JP2003294366A - 混練式乾燥機 - Google Patents

混練式乾燥機

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JP2003294366A
JP2003294366A JP2002098024A JP2002098024A JP2003294366A JP 2003294366 A JP2003294366 A JP 2003294366A JP 2002098024 A JP2002098024 A JP 2002098024A JP 2002098024 A JP2002098024 A JP 2002098024A JP 2003294366 A JP2003294366 A JP 2003294366A
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JP
Japan
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torque
drying
water
heater
water content
Prior art date
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Pending
Application number
JP2002098024A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohiro Hasuike
池 知 宏 蓮
Hiroo Kaneda
田 博 夫 金
Shigeki Fujiwara
原 茂 樹 藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Trinity Industrial Corp
Original Assignee
Trinity Industrial Corp
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Publication date
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  • Drying Of Solid Materials (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】含水泥状物が予め設定した含水率まで乾燥され
たときに確実に乾燥を停止できるようにする。 【解決手段】乾燥容器(2)に配された回転攪拌翼
(3)で当該容器(2)内の含水泥状物をかき混ぜなが
らヒータ(4)により加熱乾燥させる混練式乾燥機にお
いて、前記回転攪拌翼(3)の回転軸(5)に作用する
トルクを検出するトルクセンサ(7)と、当該トルクセ
ンサ(7)で検出されたトルクが含水量に応じて予め設
定された目標値(T20)に達したときに回転攪拌翼
(3)の回転及びヒータ(4)の加熱を停止させる制御
装置(8)を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、塗料スラッジや鋳
物の砂などの含水泥状物を廃棄するときに、水分を予め
設定された含水率まで低下させるために使用する混練式
乾燥機に関する。 【0002】 【従来の技術】混練式乾燥機は、乾燥容器に配された回
転攪拌翼で当該容器内の含水泥状物をかき混ぜながらヒ
ータで加熱乾燥させるもので、塗料スラッジや鋳物の砂
などの含水泥状物を廃棄するときはその含水率を低下さ
せるようにしている。この場合に、10%以下に乾燥さ
せると、乾燥容器内で泥状物が乾燥し過ぎて固まってし
まい、容器から取り出せなくなってしまったり、回転攪
拌翼を回転させるモータを破損させてしまうという問題
があった。 【0003】タイマーで時間制御することも考えられる
が、乾燥しようとする泥状物の含水率が一定でなく、ま
た、泥状物に含まれる物質によりに乾燥速度が異なるた
め、タイマーで一律に制御することはできない。 【0004】このため従来は、乾燥容器内面に熱伝対な
どの温度センサを設けて乾燥中の含水泥状物の温度を検
出し、この温度が予め設定された一定の温度を超えたと
きに停止するようにしている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところで、含水泥状物
は、水と固体の混合物であるから、水分があるうちはど
んなに加熱しても沸点以下で一定に推移し、水分がなく
なってくると固体の温度が上昇するため100℃を超え
る。そして従来は、温度が急激に上昇したときにこれを
検知して回転攪拌翼の回転とヒータによる加熱を停止さ
せているが、塗料スラッジや鋳物の砂などを乾燥させる
場合に含水泥状物の温度が急激に上昇したときは既に含
水率20%を大幅に下回り乾燥過多となってしまってい
るという問題があった。 【0006】すなわち、温度を検出して含水率をコント
ロールしようとしたときに、含水泥状物の含水率が高い
ときも、乾燥が進んで含水率がある程度低くなって20
%程度の程良い乾燥状態となったときも、含水泥状物の
温度は100℃近傍の定常値に維持されているので、温
度からは含水率を知ることができない。 【0007】そこで本発明は、含水泥状物が予め設定し
た含水率まで乾燥されたときに確実に乾燥を停止できる
ようにすることを技術的課題としている。 【0008】 【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明は、乾燥容器に配された回転攪拌翼で当該容
器内の含水泥状物をかき混ぜながらヒータで加熱乾燥さ
せる混練式乾燥機において、前記回転攪拌翼の回転軸に
作用するトルクを検出するトルクセンサと、当該トルク
センサで検出されたトルクが含水量に応じて予め設定さ
れた目標値に達したときに回転攪拌翼の回転及びヒータ
の加熱を停止させる制御装置を備えたことを特徴とす
る。 【0009】発明者の実験によれば、含水泥状物は未乾
燥状態で含水率が約60%程度であるが、回転攪拌翼で
かき混ぜたときにその回転軸に作用するトルクは、含水
率が60〜40%程度の間は略一定の値のまま推移し、
含水率が40%以下になると徐々に上昇し始めることが
判明した。 【0010】したがって、含水率20%のときのトルク
の値を予め測定して目標値として設定しておき、検出さ
れたトルクの値がその目標値に達したときに、回転攪拌
翼の回転とヒータによる加熱を停止すれば、含水泥状物
が含水率20%まで乾燥されたときに自動停止される。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて具体的に説明する。図1は本発明による混練
式乾燥機を示す説明図、図2は含水率とトルクの関係を
示すグラフ、図3は制御装置の制御手順を示すフローチ
ャートである。 【0012】本例の混練式乾燥機1は、乾燥容器2に配
された回転攪拌翼3で当該容器2内の含水泥状物をかき
混ぜながら、容器2の周囲に配されたヒータ4で加熱乾
燥させるもので、回転攪拌翼3を回転駆動するモータ5
の負荷電流を検出する電流計がその回転軸6に作用する
トルクを検出するトルクセンサ7として設けられてい
る。 【0013】また、トルクセンサ7は、回転攪拌翼3の
回転及びヒータ4の加熱をコントロールする制御装置8
に接続されている。この制御装置8には、含水泥状物の
含水率が20%のときに回転軸6に作用するトルクが目
標値として予め設定されており、トルクセンサ7で検出
されたトルクが前記目標値に達したときにモータ5の回
転及びヒータ4への電力供給を停止する制御信号を出力
するようになっている。 【0014】図2は含水率とトルクの関係を示すグラフ
であり、含水泥状物は未乾燥状態で含水率が約60%で
あるが、回転攪拌翼3でかき混ぜたときにその回転軸に
作用するトルクは、含水率が60〜40%程度の間は略
一定の値のまま推移し、含水率が40%以下になると徐
々に上昇する。したがって、このグラフに基づき目標と
する含水率に応じたトルクを目標値として設定すれば、
任意の含水率まで乾燥させることができる。 【0015】図3は制御装置8の制御手順を示すフロー
チャートであって、含水泥状物を含水率20%まで乾燥
させるときは、予め含水率20%に対応するトルクを目
標値T20として設定しておく。 【0016】起動スイッチ(図示せず)がオンされると
図3に示す処理が実行開始され、まず、ステップSTP
1でヒータ4に電力供給すると共に、モータ5を起動
し、ステップSTP2でトルクセンサ7により回転軸6
に作用するトルクを検出する。 【0017】次いで、ステップSTP3でそのトルクが
目標値T20に達したか否かを判断し、目標値T20
達していないときはステップSTP2に戻り、目標値に
達したときはSTP4に移行する。そして、ステップS
TP4では、ヒータ4への電力供給を停止すると共に、
モータ5の回転を停止させて処理を終了する。 【0018】以上が本発明の一例構成であって次にその
作用について説明する。含水率60%の含水泥状物を含
水率20%まで乾燥させる場合、図2のグラフを参照し
て予め含水率20%に対応するトルクを目標値T20
して設定しておく。そして、乾燥容器2内に乾燥しよう
とする含水泥状物を所定量貯留して起動させると、モー
タ5により回転される回転攪拌翼3で容器2内の含水泥
状物がかき混ぜられ、容器2の周囲に配されたヒータ4
の熱で加熱乾燥され、水分が徐々に除去される。 【0019】この間、回転攪拌翼3の回転軸6に作用す
るトルクがトルクセンサ7で検出され、予め設定された
目標値T20と比較され、検出されたトルクが目標値T
20より小さい場合は含水率20%まで乾燥していない
と判断され、引き続き加熱乾燥されるので、乾燥不良の
まま加熱処理を中断することがない。 【0020】また、検出されたトルクが目標値T20
等しいかそれより大きくなったときは含水率20%まで
乾燥したと判断されて、ヒータ4への電力供給とモータ
5の回転が停止され、加熱乾燥を終了する。このように
検出されたトルクが、含水率に応じて定められた目標値
20に達したときに加熱乾燥が終了するので、乾燥過
多により泥状物が固まり過ぎて装置故障を起こしたり、
泥状物が容器2から取れなくなったりすることなく、適
正な含水率に乾燥することができる。 【0021】 【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、含
水泥状物を乾燥させたときに予め設定した所定の含水率
まで乾燥されたときに確実に乾燥が停止され、乾燥過多
による装置故障を起すことなく、適正な含水率に乾燥さ
せることができるという大変優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明による混練式乾燥機を示す説明図。 【図2】含水率とトルクの関係を示すグラフ。 【図3】制御装置の制御手順を示すフローチャート。 【符号の説明】 1………混練式乾燥機 2………乾燥容器 3………回転攪拌翼 4………ヒータ 5………モータ 6………回転軸 7………トルクセンサ 8………制御装置
フロントページの続き (72)発明者 藤 原 茂 樹 愛知県豊田市柿本町一丁目9番地 トリニ ティ工業株式会社内 Fターム(参考) 3L113 AA04 AB05 AC08 AC58 AC63 AC68 BA36 CA02 CB05 CB29 DA11 DA24 4D059 AA30 BD11 BD24 BF15 BJ01 EA20 EB01 EB06

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】乾燥容器(2)に配された回転攪拌翼
    (3)で当該容器(2)内の含水泥状物をかき混ぜなが
    らヒータ(4)により加熱乾燥させる混練式乾燥機にお
    いて、前記回転攪拌翼(3)の回転軸(5)に作用する
    トルクを検出するトルクセンサ(7)と、当該トルクセ
    ンサ(7)で検出されたトルクが含水量に応じて予め設
    定された目標値(T20)に達したときに回転攪拌翼
    (3)の回転及びヒータ(4)の加熱を停止させる制御
    装置(8)を備えたことを特徴とする混練式乾燥機。
JP2002098024A 2002-03-29 2002-03-29 混練式乾燥機 Pending JP2003294366A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006017315A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Kyoritsu Kogyo Kk 乾燥装置の制御システムと制御方法
JP2015223561A (ja) * 2014-05-28 2015-12-14 フジヤマジャパン株式会社 撹拌装置
CN109443981A (zh) * 2018-12-13 2019-03-08 中水北方勘测设计研究有限责任公司 用于快速测定砂或石子含水率的装置

Cited By (4)

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JP4162632B2 (ja) * 2004-06-30 2008-10-08 日本政策投資銀行 乾燥装置の制御システムと制御方法
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