JP2003290996A - プレスのスライド駆動装置 - Google Patents
プレスのスライド駆動装置Info
- Publication number
- JP2003290996A JP2003290996A JP2002101222A JP2002101222A JP2003290996A JP 2003290996 A JP2003290996 A JP 2003290996A JP 2002101222 A JP2002101222 A JP 2002101222A JP 2002101222 A JP2002101222 A JP 2002101222A JP 2003290996 A JP2003290996 A JP 2003290996A
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- JP
- Japan
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- slide
- press
- driving device
- reciprocating
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- Pending
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- Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 加工精度が向上するプレスのスライド駆動装
置を提供することであり、しかも、駆動部の設計・製作
を容易にすることである。 【解決手段】 クラウン（３）に駆動部（２）を備え、
駆動部（２）の往復運動をポイント（４）を介してスラ
イド（５）に伝達するプレスのスライド駆動装置におい
て、駆動部（２）を五個以上の往復駆動手段（１）によ
って形成し、各往復駆動手段（１）にポイント（４）を
連結してあることを特徴とする。
置を提供することであり、しかも、駆動部の設計・製作
を容易にすることである。 【解決手段】 クラウン（３）に駆動部（２）を備え、
駆動部（２）の往復運動をポイント（４）を介してスラ
イド（５）に伝達するプレスのスライド駆動装置におい
て、駆動部（２）を五個以上の往復駆動手段（１）によ
って形成し、各往復駆動手段（１）にポイント（４）を
連結してあることを特徴とする。
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレスのスライド
駆動装置に関する。 【０００２】 【従来の技術】従来のプレスのスライド駆動装置として
は、クラウンに内蔵した駆動部からの動力を、スライド
の前後寸法の小さなプレスでは左右各一個合計二個、ス
ライドの前後寸法の大きなプレスでは左右前後に各一個
合計四個のポイントを介してスライドに伝えて、スライ
ドを往復動する構造が知られている。 【０００３】ところが、駆動部は、動力源である一つの
メインモータからの回転を、Ｖベルト、フライホイー
ル、減速機構、エキセンギヤ、コネクション等を介して
各ポイントに伝達する構造なので、プレスの能力（例え
ば、１０００ｋＮプレス、２０００ｋＮプレスなど）が
異なると、駆動部をその都度設計・製作する必要があ
る。 【０００４】また、スライドは左右方向で二点支持とな
っているので、スライドの剛性が小さいと、金型で製品
をプレス加工する際にスライドが変形しやすくなり、加
工精度に悪影響を及ぼすことから、変形を防ぐにはスラ
イドの剛性を大きくする必要がある。 【０００５】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実情を考
慮して開発されたもので、その目的は、加工精度が向上
するプレスのスライド駆動装置を提供することであり、
しかも、駆動部の設計・製作を容易にすることである。 【０００６】 【課題を解決するための手段】本発明は、クラウンに駆
動部を備え、駆動部の往復運動をポイントを介してスラ
イドに伝達するプレスのスライド駆動装置において、駆
動部を五個以上の往復駆動手段によって形成し、各往復
駆動手段にポイントを連結してあることを特徴とする。
なお、ポイントはスライドに対して等分布荷重となる位
置に配置するので、スライドの左右方向に３個以上配置
される。 【０００７】往復駆動手段とは、動力で直線往復運動す
るもの全てを意味し、具体的には、モータの回転運動を
直線往復運動に変えるものや、シリンダとピストンを用
いるものが一例として挙げられる。 【０００８】 【発明の実施の形態】本発明のプレスのスライド駆動装
置は図１及び図２に示すように、十個の往復駆動手段１
からなる駆動部２をクラウン３に内蔵し、各往復駆動手
段１にポイント４を介してスライド５を連結し、スライ
ド５を左右のコラム６、６に沿って往復動させる。な
お、ポイント４は図４に示すように、スライド５に対し
て等分布荷重となる位置に固定する。 【０００９】各往復駆動手段１は図３に示すように、サ
ーボモータ７の回転運動を直線往復運動に変えるもの
で、クラウン３側に固定する部分と、スライド５側に固
定する部分に分かれる。 【００１０】クラウン３側に固定する部分は、下向きに
開口する筒状のガイド８をクラウン３の抜穴９に通し、
ガイド８の下端部の鍔１０をクラウン３に固定し、ガイ
ド８の下部内側に肉の薄い筒状のスリーブ１１を固定
し、スリーブ１１の内面を接触面とする。ガイド８の上
にブラケット１２を介してサーボモータ７を載せ、サー
ボモータ７の回転軸１３に、連結カップリング１４を介
して雄ネジ１５を軸方向に沿って延長して連結し、ガイ
ド８の上部に内蔵するベアリング１６で雄ネジ１５の上
端部を回転可能に支持し、雄ネジ１５をガイド８内で回
転させる。符号１７は、雄ネジの抜け止め用ナットであ
る。符号１８はベアリングの押さえ具で、ガイド８に固
定してある。 【００１１】スライド５側に固定する部分は、雄ネジ１
５にねじ込むナット１９を、筒状のスライダー２０の上
部内に回転不能に収容し、スライダー２０の上端部に固
定する押さえ具２１でナット１９を脱出不能に固定し、
環状で上端部に内向き鍔２２を有するポイント４でスラ
イダー２０の下端部の鍔２３をスライド５に固定してあ
る。従って、サーボモータ７を回転させると、図３の
（イ）と（ロ）に示すように、ガイド８内のスリーブ１
１に沿ってスライダー２０が移動し、その結果、スライ
ド５が往復動する。 【００１２】また、図５に示すように各往復駆動手段１
のサーボモータ７は、制御装置２４からの入力信号によ
って回転するもので、各サーボモータ７の近傍に配置し
た検出器（ロータリエンコーダ）２５及びスライド位置
検出用リニアセンサー２６（図４参照）からの出力信号
を制御装置２４が取り込んでフィードバック制御するこ
とにより、全てのサーボモータ７を同調回転させ、各往
復駆動手段１の往復ストロークを制御してスライド５を
移動する。なお、スライド位置検出用リニアセンサー２
６は、スライド５の左右に取り付けるもので、各コラム
６に取り付けた被検出部に沿って上下に移動して、スラ
イド５の位置を常に検出する。 【００１３】 【発明の効果】本発明によれば、スライドを五個以上の
多数のポイントで支持してあり、しかも、スライドは等
分布荷重する位置に配置されることから、左右方向に三
個以上のポイントでスライドを支持することになる。従
って、左右方向に二個のポイントで支持しているものに
比べて、支持点が増え、スライドの変形が少なくなり、
製品の加工精度が向上する。また、プレスの能力が異な
っても、所定の定格能力の往復駆動手段とポイントの数
を増減して対応することで駆動部を製作できるので、駆
動部の設計・製作が容易になる。
駆動装置に関する。 【０００２】 【従来の技術】従来のプレスのスライド駆動装置として
は、クラウンに内蔵した駆動部からの動力を、スライド
の前後寸法の小さなプレスでは左右各一個合計二個、ス
ライドの前後寸法の大きなプレスでは左右前後に各一個
合計四個のポイントを介してスライドに伝えて、スライ
ドを往復動する構造が知られている。 【０００３】ところが、駆動部は、動力源である一つの
メインモータからの回転を、Ｖベルト、フライホイー
ル、減速機構、エキセンギヤ、コネクション等を介して
各ポイントに伝達する構造なので、プレスの能力（例え
ば、１０００ｋＮプレス、２０００ｋＮプレスなど）が
異なると、駆動部をその都度設計・製作する必要があ
る。 【０００４】また、スライドは左右方向で二点支持とな
っているので、スライドの剛性が小さいと、金型で製品
をプレス加工する際にスライドが変形しやすくなり、加
工精度に悪影響を及ぼすことから、変形を防ぐにはスラ
イドの剛性を大きくする必要がある。 【０００５】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実情を考
慮して開発されたもので、その目的は、加工精度が向上
するプレスのスライド駆動装置を提供することであり、
しかも、駆動部の設計・製作を容易にすることである。 【０００６】 【課題を解決するための手段】本発明は、クラウンに駆
動部を備え、駆動部の往復運動をポイントを介してスラ
イドに伝達するプレスのスライド駆動装置において、駆
動部を五個以上の往復駆動手段によって形成し、各往復
駆動手段にポイントを連結してあることを特徴とする。
なお、ポイントはスライドに対して等分布荷重となる位
置に配置するので、スライドの左右方向に３個以上配置
される。 【０００７】往復駆動手段とは、動力で直線往復運動す
るもの全てを意味し、具体的には、モータの回転運動を
直線往復運動に変えるものや、シリンダとピストンを用
いるものが一例として挙げられる。 【０００８】 【発明の実施の形態】本発明のプレスのスライド駆動装
置は図１及び図２に示すように、十個の往復駆動手段１
からなる駆動部２をクラウン３に内蔵し、各往復駆動手
段１にポイント４を介してスライド５を連結し、スライ
ド５を左右のコラム６、６に沿って往復動させる。な
お、ポイント４は図４に示すように、スライド５に対し
て等分布荷重となる位置に固定する。 【０００９】各往復駆動手段１は図３に示すように、サ
ーボモータ７の回転運動を直線往復運動に変えるもの
で、クラウン３側に固定する部分と、スライド５側に固
定する部分に分かれる。 【００１０】クラウン３側に固定する部分は、下向きに
開口する筒状のガイド８をクラウン３の抜穴９に通し、
ガイド８の下端部の鍔１０をクラウン３に固定し、ガイ
ド８の下部内側に肉の薄い筒状のスリーブ１１を固定
し、スリーブ１１の内面を接触面とする。ガイド８の上
にブラケット１２を介してサーボモータ７を載せ、サー
ボモータ７の回転軸１３に、連結カップリング１４を介
して雄ネジ１５を軸方向に沿って延長して連結し、ガイ
ド８の上部に内蔵するベアリング１６で雄ネジ１５の上
端部を回転可能に支持し、雄ネジ１５をガイド８内で回
転させる。符号１７は、雄ネジの抜け止め用ナットであ
る。符号１８はベアリングの押さえ具で、ガイド８に固
定してある。 【００１１】スライド５側に固定する部分は、雄ネジ１
５にねじ込むナット１９を、筒状のスライダー２０の上
部内に回転不能に収容し、スライダー２０の上端部に固
定する押さえ具２１でナット１９を脱出不能に固定し、
環状で上端部に内向き鍔２２を有するポイント４でスラ
イダー２０の下端部の鍔２３をスライド５に固定してあ
る。従って、サーボモータ７を回転させると、図３の
（イ）と（ロ）に示すように、ガイド８内のスリーブ１
１に沿ってスライダー２０が移動し、その結果、スライ
ド５が往復動する。 【００１２】また、図５に示すように各往復駆動手段１
のサーボモータ７は、制御装置２４からの入力信号によ
って回転するもので、各サーボモータ７の近傍に配置し
た検出器（ロータリエンコーダ）２５及びスライド位置
検出用リニアセンサー２６（図４参照）からの出力信号
を制御装置２４が取り込んでフィードバック制御するこ
とにより、全てのサーボモータ７を同調回転させ、各往
復駆動手段１の往復ストロークを制御してスライド５を
移動する。なお、スライド位置検出用リニアセンサー２
６は、スライド５の左右に取り付けるもので、各コラム
６に取り付けた被検出部に沿って上下に移動して、スラ
イド５の位置を常に検出する。 【００１３】 【発明の効果】本発明によれば、スライドを五個以上の
多数のポイントで支持してあり、しかも、スライドは等
分布荷重する位置に配置されることから、左右方向に三
個以上のポイントでスライドを支持することになる。従
って、左右方向に二個のポイントで支持しているものに
比べて、支持点が増え、スライドの変形が少なくなり、
製品の加工精度が向上する。また、プレスの能力が異な
っても、所定の定格能力の往復駆動手段とポイントの数
を増減して対応することで駆動部を製作できるので、駆
動部の設計・製作が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のプレスのスライド駆動装置を示す正面
図である。 【図２】図１の側面図である。 【図３】（イ）（ロ） プレスのスライド駆動装置の拡大断面図、（イ）図はス
ライドが上昇した状態、（ロ）図は下降している状態で
ある。 【図４】ポイントの連結箇所を示す平面図である。 【図５】サーボモータの制御方法を示すブロック図であ
る。 【符号の説明】 １ 往復駆動手段 ２ 駆動部 ３ クラウン ４ ポイント ５ スライド
図である。 【図２】図１の側面図である。 【図３】（イ）（ロ） プレスのスライド駆動装置の拡大断面図、（イ）図はス
ライドが上昇した状態、（ロ）図は下降している状態で
ある。 【図４】ポイントの連結箇所を示す平面図である。 【図５】サーボモータの制御方法を示すブロック図であ
る。 【符号の説明】 １ 往復駆動手段 ２ 駆動部 ３ クラウン ４ ポイント ５ スライド
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】 クラウン（３）に駆動部（２）を備え、
駆動部（２）の往復運動をポイント（４）を介してスラ
イド（５）に伝達するプレスのスライド駆動装置におい
て、 駆動部（２）を五個以上の往復駆動手段（１）によって
形成し、各往復駆動手段（１）にポイント（４）を連結
してあることを特徴とするプレスのスライド駆動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002101222A JP2003290996A (ja) | 2002-04-03 | 2002-04-03 | プレスのスライド駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002101222A JP2003290996A (ja) | 2002-04-03 | 2002-04-03 | プレスのスライド駆動装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003290996A true JP2003290996A (ja) | 2003-10-14 |
Family
ID=29241710
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002101222A Pending JP2003290996A (ja) | 2002-04-03 | 2002-04-03 | プレスのスライド駆動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003290996A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005319488A (ja) * | 2004-05-11 | 2005-11-17 | Hoden Seimitsu Kako Kenkyusho Ltd | 電動プレス装置 |
| JP2017507674A (ja) * | 2013-12-20 | 2017-03-23 | ネステク ソシエテ アノニム | 粉末容器を備える飲料注出機 |
-
2002
- 2002-04-03 JP JP2002101222A patent/JP2003290996A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005319488A (ja) * | 2004-05-11 | 2005-11-17 | Hoden Seimitsu Kako Kenkyusho Ltd | 電動プレス装置 |
| JP4672284B2 (ja) * | 2004-05-11 | 2011-04-20 | 株式会社放電精密加工研究所 | 電動プレス装置 |
| JP2017507674A (ja) * | 2013-12-20 | 2017-03-23 | ネステク ソシエテ アノニム | 粉末容器を備える飲料注出機 |
| US10455969B2 (en) | 2013-12-20 | 2019-10-29 | Societe Des Produits Nestle S.A. | Beverage dispenser with powder container |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20050224 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20070906 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20070911 |
|
| RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Effective date: 20070911 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071127 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080326 |