JPH0726079Y2 - プレスのスライドガイド装置 - Google Patents
プレスのスライドガイド装置Info
- Publication number
- JPH0726079Y2 JPH0726079Y2 JP1986131296U JP13129686U JPH0726079Y2 JP H0726079 Y2 JPH0726079 Y2 JP H0726079Y2 JP 1986131296 U JP1986131296 U JP 1986131296U JP 13129686 U JP13129686 U JP 13129686U JP H0726079 Y2 JPH0726079 Y2 JP H0726079Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slider
- slide guide
- roller
- press
- guide device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、金属板の精密打抜などに用いられるプレスの
スライドガイド装置に関するものである。
スライドガイド装置に関するものである。
（従来の技術） 前記プレスの従来例を第4,5,6図によつて説明すると、
立設されたハウジング（１）のスライドガイド部（1a）
にガイドされて上下動されるスライダ（３）を具備し、
駆動モータ（４）によつてベルト（５）、プーリ（６）
を介して回転駆動されるクランク軸（７）をハウジング
（１）の上部に軸受（7a）して配設するとともに、クラ
ンク軸（７）に連設されたコネクテイングロツド（８）
（８）の下部をスライダ（３）の上部に立設されたスラ
ストロツド（９）（９）の上部にピン連結（8a）（8a）
して、クランク軸（７）の回動によりコネクテイングロ
ツド（８）（８）、スラストロツド（９）（９）を介し
てスライダ（３）を上下動操作し、スライダ（３）に装
着された上金型（10a）をスライドガイド部（1a）の底
部に固設された下金型（10b）に対して上下動し金属板
（図示省略）の打抜加工などをする構造になつていると
ともに、さらに、スライドガイド部（1a）とスライダ
（３）間の４箇所に、第5,6図に示すように平面視Ｌ形
状に折曲された平型保持器（20a）に複数の針状コロ（2
0）を配設した２連式の針状コロ群が配設され、スライ
ドガイド部（1a）側に螺着された複数のアジヤストスク
リュ（22）で進退されるライナ（21）を配設して、アジ
ヤストスクリユ（22）を回転し各ライナ（21）を介して
針状コロ（20）をスライダ（３）の各コーナー部側面に
押圧させて適度の面圧を付与し、同スライダの芯出しと
ともに鉛直にガイドして横振れを防止するスライドガイ
ド装置が設けられている。図中（1b）はスライドロツド
（９）のガイド部である。
立設されたハウジング（１）のスライドガイド部（1a）
にガイドされて上下動されるスライダ（３）を具備し、
駆動モータ（４）によつてベルト（５）、プーリ（６）
を介して回転駆動されるクランク軸（７）をハウジング
（１）の上部に軸受（7a）して配設するとともに、クラ
ンク軸（７）に連設されたコネクテイングロツド（８）
（８）の下部をスライダ（３）の上部に立設されたスラ
ストロツド（９）（９）の上部にピン連結（8a）（8a）
して、クランク軸（７）の回動によりコネクテイングロ
ツド（８）（８）、スラストロツド（９）（９）を介し
てスライダ（３）を上下動操作し、スライダ（３）に装
着された上金型（10a）をスライドガイド部（1a）の底
部に固設された下金型（10b）に対して上下動し金属板
（図示省略）の打抜加工などをする構造になつていると
ともに、さらに、スライドガイド部（1a）とスライダ
（３）間の４箇所に、第5,6図に示すように平面視Ｌ形
状に折曲された平型保持器（20a）に複数の針状コロ（2
0）を配設した２連式の針状コロ群が配設され、スライ
ドガイド部（1a）側に螺着された複数のアジヤストスク
リュ（22）で進退されるライナ（21）を配設して、アジ
ヤストスクリユ（22）を回転し各ライナ（21）を介して
針状コロ（20）をスライダ（３）の各コーナー部側面に
押圧させて適度の面圧を付与し、同スライダの芯出しと
ともに鉛直にガイドして横振れを防止するスライドガイ
ド装置が設けられている。図中（1b）はスライドロツド
（９）のガイド部である。
（考案が解決しようとする問題点） 従来の前記スライドガイド装置は、スライダの側面に全
ての針状コロが均等に押圧されている時には高い支持剛
性が得られるが、金型の負荷位置などによりスタイダに
偏心負荷が作用して傾動すると、数個の端部コロで荷重
を負担するようになり、支持剛性が著しく低下してスラ
イダの振れ増大、金型寿命の低下、成品精度の低下の原
因となり、また、制作誤作、取付誤作、あるいは予圧の
変化等によつて各針状コロのスライダ側面に対する予圧
状態、転がり回転運動のバラツキが生じ、連続プレス運
転中に針状コロがスライドガイドの上端側あるいは下端
側から飛び出すなどの不具合を生じたり、針状コロ群を
主体とした前記スライドガイド装置は、平型保持器の強
度上からの制約により高速運転されるプレスの場合には
不向きであるなどの問題点がある。
ての針状コロが均等に押圧されている時には高い支持剛
性が得られるが、金型の負荷位置などによりスタイダに
偏心負荷が作用して傾動すると、数個の端部コロで荷重
を負担するようになり、支持剛性が著しく低下してスラ
イダの振れ増大、金型寿命の低下、成品精度の低下の原
因となり、また、制作誤作、取付誤作、あるいは予圧の
変化等によつて各針状コロのスライダ側面に対する予圧
状態、転がり回転運動のバラツキが生じ、連続プレス運
転中に針状コロがスライドガイドの上端側あるいは下端
側から飛び出すなどの不具合を生じたり、針状コロ群を
主体とした前記スライドガイド装置は、平型保持器の強
度上からの制約により高速運転されるプレスの場合には
不向きであるなどの問題点がある。
（問題点の解決手段） 本考案は、前記のような問題点に対処するためのプレス
のスライドガイド装置であつて、立設されたハウジング
のスライドガイド部にガイドされて上下動されるスライ
ダを具備したプレスにおいて、前記スライドガイド部の
各ガイド面の上部および下部に、複数のローラフオロア
を配設し、該ローラフオロアを前記スライドガイド部に
螺合されたアジヤストスクリユで進退する取付板に取付
けたことにより、スライドガイド部でガイドされて上下
動するスライダの支持性能、信頼性を向上させて前記の
ような問題点を解決している。
のスライドガイド装置であつて、立設されたハウジング
のスライドガイド部にガイドされて上下動されるスライ
ダを具備したプレスにおいて、前記スライドガイド部の
各ガイド面の上部および下部に、複数のローラフオロア
を配設し、該ローラフオロアを前記スライドガイド部に
螺合されたアジヤストスクリユで進退する取付板に取付
けたことにより、スライドガイド部でガイドされて上下
動するスライダの支持性能、信頼性を向上させて前記の
ような問題点を解決している。
（作用） スライドガイド部の各ガイド面の上部および下部に装設
された各ローラフオロアが、予圧調節機構によりスライ
ダの各側面の上、下部に押圧されて均等な予圧が付与さ
れ、スライダの各側面の各要所が前記各ローラフオロア
で均等に押圧、負荷されて同スライダの静的および動的
支持剛性および信頼性が高められ、スライダの芯出し調
整が容易であつて同スライダの振れが最小限となり、プ
レスの高速運転が可能になる。
された各ローラフオロアが、予圧調節機構によりスライ
ダの各側面の上、下部に押圧されて均等な予圧が付与さ
れ、スライダの各側面の各要所が前記各ローラフオロア
で均等に押圧、負荷されて同スライダの静的および動的
支持剛性および信頼性が高められ、スライダの芯出し調
整が容易であつて同スライダの振れが最小限となり、プ
レスの高速運転が可能になる。
（実施例） 第１図ないし第３図に本考案の一実施例を示しており、
床上に立設されたハウジング（１）のスライドガイド部
（1a）にガイドされて上下動されるスライダ（３）を配
置し、駆動モータ（４）によつてベルト（５）、プーリ
（６）を介し回転駆動されるクランク軸（７）をハウジ
ング（１）の上部に軸受（7a）して配設するとともに、
クランク軸（７）に連設されたコネクテイングロツド
（８）（８）の下部をスライダ（３）の上部に立設され
たスラストロツド（９）（９）の上部にピン連結（8a）
（（8a）して、スライダ（３）を懸吊し、駆動モータ
（４）によつてベルト（５）、プーリ（６）を介しクラ
ンク軸（７）を回転駆動し、コネクテイングロツド
（８）（８）、スライドロツド（９）（９）を介してス
ライダ（３）を上下動操作することにより、スライダ
（３）に装着された上金型（10a）をスライドガイド部
（1a）の底部に固設された下金型（10b）に対して上下
動し金属板（図示省略）の打抜加工などをする構造にな
つているとともに、スライドガイド部（1a）の各ガイド
面の上部および下部に、複数のローラフオロア（30）を
予圧調節機構によりスライダ（３）の各側面に押圧させ
て装設してなるスライドガイド機構を設けている。図中
（1b）はスラストロツド（９）のスライド部である。
床上に立設されたハウジング（１）のスライドガイド部
（1a）にガイドされて上下動されるスライダ（３）を配
置し、駆動モータ（４）によつてベルト（５）、プーリ
（６）を介し回転駆動されるクランク軸（７）をハウジ
ング（１）の上部に軸受（7a）して配設するとともに、
クランク軸（７）に連設されたコネクテイングロツド
（８）（８）の下部をスライダ（３）の上部に立設され
たスラストロツド（９）（９）の上部にピン連結（8a）
（（8a）して、スライダ（３）を懸吊し、駆動モータ
（４）によつてベルト（５）、プーリ（６）を介しクラ
ンク軸（７）を回転駆動し、コネクテイングロツド
（８）（８）、スライドロツド（９）（９）を介してス
ライダ（３）を上下動操作することにより、スライダ
（３）に装着された上金型（10a）をスライドガイド部
（1a）の底部に固設された下金型（10b）に対して上下
動し金属板（図示省略）の打抜加工などをする構造にな
つているとともに、スライドガイド部（1a）の各ガイド
面の上部および下部に、複数のローラフオロア（30）を
予圧調節機構によりスライダ（３）の各側面に押圧させ
て装設してなるスライドガイド機構を設けている。図中
（1b）はスラストロツド（９）のスライド部である。
前記スライドガイド機構についてさらに詳述すると、第
2,3図に示すように前記ローラフオロア（30）はスライ
ダ（３）の上、下部および各コーナー部の両側面に対接
され計16箇所に配設して接触されており、スライドガイ
ド部（1a）に螺合されたアジヤストスクリユ（32）で進
退される取付板（31）の上、下双股部（31a）（31a）の
固定軸（33）（33）に上、下部の前記ローラフオロア
（30）（30）が軸着され、取付板（31）に設けた長孔
（31b）（31b）にセツトボルト（35）（35）が嵌挿さ
れ、アジヤストスクリユ（32）の回転によつて取付板
（31）をスライダ（３）の側面に向つて進出し、各取付
板（31）の上、下端部に螺着された回転自在のローラフ
オロア（30）（30）がスライダ（３）側面の上、下部に
均等に押圧される予圧調整機構を設けた構成になつてい
る。
2,3図に示すように前記ローラフオロア（30）はスライ
ダ（３）の上、下部および各コーナー部の両側面に対接
され計16箇所に配設して接触されており、スライドガイ
ド部（1a）に螺合されたアジヤストスクリユ（32）で進
退される取付板（31）の上、下双股部（31a）（31a）の
固定軸（33）（33）に上、下部の前記ローラフオロア
（30）（30）が軸着され、取付板（31）に設けた長孔
（31b）（31b）にセツトボルト（35）（35）が嵌挿さ
れ、アジヤストスクリユ（32）の回転によつて取付板
（31）をスライダ（３）の側面に向つて進出し、各取付
板（31）の上、下端部に螺着された回転自在のローラフ
オロア（30）（30）がスライダ（３）側面の上、下部に
均等に押圧される予圧調整機構を設けた構成になつてい
る。
本考案の実施例は、前記のような構成になつているの
で、各アジヤストスクリユ（32）を回転して各取付板
（31）をスライダ（３）の各側面に向つて進出させる
と、各取付板（31）の上、下端部に軸着された各上、下
１対の各ローラフオロア（30）が前記各側面の上、下部
に即ち各要部に押付けられ、スライダ（３）の各側面の
上、下部が各ローラフオロア（30）で均等の面圧で押圧
されて、スライダ（３）が高い支持剛性で芯出し支持さ
れかつその支持剛性は容易に調整自在であつて同スライ
ダの前後および左右方向の振れが著しく減少されてスラ
イダの上下動を円滑にガイドする。
で、各アジヤストスクリユ（32）を回転して各取付板
（31）をスライダ（３）の各側面に向つて進出させる
と、各取付板（31）の上、下端部に軸着された各上、下
１対の各ローラフオロア（30）が前記各側面の上、下部
に即ち各要部に押付けられ、スライダ（３）の各側面の
上、下部が各ローラフオロア（30）で均等の面圧で押圧
されて、スライダ（３）が高い支持剛性で芯出し支持さ
れかつその支持剛性は容易に調整自在であつて同スライ
ダの前後および左右方向の振れが著しく減少されてスラ
イダの上下動を円滑にガイドする。
（考案の効果） このように本考案によるときはスライドガイド部の各ガ
イド面の上部及び下部に複数のローラフオロアを配設し
たから、ローラフオロアはその回転を円滑にしてプレス
の高速運転が可能となってプレス性能、加工能率が大幅
に向上され、而も各ローラフオロアはこれをスライドガ
イド部に螺合されたアジヤストスクリユで進退する取付
板に取付けたから、ローラフオロアの予圧の調整が簡単
となると共にスライド側に予圧調整機構がないためスラ
イドの慣性力を小さくしてスライダのガイド性能、信頼
性を著しく向上できる等の効果を有する。
イド面の上部及び下部に複数のローラフオロアを配設し
たから、ローラフオロアはその回転を円滑にしてプレス
の高速運転が可能となってプレス性能、加工能率が大幅
に向上され、而も各ローラフオロアはこれをスライドガ
イド部に螺合されたアジヤストスクリユで進退する取付
板に取付けたから、ローラフオロアの予圧の調整が簡単
となると共にスライド側に予圧調整機構がないためスラ
イドの慣性力を小さくしてスライダのガイド性能、信頼
性を著しく向上できる等の効果を有する。
第１図は本考案の一実施例を示す側視機構図、第２図は
第１図のスライドガイド機構部の拡大縦断面図、第３図
は第２図のIII−III部分の断面図、第４図は従来例の側
視機構図、第５図は第４図のスライドガイド機構部の拡
大縦断面図、第６図は第５図のVI−VI部分の断面図であ
る。 1:ハウジング、1a:スライドガイド部 3:スライダ、30:ローラフオロア 31,32,35:予圧調整機構
第１図のスライドガイド機構部の拡大縦断面図、第３図
は第２図のIII−III部分の断面図、第４図は従来例の側
視機構図、第５図は第４図のスライドガイド機構部の拡
大縦断面図、第６図は第５図のVI−VI部分の断面図であ
る。 1:ハウジング、1a:スライドガイド部 3:スライダ、30:ローラフオロア 31,32,35:予圧調整機構
フロントページの続き (72)考案者 大崎 公聖 広島県広島市西区観音新町４丁目６番22号 三菱重工業株式会社広島製作所内 (72)考案者 高本 英士 広島県広島市西区観音新町４丁目６番22号 三菱重工業株式会社広島製作所内 (72)考案者 塩田 浩 広島県広島市西区観音新町４丁目６番22号 三菱重工業株式会社広島研究所内 (56)参考文献 特公 昭53−16145（ＪＰ，Ｂ２) 実公 昭53−18626（ＪＰ，Ｙ２)
Claims (1)
- 【請求項１】立設されたハウジングのスライドガイド部
にガイドされて上下動されるスライダを具備したプレス
において、前記スライドガイド部の各ガイド面の上部お
よび下部に、複数のローラフオロアを配設し、該ローラ
フオロアを前記スライドガイド部に螺合されたアジヤス
トスクリユで進退する取付板に取付けたことを特徴とす
るプレスのスライドガイド装置
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986131296U JPH0726079Y2 (ja) | 1986-08-29 | 1986-08-29 | プレスのスライドガイド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986131296U JPH0726079Y2 (ja) | 1986-08-29 | 1986-08-29 | プレスのスライドガイド装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6341398U JPS6341398U (ja) | 1988-03-18 |
| JPH0726079Y2 true JPH0726079Y2 (ja) | 1995-06-14 |
Family
ID=31029615
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986131296U Expired - Lifetime JPH0726079Y2 (ja) | 1986-08-29 | 1986-08-29 | プレスのスライドガイド装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0726079Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5473234B2 (ja) * | 2008-02-26 | 2014-04-16 | 株式会社エイチアンドエフ | ブランク分離装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5318626U (ja) * | 1976-07-28 | 1978-02-17 | ||
| JPS5316145A (en) * | 1976-07-30 | 1978-02-14 | Shinpo Kogyo Kk | Hydraulic motor |
-
1986
- 1986-08-29 JP JP1986131296U patent/JPH0726079Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6341398U (ja) | 1988-03-18 |
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