JP3827781B2 - 荷役物運搬機の力制御方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、平行四辺形リンク式またはジブ式などの昇降機構を有し、エアーシリンダーや電動機などのアクチュエータを用いて荷役物を昇降する荷役物運搬機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の力制御方法を適用した荷役物運搬機においては、人間が操作部を持ち、荷役物を持ち上げようとする力に応じて荷役物運搬機の吊り上げ力を増幅させ、その力で荷役物を昇降させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、前述した従来の力制御方法について、その内容と問題点を述べれば、人間が操作部を持ち、荷役物を持ち上げようとする時の持ち上げ力を操作部に設けた力センサーで検出し、その持ち上げ力を増幅させる事で荷役物を昇降させる制御方法で、上昇時の速度を規制する安全機能が十分でなかった。つまり、人間が荷役物を速く動かそうとすると、過剰な持ち上げ力が入力される場合があり、人間が機械に追従出来ない上昇速度となるため、制御できないという問題点があった。
また、荷役物を持ち上げている状態において、人間が操作部から手を放したときに力信号がなくなり自由落下に近い動きで下降してしまい、荷役物の破損や人間に危害をおよぼす恐れがあった。
【0004】
更に、人間の動きよりも機械の方が過剰反応した場合、ハンチング(人間が意図しない昇降の繰り返し動作)という現象が起き、人間の思い通りに操縦出来ないという問題点を有していた。併せて、力信号の増幅度(F2/F1:F1は人間の持ち上げ力、F2は荷役物運搬機の吊り上げ力)の大きい時で定格荷重に対して軽い荷役物を移載する場合に、吊り上げ力で微妙な位置合わせをするのに熟練が必要であった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は前述したそれぞれの問題点及び不具合点を解決したもので、荷役物を昇降する機構とこの昇降機構を駆動する駆動源と、この駆動源を制御する為の制御部及び操作部を有し、人間が操作部を持ち、荷役物を持ち上げようとする時に出す持ち上げ力の大きさを、操作部に設けた力センサーで検出し、その持ち上げ力の大きさに応じて荷役物運搬機の吊り上げ力を増幅させ、その持ち上げ力と吊り上げ力で荷役物を昇降させる力制御方法を有する荷役物運搬機において、昇降状態を検出器で判別し、上昇時に適宜所望以上の速度を検出した時、シリンダーへ供給するエアー流量を流量切替弁で可変する事で、上昇速度を制御する事を特徴とし、また操作部に握り検出器を配設し、握り検出器で状態を判別し、シリンダーへ供給するエアー流量を流量切替弁で可変する事で、荷役物を昇降させる速度を制御する事を特徴とする荷役物運搬機の力制御方法である。
【0006】
次いで、本発明の実施例を図1より説明する。図1は実施例の概念図である。支柱1と旋回台2を介してつながれた本体部3の側板にAアーム4の一端部を固定軸5に固着し、Aアーム4の他端部は支軸6を介してCアーム7の一端部と接続し、リンクアーム8とBアーム9と前記Aアーム4及びCアーム7により平行リンク機構を形成している。また、旋回台2の回転軸と直角な向きに平行リンク機構の力点10を支えるガイドを設け、更に旋回台2の回転軸に平行に上下動作が可能なシリンダー11により、平行リンクの力点10を昇降し、Cアーム7の他端部に力センサー12a及び握り部12bと握り検出器18を組み込んだ操作部12を配設し前記操作部12に荷役物16を吊るフック13を備えている。
また、制御構成について述べれば、制御部14は制御基板14a、電空比例弁14b及び流量切替弁14Cで構成されている。操作部12に配設した力センサー12aと握り検出器18及びシリンダー11の上下ストローク部に設けた検出器17は制御基板14aに信号を入力している。さらに、制御基板14aは電空比例弁14b及び流量切替弁14cに接続され、電空比例弁14bはエアー配管により流量切替弁14Cを介してシリンダー11に接続される。
【0007】
図2は制御方法のブロック図である。F1は人間が操作する時に出力する持ち上げ力であり、電線15を介して制御部14の制御基板14aに入力され、演算部で演算処理した後、電空比例弁14bへ出力されており、シリンダー11へは持ち上げ力F1に比例したエアーが常時供給されるため、アーム機構を介して吊り上げ力F2を発生させている。また、制御部14の制御基板14aは、シリンダー11の上下動を検出器17で検出し、電線17aを介して信号を入力し、昇降状態を演算部で判別している。併せて、操作部12に配設した握り検出器18の信号が演算部に入力され、その演算部からの出力でシリンダーへ供給するエアー流量を流量切替弁14cで可変させている。
【0008】
【作用】
以上の構成から、図1よりその作用について述べれば、まず握り部12bを上方向に持ち上げようとすると、その反重力方向の力が力センサー12aに伝えられる。力センサー12aは受け取った力を電気信号に変換し、電線15を通して制御部14の制御基板14aへ入力され、前記制御基板14aで積分増幅処理される。次に、検出器17からの信号により昇降状態を演算部で判別し、上昇の適宜所望以上の速度を検出し、流量切替弁14cに出力する。流量切替弁14cはシリンダーへ供給するエアー流量を可変する事でシリンダーの動きを制御する。また、握り部12bを重力方向へ下げる事で、検出器17からの信号により昇降状態を制御基板14aの演算部で判別し、下降の設定以上の速度になると、流量切替弁14cに出力しエアー流量を可変する事で、通常の昇降動作となる。
【0009】
人間が操作部から手を放したときに、操作部12に配設する握り検出器18からの信号が電線18aを通じて制御部14の制御基板14aに出力する。この出力信号を演算部で判別し、流量切替弁14cに出力することで、流量切替弁14cはエアー流量を可変し、落下する速度を制御する事で荷役物の床への衝撃を緩和する。
【0010】
力信号の増幅度(F2/F1:F1は人間の持ち上げ力、F2は荷役物運搬機の吊り上げ力)の大きい時で定格荷重に対して軽い荷役物を移載する場合に、人間の動きよりも機械の動きが過剰反応してハンチングが起きたとき、操作部12に配設する握り検出器18から手を放す事で、握り検出器18からの信号が電線18aを通じて制御部14の制御基板14aに出力する。この出力信号を演算部で判別し、流量切替弁14cに出力する事で、流量切替弁14cはエアー流量を可変し、昇降の速度を制御する。
また、吊り上げ力で微妙な位置合わせをする場合、握り検出器18を使用して上記同様に流量切替弁14cでエアー流量を可変する事により、昇降速度を制御する。
【0011】
【発明の効果】
以上の構成並びに作用からその効果について述べれば、従来の力制御方法に本発明である制御方法を用いる事により、人間が荷役物を速く持ち上げようとする手の力を加減する事なく、荷役物運搬機が適宜所望以上の速度にならないため、必要以上の持ち上げ力が入力されても安全な速度で荷役物を持ち上げる事が出来る。また、荷役物を持ち上げている状態において、何らかの状況下で人間が操作部から手を放したときにも、荷役物が自由落下することなく安全に下降し、荷役物の床などへの衝撃による破損を防止すると共に、荷役物による人間の足元への危害を回避出来る。
更に、力信号の増幅度(F2/F1:F1は人間の持ち上げ力、F2は荷役物運搬機の吊り上げ力)の大きい時で定格荷重に対して軽い荷役物を移載する場合に、人間の動きよりも機械の方が過剰反応してハンチングが起きたときにも、流量切替弁でエアー流量を可変する事により、昇降速度を制限出来、ハンチングを防止した。併せて、吊り上げ力で微妙な位置合わせにも容易に操作出来、従来にない操作性と安全性に多大な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す概念図。
【図2】本発明の実施例の機能説明図(ブロック図)。
【符号の説明】
1 支柱 2 旋回台 3 本体部
4 Aアーム 5 固定軸 6 支軸
7 Cアーム 8 リンクアーム 9 Bアーム
10 力点 11 シリンダー 12 操作部
12a 力センサー 12b 握り部 13 フック
14 制御部 14a 制御基板 14b 電空比例弁
14c 流量切替弁 15 電線 16 荷役物
17 検出器 17a 電線 18 握り検出器
18a 電線
F1 持ち上げ力
F2 荷役物運搬機の吊り上げ力
W 荷役物の重量

Claims (1)

  1. 荷役物を昇降する機構と、この昇降機構を駆動する駆動源と、この駆動源を制御する為の制御部及び操作部を有し、人間が操作部を持ち、荷役物を持ち上げようとする時に出す反重力方向への人間の持ち上げ力を操作部に設けた力センサーで検出し、常にその人間の持ち上げ力の大きさに応じて荷役物運搬機の吊り上げ力を増幅させ、荷役物の上昇及び下降及び停止の全てに反重力方向への人間の持ち上げ力を使用し、その反重力方向への人間の持ち上げ力と荷役物運搬機の吊り上げ力を加算して荷役物を上昇又は下降又は停止させる力制御方法を有する荷役物運搬機において、該操作部に握り検出器を配設し、該握り検出器で人間が該操作部を把持しているか把持していないかを判別し、該操作部から手を放した時にシリンダーへ供給するエアー流量を流量切替弁で可変する事で、荷役物を下降させる速度を制御する事を特徴とする荷役物運搬機の力制御方法。
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