JP2003293592A - 建材吊り上げ装置及び建材吊り上げ方法 - Google Patents

建材吊り上げ装置及び建材吊り上げ方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構造で安定して建材の吊り上げ作業が
行える建材吊り上げ装置を提供し、また建材の吊り上げ
作業が効率よく行える建材吊り上げ工法を提供するこ
と。 【解決手段】 複数の建材10を吊り込んだ状態で上方
へ吊り上げる建材吊り上げ装置1であって、複数の建材
10を同時に吊り込み可能とした上部吊りフレーム2を
備え、その上部吊りフレーム2を三点吊りして吊り上げ
可能とした。これにより、簡易な構造でありながら、建
材10を安定して吊り上げ移送が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高層ビルの建築な
どの際に用いられる建材吊り上げ装置及び建材吊り上げ
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、高層ビルの建築の際に建材を吊り
上げるために用いられる装置として、特開平11−29
3927号公報に記載されるように、四つの外装材を四
角形状に配置して同時に吊り上げる板状外装材の取付装
置が知られている。この装置は、外装材を複数同時に吊
り上げることにより、吊り上げ回数を低減して作業効率
を向上させようとするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな装置を用いて外壁材を吊り上げて建物に設置する場
合、吊り上げた外装材をビル上方の建築現場で装置から
取り外す際に、装置の姿勢が不安定となりやすい。例え
ば、一部の外装材を装置から取り外すと、装置の重心位
置が大きく移動する。これにより、装置が傾いたりして
不安定となる。この対策として、上述の公報記載の装置
では、姿勢制御装置を付加して傾きを低減している。こ
の場合、吊り上げ装置に姿勢制御装置を取り付ける必要
があり、吊り上げ装置の構成が複雑となりコストも嵩む
こととなる。
【0004】また、上述した装置により外装材を吊り込
む場合、電動チェーンブロックを操作して外装材を吊り
込む必要があり、その吊り込みに時間がかかる。このよ
うな建材の吊り込み作業に時間をかけず、効率よい建材
吊り上げを行うことが望ましい。
【0005】そこで本発明は、このような問題点を解決
するためになされたものであって、簡易な構造で安定し
て建材の吊り上げ作業が行える建材吊り上げ装置を提供
し、また建材の吊り上げ作業が効率よく行える建材吊り
上げ工法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係る
建材吊り上げ装置は、複数の建材を吊り込んだ状態で上
方へ吊り上げる建材吊り上げ装置において、複数の建材
を同時に吊り込み可能とした上部吊りフレームを備え、
上部吊りフレームを三点吊りして吊り上げ可能としたこ
とを特徴とする。
【0007】また本発明に係る建材吊り上げ装置におい
て、上述の上部吊りフレームが三つの建材を同時に吊り
込み可能であることが望ましい。
【0008】この発明によれば、一部の建材を取り外し
た際に、重心移動が少ないため、装置の姿勢の傾きが小
さく、建材の移送などが安定して行える。また、姿勢制
御装置などを用いる必要がないため、簡易な構造とする
ことができる。
【0009】また本発明に係る建材吊り上げ装置は、一
つの建材の重量に対し0.5〜2倍の重量で構成するこ
とが望ましい。この場合、建材と建材吊り上げ装置の重
量バランスをとることによって、建材吊り上げ装置に一
部の建材を吊り込んだときでも姿勢の傾きを低減でき
る。従って、簡易な構造であって重量を軽く構成するこ
とができ、安定した建材の吊り上げが可能となる。
【0010】また本発明に係る建材吊り上げ方法は、複
数の建材を同時に吊り込み可能とした建材吊り上げ装置
の周囲に複数の建材を台車に載せて配置し、建材吊り上
げ装置に建材をそれぞれ連結し、建材吊り上げ装置を上
方に移動させて複数の建材を同時に吊り上げるものであ
る。
【0011】この発明によれば、建材の吊り込みの際に
建材を台車に載置することにより、建材の円滑な移動が
可能となる。このため、建材を建材吊り上げ装置に連結
して建材吊り上げ装置を上方移動することにより、建材
の吊り込みが行える。また、建材吊り上げ装置の降下及
び着地が迅速かつ容易に行える。従って、連続した建材
の吊り上げ作業が効率良く、迅速に行える。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明にお
いて同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を
省略する。
【0013】(第一実施形態)図1は本実施形態に係る
建材吊り上げ装置の側面図である。図1に示すように、
本実施形態に係る建材吊り上げ装置1は、建物の建築の
際に建材10を建物の上方へ吊り上げるために用いられ
るものである。吊り上げべき建材10は、建物の外装材
であるプレキャスト柱である。
【0014】建材吊り上げ装置1には、上部吊りフレー
ム2が設けられている。上部吊りフレーム2は、複数の
建材10を同時に吊り込み可能としたものであり、例え
ば水平に配された複数のビーム材21により構成され、
そのビーム材21にウインチ22を取り付けて複数の建
材10を同時に吊り込めるようになっている。
【0015】上部吊りフレーム2には、吊り金具23が
取り付けられている。吊り金具23は、クレーンなどに
より昇降するワイヤ41を掛け止めるためのものであ
り、三つ取り付けられ、建材吊り上げ装置1を三点吊り
できるようになっている。
【0016】上部吊りフレーム2の下方には、中央フレ
ーム3が設けられている。中央フレーム3は、上部吊り
フレーム2に吊り込まれた複数の建材10の中央に位置
し、建材吊り上げ装置1の載置時において上部吊りフレ
ーム2を支持する支持部材として機能するとともに、建
材吊り上げ装置1を吊り上げた時において建材10同士
の衝突を防止する衝突防止手段として機能する。中央フ
レーム3としては、例えば、鋼材を組み合わせて、三角
柱状に形成されたものが用いられる。
【0017】図2に建材吊り上げ装置1の平面図を示
す。
【0018】図2に示すように、上部吊りフレーム2
は、三角形状に形成することが望ましい。例えば、三つ
のビーム材21を三角形状に結合して、上部吊りフレー
ム2が形成される。この場合、吊り金具23は、三角形
状の上部吊りフレーム2の三つの角部の位置に取り付け
られる。これにより、建材吊り上げ装置1の三つの吊り
位置(吊り金具23の位置)を結んでなる領域の境界線
上又はその領域内部に建材10が吊り込まれることとな
る。従って、一部の建材10を吊り込んだ場合でも、建
材吊り上げ装置1の姿勢が安定する。
【0019】また、一つのビーム材21に対し一つの建
材10が吊り込み可能となっている。このとき、各ビー
ム材21の中央位置に建材10の重心が位置するよう
に、建材10が吊り込まれる。
【0020】次に本実施形態に係る建材吊り上げ装置の
使用方法及びその機能を説明する。
【0021】図1に示すように、建材吊り上げ装置1を
載置した状態で、上部吊りフレーム2に三つの建材10
をそれぞれ吊り込む。この吊り込み作業は、例えばウイ
ンチ22に巻回されるチェーンを建材10に掛け止め、
ウインチ22を巻き上げることによって行われる。
【0022】そして、図3に示すように、クレーン(図
示なし)を用いて、建材吊り上げ装置1と共に各建材1
0を吊り上げる。このとき、建材吊り上げ装置1は三本
のワイヤ41により三点吊りの状態で引き上げられる。
すなわち、吊り金具23にそれぞれワイヤ41の一端を
連結し、それらのワイヤ41の他端をフック42にそれ
ぞれ引っ掛けて三点吊りの状態とし、建材吊り上げ装置
1の上方移動を行う。
【0023】そして、図4に示すように、建材吊り上げ
装置1及び建材10が施工位置に到達したら水平移動を
行い、建物51の施工位置に建材10を近づける。そし
て、施工位置に一つの建材10を取り付けると共に、そ
の建材10を建材吊り上げ装置1から取り外す。
【0024】このとき、建材吊り上げ装置1から一つの
建材10が取り外されることによって、図5のように、
建材吊り上げ装置1及び建材10の重心Gが中央位置C
から移動する。しかしながら、二つの建材10、10と
建材吊り上げ装置1との重量のバランスによって、重心
Gの移動はわずかであり、建材吊り上げ装置1の姿勢の
傾きは小さい。
【0025】このため、建材10を建材吊り上げ装置1
から取り外す際に建材吊り上げ装置1が大きく傾いて揺
れ動くことが防止され、建材10の設置作業及び建材1
0の移送が安全に行える。
【0026】そして、建材吊り上げ装置1をフック42
を中心に回転させて、建材10を建物51側に向ける。
この建材吊り上げ装置1の回転は、建物51に待機する
作業員により行えばよい。その際、吊り金具23の位置
に回転用ロープ(図示なし)を予め取り付けておき、そ
のロープを用いて建材吊り上げ装置1の回転作業を行う
ことが望ましい。この場合、建材吊り上げ装置1の回転
作業が簡易な部材によって容易に行うことができる。
【0027】そして、さらに建材吊り上げ装置1に吊り
込まれる建材10を建物51に取り付けるとともに、そ
の建材10を建材吊り上げ装置1から取り外す。これに
より、図6に示すように、建材吊り上げ装置1に吊り込
まれる建材10は一つとなり、重心Gが移動する。この
ときも、建材10と建材吊り上げ装置1との重量のバラ
ンスによって、重心Gの移動は小さく、建材吊り上げ装
置1の姿勢の傾きは小さい。
【0028】このため、建材10を建材吊り上げ装置1
から取り外す際に建材吊り上げ装置1が大きく傾いて揺
れ動くことが防止され、建材10の設置作業及び建材1
0の移送が安全に行える。
【0029】以上のように、本実施形態に係る建材吊り
上げ装置1によれば、一部の建材10を取り外した際に
重心Gの移動が小さいため、装置1の姿勢の傾きが小さ
く、建材10の吊り上げなどの移送が安定して行える。
また、姿勢制御装置などを用いる必要がないため、簡易
な構造とすることができる。
【0030】また、この建材吊り上げ装置1は、同時に
吊り上げられる複数の建材10のうち一つの建材10の
重量に対し0.5〜2倍の重量で構成することが望まし
い。また、より望ましくは、建材10の重量に対し装置
1の重量は、1〜1.5倍の重量で構成される。この場
合、重量が軽く簡易な構造でありながら、安定した建材
10の吊り上げが実現できる。例えば、建材10に対し
装置1を十分に重くすれば、一部の建材10を取り外し
た場合でも装置1の姿勢傾きを小さくすることができ
る。しかし、この場合、装置1の重量が重くなるため、
定格荷重の大きいクレーンが必要となり、施工コストが
高くなるなどの弊害がある。これに対し、装置1と建材
10の重量バランスをとることにより、装置1の重量を
重くすることなく、装置1に一つの建材10を吊り込ん
だ状態でも装置1の姿勢の傾きを小さくすることができ
る。具体的な重量としては、吊り上げるべき建材10の
重量が2トンの場合、建材吊り上げ装置1の重量は1〜
4トンとされる。
【0031】なお、本実施形態では、建材吊り上げ装置
1に三つの建材10を吊り込む場合について説明した
が、本発明に係る建材吊り上げ装置はそのようなものに
限られるものではなく、二つ又は四つ以上の建材を吊り
込むものに適用する場合もある。
【0032】(第二実施形態)次に本発明の第二実施形
態に係る建材吊り上げ装置及び建材吊り上げ工法ついて
説明する。
【0033】図7に本実施形態に係る建材吊り上げ装置
の側面図を示す。図7に示すように、本実施形態に係る
建材吊り上げ装置1aは、第一実施形態の建材吊り上げ
装置1と同様に、建物の建築の際に建材10を建物の上
方へ吊り上げるために用いられるものであり、基本構造
はほぼ同じである。本実施形態に係る建材吊り上げ装置
1aは、吊り上げべき建材10aが建物の外装材である
プレキャスト梁である点で、第一実施形態に係る建材吊
り上げ装置1と異なっている。
【0034】建材吊り上げ装置1aには、上部吊りフレ
ーム2aが設けられている。上部吊りフレーム2aは、
複数の建材10aを同時に吊り込み可能としたものであ
り、例えば複数のビーム材21を水平に配置し、そのビ
ーム材21の上に吊り部材24を設置して構成される。
吊り部材24にはウインチ22が取り付けられ、複数の
建材10aを同時に吊り込めるようになっている。
【0035】上部吊りフレーム2には、吊り金具23が
取り付けられている。吊り金具23は、クレーンなどに
より昇降するワイヤ41を掛け止めるためのものであ
り、三つ取り付けられ、建材吊り上げ装置1aを三点吊
りできるようになっている。
【0036】上部吊りフレーム2の下方には、中央フレ
ーム3が設けられている。中央フレーム3は、上部吊り
フレーム2に吊り込まれた複数の建材10の中央に位置
し、建材吊り上げ装置1aの載置時において上部吊りフ
レーム2を支持する支持部材として機能するとともに、
建材吊り上げ装置1aの吊り上げ時において建材10a
同士の衝突を防止する衝突防止手段として機能する。中
央フレーム3としては、例えば、鋼材を組み合わせて、
三角柱状に形成されものが用いられる。
【0037】図2に建材吊り上げ装置1aの平面図を示
す。
【0038】図2に示すように、上部吊りフレーム2
は、三角形状に形成することが望ましい。例えば、三つ
のビーム材21を三角形状に連結して上部吊りフレーム
2が形成される。この場合、吊り金具23は、三角形状
の上部吊りフレーム2の三つの角部の位置に取り付けら
れる。
【0039】また、一つのビーム材21に対し一つの建
材10aが吊り込み可能となっている。このとき、各ビ
ーム材21の中央位置に建材10aの重心が位置するよ
うに、建材10aが吊り込まれる。
【0040】次に本実施形態に係る建材吊り上げ方法に
ついて説明する。
【0041】まず、図9に示すように、建材吊り上げ装
置1aの周囲に複数の建材10aをそれぞれ台車31に
載せて配置する。このとき、台車31は、建材10a全
体を載置可能なものでもよいし、図9のように、建材1
0aの荷重の一部を支持し、角材32とともに建材10
aを支持するものであってもよい。台車31としては、
円滑に移動できるものであればよく、例えば下部に車輪
を取り付けたものが用いられる。
【0042】そして、建材吊り上げ装置1aの上部吊り
フレーム21にチェーン25を介して建材10aを連結
する。このとき、建材10aに取付部材26を取り付
け、この取付部材26を介して連結してもよい。この場
合、所望の姿勢で建材10aを吊り込もうとする際に建
材10aに適当な取付箇所がない場合であっても、建材
10を所望の姿勢で吊り込むことが可能となる。
【0043】そして、クレーン(図示なし)を用いて、
建材吊り上げ装置1aを上方に移動させる。この上方移
動により、チェーン25を通じて各建材10aが建材吊
り上げ装置1a側に引き寄せられる。その際、建材10
aは台車31に載せられているので、円滑に移動する。
このため、建材10aがこの移動の際にその下部が床面
に擦られて傷付くなどの不具合が防止される。
【0044】そして、建材吊り上げ装置1aをさらに上
方へ移動させることにより、図7に示すように、各建材
10aを同時に建材吊り上げ装置1aに吊り込むことが
できる。そして、建材吊り上げ装置1aと共に各建材1
0aを建材設置位置まで吊り上げる。このとき、建材吊
り上げ装置1aは三本のワイヤ41により三点吊りの状
態で引き上げられる。
【0045】そして、建材吊り上げ装置1a及び建材1
0aが施工位置に到達したら水平移動を行い、建物の施
工位置に建材10aを近づける。そして、施工位置に一
つの建材10aを取り付けると共に、その建材10を建
材吊り上げ装置1aから取り外す。
【0046】そして、建材10aを一つずつ順次、装置
1aからの取り外し、建物への取り付けていく。その
際、建材吊り上げ装置1aから一部の建材10aを取り
外したときの姿勢の傾きが小さくなり、建材吊り上げ装
置1aの揺れ動きが防止され、建材10aの設置作業及
び建材10aの移送が安全に行える点は、第一実施形態
に係る建材吊り上げ装置1と同様である。
【0047】そして、全ての建材10aを建材吊り上げ
装置1aから取り外したら、建材吊り上げ装置1aを地
上へ降下させる。地上では、図9のような状態で、建材
10aを予め建材吊り上げ装置1aの降下位置の周囲に
配置しておく。このとき、建材10aは台車31に載置
することにより円滑な移動が可能であるので、装置1a
の降下位置からある程度離して配置することができる。
これにより、建材吊り上げ装置1aの着地の際に、配置
した建材10aに建材吊り上げ装置1aが接触し又は衝
突するなどの不具合を回避でき、建材吊り上げ装置1a
の降下及び着地が迅速かつ容易に行える。従って、連続
した建材10aの吊り上げ作業が迅速に行える。
【0048】そして、建材吊り上げ装置1aを降下した
ら、再び建材10aの吊り込みを行い、連続して建材1
0aの吊り上げが行われる。
【0049】以上のように、本実施形態に係る建材吊り
上げ装置1aによれば、第一実施形態に係る建材吊り上
げ装置1と同様に、一部の建材10aを取り外した際に
重心移動が少ないため、装置1aの姿勢の傾きが小さ
く、建材10aの吊り上げなどの移送が安定して行え
る。また、姿勢制御装置などを用いる必要がないため、
簡易な構造とすることができる。
【0050】また、本実施形態に係る建材吊り上げ方法
によれば、建材吊り上げ装置1aへの吊り込む際に建材
10aを台車31に載置することにより、建材10aの
円滑な移動が可能である。このため、建材10aの吊り
込みが建材吊り上げ装置1aの上方移動と同時に行え
る。また、建材吊り上げ装置1aの降下及び着地が迅速
かつ容易に行える。従って、連続した建材10aの吊り
上げ作業が効率良く、迅速に行える。
【0051】なお、本実施形態では、建材吊り上げ装置
1aに三つの建材10aを吊り込む場合について説明し
たが、本発明に係る建材吊り上げ装置はそのようなもの
に限られるものではなく、二つ又は四つ以上の建材を吊
り込むものに適用する場合もある。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、簡
易な構造でありながら安定して建材の吊り上げ作業が行
える建材吊り上げ装置を提供することができる。
【0053】また、建材の吊り上げ作業が効率よく行え
る建材吊り上げ工法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る建材吊り上げ装置の説
明図である。
【図2】図1の建材吊り上げ装置の平面図である。
【図3】図1の建材吊り上げ装置を用いた建材吊り上げ
作業の説明図である。
【図4】図1の建材吊り上げ装置を用いた建材吊り上げ
作業の説明図である。
【図5】図1の建材吊り上げ装置における重心移動の説
明図である。
【図6】図1の建材吊り上げ装置における重心移動の説
明図である。
【図7】第二実施形態に係る建材吊り上げ装置の説明図
である。
【図8】図7の建材吊り上げ装置の平面図である。
【図9】図7の建材吊り上げ装置を用いた建材吊り上げ
方法の説明図である。
【符号の説明】
1…建材吊り上げ装置、2…上部吊りフレーム、3…中
央フレーム、10…建材。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の建材を吊り込んだ状態で上方へ吊
    り上げる建材吊り上げ装置において、 前記複数の建材を同時に吊り込み可能とした上部吊りフ
    レームを備え、 前記上部吊りフレームを三点吊りして吊り上げ可能とし
    たこと、を特徴とする建材吊り上げ装置。
  2. 【請求項2】 前記上部吊りフレームは、三つの建材を
    同時に吊り込み可能としたことを特徴とする請求項1に
    記載の建材吊り上げ装置。
  3. 【請求項3】 複数の建材を同時に吊り込み可能とした
    建材吊り上げ装置の周囲に、前記複数の建材を台車に載
    せて配置し、 前記建材吊り上げ装置に前記建材をそれぞれ連結し、 前記建材吊り上げ装置を上方に移動させて前記複数の建
    材を同時に吊り上げる、建材吊り上げ方法。
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