JP2003297486A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP2003297486A
JP2003297486A JP2002099178A JP2002099178A JP2003297486A JP 2003297486 A JP2003297486 A JP 2003297486A JP 2002099178 A JP2002099178 A JP 2002099178A JP 2002099178 A JP2002099178 A JP 2002099178A JP 2003297486 A JP2003297486 A JP 2003297486A
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poles
housing
fitting
male
connector
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JP2002099178A
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Akio Oishi
明雄 大石
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Tyco Electronics Japan GK
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Tyco Electronics AMP KK
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Publication date
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Priority to US10/404,633 priority patent/US6716053B2/en
Priority to CN03109028A priority patent/CN100585959C/zh
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    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/64Means for preventing incorrect coupling
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
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    • H01R13/64Means for preventing incorrect coupling
    • H01R13/641Means for preventing incorrect coupling by indicating incorrect coupling; by indicating correct or full engagement
    • HELECTRICITY
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    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/627Snap or like fastening
    • H01R13/6271Latching means integral with the housing
    • H01R13/6272Latching means integral with the housing comprising a single latching arm

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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】極数の異なる複数のコネクタにおいて、極数に
応じて係合突起の初期摺接面の傾斜角度を変更し、いず
れの極数のコネクタにおいても不完全嵌合状態を確実に
防止することができると共に、極数の少ないコネクタの
嵌合作業性を良好にすることができる、いわゆる慣性ロ
ックタイプのコネクタを提供する。 【解決手段】電気コンタクトの極数が異なる複数のコネ
クタAにおいて、矢印aで示す嵌合方向と直交する矢印
bで示す方向と初期摺接面14aとのなす角度Z°を、
電気コンタクトの極数が増加するにつれて小さくしてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、不完全嵌合状態を
防止可能ないわゆる慣性ロックタイプのコネクタに関す
る。 【0002】 【従来の技術】従来のこの種のコネクタとして、例え
ば、図6に示すもの(実公昭58−41745号公報参
照)や図7に示すもの(実用新案登録第2522319
号公報参照)が知られている。ここで、図6に示すコネ
クタは、電気コンタクト(図示せず)を収容した相対向
する1対の雄ハウジング100と雌ハウジング200と
で構成されている。雄ハウジング100と雌ハウジング
200とは互いに嵌合されるようになっている。 【0003】そして、雄ハウジング100には、その上
面の嵌合方向前方端(図6における右側端)から立ち上
がる立ち上がり基部101を介してロッキングアーム1
02が後方に延長して設けられている。ロッキングアー
ム102の上面において自由端部に当たる嵌合方向後端
部には、操作部103が突設されている。また、ロッキ
ングアーム102の上面において嵌合方向略中央部に
は、係合突起104が突設されている。係合突起104
は、前方に嵌合方向に対して急勾配の傾斜面104aを
有し、後方に嵌合方向に対して緩勾配の傾斜面104b
を有し、それら傾斜面104a及び104bは頂点10
4cで一致している。 【0004】一方、雌ハウジング200には、その嵌合
方向前方部(図6における左方部)に雄ハウジング10
0を収容する雄ハウジング収容凹部203が形成され、
雄ハウジング収容凹部203の上壁201の嵌合方向前
方部には、雄ハウジング収容凹部203内に向けた係止
部202が形成されている。係止部202の嵌合方向前
方部には、係止突起104に対する受入案内傾斜面20
2aが形成され、受入案内傾斜面202aの下方におけ
る終端部には受入案内傾斜面202aよりも急傾斜の衝
合段部が形成されている。雄ハウジング100及び雌ハ
ウジング200を嵌合する際に、係合突起104は係止
部202を乗り越えつつロッキングアーム102を下方
に撓めて係止部202に係合するようになっている。 【0005】また、図7に示すコネクタは、電気コンタ
クト(図示せず)を収容した相対向する1対の雄ハウジ
ング301と雌ハウジング(雌ハウジングに設けられた
嵌合フード部401を図示)とで構成されている。雄ハ
ウジング301と雌ハウジングとは互いに嵌合されるよ
うになっている。そして、雌ハウジングの嵌合フード部
401の嵌合方向前端(図7(A)における右端)に
は、下方に突出する係止部402が設けられている。 【0006】一方、雄ハウジング301の上面には、ロ
ッキングアーム302が嵌合方向前方(図7(A)にお
ける左方)から後方に延長して設けられている。ロッキ
ングアーム302の上面において自由端部に当たる嵌合
方向後端部には、操作部303が突設されている。ま
た、ロッキングアーム302の上面において嵌合方向略
中央部には、係合突起304が突設されている。係合突
起304は、雄ハウジング301及び雌ハウジングが嵌
合する際に、係止部402を乗り越えつつロッキングア
ーム302を下方に撓めて係止部402に係合するもの
で、その上面は乗り越え摺接面304bとして構成され
ている。この乗り越え摺接面304bは、ロッキングア
ーム302の自由状態において嵌合方向に対して傾斜し
ているが、その傾斜角はロッキングアーム302の最大
撓み角と略一致させてある。そして、乗り越え摺接面3
04bの嵌合方向前方には、初期摺接面304aが設け
られている。この初期摺接面304aは、ロッキングア
ーム302の自由状態において嵌合方向に対して傾斜し
ているが、その傾斜角は乗り越え摺接面304bの傾斜
角よりも大きく、より起立した面となっている。 【0007】雄ハウジング301及び雌ハウジングの嵌
合に際しては、先ず、係合突起304の初期摺接面30
4aが係止部402の前面下端縁に当接し、雄ハウジン
グ301の嵌合挿入の進行に応じて図7(A)に示すよ
うに乗り越え摺接面304bの前端縁が係止部402の
前面下端縁に乗り上げ、ロッキングアーム302は最大
撓み角に至る。このとき、乗り越え摺接面304bは嵌
合方向に沿った略水平状態となる。 【0008】そして、この状態から雄ハウジング301
の嵌合挿入を進行させると、乗り越え摺接面304bが
係止部402の下面に対して摺動する。このとき、ロッ
キングアーム302の最大撓み角は維持されている。ロ
ッキングアーム302の最大撓み角は、乗り越え摺接面
304bの後端縁が係止部402の後面下端縁に至るま
で維持される。 【0009】更に、雄ハウジング301の嵌合挿入を進
行させて乗り越え摺接面304bの後端縁が係止部40
2からロック側(係止部402の左隣側)へ外れると、
ロッキングアーム302は元の状態に復帰し、係合突起
304は係止部402にロックされる。この一連の嵌合
動作における嵌合挿入のストロークとハウジング挿入力
との関係は、図7(B)に示すようになっている。即
ち、図7(A)に示すように乗り越え摺接面304bの
前端縁が係止部402の前面下端縁に乗り上げ、ロッキ
ングアーム302が最大撓み角に至った時点で(a)の
ようにハウジング挿入力がピークとなる。このハウジン
グ挿入力のピーク値は、係合突起304の初期摺接面3
04aの嵌合方向と直交する方向に対する傾斜角度、す
なわち嵌合方向と直交する方向と初期摺接面304aと
のなす角度によって定まり、この傾斜角度が小さい場
合、すなわち嵌合方向と直交する方向と初期摺接面30
4aとのなす角度が小さい場合にはハウジング挿入力の
ピーク値が大きくなり、前記角度が大きい場合にはハウ
ジング挿入力のピーク値が小さくなる。 【0010】そして、乗り越え摺接面304bが係止部
402の下面に対して摺動し始めると、(b)のように
ハウジング挿入力が低下し、乗り越え摺接面304bの
後端縁が係止部402の後面下端縁に至るまでハウジン
グ挿入力が維持される。そして、乗り越え摺接面304
bの後端縁が係止部402からロック側へ外れると、
(c)のようにハウジング挿入力が一気に0となり、一
気に係合突起304は係止部402にロックされる。 【0011】このように、ハウジング挿入力が初期に最
大ピーク(a)を呈し、その後挿入力が減少し、ロック
状態(c)に至るため、この種のコネクタは慣性ロック
タイプのコネクタと称している。すなわち、作業者は嵌
合挿入に際して最初はある程度ハウジング挿入力を必要
とするが、その後、挿入力が急激に軽くなってロック状
態まで一気に(慣性的に)押込めてしまうという作業状
態を得ることができる。従って、この種の慣性ロックタ
イプのコネクタにあっては、不完全嵌合状態を防止する
ことができる。 【0012】なお、この種の慣性ロックタイプのコネク
タにおいて、不完全嵌合状態を確実に防止するために
は、前述のハウジング挿入力のピーク値が、互いに接触
する複数の電気コンタクトの接触による総荷重よりもや
や大きいことが条件となる。この理由は、ハウジング挿
入力のピーク値が前記総荷重よりも小さいと、作業者が
嵌合挿入に際し、ロック状態まで慣性的に押込めてしま
うという作業状態を得ることができないからである。 【0013】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
図6及び図7に示す慣性ロックタイプのコネクタにあっ
ては、以下の問題点があった。即ち、一般に作業者はコ
ネクタの大きさ(極数)を見て嵌合に要する力を大まか
に見積り、それが先入観となる。このため、特に、ハウ
ジング挿入力のピーク値を大きくし不完全嵌合状態を確
実に防止するために、嵌合方向と直交する方向と初期摺
接面304a(傾斜面104a)とのなす角度を電気コ
ンタクトの極数の多寡にかかわらず一律に小さく設定す
ると、電気コンタクトの極数の少ないコネクタの嵌合作
業時において、ハウジング挿入力のピーク値がコンタク
トの接触による総荷重に対して大きくなりすぎるので、
先入観を超える力が嵌合作業に要し、嵌合作業性が良好
ではなかった。 【0014】従って、本発明は上述の問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的は、極数の異なる複数のコ
ネクタにおいて、極数に応じて係合突起の初期摺接面の
傾斜角度を変更し、いずれの極数のコネクタにおいても
不完全嵌合状態を確実に防止することができると共に、
極数の少ないコネクタにおいて嵌合作業性が良好な、い
わゆる慣性ロックタイプのコネクタを提供することにあ
る。 【0015】 【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明に係るコネクタは、それぞれが、相嵌合する
雌雄ハウジングと、該雌雄ハウジングのそれぞれに収容
された電気コンタクトとを備え、該電気コンタクトの極
数が異なる複数のコネクタであって、前記雌ハウジング
に係止部を設け、前記雄ハウジングにロッキングアーム
を設け、該ロッキングアームに、前記雌雄ハウジングの
嵌合の際に前記係止部に係合する係合突起を設け、該係
合突起の嵌合方向前端には、前記嵌合方向に対して傾斜
し、前記雌雄ハウジングの嵌合の初期に前記係止部に当
接する初期摺接面が形成された、前記電気コンタクトの
極数が異なる複数のコネクタにおいて、前記嵌合方向と
直交する方向と前記初期摺接面とのなす角度を、前記電
気コンタクトの極数が増加するにつれて小さくしたこと
を特徴としている。 【0016】このコネクタによれば、極数の異なる複数
のコネクタにおいて、嵌合方向と直交する方向と係合突
起の初期摺接面とのなす角度が、電気コンタクトの極数
が増加するにつれて小さくなるように構成されているの
で、ハウジング挿入力のピーク値が極数の多いコネクタ
において大きくなり、極数の少ないコネクタにおいて小
さくなり、いずれの極数のコネクタにおいても、ハウジ
ング挿入力のピーク値を電気コンタクトの接触による総
荷重に対してやや大きくすることができ、特に極数の少
ないコネクタの嵌合作業性を良好にすることができる。 【0017】 【発明の実施の形態】次に本発明の実施形態を図面を参
照して説明する。図1は本発明に係るコネクタの断面図
である。図1において、コネクタAは、雌型の電気コン
タクト(図示せず)を収容した雄ハウジング10と、雄
ハウジング10に対向し、雄型の電気コンタクト21を
収容した雌ハウジング20とで構成されている。雄ハウ
ジング10は雌ハウジング20に対して矢印aで示す嵌
合方向に嵌合されるようになっている。雄ハウジング1
0の電気コンタクトと雌ハウジング20の電気コンタク
ト21とは、雌雄ハウジング10,20が嵌合した際
に、接触し、電気的に接続されるようになっている。 【0018】ここで、雌ハウジング20には、電気コン
タクト21を収容するためのコンタクト収容通路22が
形成され、コンタクト収容通路22には電気コンタクト
21を係止するための弾性ランス23が形成されてい
る。また、雌ハウジング20の前方部(図1における右
方部)には、雄ハウジング10を収容する雄ハウジング
収容凹部24が形成され、雄ハウジング収容凹部24の
上壁25の前方端には、雄ハウジング収容凹部24内に
向けた係止部26が形成されている。 【0019】一方、雄ハウジング10には、電気コンタ
クトを収容するコンタクト収容通路11が設けられ、コ
ンタクト収容通路11には、電気コンタクトを係止する
ための弾性ランス12が設けられている。そして、雄ハ
ウジング10の上面には、嵌合方向前方端(図1におけ
る左側端)から立ち上がる立ち上がり基部13aを介し
てロッキングアーム13が後方に延長して設けられてい
る。ロッキングアーム13の上面において自由端部に当
たる嵌合方向後端部には、操作部15が突設されてい
る。また、ロッキングアーム13の上面において嵌合方
向略中央部には、係合突起14が突設されている。係合
突起14は、雄ハウジング10及び雌ハウジング20の
嵌合の際に、係止部26を乗り越えつつロッキングアー
ム13を下方に撓めて係止部26に係合するもので、そ
の上面は乗り越え摺接面14bとして構成されている。
そして、この乗り越え摺接面14bの嵌合方向前端に
は、矢印aで示す嵌合方向に対して傾斜し、雄ハウジン
グ10及び雌ハウジング20の嵌合の初期に係止部26
に当接する初期摺接面14aが形成されている。 【0020】この初期摺接面14aの形成に際しては、
電気コンタクトの極数が異なる複数のコネクタAにおい
て、嵌合方向と直交する矢印b方向と初期摺接面14a
とのなす角度Z°を、電気コンタクトの極数が増加する
につれて小さくするようにしている。表1に、初期摺接
面14aの傾斜角度Z°を電気コンタクトの極数が増加
するにつれて小さくするようにした例を示す。 【0021】 【表1】 【0022】表1に示すように、電気コンタクトの極数
が2P(2極)、3P、4P、6Pと増加した場合に、
初期摺接面14aの傾斜角度Z°をそれぞれ21°、1
4°、9°、6°と徐々に小さくしてある。そして、電
気コンタクトの極数が2P、3P、4P、6Pと増加し
た場合には、電気コンタクトの接触による総荷重はそれ
ぞれ8.8N、13.2N、17.6N、26.4Nと
徐々に増加している。一方、電気コンタクトの極数が2
P、3P、4P、6Pの場合に、初期摺接面14aの傾
斜角度Z°をそれぞれ21°、14°、9°、6°とす
ることで、電気コンタクトの極数が2P、3P、4P、
6Pの場合のハウジング挿入力のピーク値は、それぞれ
9.8N、14.7N、19.6N、28.4Nと極数
の増加につれて大きくなり、それぞれの極数において電
気コンタクトの接触による総荷重よりもやや大きくなっ
ている。 【0023】従って、本実施形態にあっては、嵌合方向
と直交する矢印b方向と係合突起14の初期摺接面14
aとのなす角度Z°が、電気コンタクトの極数が増加す
るにつれて小さくなるように構成され、ハウジング挿入
力のピーク値が極数の多いコネクタにおいて大きくな
り、極数の少ないコネクタにおいて小さくなり、いずれ
の極数のコネクタにおいても、ハウジング挿入力のピー
ク値が電気コンタクトの接触による総荷重よりもやや大
きくなり、不完全嵌合状態を確実に防止することができ
ると共に、極数の少ないコネクタにおいて、ハウジング
挿入力のピーク値が小さいため嵌合作業性が良好であ
る。 【0024】次に、雄ハウジング10及び雌ハウジング
20の嵌合時における、係合突起14及び係止部26の
ロック作用について説明すると、雄ハウジング10及び
雌ハウジング20の嵌合に際しては、先ず、係合突起1
4の初期摺接面14aが係止部26の前面下端縁に当接
する。そして、雄ハウジング10の嵌合挿入の進行に応
じて乗り越え摺接面14bの前端縁が係止部26の前面
下端縁に乗り上げ、ロッキングアーム13は最大撓み角
に至る。ロッキングアーム13が最大撓み角に至った時
点でハウジング挿入力がピークとなる。本実施形態にあ
っては、電気コンタクトの極数が2P、3P、4P、6
Pと増加した場合に、初期摺接面14aの傾斜角度Z°
をそれぞれ21°、14°、9°、6°と徐々に小さく
し、それぞれの場合のハウジング挿入力のピーク値は、
それぞれ9.8N、14.7N、19.6N、28.4
Nと極数の増加につれて大きくなり、それぞれの極数に
おいて電気コンタクトの接触による総荷重よりもやや大
きくなっている。 【0025】そして、この状態から雄ハウジング10の
嵌合挿入を進行させると、乗り越え摺接面14bが係止
部26の下面に対して摺動する。乗り越え摺接面14b
が係止部26の下面に対して摺動し始めると、ハウジン
グ挿入力が低下する。更に、雄ハウジング10の嵌合挿
入を進行させて乗り越え摺接面14bの後端縁が係止部
26からロック側へ外れると、ロッキングアーム13は
元の状態に復帰し、ハウジング挿入力が一気に0とな
り、係合突起14は係止部26に慣性的にロックされ
る。 【0026】次に、極数が2Pの場合のコネクタの例を
図2及び図3を参照して、極数が6Pの場合のコネクタ
の例を図4及び図5を参照して説明する。図2は極数が
2Pのコネクタ例の雄ハウジングを示し、(A)は正面
図、(B)は(A)の2B−2B線に沿う断面図、
(C)は平面図である。図3は極数が2Pのコネクタ例
の雌ハウジングを示し、(A)は正面図、(B)は
(A)の3B−3B線に沿う断面図、(C)は平面図で
ある。図4は極数が6Pのコネクタ例の雄ハウジングを
示し、(A)は正面図、(B)は4B−4B線に沿う断
面図、(C)は平面図である。図5は極数が6Pのコネ
クタ例の雌ハウジングを示し、(A)は正面図、(B)
は(A)の5B−5B線に沿う断面図、(C)は平面図
である。 【0027】先ず、極数が2Pの場合のコネクタは、2
本の電気コンタクト(図示せず)を収容した雄ハウジン
グ10と、雄ハウジング10に対向し、2本の電気コン
タクト(図示せず)を収容した雌ハウジング20とで構
成されている。雄ハウジング10は雌ハウジング20に
対して嵌合されるようになっている。雄ハウジング10
の電気コンタクトと雌ハウジング20の電気コンタクト
とは、雌雄ハウジング10,20が嵌合した際に、接触
し、電気的に接続されるようになっている。 【0028】ここで、雌ハウジング20には、図3に示
すように、電気コンタクトを収容するため2つののコン
タクト収容通路22が形成され、各コンタクト収容通路
22には電気コンタクトを係止するための弾性ランス2
3が形成されている。また、雌ハウジング20の前方部
(図3(B)における右方部)には、雄ハウジング10
を収容する雄ハウジング収容凹部24が形成され、雄ハ
ウジング収容凹部24の上壁25の前方端には、雄ハウ
ジング収容凹部24内に向けた係止部26が形成されて
いる。 【0029】一方、雄ハウジング10には、図2に示す
ように、電気コンタクトを収容する2つのコンタクト収
容通路11が設けられ、各コンタクト収容通路11に
は、電気コンタクトを係止するための弾性ランス12が
設けられている。そして、雄ハウジング10の上面に
は、嵌合方向前方端(図2(B)における左端)から立
ち上がる立ち上がり基部13aを介して2本のロッキン
グアーム13が後方に延長して設けられている。2本の
ロッキングアーム13の自由端部に当たる嵌合方向後端
部には、それらロッキングアーム13を連結する連結部
16が設けられ、連結部16の上面には、操作部15が
突設されている。また、各ロッキングアーム13の上面
において嵌合方向略中央部には、係合突起14が突設さ
れている。係合突起14は、雄ハウジング10及び雌ハ
ウジング20の嵌合の際に、係止部26を乗り越えつつ
ロッキングアーム13を下方に撓めて係止部26に係合
するもので、その上面は乗り越え摺接面14bとして構
成されている。そして、この乗り越え摺接面14bの嵌
合方向前端には、嵌合方向に対して傾斜し、雄ハウジン
グ10及び雌ハウジング20の嵌合の初期に係止部26
に当接する初期摺接面14aが形成されている。 【0030】この初期摺接面14aの形成に際しては、
嵌合方向と直交する矢印b方向と初期摺接面14aとの
なす角度を、表1で示したように、21°としている。
このように、電気コンタクトの極数が2Pの場合に、初
期摺接面14aの傾斜角度を21°とすることで、ハウ
ジング挿入力のピーク値は、表1に示すように、9.8
Nとなり、電気コンタクトの接触による総荷重8.8N
よりもやや大きくなっている。このため、電気コンタク
トの極数が2Pの場合であっても、不完全嵌合状態を確
実に防止することができると共に、ハウジング挿入力の
ピーク値が小さいので嵌合作業性が良好である。 【0031】また、極数が6Pの場合のコネクタは、6
本の電気コンタクト(図示せず)を収容した雄ハウジン
グ10と、雄ハウジング10に対向し、6本の電気コン
タクト(図示せず)を収容した雌ハウジング20とで構
成されている。雄ハウジング10は雌ハウジング20に
対して嵌合されるようになっている。雄ハウジング10
の電気コンタクトと雌ハウジング20の電気コンタクト
とは、雌雄ハウジング10,20が嵌合した際に、接触
し、電気的に接続されるようになっている。 【0032】ここで、雌ハウジング20には、図5に示
すように、電気コンタクトを収容するため6つのコンタ
クト収容通路22が上下3つづつ形成され、各コンタク
ト収容通路22には電気コンタクトを係止するための弾
性ランス23が形成されている。また、雌ハウジング2
0の前方部には、雄ハウジング10を収容する雄ハウジ
ング収容凹部24が形成され、雄ハウジング収容凹部2
4の上壁25の前方端には、雄ハウジング収容凹部24
内に向けた係止部26が形成されている。 【0033】一方、雄ハウジング10には、図4に示す
ように、電気コンタクトを収容する6つのコンタクト収
容通路11が上下3つづつ設けられ、各コンタクト収容
通路11には、電気コンタクトを係止するための弾性ラ
ンス12が設けられている。そして、雄ハウジング10
の上面には、嵌合方向前方端から立ち上がる立ち上がり
基部13aを介して3本のロッキングアーム13が後方
に延長して設けられている。3本のロッキングアーム1
3の自由端部に当たる嵌合方向後端部には、それらロッ
キングアーム13を連結する連結部16が設けられ、連
結部16の上面には、操作部15が突設されている。ま
た、3本のロッキングアーム13のうちの外側の2本の
上面において嵌合方向略中央部には、係合突起14が突
設されている。係合突起14は、雄ハウジング10及び
雌ハウジング20の嵌合の際に、係止部26を乗り越え
つつロッキングアーム13を下方に撓めて係止部26に
係合するもので、その上面は乗り越え摺接面14bとし
て構成されている。そして、この乗り越え摺接面14b
の嵌合方向前端には、嵌合方向に対して傾斜し、雄ハウ
ジング10及び雌ハウジング20の嵌合の初期に係止部
26に当接する初期摺接面14aが形成されている。 【0034】この初期摺接面14aの形成に際しては、
嵌合方向と直交する矢印b方向と初期摺接面14aとの
なす角度を、表1で示したように、6°としている。こ
のように、電気コンタクトの極数が6Pの場合に、初期
摺接面14aの傾斜角度を6°とすることで、ハウジン
グ挿入力のピーク値は、表1に示すように、28.4N
となり、電気コンタクトの接触による総荷重26.4N
よりもやや大きくなっている。このため、電気コンタク
トの極数が6Pの場合であっても、不完全嵌合状態を確
実に防止することができる。 【0035】以上、本発明の実施形態について説明して
きたが、本発明はこれに限定されず、種々の変更を行う
ことができる。例えば、本発明のコネクタは、表1に示
した極数が2P、3P、4P、及び6Pの場合のコネク
タのみならず、極数の異なる複数のコネクタの全てに適
用することができる。 【0036】 【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るコネ
クタによれば、極数の異なる複数のコネクタにおいて、
嵌合方向と直交する方向と係合突起の初期摺接面とのな
す角度を、電気コンタクトの極数が増加するにつれて小
さくなるように構成しているので、ハウジング挿入力の
ピーク値が極数の多いコネクタにおいて大きくなり、極
数の少ないコネクタにおいて小さくなり、いずれの極数
のコネクタにおいても、ハウジング挿入力のピーク値を
電気コンタクトの接触による総荷重に対してやや大きく
することができ、不完全嵌合状態を確実に防止すること
ができると共に、電気コンタクトの極数の少ないコネク
タの嵌合作業性が良好な、慣性ロックタイプのコネクタ
が得られる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係るコネクタの断面図である。 【図2】極数が2Pのコネクタ例の雄ハウジングを示
し、(A)は正面図、(B)は(A)の2B−2B線に
沿う断面図、(C)は平面図である。 【図3】極数が2Pのコネクタ例の雌ハウジングを示
し、(A)は正面図、(B)は(A)の3B−3B線に
沿う断面図、(C)は平面図である。 【図4】極数が6Pのコネクタ例の雄ハウジングを示
し、(A)は正面図、(B)は4B−4B線に沿う断面
図、(C)は平面図である。 【図5】極数が6Pのコネクタ例の雌ハウジングを示
し、(A)は正面図、(B)は(A)の5B−5B線に
沿う断面図、(C)は平面図である。 【図6】従来例の慣性ロックタイプのコネクタの断面図
である。 【図7】従来の他の例の慣性ロックタイプのコネクタを
示し、(A)は主要部の概略説明図、(B)は嵌合挿入
時のストロークとハウジング挿入力との関係を示すグラ
フである。 【符号の説明】 10 雄ハウジング 13 ロッキングアーム 14 係合突起 14a 初期摺接面 20 雌ハウジング 26 係止部 A コネクタ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】それぞれが、相嵌合する雌雄ハウジング
    と、該雌雄ハウジングのそれぞれに収容された電気コン
    タクトとを備え、該電気コンタクトの極数が異なる複数
    のコネクタであって、前記雌ハウジングに係止部を設
    け、前記雄ハウジングにロッキングアームを設け、該ロ
    ッキングアームに、前記雌雄ハウジングの嵌合の際に前
    記係止部に係合する係合突起を設け、該係合突起の嵌合
    方向前端には、前記嵌合方向に対して傾斜し、前記雌雄
    ハウジングの嵌合の初期に前記係止部に当接する初期摺
    接面が形成された、前記電気コンタクトの極数が異なる
    複数のコネクタにおいて、 前記嵌合方向と直交する方向と前記初期摺接面とのなす
    角度を、前記電気コンタクトの極数が増加するにつれて
    小さくしたことを特徴とするコネクタ。
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