JP5883628B2 - クラウニング用加圧装置およびプレスブレーキ - Google Patents

クラウニング用加圧装置およびプレスブレーキ Download PDF

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Description

本発明は、クラウニング用加圧装置およびプレスブレーキに係り、たとえば、サーボモータを用いてクラウニングをするものに関する。
従来、油圧シリンダを用いて下部テーブルをクラウニングする構成のプレスブレーキが知られている。また、メカニカルタイプのクサビ(たとえば、特許文献1参照)を用いて下部テーブル等をクラウニングする構成のプレスブレーキが知られている。
特開2002−214577号公報
ところで、油圧シリンダを用いた従来のプレスブレーキでは、作動油が僅かな圧縮性を持っている等の理由によって、クラウニング量の微調整が難しいという問題がある。
また、クサビを用いた従来のプレスブレーキでは、クラウニング量の微調整は比較的容易であるが、クサビを直線運動させる必要があるので、クサビのストロークのための領域が必要になり、クラウニング装置が大型化してしまうという問題があるとともに、サーボモータの出力軸の回転運動を直線運動に変換する必要があるので、エネルギー効率が悪いという問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、クラウニング量の微調整が容易であり、小型化が容易であり、エネルギー効率が良いクラウニング用加圧装置およびこのクラウニング用加圧装置が使用されているプレスブレーキを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明はベース体と、所定の軸を中心にして前記ベース体に対して回動する回動体と、前記回動体の回動によって前記ベース体に接近もしくは離反する方向で、前記ベース体に対して移動する移動体と、を備え、前記回動体は、前記ベース体と前記移動体との間に配置されており、前記回動体における前記ベース体側の部位は、第1のころがり軸受けを介して前記ベース体に支持されており、前記回動体における前記移動体側の部位には斜面が形成されており、前記移動体には、第2のころがり軸受けの内輪が一体的に設けられており、前記第2のころがり軸受けの外輪が前記斜面に係合しており、前記回動体の回動によって前記第2のころがり軸受けの外輪と前記斜面との係合部の位置が変化し、前記移動体が移動するように構成されているクラウニング用加圧装置である。
請求項に記載の発明は、請求項に記載のクラウニング用加圧装置において、前記第2のころがり軸受けは複数設けられており、前記複数の第2のころがり軸受けのそれぞれは、前記回動体の回動中心軸を中心とした所定の円の円周を等分配する位置で前記移動体の外側に配置されており、前記複数の第2のころがり軸受けにおける外輪の回転中心軸のそれぞれは、前記回動体の回動中心軸に対して直交しており、前記回動体は、回動体本体部とこの回動体本体部に一体的に設けられた複数のクサビプレートとを具備し、これらのクサビプレートに前記斜面が形成されており、前記各クサビプレートの斜面のそれぞれに前記第2のころがり軸受けの外輪のそれぞれが係合している構成であるクラウニング用加圧装置である。
請求項に記載の発明は、円板状に形成されたベース体と、前記ベース体の厚さ方向の一方の面の中心部から起立して前記ベース体に設けられているシャフトと、前記ベース体の厚さ方向の一方の面で、前記シャフトと同軸で前記ベース体に設けられているスラスト軸受けと、円板状に形成され、中央部に貫通孔が形成され、厚さ方向の一方の面に円柱状の凹部が形成され、外周に回動力入力部が設けられており、前記シャフトが前記貫通孔を通過し、厚さ方向の他方の面側で前記スラスト軸受けを介して前記ベース体に支持され、ラジアル軸受けを介して前記シャフトと同軸で前記シャフトに支持され、前記ベース体の厚さ方向の一方の面側に設置されている回動体本体部と、所定の幅と長さとを備え厚さが長さ方向で次第に厚くなっている直方体状のクサビをこのクサビの厚さ方向に延伸し前記クサビの幅方向の一方の側で前記クサビから所定の距離だけ離れている軸を中心にして円弧状に曲げた形状に形成され、この円弧状のものを複数組み合わせることでリング状に形成され、前記回動体本体部の凹部内に前記シャフトと同軸で設置されたクサビプレートと、角数が前記クサビプレートの数と同じである正多角形柱状に形成され、中央部に円柱状の貫通孔が形成され、高さ方向の一方の面から回り止め部が突出しており、前記シャフトが前記貫通孔を通過しラジアル軸受けを介して前記シャフトと同軸で前記シャフトに支持されるように、前記回動体本体部の高さ方向の一方の面側で高さ方向の他方側の一部が前記回動体本体部の凹部内に位置するように設置されている移動体と、円柱状の軸体と転動体を介して前記軸体に回転自在に係合している外輪とを具備し、前記軸体が前記移動体の側面のそれぞれの中央部から前記移動体の側面に直交する方向で突出して前記移動体に一体的に設けられており、前記外輪のそれぞれが、前記クサビプレートのそれぞれところがり対偶をなしている複数のころがり軸受けとを有するクラウニング用加圧装置である。
請求項に記載の発明は、請求項1〜請求項のいずれか1項に記載のクラウニング用加圧装置と、テーブルを支持している支え板から後方に突出して設置され、前記クラウニング用加圧装置の回動体を回動させるアクチュエータとを有するプレスブレーキである。
本発明によれば、クラウニングの微調整が容易であり、小型化が容易であり、エネルギー効率が良いクラウニング用加圧装置を提供することができるという効果を奏する。
プレスブレーキの概略構成を示す正面図である。 プレスブレーキの概略構成を示す側面図であり、図1におけるII矢視図である。 クラウニング用加圧装置の概略構成を示す図あり、(a)は平面図であり、(b)は(a)におけるIIIB−IIIB断面を示す図である。 クサビプレートを示す図であり、(a)は平面図であり、(b)は(a)におけるIVA−IVA断面、IVB−IVB断面、IVC−IVC断面、IVD−IVD断面、IVE−IVE断面、IVF−IVF断面、IVG−IVG断面を示す図である。 クラウニング用加圧装置のプレスブレーキへの設置状態を示す図である。 クラウニング用加圧装置の作動原理を示す模式図である。 クラウニング用加圧装置のプレスブレーキへの設置状態を示す斜視図である。
本発明の実施形態に係るクラウニング装置9が使用されているプレスブレーキ(ワーク曲げ加工機)1は、第1の型(たとえば、ダイD等の金型)と第2の型(たとえば、パンチP等の金型)とを用いて、板状のワークW(平板状のワークやワークの平板状の部位)を折り曲げ加工するものである。
以下、説明の便宜のために水平な一方向をX軸方向とし、X軸方向に対して直交する水平な他の一方向をY軸方向とし、X軸方向とY軸方向とに対して直交する方向(上下方向)をZ軸方向とする。X軸方向はプレスブレーキ1の左右方向であり、Y軸方向はプレスブレーキ1の前後方向になっている。
プレスブレーキ1は、図1や図2で示すように、フレーム3に支持されている第1の型設置体(たとえば、下部テーブル)5と、第2の型設置体(たとえば上部テーブル)7と、クラウニング装置9とを備えて構成されている。
フレーム3の前方下側には、平板状の後側支え板17が一体的に設けられている。後側支え板17の前側には、後側支え板17とほぼ同形状の前側支え板19が設けられている。後側支え板17と前側支え板19とは、これらの厚さ方向がY軸方向になっている。Y軸方向から見ると、後側支え板17と前側支え板19とは、お互いがほぼ重なっており、YZ中心面(プレスブレーキ1の中心を含みY軸方向とZ軸方向とに展開している平面)に対してほぼ対称になっており、後側支え板17の平面状の上端面と前側支え板19の平面状の上端面とはX軸方向に直線で延びている。
また、前側支え板19は、スペーサ21を介して後側支え板17に支持されている。これにより、後側支え板17と前側支え板19と間には、所定の間隙(Y軸方向の寸法がスペーサ21の厚さと等しい間隙)23が形成されている。
また、後側支え板17と前側支え板19とには、クラウニング装置9を設置するための貫通孔25が形成されている。貫通孔25は、たとえば、矩形状に形成されており、単数もしくは複数(図1では3つ)形成されている。貫通孔25は、水平方向に展開している下面27とこの下面27と平行な上面29とを備えており、Y軸方向から見ると、後側支え板17の貫通孔25と前側支え板19の貫通孔25とがお互いが重なっている。
また、貫通孔25が複数設けられている場合、各貫通孔25は、Z軸方向ではお互いの位置が一致し、X軸方向では所定の間隔をあけ、しかも、プレスブレーキ1のYZ中心面に対して対称に配置されている。
下部テーブル5は、たとえば矩形な平板状に形成されている。下部テーブル5の厚さ寸法は、間隙23の寸法よりもごく僅かに小さくなっている。下部テーブル5は、この厚さ方向がY軸方向になるようにして、後側支え板17と前側支え板19とに挟まれ、後側支え板17と前側支え板19との間に位置している。ただし、下部テーブル5の厚さ寸法が間隙(間隔)23の寸法よりもごく僅かに小さくなっているので、後側支え板17と前側支え板19とに挟まれているだけの状態では、下部テーブル5は、後側支え板17と前側支え板19とに対して、Y軸方向とZ軸方向とで移動可能になっている。
Y軸方向から見ると、下部テーブル5のX軸方向の寸法は、後側支え板17や前側支え板19のX軸方向の寸法よりもやや小さくなっており、下部テーブル5はYZ中心面に対してほぼ対称になっており、下部テーブル5のX軸方向の両端は、貫通孔25よりも外側に位置している。また、Y軸方向から見ると、下部テーブル5の平面状の上端面と平面状の下端面とはX軸方向に直線で延びている。さらに、Y軸方向から見ると、下部テーブル5の平面状の上端面は、後側支え板17や前側支え板19の上端面よりも上方に位置しており、下部テーブル5の平面状の下端面は、Z軸方向で貫通孔25の中間に位置している。これにより、Y軸方向から見ると、貫通孔25のところで下部テーブル5の一部が露出している。
また、下部テーブル5は、X軸方向の両端部が、円柱状の一対の軸部材(YZ中心面に対して対称に配置されている軸部材)31を介して、後側支え板17と前側支え板19と支持されている。これにより、下部テーブル5は、両端が回動支持軸で支持されている両端支持梁になっている。なお、一対の軸部材31は、X軸方向で貫通孔25よりも外側に位置している。
上部テーブル7は、フレーム3の前方上側で、図示しないリニアガイドベアリング等によってフレーム3に支持されている。また、上部テーブル7は、サーボモータ33等のアクチュエータ(油圧シリンダ等でもよい。)によって、図示しないボールネジを介して、Z軸方向(下部テーブル5に対して接近もしくは離反する方向)で移動位置決めされるようになっている。
なお、上部テーブル7も平板状に形成されており、厚さ方向がY軸方向になるようにして、下部テーブル5から離れて下部テーブル5の上方に配置されている。Y軸方向から見ると、上部テーブル7はYZ中心面に対して対称に配置されており、平板状の上部テーブル7の下面が、下部テーブル5の下面と平行になって対向し、X軸方向に直線状になって延びている。
また、上部テーブル7の下面は、下部テーブル5の上面と同じ長さ寸法になっており、X軸方向で下部テーブル5と同じところに位置している。さらに、Y軸方向でも、上部テーブル7の下面は、X軸方向と下部テーブル5の上面と同じところに位置している。
サーボモータ33は、上部テーブル7の左側と右側とに設けられている(YZ中心面に対して対称に配置されている)。左側のサーボモータ33Aと右側のサーボモータ33Bとは、ほぼ同期して駆動するようになっている。そして、一対のサーボモータ33(33A,33B)を駆動すると、上部テーブル7の下面が下部テーブル5の上面とほぼ平行な状態を保ったまま、上部テーブル7が下部テーブル5に対して移動するようになっている。また、サーボモータ33の駆動を停止し、サーボモータ33の回転出力軸が回転しないようにすることで(たとえば回転出力軸にサーボブレーキがかけられることで)、上部テーブル7が位置決めされこの位置が維持されるようになっている。
なお、上部テーブル7を移動位置決めすることに代えてもしくは加えて、下部テーブル5をZ軸方向で移動位置決めする構成であってもよい。いずれにしても、上部テーブル7が下部テーブル5に対して接近・離反する方向で相対的に移動位置決め自在な構成であればよい。
下部テーブル5には、たとえば、ダイホルダDHを介して、第1の型(たとえばダイD)が、着脱自在にしかも一体的に設置されるようになっている。上部テーブル7には、たとえば、パンチホルダPHを介して、第2の型(たとえばパンチP)が、着脱自在にしかも一体的に設置されるようになっている。
なお、Y軸方向では、上部テーブル7に設置されたパンチ(設置済みパンチ)Pの中心と、下部テーブル5に設置されたダイ(設置済みダイ)Dの中心とは、お互いに一致している。また、図1では、パンチP、パンチホルダPH、ダイD、ダイホルダDHにおけるX軸方向の寸法が、下部テーブル5や上部テーブル7におけるX軸方向の寸法と同じになっているが、実際には、パンチP、パンチホルダPH、ダイD、ダイホルダDHにおけるX軸方向の寸法は、下部テーブル5や上部テーブル7におけるX軸方向の寸法に比べて小さくなっており、パンチP、パンチホルダPH、ダイD、ダイホルダDHがX軸方向で、下部テーブル5や上部テーブル7の中央や、左右いずれかに偏った位置に配置されるようになっている。
また、上部テーブル7が上昇している状態では、図2で示すように、設置済みパンチPが、設置済みダイDの上方で設置済みダイDから離れている。上部テーブル7を下降させると、ダイDの「V」字状の凹部とパンチPの「V」字状の凸部とでワークWが挟まれて、ワークWの曲げ加工がなされるようになっている。
クラウニング装置9は、下部テーブル5に対してクラウニングを行う装置である。下部テーブル5のクラウニングによって、下部テーブル5(パンチP)が、図1に破線L1で示すように、上側に僅かに凸な曲線になる。なお、下部テーブル5に対してクラウニングを行うことに代えてもしくは加えて上部テーブル7に対してクラウニングを行うようにしてもよい。
ここで、クラウニング装置(クラウニング用加圧装置)9についてさらに詳しく説明する。
クラウニング装置9は、図3で示すように、ベース体35と回動体(回転体)37と移動体39とを備えて構成されている。
回動体37は、ベース体35にたとえばころがり軸受け(第1のころがり軸受け)43を介して係合しており、Z軸方向に延びている所定の軸CAを中心にしてベース体35に対し回動(回転)するようになっている。回動体37は、ベース体35に対して前述した回動のみの運動をするようになっており、回動以外の運動はできないようになっている。
移動体39は、回動体37にたとえばころがり軸受け(第2のころがり軸受け)45を介して係合し、回動体37の回動によってベース体35に接近もしくは離反する方向(Z軸方向)で、ベース体35に対して直線的に移動するようになっている。移動体39は、ベース体35に対して前述した直線的な移動のみの運動をするようになっている。そして、移動体39の移動量に応じた下部テーブル5のクラウニングがなされるようになっている。
回動体37は、ベース体35と移動体39との間に配置されている。回動体37におけるベース体35側の部位(下側の部位)は、第1のころがり軸受け(ボールベアリングもしくはローラベアリングで構成されたスラスト軸受け)43を介してベース体35に支持されている。回動体37における移動体39側の部位には、斜面(回動体37の回動中心軸CAに直交している水平面に対して僅かに傾いている斜面;2°〜10°程度傾いている斜面)41が形成されている。
移動体39には、第2のころがり軸受け(たとえばカムフォロア)45の内輪(軸体)47が一体的に設けられており、第2のころがり軸受け45の外輪49が斜面41に接触しころがり対偶をなして係合している。第2のころがり軸受け45の外輪49が斜面41とがころがり対偶をなしていることで、第2のころがり軸受け45の外輪49と斜面41との瞬間中心は、第2のころがり軸受け45の外輪49が斜面41と接触している箇所(たとえば外輪49の母線)になる。
そして、クラウニング装置9では、回動体37の回動によって第2のころがり軸受け45の外輪49と斜面41との係合部(接触部)の位置がZ軸方向で変化し(移動し)、移動体39が回動体37の回動中心軸CAの軸の延伸方向(Z軸方向)で移動するように構成されている。また、移動体39の移動によって発生するZ軸方向の荷重を各ころがり軸受け43,45が受けるように構成されている。
第2のころがり軸受け45は複数設けられている。複数の第2のころがり軸受け45のそれぞれは、回動体37の回動中心軸CAを中心とした所定の円の円周を等分配する位置で移動体39の外側に配置されている。複数の第2のころがり軸受け45における外輪49の回転中心軸CBのそれぞれは、回動体37の回動中心軸CAに対して直交している。
回動体37は、回動体本体部51とこの回動体本体部51にボルト等の締結具で一体的に設けられた複数のクサビプレート53とを具備している。複数のクサビプレート53はお互いが同形状に形成されている。また、前述した斜面41は、クサビプレート53に形成されている。
そして、各クサビプレート53の斜面41のそれぞれに第2のころがり軸受け45の外輪49のそれぞれが係合している。
たとえば、第2のころがり軸受け45が6つ、クサビプレート53が6枚設けられているとすると、1つ目のクサビプレート53の斜面41には1つ目の第2のころがり軸受け45の外輪49が係合し、2つの目のクサビプレート53の斜面41には2つ目の第2のころがり軸受け45の外輪49が係合し、・・・以下同様にして、6つ目のクサビプレート53の斜面41には6つ目の第2のころがり軸受け45の外輪49が係合している。
また、複数の第2のころがり軸受け45の外輪49のそれぞれと、複数のクサビプレート53の斜面41のそれぞれとの接触部は、回動体37の回動にかかわらず、X軸方向とY軸方向とでは同じところの位置している(回動体37の回動によって総ての接触部がZ軸方向で移動体39の移動とともに一斉に移動するようになっている)。
これにより、移動体39が移動することによってもしくは移動しようとすることによって発生する反力(第2のころがり軸受け45の外輪49が斜面41を押す力)が、各接触部のそれぞれでお互いに等しくなっている。
クラウニング装置9についてさらに説明する。
クラウニング装置9には、シャフト55が設けられている。また、ベース体35は、円板状に形成されている。
シャフト55は、外径がベース体35の外径よりも小さい円柱状に形成されており、ベース体35の厚さ方向(Z軸方向)の一方の面(上面)の中心部から上方に起立して、ベース体35にたとえば一体的に設けられている。シャフト55の軸とベース体35の軸(回動体37の回動中心軸)CAとはお互いが一致している。
第1のころがり軸受け(スラスト軸受け)43は、ベース体35の厚さ方向の一方の面(上面)で、シャフト55と同軸でベース体35に設けられている。スラスト軸受け43の軸とベース体35の軸CAとはお互いが一致している。すなわち、スラスト軸受け43のハウジング軌道板(下側の板;外輪)57がシャフト55と同軸でベース体35にたとえば一体的に設けられている。
回動体本体部51は、円板状に形成されており、中央部に厚さ方向(Z軸方向)で貫通している円柱状の貫通孔61が形成されている。また、回動体本体部51は、厚さ方向の一方の面(上面)に、円柱状の凹部(貫通孔61と同軸の凹部)63が形成されている。凹部63の内径は貫通孔61の内径よりも大きくなっている。
回動体本体部51の外周には、回動力入力部(たとえば外歯歯車)65が一体的に設けられている。外歯歯車65の軸は、シャフト55の軸CAと同軸になっている。
回動体本体部51は、ベース体35の厚さ方向の一方の面(上面)側に設置されており、回動体本体部51の貫通孔61をシャフト55が通過(貫通)している。また、回動体本体部51は、厚さ方向の他方の面(下面)側で、スラスト軸受け43を介し、シャフト55と同軸でベース体35に支持されている。さらに、回動体本体部51は、ラジアル軸受け(たとえば円筒状に形成され上記貫通孔に設置されている滑り軸受け;ブッシュ)67を介してシャフト55に支持されている。
回動体本体部51の厚さ方向(Z軸方向)とベース体35の厚さ方向とはお互いに一致している。回動体本体部51は、ベース体35の軸CAとシャフト55の軸CAとを中心にして、ベース体35に対して回動(回転)するようになっている。スラスト軸受け43は、ベース体35と回動体本体部51との間に存在している。
回動体本体部51の軸とベース体35の軸CAとはお互いが一致している。スラスト軸受け43の軸軌道板(上側の板;内輪)59は、転動体(たとえば、円柱状のローラで構成されているが、球状の玉や円錐台状のテーパローラで構成されていてもよい。)69を介してハウジング軌道板57に支持されている。スラスト軸受け43の軸軌道板59は、回動体本体部51の厚さ方向の他方の面(下面;ベース体35側の面)で回動体本体部51に一体的に設けられている。
スラスト軸受け43の外径は回動体本体部51の凹部63の内径よりも小さくなっており、スラスト軸受け43の内径は回動体本体部51の貫通孔61の内径よりも大きくなっている。さらにスラスト軸受け43は、回動体本体部51の回転中心軸CAの延伸方向(回動体本体部51がベース体35に接近する方向;Z軸方向)の荷重を受けるようになっており、ラジアル軸受け67は、回動体本体部51の回転中心軸CAに直交する方向の荷重を受けるようになっている。
クサビプレート53は、所定の幅と長さとを備え厚さが長さ方向で次第に厚くなっている直方体状のクサビをこのクサビの厚さ方向に延伸し前記クサビの幅方向の一方の側で前記クサビから所定の距離だけ離れている軸を中心にして円弧状に曲げた形状に形成されている(図4参照)。
クサビプレート53は、複数枚設けられており、複数のクサビプレート53が組み合わせられてリング状(円環状)に形成さている。このリング状の複数のクサビプレート53は、回動体本体部51の凹部63内にシャフト55と同軸で設置されている。
クサビプレート53についてさらに説明する。
1枚のクサビプレート53は、次の示す立体形状に形成されている。1枚のクサビプレート53は、縦寸法が横寸法よりも小さい長方形とこの長方形の縦方向に延びているとともに前記長方形から所定の距離だけ離れている回転軸を、1平面に描き、前記長方形の縦方向の寸法を、前記長方形の横方向の寸法よりも小さい範囲で徐々に増やしつつ、前記回転軸を中心にして180°よりも小さい所定の角度(たとえば60°)だけ前記長方形を回動したときに、前記長方形の軌跡で表される立体形状である略扇形立体形状に形成されている。
なお、長方形の縦方向の寸法の増加量(クサビプレート53の厚さの増加量)は、中心軸を中心とした回動角度にたとえば比例している。
図4を参照して1枚のクサビプレート53についてさらに説明する。図4(a)で示す中心軸(図4(a)の紙面に直交する方向に延びている軸)が上述した中心軸CAに相当する。図4(a)で示す断面IVA―IVAは、中心軸CAを含んだ軸である。
図4(a)で示す断面IVB―IVBは、断面IVA―IVAを、中心軸CAを中心にして時計まわりに10°回転した断面であり、断面IVC―IVCは、断面IVA―IVAを、中心軸CAを中心にして時計まわりに20°回転した断面であり、断面IVD―IVDは、断面IVA―IVAを、中心軸CAを中心にして時計まわりに30°回転した断面であり、断面IVE―IVEは、断面IVA―IVAを、中心軸CAを中心にして時計まわりに40°回転した断面であり、断面IVF―IVFは、断面IVA―IVAを、中心軸CAを中心にして時計まわりに50°回転した断面であり、断面IVG―IVGは、断面IVA―IVAを、中心軸CAを中心にして時計まわりに60°回転した断面である。
図4(b)は、上記各断面に対応したクサビプレート53の断面図である。図4(b)から明らかなように、クサビプレート53の厚さの増加量は、各断面の回動角度に比例している。
複数のクサビプレート53を回動体本体部51に設置した状態をシャフト55の軸(回動体本体部の回転中心軸)CAの延伸方向(Z軸方向)から見ると、図3(a)で示すように、各クサビプレート53は、長手方向の両端部(略扇形立体形状における円弧の両端部)が接触して円環状になっている。各クサビプレート53を回動体本体部51に設置した状態では、クサビプレート53の斜面41と対向している面(下面)が、回動体本体部51の凹部63の底面に接触し、円環状の各クサビプレート53の外周面が回動体本体部51の凹部63の側面に接触している(図3(b)参照)。
また、各クサビプレート53の斜面(傾斜面)41は、シャフト55の軸CAまわりで、傾斜方向がお互いに一致している。たとえば6枚のクサビプレート53が回動体本体部51に設置されているとする。平面視において(Z軸方向から見て)円形状の箇所(円環状になっている各クサビプレート53での箇所)で、たとえば時計まわりで各クサビプレート53の厚さを測定すると、1枚目のクサビプレート53の厚さは、この円弧の延伸方向で、一端で最も薄く、他端に向かうにしたがって次第に厚くなり、他端で最も厚くなる。2枚目のクサビプレート53も、一端(1枚目のクサビプレート53の他端に接触している端部)で最も薄く、他端に向かうにしたがって次第に厚くなり、他端で最も厚くなる。3枚目以降のクサビプレート53も同様に厚さが変化するようになっている。
移動体39は、角数がクサビプレート53の数と同数である正多角形柱状(たとえば正六角柱状)に形成されている。移動体39の中央部には、円柱状の貫通孔(角柱の高さ方向で貫通している貫通孔)71が形成されている。移動体39の高さ方向の一方の面(上面)からは、回り止め部73が突出して形成されている。
そして、シャフト55が移動体39の貫通孔71を通過している。移動体39は、ラジアル軸受け(たとえば円筒状に形成され前記貫通孔に設置されている滑り軸受け;ブッシュ)75を介してシャフト55と同軸でシャフト55に支持されている。また、移動体39は、回動体本体部51の高さ方向の他方の面(下面)側で回動体本体部51の一部が回動体本体部51の凹部63内に位置するように設置されている。
移動体39の高さ方向(Z軸方向)は、回動体本体部51の凹部63の深さ方向になっている。移動体39の外径は、回動体本体部51の凹部63の内径よりも小さくなっている。移動体39の本体部(回り止め部73以外の正六角柱状の部位)の高さの値は、底部にクサビプレート53が設置されている回動体本体部51の凹部63の深さの値よりも大きくなっている。
第2のころがり軸受け45は、クサビプレート53の数と同じ複数個(たとえば6個)設けられている。第2のころがり軸受け45は、円柱状の軸体47と外輪49とを具備し、外輪49は、転動体77を介して軸体47に回転自在に係合している。転動体77は、円柱状のコロや球状のボールで構成されている。
第2のころがり軸受け45では、軸体47が移動体39の6つの側面のそれぞれの中央部から移動体39の側面に直交する方向で突出しており、この軸体47の突出している部位が移動体39に係合していることで、第2のころがり軸受け45(軸体47)が移動体39に一体的に設けられている。そして、軸体47の先端側に位置している外輪49のそれぞれが、クサビプレート53のそれぞれところがり対偶なしている。
第2の各転がり軸受け45は、回動体本体部51の凹部63と移動体39との間の環状の空間79に配置されている。第2の各転がり軸受け45が設けられていることで、移動体39とクサビプレート53は僅かな間隙を隔てて離れている。シャフト55やラジアル軸受け75は、移動体39の高さ方向の一方の面(上面)からは突出していない。
また、軸体47の長さ(軸方向の寸法)の値は、前述したように、外輪49の幅の値よりも大きくなっており、軸体47の基端側の部位が外輪49から突出している。そして、軸体47の基端側の部位が移動体39に設けられている貫通孔に挿入され、ロールピン81によって、軸体47が移動体39に固定されている。
回り止め部73は、一対で設けられている。クラウニング装置9をプレスブレーキ1に設置したとき、一対の回り止め部73の間に、下部テーブル5が入り込むようになっている(図5等参照)。そして、回動体37が回動しても、下部テーブル5によって移動体39は回動しないようになっている。
クラウニング装置9の回動体37を回動させるサーボモータ(減速機付サーボモータ83等のアクチュエータ)は、テーブル(たとえば下部テーブル5)を支持している後側支え板(たとえば、反オペレータ側である後側の支持プレート)17から後方に突出して設置されている。
詳しく説明すると、図5で示すように、回動体37の歯車65に、サーボモータ83の回転出力軸に設けられた歯車85が噛合しており、サーボモータ83の回転出力軸の回転力によって回動体37が回転するように構成されている。サーボモータ83の筐体(回転出力軸を回転自在に支持している筐体)は、図7で示すように、ブラケット87を介して後側の支え板17に一体的に設けられている。
クラウニング装置9は、すでに理解されるようにベース体35が下側になり移動体39が上側になるようにして、貫通孔25内に設置されている。クラウニング装置9は、各貫通孔25のそれぞれに設けられている(図1参照)。クラウニング装置9が貫通孔25に設置されている状態では、ベース体35の下面が貫通孔25の下面27に当接している、なお、ベース体35が支え板17,19に一体的に設けられている構成であることが望ましい。
移動体39の上面(回り止め部73を除く角柱の上面)が、下部テーブル5の下面に当接しており、さらに、前述したように、一対の回り止め部73が下部テーブル5を挟み込んでいる。一対の回り止め部73間の距離は、下部テーブル5の厚さよりもごく僅かに大きくなっている。回り止め部73の上端は、貫通孔25の上面29よりも下方に位置している。
クラウニング装置9の外歯歯車65の一部は、後ろ側支え板17よりも後方に突出しており、この突出している部位に、サーボモータ83の歯車85が噛合している。
次に、プレスブレーキ1の動作について説明する。
初期状態では、上部テーブル7が上昇しており、クラウニング装置9が稼動しておらず、下部テーブル5の上面が凸状ではなくて水平な平面状になっているものとする。また、クラウニング装置9が稼動していない状態では、図3(a)で示す場合とは異なり、図3(a)で示す状態から、回動体37が時計まわりに30°よりも僅かに小さい角度(たとえば、28°程度)まで回動しており、移動体39は、最も下方に位置している(ベース体35の下面と移動体39の上面との間の距離が最も小さくなっている)。また、クラウニング装置9では、図3(a)で示す状態から、回動体37が反時計まわりに30°よりも僅かに小さい角度(たとえば、28°程度)まで回動するするようになっている。反時計まわりに28°程度程度回動した状態では、移動体39は、最も上方に位置している(ベース体35の下面と移動体39の上面との間の距離が最も大きくなっている)結局、クラウニング装置9の回動体37は、たとえば58°の角度だけ回動するのである。
上記初期状態において、ワークWが図1で示すようにダイDに設置され図示しないスタートボタンが押されると、制御装置15の制御の下、上部テーブル7が下降し、ワークWの曲げ加工がなされる。この曲げ加工がなされる前、上記曲げ加工がなされているときの少なくともいずれかのときに、クラウニング装置9が稼動し、下部テーブル5のクラクニングがなされる。
曲げ加工の終了後、クラウニング装置9が稼動を停止し、上部テーブル7が上昇し、曲げ加工がなされたワークWが搬出されることで、上記初期状態に戻る。
なお、クラウニング装置9のサーボモータ83は、回転出力軸にサーボブレーキ等のブレーキをかけることができ、回転出力軸の回転角度を保持することができるようになっている。そして、ワークWの曲げ加工をするときに、下部テーブル5にワークWから押圧力(曲げ加工の反力)が加わっても、クラウニング量を保持することができるようになっている。
プレスブレーキ1のクラウニング装置9によれば、回動体37と移動体39とを用いた構成であるので、油圧シリンダに比べてクラウニング量の微調整が容易であり(正確なクラウニングをすることができ)、また、回動体37が直線運動ではなくて回動することでクラウニングがなされるように構成されているので、従来のように直線的に移動するクサビが存在せず、装置を小型化することができ、さらに、サーボモータ83の回転運動を直線運動に変換することなく回転運動のまま回動体37に伝達するので、エネルギー効率が従来のものよりも良くなる。
また、クラウニング装置9によれば、回動体37がころがり軸受け43を介してベース体35に支持されており、移動体39もころがり軸受け45を介して回動体37に係合しているので(図3(b)、模式図である図6参照)、エネルギー効率がさらに一層良くなっている。
また、ベース体35、回動体37、移動体39がころがり軸受け43,45を介して係合しているので、メインの加圧中(ワークWへの曲げ加工中)であっても、クラウニング量の調整をすることができる。すなわち、ころがり軸受け43,45を使用していない従来のクサビを用いたものでは、メインの加圧中にはクサビの傾斜面等の摩擦力が大きくてクサビの移動をすることができず、クラウニング量の調整をすることができない。これに対してクラウニング装置9では、ころがり軸受け43,45を用いているので、メインの加圧中であっても、摩擦力の増加はごく僅かであり、回動体37を回動させてクラウニング量の調整をすることができるのである。
また、クラウニング装置9によれば、クサビプレート53が分割されているので、クサビプレート53の製造が容易になっている。また、クサビプレート53の斜面41でクラウニングの荷重を受けるので、大きなクラウニング荷重を発生させることができる。さらに、複数の斜面41と複数の軸受け45とでクラウニングの荷重を受けるので、クラウニングの荷重が分散され、クラウニング装置9の構成部品に過大に負荷をかけることなく、一層大きなクラウニング荷重を受けることができる。
なお、クラウニングの荷重を大きくしたい場合には、クラウニング装置9の外径(直径)を大きくしたり、軸受け45やクサビプレート53の数を多くすればよく、クラウニングの荷重の増加要求に容易に対応することができる。逆に、クラウニングの荷重が小さくてよい場合には、クラウニング装置9の外径(直径)を小さくする等してクラウニング装置9を小型がすることができる。つまり、クラウニング装置9では、クラウニング荷重の大きさの変更要求に柔軟に対応することができる。
クラウニング装置9においてサーボモータ83を支え板17に設置することで、プレスブレーキ1を大型化することなく、クラウニング装置9をプレスブレーキ1に設置することができる。また、サーボモータ83を後側支え板17の後側に設置すれば、オペレータの邪魔になることは無い。さらに、クラウニング装置9を複数設けた場合であっても、各クラウニング装置9のそれぞれを個別に独立して駆動することが容易であり、従来よりも広い範囲の態様で、クラウニングをすることができる。
1 プレスブレーキ
5 テーブル
9 クラウニング用加圧装置
17 支え板
35 ベース体
37 回動体
39 移動体
41 斜面
43 第1のころがり軸受け(スラスト軸受け)
45 第2のころがり軸受け
47 内輪(軸体)
49 外輪
51 回動体本体部
53 クサビプレート
55 シャフト
61 貫通孔
63 凹部
65 回動力入力部
67 ラジアル軸受け
73 回り止め部
75 ラジアル軸受け
77 転動体
83 クチュエータ
CA、CB 回転中心軸

Claims (4)

  1. ベース体と、
    所定の軸を中心にして前記ベース体に対して回動する回動体と、
    前記回動体の回動によって前記ベース体に接近もしくは離反する方向で、前記ベース体に対して移動する移動体と、を備え、
    前記回動体は、前記ベース体と前記移動体との間に配置されており、前記回動体における前記ベース体側の部位は、第1のころがり軸受けを介して前記ベース体に支持されており、前記回動体における前記移動体側の部位には斜面が形成されており、
    前記移動体には、第2のころがり軸受けの内輪が一体的に設けられており、前記第2のころがり軸受けの外輪が前記斜面に係合しており、
    前記回動体の回動によって前記第2のころがり軸受けの外輪と前記斜面との係合部の位置が変化し、前記移動体が移動するように構成されていることを特徴とするクラウニング用加圧装置。
  2. 請求項1に記載のクラウニング用加圧装置において、
    前記第2のころがり軸受けは複数設けられており、前記複数の第2のころがり軸受けのそれぞれは、前記回動体の回動中心軸を中心とした所定の円の円周を等分配する位置で前記移動体の外側に配置されており、前記複数の第2のころがり軸受けにおける外輪の回転中心軸のそれぞれは、前記回動体の回動中心軸に対して直交しており、
    前記回動体は、回動体本体部とこの回動体本体部に一体的に設けられた複数のクサビプレートとを具備し、これらのクサビプレートに前記斜面が形成されており、
    前記各クサビプレートの斜面のそれぞれに前記第2のころがり軸受けの外輪のそれぞれが係合している構成であることを特徴とするクラウニング用加圧装置。
  3. 円板状に形成されたベース体と、
    前記ベース体の厚さ方向の一方の面の中心部から起立して前記ベース体に設けられているシャフトと、
    前記ベース体の厚さ方向の一方の面で、前記シャフトと同軸で前記ベース体に設けられているスラスト軸受けと、
    円板状に形成され、中央部に貫通孔が形成され、厚さ方向の一方の面に円柱状の凹部が形成され、外周に回動力入力部が設けられており、前記シャフトが前記貫通孔を通過し、厚さ方向の他方の面側で前記スラスト軸受けを介して前記ベース体に支持され、ラジアル軸受けを介して前記シャフトと同軸で前記シャフトに支持され、前記ベース体の厚さ方向の一方の面側に設置されている回動体本体部と、
    所定の幅と長さとを備え厚さが長さ方向で次第に厚くなっている直方体状のクサビをこのクサビの厚さ方向に延伸し前記クサビの幅方向の一方の側で前記クサビから所定の距離だけ離れている軸を中心にして円弧状に曲げた形状に形成され、この円弧状のものを複数組み合わせることでリング状に形成され、前記回動体本体部の凹部内に前記シャフトと同軸で設置されたクサビプレートと、
    角数が前記クサビプレートの数と同じである正多角形柱状に形成され、中央部に円柱状の貫通孔が形成され、高さ方向の一方の面から回り止め部が突出しており、前記シャフトが前記貫通孔を通過しラジアル軸受けを介して前記シャフトと同軸で前記シャフトに支持されるように、前記回動体本体部の高さ方向の一方の面側で高さ方向の他方側の一部が前記回動体本体部の凹部内に位置するように設置されている移動体と、
    円柱状の軸体と転動体を介して前記軸体に回転自在に係合している外輪とを具備し、前記軸体が前記移動体の側面のそれぞれの中央部から前記移動体の側面に直交する方向で突出して前記移動体に一体的に設けられており、前記外輪のそれぞれが、前記クサビプレートのそれぞれところがり対偶をなしている複数のころがり軸受けと、
    を有することを特徴とするクラウニング用加圧装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のクラウニング用加圧装置と、
    テーブルを支持している支え板から後方に突出して設置され、前記クラウニング用加圧装置の回動体を回動させるアクチュエータと、
    を有することを特徴とするプレスブレーキ。
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