JP2003291481A - 孔版印刷装置 - Google Patents

孔版印刷装置

Info

Publication number
JP2003291481A
JP2003291481A JP2002101493A JP2002101493A JP2003291481A JP 2003291481 A JP2003291481 A JP 2003291481A JP 2002101493 A JP2002101493 A JP 2002101493A JP 2002101493 A JP2002101493 A JP 2002101493A JP 2003291481 A JP2003291481 A JP 2003291481A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
master
plate making
stencil printing
resin film
porous support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002101493A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomiya Mori
富也 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tohoku Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Tohoku Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tohoku Ricoh Co Ltd filed Critical Tohoku Ricoh Co Ltd
Priority to JP2002101493A priority Critical patent/JP2003291481A/ja
Priority to US10/205,402 priority patent/US6742450B2/en
Priority to CNB021315019A priority patent/CN1231351C/zh
Publication of JP2003291481A publication Critical patent/JP2003291481A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)
  • Printing Plates And Materials Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 セットミスがあってもこれを製版前に検知可
能であり、タイムロスの発生を防止することが可能であ
ると共に、多孔性樹脂膜の空隙率にばらつきがあっても
安定した印刷品質を得ることが可能な孔版印刷装置を提
供する。 【解決手段】 マスタ61の一面と対向して配設された
反射型検知部材20a及びマスタ61を介して反射型検
知部材20aと対向して配設された高反射率を有する反
射部材20bからなり、多孔性支持体206,208の
空隙状態を検知する空隙状態検知手段20と、空隙状態
検知手段20の検知情報に基づいて多孔性支持体20
6,208の空隙状態を識別することによりその種類を
識別する制御手段200とを設け、制御手段200によ
り識別されたマスタ61の種類が所定の種類と異なると
きに製版部90の作動を停止させる構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷ドラムの外周
面上にマスタを巻装して印刷を行う孔版印刷装置に関
し、詳しくはマスタを製版する製版部の制御に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、簡便な印刷方式としてデジタル式
感熱孔版印刷が知られている。これは原稿画像の読取情
報に基づいてサーマルヘッド等の穿孔手段により感熱性
孔版マスタ(以下、マスタという)の熱可塑性樹脂フィ
ルム面を溶融穿孔し、製版されたマスタを多孔性円筒状
の印刷ドラムの外周面に巻装して、印刷ドラム上のマス
タにプレスローラ等の押圧手段によって用紙を押圧する
ことにより印刷を行うものである。
【0003】この孔版印刷に使用されるマスタとして
は、熱可塑性樹脂フィルムにインキ透過性を有する多孔
性支持体としての多孔性繊維膜を接着剤で貼り合わせた
構成のもの(以下、「通常のマスタ」という)が知られ
ている。多孔性繊維膜としては、一般的に麻繊維又は麻
繊維と合成繊維、木材繊維等を混抄したものが用いられ
ている。
【0004】しかし、この通常のマスタでは、熱可塑性
樹脂フィルムのすぐ上に繊維からなる多孔性支持体が存
在するため、繊維の重なった部分と熱可塑性樹脂フィル
ムとが接する部分に接着剤が大量に鳥の水かき状に集積
し、その部分ではサーマルヘッドによる穿孔が行われに
くくなって印刷むらが発生する等の問題があった。
【0005】このような問題に対処すべく、特開平10
−236011号公報には、熱可塑性樹脂フィルムの一
方の面上に樹脂からなる多孔性樹脂膜が積層され、この
多孔性樹脂膜の上に互いに結合された繊維状物質からな
る多孔性繊維膜が積層された多孔性支持体を有するマス
タが提案されている。
【0006】この多孔性樹脂膜とは、溶剤に溶かした樹
脂を析出させて凝結等により形成する多孔性の膜を意味
しており、この多孔性樹脂膜は微細な空隙が厚み方向に
複雑に重なった構造を呈している。また、ここで用いら
れる多孔性繊維膜とは、綿、麻などの植物繊維、ポリエ
ステル、ポリビニルアルコール等の合成繊維等の繊維物
質からなる薄葉紙等によって形成され、各繊維物質が互
いに接着され、絡み付きあるいは編まれること等により
結合されている膜を意味している。
【0007】このような構成のマスタによれば、上述し
た印刷むら等の問題を解消できると共にマスタの腰力及
び引っ張り強度を向上させることができ、画質向上を図
ることもできる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】多孔性樹脂膜を有する
マスタを用いる場合、その特有の構造により通常のマス
タを用いる場合に比べ、製版条件(穿孔エネルギ条件
等)や印刷条件(インキの種類の違いによるインキの通
り易さ等)が大きく異なる。このため、多孔性樹脂膜を
有するマスタに対応した条件設定がなされた孔版印刷装
置において、フィルムの上に多孔性繊維膜を積層した通
常のマスタをセットして印刷を行うと印刷不良が発生す
る。逆に、通常のマスタに対応した条件設定がなされた
孔版印刷装置において多孔性樹脂膜を有するマスタをセ
ットして印刷を行うと印刷不良が発生する。
【0009】通常のマスタと多孔性樹脂膜を有するマス
タとをオペレータの目視によって識別することは難し
く、セットミスがあった場合にその結果が判るのは少な
くとも1枚目の印刷を行った後であり、製版済みのマス
タの廃棄、マスタの交換あるいはマスタの再セットが必
要となり、手間を要すると共にマスタの無駄な消費及び
大きなタイムロスが生じることになる。
【0010】また、同じ多孔性樹脂膜を有するマスタで
あっても製造ロットによりその空隙率にはばらつきがあ
り、インキ通過性が異なることにより安定した印刷品質
が得られないという問題があった。
【0011】本発明は、セットミスがあってもこれを製
版前に検知可能であり、上述したタイムロス等の発生を
防止することが可能であると共に、多孔性樹脂膜の空隙
率にばらつきがあっても安定した印刷品質を得ることが
可能な孔版印刷装置の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
多孔性支持体と熱可塑性樹脂フィルムとを有するマスタ
を画像情報に基づいて穿孔製版する製版部を有し、前記
製版部により製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に
巻装して印刷を行う孔版印刷装置において、前記マスタ
の一面と対向して配設された反射型検知部材及び前記マ
スタを介して前記反射型検知部材と対向して配設された
反射部材を有し前記多孔性支持体の空隙状態を検知する
空隙状態検知手段と、前記空隙状態検知手段の検知情報
に基づいて前記多孔性支持体の空隙状態を識別すること
により前記マスタの種類を識別する制御手段とを有し、
前記制御手段により識別された前記マスタの種類が所定
の種類と異なるときに前記製版部の作動を停止させるこ
とを特徴とする。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の孔
版印刷装置において、さらに前記制御手段により識別さ
れた前記マスタの種類が所定の種類と異なるときに警告
を行うことを特徴とする。
【0014】請求項3記載の発明は、多孔性支持体と熱
可塑性樹脂フィルムとを有するマスタを画像情報に基づ
いて穿孔製版する製版部を有し、前記製版部により製版
されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装して印刷を行
う孔版印刷装置において、前記マスタの一面と対向して
配設された反射型検知部材及び前記マスタを介して前記
反射型検知部材と対向して配設された反射部材を有し前
記多孔性支持体の空隙状態を検知する空隙状態検知手段
と、前記空隙状態検知手段の検知情報に基づいて前記多
孔性支持体の空隙状態を識別することにより前記マスタ
の種類を識別する制御手段とを有し、前記制御手段によ
り識別された前記マスタの種類に基づいて前記製版部の
製版条件を変更することを特徴とする。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項1ないし請
求項3のうちの何れか1つに記載の孔版印刷装置におい
て、さらに前記反射型検知部材及び前記反射部材は前記
マスタの面に対して直交する位置から所定角度傾いた位
置にそれぞれ配設されていることを特徴とする。
【0016】請求項5記載の発明は、多孔性支持体と熱
可塑性樹脂フィルムとを有するマスタを画像情報に基づ
いて穿孔製版する製版方法において、反射型検知部材と
反射部材とを用いて前記多孔性支持体の空隙状態の識別
を行い、この結果に基づいて製版条件を変更することを
特徴とする。
【0017】請求項6記載の発明は、請求項5記載の製
版方法において、さらに前記製版条件が製版エネルギで
あることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図に基づいて本発明の第1
の実施形態を説明する。先ず、図1に基づいて本実施形
態における孔版印刷装置の全体構成及び孔版印刷プロセ
スの概要を説明する。
【0019】装置本体50の上部には原稿読取部80が
設けられており、その下方中央部には多孔性の印刷ドラ
ム101を有する印刷ドラム部100が設けられてい
る。印刷ドラム部100の上方右側には製版部90が設
けられ、印刷ドラム部100の上方左側には排版部70
が設けられている。また、製版部90の下方には給紙部
110が、印刷ドラム部100の下方には印圧部120
が、排版部70の下方には排紙部130がそれぞれ設け
られている。
【0020】次に、上記構成に係る孔版印刷装置の印刷
動作を説明する。先ず、原稿読取部80の上部に配置さ
れた図示しない原稿載置台に印刷すべき画像を持った原
稿60を載置し、図示しない操作パネル上の製版スター
トキーを押す。この製版スタートキーの押下に伴い、先
ず排版工程が実行される。この状態においては、印刷ド
ラム部100の印刷ドラム101の外周面に前回の印刷
で使用された使用済みマスタ61bが装着されたまま残
っている。
【0021】印刷ドラム101が反時計回り方向に回転
し、印刷ドラム101の外周面上に装着された使用済み
マスタ61bの後端部が一対の排版剥離ローラ71a,
71bに近づくと、各排版剥離ローラ71a,71bは
回転しつつ一方の排版剥離ローラ71aで使用済みマス
タ61bの後端部をすくい上げる。使用済みマスタ61
bは、各排版剥離ローラ71a,71bの左側に配設さ
れた一対の排版コロ73a,73bと排版剥離ローラ7
1a,71bとの間に掛け回された排版搬送ベルト対7
2a,72bで矢印Y1方向へ搬送されつつ排版ボック
ス74内へ排出され、印刷ドラム101の外周面から引
き剥がされて排版工程が終了する。このとき印刷ドラム
101は反時計回り方向への回転を続けている。剥離・
排出された使用済みマスタ61bは、圧縮板75により
排版ボックス74の内部で圧縮される。
【0022】排版工程と並行して、原稿読取部80では
原稿読み取り動作が行われる。図示しない原稿載置台に
載置された原稿60は、分離ローラ81、一対の前方原
稿搬送ローラ82a,82b及び一対の後方原稿搬送ロ
ーラ83a,83bのそれぞれの回転により矢印Y2か
らY3方向に搬送されつつ露光読み取りに供される。こ
のとき、原稿60が多数あるときは、分離ブレード84
の作用でその最下部の原稿60のみが搬送される。原稿
60の画像読み取りは、コンタクトガラス上を搬送され
つつ蛍光灯86により照明された原稿60の表面からの
反射光をミラー87で反射させ、レンズ88を通してC
CD(電荷結合素子)からなる画像センサ89に入射さ
せることにより行われる。すなわち原稿60の読み取り
は周知である縮小式の原稿読取方式で行われ、その画像
が読み取られた原稿60は原稿トレイ80A上に排出さ
れる。画像センサ89で光電変換された電気信号は、装
置本体50内の図示しないアナログ/デジタル(A/
D)変換基板に入力され、デジタル画像信号に変換され
る。
【0023】一方、この画像読み取り動作と並行して、
デジタル信号化された画像情報に基づき製版及び給版工
程が行われる。製版部90の所定部位にセットされたロ
ール状のマスタ61はロール状態から引き出され、サー
マルヘッド91にマスタ61を介して圧接しているプラ
テンローラ92、及びテンションローラ対93の回転に
より搬送路の下流側に搬送される。
【0024】このように搬送されるマスタ61に対し
て、サーマルヘッド91にライン状に並んだ複数個の微
小な発熱部が図示しないA/D変換基板から送られてく
るデジタル画像信号に応じて各々選択的に発熱し、発熱
した発熱部に接触しているマスタ61の熱可塑性樹脂フ
ィルム(後述する)が溶融穿孔される。このような画像
情報に応じたマスタ61の位置選択的な溶融穿孔によ
り、画像情報が穿孔パターンとして書き込まれる。
【0025】マスタ61の搬送方向におけるサーマルヘ
ッド91の上流には、マスタ61が有する多孔性支持体
(後述する)の空隙状態を検知するための空隙状態検知
手段20が設けられている。この空隙状態検知手段20
については後述する。
【0026】図1に示すように、画像情報が書き込まれ
た製版済みマスタ61aの先端は、給版ローラ対94に
より印刷ドラム101の外周部側へ向かって送り出さ
れ、図示しないガイド部材により進行方向を下方へと変
えられた後、図示する給版待機状態にある印刷ドラム1
01の拡開したマスタクランパ102(仮想線で示す)
へ向かって垂れ下がる。このとき印刷ドラム101は、
排版工程により使用済みマスタ61bを既に除去されて
いる。
【0027】そして、製版済みマスタ61aの先端が所
定のタイミングでマスタクランパ102によりクランプ
されると、印刷ドラム101は図中A方向(時計回り方
向)に回転しつつ外周面に製版済みマスタ61aを徐々
に巻き付けていく。製版済みマスタ61aの後端部はカ
ッタ95により一定の長さに切断される。
【0028】1版の製版済みマスタ61aが印刷ドラム
101の外周面上に巻装されると、製版及び給版工程が
終了して印刷工程が開始される。先ず、給紙台51上に
積載された用紙62の最上位に位置する1枚が、給紙コ
ロ111及び分離コロ対112によりフィードローラ対
113に向けて矢印Y4方向に送り出され、さらにフィ
ードローラ対113により印刷ドラム部100の回転と
同期した所定のタイミングで印圧部120に送られる。
送り出された用紙62が印刷ドラム101とプレスロー
ラ103との間に位置すると、印刷ドラム101の外周
面下方に離間していたプレスローラ103が図示しない
揺動手段によって上方に揺動されることにより、印刷ド
ラム101の外周面に巻装された製版済みマスタ61a
に押圧される。これにより印刷ドラム101の開孔部及
び製版済みマスタ61aの穿孔パターン部(共に図示せ
ず)からインキが滲み出し、この滲み出たインキが用紙
62の表面に転移されて印刷画像が形成される。
【0029】このとき印刷ドラム101の内周側では、
インキ供給管104からインキローラ105とドクター
ローラ106との間に形成されたインキ溜り107にイ
ンキが供給され、印刷ドラム101の回転方向と同一方
向に、かつ、印刷ドラム101の回転周速度と同期して
回転しながら内周面に接触するインキローラ105によ
りインキが供給される。
【0030】印圧部120において印刷画像を形成され
た用紙62は、排紙剥離爪114によって印刷ドラム1
01の外周面から剥がされ、吸着用ファン118に吸着
されつつ、吸着排紙入口ローラ115及び吸着排紙出口
ローラ116に掛け渡された搬送ベルト117の反時計
回り方向の回転により、矢印Y5のように排紙部130
へ向かって搬送されて排紙台52上に順次排出積載され
る。このようにしていわゆる試し刷りが終了する。
【0031】次に、図示しないテンキーで印刷枚数をセ
ットし、図示しない印刷スタートキーを押下すると上記
試し刷りと同様の工程で、給紙、印刷及び排紙の各工程
がセットした印刷枚数分繰り返して行なわれ、孔版印刷
の全工程が終了する。
【0032】図2に示すように、空隙状態検知手段20
は、反射型検知部材としての反射型フォトセンサ20a
と、高反射率を有する反射部材としての反射板20bと
から構成されており、これらはマスタ61を挟んで対向
するように設けられている。
【0033】図3に示すように、反射型フォトセンサ2
0aによる検知信号は制御手段(孔版印刷装置のメイン
コントローラ)200に入力される。制御手段200
は、反射型フォトセンサ20aからの検知信号に基づい
てサーマルヘッド91の駆動を制御する。制御手段20
0は、CPU,ROM,RAM,I/Oインタフェース
等を含むマイクロコンピュータである。
【0034】マスタ61は、図5に示すように、熱可塑
性樹脂フィルム204の上(一面側)に、多孔性支持体
である熱可塑性樹脂からなる多孔性樹脂膜206及び互
いに結合された繊維状物質からなる多孔性膜としての多
孔性繊維膜208を積層した構造を呈している。
【0035】多孔性樹脂膜206は、樹脂膜構成要素2
06aと空隙206bとを有しており、溶剤に溶かした
樹脂を析出させて凝結させること等により形成されるも
ので、膜の内部及び表面に多数の空隙206bを持つ構
造である。多孔性樹脂膜206としては、インキ通過性
の観点から、膜内において厚さ方向に空隙206bが連
続しており、かつ、熱可塑性樹脂フィルム204を床と
した場合に天井方向に空隙206bが貫通しているもの
が望ましい。
【0036】多孔性樹脂膜206の材料の主成分となる
樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブ
テン、スチレン系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニ
リデン、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリ
ビニルブチラール、ポリビニルアセタール、塩化ビニル
−酢酸ビニルコポリマー、塩化ビニル−塩化ビニリデン
コポリマー、塩化ビニル−アクリロニトリルコポリマ
ー、スチレン−アクリロニトリルコポリマー等のような
ビニル系樹脂、ポリアクリロニトリル、ポリアクリル酸
系プラスチック、ジエン系プラスチック、ポリブチレ
ン、ナイロン等のポリアミド、ポリエステル、ポリフェ
ニレンオキサイド、(メタ)アクリル酸エステル、ポリ
カーボネート、ポリアセタール、フッ素系樹脂、ポリウ
レタン系プラスチック、各種天然プラスチック、天然ゴ
ム系プラスチック、各種熱可塑性エラストマー、アセチ
ルセルロース、アセチルブチルセルロース、アセチルプ
ロピルセルロース等のセルロース誘導体、微生物プラス
チック等や、これらのポリマーを含むコポリマー等が挙
げられる。その他、各種脂肪酸、ワックス等各種炭水化
物、各種タンパク質も使用できる。
【0037】多孔性樹脂膜206の製造工程における樹
脂溶液中には、必要に応じてフィラーを添加してもよ
い。この添加は、乾燥過程で生成する多孔性樹脂膜の形
状、強度、孔径の大きさに影響を与えるものである。具
体的には、酸化亜鉛、二酸化チタン、炭化カルシウム、
シリカ等の無機化合物、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニ
ル、ポリアクリル酸メチル等の有機ポリマー粒子であ
る。マイクロカプセル、マツモトマイクロスファイアー
(松本油脂製薬株式会社製)も有効に利用できる。さら
に多孔性樹脂膜206には、穿孔を阻害しない範囲内で
帯電防止剤、スティック防止剤、界面活性剤、防腐剤、
消泡剤等を併用することができる。
【0038】熱可塑性樹脂フィルム204としては、塩
化ビニル−塩化ビニリデン共重合体フィルム、ポリプロ
ピレンフィルム、ポリエステルフィルム等の、一般的な
マスタに用いられているものが使用できる。また、熱可
塑性樹脂フィルム204の表面に、サーマルヘッド91
とのスティックを防止するスティック防止層を設けるこ
とができる。この場合に使用されるスティック防止剤と
しては、従来の孔版印刷用マスタで一般的に使用されて
いるものが使用できる。例えば、シリコーン系離型剤、
フッ素離型剤、リン酸エステル系界面活性剤等である。
【0039】多孔性繊維膜208は公知の方法で製造さ
れる。多孔性繊維膜208としては、ガラス、セピオラ
イト、各種金属等の鉱物繊維、羊毛、絹等の動物繊維、
綿、麻などの植物繊維、スフ、レーヨン等の再生繊維、
ポリエステル、ポリビニルアルコール、アクリル等の合
成繊維、カーボンファイバー等の半合成繊維、ウイスカ
構造を有する無機繊維等の薄葉紙等が挙げられる。ここ
でいう多孔性膜とは、和紙等の繊維、多孔性のシート、
メッシュシート等を包含する意味である。
【0040】既述のように、多孔性樹脂膜206からな
る多孔性支持体を有するマスタ61では微細な空隙が厚
み方向に複雑に重なった構造になっており光の通過性が
悪く、例えばフィルム面側から見たときに反対側にある
ものは見えにくい。本実施形態ではこのような構造特性
を活かして空隙状態を識別しようというものである。
【0041】図2に示すように、マスタ61の一方の面
側には反射型検知部材としての反射型フォトセンサ20
aが設けられており、他方の面側には対向する位置に高
反射率を有する反射部材(反射率の良い部材)としての
反射板20bが設けられている。ここでいう高反射率と
は、多孔性支持体の空隙がある所定のレベル以上粗であ
る場合に、反射型フォトセンサ20aから出射されマス
タ61の多孔性支持体を通過した光が反射部材によって
反射された後、反射光が再びマスタ61の多孔性支持体
を介して反射型フォトセンサ20aに入射される程度の
反射率を意味している。
【0042】多孔性樹脂膜206を有していて空隙が密
であるマスタ61の場合、反射型フォトセンサ20aか
ら出射した光の通過性が悪く、反射板20bによって反
射した後に再びマスタ61の空隙を通過する光の割合が
少ないので反射光量は少なくなる。一方、空隙が粗であ
るマスタの場合には、反射型フォトセンサ20aから出
射した光の通過性が良く、反射板20bによって反射し
た後に再びマスタの空隙を通過する光の割合が多いので
反射光量は多くなる。図3に示す制御手段200BのR
OMには、予め実験等により得られたマスタ61の厚み
方向における反射光量の検知レベル(検知誤差を含む所
定の範囲)が記憶されており、制御手段200Bはこの
検知レベルを基準として反射型フォトセンサ20aの検
知信号に基づいてマスタの種類を識別する。
【0043】反射型フォトセンサ20aによって検知さ
れた反射光量が少なく、上記検知レベルの範囲内であっ
た場合には、制御手段200Bは使用対象である正規の
マスタ61がセットされていると判断して製版開始を許
容する。また、反射型フォトセンサ20aによって検知
された反射光量が多く、上記検知レベルの範囲外であっ
た場合には、制御手段200Bは別の種類のマスタであ
ると判断し、図示しないプラテンローラ駆動モータやサ
ーマルヘッド91の駆動を停止(製版停止)して警告を
行う。この警告は、例えば操作パネル202の液晶表示
部に、「マスタの種類が適正ではありません。」という
ようなメッセージを表示することによりなされる。この
メッセージを受けて、オペレータは孔版印刷装置の設定
条件に対応したマスタ(多孔性樹脂膜206を有してい
るマスタ61)と交換する。
【0044】本実施形態では製版動作を停止させると共
に警告を行う制御としたが、警告を行わずに製版動作の
みを停止させる構成としてもよい。また、本実施形態で
は別の種類のマスタがセットされたときに製版動作を停
止させると共に警告を行う構成としたが、製版条件の1
つである製版エネルギを変更して製版動作を行う構成と
してもよい。
【0045】さらに上記実施形態では、多孔性支持体と
して多孔性樹脂膜206を用いるものとして、多孔性樹
脂膜206の上部に多孔性繊維膜208を積層した構成
のマスタ61を例示したが、多孔性支持体として多孔性
樹脂膜206を用いるマスタとしては、多孔性繊維膜2
08を有さずに多孔性樹脂膜206のみを有するものを
用いてもよい。
【0046】次に、図4に基づいて第2の実施形態を説
明する。本実施形態では同じマスタ61間で空隙率のば
らつきが発生しても、安定した印刷品質を得ることがで
きるようにすることを目的としている。
【0047】図4に示す制御手段200CのROMに
は、予め実験等により得られたマスタ61の厚み方向に
おける反射光量の検知レベルと最適な製版エネルギとの
関係データテーブルが記憶されている。制御手段200
Cは、この関係データテーブルから反射型フォトセンサ
20aによって検知された反射光量に対応する製版エネ
ルギを選択し、選択した製版エネルギをサーマルヘッド
91へ印加する。
【0048】空隙が密で反射光量が少ない場合にはイン
キ通過性が悪いので、製版エネルギをアップさせること
により熱可塑性樹脂フィルム204の穿孔径を大きく
し、マスタ61から用紙62に転移されるインキ量を多
くする。逆に、空隙が粗で反射光量が多い場合にはイン
キ通過性が良いので、製版エネルギをダウンさせること
により熱可塑性樹脂フィルム204の穿孔径を小さく
し、マスタ61から用紙62に転移されるインキ量を少
なくする。上記関係データテーブルは反射光量の範囲が
多段階に区分けされており、インキ転移量の微調整が可
能となるように構成されている。
【0049】上記各実施形態では、図2に示すように、
空隙状態検知手段20を構成する反射型フォトセンサ2
0aと反射板20bとを、搬送されるマスタ61の面に
対してそれぞれ直交する位置に配置する構成としたが、
図6に示すように、反射型フォトセンサ20aと反射板
20bとを、搬送されるマスタ61の面に対して直交す
る線L1から所定角度θだけ傾いた線L2上に位置する
ように配置する構成を採用してもよい。このような構成
とすることにより、反射型フォトセンサ20aの検出値
としてマスタ61の表面で反射された光を除外すること
ができ、マスタ61における空隙状態の検出精度を向上
させることができる。
【0050】さらに上記各実施形態では、マスタ61の
空隙状態に応じて変化させる製版条件を製版エネルギと
し、空隙が密の場合には製版エネルギをアップさせて熱
可塑性樹脂フィルム204の穿孔径を大きくし、空隙が
粗の場合には製版エネルギをダウンさせて熱可塑性樹脂
フィルム204の穿孔径を小さくする構成としたが、製
版条件としてサーマルヘッド91が有する各発熱素子の
発熱時間をマスタ61の空隙状態に応じて変化させる構
成としてもよい。この場合、空隙が密の場合には発熱時
間を長くして熱可塑性樹脂フィルム204の穿孔径を大
きくし、空隙が粗の場合には発熱時間を短くして熱可塑
性樹脂フィルム204の穿孔径を小さくする構成とす
る。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、反射型検知部材によっ
て検知された反射光量が少なく、この反射光量が所定の
検知レベルの範囲内であった場合には、制御手段が使用
対象である正規のマスタがセットされていると判断して
製版開始を許容し、反射型検知部材によって検知された
反射光量が多く、この反射光量が所定の検知レベルの範
囲外であった場合には、制御手段が他のマスタがセット
されていると判断して製版部の作動を停止させると共に
警告を行うので、設定条件外のマスタがセットされてい
る場合には製版動作が行われないため、セットミスがあ
ってもこれを製版前に検知可能であると共にマスタの交
換あるいはマスタの再セットといった作業を省くことが
でき、タイムロスの発生を防止することができる。
【0052】また、空隙状態検知手段の検知結果から他
のマスタがセットされていると判断された場合に制御手
段が製版部の製版条件を変更させることにより、マスタ
を介して用紙に転移されるインキ量をほぼ一定の値とす
ることができ、同じマスタ間で多孔性支持体の空隙率に
ばらつきが発生している場合であっても安定した品質の
印刷物を得ることができる。
【0053】さらに、反射型検知部材及び反射部材をマ
スタの面に対して直交する位置から所定角度傾いた位置
に配設することにより、反射型検知部材の検出値として
マスタの表面で反射された光を除外することができ、空
隙状態検知手段による空隙状態の検出精度を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を採用した孔版印刷装
置の概略正面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に用いられる空隙状態
検知手段を説明する製版部の要部概略図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に用いられる制御手段
のブロック図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に用いられる制御手段
のブロック図である。
【図5】本発明の第1及び第2の実施形態に用いられる
マスタ及び空隙状態検知手段を説明するための部分側断
面図である。
【図6】本発明の他の実施形態に用いられる空隙状態検
知手段を説明する製版部の要部概略図である。
【符号の説明】
20 空隙状態検知手段 20a 反射型検知部材(反射型フォトセンサ) 20b 高反射率を有する反射部材(反射板) 61 マスタ 61a 製版されたマスタ(製版済みマスタ) 90 製版部 101 印刷ドラム 200,200C 制御手段 204 熱可塑性樹脂フィルム 206 多孔性支持体(多孔性樹脂膜) 208 多孔性支持体(多孔性繊維膜)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多孔性支持体と熱可塑性樹脂フィルムとを
    有するマスタを画像情報に基づいて穿孔製版する製版部
    を有し、前記製版部により製版されたマスタを印刷ドラ
    ムの外周面に巻装して印刷を行う孔版印刷装置におい
    て、 前記マスタの一面と対向して配設された反射型検知部材
    及び前記マスタを介して前記反射型検知部材と対向して
    配設された反射部材を有し前記多孔性支持体の空隙状態
    を検知する空隙状態検知手段と、前記空隙状態検知手段
    の検知情報に基づいて前記多孔性支持体の空隙状態を識
    別することにより前記マスタの種類を識別する制御手段
    とを有し、前記制御手段により識別された前記マスタの
    種類が所定の種類と異なるときに前記製版部の作動を停
    止させることを特徴とする孔版印刷装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段により識別された前記マスタ
    の種類が所定の種類と異なるときに警告を行うことを特
    徴とする請求項1記載の孔版印刷装置。
  3. 【請求項3】多孔性支持体と熱可塑性樹脂フィルムとを
    有するマスタを画像情報に基づいて穿孔製版する製版部
    を有し、前記製版部により製版されたマスタを印刷ドラ
    ムの外周面に巻装して印刷を行う孔版印刷装置におい
    て、 前記マスタの一面と対向して配設された反射型検知部材
    及び前記マスタを介して前記反射型検知部材と対向して
    配設された反射部材を有し前記多孔性支持体の空隙状態
    を検知する空隙状態検知手段と、前記空隙状態検知手段
    の検知情報に基づいて前記多孔性支持体の空隙状態を識
    別することにより前記マスタの種類を識別する制御手段
    とを有し、前記制御手段により識別された前記マスタの
    種類に基づいて前記製版部の製版条件を変更することを
    特徴とする孔版印刷装置。
  4. 【請求項4】前記反射型検知部材及び前記反射部材は、
    前記マスタの面に対して直交する位置から所定角度傾い
    た位置にそれぞれ配設されていることを特徴とする請求
    項1ないし請求項3のうちの何れか1つに記載の孔版印
    刷装置。
  5. 【請求項5】多孔性支持体と熱可塑性樹脂フィルムとを
    有するマスタを画像情報に基づいて穿孔製版する製版方
    法において、 反射型検知部材と反射部材とを用いて前記多孔性支持体
    の空隙状態の識別を行い、この結果に基づいて製版条件
    を変更することを特徴とする製版方法。
  6. 【請求項6】前記製版条件が製版エネルギであることを
    特徴とする請求項5記載の製版方法。
JP2002101493A 2001-07-27 2002-04-03 孔版印刷装置 Pending JP2003291481A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002101493A JP2003291481A (ja) 2002-04-03 2002-04-03 孔版印刷装置
US10/205,402 US6742450B2 (en) 2001-07-27 2002-07-26 Stencil printer and method and device for making a master therefor
CNB021315019A CN1231351C (zh) 2001-07-27 2002-07-27 模版打印机以及制造其原版的方法和装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002101493A JP2003291481A (ja) 2002-04-03 2002-04-03 孔版印刷装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003291481A true JP2003291481A (ja) 2003-10-14

Family

ID=29241840

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002101493A Pending JP2003291481A (ja) 2001-07-27 2002-04-03 孔版印刷装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003291481A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006334954A (ja) * 2005-06-02 2006-12-14 Tohoku Ricoh Co Ltd 孔版印刷装置
JP2007331172A (ja) * 2006-06-13 2007-12-27 Tohoku Ricoh Co Ltd マスタ表裏検知方法、マスタ表裏検知装置、マスタ種類検知装置および印刷装置
JP2008201040A (ja) * 2007-02-21 2008-09-04 Tohoku Ricoh Co Ltd マスタ、印刷方法、印刷プログラム、記録媒体及び印刷装置
JP2009119753A (ja) * 2007-11-15 2009-06-04 Tohoku Ricoh Co Ltd 製版装置および孔版印刷装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006334954A (ja) * 2005-06-02 2006-12-14 Tohoku Ricoh Co Ltd 孔版印刷装置
JP2007331172A (ja) * 2006-06-13 2007-12-27 Tohoku Ricoh Co Ltd マスタ表裏検知方法、マスタ表裏検知装置、マスタ種類検知装置および印刷装置
JP2008201040A (ja) * 2007-02-21 2008-09-04 Tohoku Ricoh Co Ltd マスタ、印刷方法、印刷プログラム、記録媒体及び印刷装置
JP2009119753A (ja) * 2007-11-15 2009-06-04 Tohoku Ricoh Co Ltd 製版装置および孔版印刷装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003291481A (ja) 孔版印刷装置
JP4777551B2 (ja) 製版装置及び孔版印刷装置
JP4294937B2 (ja) 印刷装置
US6742450B2 (en) Stencil printer and method and device for making a master therefor
JPH0717013A (ja) 印刷装置
JP2003034089A (ja) 感熱孔版マスタ・マスタ表裏検知装置・製版装置・製版印刷装置
JP2002362057A (ja) 感熱性孔版マスタ・マスタの表裏検知方法・マスタ表裏検知装置・製版装置・孔版印刷装置
JP2003039843A (ja) 感熱性孔版マスタ
JP4739499B2 (ja) 印刷方法および印刷装置
JP4121397B2 (ja) 給送装置・画像形成装置
JP5152919B2 (ja) 画像形成装置および孔版印刷装置
JP4664687B2 (ja) 孔版印刷装置
JP2003081462A (ja) 印刷方法および印刷装置
JP4774277B2 (ja) 孔版印刷装置
JP2863319B2 (ja) 製版用マスタおよび製版装置
JP2008284814A (ja) 紫外線定着装置及びそれを備えた印刷装置
JP2015174400A (ja) 印刷装置及び印刷方法
JP2002127352A (ja) 製版装置・孔版印刷装置・製版方法
JP4859010B2 (ja) 版胴及び孔版印刷装置
JP3200230B2 (ja) 孔版印刷装置
JPH09142001A (ja) 孔版印刷装置
JP2820863B2 (ja) 孔版印刷装置及びそのマスタ
JP2006131375A (ja) 排紙搬送装置・孔版印刷装置
US7963220B2 (en) Stencil printing apparatus
JP2005022139A (ja) ドラムカバー・孔版印刷装置・孔版印刷方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050210

A977 Report on retrieval

Effective date: 20060731

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20060808

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20061010

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070206