JP2004086032A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成装置の作像プロセス機器の交換を容易にし、しかも交換があっても常に動作環境に好適な条件で動作可能にする。
【解決手段】作像プロセス機器群の中の、少なくとも、交換のために着脱可能に画像形成装置本体に装備されたものは、自己の識別情報(ID)を含む機器情報を発信する送信手段81〜84を持ち;画像形成装置本体に、機器情報を受信する受信手段70があり;画像形成装置本体の通信手段606は、受信手段70が受信した機器情報を、インターネットを介して管理サーバ500に送信し、この機器情報に対応して管理サーバが送ってくる機器付勢情報を受信する機能を持ち;画像形成制御手段630,131は、通信手段606が受信した機器付勢情報をメモリHDD,132に格納して、該機器付勢情報に基づいて作像プロセス機器を付勢する。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に関し、例えばファクシミリ、レーザプリンタ、複写機に用いられる。
【0002】
【従来技術】
従来、複写機やプリンタ等の画像形成装置においては、登録特許2704139などに開示されているように、プロセスユニット、現像剤カートリッジなどを装着することで画像の記録が可能となるものが商品化され、市場に投入されている。この画像形成装置は、画像形成に使用される消耗品などの使用品交換を簡略化して、使用品の寿命によるマシン停止期間の低減、部品の交換時間の低減、部品交換作業の簡略化などサービス性を向上させている。
【0003】
また、特開2001−255787のように画像形成装置本体に対して装着される使用品から得られる情報に基づいて、装置の設置先における動作環境を確定して、この確定された動作環境に従って装置を動作させるものとして開示されている。
【0004】
登録特許2704139に開示されているような、使用品を収容する部分をカートリッジ化したものは、消耗品である電子写真プロセス部分をカートリッジ化して交換する構成のものであり、このカートリッジに設けられた感光体の特性にあった画像形成プロセス条件を完成させるために、カートリッジの一部に感光体の特性を表す情報源を設けたものである。そして、この情報源を画像形成装置が感知して適切な画像形成条件を設定するものである。しかし、このような画像形成装置では、装置本体が設置される先の動作環境(例えば温度,湿度,気圧,電源電圧,電圧,電圧の安定性等)に対応する調整値までは設定されない不具合があった。
【0005】
特開2001−255787に開示されている技術は、画像形成装置本体に対して装着される使用品から得られる情報に基づいて、装置の予定設置先における動作環境を確定して、この確定された動作環境に従って装置を動作させるものである。しかし、このような画像形成装置では、着脱可能なユニットの管理のみしかできいないこと、これにより画像形成装置自体のリサイクルの判断が的確にできないこと、また、新規部品の場合、動作環境の更新ができない不具合があった。
【0006】
画像形成装置を常に画像形成が好適な状態に維持するために、メンテナンスサービスセンタ(メンテナンス業者)と契約して、画像形成装置の通信装置とサービスセンタの管理サーバとの間の通信を利用して、管理サーバで画像形成装置の状態情報を収集して、故障,消耗品の補充,交換の要否を把握し、必要な場合、管理サーバの管理者が画像形成装置の使用者に連絡をとって、サービスマンを派遣して画像形成装置を最適状態に維持する管理システムが採用され、例えば、特開2000−200187号公報に開示されている。この公報に開示の管理システムは、バージョンアップソフトをも、通信によって管理サーバから画像形成装置にダウンロードする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開2001−255787に開示の装置の予定設置先における動作環境に対応する設定は、画像形成装置の出荷時に行われるものであり、その後は画像形成装置出荷時の予定設置先における動作環境に割り付けが固定されてしまう。したがって、プロセス機器ユニットの交換が必要なときには、画像形成装置に割り付けられている動作環境に合致するもの(消耗したものと同一仕様)を準備しなければならなくなり、作像プロセス機器の交換に支障をきたすことも考えられる。
【0008】
本発明は、作像プロセス機器の交換を容易にし、しかも交換があっても画像形成装置は常に動作環境に好適な条件で動作可能にすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
(1)画像を用紙上に形成するための作像プロセス機器群(図2の100内),外部から与えられる作像コマンドに対応して作像プロセス機器群の動作を制御して用紙上に画像を形成する制御手段(630,131)、および、管理サーバ(500)と通信する機能がある通信手段(606)、を備える画像形成装置において、
前記作像プロセス機器群の中の、少なくとも、交換のために着脱可能に画像形成装置本体に装備されたものは、自己の識別情報(ID)を含む機器情報を発信する送信手段(81〜84)を持ち;
画像形成装置本体に、前記機器情報を受信する受信手段(70)があり;
前記通信手段(606)は、該受信手段(70)が受信した機器情報を管理サーバ(500)に送信し、この機器情報に対応して管理サーバが送ってくる機器付勢情報を受信する機能を持ち;
前記制御手段(630,131)は、前記通信手段(606)が受信した機器付勢情報をメモリ(HDD,132)に格納して、該機器付勢情報に基づいて作像プロセス機器を付勢する;ことを特徴とする画像形成装置。
【0010】
なお、理解を容易にするためにカッコ内には、図面に示し後述する実施例の対応要素又は対応事項の記号もしくは対応事項を、例示として参考までに付記した。以下も同様である。
【0011】
これによれば、管理サーバ(500)に、画像形成装置の動作環境に対応する、機器情報宛ての機器付勢情報を格納しておいて、画像形成装置が報知する機器情報に宛てられた機器付勢情報を読出して画像形成装置に送信することにより、画像形成装置には、動作環境と機器情報に対応する機器付勢情報が自動的に設定される。例えば、同一仕様の複数の画像形成装置でも、動作環境(温度,湿度,気圧,電源電圧,電圧,電圧の安定性等)が異なる複数の地域に出荷し、各ユーザがその地域の管理センタとメンテナンス契約を結む場合、各地域の管理センタの管理サーバには、その地域の動作環境に合わせた、機器情報(作像プロセス機器)対応の機器付勢情報をデータベースに格納しておくことにより、各地域に出荷した各画像形成装置に、各地域の動作環境対応の機器付勢情報が自動的に設定される。作像プロセス機器の交換があっても画像形成装置は常に動作環境に好適な条件で動作可能にすることができ、作像プロセス機器の交換が容易になる。
【0012】
【発明の実施の形態】
(2)前記機器情報は、作像プロセス機器の特性を表す特性情報(荷電特性,感光体特性,現像特性,転写特性,定着特性)を含み;前記制御手段(630,131)は、該特性情報に対応して管理サーバが送ってきた機器付勢パラメータに基づいて作像プロセス機器を付勢する;上記(1)に記載の画像形成装置。
【0013】
これによれば、作像プロセス機器対応で最適な機器付勢パラメータを画像形成装置に自動設定することができ、作像プロセス機器の交換が容易になる。
【0014】
(3)管理サーバ(500)は、前記機器情報対応の機器付勢情報を格納する付勢情報抽出テーブルを持ち、画像形成装置から受信した機器情報対応の機器付勢情報を該テーブルから読出して該画像形成装置に送信する;上記(1)又は(2)に記載の画像形成装置。
【0015】
各地域の動作環境ごとに付勢情報抽出テーブルを準備して、各地域の管理サーバのデータベースに、その地域の動作環境に合った付勢情報抽出テーブルを格納することにより、各地域の各画像形成装置に、各地域の動作環境対応の機器付勢情報が自動的に設定される。作像プロセス機器の交換があっても画像形成装置は常に動作環境に好適な条件で動作可能にすることができ、作像プロセス機器の交換が容易になる。
【0016】
(4)前記制御手段(630,131)は、作像回数を含む状態情報をメモリ(状態テーブル)に保持し;
前記通信手段(606)は、状態情報を管理サーバ(500)に送信し、管理サーバが送ってくる機器消耗情報を受信する機能を持ち;
前記制御手段(630,131)は、前記通信手段が受信した機器消耗情報をメモリ(602)に格納して、報知手段(610)で該機器消耗情報対応の報知をする;上記(1)又は(2)に記載の画像形成装置。
【0017】
管理サーバ(500)を、作像プロセス機器の交換があったときの作像回数から、現在の作像回数までの作像回数を監視してそれが、作像プロセス機器宛ての寿命回数以上になると使用寿命切れ(交換要)を表わす機器消耗情報を画像形成装置に送信するようにしておくことにより、画像形成装置が自己がプロセス機器の交換時期を管理することなく使用寿命切れ(交換要)を報知することができる。
【0018】
作像プロセス機器宛ての寿命回数も、各地域の動作環境ごとに管理サーバのデータベースに格納しておくことにより、画像形成装置使用地域の動作環境に合ったタイミングで画像形成装置が使用寿命切れ(交換要)を報知する。
【0019】
(5)管理サーバ(500)は、前記機器情報および状態情報に対応の機器消耗情報を格納する消耗情報抽出テーブルを持ち、画像形成装置から受信した機器情報および状態情報に対応の機器消耗情報を該テーブルから読出して該画像形成装置に送信する;上記(4)に記載の画像形成装置。
【0020】
管理サーバ(500)は、画像形成装置が通知する機器情報および状態情報に対応の機器消耗情報を、消耗情報抽出テーブルアクセスにより簡易に抽出できる。画像形成装置使用地域の動作環境に合ったタイミングで画像形成装置が使用寿命切れ(交換要)を報知する。
【0021】
(6)管理サーバ(500)は、そのデータベースに、各画像形成装置の区分で画像形成装置の作像プロセス機器群の機器情報群を保持し、各画像形成装置が送信してくる機器情報を、データベース上の該画像形成装置の機器情報群と照合してプロセス機器の交換の有無を判定し、交換があったプロセス機器の機器情報に対応する機器付勢情報を該画像形成装置に送信し、データベースの機器情報群を更新する;上記(1)乃至(3)のいずれかに記載の画像形成装置。
【0022】
画像形成装置の作像プロセス機器群の機器情報群が常時管理サーバ(500)で管理されているので、管理サーバ(500)がある管理センタは、各画像形成装置の所在と各々の構成品を一括管理でき、画像形成装置を処分するとき、該装置あるいはその作像プロセス機器を、リサイクル或いは廃棄するための情報を容易に入手でき、それらハードウエアのリサイクル或いは廃棄のためのデータベースの構築が容易になる。
【0023】
(7)前記送信手段(81〜84)は、交流磁気に応じて電圧を誘起する受電コイル(91),誘起した電圧を整流し蓄電する整流平滑回路(93)および蓄電電圧によって動作して機器情報を発信する情報発信器(95)を含み;前記受信手段(70〜77)は、該送信手段を装備した作像プロセス機器が画像形成装置本体に装着されたとき受電コイル(91)と磁気結合する位置に配設され、交流磁気を発生する給電コイル(77a)を含む;上記(1)に記載の画像形成装置。
【0024】
これによれば、送信手段(81〜84)をコネクタで画像形成装置本体に接続しなくても、また、送信手段(81〜84)に電源電池を内蔵しなくても、機械的な電気接続線を介することなく、送信手段(81〜84)に給電して機器情報の発信動作をさせることができる。画像形成装置本体は、機器情報の収集が必要なときのみ給電コイル(77a)に交流電圧を印加すればよい。この交流電圧を印加していないときには、送信手段(81〜84)において電力消費が無いので、電力節減効果が高い。
【0025】
(8)前記送信手段(81〜84)は、無線送信機であり;前記受信手段(70〜77)は、無線受信機である;上記(7)に記載の画像形成装置(図4)。これによれば、給電のみならず機器情報信号の伝送にも、コネクタが不要であり、作像プロセス機器の、画像形成装置本体に対する着脱構造を簡易に構成できる。
【0026】
(9)前記送信手段(81〜84)の情報発信器(95)は前記受電コイル(91)で機器情報信号を発信し;前記受信手段(70〜77)は、前記給電コイル(77a)で該機器情報信号を受信する;上記(8)に記載の画像形成装置(図4)。機器情報信号の伝送用のアンテナを別途付加する必要がない。
【0027】
(10)前記送信手段(81〜84)は機器情報信号を発信する発光器(99)を含み;前記受信手段(70〜77)は、該送信手段を装備したプロセス機器が画像形成装置本体に装着されたとき該発光器(99)の光を受光する位置に配設された受光器(78a)を含み;前記送信手段の情報発信器(95)は前記発光器(99)で機器情報信号を発信し;前記受信手段は、前記受光器(78a)で該機器情報信号を受信する;上記(7)に記載の画像形成装置(図9)。これによれば、給電のみならず機器情報信号の伝送にも、コネクタが不要であり、作像プロセス機器の、画像形成装置本体に対する着脱構造を簡易に構成できる。
【0028】
本発明の他の目的および特徴は、図面を参照した以下の実施例の説明により明らかになろう。
【0029】
【実施例】
−第1実施例−
図1に、本発明の第1実施例の複合機能フルカラーデジタル複写機の外観を示す。このフルカラー複写機は、大略で、自動原稿送り装置(ADF)400と、操作ボード610と、カラースキャナ300と、カラープリンタ100と、給紙テーブル200の各ユニットで構成されている。機内のシステムコントローラ630(図3)には、パソコンPCが接続したLAN(Local Area Network)が接続されている。この複写機のシステムコントローラ630(図3)は、通信網(インターネット)に接続することができ、該通信網を介して、管理センタの管理サーバ500と通信してデータを交換することができる。
【0030】
図2に、図1に示す複写機の機構部の概要を示す。複写機のプリンタ100には、中央に、無端ベルトである中間転写ベルト10がある。中間転写ベルト10は、例えば伸びの少ないフッ素樹脂や伸びの大きなゴム材料に帆布など伸びにくい材料で構成された基層に、弾性層を設けた複層ベルトである。弾性層は、例えばフッ素系ゴムやアクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴムの表面に、例えばフッ素系樹脂をコーティングして平滑性のよいコート層を形成したものである。
【0031】
中間転写ベルト10は、3つの支持ローラ14〜16に掛け廻されており、時計廻りに回動駆動される。第2の支持ローラ15の左に、画像転写後に中間転写ベルト10上に残留する残留トナーを除去する中間転写体クリーニング装置17がある。
【0032】
第1の支持ローラ14と第2の支持ローラ15との間の中間転写ベルト10には、その移動方向に沿って、ブラック(K),イエロー(Y),マゼンタ(M)およびシアン(C)の、各色作像ユニット(作像プロセス機器)でなる作像装置20があり、各色作像ユニットは、それぞれ個別に、プリンタ本体に対して脱着可能に装着されている。各色作像ユニットには、感光体ドラム40、ならびに、該感光体ドラムを荷電する帯電器,潜像を現像する現像器,クリーニング装置およびその他の周辺機器でなる作像関連機器18がある。
【0033】
作像装置20の上方には、各色作像ユニットの各感光体ドラムに画像形成のためのレーザ光を照射するレーザ露光装置21がある。
【0034】
中間転写ベルト10の下方には、2次転写装置22がある。2次転写装置22は、2つのローラ23間に、無端ベルトである2次転写ベルト24を掛け渡して、中間転写ベルト10を押し上げて第3の支持ローラ16に押当てるように配置したものである。この2次転写ベルト24は、中間転写ベルト10上の画像を、用紙上に転写する。2次転写装置22の横には、用紙上の転写画像を定着する定着装置25があり、トナー像が転写された用紙がそこに送り込まれる。定着装置25は、無端ベルトである定着ベルト26に加熱,加圧ローラ27を押し当てたものである。2次転写装置22および定着装置25の下方に、表面に画像を形成した直後の用紙を、裏面にも画像を記録するために表裏を反転して送り出すシート反転装置28がある。
【0035】
スタートスイッチが押されると、原稿自動搬送装置(ADF)400に原稿があるときは、それをコンタクトガラス32上に搬送してから、ADFに原稿が無いときにはコンタクトガラス32上に手置きの原稿を読むために直ちに、スキャナ300を駆動し、第1キャリッジ33および第2キャリッジ34を、読み取り走査駆動する。そして、第1キャリッジ33上の光源からコンタクトガラスに光を発射するとともに原稿面からの反射光を第1キャリッジ33上の第1ミラーで反射して第2キャリッジ34に向け、第2キャリッジ34上のミラーで反射して結像レンズ35を通して読取りセンサであるCCD36に結像する。読取りセンサ36で得た画像信号に基づいてK,Y,M,C各色記録データが生成される。
【0036】
また、スタートスイッチが押されたときに、中間転写ベルト10の回動駆動が開始されるとともに、作像装置20の各作像ユニットの作像準備が開始され、そして各色作像ユニットの作像シーケンスが開始されて、各色作像ユニットに各色記録データに基づいて変調された露光レーザが投射され、各色作像プロセスにより、各色トナー像が中間転写ベルト10上に一枚の画像として、重ね転写される。このトナー画像の先端が2次転写装置22に進入するときに同時に先端が2次転写装置22に進入するようにタイミングをはかって用紙が2次転写装置22に送り込まれ、これにより中間転写ベルト10上のトナー像が用紙に転写する。トナー像が移った用紙は定着装置25に送り込まれ、そこでトナー像が用紙に定着する。
【0037】
なお、上述の用紙は、給紙テーブル200の給紙ローラ42の1つを選択回転駆動し、ペーパーバンク43に多段に備える給紙カセット44の1つからシートを繰り出し、分離ローラ45で1枚だけ分離して給紙路46に入れ、搬送ローラ47で搬送してプリンタ100内の給紙路48に導き、レジストローラ49に突き当てて止めてから、前述のタイミングで2次転写装置22に送り出されるものである。手差しトレイ51上に用紙を差し込んで給紙することもできる。ユーザが手差しトレイ51上に用紙を差し込んでいるときには、プリンタ100が給紙ローラ50を回転駆動して手差しトレイ51上のシートの一枚を分離して手差し給紙路53に引き込み、同じくレジストローラ49に突き当てて止める。
【0038】
定着装置25で定着処理を受けて排出される用紙は、切換爪55で排出ローラ56に案内して排紙トレイ57上にスタックする。または、切換爪55でシート反転装置28に案内して、そこで反転して再び転写位置へと導き、裏面にも画像を記録して後、排出ローラ56で排紙トレイ57上に排出する。
【0039】
一方、画像転写後の中間転写ベルト10上に残留する残留トナーは、中間転写体クリーニング装置17で除去し、再度の画像形成に備える。
【0040】
レジストローラ49は一般的には接地されて使用されることが多いが、用紙の紙粉除去のためにバイアス電圧を印加することも可能である。例えば,導電性ゴムローラを用いバイアスを印加する。直径18mmで、表面を1mm厚みの導電性NBRゴムとする。電気抵抗はゴム材の体積抵抗で10Ωcm程度である。このようにバイアスを印加したレジストローラ49を通過した後の紙表面は,若干マイナス側に帯電している。よって、中間転写ベルト10からシートへの転写では、レジストローラ49に電圧を印加しなかった場合に比べて転写条件が変わり転写条件を変更する場合がある。
【0041】
中間転写ベルト10には、トナーを転写する側(表側)には−800V程度の電圧を印加し、紙裏面側は+200V程度の電圧を印加する。一般的に中間転写方式は紙粉が感光体にまで移動しずらいため,紙粉転写を避ける考慮をする必要が少なくアースになっていても良い。また、印加電圧として、DCバイアスが印加されているが、これはシートをより均一帯電させるためDCオフセット成分を持ったAC電圧でも良い。
【0042】
図3に、図1に示す複写機の、画像読み取り,画像処理,画像蓄積および画像形成、のシステム構成を示す。カラー原稿スキャナ300の、原稿を光学的に読み取る読み取りユニット11は、原稿に対する原稿照明光源の走査を行い、SBU(センサボードユニット)のCCD36に原稿像を結像する。原稿像すなわち原稿に対する光照射の反射光をCCD36で光電変換してR,G,B画像信号を生成し、SBU上でRGB画像データに変換しかつシェーディング補正し、そして出力I/F(インターフェイス)12で画像データバスを介して画像データ処理器IPP(Image Processing Processor;以下では単にIPPと記述)に送出する。
【0043】
IPPは、分離生成(画像が文字領域か写真領域かの判定:像域分離),地肌除去,スキャナガンマ変換,フィルタ,色補正,変倍,画像加工,プリンタガンマ変換および階調処理を行う。IPPは画像処理をおこなうプログラマブルな演算処理手段である。スキャナ300からIPPに転送された画像データは、IPPにて光学系およびデジタル信号への量子化に伴う信号劣化(スキャナ系の信号劣化)を補正され、フレームメモリ601に書き込まれる。
【0044】
システムコントローラ630は、スキャナアプリケーション,ファクシミリアプリケーション,プリンタアプリケーションおよびコピーアプリケーション等の複数アプリケーションの機能を有し、システム全体の制御を行う。操作パネル制御装置631は、操作ボード610の入力を解読して本システムの設定とその状態内容を表示する装置である。画像データバス/制御コマンドバスは、画像データと制御コマンドが時分割で転送されるバスである。
【0045】
システムコントローラ630のCPU605は、システムコントローラ630の制御を行う。ROM604にはシステムコントローラ630の制御プログラムが書かれている。RAM603は、CPU605が使用する作業用メモリである。NVRAM602は、不揮発性メモリであり、システム全体の情報の保管を行う。
【0046】
外部機器通信制御606は、画像読み取り,画像蓄積或いは画像印刷を要求する外部機器(たとえば同種の複写機,画像スキャナ,パソコン,プリンタ,ファクシミリ)ならびに管理センタの管理サーバ500との通信制御を行うものであり、ネットワークに接続するための物理I/Fの制御を行う。ネットワーク接続された外部機器通信制御606がネットワークからデータを受信すると、電気的な信号より通信データの内容だけシステムI/F607に送る。システムI/F607では、規定されたプロトコルに従い受信データを論理変換しCPU605に送る。CPU605では、論理変換された受信データを判断し処理を行う。また、CPU605が、ネットワークにデータを送信する時は、受信とは逆の手順で、システムI/F607、外部機器通信制御606に送信データが伝達され、電気信号としてネットワーク上に送出される。
【0047】
システムI/F607は、CPU605の命令によりシステム内で処理される、原稿読み取りデータ,ファクシミリ受信データ,パソコンのドキュメントデータ(印刷命令)の転送制御、ならびに、パソコンのドキュメントデータの印刷用のイメージデータ(画像データ)への変換と転送を行う。ワークメモリ600は、プリンタで使用する画像展開(ドキュメントデータからイメージデータへの変換)の作業用メモリである。フレームメモリ601は、電源が供給され続けている状態で即座に印刷される読み取り画像や書き込み画像のイメージデータを、一時蓄える作業用メモリである。
【0048】
HDDC650は、システムのアプリケーションプログラムならびにプリンタ100の作像プロセス機器の機器付勢情報を格納するアプリケーションデータベース、ならびに、読み取り画像や書き込み画像のイメージデータ、すなわち画像データ、ならびにドキュメントデータを蓄える画像データベースとして用いられるハードディスクHDDとそのコントローラである。イメージデータおよびドキュメントデータは、符号化されたりドットイメージであったりする。FIFOバッファメモリ609は、入力画像をフレームメモリ601へ書込む時のデータ転送速度変換を行う。すなわち、転送元と転送先のデータ送出/受入れタイミングの差,転送単位のデータ量の相違,転送速度差等を吸収するデータの一時蓄積を行い、転送元の転送タイミングおよび速度でデータを受け入れ、転送先の転送タイミングおよび速度でデータを送り出す。同様にFIFOバッファメモリ608は、フレームメモリ601の画像データを出力画像としてデータ転送する時の速度変換を行う。
【0049】
メモリコントローラ610は、CPU605の制御なしにフレームメモリ601及び、HDDC650とバス間の画像の入出力をコントロールする。また、操作ボード301の入力装置614が受けたコマンドに応じて、フレームメモリ601を利用して、HDDCに蓄積している画像の編集,加工あるいは画像合成を行う。メモリコントローラ610は、HDDC650のHDDからワークメモリ600又はフレームメモリ601への画像情報の読出しと、おもに画像データアドレス変更操作による、転写紙に対する画像の印刷方向の変更,画像の回転,画像の組み合わせ編集と、画像データに対する設定値の加減乗除による濃度変換,画像データ同士の論理積演算や論理和演算による画像トリミングおよびの合成と、このように処理した画像情報のHDDへの書込みとによって、各種の画像加工および編集を行うことができる。画像の読み取り変倍は画像読み取りユニット624が行い、印刷変倍は画像書込みユニット623が行う。
【0050】
CPU617は、操作ボード610の入出力制御を行う。すなわち、操作ボード610の入力読込みおよび表示出力を制御する。ROM616には、操作ボード610の制御プログラムが書かれている。RAM618は、CPU617で使用する作業用メモリである。614は、操作ボード610の入力キーおよび入力パネルを操作して使用者がシステム設定の入力を行う入力装置である。表示装置615は、操作ボード610にあって、使用者にシステムの設定内容,状態を表示するものであり、表示灯および表示パネルを含む。主走査及び副走査の基本倍率調整値は、システム調整工程でサンプル画像による倍率測定が行われ、操作パネル制御装置611により設定が行われる。また、主走査,副走査の四辺縁なし倍率調整値は、使用者またはメンテナンス担当者により印刷画像から、画像欠け及び余白が発生していないか確認され、それらを抑制する倍率調整値が操作ボード610により設定される。
【0051】
図2に示すプリンタ100の作像装置20の各色作像ユニット(K,Y,M,Cの4種),レーザ露光装置21,レジストローラ49,中間転写ベルト10,2次転写ベルト24,定着装置25およびシート反転装置28はそれぞれ、作像プロセス機器としてプリンタ本体に対して着脱可能にユニット化されて装着されている。各ユニットには、発信回路81〜84,・・・が一体に組み込まれている。
【0052】
図3を再度参照すると、これらの発信回路81〜84,・・・が発信する機器情報を受信するリーダ/ライタモジュール70が、I/O70に接続されている。このI/O70は、プリンタ100内にあって作像プロセス機器の作像シーケンスを制御するプロセスコントローラ131に接続されている。プロセスコントローラ131は、RAM132に書込んだ制御プログラムならびに作像プロセス機器付勢パラメータおよびタイミングデータに基づいて、作像プロセス機器を付勢しあるいは動作を設定し、動作シーケンスを制御する。
【0053】
図4に、作像プロセス機器ユニットに組み込まれた発信回路81〜84,・・・から、図3に示すシステムコントローラ630までの、機器情報伝送系の概要を示す。
【0054】
1つの発信回路81には、超小型無線認識用ICチップ95と、それに動作電圧を与えるための、受電コイル91,切り換えスイッチング回路92,整流平滑回路93および定電圧回路94がある。受電コイル91はユニットケースの端面にあり、プリンタ本体側の給電コイル77aとの磁気結合が密になるように、磁性体コアに巻回されている。受電コイル91には、スイッチング回路92によって、整流平滑回路93又は通信回路96が選択的に接続される。
【0055】
プリンタ本体には、発信回路81を装備した作像プロセス機器ユニットが装着されたときに前記受電コイル91が対向する位置に、給電コイル77aが配設されており、作像プロセス機器ユニットがプリンタ本体に装着されているときには、受電コイル91が接するほどの近距離で給電コイル77aに対向する。他の作像プロセス機器ユニットにも発信回路81と同一仕様の発信回路82,83,84,・・・が備わっており、それらのユニットがプリンタ本体に装着されたときに各発信回路の各受電コイルに対向する給電コイル77b,77c,77d,・・・がプリンタ本体に配設されている。
【0056】
給電コイル77a〜77D,・・・は選択接続回路76の出力ポート1以上の各出力ポートに接続されている。システムコントローラ630が機器情報の読込をプロセスコントローラ131に指示すると、プロセスコントローラ131は、I/O136を介して切り換えスイッチ回路75を選択接続回路76/交流電圧発生器74間の接続に切り換え、これに連動して開閉スイッチ回路73を閉じる。そして、選択接続回路76を入出力ポート0から1への電圧出力に切り換え、それから所定時間Tcの間この状態を維持し、所定時間Tcが経過すると、切り換えスイッチ回路75を選択接続回路76/通信回路72間の接続に切り換え、これに連動して開閉スイッチ回路73を開き、通信回路72が受信した機器情報を読み込む。
【0057】
前記所定時間Tcの間、交流電圧発生器74が交流電圧を発生し、これによって第1番の給電コイル77aに交流電流が流れ、交流磁界が発生する。この交流磁界によって、発信回路81の受電コイル91に交流電流が誘起されて、整流平滑回路93の平滑コンデンサを充電する。平滑コンデンサの充電電圧が所定値に達してから所定時間Tcの後に、定電圧回路94がICチップ95への電圧印加を開始すると共に、切り換えスイッチ回路92を、受電コイル91/整流平滑回路93間接続から、受電コイル91/通信回路96間接続に切り換える。
【0058】
ICチップ95は、電圧が印加されたことにより、IDメモリ98に格納されている機器情報を読出して通信回路96から機器情報信号を発信出力する。ICチップ95は動作電圧が加わっている間、この機器情報信号の発信を繰り返す。この機器情報信号は、切り換えスイッチ92を通って受電コイル91に流れ、給電コイル77aに電磁伝播して切り換えスイッチ75を通って、リーダ/ライタモジュール70の通信回路72で受信される。
【0059】
リーダ/ライタモジュール70のコントローラ71は、通信回路72が受信し復調した機器情報を摘出して、プロセスコントローラ131に転送する。プロセスコントローラ131は、該機器情報を内部メモリにセーブする。
【0060】
次にプロセスコントローラ131は、ポート1(に通信結合している作像プロセス機器ユニット)からの機器情報の受信(読込)を終えると、今度は、切り換えスイッチ回路75を選択接続回路76/交流電圧発生器74間の接続に切り換え開閉スイッチ回路73を閉じ、そして、選択接続回路76を入出力ポート1から2への電圧出力に切り換え、それから所定時間Tcの間この状態を維持し、所定時間Tcが経過すると、切り換えスイッチ回路75を選択接続回路76/通信回路72間の接続に切り換え、これに連動して開閉スイッチ回路73を開き、通信回路72が受信した機器情報を、プロセスコントローラ131の内部メモリに読み込む。
【0061】
プロセスコントローラ131は、このような機器情報の読込みを、選択接続回路76の、読み取りに設定された最後の入出力ポートnまで行い、これを終了すると、内部メモリにセーブした全機器情報を、システムコントローラ630に転送する。システムコントローラ630はそれを管理サーバ500に送信する。
【0062】
各発信回路81,82,83,・・・のICチップ95のIDメモリ98には、それを装備する作像プロセス機器ユニットの機器情報が格納されている。機器情報は、全ユニットに共通の、ユニット分類(名称)を表わすID(識別情報:識別コード),タイプを表わすID,ロット番号,製品番号(ここまでがユニットID)の他に、ユニット個別の特性情報,寿命情報等を含む。2次転写ベルト24のユニットは、カラーの画像を形成する上で位置ずれの原因等、精度の高い制御が必要である。この制御を行うための基礎データとして、ベルトの厚み、抵抗値等の特性を、特定の区間で区切り、区間宛てにIDメモリ98に書き込んでいる。また、寿命情報(作像回数)も書き込んでいる。感光体ドラムおよびその周辺のプロセス機器を1ユニットにした各色作像ユニットの機器情報は、感光体特性,帯電ローラ特性,現像特性および寿命情報(作像回数)を含む。レジストローラ49のユニットの機器情報は、接地型かバイアス型かの特性識別情報と、バイアス型の場合には、バイアス電圧を定める指標となる特性(ローラ抵抗,表面抵抗等)ならびに寿命情報(作像回数)を含む。中間転写ベルト10のユニットの機器情報は、各色転写ローラ又は転写ブレードの転写特性および寿命情報(作像回数)を含む。定着装置25のユニットの機器情報は、定着特性(定着温度/電源電圧/環境温度)および寿命情報を含む。なお、機器情報のデータ量が1個のIDメモリ98のメモリ容量を越えるユニットは、複数の発信回路を装備している。
【0063】
図5および図6に、システムコントローラ630(のCPU605)の制御動作の概要を示す。まず図5を参照すると、自身に動作電圧が印加されるとコントローラ630は、出力ポ−トのクリア,RAM603の初期化等を行ない(2)、操作ボード610の液晶タッチパネルに「お待ち下さい!」を表示してプリントキ−の赤ランプを点灯する(ステップ1&2)。
【0064】
以下、カッコ内には、ステップという語を省略して、ステップNo.数字のみを記す。
【0065】
次にコントローラ630は、装置各部の状態を読み取り、異常検出を行なう(3)。電源オフの間に、作像プロセス機器ユニットの交換がありえるので、それがあったかを確認するために、各部状態読み取り(3)では、図7に示す「ユニット情報の読み取り」(3a)を実行するが、その内容は、図7を参照して後述する。
【0066】
各部状態読み取り(3)で、装置に異常又はメンテ要(用紙補充要,ユニット交換用,給紙カセット切り換え等々)があると、メンテ要請通知を行なうとの登録(通知登録)があるかをチェックして(20)、それが無いときには、異常等の表示或いはメンテ要の内容をセットして表示する(21)。
【0067】
以下においては、異常およびメンテ要の事項を、一括して異常等と表現する。
【0068】
異常等が修復されて準備ル−プを抜けると異常等の表示をリセットする(6)。通知登録があったときには、図6を参照すると、該異常等がNVRAM602の1領域に割り当てたメンテ要請項目テ−ブルに登録された異常等であるかをチェックして(22)、登録があるものであると、管理サーバ500への通知情報を編集して(24)、管理センタの管理サーバ500に送信する(25)。そして異常等の表示をセットする(21)。
【0069】
異常等が無かったときには、標準モ−ドにおけるコピ−処理の初期条件として、コピ−枚数:1,自動濃度,自動用紙選択,等倍を設定する(7)。そして液晶タッチパネルに「コピ−できます」を表示し、スタ−トキ−の赤ランプ表示に換えて緑ランプを点灯して、複写,プリントレディをセットする(8)。そして、HDDの画像メモリ領域に、出力すべき画像デ−タがあるかをチェックし(9)、無いと、ホストPCからの印刷コマンドおよび操作ボード610の入力ならびに管理サーバ500からの送信を待つ(10〜13)。
【0070】
ここで、複写入力があると、それを読込み、入力対応の処理(複写条件の設定)を行なう(13)。
【0071】
「操作ボ−ド読取」(11)でスタ−トキ−の押下を検知するとコントローラ630は、「コピ−出力処理」(14)に進む(12−14)。「コピ−出力処理」(14)の概要は、一般のコピ−処理と同様であるが、細かくは、複写機のトレイに装備している転写紙と、指定された転写紙サイズ又は紙種とが不一致のとき、NVRAM602の設定デ−タに従った処理を行なう点が異なる。原稿コピ−を終了すると、コントローラ630は、ステップ9〜13のチェックを行なう。ホストPCから印刷コマンドを受けるとコントローラ630は、「P出力処理」(プリンタ出力処理)(15)に進む(10−15)。「P出力処理」(15)の概要は、一般のプリンタ出力処理と同様であるが、細かくは、複写機のトレイに装備している転写紙と、印刷指定された転写紙サイズ又は紙種とが不一致のとき、NVRAM602の設定デ−タに従った処理を行なう点が、従来のプリンタ出力処理とは異っている。プリント出力を終了すると、コントローラ630は、ステップ9〜13のチェックを行なう。
【0072】
上述の「コピ−出力処理」(14)又は「P出力処理」(15)を行なっているときに、他の印刷コマンドを受けたときには、コントローラ630は、印刷コマンドおよびプリントドキュメントデ−タをハードディスクHDDに蓄積する。また、「P出力処理」(15)を行なっているときにコピ−スタ−トキーの押下があると、ADF400およびスキャナ300を駆動して原稿画像デ−タをハードディスクHDDの画像メモリ領域に蓄積する。そして、現行の「コピ−出力処理」(14)又は「P出力処理」(15)を終えると、ハードディスクHDDの蓄積デ−タを書込みが早いものから順次に読出して、「コピ−出力処理」(14)又は「P出力処理」(15)にて順次に印刷出力する(9−16−14/15)。
【0073】
「コピ−出力処理」(14)又は「P出力処理」(15)を実行している間、ならびにそれを終了し待機しているときに、プロセスコントローラ131が状態読取を行ない(17)、重度の異常又は軽度の異常を表わす状態を認識すると、これをコントローラ630に報知し、これに応答してコントローラ630がメンテ交信テ−ブルの「サ−ビスセンタに通知」の項に「1」(通知登録あり)があるかをチェックする(20)。
【0074】
図6も参照すると、「1」(通知登録あり)があると、今回認知した異常が、メンテ要請項目テ−ブルに登録(指定)されたものであるかをチェックする(22)。メンテ要請項目テ−ブルに登録された異常であると、それがすでに管理サ−バ500に通知済かをチエックして(23)、未通知であると、メンテ交信テーブル上の複写機(対象機)ID(回線番号)および管理者ID(E−Mailアドレス又は回線番号)、該異常を表わすデ−タ、状態テ−ブル(該異常状態デ−タを含む)を、送信情報フレ−ムに編集して(24)、管理センタの管理サ−バ500と交信して、該送信情報フレ−ムを管理サ−バ500に送信する。すなわち、メンテ要請通知を行なう。その後コントローラ630は、「各部状態読取」(図5の17)で、管理サ−バ500からの返信を認知する。
【0075】
図7に、「各部状態読み取り」(3)で実行する「ユニット情報の読み取り」(3a)の概要を示す。ここでシステムコントローラ630は、プロセスコントローラ131に機器情報の読み取りを指示する。この指示に応答してプロセスコントローラ131は、作像プロセス機器ユニットのそれぞれに装着されている発信回路81,82,83,・・・の各IDメモリ98の機器情報を読み取って、システムコントローラ630に、一括して転送する(91)。この機器情報群の読み取りの内容は、図4を参照して前述した通りである。
【0076】
システムコントローラ630は、機器情報群を受けると、それらをNVRAM602の状態テーブルとともに送信情報フレームに挿入し、そして該送信情報フレームを、インターネットを介して管理サーバ500に送信する(92)。
【0077】
管理サーバ500は、作像プロセス機器ユニット(ユニット分類ID+タイプID)に機器付勢情報である機器付勢パラメータ(モータ回転速度,帯電ローラ印加電圧,現像バイアス電圧,色別1次転写電圧,2次転写電圧,レジストローラバイアス電圧,定着目標温度およびその他の作像パラメータ)を対応付けて格納した付勢情報抽出テーブルを持ち、また、作像プロセス機器ユニット(ユニット分類ID+タイプID)および状態情報(ユニットに関する寿命までの作像回数および故障内容)に機器消耗情報(ユニット寿命である(ユニット交換要),ユニット故障である(ユニット交換要),修理(又はメンテ)要)を格納する消耗情報抽出テーブルを持ち、更に、複写機ID(回線番号)宛ての管理データベースを持つ。
【0078】
上記付勢情報抽出テーブルおよび消耗情報抽出テーブルは、複写機の動作環境(例えば温度,湿度,気圧,電源電圧,電圧,電圧の安定性等)の大まかな区分で作成されているものであり、テーブルの内容(ユニットの特性に対する機器付勢パラメータ値)は、動作環境によって一部異なる。例えば、寒冷地用と暖地用とでは定着目標温度が異なり、商用電源電圧が低傾向の電源不安定地域用では、モータ回転速度や付勢電圧が高めに設定されている。また、環境が悪く寿命劣化が早いと推定される動作環境宛てには、ユニット寿命(作像回数)が短く設定される。そして、管理サーバ500がある地域の動作環境に宛てられた付勢情報抽出テーブルおよび消耗情報抽出テーブルが、該管理サーバ500のデータベースに格納されている。
【0079】
管理サーバ500は、情報フレームを送ってきた複写機ID(回線番号)宛ての管理データベースを、受信した状態テーブルの内容に基づいて更新すると共に、受信した管理情報群の中に、ユニット交換によって変更があった管理情報があるかをチエックする。すなわち、各管理情報(チエック対象管理情報)について個別に、そのユニットID(ユニット分類ID+タイプID+ロット番号+製品番号ID)の中のユニット分類IDがある、該データベース上の管理情報(メモリ管理情報)を検索してその中の、ユニット個体特定情報(タイプID+ロット番号+製品番号ID)を摘出し、それにチエック対象管理情報のユニット個体特定情報(タイプID+ロット番号+製品番号ID)が合致するかを判定する。不一致であると、該チエック対象管理情報は、ユニット交換により新たに装着されたもの、と見なして、該チエック対象管理情報(ユニット分類ID+タイプID)に宛てられた機器付勢パラメータを、上記付勢情報抽出テーブルから読み出して、該チエック対象管理情報宛てに送信データメモリに書込む。
【0080】
次に管理サーバ500は、受信した状態テーブルに異常等の情報があると、その内容を解読して、メンテ要であると、管理センタ内のメンテ管理コンピュータに、複写機IDを付してメンテ要情報を転送する。ユニット交換要の故障であると、ユニット品質実績管理用のコンピュータに、複写機IDおよびユニットIDを付して故障情報を転送し、かつ、メンテ管理コンピュータにも転送する。メンテ管理コンピュータに転送された情報はサービスマンに伝送される。ユニット品質実績管理用のコンピュータの実績データは所定のタイミングで、複写機メーカに伝送される。
【0081】
更に管理サーバ500は、交換なしと判定したユニットそれぞれ宛ての、使用実績データを、受信した状態テーブルにある作像回数(積算値)から、前回受信した作像回数を差し引いた値、を加えた値に更新して、更新した値が、叙器消耗情報抽出テーブルの寿命値(作像回数)以上かをチエックして、寿命値以上であると、そのユニット宛てに機器消耗情報(ユニット寿命:ユニット交換要)を生成して、管理情報宛てに送信データメモリに書込む。そして、送信データメモリの情報を、該当の複写機IDに、インターネットを介して送信する(93)。
【0082】
この情報を受信すると、システムコントローラ630は、受信情報に機器消耗情報があるとそれをNVRAM602の状態テーブルに書き込んで、操作ボード610の液晶タッチパネルに表示する(94)。ユニット交換に対応した機器付勢パラメータがあると、それにHDDの対応情報を更新して(95)、RAM132の対応情報も同様に更新する(96)。なお、コピー或いはプリントアウトの像形成において、プロセスコントローラ131は、「初期化」(2)でHDDから読み出してRAM132に書き込んでいる機器付勢パラメータおよび作像制御プログラムにしたがって作像プロセス機器を付勢し作像シーケンスを進めるので、上述のようにユニット交換に対応してHDDおよびRAM132の機器付勢パラメータが更新されると、それに従った作像プロセス機器の付勢が行われる。
【0083】
図8に、図5の「操作ボ−ド読取」(11)で、スタ−トキ−以外のキ−が操作されたときに実行する「他のキ−の読取処理」(13)の内容の一部PRPを示す。入力を待っているとき、操作ボード610の初期設定キーが押されると、操作ボード610の液晶タッチパネルに設定メニュ−の第1頁(初期設定メニュ−No.0)を表示する(31,32)。該設定メニュ−No.0の中に、用紙が不一致のときの処理指定があり、それにオペレ−タがタッチすると、操作ボード610の液晶タッチパネルに、入力画面を表示する。オペレ−タは入力画面上の表示項目を選択して、コピ−出力モ−ドおよびプリンタ出力モ−ドのそれぞれにおいて、指定サイズおよび指定紙質の転写紙がトレイ8,9に存在しない場合に、印刷指定をキャンセルするか,待機するか,給紙するかを指定し、給紙する場合には画像形成を行うか否かも指定する。網掛け表示の項目が標準に設定されている指定項目(デフォルト)である。その他の項目も指定することができる。
【0084】
いずれか、現指定(網掛け表示)とは異なる項目の指定すなわち入力があると、網掛け表示を指定項目に移し、NVRAM602の設定デ−タを、入力があったものに更新する(33)。×印のブロックにタッチがあると、設定メニュ−画面に戻り、該設定メニュ−画面上の×印のブロックにタッチがあると、待機表示画面に戻る。設定メニュ−画面上の次頁キ−にタッチすることにより、次頁の設定メニュ−画面が操作ボード610の液晶タッチパネルに表示される。
【0085】
設定メニュ−No.3の画面は、複写機の管理者と管理センタとのメンテナンス契約に基づいて、複写機および管理者と管理センタのサーバ500との間の交信を設定する画面であり、通知登録を行うときには、まず「サ−ビスセンタに通知」の項に「1」を入力する。そして、メンテナンスサ−ビスを提供する管理センタの管理サ−バ500のPBXの回線番号,IPアドレスならびに管理センタの音声会話のための電話番号(電話通話番号)を、「管理センタ」の欄に入力する。次に、複写機の管理者のパソコン又はファクシミリの回線番号,IPアドレス)ならびに音声会話のための電話番号(電話通話番号)を、「管理者」の欄に入力する。更に、複写機のPBX45の回線番号,IPアドレスならびにその場所の音声会話のための電話番号(電話通話番号)を、「対象機」の欄に入力する。
「問合せ」を選択する場合には、管理サ−バ500からの問合せ情報を、複写機に接続したPC宛てのE−Mailの名宛て(回線番号)にするか、複写機の操作ボードのディスプレイ(液晶パネル)にするか、あるいは、複写機によるプリントアウトにするかを、各出力手段宛てのID(回線番号)を入力することによって、選択指定する。入力デ−タは、NVRAM602に、設定メニュ−No.3宛てに書込まれる。これらのデ−タ群を書込んだメモリ領域を、以下においてはメンテ交信テ−ブルと称す。
【0086】
設定メニュ−No.3の画面上の「登録」キ−にオペレ−タがタッチすると、システムコントローラ630が、外部機器通信制御606を介して、管理センタ(の管理サ−バ500)の回線番号に、メンテ交信テ−ブルと、メンテ要請項目を、送信する(33〜36)。管理サ−バ500はその内部のメンテ登録メモリ(デ−タベ−ス)に、受信した各テ−ブルおよびリストを、送信元の複写機宛てに書込む。
【0087】
設定メニュ−No.3の画面上の「交換」キ−にオペレ−タがタッチすると、システムコントローラ630が、前述の、図7に示す「ユニット情報の読み取り」(3a)と内容が同一の「ユニット情報の読み取り」(39)を実行する(38,39)。これにより、オペレータが、システムコントローラ630に動作電圧を印加した状態(主電源オン)のまま、作像プロセス機器ユニットを交換して、これをプリンタに報知するために操作ボード610の初期設定キーを押し、そして液晶タッチパネルに表示された「交換」キーにタッチすると、発信回路81,82,83,・・・を装備した作像プロセス機器ユニットの機器情報が管理サーバに転送され、管理サーバ500とシステムコントローラ630の前述のデータ処理により、HDDおよびRAM132の機器付勢パラメータが、新たに装着されたユニット対応のものに書き換えられる。初期化(2)の後の「各部状態読み取り」(3)の中の「ユニット情報の読み取り」(3a:図7)は、主電源オフのときの作像プロセス機器ユニットの交換に対処するものである。「他のキーの読み取り処理」(13)の中で、初期設定キーの押し、そして液晶タッチパネルに表示された「交換」キーへのタッチに応答して実行する「ユニット情報の読み取り」(39:図8)は、主電源オンの間のユニット交換に対処するものである。
【0088】
設定メニュ−No.3の画面上の「次頁」キ−にオペレ−タがタッチすると、液晶タッチパネルの表示は、設定メニュ−No.4の画面に切換わる。これは、複写機のハ−ドウェア要素の不具合,動作異常(ソフトの異常による場合も含む)ならびに消耗品の不足等、画像読取,プリント,コピ−,画像蓄積/出力等、画像処理に支障を来たす事項をリストアップしたものであり、各項目にオペレ−タがタッチして、それをメンテ要請のための通知事項に選択設定するためのものである。いわゆるサ−ビスマンによる修理,点検を要する重度の異常(プログラムバグ,プログラムバ−ジョンの相違など、ソフト不良による動作異常,不動作も含む)は、スパナマ−クで表わし、デフォルトとして選択指定が済んだものとして網掛け表示となっている。網掛け表示項目にタッチすると、網掛けが消えて指定が解除となる。網掛けが無い項目にタッチすると網掛けとなって指定ありとなる。指定項目(網掛け項目)は、NVRAM602に、設定メニュ−No.4宛てに書込まれる。これらの指定項目を書込んだメモリ領域を、メンテ要請項目テ−ブルと称す。
【0089】
NVRAM602には、既に触れたが、状態テ−ブルが割り宛てられている。状態テ−ブルは、複写機の機構状態,使用状態を書込むものであり、その中の代表的なデ−タは複写機のプリントおよび複写の累積枚数(作像回数),各種異常等の有無を表わすものである。複写機の電源オン直後にこの状態テ−ブルからデ−タ(前回の電源オフ直前の状態)が読出されて、画像形成可否,異常処理要否が判定される。複写機の、画像処理可否に影響する状態変化がある度に、また、使用管理上監視項目とされている状態に変化がある度に、状態テ−ブルが、複写機の最新の状態を表わすものに書き替えられる。
【0090】
−第2実施例−
第2実施例の複合機能フルカラーデジタル複写機のハードウエアおよび機能の概要は、前述の第1実施例のものと同様であるが、各ユニットに装備する発信回路81,82,83,・・・と選択接続回路76の構成が少し異なる。これを図9に示す。
【0091】
図9に示す第2実施例の発信回路81,82,83,・・・は、対になってフォトカプラを構成する発光ダイオード99とフォトトランジスタ78aの、該発光ダイオード99を発信回路に装備して通信回路96の機器情報信号で発光付勢し、これによってフォトトランジスタ78aにあらわれる機器情報信号を、選択接続回路76を通して通信回路72に伝えるようにした。すなわち光通信を行うものとした。各ユニット対応で設けた各フォトトランジスタ78a,78b,78c,・・・は、各入出力ポート1,2,3,・・・と対になっており、選択接続回路76は、交流電圧回路74を入出力ポート1に接続するときには、同時にフォトトランジスタ78aを通信回路72に接続する。
【0092】
【発明の効果】
管理サーバに、画像形成装置の動作環境に対応する、機器情報宛ての機器付勢情報を格納しておいて、画像形成装置が報知する機器情報に宛てられた機器付勢情報を読出して画像形成装置に送信することにより、画像形成装置には、動作環境と機器情報に対応する機器付勢情報が自動的に設定される。例えば、同一仕様の複数の画像形成装置でも、動作環境(温度,湿度,気圧,電源電圧,電圧,電圧の安定性等)が異なる複数の地域に出荷し、各ユーザがその地域の管理センタとメンテナンス契約を結ぶ場合、各地域の管理センタの管理サーバには、その地域の動作環境に合わせた、機器情報(作像プロセス機器)対応の機器付勢情報をデータベースに格納しておくことにより、各地域に出荷した各画像形成装置に、各地域の動作環境対応の機器付勢情報が自動的に設定される。作像プロセス機器の交換があっても画像形成装置は常に動作環境に好適な条件で動作可能にすることができ、作像プロセス機器の交換が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の複写機の外観を示す正面図である。
【図2】図1に示す複写機の機構概要を示す縦断面図である。
【図3】図1に示す複写機の画像処理システムの概要を示すプロック図である。
【図4】図3に示す、作像プロセス機器ユニットに装備した発信回路81,82,83,・・・からシステムコントローラ630までの、機器情報伝送経路の概要を示すブロック図である。
【図5】図3に示すシステムコントローラ630の、システム制御の概要の一部を示すフローチャートである。
【図6】図3に示すシステムコントローラ630の、システム制御の概要の残部を示すフローチャートである。
【図7】図5に示す「各部状態読み取り」(3)の中で実行する「ユニット情報の読み取り」(3a)の概要を示すローチャートである。
【図8】図5に示す「他のキーの読取処理」(PRP)の内容を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第2実施例の、作像プロセス機器ユニットに装備した発信回路81,82,83,・・・からシステムコントローラ630までの、機器情報伝送経路の概要を示すブロック図である。
【符号の説明】
10:中間転写ベルト 14〜16:支持ローラ
17:中間転写体クリーニング装置
18:作像関連機器  20:作像装置
21:レーザ露光装置 22:2次転写装置
23:ローラ     24:2次転写ベルト
25:定着装置    26:定着ベルト
27:加圧ローラ   28:シート反転装置
32:コンタクトガラス
33:第1キャリッジ 34:第2キャリッジ
35:結像レンズ   36:CCD
40:感光体ドラム  42:給紙ローラ
43:ペーパーバンク 44:給紙カセット
45:分離ローラ   46:給紙路
47:搬送ローラ   48:給紙路
49:レジストローラ 50:給紙ローラ
51:手差しトレイ  55:切換爪
56:排出ローラ   57:排紙トレイ
77a,77b,77c,・・・:給電コイル
91:受電コイル

Claims (6)

  1. 画像を用紙上に形成するための作像プロセス機器群,外部から与えられる作像コマンドに対応して作像プロセス機器群の動作を制御して用紙上に画像を形成する制御手段、および、管理サーバと通信する機能がある通信手段、を備える画像形成装置において、
    前記作像プロセス機器群の中の、少なくとも、交換のために着脱可能に画像形成装置本体に装備されたものは、自己の識別情報を含む機器情報を発信する送信手段を持ち;
    画像形成装置本体に、前記機器情報を受信する受信手段があり;
    前記通信手段は、該受信手段が受信した機器情報を管理サーバに送信し、この機器情報に対応して管理サーバが送ってくる機器付勢情報を受信する機能を持ち;
    前記制御手段は、前記通信手段が受信した機器付勢情報をメモリに格納して、該機器付勢情報に基づいて作像プロセス機器を付勢する;
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記機器情報は、作像プロセス機器の特性を表す特性情報を含み;前記制御手段は、該特性情報に対応して管理サーバが送ってきた機器付勢パラメータに基づいて作像プロセス機器を付勢する;請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 管理サーバは、前記機器情報対応の機器付勢情報を格納する付勢情報抽出テーブルを持ち、画像形成装置から受信した機器情報対応の機器付勢情報を該テーブルから読出して該画像形成装置に送信する;請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、作像回数を含む状態情報をメモリに保持し;
    前記通信手段は、状態情報を管理サーバに送信し、管理サーバが送ってくる機器消耗情報を受信する機能を持ち;
    前記制御手段は、前記通信手段が受信した機器消耗情報をメモリに格納して、報知手段で該機器消耗情報対応の報知をする;
    請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  5. 管理サーバは、前記機器情報および状態情報に対応の機器消耗情報を格納する消耗情報抽出テーブルを持ち、画像形成装置から受信した機器情報および状態情報に対応の機器消耗情報を該テーブルから読出して該画像形成装置に送信する;請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 管理サーバは、そのデータベースに、各画像形成装置の区分で画像形成装置の作像プロセス機器群の機器情報群を保持し、各画像形成装置が送信してくる機器情報を、データベース上の該画像形成装置の機器情報群と照合してプロセス機器の交換の有無を判定し、交換があったプロセス機器の機器情報に対応する機器付勢情報を該画像形成装置に送信し、データベースの機器情報群を更新する;請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
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