JP2001056179A - 乾燥機の乾燥方法 - Google Patents

乾燥機の乾燥方法

Info

Publication number
JP2001056179A
JP2001056179A JP11229131A JP22913199A JP2001056179A JP 2001056179 A JP2001056179 A JP 2001056179A JP 11229131 A JP11229131 A JP 11229131A JP 22913199 A JP22913199 A JP 22913199A JP 2001056179 A JP2001056179 A JP 2001056179A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dryer
drying
dried
main body
drying method
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11229131A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Hirose
高志 広瀬
Hiroaki Kusanagi
浩章 草薙
Taketoshi Ishikawa
武敏 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibaura Machine Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Machine Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Machine Co Ltd filed Critical Toshiba Machine Co Ltd
Priority to JP11229131A priority Critical patent/JP2001056179A/ja
Publication of JP2001056179A publication Critical patent/JP2001056179A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 どのような被乾燥物でも対応ができ、乾燥機
の乾燥効率の向上、被乾燥物の乾燥品の品質向上を確実
にできる乾燥機の乾燥方法を提供する。 【解決手段】 被乾燥物を投入口から乾燥機本体内へ投
入し、この乾燥機本体に設けられた回転軸を螺旋状に囲
む攪拌羽根により排出口に搬送する間に加熱し、乾燥を
する乾燥工程を行う乾燥機の乾燥方法おいて、被乾燥物
の乾燥工程を乾燥機内に設けた乾燥機内雰囲気温度測定
用センサが検知する予め定めた最低値となったときから
所定時間経過したとき終了させることを特徴とする乾燥
機の乾燥とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は下水の汚泥などを乾
燥する乾燥機の乾燥方法に関する。
【0002】
【従来技術】近年、下水などの汚泥を有効に利用するた
めの技術が開発されており、例へば堆肥として、或いは
固形燃料として利用する技術である。
【0003】ところで、脱水した後の汚泥の水分は、一
般に60〜80重量%湿量基準(以下WB%という)程
度となっている。しかし、堆肥として利用する場合は、
保存や散布に適するように30WB%以下であることが
望まれている。また、汚泥に廃プラスチックを加え、固
形燃料として利用する場合、水分は可能な限り少なくす
る方が良く、10WB%以下であることが望まれてい
る。
【0004】そして下水の汚泥を乾燥する場合は、通
常、乾燥機が使用される。
【0005】従来の乾燥機について図3により説明する
と、乾燥機本体1の上部に下水の汚泥などの被乾燥物を
投入するための投入口2が設けられている。乾燥機本体
1の下部には乾燥物を排出するための排出口3が設けら
れている。投入口2や排出口3は被乾燥物を乾燥する間
蓋4および5で閉じられている。
【0006】乾燥機本体1の側壁部分は外側と内側の二
重構造の壁6と7で構成され、二つの壁6および7の間
には隙間8が設けてある。隙間8の下端には熱媒体を導
入する流入口9が設けられ、上端には熱媒体を流出する
流出口10が設けられている。
【0007】そして乾燥機本体1の中央に回転軸11が
設けられており、回転軸11の上端は乾燥機本体1の上
壁に支持されるとともに、下端はモータ12に連結され
ている。そして、回転軸11には同回転軸11を螺旋状
に囲む攪拌羽根13が復数の支持アーム14によって固
定されている。また乾燥機本体1の上部には乾燥機本体
1より細い排気管15が取付けてある。
【0008】前述のような構造となっているので、被乾
燥物を乾燥するに際し、モータ12が駆動し、回転軸1
1が回転すると、攪拌羽根13も回転する。また流入口
9から矢印aで示すように熱媒体が導入され、矢印bで
示すように流出口10から導出される。この間、熱媒体
の熱で乾燥機本体1内は加熱され、投入口2から投入さ
れた被乾燥物16は攪拌羽根13の回転により攪拌さ
れ、乾燥機本体1内の熱で乾燥される。そして乾燥され
た被乾燥物16は排出口3から排出される。
【0009】ここで前述の熱媒体による乾燥機本体1の
加熱は被乾燥物16の投入後であっても可能である。ま
た被乾燥物16が乾燥する際、被乾燥物16に含まれた
水蒸気が排気管15から乾燥機本体1外へ出て行き、そ
れにともない被乾燥物16の乾燥で生じた微粉も水蒸気
と一緒に排気管15から排出される。
【0010】このようにして乾燥機の乾燥工程は行わ
れ、汚泥などの被乾燥物は乾燥が進むにつれて次第に粒
状化して行くものであるが、乾燥の進み具合は全てが均
一でなく、乾燥が速いもの、遅れるものがあり、乾燥の
進んだものは細かく粉塵化し、乾燥が遅いものは粒が大
きく、内部は未乾燥となる。また被乾燥物の最終水分は
前述のように堆肥、或いは固形燃料のように利用する物
により、さらに処理量等によって異なり、幾度かの試験
結果、乾燥時間を確認し、経験的に乾燥時間と乾燥水分
の関係を求め、乾燥機の乾燥時間を決定していた。
【0011】
【発明が解決しょうとする課題】しかしながら、被乾燥
物の乾燥前の水分が違っていたり、乾燥機に何等かのト
ラブルが有り、乾燥が予定通りに進まなかった等の乾燥
条件の違いがあった場合でも決定された乾燥時間になる
と乾燥工程は終了してしまい、被乾燥物を乾燥機から取
出すまでは内部の被乾燥物がどのような状態か分からな
いなどの問題があった。このため、取出した被乾燥物を
篩分けし、乾燥不良物を廃棄したり、再び乾燥機に戻し
たりする必要があった。
【0012】本発明の目的は前述の欠点を取除き、どの
ような被乾燥物でも対応ができ、乾燥機の乾燥効率の向
上、被乾燥物の乾燥品の品質向上を確実にできる乾燥機
の乾燥方法を提供することにある。
【0013】発明者等は被乾燥物(下水汚泥:水分80
WB%、42■)の乾燥工程における乾燥機内の雰囲気
温度と時間の関係および被乾燥物内の時間との関係、回
転軸のトルクの関係を調べてみた。
【0014】以下図2に示すようなグラフとなり、回転
軸のトルクは汚泥投入時に一時的に上昇するが、すぐに
低下し、投入8分後から上昇し始め、24分後にピーク
になった後、次第に低下し、48分後に最低値となり、
その後は一定値を保持し続けた。また汚泥内の水分はピ
ーク値から20分で10〜15WB%、25分で5〜1
0WB%、30分で3〜5WB%、35分で4%以下に
なった。
【0015】また乾燥機内の雰囲気温度は汚泥投入時に
一時的に低下するが、投入2分後くらいから上昇し始
め、7分後に100C付近で安定して推移する。24
分頃から温度低下し始め、32分頃最低点94Cまで
下がった後、上昇し始め、40分頃100Cを越え、
そのまま乾燥完了まで温度は上昇し続ける。汚泥内の水
分は最低点94C後10分で15WB%以上、15分
で10〜15WB%、20分で5〜10WB%、25分
で5%以下になった。
【0016】乾燥機内の被乾燥物温度は投入時に一時的
に低下するが、、投入2分後くらいから上昇し始め、8
分後90C付近で安定し、14分後に100C付近ま
で上昇し安定して推移する。35分頃一度90C付近
まで下がった後、上昇しはじめ、40分で100Cを
越え、そのまま乾燥完了まで温度は上昇し続ける。汚泥
内の水分は90C付近からの上昇後5分で15WB%
以上、110分で10〜15WB%、15分で5〜10
WB%、20分で5%以下になった。
【0017】以上の結果より、発明者等はこの結果を種
々検討し、下記のような結論を得た。攪拌トルクピー
ク、乾燥機内雰囲気温度および被乾燥物温度の上昇開始
点に着目すれば、被乾燥物の乾燥終了時、即ち製品であ
る堆肥、固形燃料等の適合した水分量となる時間が予測
され、乾燥工程を終了することができる。
【0018】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
め本発明は被乾燥物を投入口から乾燥機本体内へ投入
し、この乾燥機本体に設けられた回転軸を螺旋状に囲む
攪拌羽根により排出口に搬送する間に加熱し、乾燥をす
る乾燥機の乾燥方法おいて、被乾燥物の乾燥工程を攪拌
羽根が取付けられた回転軸駆動用モータのトルクが予め
定めた最高ピーク値となったときから所定時間経過した
とき終了させることを特徴とする乾燥機の乾燥方法とし
た。
【0019】また被乾燥物の乾燥工程終了を乾燥機内に
設けた乾燥機内温度測定用センサあるいは被乾燥物測定
用センサが感知する予め定めた最低値となったときから
所定時間経過したとき終了させる乾燥方法とした。
【0020】さらに前記被乾燥物の乾燥工程終了を回転
軸駆動用モータのトルク検知値が予め定めた最高ピーク
値となったときから所定時間経過したときに加え、乾燥
機内の雰囲気温度および被乾燥物の温度検知値が最低値
となったときから所定時間経過したときとすることを特
徴とする乾燥機の乾燥方法とした。
【0021】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を乾燥機
内の雰囲気温度を検出する場合を例に採り図1により説
明する。説明に当たり、この発明は従来装置を改良した
ものであるから従来装置と変わらない部材は同一番号を
付し、その説明を省き、新たに加わった部材のみ新番号
を付して、その説明をする。
【0022】乾燥機本体1の上壁にはフィルタホルダ2
0を設けた排気管21が取付けられ、このフィルタホル
ダ20内にはフィルタ22が入れてある。同フィルタ2
2は被乾燥物16の乾燥中に発生する水蒸気と一緒に排
気管20から排出される微粉を除去するようにしてい
る。そしてフィルタ22に微粉が付着し、フィルタ機能
が落ちたとき、フィルタホルダ20内からフィルタ22
を取出し、新しいものと交換、或いは掃除することがで
きる。
【0023】乾燥機本体1の上部で被乾燥物16に接触
しない位置には乾燥機本体1内の雰囲気温度を検出する
温度センサ23が取付けて有り、この検出値と水分量設
定装置24に設定する既知の被乾燥物の水分蒸発による
温度降下の最低値とを比較器25が比較し、両値が一致
したとき、その一致信号により作動するタイマ26の発
信する時間と乾燥終了時間を設定するタイマ27の発信
する時間とを比較器28が比較し、両時間が一致したと
き発信される信号Sがモータ12に作用し、同モータ1
2を停止させ、乾燥工程を終了させる。
【0024】ここで温度センサ23を被乾燥物16に接
する位置に設ければ被乾燥物測定用センサとすることが
でき、前述の実施形態のように乾燥機の乾燥方法を行う
ことが可能である。またモータ12にトルクセンサを取
付ければ同様にモータのトルクを検知することにより乾
燥方法ができる。
【0025】
【発明の効果】この発明によれば、どのような被乾燥物
でも対応ができ、乾燥機の乾燥効率の向上、被乾燥物の
乾燥品の品質向上を確実にできる乾燥機の乾燥方法であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態例を示す乾燥機の乾燥方法
の説明図である。
【図2】本発明の乾燥工程における乾燥機内の雰囲気温
度と時間の関係および被乾燥物内の時間との関係、回転
軸のトルクの関係を示すグラフである。
【図3】従来の乾燥機乾燥方法の説明図である。
【符号の説明】
1 乾燥機本体 2 投入口 3 排出口 4 5 蓋 6 外壁 7 内壁 8 隙間 9 流入口 10 流出口 11 回転軸 12 モータ 13 攪拌羽根 14 支持アーム 15、21 排気管 20 フィルタホルダ 22 フィルタ 23 温度センサ 24 温度設定機 25、28 比較器 26、27 タイマ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被乾燥物を投入口から乾燥機本体内へ投
    入し、この乾燥機本体に取付けられた回転軸を螺旋状に
    囲む攪拌羽根により排出口に搬送する間に加熱し、乾燥
    をする乾燥工程を行う乾燥機の乾燥方法おいて、被乾燥
    物の乾燥工程を前記回転軸駆動用モータのトルクが予め
    定めた最高ピーク値となったときから所定時間経過した
    とき終了させることを特徴とする乾燥機の乾燥方法。
  2. 【請求項2】 被乾燥物を投入口から乾燥機本体内へ投
    入し、この乾燥機本体に設けられた回転軸を螺旋状に囲
    む攪拌羽根により排出口に搬送する間に加熱し、乾燥を
    する乾燥工程を行う乾燥機の乾燥方法おいて、被乾燥物
    の乾燥工程を乾燥機内に設けた乾燥機内雰囲気温度測定
    用センサが検知する予め定めた最低値となったときから
    所定時間経過したとき終了させることを特徴とする乾燥
    機の乾燥方法。
  3. 【請求項3】 前記乾燥機内雰囲気温度測定用センサに
    換えて被乾燥物の温度測定用センサとしたことを特徴と
    する請求項2記載の乾燥機の乾燥方法。
  4. 【請求項4】 被乾燥物を投入口から乾燥機本体内へ投
    入し、この乾燥機本体に設けられた回転軸を螺旋状に囲
    む攪拌羽根により排出口に搬送する間に加熱し、乾燥を
    する乾燥工程を行う乾燥機の乾燥方法おいて、前記被乾
    燥物の乾燥工程終了を回転軸駆動用モータのトルク検知
    値が予め定めた最高ピーク値となったときから所定時間
    経過したときに加え、乾燥機内の雰囲気温度または被乾
    燥物の温度検知値が予め定めた最低値となったときから
    所定時間経過したときとすることを特徴とする乾燥機の
    乾燥方法。
JP11229131A 1999-08-13 1999-08-13 乾燥機の乾燥方法 Pending JP2001056179A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11229131A JP2001056179A (ja) 1999-08-13 1999-08-13 乾燥機の乾燥方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11229131A JP2001056179A (ja) 1999-08-13 1999-08-13 乾燥機の乾燥方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001056179A true JP2001056179A (ja) 2001-02-27

Family

ID=16887249

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11229131A Pending JP2001056179A (ja) 1999-08-13 1999-08-13 乾燥機の乾燥方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001056179A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006017315A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Kyoritsu Kogyo Kk 乾燥装置の制御システムと制御方法
US7941937B2 (en) * 2002-11-26 2011-05-17 Lg Electronics Inc. Laundry dryer control method

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7941937B2 (en) * 2002-11-26 2011-05-17 Lg Electronics Inc. Laundry dryer control method
JP2006017315A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Kyoritsu Kogyo Kk 乾燥装置の制御システムと制御方法
JP4162632B2 (ja) * 2004-06-30 2008-10-08 日本政策投資銀行 乾燥装置の制御システムと制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001324269A (ja) 伝熱式竪型乾燥装置
JP2007105565A (ja) 汚泥の乾燥処理装置及び乾燥処理方法
JPH11505320A (ja) ナッシュ型フィルタ/乾燥機における強制対流乾燥
JP2001056179A (ja) 乾燥機の乾燥方法
JP2002039677A (ja) 乾燥装置
JP2001033167A (ja) 乾燥機およびその乾燥方法
JP3909822B2 (ja) バッチ式スラッジ脱水装置
JP3952891B2 (ja) 生ごみ処理機
JP2006007025A (ja) 乾燥機
RU2305237C1 (ru) Сушилка барабанная вертикальная
JPH08285455A (ja) 含水物乾燥処理装置および含水物乾燥処理方法
JP2001349674A (ja) 乾燥装置
JPH08136129A (ja) 含水物乾燥処理装置
KR20040062824A (ko) 음식물쓰레기 무취발효소멸 건조장치
JP3867266B2 (ja) 間接加熱式攪拌乾燥機の運転制御方法
SU924476A1 (ru) Барабанна сушилка
JP2753192B2 (ja) 遠心造粒乾燥機の自動制御運転方法
JP2002143898A (ja) 高含水廃棄物処理装置
JP4350602B2 (ja) 連続式伝導伝熱乾燥機の運転方法
JP2891621B2 (ja) 遠心造粒乾燥機の毛髪除去装置
JP2001153544A (ja) 被乾燥処理物の乾燥処理方法
JP3435829B2 (ja) 厨芥処理装置
JP2000288508A (ja) 生ゴミ処理方法及び生ゴミ処理機
JP3331405B2 (ja) 厨芥処理装置
JP2001108371A (ja) 汚泥の乾燥処理方法