JP2003293925A - 内燃機関用点火装置 - Google Patents

内燃機関用点火装置

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JP2003293925A JP2002098507A JP2002098507A JP2003293925A JP 2003293925 A JP2003293925 A JP 2003293925A JP 2002098507 A JP2002098507 A JP 2002098507A JP 2002098507 A JP2002098507 A JP 2002098507A JP 2003293925 A JP2003293925 A JP 2003293925A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 点火プラグ2と点火コイル3と圧力検出素子
4が一体化されてシリンダヘッドに装着される内燃機関
用点火装置において、ケース1の大径化を回避し、圧力
検出素子4の出力信号が放電ノイズの影響を受けにくい
ようにする。 【解決手段】 碍子5はプラグ側筒部から反燃焼室側に
向かって延びるコイル側筒部52を有し、コイル側筒部
52の一端は1次巻線31および2次巻線32よりも反
燃焼室側に突出している。そして、コイル側筒部52の
一端に圧力検出素子4が配置されているため、圧力検出
素子4の信号線を、点火コイル3の脇を通すことなく、
ケース1の外部に取り出すことができる。よって、ケー
ス1の直径を増加させることもなく、圧力検出素子4の
出力信号は点火コイル3からの放電ノイズの影響も受け
にくくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、点火プラグと点火
コイルを一体化し、さらに燃焼室の圧力を検出する圧力
検出素子を内蔵した内燃機関用点火装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、点火コイルと点火プラグを一体化
した内燃機関用点火装置が種々提案されている(特開2
000−252040号公報、欧州特許出願公開第09
07019号明細書参照)。
【0003】また、点火コイルと点火プラグを一体化し
た内燃機関用点火装置に、燃焼室の圧力を検出する圧力
検出素子を内蔵したものも、特開2000−27723
2号公報にて提案されており、この点火装置は、点火プ
ラグの外周側に圧力検出素子が配置されており、圧力検
出素子の信号線は、点火コイルの脇を通ってケースの外
部に取り出すようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
特開2000−277232号公報に記載の内燃機関用
点火装置は、圧力検出素子の信号線をケースの外部に取
り出すために、点火コイルとケースとの間にスペースを
確保する必要があり、そのため、ケースの径が増加する
という問題があった。また、圧力検出素子の信号線は、
ノイズ発生源である点火コイルの脇を通るため、ノイズ
対策が必要であるという問題があった。
【0005】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、点火プラグと点火コイルと圧力検出素子が一体化さ
れてシリンダヘッドに装着される内燃機関用点火装置に
おいて、ケースの大径化を回避し、また、圧力検出素子
の出力信号が放電ノイズの影響を受けにくいようにする
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、筒状の碍子(5)に中
心電極(22)が内蔵され、内燃機関の燃焼室で放電を
行う点火プラグ(2)と、1次巻線(31)と2次巻線
(32)とを有して点火プラグ(2)に高電圧を供給す
る点火コイル(3)と、燃焼室の圧力を検出する圧力検
出素子(4)とを備え、点火プラグ(2)と点火コイル
(3)と圧力検出素子(4)が、筒状のケース(1)に
収納されて内燃機関のシリンダヘッドに装着される内燃
機関用点火装置において、碍子(5)は中心電極(2
2)が内蔵されたプラグ側筒部(51)と、プラグ側筒
部(51)から反燃焼室側に向かって延びるコイル側筒
部(52)とを有し、コイル側筒部(52)の一端は1
次巻線(31)および2次巻線(32)よりも反燃焼室
側に突出し、コイル側筒部(52)の一端に圧力検出素
子(4)が配置されていることを特徴とする。
【0007】これによると、圧力検出素子が点火コイル
よりも反燃焼室側に配置されるため、圧力検出素子の信
号線を、点火コイルの脇を通すことなく、ケースの外部
に取り出すことができる。よって、ケースの直径を増加
させることもなく、圧力検出素子の出力信号は点火コイ
ルからの放電ノイズの影響も受けにくくなるとともに、
信号線の這いまわし等の処理も不要もしくは容易にな
る。
【0008】請求項2に記載の発明では、コイル側筒部
(52)の一端との間に圧力検出素子(4)を保持する
保持部材(8)を備え、ケース(1)の内周面に形成さ
れた受け面(13)に碍子(5)の外周面が当接して、
ケース(1)と碍子(5)との位置決めがなされ、保持
部材(8)をケース(1)に組み付けることにより、圧
力検出素子(4)および碍子(5)がケース(1)の受
け面(13)側に向かって押し付けられることを特徴と
する。
【0009】これによると、圧力検出素子に常に予荷重
が与えられるため、燃焼室の圧力変動に対する出力精度
を確保することができる。また、碍子がケースの受け面
側に向かって押し付けられるため、碍子とケースの受け
面との当接部にて、碍子とケースとの間からの燃焼ガス
の洩れを防止することができる。
【0010】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
【0011】
【発明の実施の形態】図1〜図4は本発明に係る内燃機
関用点火装置の一実施形態を示すもので、図1は点火装
置の全体構成を示す断面図、図2は点火装置の全体を示
す外観斜視図、図3は点火装置全体の組み付け時の分解
斜視図、図4は圧力検出素子4の組み付け時の斜視図で
ある。
【0012】図1および図2において、点火装置は、磁
性体で且つ導電性の鉄鋼材料よりなる円筒形状のケース
1内に、点火プラグ2と点火コイル3と圧力検出素子4
が収納され、点火プラグ2の両電極(詳細後述)が図示
しない車両用内燃機関の燃焼室に露出するようにして、
シリンダヘッドのプラグホールに装着されるようになっ
ている。
【0013】具体的には、ケース1の外周面には、燃焼
室側に雄ねじ部11が形成されると共に、反燃焼室側に
締め付け用ナット部12が形成されており、ナット部1
2を利用してケース1を回して、雄ねじ部11をシリン
ダヘッドの図示しない雌ねじ部にねじ結合させることに
より、点火装置がシリンダヘッドに固定されるようにな
っている。
【0014】ケース1内にはアルミナ等の電気絶縁材料
からなる円筒状の碍子5が収納されており、この碍子5
は、燃焼室側に位置するプラグ側筒部51と、このプラ
グ側筒部51から反燃焼室側に向かって延びるコイル側
筒部52とを有している。
【0015】ケース1の内周面には、燃焼室側近傍に段
付き状の受け面13が形成されており、一方、碍子5の
プラグ側筒部51の外周面には、この受け面13に当接
する段付き状の当たり面53が形成されている。そし
て、受け面13と当たり面53が当接することにより、
ケース1と碍子5との軸方向の位置決めがなされると共
に、ケース1と碍子5との間からの燃焼ガスの洩れを防
止するようになっている。
【0016】点火プラグ2は、導電性金属よりなるステ
ム21、導電性金属よりなる中心電極22、および導電
性金属よりなる接地電極23等から構成されている。そ
して、ステム21および中心電極22は、碍子5におけ
るプラグ側筒部51の中心穴に挿入されており、この中
心電極22の一端は燃焼室に露出している。また、接地
電極23はケース1に溶接等により一体化されており、
この接地電極23は中心電極22の一端と対向してい
る。
【0017】点火コイル3は、1次巻線31、2次巻線
32、磁性材料よりなる円柱状の中心コア33、および
電気絶縁性の樹脂にて有底円筒状に形成された2次スプ
ール34等から構成されている。
【0018】1次巻線31は、図3にも示すように、碍
子5におけるコイル側筒部52の外周面の凹部54に直
接巻線されている。そして、1次巻線31の両端は図示
しないターミナルを介して、接続コネクタ6のコネクタ
端子61に接続されており、これにより1次巻線31に
図示しないイグナイタからの制御信号が入力されるよう
になっている。
【0019】なお、ケース1において1次巻線31を取
り囲む部分は、外周コアの機能を有している。そして、
ケース1において1次巻線31を取り囲む部分には、磁
束変化で発生する環状電流による損失を防止するため
に、スリット15(図2参照)が形成されている。
【0020】2次スプール34は、2次巻線32が巻か
れる巻き線用筒部34aと、この巻き線用筒部34aか
ら反燃焼室側に向かって突出する突出筒部34bを有し
ている。そして、巻き線用筒部34aの外周に2次巻線
32が巻かれ、2次スプール34の中心穴に中心コア3
3が挿入されている。中心コア33を挿入後、2次スプ
ール34の中心穴の開口部にゴムやスポンジ等の弾性材
よりなるコア押え蓋35が挿入されることにより、2次
スプール34の中心穴が塞がれている。
【0021】2次巻線32、中心コア33およびコア押
え蓋35が組み付けられた2次スプール34を、コイル
側筒部52の中心穴に挿入した後、コイル側筒部52の
開口部が上側になる姿勢の状態で、コイル側筒部52の
開口部から電気絶縁性の樹脂が注入される。そして、そ
の樹脂がコイル側筒部52と2次巻線32との隙間に流
入後硬化して2次巻線32が固着されている。
【0022】ここで、樹脂注入量が突出筒部34bの開
口端位置を超えないようにすることにより、2次スプー
ル34の中心穴に樹脂が流入しないようにしている。ま
た、2次スプール34の中心穴への樹脂の流入は、コア
押え蓋35によっても阻止される。従って、この点火装
置において絶縁樹脂にて固着されるのは、2次巻線32
のみである。
【0023】そして、図1の状態では、2次巻線32の
高電圧端は、点火プラグ2の中心電極22に接続され、
低電圧端は、図示しないターミナルを介してケース1に
接続されている。なお、ケース1はシリンダヘッド等を
介して図示しない車両のボデーに接地されている。
【0024】上記の構成により、点火コイル3における
高電圧部と低電圧部とが、碍子5におけるコイル側筒部
52によって完全に絶縁されている。因みに、2次巻線
32、およびステム21と2次巻線32の高電圧端とを
接続する部品が高電圧部に相当し、1次巻線31および
ケース1が低電圧部に相当する。
【0025】圧力検出素子4は、それに負荷される荷重
の変化に伴って電位が変位するもので、例えばチタン酸
鉛からなり、薄板リング状に形成されている。そして、
圧力検出素子4は、導電性金属にて薄板リング状に形成
されたターミナル7と共に、コイル側筒部52の端部に
配置されている。なお、ターミナル7には、コネクタ端
子61が一体に形成されている(図4参照)。
【0026】圧力検出素子4をコイル側筒部52の端部
に配置可能にするために、コイル側筒部52の端部は、
1次巻線31および2次巻線32よりも、図1の紙面に
おいて上部まで延長されている。換言すると、コイル側
筒部52の端部は、1次巻線31および2次巻線32よ
りも反燃焼室側に突出している。
【0027】ここで、ケース1の内周面には、反燃焼室
側に雌ねじ部14(図3参照)が形成されており、圧力
検出素子4を保持する保持部材に相当する筒状のボルト
8が、雌ねじ部14にねじ結合されることにより、圧力
検出素子4およびターミナル7が、コイル側筒部52の
端部とボルト8との間に保持されるようになっている。
【0028】具体的には、1次巻線31が巻かれた状態
の碍子5に、点火プラグ2、2次巻線32、中心コア3
3、2次スプール34等を挿入した後、図4に示すよう
に、コイル側筒部52の端部に圧力検出素子4およびタ
ーミナル7を装着し、次に、図3に示すように、それら
をケース1に挿入した後、ボルト8を雌ねじ部14に締
め付ける。これにより、圧力検出素子4、ターミナル
7、および碍子5を、ケース1の受け面13側に向かっ
て押し付ける。
【0029】そして、ボルト8の締め付けにより、圧力
検出素子4に圧縮予荷重を与えると共に、受け面13と
碍子5の当たり面53との当接部にて、ケース1と碍子
5との間からの燃焼ガスの洩れを防止するようになって
いる。
【0030】圧力検出素子4の一端はボルト8を介して
ケース1に電気的に接続され、圧力検出素子4の他端は
ターミナル7に接続されており、これにより圧力検出素
子4の出力信号が図示しない制御装置に出力されるよう
になっている。
【0031】ボルト8を雌ねじ部14にねじ結合した
後、接続コネクタ6の樹脂製のケース62がボルト8の
中空穴に挿入される。
【0032】上記構成の点火装置は、イグナイタからの
制御信号に基づいて点火コイル3が高電圧を発生し、点
火プラグ2はその高電圧を火花ギャップ間で放電して燃
焼室内の混合気を着火させる。また、燃焼室内での燃焼
によって発生した圧力は、碍子5を介して圧力検出素子
4に伝達され、それにより圧力検出素子4は圧縮荷重を
受ける。そして、圧力検出素子4は、その荷重に応じた
電圧の出力信号を出力する。
【0033】本実施形態では、コイル側筒部52の端部
を1次巻線31および2次巻線32よりも反燃焼室側に
突出させて、コイル側筒部52の端部に圧力検出素子4
を配置しているため、圧力検出素子4の信号線を、点火
コイル3の脇を通すことなく、ケース1の外部に取り出
すことができる。よって、ケース1の直径を増加させる
こともなく、圧力検出素子4の出力信号は点火コイル3
からの放電ノイズの影響も受けにくくなるとともに、信
号線の這いまわし等の処理も不要もしくは容易になる。
【0034】また、ボルト8の締め付けにより圧力検出
素子4に圧縮予荷重を与えるようにしているため、燃焼
室の圧力変動に対する出力精度を確保することができ
る。
【0035】また、ボルト8の締め付けによりケース1
の受け面13に碍子5の当たり面53を押し付けるよう
にしているため、受け面13と当たり面53との当接部
にて、ケース1と碍子5との間からの燃焼ガスの洩れを
防止することができる。
【0036】また、碍子5におけるコイル側筒部52の
外周側に1次巻線31を配置し、コイル側筒部52の内
部に2次巻線32を含むすべての高電圧部品を挿入する
ことで、コイル側筒部52によって高電圧部と低電圧部
との絶縁を確保することができると共に、絶縁樹脂で絶
縁固定させる必要があるのは、2次巻線32だけになる
ため、従来の冷熱ストレスによる樹脂クラックリークの
心配がなくなり、小型で簡単な部品構成にすることがで
きる。
【0037】また、1次巻線31を碍子5におけるコイ
ル側筒部52に直接巻線しているため、従来の樹脂製1
次スプールを廃止することができる。また、碍子5は従
来の樹脂製1次スプールと比べて耐熱温度が高いため、
樹脂等の放熱手段も不要になり、コストを低減できる。
【0038】また、樹脂による絶縁固定部分を2次巻線
32のみに限定したことと、ケース1内に収められた内
蔵部品は、ボルト8の締付けによって固定されるため、
樹脂封入や接着による固定は不要であることとが相俟っ
て、点火装置を容易に分解することができる。よって、
ケース1、ボルト8、1次巻線31、中心コア33、コ
ネクタ出力端子61等の金属部品については、分解後に
単一材料として分別可能となり、リサイクル材として再
利用できる。
【0039】(他の実施形態)上述の実施形態では、内
周側が2次巻線32であり、外周側が1次巻線31であ
ったが、本発明はこれに限定されるものではなく、外周
側を2次巻線32とし、内周側を1次巻線31としても
よい。
【0040】また、上述の実施形態では、ボルト8の締
め付けにより圧力検出素子4に予荷重を与えるようにし
たが、ボルト8の代わりにねじを持たない保持部材を用
い、その保持部材をケース1に圧入したり、或いは、保
持部材をケース1に挿入後ケース1をかしめることによ
り、圧力検出素子4に予荷重を与えるようにしてもよ
い。さらに、保持部材をケース1に挿入後圧力検出素子
4に予荷重を与えた状態で、保持部材をケース1に溶接
してもよい。
【0041】また、上述の実施形態では、2次スプール
34等をコイル側筒部52の中心穴に挿入した後、樹脂
を注入したが、2次巻線32を2次スプール34に巻い
た状態で、2次巻線32を電気絶縁性の樹脂で硬化した
後、2次巻線32および2次スプール34をコイル側筒
部52の中心穴に挿入してもよい。
【0042】これによると、樹脂を注入する場合より
も、2次巻線32を含浸固着させる際の生産性が向上で
き、コストも低減でき、さらに、分解時に、2次巻線3
2や中心コア33等が組み付けられた2次スプール34
を、コイル側筒部52から容易に取り出すことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る点火装置の一実施形態を示す断面
図である。
【図2】図1の点火装置の外観斜視図である。
【図3】図1の点火装置の組み付け時の分解斜視図であ
る。
【図4】図1の圧力検出素子4の組み付け時の斜視図で
ある。
【符号の説明】
1…ケース、2…点火プラグ、22…中心電極、3…点
火コイル、31…1次巻線、32…2次巻線、4…圧力
検出素子、5…碍子、51…プラグ側筒部、52…コイ
ル側筒部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01F 38/12 H01T 13/40 H01T 13/40 13/44 13/44 H01F 31/00 501E (72)発明者 前川 武雄 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 水谷 厚哉 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 吉永 融 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 2F055 AA23 BB14 CC11 DD20 EE23 FF38 GG11 HH11 3G019 KA13 KA23 KA28 KC05 KC10 KD17 5G059 AA06 AA08 KK01 KK14

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の碍子(5)に中心電極(22)が
    内蔵され、内燃機関の燃焼室で放電を行う点火プラグ
    (2)と、1次巻線(31)と2次巻線(32)とを有
    して前記点火プラグ(2)に高電圧を供給する点火コイ
    ル(3)と、前記燃焼室の圧力を検出する圧力検出素子
    (4)とを備え、 前記点火プラグ(2)と前記点火コイル(3)と前記圧
    力検出素子(4)が筒状のケース(1)に収納されて前
    記内燃機関のシリンダヘッドに装着される内燃機関用点
    火装置において、 前記碍子(5)は前記中心電極(22)が内蔵されたプ
    ラグ側筒部(51)と、前記プラグ側筒部(51)から
    反燃焼室側に向かって延びるコイル側筒部(52)とを
    有し、 前記コイル側筒部(52)の一端は前記1次巻線(3
    1)および前記2次巻線(32)よりも前記反燃焼室側
    に突出し、前記コイル側筒部(52)の一端に前記圧力
    検出素子(4)が配置されていることを特徴とする内燃
    機関用点火装置。
  2. 【請求項2】 前記コイル側筒部(52)の一端との間
    に前記圧力検出素子(4)を保持する保持部材(8)を
    備え、 前記ケース(1)の内周面に形成された受け面(13)
    に前記碍子(5)の外周面が当接して、前記ケース
    (1)と前記碍子(5)との位置決めがなされ、 前記保持部材(8)を前記ケース(1)に組み付けるこ
    とにより、前記圧力検出素子(4)および前記碍子
    (5)が前記ケース(1)の受け面(13)側に向かっ
    て押し付けられることを特徴とする請求項1に記載の内
    燃機関用点火装置。
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