JP2003291353A - 液体吐出装置、プリンタ及び液体吐出装置の製造方法 - Google Patents

液体吐出装置、プリンタ及び液体吐出装置の製造方法

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JP2003291353A
JP2003291353A JP2002102021A JP2002102021A JP2003291353A JP 2003291353 A JP2003291353 A JP 2003291353A JP 2002102021 A JP2002102021 A JP 2002102021A JP 2002102021 A JP2002102021 A JP 2002102021A JP 2003291353 A JP2003291353 A JP 2003291353A
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liquid
heating element
tantalum
metal
layer
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Takaaki Miyamoto
孝章 宮本
Shogo Ono
章吾 小野
Minoru Kono
稔 河野
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Sony Corp
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、液体吐出装置、プリンタ及び液体
吐出装置の製造方法に関し、例えばインクジェット方式
のプリンタに適用にして、長期の使用による耐キャビテ
ーション層の信頼性の低下を有効に回避することができ
るようにする。 【解決手段】 本発明は、VI−A族金属の結晶粒が形
成されない組成比によるタンタルとVI−A族金属との
合金により発熱素子2の保護層5を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体吐出装置、プ
リンタ及び液体吐出装置の製造方法に関し、例えばイン
クジェット方式のプリンタに適用にすることができる。
本発明は、VI−A族金属の結晶粒が発生しない組成比
によるタンタルとVI−A族金属との合金により発熱素
子の保護層を形成することにより、長期の使用による耐
キャビテーション層の信頼性の低下を有効に回避するこ
とができるようにする。
【0002】
【従来の技術】近年、画像処理等の分野において、ハー
ドコピーのカラー化に対するニーズが高まってきてい
る。このニーズに対して、従来、昇華型熱転写方式、溶
融熱転写方式、インクジェット方式、電子写真方式及び
熱現像銀塩方式等のカラーコピー方式が提案されてい
る。
【0003】これらの方式のうちインクジェット方式
は、液体吐出装置であるプリンタヘッドに設けられたノ
ズルから記録液(インク)の液滴を飛翔させ、記録対象
に付着してドットを形成するものであり、簡易な構成に
より高画質の画像を出力することができる。このインク
ジェット方式は、ノズルからインク液滴を飛翔させる方
法の相違により、静電引力方式、連続振動発生方式(ピ
エゾ方式)及びサーマル方式に分類される。
【0004】これらの方式のうちサーマル方式は、イン
クの局所的な加熱により気泡を発生し、この気泡により
インクをノズルから押し出して印刷対象に飛翔させる方
式であり、簡易な構成によりカラー画像を印刷すること
ができるようになされている。
【0005】すなわちこのサーマル方式によるプリンタ
は、いわゆるプリンタヘッドを用いて構成され、このプ
リンタヘッドは、インクを加熱する発熱素子、発熱素子
を駆動するロジック集積回路による駆動回路等が半導体
基板上に搭載される。これによりこの種のプリンタヘッ
ドにおいては、発熱素子を高密度に配置して確実に駆動
できるようになされている。
【0006】すなわちこのサーマル方式のプリンタにお
いて、高画質の印刷結果を得るためには、発熱素子を高
密度で配置する必要がある。具体的に、例えば600
〔DPI〕相当の印刷結果を得るためには、発熱素子を
42.333〔μm〕間隔で配置することが必要になる
が、このように高密度で配置した発熱素子に個別の駆動
素子を配置することは極めて困難である。これによりプ
リンタヘッドでは、半導体基板上にスイッチングトラン
ジスタ等を作成して集積回路技術により対応する発熱素
子を接続し、さらには同様に半導体基板上に作成した駆
動回路により各スイッチングトランジスタを駆動するこ
とにより、簡易かつ確実に各発熱素子を駆動できるよう
になされている。
【0007】またサーマル方式によるプリンタにおいて
は、発熱素子による加熱によりインクに気泡が発生し、
ノズルからインクが飛び出すと、この気泡が消滅する。
これにより発砲、消砲の繰り返しによるキャビテーショ
ンによる機械的な衝撃を受ける。さらにプリンタは、発
熱素子の発熱による温度上昇と温度下降とが、短時間
〔数μ秒〕で繰り返され、これにより温度による大きな
ストレスを受ける。
【0008】このためプリンタヘッドは、タンタル、窒
化タンタル、タンタルアルミ等により発熱素子が形成さ
れ、この発熱素子上に窒化シリコン、炭化シリコン、タ
ンタル等による保護層が形成され、この保護層により耐
熱性、絶縁性が向上され、また発熱素子とインクとの直
接の接触を防止するようになされている。またこの保護
層の上層に、キャビテーションによる機械的な衝撃を緩
和して発熱素子を保護する保護層として耐キャビテーシ
ョン層がタンタル等により形成されるようになされてい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのように発
熱素子の液室側であって、インクに接する保護層である
タンタルによる耐キャビテーション層においては、長期
の使用により信頼性が低下する問題がある。
【0010】すなわちプリンタヘッドにおいては、長期
間使用すると、インク液滴を飛び出させることが困難に
なるものが発生し、このようなプリンタヘッドを分解し
て詳細に観察したところ、耐キャビテーション層の膜厚
が局所的に薄くなっていることが確認された。
【0011】このような耐キャビテーション層の膜厚の
薄くなった部位を顕微鏡により観察したところ、タンタ
ルの粒界からインクが侵入し、このインクがさらに結晶
粒を浸食している状態が観察され、これによりこのよう
な膜厚の減少がタンタル膜の粒界を起点として発生して
いることが判った。
【0012】耐キャビテーション層においては、このよ
うなインクによる浸食が、酸化溶解(oxidation-dissol
ution )反応により進行し、この反応により熱伝導率が
タンタルの1/10であるタンタルの酸化物が生成され
る。これによりプリンタヘッドにおいては、発熱素子の
熱がインク液室のインクに伝わり難くなり、インク液滴
が吐出しなくなったことが判った。なおこの酸化溶解
は、アルカリ性インクを使用した場合に、顕著に進行す
る。またこの反応は、発熱素子の発熱により表面温度が
高くなる部分程、進行速度が速くなり、これにより耐キ
ャビテーション層は、発熱素子の中央部分に対応する最
も温度上昇の激しい部位で、膜厚の減少が著しい。
【0013】この問題を解決する1つの方法として、特
開2001−105598号公報に開示されているよう
に、粒界を持たないアモルファス化合金であって、かつ
表面に不働態皮膜が形成される材料であるTa−Fe−
Ni−Cr合金層により耐キャビテーション層を作成す
ることが考えられる。なお特開2001−105598
号公報においては、合金層中のタンタルの組成比を10
〔重量%〕以上30〔重量%〕以下としてタンタルの組
成比を低めに設定し、タンタルの組成比に比して鉄の組
成比を大きく設定すると共に、タンタルと鉄との組成比
を全体の80〔重量%〕以下に設定し、ニッケルの組成
比に比してクロムの組成比を多くするように設定してい
る。この合金の場合、クロムが安定な不働態酸化膜を形
成し、酸化溶解による耐キャビテーション層の磨耗を防
止することができる。
【0014】しかしながらこの合金においては、半導体
製造プロセスにおいて有害な材料である鉄を含有してい
る。すなわち半導体製造プロセスのうちMOS(金属−
酸化膜−半導体)トランジスタの製造工程において、ゲ
ート酸化膜中に鉄が混入すると、トランジスタの耐圧が
著しく劣化する。ちなみに半導体製造プロセスのうちC
CD(電荷結合素子)の製造工程において、同様に鉄が
混入すると、CCDによる撮像結果においていわゆる白
点が発生する。これにより特開2001−105598
号公報に開示の手法においては、半導体製造プロセスに
よりプリンタヘッドを作成する場合には、実用に適しな
い問題がある。
【0015】これに対して特開2001−105598
号公報においては、プラチナ(Pt)、イリジウム(I
r)により耐キャビテーション層を作成する方法が提案
されているが、これらの材料は加工性が難しいことによ
り、その分、製造工程が煩雑になる問題がある。ちなみ
に、タンタル膜による耐キャビテーション層の作成にお
いては、リアクティブイオンエッチング(RIE)工程
により作成できるものの、プラチナ、イリジウムによる
耐キャビテーション層においては、リアクティブイオン
エッチングにより作成することができない。
【0016】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、長期の使用による耐キャビテーション層の信頼性の
低下を有効に回避することができる液体吐出装置、プリ
ンタ及び液体吐出装置の製造方法を提案しようとするも
のである。
【0017】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め請求項1の発明においては、発熱素子の駆動により、
液室に保持した液体を加熱して所定のノズルより液体の
液滴を飛び出させる液体吐出装置に適用して、発熱素子
の液室側であって、液体に接する層が、VI−A族金属
の結晶粒が発生しない組成比によるタンタルとVI−A
族金属との合金により形成されてなるようにする。
【0018】また請求項4の発明においては、プリンタ
ヘッドより飛び出す液滴を印刷対象に付着させるプリン
タに適用して、プリンタヘッドは、発熱素子の液室側で
あって、液体に接する層が、VI−A族金属の結晶粒が
発生しない組成比によるタンタルとVI−A族金属との
合金により形成されてなるようにする。
【0019】また請求項5の発明においては、発熱素子
の駆動により、液室に保持した液体を加熱して所定のノ
ズルより液体の液滴を飛び出させる液体吐出装置の製造
方法に適用して、発熱素子の液室側であって、液体に接
する層が、VI−A族金属の結晶粒が発生しない組成比
によるタンタルとVI−A族金属との合金により形成す
る。
【0020】請求項1の構成によれば、発熱素子の駆動
により、液室に保持した液体を加熱して所定のノズルよ
り液体の液滴を飛び出させる液体吐出装置に適用するこ
とにより、例えばこの液滴がインク液滴、各種染料の液
滴、保護層形成用の液滴等であるプリンタヘッド、この
液滴が試薬等であるマイクロディスペンサー、各種測定
装置、各種試験装置、この液滴がエッチングより部材を
保護する薬剤であるパターン描画装置等に適用すること
ができる。ここでVI−A族金属であるクロム(Cr:
原子番号24)、モリブデン(Mo:原子番号42)、
タングステン(W:原子番号74)においては、それぞ
れ熱伝導率が、91〔W/m・K at298K〕、1
40〔W/m・K at298K〕、178〔W/m・
K at298K〕であり、タンタルの熱伝導率は、5
4〔W/m・K at298K〕である。これにより請
求項1の構成によれば、液体に接する層が、タンタルと
VI−A族金属との合金により形成されてなることによ
り、タンタルのみで保護層を作成する場合に比して、局
所的な温度上昇を少なくすることができる。これにより
熱による保護層の酸化溶解反応の進行を抑圧して、膜厚
の減少を防止し、さらにはタンタル酸化物の生成を抑制
することができる。またこのように熱伝導率が高いこと
により、発熱素子による発熱を効率良く液室に伝搬する
ことができる。従って発熱素子自体の発熱も小さくする
ことができ、これによっても保護層の温度上昇を小さく
して、熱による保護層の酸化溶解反応の進行を抑圧する
ことができる。またVI−A族金属の結晶粒が発生しな
い組成比によるタンタルとVI−A族金属との合金にあ
っては、ほぼアモルファスの状態か、タンタルの結晶粒
による粒界をVI−A族金属が補強してなる状態であ
り、これらの状態のうちほぼアモルファスの状態におい
ては、キャビテーション破壊の起点となる結晶粒界が存
在しないことにより、粒界を起点とした膜厚の減少を防
止することができる。またタンタルの結晶粒による粒界
をVI−A族金属が補強してなる状態であっても、粒界
を介した液体の侵入を阻止でき、これによっても粒界を
起点とした膜厚の減少を防止することができる。
【0021】これらにより請求項1、請求項4、請求項
5の構成によれば、使用による保護層の信頼性の劣化を
有効に回避することができる液体吐出装置、このプリン
タヘッドによるプリンタヘッド、液体吐出装置の製造方
法を提供することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳述する。
【0023】(1)実施の形態の構成 図1は、本発明の実施の形態に係るプリンタに適用され
るプリンタヘッドを示す断面図である。プリンタヘッド
1は、発熱素子2の上層にシリコン窒化膜による保護層
3、4が形成された後、タンタルとVI−A族金属とに
よる合金層による耐キャビテーション層5が形成され
る。
【0024】すなわち図2(A)に示すように、プリン
タヘッド1は、ウエハによるP型シリコン基板6が洗浄
された後、シリコン窒化膜(Si34 )が堆積され
る。続いてプリンタヘッド1は、リソグラフィー工程、
リアクティブエッチング工程によりシリコン基板6が処
理され、これによりトランジスタを形成する所定領域以
外の領域よりシリコン窒化膜が取り除かれる。これらに
よりプリンタヘッド1には、シリコン基板6上のトラン
ジスタを形成する領域にシリコン窒化膜が形成される。
【0025】続いてプリンタヘッド1は、熱酸化工程に
よりシリコン窒化膜が除去されている領域に熱シリコン
酸化膜が形成され、この熱シリコン酸化膜によりトラン
ジスタを分離するための素子分離領域(LOCOS:Local Ox
idation Of Silicon)7が膜厚500〔nm〕により形
成される。なおこの素子分離領域7は、その後の処理に
より最終的に膜厚260〔nm〕に形成される。さらに
続いてプリンタヘッド1は、シリコン基板6が洗浄され
た後、トランジスタ形成領域にタングステンシリサイド
/ポリシリコン/熱酸化膜構造のゲートが作成される。
さらにソース・ドレイン領域を形成するためのイオン注
入工程、酸化工程によりシリコン基板6が処理され、M
OS(Metal-Oxide-Semiconductor )型によるトランジ
スタ8、9等が作成される。なおここでスイッチングト
ランジスタ8は、25〔V〕程度の耐圧を有するMOS
型ドライバートランジスタであり、発熱素子の駆動に供
するものである。これに対してスイッチングトランジス
タ9は、このドライバートランジスタを制御する集積回
路を構成するトランジスタであり、5〔V〕の電圧によ
り動作するものである。なおこの実施の形態において
は、ゲート/ドレイン間に低濃度の拡散層が形成され、
その部分で加速される電子の電解を緩和することで耐圧
を確保してドライバートランジスタ8が形成されるよう
になされている。
【0026】このようにしてシリコン基板6上に、半導
体素子であるトランジスタ8、9が作成されると、プリ
ンタヘッド1は、続いてCVD(Chemical Vapor Depos
ition )法によりリンが添加されたシリコン酸化膜であ
るPSG(Phosphorus Silicate Glass )膜、ボロンと
リンが添加されたシリコン酸化膜であるBPSG(Boro
n Phosphorus Silicate Glass)膜10が順次膜厚10
0〔nm〕、500〔nm〕により作成され、これによ
り全体として膜厚が600〔nm〕による1層目の層間
絶縁膜が作成される。
【0027】続いてフォトリソグラフィー工程の後、C
48 /CO/O2 /Ar系ガスを用いたリアクティブ
エッチング法によりシリコン半導体拡散層(ソース・ド
レイン)上にコンタクトホール11が作成される。
【0028】さらにプリンタヘッド1は、希フッ酸によ
り洗浄された後、スパッタリング法により、膜厚30
〔nm〕によるチタン、膜厚70〔nm〕による窒化チ
タンバリアメタル、膜厚30〔nm〕によるチタン、シ
リコンを1〔at%〕添加したアルミニューム、または
銅を0.5〔at%〕添加したアルミニュームが膜厚5
00〔nm〕により順次堆積される。続いてプリンタヘ
ッド1は、反射防止膜である窒化チタンが膜厚25〔n
m〕により堆積され、これらにより配線パターン材料が
成膜される。さらに続いてプリンタヘッド1は、フォト
リソグラフィー工程、ドライエッチング工程により、成
膜された配線パターン材料が選択的に除去され、1層目
の配線パターン12が作成される。プリンタヘッド1
は、このようにして作成された1層目の配線パターン1
2により、駆動回路を構成するMOS型トランジスタ9
を接続してロジック集積回路が形成される。
【0029】続いてプリンタヘッド1は、TEOS(テ
トラエトキシシラン:Si(OC254 )を原料ガ
スとしたCVD法により層間絶縁膜であるシリコン酸化
膜13が堆積される。続いてプリンタヘッド1は、SO
G(Spin On Glass )を含む塗布型シリコン酸化膜の塗
布とエッチバックとにより、シリコン酸化膜13が平坦
化され、これらの工程が2回繰り返されて1層目の配線
パターン12と続く2層目の配線パターンとの層間絶縁
膜13が膜厚440〔nm〕のシリコン酸化膜により形
成される。
【0030】続いて図2(B)に示すように、プリンタ
ヘッド1は、スパッタリング法によりタンタル膜が堆積
され、これによりシリコン基板6上に抵抗体膜が形成さ
れる。さらに続いてフォトリゾグラフィー工程、BCl
3 /Cl2 ガスを用いたドライエッチング工程により、
余剰なタンタル膜が除去され、発熱素子2が作成され
る。なおこの実施の形態においては、膜厚83〔nm〕
によるタンタル膜が堆積され、また折り返し形状により
発熱素子2が形成され、これにより発熱素子2の抵抗値
が100〔Ω〕となるようになされている。なお発熱素
子2においては、正方形形状により形成することも可能
であり、この場合は、この折り返し形状による発熱素子
と同一膜厚、同一形状により形成して抵抗値は40
〔Ω〕となる。
【0031】続いて図3(C)に示すように、プリンタ
ヘッド1は、CVD法により膜厚300〔nm〕による
シリコン窒化膜が堆積され、発熱素子2の保護層3が形
成される。続いて図3(D)に示すように、フォトリゾ
グラフィー工程、CHF3 /CF4 /Arガスを用いた
ドライエッチング工程により、所定箇所のシリコン窒化
膜が除去され、これにより発熱素子2を配線パターンに
接続する部位が露出される。さらにCHF3 /CF4
Arガスを用いたドライエッチングにより、層間絶縁膜
13に開口を形成してビアホール14が作成される。
【0032】さらに図4(E)に示すように、プリンタ
ヘッド1は、スパッタリング法により、膜厚200〔n
m〕によるチタン、シリコンを1〔at%〕添加したア
ルミニューム、または銅を0.5〔at%〕添加したア
ルミニュームが膜厚600〔nm〕により順次堆積され
る。続いてプリンタヘッド1は、膜厚25〔nm〕によ
る窒化チタンが堆積され、これにより反射防止膜が形成
される。これらによりプリンタヘッド1は、配線パター
ン材料15が成膜される。
【0033】続いて図4(F)に示すように、フォトリ
ソグラフィー工程、BCl3 /Cl 2 ガスを用いたドラ
イエッチング工程により、成膜した配線パターン材料1
5が選択的に除去され、2層目の配線パターン16が作
成される。プリンタヘッド1は、この2層目の配線パタ
ーン16により、電源用の配線パターン、アース用の配
線パターンが作成され、またドライバートランジスタ8
を発熱素子2に接続する配線パターンが作成される。な
お発熱素子2の上層に取り残されたシリコン窒化膜3に
あっては、この配線パターン作成の際のエッチング工程
において、発熱素子2の保護層として機能する。
【0034】続いて図5(G)に示すように、プリンタ
ヘッド1は、CVD法によりインク保護層、絶縁層とし
て機能するシリコン窒化膜4が膜厚400〔nm〕によ
り堆積される。さらに熱処理炉において、4%の水素を
添加した窒素ガスの雰囲気中で、又は100%の窒素ガ
ス雰囲気中で、400度、60分間の熱処理が実施され
る。これによりプリンタヘッド1は、トランジスタ8、
9の動作が安定化され、さらに1層目の配線パターン1
2と2層目の配線パターン16との接続が安定化されて
コンタクト抵抗が低減される。
【0035】続いてプリンタヘッド1は、直流マグネト
ロンスパッタリング装置のスパッタ成膜チェンバーに搭
載された後、アルゴンガス雰囲気中で所定のターゲット
により直流スパッタリング処理され、これにより耐キャ
ビテーション層の材料膜が膜厚200〔nm〕により形
成される。続いてプリンタヘッド1は、フォトレジス処
理、BCl3 /Cl2 ガスを用いたドライエッチング処
理により、この材料膜が所定形状によりエッチング処理
され、これにより図6(H)に示すように、耐キャビテ
ーション層5が形成される。
【0036】この実施の形態では、この耐キャビテーシ
ョン層5の作成工程におけるスパッタリング処理におい
て、所定の組成比を有するタンタルとVI−A族金属
(クロム、モリブデン又はタングステン)とによる合金
がこのターゲットに適用され、これによりタンタルとV
I−A族金属とによる合金層による耐キャビテーション
層5の材料膜が形成されるようになされている。これに
よりこの実施の形態においては、長期の使用による耐キ
ャビテーション層の信頼性の低下を有効に回避するよう
になされている。
【0037】なおこのようなタンタルとVI−A族金属
とによる合金によるターゲットに代えて、タンタルによ
るターゲットとVI−A族金属によるターゲットとを用
いたいわゆるコスパッタリングにより、タンタルとVI
−A族金属とによる合金層による耐キャビテーション層
5を作成することも可能である。
【0038】具体的にこの実施の形態においては、タン
タルによるターゲットとタングステンによるターゲット
とを用いたコスパッタリングにより耐キャビテーション
層5を作成した。スパッタリングの条件を可変して耐キ
ャビテーション層5におけるタンタルとタングステンの
組成比を種々に設定してプリンタヘッドを作成し、これ
らのプリンタヘッドにおける耐キャビテーション層5の
結晶構造をX線回折法により解析したところ、図7に示
すような解析結果を得ることができた。
【0039】すなわちタングステンの組成比が0〜20
〔重量%〕の範囲では、β−タンタルの回折ピークが観
察され、またタンタルの粒界も観察された。これにより
この組成においては、タンタルの粒界をタングステン、
タンタルが埋めている状態と判断することができる。ま
たタングステンの組成比が20〜30〔重量%〕の範囲
では、β−タンタルの回折ピークが検出されず、これに
よりアモルファス状態に近いタンタル−タングステン合
金層の形成が確認された。またタングステンの組成比が
30〜40〔重量%〕の範囲では、アモルファスとタン
グステンの結晶粒とが混在した状態となっており、タン
グステンの組成比が40〜100〔重量%〕の範囲で
は、タングステンの回折ピークが観察され、さらにタン
グステンの結晶粒も観察され、タングステン結晶の成長
に伴って合金層表面に凹凸の発生が確認された。
【0040】これによりこの実施の形態では、耐キャビ
テーション層5において、VI−A族金属の結晶粒が発
生しない組成比であって、かつほぼアモルファスの状態
であるタングステンの組成比が20〜30〔重量%〕と
なるように、ターゲットの組成比を選定し、またコスパ
タリングにおいては、スパッタリングの条件を設定し
た。これによりプリンタヘッド1では、耐キャビテーシ
ョン層5における破壊の起点である粒界の発生を防止
し、また表面温度の上昇を低減して酸化溶解による耐キ
ャビテーション層5の膜厚の減少を防止するようになさ
れている。
【0041】プリンタヘッド1は、図1に示すように、
ドライフィルム21、オリフィスプレート22が順次積
層される。ここで例えばドライフィルム21は、有機系
樹脂により構成され、圧着により配置された後、インク
液室、インク流路に対応する部位が取り除かれ、その後
硬化される。これに対してオリフィスプレート22は、
発熱素子2の上に微小なインク吐出口であるノズル24
を形成するように所定形状に加工された板状部材であ
り、接着によりドライフィルム21上に保持される。こ
れによりプリンタヘッド1は、ノズル24、インク液室
25、このインク液室にインクを導くインク流路等が形
成されて作成される。
【0042】プリンタヘッド1は、このようなインク液
室25が紙面の奥行き方向に連続するように形成され、
これによりラインヘッドを構成するようになされてい
る。
【0043】(2)実施の形態の動作 以上の構成において、このプリンタのプリンタヘッド1
においては(図1〜図6)、半導体製造工程により、半
導体基板6にトランジスタ8、9、発熱素子2、保護層
3、4が形成された後、タンタルとVI−A族金属の合
金層により、耐キャビテーション層5が作成され、さら
にインク液室25、ノズル24等が作成されて形成され
る。
【0044】このプリンタは、このようにして作成され
たプリンタヘッド1のインク液室25にインクが導か
れ、トランジスタ8、9による発熱素子2の駆動によ
り、インク液室25に保持したインクが加熱されて気泡
が発生し、この気泡によりインク液室25内の圧力が急
激に増大する。プリンタでは、この圧力の増大によりイ
ンク液室25のインクがノズル24からインク液滴とし
て飛び出し、このインク液滴な印刷対象である用紙等に
付着する。
【0045】プリンタでは、このような発熱素子の駆動
が間欠的に繰り返され、これにより所望の画像等が印刷
対象に印刷される。またプリンタヘッドにおいては、こ
の発熱素子の間欠的な駆動により、インク液室25内に
おいて、気泡の発生、気泡の消泡が繰り返され、これに
より機械的な衝撃であるキャビテーションが発生する。
プリンタヘッド1では、このキャビテーションによる機
械的な衝撃が耐キャビテーション層5により緩和され、
これにより保護層である耐キャビテーション層5により
発熱素子2が保護される。またこの耐キャビテーション
層5と絶縁層3、4とにより発熱素子2へのインクの直
接の接触が防止され、これによっても発熱素子2が保護
される。
【0046】しかして発熱素子2においては、このよう
に間欠的な駆動により発熱して、この発熱による熱が保
護層3、4、耐キャビテーション層5を介してインク液
室25のインクに伝搬し、インクの温度上昇によりイン
ク液室25内に気泡が発生する。この実施の形態に係る
プリンタヘッド1においては、このような発熱素子2の
熱の熱伝導経路である耐キャビテーション層5がVI−
A族金属とタンタルとの合金により作成されており、こ
のVI−A族金属においては、タンタルに比して熱伝導
率が高いことにより、発熱素子2の熱を効率良くインク
液室25のインクに伝搬することができる。
【0047】すなわちVI−A族金属であるクロム(C
r:原子番号24)においては、熱伝導率が、91〔W
/m・K at298K〕であり、またモリブデン(M
o:原子番号42)においては、熱伝導率が140〔W
/m・K at298K〕であり、タングステン(W:
原子番号74)においては、熱伝導率が178〔W/m
・K at298K〕であるのに対し、タンタルにおい
ては、熱伝導率が54〔W/m・K at298K〕で
ある。これによりVI−A族金属とタンタルとの合金に
より耐キャビテーション層5を作成すれば、発熱素子2
の熱を効率良くインク液室25のインクに伝搬すること
ができる。
【0048】従ってその分、発熱素子2の発熱量を小さ
くして耐キャビテーション層5への熱負荷を低減するこ
とができる。また耐キャビテーション層5における局所
的な温度上昇についても緩和することができ、これによ
っても耐キャビテーション層5への熱負荷を低減するこ
とができる。これらによりこの実施の形態に係るプリン
タヘッド1においては、耐キャビテーション層5の表面
温度に応じて反応が進行するキャビテーション層の腐食
反応の進行を抑制することができ、その分、使用による
耐キャビテーション層5の信頼性の低下を有効に回避す
ることができる。なおこのように発熱素子の発熱量を少
なくすることができれば、その分、消費電力を少なくす
ることができる。
【0049】特に、この実施の形態に係るプリンタヘッ
ド1においては、これらVI−A族金属の中でも、最も
熱伝導率の高いタングステンを採用していることによ
り、一段と効率良く発熱素子2の発熱をインク液室25
に導き、また耐キャビテーション層5における局所的な
温度上昇についても緩和することができ、これらにより
キャビテーション層の腐食反応の進行を確実に抑制する
ことができる。
【0050】またこのようなタンタルとVI−A族金属
との合金においては、組成比の選定により、耐キャビテ
ーション破壊の起点となる結晶粒界を少なくすることが
でき、これにより粒界を起点とした保護層の破壊を防止
することができる。具体的に、この実施の形態において
は、VI−A族金属としてタングステンを採用し、タン
ングステンの組成比が20〜30〔重量%〕としたこと
により、ほぼアモルファスに近い、結晶粒界の極めて少
ない状態を形成することができ、これにより粒界を起点
とした耐キャビテーションの膜厚の減少を有効に回避す
ることができ、これによっても使用による耐キャビテー
ション層5の信頼性の低下を有効に回避することができ
る。
【0051】かくするにつきこのプリンタヘッド1にお
いては、このように使用による耐キャビテーション層5
の信頼性の低下を有効に回避することができることによ
り、従来に比してプリントヘッドの寿命を増大させるこ
とが可能となる。
【0052】またこのようなタンタルとVI−A族金属
との合金においては、鉄等の半導体製造工程に有害な物
質を含んでいないことにより、半導体製造工程によりプ
リンタヘッドを作成する場合でも、種々の障害の発生を
有効に回避することができる。
【0053】またタンタルとVI−A族金属との合金に
おいては、塩素系又はフッ素系のハロゲンガスを用いて
RIE加工することができ、これにより簡易に保護層で
ある耐キャビテーション層5を作成することができる。
また特にVI−A族金属中のモリブデン、タングステン
においては、半導体製造プロセスで十分に使用実績のあ
る材料であり、その分、製造プロセスにおいて、十分な
信頼性を確保することができる。
【0054】(3)実施の形態の効果 以上の構成によれば、VI−A族金属の結晶粒が発生し
ない組成比であって、ほぼアモルファスの状態となる組
成比によるタンタルとVI−A族金属との合金により発
熱素子の保護層である耐キャビテーション層を形成する
ことにより、長期の使用による耐キャビテーション層の
信頼性の低下を有効に回避することができる。
【0055】(2)第2の実施の形態 この実施の形態においては、VI−A族金属の結晶粒が
発生しない組成比であって、ほぼアモルファスの状態と
なる組成比に比して、さらにVI−A族金属の組成比が
減少し、タンタルの粒界をタングステンが埋めている状
態によるタンタルとVI−A族金属との合金により発熱
素子の保護層である耐キャビテーション層を形成する。
なおこの実施の形態に係るプリンタヘッドにおいては、
このVI−A族金属の組成比が異なる点を除いて、第1
の実施の形態と同一に構成される。
【0056】ここでタンタルの粒界をタングステンが埋
めている状態にあっては、タンタルの結晶粒間をVI−
A族金属が補強してなる状態であり、このような状態で
も、粒界へのインクの侵入を防止できることにより、粒
界を起点とした膜厚の減少を防止できることが判った。
【0057】これにより結局、VI−A族金属の結晶粒
が発生しない組成比によるタンタルとVI−A族金属と
の合金により発熱素子の保護層である耐キャビテーショ
ン層を形成すれば、長期の使用による耐キャビテーショ
ン層の信頼性の低下を有効に回避できることが判った。
【0058】この実施の形態においては、VI−A族金
属の結晶粒が発生しない組成比であって、ほぼアモルフ
ァスの状態よりVI−A族金属の含有量を少なくした、
タンタルとVI−A族金属との合金により発熱素子の保
護層を形成するようにしても、第1の実施の形態と同様
の効果を得ることができる。
【0059】(5)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、VI−A族金属のう
ちのタングステンとタンタルとの合金により耐キャビテ
ーション層を形成する場合について述べたが、本発明は
これに限らず、他のVI−A族金属であるクロム又はモ
リブデンとタンタルとの合金により耐キャビテーション
層を形成してもよく、さらにはこれらタングステン、ク
ロム、モリブデンのうちの2種類又は3種類の金属とタ
ンタルとの合金により耐キャビテーション層を形成して
もよい。
【0060】また上述の実施の形態においては、タンタ
ル膜により発熱素子等を作成する場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、各種積層材料により発熱素
子等を作成する場合に広く適用することができる。
【0061】また上述の実施の形態においては、インク
液滴を飛び出させるプリンタヘッドに本発明を適用する
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、インク
の定着液、インクの希釈液、印刷物の表面保護膜形成用
の液体等、各種の液体を液滴として飛び出させるプリン
タヘッドに広く適用することができる。
【0062】また上述の実施の形態においては、本発明
をプリンタヘッド及びプリンタに適用してインク液滴を
飛び出される場合について述べたが、本発明はこれに限
らず、インク液滴に代えて各種染料の液滴、保護層形成
用の液滴等であるプリンタヘッド、さらには液滴が試薬
等であるマイクロディスペンサー、各種測定装置、各種
試験装置、液滴がエッチングより部材を保護する薬剤で
ある各種のパターン描画装置等に広く適用することがで
きる。
【0063】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、タンタル
の結晶粒が発生しない組成比によるタンタルとVI−A
族金属との合金により発熱素子の保護層を形成すること
により、長期の使用による耐キャビテーション層の信頼
性の低下を有効に回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るプリンタに適用され
るプリンタヘッドを示す断面図である。
【図2】図1のプリンタヘッドの作成工程の説明に供す
る断面図である。
【図3】図2の続きの説明に供する断面図である。
【図4】図3の続きの説明に供する断面図である。
【図5】図4の続きの説明に供する断面図である。
【図6】図5の続きの説明に供する断面図である。
【図7】各含有量における結晶構造を示す図表である。
【符号の説明】
1……プリンタヘッド、2……発熱素子、5……耐キャ
ビテーション層、6……シリコン基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河野 稔 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 2C057 AF70 AG46 AP14 AP32 AP52 AP53 AQ02 BA03 BA13

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発熱素子の駆動により、液室に保持した液
    体を加熱して所定のノズルより前記液体の液滴を飛び出
    させる液体吐出装置において、 前記発熱素子の前記液室側であって、前記液体に接する
    層が、VI−A族金属の結晶粒が発生しない組成比によ
    るタンタルとVI−A族金属との合金により形成された
    ことを特徴とする液体吐出装置。
  2. 【請求項2】前記VI−A族金属は、 クロム、タングステン又はモリブデンであることを特徴
    とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 【請求項3】前記発熱素子は、 前記発熱素子を駆動する半導体と一体に所定の基板上に
    形成されたことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出
    装置。
  4. 【請求項4】プリンタヘッドより飛び出す液滴を印刷対
    象に付着させるプリンタにおいて、 前記プリンタヘッドは、 発熱素子の駆動により、液室に保持した液体を加熱して
    所定のノズルより前記液滴を飛び出させ、 前記発熱素子の前記液室側であって、前記液体に接する
    層が、VI−A族金属の結晶粒が発生しない組成比によ
    るタンタルとVI−A族金属との合金により形成された
    ことを特徴とするプリンタ。
  5. 【請求項5】発熱素子の駆動により、液室に保持した液
    体を加熱して所定のノズルより前記液体の液滴を飛び出
    させる液体吐出装置の製造方法において、 前記発熱素子の前記液室側であって、前記液体に接する
    層が、VI−A族金属の結晶粒が発生しない組成比によ
    るタンタルとVI−A族金属との合金により形成された
    ことを特徴とする液体吐出装置の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004060680A1 (en) * 2002-12-27 2004-07-22 Canon Kabushiki Kaisha Substrate for ink jet head, ink jet head using the same, and manufacturing method thereof
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US8129204B2 (en) 2006-02-02 2012-03-06 Canon Kabushiki Kaisha Liquid discharge head substrate, liquid discharge head using the substrate, and manufacturing method therefor

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