JP2003293176A - 冷延鋼板の通板方法及び洗浄又は水冷設備 - Google Patents

冷延鋼板の通板方法及び洗浄又は水冷設備

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Abstract

(57)【要約】 【課題】焼鈍後の鋼板を洗浄設備又は水洗設備へ通板す
る際に、特殊な薬剤処理を施すことなく、洗浄設備や水
洗設備内で鋼板表面に発生する局所的なステインを抑制
する方法を提供する。またそのような方法の実施に好適
な洗浄設備又は水洗設備を提供する。 【解決手段】連続焼鈍炉1の出側に設けられた鋼板の洗
浄設備又は水冷設備の水槽2に、焼鈍後の鋼板Sを通板
させる際、前記水槽2内の水温を30℃以下とする。ま
た、前記複数の水槽間の大気に触れる領域を通板する鋼
板表面に、水温30℃以下の水を噴射する。また、この
ような通板方法を可能とするため、洗浄設備又は水冷設
備には、水槽間の大気に触れる領域を通板する鋼板表面
に水を噴射する水噴射装置4と、前記水槽及び水噴射装
置に供給する水を冷却する冷却装置3とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、焼鈍後の鋼板を洗
浄設備又は水冷設備に通板する方法、及びその実施に好
適な洗浄設備又は水冷設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】冷延鋼板は、自動車、家電製品、鋼製家
具、装飾品など、多くの用途に使用されている。特に近
年は、これらの商品価値および製造歩留を高めるため
に、冷延鋼板の表面品質の厳格化がますます進んでい
る。このため、冷延鋼板の表面性状改善の要求は厳し
く、押疵欠陥、スリ疵欠陥などの機械的に発生する欠陥
の管理は勿論のこと、鋼板表面の変色、ステインなどの
ような腐食欠陥に関しても厳しい管理が要求されてい
る。
【0003】鋼板表面に発生する変色やステインの防止
対策として、従来より様々な検討が行われている。特
に、熱延鋼板の酸洗工程におけるリンス槽で発生する変
色は以前から大きな問題となっており、リンス水のスプ
レー方法の工夫や変色防止剤などの薬液を用いる方法な
ど、様々な提案がなされている。
【0004】一方、冷間圧延後の鋼板の電解洗浄設備に
おいても、ステインが問題となる。その対策として、特
公平2−41600号公報には、冷延鋼帯の電解洗浄ラ
インにおいて、ライン停止時に温水槽内の浸漬ロールを
上昇させて鋼帯を液面より引き上げ、鋼帯に防錆剤を塗
布し、さらに排気ブロアーにより温水槽内の水蒸気を吸
引排気させることにより鋼帯の変色を防止する方法が記
載されている。また、特開平9−296284号公報に
は、冷間圧延後の鋼帯の洗浄設備のリンス槽内におい
て、鋼帯の搬送速度の減速時又は停止時に、有機カルボ
ン酸化合物及び有機アミン化合物含有水溶液を、鋼帯の
表面に散布、塗布する鋼帯の防錆方法が記載されてい
る。
【0005】しかし、従来の酸洗工程や電解洗浄工程に
おいて問題としている変色やステインは、特にライン停
止時又は減速時において、鋼板表面全面に発生するよう
な変色やステインである。したがって、前記の先行文献
を含め、これまでに提案されている対策も、鋼板表面全
面に発生する変色やステインを防止するためのものであ
った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】冷延鋼板の製造におい
て、焼鈍後の鋼板を洗浄設備又は水冷設備へ通板する場
合がある。例えば、連続焼鈍ラインの焼鈍炉の出側に水
洗設備が設けられている場合などである。従来、このよ
うな製造ラインで製造した鋼板表面に、局所的にステイ
ンが発生している場合があった。これらの局所的なステ
インの形状は、ヘゲ等の線状欠陥に類似しているが、水
洗設備入側の鋼板表面では確認できない事が多いもので
あった。
【0007】本発明者等は、上記のような局所的なステ
インの発生原因について種々検討を重ねた。その結果、
このような局所的なステインは、通常では目立たない微
小な凹凸欠陥部(軽度のヘゲ等の線状疵やスリ疵)と水
洗設備内における水中の溶存酸素との間で局部電池が形
成され、凹凸欠陥部が局所的に腐食されて、ステインと
して明瞭に浮き立っているものと推測した。例えば連続
焼鈍ラインの焼鈍炉直後に洗浄工程又は水冷工程を有す
る場合、炉出側の鋼板表面温度は約100℃と高温であ
り、鋼板が水槽内に浸漬されると水中における鋼板界面
の温度が上昇する。したがって、鋼板表面の腐食反応に
対する活性度が高くなり、腐食が進行する。さらにこれ
らの工程に水槽を複数有する場合には、水槽間において
水槽から引き上げられた鋼板は空気中の酸素と接触し、
腐食反応はより促進される。一方、ステインは電気化学
的な腐食により発生するものであり、特にヘゲのような
凹凸欠陥部には水中の溶存酸素の影響で局部電池が形成
されやすく、局部的な腐食(ステインの発生)が生じや
すい。したがって、前述のような腐食反応が起こりやす
い環境において、凹凸欠陥部を有する鋼板を通板する
と、正常部ではステインが発生しないような条件であっ
ても、凹凸欠陥部に局所的なステインが発生するものと
考えられる。
【0008】従来から提案されている変色やステイン防
止対策は、前述したように、ライン停止時又は減速時に
おいて鋼板表面の全面に発生するような程度の悪い変色
やステインを防止するための方法であった。したがっ
て、本発明が課題とする局所的な腐食まで十分に抑制で
きるものではない。さらに、焼鈍前の鋼板に発生した変
色やステインであれば、その後の焼鈍炉内における還元
反応により変色やステインを解消することもできるが、
本発明は焼鈍後の鋼板に発生するステインを問題として
おり、より一層の厳しい管理が求められる。また、従来
の薬剤を使用する方法ではその設備の設置や管理にコス
トがかかるだけでなく、本発明が対象とする焼鈍後の鋼
板へ薬剤を使用することは、例えば食料品用途や化成処
理用途に対しては品質上の問題から望ましくない場合が
ある。
【0009】本発明の目的は、焼鈍後の鋼板を洗浄設備
又は水洗設備へ通板する際に、特殊な薬剤処理を施すこ
となく、洗浄設備や水洗設備内で鋼板表面に発生する局
所的なステインを抑制する方法を提供すること、またそ
のような方法の実施に好適な洗浄設備又は水洗設備を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、前述のよ
うな局部腐食について検討を行うため、まず実験室にお
いてサンプルによる局部腐食の再現試験を行った。試験
は、表面に凹凸欠陥として微小な線状疵を有する鋼板サ
ンプルを用意し、前記サンプルを一定温度で管理された
水槽内へ一定時間浸漬した後に引き上げて大気中に放置
し、その直後の表面性状を評価した。なお、腐食の程度
の定量的な評価として、実験前後での凹凸欠陥部でのハ
ンターの色差計における明度指数差を用いた。この明度
指数差が大きいほど、凹凸欠陥部の色調が変化した事を
示し、すなわち腐食されたことを意味する。図2は、上
記の実験により得られたサンプルの大気放置時間と実験
前後での凹凸欠陥部の明度指数差の関係を示したもので
あるが、本実験により以下のことが明らかとなった。 水槽内の水温が高い場合に腐食が発生しやすい。 水槽から引き上げた直後の放置時間(大気との接触時
間)が長いほど腐食は進行する。 腐食反応は、線状疵のような凹凸欠陥部に局部腐食と
して発生しやすい。
【0011】本発明者等は、以上のような実験結果によ
り得られた知見に基づき、鋼板の洗浄設備や水冷設備に
おいて局部腐食の発生を抑制する方法についてさらに検
討を重ね、本発明を完成させた。その特徴とするところ
は、以下の通りである。
【0012】(1)焼鈍後の鋼板を洗浄設備又は水冷設
備の水槽を通板させる際、前記水槽内の水温を30℃以
下とすることを特徴とする冷延鋼板の通板方法。
【0013】(2)焼鈍後の鋼板を洗浄設備又は水冷設
備の複数の水槽を通板させる際、前記複数の水槽間の大
気に触れる領域を通板する鋼板表面に、水温30℃以下
の水を噴射することを特徴とする冷延鋼板の通板方法。
【0014】(3)洗浄設備又は水冷設備の水槽内の水
温を30℃以下とすることを特徴とする上記(2)に記
載の冷延鋼板の製造方法。
【0015】(4)焼鈍後の鋼板を通板する鋼板の洗浄
設備又は水冷設備であって、鋼板を浸漬する複数の水槽
と、該水槽間の大気に触れる領域を通板する鋼板表面に
水を噴射する水噴射装置と、前記水槽及び水噴射装置に
供給する水を30℃以下に冷却する冷却装置とを備えた
ことを特徴とする冷延鋼板の洗浄設備又は水冷設備。
【0016】(5)鋼板の洗浄設備又は水冷設備が、連
続焼鈍炉出側に設けられていることを特徴とする上記
(4)に記載の冷延鋼板の洗浄設備。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態である
洗浄設備を模式的に示す縦断面図である。本図におい
て、洗浄設備は連続焼鈍炉1の出側に設けられており、
洗浄設備には複数の水槽2と、各水槽2間の鋼板通板部
に面して設けられ、ライン上流側の水槽2を出た鋼板の
両面に冷却水を噴射する水噴射装置4a,4bと、前記
水洗槽2および水噴射装置4a,4bへ供給する水を冷
却する冷却設備(冷却塔3)とを備えている。また、各
水槽間の上方及び各水槽2の内部には、搬送ロール6
a,6bが設けられている。
【0018】前記複数の水槽2は、通板ライン方向で隣
接して設けられている。前記水噴射装置4a,4bは、
水槽2間の上方に設けられる各搬送ロール6aの上方位
置及び下方位置に設置される。このうち上部の水噴射装
置4aは各搬送ロール6aを通過する鋼板部分の外側面
に冷却水を噴射し、また下部の水噴射装置4bは搬送ロ
ール6aの入側及び出側の鋼板部分の内側面に冷却水を
噴射するようになっている。なお、水噴射装置4a,4
bの設置位置は図1に示した位置に限定されるものでは
ないが、噴射された冷却水や噴射された後に鋼板面を伝
って流れ落ちる冷却水により、鋼板両面を常に水膜で覆
うことができる位置に設置する。特に、搬送ロール6a
出側の内側面は、搬送ロール6aにより鋼板面の水が絞
られているため、水噴射装置4bによる冷却水の噴射が
必須である。
【0019】連続焼鈍炉1から出た鋼板Sは、水槽2へ
浸漬され、搬送ロール6bに巻き掛けられて上方へ方向
転換し、水槽2から引き上げられた後、水槽2間上方の
搬送ロール6aに巻き掛けられて下方へ方向転換し、次
の水槽2へ浸漬される。このようにして、鋼板Sは複数
の水槽2へ次々と順に浸漬される。ここで、各水槽2の
間にあって水面上に出ている鋼板Sが大気に触れる領域
においては、水噴射装置4a,4bにより鋼板Sの両面
へ水を噴射し、鋼板表面が直接大気には触れないように
する。そして、全ての水槽2を通った鋼板Sは、洗浄設
備の出側に設けられた鋼板乾燥設備5により乾燥され
る。
【0020】ここで、連続焼鈍炉1から出た直後の鋼板
Sの温度は約100℃であり、このような温度の鋼板S
を水槽2へ連続的に供給すると、水槽2の水温は上昇し
ていく。したがって、本発明では、水槽2中の水は冷却
塔3との間を常時循環するようになっており、水槽2中
の水温を常に30℃以下に保つようにする。また、水噴
射装置4から噴射する水も、冷却塔3から供給される冷
却水を使用する。その水温は、水槽2中の水温と同様に
30℃以下であることが好ましい。
【0021】これらの水温を30℃以下としたのは、以
下の理由による。洗浄装置の設備構成や鋼板Sの搬送速
度にもよるが、一般的な洗浄設備の場合は鋼板Sが各水
槽の間にあって水面上に出ている時間は約15秒以下で
ある。図2より、水温が35℃程度であれば、15秒程
度大気中に放置されても変色の程度は品質限界レベル内
であることがわかる。35℃を超えると、腐食反応の活
性度が高くなり、局部腐食により変色が品質限界レベル
を超えてしまう。なお、より好ましくは20℃以下とす
る。
【0022】以上のように、水槽の温度を低温に保ち、
また水槽間では冷却水を鋼板に噴射することにより、水
中の溶存酸素による腐食反応の活性度も低く抑えること
ができ、かつ鋼板が大気中の酸素と接触することを回避
し、鋼板の凹凸欠陥部の局部腐食を抑制することができ
る。
【0023】なお、以上は水槽2が複数ある場合につい
て説明したが、水槽2が一つのみの場合には水槽間の領
域はないため、水噴射装置4は設置しなくてよい。ただ
し、水槽2と鋼板乾燥装置5の間での腐食を抑制するた
めには、この間に水噴射装置4を設置してもよい。水槽
2が複数ある場合も同様である。
【0024】また、上記の説明では洗浄装置が連続焼鈍
炉出側に設置された場合について説明したが、本発明は
これに限定されるものではない。焼鈍後の鋼板では凹凸
欠陥部に発生する局所的なステインが同様に問題となる
ことから、焼鈍後の鋼板を水槽内を通板する工程を含む
製造ラインであれば、どのようなラインにおいても、本
発明を適用することにより同様の効果を得ることができ
る。
【0025】
【実施例】図1に示す洗浄設備を備えた連続焼鈍ライン
を用いて、冷延鋼板の製造を行った。用いた鋼板は、板
厚1.5〜2.7mmの炭素鋼である。また、鋼板Sの
搬送速度は約120mpmとし、連続焼鈍炉1出側にお
ける鋼板Sの板温は、約100℃であった。
【0026】洗浄設備の水槽2の水温及び水噴射装置4
の使用条件は、以下の3通りで行った。 従来例:水槽内水温40〜45℃、水噴射装置不使用 本発明例1:水槽内水温25〜30℃、水噴射装置不
使用 本発明例2:水槽内水温25〜30℃、水噴射装置使
用(噴射水温約25〜30℃) なお、水噴射装置4による冷却水の噴射圧力は、5kg
/cm2とした。
【0027】以上の条件により、それぞれ一定期間の冷
延鋼板の製造を行い、局部腐食の発生率を比較した。な
お、局部腐食の発生率は、局部腐食により浮き出る代表
的な凹凸欠陥である幅0.5mm程度以上の微小な線状
疵の発生率を指標とした。
【0028】図3に各条件毎の局部腐食発生率を示す。
従来例では局部腐食発生率が12%と高位であるが、水
槽内温度を25〜30℃とすることにより、発生率は約
1/3へ大幅に低下した(本発明例1)。さらに加えて
水噴射装置により水温約25〜30℃の水を水槽間の鋼
板に噴射することにより、局部腐食発生率はさらに低下
し、比較例の約1/4となった(本発明例2)。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
焼鈍後の鋼板を洗浄設備又は水洗設備へ通板する際に、
これらの設備内で鋼板表面の微小欠陥部に発生する局部
腐食(ステイン)の発生を抑え、表面性状の良好な冷延
鋼板を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態である洗浄装置を模式的
に示す縦断面図
【図2】 腐食再現実験の結果を示す説明図
【図3】 実施例における局部腐食発生率を示す説明図
【符号の説明】
1 連続焼鈍炉 2 水槽 3 冷却装置(冷却塔) 4a 水噴射装置(外側面用) 4b 水噴射装置(内側面用) 5 鋼板乾燥装置 6a 搬送ロール(水槽間上方) 6b 搬送ロール(水槽内) S 鋼帯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鹿毛 勇 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 水野 大輔 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 岡田 邦明 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 澤田 弘 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 Fターム(参考) 4K043 AA01 BB06 CB02 DA05 EA06 FA13 HA02 4K053 PA02 PA12 RA07 RA63 RA67 SA04 SA06 TA03 TA04 TA18 TA19 XA11 ZA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焼鈍後の鋼板を洗浄設備又は水冷設備の
    水槽を通板させる際、前記水槽内の水温を30℃以下と
    することを特徴とする冷延鋼板の通板方法。
  2. 【請求項2】 焼鈍後の鋼板を洗浄設備又は水冷設備の
    複数の水槽を通板させる際、前記複数の水槽間の大気に
    触れる領域を通板する鋼板表面に、水温30℃以下の水
    を噴射することを特徴とする冷延鋼板の通板方法。
  3. 【請求項3】 洗浄設備又は水冷設備の水槽内の水温を
    30℃以下とすることを特徴とする請求項2に記載の冷
    延鋼板の通板方法。
  4. 【請求項4】 焼鈍後の鋼板を通板する鋼板の洗浄設備
    又は水冷設備であって、鋼板を浸漬する複数の水槽と、
    該水槽間の大気に触れる領域を通板する鋼板表面に水を
    噴射する水噴射装置と、前記水槽及び水噴射装置に供給
    する水を冷却する冷却装置とを備えたことを特徴とする
    冷延鋼板の洗浄設備又は水冷設備。
  5. 【請求項5】 鋼板の洗浄設備又は水冷設備が、連続焼
    鈍炉出側に設けられていることを特徴とする請求項4に
    記載の冷延鋼板の洗浄設備又は水冷設備。
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