晶性化合物層を形成したものは、大半が酸化アルミ
ニウム質焼結体で構成されているため、その曲げ強度及
び破壊靱性値が酸化アルミニウム質焼結体に比べ若干低
下するものの、前記YAG焼結体に比べると大幅に向上
している。しかしながら、前述のように大半が酸化アル
ミニウム質焼結体で構成されているため、誘電損失が十
分に小さくはない。そのため、高周波やマイクロ波を印
加してプラズマを発生させる半導体製造装置に使用した
場合、高周波及びマイクロ波の吸収が多いために発熱
し、エネルギーロスが生じてプラズマの発生効率が低下
するといった課題がある。
【0009】
【発明の目的】本発明の目的は、半導体製造装置用部材
として使用した場合に、ハロゲン系腐食性ガスやそのプ
ラズマに対して優れた抵抗性を有するとともに、高周波
やマイクロ波を印加してプラズマを発生させる環境下で
使用したときでも、高周波やマイクロ波の吸収が少な
く、エネルギーロスが生じてプラズマの発生効率が低下
しないだけでなく、大型構造部材に用いても、取り付け
時やハンドリング時において欠けや割れが発生しない半
導体製造装置用部材およびその製造方法を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明にかかる耐食性を有する第1の半導体製造装置
用部材は、酸化アルミニウム(Al23)質焼結体から
成るセラミック基材と、このセラミック基材の表面に被
着されたYAGを主成分とする焼結体から成る耐食材と
を備え、前記セラミック基材の10MHz〜5GHzに
おける誘電損失(tanδ)が4×10-4以下であるこ
とを特徴とする。
【0011】また、本発明にかかる耐食性を有する第2
の半導体製造装置用部材は、酸化アルミニウム(Al2
3)質焼結体から成るセラミック基材と、このセラミ
ック基材の表面に被着された酸化イットリウム(Y
23)を主成分とする焼結体から成る耐食材とを備え、
前記セラミック基材の10MHz〜5GHzにおける誘
電損失(tanδ)が4×10-4以下であることを特徴
とする。この場合、前記セラミック基材と前記耐食材と
の界面にYAGを主成分とする反応層が形成されている
のが好ましい。
【0012】さらに、本発明の半導体製造装置用部材で
は、前記セラミック基材が、酸化アルミニウム(Al2
3)を50〜97重量%、YAGを3〜50重量%含
有する酸化アルミニウム質焼結体であるのが好ましい。
【0013】上記半導体製造装置用部材を製造するため
の本発明の製造方法は、前記セラミック基材となる酸化
アルミニウム(Al23)質成形体、乾燥体、脱脂体ま
たは仮焼体のいずれかにYAGスラリーまたはY23
ラリーを含浸着肉させて焼成することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て詳細に説明する。本発明の半導体製造装置用部材は、
酸化アルミニウム(Al23)質焼結体から成るセラミ
ック基材と、このセラミック基材の表面に被着されたY
AGまたはY23を主成分とする焼結体から成る耐食材
とを備え、前記セラミック基材の10MHz〜5GHz
における誘電損失(tanδ)が4×10-4以下であ
る。
【0015】この半導体製造装置用部材は、前記セラミ
ック基材の表面にYAGまたはY23を主成分とする焼
結体から成る耐食材を被着させた構成としているので、
ハロゲン系腐食性ガスまたはそのプラズマ雰囲気中に曝
されたときでも、YAG焼結体やY23焼結体と同等の
優れた耐食性を示す。
【0016】また、セラミック基材の10MHz〜5G
Hzにおける誘電損失(tanδ)を4×10-4以下と
したことから、高周波やマイクロ波を印加してプラズマ
を発生させる環境下で使用したとしても、高周波やマイ
クロ波の吸収が少なく、エネルギーロスが生じてプラズ
マの発生効率が低下するのを抑制することができる。
【0017】本発明の半導体製造装置用部材では、前記
セラミック基材が、酸化アルミニウムを50〜97重量
%、YAGを3〜50重量%の範囲で含有しているのが
好ましい。従来の酸化アルミニウム質焼結体は、大型形
状や部材厚みが10mmを超える厚肉品になると、焼結
体内部の焼結性が低下し、焼結体表面部と内部で密度差
(表面部密度>内部密度)が生じるために、焼結体内部
の誘電損失が大きくなるようなものであった。一方、酸
化アルミニウム質焼結体中にYAGを含有させたもの
は、YAGが酸化アルミニウムの粒成長を抑制する作用
を有するため、セラミック基材の結晶粒径を小さくする
ことができ、YAGを含まない酸化アルミニウム質焼結
体と比較して曲げ強度及び硬度を向上させることができ
るばかりでなく、大型形状や部材厚みが10mmを超え
る厚肉品になったとしても、焼結体内部の焼結性が低下
するのを抑制することができるので、焼結体内部の誘電
損失が大きくなるのを有効に防止することができる。
【0018】更に、セラミック基材表面に耐食材(YA
GまたはY23)を被着させる場合、セラミック基材中
のYAGと耐食材(YAGまたはY23)とは反応性が
高いことから、セラミック基材と耐食材とを極めて強固
に被着させることができる。
【0019】ここで、酸化アルミニウム及びYAGの含
有量を前記範囲としたのは、酸化アルミニウムの含有量
が50重量%未満となると(YAGの含有量が50重量
%を超えると)、YAGが主成分となって焼結体の機械
的特性がYAGの機械的特性に支配されることになるの
で、焼結体の曲げ強度や硬度がYAGを含まないアルミ
ナ質焼結体より大幅に低下してしまうからである。一
方、アルミナの含有量が97重量%を超えると(YAG
の含有量が3重量%未満となると)、YAGの含有量が
低下しアルミナの粒成長を抑制する効果が小さくなるの
で、焼結体の曲げ強度や硬度を向上させる効果が得られ
なくなるとともに、前記セラミック基材の10MHz〜
5GHzにおける誘電損失(tanδ)を4×10-4
下とすることができないために、高周波やマイクロ波を
印加してプラズマを発生させる半導体製造装置に使用し
た場合、高周波及びマイクロ波の吸収が多いために発熱
し、エネルギーロスが生じてプラズマの発生効率が低下
するからである。
【0020】なお、焼結体の曲げ強度をさらに向上させ
るためには、好ましくは酸化アルミニウムを70〜95
重量%、YAGを5〜30重量%の範囲で含有するのが
良い。
【0021】また、セラミック基材としての酸化アルミ
ニウム質焼結体は、主成分の酸化アルミニウムと副成分
のYAGが上述した範囲内にあれば、他の助剤成分を含
有していても良く、例えば、酸化アルミニウム質焼結体
の焼結助剤として用いられる酸化マグネシウム、酸化珪
素、酸化カルシウム等を含んでいても構わない。但し、
酸化珪素の含有量が多い場合には誘電損失が高くなるの
で、酸化珪素は酸化アルミニウム質焼結体に対して0.
2重量%以下にするのが好ましい。
【0022】更に、主成分がY23である耐食材の場
合、セラミック基材と耐食材との界面にYAGを主成分
とする反応層が形成されることで、前記セラミック基材
と耐食材とをより強固に被着させることができる。これ
は、セラミック基材を形成する酸化アルミニウム(Al
23)質焼結体の表面のAl23成分と耐食材を形成す
るY23成分とがセラミック基材と耐食材との界面で反
応して、イットリウムとアルミニウムの複合酸化物であ
るYAGを生成させるため、このYAG(反応層)を介
してAl23(セラミック基材)とY23(耐食材)と
のなじみが良くなり、接着性が向上するからである。
【0023】ここで、セラミック基材と耐食材との界面
に配した前記反応層は、YAGが主成分であれば、その
他の成分としてYAM(2Y23・Al23)、YAP
(Y 23・Al23)等のイットリウムとアルミニウム
の複合酸化物を含有していてもなんら問題はない。
【0024】上記したような半導体製造装置用部材を得
るためには、前記セラミック基材となるYAGを含有し
た酸化アルミニウム(Al23)質成形体、乾燥体、脱
脂体または仮焼体のいずれかにYAGスラリーまたはY
23スラリーを含浸着肉させて焼成するのが好ましい。
【0025】セラミック基材となる焼結体にYAGスラ
リーまたはY23スラリーを単に塗布するだけでは、セ
ラミック基材に対するYAGスラリーまたはY23スラ
リーの濡れ性が低いこと等が原因となってセラミック基
材に対する十分な接着性が得られない。このため、これ
を焼成したとしてもセラミック基材と耐食材の結合(接
着性)は不充分なものとなり、この焼結体を構造部材と
して用いた場合、取り付け時やハンドリング時等の衝撃
でセラミック基材と耐食材が剥離するおそれがある。ま
た、セラミック基材となる焼結体にYAG粉末またはY
23粉末を溶射する方法は、2000℃以上の高温でプ
ラズマ溶融させた微粒のYAG粉末またはY23粉末を
溶射機のノズルからセラミック基材となる焼結体の表面
に層状に吹きつけた後、冷却固化させ、この微小な層状
の積み重ねによってYAGまたはY23層を形成するも
のである。そのため、各YAGまたはY23層の間に
は、陰影効果や不完全積み重なりによって気孔が発生
し、YAGまたはY23層を緻密化させることが困難で
ある。一方、YAGを含有したセラミック基材中に耐食
材となるYAGスラリーまたはY23スラリーを含浸着
肉させた後に焼成すると、セラミック基材と耐食材との
十分な接着性が得られる。また、このようにYAGスラ
リーまたはY23スラリーを含浸着肉させる方法によれ
ば、耐食材の厚みを容易に厚くすることができ、耐食材
を一度に広い面積に形成することができ、さらに耐食材
内部を緻密化することもできる。
【0026】ここで、セラミック基材として用いるの
は、YAGを含有した酸化アルミニウム質成形体、乾燥
体、脱脂体または仮焼体のいずれでも良く、それぞれの
吸水性に応じて、YAGスラリーまたはY23スラリー
の粉体濃度を調整して含浸着肉させればよい。これによ
り、YAGを含有した酸化アルミニウム質成形体、乾燥
体、脱脂体または仮焼体のいずれに含浸着肉させても良
好な接着性を有した部材が得られる。
【0027】さらに、YAGスラリーまたはY23スラ
リーに対し、分散剤、消泡剤、バインダー等を適量添加
混合することで、ボイド等の欠陥が極めて少なく均質な
耐食材を安定して得ることができるようになる。
【0028】このような本発明の半導体製造装置用部材
は、前記のセラミック基材表面に、YAGまたはY23
を主成分とする焼結体から成る耐食材を被着させた構成
としているので、この部材をハロゲン系腐食性ガスある
いはそのプラズマに曝したとしてもYAG焼結体やY2
3焼結体と同等の優れた耐食性を示す。
【0029】また、セラミック基材の10MHz〜5G
Hzにおける誘電損失(tanδ)を4×10-4以下
としたことから、高周波やマイクロ波を印加してプラズ
マを発生させる環境下で使用したとしても、高周波やマ
イクロ波の吸収が少なく、エネルギーロスが生じてプラ
ズマの発生効率が低下するのを抑制とすることができ
る。
【0030】更に、曲げ強度がそれ程高くない耐食材
(YAGやY23)を、曲げ強度が高い酸化アルミニウ
ム質焼結体からなるセラミック基材で保護した構造とし
ているため、大型化する構造部材に使用したとしても、
取り付け時やハンドリング時に欠けや割れが発生するの
を有効に防止できる。
【0031】以下に、本発明の半導体製造装置用部材の
具体的な製造方法について、セラミック基材が、酸化ア
ルミニウムを97〜50重量%、YAGを3〜50重量
%含有する酸化アルミニウム質焼結体で、その表面に耐
食材としてYAG焼結体を被着させた場合を例に挙げて
説明する。
【0032】まず、出発原料として酸化アルミニウム粉
末、YAG粉末及び必要に応じて焼結助剤等の助剤成分
を用意する。酸化アルミニウム粉末は酸化アルミニウム
純度が99%以上であるとともに、平均粒子径が1〜1
0μm、BET比表面積が1〜4m2/gのものを用い
るのが好ましい。
【0033】また、YAG粉末は、酸化アルミニウム粉
末とY23粉末を下式の割合で混合して1000〜16
00℃で仮焼した後、これらを粉砕することにより得る
ことができ、平均粒子径0.6〜1.2μm、BET比
表面積2〜5m2/gの粉末を用いるのが好ましい。下
式で、AはY23のモル量、Bは酸化アルミニウムのモ
ル量を示す。
【0034】
【数1】
【0035】そして、上記酸化アルミニウム粉末を97
〜50重量%、上記YAG粉末を3〜50重量%の範囲
内で混合し、さらにワックスエマルジョン(ワックス+
乳化剤)、PVA(ポリビニルアルコール)、PEG
(ポリエチレングリコール)等の所望の有機バインダー
を添加混合してスラリーを作製した後、スプレードライ
にて造粒粉を作製する。
【0036】ここで、YAG粉末の代わりにY23粉末
を使用しても良い。その場合は、酸化アルミニウムとY
23が反応してYAGを生成する重量を、あらかじめ計
算して所定のYAG重量%になるようにY23重量を調
整する。なお、Y23粉末としては、平均粒子径が0.
6〜1.2μm、BET比表面積が3〜16m2/gの
ものを用いるのが好ましい。
【0037】その後、上記で得られた造粒粉を型内に充
填し、プレス成形等の一軸加圧成形法を用いるか、ある
いはラバープレス成形等のように等方加圧成形法を用い
て所定の形状に成形する。しかる後、得られた成形体を
必要に応じて乾燥(60〜120℃)、脱脂(150〜
250℃)、仮焼(1000〜1400℃)を行いセラ
ミック基材となる酸化アルミニウム質部材を得る。
【0038】一方、YAG粉末濃度を調整したスラリー
を作製し、必要に応じ、分散剤、消泡剤、バインダーを
添加混合して、その後真空中で脱泡する。そして、先に
準備したセラミック基材となる酸化アルミニウム質部材
に、前記の脱泡したスラリーを所定量含浸着肉させる。
含浸着肉方法としては、鋳込み、浸漬等の何れの方法を
用いても良いが、急激に含浸着肉させると、含浸着肉密
度の不均一や含浸着肉部にクラック等が発生しやすいの
で適正な含浸着肉速度に制御することが好ましい。
【0039】このようにして得た部材を、必要に応じ3
00〜600℃で脱脂し、しかる後、大気雰囲気中にて
1500〜1750℃の温度範囲で焼成する。ここで、
焼成温度を1500〜1750℃とするのは、1500
℃未満であると、十分に焼結が進まず、緻密化すること
ができないからである。一方、1750℃を超えると、
アルミナ粒子やYAG粒子が異常粒成長を起こし、焼結
体の曲げ強度、硬度、破壊靱性値等の機械的特性が低下
するからである。
【0040】以上のような条件にて焼成することによ
り、前記のセラミック基材表面に、YAGまたはY23
を主成分とする焼結体から成る耐食材を被着させた半導
体製造装置用部材を得ることができる。
【0041】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明は以下の実施例のみに限定されるものでは
ない。
【0042】酸化アルミニウム及びYAGの含有量が異
なる酸化アルミニウム質焼結体からなるセラミック基材
表面に、YAGまたはY23焼結体から成る耐食材を被
着させた試料を作製し、得られた試料の被着状態、耐食
性、4点曲げ強度、ビッカース硬度、破壊靱性値、10
MHz〜5GHzにおける誘電損失について調べた。
【0043】酸化アルミニウム質焼結体の出発原料とし
て平均粒子径が1〜10μm、BET比表面積が1〜4
2/gである酸化アルミニウム純度が99重量%以上
の酸化アルミニウム粉末と、平均粒子径が0.6〜1.
2μm、BET比表面積が2〜5m2/gであるYAG
粉末と、平均粒子径が0.6〜1.2μm、BET比表
面積が3〜16m2/gであるY23粉末とを用い、こ
れらを所定の割合で調合し、さらにイオン交換水と、バ
インダーとしてワックスエマルジョン(ワックス+乳化
剤)、PVA(ポリビニルアルコール)及びPEG(ポ
リエチレングリコール)を添加混合してスラリーを作製
した後、スプレードライにて造粒粉を作製した。なお、
表1のセラミック基材の「YAG含有量」欄に示す数値
は、後述するようにセラミック基材中のYAG含有量を
示すものである。即ち、上記で造粒粉を作製するにあた
り酸化アルミニウム質焼結体の出発原料としてY23
末を用いた試料No.1,3,5,6,8,9,11〜
14については、1500〜1750℃の焼成により酸
化アルミニウムとY23とが反応して生成したYAGの
量を示すものである。
【0044】次に、得られた造粒粉を金型内に充填し、
プレス成形法にて直径60mm、厚み15mmの円盤状
をした成形体を作製した。しかる後、得られた成形体を
60〜120℃で熱処理して乾燥体を得、この乾燥体を
150〜250℃で熱処理して脱脂体を得、この脱脂体
を1000〜1400℃で熱処理して仮焼体を得た。以
下、成形体、乾燥体、脱脂体および仮焼体を酸化アルミ
ニウム質部材と総称する。
【0045】次に、耐食材の出発原料として平均粒子径
が0.6〜1.2μm、BET比表面積が2〜5m2
gであるYAG粉末と、平均粒子径が0.6〜1.2μ
m、BET比表面積が3〜16m2/gであるY23
末とを準備し、YAG粉末またはY23粉末に対しイオ
ン交換水を所定量添加して粉末濃度が異なる各種スラリ
ーを作製した。その後、分散剤、消泡剤、バインダーを
添加混合して所望のYAGスラリー及びY23スラリー
(耐食材スラリー)を得た。
【0046】ついで、前記YAGスラリーまたはY23
スラリーを真空中で脱泡した後、これらの耐食材スラリ
ーを先に準備した酸化アルミニウム質部材に含浸着肉さ
せた。この耐食材スラリーの含浸着肉は、前記した成形
体、乾燥体、脱脂体および仮焼体のいずれかに対して行
った。含浸着肉の方法としては鋳込み法を用い、含浸着
肉厚みは100μmとした。しかる後、耐食材スラリー
を含浸着肉させた酸化アルミニウム質部材を大気雰囲気
中にて1500〜1750℃の温度で5時間程度焼成す
ることにより、セラミック基材に耐食材が被着した試料
No.1〜14を得た(試料サイズ:直径φ50mm×
厚さ10mm)。
【0047】また、試料No.1〜14のセラミック基
材中の酸化アルミニウム含有量及びYAG含有量を調べ
るために、耐食材スラリーを含浸着肉させないで前記酸
化アルミニウム質部材を上記と同様の各条件にて焼成し
て得たセラミック基材(以下、「セラミック基材試料」
という。)を用いて、粉末X線回折法により定性および
定量分析を行い、酸化アルミニウム及びYAGの同定と
その含有量をそれぞれ調べた。この結果、試料No.
2,4,7および10については、YAG粉末の添加量
とセラミック基材中のYAG含有量とが同程度の値であ
った。また、試料No.1,3,5,6,8,9,11
〜14については、Y23粉末の添加量から計算される
YAG生成量とセラミック基材中のYAG含有量とが同
程度の値であった。
【0048】また、上記と同様の条件にて作製した、セ
ラミック基材に耐食材を被着させた各試料の断面をエネ
ルギー分散型X線分光装置及びX線回折で確認した結
果、試料No.2,5,8および11については、酸化
アルミニウム質焼結体と耐食材の界面に反応層が形成さ
れており、この反応層は主成分がYAGで、副成分がY
AM(2Y23・Al23)および/またはYAP(Y
23・Al23)であった。
【0049】さらに、セラミック基材に耐食材を被着さ
せた各試料を用いて、「セラミック基材に対する耐食材
の被着状態」および「耐食性」を以下に示す方法により
それぞれ評価した。また、前記したセラミック基材試料
と同様にして作製した各セラミック基材試料を用いて、
「4点曲げ強度」、「ビッカース硬度」、「破壊靱性
値」、及び「10MHz〜5GHzにおける誘電損失」
を以下に示す方法によりそれぞれ測定した。
【0050】<被着状態の評価方法>セラミック基材に
対する耐食材の被着状態は以下のようにして評価した。
各試料に対し熱サイクル試験(室温〜1400℃)を繰
り返し、熱サイクルのサイクル数が10回未満の時点で
耐食材にクラックが発生したり、耐食材がセラミック基
材より剥離したものを「××」、10回以上20回未満
で耐食材にクラックが発生したり、耐食材がセラミック
基材より剥離したものを「×」、20回以上30回未満
で耐食材にクラックが発生したり、耐食材がセラミック
基材より剥離したものを「△」、30回以上40回未満
で耐食材にクラックが発生したり、耐食材がセラミック
基材より剥離したものを「○」、40回でも耐食材にク
ラックが発生することがなく、耐食材がセラミック基材
より剥離しなかったものを「◎」として表1中の該当欄
に記載した。
【0051】<耐食性試験方法>耐食性試験に用いた試
料は大きさが縦20mm×横20mm×厚み3mmにな
るよう加工した(但し、耐食材は焼き肌面の状態とし
た)。この試料の耐食材形成面がRIE(Reacti
ve Ion Etching)装置のプラズマに曝さ
れるように試料をセットして、Cl2ガス雰囲気下でプ
ラズマ中に3時間曝し、その前後の重量の減少量から1
分間当たりのエッチングレートを算出した。一方、比較
例4として準備した純度99.5重量%Al23焼結体
のエッチングレートを同様に算出し、比較例4のエッチ
ングレートを1として、その他の試料の相対比較値を求
めた。この相対比較値が0.9以上のものを「×」、
0.5以下のものを「○」、0.4以下のものを「◎」
として表2中の該当欄に記載した。
【0052】<4点曲げ強度測定方法>4点曲げ強度は
JIS R 1601に準拠して測定し、得られた強度が
240MPa以下のものを「×」、240MPaを越え
て280MPa以下のものを「△」、280MPaを越
えて310MPa以下のものを「○」、340MPa以
上のものを「◎」として表2中の該当欄に記載した。
【0053】<ビッカース硬度の測定方法>ビッカース
硬度はJIS R 1610に準拠して測定した。
【0054】<破壊靭性値の測定方法>破壊靱性値はJ
IS R 1607に準拠して測定した。
【0055】<誘電損失の測定方法>10MHz〜5G
Hzにおける誘電損失は、得られた各試料の中央部を
1.0mmの厚みに研削加工し、10〜1000MHz
の高周波領域における測定時には高周波電流電圧法を用
い、1〜5GHzのマイクロ波領域における測定時には
空洞共振器法を用いてそれぞれの誘電損失を測定し、1
0MHz〜5GHzにおける誘電損失が4×10-4以下
であったものを優れたものと評価した。なお、誘電損失
の数値は、それぞれの測定範囲の中で最大値を採用し
た。
【0056】なお、比較例1として、特開2000−1
03689公報に開示されている製法を用い、酸化アル
ミニウム質成形体にYAGスラリーを塗布し1700℃
で熱処理して試料を作製した。また、比較例2として、
酸化アルミニウム質焼結体にYAGを溶射したもの、比
較例3として、酸化アルミニウム質焼結体にY23を溶
射したものをそれぞれ作製した。さらに、比較例4とし
て純度99.5重量%Al23焼結体、比較例5として
YAG焼結体、比較例6としてY23焼結体をそれぞれ
作製した。これらの各比較例の試料についても上記と同
様に試験を行った。
【0057】各試験結果を表1及び表2に示す。
【表1】
【表2】
【0058】表1及び表2から、以下のことがわかる。
比較例1の試料は従来の酸化アルミニウム質焼結体(比
較例4)と比較すると耐食性は優れているものの、耐食
材の被着状態が悪い。比較例2及び比較例3の試料はい
ずれも、被着状態、耐食性が悪い。比較例5及び比較例
6の試料はいずれも、耐食性が優れており、誘電損失も
小さいものであったが、4点曲げ強度が小さいだけでな
く、破壊靱性値が特に小さく機械的特性が悪い。また、
試料No.1は、被着状態が良好であり、耐食性も優れ
ていたが、セラミック基材中のYAG含有量が少ないた
め、10MHz〜5GHzにおける誘電損失が4×10
-4以下になっていない。
【0059】これに対し、本発明の範囲のもの(試料N
o.2〜14)は、セラミック基材と耐食材の被着状態
が良好であり、耐食性にも優れていた。また、4点曲げ
強度及びビッカース硬度が比較例4の純度99.5重量
%Al23焼結体と比べ同等以上に優れていた。更に
は、10MHz〜5GHzにおける誘電損失を4×10
-4以下とすることができた。酸化アルミニウム質焼結体
と耐食材の界面に反応層を有するもの(試料No.2,
5,8,11)は、被着状態が特に優れていた。前記セ
ラミック基材が酸化アルミニウムを40〜97重量%、
YAGを60〜3重量%の範囲で含有させた酸化アルミ
ニウム質焼結体のうち、試料No.3〜8,12〜14
は、4点曲げ強度が340MPa以上であり特に優れて
いた。
【0060】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、前記の
セラミック基材表面に、YAGあるいはY23を主成分
とする焼結体から成る耐食材を被着させた構成としてい
るので、この部材をハロゲン系腐食性ガスあるいはその
プラズマに曝したとしてもYAG焼結体やY23焼結体
と同等の優れた耐食性を有するという効果がある。
【0061】また、セラミック基材の10MHz〜5G
Hzにおける誘電損失(tanδ)を4×10-4以下と
したことから、高周波やマイクロ波を印加してプラズマ
を発生させる環境下で使用したとしても、高周波やマイ
クロ波の吸収が少なく、エネルギーロスが生じてプラズ
マの発生効率が低下するのを防止することができるとい
う効果がある。
【0062】更に、曲げ強度がそれ程高くない耐食材
(YAGやY23)を、曲げ強度が高い酸化アルミニウ
ム質焼結体からなるセラミック基材で保護した構造とし
ているため、大型化する構造部材に使用したとしても、
取り付け時やハンドリング時に欠けや割れが発生するの
を有効に防止できるという効果がある。
フロントページの続き Fターム(参考) 5F031 CA02 HA02 HA03 HA62 HA63 MA28 MA29 MA31 MA32 PA06 PA30 5J006 HC07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】酸化アルミニウム(Al23)質焼結体か
    ら成るセラミック基材と、このセラミック基材の表面に
    被着されたイットリウム・アルミニウム・ガーネット
    (YAG)を主成分とする焼結体から成る耐食材とを備
    え、前記セラミック基材の10MHz〜5GHzにおけ
    る誘電損失(tanδ)が4×10-4以下であることを
    特徴とする、耐食性を有する半導体製造装置用部材。
  2. 【請求項2】酸化アルミニウム(Al23)質焼結体か
    ら成るセラミック基材と、このセラミック基材の表面に
    被着された酸化イットリウム(Y23)を主成分とする
    焼結体から成る耐食材とを備え、前記セラミック基材の
    10MHz〜5GHzにおける誘電損失(tanδ)が
    4×10-4以下であることを特徴とする、耐食性を有す
    る半導体製造装置用部材。
  3. 【請求項3】前記セラミック基材と前記耐食材との界面
    にイットリウム・アルミニウム・ガーネット(YAG)
    を主成分とする反応層が形成された請求項2に記載の半
    導体製造装置用部材。
  4. 【請求項4】前記セラミック基材が、酸化アルミニウム
    (Al23)を50〜97重量%、イットリウム・アル
    ミニウム・ガーネット(YAG)を3〜50重量%含有
    する酸化アルミニウム質焼結体である請求項1〜3のい
    ずれかに記載の半導体製造装置用部材。
  5. 【請求項5】前記セラミック基材となる酸化アルミニウ
    ム(Al23)質成形体、乾燥体、脱脂体または仮焼体
    のいずれかにイットリウム・アルミニウム・ガーネット
    (YAG)スラリーまたは酸化イットリウム(Y23
    スラリーを含浸着肉させて焼成することを特徴とする、
    請求項1〜4のいずれかに記載の半導体製造装置用部材
    の製造方法。
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