JP2003295325A - 画像読取装置及び画像読取方法 - Google Patents

画像読取装置及び画像読取方法

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JP2003295325A
JP2003295325A JP2002097915A JP2002097915A JP2003295325A JP 2003295325 A JP2003295325 A JP 2003295325A JP 2002097915 A JP2002097915 A JP 2002097915A JP 2002097915 A JP2002097915 A JP 2002097915A JP 2003295325 A JP2003295325 A JP 2003295325A
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JP
Japan
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film
light
image
reading
image reading
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JP2002097915A
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English (en)
Inventor
Junichi Tsuji
淳一 辻
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 先頭画像コマからの正しい画像読み取りを簡
単な構成にて実現させた画像読取装置を得る。 【解決手段】 フィルムキャリアに設けた被り部検出セ
ンサで写真フィルム先端側の被り部を検出し、その被り
部検出領域には画像コマが記録されていないと判定す
る。フィルムキャリアに設けたコマ位置検出センサで先
頭の画像コマを検出した後、その先頭画像コマを画像読
取部の光軸に合わせて画像読取を行う。これにより、被
り部に位置するチェックテープが先頭の画像コマと誤っ
て特定されることが回避され、チェックテープ検出セン
サを用いなくても先頭の画像コマを正しく特定すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読取装置及び
画像読取方法に係り、詳しくは、画像が記録された原稿
に可視光を照射することで得られた可視画像情報、及び
非可視光を照射することで得られた非可視画像情報を用
いて所定の画像読み取りを行う画像読取装置及び画像読
取方法に関する。
【0002】
【従来の技術】135タイプのフィルム現像処理では、
識別番号が記載されたチェックテープをフィルムの先端
部に貼り付けることで、他のフィルムと識別できるよう
にしている。また、フィルムに記録された画像コマをエ
リアセンサにて読み取る画像読取装置では、画像コマの
記録位置がフィルムの透過濃度に基づき特定されるた
め、透過濃度に変動を生じさせるチェックテープ(チェ
ックテープ貼り付け部)を画像コマ(先頭コマ)と誤っ
て特定しないようにするチェックテープ検出センサ(I
Rセンサ)がフィルムキャリアに設けられている。
【0003】一方、フィルムを搬送しながらフィルムに
記録された画像を粗に読み取って画像の概要を得るプレ
スキャンと、プレスキャンの結果に応じて、画像読み取
りの濃度範囲、測定時間及びフィルムの搬送速度を調整
し、調整された搬送速度で搬送しながらフィルムの画像
を高い空間分解能及び濃度分解能で読み取るファインス
キャンとにより画像を読み取るラインセンサを用いた画
像読取装置でも、同様のチェックテープ検出センサを装
備しているものが多く、さらには、特開2001−24
9417号公報に提案されるように、プレスキャン時の
画像読み取りデータに基づいて抽出したチェックテープ
の輪郭をチェックテープの形状やサイズと同じであるか
判定することにより、チェックテープを検出する技術も
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
エリアセンサを用いる画像読取装置では、チェックテー
プを検出するために専用のチェックテープ検出センサが
必要であるため、構成が複雑となっている。
【0005】本発明は上記事実を考慮して、先頭画像コ
マからの正しい画像読み取りを簡単な構成で実現させる
画像読取装置及び画像読取方法を提供することを課題と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
フィルムに記録された画像を読み取る画像読取装置であ
って、前記フィルムの先端側に形成された被り部を検出
する被り部検出手段と、前記被り部検出手段により被り
部が検出された場合、前記フィルムを所定量移動させる
移動手段と、を有することを特徴とする。
【0007】請求項1記載の発明では、被り部検出手段
によってフィルムの先端側に形成された被り部が検出さ
れると、移動手段はフィルムを所定量移動させる。これ
により、上記の被り部に位置するチェックテープ等のフ
ィルム識別部材が先頭の画像コマと誤って特定されるこ
とが回避される。そしてこのフィルム移動後に、例え
ば、先頭に位置する画像コマからの画像読み取りが開始
される。
【0008】これにより、従来のフィルム識別部材を検
出する専用の検出センサを用いなくても先頭の画像コマ
を正しく特定することができ、したがって、先頭画像コ
マからの正しい画像読み取りを簡単な構成により実現す
ることができる。
【0009】なお、ここでは、被り部検出手段によって
フィルムの先端側に形成された被り部が検出されるた場
合、マイクロプロセッサ等の判定手段によりその被り部
には画像が記録されていないものと判定し、その判定結
果に基づいて、移動手段がフィルムを所定量移動させる
ようにしてもよい。
【0010】請求項2記載の発明は、フィルムに記録さ
れた画像を予め定められた色波長別に読み取る画像読取
装置であって、前記フィルムの画像情報を読み取るため
の前記色波長に応じた可視光領域の光及びフィルムの傷
や光路上の塵埃を検出するための非可視光領域の光をそ
れぞれフィルム面に照射する光源と、前記フィルム面を
透過した前記可視光領域の光及び前記非可視光領域の光
をそれぞれ読み取る読取手段と、前記読取手段による前
記非可視光領域の光の読取情報から遮光部情報が得られ
た場合、その遮光部の面積がフィルム面に貼り付けられ
前記フィルムを識別する識別情報が設けられたフィルム
識別部材の面積と略同じであるか否かを判定する判定手
段と、前記判定手段による判定結果に基づいて前記フィ
ルムを所定量移動させるか否かを決定し制御する移動手
段と、を有することを特徴とする。
【0011】請求項2記載の発明では、フィルムの画像
を読み取る際に、光源からフィルム面に照射された非可
視光領域の光の透過光がエリアCCD等の読取手段によ
って読み取られる。この読取情報から遮光部情報が得ら
れると、判定手段によってその遮光部の面積がフィルム
面に貼り付けられたフィルム識別部材と略同面積である
か否かの判定が行われる。
【0012】この判定で、例えば、遮光部の面積がフィ
ルム識別部材の面積よりも小さい場合は、遮光部がフィ
ルム面の傷やフィルム面に付着した異物等によるもの見
なされて、可視光領域の光による読み取り画像にその傷
等で生じる画像欠落部を目立たなくするような所定の画
像補正処理が施される。また移動手段は、所定の画像読
み取りを行う制御によりフィルムを移動させる。
【0013】また遮光部の面積がフィルム識別部材と略
同面積であると判定された場合は、遮光部の存在が非可
視光領域の光を透過しないフィルム識別部材によるもの
と見なされて、移動手段によりフィルムが所定量移動さ
れる制御が行われる。これにより、フィルム識別部材が
貼り付けられた部分を先頭の画像コマと誤って特定する
ことが回避され、フィルム移動後に、例えば、先頭と特
定した画像コマからの画像読み取りが開始される。
【0014】このように、フィルム識別部材の検出に、
光源から照射される非可視光領域の光を利用すること
で、フィルム識別部材を検出する専用の検出センサが不
要となる。したがって、簡単な構成により、フィルムに
貼り付けられたフィルム識別部材を検出することができ
て先頭画像コマからの正しい画像読み取りが実現され
る。
【0015】なお、判定手段により、例えば遮光部の面
積が原稿識別部材よりも大きいと判定された場合は、フ
ィルムに何らかの異常がある可能性が高いことから、エ
ラー表示等を出力して画像読み取りをキャンセルするよ
うにしてもよい。
【0016】請求項3記載の発明は、請求項2記載の画
像読取装置において、前記可視光領域の光による画像情
報の読み取りを行う前に前記非可視光領域の光による前
記遮光部情報の読み取りを行うことを特徴とする。
【0017】請求項3記載の発明では、フィルムの画像
を読み取る際、非可視光領域の光による上記の遮光部情
報読み取りでフィルム識別部材の検出を行ってから、可
視光領域の光による画像情報の読み取りを始めること
で、フィルム識別部材を先頭の画像コマと誤って認識し
画像情報読み取りを実行してしまうことが回避され、よ
り短い時間でのフィルム画像読み取りが可能となる。
【0018】請求項4記載の発明は、フィルムに記録さ
れた画像を読み取る画像読取装置の画像読取方法であっ
て、前記フィルムの先端側に形成された被り部を検出し
てその検出した被り部には前記画像が記録されていない
と判定し、その判定結果に基づいて前記フィルムを所定
量移動させることを特徴とする。
【0019】請求項4記載の発明では、画像読取装置に
よりフィルムに記録された画像を読み取る際、フィルム
の先端側に形成された被り部を検出してその検出した被
り部には画像が記録されていないと判定し、その判定結
果に基づいてフィルムを所定量移動させる画像読取方法
とすることで、フィルム識別部材を検出する専用の検出
センサ等を用いなくても先頭画像コマからの正しい画像
読み取りを実現することができる。
【0020】請求項5記載の発明は、フィルムの画像情
報を読み取るための色波長に応じた可視光領域の光及び
フィルムの傷や光路上の塵埃を検出するための非可視光
領域の光をそれぞれフィルム面に照射する光源と、前記
フィルム面を透過した前記可視光領域の光及び前記非可
視光領域の光をそれぞれ読み取る読取手段と、を備えた
画像読取装置の画像読取方法であって、前記読取手段に
よる前記非可視光領域の光の読取情報から遮光部情報が
得られた場合、その遮光部の面積がフィルム面に貼り付
けられ前記フィルムを識別する識別情報が設けられたフ
ィルム識別部材と略同面積であるか否かを判定し、その
判定結果に基づいて前記フィルムを所定量移動させるか
否かを決定し制御することを特徴とする。
【0021】請求項5記載の発明では、画像読取装置に
よりフィルムに記録された画像を読み取る際、読取手段
による非可視光領域の光の読取情報から遮光部情報が得
られた場合、その遮光部の面積がフィルム識別部材と略
同面積であるか否かを判定し、その判定結果に基づいて
フィルムを所定量移動か否かを決定し制御することで、
フィルムに貼り付けられたフィルム識別部材を確実に検
出することができるとともに、先頭画像コマからの正し
い画像読み取りが実現される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0023】図1に示すように、本実施の形態に係るエ
リアCCDスキャナ(画像読取装置)14は、画像処理
部16、マウス20、2種類のキーボード12A、12
B、及びディスプレイ18が設けられた作業テーブル2
7に備えられている。
【0024】一方のキーボード12Aは作業テーブル2
7の作業面27U内に埋設されている。他方のキーボー
ド12Bは、不使用時は、作業テーブル27の引出し2
4内に収納され、使用時は、引出し24から取り出し、
一方のキーボード12A上に重ねる。このとき、キーボ
ード12Bのコードを、画像処理部16に接続されたジ
ャック110に接続する。
【0025】マウス20のコードは作業テーブル27に
設けられた孔108を介して画像処理部16に接続され
ている。マウス20は、不使用時はマウスホルダ20A
に収納され、使用時はマウスホルダ20Aから取り出
し、作業面27U上に載置する。
【0026】画像処理部16は、作業テーブル27に設
けられた収納部16Aに収納され、開閉扉25によって
密閉されている。なお、開閉扉25を開放することによ
り、画像処理部16を取り出すことができるようになっ
ている。
【0027】エリアCCDスキャナ14は、ネガフィル
ムやリバーサルフィルム等の写真フィルム等の写真感光
材料に記録されているフィルム画像を読み取るためのも
のであり、例えば135サイズの写真フィルム、110
サイズの写真フィルム、及び透明な磁気層が形成された
写真フィルム(240サイズの写真フィルム:所謂AP
Sフィルム)、120サイズ及び220サイズ(ブロー
ニサイズ)の写真フィルムのフィルム画像を読取対象と
することができる。エリアCCDスキャナ14は、上記
の読取対象のフィルム画像をエリアCCDで読み取り、
画像データを出力する。
【0028】ここで、写真フィルムとは、被写体を撮影
後、現像処理され、ネガ画像又はポジ画像が可視化され
たフィルムをいう。
【0029】画像処理部16は、エリアCCDスキャナ
14から出力された画像データが入力されると共に、入
力された画像データに対して各種の補正等の画像処理を
行って、記録用画像データとして、図示しないレーザプ
リンタ部へ出力する。
【0030】図2及び図3に示すように、エリアCCD
スキャナ14の光学系は、作業テーブル27の下方に配
置された光源部30、作業テーブル27に支持された拡
散ボックス40、作業テーブル27にセットされる、移
動手段としてのフィルムキャリア38、及び作業テーブ
ル27を挟んで光源部30の反対側に配置された読取部
43を備えている。
【0031】光源部30は金属製のケーシング31内に
収容されており、ケーシング31内部には、ハロゲンラ
ンプやメタルハライドランプ等から成るランプ32が配
置されている。なお、ランプ32から射出される光は可
視光域の波長の光及び赤外域の波長の光を各々含んでい
る。
【0032】ランプ32の周囲にはリフレクタ33が設
けられており、ランプ32から射出された光の一部はリ
フレクタ33によって反射され、一定の方向へ射出され
る。リフレクタ33の側方には、複数のファン34が設
けられている。ファン34はランプ32が点灯している
間作動され、ケーシング31の内部が過熱状態となるこ
とを防止する。
【0033】リフレクタ33の光射出側には、リフレク
タ33からの射出光の光軸Lに沿って、ランプ32から
の光及びリフレクタ33からの射出光の光量を調整する
絞り39、及び、写真フィルム22及び読取部43に到
達する光の色成分を変更するターレット36が順に設け
られており、ターレット36は、入射光のうちRに相当
する波長域の光(R光)のみ透過させるフィルタ36
C、入射光のうちGに相当する波長域の光(G光)のみ
透過させるフィルタ36M、入射光のうちBに相当する
波長域の光(B光)のみ透過させるフィルタ36Y、入
射光のうち赤外域の光(IR光)を透過させるフィルタ
36IRの4個のフィルタが嵌め込まれて構成され、図
4(B)の矢印t方向に回転可能とされている。
【0034】絞り39は光軸Lを挟んで配置された一対
の板材(絞り板)から成り、一対の板材が接近離間する
ようにスライド移動可能とされている。図4(A)に示
すように、絞り39の一対の板材は、スライド方向に沿
った一端側から他端側に向けて、スライド方向に直交す
る方向に沿った断面積が連続的に変化するように、一端
側に切り欠き39Aが各々形成されており、切り欠き3
9Aが形成されている側が対向するように配置されてい
る。
【0035】上記構成では、写真フィルム22の画像コ
マ読み取り時に所望の光成分の光となるようフィルタ
(36C、36M、36Y、36IR)の何れかが光軸
L上に位置し、絞り39の位置によって絞り39を通過
する光の光量を所望の光量に調整する。
【0036】そして拡散ボックス40に入射した光は、
拡散ボックス40及び拡散ボックス40の光入射側及び
光射出側に各々取付けられた図示しない光拡散板により
拡散光とされて射出される。このように、拡散ボックス
40から射出される光が拡散光とされることで、写真フ
ィルム22に照射される光の光量むらが低減され、フィ
ルム画像に均一な光量の光が照射される。なお、上記の
拡散ボックス40は、135サイズの写真フィルム用で
あるが、他の写真フィルムに応じた形状の拡散ボックス
(図示せず)も用意されている。
【0037】図7に示すように、フィルムキャリア38
の光軸Lに対応する位置には、略矩形上の開口120が
設けられている。拡散ボックス40からの光は、フィル
ムキャリア38のフィルム搬送路122にセットされる
写真フィルム22に開口120を介して照射され、写真
フィルム22を透過した光は読取部43に到達する。ま
た、図中の後端側がキャリア本体124に軸支された開
閉カバー126は、操作レバー128の操作によりロッ
ク解除されて図中矢印C方向に開放できるようになって
いる。
【0038】拡散ボックス40は、上面が上記開口12
0の下方に接近するよう支持されている。よって、フィ
ルムキャリア38の装填時にフィルムキャリア38と拡
散ボックス40が干渉しないように、フィルムキャリア
38の下面には、切り欠け部が設けられている。
【0039】読取部43は、ケーシング44内部に収容
された状態で配置されている。ケーシング44の内部に
は、上面にエリアCCD116が取付けられた載置台4
7が設けられており、載置台47からはレンズ筒49が
複数本垂下されている。レンズ筒49の内部には、縮小
・拡大等の変倍のために作業テーブル27と接近離間す
る方向Aにスライド移動可能に、レンズユニット50が
支持されている。
【0040】作業テーブル27には支持フレーム45が
立設されている。載置台47は、支持フレーム45に取
り付けられたガイドレール42に、上記変倍やオートフ
ォーカス時に共役長を確保するために作業テーブル27
と接近離間する方向Bにスライド移動可能に支持されて
いる。
【0041】レンズユニット50は複数枚のレンズから
成り、複数枚のレンズの間には、レンズ絞り51が設け
られている。図4(C)に示すように、レンズ絞り51
は略C字状に成形された絞り板51Aを複数枚備えてい
る。各絞り板51Aは光軸Lの周囲に均等に配置され一
端部がピンに軸支されており、ピンを中心として回動可
能とされている。複数枚の絞り板51Aは図示しないリ
ンクを介して連結されており、レンズ絞り駆動モータ
(後述)の駆動力が伝達されると同一の方向に回動す
る。この絞り板51Aの回動に伴って、光軸Lを中心と
して絞り板51Aにより遮光されていない部分(図4
(C)における略星型の部分)の面積が変化し、レンズ
絞り51を通過する光の光量が変化する。
【0042】エリアCCD116は、各々可視光域及び
赤外域に感度を有する多数のCCDセル又はフォトダイ
オード等の光電変換素子が、マトリクス状に配列された
モノクロのCCDであり、受光面がレンズユニット50
の結像点位置に略一致するように配置されている。ま
た、エリアCCD116とレンズユニット50との間に
はCCDシャッタ52が設けられている。
【0043】図3に示すように、作業テーブル27に
は、写真フィルム22を冷却するための冷却風を生成す
るコンプレッサ94が配置されている。コンプレッサ9
4により生成された冷却風は、案内管95によりフィル
ムキャリア38の図示しない読取部に案内されて供給さ
れる。また案内管95は、冷却風の流量を検出する流量
センサ96を貫通している。これにより、写真フィルム
22の読取部に位置する領域を冷却することができる。
なお、流量センサ96は、冷却風の風速を検出するセン
サや圧力を検出する圧力センサ等の他のセンサに置き替
えてもよい。
【0044】図5に示したエリアCCDスキャナ14の
光学系の主要部を参照しながら、エリアCCDスキャナ
14及び画像処理部16の電気系の概略構成を、図6を
用いて説明する。
【0045】エリアCCDスキャナ14は、エリアCC
Dスキャナ14全体の制御を司る、マイクロプロセッサ
46を備えている。マイクロプロセッサ46には、バス
66を介してRAM68(例えばSRAM)、ROM7
0(例えば記憶内容を書換え可能なROM)が接続され
ていると共に、ランプドライバ53、コンプレッサ9
4、流量センサ96、及びモータドライバ48が接続さ
れている。ランプドライバ53は、マイクロプロセッサ
46からの指示に応じてランプ32を点消灯させる。ま
た、写真フィルム22のフィルム画像の読み取りの際、
写真フィルム22に冷却風を供給するために、マイクロ
プロセッサ46は、コンプレッサ94を稼働させる。な
お、流量センサ96により冷却風の流量が検出され、マ
イクロプロセッサ46は、異常を検知する。
【0046】また、モータドライバ48には、ターレッ
ト36のフィルタ36C、36M、36Y、36IRの
何れかが光軸Lに位置するようにターレット36を図4
(B)矢印t方向に回転駆動するターレット駆動モータ
54、ターレット36の基準位置(図示しない切り欠
け)を検出するターレット位置センサ55(図4(B)
も参照)が接続されている。
【0047】モータドライバ48には、更に、絞り39
をスライド移動させる絞り駆動モータ56、絞り39の
位置を検出する、絞り位置センサ57、載置台47(即
ち、エリアCCD116及びレンズユニット50)をガ
イドレール42に沿ってスライド移動させる読取部駆動
モータ58、載置台47の位置を検出する読取部位置セ
ンサ59、レンズユニット50をレンズ筒49に沿って
スライド移動させるレンズ駆動モータ60、レンズユニ
ット50の位置を検出するレンズ位置センサ61、レン
ズ絞り51の絞り板51Aを回動させるレンズ絞り駆動
モータ62、レンズ絞り51の位置(絞り板51Aの位
置)を検出するレンズ絞り位置センサ63、CCDシャ
ッタ52を全閉状態、全開状態及び減光状態の何れかの
状態に切り換えるシャッタ駆動モータ64、シャッタ位
置を検出するシャッタ位置センサ65、ファン34を駆
動するファン駆動モータ37が接続されている。
【0048】マイクロプロセッサ46は、エリアCCD
116による写真フィルム22の画像読み取りを行う際
に、ターレット位置センサ55及び絞り位置センサ57
によって検出されるターレット36及び絞り39の位置
に基づき、ターレット駆動モータ54によってターレッ
ト36を回転駆動させると共に、絞り駆動モータ56に
よって絞り39をスライド移動させ、フィルム画像に照
射される光を調節する。
【0049】またマイクロプロセッサ46は、フィルム
画像のサイズやトリミングを行うか否か等に応じてズー
ム倍率を決定し、フィルム画像が前記決定したズーム倍
率でエリアCCD116によって読み取られるように、
読取部位置センサ59によって検出される載置台47の
位置に基づき読取部駆動モータ58によって載置台47
をスライド移動させると共に、レンズ位置センサ61に
よって検出されるレンズユニット50の位置に基づきレ
ンズ駆動モータ60によってレンズユニット50をスラ
イド移動させる。
【0050】なお、エリアCCD116の受光面をレン
ズユニット50によるフィルム画像の結像位置に一致さ
せる合焦制御(オートフォーカス制御)を行う場合、マ
イクロプロセッサ46は、読取部駆動モータ58により
載置台47のみをスライド移動させる。この合焦制御
は、一例としてエリアCCD116によって読み取られ
たフィルム画像のコントラストが最大となるように行う
(所謂画像コントラスト法)ことができるが、これに代
えて写真フィルム22とレンズユニット50(又はエリ
アCCD116)との距離を赤外線等により測定する距
離センサを設け、フィルム画像のデータに代えて距離セ
ンサによって検出された距離に基づいて行うようにして
もよい。
【0051】これにより、写真フィルム22上の画像記
録領域に各フィルタ36C、36M、36Y、36IR
に対応する波長域(R又はG又はB又はIR)の光が順
に照射され、写真フィルム22上の画像記録領域を透過
した光はエリアCCD116によって検出され(詳しく
は光電変換され)、透過光量を表す信号としてエリアC
CD116から出力される。
【0052】なお、R、G、Bの各波長域の光の透過光
量は、画像記録領域に記録されている画像のR、G、B
濃度に応じて変化し、また写真フィルム22に傷や異物
が付いていた場合、あるいは光路上に塵埃が存在してい
た場合には、これらによっても変化する。ただし、IR
光の透過光量は画像濃度の影響を受けず、傷や異物等の
みによって変化する。
【0053】一方、エリアCCD116にはタイミング
ジェネレータ74が接続されている。タイミングジェネ
レータ74は、エリアCCD116や後述するA/D変
換器82等を動作させるための各種のタイミング信号
(クロック信号)を発生する。エリアCCD116の信
号出力端は、増幅器76を介してA/D変換器82に接
続されており、エリアCCD116から出力された信号
は、増幅器76で増幅されA/D変換器82で透過光量
を表すデジタルデータに変換される。
【0054】A/D変換器82の出力端は、相関二重サ
ンプリング回路(CDS)88、インタフェース(I/
F)回路90を順に介して画像処理部16に接続されて
いる。CDS88では、フィードスルー信号のレベルを
表すフィードスルーデータ及び画素信号のレベルを表す
画素データを各々サンプリングし、各画素毎に画素デー
タからフィードスルーデータを減算する。そして、演算
結果(各CCDセルでの蓄積電荷量に正確に対応する画
素データ)を、I/F回路90を介してスキャン画像デ
ータとして画像処理部16へ順次出力する。
【0055】さらに画像処理部16には、前述したディ
スプレイ18、キーボード12A、12B、マウス2
0、及びフィルムキャリア38が接続されている。
【0056】また、図8に示すように、フィルムキャリ
ア38内には、写真フィルム22の搬送方向(図中矢印
D方向)に沿って、上流側から順に、ローディングセン
サ130、被り部検出センサ132、コマ位置検出セン
サ134が配設されており、各センサは、フィルム搬送
路122の上方に配置されたLED130A、132
A、134A及びそのLEDと対向して下方に配置され
たPD130B、132B、134Bから構成されてい
る。また各センサは、エリアCCDスキャナ14内のマ
イクロプロセッサ46に接続されて制御されるととも
に、それぞれの検出情報(写真フィルムの濃度に応じて
変動する透過光量の増減)をマイクロプロセッサ46に
送るようになっている。
【0057】また光軸L上には、写真フィルム22のエ
リアCCD116による読取領域の位置とその読取領域
からエリアCCD側に離間した位置とに移動する、読取
領域に対応する開口が形成された圧着板136が設けら
れており、圧着板136が上記の読取領域の位置に圧着
すると、写真フィルム22の平面性が確保される。
【0058】またローディングセンサ130と被り部検
出センサ132の間、及び圧着板136の上流側と下流
側には、フィルム搬送路122の下側に位置する駆動ロ
ーラ138と、フィルム搬送路122の上側に位置して
駆動ローラ138に接する従動ローラ140が設けられ
ている。
【0059】図9に示すように、写真フィルム22には
複数の画像コマ142(142A、142B、142C
…142N)が記録されており、各画像コマ142に対
応して、各画像コマ142の位置を特定するパーフォレ
ーション144及び図示しないバーコードが形成されて
いる。パーフォレーション144は、各画像コマ142
の具体的な位置を特定し、バーコードは、先頭に位置す
る画像コマから何コマ目の位置にあるかを特定する。
【0060】また、ここでの写真フィルム22は135
タイプであり、フィルム先端部付近には他の写真フィル
ムと識別するために、識別番号が記載されたチェックテ
ープ146が貼り付けられている。このチェックテープ
146は、フィルムの現像処理前に、写真フィルムパト
ローネからフィルム先端側を少し引き出して貼り付けて
おり、そのため、引き出し部は曝光され、フィルム先端
側領域には現像後に最大濃度となる被り部148が形成
される。
【0061】次に、上記構成のエリアCCDスキャナ1
4による写真フィルムの画像読み取りについて説明す
る。
【0062】図10には、第1の実施形態に係るエリア
CCDスキャナ14のメインルーチンが示されている。
本ルーチンは写真フィルム22がフィルムキャリア38
に装填され、図示しないスタートキーがオンされたとき
にスタートする。ここで、フィルムキャリア38のフィ
ルム挿入口149(図8参照)から挿入された写真フィ
ルム22の先端がローディングセンサ130により検出
されると、駆動ローラ138が図8の矢印E方向に回転
駆動し、それに伴い従動ローラ140も回転して写真フ
ィルム22を矢印D方向に搬送する。そして、ステップ
150で、被り部の画像読み取りキャンセルルーチンを
行い、ステップ152で、画像コマの読み取りを行う。
【0063】次に、図11を参照して被り部の画像読み
取りキャンセルルーチン(ステップ150)を説明す
る。フィルム搬送路122を搬送される写真フィルム2
2が被り検出センサ132及びコマ位置検出センサ13
4の位置に達すると、ステップ160で、被り部検出セ
ンサ132により写真フィルム22を搬送しながら写真
フィルム22先端側の被り部148が検出され、ステッ
プ162で、マイクロプロセッサ46によりその被り部
検出領域にはコマ画像が記録されていないものと判定す
る。なお、本実施の形態では、被り部検出センサ132
によって写真フィルム22に形成されたバーコードも同
時に読み取っており、この被り部検出センサ132には
バーコード検出センサとしての機能も割り当てられてい
る。
【0064】さらに写真フィルム22を搬送しながら、
コマ位置検出センサ134が先頭の画像コマ142Aを
検出してその記録位置がマイクロプロセッサ46での演
算処理により特定されると、ステップ164で、予め設
定してあるコマ位置検出センサ134と光軸Lとの距離
情報に基づき、駆動ローラ138及び従動ローラ140
により写真フィルム22を所定量搬送して、画像コマ1
42Aを画像読取部の光軸に合わせ写真フィルム22の
搬送を停止し、本ルーチンを終了する。
【0065】そして前述のステップ152による画像コ
マ読み取りでは、光源部30から射出されるR又はG又
はB又はIRの各光が画像コマ142Aに照射され、そ
の透過光はエリアCCD116によって読み取られる。
この写真フィルム22の搬送及び画像コマを画像読取部
の光軸に合わせて停止させる動作を繰り返して、順次、
画像コマ142B、142C…142Nが読み取られ
る。
【0066】以上説明したように本実施の形態は、被り
部検出センサ132によって写真フィルム22の先端側
に形成された被り部148が検出されると、マイクロプ
ロセッサ46は、その被り部148には画像コマが記録
されていないものと判定する。この判定結果に基づき、
フィルムキャリア38は写真フィルム22を所定量移動
させて先頭の画像コマ142Aを画像読取部の光軸に合
わせ、エリアCCDスキャナ14による画像読み取りを
開始する。
【0067】これにより、被り部148に位置するチェ
ックテープ146が先頭の画像コマと誤って特定される
ことが回避され、従来のようなチェックテープ検出セン
サを用いなくても先頭の画像コマが正しく特定される。
したがって、先頭画像コマからの正しい画像読み取りを
簡単な構成により実現することができる。
【0068】次に、エリアCCDスキャナ14による画
像読み取りの第2の実施形態について説明する。
【0069】図12には、第2の実施形態に係るエリア
CCDスキャナ14のメインルーチンが示されている。
本ルーチンは写真フィルム22がフィルムキャリア38
に装填され搬送が開始されると、ステップ170で、チ
ェックテープ検出ルーチンを行い、ステップ172で、
画像コマの読み取りを行う。
【0070】次に、図13を参照してチェックテープ検
出ルーチン(ステップ170)を説明する。先ず、第1
の実施形態と同様に被り部の検出と画像コマの位置特定
を行うが、チェックテープ146がフィルム先端部付近
に貼り付けられた写真フィルム22の場合、チェックテ
ープ146がコマ位置検出センサ134により検出され
ると、コマ位置検出センサ134から出力される透過光
量の変動に応じた検出情報に基づき、マイクロプロセッ
サ46はチェックテープ146の貼り付け部を光軸Lに
合わせて停止させるよう駆動ローラ138を駆動制御す
る。
【0071】そしてステップ180で、光源部30から
IR光を射出しフィルム面の画像情報を読み取る。すな
わち、ターレット36を回転させて光軸L上にフィルタ
36IRを設定し、ランプ32を点灯してIR光を写真
フィルム22に照射することにより、その透過光がエリ
アCCD116により読み取られる。このIR光による
読み取りでは、IR光がチェックテープ146を透過し
ないことにより生じる遮光部が検出される。
【0072】読み取られたデータは画像処理部16から
マイクロプロセッサ46に送られ、ステップ182で、
遮光部の面積がチェックテープ146と略同面積である
かの判定が行われる。なお、この判定に用いるデータ
は、予めROM70に記憶されている。ここでの遮光部
は、チェックテープ146によるものであるため、ステ
ップ182では、遮光部がチェックテープ146と略同
面積であると判定され、ステップ184に移行する。
【0073】このステップ184で、チェックテープ1
46の次にコマ位置検出センサ134により検出した画
像コマを先頭のコマであると決定し、ステップ186
で、決定した画像コマ(先頭コマ)を画像読取部の光軸
Lに位置合わせするよう写真フィルム22を搬送し、位
置合わせ後に写真フィルム22を停止する。
【0074】また、チェックテープが貼り付けられてい
ない写真フィルムの場合、ステップ180では先頭の画
像コマがIR光により読み取られる。したがって、ステ
ップ182で、フィルム傷等により生じる遮光部の面積
がチェックテープと略同面積ではないと判定され、ステ
ップ188に移行し、ステップ182での画像読み取り
領域を先頭の画像コマと決定して本ルーチンを終了す
る。
【0075】以上説明した第2の実施形態では、写真フ
ィルム22の画像コマを読み取る際に、光源部30から
フィルム面に照射されたIR光の透過光がエリアCCD
116によって読み取られ、この読取情報から遮光部情
報が得られると、マイクロプロセッサ46によってその
遮光部の面積がフィルム面に貼り付けられたチェックテ
ープ146と略同面積であるかの判定が行われ、略同面
積であると判定された場合は、遮光部の存在がIR光を
透過しないチェックテープ146によるものと見なされ
て、フィルムキャリア38により写真フィルム22が所
定量移動される。これにより、チェックテープ146が
貼り付けられた部分を先頭の画像コマと誤って特定する
ことが回避される。
【0076】このように、チェックテープ146の検出
に、画像コマを読み取る際に用いる光源部30からのI
R光を利用することで、チェックテープ検出用のセンサ
を別途設ける必要がなくなる。したがって、簡単な構成
により、写真フィルム22に貼り付けられたチェックテ
ープ146を検出することができて先頭画像コマからの
正しい画像読み取りが実現される。
【0077】また、本実施の形態では、IR光による上
記の遮光部情報読み取りでチェックテープ146の検出
を行ってから、R、G、Bの各光による画像情報の読み
取りを始めることで、チェックテープ146を先頭の画
像コマと誤って認識し画像情報読み取りを実行してしま
うことが回避され、画像読み取り時間を短縮することが
できている。
【0078】また、上述した第1の実施形態と第2の実
施形態とを組み合わせることも可能である。すなわち、
被り部検出センサ132により被り部148が検出され
た場合でも、さらに、被り部148に位置するチェック
テープ146をIR光で読み取るようにしてもよい。こ
れにより、第1の実施形態におけるチェックテープ14
6の検出(チェックテープの画像読み取りキャンセル)
がより確実なものとなる。
【0079】なお、第1及び第2実施の形態では、画像
読取部の光源にランプ構成の光源部を用いているが、L
ED構成とすることもできる。また、エリアCCDとし
てCCDを用いた場合を例に説明したが、これに替えて
MOS型撮像センサ等の他の固体撮像デバイスを用いる
ことも可能である。また、非可視光領域の光を赤外光
(IR光)としたが、紫外光としてもよい。また、ライ
ンCCD等を用いてプレスキャン及びファインスキャン
し画像を読み取る構成に適用した場合は、全画像コマの
プレスキャン後、ファインスキャンでは検出した被り部
をとばしてスキャンするようにすることもできる。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像読取
装置は上記構成としたので、先頭画像コマからの正しい
画像読み取りを簡単な構成にて実現できる。また、本発
明の画像読取装置による画像読み取りは上記方法とした
ことで、先頭画像コマからの正しい画像読み取りを確実
に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】エリアCCDスキャナの外観図である。
【図2】エリアCCDスキャナの光学系の正面断面図で
ある。
【図3】エリアCCDスキャナの光学系の側面断面図で
ある。
【図4】(A)は絞り、(B)はターレット、(C)は
レンズ絞りの一例を各々示す平面図である。
【図5】エリアCCDスキャナの光学系の主要部のみを
示した図である。
【図6】エリアCCDスキャナの電気系の概略構成を示
すブロック図である。
【図7】フィルムキャリアの外観図である。
【図8】図7のフィルムキャリア内に設けられた各種セ
ンサ及び圧着板の位置関係を示した概略図である。
【図9】写真フィルムの一例を示す平面図である。
【図10】第1の実施形態に係るメインルーチンを示し
たフローチャートである。
【図11】図10のステップ150の被り部の画像読み
取りキャンセルルーチンを示したフローチャートであ
る。
【図12】第2の実施形態に係るメインルーチンを示し
たフローチャートである。
【図13】図13のステップ170のチェックテープ検
出ルーチンを示したフローチャートである。
【符号の説明】
14 エリアCCDスキャナ(画像読取装置) 22 写真フィルム(フィルム) 30 光源部(光源) 38 フィルムキャリア(移動手段) 46 マイクロプロセッサ(判定手段) 116 エリアCCD(読取手段) 132 被り部検出センサ(被り部検出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H106 AA62 AB15 AB35 BA47 BA64 5B047 AA05 AB04 BB02 BB04 BC05 BC06 BC16 CA09 CA12 CB22 5C062 AA05 AB03 AB30 AC11 AC61 AC64 5C072 AA01 DA02 DA09 DA14 EA06 EA08 NA02 QA06 RA01 RA07 UA13 WA04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムに記録された画像を読み取る画
    像読取装置であって、 前記フィルムの先端側に形成された被り部を検出する被
    り部検出手段と、 前記被り部検出手段により被り部が検出された場合、前
    記フィルムを所定量移動させる移動手段と、 を有することを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 フィルムに記録された画像を予め定めら
    れた色波長別に読み取る画像読取装置であって、 前記フィルムの画像情報を読み取るための前記色波長に
    応じた可視光領域の光及びフィルムの傷や光路上の塵埃
    を検出するための非可視光領域の光をそれぞれフィルム
    面に照射する光源と、 前記フィルム面を透過した前記可視光領域の光及び前記
    非可視光領域の光をそれぞれ読み取る読取手段と、 前記読取手段による前記非可視光領域の光の読取情報か
    ら遮光部情報が得られた場合、その遮光部の面積がフィ
    ルム面に貼り付けられ前記フィルムを識別する識別情報
    が設けられたフィルム識別部材の面積と略同じであるか
    否かを判定する判定手段と、 前記判定手段による判定結果に基づいて前記フィルムを
    所定量移動させるか否かを決定し制御する移動手段と、 を有することを特徴とする画像読取装置。
  3. 【請求項3】 前記可視光領域の光による画像情報の読
    み取りを行う前に前記非可視光領域の光による前記遮光
    部情報の読み取りを行うことを特徴とする請求項2記載
    の画像読取装置。
  4. 【請求項4】 フィルムに記録された画像を読み取る画
    像読取装置の画像読取方法であって、 前記フィルムの先端側に形成された被り部を検出してそ
    の検出した被り部には前記画像が記録されていないと判
    定し、その判定結果に基づいて前記フィルムを所定量移
    動させることを特徴とする画像読取方法。
  5. 【請求項5】 フィルムの画像情報を読み取るための色
    波長に応じた可視光領域の光及びフィルムの傷や光路上
    の塵埃を検出するための非可視光領域の光をそれぞれフ
    ィルム面に照射する光源と、前記フィルム面を透過した
    前記可視光領域の光及び前記非可視光領域の光をそれぞ
    れ読み取る読取手段と、を備えた画像読取装置の画像読
    取方法であって、 前記読取手段による前記非可視光領域の光の読取情報か
    ら遮光部情報が得られた場合、その遮光部の面積がフィ
    ルム面に貼り付けられ前記フィルムを識別する識別情報
    が設けられたフィルム識別部材と略同面積であるか否か
    を判定し、その判定結果に基づいて前記フィルムを所定
    量移動させるか否かを決定し制御することを特徴とする
    画像読取方法。
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