JP2003292300A - ブームの過荷重防止装置 - Google Patents

ブームの過荷重防止装置

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JP2003292300A
JP2003292300A JP2002099013A JP2002099013A JP2003292300A JP 2003292300 A JP2003292300 A JP 2003292300A JP 2002099013 A JP2002099013 A JP 2002099013A JP 2002099013 A JP2002099013 A JP 2002099013A JP 2003292300 A JP2003292300 A JP 2003292300A
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Japan
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electric wire
boom
prevention device
overload prevention
tip
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JP2002099013A
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English (en)
Inventor
Kengo Tsuruta
健吾 鶴田
Satoru Takeshita
哲 竹下
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Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】仮支持装置が電線から受ける荷重を検出して高
所作業車の転倒を防止する簡素で安価な装置を提供す
る。 【解決手段】車体1に配設されたブーム2と、ブーム2
の先端部に取り付けられて電線6を張架状態に支持可能
な仮支持装置4と、仮支持装置4の先端に取り付けられ
て電線6を把持する電線把持部5と、電線把持部5に作
用する力を検出する力検出手段20を備えて、前記力が
許容範囲を超えた時に警報信号を出力するブームの過荷
重防止装置において、電線把持部5を水平方向に移動自
在に支持する支持案内手段22と、電線把持部5の水平
方向の移動を妨げる方向に付勢されたバネ24と、電線
把持部5の水平方向移動量が許容値を超えたことを検出
する水平移動検出手段25を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電柱等の代わりに
電線を張架状態のまま支持する仮支持装置をブームの先
端部に配設した高所作業車等において、ブーム先端部に
作用する水平面内荷重を考慮したブームの過荷重防止装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】電柱に配設された電線の移替作業を行う
場合には、起伏等が自在なブームの先端部に仮支持装置
を備えた高所作業車を用いている。そして、移替すべき
電線の近傍に仮支持装置を移動させてその電線を支持し
て、移替作業を行なっている。図4は、高所作業車によ
る電線の移替作業の説明図である。図において、1は高
所作業車である。高所作業車1には、旋回および起伏が
自在なブーム2が備えられ、ブーム2の先端には、バケ
ット3と仮支持装置4が取り付けられている。仮支持装
置4の先端には電線把持部5が備えられていて電線6を
把持する。ここでは、電柱7に張架されていた電線6を
別の電柱8に移動させる作業において、つまり、電線6
を仮支持装置4で左に引き寄せている状態を示してい
る。この時、仮支持装置4は電線6から右向きの反力を
受けているが、この反力が大きいと高所作業車1が転倒
するおそれがある。仮支持装置4に加わる過大な反力を
検出して高所作業車1の転倒を防止する装置として、特
開平11−157798号公報において、過負荷防止装
置が提案されている。この過負荷防止装置は仮支持装置
の基部に備えられた反力検出器の出力から演算によって
電線把持部の受ける反力を求めて、反力がしきい値を超
えた時に警報を出力する装置である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この過負荷
防止装置は、ブームの起伏角度、旋回角度および伸長
量、さらに反力検出器で検出した荷重検出値などの複数
のアナログ出力を時々刻々モニターして複雑な演算を行
うので、装置が複雑であり、高価になるという問題があ
った。そこで、本発明は仮支持装置が電線から受ける荷
重を検出して高所作業車の転倒を防止する簡素で安価な
装置を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は車体に起伏、旋回作動自在に配
設されたブームと、このブームの先端部に旋回及び昇降
作動自在に取り付けられて電線を張架状態に支持可能な
仮支持装置と、前記仮支持装置の先端に取り付けられて
前記電線を把持する電線把持部と、前記電線を支持した
ときに前記電線の張力により前記電線把持部に作用する
力を検出する力検出手段を備えて、前記力が許容範囲を
超えた時に警報信号を出力するブームの過荷重防止装置
において、前記電線把持部を水平方向に移動自在に支持
する支持案内手段と、前記電線把持部の水平方向の移動
を妨げる方向に付勢されたバネと、前記電線把持部の水
平方向移動量が許容値を超えたことを検出する水平移動
検出手段を備えるものである。また、請求項2の発明は
前記電線把持部を垂直方向に移動自在に支持する支持案
内手段と、前記電線把持部の垂直方向の移動を妨げる方
向に付勢されたバネと、前記電線把持部の垂直方向移動
量が許容値を超えたことを検出する垂直移動検出手段を
備えるものである。また、請求項3の発明は前記水平移
動検出手段および前記垂直移動検出手段をリミットスイ
ッチとするものである。また、請求項4の発明は前記水
平移動検出手段および前記垂直移動検出手段を光ファイ
バセンサとするものである。また、請求項5の発明は前
記ブームの先端部に絶縁部材を介して前記仮支持装置を
取り付けるものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図に基づ
いて説明する。図1は本発明の第1の実施例を示すブー
ムの過荷重防止装置の正面図である。図において、10
は図示しない仮支持装置の先端に取り付けられた垂直力
検出手段である。垂直力検出手段10はケーシング11
に取り付けられて、垂直方向に延びるリニアガイド12
と、リニアガイド12に案内されて上下に移動するスラ
イダー13と、スライダー13とケーシング11の間に
架け渡されてスライダー13の移動を妨げる方向に付勢
するバネ14と、ケーシング11に取り付けられてスラ
イダー13の移動を検出するリミットスイッチ15と、
スライダー13から水平に延びるロッド16からなる。
【0006】20はロッド16の先端に取り付けられた
水平検出手段である。水平力検出手段20はケーシング
21に取り付けられて水平方向に延びるリニアガイド2
2と、リニアガイド22に案内されて水平に移動するス
ライダー23と、スライダー23とケーシング21の間
に架け渡されてスライダー23の移動を妨げる方向に付
勢するバネ24と、ケーシング22に取り付けられてス
ライダー23の移動を検出するリミットスイッチ25
と、スライダー23から垂直に延びるロッド26からな
り、ロッド26の先端には電線把持部5が取り付けられ
ている。
【0007】次にこの過荷重防止装置の作用を説明す
る。電線把持部5が電線6から水平方向の反力を受ける
と、スライダー23はリニアガイド22上をバネ24に
逆らって水平方向に移動する、つまりリニアガイド22
とスライダー23は電線把持部5を支持するとともに、
水平方向の移動を案内する支持案内手段として機能す
る。スライダー23の移動量は水平反力の大きさに比例
するから、制限荷重の大きさに相当する位置にリミット
スイッチ25を配置しておけば、反力が前記制限荷重に
達した時にスライダー23がリミットスイッチ25を蹴
ることになる。このリミットスイッチ25で入り切りさ
れる信号を過荷重警報として、図示しない制御装置に出
力して、警報ブザーの奏鳴、ブームの動作停止など、過
荷重の印加を回避する操作を行なう。
【0008】垂直力検出手段10は、水平力検出手段2
0と同様の作用を生じる。つまり、電線把持部5が電線
6から受ける垂直方向の反力によって、スライダー13
が上下方向に移動して、リミットスイッチ15を蹴って
過荷重信号を出力する。この実施例では、スライダーの
移動量を検出する手段として、リミットスイッチを使用
したが、リミットスイッチに代えて各種の絶縁機能を有
するセンサ、例えば光ファイバセンサなどを用いてもよ
い。
【0009】図2は本発明の第2の実施例を示す過荷重
防止装置の正面図である。図において31は図示しない
ブームの先端に固定されるベースであり、32はベース
31に軸支された4節平行リンク機構であり、アクチュ
エータ33の作用により、水平力検出手段20と電線把
持部5を水平に保って昇降させることができる。水平力
検出手段20は4節平行リンク機構32の作用で水平に
保たれるので、常に水平方向の反力を検出できる。
【0010】図3は本発明の第3の実施例を示す過荷重
防止装置の上面図である。図において41は図示しない
ブームの先端に垂直軸周りに軸支された仮支持装置のア
ームであり絶縁材で構成されていて、図示しない駆動装
置により水平面内で旋回する。水平力検出手段20と電
線把持部5はアーム41の先端に垂直軸周りに回転自在
に軸支され、電線6から受ける力によって水平面内で回
転して、水平力検出手段20の動作方向が電線6に直角
になるように保たれる。またアーム41は絶縁材で構成
され、水平力検出手段20のセンサとして光ファイバセ
ンサを使用している。そのため、活線状態の電線を電線
把持部5で把持しても、安全に作業を行うことができ
る。
【0011】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば簡素
な機構で仮支持装置に印加される反力を検出できるの
で、高所作業車の転倒防止を安価かつ確実に防止できる
効果がある。また仮支持装置とブームの間に絶縁性の部
材を介し、さらに光ファイバセンサを用いたので、通電
中の配電線(活線)を安全に取り扱える効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す過荷重防止装置の
正面図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す過荷重防止装置の
正面図である。
【図3】本発明の第3の実施例を示す過荷重防止装置の
上面図である。
【図4】高所作業車による電線の移替作業の説明図であ
る。
【符号の説明】
1:高所作業車、2:ブーム、3:バケット、4:仮支
持装置、5:電線把持部、 6:電線、7:電柱、8:
電柱、10:垂直力検出手段、11:ケーシング、1
2:リニアガイド、13:スライダー、14:バネ、1
5:リミットスイッチ、16:ロッド、20:水平力検
出手段、21:ケーシング、22:リニアガイド、2
3:スライダー、24:バネ、25:リミットスイッ
チ、26:ロッド、31:ベース、32:4節平行リン
ク機構、33:アクチュエータ、41:アーム

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体に起伏、旋回作動自在に配設されたブ
    ームと、このブームの先端部に旋回及び昇降作動自在に
    取り付けられて電線を張架状態に支持可能な仮支持装置
    と、前記仮支持装置の先端に取り付けられて前記電線を
    把持する電線把持部と、前記電線を支持したときに前記
    電線の張力により前記電線把持部に作用する力を検出す
    る力検出手段を備えて、前記力が許容範囲を超えた時に
    警報信号を出力するブームの過荷重防止装置において、 前記電線把持部を水平方向に移動自在に支持する支持案
    内手段と、前記電線把持部の水平方向の移動を妨げる方
    向に付勢されたバネと、前記電線把持部の水平方向移動
    量が許容値を超えたことを検出する水平移動検出手段を
    備えたことを特徴とするブームの過荷重防止装置。
  2. 【請求項2】前記電線把持部を垂直方向に移動自在に支
    持する支持案内手段と、前記電線把持部の垂直方向の移
    動を妨げる方向に付勢されたバネと、前記電線把持部の
    垂直方向移動量が許容値を超えたことを検出する垂直移
    動検出手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の
    ブームの過荷重防止装置。
  3. 【請求項3】前記水平移動検出手段および前記垂直移動
    検出手段がリミットスイッチであることを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載のブームの過荷重防止装
    置。
  4. 【請求項4】前記水平移動検出手段および前記垂直移動
    検出手段が光ファイバセンサであることを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載のブームの過荷重防止装
    置。
  5. 【請求項5】前記ブームの先端部に絶縁部材を介して前
    記仮支持装置を取り付けたことを特徴とする請求項1な
    いし請求項4のいずれかに記載のブームの過荷重防止装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109353918A (zh) * 2018-09-14 2019-02-19 苏州科讯机械设备有限公司 一种具有自动报警功能的升降机平台
CN114803767A (zh) * 2022-06-27 2022-07-29 山东七运集团有限公司 一种具有超重报警功能的货物搬运升降机及其使用方法

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