JP2003297651A - コイル - Google Patents
コイルInfo
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- JP2003297651A JP2003297651A JP2002103750A JP2002103750A JP2003297651A JP 2003297651 A JP2003297651 A JP 2003297651A JP 2002103750 A JP2002103750 A JP 2002103750A JP 2002103750 A JP2002103750 A JP 2002103750A JP 2003297651 A JP2003297651 A JP 2003297651A
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- JP
- Japan
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- shaped core
- insulating
- insulating cover
- space gap
- coil
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- Insulating Of Coils (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】平角導体からなるブスバーを嵌挿したE形コア
に、スペースギャップを介してI形コアを組み合せたコ
イルにおいて、E形コアとブスバーとの絶縁を簡易化す
る。 【解決手段】絶縁紙から切り曲げにより一体形成した絶
縁カバー11をE形コア1に装着し、このE形コア1に
ブスバー2を嵌挿してE形コア1とブスバー2との間を
絶縁する。ブスバー2に熱収縮チューブや絶縁テープに
よる絶縁被覆を施していた従来技術に比べ工数が低減さ
れ、かつ絶縁カバー11は外部からの目視が容易なので
絶縁忘れの危険がない。
に、スペースギャップを介してI形コアを組み合せたコ
イルにおいて、E形コアとブスバーとの絶縁を簡易化す
る。 【解決手段】絶縁紙から切り曲げにより一体形成した絶
縁カバー11をE形コア1に装着し、このE形コア1に
ブスバー2を嵌挿してE形コア1とブスバー2との間を
絶縁する。ブスバー2に熱収縮チューブや絶縁テープに
よる絶縁被覆を施していた従来技術に比べ工数が低減さ
れ、かつ絶縁カバー11は外部からの目視が容易なので
絶縁忘れの危険がない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電源用チョーク
コイルなどに用いられるコイルに関する。
コイルなどに用いられるコイルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の大電流DC−DCコンバータに用
いられるチョークコイルは、平角導体からなるブスバー
が嵌挿されたE形コアに、絶縁シートからなるスペース
ギャップを介して、I形コアが組み合わされて構成され
ている。図11及び図12はその一例を示すもので、図
11は分解斜視図、図11(A)は平面図、同(B)は
正面図である。図6及び図7において、E形のフェライ
トコア1に平角導体からなるコ字形のブスバー2が嵌挿
され、インダクタンス調整用のスペースギャップ3を介
してI形のフェライトコア4が組み合されるとともに、
取付け金具5により押えられている。ブスバー2は、E
形コア1の溝6に挿入される左右両脚部に熱収縮チュー
ブからなる絶縁被覆7が施され、これら両脚部を結ぶ部
分に絶縁テープからなる絶縁被覆8が施されている。門
形の取付け金具5は、図12に示すように取付け脚先端
のL曲げ部でねじ9により取付け部10に締め付けら
れ、僅かに内側に湾曲した胴部によりI形コア4に押え
付けられている。
いられるチョークコイルは、平角導体からなるブスバー
が嵌挿されたE形コアに、絶縁シートからなるスペース
ギャップを介して、I形コアが組み合わされて構成され
ている。図11及び図12はその一例を示すもので、図
11は分解斜視図、図11(A)は平面図、同(B)は
正面図である。図6及び図7において、E形のフェライ
トコア1に平角導体からなるコ字形のブスバー2が嵌挿
され、インダクタンス調整用のスペースギャップ3を介
してI形のフェライトコア4が組み合されるとともに、
取付け金具5により押えられている。ブスバー2は、E
形コア1の溝6に挿入される左右両脚部に熱収縮チュー
ブからなる絶縁被覆7が施され、これら両脚部を結ぶ部
分に絶縁テープからなる絶縁被覆8が施されている。門
形の取付け金具5は、図12に示すように取付け脚先端
のL曲げ部でねじ9により取付け部10に締め付けら
れ、僅かに内側に湾曲した胴部によりI形コア4に押え
付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなコイルにお
いて、従来は絶縁被覆7,8を施すのに手間がかかり、
組立コストが高くなるという問題があった。特に、絶縁
被覆8は熱収縮チューブを用いることができず、絶縁テ
ープを巻かなければならないため、多くの工数を必要と
した。また、スペースギャップ3は、厚さが例えば0.1
mmと薄いため、組み立て後の目視確認がが困難で入れ
忘れの危険があった。そこで、この発明の課題は、ブス
バーの絶縁工数を低減し、併せてスペースギャップの入
れ忘れを防止することにある。
いて、従来は絶縁被覆7,8を施すのに手間がかかり、
組立コストが高くなるという問題があった。特に、絶縁
被覆8は熱収縮チューブを用いることができず、絶縁テ
ープを巻かなければならないため、多くの工数を必要と
した。また、スペースギャップ3は、厚さが例えば0.1
mmと薄いため、組み立て後の目視確認がが困難で入れ
忘れの危険があった。そこで、この発明の課題は、ブス
バーの絶縁工数を低減し、併せてスペースギャップの入
れ忘れを防止することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は、平角導体からなるブスバーが嵌挿され
たE形コアに、絶縁シートからなるスペースギャップを
介して、I形又はE形コアが組み合わされたコイルにお
いて、前記E形コアの溝底面に被さる左右一対の底板
と、これらの底板の前後端同士をそれぞれ連結し、前記
E形コアの端面に被さる前後一対の端板と、この端板か
ら前記E形コアの中脚の端面に沿って一体に立ち上がる
前後一対の案内板とを有し、この案内板の左右端面は前
記中脚の左右側面より所定絶縁距離だけ突出する絶縁カ
バーを設け、この絶縁カバーを前記E形コアに装着する
とともに、前記ブスバーを前記案内板に合わせて前記E
形コアに嵌挿するようにするものとする(請求項1)。
この請求項1によれば、絶縁カバーを装着するだけでブ
スバーとE形コアとの間の絶縁がなされるため、ブスバ
ーに絶縁被覆を施す必要がなく組立工数が低減する。
に、この発明は、平角導体からなるブスバーが嵌挿され
たE形コアに、絶縁シートからなるスペースギャップを
介して、I形又はE形コアが組み合わされたコイルにお
いて、前記E形コアの溝底面に被さる左右一対の底板
と、これらの底板の前後端同士をそれぞれ連結し、前記
E形コアの端面に被さる前後一対の端板と、この端板か
ら前記E形コアの中脚の端面に沿って一体に立ち上がる
前後一対の案内板とを有し、この案内板の左右端面は前
記中脚の左右側面より所定絶縁距離だけ突出する絶縁カ
バーを設け、この絶縁カバーを前記E形コアに装着する
とともに、前記ブスバーを前記案内板に合わせて前記E
形コアに嵌挿するようにするものとする(請求項1)。
この請求項1によれば、絶縁カバーを装着するだけでブ
スバーとE形コアとの間の絶縁がなされるため、ブスバ
ーに絶縁被覆を施す必要がなく組立工数が低減する。
【0005】請求項1において、前記絶縁カバーには、
前記案内板の先端から内側にL字状に張り出すスペース
ギャップを設けるのがよい(請求項2)。これにより、
スペースギャップが絶縁カバーと一体化されその入れ忘
れがなくなる一方、絶縁カバーは外部から目視が容易な
ので、絶縁カバーを入れ忘れることはない。
前記案内板の先端から内側にL字状に張り出すスペース
ギャップを設けるのがよい(請求項2)。これにより、
スペースギャップが絶縁カバーと一体化されその入れ忘
れがなくなる一方、絶縁カバーは外部から目視が容易な
ので、絶縁カバーを入れ忘れることはない。
【0006】請求項1において、前記絶縁カバーには、
前記底板の外側端から逆L字状に立ち上がるスペースギ
ャップを設けてもよく(請求項3)、また前記底板の内
側端から逆L字状に立ち上がるスペースギャップを設け
てもよい(請求項4)。
前記底板の外側端から逆L字状に立ち上がるスペースギ
ャップを設けてもよく(請求項3)、また前記底板の内
側端から逆L字状に立ち上がるスペースギャップを設け
てもよい(請求項4)。
【0007】請求項1〜請求項4において、前記絶縁カ
バーに、前記ブスバーと前記I形コアとの間を絶縁する
絶縁板を設けるのがよく、これによりI形コアをブスバ
ーから絶縁する絶縁材を別途設ける必要がなくなる(請
求項5)。また、請求項1〜請求項5において、前記絶
縁カバーは、絶縁紙からの切り曲げにより一体形成する
のがよく、これにより絶縁カバーを型成形するよりも安
価に製作することができる(請求項6)。
バーに、前記ブスバーと前記I形コアとの間を絶縁する
絶縁板を設けるのがよく、これによりI形コアをブスバ
ーから絶縁する絶縁材を別途設ける必要がなくなる(請
求項5)。また、請求項1〜請求項5において、前記絶
縁カバーは、絶縁紙からの切り曲げにより一体形成する
のがよく、これにより絶縁カバーを型成形するよりも安
価に製作することができる(請求項6)。
【0008】
【発明の実施の形態】図1及び図2は、従来例として示
したものと同様のDC−DCコンバータ用チョークコイ
ルにおけるこの発明は実施の形態を示すもので、図1は
分解斜視図、図2(A)は平面図、同(B)は正面図で
ある。なお、従来例と対応する部分には同一の符号を用
いるものとする。図1及び図2において、従来例と相違
するのは、絶縁被覆7,8(図11)に代えて絶縁カバ
ー11が用いられている点である。絶縁カバー11は図
1に示すように、E形コア1の溝底面1aに被さる左右
一対の底板11aと、これらの底板11aの前後端同士
をそれぞれ連結し、E形コア1の端面1bに被さる前後
一対の端板11bと、この端板11bからE形コア1の
中脚の端面1cに沿って一体に立ち上がる前後一対の案
内板11cとを有している。ここで、図2(B)に示す
ように、案内板11cの左右端面は、E形コア1の中脚
の左右側面より所定絶縁距離dだけ突出している。
したものと同様のDC−DCコンバータ用チョークコイ
ルにおけるこの発明は実施の形態を示すもので、図1は
分解斜視図、図2(A)は平面図、同(B)は正面図で
ある。なお、従来例と対応する部分には同一の符号を用
いるものとする。図1及び図2において、従来例と相違
するのは、絶縁被覆7,8(図11)に代えて絶縁カバ
ー11が用いられている点である。絶縁カバー11は図
1に示すように、E形コア1の溝底面1aに被さる左右
一対の底板11aと、これらの底板11aの前後端同士
をそれぞれ連結し、E形コア1の端面1bに被さる前後
一対の端板11bと、この端板11bからE形コア1の
中脚の端面1cに沿って一体に立ち上がる前後一対の案
内板11cとを有している。ここで、図2(B)に示す
ように、案内板11cの左右端面は、E形コア1の中脚
の左右側面より所定絶縁距離dだけ突出している。
【0009】絶縁カバー11はE形コア1に上から装着
され、E形コア1とブスバー2との間を絶縁する。ここ
で、ブスバー2の両脚部間の内法mは、絶縁カバー11
の案内板11cの横幅nと略同じに定められ、ブスバー
2は案内板11cに合わせて図2に示すようにE形コア
に嵌挿され、ブスバー2は案内板11cとの密な嵌合に
より、横方向(図2の左右方向)に位置決めされる。こ
の状態でE形コア1の中脚及び左右外脚とブスバー2の
脚部との間には、図2(B)に示すように絶縁に必要な
エアギャップd及びgが保たれる。ブスバー2が嵌挿さ
れたE形コア1には、従来と同様にポリエステルフィル
ムなどからなるスペースギャップ3及びI形コア4が組
み合され、取付け金具5により押えられる。なお、ブス
バー2とI形コア4との間は、スペースギャップ3によ
り絶縁される。この実施の形態によれば、絶縁カバー1
1を装着するだけでブスバー2とE形コア1との間が絶
縁されるためブスバー2に絶縁被覆を施す必要がなく、
組立工数が低減する。また、絶縁カバー11は外部から
の目視が容易であり、その装着忘れが生じる危険もな
い。
され、E形コア1とブスバー2との間を絶縁する。ここ
で、ブスバー2の両脚部間の内法mは、絶縁カバー11
の案内板11cの横幅nと略同じに定められ、ブスバー
2は案内板11cに合わせて図2に示すようにE形コア
に嵌挿され、ブスバー2は案内板11cとの密な嵌合に
より、横方向(図2の左右方向)に位置決めされる。こ
の状態でE形コア1の中脚及び左右外脚とブスバー2の
脚部との間には、図2(B)に示すように絶縁に必要な
エアギャップd及びgが保たれる。ブスバー2が嵌挿さ
れたE形コア1には、従来と同様にポリエステルフィル
ムなどからなるスペースギャップ3及びI形コア4が組
み合され、取付け金具5により押えられる。なお、ブス
バー2とI形コア4との間は、スペースギャップ3によ
り絶縁される。この実施の形態によれば、絶縁カバー1
1を装着するだけでブスバー2とE形コア1との間が絶
縁されるためブスバー2に絶縁被覆を施す必要がなく、
組立工数が低減する。また、絶縁カバー11は外部から
の目視が容易であり、その装着忘れが生じる危険もな
い。
【0010】絶縁カバー11は樹脂成形により一体形成
することが可能であるが、成形型のコストを考慮する
と、絶縁紙などの可撓性のある絶縁シートから、プレス
加工により切り曲げ形成するのがよい。図3は、図1に
おける絶縁カバー11を絶縁紙から一体に切り曲げ形成
する場合の展開図である。図3における実線は切り込み
線を示し、破線は折り曲げ線を示している。
することが可能であるが、成形型のコストを考慮する
と、絶縁紙などの可撓性のある絶縁シートから、プレス
加工により切り曲げ形成するのがよい。図3は、図1に
おける絶縁カバー11を絶縁紙から一体に切り曲げ形成
する場合の展開図である。図3における実線は切り込み
線を示し、破線は折り曲げ線を示している。
【0011】図4及び図5はこの発明の異なる実施の形
態を示し、図4は分解斜視図、図5の(A)及び(B)
はそれぞれ平面図及び正面図、図6は絶縁紙から切り曲
げ形成される絶縁カバー11の展開図である。この実施
の形態において、図1〜図3の実施の形態と相違するの
は、絶縁カバー11にスペースギャップ11d及び11
eが一体に設けられ、スペースギャップ3(図1)が省
かれている点である。すなわち、図4〜図6において、
絶縁カバーには、案内板11cの先端から内側にL字状
に張り出すスペースギャップ11dが一体に設けられ、
底板11aの外側端から逆L字状に立ち上がるスペース
ギャップ11eが一体に設けられている。また、ブスバ
ー2とI形コア4との間の絶縁のために、底板11aの
内側端から逆L字状に立ち上がる絶縁板11fが一体に
設けられている。スペースギャップ11d,11e及び
絶縁板11fは、同一高さに揃えられている。
態を示し、図4は分解斜視図、図5の(A)及び(B)
はそれぞれ平面図及び正面図、図6は絶縁紙から切り曲
げ形成される絶縁カバー11の展開図である。この実施
の形態において、図1〜図3の実施の形態と相違するの
は、絶縁カバー11にスペースギャップ11d及び11
eが一体に設けられ、スペースギャップ3(図1)が省
かれている点である。すなわち、図4〜図6において、
絶縁カバーには、案内板11cの先端から内側にL字状
に張り出すスペースギャップ11dが一体に設けられ、
底板11aの外側端から逆L字状に立ち上がるスペース
ギャップ11eが一体に設けられている。また、ブスバ
ー2とI形コア4との間の絶縁のために、底板11aの
内側端から逆L字状に立ち上がる絶縁板11fが一体に
設けられている。スペースギャップ11d,11e及び
絶縁板11fは、同一高さに揃えられている。
【0012】図4において、絶縁カバー11が装着され
たE形コア1には、ブスバー2が案内板11cに合わせ
て嵌挿される。その際、絶縁板11fはL曲げ部を展ば
し、ブスバー2を通過させる。スペースギャップ11d
及び11eはE形コア1の中脚及び外脚にそれぞれ被さ
り、I形コア4との間に所要のギャップを形成する。ま
た、絶縁板11fはブスバー2とI形コア4との間に所
要の絶縁距離を形成する。この実施の形態によれば、シ
ート状のスペースギャップを組み合せる手間と材料費が
省けるとともに、絶縁カバー11にスペースギャップ1
1d,11eが一体形成されていることから、スペース
ギャップの挿入を忘れる危険がない。
たE形コア1には、ブスバー2が案内板11cに合わせ
て嵌挿される。その際、絶縁板11fはL曲げ部を展ば
し、ブスバー2を通過させる。スペースギャップ11d
及び11eはE形コア1の中脚及び外脚にそれぞれ被さ
り、I形コア4との間に所要のギャップを形成する。ま
た、絶縁板11fはブスバー2とI形コア4との間に所
要の絶縁距離を形成する。この実施の形態によれば、シ
ート状のスペースギャップを組み合せる手間と材料費が
省けるとともに、絶縁カバー11にスペースギャップ1
1d,11eが一体形成されていることから、スペース
ギャップの挿入を忘れる危険がない。
【0013】図7及び図8は、スペースギャップを一体
形成した絶縁カバー11の変形例を示すもので、図7は
斜視図、図8は展開図である。この変形例は、底板11
aの外側端から逆L字状に立ち上げた部分を3分割し、
その前後両側部分をスペースギャップ11eとし、中央
部分を内側に折り返してブスバー2とI形コア4との間
を絶縁する絶縁板11fとしたものである。
形成した絶縁カバー11の変形例を示すもので、図7は
斜視図、図8は展開図である。この変形例は、底板11
aの外側端から逆L字状に立ち上げた部分を3分割し、
その前後両側部分をスペースギャップ11eとし、中央
部分を内側に折り返してブスバー2とI形コア4との間
を絶縁する絶縁板11fとしたものである。
【0014】図9及び図10は、スペースギャップを一
体形成した絶縁カバー11の更に異なる変形例を示すも
ので、図9は斜視図、図10は展開図である。この変形
例は、底板11aの内側端から逆L字状に立ち上げた部
分を2分割し、その一方を外側に折り返して絶縁板11
fとして、もう一方を内側に折り返してスペースギャッ
プ11gとしたものである。
体形成した絶縁カバー11の更に異なる変形例を示すも
ので、図9は斜視図、図10は展開図である。この変形
例は、底板11aの内側端から逆L字状に立ち上げた部
分を2分割し、その一方を外側に折り返して絶縁板11
fとして、もう一方を内側に折り返してスペースギャッ
プ11gとしたものである。
【0015】なお、図示実施の形態では、コアがE形コ
ア1とI形コア4との組み合せからなる場合を示した
が、この発明は2つのE形コア1を組み合せたコアにつ
いても適用可能で、その場合には各E形コア1に絶縁カ
バー11をそれぞれ装着し、かつ絶縁板11fは図示実
施の形態の場合と逆側、つまりE形コア1の脚部側に折
り曲げてスペースギャップにすればよい。また、図示実
施の形態ではブスバー1がコ字状、つまり1ターンの場
合を示したが、この発明はブスバーがらせん状に巻回さ
れた場合にも適用可能である。更に、この発明は、電源
用チョークコイルのみならず、トランスなどのコイルに
も適用可能である。
ア1とI形コア4との組み合せからなる場合を示した
が、この発明は2つのE形コア1を組み合せたコアにつ
いても適用可能で、その場合には各E形コア1に絶縁カ
バー11をそれぞれ装着し、かつ絶縁板11fは図示実
施の形態の場合と逆側、つまりE形コア1の脚部側に折
り曲げてスペースギャップにすればよい。また、図示実
施の形態ではブスバー1がコ字状、つまり1ターンの場
合を示したが、この発明はブスバーがらせん状に巻回さ
れた場合にも適用可能である。更に、この発明は、電源
用チョークコイルのみならず、トランスなどのコイルに
も適用可能である。
【0016】
【発明の効果】以上の通り、この発明によれば、熱収縮
チューブや絶縁チューブによる絶縁被覆に代えて、一体
形成された絶縁カバーを設けてE形コアとブスバーとの
間を絶縁することにより、組立工数が大幅に節減される
とともに、絶縁カバーは外部からの目視が容易なことか
らその装着忘れも生じない。また、その場合に絶縁カバ
ーにインダクタンス調整用のスペースギャップを一体形
成することにより、シート状のスペースギャップを別途
に組み合せる手間と材料費がなくなるとともに、スペー
スギャップの挿入忘れも生じなくなる。
チューブや絶縁チューブによる絶縁被覆に代えて、一体
形成された絶縁カバーを設けてE形コアとブスバーとの
間を絶縁することにより、組立工数が大幅に節減される
とともに、絶縁カバーは外部からの目視が容易なことか
らその装着忘れも生じない。また、その場合に絶縁カバ
ーにインダクタンス調整用のスペースギャップを一体形
成することにより、シート状のスペースギャップを別途
に組み合せる手間と材料費がなくなるとともに、スペー
スギャップの挿入忘れも生じなくなる。
【図1】この発明の実施の形態を示すコイルの分解斜視
図である。
図である。
【図2】(A)は図1のコイルの平面図、(B)はその
正面図である。
正面図である。
【図3】図1における絶縁カバーの展開図である。
【図4】この発明の異なる実施の形態を示すコイルの分
解斜視図である。
解斜視図である。
【図5】(A)は図4のコイルの平面図、(B)はその
正面図である。
正面図である。
【図6】図1における絶縁カバーの展開図である。
【図7】絶縁カバーの変形例を示す斜視図である。
【図8】図7の絶縁カバーの展開図である。
【図9】絶縁カバーの異なる変形例を示す斜視図であ
る。
る。
【図10】図9の絶縁カバーの展開図である。
【図11】従来例を示すコイルの分解斜視図である。
【図12】(A)は図11のコイルの平面図、(B)は
その正面図である。
その正面図である。
1 E形コア
2 ブスバー
4 I形コア
5 取付け金具
11 絶縁カバー
11a 底板
11b 端板
11c 案内板
11d スペースギャップ
11e スペースギャップ
11f 絶縁板
11g スペースギャップ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 薄田 隆行
神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号
富士電機株式会社内
(72)発明者 中原 和仁
神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号
富士電機株式会社内
(72)発明者 三浦 恵美子
神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号
富士電機株式会社内
Fターム(参考) 5E044 CB04
Claims (6)
- 【請求項1】平角導体からなるブスバーが嵌挿されたE
形コアに、絶縁シートからなるスペースギャップを介し
て、I形又はE形コアが組み合わされたコイルにおい
て、 前記E形コアの溝底面に被さる左右一対の底板と、これ
らの底板の前後端同士をそれぞれ連結し、前記E形コア
の端面に被さる前後一対の端板と、この端板から前記E
形コアの中脚の端面に沿って一体に立ち上がる前後一対
の案内板とを有し、この案内板の左右端面は前記中脚の
左右側面より所定絶縁距離だけ突出する絶縁カバーを設
け、この絶縁カバーを前記E形コアに装着するととも
に、前記ブスバーを前記案内板に合わせて前記E形コア
に嵌挿するようにしたことを特徴とするコイル。 - 【請求項2】前記絶縁カバーに前記案内板の先端から内
側にL字状に張り出すスペースギャップを設けたことを
特徴とする請求項1記載のコイル。 - 【請求項3】前記絶縁カバーに前記底板の外側端から逆
L字状に立ち上がるスペースギャップを設けたことを特
徴とする請求項1記載のコイル。 - 【請求項4】前記絶縁カバーに前記底板の内側端から逆
L字状に立ち上がるスペースギャップを設けたことを特
徴とする請求項1記載のコイル。 - 【請求項5】前記絶縁カバーに、前記ブスバーと前記I
形コアとの間を絶縁する絶縁板を設けたことを特徴とす
る請求項1〜請求項4のいずれかに記載のコイル。 - 【請求項6】前記絶縁カバーを絶縁紙からの切り曲げに
より一体形成したことを特徴とする請求項1〜請求項5
のいずれかに記載のコイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002103750A JP2003297651A (ja) | 2002-04-05 | 2002-04-05 | コイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002103750A JP2003297651A (ja) | 2002-04-05 | 2002-04-05 | コイル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003297651A true JP2003297651A (ja) | 2003-10-17 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2011181569A (ja) * | 2010-02-26 | 2011-09-15 | Keihin Corp | インダクタ、トランス及びスイッチング電源 |
JP2015228436A (ja) * | 2014-06-02 | 2015-12-17 | Tdk株式会社 | 巻線部品及び電源装置 |
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2002
- 2002-04-05 JP JP2002103750A patent/JP2003297651A/ja active Pending
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