JP2003292428A - 皮膚外用剤 - Google Patents
皮膚外用剤Info
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Abstract
少量の配合により抗酸化成分の効果を十分に発揮し、皮
膚の肌荒れ及び老化防止作用に優れ、皮膚中での活性酸
素生成に起因する過酸化脂質の生成や、肌の炎症,肌荒
れを防止あるいは改善する効果を有する皮膚外用剤を提
供する。 【解決手段】 冬虫夏草を超臨界流体又は亜臨界
流体により抽出して得られる抽出物とカロテノイド類,
フラボノイド類,タンニン類及び没食子酸及びその塩並
びにエステル類,トコフェロール及びその誘導体類,ス
ーパーオキシドディスムターゼ,チオレドキシン,チオ
レドキシンリダクターゼ、ブチルヒドロキシトルエン、
ブチルヒドロキシアニソール等の抗酸化成分を併用して
皮膚外用剤に配合する。
Description
び老化防止作用に優れ、皮膚中での活性酸素生成に起因
する過酸化脂質の生成や、肌の炎症,肌荒れを防止ある
いは改善する効果を有する皮膚外用剤に関する。詳細に
は、冬虫夏草を超臨界流体又は亜臨界流体により抽出し
て得られる抽出物と、抗酸化成分から選択される1種又
は2種以上を配合した、皮膚外用剤に関する。
レスの皮膚に及ぼす悪影響が明らかになるにつれ、抗酸
化作用を有する物質の皮膚外用剤への応用が検討されて
きた。これら抗酸化性物質としては、ビタミンE類、ビ
タミンC類といった抗酸化性ビタミン類が代表的なもの
として挙げられる。
は、光や酸化剤に対して不安定であったり、安定性を改
善した誘導体においても抗酸化活性が十分ではなく、皮
膚外用剤に配合して十分有効な効果を得るには、かなり
高濃度必要で、外用剤の剤型によっては溶解性の問題か
ら配合が困難であったり、製剤安定性に悪影響を及ぼし
たりすることがあった。
増強され、少量の配合により抗酸化成分の効果を十分に
発揮し、皮膚の肌荒れ及び老化防止作用に優れ、皮膚中
での活性酸素生成に起因する過酸化脂質の生成や、肌の
炎症,肌荒れを防止あるいは改善する効果を有する皮膚
外用剤を得ることを目的とした。
に鑑み研究を行った結果、冬虫夏草を超臨界流体又は亜
臨界流体により抽出して得られる抽出物と、抗酸化成分
を皮膚外用剤に配合することにより、抗酸化成分の有す
る抗酸化効果が相乗的に増強され、少量の配合で十分に
抗酸化効果を発揮し得ることを見いだし、本発明を完成
するに至った。
及び鞘翅目の昆虫またはその幼虫に寄生してその体内に
菌核を形成し、夏季に宿主である昆虫またはその幼虫の
体表面に形成される子実体である。冬虫夏草は、世界に
およそ400種が知られており、古くから人体に対して
全く毒性が無く、様々な効果を示すために漢方薬として
経口投与される物質であり、今日では中国の漢方薬に関
する書物である「中草葯学」や「中葯大辞典」などに収
載され、本邦においても「新訂和漢薬」その他多数の漢
方書に記載されている。
冬虫夏草は特に制限はなく、一般に知られている蝶蛾類
鱗翅目および鞘翅日の昆虫又はその幼虫に寄生してその
体内の菌核を形成し、夏季に宿主である昆虫又はその幼
虫の体表面に形成される子実体であればよい。本発明に
おいては特に好ましく使用可能な冬虫夏草としては、コ
ウモリ蛾科の幼虫(Hepialus armoricanus Ober.)に寄
生してその体内に菌核を形成し、夏季に頭部から根棒状
の子実体を形成するコルダイセプシネンシス(Cordycep
s sinensis)が挙げられる。また、コルダイセプシネン
シス以外の冬虫夏草で生薬として薬効のあるものとして
はセミタケ(Cordyceps sobolifera B.)やサナギタケ
(Cordyceps militaris Link)、ミミカキタケ(Cordyc
eps nutans Pat.)などが知られており、これらも本発
明において好ましく使用できるものである。本発明にか
かる方法により、これらの冬虫夏草であって、有効成分
を産生するものであればいずれの場合も抽出可能であ
る。また、本発明にかかる方法を用いることにより、子
実体又は被子体の区別なく抽出可能であるが、特に高収
量で得るためには、コルダイセプシネンシスの子実体か
らの抽出が好ましい。
に、超臨界流体又は亜臨界流体を用いて抽出する方法に
ついて説明する。超臨界(又は亜臨界)流体抽出装置に
冬虫夏草の全草又は子実体又は被子体の1又は2以上の
箇所を生のまま若しくは乾燥させたもの、あるいは、
水、エタノール、メタノール、イソプロパノール、イソ
ブタノール、n-ヘキサノール、メチルアミルアルコー
ル、2-エチルブタノール、n-オクチルアルコール等の1
価アルコール類、グリセリン、エチレングリコール、エ
チレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリ
コール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プ
ロピレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレン
グリコール、1,3-ブチレングリコール、へキシレングリ
コール等の多価アルコール又はその誘導体、アセトン、
メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、メチル
-n-プロピルケトン等のケトン類、酢酸エチル、酢酸イ
ソプロピル等のエステル類、エチルエーテル、イソプロ
ピルエーテル、n-ブチルエーテル等のエーテル類、スク
ワラン、ワセリン、パラフィンワックス、パラフィン油
などの炭化水素類、オリーブ油、小麦胚芽油、米油、ゴ
マ油、マカダミアンナッツ油、アルモンド油、ヤシ油等
の植物油脂、牛脂、豚脂、鯨油等の動物油脂、リン酸緩
衝生理食塩水等の無機塩類を添加した極性溶媒、界面活
性剤を添加した溶媒などを用いて予め抽出した抽出物を
濃縮した後に減圧乾燥させた成分を投入し、超臨界流体
又は亜臨界流体によって抽出する。
用いる抽出剤には特に制限はなく、例えば、水、二酸化
炭素、エチレン、プロピレン、エタン、プロパン、一酸
化二窒素、クロロジフルオロメタン、クロロトリフルオ
ロメタン、キセノン、アンモニア、メタノール、エタノ
ールなどを使用することができるが、最終製品が食品や
医薬品または化粧品や医薬部外品であるときには、取り
扱い上において、あるいは安全性、製品への混入による
毒性の問題などを考慮すると、二酸化炭素を使用するこ
とが好ましい。抽出圧力は、使用する抽出剤の臨界圧力
に応じて適宜選定することができるが、通常は3〜70
MPaであることが好ましく、特に二酸化炭素を使用す
るときは4〜60MPa、好ましくは5〜40MPa、
最も好ましくは6〜20MPaである。抽出温度は、使
用する抽出剤の臨界温度に応じて適宜選定することがで
きるが、通常は10〜700℃であることが好ましく、
特に抽出剤として二酸化炭素を使用するときは15〜2
00℃、好ましくは20〜150℃、最も好ましくは2
5〜100℃である。
に限定されないが、冬虫夏草1に対して溶媒0.1〜1
000重量倍、特に抽出操作、効率の点で、0.5〜1
00重量倍が好ましい。また、抽出時間は抽出条件など
により異なるが2時間〜2週間の範囲とするのが好まし
い。
エントレーナを用いることもできる。エントレーナとし
ては、水、メタノール、エタノール、プロパノール、ブ
タノール、アセトン、ヘキサン、シクロヘキサン、トル
エン等の溶媒が挙げられるが、特に限定されない。
み合わせてエントレーナとして用いる。特にエントレー
ナとして、水、メタノール、エタノール、プロパノー
ル、ブタノールなどを用いた場合、エントレーナ濃度と
して好ましくは、0.000001〜30.0%、より
好ましくは、0.00001〜10.0%、最も好まし
くは、0.0001〜1.0%である。これらのエント
レーナを用いることで炭酸ガス中への有効成分の溶解度
を向上させる効果が高く、抽出率も高くなる。
は、抽出物をそのまま用いることもできるが、その効果
を失わない範囲で、脱臭、脱色、濃縮などの精製操作を
加えたり、さらにはカラムクロマトグラフィーなどを用
いて分画物として用いてもよい。これらの抽出物や精製
物、分画物は、これらから溶媒を除去することによって
乾固物とすることもでき、さらに、アルコールなどの溶
媒に可溶化した形態、或いは乳剤の形態で用いることが
できる。
体により抽出して得られる抽出物の皮膚外用剤への配合
量は、特に限定されないが、あまり多量に配合しても、
その効果に変化はなく、固形分として0.0001〜5
重量%、さらには0.001〜1重量%の範囲とするこ
とが好ましい。
用剤に配合し得るものであれば、種類,基原を問わない
が、例えば、カロテノイド類、フラボノイド類、タンニ
ン類及び没食子酸及びその塩並びにエステル類、トコフ
ェロール及びその誘導体類、スーパーオキシドディスム
ターゼ、チオレドキシン、チオレドキシンリダクター
ゼ、ブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニ
ソール等が用いられる。
は、種類,基原を問わず、α-カロチン,β-カロチン,
γ-カロチン,リコペン,クリプトキサンチン,ルテイ
ン(キサントフィル),ゼアキサンチン,ロドキサンチ
ン,クロセチン等が例示される。また、これらのカロテ
ノイド類をそのまま用いてもよいが、配糖体,エステル
等の誘導体を用いてもよい。
は種類,基原を問わず、フラボン,クリシン,プリメチ
ン,アピゲニン,ルテオリン等のフラボン及フラボン配
糖体類、ガランギン,ケンフェロール,フィセチン,ク
ェルセチン,ミリセチン,ルチン等のフラボノール及び
フラボノール配糖体類、ダイゼイン,ゲニステイン等の
イソフラボン及びイソフラボン配糖体類、フラバノン,
ピノセンブリン,ナリンゲニン,サクラネチン,ヘスペ
レチン,エリオジクチオール,マットイシノール等のフ
ラバノン及びフラバノン配糖体類、フラバノノール,ピ
ノバンクシン,アロマデンドリン,フスチン,タキシホ
リン,アンペロプチン等のフラバノノール及びフラバノ
ノール配糖体類、カルコン,ブテイン,カルコノカルタ
ミジン,ペジシン,ペジシニン等のカルコン及びカルコ
ン配糖体類、べンザルクマラノン,スルフレチン,レプ
トシジン,オーロイジン等のベンザルクマラノン及びベ
ンザルクマラノン配糖体類、ペラルゴニジン,シアニジ
ン,デルフィニジン等のアントシアン及びアントシアン
配糖体類等が例示される。
植物、特にカシワ,ナラ等ブナ科植物の樹皮、ハゼ,ヌ
ルデ,ウルシ等ウルシ科植物の葉、カリロクの果実など
に存在する広義のタンニン酸で、ガロタンニン,ガロタ
ンニン酸等ともよばれる。タンニン類は、これら広く植
物界に分布する多数のフェノール性水酸基を持つ複雑な
芳香族化合物の総称で、アルカリ分解するとフェノール
類,フェノールカルボン酸が得られる。本発明において
は、これらの植物由来のタンニン類をそのままもしくは
精製したものを用いることができ、さらに人工的に合成
したものを用いることもできる。また、タンニンの構成
成分である没食子酸及びその塩、並びにそのエステル類
を用いることもできる。これらのタンニン類の中でも、
ハマメリス抽出物中に含まれるハマメリタンニンを用い
ることが最も好ましい。
の誘導体類としては特に限定されず、α-トコフェロー
ル,β-トコフェロール,γ-トコフェロール,d-トコ
フェロール,酢酸トコフェロール,ニコチン酸DL-α-
トコフェロール,コハク酸DL-α-トコフェロール等が
例示される。
して、スーパーオキシドディスムターゼ,チオレドキシ
ン,チオレドキシンリダクターゼ、ブチルヒドロキシト
ルエン、ブチルヒドロキシアニソール等を配合すること
もできる。
1種を単独で若しくは2種以上を組み合わせて用いるこ
とができる。また、これらの抗酸化成分の皮膚外用剤へ
の配合量は、各抗酸化成分の抗酸化活性に依存するが、
概ね0.00001〜5重量%,好ましくは0.000
1〜5重量%が適当である。
又は亜臨界流体により抽出した抽出物と抗酸化成分を含
有させた皮膚外用剤を提供し得るが、皮膚外用剤として
は、ローション,乳剤,クリーム,軟膏等の形態をとる
ことができる。またさらに、柔軟性化粧水,収れん性化
粧水,洗浄用化粧水などの化粧水類、エモリエントクリ
ーム,モイスチュアクリーム,マッサージクリーム,ク
レンジングクリーム,メイクアップクリーム等のクリー
ム類、エモリエント乳液,モイスチュア乳液,ナリシン
グ乳液,クレンジング乳液などの乳液類、ゼリー状パッ
ク,ピールオフパック,洗い流しパック,粉末パックな
どのパック類、美容液、及び洗顔料といった種々の製剤
形態の化粧料としても提供することができる。
白成分,保湿剤,抗炎症剤,紫外線吸収剤等、他の有効
成分を併用することもでき、日焼け止め化粧料,老化防
止用化粧料、美白剤などの薬用化粧料あるいは医薬部外
品などとして提供することもできる。
詳細に説明する。まず、本発明で用いる、冬虫夏草の超
臨界流体抽出物の調製例を示す。
(Cordyceps sinensis)粉末50gを500mLの熱水
で5時間抽出した後、抽出残試料を乾燥粉砕する。エン
トレーナとして0.003%のエタノールを加えた後、
40℃において15MPaの二酸化炭素を分離槽出口で
の大気圧下での二酸化炭素の流量が700リットル/時
間となるように調節しながら超臨界状態の二酸化炭素を
供給した。その後、抽出槽の圧力を減圧し抽出物を取り
出した。
例により、本発明の特徴について詳細に説明する。ま
ず、抗酸化成分と、冬虫夏草の超臨界流体抽出物を表1
に示すように配合し、下記の処方にて皮膚用クリームを
調製し、実施例1〜実施例4及び比較例1〜比較例6と
した。
し、75℃に加熱する。一方、(8)〜(10)の水相成分を
混合,溶解して75℃に加熱する。次いで、上記水相成
分に油相成分を添加して予備乳化した後、ホモミキサー
にて均一に乳化する。その後冷却し、50℃にて(11),
(12)を添加,混合する。
較例6を用いて、紫外線によるしわの発生に対する防止
効果を評価した。しわ発生防止効果の評価は、ヘアレス
マウス5匹を1群とし、各群について実施例及び比較例
をそれぞれ1日1回背部に塗布し、1J/cm2/週の
長波長紫外線(UVA)を50週間照射し、ヘアレスマ
ウスにおけるしわの発生状況を観察し、表2に示す判定
基準に従って点数化して行った。この際、精製水のみを
塗布した群を対照とした。結果は各群の平均値を算出
し、UVA照射日数との関係により表3に示した。
配合した比較例1〜比較例5,若しくは配合していない
比較例6と比較して、冬虫夏草の超臨界流体抽出物と抗
酸化成分を併用して配合した本発明の実施例では、各成
分の配合量が少ないにもかかわらず、しわの発生が顕著
に抑制され、50週後に微小なしわが僅かに発生してい
る程度であった。
例1〜比較例6について、6ヶ月間の実使用試験を行っ
た。パネラーとして、顕著なしわの発生若しくは弾性の
低下等の皮膚症状を有する40歳〜60歳代の女性、及
び顕著な肌荒れ症状を呈する20歳〜50歳代の女性を
用い、それぞれ1群20名とした。使用試験は、各群に
実施例及び比較例のそれぞれをブラインドにて使用さ
せ、使用試験開始前と使用試験終了後の皮膚の状態を観
察して行った。しわ及び皮膚弾性の各改善状況について
は、「改善」,「やや改善」,「変化なし」の3段階に
て評価し、各評価を得たパネラー数にて表4に示した。
なお、しわの程度については、写真撮影及びレプリカに
より、皮膚弾性についてはキュートメーターにより測定
して評価した。また、肌荒れについては、表5に示す判
断基準に従って皮膚の状態を点数化し、20名の平均値
により使用試験開始前と使用試験終了後を比較して表6
に示した。
用群ではしわ及び皮膚弾性の改善が認められないパネラ
ーは存在せず、16名以上のパネラーにおいて明確な改
善が認められた。一方、比較例1〜比較例5使用群にお
いては、しわ及び弾性の改善傾向が認められたが、明確
な改善が認められたパネラーの数は全て10名以下であ
った。
用群では、全パネラーにおいて、肌荒れの改善傾向が認
められ、殆どのパネラーにおいて、皮溝,皮丘が明瞭に
認められるに至っていた。これに対し、各種成分を単独
で配合した比較例1〜比較例5においては、各種成分を
配合していない比較例6より皮膚の状態が改善されては
いたが、皮溝が平坦で皮丘の形が不明瞭な状態にとどま
っていた。
ては、上記使用試験期間中に含有成分の析出,分離,凝
集,変臭,変色といった製剤の状態変化は全く見られな
かった。また、各実施例使用群において、皮膚刺激性反
応や皮膚感作性反応を示したパネラーは存在しなかっ
た。
て溶解,均一化する。一方、(8)〜(10)の水相成分を混
合,溶解して75℃に加熱し、前記の油相成分を添加し
て予備乳化する。(11)を添加した後ホモミキサーにて均
一に乳化し、(12)を加えて増粘させる。冷却後40℃に
て(13)〜(14)を添加,混合する。
解し、70℃に保つ。一方、(8)〜(11)の水相成分を混
合,加熱して均一とし、70℃とする。この水相成分に
油相成分を撹拌しながら徐々に添加して乳化する。
(5)を溶解して添加し、次いで(6)を加えて増粘させ、
(7)の成分を添加する。
加熱する。一方、(7)〜(9)の水相成分を混合,溶解し
て75℃に加熱する。次いで、上記水相成分に油相成分
を添加して予備乳化した後、ホモミキサーにて均一に乳
化し、冷却後40℃にて(10),(11)の成分を添加,混合
する。
し、75℃に加熱する。一方、(5)〜(8)を均一に溶解
して75℃に加熱し、これに前記油相成分を添加して乳
化する。
解する。
50℃に加熱した(4)に撹拌しながら徐々に添加する。
これをあらかじめ混合し、70℃に加熱溶解した(1)〜
(3)に均一に分散し、これに(7),(8)を(9)の残部に
溶解して70℃に加熱したものを撹拌しながら添加し、
ホモミキサーにて乳化する。冷却後、40℃にて(10)〜
(12)の成分を添加,混合する。
て均一とする。一方、(7)〜(9)の水相成分を混合し、
75℃に加熱,溶解して均一とし、これに(10)〜(12)の
顔料を添加し、ホモミキサーにて均一に分散させる。こ
の水相成分に前記油相成分を添加し、ホモミキサーにて
乳化した後冷却し、40℃にて(13)の成分を添加,混合
する。
て均一とする。一方、(8)〜(11)の水相成分を混合し、
75℃に加熱,溶解して均一とし、これに(12)〜(16)の
顔料を添加し、ホモミキサーにて均一に乳化した後冷却
し、40℃にて(17)の成分を添加,混合する。
加熱する。一方、(8)〜(10)の水相成分を混合,溶解し
て75℃に加熱する。ついで、水相成分に油相成分を添
加して予備乳化した後、ホモミキサーにて均一に乳化し
て冷却し、40℃にて(11)の成分を添加,混合する。
より抽出して得られる抽出物と抗酸化成分を併用した本
発明の皮膚外用剤は、皮膚の肌荒れ及び老化防止作用に
優れ、皮膚中での活性酸素生成に起因する過酸化脂質の
生成や、肌の炎症,肌荒れを防止あるいは改善する効果
を示した。
Claims (2)
- 【請求項1】 冬虫夏草を超臨界流体又は亜臨界流体に
より抽出して得られる抽出物と、抗酸化成分から選択さ
れる1種又は2種以上の成分を含有する皮膚外用剤。 - 【請求項2】 抗酸化成分が、カロテノイド類,フラボ
ノイド類,タンニン類及び没食子酸及びその塩並びにエ
ステル類,トコフェロール及びその誘導体類,スーパー
オキシドディスムターゼ,チオレドキシン,チオレドキ
シンリダクターゼ、ブチルヒドロキシトルエン、ブチル
ヒドロキシアニソールから選択される1種又は2種以上
である、請求項1に記載の皮膚外用剤。
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