JP2003295698A - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置および画像形成方法

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JP2003295698A JP2002104367A JP2002104367A JP2003295698A JP 2003295698 A JP2003295698 A JP 2003295698A JP 2002104367 A JP2002104367 A JP 2002104367A JP 2002104367 A JP2002104367 A JP 2002104367A JP 2003295698 A JP2003295698 A JP 2003295698A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周辺機器が装着された場合にも記録シートに
対する画像形成位置のズレを容易に調整できる画像形成
装置を提供すること。 【解決手段】 画像形成装置は、画像情報に基づいて記
録シートに画像を形成するための画像形成部と、記録シ
ートに形成される画像の位置を設定する制御部とを備
え、少なくとも1つの画像形成用の周辺機器を選択的に
装着可能な画像形成装置において、制御部が、画像形成
部によって記録シートに形成される画像の位置情報と、
前記周辺機器の画像形成に関わる位置情報とに基づい
て、記録シートに対する画像の位置のズレ量を演算し、
得られたズレ量に基づいて記録シートに形成される画像
の位置を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の画
像形成装置および画像形成方法に関し、特に少なくとも
1つの周辺機器を選択的に装着可能な画像形成装置およ
び画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、複写機、プリンタ、ファクシ
ミリ等の電子写真方式の画像形成装置では、周辺機器あ
るいは外部から入力される画像情報に基づき記録シート
上に画像形成を行っている。特に、複製物を得る複写機
では、原稿と複製物とがほぼ同一となり、かつ記録シー
ト上の画像形成位置が許容できる範囲内に存在するよう
に、工場での製造段階や設置場所での設置段階におい
て、組立て調整担当者やサービスマンが位置ズレ調整を
行っている。
【0003】特開平5−313447号公報には、この
調整を簡略化するためにそれぞれの給紙トレイから給紙
される記録シートの供給ズレ量を操作パネルからキー入
力し、入力された記録シートの供給ズレ量に基づいて投
影レンズを移動させることにより、記録シート上の適正
な位置に画像が形成されるように補正を行う画像形成装
置が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この位
置ズレを1mm以下に調整する場合には、実際に画像形
成を行いながら記録シート上の画像形成位置の調整およ
び確認作業を何度となく行なわなければならず、長時間
を要するばかりか、画像形成位置を確認するための不要
な画像形成物を多量に作ってしまう等の問題があった。
【0005】また、上記公報に記載された画像形成装置
であっても、周辺機器が新たに装着された場合には、周
辺機器が有する様々なズレ量が新たに加わり、画像形成
装置で形成される画像の位置がずれてしまうといった問
題が発生する。このような場合には、周辺機器を装着す
る度にサービスマンが記録シート上に形成される画像の
位置を合わせるための制御値を新たに入力したり、各周
辺機器についての位置ズレを調整するなどの作業を行な
わなければならない。したがって、画像形成装置の調整
に長時間を要していた。
【0006】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、周辺機器が装着された場合にも記録シー
トに対する画像形成位置のズレを容易に調整できる画像
形成装置および画像形成方法を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、画像情
報に基づいて記録シートに画像を形成するための画像形
成部と、記録シートに形成される画像の位置を設定する
制御部とを備え、少なくとも1つの画像形成用の周辺機
器を選択的に装着可能な画像形成装置において、制御部
が、画像形成部によって記録シートに形成される画像の
位置情報と、前記周辺機器の画像形成に関わる位置情報
とに基づいて、記録シートに対する画像の位置のズレ量
を演算し、得られたズレ量に基づいて記録シートに形成
される画像の位置を補正することを特徴とする画像形成
装置が提供される。
【0008】このような構成により、画像形成部に装着
される周辺機器の各々が有するズレ量の調整を個々に行
わなくても、予め測定された周辺機器の画像形成に関わ
る位置情報を用いて、画像形成部における記録シートへ
の画像形成位置が補正され、それによって記録シートの
適正な画像形成位置に画像を形成することができる。従
って、例えばすでに設置されている画像形成装置に周辺
機器を追加装着する場合であっても、サービスマンなど
が新たな調整をしなくてよいので、周辺機器の立ち上げ
を短時間で行うことができると共に、記録シートへの画
像形成位置を確認するために生じる不必要な画像形成
物、つまり印刷された記録シート等を大幅に減らすこと
ができる。さらに、前記周辺機器と画像形成部の装着に
よって生じる画像形成位置のズレの調整は、画像形成部
に周辺機器を装着するか装着しないかに関わらず、ま
た、画像形成部に装着される周辺機器の組合せおよび組
合せの変更に関わらず行うことができる。
【0009】装着される周辺機器の画像形成に関わる位
置情報を制御部に入力するための入力部をさらに備え、
制御部は、画像形成部によって記録シートに形成される
画像の位置情報と、入力部から入力された前記周辺機器
の画像形成に関わる位置情報とに基づいて、記録シート
に対する画像位置のズレ量を演算するように構成すれ
ば、画像形成部に周辺機器を装着する際に、周辺機器の
画像形成に関わる情報、例えば、原稿の搬送ズレ量およ
び/または記録シートの搬送ズレ量を容易に入力するこ
とができる。
【0010】周辺機器が画像形成に関わる位置情報を記
録する記録部を備え、この周辺機器が装着された際、制
御部は、画像形成部によって記録シートに形成される画
像の位置情報と、記録部に記憶された前記周辺機器の画
像形成に関わる位置情報とに基づいて、記録シートに対
する画像位置のズレ量を演算するように構成すれば、周
辺機器を取り外したり取り替えたりする場合も、周辺機
器の画像形成に関わる情報の画像形成部への入力を自動
的に行える。制御部は、画像形成部によって画像形成が
行われる前に、記録シートに形成される画像の位置を補
正するので、画像形成部に装着される周辺機器が変更さ
れた場合でも、上記の補正は画像形成前に行われるの
で、記録シートに形成される画像の位置を早期に適正な
位置に補正でき、画像不良の発生を防止できる。
【0011】制御部は、画像形成部の起動時に、得られ
たズレ量に基づいて記録シートに形成される画像の位置
を補正するように構成すれば、仮に画像形成装置の電源
がOFF状態のときに画像形成部に対する周辺機器の装
着状況(装着の組合せ)が変更されても、電源ONの度
毎に制御部が周辺機器の装着状況を判断して補正制御を
行うので、不良な画像形成を行うことがない。周辺機器
としては、原稿から画像情報を読み取る原稿読取装置、
原稿読取装置に原稿シートを搬送する原稿搬送装置およ
び画像形成部に記録シートを搬送する記録シート搬送装
置が挙げられる。このような周辺機器を備えた画像形成
装置では、周辺機器の画像形成に関わる位置情報とし
て、原稿読取装置の画像情報の読み取り位置に関する情
報、原稿搬送装置の原稿シート搬送位置に関する情報お
よび記録シート搬送装置の記録シート搬送位置に関する
情報が挙げられる。
【0012】原稿搬送位置に関する情報が、原稿シート
の所定の搬送位置に対するズレ量であり、記録シート搬
送位置に関する情報が、記録シートの所定の搬送位置に
対するズレ量である。原稿シートおよび記録シートのそ
れぞれの搬送ズレ量が、これら各シートの搬送方向およ
びこれに直交する方向における搬送ズレ量であるので、
記録シートの長さおよび幅の両方向に対してズレのない
良好な画像を確実に形成することができる。
【0013】本発明の別の観点によれば、画像情報に基
づいて記録シートに画像を形成する画像形成部を備え、
少なくとも1つの画像形成用の周辺機器を選択的に装着
可能な画像形成装置において、画像形成部によって記録
シートに形成される画像の位置情報と、前記周辺機器の
画像形成に関わる位置情報とに基づいて、記録シートに
対する画像の位置のズレ量を演算し、得られたズレ量に
基づいて記録シートに形成される画像の位置を補正する
ことを特徴とする画像形成方法が提供される。
【0014】周辺機器にその周辺機器の画像形成に関わ
る位置情報を予め入力または記憶させ、周辺機器を装着
させた際、画像形成部によって記録シートに形成される
画像の位置情報と、入力または記憶された周辺機器の画
像形成に関わる位置情報とに基づいて、記録シートに対
する画像位置のズレ量を演算するように構成すれば、画
像形成部に周辺機器を装着する際に、サービスマンなど
が周辺機器の画像形成に関わる位置情報を直接入力する
ので、周辺機器に記憶部を組み込まなくて済み、周辺機
器の低コスト化を図ることができ、周辺機器を備えた画
像形成装置の低価格化を図ることができる。このとき、
周辺機器のズレ量を画像形成部に入力するという簡単な
作業で済むので、多大な時間を要していた従来の調整作
業に比べて短時間で作業を終了させることができる。
【0015】周辺機器にその周辺機器の画像形成に関わ
る位置情報を予め表記し、画像形成部に周辺機器を装着
させた後、画像形成部によって記録シートに形成される
画像の位置情報と、表記された周辺機器の画像形成に関
わる位置情報とに基づいて、記録シートに対する画像位
置のズレ量を演算するように構成すれば、画像形成部に
周辺機器を装着する際に、サービスマンなどが周辺機器
の個々のズレ量を画像形成部に直接入力することができ
る。
【0016】上記構成により、周辺機器の低コスト化を
図ることができ、周辺機器を備えた画像形成装置の低価
格化を図ることができる。また、周辺機器の個々のズレ
量を画像形成部に入力するという簡単な作業で済むの
で、従来の調整作業に比して短時間で作業を終了させる
ことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】実施の形態1 以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細
に説明する。
【0018】図1は本発明の実施の形態1に係る画像形
成装置の正面から見た構成説明図であり、図2は同実施
の形態1におけるブロック図であり、図3は同実施の形
態1における制御部による画像形成制御を説明するフロ
ーチャートである。
【0019】図1に示すように、画像形成装置1は、画
像形成部2と、画像形成部2に周辺機器として装着され
た原稿フィーダ3(原稿搬送装置)、多段式の用紙フィ
ーダ4(記録シート搬送装置)、後処理ユニット5およ
びスキャナ6(原稿読取装置)とから構成されたデジタ
ル複写機である。
【0020】図1に示すように、原稿フィーダ3は、画
像形成部2の原稿台211上に装着されており、図示し
ない原稿セットトレイ上にセットされた複数枚の原稿シ
ート(以下、原稿と称する)を1枚ずつ自動的に原稿台
211上へ給送するよう構成されている。また、自動供
給が不可能なシート物の原稿を原稿台211上に載置し
て走査可能なように、原稿フィーダ3の奥側を支点とし
て上方に揺動して、手前側が開放するように構成されて
いる。
【0021】用紙フィーダ4は、複数段に配置された用
紙カセット401、402と、各用紙カセット401、
402に収容されている記録シートを1枚ずつ分離供給
する分離供給部と、記録シートを画像形成部2の転写器
225が配置された転写位置へ搬送する搬送手段を備え
ている。なお、用紙フィーダ4としてはこれ以外に、数
千枚におよぶ大量の記録シートを収容できるものや、ハ
ガキ等の特殊な記録シートを給紙できるものなどを装着
することができる。
【0022】後処理ユニット5は、画像が形成された記
録シートを仕分けするための昇降トレイ501を有し、
画像が形成された記録シートに対してステープル処理、
ソート処理等を行うことができる。
【0023】スキャナ6は、画像形成部2の上面の透明
ガラスからなる原稿台211の下方に配置され、原稿台
211上に載置された原稿の画像を走査して読み取るも
のであり、第1走査ユニット212、第2走査ユニット
213、光学レンズ214および光電変換素子であるC
CDラインセンサ215を有している。
【0024】第1走査ユニット212は、原稿面上を露
光する露光ランプユニットと、原稿からの反射光像を所
定の方向に反射させる第1ミラー等を備えている。第2
走査ユニット213は、第1ミラーから反射されてくる
原稿からの反射光をCCDラインセンサ215に導く第
2ミラーおよび第3ミラーより構成されている。光学レ
ンズ214は、原稿からの反射光をCCDラインセンサ
215上に結像させるものである。
【0025】スキャナ6で読み取られた原稿画像は、画
像情報として図示しない画像情報入力部へと送られ、画
像情報に対して所定の画像処理が施された後、画像情報
入力部内のメモリに一旦記憶され、出力指示に応じてメ
モリ内の画像を読み出して画像形成部2のレーザ書込み
ユニット221に転送される。
【0026】画像形成部2は、提供された原稿に基づい
て感光体222に潜像を形成し、この潜像を現像して形
成される画像を、提供された記録シートに転写定着させ
る。画像形成部2では、レーザ書込みユニット221
が、メモリから読み出した画像情報、または外部の装置
から転送されてきた画像情報に応じて感光体(感光体ド
ラム)222上にレーザ光を出射する半導体レーザ光
源、レーザ光を等角速度偏向するポリゴンミラー、等角
速度で偏向されたレーザ光が感光体222上において等
角速度で偏向されるようにするf−θレンズなどから構
成されている。
【0027】画像形成部2は、感光体222の周囲に、
感光体222を所定の電位に帯電させる帯電器223、
感光体222上に形成された静電潜像にトナーを供給し
て顕像化する現像器224、感光体222表面に形成さ
れたトナー像を記録シートに転写する転写器225、余
分なトナーを回収するクリーニング器226および除電
器227を備えている。
【0028】画像形成部2の記録シート排出側には、記
録シートに転写された画像を定着させる定着ユニット2
28と、記録シートの裏面に再度画像を形成する場合に
記録シートの前後を反転させるスイッチバック路229
と、画像が形成された記録シートを後処理ユニット5へ
導くための排紙ローラ230を備えると共に、用紙カセ
ット231と、用紙カセット231に収容された記録シ
ートを1枚ずつ分離供給する分離供給部と、スイッチバ
ック路229に通じて紙面の両面に画像形成を行う際に
用いられる両面ユニット232と、記録シートを転写器
225が配置された転写位置へ搬送する搬送手段233
と、手差トレイ234とを備えている。なお、両面ユニ
ット232は、通常の用紙カセットと交換可能な構成で
あり、両面ユニット232を通常の用紙カセットに置き
換えた構成としてもよい。
【0029】画像形成装置1は、画像形成部2によって
形成される画像の、記録シートに対する位置情報と、前
記周辺機器の画像形成に関わる位置情報とに基づいて、
原稿画像のセンター(基準線)と記録シートのセンター
とを互いに一致させるための補正制御を行う制御部10
を備える。画像形成装置1では、画像形成部2、原稿フ
ィーダ3、用紙フィーダ4およびスキャナ6における各
構成部品の寸法公差や組付け時の微妙なバラツキ等によ
って両センター同士が必ずしも一致しない場合がある。
制御部10は、記録シートの搬送方向およびこれに直交
する方向についての各情報に基づいて、記録シートに対
する画像の位置のズレ量を演算し、得られたズレ量に基
づいて記録シートに形成される画像の位置を適正な位置
に補正することにより、上記の両センターどうしを一致
させるように補正制御を行う。
【0030】図2は、上記の補正制御を行う制御部10
のブロック図である。制御部10は、画像形成部2にお
ける画像ズレ量(感光体222に対する潜像の形成位置
に関する情報および/またはスキャナ6の画像情報の読
み取り位置に関する情報)を記憶する画像記憶部7と、
原稿フィーダ3から画像形成部2に搬送される原稿の搬
送ズレ量(原稿搬送位置に関する情報)を記憶する原稿
記憶部8と、用紙フィーダ4から画像形成部2に搬送さ
れる記録シートの搬送ズレ量(搬送される記録シートの
搬送位置に関する情報)を記憶する記録シート記憶部9
とに接続されている。制御部10は、上記記憶部8,9
に記憶された原稿または記録シートの上記搬送ズレ量
と、画像記憶部7に記憶された画像形成部2の上記画像
形成ズレ量とに基づいて、記録シートに対する画像の位
置のズレ量を演算し、記録シートに対する適正な画像形
成位置を決定するための制御値を求める。なお、画像記
憶部7は画像形成部2に、原稿記憶部8は原稿フィーダ
3に、記録シート記憶部9は用紙フィーダ4にそれぞれ
設けられている。
【0031】画像記憶部7に記憶される画像形成ズレ量
は、その画像形成部2による画像形成工程で生ずる固有
のズレ量である。このズレ量として本実施の形態1の画
像形成部2の場合、基準位置(画像形成部22に設定さ
れている架空の画像センター)に対する書き込み手段
(レーザ書き込みユニット221)の主走査位置ズレ
量、レジストローラ235のスタートタイミングに関わ
る書き込み手段の副走査位置ズレ量、内蔵された用紙カ
セット231から転写位置に搬送される記録シートの搬
送ズレ量、内蔵された両面ユニット232から転写位置
に搬送される記録シート(片面に画像形成がなされた記
録シート)の搬送ズレ量、手差トレイ234から転写位
置に搬送される記録シートの搬送ズレ量等のズレ量が含
まれる。
【0032】さらに詳しく説明すると、用紙カセット2
31、両面ユニット232、および手差トレー234の
記録シートの各搬送ズレ量は、これら各部から搬送され
る記録シートの搬送方向およびこれに直交する方向にお
ける搬送ズレ量が含まれる。具体的には、所定搬送位置
(例えば転写位置)における記録シートの搬送センター
(架空の画像センター)に対する幅方向ズレ量および/
または記録シート適正先端位置に対する搬送方向ズレ量
が含まれる。
【0033】また、原稿フィーダ3の原稿記憶部8に記
憶される搬送ズレ量は、原稿フィーダ3から原稿を画像
形成部2の原稿台211上に搬送する際の原稿フィーダ
3の固有のズレ量であって、搬送される原稿の搬送方向
およびこれに直交する方向における搬送ズレ量が含まれ
る。具体的には、所定搬送位置(例えば、原稿台211
上の所定位置)における原稿の搬送センターに対する幅
方向ズレ量および/または原稿適正先端位置に対する搬
送方向ズレ量が含まれる。
【0034】また、用紙フィーダ4の記録シート記憶部
9に記憶される搬送ズレ量は、用紙フィーダ4から記録
シートを画像形成部2に搬送する際の用紙フィーダ4の
固有のズレ量であって、搬送される記録シートの搬送方
向およびこれに直交する方向における搬送ズレ量が含ま
れる。具体的には、所定搬送位置(画像形成部2内の転
写位置)における記録シートの搬送センター(架空の画
像センター)に対する幅方向ズレ量および/または記録
シート適正先端位置に対する搬送方向ズレ量が含まれ
る。
【0035】画像形成部2は、図示を省略した画像処理
制御部、LB制御部、プロセス制御部、記録シート搬送
制御部、定着制御部、排紙制御部および給紙制御部等を
有し、これらの各制御部は制御部10によって制御され
る。また、画像形成部2と各周辺機器とを電気的に接続
する接続部(図示省略)が、画像形成部2および各周辺
機器に各々設けられており、各周辺機器の記憶部に記憶
された搬送ズレ量に関わる情報が上記接続部を介して画
像形成部2の制御部に入力される。また、画像形成部2
の接続部に周辺機器の接続部が接続されることにより、
画像形成部2が周辺機器と装着状態にあることが制御部
10によって判断される。
【0036】次に、実施の形態1における画像形成方法
について説明する。先ず、予め画像形成装置1の製造工
場や検査場等において、画像形成部2の画像形成ズレ量
を測定機器を用いて測定し、測定して得られた画像形成
ズレ量を画像記憶部7に入力し記憶させる。また、各周
辺機器についても、各々の搬送ズレ量を測定機器を用い
て測定し、得られた搬送ズレ量を各記憶部8,9に入力
し記憶させる。即ち、原稿フィーダ3の搬送ズレ量を測
定し、得られた搬送ズレ量を原稿記憶部8に入力または
記憶させると共に、用紙フィーダ4の搬送ズレ量を測定
し、得られた搬送ズレ量を記録シート記憶部9に入力ま
たは記憶させる。このようなズレ量の測定は、例えば画
像形成装置1を実際に使用した状態で各測定機器により
行なわれる。また、ズレ量の測定と入力は、個々の画像
形成部2および個々の周辺機器について行われる。
【0037】その後、例えば設置場所において、サービ
スマンなどがユーザーの希望する周辺機器を画像形成部
2に装着して画像形成装置1を組立てる。そして、組立
てられた画像形成装置1の電源をONにして起動させる
ことによって、制御部10により画像形成に関わる補正
制御が行なわれる。
【0038】図3は、制御部10による補正制御動作を
説明するフロ―チャートである。図3を参照しながら制
御部10の補正制御動作をステップ毎に説明する。 S1:画像形成装置1の電源をONにして起動させる。 S2:画像形成部2に用紙フィーダ4が装着されている
か否かを判断する。装着されていれば、S3へ進み、そ
うでなければ、S6に進む。 S3:画像形成部2に原稿フィーダ3が装着されている
か否かを判断する。装着されていれば、S4へ進み、そ
うでなければ、S5へ進む。 S4:記録シート記憶部9に記憶されている記録シート
搬送ズレ量と、原稿記憶部8に記憶されている原稿搬送
ズレ量を制御部10に取り込む。
【0039】S5:用紙フィーダ4の記録シート記憶部
9に記憶されている記録シート搬送ズレ量を制御部10
に取り込む。 S6:画像形成部2に原稿フィーダ3が装着されている
か否かを判断する。装着されていれば、S7へ進み、そ
うでなければ、S8へ進む。 S7:原稿フィーダ3の原稿記憶部8に記憶されている
原稿搬送ズレ量を制御部10に取り込む。
【0040】S8:画像ズレ量を制御値として画像記憶
部7に記憶する。 S9:画像形成ズレ量と得られた記録シート搬送ズレ量
および原稿搬送ズレ量に基づいて演算を行ない、制御値
を算出するとともに、この制御値を画像記憶部7に記憶
させる。このとき、画像形成部2に装着されている周辺
機器を使用する組合せと、画像形成部2のみでこれに内
蔵の用紙カセット231や両面ユニット232を使用す
る場合など、使用可能な全ての使用条件毎に制御値を求
めて画像記憶部7に記憶させる。 S10:原稿フィーダ3に原稿をセットし、画像形成装
置1を作動させるスタートボタンが押されることによ
り、上記の演算によって得られた複数の制御値のうちか
ら使用条件に合致した制御値を選択し、選択された制御
値を用いて、画像の書き込みおよび/または給紙タイミ
ング等を補正する。 S11:画像形成部2によって記録シートの適正な位置
に画像が形成され、画像形成物(複写物)が作成され
る。
【0041】図3のフローチャートにしたがって行われ
る補正制御において、画像形成装置1に用紙フィーダ4
が備えられていない場合(S7、S8)、画像形成部2
内の給紙カセット231と手差トレイ234と両面ユニ
ット232のうちの選択された一方から給紙される。ま
た、画像形成装置1に原稿フィーダ3が備えられていな
い場合(S5、S8)、原稿台211上に開閉板が設け
られ、手差しで原稿台211上に原稿がセットされる。
【0042】なお、制御部10が算出した制御値は、電
源をOFF状態とすることによって消去され、起動する
毎に制御部10が制御値を算出する。従って、仮に電源
がOFFの状態のときに、画像形成部2に周辺機器の装
着状況、つまり、周辺機器の装着の有無及び組合せが変
更していても、不良な画像形成を行うことが防止され
る。
【0043】原稿フィーダ3によって原稿を搬送し、用
紙フィーダ4によって記録シートを給紙する場合におい
て、ズレ量が下記の〜のときの画像形成補正制御の
具体例を説明する。 +を搬送方向に対して右側および搬送方向に送り過
ぎとし、−を左側と搬送方向に送り足らずとする。 用紙フィーダ4の上側の用紙カセット401を使用
し、この用紙カセット401の搬送センターに対する記
録シートの幅方向ズレ量を+1mmとする。 原稿フィーダ3の搬送センターに対する幅方向ズレ
量を−1.5mm、原稿適正先端位置に対する搬送方向
ズレ量を−1mmとする。 画像形成部2の主走査方向(幅方向)の書き込み位
置ズレ量が+1mm、副走査方向(搬送方向)の書き込
み位置ズレ量を−0.5mmとする。
【0044】このような場合は、画像形成部2に読み込
まれて記憶される制御値は、これらの情報を基に下記の
ように演算される。先ず、原稿読み取りは反対側(下
側)より行っている関係上、符号を反対にして演算する
必要があり、原稿の読み取りのセンターズレ(主走査方
向ズレ)は、上記の−1.5mmの符号を反対にした
+1.5mmとなる。そして、原稿の読み取りセンター
ズレ量+1.5mmと、上記の記録シートの幅方向ズ
レ量+1mmとが同じ右方向であるため、その差+0.
5mmだけを左側に戻さなければならない。従って、上
記の画像形成部2の主走査方向位置ズレ量+1mmか
ら+0.5mmを減じて、+0.5mmの主走査位置ズ
レを基に制御値を決定し、この制御値を主走査方向の画
像形成条件、つまり、原稿フィーダ3を使用し、かつ用
紙フィーダ4の上側の用紙カセット401を使用した時
の主走査方向の制御値として画像記憶部7に記憶する。
副走査方向については、原稿が搬送方向に送り足らない
ために画像情報も遅れてくるので、画像の書き込みを早
くしなければならない(つまり、1mm早く書き込みを
開始しなければならない)。したがって、上記の画像
形成部2の副走査書き込みズレ量−0.5mmに上記
の先端位置ズレ量−1mmを加算して副走査方向位置ズ
レ量を−1.5mmとして制御値を決定する。次いで、
この制御値を副走査方向の画像形成条件を、原稿フィー
ダ3を使用し、かつ用紙フィーダ4の上側の用紙カセッ
ト401を使用した時の副走査方向の制御値として画像
記憶部7に記憶する。このようにして、画像形成部2に
装着されている周辺機器を使用する組合せと、画像形成
部2のみでこれに内蔵の用紙カセット231や両面ユニ
ット232を使用する場合など、使用可能な全ての使用
条件毎に、主走査方向の制御値および副走査方向の制御
値を各記憶部7,8および9に記憶する。
【0045】このように構成された実施の形態1によれ
ば、画像形成部2における周辺機器の装着の有無に関わ
らず、また、画像形成部2に装着された周辺機器の組合
せや組合せの変更に関わらず、予め測定された周辺機器
の搬送ズレ量を制御部10に入力し、これに基づいて、
制御部10が記録シートに対する適正な画像形成位置を
決定する制御値を演算して算出し、画像形成部2がこの
制御値に応じて補正制御されて記録シートの適正な画像
形成位置に画像を形成することができる。従って、画像
形成部2およびこれに装着される周辺機器の各々につい
ての画像位置ズレ調整を行う必要がなくなり、従来の画
像位置ズレ調整に費やしていた多大な時間と手間が省略
できる。このとき、確認用の画像形成物、つまり、プリ
ントされた記録シートの複製の排出量を最小限に抑える
ことができるので、記録シートの浪費が防止される。
【0046】制御部10が、感光体222へのレーザビ
ームの走査における主走査方向の制御値と、副走査方向
の制御値とを決定し、決定された制御値に基づいて画像
形成部2における記録シートへの画像形成位置を補正す
るので、記録シートの長さおよび幅方向に対してズレの
ない画像を形成することができる。また、個々の搬送ズ
レ量を記憶する記憶部8,9を備えた周辺機器が画像形
成部2に装着されることによって、画像形成部2に原稿
を提供する機能や、提供された原稿を読み取る機能や、
画像形成部2に記録シートを提供する機能などが備わっ
た画像形成装置1を得ることができる。このとき、予め
測定されている周辺機器の搬送ズレ量を制御部10に入
力することが自動化され、人的作業が軽減される。
【0047】また、画像形成部2の起動の度毎に制御部
10が制御値を求める演算を開始して画像形成補正制御
を行うので、電源が切れている間に周辺機器の装着状況
が変わった場合でも画像形成不良を生じることがない。
さらに、画像形成部2に装着された周辺機器が、原稿を
スキャナ6に搬送する原稿フィーダ3および/または記
録シートを画像形成部2に搬送する用紙フィーダ4であ
るので、画像ズレの主な原因である、原稿の長さおよび
幅方向における搬送ズレの情報や記録シートの長さおよ
び幅方向における搬送ズレの情報を画像形成部2に与え
ることができる。したがって、画像ズレが高い精度で抑
制された良好な画像形成を行うことができる。
【0048】実施の形態2 次に、本発明に係る画像形成方法の別の形態を実施の形
態2で説明する。上記の実施の形態1では、各周辺機器
に上記記憶部8,9を設けてその固有の搬送ズレ量を工
場や検査場において予め入力し記憶させるように構成し
たが、これに対して実施の形態2では、周辺機器の上記
記憶部8,9を省略し、使用する設置場所において、装
着される周辺機器の画像形成に関わる位置情報を画像形
成部2の画像記憶部7に入力し記憶させるものである。
装着される周辺機器の画像形成に関わる位置情報を入力
するための入力部としては、画像形成部2に取り付けら
れた入力操作用パネルや、携帯入力端末を接続して前記
の位置情報を入力するために画像形成部2に取り付けら
れた接続端子が挙げられる。このような入力部を使用す
る場合は、周辺機器のボディー等に付したプレートや仕
様書等にその周辺機器の固有の搬送ズレ量に関する位置
情報を表記しておき、サービスマンが周辺機器を画像形
成部2に装着した後、例えば、携帯入力端末を画像形成
部2の接続端子に接続して周辺機器の画像形成に関わる
位置情報を入力する。
【0049】このようにすれば、位置情報を記憶させる
記憶部を周辺機器に組み込まなくてもよいので、周辺機
器の低コスト化を図ることができ、周辺機器を備えた画
像形成装置1の低コスト化を図ることができる。なお、
周辺機器の搬送ズレ量に関わる位置情報を画像形成部2
に入力するだけで済むので、多大な時間を要していた従
来の調整作業に比して短時間で作業を終了させることが
できる。
【0050】なお、本発明は上記の実施の形態に限定さ
れず、例えば図1と図2の画像形成装置1において、外
部のスキャナやパソコン等の周辺機器から通信ネットワ
ークを通じて原稿画像情報を画像形成部2に転送して画
像形成物を作成できるように構成してもよい。この場
合、画像形成部2にスキャナ6および原稿フィーダ3を
省略することができる。このとき、画像の倍率ズレなど
の情報も画像形成部2に与えることにより、画像形成倍
率の調整などを自動化するようにしてもよい。また、後
処理ユニット5のように画像形成部2の処理動作下流に
位置する周辺機器に対して、画像形成部2および用紙フ
ィーダ4における記録シート搬送ズレ量を含む記録シー
ト位置情報を与えることにより、画像形成部2の処理動
作の下流側に位置する周辺機器の位置関係の調整を画像
形成部2のように自動化することができる。
【0051】なお、前記の実施の形態では、画像形成部
2が、メモリから読み出した画像情報、または外部の装
置から転送されてきた画像情報に応じて感光体222上
にレーザ光を出射するレーザ書込みユニット221を備
える構成としたが、書込みユニットの光源は半導体レー
ザに限定されることはなく、例えば、LEDやEL(有
機発光素子)あるいは液晶等を書込みユニットの光源と
して用いることができる。
【0052】
【発明の効果】本発明では、画像形成部に装着される周
辺機器の各々が有するズレ量の調整を個々に行わなくて
も、予め測定された周辺機器の画像形成に関わる位置情
報を用いて、画像形成部における記録シートへの画像形
成位置が補正され、それによって記録シートの適正な画
像形成位置に画像を形成することができる。従って、例
えばすでに設置されている画像形成装置に周辺機器を追
加装着する場合であっても、サービスマンなどが新たな
調整をしなくてよいので、周辺機器の立ち上げを短時間
で行うことができると共に、記録シートへの画像形成位
置を確認するために生じる不必要な画像形成物、つまり
印刷された記録シート等を大幅に減らすことができる。
さらに、前記周辺機器と画像形成部の装着によって生じ
る画像形成位置のズレの調整は、画像形成部に周辺機器
を装着するか装着しないかに関わらず、また、画像形成
部に装着される周辺機器の組合せおよび組合せの変更に
関わらず行うことができる。
【0053】装着される周辺機器の画像形成に関わる位
置情報を制御部に入力するための入力部をさらに備え、
制御部は、画像形成部によって形成される画像の、記録
シートに対する位置情報と、入力部から入力された前記
周辺機器の画像形成に関わる位置情報とに基づいて、記
録シートに対する画像位置のズレ量を演算するように構
成すれば、画像形成部に周辺機器を装着する際に、周辺
機器の画像形成に関わる情報、例えば、原稿の搬送ズレ
量および/または記録シートの搬送ズレ量を容易に入力
することができる。
【0054】周辺機器が画像形成に関わる位置情報を記
録する記録部を備え、この周辺機器が画像形成部に装着
された際、制御部は、画像形成部によって形成される画
像の、記録シートに対する位置情報と、記録部に記憶さ
れた前記周辺機器の画像形成に関わる位置情報とに基づ
いて、記録シートに対する画像位置のズレ量を演算する
ように構成すれば、周辺機器を取り外したり取り替えた
りする場合も、周辺機器の画像形成に関わる情報の画像
形成部への入力を自動的に行える。
【0055】制御部は、画像形成部の起動時に、得られ
たズレ量に基づいて記録シートに形成される画像の位置
を適正な位置に補正するように構成すれば、仮に画像形
成装置の電源がOFF状態のときに画像形成部に対する
周辺機器の装着状況(装着の組合せ)が変更されても、
電源ONの度毎に制御部が周辺機器の装着状況を判断し
て補正制御を行うので、不良な画像形成を行うことがな
い。
【0056】この発明によれば、周辺機器が装着された
場合にも記録シートに対する画像形成位置のズレを容易
に調整できる画像形成装置および画像形成方法を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の正
面から見た構成説明図である。
【図2】同実施の形態1における制御部のブロック図で
ある。
【図3】同実施の形態1における制御部による画像形成
補正制御を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 画像形成部 3 原稿フィーダ(原稿搬送装置) 4 用紙フィーダ(記録シート搬送装置) 6 スキャナ(原稿読取装置) 7 画像記憶部 8 原稿記憶部 9 記録シート記憶部 10 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 真鍋 申生 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 坂上 英和 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 冨田 教夫 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2C061 AP04 AQ06 HH03 HJ06 HK08 HK23 HN02 HN15 2H027 DA21 DA28 DC19 EA18 ED04 ED06 EE10 FD01 ZA07 2H076 BA87 BB05 EA24 5C077 NP07 PP05 PP58 PP59 PP71 PP74 SS01 SS02 TT06

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像情報に基づいて記録シートに画像を
    形成するための画像形成部と、記録シートに形成される
    画像の位置を設定する制御部とを備え、少なくとも1つ
    の画像形成用の周辺機器を選択的に装着可能な画像形成
    装置において、 制御部が、画像形成部によって記録シートに形成される
    画像の位置情報と、前記周辺機器の画像形成に関わる位
    置情報とに基づいて、記録シートに対する画像の位置の
    ズレ量を演算し、得られたズレ量に基づいて記録シート
    に形成される画像の位置を補正することを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】 装着される周辺機器の画像形成に関わる
    位置情報を制御部に入力するための入力部をさらに備
    え、制御部は、画像形成部によって記録シートに形成さ
    れる画像の位置情報と、入力部から入力された前記周辺
    機器の画像形成に関わる位置情報とに基づいて、記録シ
    ートに対する画像位置のズレ量を演算する請求項1に記
    載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 周辺機器が画像形成に関わる位置情報を
    記録する記録部を備え、この周辺機器が装着された際、
    制御部は、画像形成部によって記録シートに形成される
    画像の位置情報と、記録部に記憶された前記周辺機器の
    画像形成に関わる位置情報とに基づいて、記録シートに
    対する画像位置のズレ量を演算する請求項1に記載の画
    像形成装置。
  4. 【請求項4】 制御部は、画像形成部によって画像形成
    が行われる前に、記録シートに形成される画像の位置を
    補正する請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 制御部は、画像形成部の起動時に、得ら
    れたズレ量に基づいて記録シートに形成される画像の位
    置を補正する請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 画像形成部が、画像情報に基づいて潜像
    を形成するための感光体と、この潜像を現像して搬送さ
    れる記録シートに記録する機構を有し、画像形成部によ
    って記録シートに形成される画像の位置情報が、感光体
    に対する潜像の形成位置に関する情報および/または搬
    送される記録シートの搬送位置に関する情報である請求
    項1に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 周辺機器が、原稿から画像情報を読み取
    る原稿読取装置、原稿読取装置に原稿シートを搬送する
    原稿搬送装置および画像形成部に記録シートを搬送する
    記録シート搬送装置のうちから選択される少なくとも1
    つの装置である請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 周辺機器の画像形成に関わる位置情報
    が、原稿読取装置の画像情報の読み取り位置に関する情
    報、原稿搬送装置の原稿シート搬送位置に関する情報お
    よび記録シート搬送装置の記録シート搬送位置に関する
    情報のうちから選択される少なくとも1つの情報である
    請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 原稿搬送位置に関する情報が、原稿シー
    トの所定の搬送位置に対するズレ量であり、記録シート
    搬送位置に関する情報が、記録シートの所定の搬送位置
    に対するズレ量である請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 原稿シートおよび記録シートのそれぞ
    れのズレ量が、これら各シートの搬送方向およびこれに
    直交する方向におけるズレ量である請求項9に記載の画
    像形成装置。
  11. 【請求項11】 請求項7に記載の少なくとも1つの周
    辺機器を画像形成部に装着してなる画像形成装置。
  12. 【請求項12】 画像情報に基づいて記録シートに画像
    を形成する画像形成部を備え、少なくとも1つの画像形
    成用の周辺機器を選択的に装着可能な画像形成装置にお
    いて、画像形成部によって記録シートに形成される画像
    の位置情報と、前記周辺機器の画像形成に関わる位置情
    報とに基づいて、記録シートに対する画像の位置のズレ
    量を演算し、得られたズレ量に基づいて記録シートに形
    成される画像の位置を補正することを特徴とする画像形
    成方法。
  13. 【請求項13】 周辺機器にその周辺機器の画像形成に
    関わる位置情報を予め入力または記憶させ、周辺機器を
    装着させた際、画像形成部によって記録シートに形成さ
    れる画像の位置情報と、入力または記憶された周辺機器
    の画像形成に関わる位置情報とに基づいて、記録シート
    に対する画像位置のズレ量を演算する請求項12に記載
    の画像形成方法。
  14. 【請求項14】 周辺機器にその周辺機器の画像形成に
    関わる位置情報を予め表記し、画像形成部に周辺機器を
    装着させた後、画像形成部によって記録シートに形成さ
    れる画像の位置情報と、表記された周辺機器の画像形成
    に関わる位置情報とに基づいて、記録シートに対する画
    像位置のズレ量を演算する請求項12に記載の画像形成
    方法。
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